JP2003250163A - データ処理方法およびデータ処理装置 - Google Patents

データ処理方法およびデータ処理装置

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JP2003250163A JP2002049398A JP2002049398A JP2003250163A JP 2003250163 A JP2003250163 A JP 2003250163A JP 2002049398 A JP2002049398 A JP 2002049398A JP 2002049398 A JP2002049398 A JP 2002049398A JP 2003250163 A JP2003250163 A JP 2003250163A
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謙三 松村
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秀二 伊藤
Koji Emata
孝司 江俣
Manabu Inoue
学 井上
Shoji Asano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演算結果が所定の数値範囲から外れた場合
に、値をこの数値範囲内に収める補正処理を高速に行う
ことの出来るデータ処理方法を提供する。 【解決手段】 0番地に任意の値が登録可能で、且つ、
1番地からX番地までに数値範囲(00h〜FFh)の
最大値“FFh”が、X番地から最終番地までにこの数
値範囲の最小値“00h”がそれぞれ登録された変換テ
ーブルを設け、上記数値範囲で定義される1バイトの値
を2バイト演算で求めた後、この演算結果の下位1バイ
トを変換テーブルの0番地に登録し(ステップS2)、
その後、演算結果の上位1バイトをアドレスとして変換
テーブルから登録値を引き出して(ステップS3)、こ
の値を補正値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、演算結果が所定
の数値範囲に収まるように補正を行うデータ処理方法に
関し、例えばYUV形式の画像信号をRGB形式の画像
データに変換する場合に利用して特に有用な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばCMOS(相補型金属酸化膜半導
体)イメージセンサから取り込んだ画像を情報処理装置
のディスプレイに表示させる場合などに、YUV形式の
画像データをRGB形式に変換する必要が生じる。YU
V形式とは、輝度信号(Y)、輝度信号と赤色成分の差
(U)、輝度信号と青色成分の差(V)の3つの情報で
色を表す形式、RGB形式は、赤色成分(R)と緑色成
分(G)と青色成分(B)の3つの情報で色を表わす形
式である。YUV形式からRGB形式への変換は画素単
位で行わなければならないので、例えばCIFサイズ
(352×288)の1画面分の画像データを変換する
のに352×288=101376画素分の演算を繰り
返し行う必要がある。従って、動画再生などを行う場合
には、上記YUV形式からRGB形式への変換処理を高
速に実行する必要がある。
【0003】また、YUV形式からRGB形式へ変換を
行う際には、YUV形式の誤差によりRGB形式へ変換
演算を行った後に、画像データの値が所定の数値範囲
(例えば0〜255)から外れてしまうことがある。そ
のため、数値範囲から外れたデータを数値範囲内に収ま
るように補正する補正処理を行わなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5には、従来の上記
補正処理のフローチャートを示す。図中、Dr[n],
Dg[n],Db[n]はn番画素におけるRGB形式
の各色成分のデータで演算処理後のもの、Dr’
[n],Dg’[n],Db’[n]はn番画素におけ
るRGB形式の各色成分のデータで補正処理後のもので
ある。図5に示されるように、従来の補正処理では、演
算で求めたRGB形式の各色成分のデータ値を条件分岐
(ステップS22,S24,S27,S29,S32,
S34)により所定の数値範囲(0〜255)にあるか
無いか判別し、判別結果に応じて所定の数値範囲から外
れていたデータについては数値範囲の上限又は下限に丸
める処理(ステップS23,S25,S28,S29,
S33,S35)を行っている。
【0005】しかしながら、CPU(Central Processi
ng Unit)がプログラムコードを逐一実行して1つの処
理を行うソフトウェア処理の場合、一般に条件分岐処理
の実行速度は遅くなるため、図5の補正処理のように条
件分岐が幾重もあると良好な処理速度が望めないという
問題があった。
【0006】この発明の目的は、演算結果が所定の数値
範囲から外れた場合に値をこの数値範囲内に収める補正
処理を高速に行うことの出来るデータ処理方法を提供す
ることにある。この発明の他の目的は、画像データをY
UV形式からRGB形式への変換を高速に且つ低負荷に
実行することの出来るデータ処理装置を提供することに
ある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な
特徴については、本明細書の記述および添附図面から明
らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。0番地に任意の値が登録可能で、且つ、1
番地からX番地(Xは1以上の整数)までに数値範囲
(例えば0〜255)の最大値が、Y番地(YはXより
大きい整数)から最終番地までに数値範囲の最小値がそ
れぞれ登録された変換テーブルを設け、nビットの数値
範囲で定義される値をnビットより大きなビット数演算
で求めた結果を受け、この演算結果の下位nビットを上
記変換テーブルの0番地に登録し、その後、上記演算結
果の上位ビットをアドレスとして上記変換テーブルから
登録値を引き出して補正値とするものである。これによ
り、演算結果を所定の数値範囲内に収めるデータ処理を
高速に行うことが出来る。また、このようなデータ処理
を、画像データをYUV形式からRGB形式に変換する
際の補正処理に利用することで、画像データの変換処理
の高速化および負荷の低減を図ることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
1〜図4の図面に基づいて説明する。図1は、本発明を
適用して好適なカメラ付き情報処理端末の要部を示すブ
ロック図である。本発明の実施例に係るカメラ付き情報
処理端末は、CMOSイメージセンサから取り込んだY
UV形式の画像信号をデジタル変換して供給する撮像手
段としてのCMOSカメラ10や、液晶ディスプレーな
どRGB形式の画像データを受けて表示出力を行う表示
部50、並びに、レジスタ21や算術演算ユニット22
を用いて各種演算を行う演算手段および表示制御など情
報処理端末の全体的な制御を行う制御手段として機能す
るCPU20、このCPU20に作業空間31を提供す
るRAM(Random Access Memory)30、CPU20が
実行する制御プログラム41や制御データが格納された
ROM(Read Only Memory)40等から構成されてい
る。このような情報処理端末において、CMOSカメラ
10により取り込まれた画像を表示部50に出力させる
場合には、CMOSカメラ10から供給されたYUV形
式の画像データをCPU20が制御プログラム41に従
ってRGB形式の画像データへ変換して表示部50に出
力するようになっている。
【0009】次に、上記CPU20により実行されるY
UV形式からRGB形式への画像データの形式変換処理
について説明を行う。次式(1)〜(3)は、YUV形
式のデータからRGB形式のデータを得る一般的な関係
式である。 R = 1.164 (Y-16) + 1.596 (U-128) ・・・(1) G = 1.164 (Y-16) - 0.813 (U-128) - 0.391 (V-128) ・・・(2) B = 1.164 (Y-16) + 2.018 (V-128) ・・・(3) ここで、R,G,BはRGB形式の各成分の値、Y,
U,VはYUV形式の各成分の値であり、この実施例で
はYは16〜235の整数値、UとVは0〜255の整
数値を取りえるものである。
【0010】YUV形式データからRGB形式データを
得るには、CPU20により上記の数式(1)〜(3)
の演算を行わせることで可能であるが、この実施例で
は、さらに変換処理を高速に行うために上記の数式に替
えて配列Array1〜Array5を用いた次式
(4)〜(6)を用いている。 R = Array1[Y] + Array2[U] ・・・(4) G = Array1[Y] - Array3[U] - Array4[V] ・・・(5) B = Array1[Y] + Array5[V] ・・・(6) これらの数式(4)〜(6)は、上記関係式(1)〜
(3)の右辺の各項を配列に置き換えたものである。す
なわち、数式(1)の右辺第1項と数式(4)の右辺第
1項とが対応し、数式(1)の右辺第2項と数式(4)
の右辺第2項とが対応している。その他の項も同様であ
る。
【0011】図2には、上記配列の具体例として配列A
rray1のデータチャートを示す。図中「0x」は1
6進数表記を表わす。各配列Array1〜Array
5のインデックスは、数式(1)〜(3)の対応項に含
まれる変数(Y,U,Vの何れか)と同値なものとして
扱われ、「0〜255」の値をとるように設定されてい
る。また、各配列Array1〜Array5の要素
は、インデックスの数値を該当する対応項の変数(Y,
U,Vの何れか)に代入し、少数点以下を切り捨て或い
は四捨五入して得られた値となっている。すなわち、A
rray1[20(十進数)]は1.164(20−1
6)=4.656から小数点以下を切り捨てた値「4」
となっている。
【0012】また、配列Array1〜Array5の
各要素には、図2にも示されるように、符号有り(符号
付)の2バイト(16ビット)データが使用されてい
る。この実施例では、RGB形式の各色成分のとる値は
1バイトの数値範囲(0〜255)であるので、それよ
りビットサイズが1バイト大きく設定されている。これ
らの配列Array1〜Array5は、画像データの
形式変換処理の前にRAM30の作業領域に展開されて
形成されるものである。また、配列の値は固定であるの
でROM40内に格納しておくことも出来る。なお、A
rray1については、その変数Yが「16〜235」
の値しか取らないので、インデックス「0〜15,23
6〜255」の各要素は使われることがなく、その値は
任意として構わない。
【0013】この実施例に係る画像データの形式変換処
理では、先ず、CPU20により符号付き2バイトデー
タの算術処理により上記数式(4)〜(6)の演算が実
行され、画素ごとに符号付き2バイトデータの演算結果
が得られる。数式(4)〜(6)の演算処理では、YU
V形式の誤差等により演算結果の値は、予め設定された
RGB形式のデータ範囲(0〜255)に収まらない場
合、すなわち「255」より大きくなる場合と「0」よ
り小さくなる場合とが生じることがある。そのため、こ
の画像データ形式変換処理においては、上記演算処理の
後、演算結果の値が所定のデータ範囲から外れている場
合に値をデータ範囲内に収める補正処理を行う。補正処
理は上記演算結果の上位1バイトを引き数アドレスとし
た変換テーブルを用いて行われる。
【0014】図3には、上記変換テーブルを表わしたデ
ータチャートを示す。この変換テーブルは、1バイトの
アドレス範囲(“00h”〜“FFh”)にデータ登録
領域を有し、各エントリに1バイトのデータが登録され
るデータテーブルである。そして、相対アドレス“0…
00h”番地のエントリには任意の1バイトデータが登
録可能になっているとともに、“0…01h”〜“0…
7Fh”番地には“FFh(=255)”の値が、“0
…80h”〜“0…FFh”番地には“00h(=
0)”の値が、それぞれ登録されている。変換テーブル
は、その記憶手段としてRAM30の記憶領域32に形
成される。
【0015】そして、この変換テーブルを用いて上記の
補正処理が次のように行われる。図4はこの補正処理の
処理手順を示すフローチャートである。このフローチャ
ートにおいて、Dr[n],Dg[n],Db[n]は
n番画素の各色成分における数式(4)〜(6)の各演
算結果のデータ、Dr’[n],Dg’[n],Db’
[n]はn番画素の各色成分における補正後のデータ、
T[X]は図3の変換テーブルのXアドレスにおける登
録データを表わしている。補正処理は、画素ごと、色成
分ごとに行われる。例えば、赤色成分の補正処理におい
ては、先ず、赤色成分の演算結果データDr[n]の下
位1バイトを変換テーブルの0番地に登録する(ステッ
プS2)。これは、演算結果の値が数値範囲(0〜25
5)内であった場合に、この値をそのまま補正値として
返すためのものである。
【0016】次いで、同じ赤色成分の演算結果データD
r[n]の上位1バイトを引き数アドレスとして変換テ
ーブルから登録データを引き出し、それを補正データD
r’[n]とする(ステップS3)。
【0017】一般的なCPUによる符号付き2バイトデ
ータの算術処理では、「1,0,−1」と云った整数列
は「0001h,0000h,FFFFh」のように連
続して扱われる。そのため、「0」より小さい値、例え
ば「−256〜−1」は「FF**h(*は任意)」と
表わされる。また、「255」より大きい値、例えば
「256〜511」は「01**h」と表わされ、「0
〜255」の値は「00**h」と表わされる。従っ
て、上記のステップS3の処理により、演算結果Dr
[n]が「0〜255」の範囲内であれば上位1バイト
“00h”が引き数アドレスとなって、変換テーブルの
0番地の登録データ、すなわち、ステップS2で登録し
た演算結果Dr[n]の下位1バイト(すなわち演算結
果Dr[n]と同値)が補正値として得られる。
【0018】また、演算結果Dr[n]が「255」よ
り大きい値、例えば「256〜511」になった場合に
は、上位1バイト“01h”が引き数アドレスとなっ
て、変換テーブルの1番地の登録データ“FFh(=2
55)”が補正処理の結果として得られる。また、演算
結果Dr[n]が「0」より小さい値、例えば「−25
6〜−1」になった場合には、上位1バイト“FFh”
が引き数アドレスとなって、変換テーブルの最終番地の
登録データ“00h(=0)”が補正処理の結果として
得られる。
【0019】すなわち、上記のステップS2,S3の処
理により、演算結果の値が数値範囲(0〜255)内で
あればその値が、数値範囲より小さければ最小値「0」
が、数値範囲より大きければ最大値「255」が変換テ
ーブルから返されるようになっている。そして、同様の
処理を緑色成分と青色成分についても行い(ステップS
4〜S7)、これら各色成分の補正処理をステップS
1,S8,S9の繰返し処理により0番画素からN番画
素まで繰り返して1画面分の画像データの補正処理が完
了する。なお、この実施例の演算内容では、演算結果と
なる値が「−256〜511」の範囲で十分カバーでき
るので、データテーブルで使用される個所は0番と1番
と最終番地のみとなっている。従って、その他の使用さ
れない番地にはデータを登録してもしなくてもよく、ま
た、登録データの値も任意である。
【0020】図3の変換テーブルにあっては、演算結果
の値がさらに大きな範囲にひろがるような場合に、中ほ
どの番地まで使用されることになる。例えば、演算結果
の値が「−215(=−32768)〜215−1(=
32767)」の範囲にひろがるような場合に変換テー
ブルの全ての番地が使用されることなる。そして、演算
結果の値が「−215〜−1」の場合には最小値「0」
が返され、演算結果の値が「256〜215−1」の場
合には最大値「255」が返される。
【0021】また、図3の変換テーブルにおいては登録
データが最小値“00h”で埋められる範囲と最大値
“FFh”で埋められる範囲の境が中間アドレス“7F
h”,“80h”の間になっているが、この境となるア
ドレス位置を変化させることで、対応可能な演算結果の
値を負の方向にずらしたり、正の方向にずらしたりする
ことが出来る。例えば、境となるアドレス位置を“BF
h”,“C0h”間にずらしてアドレス“01h”〜
“BFh”の範囲に最大値 “FFh”を登録し、残り
のアドレス“C0h”〜“FFh”の範囲に最小値“0
0h”を登録すれば、演算結果の値が正の方向にずれた
「−214(=−16384)〜3×214−1(=4
9151)」の範囲に広がるような演算処理の場合に対
応させることが出来る。そして、演算結果の値が「−1
6384〜−1」となった場合に“00h”の値が返さ
れ、演算結果の値が「256〜49151」となった場
合に“FFh”の値が返される。
【0022】以上のように、この実施例の画像データの
形式変換処理によれば、数式(4)〜(6)の演算処理
により得られた演算結果を、RGB形式データの数値範
囲(0〜255)に収める補正処理が、図5の従来方式
に較べて分岐命令の数が大幅に減るため、処理の実行ス
ピードが大幅に高速になる。それゆえ、CMOSカメラ
10から取り込んだYUV形式の画像データを、高速に
且つCPU20にあまり負荷を掛けずにRGB形式の画
像データへ変換することができ、そのまま表示部50に
出力して表示させることで、CMOSカメラ10から取
り込んだ画像を動画としてリアルタイムに表示部50に
表示することも可能となる。
【0023】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、1バイト(=8ビット)の数値範囲(0
〜255)で定義されるデータを2バイトの算術処理で
求めるように説明したが、2バイトではなく10ビット
の算術処理により求めるようにしても、同様の補正処理
を行うことが出来る。この場合、変換テーブルとしては
演算結果の上位2ビットを引き数アドレスとする小さな
変換テーブルにより対応することが出来る。なお、実施
例では、CPUにより演算処理が行われる場合を想定し
ているので、CPUが扱いやすいデータとして2バイト
のデータを用いている。従って、演算処理から補正処理
までをハード的な構成で行う場合には、最小構成として
10ビットの算術処理や2ビットアドレスの小さな変換
テーブルを用いた方が効率的である。
【0024】また、例えば演算結果が数値範囲(0〜2
55)の上限又は下限の何れか一方にのみ外れる可能性
があり、他方に外れる可能性がないような場合には、9
ビットの算術処理と、演算結果の上位1ビットをアドレ
スとする変換テーブルとを用いて補正処理を行うことも
可能である。
【0025】また、上記実施例では、1バイトの数値範
囲(0〜255)で定義されるデータについて補正を行
う場合について説明したが、2ビット、4ビット、12
ビット、16ビットなど、ビットサイズが異なる数値範
囲で定義されるデータに対しても同様に本発明を適用す
ることが出来る。
【0026】また、上記実施例や変形例では、ビットデ
ータやバイトデータなど2進数のデータを用いた場合を
説明したが、例えば3進数や5進数など任意のn進数の
データを用いることで、様々な数値範囲で定義されるデ
ータについて補正処理を行うことが出来る。すなわち、
2進数のデータを用いた場合、データの上限下限は8ビ
ットデータで「0〜255(=2−1)」、7ビット
データで「0〜127(=2−1)」など、2進数に
依存した値になってしまうが、例えば、10進数のデー
タを用いれば、データの上限下限を4桁データで「0〜
999(10−1)」、5桁データで「0〜9999
(10−1)」に出来るなど、異なる数値範囲に設定
することが出来る。
【0027】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である画像デ
ータをYUV形式からRGB形式に変換する場合につい
て説明したがこの発明はそれに限定されるものでなく、
演算結果を所定の数値範囲に収めるような種々のデータ
処理に広く利用することができる。
【0028】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明に従うと、演算結果
を所定の数値範囲に収めるデータ処理を高速に行える。
これによって、例えば画像データをYUV形式からRG
B形式に変換するデータ処理に応用することで、撮像手
段から取り込んだ画像データを動画像としてリアルタイ
ムで表示出力する場合に、データ処理に係る負担を大幅
に軽減できると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適なカメラ付き情報処理端
末の要部を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係る画像データの形式変換処
理の演算処理に用いられるデータ配列の一例を示すデー
タチャートである。
【図3】本発明の実施例に係る画像データの形式変換処
理の補正処理に用いられる変換テーブルの一例を示すデ
ータチャートである。
【図4】図3の変換テーブルを用いた補正処理の手順を
示すフローチャートである。
【図5】従来の画像データの形式変換処理における補正
処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CMOSカメラ 20 CPU 22 算術演算ユニット 30 RAM 40 ROM 50 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 謙三 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 伊藤 秀二 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 江俣 孝司 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 井上 学 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 浅野 正二 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5B016 AA01 BB05 CA01 CB02 HA05 5B057 CA01 CA08 CA16 CB01 CB08 CB16 CE18 CH01 CH07 DA17 5C066 AA01 AA03 BA01 CA23 DD01 EE03 EE04 GA01 GA02 GA05 GB01 KD07 KF05 KM11 LA02 5C077 LL18 MP08 PP32 PP34 PP43 PQ12 PQ23 5C079 HB01 HB04 HB12 MA04 MA11 NA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nビット(nは自然数)の数値範囲で定
    義される値をmビット(mは{n+2}以上の整数)デ
    ータで演算した結果を受け、この演算結果の値が上記数
    値範囲内にあればこの値を、当該演算結果の値が上記数
    値範囲の最小値より小さい値を表わしている場合には上
    記数値範囲の最小値を、当該演算結果の値が上記数値範
    囲の最大値より大きい値を表わしている場合には上記数
    値範囲の最大値を、それぞれ補正値として返す画像デー
    タの処理方法であって、 (m−n)ビットのアドレス範囲にデータ登録領域を有
    し、0番地に任意の値が登録可能で、且つ、1番地から
    X番地(Xは1以上の整数)までに上記数値範囲の最大
    値が、Y番地(YはXより大きい整数)から最終番地ま
    でに上記数値範囲の最小値がそれぞれ登録された変換テ
    ーブルを設け、 上記演算結果を受けた後、この演算結果の下位nビット
    を上記変換テーブルの0番地に登録し、その後、当該演
    算結果の上位(m−n)ビットをアドレスとして上記変
    換テーブルから登録値を引き出して上記補正値とするこ
    とを特徴とするデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 上記nとmはともに8の倍数であること
    を特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 桁数a(aは自然数)の数値範囲で定義
    される値を桁数b(bはaより大きな整数)のデータで
    演算した結果を受け、この演算結果の値が上記数値範囲
    内にあればこの値を、上記演算結果の値が上記数値範囲
    から外れていれば設定値を補正値として返すようにした
    データ処理方法であって、 0番地に任意の値が登録可能で、且つ、0番地以外のア
    ドレスに上記設定値が登録された変換テーブルを設け、 上記演算結果を受けた後、該演算結果の下位a桁の値を
    上記変換テーブルの0番地に登録し、その後、上記演算
    結果の上位(b−a)桁の値をアドレスとして上記変換
    テーブルから登録値を引き出して上記補正値とすること
    を特徴とするデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 上記変換テーブルの1番地からX番地
    (Xは1以上の整数)までには上記設定値として上記数
    値範囲の最大値を登録し、Y番地(YはXより大きな整
    数)から最終番地までには上記設定値として上記数値範
    囲の最小値を登録することを特徴とする請求項3記載の
    データ処理方法。
  5. 【請求項5】 画素ごとの表示色データが含まれた画像
    データをYUV形式からRGB形式に変換するデータ処
    理装置であって、 YUV形式とRGB形式の関係式に則って画素ごとにY
    UV形式のデータからRGB形式のデータを演算する演
    算手段と、該演算手段により求められた画素ごとのRG
    B系データを上記請求項1〜4の何れかのデータ処理方
    法により所定の数値範囲に収まるように補正する補正手
    段とを備えていることを特徴とするデータ処理装置。
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