JP2003249933A - ネットワーク管理システム - Google Patents

ネットワーク管理システム

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JP2003249933A
JP2003249933A JP2002048251A JP2002048251A JP2003249933A JP 2003249933 A JP2003249933 A JP 2003249933A JP 2002048251 A JP2002048251 A JP 2002048251A JP 2002048251 A JP2002048251 A JP 2002048251A JP 2003249933 A JP2003249933 A JP 2003249933A
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Yumimasa Igarashi
弓将 五十嵐
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 IP以外の独自のプロトコルにより管理され
るネットワークの管理。 【解決手段】 IPによりネットワークを管理する管理
装置(1)と、独自のプロトコルによりネットワーク管
理されるサブネットワーク(2)との間に代理管理サー
バ(3)を配置する。この代理管理サーバは、管理装置
に接続した第1のプロトコル処理手段(10)と、サブ
ネットワークに接続した第2のプロトコル処理手段(2
0)と、第1のプロトコル手段に接続され、IPアドレ
スと論理被管理装置との対応関係を識別する論理被管理
装置識別手段(30)と、第2のプロトコル手段に接続
され、前記サブネットワーク内の被管理装置に関する管
理情報である論理被管理装置情報を生成する手段(4
0)と、論理被管理装置情報生成手段により生成された
論理被管理装置情報を記憶するデータベース(50)と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IP(Internet P
rotocol )以外の別のプロトコルにより管理される独自
のネットワークを標準化されたIPネットワーク管理装
置により管理するネットワーク管理システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来インターネットなどのネットワーク
の管理においては、管理装置はネットワークを構成する
装置であるルータを主な被管理装置として管理してい
る。1ETF(lnternet Engineeri
ng Task Force)の定めるRFC1213
では、IPで通信をおこなうルータを管理するための管
理情報のデータベースであるMIB(Manageme
nt Information Base)の情報定義
を定めている。管理装置はこのRFC1213の定義を
もとにSNMP(Simple Network Management Protoco
l)によって個々のルータのMIBから管理情報を取得
することによりルータを管理している、RFC1213
にはルータの持つ経路情報も含まれているため、管理装
置はその経路情報から当該ルータが接続されている他の
ルータ及びネットワークのIPアドレスを把握し、他ル
ータからの経路情報を同様に取得することを繰り返すこ
とで被管理対象ネットワーク全体の構成が把握されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は、IPによりルータ等のネットワーク装置
を管理する標準化されたネットワーク管理装置では、I
P以外の異種のプロトコルを用いるルータが混在したネ
ットワーク全体を管理することは出来ないという問題で
ある。その理由は、従来のネットワーク管理ではネット
ワークを構成するルータが全てIPなどの統一したプロ
トコルによって通信を行い経路情報もIPの経路情報で
あること、さらにルータがRFC1213に準拠したM
IBを管理情報として保持しSNMPによってそれが取
得可能であることを前提としていたが、最近lPと異な
るプロトコルによって通信パケットの中継転送を行うル
ータが導入され始めており、このようなルータからは従
来のlPに基づいた経路情報が取得できないからであ
る。
【0004】すなわち、IPを用いたネットワークを構
築する場合、必ずしもIPルータのみで構築するのでは
なく、大容量化などの目的でIPとは異なる独自プロト
コルのネットワークを含めて構築する場合がある。一
方、標準化されたIPネットワークを対象とした管理装
置は、広く普及しているが、このような独自プロトコル
を用いたネットワークには対応できなかった。
【0005】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
IPと異なるプロトコルを用いて転送を行うルータ及び
ネットワークを1つの論理的なRFC1213準拠のM
IBの経路情報をもつlPルータとして管理可能とし、
IPによりネットワークを管理する従来の管理装置でも
ネットワーク全体を管理可能とするネットワーク管理シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によるネットワーク管理システムは、IPに
よりネットワーク管理されるネットワークと、IP以外
の独自のプロトコルによりネットワーク管理される1又
はそれ以上のサブネットワークとを具えるネットワーク
システムを管理するネットワーク管理システムであっ
て、IPによりネットワークを管理する管理装置と、前
記サブネットワークと管理装置との間に接続した代理管
理サーバとを具え、前記代理管理サーバは、前記管理装
置に接続した第1のプロトコル処理手段と、前記サブネ
ットワークに接続した第2のプロトコル処理手段と、前
記第1のプロトコル手段に接続され、IPアドレスと論
理被管理装置との対応関係を識別する論理被管理装置識
別手段と、前記第2のプロトコル手段に接続され、前記
サブネットワーク内の被管理装置に関する管理情報であ
る論理被管理装置情報を生成する手段と、前記論理被管
理装置識別手段と論理被管理装置情報生成手段との間に
接続され、前記論理被管理装置情報生成手段により生成
された論理被管理装置情報を記憶するデータベースとを
有し、前記管理装置が、前記サブネットワーク内の被管
理装置をIPにより管理されるネットワーク装置として
制御することができることを特徴とする。
【0007】このような発明によれば、管理装置で管理
できないプロトコルを用いるルータが混在したネットワ
ークを1つの論理的な管理可能なルータとしてその経路
情報が管理装置から取得可能となる、これにより、管理
装置は論理ルータ情報の経路情報から論理ルータ(被管
理対象ネットワーク)が接続している他のルータ及びア
ドレスを把握し、結果として全てのルータの経路情報を
取得することでネットワーク全体の構成を把握すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する、なお、本実施の形態では、
管理プロトコルをネットワーク管理の標準の一つである
SNMP(Simple Network Management Protocol:簡易
ネットワーク管理プロトコル)とし、管理装置が管理す
るネットワークの通信プロトコルはIPとする。
【0009】図1本発明によるネットワークの一部を示
す線図である。本例では、全体としてIPを用いたネッ
トワークシステムが構築され、当該ネットワークシステ
ム中には、IP以外の独自のプロトコルにより管理され
る1つ又はそれ以上のサブネットワーク(部分ネットワ
ーク)が含まれているものとする。そして、本発明で
は、IP以外の独自のプロトコルにより管理されるサブ
ネットワークと標準化されたIPネットワーク管理装置
との間に代理管理装置を配置し、当該代理管理装置によ
りIPネットワーク管理装置とサブネットワークとの間
の互換性を確保する。図1において、符号1はIPによ
りネットワークを管理する標準のネットワーク管理装置
を示す。また、符号2はIPとは異なる独自のプロトコ
ルにより管理されるサブネットワークを示す。サブネッ
トワーク2と管理装置1との間に本発明による代理管理
サーバ3を配置する。
【0010】代理管理サーバ3は、管理装置側のSNM
Pプロトコルを処理する管理装置側の第1のプロトコル
処理部10と、サブネットワーク2内に含まれるネット
ワーク装置であるルータと通信を行うためのサブネット
ワーク側の第2のプロトコル処理部20とを有する。さ
らに、代理管理サーバ3は、管理装置1から送られてく
るSNMPメッセージ内の宛先アドレスから論理ルータ
情報を識別する論理ルータ識別部30と、部分ネットワ
ーク2内のルータから送られてくる管理情報からlPに
関する経路情報を抽出し、RFC−1213MIBに従
った情報へ変換する論理ルータ情報変換部40と、論理
ルータ情報を格納するデータベース50とを具える。
【0011】図2は論理ルータ識別部30の構成例を示
す。論理ルータ識別部は、宛先論理ルータ検索部31、
論理ルータ情報取得部32、及び論理ルータ識別情報定
義ファイル33を有する。
【0012】図3は論理ルータ情報変換部40の構成例
を示す。論理ルータ情報変換部は、被管理対象ルータ定
義ファイル41、経路情報変換定義ファイル42、情報
収集制御部43、及び経路情報変換部44を具える。
【0013】図4は論理ルータ識別部30に含まれる論
理ルータ識別情報定義ファイル33の具体例を示す。論
理ルータ識別情報定義ファイル33は、1以上の整数で
ある論理ルータ識別子と論理ルータアドレスの対応関係
で構成される。ここで論理ルータ識別子は重複しない一
意の識別子であり、論理ルータアドレスはIPアドレス
でピリオド“.”で区切られた0から255までの聞の
4つの整数の組で表される。図3の例では1以上の整数
を#で表し、0から255までの間の整数を%で表して
いる。従って、論理ルータ識別情報定義ファイル33を
検索することにより、IPアドレスに対応する論理ルー
タの識別子を求めることができる。
【0014】図5は、論理ルータ情報変換部に含まれる
被管理対象ルータ定義ファイル41の具体例を示す。被
管理対象ルータ定義ファイルは、論理ルータ識別子と、
コンマ“.”で区切られた部分ネットワークに含まれる
複数の被管理対象ルータのループバックアドレスとの組
の対応関係で構成される。ここで、ループバックアドレ
スはルータの中央演算部に割り当てられるlPアドレス
であり、通常1つの物理的なルータに1つのループバッ
クアドレスを割り当て、遠隔よりルータを制御可能にす
るために使用する。図5の例ではループバックアドレス
がIPアドレスで表現された場合の例で、0から255
までの間の整数を$で表している。
【0015】図6は、論理ルータ情報変換部40に含ま
れる経路情報変換定義ファイル42の具体例を示す。経
路情報変換定義ファイルは、RFC−1213MIBの
情報定義の管理情報名と部分ネットワーク2に含まれる
被管理対象ルータの経路情報名との間の対応関係で構成
される。ここで、管理情報名は、管理装置1が被管理対
象装置を−般的なlPルータとして認識するために利用
するRFC−1213MIBの情報名であり、経路情報
名は被管理対象となるルータにおけるIPに関する経路
情報の情報名である。経路情報名は被管理対象となるル
ータが中継転送で使用する独自プロトコルなどに依存し
た内容となるので、図6では一つの例を示している。
【0016】図7は、管理装置1が送出するSNMPメ
ッセージにおいて被管理対象装置を示す宛先IPアドレ
スの例を示す。SNMPメッセージはPDUと呼ぶ管理
データ部をもっており、ここに管理情報の内容が格納さ
れる。SNMPの下位の通信プロトコルにはUDP/l
P(User Datagram Protocol/
IP)が用いられ、SNMPPDUにUDPヘッダとI
Pヘッダと呼ぶそれぞれの通信プロトコルで参照するヘ
ッダ情報が追加される。管理装置1から部分ネットワー
ク2の被管理装置へSNMPメッセージが送出される場
合、被管理対象装置を示す宛先lPアドレスは、SNM
Pメッセージ内のIPヘッダ(7−1)の宛先アドレス
(7−2)で指定される。送出元アドレス(7−3)は
管理装置1のアドレスである。
【0017】図8は、一般的なIPネットワークにおい
てルータがIPパケットを転送するために用いる経路情
報の例を示す。IPにより管理されるルータは経路情報
テーブル(8−1)を保持している、経路情報テーブル
(8−1)は、宛先のIPアドレス(8−2)、ネクス
トホップと呼ばれる宛先IPアドレスに到達するために
次にIPパケットを転送すべきルータのlPアドレス
(8−3)、ネクストホップヘIPパケットを送出する
回線が接続されているルータのインタフエース番号(8
−4)及びインタフエースに割り振られたIPアドレス
(8−4)の組から構成される。ルータはあるインタフ
エースからIPパケットを受け取るとIPパケットのI
Pヘッダ部の宛先アドレスを読み取り、経路情報テーブ
ル(8−1)から次にIPパケットを転送すべきルータ
のlPアドレス(ネクストホップ)を検索する。さらに
インタフエース番号を検索しIPパケットをそのインタ
フエースから送出する。
【0018】図9は、RFC−1213MIBにおいて
管理装置が被管理装置を標準的なIPルータとして判断
するために用いる情報定義を示す。RFC−1213M
IBでは、一般的なlPルータを管理するために様々な
管理情報が定義されているが、ここでは管理装置が被管
理装置をルータであると判別するために用いる情報定義
のみを抽出して説明する。
【0019】図9において、sysServices
(9−1)は、被管理装置が提供するネットワークサー
ビスを示す整数値であり、lPルータは7である。if
Number(9−2)はルータがIPパケットを送受
する物理インタフエースの数を示す整数値である。if
Index(9−3)はインタフエース識別番号の整数
値である。ipForwarding(9−4)は装置
がルータとして動作しているかを示す整数値で、ルータ
の場合には1である。ipAdEntAddr(9−
5)は前記の物理インタフエースに割り当てられたlP
アドレス、ipRouteDest(9−6)は宛先l
Pアドレス、ipRouteIfIndex(9−7)
はlPパケットを送出インタフエースの識別番号の整数
値、ipRouteNextHop(9−8)はネクス
トホップのIPアドレスを表す。
【0020】図10はIP以外の独自プロトコルで中継
転送を行うルータの例を示す。この例では簡単化するた
め、ルータの左側はIPネットワークに接続され、右側
は独自プロトコルネットワークに接続されていると仮定
する、このようなルータでは、前記のIPルータの経路
情報テーブル(8−1)に相当する経路情報テーブルが
存在するが、IP転送用と中継転送用(独自プロトコ
ル)で経路情報テーブルを分離する場合が多い。独自プ
ロトコルを使用するルータへ転送する場合には、独自プ
ロトコルの経路情報テーブル(10−1)を使用し、ネ
クストホップ(10−2)はlPアドレスではなく独自
プロトコルのアドレス体系で定義されるアドレスにな
る。この例では、独自プロトコルのネクストホップ(1
0−2)及びインタフエースアドレス(10−3)はハ
イフン“−’’でつながれた数桁の数字である。IPネ
ットワークを管理する管理装置は本例のようなルータを
標準的なlPルータとして判断できないため、管理する
ことができない。
【0021】
【本発明の動作の説明】本発明の動作について説明す
る、本発明の動作は、図1に示す代理管理サーバ3の論
理ルータ情報変換部40がサブネットワーク2から経路
情報を収集し論理ルータ情報へ変換するステップ(ステ
ップA)と、論理ルータ識別部30が管理装置1からの
要求に従って、論理ルータ情報をデータベース50から
取得して管理装置1へ返答するステップ(ステップB)
の2つに大別される。
【0022】ステップA:まず論理ルータ情報変換部4
0が被管理対象ネットワークであるサブネットワーク2
の経路情報を論理ルータ情報へ変換するステップを説明
する。 (A−1)論理ルータ情報変換部40の構成例を示す図
3において、論理ルータ情報変換部40内の情報収集制
御部43は被管理対象ルータ定義ファイル41から、論
理ルータの識別子と被管理対象ルータのループバックア
ドレスを読み込む。
【0023】ここで、論理ルータの識別子は被管理対象
ルータ定義ファイル内の(5−2)である。また、被管
理対象ルータのループバックアドレスは(5−3)で、
図1の被管理対象ネットワークであるサブネットワーク
2を構成するルータ(1−2−1−1)各々のループバ
ックアドレスを示す
【0024】(A−2)次に、論理ルータ情報変換部4
0の情報収集制御部43が被管理対象側の第2のプロト
コル処理部20経由で、ステップ(A−1)において読
み込んだ被管理対象ルータのループバックアドレスを宛
先に指定してサブネットワーク2を構成する各ルータに
接続する。
【0025】(A−3)次に経路情報変換部44は経路
情報変換定義ファイル42から被管理対象ルータの経路
情報名を読み込む。ここで、被管理対象ルータの経路情
報名は図6の経路情報名(6−3)である。経路情報変
換部44は、(A−2)で接続した被管理対象ネットワ
ークを構成する各ルータから経路情報名(6−3)に相
当する情報を取得する。
【0026】(A−4)次に経路情報変換部44は(A
−3)で取得した経路情報の値を、(6−2)の管理情
報名で示されるRFC−1213MIBの管理情報の値
としてデータベース50に書き込む。このとき、どの論
理ルータの管理情報かを識別するために、被管理対象ル
ータ定義ファイル41の論理ルータ識別子(5−2)を
検索キーとして書き込んでおく。この結果、データベー
ス50には、論理ルータ識別子と対応する論理ルータの
経路情報とを対として含む論理ルータ情報が格納される
ことになる。
【0027】以上が論理ルータ情報変換部40が被管理
対象ネットワーク(1−2−1)の経路情報を論理ルー
タ情報へ変換するステップであるが、論理ルータ情報変
換部40は、同様のステップを被管理対象である別のサ
ブネットワーク(1−2−2)にも行なう。このステッ
プは被管理対象ネットワークの数すなわちIPとは異な
る別のプロトコルで管理されるサブネットワークの数だ
け繰り返し、被管理対象サブネットワークの数だけ論理
ルータ情報がデータベース50に蓄積される。
【0028】ステップB:次に論理ルータ識別部30が
管理装置1からの要求に従って、論理ルータ情報を取得
して管理装置1へ返答するステップを説明する。 (B−1)代理管理サーバ3内の管理装置側の第1のプ
ロトコル処理部10は、管理装置1からのSNMPメッ
セージを受け取りIPヘッダ内から宛先論理ルータを指
定するlPアドレスを読み取る。
【0029】(B−2)次に論理ルータ識別部の構成例
を示す図2において、宛先論理ルータ検索部31は論理
ルータ識別情報定義ファイル33から、上記(B−1)
で読みとった宛先IPアドレスに対応する論理ルータ識
別子を検索する。 ここで、宛先IPアドレスは論理ル
ータ識別情報定義ファイル33内の論理ルータアドレス
(4−3)であり、論理ルータ識別子は論理ルータ識別
子(4−2)である。
【0030】(B−3)次に論理ルータ情報取得部32
は論理ルータ識別子を検索キーとしてデータベース50
から該当する論理ルータ情報を検索し、その結果を管理
装置側の第1のプロトコル処理部10経由で管理装置1
へSNMPメッセージで返す。
【0031】図11に独自プロトコルで転送をおこなう
3個のルータで構成されるサブネットワークの経路情報
から論理被管理装置情報を生成する例を示す。被管理対
象ルータの経路情報名(6−3)は、IPの経路情報テ
ーブルの各情報を指す。論理ルータ情報変換部40は被
管理対象ルータ定義ファイル41から3つのルータの論
理被管理装置の識別子(4−2)とループバックアドレ
ス(5−3)を読み込む、次に情報収集制御部43が被
管理対象側プロトコル処理部20を経由して被管理対象
ルータのループバックアドレス(5−3)を宛先として
各被管理対象ルータに接続する。次に、情報収集制御部
43は経路情報変換定義ファイル42から被管理対象ル
ータの経路情報名(6−3)を読み込み、経路情報名
(6−3)を指定して各ルータから該当するIPの経路
情報テーブル(11−2)の値を取得する。次に論理ル
ータ情報変換部40が経路情報変換定義ファイル42か
らRFC−1213MIBの管理情報名(6−2)を読
み込み、先に取得した経路情報の値をRFC−1213
MIBの管理情報の値として論理被管理装置の識別子
(5−2)と一緒にデータベース50に書き込む。以上
の一連の動作を3つの被管理対象ルータ分だけ繰り返
し、1つの論理被管理装置情報を生成する。以上の動作
から図11で示されるネットワークは内部の独自プロト
コル転送の経路情報が隠蔽され、1つの論理的なIPル
ータとして管理装置から認識可能になる。
【0032】IPでネットワーク装置を管理する管理装
置1が上記で生成した論理被管理装置情報を取得する場
合には、管理装置1はサブネットワーク2の論理被管理
装置を指定するlPアドレスを宛先アドレスとしてSN
MPメッセージを生成し、代理管理サーバ3へ送る。代
理管理サーバ3は、管理装置側の第1のプロトコル処理
部10でSNMPメッセージを受け取り、lPヘッダ内
から宛先IPアドレスを読み取る。次に、宛先論理ルー
タ検索部31は論理ルータ識別情報定義ファイル33か
ら宛先IPアドレスに該当する論理被管理装置識別子
(4−2)を検索する、次に論理被管理装置情報取得部
32は論理被管理装置識別子(4−2)を検索キーとし
てデータベース50から該当する論理被管理装置情報を
検索し、その結果を管理装置側プロトコル処理部10経
由で管理装置へSNMPメッセージで返す。この結果、
IPにより構築されたネットワーク内にIPとは異なる
独自のプロトコルにより管理されるネットワークが存在
しても、IPによりネットワーク管理する管理装置によ
り当該ネットワークシステム全体を管理することができ
る。
【0033】
【発明の効果】第1の効果は、管理装置は論理被管理装
置の経路情報から論理被管理装置が接続しているルータ
およびアドレスを把握し、結果として全てのルータの経
路情報を取得することでネットワーク全体の構成を把握
することができる。その理由は、本発明によれば、管理
装置で管理できないプロトコルを用いるルータが混在し
たネットワークを1つの論理的な管理可能な装置として
その経路情報が管理装置から取得可能となるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるネットワークシステムの一例の
構成を示す図である。
【図2】 論理ルータ識別部の一例を示す図である。
【図3】 論理ルータ情報変換部の一例を示す図であ
る。
【図4】 論理ルータ識別情報定義ファイルの具体例を
示す図である。
【図5】 被管理対象ルータ定義ファイルの具体例を示
す図である。
【図6】 経路情報変換定義ファイルの具体例を示す図
である。
【図7】 SNMPメッセージのデータ構造を示す図で
ある。
【図8】 一般的なIPルータが用いる経路情報を示す
図である。
【図9】 本発明で用いるRFC1213の情報定義を
説明する図である。
【図10】 IP以外の独自プロトコルを用いて転送を
行うルータの例を説明する図である。
【図11】 IP以外の独自プロトコルを用いて転送を
行うルータによって構成されたネットワークに対する本
発明の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 管理装置 2 サブネットワーク 3 代理管理サーバ 10 第1のプロトコル処理部 20 第2のプロトコル処理部 30 論理ルータ識別部 40 論理ルータ情報変換部 50 データベース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IPによりネットワーク管理されるネッ
    トワークと、IP以外の独自のプロトコルによりネット
    ワーク管理される1又はそれ以上のサブネットワークと
    を具えるネットワークシステムを管理するネットワーク
    管理システムであって、 IPによりネットワークを管理する管理装置と、前記サ
    ブネットワークと管理装置との間に接続した代理管理サ
    ーバとを具え、 前記代理管理サーバは、 前記管理装置に接続した第1のプロトコル処理手段と、 前記サブネットワークに接続した第2のプロトコル処理
    手段と、 前記第1のプロトコル手段に接続され、IPアドレスと
    論理被管理装置との対応関係を識別する論理被管理装置
    識別手段と、 前記第2のプロトコル手段に接続され、前記サブネット
    ワーク内の被管理装置に関する管理情報である論理被管
    理装置情報を生成する手段と、 前記論理被管理装置識別手段と論理被管理装置情報生成
    手段との間に接続され、前記論理被管理装置情報生成手
    段により生成された論理被管理装置情報を記憶するデー
    タベースとを有し、 前記管理装置が、前記サブネットワーク内の被管理装置
    をIPにより管理されるネットワーク装置として制御す
    ることができることを特徴とするネットワーク管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワーク管理シス
    テムにおいて、前記論理被管理装置識別手段は、前記管
    理装置から送られてきた被管理装置情報要求メッセージ
    から当該被管理装置のIPアドレスを取り出す手段と、
    IPアドレスと論理被管理装置の識別子との関係を記憶
    した記憶手段と、前記データベースから論理被管理装置
    の管理情報を取得する手段とを有することを特徴とする
    ネットワーク管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のネットワーク管理シス
    テムにおいて、前記管理装置と代理管理サーバとの間の
    管理プロトコルとして簡易ネットワーク管理プロトコル
    (SNMP)を用い、前記IPアドレスを取り出す手段は、
    受信したSNMPメッセージのIPヘッダに含まれる宛先ア
    ドレスからサブネットワークの被管理装置を特定するこ
    とを特徴とするネットワーク管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のネットワー
    ク管理システムにおいて、前記論理被管理装置情報生成
    手段は、前記論理被管理装置の識別子と被管理装置のサ
    ブネットワークのアドレスとの関係を記憶した記憶手段
    と、前記サブネットワーク内の被管理装置から送出され
    た管理情報を収集する手段と、収集された管理情報と前
    記記憶手段から得られた当該被管理装置の識別子との組
    を前記データベースに送出する経路情報変換手段とを有
    することを特徴とするネットワーク管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のネットワーク管理シス
    テムにおいて、前記論理被管理装置情報生成手段は、さ
    らに、サブネットワークの経路情報と対応するIP経路
    情報であるRFC-1213MIB の経路情報との関係を記憶した
    別の記憶手段を有し、前記経路情報変換手段は、収集さ
    れた経路情報をRFC-1213MIB の経路情報に変換し、RFC-
    1213MIB の経路情報に変換された経路情報と当該被管理
    装置の識別子との組をデータベースに送出することを特
    徴とするネットワーク管理システム。
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