JP2003249783A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JP2003249783A
JP2003249783A JP2002047387A JP2002047387A JP2003249783A JP 2003249783 A JP2003249783 A JP 2003249783A JP 2002047387 A JP2002047387 A JP 2002047387A JP 2002047387 A JP2002047387 A JP 2002047387A JP 2003249783 A JP2003249783 A JP 2003249783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
case
pipe
flow path
joints
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002047387A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Kuno
勝美 久野
Tomonao Takamatsu
伴直 高松
Hideo Iwasaki
秀夫 岩崎
Kentaro Tomioka
健太郎 富岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002047387A priority Critical patent/JP2003249783A/ja
Publication of JP2003249783A publication Critical patent/JP2003249783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は管の破損や液漏れを防止する管継手
ユニットを有したコンピュータ等の電子機器を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本体の第1の流路と表示部の第2の流路
とを接続する管継手ユニット20にケース30に、第1
の流路に接続される継手39とケース30の内部方向に
突出する継手40を有する第1の継手38と、第2の流
路に接続される継手43とケース30の内部方向に突出
する継手44を有する第2の継手41と、第1および第
2の継手38,41の継手40,44を接続する管48
とを収納し、ケース30内部にグリース50を充填す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体パッケージ
のような発熱体を内蔵する電子機器に係り、特にその発
熱体の冷却性能を高めるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート形のポータブルコンピュータや移
動体通信機器に代表される携帯形の電子機器は、マルチ
メディア情報を処理するためのマイクロプロセッサを装
備している。この種のマイクロプロセッサは、処理速度
の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が急速に増
大する傾向にある。そのため、マイクロプロセッサの安
定した動作を保障するためには、このマイクロプロセッ
サの放熱性を高める必要がある。
【0003】この熱対策として、従来の電子機器は、マ
イクロプロセッサを強制的に冷却する空冷式の冷却装置
を装備している。この冷却装置は、マイクロプロセッサ
の熱を奪って放散させるヒートシンクと、このヒートシ
ンクに冷却風を送風する電動ファンとを備えている。
【0004】ヒートシンクは、マイクロプロセッサの熱
を受ける受熱部、複数の放熱フィンおよび冷却風通路を
有している。冷却風通路は、受熱部や放熱フィンに沿う
ように形成されており、この冷却風通路に電動ファンを
介して冷却風が送風される。冷却風は、放熱フィンの間
を縫うようにして流れ、この流れの過程でヒートシンク
を強制的に冷却する。そのため、ヒートシンクに伝えら
れたマイクロプロセッサの熱は、冷却風の流れに乗じて
持ち去られるとともに、冷却風通路の下流端から電子機
器の外部に排出されるようになっている。
【0005】この従来の冷却方式では、冷却風通路を流
れる冷却風がマイクロプロセッサの熱を奪う冷却媒体と
なるので、マイクロプロセッサの冷却性能の多くは、冷
却風の風量やこの冷却風とヒートシンクとの接触面積に
依存することになる。
【0006】マイクロプロセッサのチップ形状はある程
度決まっており、ヒートシンクとの接触面積にも限界が
ある。そういう意味で、近い将来、電子機器用のマイク
ロプロセッサは、更なる高速化や多機能化が予測され、
それに伴いマイクロプロセッサの発熱量も飛躍的な増加
が見込まれる。したがって、従来の強制空冷による冷却
方式では、マイクロプロセッサの冷却性能が不足したり
限界に達することが懸念される。
【0007】これを改善するものとして、例えば「特開
平7−142886号公報」に見られるように、空気よりも遥
かに高い比熱を有する液体を冷媒として利用し、マイク
ロプロセッサの冷却効率を高めようとする、いわゆる液
冷による冷却方式が試されている。
【0008】この新たな冷却方式では、マイクロプロセ
ッサが収容された筐体の内部に受熱ヘッダを設置すると
ともに、この筐体に支持されたディスプレイユニットの
内部に放熱ヘッダを設置している。受熱ヘッダは、マク
ロプロセッサに熱的に接続されており、この受熱ヘッダ
の内部に液状の冷媒が流れる流路が形成されている。放
熱ヘッダは、ディスプレイユニットに熱的に接続されて
おり、この放熱ヘッダの内部にも上記冷媒が流れる流路
が形成されている。そして、これら受熱ヘッダの流路と
放熱ヘッダの流路とは、冷媒を循環させる循環経路を介
して互いに接続されている。
【0009】この冷却方式によると、マイクロプロセッ
サの熱は、受熱ヘッダから冷媒に伝えられた後、この冷
媒の流れに乗じて放熱ヘッダに移送される。放熱ヘッダ
に移された熱は、冷媒が流路を流れる過程で熱伝導によ
り拡散され、この放熱ヘッダからディスプレイユニット
を通じて大気中に放出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスプレ
イユニットは筐体に対して回動可能に接続されており、
流路もその回動軸を介して筐体からディスプレイユニッ
トに亘って設けられる。そのため流路はディスプレイユ
ニットの回動に伴って捩れを生じ、流路を形成する管の
破損や、管から液体の漏れが生じる。
【0011】本発明はこのような事情にもとづいてなさ
れたもので、管の破損や液漏れを防止する管継手ユニッ
トを有したコンピュータ等の電子機器の提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る電子機器は、第1の流路を有する本
体と、第2の流路を有するとともに、本体に回動可能に
接続される表示部と、第1の流路と第2の流路とを接続
する管継手ユニットと、を具備し、管継手ユニットは、
ケースと、ケースに収容されるとともに、第1の流路に
接続される継手と、ケースの内部に位置する継手と、を
有する第1の継手と、ケースに収容されるとともに第2
の流路に接続される継手と、ケースの内部に位置する継
手と、を有する第2の継手と、ケース内部において、第
1および第2の継手のケース内部に位置する継手同士を
接続する管と、ケース内部に充填される充填材と、を具
備することを特徴とする。
【0013】請求項7に係る電子機器は、第1の流路を
有する本体と、第2の流路を有するとともに、本体に回
動可能に接続される表示部と、第1の流路の一端と第2
の流路の一端とを接続する第1の管継手ユニットと、第
1の流路の他端と第2の流路の他端とを接続する第2の
管継手ユニットと、を具備し、第1および第2の管継手
ユニットはそれぞれ、ケースと、ケースに収容されると
ともに、第1の流路に接続される継手と、ケースの内部
に位置する継手と、を有する第1の継手と、ケースに収
容されるとともに第2の流路に接続される継手と、ケー
スの内部に位置する継手と、を有する第2の継手と、ケ
ース内部において、第1および第2の継手のケース内部
に位置する継手同士を接続する管と、ケース内部に充填
される充填材と、を具備することを特徴とする。
【0014】請求項11に係る電子機器は、第1の流路
を有する本体と、第2の流路を有するとともに、本体に
回動可能に接続される表示部と、第1の流路と第2の流
路とを接続する管継手ユニットと、を具備し、管継手ユ
ニットは、ケースと、ケースに収容されるとともに、第
1の流路の一端および他端に接続される一対の継手と、
ケースの内部に位置する一対の継手と、を有する第1の
継手と、ケースに収容されるとともに第2の流路の一端
および他端に接続される継手と、ケースの内部に位置す
る一対の継手と、を有する第2の継手と、ケース内部に
おいて、第1および第2の継手のケース内部に位置する
一対の継手同士を接続する2つの管と、ケース内部に充
填される充填材と、を具備することを特徴とする。この
ような構成により、管の破損や液漏れを防止することが
可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0016】図1は、ポータブルコンピュータの斜視図
である。ポータブルコンピュータ1はキーボード3が上
面に設けられた本体2を有している。本体2の後端上面
には上方に突出した支持部8が設けられている。表示部
6は1対の脚部4,5を有している。脚部4,5は支持
部8に図示しないヒンジ装置を介して回動可能に接続さ
れている。従って表示部6は本体2に対して回動可能に
接続されている。表示部6にはLCDパネル7が内蔵さ
れる。
【0017】図2は、第1の実施の形態に係る冷媒の循
環経路を概略的に示すポータブルコンピュータの断面図
である。本体2内部にはCPU等の発熱部品9が図示し
ない回路基板に実装されている。発熱部品9には受熱部
11が熱的に接続され、発熱部品9から発せられる熱は
受熱部11に伝熱される。受熱部11は、熱伝導率の高
いアルミニウムや銅等の金属にて形成され、内部に図示
しない液体を通すための流路を有している。図示しない
回路基板にはポンプ10が実装されている。ポンプ10
と受熱部11とは第1の管13の一端13aと他端13
bとにそれぞれ接続される。第1の管13は本体2内で
可変である必要が無いため、アルミニウム、銅、ステン
レス等の金属材料で形成されていても良いし、フッ素樹
脂系の硬い材料にて形成されていても良い。ポンプ10
は管13内部から受熱部11の流路に液体を送り込む働
きをする。
【0018】受熱部11の一端からは第2の管14の一
端14aが接続される。管14の他端14bは、支持部
8まで延び、支持部8と脚部5とに亘って設けられる第
1の管継手ユニット20の一端に接続される。脚部5側
に位置する管継手ユニット20の他端には第3の管15
の一端15aが接続される。第3の管15は表示部6内
のLCD7の裏に配設され、第4の管16として脚部4
まで延びる。第3の管15と第4の管16との間の流路
は放熱部15bとして機能する。第4の管16の一端1
6aは脚部4と支持部8との間に亘って設けられる第2
の管継手ユニット21に接続される。管継手ユニット2
1の他端には第5の管17の一端17aが接続され、管
17の他端17bはポンプ10に接続される。第2、
3、4、5の管14,15,16,17は第1の管と同
様に金属材料や、フッ素樹脂系等の硬い材料で構成され
ている。
【0019】このような構成によりポンプ10は第1,
2,3,4,5の管13,14,15,16,17内を
流れる液体を第1の管13から受熱部11に設けられる
流路に送り込み、受熱部11に伝熱された発熱部品9か
らの熱を奪った後、第2の管を介して管継手ユニット2
0に送る。管継手ユニット20を介して第3の管に液体
は送り込まれる。受熱部11において暖められた液体
は、第3の管15と第4の管16との間に設けられる放
熱部15bにて通常温度に熱が放熱され第4の管16に
送り込まれる。第4の管に送り込まれた液体は管継手ユ
ニット21を介して第5の管17を介してポンプ10に
帰ってくる。このようにポンプ10は第1の管13から
第5の管17までスムーズに液体が流れるように機能す
る。
【0020】本体2内部ではホンプ10、第1の管1
3、受熱部11、第2の管14および第5の管17によ
り第1の流路が形成され、表示部6内部では第3の管1
5、放熱部15b、および第4の管16により第2の流
路が形成されるされ、第1の流路と第2の流路とは第1
のおよび第2の管継手ユニットにて接続されることで、
本体2と表示部6との間で液体冷媒が流れる1つの流路
が形成される。
【0021】次に管継手ユニットについて詳述する。第
1の管継手ユニット20と第2の管継手ユニット21と
は同一構造であるため、第1の管継手ユニット20を用
いて説明する。図3は、第1の実施の形態に係る管継手
ユニットの斜視図である。図4は、第1の実施の形態に
係る管継手ユニットの分解斜視図である。図5は、第1
の実施の形態に係る管継手ユニットの断面図である。
【0022】管継手ユニット20はケース30を有して
いる。ケース30の上面30aにはケース30内部にグ
リースを充填するための充填孔36が形成されている。
ケース30内部に充填孔36からグリースが充填された
後に充填孔36を塞ぐためのキャップ37が着脱可能に
取り付けられる。またケース30の上面30aには後述
する管継手を固定するためのネジ35がネジ止めされる
ネジ孔34が形成される。
【0023】ケース30の側面31には内部への後述す
る管継手を挿入するための挿入孔33が形成される。同
様に、図5に示すようにケース30の側面32には後述
する管継手の管を露出するための孔32aが形成され
る。
【0024】図4、5に示すように、ケース30内部に
は、シリコン等により形成された柔軟性を有する管4
8、この管48の一端48aおよび他端48bにそれぞ
れ接続される第1の管継手38と第2の管継手41とが
収容される。管48は内部に流路49が形成されてい
る。
【0025】第1の管継手38は断面コの字状に円柱形
に形成され、壁部38aからはケース30に収容された
際ケース30の外方および内方に突出する一対の継手3
9,40が一体形成されている。第1の管継手38には
ケース30に収容した際、ケース30にネジ35を介し
て固定されるネジ孔38bが形成される。ネジ35はケ
ース30のネジ孔34および第1の管継手38のネジ孔
38bにネジ止めされることで第1の管継手38はケー
ス30に固定される。図5に示すように、継手39の先
端には第2の管14の一端14bが接続される。継手3
9の先端には第2の管14の抜けを防止するための突起
39aが形成される。同様に継手40の先端にも突起4
0aが一体形成される。
【0026】更にケース30には第1の管継手38と同
一構造である第2の管継手41が収容される。第2の管
継手41は第1の管継手38と同様にコ字状に形成さ
れ、壁部42から一対の継手43,44がケース30の
内方、外方に突出するように一体形成される。継手4
3,44の先端には継手39,40と同様に取り付けられ
る管の抜け防止をするための突起43a,44aがそれ
ぞれ設けられる。
【0027】ケース30に収容される第1の継手38の
継手40と第2の継手41の継手44とには管48の一
端48aと他端48bとが接続される。接続する際には
管止めように形成されたリング状のワッシャ46、47
とで止められる。ワッシャ46,47にはそれぞれ孔4
6a,47aが形成される。管48の一端48aは第1
の継手38の継手40とワッシャ46の孔46aとの間
に挟み込まれる。同様に、管48の他端48bは第2の
継手41の継手44とワッシャ47の孔47aとの間に
挟み込まれる。継手40、44の先端に形成されている
突起40a,44aは管38の一端48aと他端48b
との抜けを防止するように機能する。
【0028】ケース30に第1の継手38と第2の継手
41とを収容する際は、図4に示すように、まず第1の
継手38と第2の継手41に管48をワッシャ(固定部
材)46,47で取り付けておく。次にケース30の一
側面に形成される挿入孔33を介して第1の継手38と
第2の継手41を挿入する。挿入孔33の径は第1およ
び第2の継手38,41の径とほぼ同時に形成されてい
る。図5に示すように、挿入された第2の継手41の継
手43はケース30の側面32に形成されている孔32
aに挿入され、第2の継手41の壁部42はケース30
の側面32の内面に当接することでストップされる。こ
の状態でケース30の上面に形成されているネジ孔34
および第1の継手38に形成されるネジ孔38bにネジ
35が固定されることで第1の継手38はケース30に
固定される。
【0029】管48の長さは若干長めに設けており、第
1の継手38および第2の継手41に取付た際、若干た
るむ程度に調整されている。すなわち第1の継手38の
壁部38aの内面と第2の継手41の壁部42の内面と
の間の距離よりも長めに形成されている。
【0030】このような構成により、第2の継手41は
ケース31の内部で回転可能であり、この回転に伴っ
て、管48の端部48bも一端48aに対して回転す
る。しかしながら、若干、管48を長めに設けているた
めに、管48の捩れによる流路49が閉鎖されることは
無い。
【0031】次に、ケース30内に第1、2の継手3
8,41、管48を収容した後に、グリース(流体)5
0を充填孔36よりケース30内に充填する。ケース3
0の隅々までグリース50が行き届いた段階でキャップ
37をケース30の充填孔36に取り付ける。グリース
50は管48と継手40,44の接続部、第1,2の継
手38,41とケース30との間まで充填される。も
し、管48から液体が染み出そうとしてもグリース50
により液体の染み出しが押えられることになる。さらに
はケース30から液体が漏れ出ることもない。
【0032】次に、第1の継手ユニット20を本体2の
支持部8および脚部5との間に配置し、図示しないネジ
等により第1の継手ユニット20を本体2に固定する。
第1の継手ユニット20を本体2に固定した後に、継手
39に管14bをワッシャもしくはベルト等の固定部材
51で固定する。同様に継手43に管15aをワッシ
ャ,ベルト等の固定部材52で固定する。
【0033】継手39、40に形成される流路39b、
管48の流路49および継手43,44の流路44bは
1つの流路として形成され、管14と管15の流路に繋
がる。上記第1の継手20と同様に第2の継手21も本
体2に固定する。
【0034】上記のような構造により、表示部6の回動
に伴って、第2の継手41がケース30内を回動し、管
48も捩れを生じるが、管48内の液体が外部に流出す
るようなことがなく良好な管継手を提供することができ
る。
【0035】次に第2の実施の形態について説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る冷媒の循環経路を概略
的に示すポータブルコンピュータの断面図である。図7
は、第2の実施の形態に係る管継手ユニットの断面図で
ある。なお、第1の実施の形態と同一要素については同
一符号を付して説明を省略する。
【0036】図6に示すように、第3の継手ユニット8
0を本体2の支持部8と表示部6の脚部5との間に亘っ
て配置する。第3の継手ユニット80の支持部8に位置
する一端には第2の管14の他端14bが接続される。
さらに第2の管14を通った液体冷媒は第3の継手ユニ
ット80の脚部5に位置する他端には第3の管15の一
端15aが接続される。第3の管15に流された液体冷
媒は第1の実施の形態と同様に表示部6内にもうけられ
た放熱部15bにて熱を放熱した後に第4の管16へ流
れる。第4の管16の他端16aは第3の継手80の他
端に接続される。第3の継手の支持部8に位置する一端
には第5の管17の一端17aが接続される。第4の管
16を通った液体冷媒は第3の継手ユニット80を介し
て第5の管17に流される。第5の管17の他端17b
はポンプ10の一端に接続されている。すなわち第2の
実施の形態においては、本体2から表示部6への液体冷
媒の流路および表示部6から本体2の液体冷媒の流路は
第3の継手ユニットを介することで実現されている。
【0037】このように、本体2内部ではホンプ10、
第1の管13、受熱部11、第2の管14および第5の
管17により第1の流路が形成され、表示部6内部では
第3の管15、放熱部15b、および第4の管16によ
り第2の流路が形成されるされ、第1の流路と第2の流
路とは第3の管継手ユニットにて接続されることで、本
体2と表示部6との間で液体冷媒が流れる1つの流路が
形成される。
【0038】図7に示すように、第3の継手ユニット8
0はケース30を有しており、第1の管継手68および
第2の管継手73が収容されている。第1の管継手68
は壁部68aより2対の継手69,71,70,72を
有している。同様に第2の管継手73も壁部74に2対
の継手75,77,76,78を有している。第1の管
継手68の継手71と第2の管継手73の継手77とは
第1の管64にて接続される。同様に第1の管継手68
の継手72と第2の管継手73の継手78とは第2の管
65にて接続される。第1の実施の形態と同様に第1お
よび第2の管64,65はそれぞれシリコン等のような
柔軟性を有する素材で形成されている。第1の管64お
よび第2の管65はリング状のワッシャ(固定部材)6
6の孔66a,66bのそれぞれの一端64a,65a
が挿入されて、第1の継手68の継手71,72に接続
される。継手71,72には管の抜け防止用の突起71
a,72aがそれぞれ形成されている。同様にワッシャ
(固定部材)67の孔67a,67bに第1および第2
の管64,65の他端64b、65bが挿入されて第2
の継手73の継手77,78に接続される。継手77,
78の先端にも管の抜け防止用の突起77a,78aが
形成されている。
【0039】第1の継手68の継手69,70にはそれ
ぞれ第5の管17の一端17および第2の管14の他端
14bがベルト等の固定部材にて接続される。第2の継
手73の継手75,76には第4の管16の一端16a
および第3の管15の一端15aがベルト等の固定部材
にて接続される。第1の実施の形態と同様にケース30
内部にはグリース50が充填されキャップ37により封
止される。第2の継手73はケース30内部で回動可能
である。
【0040】上記のような構造により、表示部6の回動
に伴って、第2の継手73がケース30内を回動し、第
1のおよび第2の管64,65に捩れを生じるが、第1
のおよび第2の管64,65の液体冷媒が外部に流出す
るようなことがなく良好な管継手を提供することができ
る。さらに、第2の実施の形態においては1つの管継手
ユニットで本体2と表示部6との間の流路を確保するこ
とが可能であるため、第1の実施の形態に比べ、コスト
的にも組み立て性において第1の実施の形態よりも有利
である。
【0041】本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であ
れば、上記の実施形態に限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した発明によれば、管の破損や
液漏れを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係る冷媒の循環経路を概略
的に示すポータブルコンピュータの断面図。
【図3】第1の実施の形態に係る管継手ユニットの斜視
図。
【図4】第1の実施の形態に係る管継手ユニットの分解
斜視図。
【図5】第1の実施の形態に係る管継手ユニットの断面
図。
【図6】第2の実施の形態に係る冷媒の循環経路を概略
的に示すポータブルコンピュータの断面図。
【図7】第2の実施の形態に係る管継手ユニットの断面
図。
【符号の説明】
1・・・ポータブルコンピュータ、2・・・本体、3・・・キー
ボード、4,5・・・脚部,6・・・表示部、7・・・LCDパ
ネル、8・・・支持部,9・・・発熱部品、10・・・ポンプ、
11・・・受熱部、13・・・第1の管、14・・・第2の管、
15・・・第3の管、16・・・第4の管、17・・・第5の
管、20・・・第1の管継手ユニット、21・・・第2の管継
手ユニット、30・・・ケース、34・・・ネジ孔、35・・・
ネジ、36・・・充填孔,37・・・キャップ、38、68・・
・第1の管継手、39,40,43,44,69,7
1,70,72,75,77,76,78・・・継手、4
1、73・・・第2の管継手、48・・・管、49・・・流路、
46、47、51,52・・・固定部材、50・・・グリー
ス、64・・・第1の管、65・・・第2の管、66・・・固定
部材、80・・・第3の継手ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 秀夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 富岡 健太郎 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 Fターム(参考) 4E360 AB12 AB17 AB20 BA04 BB02 BB12 BB16 EC14 ED04 ED17 ED27 GA24 GA29 GB46 GC08 5E322 AA07 DA01 EA11 FA01 FA09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の流路を有する本体と、 第2の流路を有するとともに、上記本体に回動可能に接
    続される表示部と、 上記第1の流路と上記第2の流路とを接続する管継手ユ
    ニットと、を具備し、 上記管継手ユニットは、 ケースと、 上記ケースに収容されるとともに、上記第1の流路に接
    続される継手と、上記ケースの内部に位置する方向に突
    出する継手と、を有する第1の継手と、 上記ケースに収容されるとともに上記第2の流路に接続
    される継手と、上記ケースの内部に位置する継手と、を
    有する第2の継手と、 上記ケース内部において、上記第1および第2の継手の
    上記ケース内部に位置する継手同士を接続する管と、 上記ケース内部に充填される充填材と、 を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記管は上記第1の継手と上記第2の継
    手との間の間隙よりも長く形成されることを特徴とする
    請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記充填材はグリースであることを特徴
    とする請求項1記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 上記第2の継手は上記ケース内部におい
    て回動可能であることを特徴とする請求項1記載の電子
    機器。
  5. 【請求項5】 上記ケースは上記グリースを充填する充
    填孔と、上記充填孔を塞ぐキャップとを有する事を特徴
    とする請求項3記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 上記管はシリコン材料にて形成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 第1の流路を有する本体と、 第2の流路を有するとともに、上記本体に回動可能に接
    続される表示部と、 上記第1の流路の一端と上記第2の流路の一端とを接続
    する第1の管継手ユニットと、 上記第1の流路の他端と上記第2の流路の他端とを接続
    する第2の管継手ユニットと、を具備し、 上記第1および第2の管継手ユニットはそれぞれ、 ケースと、 上記ケースに収容されるとともに、上記第1の流路に接
    続される継手と、上記ケースの内部に位置する継手と、
    を有する第1の継手と、 上記ケースに収容されるとともに上記第2の流路に接続
    される継手と、上記ケースの内部に位置する継手と、を
    有する第2の継手と、 上記ケース内部において、上記第1および第2の継手の
    上記ケース内部に位置する継手同士を接続する管と、 上記ケース内部に充填される充填材と、 を具備することを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 上記第2の継手は上記ケース内部におい
    て回動可能であることを特徴とする請求項7記載の電子
    機器。
  9. 【請求項9】 上記管は上記第1の継手と上記第2の継
    手との間の間隙よりも長く形成されることを特徴とする
    請求項7記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 上記充填材はグリースであることを特
    徴とする請求項7記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 第1の流路を有する本体と、 第2の流路を有するとともに、上記本体に回動可能に接
    続される表示部と、 上記第1の流路と上記第2の流路とを接続する管継手ユ
    ニットと、を具備し、 上記管継手ユニットは、 ケースと、 上記ケースに収容されるとともに、上記第1の流路の一
    端および他端に接続される一対の継手と、上記ケースの
    内部に位置する一対の継手と、を有する第1の継手と、 上記ケースに収容されるとともに上記第2の流路の一端
    および他端に接続される継手と、上記ケースの内部に位
    置する一対の継手と、を有する第2の継手と、 上記ケース内部において、上記第1および第2の継手の
    上記ケース内部に位置する一対の継手同士を接続する2
    つの管と、 上記ケース内部に充填される充填材と、 を具備することを特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】 上記第2の継手は上記ケース内部にお
    いて回動可能であることを特徴とする請求項11記載の
    電子機器。
  13. 【請求項13】 上記2つの管は上記第1および第2の
    継手との間の間隙よりも長く形成されていることを特徴
    とする請求項11記載の電子機器。
  14. 【請求項14】 上記充填材はグリースであることを特
    徴とする請求項11記載の電子機器。
JP2002047387A 2002-02-25 2002-02-25 電子機器 Pending JP2003249783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047387A JP2003249783A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047387A JP2003249783A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003249783A true JP2003249783A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28660451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002047387A Pending JP2003249783A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003249783A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009105174A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Mitsubishi Motors Corp 冷却配管構造
US8922998B2 (en) 2011-10-26 2014-12-30 International Business Machines Corporation Coolant manifold with separately rotatable manifold section(s)
US9442239B2 (en) 2013-03-26 2016-09-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Illuminating device
US9504184B2 (en) 2015-02-12 2016-11-22 International Business Machines Corporation Flexible coolant manifold-heat sink assembly

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009105174A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Mitsubishi Motors Corp 冷却配管構造
US8922998B2 (en) 2011-10-26 2014-12-30 International Business Machines Corporation Coolant manifold with separately rotatable manifold section(s)
JP2015501489A (ja) * 2011-10-26 2015-01-15 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 別々に回転自在なマニホルド区域を有する冷却材マニホルド
US9009968B2 (en) 2011-10-26 2015-04-21 International Business Machines Corporation Coolant manifold with separately rotatable manifold section(s)
US9442239B2 (en) 2013-03-26 2016-09-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Illuminating device
US9504184B2 (en) 2015-02-12 2016-11-22 International Business Machines Corporation Flexible coolant manifold-heat sink assembly
US9913403B2 (en) 2015-02-12 2018-03-06 International Business Machines Corporations Flexible coolant manifold—heat sink assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3725106B2 (ja) 電子機器
US7753108B2 (en) Liquid cooling device
JP3556578B2 (ja) 携帯形電子機器およびこの電子機器に用いる冷却装置
US6611425B2 (en) Electronic apparatus
US6845011B2 (en) Electronic apparatus having a circulation path of liquid coolant to cool a heat-generating component
US7516777B2 (en) Cooling jacket
CN107870661B (zh) 电子设备
RU2348963C1 (ru) Устройство для охлаждения деталей компьютера и способ его изготовления
EP1708263B1 (en) Cooling jacket
US20070034355A1 (en) Heat-dissipation structure and method thereof
US20040070942A1 (en) Electronic apparatus
TWM617046U (zh) 掀蓋式電子裝置及其樞轉式散熱裝置
JP2006053914A (ja) 電子機器
JP2003249783A (ja) 電子機器
JP2004139186A (ja) 電子機器
CN107193338B (zh) 空间占比小的电脑主机及台式电脑
TWI694763B (zh) 液冷模組及電子裝置
JPH11325764A (ja) 電子素子の冷却装置
JP2004102949A (ja) 電子装置
CN217543776U (zh) 一种处理器的散热一体化装置
TW200903226A (en) Heat dissipation device
JP2006179584A (ja) 放熱モジュールの機構
JP2001068883A (ja) 電子機器
JP2002232176A (ja) 電子装置
JP2003258474A (ja) 電子機器