JP2003249038A - 欠陥検出方法および欠陥検出装置ならびに情報記録再生装置および磁気ディスク装置 - Google Patents

欠陥検出方法および欠陥検出装置ならびに情報記録再生装置および磁気ディスク装置

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JP2003249038A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録媒体のデータ同期信号が記録される
部分での回転変動等に起因する潜在的な欠陥について精
度良く欠陥検出をすること。 【解決手段】 リトライを含む通常の記録情報の再生時
のデータ同期信号52よりも前後に回転変動分だけ長い
データ同期信号57を使用してデータ同期検出の可否に
基づく欠陥検査を実施する。長いデータ同期信号57を
使用しデータ同期検出不能の場合に欠陥として検出する
ことで、記録媒体11の欠陥41、記録媒体13の欠陥
43のように、従来の短いデータ同期信号52の位置か
らそれた位置に存在し、欠陥検査時にデータ同期信号5
2が正常に再生されるために従来では看過されていた欠
陥も検出可能となり、記録媒体の回転変動等にてデータ
同期信号52の位置に一致して顕在化する潜在的な欠陥
41,43を確実に検出でき、記録媒体の回転変動を考
慮した高精度の欠陥検査が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録再生技術
に係り、特に、情報記録再生装置の情報記録媒体の欠陥
を検出する欠陥検出方法及び欠陥検出装置等に適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の方法について、磁気ディスク装置
を例にして説明する。
【0003】磁気ディスク装置は、情報を単位記憶領域
であるセクタ毎に記録媒体に対して記録または再生す
る。図15はセクタのフォーマットを示す図である。各
セクタには、それぞれクロック同期を実施するPLL
(Phase Locked Loop)の引き込みの
ためのPLO_SYNC51、DATAの開始位置を検
出して変調された符号の復調タイミング信号を得るため
のデータ同期信号52、実際にデータを記録再生するD
ATA部53さらに、エラー検出や訂正のためのCRC
部・ECC部54がある。各セクタの間には、各種の遅
延時間を吸収するためのパターンであるGAP部55が
ある。
【0004】磁気ディスク装置に使用する情報記録媒体
である磁気ディスクには、情報の記録再生に適さないい
わゆる欠陥領域が存在する。これは製造過程に於いて、
情報を記録するための磁気材料が均一でなかったり、不
要なゴミや記録面のキズなどのために情報が記録できな
い、情報の再生信号が十分に発生しない、あるいは再生
信号に大きなノイズが重畳されることなどにより発生す
るものである。また、磁気ディスクの記録面の表面が何
らかの理由により生じた凹凸により、再生ヘッドと磁気
ディスクの表面とが接触することにより発生するいわゆ
るTA(Thermal Asperity)等も欠陥
領域となる。これらの欠陥領域は、通常は継続的にその
不適当な特性を維持するため、将来にわたって情報の記
録再生に適さない。従って、磁気ディスク装置では、そ
のような欠陥領域について予め検査をし、検出された欠
陥領域については、データ領域として使用しないように
登録をすることにより、磁気ディスク装置の情報の誤り
を軽減している。
【0005】その欠陥領域の検査方法として、実際の使
用条件を考慮する方法が提案されている。例えば、特開
平9−145634号公報には、実際に使用される記録
再生装置のエラー訂正能力を考慮した欠陥検出方法につ
いての欠陥検出方法が開示されている。情報の記録単位
であるセクタ毎に、誤り訂正によりエラー発生の有無を
検出し、この誤り訂正により訂正されたエラーバイト数
に応じて当該セクタの欠陥登録を行うことがなされる。
【0006】この方法によれば、実際に使用される記録
再生装置のエラー訂正能力に比べて小さな欠陥の登録を
省くことが出来るため、欠陥を効率よく登録することで
製造時の歩留まりを向上させたり、交替処理の発生を低
減することで装置性能の向上を図るものである。
【0007】また、データ同期信号の検出性能向上のた
めの方法も提案されている。例えば、特開2001−2
16743号公報には、再生時にデータ同期信号の検出
時における照合部分をその直前または直後の少なくとも
一方の記録データをデータ同期信号の一部として利用す
ることでデータ同期信号の検出性能を向上させるもので
ある。つまり、情報の再生時に誤り難くするための方法
であり、誤りをより多く許容するための方法である。欠
陥検出は、誤りを起こす部分を確実に検出することが必
要であり、誤りやすい所は出来るだけ誤りを起こさせ、
検出することが望ましい。従って、誤りをより多く許容
することは、欠陥検出には向かない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のような誤り訂正
を使用する方法は、セクタ単位での欠陥検出と、誤り訂
正を正しく実施するためのデータ同期が正しく行われる
ことが前提となっている。また、DATA部、CRC部
やECC部については、期待する欠陥検出が実施できる
が、データ同期のためのデータ同期信号が記録される部
分については、誤り訂正の対象外である。そのため、デ
ータ同期信号はデータ部のように欠陥検査の時と実際に
装置として情報を記録再生する時の誤り訂正能力に差を
つけることが出来ない。このことは、データ同期信号の
部分に対してのマージン確保が出来ないことを表してい
る。
【0009】また、データ同期信号の正確な検出は、そ
の後のDATA部の符号復調のために非常に重要であ
り、常にその正確な検出が求められる。つまり、DAT
A部で符号復調されたデータが欠陥が無く非常に良いエ
ラー率でも、通常数バイト程度であるデータ同期信号の
検出を誤るとその後の数十から数百バイトのDATA部
の符号復調が正しく行われないためである。従って、デ
ータ同期信号の部分での欠陥については、極力検出し、
欠陥登録をすることが望ましい。
【0010】さらに、磁気ディスク装置のようなディス
ク状の記録媒体を回転させて記録再生する装置では、記
録媒体の回転に幾らかの変動が生じるため、実際には、
欠陥検査の時と装置として情報を記録する時、さらに情
報を書き換える度毎に、データ同期信号の記録される位
置が毎回異なる。このことにより、欠陥検査の時には欠
陥がデータ同期信号の部分に無かったために欠陥として
検出されず、その後の情報の記録時に記録媒体の回転変
動によりデータ同期信号の記録位置が異なり、データ同
期信号の検出誤りを起こす結果、当該データ同期信号に
引き続くDATA部が再生不能になることも生じる。
【0011】このように、実使用状態を考慮した上でデ
ータ同期信号を正確に検出するために、データ同期信号
の部分での欠陥に対するマージンを確保すること、デー
タ同期信号の部分での欠陥を極力検出し欠陥登録が出来
るようにすること、記録媒体の回転変動を考慮したデー
タ同期信号の欠陥検査を行うこと、つまりデータ同期信
号の記録される可能性のある位置の欠陥検査を精度良く
行う必要があるという技術的課題がある。
【0012】また、欠陥検査を行うための処理時間を短
縮することも必要な技術的課題である。
【0013】さらに、データ同期信号の信頼性を改善す
ること、または、データ同期信号の信頼性の改善量に見
合った分のデータ同期信号部分の領域を減らすことも必
要な技術的課題である。情報記録再生装置において、デ
ータ同期信号部分の領域を減らすことは、情報の記録再
生のための領域を増加させることが可能であり、所謂フ
ォーマット効率の改善により、情報記録再生装置の情報
の記録容量を増大させることが可能となる。あるいは、
データ同期信号部分の領域を減らすことにより、情報記
録領域の単位面積当たりの情報記録密度を下げること
で、記録再生の誤りを減らし、情報記録再生装置の性能
向上を図ることも可能である。
【0014】本発明の目的は、情報記録媒体においてデ
ータ同期信号の記録される可能性のある位置の欠陥検査
を精度良く行うことで、潜在的な媒体欠陥を顕在化さ
せ、情報記録媒体の信頼性を向上させることにある。
【0015】本発明の他の目的は、情報記録媒体の欠陥
検査を行うための処理時間を短縮することにある。
【0016】本発明の他の目的は、データ同期信号の信
頼性の改善による記録データの信頼性の向上、およびデ
ータ同期信号の信頼性の改善量に見合った分のデータ同
期信号部分の領域の削減によるフォーマット効率の向上
を実現することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明では、第1に、情
報記録媒体の欠陥検出時には、リトライを含む通常の記
録情報の再生時のデータ同期信号よりも長いデータ同期
信号を使用してデータ同期検出を実施する。長いデータ
同期信号を使用して、そのデータ同期検出が出来ない場
合に情報記録媒体の欠陥として検出することにより、記
録媒体の回転変動を考慮したデータ同期信号の欠陥検査
を行うことが可能となる。通常のデータ同期信号の前後
に許容する回転変動分に相当する長さとする。また、長
いデータ同期信号とするために、データ同期信号の前の
PLO_SYNC、及びデータ同期信号の後のDATA
部の信号を利用することも可能である。また、DATA
部の信号をPLO_SYNCと同じ信号にすることで、
検出精度の均質化を図ることも可能である。これらのこ
とにより、欠陥検出時のデータ同期信号の検出率が低下
するが、それは、欠陥検出の性能を上げることになる。
【0018】第2に、欠陥検出用のデータ同期信号検出
装置を設けることである。欠陥検出時には、欠陥検出用
の長いデータ同期信号に対応したデータ同期検出が可能
である。これにより、データ同期検出が出来ない場合に
は欠陥として登録することにより、データ同期信号の部
分での欠陥に対するマージンを確保して、情報記憶装置
の信頼性を向上させることが可能となる。
【0019】第3に、欠陥検出用パターン照合手段を設
けることである。欠陥検出時には、欠陥検出用パターン
照合手段によりデータ同期信号の前後の領域を含む範囲
でパターン照合を行うことにより、1ビットの誤りでも
検出できるようにする。
【0020】これにより、欠陥検出用パターン照合がエ
ラーで出来ない場合には欠陥として登録することによ
り、データ同期信号の部分での欠陥に対するマージンを
確保して、情報記憶装置の信頼性を向上させることが可
能となる。また、欠陥検出時に欠陥検出用パターン照合
手段によりデータ同期信号の前後の領域を含む範囲でパ
ターン照合を一度で行うことが出来る。このため、回転
変動を考慮した部分も含めた欠陥検出が出来るために、
欠陥検出のための工程を軽減することが可能となる。
【0021】さらに、回転変動を考慮した部分を含むデ
ータ同期信号の記録領域の欠陥は、予め検出が可能とな
り、データ同期信号が記録される領域に欠陥の無いセク
タのみを使用することが可能となる。従って、実際に情
報が記録再生される場合のデータ同期信号の検出におい
て、欠陥は無いので、ノイズによる信号劣化について考
慮すればよい。このため、データ同期信号の検出誤りが
発生しにくく、データ同期信号の検出性能が向上する。
また、データ同期信号の検出性能が向上する分を、デー
タ同期信号の領域を減らすことで、データ同期信号の検
出性能を維持することも可能である。この場合は、デー
タ同期信号の領域を減らした分を情報の記録のために使
用することで、フォーマット効率を向上させ、情報記録
再生装置の記録容量を向上させることも可能となる。あ
るいは、データ同期信号の領域を減らした分で、情報の
単位面積当たりの記録密度を低減することで、データの
誤りを少なくすることにより、データ同期信号の検出性
能ばかりでなく、情報記録再生装置の情報の記録再生の
信頼性についても向上させることも可能である。さらに
は、データ同期信号の領域に経時的に発生してくる欠陥
についても、欠陥検出時に欠陥を精度良く検出すること
により、その発生要因を少なくすることが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0023】本発明の第1の実施の形態に係る欠陥検出
装置について、図を用いて以下説明する。
【0024】まず、図1の一部を用いて、本発明の第1
の実施の形態の記録媒体の記録位置とフォーマットにつ
いて説明する。磁気ディスク装置等のディスク状記録媒
体を使用する情報記録再生装置では、ディスク状記録媒
体上に同心円状に配置されトラックと呼ばれる領域に情
報が記録される。図1の記録媒体11は、記録媒体上で
実際に情報が記録されるトラックの一部分を抜き出して
図示したものである。トラック31には、情報の記録再
生に適さない欠陥41が図示する部分にある。このトラ
ック31に実際に情報が記録されるときのフォーマット
の例がフォーマット22である。フォーマット22に
は、PLO_SYNC51、データ同期信号52、DA
TA部53が示されている。トラック31にフォーマッ
ト22が記録されたときには、欠陥41の部分がPLO
_SYNC51の領域に来ることがわかる。このような
記録状態においてデータ再生をする場合、欠陥41はク
ロック同期を実施するPLLの引き込みのためのPLO
_SYNC51の最後の部分に来ているため、クロック
同期は欠陥41の部分に来る前に完了していて、欠陥4
1によってクロック同期が外れるようなことがなけれ
ば、その後のデータ同期信号52、DATA部53が再
生される。しかし、前述したように、ディスク状記録媒
体は回転変動等の変動要因を持っている。このためフォ
ーマット22が常に欠陥41に対して同じように記録さ
れるわけではなく、記録する位置やタイミングが相対的
に早くなればデータ同期信号52の部分に一致すること
も有り得る。この場合には、データ同期信号52が欠陥
41の影響により正しく再生されずに、データ同期が出
来ないことになる。
【0025】トラック31について、本第1の実施の形
態の欠陥検出時のフォーマットをフォーマット21に示
す。フォーマット21は、PLO_SYNC56、欠陥
検出用のデータ同期信号57、DATA部58が示され
ている。欠陥検出用のデータ同期信号57は、通常のフ
ォーマット22のデータ同期信号52に比べ、前後に拡
張した領域となっている。このため、前後のPLO_S
YNC56およびDATA部58の長さは、通常のフォ
ーマット22の場合よりも短くなる。データ同期信号5
7において前後に拡張する長さは、許容する回転変動等
の量に合わせるのが良い。
【0026】また、本実施の形態では、データ同期信号
57の検出は、厳密に行う。つまり、小さな誤り等も出
来る限り許容しないようにする。例えば、データ同期信
号57の領域の全ビットが一致したときのみデータ同期
が出来たと判定することである。このようにすること
で、通常のフォーマット22では欠陥41がPLO_S
YNC51にあり、データ同期が出来てしまうために欠
陥が看過される虞があるが、本第1の実施の形態のフォ
ーマット21では欠陥41がデータ同期信号57の部分
にあることになり、データ同期信号57の検出が欠陥4
1の影響により検出できずデータの再生が出来ないこと
になる。従って、欠陥41によって、データ再生が出来
ないことを検出することで、欠陥41の検出が可能とな
る。データ同期信号57がデータ同期信号52よりも拡
張された長さを持つことから、回転変動等で通常のフォ
ーマット22のデータ同期信号52が記録される可能性
のある領域に対して欠陥の検出が可能となる。
【0027】これにより、本実施の形態の欠陥検出工程
を経て出荷された磁気ディスク装置等において、データ
の記録再生時に、磁気ディスクの回転変動によってデー
タ同期信号の記録位置が相対的に変化しても、データ同
期信号の記録位置が欠陥位置に一致して当該データ同期
信号および後続のDATA部が再生不能に陥る等の障害
の発生を確実に予防することができる。
【0028】次に図1の記録媒体12の状態について説
明する。記録媒体12は、記録媒体上で実際に情報が記
録されるトラックの一部分を抜き出して図示したもので
ある。トラック32には、情報の記録再生に適さない欠
陥42が図示する部分にある。
【0029】このトラック32に実際に情報が記録され
るときのフォーマットの例が前述と同様にフォーマット
22である。トラック32にフォーマット22が記録さ
れたときには、欠陥42の部分がデータ同期信号52の
領域に来ることがわかる。このような記録状態において
データ再生をする場合、欠陥42によってデータ同期信
号52の検出が出来ず、欠陥42の検出、及び登録が可
能である。
【0030】しかし、欠陥検出時に回転変動等の何らか
の変動要因によりフォーマット22が欠陥42に対して
相対的にずれた位置に記録された場合には、データ同期
信号52の検出が行われ、DATA部53が再生される
ことで、欠陥42の検出が出来ない(看過される)可能
性もある。欠陥42がPLO_SYNC51の部分に来
るような場合には、クロック同期は欠陥42の部分に来
る前に完了していて、欠陥42でクロック同期が外れる
ようなことがなければ再生できる。また、欠陥42がD
ATA部53の部分に来るような場合には、欠陥42に
よってデータ再生に誤りが生じるが、データ再生に於け
る誤り訂正によりその誤りが訂正され、DATA部53
が正しく再生される。トラック32についても、欠陥検
出時のフォーマット21を適用し、データ同期信号57
の検出を厳密に行うことで、変動が許容範囲内であれ
ば、欠陥42がデータ同期信号57の部分にあることに
なり、データ同期信号57の検出が欠陥42の影響によ
り検出できずデータの再生が出来ないことになる。従っ
て、欠陥42によって、データ再生が出来ないことを検
出することで、欠陥42の検出が可能となる。
【0031】さらに図1の記録媒体13の状態について
も説明する。記録媒体13は、同様に記録媒体上で実際
に情報が記録されるトラックの一部分を抜き出して図示
したものである。トラック33には、情報の記録再生に
適さない欠陥43が図示する部分にある。このトラック
33に実際に情報が記録されるときのフォーマットの例
が前述と同様にフォーマット22である。トラック33
にフォーマット22が記録されたときには、欠陥43の
部分がDATA部53の領域に来ることがわかる。
【0032】このような記録状態においてデータ再生を
する場合、欠陥43によってDATA部53の再生デー
タには誤りが生じるはずであるが、前述の特開平9−1
45634号公報に開示されたような方法を適用して欠
陥検出時にも誤り訂正を適用するような場合には、DA
TA部53が誤り訂正により正しく再生され、欠陥43
の検出が出来ない可能性もある。トラック33について
も、拡張されたデータ同期信号57を持つ欠陥検出時の
フォーマット21を適用し、データ同期信号57の検出
を厳密に行うことで、データ同期信号57の記録位置の
変動が許容範囲内であれば、欠陥43がデータ同期信号
57の部分にあることになり、データ同期信号57の検
出が欠陥43の影響により検出できずデータの再生が出
来ないことになる。従って、欠陥43によってデータ再
生が出来ないことを検出することで、欠陥43の検出が
可能となる。
【0033】本発明の実施の形態によらない従来の方法
によって同様のことを実施しようとした場合、欠陥検出
工程を実施するための外乱等の発生を抑えた設備を用意
して、データ同期信号の記録位置が変動し難い状態で欠
陥検出を行い、少なくともデータ同期信号の記録位置を
平均的な位置から前後に記録し直し、また、欠陥検出も
し直すことが必要である。この場合でも、本発明の方法
によれば1回の欠陥検出工程で済み、本発明によらない
ものに比べ、3分の1倍の工程にすることが可能であ
る。しかし、現実には、本発明によらない場合で特別に
外乱等の発生を抑えた設備を用意したとしても幾らかの
回転変動は残り、それらを考慮した場合には、さらにそ
の効果は大きくなることが容易に理解できる。
【0034】次に図3を用いて、第1の実施の形態のタ
イムチャートについて説明する。図3は、図1に示され
るフォーマット21によって欠陥検出を実施する場合の
タイムチャートを表す。フォーマット21のように記録
されたデータを再生した再生信号101がある。再生信
号101は、再生動作のためのリードゲート信号(R
G)103がアクティブになると、フォーマット21の
PLO_SYNC56、データ同期信号57、DATA
部58のそれぞれに対応する再生信号のPLO_SYN
C156、データ同期信号157、DATA部158が
再生される。この時、再生信号101内のデータ同期信
号157を検出するための遅れたイネーブル信号104
の期間内でデータ同期検出が行われ、その期間内にデー
タ同期信号157が検出されればSYNC検出出力10
5を出力する。SYNC検出出力105により、データ
同期信号161とDATA部158が符号復調等をされ
た信号のDATA部159を含む再生データ出力107
を出力する。SYNC検出出力105が出力されれば、
データ同期信号57の部分には欠陥がない。ここで、イ
ネーブル信号104は、欠陥検出ではない通常のデータ
再生に於けるデータ同期信号52よりも欠陥検出のため
のデータ同期信号57が拡張されていることにより、デ
ータ同期信号52の検出のためのイネーブル信号に対し
て遅く出す必要がある。
【0035】次に図5および図11〜図13等を用い
て、第1の実施の形態の欠陥検出装置の構成について説
明する。
【0036】図11は、第1の実施の形態の欠陥検出装
置の記録系の構成の一例を示すブロック図である。
【0037】図11において、301は符号変調器、3
02は制御回路、303はセレクタ、304はP/S変
調器、305は記録補正回路である。
【0038】セレクタ303には、PLO_SYNCパ
ターン311、SYNC_BYTEパターン312、欠
陥検出用SYNC_BYTEパターン313、符号変調
器301を介して記録データ入力315を符号変調した
変調記録データ314が入力されている。そして、ライ
トゲート信号310(WG)のアサートの間に制御回路
302からセレクタ303に入力される切り替えタイミ
ングの制御信号316(S0〜S3)にて、PLO_S
YNCパターン311〜変調記録データ314(DAT
A314a、ECC314b、GAP314c)が選択
されて、P/S変調器304、記録補正回路305を経
て記録データ出力317として、図示しない記録ヘッド
に出力される。
【0039】図12および図13のタイムチャートに、
上述の図11の記録系における、欠陥検出時および通常
時の各々における、各パターンの出力タイミング制御の
一例を示す。通常の記録時には、制御信号S1にて所定
の長さのSYNC_BYTEパターン312を出力し、
欠陥検査時には、制御信号S2にて、欠陥検出用SYN
C_BYTEパターン313の長さおよび前後方向の相
対位置の制御を行う。
【0040】このように、本実施の形態の記録系では、
欠陥検出に際しては、制御信号S0、制御信号S2、制
御信号S3のタイミング制御にて、欠陥検出用SYNC
_BYTEパターン313を、通常の記録時のSYNC
_BYTEパターン312よりも長くすることができ、
かつ、前方のPLO_SYNCパターン311および後
方のDATA314aに対する相対的な位置も任意に制
御可能である。
【0041】図5は、欠陥検出装置のためのデータ同期
信号検出手段を含む再生系の構成を説明する図である。
上述の記録系にて、図1のフォーマット21のように構
成されて情報記録媒体上に記録された情報を再生し、再
生データ入力120として等化器112に入力する。等
化器112では、信号を等化して出力する。データ弁別
器113は、等化器出力を入力してデータ弁別を行い、
データ弁別結果を出力する。データ弁別出力は、符号復
調器114、データ同期信号検出器115及び欠陥検出
用データ同期信号検出器116に入力する。データ同期
信号検出器115は、通常のデータ再生時に使用するデ
ータ同期信号検出手段であり、イネーブル信号121が
入力されている。この他に必要であればデータ同期信号
検出のためのパラメータ等も入力する。欠陥検出用デー
タ同期信号検出器116は、欠陥検出時に使用するデー
タ同期信号検出手段であり、イネーブル信号123、照
合パターン124が入力されている。イネーブル信号1
23は、通常のデータ再生に於けるイネーブル信号12
1に対して、欠陥検出のためのデータ同期信号57が拡
張されている分だけ遅延させたものである。照合パター
ン124は、欠陥検出のためのデータ同期信号57を検
出するためのパターンである。データ同期信号検出器1
15及び欠陥検出用データ同期信号検出器116のそれ
ぞれのデータ同期信号検出出力は、セレクタ117に入
力される。セレクタ117では、欠陥検出の動作モード
か否かで、信号を選択する。セレクタ117の出力は、
符号復調器114に入力され、データ弁別出力を符号復
調するためのタイミングの基準となる。そして符号復調
器114からは、符号復調された再生データ出力122
が出力される。
【0042】このように欠陥検出用データ同期信号検出
手段を設けることで、欠陥検出のために通常より拡張さ
れたデータ同期信号57も検出可能となる。また、デー
タ同期信号57の検出を厳密に行うことで、小さな誤り
等も出来る限り許容しないようにして、データ同期信号
が書き込まれる可能性のある位置について精度良い欠陥
検出が可能となる。具体的なデータ同期信号の検出方法
として、例えば、データ同期信号57の領域の全ビット
が一致したときのみデータ同期が出来たとする方法があ
る。このときのデータ同期信号のおおよその誤り率は、
平均的なビットエラーレートに増加した照合ビット数を
乗じたものとなる。これは欠陥検出時のデータ同期信号
の検出率を低下させることであり、換言すれば、欠陥検
出時のデータ同期信号の検出誤り率を増加させているこ
とと等価である。前述した特開2001−216743
号公報に開示された再生時にデータ同期信号の検出時に
おける照合部分をその直前または直後の少なくとも一方
の記録データをデータ同期信号の一部として利用するこ
とと類似しているが、データ同期信号の検出性能を意図
的に低下させる点で全く異なる。
【0043】さらに、回転変動を考慮した部分を含むデ
ータ同期信号の記録領域の欠陥は、予め検出が可能とな
り、データ同期信号が記録される領域に欠陥の無いセク
タのみを使用することが可能となる。従って、実際に情
報が記録再生される場合のデータ同期信号の検出におい
て、欠陥は無いので、ノイズによる信号劣化について考
慮すればよい。このため、データ同期信号の検出誤りが
発生しにくく、データ同期信号の検出性能が向上する。
そこで、本発明のデータ同期信号の部分の欠陥検出を実
施することによりデータ同期信号の検出性能が向上する
分に対応させて、通常のデータ再生時に使用するデータ
同期信号検出器115での照合ビット数を削減する。こ
れにより、データ同期信号の検出性能を維持したまま、
データ同期信号の領域を減らすことも可能である。そし
て、データ同期信号の領域を減らした分を情報の記録の
ために使用することが可能である。これにより、フォー
マット効率を向上させ、情報記録再生装置の記録容量を
向上させることも可能となる。あるいは、データ同期信
号の領域を減らした分で、情報の単位面積当たりの記録
密度を低減し、データの誤りを少なくすることで、デー
タ同期信号の検出性能ばかりでなく、情報記録再生装置
の情報の記録再生の信頼性についても向上させることも
可能である。
【0044】さらには、データ同期信号の領域に経時的
に発生してくる欠陥についても、耐力が向上する。欠陥
検出時に欠陥を精度良く検出することにより、データ同
期信号が記録される領域に欠陥の無いセクタのみを使用
することが可能であり、経時的に欠陥が発生し、拡大す
るという要因を少なくすることが可能であるためであ
る。
【0045】本発明の第2の実施の形態に係る欠陥検出
装置について、図を用いて以下説明する。
【0046】再度、図1の一部を用いて、本発明の第2
の実施の形態の記録媒体の記録位置とフォーマットにつ
いて説明する。本発明の第1の実施の形態では、フォー
マット21に示される欠陥検出用のデータ同期信号57
を使用した。本発明の第2の実施の形態においては、通
常のデータ再生の場合と同じフォーマット22の構成を
使用する。但し、欠陥検出のための照合範囲61で示さ
れる範囲にわたって、パターン照合を行いデータ同期検
出を行う。具体的には、PLO_SYNC51の最終
部、データ同期信号52、及びDATA部53の先頭部
を照合する。欠陥検出をする場合には、データとして既
知のものを使用することが可能であり、照合パターンと
して設定することが可能である。欠陥検出のための照合
範囲61の範囲は、本発明の第1の実施の形態での欠陥
検出用のデータ同期信号57の範囲と等価とすること
で、本発明の第1の実施の形態で説明をした欠陥検出の
効果も同様に得られる。尚、データとしてPLO_SY
NC51のパターンとDATA部53の先頭部を同じパ
ターンにしても良い。あるいは、欠陥検出がし易いよう
に誤りやすいパターンを選択し設定することで、欠陥検
出の精度を上げることもできる。
【0047】次に図2を用いて、必要な照合パターン長
について説明する。図2の記録媒体14は、記録媒体上
で実際に情報が記録されるトラックの一部分を抜き出し
て図示したものである。トラック34には、情報の記録
再生に適さない欠陥44が図示する部分にある。このト
ラック34に実際に情報が記録されるときのフォーマッ
トの例がフォーマット23〜フォーマット25である。
各フォーマットには、それぞれPLO_SYNC51、
データ同期信号52及びDATA部53が示されてい
る。また、欠陥検出のための照合範囲61もそれぞれ示
されている。フォーマット23〜フォーマット25の違
いは、記録されるときの記録媒体14との相対的な位置
関係である。フォーマット23は前側に記録された例で
あり、フォーマット25は後側に記録された例であり、
フォーマット24は平均的な位置に記録された例であ
る。欠陥検査のためのデータを記録する場合の変動を表
している。欠陥検出時に回転変動等により、フォーマッ
ト23のように記録された場合にも通常のデータの記録
再生時の回転変動分を考慮しなければならない。具体的
には、最悪の場合に通常のデータはフォーマット25の
ような位置に記録されることも考えられる。このときの
データ同期信号52が書き込まれる位置に対しても欠陥
検出時に検出できなくてはならない。従って、欠陥検出
のための照合範囲61の後側はフォーマット25のデー
タ同期信号52まで含む長さとなる。同様に、欠陥検出
時に回転変動等により、フォーマット25のように記録
された場合にも通常のデータの記録再生時の回転変動分
を考慮しなければならない。具体的には、最悪の場合に
通常のデータはフォーマット23のような位置に記録さ
れることも考えられる。このときのデータ同期信号52
が書き込まれる位置に対しても欠陥検出時に検出できな
くてはならない。従って、欠陥検出のための照合範囲6
1の前側はフォーマット23のデータ同期信号52まで
含む長さとなる。これはデータ同期信号52の前後それ
ぞれに許容する回転変動等の範囲の2倍の長さが必要で
あることを表す。但し、これは欠陥検出時も通常のデー
タの記録再生でも同じ量の回転変動等が発生するとした
場合である。欠陥検出は装置の製造段階で行われるもの
であり、変動の要因となるものを出来るだけ排除し、安
定させた状態で行われるのが通常である。従って、欠陥
検出の変動量は通常の記録再生に比べ十分に小さくする
ことが可能である。理想的には、変動がないことであ
る。これらのことを考慮すると、少なくともデータ同期
信号52の前後それぞれに通常の記録再生時に許容する
回転変動等の範囲分の長さが必要である。このことはま
た別の考え方を可能にする。つまり、欠陥検出時に回転
変動等を最小にするために多くの設備投資を行って実現
する方法と、データ同期信号52の前後それぞれに許容
する回転変動等の範囲の2倍の長さについて欠陥検出が
可能であるようにすることで特別の設備を使用しない
(設備投資をしなくて済む)方法が可能となる。このこ
とは、第1の実施の形態を含む他の実施の形態でも同様
である。
【0048】次に図4を用いて、第2の実施の形態のタ
イムチャートについて説明する。図4は、図1に示され
るフォーマット22によって欠陥検出を実施する場合の
タイムチャートを表す。フォーマット22のように記録
されたデータを再生した再生信号102がある。再生信
号102は、再生動作のためのRG103がアクティブ
になると、フォーマット22のPLO_SYNC51、
データ同期信号52、DATA部53のそれぞれに対応
する再生信号のPLO_SYNC151、データ同期信
号152、DATA部153が再生される。この時、再
生信号102内のPLO_SYNC151の最終部、デ
ータ同期信号152及びDATA部153の先頭部のパ
ターンの欠陥検出のための照合範囲62についてパター
ン照合をして同期検出をする必要がある。そのための遅
れたイネーブル信号104があり、この期間内に欠陥検
出のための照合範囲62が検出されれば欠陥検出時のS
YNC検出出力106を出力する。欠陥検出時のSYN
C検出出力106により、データ同期信号162とDA
TA部153が符号復調等をされた信号のDATA部1
54を含む再生データ出力108を出力する。
【0049】欠陥検出時のSYNC検出出力106が出
力されれば、データ同期信号52を含む欠陥検出のため
の照合範囲62の部分には欠陥がない。第1の実施の形
態と同様に、イネーブル信号104は欠陥検出ではない
通常のデータ再生に於けるデータ同期信号152よりも
欠陥検出のための照合範囲62が拡張されていることに
より、データ同期信号152の検出のためのイネーブル
信号に対して遅く出す必要がある。さらに、再生信号の
DATA部153の先頭から復調するためには、DAT
A部153の信号も遅延させておく必要がある。遅延さ
せる量は遅延時間68で示されるように、欠陥検出のた
めの照合範囲62として使用するDATA部153の先
頭部の長さに一致する。
【0050】通常のデータの再生に於けるデータ同期信
号152を検出するためのイネーブル信号109、SY
NC検出出力110、再生データ出力111は、図示し
たようになる。
【0051】次に図6を用いて、第2の実施の形態の欠
陥検出装置の構成について説明する。図6は、欠陥検出
装置のためのデータ同期信号検出手段を含む再生系の構
成を説明する図である。図1のフォーマット22のよう
に構成された情報を再生し、再生データ入力120とし
て等化器112に入力する。等化器112では、信号を
等化して出力する。データ弁別器113は、等化器出力
を入力してデータ弁別を行い、データ弁別結果を出力す
る。データ弁別出力は、セレクタ119、遅延器11
8、データ同期信号検出器115及び欠陥検出用データ
同期信号検出器125に入力する。データ同期信号検出
器115は、通常のデータ再生時に使用するデータ同期
信号検出手段であり、イネーブル信号121が入力され
ている。この他に必要であればデータ同期信号検出のた
めのパラメータ等も入力する。欠陥検出用データ同期信
号検出器125は、欠陥検出時に使用するデータ同期信
号検出手段であり、イネーブル信号126、照合パター
ン127が入力されている。イネーブル信号126は、
通常のデータ再生に於けるイネーブル信号121に対し
て、欠陥検出のための照合範囲61として使用するDA
TA部53の先頭部の長さ分だけ遅延させたものであ
る。照合パターン127は、欠陥検出のための照合範囲
62のためのPLO_SYNC151の最終部、データ
同期信号152及びDATA部153の先頭部のパター
ンをパターン照合して検出するためのものである。デー
タ同期信号検出器115及び欠陥検出用データ同期信号
検出器125のそれぞれのデータ同期信号検出出力は、
セレクタ117に入力される。遅延器118は、データ
弁別出力に対して欠陥検出のための照合範囲62として
使用するDATA部153の先頭部の長さ分の遅延を与
える。遅延したデータ弁別出力はセレクタ119に入力
される。セレクタ119では、データ弁別出力または遅
延したデータ弁別出力のいずれかを選択して出力し、そ
れを符号復調器114に入力する。セレクタ117で
は、欠陥検出の動作モードか否かで、信号を選択する。
セレクタ117の出力は、符号復調器114に入力さ
れ、セレクタ119のデータ弁別出力を符号復調するた
めのタイミングの基準となる。そして符号復調器114
からは、符号復調された再生データ出力122が出力さ
れる。
【0052】欠陥検出時には、セレクタ117で欠陥検
出用データ同期信号検出器125の出力を選択し、セレ
クタ119で遅延したデータ弁別出力を選択する。こう
することで、DATA部53の先頭からの信号に対して
符号復調がされる。また、通常の再生時には、セレクタ
117でデータ同期信号検出器115の出力を選択し、
セレクタ119で遅延していないデータ弁別出力を選択
する。こうすることで、DATA部53の先頭からの信
号に対して正しく符号復調がされる。欠陥検出時と通常
の再生時では、符号復調された再生データ出力122の
出力タイミングが異なる。このように欠陥検出用データ
同期信号検出手段を設けることで、欠陥検出のために通
常より拡張された範囲でのパターン照合による検出が可
能となる。また、欠陥検出のための照合範囲62の検出
を厳密に行うことで、小さな誤り等も出来る限り許容し
ないようにして、データ同期信号が書き込まれる可能性
のある位置について精度良い欠陥検出が可能となる。具
体的なデータ同期信号の検出方法として、例えば、欠陥
検出のための照合範囲62の領域の全ビットが一致した
ときのみデータ同期が出来たとする方法がある。
【0053】次に本発明の第3の実施の形態に係る欠陥
検出装置について、図を用いて以下説明する。
【0054】本発明の第3の実施の形態は、本発明の第
2の実施の形態と同様に図1の通常のデータ再生の場合
と同じフォーマット22の構成を使用する。また、デー
タ同期信号の検出も通常のデータ再生の場合と同様に行
う。但し、欠陥検出のための照合範囲61で示される範
囲にわたって、別途パターン照合を実施し、エラーの有
無を検出する。具体的には、PLO_SYNC51の最
終部、データ同期信号52、及びDATA部53の先頭
部についてパターン照合する。この場合も欠陥検出を行
うので、データとして既知のものを使用することが可能
であり、照合パターンとして設定することが可能であ
る。欠陥検出のための照合範囲61の範囲は、本発明の
第1の実施の形態での欠陥検出用のデータ同期信号57
の範囲と等価とすることで、本発明の第1の実施の形態
で説明した欠陥検出の効果も同様に得られる。尚、デー
タとしてPLO_SYNC51のパターンとDATA部
53の先頭部を同じパターンにしても良い。
【0055】次に図7を用いて、第3の実施の形態の欠
陥検出装置の構成について説明する。図7は、欠陥検出
装置のためのデータ同期信号検出手段を含む再生系の構
成を説明する図である。図1のフォーマット22のよう
に構成された情報を再生し、再生データ入力120とし
て等化器112に入力する。等化器112では、信号を
等化して出力する。データ弁別器113は、等化器出力
を入力してデータ弁別を行い、データ弁別結果を出力す
る。データ弁別出力は、符号復調器114、データ同期
信号検出器115及び欠陥検出用パターン照合手段13
0に入力する。データ同期信号検出器115は、通常の
データ再生時に使用するデータ同期信号検出手段であ
り、イネーブル信号121が入力されている。この他に
必要であればデータ同期信号検出のためのパラメータ等
も入力する。データ同期信号検出器115のデータ同期
信号検出出力は、符号復調器114に入力され、データ
弁別出力を符号復調するためのタイミングの基準とな
る。そして符号復調器114からは、符号復調された再
生データ出力122が出力される。欠陥検出用パターン
照合手段130は、欠陥検出時にデータ弁別結果の誤り
の有無を検出するものであり、イネーブル信号128、
照合パターン129が入力されている。イネーブル信号
128は、通常のデータ再生に於けるイネーブル信号1
21に対して、欠陥検出のための照合範囲61として使
用するDATA部53の先頭部の長さ分だけ遅延させた
ものである。照合パターン129は、欠陥検出のための
照合範囲61のためのPLO_SYNC51の最終部、
データ同期信号52及びDATA部53の先頭部のパタ
ーンとパターン照合して検出するためのものである。イ
ネーブル信号128がアクティブな期間にデータ弁別出
力と照合パターン129とを照合して一致するところが
なければ、誤りが発生しているとして欠陥検出出力13
1を出力する。欠陥検出出力131が出力された場合に
は、仮にデータ再生が出来たとしても欠陥が検出された
とすることで、データ同期信号の部分の欠陥検出が精度
良く実施できる。
【0056】図8は、本発明の第4の実施の形態であ
り、欠陥検出方法のフローチャートを表している。
【0057】欠陥検出の処理は、ステップ170から開
始され、ステップ171で欠陥検査用にデータ再生の準
備をする。ここでは、例えば、データを読み出すための
パラメータの設定、欠陥検出のための誤り訂正のための
訂正数の設定、当該データセクタ(トラック)ヘのシー
クおよび記録系による検査データの書込等が行われる。
準備が完了したら、ステップ172で再生系にて検査デ
ータの再生をする。このとき、PLLの引き込み、デー
タ同期信号の検出等を含む一連の再生動作が行われる。
データ同期信号検出が出来たかどうかを、ステップ17
3で判定する。ここでのデータ同期信号の検出は、前述
の第1の実施の形態〜第3の実施の形態にもあるよう
に、通常のデータ同期信号よりも長い欠陥検出のための
データ同期信号、あるいはPLO_SYNCの最終部
分、データ同期信号、DATA部の先頭部分を含む広い
範囲でのパターン照合による本発明のデータ同期信号検
出を意味する。
【0058】ステップ173でデータ同期信号検出が出
来た場合には、更にデータが正しく読み出せたかどうか
を、ステップ174で判定する。誤り訂正符号による訂
正も含め、正しく読めたかどうかを判定する。ここでの
誤り訂正符号による誤りの訂正数は、欠陥検出の品質に
影響するので、適切な値を設定することが重要である。
ステップ174で正しく読み出せた場合には、ステップ
175でデータ同期信号部分に関する欠陥検出出力がな
いかを判定する。ステップ173でのデータ同期信号の
検出が、通常のデータ同期信号よりも長い欠陥検出のた
めのデータ同期信号、あるいはPLO_SYNCの最終
部分、データ同期信号、DATA部の先頭部分を含むデ
ータ同期信号検出をする場合には、ステップ175はな
くても良い。ステップ173でのデータ同期信号の検出
が、リトライも含む通常のデータ同期信号検出であれ
ば、ステップ175でデータ同期信号部分に関する欠陥
検出を実施することが必須となる。ステップ175でデ
ータ同期信号部分に関する欠陥検出出力がないときに
は、ステップ179で欠陥検査の対象となる全セクタが
終了したかを判定する。全てのセクタの欠陥検査が終了
したらステップ181で終了する。
【0059】ステップ179で全てのセクタの欠陥検査
が終了していなければ、ステップ180で次のセクタの
処理に移る。そして再びステップ171からの処理を繰
り返す。また、ステップ173で判定した結果、データ
同期信号検出が出来なかった場合、ステップ174で判
定した結果、誤りが多くデータが正しく再生出来なかっ
た場合、ステップ175で判定した結果、データ同期信
号部分で欠陥検出出力があった場合のいずれかが発生し
た場合には、ステップ176で当該セクタに対する欠陥
検出処理を実行した回数をカウントする。そしてステッ
プ177で欠陥検出処理を実行した回数が制限回数以内
であるかを判定し、制限回数以内であればステップ17
2からの処理を繰り返す。ステップ176、ステップ1
77の処理は、1セクタに対しての欠陥検出処理を複数
回試みることを前提としており、1回の検出で欠陥と判
定する場合には、ステップ176、ステップ177の処
理は不要である。ステップ177で欠陥検出処理を実行
した回数が制限回数を超えた場合には、ステップ178
で当該セクタの欠陥として登録する。そしてステップ1
79の終了判定に進む。
【0060】ここでは、ステップ173で判定した結
果、データ同期信号検出が出来なかった場合、ステップ
174で判定した結果、誤りが多くデータが正しく再生
出来なかった場合、ステップ175で判定した結果、デ
ータ同期信号部分で欠陥検出出力があった場合の全ての
場合を同様に扱い、ステップ176で当該セクタに対す
る欠陥検出処理を実行した回数をカウントしているが、
ステップ173、ステップ174、ステップ175のそ
れぞれについて個別に処理回数をカウントし、ステップ
173、ステップ174、ステップ175の判定結果毎
に処理を変えることも可能である。
【0061】本発明の第5の実施の形態として、USP
5,844,920に開示されたデータ同期パターンが
複数有るようなデータフォーマットの形式にも対応可能
である。本発明をそれらの記録媒体に対して記録再生す
る場合のフォーマット形式に適用した一例を図9に示
す。
【0062】図9(A)は、データ同期信号が2カ所に
配置される場合である。PLO_SYNC51、データ
同期信号52、第1のDATA部77、第2のPLO_
SYNC75、第2のデータ同期信号71、第2のDA
TA部78、CRC部・ECC部54、GAP55があ
る。2つのデータ同期信号のそれぞれの部分について、
照合範囲61、照合範囲64で示す部分についての拡張
されたデータ同期信号検出を行うか、またはデータ同期
信号部分のための欠陥検出をする。
【0063】図9(B)は、図9(A)の例に於いて、
第2のPLO_SYNC75を含まない場合である。P
LO_SYNC51、データ同期信号52、第1のDA
TA部77、第2のデータ同期信号72、第2のDAT
A部78、CRC部・ECC部54、GAP55があ
る。2つのデータ同期信号のそれぞれの部分について、
照合範囲61、照合範囲65で示す部分についての拡張
されたデータ同期信号検出を行うか、またはデータ同期
信号部分のための欠陥検出をする。
【0064】図9(C)は、図9(A)の例に於いて、
第1のDATA部77を含まない場合である。PLO_
SYNC51、データ同期信号52、第2のPLO_S
YNC76、第2のデータ同期信号73、DATA部5
3、CRC部・ECC部54、GAP55がある。2つ
のデータ同期信号のそれぞれの部分について、照合範囲
61、照合範囲66で示す部分についての拡張されたデ
ータ同期信号検出を行うか、またはデータ同期信号部分
のための欠陥検出をする。
【0065】図9(D)は、データ同期信号が2カ所に
配置される場合であるが、1つがCRC部・ECC部5
4の後に配置される例である。PLO_SYNC51、
データ同期信号52、DATA部53、CRC部・EC
C部54、第2のデータ同期信号74、GAP55があ
る。2つのデータ同期信号のそれぞれの部分について、
照合範囲61、照合範囲67で示す部分についての拡張
されたデータ同期信号検出を行うか、またはデータ同期
信号部分のための欠陥検出をする。
【0066】また、これ以外にもここで例挙したものの
組み合わせ、データ同期信号の配置する場所の数をさら
に多くしたものも可能である。さらに、サーボ領域によ
ってデータセクタが分離するスプリットセクタ方式のフ
ォーマットにそれらを適用した構成も可能である。
【0067】さらに、本発明の第3の実施の形態と組み
合わせることで、実現が容易になる。特に第2データ同
期信号部分において、データ同期信号検出ではなく、欠
陥検出のためのパターン照合をすることで、複雑な処理
をする必要がなくなる。
【0068】さらに、ここでは2箇所のデータ同期信号
の部分について、それぞれに拡張されたデータ同期信号
検出を実施すべき個所も2箇所になるように説明した
が、実際には回転変動量に対応して拡張する長さやのP
LO_SYNCやデータ部の長さとの関係で、拡張され
たデータ同期信号検出を実施すべき箇所が重なることも
考えられる。そのような場合には、1つにまとめて実施
することも可能である。
【0069】図10は、本発明の第6の実施の形態とし
ての磁気ディスク装置である。第1乃至第5の実施の形
態を使用したものである。
【0070】磁気ディスク装置201は、磁気ディスク
211、磁気ヘッド212、R/W_AMP213、H
DCマイコン214、データバッファ215、サーボ処
理回路216、機構系ドライバ217、VCM218、
モーター219、信号処理手段220等を持つ。
【0071】情報記録媒体である磁気ディスク211
は、前述した第1乃至第5の実施の形態による欠陥検出
が実施され、データ同期信号部分での欠陥が登録され、
情報の記録再生に使用されるセクタについては、データ
同期信号部分については、欠陥が十分に小さなセクタの
みを使用する。また、信号処理手段220は、前述した
第1乃至第5の実施の形態による欠陥検出のための記録
系および再生系等の手段を含む。特に関連するのは、デ
ータ同期信号の検出部分である。
【0072】この構成の磁気ディスク装置201は、特
にデータ同期信号部分での情報記録媒体の欠陥検出を精
度良く行われたセクタのみを使用することで、データ同
期信号の検出誤りの少ない磁気ディスク装置を実現する
ことができる。
【0073】図14のフローチャートにて、本実施の形
態の欠陥検出方法を実施する磁気ディスク装置の製造工
程の一例について説明する。
【0074】磁気ディスク、磁気ヘッド等の部品の準備
および組立(ステップ400)の後、当該磁気ディスク
装置201に組み込んだ状態での磁気ディスク211の
サーボパターン書き込みを行う(ステップ401)。
【0075】その後、磁気ディスク装置201自体の信
号処理手段220の記録系および再生系等を欠陥検出モ
ードにして、図7のフローチャートに例示されるような
磁気ディスク211における欠陥検出を実行する(ステ
ップ402)。この場合、長いデータ同期信号57を用
いてデータ同期信号の検出可否等に基づいて磁気ディス
ク211の欠陥の有無を判別するので、磁気ディスク2
11の回転変動に起因する後発的かつ潜在的な欠陥も確
実に検出でき、後述のように欠陥領域には交代領域を割
り当てることで、磁気ディスク211の信頼性が向上す
る。
【0076】その後、検出された欠陥の位置を避けるよ
うな交代領域の割当処理等を含む磁気ディスク211の
フォーマットを行う。この時は、通常のフォーマット2
2が用いられる(ステップ403)。
【0077】さらに、ヒートラン等の環境負荷試験を実
行し(ステップ404)、媒体エラー等が検出された場
合には(ステップ405)、ステップ403に戻って磁
気ディスク211の再フォーマット等を実行する。
【0078】また、ステップ404の環境負荷試験に合
格した磁気ディスク装置201は出荷される(ステップ
406)。
【0079】このように、本実施の形態の磁気ディスク
装置201によれば、磁気ディスク装置201自体の信
号処理手段220における記録系および再生系を利用し
て、高精度の磁気ディスク211の欠陥検査が可能にな
る。
【0080】以上説明したように、本実施の形態の欠陥
検出技術によれば、情報記録媒体におけるデータ同期信
号部分の欠陥検出の精度を上げることで、欠陥によるデ
ータ同期信号部分でのデータ弁別誤りを少なくすること
が可能となり、データ同期信号の検出誤りに起因する後
続のデータの再生不能障害を少なくすることが出来る。
【0081】また、本実施の形態の欠陥検出技術を用い
た欠陥検出装置、情報記録再生装置等のデータ再生性能
を向上させることも可能となる。それを適用した情報記
録媒体を使用することで、データ再生性能を向上させる
ことも可能となる。
【0082】さらに、欠陥検出時に欠陥検出用パターン
照合手段によりデータ同期信号の前後の領域を含む範囲
でパターン照合を一度で行うことが出来るため、欠陥検
出のための工程を軽減することが可能となる。
【0083】さらには、データ同期信号の検出性能が向
上する分を、データ同期信号の領域を減らすことで、デ
ータ同期信号の検出性能を維持することも可能である。
この場合は、データ同期信号の領域を減らした分を正味
の情報(データ)の記録のために使用することで、情報
記録媒体のフォーマット効率を向上させ、情報記録再生
装置の記録容量を向上させることも可能となる。あるい
は、データ同期信号の領域を減らした分で、情報の単位
面積当たりの記録密度を低減することで、データの誤り
を低減させ、データ同期信号の検出性能ばかりでなく、
情報記録再生装置の情報の記録再生の信頼性についても
向上させることも可能である。
【0084】さらには、データ同期信号の領域に経時的
に発生してくる欠陥についても、欠陥検出時に潜在的な
欠陥を精度良く検出して顕在化させることにより、情報
記録再生装置の出荷後における障害の発生要因を少なく
することが可能である。
【0085】本願の特許請求の範囲に記載された発明を
見方を変えて表現すれば以下の通りである。
【0086】(1).欠陥検出を行う情報記録媒体と、
該情報記録媒体から記録情報を再生する再生手段と、前
記再生手段からのクロック同期のためのPLO_SYN
C信号とそれに続くデータ同期をとるためのデータ同期
信号とそれに続くデータ信号とを含む入力データを入力
して前記入力データのデータ弁別を行う弁別手段と、前
記弁別手段から出力された弁別ビット列によりデータ同
期を検出するデータ同期信号検出手段と、前記データ同
期信号検出手段から出力されたデータ同期信号検出出力
の信号のタイミングにより前記弁別手段から出力される
弁別ビット列のデータ信号を出力するデータ出力手段と
を備え、前記情報記録媒体の欠陥検出時には、リトライ
を含む通常の記録情報の再生時のデータ同期信号よりも
長いデータ同期信号を使用してデータ同期検出を実施
し、データ同期検出が出来ない場合に情報記録媒体の欠
陥として検出することを特徴とする欠陥検出装置。
【0087】(2).前記欠陥検出時の長いデータ同期
信号は、リトライを含む通常の記録情報の再生時のデー
タ同期信号と、その前側及び後側にデータ同期信号部分
を延長して設けたことを特徴とする項目(1)に記載の
欠陥検出装置。
【0088】(3).前記欠陥検出時の長いデータ同期
信号は、リトライを含む通常の記録情報の再生時のデー
タ同期信号と、その前側のクロック同期のためのPLO
_SYNC信号の後半部分及び後側のデータ信号の最初
の部分とによって構成されることを特徴とする項目
(1)乃至項目(2)に記載の欠陥検出装置。
【0089】(4).前記情報記録媒体の欠陥検出時に
データ同期信号を構成するデータ信号の最初の部分は、
PLO_SYNC信号と同じになるようにしたことを特
徴とする項目(1)乃至項目(3)に記載の欠陥検出装
置。
【0090】(5).前記情報記録媒体の欠陥検出時に
データ同期信号として延長する長さを、前記情報記録媒
体が使用される情報記録再生装置での許容される回転変
動量に見合った長さとしたことを特徴とする項目(1)
乃至項目(4)に記載の欠陥検出装置。
【0091】(6).欠陥検出を行う情報記録媒体から
記録情報を再生するステップと、クロック同期のための
PLO_SYNC信号とそれに続くデータ同期をとるた
めのデータ同期信号とそれに続くデータ信号とを含む入
力データを入力して前記入力データのデータ弁別を行う
ステップと、出力された弁別ビット列によりデータ同期
を検出するデータ同期信号検出ステップと、データ同期
信号を検出したタイミングにより弁別ビット列のデータ
信号を出力するデータ出力ステップと、前記情報記録媒
体の欠陥検出時には、リトライを含む通常の記録情報の
再生時のデータ同期信号よりも長いデータ同期信号を使
用してデータ同期検出を実施するステップと、データ同
期検出が出来ない場合に情報記録媒体の欠陥として検出
するステップとを備えたことを特徴とする欠陥検出方
法。
【0092】(7).前記欠陥検出時の長いデータ同期
信号は、リトライを含む通常の記録情報の再生時のデー
タ同期信号と、その前側及び後側にデータ同期信号部分
を延長して設けたことを特徴とする項目(6)に記載の
欠陥検出方法。
【0093】(8).前記欠陥検出時の長いデータ同期
信号は、リトライを含む通常の記録情報の再生時のデー
タ同期信号と、その前側のクロック同期のためのPLO
_SYNC信号の後半部分及び後側のデータ信号の最初
の部分とによって構成されることを特徴とする項目
(6)乃至項目(7)に記載の欠陥検出方法。
【0094】(9).前記情報記録媒体の欠陥検出時に
データ同期信号を構成するデータ信号の最初の部分は、
PLO_SYNC信号と同じになるようにしたことを特
徴とする項目(6)乃至項目(8)に記載の欠陥検出方
法。
【0095】(10).前記情報記録媒体の欠陥検出時
にデータ同期信号として延長する長さを、前記情報記録
媒体が使用される情報記録再生装置での許容される回転
変動量に見合った長さとしたことを特徴とする項目
(6)乃至項目(9)に記載の欠陥検出方法。
【0096】(11).欠陥検出を行う情報記録媒体
と、該情報記録媒体から記録情報を再生する再生手段
と、前記再生手段からのクロック同期のためのPLO_
SYNC信号とそれに続くデータ同期をとるためのデー
タ同期信号とそれに続くデータ信号とを含む入力データ
を入力して前記入力データのデータ弁別を行う弁別手段
と、前記弁別手段から出力された弁別ビット列によりデ
ータ同期を検出するデータ同期信号検出手段と、前記弁
別手段から出力された弁別ビット列により欠陥検出を行
う欠陥検出用パターン照合手段と、前記データ同期信号
検出手段から出力されたデータ同期信号検出出力の信号
のタイミングにより前記弁別手段から出力される弁別ビ
ット列のデータ信号を出力するデータ出力手段とを備
え、前記情報記録媒体の欠陥検出時には、前記欠陥検出
用パターン照合手段で所定の照合パターンとパターン照
合し、正しい照合結果が得られない場合には、欠陥検出
出力を出力し、欠陥検出出力が出力された場合に情報記
録媒体の欠陥として検出することを特徴とする欠陥検出
装置。
【0097】(12).前記欠陥検出用パターン照合手
段で照合する範囲は、リトライを含む通常の記録情報の
再生時のデータ同期信号と、その前側及び後側の部分を
含むことを特徴とする項目(11)に記載の欠陥検出装
置。
【0098】(13).前記欠陥検出用パターン照合手
段で照合する範囲は、データ同期信号長に前記情報記録
媒体が使用される情報記録再生装置での許容される回転
変動量に見合った長さを加えたものとしたことを特徴と
する項目(11)乃至項目(12)に記載の欠陥検出装
置。
【0099】(14).欠陥検出を行う情報記録媒体か
ら記録情報を再生するステップと、クロック同期のため
のPLO_SYNC信号とそれに続くデータ同期をとる
ためのデータ同期信号とそれに続くデータ信号とを含む
入力データを入力して前記入力データのデータ弁別を行
うステップと、出力された弁別ビット列によりデータ同
期を検出するデータ同期信号検出ステップと、データ同
期信号を検出したタイミングにより弁別ビット列のデー
タ信号を出力するデータ出力ステップと、前記情報記録
媒体の欠陥検出時には、前記弁別ビット列と所定の欠陥
検出照合パターンとをパターン照合し、正しい照合結果
が得られない場合には、欠陥検出出力を出力するステッ
プと、前記欠陥検出出力が出力された場合に情報記録媒
体の欠陥として検出するステップとを備えたことを特徴
とする欠陥検出方法。
【0100】(15).前記欠陥検出照合パターンとパ
ターン照合する範囲は、リトライを含む通常の記録情報
の再生時のデータ同期信号と、その前側及び後側の部分
を含むことを特徴とする項目(14)に記載の欠陥検出
方法。
【0101】(16).前記欠陥検出照合パターンとパ
ターン照合する範囲は、データ同期信号長に前記情報記
録媒体として使用される情報記録再生装置での許容され
る回転変動量に見合った長さを加えたものとしたことを
特徴とする項目(14)乃至項目(15)に記載の欠陥
検出方法。
【0102】(17).欠陥検出を行う情報記録媒体
と、該情報記録媒体から記録情報を再生する再生手段
と、前記再生手段からのデータ同期をとるためのデータ
同期信号とそれに続くデータ信号とを含む入力データを
入力して前記入力データのデータ弁別を行う弁別手段
と、前記弁別手段から出力された弁別ビット列によりデ
ータ同期を検出するデータ同期信号検出手段と、前記デ
ータ同期信号検出手段から出力されたデータ同期信号検
出出力の信号のタイミングにより前記弁別手段から出力
される弁別ビット列のデータ信号を出力するデータ出力
手段とを備え、前記情報記録媒体の欠陥検出時には、リ
トライを含む通常の記録情報の再生時のデータ同期信号
の検出性能よりも検出性能の悪い(検出誤りを起こし易
い)データ同期信号を使用してデータ同期検出を実施
し、データ同期信号が検出出来ない場合に情報記録媒体
の欠陥を検出することを特徴とする欠陥検出装置。
【0103】(18).欠陥検出時のデータ同期信号と
して、リトライを含む通常の記録情報の再生時のデータ
同期信号よりも長いデータ同期信号を使用してデータ同
期検出を実施し、データ同期検出が出来ない場合に情報
記録媒体の欠陥として検出された位置を情報記録領域と
して使用しないことを特徴とする情報記録媒体。
【0104】(19).クロック同期のためのPLO_
SYNC信号とそれに続くデータ同期をとるためのデー
タ同期信号とそれに続くデータ信号とを含む弁別された
弁別ビット列を入力してデータ同期信号を検出する第1
のデータ同期信号検出手段と、前記弁別ビット列を入力
してデータ同期信号を検出する第2のデータ同期信号検
出手段と、前記第1のデータ同期信号検出手段からの第
1のデータ同期検出出力と前記第2のデータ同期信号検
出手段からの第2のデータ同期検出出力とを入力し、何
れかの信号を選択するセレクタと、前記セレクタの出力
信号のデータ同期信号検出出力タイミングにより前記弁
別ビット列中のデータ信号を出力するデータ出力手段と
を備え、前記第2のデータ同期信号検出手段でのデータ
同期信号を検出するためのデータ照合範囲が前記第1の
データ同期信号検出手段でのデータ同期信号を検出する
ためのデータ照合範囲よりも広いことを特徴とするデー
タ同期信号検出装置。
【0105】(20).クロック同期のためのPLO_
SYNC信号とそれに続くデータ同期をとるためのデー
タ同期信号とそれに続くデータ信号とを含む弁別された
弁別ビット列を入力してデータ同期信号を検出する第1
のデータ同期信号検出手段と、前記弁別ビット列を入力
してデータ同期信号を検出する第2のデータ同期信号検
出手段と、前記弁別ビット列を入力し所定時間分遅延さ
せる遅延手段と、前記弁別ビット列と前記遅延手段の出
力とを入力し、何れかの信号を選択する第1のセレクタ
と、前記第1のデータ同期信号検出手段からの第1のデ
ータ同期検出出力と前記第2のデータ同期信号検出手段
からの第2のデータ同期検出出力とを入力し、何れかの
信号を選択する第2のセレクタと、前記第2のセレクタ
の出力信号のデータ同期信号検出出力タイミングにより
前記第1のセレクタの出力信号の弁別ビット列中のデー
タ信号を出力するデータ出力手段とを備え、前記第2の
データ同期信号検出手段でのデータ同期信号を検出する
ためのデータ照合範囲が前記第1のデータ同期信号検出
手段でのデータ同期信号を検出するためのデータ照合範
囲よりも広いことを第1の特徴とし、前記第2のセレク
タに於いて前記第2のデータ同期検出出力信号であるデ
ータ同期信号検出出力を選択するときには、前記第1の
セレクタに於いて前記遅延手段の出力信号を選択するよ
うに動作し、あるいは、前記第2のセレクタに於いて前
記第1のデータ同期検出出力信号であるデータ同期信号
検出出力を選択するときには、前記第1のセレクタに於
いて前記弁別ビット列の出力信号を選択するように動作
することを第2の特徴とするデータ同期信号検出装置。
【0106】(21).前記項目(1)乃至項目
(5)、前記項目(11)乃至項目(13)及び前記項
目(17)に記載のいずれかの欠陥検出装置により欠陥
検出が行われた情報記録媒体と、前記情報記録媒体に情
報を記録する情報記録手段と、前記情報記録媒体から情
報を再生する情報再生手段と、を備え、前記情報再生手
段には、前記項目(19)乃至項目(20)に記載の何
れかのデータ同期信号検出装置または前記項目(11)
乃至項目(13)に記載の何れかの欠陥検出装置を含む
ことを特徴とした情報記録再生装置。
【0107】(22).前記項目(18)に記載の情報
記録媒体と、前記情報記録媒体に情報を記録する情報記
録手段と、前記情報記録媒体から情報を再生する情報再
生手段と、を備えた情報記録再生装置。
【0108】(23).前記項目(21)乃至項目(2
2)に記載のいずれかの情報記録再生装置に於いて、情
報を磁気的変化により記録または再生することを特徴と
する磁気ディスク装置。
【0109】(24).データ同期信号部分を1ビット
以上短縮し、該短縮したビット数分の記録領域を情報記
録領域として使用し、情報記録量を増加させたことを特
徴とする前記項目(23)に記載の磁気ディスク装置。
【0110】(25).データ同期信号部分を1ビット
以上短縮し、該短縮したビット数分の記録領域を情報記
録領域として使用し、単位面積当たりの情報記録密度を
低下させたことを特徴とする前記項目(23)に記載の
磁気ディスク装置。
【0111】(26).データ同期信号が記録される可
能性のある部分の欠陥検出を1度に実施出来ることを特
徴とする前記項目(1)乃至項目(5)、前記項目(1
1)乃至項目(13)に記載の欠陥検出装置。
【0112】(27).データ同期信号が記録される可
能性のある部分の欠陥検出を1度に実施出来ることを特
徴とする前記項目(6)乃至項目(10)、前記項目
(14)乃至項目(16)に記載の欠陥検出方法。
【0113】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0114】たとえば上述の説明では、磁気ディスク装
置を例にして、本発明による欠陥検出装置について説明
してきたが、光磁気ディスク装置、光ディスク装置、フ
レキシブルディスク装置等にも用いることも可能であ
る。また、欠陥検出装置を信号処理回路に組み込むこ
と、さらにそれを集積回路とすることも可能である。
【0115】
【発明の効果】情報記録媒体においてデータ同期信号の
記録される可能性のある位置の欠陥検査を精度良く行う
ことで、潜在的な媒体欠陥を顕在化させ、情報記録媒体
の信頼性を向上させることができる、という効果が得ら
れる。
【0116】情報記録媒体の欠陥検査を行うための処理
時間を短縮することができる、という効果が得られる。
【0117】データ同期信号の信頼性の改善による記録
データの信頼性の向上、およびデータ同期信号の信頼性
の改善量に見合った分のデータ同期信号部分の領域の削
減によるフォーマット効率の向上を実現することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の欠陥検出方法の第1の実施の形態にお
ける記録媒体の欠陥位置とフォーマットの関係の一例を
従来の参考技術の場合の比較して説明する概念図であ
る。
【図2】本発明の欠陥検出方法の第2の実施の形態にお
けるデータ同期信号部の欠陥検出のために必要な照合パ
ターンの作用の一例について説明する概念図である。
【図3】本発明の欠陥検出方法の第1の実施の形態にお
けるデータ同期信号検出のタイミング制御に用いられる
各部の信号とシーケンスを説明するタイムチャートであ
る。
【図4】本発明の欠陥検出方法の第2の実施の形態にお
けるデータ同期信号検出のタイミング制御に用いられる
各部の信号とシーケンスを説明するタイムチャートであ
る。
【図5】本発明の欠陥検出方法の第1の実施の形態を実
施する欠陥検出装置の構成の一例を説明するブロック図
である。
【図6】本発明の欠陥検出方法の第2の実施の形態を実
施する欠陥検出装置の構成の一例を説明するブロック図
である。
【図7】本発明の欠陥検出方法の第3の実施の形態を実
施する欠陥検出装置の構成の一例を説明するブロック図
である。
【図8】本発明の欠陥検出方法の第4の実施の形態の一
例を説明するフローチャートである。
【図9】(A)乃至(D)は、本発明の欠陥検出方法の
第2の実施の形態の変形例を種々のフォーマット形式に
適用した例を説明する概念図である。
【図10】本発明の欠陥検出方法を実施する磁気ディス
ク装置の構成の一例を説明するブロック図である。
【図11】本発明の欠陥検出方法の第1の実施の形態を
実施する欠陥検出装置の記録系の構成の一例を示すブロ
ックである。
【図12】本発明の欠陥検出方法の第1の実施の形態を
実施する欠陥検出装置の記録系の欠陥検出時のタイミン
グ制御の一例を示すタイムチャートである。
【図13】本発明の欠陥検出方法の第1の実施の形態を
実施する欠陥検出装置の記録系の通常稼働時のタイミン
グ制御の一例を示すタイムチャートである。
【図14】本発明の欠陥検出方法を実施する磁気ディス
ク装置の媒体欠陥検出工程を含む製造工程の一例を示す
フローチャートである。
【図15】本発明の参考技術の情報記録媒体における従
来のフォーマット形式を説明する概念図である。
【符号の説明】
11、12、13、14…記録媒体、21、22、2
3、24、25、26…フォーマット、31、32、3
3、34…トラック、41、42、43、44…欠陥、
51…PLO_SYNC、52…データ同期信号、53
…DATA部、54…CRC部・ECC部、55…GA
P部、56…PLO_SYNC、57…データ同期信
号、58…DATA部、61、62、64、65、6
6、67…欠陥検出のための照合範囲、68…遅延時
間、71、72、73、74…第2のデータ同期信号、
75、76…第2のPLO_SYNC、77…第1のD
ATA部、78…第2のDATA部、101、102…
再生信号、103…リードゲート信号(RG)、10
4、109…イネーブル信号、105、106、110
…データ同期検出信号(SYNC検出出力)、107、
108、111…再生データ出力、112…等化器、1
13…データ弁別器、114…符号復調器、115…デ
ータ同期信号検出器、116、125…欠陥検出用デー
タ同期信号検出器、117、119…セレクタ、118
…遅延器、120…再生データ入力、122…再生デー
タ出力、121、123、126、128、…イネーブ
ル信号、124、127、129…照合パターン、13
0…欠陥検出用パターン照合手段、131…欠陥検出出
力、201…磁気ディスク装置、202…上位装置、2
11…磁気ディスク、212…磁気ヘッド、213…R
/W_AMP、214…HDCマイコン、215…デー
タバッファ、216…サーボ処理回路、217…機構系
ドライバ、218…VCM、219…モーター、220
…信号処理手段、301…符号変調器、302…制御回
路、303…セレクタ、304…P/S変調器、305
…記録補正回路、310…ライトゲート信号(WG)、
311…PLO_SYNCパターン、312…SYNC
_BYTEパターン、313…欠陥検出用SYNC_B
YTEパターン、314…変調記録データ、315…記
録データ入力、316…制御信号、317…記録データ
出力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 G11B 20/10 C 20/12 20/12 20/14 351 20/14 351Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック同期のためのPLO_SYNC
    信号と、それに続くデータ同期をとるためのデータ同期
    信号と、それに続くデータ信号と、を含むセクタを単位
    としてデータの記録および再生が行われる情報記録媒体
    の欠陥検出方法であって、 通常稼働時の前記セクタに含まれる第1のデータ同期信
    号よりも長い第2のデータ同期信号を含む前記セクタを
    前記情報記録媒体に書き込むステップと、 前記セクタの読み出しを実行し、前記第2のデータ同期
    信号によるデータ同期検出が出来ない場合に前記情報記
    録媒体の前記セクタ位置に欠陥有りと判別するステップ
    と、 を含むことを特徴とする欠陥検出方法。
  2. 【請求項2】 クロック同期のためのPLO_SYNC
    信号と、それに続くデータ同期をとるためのデータ同期
    信号と、それに続くデータ信号と、を含むセクタを単位
    としてデータの記録および再生が行われる情報記録媒体
    の欠陥検出方法であって、 前記セクタを前記情報記録媒体に書き込むステップと、 前記セクタから読み出される弁別ビット列のうち、前記
    データ同期信号および当該データ同期信号の前後の範囲
    の前記弁別ビット列と、欠陥検出照合パターンとを照合
    し、正しい照合結果が得られない場合に前記情報記録媒
    体の前記セクタ位置に欠陥有りと判別するステップと、 を含むことを特徴とする欠陥検出方法。
  3. 【請求項3】 クロック同期のためのPLO_SYNC
    信号と、それに続くデータ同期をとるためのデータ同期
    信号と、それに続くデータ信号と、を含むセクタを単位
    としてデータの記録および再生が行われる情報記録媒体
    の欠陥検出装置であって、 前記情報記録媒体に対して通常稼働時の前記セクタに含
    まれる第1のデータ同期信号よりも長い第2のデータ同
    期信号を含む前記セクタを書き込む記録手段と、 前記情報記録媒体から記録情報を再生する再生手段と、 前記再生手段からの前記PLO_SYNC信号および前
    記データ同期信号および前記データ信号とを含む入力デ
    ータを入力して前記入力データのデータ弁別を行う弁別
    手段と、 前記弁別手段から出力された弁別ビット列によりデータ
    同期を検出するデータ同期信号検出手段と、 前記データ同期信号検出手段から出力されたデータ同期
    信号検出出力の信号のタイミングにより前記弁別手段か
    ら出力される弁別ビット列の前記データ信号を出力する
    データ出力手段とを備え、 前記データ同期信号検出手段にて前記第2のデータ同期
    信号を使用したデータ同期検出が出来ない場合に前記情
    報記録媒体の欠陥として検出することを特徴とする欠陥
    検出装置。
  4. 【請求項4】 クロック同期のためのPLO_SYNC
    信号と、それに続くデータ同期をとるためのデータ同期
    信号と、それに続くデータ信号と、を含むセクタを単位
    としてデータの記録および再生が行われる情報記録媒体
    の欠陥検出装置であって、 前記情報記録媒体に対して前記セクタを書き込む記録手
    段と、 前記情報記録媒体から記録情報を再生する再生手段と、 前記再生手段からの前記PLO_SYNC信号および前
    記データ同期信号および前記データ信号とを含む入力デ
    ータを入力して前記入力データのデータ弁別を行う弁別
    手段と、 前記弁別手段から出力された弁別ビット列によりデータ
    同期を検出するデータ同期信号検出手段と、 前記弁別手段から出力された前記弁別ビット列のうち、
    前記データ同期信号および当該データ同期信号の前後の
    範囲の前記弁別ビット列と、欠陥検出照合パターンとを
    照合し、正しい照合結果が得られない場合に欠陥検出出
    力を行う欠陥検出用パターン照合手段と、 前記データ同期信号検出手段から出力されたデータ同期
    信号検出出力の信号のタイミングにより前記弁別手段か
    ら出力される弁別ビット列の前記データ信号を出力する
    データ出力手段とを備え、 前記欠陥検出出力が出力された場合に前記情報記録媒体
    の欠陥として検出することを特徴とする欠陥検出装置。
  5. 【請求項5】 クロック同期のためのPLO_SYNC
    信号と、それに続くデータ同期をとるためのデータ同期
    信号と、それに続くデータ信号と、を含むセクタを単位
    としてデータの記録および再生が行われる情報記録媒体
    と、 前記情報記録媒体に情報を記録する情報記録手段と、 前記情報記録媒体から情報を再生する情報再生手段と、 を含む情報記録再生装置であって、 前記情報再生手段は、 前記PLO_SYNC信号と、前記データ同期信号と、
    前記データ信号と、を含む弁別された弁別ビット列を入
    力して前記データ同期信号を検出する第1のデータ同期
    信号検出手段と、 前記弁別ビット列を入力して前記データ同期信号を検出
    する第2のデータ同期信号検出手段と、 前記第1のデータ同期信号検出手段からの第1のデータ
    同期検出出力と前記第2のデータ同期信号検出手段から
    の第2のデータ同期検出出力とを入力し、何れかの信号
    を選択するセレクタと、 前記セレクタの出力信号のデータ同期信号検出出力タイ
    ミングにより前記弁別ビット列中のデータ信号を出力す
    るデータ出力手段とを備え、 前記第2のデータ同期信号検出手段での前記データ同期
    信号を検出するためのデータ照合範囲が、前記第1のデ
    ータ同期信号検出手段での前記データ同期信号を検出す
    るためのデータ照合範囲よりも広いことを特徴とする情
    報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 クロック同期のためのPLO_SYNC
    信号と、それに続くデータ同期をとるためのデータ同期
    信号と、それに続くデータ信号と、を含むセクタを単位
    としてデータの記録および再生が行われる情報記録媒体
    と、 前記情報記録媒体に情報を記録する情報記録手段と、 前記情報記録媒体から情報を再生する情報再生手段と、 を含む情報記録再生装置であって、 前記情報再生手段は、 前記PLO_SYNC信号と、前記データ同期信号と、
    前記データ信号とを含む弁別された弁別ビット列を入力
    して前記データ同期信号を検出する第1のデータ同期信
    号検出手段と、 前記弁別ビット列を入力して前記データ同期信号を検出
    する第2のデータ同期信号検出手段と、 前記弁別ビット列を入力し所定時間分遅延させる遅延手
    段と、 前記弁別ビット列と前記遅延手段の出力とを入力し、何
    れかの信号を選択する第1のセレクタと、 前記第1のデータ同期信号検出手段からの第1のデータ
    同期検出出力と前記第2のデータ同期信号検出手段から
    の第2のデータ同期検出出力とを入力し、何れかの信号
    を選択する第2のセレクタと、 前記第2のセレクタの出力信号のデータ同期信号検出出
    力タイミングにより前記第1のセレクタの出力信号の弁
    別ビット列中の前記データ信号を出力するデータ出力手
    段とを備え、 前記第2のデータ同期信号検出手段での前記データ同期
    信号を検出するためのデータ照合範囲が前記第1のデー
    タ同期信号検出手段での前記データ同期信号を検出する
    ためのデータ照合範囲よりも広く、 前記第2のセレクタにおいて第2のデータ同期検出出力
    であるデータ同期信号検出出力信号を選択するときに
    は、前記第1のセレクタにおいて前記遅延手段の出力信
    号を選択するように動作し、あるいは、前記第2のセレ
    クタにおいて第1のデータ同期検出出力であるデータ同
    期信号検出出力信号を選択するときには、前記第1のセ
    レクタにおいて前記弁別ビット列の出力信号を選択する
    ように動作することを特徴とする情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 クロック同期のためのPLO_SYNC
    信号と、それに続くデータ同期をとるためのデータ同期
    信号と、それに続くデータ信号と、を含むセクタを単位
    としてデータの記録および再生が行われる磁気ディスク
    と、 前記磁気ディスクに情報を記録する情報記録手段と、 前記磁気ディスクから情報を再生する情報再生手段と、 を含む磁気ディスク装置であって、 請求項1および2記載の欠陥検出方法の少なくとも一方
    を実行する機能を備えたことを特徴とする磁気ディスク
    装置。
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