JP2001216743A - 同期信号検出装置、同検出装置を備えた情報記憶装置、及び同期信号検出方法 - Google Patents

同期信号検出装置、同検出装置を備えた情報記憶装置、及び同期信号検出方法

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JP2001216743A
JP2001216743A JP2000022655A JP2000022655A JP2001216743A JP 2001216743 A JP2001216743 A JP 2001216743A JP 2000022655 A JP2000022655 A JP 2000022655A JP 2000022655 A JP2000022655 A JP 2000022655A JP 2001216743 A JP2001216743 A JP 2001216743A
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sync
synchronization signal
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Atsushi Esumi
淳 江角
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録担体でのデータフォーマット効率を悪化さ
せることなくSYNC検出能力を向上することができる
ようにする。 【解決手段】セクタ中のSYNC部の直前のプリアンブ
ル部に記録されているプリアンブルパターンの終端側パ
ターン部分を、SYNCパターン(拡張SYNCパター
ン)の一部として利用し、この終端側パターン部分とS
YNC部のSYNCパターンとからなる拡張SYNCパ
ターンを照合パターンとして用いてディスク媒体からの
リードデータとのパターン照合を行うことでSYNCを
検出する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の記録単位で
データが記録され、各記録単位毎に同期確保用の同期信
号パターンが設定される記録担体からのデータ読み出し
が可能な情報記憶装置に係り、特に同期信号パターンの
直前または直後の少なくとも一方の記録データを同期信
号パターンの一部として利用して同期確保のための同期
信号検出を行う同期信号検出装置、同検出装置を備えた
情報記憶装置、及び同期信号検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも記録担体からのデータ読み出
しが可能な情報記憶装置の代表として、例えば記録担体
に磁気ディスク媒体を用い、当該ディスク媒体(の各ト
ラック)上に、ある決められたシンボル数で構成される
ブロック、即ちセクタ単位でデータが記録される磁気デ
ィスク装置が知られている。この種の磁気ディスク装置
では、データの先頭シンボルを正しく検出する機能は必
要不可欠である。そのために、データの前には同期信号
パターン(以下、SYNCパターンと称する)が書き込
まれる。このSYNCパターンが書き込まれる領域(部
分)をSYNC部と呼び、当該SYNCパターンを検出
することによりデータの先頭シンボルを正しく検出す
る。即ちデータの同期を確保することが可能となる。S
YNCが正確に検出できない場合、即ちデータの同期が
確保されていない場合、そのままリード動作を行うと、
例えば数シンボルずつタイミングがずれたデータが読み
出されることになる。これは、フレーミングエラーと呼
ばれるもので、リードエラーはセクタ全体に亘ることに
なる。このような大きなバーストエラーはECC(エラ
ー訂正コード)でも訂正不可能である。したがって、S
YNC検出(同期信号検出)は磁気ディスク装置の性能
を左右する重要な要素となっている。
【0003】通常、SYNCパターンの検出(以下、単
にSYNC検出と呼ぶこともある)は、所定のSYNC
パターンとリードされたデータとをパターン照合し、一
致するシンボル数をカウントすることにより行われる。
一致するシンボル数がある決められた数以上の場合にS
YNC検出信号(同期検出信号)を出力する。SYNC
検出信号は、シリアルデータをパラレルデータに変換す
る際に用いられる。以上は、光ディスク装置など、磁気
ディスク装置以外の情報記憶装置においても同様であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように磁気デ
ィスク装置に代表される情報記憶装置において、データ
の記録単位であるセクタをアクセスするには、SYNC
パターンを検出してデータの先頭シンボルを正しく検出
することが必要である。
【0005】そのため、情報記憶装置(内のSYNC検
出装置)でのSYNC検出能力の向上を図ることは重要
である。SYNC検出能力を向上するための手法とし
て、SYNCパターンのシンボル数(SYNC長)を大
きくすることが考えられる。
【0006】しかしながら、SYNC長を大きくする
と、ディスク媒体に記録されるデータにおけるユーザデ
ータの割合が減少し、ディスク媒体上でのデータフォー
マット効率の悪化を招く。したがって従来技術において
は、SYNC検出能力を向上することとディスク媒体で
のデータフォーマット効率を上げることとはトレードオ
フの関係になっている。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、同期信号パターン(SYNCパターン)
の直前または直後の少なくとも一方の記録データを同期
信号パターンの一部として利用することにより、記録担
体でのデータフォーマット効率を悪化させることなく同
期信号検出能力(SYNC検出能力)を向上することが
できる同期信号検出装置、同検出装置を備えた情報記憶
装置、及び同期信号検出方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の記録単
位でデータが記録され、各記録単位毎に同期確保用の同
期信号パターン(SYNCパターン)が設定される記録
担体からのデータ読み出しが可能な情報記憶装置に適用
される同期信号検出装置において、上記同期信号パター
ンの直前または直後の少なくとも一方の記録データを同
期信号パターンの一部とする拡張同期信号パターンを利
用して上記記録担体からのリードデータとのパターン照
合を行うことで同期信号(SYNC)を検出するパター
ン照合手段を備えたことを特徴とする。
【0009】このような構成においては、SYNCパタ
ーン(同期信号パターン)の直前または直後の少なくと
も一方の記録データをSYNCパターンの一部として利
用することにより、つまりSYNCパターンの直前また
は直後の少なくとも一方の記録データを利用してSYN
Cパターンを拡張することにより、実質的なSYNC長
(同期信号パターン長)を大きくすることができる。そ
の結果、記録担体でのデータフォーマット効率を悪化さ
せることなくSYNC誤り確率を小さくすることができ
る。
【0010】なお、上記記録単位のデータフォーマット
では、同期信号パターンの直前に、全記録単位に共通な
プリアンブルパターンが記録されるのが一般的である。
この場合、プリアンブルパターン(の終端側パターン部
分)を同期信号パターンの一部として利用可能である。
また、上記同期信号パターンの直後にはデータ部(ユー
ザデータ部)が配置されるのが一般的である。このデー
タ部の先頭に該当する記録単位に対応した識別情報(I
D情報)が記録される場合、当該識別情報を同期信号パ
ターンの一部として利用することも可能である。
【0011】ここで、SYNCパターンの一部として利
用するデータのシンボル数を可変する切り替え手段を備
えることも可能である。特に、この切り替え手段によ
り、通常時は予め定められたシンボル数のデータをSY
NCパターン(拡張されたSYNCパターン)の一部と
する一方、リトライ時はSYNCパターンの一部として
利用するデータのシンボル数を可変する構成とするなら
ば、SYNC長の異なる種々の拡張SYNCパターンを
用いたリトライが可能となり、リトライの中でSYNC
を正しく検出する確率を大きくすることができる。
【0012】この他に、本来のSYNCパターンのみを
用いてSYNC検出を行う第1のモードと、拡張SYN
Cパターンを利用してSYNC検出を行う第2のモード
とを切り替える切り替え手段を備えた構成を適用するこ
とも可能である。ここでは、通常時は第2のモードでの
SYNC検出に切り替え、リトライ時には第1のモード
のみでのSYNC検出、または第1のモードと第2のモ
ードとの切り替え使用(つまり併用)によるSYNC検
出に切り替えるか、或いは通常時は第1のモードでのS
YNC検出に切り替え、リトライ時には第2のモードの
みでのSYNC検出、または第1のモードと第2のモー
ドとの併用によるSYNC検出に切り替える構成とする
とよい。
【0013】このように、通常時とリトライ時でSYN
C検出方法を変化させることにより、リトライの中でS
YNCを正しく検出する確率を大きくすることができ
る。ここで、上記切り替え手段のモード切り替えを制御
する機能を同期信号検出装置に持たせることも可能であ
るが、情報記憶装置が有する制御手段を有効に利用する
ために、当該制御手段に持たせるとよい。
【0014】なお、以上に述べた装置(同期信号検出装
置)に係る本発明は方法(同期信号検出方法)に係る発
明としても成立し、当該装置を備えた情報記憶装置に係
る発明としても成立する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0016】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の
実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック
図である。図1の磁気ディスク装置は、大きく分けて、
ハードディスクコントローラ(HDC)1、CPU2、
R/W(リード/ライト)チャネル3、VCM/SPM
制御部4、及びディスクエンクロージャ(DE)5から
なる。一般に、HDC1、CPU2、R/Wチャネル
3、及びVCM/SPM制御部4は同一の基板上に構成
される。
【0017】HDC1は、当該HDC1全体を制御する
主制御部11、データフォーマット制御部12、ECC
(誤り訂正符号)制御部13、及びバッファRAM14
を有する。HDC1は、インタフェース部を介してホス
ト(ホストシステム)と接続されると共にR/Wチャネ
ル3と接続されており、主制御部11の制御により、ホ
ストと磁気ディスク装置間のデータ転送を行う。このH
DC1には、R/Wチャネル3で生成されるリードリフ
ァレンスクロック(RRCK)が入力される。
【0018】データフォーマット制御部12は、ホスト
から転送されたデータをディスク媒体(磁気ディスク)
50上に記録するのに適したフォーマットに変換し、逆
に、ディスク媒体50から再生されたデータをホストに
転送するのに適したフォーマットに変換する。
【0019】ECC制御部13は、ディスク媒体50か
ら再生されたデータに含まれる誤りの訂正及び検出を可
能にするために、記録するデータ(情報シンボル)に冗
長データ(冗長シンボル)を付加する。またECC制御
部13は、再生されたデータに誤りが生じているかを判
断し、誤りがある場合は訂正或いは検出を行う。但し、
誤りを訂正できるバイト数は有限であり、冗長データの
長さに関係する。即ち、多くの冗長データを付加するこ
とにより多くの誤りを訂正できるようになる。多くの冗
長データを付加するとフォーマット効率が悪化するた
め、誤り訂正可能バイト数とはトレードオフとなる。
【0020】バッファRAM14は、ホストから転送さ
れたデータを一時的に保存し、適切なタイミングでR/
Wチャネル3に転送する。逆に、R/Wチャネル3から
転送されたリードデータを一時的に保存し、ECC復号
処理などの終了後、適切なタイミングでホストに転送す
る。
【0021】CPU2は、HDC1、R/Wチャネル
3、VCM/SPM制御部4、及びDE5と接続され
る。CPU2は、FROM(フラッシュROM)21、
及びRAM22を有する。FROM21には、CPU2
の動作プログラムが保存されている。
【0022】R/Wチャネル3はHDC1と接続され、
HDC1との間で記録するデータ及び再生されたデータ
の転送を行う。また、R/Wチャネル3はDE5と接続
され、記録信号の送信、再生信号の受信を行う。R/W
チャネル3は、図示せぬ記録系(ライトチャネル)と再
生系(リードチャネル)とに大別される。またR/Wチ
ャネル3は、本発明に直接関係するSYNC検出部31
も有する。
【0023】R/Wチャネル3の記録系には、スクラン
ブラ、RLL(Run Length Limitted)エンコーダ、デ
ータジェネレータ、ライトプリコンペ、ライトドライバ
などが含まれる。HDC1から転送されてきたデータ
は、スクランブラ、RLLエンコーダにより記録に適し
た系列に変換される。データジェネレータは、データの
先頭に付加されるプリアンブルやSYNCのデータを生
成する。そして、ライトプリコンペによりNLTS(No
n-Linear Transition Shift)の前補償が行われた後、
ライトドライバにより生成された記録信号をDE5に供
給する。
【0024】一方、R/Wチャネル3の再生系は、自動
利得制御(AGC)、サンプルホールド(S/H)、デ
ィジタル/アナログ変換器(A/D)、等化器、Vit
erbi(ビタビ)ディテクタ、RLLデコーダ、デス
クランブラなどと、本発明に直接関係するSYNC検出
部31とから構成される。DE5から転送されてきた再
生信号は、まず、AGCによりゲイン調整が行われた
後、S/H、A/Dによりディジタルデータに変換され
る。次に、等化器によりパーシャルレスポンスのクラス
に合わせた等化が行われる。最後に、Viterbiデ
ィテクタにより最尤復号が行われ、RLLデコーダ、デ
スクランブラにより生成されたデータをHDC1に転送
する。
【0025】SYNC検出部31は、所定のSYNCパ
ターンとリードされたデータとをパターン照合し、一致
するシンボル数をカウントすることによりSYNC検出
を行う。SYNC検出部31は、一致するシンボル数が
ある決められた数以上の場合にSYNC検出信号(同期
検出信号)を出力する。SYNC検出信号は、シリアル
データをパラレルデータに変換する際に用いられる。
【0026】VCM/SPM制御部4は、ボイスコイル
モータ(VCM)52と、スピンドルモータ(SPM)
53の制御を行う。
【0027】DE5は、R/Wチャネル3と接続され、
記録信号の受信、再生信号の送信を行う。またDE5
は、VCM/SPM制御部4と接続されている。DE5
は、ディスク媒体50、ヘッド51、VCM52、SP
M53、及びプリアンプ54等を有している。図では、
ディスク媒体50が1枚であり、且つヘッド51がディ
スク媒体50の一方の面側にのみ配置されている場合を
想定しているが、複数のディスク媒体50が積層配置さ
れた構成であっても構わない。また、ヘッド51はディ
スク媒体50の各面に対応してそれぞれ設けられるのが
一般的である。
【0028】R/Wチャネル3により送信された記録信
号は、DE5内のプリアンプ54を経由してヘッド51
に供給され、当該ヘッド51によりディスク媒体50に
記録される。逆に、ヘッド51によりディスク媒体50
から再生された信号は、プリアンプ54を経由してR/
Wチャネル3に送信される。
【0029】DE5内のVCM52は、ヘッド51をデ
ィスク媒体50上の目標位置に位置決めするために、ヘ
ッド51を当該ディスク媒体50の半径方向に移動させ
る。また、SPM53は、ディスク媒体50を回転す
る。
【0030】一般に、データ記録単位としての1つのセ
クタにおけるデータフォーマットは図2のようになって
いる。但し、プリアンブル、SNYC、データ、ED
C、ECCのみのフォーマットを示してある。プリアン
ブルは、再生するデータ(データビット)の時間間隔
(周波数)を示すPLL(位相ロックループ回路)の初
期引き込みを行うために用いられる。そして、SYNC
(SYNCパターン)を検出することにより、シリアル
データをパラレルデータに変換する際の同期を確保す
る。また、データには誤り検出符号(EDC)や誤り訂
正符号(ECC)が付加される。ECC復号により誤り
を訂正した後、EDC復号を行い誤りを検出すること
で、ECCによる誤訂正確率を減少することができる。
【0031】ここで、SYNCが正しく検出された場合
と正しく検出されなかった場合とについて述べる。ま
ず、セクタ中のSYNCが正しく検出された場合のリー
ドゲートとSYNC検出信号とを、当該セクタのデータ
フォーマットと対応させて図3に示す。同図に示すよう
に、SYNCが正しく検出されると、SYNC検出信号
が正しい位置、つまりSYNC部の終端位置(のタイミ
ング)で出力される。そして、データ、EDC、ECC
が正しくリードされる。
【0032】一方、SYNCが正しく検出されない場
合、その要因としてSYNC誤検出とSYNC検出不能
が考えられる。SYNC誤検出とは、正しいSYNC検
出位置より前で誤ってSYNCが検出されることであ
る。このときのリードゲートとSYNC検出信号とを、
セクタデータフォーマットと対応させて図4に示す。同
図に示すように、SYNC誤検出の場合、リードゲート
はSYNCが正しく検出された場合と同じように高レベ
ルの状態が続き、同期ずれを起こしたままデータ、ED
C、ECCをリードすることになる。したがって、フレ
ーミングエラーが発生する。一般に、フレーミングエラ
ーはECCの訂正能力を超えるエラーであり、リードエ
ラーが発生しリトライ動作に入る。
【0033】SYNC検出不能とは、正しい位置でSY
NCが検出されないことである。このときのリードゲー
トとSYNC検出信号とを、セクタデータフォーマット
と対応させて図5に示す。SYNC検出不能の場合、リ
ードゲートはSYNCが正しく検出された場合と異な
り、セクタの途中で低レベルになる。したがって、デー
タ、EDC、ECCはリードできず、リトライ動作に入
る。
【0034】さて、SYNCが正しく検出されない確
率、即ちSYNC誤り確率は、SYNC誤検出確率とS
YNC検出不能確率とで決定される。SYNC誤検出確
率をPm、SYNC検出不能確率をPsとすると、SY
NC誤り確率Peは、 Pe=Pm+(1−Pm)Ps =Pm(1−Ps)+Ps …(1) と表される。
【0035】今、SYNC検出部31において、所定の
SYNCパターン(ここでは、SYNC部に記録されて
いる本来のSYNCパターン)とリードされたデータと
をパターン照合し、一致しないシンボル数が予め定めら
れた数、即ち許容不一致シンボル数以下の場合にSYN
C検出信号を出力するとする。
【0036】許容不一致シンボル数を大きく設定する
と、SYNC誤検出確率Pmは大きくなり、SYNC検
出不能確率Psは小さくなる。即ち、Pmは許容不一致
シンボル数に関して単調増加関数であり、Psは単調減
少関数である。したがって、上記式(1)中のPm(1
−Ps)は、許容不一致シンボル数に関して単調増加関
数である。以上のことと式(1)とから、許容不一致シ
ンボル数には最適値が存在することが分かる。
【0037】Pm(SYNC誤検出確率)はまた、不一
致シンボル数の関数でもある。この不一致シンボル数に
ついて、図6を参照して説明する。まず、不一致シンボ
ル数をm(i)と表現する。ここでiの値はSYNC検
出位置を示す。iの初期値は、プリアンブルパターンに
基づいてPLLの初期引き込みが行われた結果、つまり
再生データの周波数が確定された結果、SYNC検出が
開始される位置(SYNC検出開始位置)を表し、1と
する。即ち、SYNC検出開始位置において、i=1と
する。また、1シンボル進む毎に、i=2,3,…,n
+1とする。i=n+1の位置は、正しいSYNC検出
位置(SYNC部の始端)である。nは、SYNC検出
開始位置以降のプリアンブルパターンのシンボル数に等
しい。以上から明らかなように、m(i)は、位置iか
ら始まるノイズがない場合の(SYNCパターンと同一
シンボル数の)リードデータとSYNCパターンとの間
の不一致シンボル数を表す。したがってm(n+1)、
即ちi=n+1の位置(正しいSYNC検出位置)での
不一致シンボル数は常に0である。
【0038】以上のように定義した不一致シンボル数m
(i)の値が大きいほどSYNC誤検出確率Pmは小さ
くなる。即ち、SYNC誤検出確率Pmは不一致シンボ
ル数m(i)に関して単調減少関数となる。一方、SY
NC検出不能確率Psは不一致シンボル数m(i)に依
存しない。
【0039】このことと上記式(1)とから、SYNC
誤り確率Peは不一致シンボル数が大きいほど小さくな
る。特に、シンボル誤り確率が十分に小さいとき、SY
NC誤り確率Peは、m(n+1)を除くm(i)の最
小値によって、ほぼ決定される。したがって、SYNC
誤り確率Peを小さくするには、m(n+1)を除くm
(i)の最小値を大きくすることが必要である。
【0040】以上のことから、SYNC誤り確率Peを
小さくするには、不一致シンボル数を大きくし、許容不
一致シンボル数を最適値に設定すればよい。但し、不一
致シンボル数が決まるとSYNC誤り確率Peの最小値
は決定される。したがって、SYNC誤り確率Peの本
質的な改善には不一致シンボル数を大きくすることが不
可欠である。不一致シンボル数の増大にはSYNC長を
大きくすることが有効であるが、この場合、[発明が解
決しようとする課題]の欄でも述べたように、ディスク
媒体50でのデータフォーマット効率が悪化するという
問題がある。
【0041】そこで本実施形態では、データフォーマッ
ト効率を悪化させることなく不一致シンボル数を増大さ
せるために、SYNC部に先行するプリアンブル部の終
端付近のパターン、つまりプリアンブルパターンの終端
側パターン部分をSYNCパターンの一部として利用し
て、SYNC検出部31でのSYNC検出を行う構成を
適用している。
【0042】一般に、プリアンブルパターンはディスク
媒体50の回転変動の吸収などの理由で余裕を持った長
さに設定されている。このため、プリアンブルパターン
の終端付近ではPLLの初期引き込みは既に完了してい
るのが一般的であり、リード動作を正しく行うことがで
きる。したがって、プリアンブルパターンの終端側パタ
ーン部分をSYNCパターンの一部として用いることが
できる。なお、ディスク媒体50の回転変動のために、
SYNC検出開始位置がSYNCパターンの一部として
用いるプリアンブルパターンの終端側パターン部分まで
ずれた場合には、SYNCが正しく検出できず、リトラ
イ動作に入ることになる。但し、このような状態が定常
的に続くわけではなく、リトライではSYNC検出開始
位置がプリアンブルパターンの終端側パターン部分より
前側となって、SYNCが正しく検出されることは十分
に期待できる。
【0043】図7は、SYNCパターンの直前に記録さ
れているプリアンブルパターンの終端側(最後)の数シ
ンボルをSYNCパターンの一部として利用した例を示
す。ここでは、プリアンブルパターンが(10)の繰り
返しで、本来のSYNCパターンが(S1 S2…S1
6)の16シンボルである場合に、プリアンブルパター
ンの終端側の2シンボル、或いは4シンボルをSYNC
パターンの一部(始端側パターン部分)として利用した
場合について示している。このような、プリアンブルパ
ターン(の終端側パターン部分)をSYNCパターンの
一部として利用した仮想的なSYNCパターンを拡張S
YNCパターンと呼ぶことにする。
【0044】図8に、上述の拡張SYNCパターンを用
いた場合のSYNC検出部31でのSYNC検出方法を
示す。ここでは、プリアンブルパターンの最後の2シン
ボルを利用した場合について示している。
【0045】図6に示した本来のSYNCパターンを用
いたときのSYNC検出方法との相違点は、実質的なS
YNC長が大きくなることと、正しいSYNC検出位置
が変化することだけである。即ち、図8の例では、プリ
アンブルパターンの最後の2シンボルをSYNCパター
ン(拡張SYNCパターン)の一部として利用している
ので、図6の例に比べて、SYNC長が2シンボル分大
きくなり、正しいSYNC検出位置がi=n+1から2
シンボル分前のi=n−1にずれる。本実施形態では、
通常時も(リードエラー等に起因する)リトライ時も、
SYNCパターンの一部として利用するプリアンブルパ
ターンのシンボル数は常に一定であり、したがって定常
的に所定のSYNC長の拡張SYNCパターンが用いら
れるものとする。
【0046】ここで、拡張SYNCパターンを利用して
SYNC検出部31でSYNC検出を行う場合の利点に
ついて、本来のSYNCパターンを利用したSYNC検
出と比較しながら図9乃至図14を参照して説明する。
【0047】まず図9に、本来のSYNCパターンの長
さ(SYNC長)を8シンボル、SYNC検出開始位置
以降のプリアンブルパターンを32シンボルとし、本来
のSYNCパターンを用いてSYNC検出を行うときの
不一致シンボル数m(i)(i=1,2,…,33)を
示す。但し、プリアンブルパターンを(10)の繰り返
し、SYNCパターンを(01011100)とする。
【0048】先の説明から明らかなように、シンボル誤
り確率が十分に小さいとき、SYNC誤り確率Peは、
m(33)を除く不一致シンボル数m(i)の最小値に
大きく依存する。図9の例では、m(i)の最小値は1
であることが分かる。
【0049】図10は、図9の例と同条件で、プリアン
ブルの最後の2シンボルをSYNCパターン(拡張SY
NCパターン)の一部として利用したときの不一致シン
ボル数m(i)(i=1,2,…,31)を示す。図1
0の例では、m(31)を除く不一致シンボル数m
(i)の最小値は3であり、本来のSYNCパターンを
用いてSYNC検出を行うときのm(i)の最小値(=
1)より大きい。
【0050】また、図11は、図9の例と同条件で、プ
リアンブルの最後の4シンボルをSYNCパターン(拡
張SYNCパターン)の一部として利用したときの不一
致シンボル数m(i)(i=1,2,…,29)を示
す。図11の例では、m(29)を除く不一致シンボル
数m(i)の最小値は5であり、プリアンブルの最後の
2シンボルをSYNCパターンの一部として利用したと
きのm(i)の最小値(=3)より更に大きい。
【0051】このように、本来のSYNCパターンに先
行するプリアンブルの一部(最後の数シンボル)をSY
NCパターンの一部とする拡張SYNCパターンを用い
ることにより、実質的なSYNC長を大きくすることが
できる。その結果、図10または図11の例のように、
図9に示した本来のSYNCパターンだけを用いるSY
NC検出に比べて、データフォーマット効率を悪化させ
ることなく不一致シンボル数m(i)の最小値を大きく
することができ、SYNC誤り確率Peを小さくするこ
とができる。
【0052】以下では、拡張SYNCパターンを用いた
SYNC検出方式の性能について述べる。なお、簡単の
ため、拡張SYNCパターンのそれぞれのシンボルは
{0,1}のバイナリであるとする。
【0053】図12に、本来のSYNCパターンのSY
NC長と、SYNCパターン(拡張SYNCパターン)
の一部として利用するプリアンブルパターン(ここでは
(10)の繰り返し)のビット数(プリアンブル利用ビ
ット数)をパラメータとして最小不一致ビット数を求め
た結果を示す。なお、最小不一致ビット数はSYNCパ
ターンによって異なるため、SYNCパターンの選択は
非常に重要となる。図12の例では、最小不一致ビット
数が最大になるという意味において、最適なSYNCパ
ターンを用いたときの結果を示している。また、SYN
C長が同じでも利用するプリアンブルパターンのビット
数が異なると最適なSYNCパターンは異なる。図12
では、全ての結果はそれぞれの場合について、最小不一
致ビット数が最大になるという意味において最適なSY
NCパターンを用いたときの最小不一致ビット数を示し
ている。
【0054】なお、SYNC長が8ビットで、プリアン
ブル利用ビット数が0,2,4,6のときの最適なSY
NCパターンは、それぞれ(11011000),(1
1011100),(01011100),(0101
1100)である。また、SYNC長が12ビットで、
プリアンブル利用ビット数が0,2,4,6のときの最
適なSYNCパターンは、それぞれ(10110111
0000),(000111011011),(010
101101100),(010101101100)
であり、SYNC長が16ビットで、プリアンブル利用
ビット数が0,2,4,6のときの最適なSYNCパタ
ーンは、それぞれ(101100111101000
0),(1001011111001100),(11
01010011000011),(01010011
01100000)である。
【0055】図12において、プリアンブル利用ビット
数が0の場合が本来のSYNCパターンを利用してSY
NC検出を行う場合を示す。図12から明らかなよう
に、プリアンブル利用ビット数が同一の場合、SYNC
長を大きくするほど最小不一致ビット数が大きくなる。
また、SYNC長が同じでも、プリアンブルパターンの
数ビット(最後の数シンボル)をSYNCパターン(拡
張SYNCパターン)の一部として利用することによ
り、最小不一致ビット数が大きくなることが分かる。
【0056】図13に、本来のSYNCパターンのSY
NC長が12ビットのときのSYNC誤り確率のシミュ
レーション結果を示す。同図において、横軸はビット誤
り確率を示し、縦軸はSYNC誤り確率を示す。ビット
に生じるエラーはランダムエラーのみとした。
【0057】図13において、破線は本来のSYNCパ
ターンを用いた場合を、細い実線(細実線)はプリアン
ブルパターンを2ビット利用した拡張SYNCパターン
を用いた場合を、太い実線(太実線)はプリアンブルパ
ターンを4ビット利用した拡張SYNCパターンを用い
た場合を、それぞれ示す。図13から分かるように、拡
張SYNCパターンを用いてSYNC検出を行うこと
で、SYNC誤り確率の大幅な改善が達成できる。
【0058】図14に、本来のSYNCパターンのSY
NC長がそれぞれ8,12,16ビットのとき、当該本
来のSYNCパターンのみを用いた場合と、プリアンブ
ルパターンを4ビット利用した拡張SYNCパターンを
用いた場合のそれぞれについて、SYNC誤り確率を求
めたシミュレーション結果を示す。ここでは、本来のS
YNCパターンを用いた場合の結果を「線」で、拡張S
YNCパターンを用いた場合の結果を「点」で示してい
る。破線及び黒丸はSYNC長が8ビットの場合、細実
線及び黒三角はSYNC長が12ビットの場合、太実線
及び×はSYNC長が16ビットの場合の、それぞれシ
ミュレーション結果を示す。
【0059】図14からは、例えばビット誤り確率が
(対数表現で)−5のとき、SYNC誤り確率−15
(対数表現)を達成するためには、本来のSYNCパタ
ーンを用いた場合には16ビットのSYNC長が必要で
あるのに対し、プリアンブルパターンを4ビット利用し
た拡張SYNCパターンを用いた場合には、SYNC長
は12ビットでよいことが分かる。
【0060】以上のことから、本実施形態においては、
拡張SYNCパターンを用いたSYNC検出を行うこと
により、ディスク媒体50でのデータフォーマット効率
を悪化させることなくSYNC誤り確率の大幅な改善を
達成することができる。つまり、別の観点から述べるな
らば、あるSYNC誤り確率を達成する場合、本来のS
YNCパターンを用いた構成に比べて、高いデータフォ
ーマット効率を実現することができるといえる。
【0061】なお、以上に述べた実施形態においては、
プリアンブルパターンをSYNCパターン(拡張SYN
Cパターン)の一部として利用したが、これに限るもの
ではない。例えば、SYNCパターンの直前にプリアン
ブルパターン以外の固定のパターンが記録されるセクタ
データフォーマットを適用する磁気ディスク装置であれ
ば、当該固定のパターンの一部(終端側パターン部分)
をSYNCパターンの一部として利用可能である。
【0062】また、SYNCパターンの直後に固定のパ
ターンが記録されるセクタデータフォーマットを適用す
る磁気ディスク装置であれば、当該固定のパターンの一
部(始端側パターン部分)をSYNCパターンの一部と
して利用することも可能である。ここで固定パターン
は、上記のプリアンブルパターンのようにディスク媒体
50上の全セクタについて必ずしも共通である必要はな
く、少なくとも各セクタに対応するものであればよい。
但し、この場合、SYNC検出部31にてリードデータ
と照合する(照合パターンとしての)SYNCパターン
(拡張SYNCパターン)は、各セクタ毎に切り替える
必要がある。
【0063】このような、SYNCパターン(本来のS
YNCパターン)の直後に記録されるデータの一部を拡
張SYNCパターンの一部として利用する例(第1の変
形例)を図15に示す。この例は、図1の構成の磁気デ
ィスク装置が、セクタ中のデータ部の始端側(先頭部
分)に当該セクタに固有の(当該セクタに対応した)I
Dパターン(セクタ識別パターン)が記録されるID部
を持つセクタデータフォーマットを適用する場合を前提
としている。図15では、IDパターンの先頭の2シン
ボルをSYNCパターンの一部として利用した拡張SY
NCパターンと、IDパターンの先頭の4シンボルをS
YNCパターンの一部として利用した拡張SYNCパタ
ーンの例を、本来のSYNCパターンと共に示してあ
る。
【0064】このように、SYNCパターンの直後のデ
ータの一部をSYNCパターン(拡張SYNCパター
ン)の一部として利用することでも、実質的なSYNC
長を大きくすることができる。その結果、データフォー
マット効率を悪化させることなく、SYNC誤り確率を
小さくすることが可能となる。
【0065】この他に、先の実施形態で述べた拡張SY
NCパターンの技術思想と組み合わせて、SYNCパタ
ーンの直後のデータ(IDパターン)の一部だけでな
く、SYNCパターンの直前のプリアンブルパターンの
一部もSYNCパターンの一部として利用することも可
能である。このような例(第2の変形例)を図16に示
す。ここでは、プリアンブルパターンの最後の2シンボ
ルとIDパターンの先頭の2シンボルをSYNCパター
ンの一部として利用した拡張SYNCパターンと、プリ
アンブルパターンの最後の4シンボルとIDパターンの
先頭の2シンボルをSYNCパターンの一部として利用
した拡張SYNCパターンの例を、本来のSYNCパタ
ーンと共に示してある。
【0066】このように、SYNCパターンの前後のデ
ータの一部をSYNCパターン(拡張SYNCパター
ン)の一部として利用することでも、実質的なSYNC
長を大きくすることができる。その結果、データフォー
マット効率を悪化させることなく、SYNC誤り確率を
小さくすることが可能となる。
【0067】[第2の実施形態]次に本発明の第2の実
施形態について説明する。
【0068】本実施形態の特徴は、プリアンブルパター
ンの一部を前記実施形態と同様にSYNCパターンの一
部として利用することに加えて、このSYNCパターン
の一部として利用するプリアンブルパターンのシンボル
数を可変とした点にある。更に具体的に述べるならば、
本実施形態は、SYNCパターンの一部として利用する
プリアンブルパターンのシンボル数を変化させながらリ
トライ動作を行うことを特徴とする。
【0069】以下、本実施形態におけるSYNC検出方
法の詳細について、図17のフローチャートを参照して
説明する。ここでは便宜的に図1の構成を援用し、SY
NC検出部31にて図17のフローチャートに従うSY
NC検出が行われ、その制御はCPU2により行われる
ものとする。
【0070】まず本実施形態では、通常時は、予め定め
られた拡張SYNCパターン(デフォルトの拡張SYN
Cパターン)を用いてSYNC検出を行う(ステップA
1,A2)。つまり、(照合パターンとしての)デフォ
ルトの拡張SYNCパターンとSYNC検出開始位置以
降のリードデータを拡張SYNCパターン(ここではデ
フォルトの拡張SYNCパターン)のSYNC長に一致
するシンボル数分だけ、1シンボルずつシフトしながら
順次切り出して、当該拡張SYNCパターン(拡張SY
NCパターン)と照合することで、SYNC検出を行
う。ここでは、デフォルトの拡張SYNCパターンはC
PU2により設定される。
【0071】そして、上記のSYNC検出(のためのパ
ターン照合)で一致するシンボル数が予め定められた基
準値以上の場合、SYNCが正しく検出されたものとし
て、SYNC検出部31からSYNC検出信号を出力す
る(ステップA3)。
【0072】これに対し、SYNCが正しく検出されな
い場合、リトライ回数をカウントするリトライカウンタ
iを0に初期設定した後(ステップA4)、リトライ動
作に入る。
【0073】リトライ動作では、リトライカウンタiを
1インクリメントした後(ステップA6)、SYNC検
出を行う(ステップA7)。もし、SYNCが正しく検
出できた場合には、SYNC検出信号を出力する(ステ
ップA3)。
【0074】これに対し、SYNCが正しく検出できな
かった場合には、リトライ回数カウンタiの示すリトラ
イ回数がMに一致するか否か、即ちリトライを予め定め
られたM回行ったか否かをCPU2にて調べ(ステップ
A8)、そうでないならば再びリトライ動作に入ってS
YNC検出を行う(ステップA6,A7)。つまり本実
施形態では、M回を上限としてリトライを繰り返し、そ
の中でSYNCが正しく検出された場合は、リトライ動
作を抜けてSYNC検出信号を出力する。一方、リトラ
イをM回繰り返してもSYNCが正しく検出されない場
合、SYNC検出不可能としてその処理に入る(ステッ
プA9)。
【0075】ここまでの動作は、前記実施形態における
SYNC検出と同様である。前記実施形態と異なるの
は、リトライ動作の中で、SYNCパターンの一部とし
て利用するプリアンブルパターンのシンボル数を変化さ
せることである。即ち本実施形態では、リトライ動作に
おけるSYNC検出に際し、拡張SYNCパターンを例
えばSYNC長が減少する方向に変化させるようにして
いる(ステップA5)。これにより、リトライの中でS
YNCが正しく検出される確率を大きくすることができ
る。
【0076】なお、以上に述べた実施形態においては、
プリアンブルパターンをSYNCパターン(拡張SYN
Cパターン)の一部として利用したが、これに限るもの
ではなく、他のデータを利用することも可能である。
【0077】[第3の実施形態]次に本発明の第3の実
施形態について説明する。
【0078】本実施形態の特徴は、本来のSYNCパタ
ーンを用いてSYNC検出を行うモードと、プリアンブ
ルパターンをSYNCパターンの一部として利用してS
YNC検出を行うモードとを有し、この両モードを切り
替え使用してSYNC検出を行う点にある。更に具体的
に述べるならば、本実施形態は、通常時とリトライ時と
で異なるモードを用いてSYNC検出を行うことを特徴
とする。
【0079】以下、本実施形態におけるSYNC検出手
法の詳細について、図18のフローチャートを参照して
説明する。ここでは便宜的に図1の構成を援用し、SY
NC検出部31にて図18のフローチャートに従うSY
NC検出が行われ、その制御はCPU2により行われる
ものとする。
【0080】まず本実施形態では、通常時は、CPU2
の制御によりSYNC検出部31に対して拡張SYNC
パターンを用いるモード(第2のモード)を設定する
(ステップB1)。これによりSYNC検出部31は、
第2のモードでのSYNC検出、つまり拡張SYNCパ
ターンを利用したSYNC検出を行う(ステップB
2)。ここでSYNCが正しく検出された場合、SYN
C検出部31からSYNC検出信号を出力する(ステッ
プB3)。
【0081】これに対し、SYNCが正しく検出されな
い場合、リトライ動作に入る。リトライ時は、CPU2
の制御によりSYNC検出部31に対して本来のSYN
Cパターンを用いるモード(第1のモード)を設定する
(ステップB5)。これによりSYNC検出部31は、
第1のモードでのSYNC検出、つまり本来のSYNC
パターンを利用したSYNC検出を行う(ステップB
7)。そして、M回を上限として本来のSYNCパター
ンを利用したSYNC検出によるリトライを繰り返し
(ステップB6〜B8)、その中でSYNCが正しく検
出された場合は、リトライ動作を抜けてSYNC検出信
号を出力する(ステップB3)。
【0082】一方、リトライをM回繰り返してもSYN
Cが正しく検出されない場合、SYNC検出不可能とし
てその処理に入る(ステップB9)。
【0083】ここで、図1中のSYNC検出部31が、
上記2つのモードを切り替え使用してSYNC検出を行
うように構成されている場合の、当該SYNC検出部3
1の回路構成の一例について、図19を参照して説明す
る。ここでは、図10の例と同様に、本来のSYNCパ
ターンが8シンボルで、拡張SYNCパターンが本来の
SYNCパターンと当該SYNCパターンの直前に記録
される(プリアンブルパターンの最後の)2シンボルと
からなる10シンボルである場合を前提としている。
【0084】図19の構成において、リードされたデー
タは、拡張SYNCパターンのシンボル数(10)に等
しい段数のシフトレジスタ191にシリアル入力端子1
91aより順次シリアル入力されて、当該シフトレジス
タ191の10個の遅延素子からパラレル出力される。
【0085】シフトレジスタ191のシリアル入力端子
191aとは反対側の2個の遅延素子(ここでは最上位
側の2個の遅延素子)は、マルチプレクサ(以下、MU
Xと称する)192の一方の入力B1,B2と接続さ
れ、残りの8個の遅延素子(下位側の8個の遅延素子)
はパターン照合回路193と接続されている。MUX1
92の他方の入力A1,A2は、後述する照合パターン
格納レジスタ193aの最上位側の2シンボルの出力と
接続され、MUX192の選択制御入力Sは、選択制御
用の信号線L0と接続されている。
【0086】MUX192は、選択制御入力Sの信号状
態に応じて切り替え動作を行う。ここではMUX192
は、S=0の場合に入力A1,A2の内容を出力Q1,
Q2として選択出力し、S=1の場合に入力B1,B2
の内容を出力Q1,Q2として選択出力する。この出力
Q1,Q2は、パターン照合回路193と接続されてい
る。
【0087】パターン照合回路193は、パターン照合
の基準となる照合パターンを保持するための、拡張SY
NCパターンのシンボル数(10)に等しいサイズのレ
ジスタ(照合パターン格納レジスタ)193aを内蔵す
る。この照合パターン格納レジスタ193aの入力は、
信号線L1〜L10と接続されている。CPU2は、こ
の信号線L1〜L10を介して、10シンボル分の照合
パターン(拡張SYNCパターン)を設定する。
【0088】ここで、図19の構成のSYNC検出部3
1の動作について、本来のSYNCパターンを用いるモ
ードでの動作を例に説明する。CPU2は、信号線L0
を論理“0”に設定することで、即ちMUX192の選
択制御入力Sを論理“0”に設定することで、本来のS
YNCパターンを用いるモード(第1のモード)を指定
する。するとMUX192は第1のモードを設定し、S
=0に応じて、入力A1,A2の内容を出力Q1,Q2
として選択出力する。MUX192の入力A1,A2の
内容は、照合パターン格納レジスタ193aの最上位側
の2シンボルの保持内容、つまり照合パターン(拡張S
YNCパターン)の最上位側の2シンボルである。
【0089】MUX192の出力Q1,Q2の内容は、
シフトレジスタ191の最上位側の2個の遅延素子を除
く8個の遅延素子の出力、つまりシフトレジスタ191
の下位側の8個の遅延素子の出力(リードデータ)と共
にパターン照合回路193に入力される。パターン照合
回路193は、この10シンボル分の入力を照合パター
ン格納レジスタ193aに保持されている照合パターン
と照合してSYNC検出を行い、SYNCが正しく検出
できたならば、その旨を示すSYNC検出信号を出力す
る。ここで、照合パターンと照合される10シンボル分
の入力中の最上位側の2シンボル、即ちMUX192の
出力Q1,Q2の内容は、MUX192の入力A1,A
2の内容、即ち上記照合パターンの最上位側の2シンボ
ルである。したがってS=0の場合、パターン照合回路
193でのパターン照合は、シフトレジスタ191の下
位側の8シンボル分の出力(リードデータ)を照合パタ
ーンの下位側の8シンボルと照合するのと等価である。
これにより、本来のSYNCパターンによるSYNC検
出が実現できる。
【0090】次に、拡張SYNCパターンを用いるモー
ドでのSYNC検出部31の動作を説明する。CPU2
は、信号線L0を論理“1”に設定することで、即ちM
UX192の選択制御入力Sを論理“1”に設定するこ
とで、拡張SYNCパターンを用いるモード(第2のモ
ード)を指定する。するとMUX192は第2のモード
に切り替え設定し、S=1に応じて、入力B1,B2の
内容を出力Q1,Q2として選択出力する。MUX19
2の入力B1,B2の内容は、シフトレジスタ191か
らのパラレル出力中の最上位側の2シンボルである。
【0091】MUX192の出力Q1,Q2の内容は、
シフトレジスタ191からのパラレル出力中の下位側の
8シンボル共にパターン照合回路193に入力される。
つまりパターン照合回路193には、シフトレジスタ1
91からの10シンボル分のパラレル出力(リードデー
タ)が入力される。パターン照合回路193は、この1
0シンボル分の入力を照合パターン格納レジスタ193
aに保持されている照合パターンと照合してSYNC検
出を行う。これにより、拡張SYNCパターンによるS
YNC検出が実現できる。
【0092】なお、MUX192に代えて、入出力が1
シンボル単位のMUXを2個設けるようにしてもよい。
ここでは、一方のMUXにて、シフトレジスタ191か
らのパラレル出力中の最上位の1シンボルと照合パター
ン中の対応する1シンボルとを信号線L0(S入力)の
状態に応じて切り替え、もう一方のMUXにて、シフト
レジスタ191からのパラレル出力中の最上位に続く1
シンボルと照合パターン中の対応する1シンボルとを信
号線L0(S入力)の状態に応じて切り替えることにな
る。
【0093】以上は、SYNCパターンの一部として利
用するプリアンブルパターンのシンボル数が2の場合で
あるが、Xの場合には、MUX(192)に、入出力が
Xシンボル単位のものを適用すればよい。また、入出力
が1シンボル単位のMUXをX個備えてもよい。このよ
うにすると、X個のMUXを個々に切り替え制御するこ
とで、前記第2の実施形態で適用したような、SYNC
パターンの一部として利用するプリアンブルパターンの
シンボル数を可変すること(拡張SYNCパターンを変
化させること)が容易に実現できる。
【0094】また、(図15の例のように)SYNCパ
ターンの直後に記録される2シンボルを用いる場合に
は、MUX192の入力B1,B2(B側入力)をシフ
トレジスタ191の最下位側の2個の遅延素子と接続
し、残りの8個の遅延素子(上位側の8個の遅延素子)
をパターン照合回路193と接続すればよい。ここで
は、MUX192の入力A1,A2(A側入力)を照合
パターン格納レジスタ193aの最下位側の2シンボル
の出力と接続し、MUX192の出力Q1,Q2(Q側
出力)を照合パターン格納レジスタ193aの対応する
入力(最下位側の2シンボルの入力)と接続する。
【0095】また、SYNCパターンがLシンボルのと
きに、SYNCパターンの直前に記録されるX1シンボ
ルと直後に記録されるX2シンボル(但し、X1+X2
=X)とを利用する場合には、入出力がXシンボル単位
のMUX(192)と、サイズがL+Xシンボルのシフ
トレジスタ(191)及び照合パターン格納レジスタ
(193a)とを用い、MUXのB側入力を、シフトレ
ジスタのパラレル出力中の最上位側X1シンボル及び最
下位側X2シンボルと接続し、当該パラレル出力中の残
りのLシンボルをパターン照合回路193と接続すれば
よい。ここでは、MUXのA側入力を照合パターン格納
レジスタの最上位側X1シンボル及び最下位側X2シン
ボルの出力と接続し、MUXのQ側出力を照合パターン
格納レジスタの対応する入力と接続する。この他に、シ
フトレジスタ(191)の最上位側X1シンボルに対応
するMUXと最下位側X2シンボルに対応するMUXと
の2つのMUXを設けることも可能である。更に、シフ
トレジスタ(191)の最上位側X1シンボルと最下位
側X2シンボルの各シンボル毎に、入出力が1シンボル
単位のMUXを設けることも可能である。
【0096】なお、以上に述べた実施形態(第3の実施
形態)では、リトライ時は本来のSYNCパターンを用
いるモードのみでSYNC検出を行うようになっている
が、前記2つのモード(第1及び第2のモード)を併用
してSYNC検出を行うことも可能である。ここでは、
例えばリトライ毎に交互にモードを切り替えてSYNC
検出を行う手法、或いはN回(N<M)のリトライまで
は、一方のモードでSYNC検出を行い、それ以降はモ
ードを切り替えて(M回を上限として)SYNC検出を
行う手法等が適用可能である。この場合、前記第2の実
施形態で述べた、リトライの中で拡張SYNCパターン
を変化させる手法を適用してもよい。
【0097】また、本実施形態では、通常時は拡張SY
NCパターンを用いてSYNC検出を行い、リトライ時
は本来のSYNCパターンを用いてSYNC検出を行う
場合について説明したが、その逆であっても構わない。
【0098】そこで、通常時とリトライ時とで異なるモ
ードを用いてSYNC検出を行う本実施形態の変形例と
して、通常時は本来のSYNCパターンを用いてSYN
C検出を行い、リトライ時は拡張SYNCパターンを用
いてSYNC検出を行う場合を例に、図20のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0099】ここでは、通常は本来のSYNCパターン
を用いるモードでSYNC検出を行う(ステップC1,
C2)。SYNCが正しく検出された場合はSYNC検
出信号を出力する(ステップC3)。
【0100】SYNCが正しく検出されない場合、リト
ライ動作に入る。リトライ時は、拡張SYNCパターン
を用いるモードでSYNC検出を行う(ステップC5,
C6,C7)。そして、M回を上限として拡張SYNC
パターンを利用したSYNC検出によるリトライを繰り
返し(ステップC6〜C8)、その中でSYNCが正し
く検出された場合は、リトライ動作を抜けてSYNC検
出信号を出力する(ステップC3)。
【0101】リトライをM回繰り返してもSYNCが正
しく検出されない場合、SYNC検出不可能としてその
処理に入る(ステップC9)。
【0102】なお、以上の変形例では、リトライ時は拡
張SYNCパターンを用いるモードのみでSYNC検出
を行うようになっているが、前記2つのモード(第1及
び第2のモード)を併用してSYNC検出を行うことも
可能である。また、リトライの中で拡張SYNCパター
ンを変化させる手法を適用してもよい。
【0103】また本実施形態では、拡張SYNCパター
ンの一部にプリアンブルパターンの一部を用いる場合に
ついて説明したが、図15の例のようなIDパターンの
一部、或いは図16の例のようなプリアンブルパターン
の一部とIDパターンの一部など、SYNCパターンの
直後の記録データの一部、または直前と直後の記録デー
タの一部を用いるようにしても構わない。
【0104】なお、以上に述べた各実施形態において
は、本発明を磁気ディスク装置に適用した場合について
説明したが、本発明は、光ディスク装置、光磁気ディス
ク装置、CD−ROM装置、フロッピーディスク装置、
磁気テープ装置など、所定の記録単位でデータが記録さ
れ、各記録単位毎に同期確保用のSYNCパターン(同
期信号パターン)が設定される記録担体からのデータ読
み出しが可能な情報記憶装置全般に適用することができ
る。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、同
期信号パターン(SYNCパターン)の直前または直後
の少なくとも一方の記録データを同期信号パターンの一
部として利用する構成としたので、記録担体でのデータ
フォーマット効率を悪化させることなく同期信号検出能
力(SYNC検出能力)を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で適用されるセクタデータフォーマ
ットを示す図。
【図3】セクタ中のSYNCが正しく検出された場合の
リードゲートとSYNC検出信号とを、当該セクタのデ
ータフォーマットと対応させて示す図。
【図4】正しいSYNC検出位置より前でSYNCが検
出された場合の、リードゲートとSYNC検出信号と
を、セクタデータフォーマットと対応させて示す図。
【図5】SYNC検出不能の場合の、リードゲートとS
YNC検出信号とを、セクタデータフォーマットと対応
させて示す図。
【図6】SYNC検出とSYNC検出位置i毎の不一致
シンボル数m(i)とを説明するための図。
【図7】拡張SYNCパターンを説明するための図。
【図8】拡張SYNCパターンを用いた場合のSYNC
検出部31でのSYNC検出方法を説明するための図。
【図9】本来のSYNCパターンを用いてSYNC検出
を行うときのSYNC検出位置i毎の不一致シンボル数
m(i)を示す図。
【図10】図9の例と同条件で、プリアンブルの最後の
2シンボルをSYNCパターン(拡張SYNCパター
ン)の一部として利用したときのSYNC検出位置i毎
の不一致シンボル数m(i)を示す図。
【図11】図9の例と同条件で、プリアンブルの最後の
4シンボルをSYNCパターン(拡張SYNCパター
ン)の一部として利用したときのSYNC検出位置i毎
の不一致シンボル数m(i)を示す図。
【図12】SYNC長と、SYNCパターン(拡張SY
NCパターン)の一部として利用するプリアンブルパタ
ーンのビット数(プリアンブル利用ビット数)をパラメ
ータとして最小不一致ビット数を求めた結果の一例を示
す図。
【図13】本来のSYNCパターンのSYNC長が12
ビットのとき、当該本来のSYNCパターンのみを用い
た場合と、プリアンブルパターンをそれぞれ2,4ビッ
ト利用した拡張SYNCパターンを用いた場合の各々に
ついて、SYNC誤り確率を求めたシミュレーション結
果を示す図。
【図14】本来のSYNCパターンのSYNC長がそれ
ぞれ8,12,16ビットのとき、当該本来のSYNC
パターンのみを用いた場合と、プリアンブルパターンを
4ビット利用した拡張SYNCパターンを用いた場合の
各々について、SYNC誤り確率を求めたシミュレーシ
ョン結果を示す図。
【図15】拡張SYNCパターンの第1の変形例を示す
図。
【図16】拡張SYNCパターンの第2の変形例を示す
図。
【図17】本発明の第2の実施形態における拡張SYN
Cパターンを用いたSYNC検出方法を説明するための
フローチャート。
【図18】本発明の第3の実施形態における、本来のS
YNCパターンを用いてSYNC検出を行うモードと拡
張SYNCパターンを用いてSYNC検出を行うモード
とを、通常時とリトライ時とで切り替え使用してSYN
C検出を行うSYNC検出方法を説明するためのフロー
チャート。
【図19】図18に示したSYNC検出方法を適用する
SYNC検出部31の構成例を示すブロック図。
【図20】図18に示したSYNC検出方法の変形例を
説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
2…CPU(制御手段) 31…SYNC検出部(同期信号検出装置) 50…ディスク媒体(記録担体) 191…シフトレジスタ 192…MUX(マルチプレクサ、切り替え手段) 193…パターン照合回路 193a…照合パターン格納レジスタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の記録単位でデータが記録され、各
    記録単位毎に同期確保用の同期信号パターンが設定され
    る記録担体からのデータ読み出しが可能な情報記憶装置
    に適用される同期信号検出装置において、 前記同期信号パターンの直前または直後の少なくとも一
    方の記録データを同期信号パターンの一部とする拡張同
    期信号パターンを利用して前記記録担体からのリードデ
    ータとのパターン照合を行うことで同期信号を検出する
    パターン照合手段を具備することを特徴とする同期信号
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記同期信号パターンの一部として利用
    するデータのシンボル数を可変する切り替え手段を更に
    具備することを特徴とする請求項1記載の同期信号検出
    装置。
  3. 【請求項3】 通常時は予め定められたシンボル数のデ
    ータを同期信号パターンの一部として利用し、リトライ
    時は前記同期信号パターンの一部として利用するデータ
    のシンボル数を可変する切り替え手段を更に具備するこ
    とを特徴とする請求項1記載の同期信号検出装置。
  4. 【請求項4】 本来の同期信号パターンのみを用いて同
    期信号検出を行う第1のモードと、前記同期信号パター
    ンの直前または直後の少なくとも一方の記録データを同
    期信号パターンの一部とする拡張同期信号パターンを利
    用して同期信号検出を行う第2のモードとを切り替える
    切り替え手段を更に具備し、 前記パターン照合手段は、前記第1のモードでは本来の
    同期信号パターンのみを用いて同期信号検出を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の同期信号検出装置。
  5. 【請求項5】 本来の同期信号パターンのみを用いて同
    期信号検出を行う第1のモードと、前記同期信号パター
    ンの直前または直後の少なくとも一方の記録データを同
    期信号パターンの一部とする拡張同期信号パターンを利
    用して同期信号検出を行う第2のモードとを切り替える
    切り替え手段であって、通常時は前記第2のモードでの
    同期信号検出に切り替え、リトライ時には前記第1のモ
    ードのみでの同期信号検出、または前記第1のモードと
    前記第2のモードとの切り替え使用による同期信号検出
    に切り替える切り替え手段を更に具備し、 前記パターン照合手段は、前記第1のモードでは本来の
    同期信号パターンのみを用いて同期信号検出を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の同期信号検出装置。
  6. 【請求項6】 本来の同期信号パターンのみを用いて同
    期信号検出を行う第1のモードと、前記同期信号パター
    ンの直前または直後の少なくとも一方の記録データを同
    期信号パターンの一部とする拡張同期信号パターンを利
    用して同期信号検出を行う第2のモードとを切り替える
    切り替え手段であって、通常時は前記第1のモードでの
    同期信号検出に切り替え、リトライ時には前記第2のモ
    ードのみでの同期信号検出、または前記第1のモードと
    前記第2のモードとの切り替え使用による同期信号検出
    に切り替える切り替え手段を更に具備し、 前記パターン照合手段は、前記第1のモードでは本来の
    同期信号パターンのみを用いて同期信号検出を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の同期信号検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の前記同期信号検出装置を具備することを特徴とする情
    報記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載
    の前記同期信号検出装置と、 前記同期信号検出装置内の前記切り替え手段を制御する
    制御手段とを具備することを特徴とする情報記憶装置。
  9. 【請求項9】 所定の記録単位でデータが記録され、各
    記録単位毎に同期確保用の同期信号パターンが設定され
    る記録担体からのデータ読み出しが可能な情報記憶装置
    に適用される同期信号検出方法において、 前記同期信号パターンの直前または直後の少なくとも一
    方の記録データを同期信号パターンの一部とする拡張同
    期信号パターンを利用して同期信号を検出する同期信号
    検出方法。
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