JP2003248738A - ディジタルコンテンツの利用権譲渡方法、並びにその利用権譲渡管理装置、利用権譲渡施行装置、及びその利用権譲渡管理プログラム、利用権譲渡施行プログラム - Google Patents

ディジタルコンテンツの利用権譲渡方法、並びにその利用権譲渡管理装置、利用権譲渡施行装置、及びその利用権譲渡管理プログラム、利用権譲渡施行プログラム

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JP2003248738A JP2002047095A JP2002047095A JP2003248738A JP 2003248738 A JP2003248738 A JP 2003248738A JP 2002047095 A JP2002047095 A JP 2002047095A JP 2002047095 A JP2002047095 A JP 2002047095A JP 2003248738 A JP2003248738 A JP 2003248738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルコンテンツの現権利所有者と譲渡
予定者の所在を権利譲渡側で把握可能とし、権利譲渡を
無理なく実現可能とする。 【解決手段】 利用権譲渡管理装置2は、権利譲渡され
る側の利用権譲渡施行装置から譲渡申請を受信し、譲渡
する側の利用権譲渡施行装置が持つ半券と譲渡される側
に渡した半券とを照合して合致した場合にのみ、譲渡さ
れる側の利用権譲渡施行装置へ完全な権利情報を渡す。
利用権譲渡管理装置は、権利譲渡処理手段23を備え、
権利譲渡処理手段は、それぞれの半券が持つ全情報項目
に基づき生成されるハッシュ値を照合キーとし、一方の
半券に設定されているハッシュ値との同値を確認するハ
ッシュ関数演算手段231を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルコンテ
ンツの利用権を譲渡する第1の利用権譲渡施行装置と譲
渡を受ける第2の利用権譲渡施行装置間における、ディ
ジタルコンテンツの利用権譲渡方法、並びにその利用権
譲渡管理装置、利用権譲渡施行装置、及びその利用権譲
渡管理プログラム、利用権譲渡施行プログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現状、著作権管理技術(DRM:Digita
l Rights Management)と呼ばれるものには、少なく
とも以下に列挙する(a)(b)(c)の3つがある。 (a)ディジタルコンテンツに人間の目や耳で近くでき
ないように工夫した著作権情報を埋め込む電子透かしと
称される技術。 (b)映像や音楽コンテンツに対してそのままでは利用
できないように情報を一定のルールと暗号鍵に基づいて
暗号化を行う暗号化技術であり、再生を行うためには暗
号を解読するためのルールと解読のための鍵情報が必要
になる。 (c)ハードウェアセキュリティ技術によるものであ
り、コンテンツの著作権を保護するために特別なハード
ウェアが用意される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したそれぞれの著
作権管理技術には一長一短があり、それぞれの用途に合
わせて方法の選択や工夫が凝らされており、また、複数
の方法を組み合わせてセキュリティを向上させることも
ある。ところで、上記したいずれの著作権管理技術にお
いてもコンテンツの利用権はコンテンツ再生装置に実装
されており、その権利を購入する人はコンテンツ再生装
置を所有する人である。すなわち、現状、コンテンツを
利用する権利は、利用する本人が購入し、所有する場合
にしか認められていない。
【0004】一方、現実世界では、CDや書籍を購入
し、他者にプレゼントすることが一般的である。これに
対し、CDや書籍に代わって普及されるであろうディジ
タルコンテンツは他者にプレゼントしようとした場合、
上記した制限があって実現できていないのが現状であ
る。これは、ディジタルコンテンツをチケットのように
権利情報だけシステムの外に切り出して流通させると、
チケット自体が複製され不当に利用権限が出回ってしま
う恐れがあることに起因する。また、パソコン等の装置
間で権利を移動させるためには、相手が所有する装置を
特定して通信する必要があるが、このための手段が存在
しない。すなわち、情報をネットワークに公開するとい
う考え方が個人情報の観点からそぐわず、また、相手が
複数の装置を所有する場合、コンテンツがどの装置にイ
ンストールされるかを渡す側が判断できない。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、例えば半券等、権利情報を任意に分割して一部を
電子ファイルとして流通させる概念を導入することによ
り、現所有者と譲渡予定者の所在を権利譲渡側で把握可
能とし、権利譲渡を無理なく実現可能とした、ディジタ
ルコンテンツの利用権譲渡方法、並びにその利用権譲渡
管理装置、利用権譲渡施行装置、及びその利用権譲渡管
理プログラム、利用権譲渡施行プログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明は、ディジタルコンテンツの利用権を譲渡
する第1の利用権譲渡施行装置と譲渡を受ける第2の利
用権譲渡施行装置間におけるディジタルコンテンツの利
用権譲渡方法であって、前記第1と第2の利用権譲渡施
行装置間におけるディジタルコンテンツの利用権譲渡を
仲介する利用権譲渡管理装置が、前記第1の利用権譲渡
施行装置から発せられる権利発行のための電文を受信し
て指定されたディジタルコンテンツの権利情報から成る
電子ファイルを送信し、前記第2の利用権譲渡施行装置
から送信される譲渡申請のための電文を受信し、前記電
子ファイルを任意に分割して前記第1の利用権譲渡施行
装置が持つ前記権利情報の少なくとも一部と前記第1の
利用権譲渡施行装置が前記第2の利用権譲渡施行装置に
送信した権利情報の少なくとも一部を照合し、合致した
場合にのみ前記第2の利用権譲渡施行装置へ前記権利情
報から成る電子情報を譲渡のために送信すること、を特
徴とする。本発明によれば、権利情報を任意に分割して
一部を電子ファイルとして流通させる概念を導入するこ
とにより、権利譲渡予定者の所在を権利譲渡側で把握可
能となり、権利譲渡を無理なく実現可能としたディジタ
ルコンテンツの利用権譲渡方法を提供できる。
【0007】また、本発明において、前記第1の利用権
譲渡施行装置が前記第2の利用権譲渡施行装置へ前記権
利情報の少なくとも一部を送信した時点で自所有の権利
情報の一部を前記利用権譲渡管理装置に返送し、前記第
1の利用権譲渡施行装置が所有する権利情報を失効扱い
とすること、を特徴とする。本発明によれば、利用権譲
渡管理装置がネットワークに常時接続されていない場合
にも自所有の権利情報の一部を利用権譲渡管理装置に返
却してあらかじめ失効扱いとすることで処理の継続が可
能となる。
【0008】上記した課題を解決するために本発明は、
ディジタルコンテンツの利用権を譲渡する第1の利用権
譲渡施行装置と譲渡を受ける第2の利用権譲渡施行装置
間におけるディジタルコンテンツの利用権譲渡方法であ
って、前記第1の利用権譲渡施行装置が、前記第2の利
用権譲渡施行装置から送信される譲渡申請のための電文
を受信し、所有する前記権利情報の少なくとも一部と、
前記第2の利用権譲渡施行装置に送信した権利情報の少
なくとも一部を照合し、合致した場合にのみ前記第2の
利用権譲渡施行装置へ前記権利情報から成る電子情報を
譲渡のために送信し、前記第2の利用権譲渡施行装置に
対して権利情報を管理する利用権譲渡管理装置へ権利譲
渡されたことの通知を促がすこと、を特徴とする。本発
明によれば、利用権譲渡管理装置を介すことなく利用権
譲渡施行装置間でのPear to pearによる利用権譲渡が可
能となり、この場合、非同期でも譲渡申請のための後処
理として利用権譲渡管理装置が持つ利用権情報DBの内
容を更新する必要がある。
【0009】上記した課題を解決するために本発明は、
ディジタルコンテンツの利用権を譲渡する第1の施行装
置と譲渡を受ける第2の施行装置間におけるディジタル
コンテンツの利用権譲渡を仲介する利用権譲渡管理装置
であって、前記第1の施行装置から発せられる権利発行
のための電文を受信し、指定されたディジタルコンテン
ツの権利情報から成る電子ファイルを送信する権利発行
処理手段と、前記第2の施行装置から発せられる譲渡申
請のための電文を受信し、前記電子ファイルを任意に分
割して前記第1の施行装置が所有する前記権利情報の少
なくとも一部と前記第1の施行装置が前記第2の施行装
置に送信した権利情報の少なくとも一部を照合し、合致
した場合にのみ前記第2の施行装置へ前記権利情報から
成る電子情報を譲渡のために送信する権利譲渡処理手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明において、前記権利譲渡処理
手段は、前記第1と第2の施行装置が所有する権利情報
における全情報項目に基づき生成されるハッシュ値を照
合キーとし、一方の権利情報の情報項目として設定され
ているハッシュ値との同値を確認して照合を得るハッシ
ュ関数演算手段、を備えたことを特徴とする。
【0011】上記した課題を解決するために本発明は、
ディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲介する利用権譲
渡管理装置と譲渡を受ける一方の利用権譲渡施行装置と
は通信回線を介して接続された、利用権を譲渡する他方
の利用権譲渡施行装置であって、指定ディジタルコンテ
ンツを特定する識別子と、自装置を特定する識別子を含
む権利情報取得要求を発行し、前記利用権譲渡管理装置
から権利情報を取得する権利取得処理手段と、譲渡申請
要求のあった前記一方の利用権譲渡施行装置から前記デ
ィジタルコンテンツを特定する識別子を入力として得、
前記権利取得手段を介して取得した権利情報を分割して
少なくとも一部を電子ファイルの形態で前記譲渡申請要
求のあった前記一方の利用権譲渡施行装置へ送信する分
割権利情報発行処理手段と、前記一方の利用権譲渡施行
装置から譲渡申請の要求が発行された後前記利用権譲渡
管理装置によって起動され、前記ディジタルコンテンツ
を特定する識別子を入力として得て、当該ディジタルコ
ンテンツの権利情報が分割されていることを確認し、所
有する残りの権利情報を前記利用権譲渡管理装置へ返送
する権利失効処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】上記した課題を解決するために本発明は、
ディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲介する利用権譲
渡管理装置と、前記利用権譲渡を行う他方の利用権譲渡
施行装置とは通信回線を介して接続された利用権譲渡を
受ける一方の利用権譲渡施行装置であって、前記他方の
利用権譲渡施行装置から、分割された権利情報の少なく
とも一部を電子ファイルの形態で受信する分割権利情報
受領処理手段と、前記受信した権利情報を用いて前記利
用権譲渡管理装置に対して前記ディジタルコンテンツの
利用権譲渡申請のための電文を生成して送信し、前記利
用権譲渡管理装置から前記他方の利用権譲渡施行装置が
所有する分割された残りの権利情報を含む前記ディジタ
ルコンテンツの完全な権利情報を電子ファイルの形態で
受信し、利用権情報データベースに格納する譲渡申請処
理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】上記した課題を解決するために本発明は、
ディジタルコンテンツの利用権を譲渡する第1の施行装
置と譲渡を受ける第2の施行装置間におけるディジタル
コンテンツの利用権譲渡を仲介する利用権譲渡管理装置
に用いられる利用権譲渡管理プログラムであって、前記
第1の施行装置から発せられる権利発行のための電文を
受信し、指定されたディジタルコンテンツの権利情報か
ら成る電子ファイルを送信する権利発行処理ステップ
と、前記第2の施行装置から発せられる譲渡申請のため
の電文を受信し、前記電子ファイルを任意に分割して前
記第1の施行装置が所有する前記権利情報の少なくとも
一部と前記第1の施行装置が前記第2の施行装置に送信
した権利情報の少なくとも一部を照合し、合致した場合
にのみ前記第2の施行装置へ前記権利情報から成る電子
情報を譲渡のために送信する権利譲渡処理ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0014】上記した課題を解決するために本発明は、
ディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲介する利用権譲
渡管理装置と譲渡を受ける一方の利用権譲渡施行装置と
は通信回線を介して接続された、利用権を譲渡する他方
の利用権譲渡施行装置のための利用権譲渡施行プログラ
ムであって、指定ディジタルコンテンツを特定する識別
子と、自装置を特定する識別子を含む権利情報取得要求
を発行し、前記利用権譲渡管理装置から権利情報を取得
する権利取得処理ステップと、譲渡申請要求のあった前
記一方の利用権譲渡施行装置から前記ディジタルコンテ
ンツを特定する識別子を入力として得、前記権利取得手
段を介して取得した権利情報を分割して少なくとも一部
を電子ファイルの形態で前記譲渡申請要求のあった前記
一方の利用権譲渡施行装置へ送信する分割権利情報発行
処理ステップと、前記一方の利用権譲渡施行装置から譲
渡申請の要求が発行された後前記利用権譲渡管理装置に
よって起動され、前記ディジタルコンテンツを特定する
識別子を入力として得て、当該ディジタルコンテンツの
権利情報が分割されていることを確認し、所有する残り
の権利情報を前記利用権譲渡管理装置へ返送する権利失
効処理ステップと、をコンピュータに実行させることを
特徴とする。
【0015】上記した課題を解決するために本発明は、
ディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲介する利用権譲
渡管理装置と、前記利用権譲渡を行う他方の利用権譲渡
施行装置とは通信回線を介して接続された利用権譲渡を
受ける一方の利用権譲渡施行装置に用いられる利用権譲
渡施行プログラムであって、前記他方の利用権譲渡施行
装置から、分割された権利情報の少なくとも一部を電子
ファイルの形態で受信する分割権利情報受領処理ステッ
プと、前記受信した権利情報を用いて前記利用権譲渡管
理装置に対して前記ディジタルコンテンツの利用権譲渡
申請のための電文を生成して送信し、前記利用権譲渡管
理装置から前記他方の利用権譲渡施行装置が所有する分
割された残りの権利情報を含む前記ディジタルコンテン
ツの完全な権利情報を電子ファイルの形態で受信し、利
用権情報データベースに格納する譲渡申請処理ステップ
と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明におけるディジタ
ルコンタンツの利用権譲渡方法を実現するのに必要なイ
ンフラストラクチャを説明するために引用した図であ
る。図1において、1はディジタルコンテンツを配信す
るコンテンツ配信装置であり、一般的にはライセンスサ
ーバと称される利用権譲渡管理装置2と連動し、ディジ
タルコンテンツの著作権を遵守しながら配信サービスを
行う。利用権譲渡管理装置2は、ディジタルコンテンツ
の利用権を取得した利用者が、その利用権を別利用者に
譲渡するための仕組みを持つ。詳細は後述する。3は、
利用権譲渡施行装置であり、コンテンツ配信装置1によ
って配信されるディジタルコンテンツを受信して再生す
るコンテンツ再生装置(メディアプレーヤ)の中に実装
(インストール)され、本装置で所有している利用権を
別利用者に譲渡する、あるいは譲渡を受けるための仕組
みを持つ。詳細は後述する。上記した利用権譲渡施行装
置3は、コンテンツ配信装置1、利用権譲渡管理装置2
とは、IP(Internet Protocol)網4を介して接続さ
れる。
【0017】図2は、図1に示す本発明の利用権譲渡管
理装置の内部構成を機能展開して示したブロック図であ
る。以下に示す各ブロックは、具体的にはCPUならび
にメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメモリ
に記録されたプログラムを読み出し実行することにより
そのブロックが持つ機能を実現するものである。
【0018】本発明の利用権譲渡管理装置2は、通信イ
ンタフェース部21と、権利発行処理部22と、権利譲
渡処理部23と、利用権情報DB24で構成される。通
信インタフェース部21は、IP網4を介して接続され
る利用権譲渡施行装置3とのインタフェースを司るもの
であり、ここでは、TCP/IP(Transport Control
Protocol/Internet Protocol)が実装される。権利
発行処理部22は、利用権譲渡施行装置3からの権利情
報取得要求により、指定されたディジタルコンテンツの
利用権を要求した同装置に対しその利用権を発行する機
能を持つ。ここでは、権利発行処理部22への入力情報
として、ディジタルコンテンツを特定するID、利用権
譲渡施行装置3を特定するIDを最低限含むものとす
る。また、出力情報は、当該ディジタルコンテンツを特
定するID、利用権譲渡施行装置3を特定するID、当
該ディジタルコンテンツに与えられた権利詳細等各種デ
ータから成る権利情報である。なお、ディジタルコンテ
ンツに与えられた権利詳細各種データは、システムが提
供するサービス内容により定められるものであり、従っ
て、ここでは個々の情報項目まで規定しない。
【0019】権利譲渡処理部23は、権利譲渡が行なわ
れる2つの利用権譲渡施行装置3、すなわち、現在利用
権を所有している譲渡する側の利用権譲渡施行装置3
と、譲渡される側の利用権譲渡施行装置3間で当該利用
権の譲渡手続きを行うためにその権利情報を転送する機
能を持つ。具体的に、ここでは、権利の半券(割符)と
いった概念を導入し、権利情報の一部が記録された電子
ファイル(以下、単に半券という)を流通させることに
より既存の問題を解決している。この場合、入力は、利
用権を譲渡する側で持つ半券Aと譲渡される側で持つ半
券Bである。権利譲渡処理部23で両者の半券A、Bを
照合することで正当性の証明を行う。従来、このような
判定には、デジタル認証による署名等、複雑な手続きを
要していたが、ここでは、両者が半券の中に持つ情報項
目のハッシュ値を再計算し、半券に記載されているハッ
シュ値と合致すれば照合が得られることとする。このた
めに、権利譲渡処理部23は、ハッシュ関数演算部23
1を内蔵する。
【0020】このことにより、現利用権所有者が持つ半
券がシステム内部から出ていないことが保証され、かつ
現所有者の持つ半券の情報項目が公開されていないこと
から、譲渡予定者の半券を偽造・改竄することは困難に
なる。なお、権利譲渡処理部23の出力は、利用権を譲
渡される側の利用権譲渡施行装置3に対して発行する権
利情報の一部であり、具体的には半券に相当する電子フ
ァイルの形態で流通される。また、権利譲渡処理部23
は、権利所有者が変更になったことによる利用権情報D
B24の情報の整合性を保つため、変更後の所有者情報
に更新を行う。なお、後述するように、権利譲渡処理部
23を利用権譲渡管理装置2内に備えることなく、利用
権譲渡施行装置3間のやり取り(P2P:Pear to Pe
ar)で完結させる形態としてもよい。この場合、各利用
権譲渡施行装置3がやり取りを可能とするための通信手
段を用意する必要がある。
【0021】利用権情報DB24は、利用権譲渡管理装
置2が発行した利用権を管理するために持つデータベー
スであり、管理項目として、ディジタルコンテンツを特
定するID、利用権譲渡施行装置3を特定するIDを最
低限必要とし、提供サービスに必要な付加的な情報も適
時管理するものである。
【0022】図3は、本発明の利用権譲渡施行装置の内
部構成を機能展開して示したブロック図である。ここに
示される利用権譲渡施行装置3は、利用権譲渡管理装置
2から取得した利用権を譲渡する側で持つ装置構成を示
し、コンテンツ再生装置でコンテンツ配信装置1から受
信したディジタルコンテンツを再生する際に、自身が当
該ディジタルコンテンツに対する利用権を所有している
のか確認を行う。利用権譲渡施行装置3は、自身が所有
している利用権を譲渡予定者に転送するための仕組みを
持つことが特徴であり、そのために、通信インタフェー
ス部31と、権利取得処理部32と、分割権利情報発行
処理部33と、権利失効処理部34と、利用権情報DB
35とを備える。上記した各ブロックもまた、具体的に
はCPUならびにメモリを含む周辺LSIで構成され、
CPUがメモリに記録されたプログラムを読み出し実行
することによりそのブロックが持つ機能を実現するもの
である。
【0023】通信インタフェース部31は、IP網4を
介して接続される利用権譲渡施行装置3とのインタフェ
ースを司るものであり、ここでは、TCP/IP(Tran
sport Control Protocol/Internet Protocol)が実
装される。権利取得処理部32は、指定されたディジタ
ルコンテンツに対する自装置における利用権取得要求を
発行して利用権譲渡管理装置2の権利発行処理部22に
対して処理を依頼し、その権利情報を取得する機能を持
つ。権利取得処理部32に対する入力としては、ディジ
タルコンテンツを特定するIDが最低限必要であり、利
用権譲渡管理装置2への取得要求には、当該ディジタル
コンテンツを特定するID、自利用権譲渡施行装置3を
特定するIDが必要である。利用権譲渡管理装置2から
の権利情報を取得した結果として、当該ディジタルコン
テンツを特定するID、利用権譲渡施行装置3を特定す
るID、当該ディジタルコンテンツに与えられた権利詳
細各種データが得られ、これらの情報は、利用権情報D
B235に格納される。なお、上記で明記した情報以外
に決済に関する情報等についても別途必要であるが、本
発明とは直接関係しないためここでの説明は省略する。
【0024】分割権利情報発行処理部33は、譲渡予定
者に本利用権譲渡施行装置3が所有する利用権を譲渡す
ることを実現する機能を持つ。分割権利情報発行処理部
33に対する入力情報としては、当該ディジタルコンテ
ンツを特定するIDであり、出力情報としては、当該デ
ィジタルコンテンツの利用権情報の一部を電子ファイル
の形態にした、いわゆる半券である。情報項目には当該
ディジタルコンテンツを特定するID、譲渡する側が持
つ利用権譲渡施行装置3を特定するID、譲渡される側
に渡す半券であることを示す情報を最低限含むものと
し、加えて各半券を合わせた全情報を元に演算したハッ
シュ値を付加するものとする。半券生成の仕組みは、図
6(a)に示されている。詳細は後述する。なお、ここ
で作成された半券は、本システムの制御下から離れて運
用可能であるため、電子メールやリムーバブルメディア
で譲渡者に渡すことが可能である。また、譲渡する側
は、半券を発行した後であっても譲渡される者により譲
渡申請要求が発行されるまでは、所有者と位置付けられ
ることから、権利失効処理部34により権利失効処理機
能が起動するまではコンテンツの利用は可能である。
【0025】権利失効処理部34は、譲渡される側の利
用権譲渡施行装置3が譲渡申請処理要求を発行した際、
利用権譲渡管理装置2の権利譲渡処理部23により、譲
渡する側の利用権譲渡施行装置3に対して起動される。
入力は、当該ディジタルコンテンツを特定するIDであ
る。権利失効処理部34は、当該ディジタルコンテンツ
の利用権が半券状態になっていることを確認し、所有す
る半券情報を利用権譲渡管理装置2に返却し、利用権情
報DB35から抹消する機能を持つ。実運用上は、権利
譲渡の手続きが不当に行われ自所有ディジタルコンテン
ツの利用権が失効したような場合を想定して、利用権情
報DB35から完全に抹消するのではなく、譲渡が行わ
れ失効したことを記録として残し、抹消を猶予する等の
対処があっても良い。利用権情報DB35は、譲渡する
側の利用権譲渡施行装置3が所有する利用権を管理する
データベースであり、管理項目は、当該ディジタルコン
テンツを特定するID、自利用権譲渡施行装置3を特定
するIDを最低限必要とし、提供サービスに必要な付加
的な情報も適時管理するものである。
【0026】図4は、本発明の利用権譲渡施行装置の内
部構成を機能展開して示したブロック図である。ここで
は、権利を譲渡される側の利用権譲渡施行装置が示され
ている。以下に示すブロックもまた、具体的にはCPU
ならびにメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUが
メモリに記録されたプログラムを読み出し実行すること
によりそのブロックが持つ機能を実現するものである。
本発明の利用権譲渡施行装置3は、通信インタフェース
部31、分割権利情報受領処理部36、譲渡申請処理部
37で構成される。
【0027】通信インタフェース部31は、IP網4を
介して接続される利用権譲渡施行装置3とのインタフェ
ースを司るものであり、ここでは、TCP/IP(Tran
sport Control Protocol/Internet Protocol)が実
装される。分割権利情報受領処理部36は、ネットワー
クを介して、あるいは何らかの方法により半券の電子フ
ァイルを受け取った譲渡者が、自利用権譲渡施行装置3
で半券電子ファイルを再度システムの制御下に戻すため
の機能を提供する。ここで、入力情報は、分割権利情報
である半券電子ファィルAである。ここでは、半券電子
ファイルAを取り込むと、譲渡申請処理部37を起動す
る。このときに引き渡す情報は、半券電子ファイルAの
各種情報である。譲渡申請処理部37は、受領した半券
を用いて利用権譲渡管理装置2の権利譲渡処理部23に
対し、当該ディジタルコンテンツの利用権の譲渡を申請
する機能を持ち、権利譲渡処理部22に引き渡す情報
は、入力された半券電子ファィルAの各種情報である。
【0028】利用権譲渡施行装置3が利用権利管理装置
の処理結果として受け取る情報は、当該ディジタルコン
テンツの完全な権利情報である。受け取った権利情報
は、利用権情報DB35に格納する。このことにより、
譲渡された側で当該ディジタルコンテンツの利用が可能
となる。なお、図3に権利を譲渡する側の利用権譲渡施
行装置、図4に権利が譲渡される側の利用権譲渡施行装
置の内部構成を示したが、それぞれ独立してコンテンツ
再生装置に実装されても、あるいは一体化されてコンテ
ンツ再生装置に実装されても構わない。
【0029】図5、図6は、本発明実施形態の動作を説
明するために引用した図であり、動作シーケンス図、半
券生成および照合の仕組みを示す。以下、図5、図6を
参照しながら図1〜図4に示す本発明実施形態の動作に
ついて詳細に説明する。
【0030】図5に示す動作シーケンス図には、権利売
り場として位置付けられる利用権譲渡管理装置2、権利
の現所有者が持つ利用権譲渡施行装置3、譲渡予定者が
持つ利用権譲渡施行装置2間のそれぞれにおける動作の
流れが半券流通の観点から示されている。
【0031】まず、利用権譲渡施行装置3は、利用権譲
渡管理装置2に対して権利を取得すべく権利情報取得要
求を発行し(ステップS501)、利用権譲渡管理装置
2が発行した権利を取得する(ステップS502)。権
利を取得した現所有者の利用権譲渡施行装置3では、分
割権利情報発行処理部33を起動して半券を発行して譲
渡予定者の利用権譲渡施行装置3に渡す(ステップS5
03)。概念的には、権利の半分をちぎり譲渡予定者が
持つ利用権譲渡施行装置3に渡す半券は引換券に見立て
ることができる。なお、このとき、割券後も利用権譲渡
管理装置2による譲渡処理が完了するまでは利用権情報
DB35に格納された権利情報に基づき現所有者の半券
(概念上の)の権利でディジタルコンテンツの利用は可
能である。また、譲渡予定者に渡される半券は電子ファ
イルとしてシステムの外で流通可能である。ここでは、
電子メール等の受け渡し手段を介して転送させるものと
する。譲渡予定者は、自身の利用権譲渡施行装置3に半
券を読み込ませることで分割権利情報受領処理(半券受
領)が完了する(ステップS504)。なお、譲渡予定
者は、受領した半券のみではディジタルコンテンツの利
用は不可能である。
【0032】譲渡予定者が持つ利用権譲渡施行装置3が
半券受領後、譲渡申請処理要求を発行し(ステップS5
05)、利用権譲渡管理装置2が譲渡処理を行うことに
より譲渡予定者は利用権を得ることができる。すなわ
ち、利用権譲渡管理装置2は、権利譲渡が行なわれる2
つの利用権譲渡施行装置3、すなわち、現在利用権を所
有している譲渡する側の利用権譲渡施行装置3と、譲渡
される側の利用権譲渡施行装置3間で当該利用権の利用
権譲渡処理を実行する(ステップS506)。そのため
にまず、現所有者の利用権譲渡施行装置3に対し権利失
効処理を起動する。利用権譲渡施行装置3では、権利失
効処理部34が起動され、権利失効処理部34では、デ
ィジタルコンテンツの利用権が半券状態になっているこ
とを確認して、自身が所有する半券を利用権譲渡管理装
置2に返却し、利用権情報DB35から抹消する(ステ
ップS507)。このことにより、利用権譲渡管理装置
2は利用権譲渡施行装置3から権利回収の手続きを終
え、半券照合の後、利用権譲渡施行装置3に対して権利
を発行し、譲渡予定者が持つ利用権譲渡施行装置3は、
はじめてそのディジタルコンテンツを利用が許可される
(ステップS508)。
【0033】利用権譲渡施行装置3の分割権利情報発行
処理部33による半券生成、および権利譲渡処理部23
による半券照合の仕組みがそれぞれ、図6(a)(b)
に示されている。図6(a)に示されるように、利用権
情報項目として、ディジタルコンテンツを特定するID
と、利用権譲渡施行装置3を特定するIDと、その他の
項目1〜nから成り、分割権利情報発行処理部33で生
成される半券は、半券Aが、項目1〜項目m及び検証コ
ード、半券Bが、ディジタルコンテンツを特定するI
D、利用権譲渡施行装置3を特定するID、その他の項
目1〜x、検証コード、譲渡用半券識別子からなる。な
お、半券Aは現利用権所有者が持つためシステム内部か
ら出ていないことが保証され、かつ現所有者の持つ半券
Aの情報項目が公開されていないことから、譲渡予定者
の半券を偽造・改竄することは困難になる。
【0034】また、図6(b)に示されるように、分割
権利情報発行処理部33がこの半券を作成するときに検
証コードとして付加されるハッシュ値の他に、各半券に
記載される情報を全て加えた情報から得たハッシュ値
(f(x):xのハッシュ値を算出する関数、x=項目1
+…+項目m+コンテンツを特定するID+利用権譲渡
施行装置3を特定するID+その他の項目1+…+その
他の項目x)を生成し、以降、割り印のように照合キー
ワードとして扱う。すなわち、利用権譲渡管理装置2の
権利譲渡処理部23では、ハッシュ関数演算部213を
用いて検証コードと算出したハッシュ値が同値であれば
2つの半券の照合が得られたものとする。
【0035】なお、上記した本発明実施形態は、利用権
譲渡施行装置3間の利用権譲渡の処理を利用権譲渡管理
装置2が仲介する例について述べたが、他に、利用権譲
渡管理装置2を介さずに利用権譲渡施行装置3間でP2
Pにより完結する方式も考えられる。この場合、最終的
には、利用権譲渡管理装置2の利用権情報DB24の更
新が必要になるため、非同期で譲渡予定者が持つ利用権
譲渡施行装置3による譲渡申請の後処理として、利用権
譲渡管理装置2に新規に付加される権利情報更新処理部
25を起動する。このために、利用権譲渡管理装置2に
おいて、権利情報更新処理部25が、利用権譲渡施行装
置3による譲渡申請要求による処理が完了した後に、権
利の所有者が変更になった旨の報告を受信して利用権情
報DB24の更新を行う。
【0036】また、図3に示される利用権譲渡施行装置
3の権利失効処理部34とは異なり、外部へのインタフ
ェースを待たず、当該権利失効処理部34は、利用権を
譲渡する側で利用権譲渡施行装置3が利用権譲渡管理装
置2に代わって新たに持つ権利譲渡処理部から呼ばれる
機能に宿退する。更に、譲渡される側の利用権譲渡施行
装置3が持つ譲渡申請処理部は、図4に示される譲渡申
請処理部27とは異なり、やり取りをする相手が、利用
権譲渡管理装置2の権利譲渡処理部23から現所有者の
利用権譲渡施行装置3が新規に持つ権利譲渡処理部に変
わる。
【0037】図7は、本発明における他の実施形態の動
作を説明するために引用したシーケンス図であり、権利
失効で処理を中断させないための対処を盛り込んだ場合
が示されている。上記した本発明実施形態によれば、P
2Pの場合を除き、現所有者の利用権譲渡施行装置3が
持つ権利失効処理部34は、利用権譲渡管理装置2が主
体の契機となるため、利用権譲渡管理装置2が利用可能
でない場合、処理の継続が困難である。具体的には、結
果、譲渡処理が完了しない。ネットワークへの常時接続
が前提であればそれでも問題は発生しないが、利用権譲
渡管理装置2が稼動していない等の事象は容易に想像で
きるため、その対処を盛り込んだ動作シーケンスを図7
示す。
【0038】すなわち、現所有者が持つ利用権譲渡施行
装置3の分割権利情報発行処理部33による半券生成処
理を実行した時点で、自所有の半券を、利用権譲渡管理
装置装置2へ返却し(ステップS704)、あらかじめ
失効扱いとすることで、上記の問題は回避可能である。
但し、この場合、半券を発行した後であっても譲渡予定
者による譲渡申請要求が発行されるまでは、所有者と位
置付けられることから、譲渡処理(ステップS708)
が起動するまではコンテンツの利用は可能であるという
利点を放棄することになる。
【0039】更に、譲渡予定者に渡す半券と表現された
ものは、分割権利情報発行処理部33により作成される
半券1枚である必要はなく、図8に示されるように、n
枚に分割されていても構わない。これらの譲渡予定者に
渡す半券群を全て用意した上で譲渡申請処理を行うこと
で、半券1枚と同等の効力が得られる。譲渡予定者に渡
す半券がn枚に分割されている場合の半券作成の概念を
図8に示す。この場合も図6同様、分割権利情報発行処
理部33がこの半券群を作成するときに検証コードとし
て付加されるハッシュ値の他に、各半券に記載される情
報を全て加えた情報から得たハッシュ値(f(x):xの
ハッシュ値を算出する関数、x=(項目1+…+項目
m)+(コンテンツを特定するID+利用権譲渡施行装
置3を特定するID+その他の項目1)+(コンテンツ
を特定するID+利用権譲渡施行装置3を特定するID
+…+その他の項目n)を生成し、以降、割り印のよう
に照合キーワードとして扱う。
【0040】なお、図2〜図4に示す通信インタフェー
ス部21、31、権利発行処理部22、権利譲渡処理部
23、ハッシュ関数演算部231、権利取得処理部3
2、分割権利情報発行処理部33、権利失効処理部3
4、分割権利情報受領処理部36、譲渡申請処理部37
のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読取り可能
な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログ
ラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するこ
とにより、本発明の利用権譲渡管理装置、利用権譲渡施
行装置のそれぞれが実現されるものとする。ここでいう
コンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハード
ウアを含むものである。
【0041】更に、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、RO
Mの他に、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵
されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さら
に「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムが送信された場合のシステムやクライア
ントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ
(RAM)のように、一定時間プログラムを保持してい
るものも含むものとする。
【0042】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0043】以上、この発明の実施形態について図面を
参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態
に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない
範囲の設計等も含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、例え
ば半券等、権利情報を任意に分割して一部を電子ファイ
ルとして流通させる概念を導入することにより、現所有
者と譲渡予定者の所在を権利譲渡側で把握可能とし、C
Dや書籍のようにディジタルコンテンツの権利譲渡を無
理なく実現することができる。また、譲渡予定者に半券
を渡したあとでも、譲渡予定者が譲渡申請を行うまでは
自所有コンテンツとして継続して利用することができ、
更に、プレゼントを受け取ってもらえなかった場合当、
譲渡予定者が半券を返却した場合でも、自利用権譲渡施
行装置でその半券を読み込めば、元通り自所有コンテン
ツとなるため、現実世界の概念に近く自然な操作性が得
られる。このように、譲渡予定者に渡す半券を電子ファ
イル化することで、CDや書籍と同様プレゼントする行
為に自由度を持たせることができて現実味を帯び、利用
形態に広がりが持てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるディジタルコンタンツの利用
権譲渡方法を実現するのに必要なインフラストラクチャ
を説明するために引用した図である。
【図2】 図1に示す利用権譲渡管理装置の内部構成を
機能展開して示したブロック図である。
【図3】 図1に示す利用権譲渡施行装置(現所有者
側)の内部構成を機能展開して示したブロック図であ
る。
【図4】 図1に示す利用権譲渡施行装置(譲渡予定者
側)の内部構成を機能展開して示したブロック図であ
る。
【図5】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した動作シーケンス図である。
【図6】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した、半券の生成と照合の仕組みを示す図である。
【図7】 本発明における他の実施形態の動作を説明す
るために引用した動作シーケンス図である。
【図8】 本発明の他の実施形態における動作を説明す
るために引用した、半券の生成と照合の仕組みを示す図
である。
【符号の説明】
1…コンテンツ配信装置、2…利用権譲渡管理装置、3
…利用権譲渡施行装置、4…IP網、21(31)…通
信インタフェース部、22…権利発行処理部、23…権
利譲渡処理部、24(35)…利用権情報DB、231
…ハッシュ関数演算部、32…権利取得処理部、33…
分割権利情報発行処理部、34…権利失効処理部、36
…分割権利情報受領処理部、37…譲渡申請処理部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルコンテンツの利用権を譲渡す
    る第1の利用権譲渡施行装置と譲渡を受ける第2の利用
    権譲渡施行装置間におけるディジタルコンテンツの利用
    権譲渡方法であって、 前記第1と第2の利用権譲渡施行装置間におけるディジ
    タルコンテンツの利用権譲渡を仲介する利用権譲渡管理
    装置が、 前記第1の利用権譲渡施行装置から発せられる権利発行
    のための電文を受信して指定されたディジタルコンテン
    ツの権利情報から成る電子ファイルを送信し、 前記第2の利用権譲渡施行装置から送信される譲渡申請
    のための電文を受信し、前記電子ファイルを任意に分割
    して前記第1の利用権譲渡施行装置が持つ前記権利情報
    の少なくとも一部と前記第1の利用権譲渡施行装置が前
    記第2の利用権譲渡施行装置に送信した権利情報の少な
    くとも一部を照合し、合致した場合にのみ前記第2の利
    用権譲渡施行装置へ前記権利情報から成る電子情報を譲
    渡のために送信すること、を特徴とするディジタルコン
    テンツの利用権譲渡方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の利用権譲渡施行装置が前記第
    2の利用権譲渡施行装置へ前記権利情報の少なくとも一
    部を送信した時点で自所有の権利情報の一部を前記利用
    権譲渡管理装置に返送し、前記第1の利用権譲渡施行装
    置が所有する権利情報を失効扱いとすること、を特徴と
    する請求項1に記載のディジタルコンテンツの利用権譲
    渡方法。
  3. 【請求項3】 ディジタルコンテンツの利用権を譲渡す
    る第1の利用権譲渡施行装置と譲渡を受ける第2の利用
    権譲渡施行装置間におけるディジタルコンテンツの利用
    権譲渡方法であって、 前記第1の利用権譲渡施行装置が、 前記第2の利用権譲渡施行装置から送信される譲渡申請
    のための電文を受信し、所有する前記権利情報の少なく
    とも一部と、前記第2の利用権譲渡施行装置に送信した
    権利情報の少なくとも一部を照合し、合致した場合にの
    み前記第2の利用権譲渡施行装置へ前記権利情報から成
    る電子情報を譲渡のために送信し、 前記第2の利用権譲渡施行装置に対して権利情報を管理
    する利用権譲渡管理装置へ権利譲渡されたことの通知を
    促がすこと、を特徴とするディジタルコンテンツの利用
    権譲渡方法。
  4. 【請求項4】 ディジタルコンテンツの利用権を譲渡す
    る第1の施行装置と譲渡を受ける第2の施行装置間にお
    けるディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲介する利用
    権譲渡管理装置であって、 前記第1の施行装置から発せられる権利発行のための電
    文を受信し、指定されたディジタルコンテンツの権利情
    報から成る電子ファイルを送信する権利発行処理手段
    と、 前記第2の施行装置から発せられる譲渡申請のための電
    文を受信し、前記電子ファイルを任意に分割して前記第
    1の施行装置が所有する前記権利情報の少なくとも一部
    と前記第1の施行装置が前記第2の施行装置に送信した
    権利情報の少なくとも一部を照合し、合致した場合にの
    み前記第2の施行装置へ前記権利情報から成る電子情報
    を譲渡のために送信する権利譲渡処理手段と、を備えた
    ことを特徴とする利用権譲渡管理装置。
  5. 【請求項5】 前記権利譲渡処理手段は、 前記第1と第2の施行装置が所有する権利情報における
    全情報項目に基づき生成されるハッシュ値を照合キーと
    し、一方の権利情報の情報項目として設定されているハ
    ッシュ値との同値を確認して照合を得るハッシュ関数演
    算手段、を備えたことを特徴とする請求項4に記載の利
    用権譲渡管理装置。
  6. 【請求項6】 ディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲
    介する利用権譲渡管理装置と譲渡を受ける一方の利用権
    譲渡施行装置とは通信回線を介して接続された、利用権
    を譲渡する他方の利用権譲渡施行装置であって、 指定ディジタルコンテンツを特定する識別子と、自装置
    を特定する識別子を含む権利情報取得要求を発行し、前
    記利用権譲渡管理装置から権利情報を取得する権利取得
    処理手段と、 譲渡申請要求のあった前記一方の利用権譲渡施行装置か
    ら前記ディジタルコンテンツを特定する識別子を入力と
    して得、前記権利取得手段を介して取得した権利情報を
    分割して少なくとも一部を電子ファイルの形態で前記譲
    渡申請要求のあった前記一方の利用権譲渡施行装置へ送
    信する分割権利情報発行処理手段と、 前記一方の利用権譲渡施行装置から譲渡申請の要求が発
    行された後前記利用権譲渡管理装置によって起動され、
    前記ディジタルコンテンツを特定する識別子を入力とし
    て得て、当該ディジタルコンテンツの権利情報が分割さ
    れていることを確認し、所有する残りの権利情報を前記
    利用権譲渡管理装置へ返送する権利失効処理手段と、を
    備えたことを特徴とする利用権譲渡施行装置。
  7. 【請求項7】 ディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲
    介する利用権譲渡管理装置と、前記利用権譲渡を行う他
    方の利用権譲渡施行装置とは通信回線を介して接続され
    た利用権譲渡を受ける一方の利用権譲渡施行装置であっ
    て、 前記他方の利用権譲渡施行装置から、分割された権利情
    報の少なくとも一部を電子ファイルの形態で受信する分
    割権利情報受領処理手段と、 前記受信した権利情報を用いて前記利用権譲渡管理装置
    に対して前記ディジタルコンテンツの利用権譲渡申請の
    ための電文を生成して送信し、前記利用権譲渡管理装置
    から前記他方の利用権譲渡施行装置が所有する分割され
    た残りの権利情報を含む前記ディジタルコンテンツの完
    全な権利情報を電子ファイルの形態で受信し、利用権情
    報データベースに格納する譲渡申請処理手段と、を備え
    たことを特徴とする利用権譲渡施行装置。
  8. 【請求項8】 ディジタルコンテンツの利用権を譲渡す
    る第1の施行装置と譲渡を受ける第2の施行装置間にお
    けるディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲介する利用
    権譲渡管理装置に用いられる利用権譲渡管理プログラム
    であって、 前記第1の施行装置から発せられる権利発行のための電
    文を受信し、指定されたディジタルコンテンツの権利情
    報から成る電子ファイルを送信する権利発行処理ステッ
    プと、 前記第2の施行装置から発せられる譲渡申請のための電
    文を受信し、前記電子ファイルを任意に分割して前記第
    1の施行装置が所有する前記権利情報の少なくとも一部
    と前記第1の施行装置が前記第2の施行装置に送信した
    権利情報の少なくとも一部を照合し、合致した場合にの
    み前記第2の施行装置へ前記権利情報から成る電子情報
    を譲渡のために送信する権利譲渡処理ステップと、をコ
    ンピュータに実行させる利用権管理プログラム。
  9. 【請求項9】 ディジタルコンテンツの利用権譲渡を仲
    介する利用権譲渡管理装置と譲渡を受ける一方の利用権
    譲渡施行装置とは通信回線を介して接続された、利用権
    を譲渡する他方の利用権譲渡施行装置のための利用権譲
    渡施行プログラムであって、 指定ディジタルコンテンツを特定する識別子と、自装置
    を特定する識別子を含む権利情報取得要求を発行し、前
    記利用権譲渡管理装置から権利情報を取得する権利取得
    処理ステップと、 譲渡申請要求のあった前記一方の利用権譲渡施行装置か
    ら前記ディジタルコンテンツを特定する識別子を入力と
    して得、前記権利取得手段を介して取得した権利情報を
    分割して少なくとも一部を電子ファイルの形態で前記譲
    渡申請要求のあった前記一方の利用権譲渡施行装置へ送
    信する分割権利情報発行処理ステップと、 前記一方の利用権譲渡施行装置から譲渡申請の要求が発
    行された後前記利用権譲渡管理装置によって起動され、
    前記ディジタルコンテンツを特定する識別子を入力とし
    て得て、当該ディジタルコンテンツの権利情報が分割さ
    れていることを確認し、所有する残りの権利情報を前記
    利用権譲渡管理装置へ返送する権利失効処理ステップ
    と、をコンピュータに実行させることを特徴とする利用
    権譲渡施行プログラム。
  10. 【請求項10】 ディジタルコンテンツの利用権譲渡を
    仲介する利用権譲渡管理装置と、前記利用権譲渡を行う
    他方の利用権譲渡施行装置とは通信回線を介して接続さ
    れた利用権譲渡を受ける一方の利用権譲渡施行装置に用
    いられる利用権譲渡施行プログラムであって、 前記他方の利用権譲渡施行装置から、分割された権利情
    報の少なくとも一部を電子ファイルの形態で受信する分
    割権利情報受領処理ステップと、 前記受信した権利情報を用いて前記利用権譲渡管理装置
    に対して前記ディジタルコンテンツの利用権譲渡申請の
    ための電文を生成して送信し、前記利用権譲渡管理装置
    から前記他方の利用権譲渡施行装置が所有する分割され
    た残りの権利情報を含む前記ディジタルコンテンツの完
    全な権利情報を電子ファイルの形態で受信し、利用権情
    報データベースに格納する譲渡申請処理ステップと、を
    コンピュータに実行させる利用権譲渡施行プログラム。
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