JP2003245895A - 面板作成装置、面板作成方法、位置測定装置、位置測定方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

面板作成装置、面板作成方法、位置測定装置、位置測定方法、プログラム、記録媒体

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JP2003245895A
JP2003245895A JP2002043885A JP2002043885A JP2003245895A JP 2003245895 A JP2003245895 A JP 2003245895A JP 2002043885 A JP2002043885 A JP 2002043885A JP 2002043885 A JP2002043885 A JP 2002043885A JP 2003245895 A JP2003245895 A JP 2003245895A
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sensor
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Hideo Masubuchi
秀雄 増渕
Hiroyuki Kodera
広之 小寺
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の面板の自動作成を可能とする面板作
成装置、面板作成方法、位置測定装置、位置測定方法等
を提供する。 【解決手段】 位置測定装置102は、抜型の測定を行
い、測定データを加工データ作成装置103に送る。加
工データ作成装置103は、抜型の作成に用いられた抜
型位置データ及び測定データに基づいて面板位置データ
を作成し、この面板位置データ及び加工条件データに基
づいて、面板の加工に用いる加工データを作成し、この
加工データを加工装置104に送る。加工装置104
は、加工データに基づいて、面板を加工する。位置測定
装置102により抜型の測定を行う際、キャップが測定
対象の刃に装着される。このキャップにより、刃の先端
の形状による光の乱反射の影響、盤面及び刃の色彩、形
状等の類似による刃識別への影響等が軽減されるので、
位置測定装置102は、刃の有無の検出、刃の位置測
定、刃の区別等を正確に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料から、所定の
形状、所定の罫線(折り目)を有する製品を生産する打
抜機に取り付けられる面板及び抜型に係る面板作成装
置、面板作成方法、位置測定装置、位置測定方法等に関
する。より詳細には、高精度の面板の自動作成を可能と
する面板作成装置、面板作成方法、位置測定装置、位置
測定方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、厚紙、金属圧延品等の平面状
の材料(以下、単に「材料」と呼ぶ。「材料」は、例え
ば、刷本である。)を打ち抜いて、所定の形状、所定の
罫線(折り目)を有する平面状の製品(以下、単に「製
品」と呼ぶ)を生産する場合、抜型及び面板が取り付け
られた打抜機が用いられる。
【0003】図17、図18を参照しながら、打抜の概
略について説明する。図17に示すように、打抜機17
01は、打抜部1702、ストリッパ部1703、ブラ
ンキング部1704から構成される。
【0004】打抜機1701には、抜型及び面板が取り
付けられる(ステップ1801)。材料1705が打抜
機1701に投入されると(ステップ1802)、打抜
部1702は、材料1705に対して罫線(折り目)及
び切れ目を付し(ステップ1803)、ストリッパ部1
703は、材料1705に対して窓抜を行い(ステップ
1804)、ブランキング部1704は、材料1705
を打ち抜いて製品1706を生産する(ステップ180
5)。
【0005】図19は、抜型及び面板による打抜につい
て説明する図である。図19に示すように、打抜機に抜
型1901と面板1902を取り付け、材料1910を
抜型1901と面板1906との間に配し、材料191
0を打ち抜くことにより、切れ目1912、罫線191
3等を有する製品1911が生産される。
【0006】抜型1901は、雄型であり、合板等の盤
面1902に、所定の形状に製品を切取る切刃190
3、製品に罫線(折り目)をつける罫線刃1904等が配
置されたものである。刃(切刃、罫線刃)は、金属刃等
であり、差し込み等により盤面1902に組み込まれ
る。
【0007】また、必要に応じて、抜型の切刃周辺等に
ゴム、スポンジ等の押え用部材1905が配置される。
押え用部材1905は、抜型及び面板との間に配された
紙、刷本等の材料をニップする役割等を有する。
【0008】面板1906は、雌型であり、鉄板等の盤
面1907に、板紙等のプレスボード1908等が貼ら
れたものである。面板は、罫線刃に対応する箇所に罫線
溝1909を有する。罫線溝は、罫線刃に対応する位置
のプレスボードを加工する(焼き取り若しくは削り取
る)ことにより形成される。
【0009】抜型は、製品の形状、製品の罫線位置に合
わせて作成される。すなわち、切刃は、製品の形状に合
わせて抜型の盤面に配置され、罫線刃は、製品の罫線
(折り目)位置に合わせて抜型の盤面に配置される。
【0010】製品の形状及び製品の罫線位置はCADデ
ータとして記録され、抜型の作成に用いられる。しか
し、当該CADデータをそのまま用いて面板を作成した
場合、抜型の伸縮等により、抜型と面板との位置ずれ、
すなわち、抜型の罫線刃位置と面板の罫線溝との位置ず
れが生じる。
【0011】図20は、良品の抜型2002及び面板2
003の状態を示す図である。図21は、不良品の抜型
2102及び面板2103の状態を示す図である。図2
2は、良品の抜型2002及び面板2003により作成
された製品2201を示す図である。図23は、不良品
の抜型2102及び面板2103により作成された製品
2301を示す図である。
【0012】図20に示すように、良品の抜型及び面板
の場合、噛合部分2001は、正常に噛み合う。この場
合、図22に示すように、製品2201は、正常な罫線
2202を有する。この製品2201は、折り曲げ部分
2203に示すように、正常に折り曲げられる。
【0013】図21に示すように、不良品の抜型及び面
板の場合、噛合部分2101は、正常に噛み合わない。
この場合、図23に示すように、抜型の罫線刃が面板の
罫線溝に噛み合わず、製品2301に罫寄れ2302等
が生じる。罫寄れ2302は、本来の罫線の中心位置2
304からずれて罫線が形成された状態を示す。この製
品2301を後の工程で折り曲げて箱等にする際に、罫
寄れ2302等が生じた部分で、罫割れ2303が生じ
たり、本来折るべき位置から寄った分だけずれて折られ
てしまう等の不良が発生してしまう。
【0014】そこで、面板を作成する際、抜型の伸縮等
による面板と抜型との位置ずれに対処するため、面板の
プレスボード上に敷いたカーボン紙に抜型を押し付けて
罫線刃の跡をプレスボード上に付し、この罫線刃の跡に
沿って罫線溝が加工される。また、切刃が当たるプレス
ボードの部分は、打抜の際、プレスボードの痕が製品に
つかないようにするため、滑らかな傾斜となるように加
工される。これらの面板のプレスボードの加工は、カッ
タナイフ等を用いて手作業により行われる。また、抜型
及び面板は、製品毎に作成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、抜型の
伸縮等により面板及び抜型に位置ずれが生じた場合、面
板のプレスボードを盤面から剥がし、上述の過程を経て
面板を再度作成する必要がある。この場合、面板の作成
に係る人件費等の費用負担、所要時間、打抜機に面板を
取り付ける際の調整時間等が増大するという問題点があ
る。
【0016】また、面板の作成は、抜型を基準に熟練の
オペレータによって行われる。従って、面板の精度はオ
ペレータのスキル(経験、勘等)に依存しており、高精度
かつ一定の品質を有する面板を作成し、安定的に供給す
ることが非常に困難であるという問題点がある。
【0017】また、抜型は、製品の形状及び罫線位置に
合わせて作成され、面板は、抜型の刃位置に合わせて作
成される。現状では、面板のプレスボード上に敷いたカ
ーボン紙に抜型を押し付けて罫線刃等の跡をプレスボー
ド上に付し、この罫線刃の跡に沿って罫線溝等が加工、
形成される。従って、面板の作成に係る人件費等の費用
負担、所要時間等を軽減するべく、高精度の面板の自動
作成を図る場合、抜型の刃位置を正確に測定する必要が
ある。
【0018】しかしながら、光反射型のセンサ等を用い
て抜型の刃位置を測定する場合、刃先端の形状が丸みを
帯びていたり、尖っているため、光が乱反射し、刃位置
の正確な測定が困難であるという問題点がある。
【0019】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、高精度の面板の自動作成を可能とする面板
作成装置、面板作成方法、位置測定装置、位置測定方法
等を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第1の発明は、基材と前記基材に概直角に埋め込
まれその一部が前記基材から一定長突出する少なくとも
1の刃とから構成される打抜機の抜型の刃位置を示す抜
型作成用の抜型位置データと、実際の抜型の刃位置に関
する測定データと、前記抜型と組される面板の表面の加
工位置を示す面板作成用の面板位置データと、前記面板
の表面の加工条件を示す加工条件データと、を保持する
保持手段と、前記測定データに基づいて、前記抜型位置
データを前記面板位置データに変換する面板位置データ
作成手段と、前記面板位置データ及び前記加工条件デー
タに基づいて、前記面板の表面を加工するための加工デ
ータを作成する加工データ作成手段と、を具備すること
を特徴とする面板作成装置である。
【0021】第1の発明では、面板作成装置は、測定デ
ータに基づいて、抜型位置データを面板位置データに変
換し、この面板位置データ及び加工条件データに基づい
て、面板の表面を加工するための加工データを作成す
る。
【0022】基材は、抜型の盤面であり、例えば、合板
である。刃は、切刃、罫線刃等であり、差し込まれた
り、埋め込まれたりして抜型の盤面に固定される。
【0023】抜型位置データは、抜型の刃位置等に関す
るデータであり、抜型を作成する際に用いられるCAD
データ等である。面板位置データは、面板の罫線溝の位
置、切刃が当たる位置等を示すデータであり、抜型位置
データ、測定データ等に基づいて作成されるCADデー
タ等である。
【0024】測定データは、位置測定装置等により測定
された抜型の刃位置に係る測定データである。測定デー
タは、抜型の刃位置、刃間のピッチ、単面間のピッチ等
である。単面については、後述する。面板作成装置は、
これらの測定データに基づいて、抜型位置データを面板
位置データに変換することができる。
【0025】尚、面板作成装置は、実際の抜型の刃位置
等に関する測定を行う位置測定手段を有してもよい。位
置測定手段は、刃の有無を検出したり、刃の位置等を測
定するセンサを有する位置測定装置等である。位置測定
装置に関しては、後述する。面板作成装置は、位置測定
手段により、実際の抜型の刃位置等に関する測定データ
を取得することができる。
【0026】加工条件データは、面板の表面の加工条件
に関するデータであり、例えば、紙等の材料厚と罫線溝
幅の対応付け、罫線刃に対応する部分の加工方法、切刃
に対応する部分の加工方法、テーパ加工の角度、面板の
プレスボード等の除去範囲に関するデータである。
【0027】尚、面板作成装置は、加工データに基づい
て面板の表面を加工する加工手段を有してもよい。加工
手段は、レーザ加工装置、リュータ等の加工装置等であ
る。面板作成装置は、加工手段により、面板の表面に罫
線溝等を形成したり、テーパ加工、プレスボードの除去
等を行うことができる。
【0028】また、面板作成装置は、面板位置データ、
加工条件データに基づいて加工データを作成するので、
加工データに罫線溝の形成に関するデータ等を含めるこ
とができる。この場合、面板作成装置は、罫線溝の形成
に関するデータに基づいて、加工手段により面板の表面
に罫線溝を形成することができる。罫線溝の形成に関す
るデータは、例えば、紙等の材料厚と罫線溝幅の対応付
けに関するデータである。
【0029】第1の発明では、面板作成装置は、鉄板等
の盤面に板紙等のプレスボードが貼られた面板に対し
て、自動的に加工(罫線溝の形成、切れ目の形成、テー
パ加工、不要部除去等)を行うので、面板の作成に係る
人件費等の費用負担、所要時間等を軽減することができ
る。
【0030】また、面板作成装置は、面板の罫線溝の位
置、切れ目の位置等を示す面板位置データを抜型位置デ
ータ及び実際の抜型の測定データに基づいて作成し、面
板位置データ及び加工条件データに基づいて加工データ
を作成し、面板を加工するので、高精度かつ一定の品質
を有する面板を安定的に供給することができる。
【0031】また、面板作成装置は、高精度かつ一定の
品質を有する面板を作成するので、抜型と面板とが適正
に噛み合い、すなわち、抜型の罫線刃等と面板の罫線溝
等とが適正に噛み合い、打抜機に抜型及び面板を取り付
ける際の調整時間等を軽減することができる。
【0032】第2の発明は、基材と前記基材に概直角に
埋め込まれその一部が前記基材から一定長突出する少な
くとも1の刃とから構成される打抜機の抜型を測定する
位置測定装置であって、前記抜型上を移動し、対象物を
検出する第1センサと、前記第1センサの移動量を測定
する第2センサと、前記移動量に基づいて、前記対象物
の位置を算出する位置算出手段と、を具備することを特
徴とする位置測定装置である。
【0033】第2の発明では、位置測定装置は、第1セ
ンサ及び第2センサを有する。第1センサが抜型上を移
動して対象物を検出すると、当該対象物を検出するまで
の第1センサの移動量を第2センサが測定し、位置測定
装置は、この移動量に基づいて対象物の位置を算出す
る。
【0034】対象物は、抜型の刃(切刃、罫線刃等)等
である。第1センサは、抜型を走査、測定し、刃等の有
無を検出するセンサであり、抜型上を移動し、対象物を
検出する。第1センサは、例えば、レーザセンサ等の光
反射型センサ、CCD(CHARGE COUPLED
DEVICE)カメラ等を有する画像センサである。
【0035】第1センサは、光反射型センサの場合、抜
型の表面に垂直に光を照射し、反射光により抜型の表面
までの距離(対象物の高さ、抜型の高さ、抜型の表面の
変位量等)を測定し、この測定値及び対象物の形状を比
較することにより、当該対象物を検出する。例えば、第
1センサは、対象物の高さが所定の閾値を超えた部位を
刃として検出する。
【0036】第1センサは、画像センサの場合、抜型の
画像を撮像し、当該画像に基づいて対象物を検出する。
例えば、第1センサは、CCDカメラ等により抜型、刃
等の画像を撮像、取得してその画像を処理することによ
り刃の有無を検出する。
【0037】尚、第1センサは、上記の光反射型セン
サ、画像センサに限られない。第1センサは、対象物を
検出するものであれば、いかなる装置、方法であっても
構わない。
【0038】第2センサは、センサ(第1センサ、第2
センサ)の位置、移動量を測定するセンサであり、レー
ザセンサ等の光反射型センサ、CCD(CHARGE
COUPLED DEVICE)カメラ等を有する画像
センサ、駆動源を有するエンコーダ等である。
【0039】第2センサは、光反射型センサの場合、光
をスケールに照射してその反射光により位置、移動量を
測定する。第2センサは、画像センサの場合、CCDカ
メラによりスケールの画像を取得してその画像を処理す
ることにより位置、移動量を測定する。第2センサは、
駆動源を有するエンコーダの場合、モータ等の駆動源を
エンコーダ制御することにより移動するので、位置、移
動量を測定することができる。
【0040】尚、第2センサは、上記の光反射型セン
サ、画像センサ、駆動源を有するエンコーダに限られな
い。第2センサは、位置、移動量を測定するものであれ
ば、いかなる装置、方法であっても構わない。
【0041】位置測定装置は、第1センサにより刃等を
検出した場合、第2センサによりセンサの移動量を計測
し、刃等の位置を測定する。このように、第1センサに
より刃等を検出し、第2センサによりセンサの移動量を
計測することにより、抜型の刃等の位置を測定すること
ができる。
【0042】また、測定対象の刃にキャップを装着し、
このキャップの上面の所定の部位、例えば、キャップの
上面のエッジ、凸部の頂点、凹部の最深点等を対象物と
してもよい。この場合、位置測定装置は、キャップ上面
の所定の部位の位置を測定し、この所定の部位の位置に
基づいて刃の位置を算出することができる。
【0043】この場合、位置測定装置は、キャップのエ
ッジ間の中心位置、キャップの凸部の頂点、凹部の最深
点の位置を当該刃の中心位置として算出したりする。
【0044】さらに、キャップの上面等に有色表面処理
加工等を施すことにより、センサから照射される光の乱
反射防止、取り込み画像におけるキャップの濃淡、絵
柄、印等の明確な判別、錆防止等を図ることができる。
【0045】従って、第1センサが光反射型センサ等の
場合、キャップを刃に装着することにより、刃の先端の
形状(尖っている、丸まっている等)による光の乱反射
の影響等が軽減されるので、位置測定装置は、刃の有無
の検出、刃の位置測定、切刃及び罫線刃の区別等を正確
に行うことができる。
【0046】同様に、第1センサが画像センサ等の場
合、キャップを刃に装着することにより、盤面及び刃の
色彩、形状等の類似による刃識別への影響等が軽減され
るので、位置測定装置は、刃の有無の検出、刃の位置測
定、切刃及び罫線刃の区別等を正確に行うことができ
る。
【0047】第3の発明は、基材と前記基材に概直角に
埋め込まれその一部が前記基材から一定長突出する少な
くとも1の刃とから構成される打抜機の抜型を測定する
位置測定装置であって、前記抜型の刃位置を示す抜型作
成用の抜型位置データに基づく対象物の推測位置に予め
移動し、当該推測位置近傍において対象物を検出する第
1センサと、前記推測位置と前記対象物の検出位置との
差を測定する第2センサと、前記抜型位置データ及び前
記差に基づいて、前記対象物の位置を算出する位置算出
手段と、を具備することを特徴とする位置測定装置であ
る。
【0048】第3の発明では、位置測定装置は、抜型位
置データに基づいて対象物の位置を推測し、当該推測位
置に予め第1センサを移動する。第1センサは、当該推
測位置近傍において抜型の走査、測定を行い、対象物を
検出する。第2センサは、推測位置と対象物の検出位置
の差違を測定する。位置測定装置は、抜型位置データ及
び差違に基づいて、当該対象物の位置を算出する。
【0049】位置測定装置は、抜型位置データに基づい
て、対象物の推測位置の周辺、近傍を走査、測定して当
該対象物を検出するので、対象物を検出するまでの時間
等を短縮することができる。
【0050】第4の発明は、基材と前記基材に概直角に
埋め込まれその一部が前記基材から一定長突出する少な
くとも1の刃とから構成される打抜機の抜型の刃位置を
示す抜型作成用の抜型位置データと、実際の抜型の刃位
置に関する測定データと、前記抜型と組される面板の表
面の加工位置を示す面板作成用の面板位置データと、前
記面板の表面の加工条件を示す加工条件データと、を保
持手段に保持するステップと、前記測定データに基づい
て、前記抜型位置データを前記面板位置データに変換す
る面板位置データ作成ステップと、前記面板位置データ
及び前記加工条件データに基づいて、前記面板の表面を
加工するための加工データを作成する加工データ作成ス
テップと、を有することを特徴とする面板作成方法であ
る。
【0051】第4の発明の面板作成方法は、第1の発明
の面板作成装置における面板作成方法に関する発明であ
る。
【0052】第5の発明は、基材と前記基材に概直角に
埋め込まれその一部が前記基材から一定長突出する少な
くとも1の刃とから構成される打抜機の抜型を測定す
る、第1センサ及び第2センサを有する位置測定装置の
位置測定方法であって、第1センサが前記抜型上を移動
し、対象物を検出する検出ステップと、第2センサが前
記対象物を検出するまでの移動量を測定する測定ステッ
プと、前記移動量に基づいて、前記対象物の位置を算出
する位置算出ステップと、を有することを特徴とする位
置測定方法である。
【0053】第5の発明の位置測定方法は、第2の発明
の位置測定装置における位置測定方法に関する発明であ
る。
【0054】第6の発明は、基材と前記基材に概直角に
埋め込まれその一部が前記基材から一定長突出する少な
くとも1の刃とから構成される打抜機の抜型を測定す
る、第1センサ及び第2センサを有する位置測定装置の
位置測定方法であって、第1センサが前記抜型の刃位置
を示す抜型作成用の抜型位置データに基づく対象物の推
測位置に予め移動し、当該推測位置近傍において対象物
を検出する検出ステップと、第2センサが前記推測位置
と前記対象物の検出位置との差を測定する測定ステップ
と、前記抜型位置データ及び前記差に基づいて、前記対
象物の位置を算出する位置算出ステップと、を有するこ
とを特徴とする位置測定方法である。
【0055】第6の発明の位置測定方法は、第3の発明
の位置測定装置における位置測定方法に関する発明であ
る。
【0056】第7の発明は、コンピュータを第1の発明
の面板作成装置として機能させるプログラムである。第
8の発明は、コンピュータを第1の発明の面板作成装置
として機能させるプログラムを記録した記録媒体であ
る。
【0057】第9の発明は、コンピュータを第2の発明
または第3の発明のいずれかの位置測定装置として機能
させるプログラムである。第10の発明は、コンピュー
タを第2の発明から第3の発明のいずれかの位置測定装
置として機能させるプログラムを記録した記録媒体であ
る。
【0058】前述したプログラムをネットワークを介し
て流通させたり、記録媒体を流通させることもできる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。まず、本発明の実施の形態
に係る面板作成装置について説明する。図1は、本実施
の形態に係る面板作成装置101の概略構成図である。
面板作成装置101は、位置測定装置102、加工デー
タ作成装置103、加工装置104等から構成される。
【0060】位置測定装置102は、抜型の罫線刃、切
刃等の刃位置、刃間のピッチ等を測定する測定装置であ
る。位置測定装置102は、レーザ変位計、スケールセ
ンサ等の光反射型センサを有する測定装置、CCD(C
HARGE COUPLEDDEVICE)カメラ等の
画像センサを有する測定装置、ノギス、圧力センサシー
ト等を有する測定装置等である。
【0061】加工データ作成装置103は、コンピュー
タ105、データベース106、入出力部111等を備
える。加工データ作成装置103は、抜型位置データ1
07、測定データ108等に基づいて面板位置データ1
09を作成する。加工データ作成装置103は、面板位
置データ109、加工条件データ110等に基づいて、
面板を加工するための加工データを作成する。
【0062】コンピュータ105は、データの入出力を
管理したり、演算等の処理を行う。コンピュータ105
は、ケーブル等の接続線112を介して、位置測定装置
102、加工装置104等の動作を制御したり、各種デ
ータの送受を管理したりする。
【0063】データベース106は、抜型位置データ1
07、測定データ108、面板位置データ109、加工
条件データ110等を保持、記録する。これらのデータ
を入出力部111等を介して入力、出力することもでき
る。
【0064】抜型位置データ107は、抜型の刃位置等
に関するデータであり、抜型を作成する際に用いられた
CADデータ等である。
【0065】測定データ108は、位置測定装置102
が測定した抜型の刃位置に係る測定データである。測定
データは、抜型の刃位置、刃間のピッチ、単面間のピッ
チ等である。単面は、抜型及び面板の個々の製品に対応
する部分である。一組の抜型及び面板に複数の製品を割
り付けてもよい。この場合、抜型及び面板は、複数の単
面を有するので、一回の打抜工程により複数の製品を打
ち抜くことができる。
【0066】面板位置データ109は、面板の罫線溝の
位置、切刃が当たる位置等を示すデータであり、抜型位
置データ、測定データ等に基づいて作成されるCADデ
ータ等である。
【0067】加工条件データ110は、面板の表面の加
工条件に関するデータであり、例えば、紙等の材料厚と
罫線溝幅の対応付け、罫線刃に対応する部分の加工方
法、切刃に対応する部分の加工方法、テーパ加工の角
度、面板のプレスボード等の除去範囲に関するデータで
ある。
【0068】テーパ加工は、切刃が当たるプレスボード
の部分を滑らかな傾斜となるように加工するものであ
る。テーパ加工により、切刃の当たる部分を打抜く際、
プレスボードの痕が製品につかないようにすることがで
きる。
【0069】加工装置104は、面板の表面を加工する
加工装置である。加工装置104は、レーザ加工装置、
リュータ等である。加工装置104は、加工データ作成
装置103が作成する加工データに基づいて、面板を加
工する。加工装置104は、面板の表面に罫線溝等を形
成したり、テーパ加工、プレスボードの除去等を行う。
【0070】レーザ加工装置は、面板の表面に貼られた
プレスボード等を焼き切ったりする。リュータは、面板
の表面に貼られたのプレスボード等を削り取ったりす
る。
【0071】尚、加工装置104は、上述のレーザ加工
装置、リュータに限られない。光硬化樹脂、熱硬化樹脂
等による造形、シート積層による造形等、面板の表面に
罫線溝等を形成するものであればいかなる加工装置であ
っても構わない。
【0072】次に、面板作成の全体的な流れの概略を説
明する。図2は、面板作成装置101による面板作成の
全体的な流れを示す図である。
【0073】位置測定装置102は、抜型の刃(切刃、
罫線刃等)位置、刃間のピッチ、単面間のピッチ等を測
定し、測定データを加工データ作成装置103に送る
(ステップ201)。抜型位置データが加工データ作成
装置103に送られる(ステップ202)。加工条件デ
ータが加工データ作成装置103に送られる(ステップ
203)。
【0074】加工データ作成装置103は、抜型位置デ
ータ、測定データ等に基づいて、面板位置データを作成
する。加工データ作成装置103は、面板位置データ、
加工条件データ等に基づいて、加工データを作成し、加
工データを加工装置に送る(ステップ204)。
【0075】加工装置104は、盤面洗浄工程及びプレ
スボード貼り工程(ステップ205)を経た面板を加工
(罫線形成、切れ目形成、テーパ加工、不要部除去等)
する(ステップ206)。面板の表面にナメシ等の仕上
げが施される(ステップ207)。
【0076】次に、面板作成装置101(位置測定装置
102、加工データ作成装置103、加工装置104)
の具体的な動作について説明する。図3は、本実施の形
態に係る面板作成装置101の動作を示すフローチャー
トである。
【0077】位置測定装置102は、抜型の刃(切刃、
罫線刃等)位置、刃間のピッチ、単面間のピッチ等を測
定し、測定データ108を加工データ作成装置103に
送る(ステップ301)。
【0078】加工データ作成装置103は、測定データ
108をデータベース106に記録する(ステップ30
2)。加工データ作成装置103は、面板作成装置10
1のユーザが入力した抜型位置データ107、加工条件
データ110をデータベース106に記録する(ステッ
プ303)。
【0079】加工データ作成装置103は、抜型位置デ
ータ107、測定データ108等に基づいて、面板位置
データ109を作成し、データベース106に記録する
(ステップ304)。加工データ作成装置103は、面
板位置データ109、加工条件データ110等に基づい
て、加工データを作成し、この加工データを加工装置1
04に送る(ステップ305)。
【0080】加工装置104は、加工データに基づい
て、面板の加工(罫線、切れ目等を形成、テーパ加工、
不要部除去等)を行う(ステップ306)。
【0081】以上の過程を経て、位置測定装置102
は、抜型の測定を行い、測定データを加工データ作成装
置103に送る。加工データ作成装置103は、抜型の
作成に用いられた抜型位置データ及び測定データに基づ
いて面板位置データを作成し、この面板位置データ及び
加工条件データに基づいて、面板の加工に用いる加工デ
ータを作成し、この加工データを加工装置104に送
る。加工装置104は、加工データに基づいて、面板を
加工する。
【0082】このように、面板作成装置101(位置測
定装置102、加工データ作成装置103、加工装置1
04)は、鉄板等の盤面に板紙等のプレスボードが貼ら
れた面板に対して、自動的に加工(罫線溝の形成、切れ
目の形成、テーパ加工、不要部除去等)を行うので、面
板の作成に係る人件費等の費用負担、所要時間等を軽減
することができる。
【0083】また、面板作成装置101は、面板の罫線
溝の位置、切れ目の位置等を示す面板位置データを抜型
位置データ及び実際の抜型の測定データに基づいて作成
し、面板位置データ及び加工条件データに基づいて加工
データを作成し、面板を加工するので、高精度かつ一定
の品質を有する面板を安定的に供給することができる。
【0084】また、面板作成装置101は、高精度かつ
一定の品質を有する面板を作成するので、抜型と面板と
が適正に噛み合い、すなわち、抜型の罫線刃等と面板の
罫線溝等とが適正に噛み合い、打抜機に抜型及び面板を
取り付ける際の調整時間等を軽減することができる。
【0085】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、面板作成装置(位置測定装置102、加工データ作
成装置103、加工装置104)は、抜型の作成に用い
られた抜型位置データ及び実際の抜型の測定データ等に
基づいて面板位置データを作成し、この面板位置データ
及び加工条件データ等に基づいて面板の加工に用いる加
工データを作成し、この加工データに基づいて面板を加
工する。
【0086】従って、鉄板等の盤面に板紙等のプレスボ
ードが貼られた面板に対して、自動的に加工(罫線溝の
形成、切れ目の形成、テーパ加工、不要部除去等)を行
うので、面板の作成に係る人件費等の費用負担、所要時
間等を軽減し、高精度かつ一定の品質を有する面板を安
定的に供給することができる。
【0087】また、抜型と面板とが適正に噛み合うの
で、打抜機に抜型及び面板を取り付ける際の調整時間等
を軽減することができる。さらに、抜型及び面板の不整
合による打抜の不具合発生を軽減することができるの
で、材料(印刷用紙等)ロスを削減することができる。
【0088】また、面板作成装置は、抜型位置データ、
測定データ、面板位置データ、加工条件データ等をデー
タベースに記録するので、抜型及び面板の管理を定量的
に行うことができる。
【0089】尚、図2のステップ201、図3のステッ
プ301において、位置測定装置102は、抜型の刃位
置を直接測定してもよいが、抜型の刃(切刃、罫線刃)
間のピッチ、単面間のピッチ等を測定してもよい。これ
により、測定時間、位置測定装置の負担等が軽減され
る。この場合、加工データ作成装置103は、これらの
ピッチに係る測定データを用いて抜型位置データを変換
することにより、面板位置データを作成する。
【0090】尚、測定データは、刃位置を直接測定した
もの、ピッチを測定したものに限られない。加工データ
作成装置103は、測定データを用いて抜型位置データ
を補正、変更、変換することにより、面板位置データを
作成する。従って、測定データは、抜型の伸縮等によ
り、抜型作成の際に用いた抜型位置データと実際の抜型
との間に生じた差を測定するものであればいかなる測定
データであっても構わない。
【0091】図4は、位置測定装置102による抜型の
測定の例を示す図である。抜型401は、複数の単面4
02を有する。単面402は、それぞれ、切刃、罫線刃
等の刃403を有する。
【0092】位置測定装置102は、走査線406に沿
って抜型401の測定を行い、単面内の刃間ピッチ40
8、隣接単面間の刃間ピッチ409、非隣接単面間の刃
間ピッチ410等に関する測定データを取得する。
【0093】位置測定装置102は、抜型位置データに
基づいて予め測定範囲407を定め、当該測定範囲内の
刃の有無を検出し、刃位置等を測定するようにしてもよ
い。これにより、測定時間、位置測定装置の負担等が軽
減される。この場合、ステップ202(図2)、ステッ
プ303(図3)において、ユーザは、加工データ作成
装置103だけでなく位置測定装置102にも抜型位置
データを入力する、あるいは、加工データ作成装置10
3は、データベース106に記録した抜型位置データを
位置測定装置102に送る。
【0094】また、位置測定装置102は、基準点40
4、基準線405等を設けて、これらの基準位置と刃と
の間の距離411等を測定するようにしてもよい。ま
た、位置測定装置102は、X軸方向のみならず、他の
方向の測定を行ってもよい。また、位置測定装置102
は、同一単面において、2以上の平行な走査線に沿っ
て、抜型を測定するようにしてもよい。この場合、位置
測定装置102は、単面内の歪みに関しても、抜型位置
データを補正、変更、変換することができる。
【0095】このように、位置測定装置102は、面板
に要求される精度、品質等、必要に応じて測定の対象を
定め、抜型の測定を行うことができる。
【0096】次に、本発明の実施の形態に係る位置測定
装置102について詳細に説明する。図5は、本実施の
形態に係る位置測定装置102の概略構成図である。位
置測定装置102は、第1センサ501、第2センサ5
02、制御部503、スケール504等から構成され
る。
【0097】第1センサ501は、刃(切刃、罫線刃)
等の有無を検出するセンサであり、レーザセンサ等の光
反射型センサ、CCD(CHARGE COUPLED
DEVICE)カメラ等を有する画像センサ等であ
る。
【0098】第1センサ501は、光反射型センサの場
合、光508を抜型505に垂直に照射して面板の表面
までの距離(対象物の高さ、面板の高さ、面板の表面の
変位量等)を測定することにより刃(切刃506、罫線
刃507等)等の有無を検出する。すなわち、対象物の
高さが所定の閾値を超えた部位を刃として検出する。
【0099】第1センサ501は、画像センサの場合、
CCDカメラ(図示せず)により抜型505、刃(切刃
506、罫線刃507等)の画像を取得してその画像を
処理することにより刃の有無を検出する。
【0100】第2センサ502は、センサ(第1センサ
501、第2センサ502)の位置、移動量を測定する
センサであり、レーザセンサ等の光反射型センサ、CC
D(CHARGE COUPLED DEVICE)カ
メラ等を有する画像センサ、駆動源を有するエンコーダ
等である。
【0101】第2センサ502は、光反射型センサの場
合、光509をスケール504に照射してその反射光に
より位置、移動量を測定する。第2センサ502は、画
像センサの場合、CCDカメラによりスケール504の
画像を取得してその画像を処理することにより位置、移
動量を測定する。第2センサ502は、駆動源を有する
エンコーダの場合、モータ等の駆動源をエンコーダ制御
することにより移動するので、位置、移動量を測定する
ことができる。
【0102】尚、第2センサ502は、上記の光反射型
センサ、画像センサ、駆動源を有するエンコーダに限ら
れない。第2センサ502は、位置、移動量を測定する
ものであれば、いかなる装置、方法であっても構わな
い。
【0103】制御部503は、第1センサ501、第2
センサ502の動作を制御したり、画像処理、演算等を
行う。尚、この制御部503は、図5に示すように第1
センサ501、第2センサ502等と一体に構成される
必要はなく、所定の場所に制御部503を設置し、ケー
ブル等の接続線によりこれらのセンサと接続してもよ
い。また、制御部503は、測定データを加工データ作
成装置103に送ることもできる。
【0104】第1センサ501及び第2センサ502
は、一体に構成される。位置測定装置102は、第1セ
ンサ501により刃が検出されると、第2センサ502
によりスケール504を読み取って、センサ(第1セン
サ501、第2センサ502)の移動量を計測し、当該
刃位置を測定する。
【0105】次に、位置測定装置102(第1センサ5
01、第2センサ502、制御部503等)の具体的な
動作について説明する。図6は、本実施の形態に係る位
置測定装置102の動作を示すフローチャートである。
【0106】加工データ作成装置103は、データベー
ス106に記録されている抜型位置データ107を位置
測定装置102に送る(ステップ601)。この場合、
ユーザが抜型位置データ107を位置測定装置102に
直接入力してもよい。
【0107】位置測定装置102は、抜型位置データ1
07が示す刃位置周辺にセンサ(第1センサ501、第
2センサ502)を移動する(ステップ602)。位置
測定装置102は、第1センサ501により刃の有無を
検出する(ステップ603)。位置測定装置102は、
第1センサ501により刃の存在を検出した場合、第2
センサによりセンサの移動量を計測し、刃位置等を測定
する(ステップ604)。
【0108】制御部503は、測定データ108を加工
データ作成装置103に送る(ステップ605)。加工
データ作成装置103は、位置測定装置102から送ら
れた測定データ108をデータベース106に記録す
る。
【0109】以上の過程を経て、位置測定装置102
は、第1センサ501により刃(切刃、罫線刃等)の有
無を検出し、刃を検出した場合、第2センサ502によ
りセンサの移動量を計測し、刃位置を測定する。このよ
うに、第1センサにより刃を検出し、第2センサにより
センサの移動量を計測することにより、抜型の刃位置等
を測定することができる。尚、位置測定装置、制御部に
おける処理をコンピュータ等が行うようにしてもよい。
【0110】次に、刃(切刃、罫線刃)等に装着される
キャップについて説明する。図7〜図9は、刃に装着さ
れたキャップの例を示す図である。
【0111】光反射型のセンサ等を用いて抜型の刃位置
を測定する場合、例えば、図5における光反射型の第1
センサ501により刃の有無を検出する場合、刃の先端
の形状(尖っている、丸まっている等)により光が乱反
射し、刃の正確な位置測定、切刃及び罫線刃の区別等が
困難となる。そこで、先端形状の影響を受けずに正確に
刃位置の測定、刃の区別等ができるように、刃先に図7
〜図9に示すようなキャップが取り付けられる。
【0112】キャップ701、キャップ801、キャッ
プ901は、がたつかないように刃704、804、9
04に密着して取り付けられる。キャップ701は、キ
ャップ上面が平面状であり、両端のエッジ702の中心
が測定対象の刃704の中心位置となる。キャップ80
1は、キャップ上面に凸部802を有し、凸部802の
先端が測定対象の刃804中心位置となる。キャップ9
01は、キャップ上面に凹部902を有し、凹部902
の最深端が測定対象の刃904中心位置となる。
【0113】次に、上述のキャップが装着された刃を測
定する場合のステップ603(図6:刃の検出)、ステ
ップ604(図6:刃位置等の測定)の処理について説
明する。
【0114】<1>第1センサ501が光反射型センサ
である場合 <1−a>キャップ701(上面が平面状であるキャッ
プ)を装着する場合 図10は、抜型1010及びグラフ1020を示す図で
ある。グラフ1020は、位置測定装置102が抜型1
010を測定した結果を示すグラフである。横軸は、セ
ンサ移動量Xを示し、縦軸は、高さZを示す。
【0115】刃1001は、測定対象の刃であり、キャ
ップ701が装着される。刃1002は、測定対象でな
い刃であり、キャップは装着されない。Xa、Xbは、
横方向に関するキャップのエッジ位置の測定値である。
閾値Saが高さ方向(Z軸方向)に設定され、刃幅長に
関する基準値Sbが横方向(X軸方向)に設定される。
【0116】位置測定装置102は、測定値Zが高さ方
向に関して閾値Saを超え、かつ、|Xb−Xa|が横
方向に関して基準値Sbに基づく所定の範囲内にある場
合、当該測定位置に測定対象の刃が存在するとみなす。
【0117】また、基準傾きScが設定された場合、グ
ラフ1020の傾きの大きさ(|ΔZ/ΔX|)が基準
傾きScを超えた時点で、位置測定装置102は、セン
サがエッジ1003、エッジ1004等の位置に達した
とみなし、その位置座標を測定値Xa、Xb等としても
よい。また、測定対象の有無を判別するために一定長キ
ャップを突出させてもよい。
【0118】位置測定装置102は、Xc=(Xa+X
b)/2として、測定対象の刃の中心位置の座標Xcを
算出する。
【0119】例えば、 Z>Sa(Xa≦X≦Xb)、 (Sb−許容量)<|Xb−Xa|<(Sb+許容
量)、 |ΔZ/ΔX|>Sc(X=Xa,X=Xb)、 である場合、位置測定装置102は、当該測定範囲[X
a,Xb]に測定対象の刃が存在するとみなし、Xc=
(Xa+Xb)/2を測定対象の刃の中心位置とする。
【0120】<1−b>キャップ801、キャップ90
1(上面に凸部、凹部を有するキャップ)を装着する場
合 図11は、抜型1110及びグラフ1120を示す図で
ある。グラフ1120は、位置測定装置102が抜型1
110を測定した結果を示すグラフである。横軸は、セ
ンサ移動量Xを示し、縦軸は、高さZを示す。
【0121】刃1101は、測定対象の刃であり、キャ
ップ801、キャップ901が装着される。刃1102
は、測定対象でない刃であり、キャップは装着されな
い。Xa、Xbは、横方向に関するキャップのエッジ位
置の測定値である。閾値Saが高さ方向(Z軸方向)に
設定され、刃幅長に関する基準値Sbが横方向(X軸方
向)に設定される。
【0122】位置測定装置102は、測定値Zが高さ方
向に関して閾値Saを超え、かつ、|Xb−Xa|が横
方向に関して基準値Sbに基づく所定の範囲内にある場
合、当該測定位置に測定対象の刃が存在するとみなす。
【0123】また、基準傾きScが設定された場合、グ
ラフ1120の傾きの大きさ(|ΔZ/ΔX|)が基準
傾きScを超えた時点で、位置測定装置102は、セン
サがエッジ1103、エッジ1104等の位置に達した
とみなし、その位置座標を測定値Xa、Xb等としても
よい。また、測定対象の有無を判別するために一定長キ
ャップを突出させてもよい。
【0124】Zmaxは、測定範囲[Xa,Xb]にお
ける高さZの最大値である。Zmaxは、キャップ80
1の凸部の先端に相当する。Zminは、測定範囲[X
a,Xb]における高さZの最小値である。Zmin
は、キャップ901の凹部の最深端に相当する。
【0125】位置測定装置102は、キャップ801の
場合、Zmaxに対応する位置座標Xdを測定対象の刃
の中心位置とする。位置測定装置102は、キャップ9
01の場合、Zminに対応する位置座標Xeを測定対
象の刃の中心位置とする。
【0126】例えば、 Z>Sa(Xa≦X≦Xb)、 (Sb−許容量)<|Xb−Xa|<(Sb+許容
量)、 |ΔZ/ΔX|>Sc(X=Xa,X=Xb)、 である場合、位置測定装置102は、当該測定範囲[X
a,Xb]に測定対象の刃が存在するとみなす。
【0127】位置測定装置102は、キャップ801の
場合、Zmaxに対応する位置座標Xdを測定対象の刃
の中心位置とし、キャップ901の場合、Zminに対
応する位置座標Xeを測定対象の刃の中心位置とする。
【0128】<1−c>測定対象の刃が傾いている場合 図12、図13を用いて、測定対象の刃が傾いている場
合、すなわち、刃が抜型の盤面に垂直に差し込まれてい
ない場合の位置測定について説明する。図12は、抜型
1210及びグラフ1220を示す図である。グラフ1
220は、位置測定装置102が抜型1210を測定し
た結果を示すグラフである。図13は、測定対象の刃及
びキャップの位置関係を示す概略図である。
【0129】刃1201は、測定対象の刃であり、キャ
ップ701、801、901等が装着される。測定値
(X1,Z1)、測定値(X2,Z2)は、ともに、位
置測定装置102によって測定されたキャップのエッジ
1203、1204の位置及び高さに係る測定値であ
る。
【0130】θは、刃1201の傾きである。Lは、刃
1201の先端からキャップ上面までの距離である。M
は、キャップの幅である。X0は、キャップ701の場
合、前述のXc(図10)であり、キャップ801の場
合、前述のXd(図11)であり、キャップ901の場
合、前述のXe(図11)である。Xfは、刃1201
の先端の中心の位置座標である。
【0131】位置測定装置102は、エッジ1203、
1204の位置及び高さに係る測定値(X1,Z1)
(X2,Z2)を取得する。位置測定装置102は、測
定値(X1,Z1)(X2,Z2)に基づいて、tan
θ、Xfを算出する。尚、tanθ=(Z2−Z1)/
(X2−X1)(若しくは、cosθ=(X2−X1)
/M)、Xf=X0−L×sinθである。
【0132】上述のように、<1>第1センサ501が
光反射型センサである場合、キャップを測定対象の刃に
装着することにより、刃の先端の形状(尖っている、丸
まっている等)による光の乱反射の影響等が軽減され
る。従って、位置測定装置102は、刃の有無の検出、
刃の位置測定、切刃及び罫線刃の区別等を正確に行うこ
とができる。
【0133】また、刃が傾いている場合、すなわち、刃
が抜型の盤面に垂直に差し込まれていない場合であって
も、位置測定装置102は、刃の両側のキャップのエッ
ジの位置及び高さを測定し、これらの測定値、刃の先端
からキャップ上面までの距離等に基づいて、刃の先端の
位置を算出する。従って、位置測定装置102は、刃が
傾いている場合であっても、刃の有無の検出、刃の位置
測定、切刃及び罫線刃の区別等を正確に行うことができ
る。
【0134】尚、キャップの形状は、位置測定装置10
2により測定対象の中心位置を測定または算出を可能と
する形状であれば、上述したキャップの形状に限られな
い。
【0135】<2>第1センサ501が画像センサであ
る場合 図14を用いて、キャップ1402に係る位置測定につ
いて説明する。図14は、抜型1410及び取込画像1
420を示す図である。
【0136】位置測定装置102は、測定対象の取込画
像1420を取り込む。位置測定装置102は、取込画
像1420の色彩、模様、濃淡等により、刃の両側のエ
ッジを検出し、当該エッジの位置に係る測定値Xp、X
qを測定する。位置測定装置102は、Xg=(Xp+
Xq)/2として、測定対象の刃の中心位置の座標Xg
を算出する。
【0137】尚、キャップ上面の色彩、模様、濃淡等
は、取り込み画像の解析をより正確に行うため、すなわ
ち、刃位置の測定、刃の区別等を正確に行うため、抜型
の盤面1404、刃1401等と区別容易な色彩、模
様、濃淡等にされる。例えば、抜型の盤面1404の色
彩が薄茶色であれば、キャップ上面の色彩は、濃黒とさ
れたりする。
【0138】また、キャップ801の凸部802、キャ
ップ901の凹部902に相当する印1405をキャッ
プ1401の上面に付してもよい。この場合、位置測定
装置102は、当該印1405の位置を計測することに
より、測定対象の刃の中心位置の座標Xgを得ることが
できる。
【0139】また、<1−c>測定対象の刃が傾いてい
る場合(図12、図13についての説明)と同様に、位
置測定装置102は、Xh=X0−L×sinθによ
り、Xhを算出する。ここで、Xhは、刃の先端の中心
の位置座標であり、図13のXfに相当する。また、
L、θ、X0は、図13のL、θ、X0と同様のもので
あり、cosθ=(Xq−Xp)/Mである。
【0140】上述のように、<2>第1センサ501が
画像センサである場合、キャップを測定対象の刃に装着
することにより、盤面及び刃の色彩、形状等の類似によ
る刃識別への影響等が軽減される。従って、位置測定装
置102は、刃の有無の検出、刃の位置測定、切刃及び
罫線刃の区別、判別等を正確に行うことができる。
【0141】また、刃が傾いている場合、すなわち、刃
が抜型の盤面に垂直に差し込まれていない場合であって
も、位置測定装置102は、刃の両側のキャップのエッ
ジの位置を測定し、これらの測定値、刃の先端からキャ
ップ上面までの距離、キャップの幅に基づいて、刃の先
端の位置を算出する。従って、位置測定装置102は、
刃が傾いている場合であっても、刃の有無の検出、刃の
位置測定、切刃及び罫線刃の区別等を正確に行うことが
できる。
【0142】尚、上述の<2>第1センサ501が画像
センサである場合等のケースでは、必ずしも刃にキャッ
プを装着する必要はない。この場合であっても、位置測
定装置102は、抜型の取込画像の色彩、濃淡、模様等
により、直接、刃を認識、識別することが可能であり、
刃の有無の検出、刃の位置測定、切刃及び罫線刃の区別
等を行うことができる。また、刃が傾いている場合、位
置測定装置102は、抜型の取込画像を解析することに
より、刃の側面及び上面における色彩、濃淡、模様等の
差違を認識、識別し、刃の傾きの度合いを算出すること
が可能である。
【0143】これまで図7〜図14を参照しながら説明
したように、測定対象の刃(抜型の罫線刃等)にエッジ
検出用キャップを装着することにより、刃の判別が容易
になるので、位置測定装置102は、測定に係る費用を
抑えつつ、安定的かつ正確に測定対象の位置を測定する
ことができる。
【0144】また、センサから照射される光の乱反射の
影響を軽減して、キャップのエッジを安定かつ正確に検
出するために、キャップには、有色表面処理加工等が施
される。この有色表面処理加工により、センサから照射
される光の乱反射防止、取り込み画像におけるキャップ
の濃淡、絵柄、印等の明確な判別、錆防止等を図ること
ができる。
【0145】次に、位置測定装置102による実際の測
定について、上述した<1>第1センサ501が光反射
型センサである場合についての例を挙げて説明する。図
15は、抜型1501及びグラフ1507を示す図であ
る。抜型1501は、罫線刃1502、切刃1503、
押え用部材1504を有し、測定対象の罫線刃1502
にキャップ1505が装着される。グラフ1507は、
位置測定装置102が走査線1506に沿って抜型15
01を測定した結果を示すグラフである。
【0146】グラフの突出部分1508は、キャップ部
分の測定結果、走査結果を示す。換言すれば、キャップ
部分の計測結果、走査結果のグラフは、突出する。突出
部分1508は、形状が明確な矩形であるので、位置測
定装置102は、測定対象の罫線刃1502の位置を正
確に測定することができる。例えば、位置測定装置10
2は、突出部分1508により、単面内の罫線間ピッチ
1509、隣接単面間のピッチ1510、1511等を
正確に測定することができる。
【0147】以上、添付図面を参照しながら、本発明に
かかる面板作成装置、位置測定装置等の好適な実施形態
について説明したが、本発明はかかる例に限定されな
い。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇
内において、各種の変更例または修正例に想到し得るこ
とは明らかであり、それらについても当然に本発明の技
術的範囲に属するものと了解される。
【0148】上述した図1の説明では、面板作成装置1
01は、位置測定装置102、加工データ作成装置10
3、加工装置104等により構成され、これらの面板作
成装置101を構成する装置はケーブル等の接続線によ
り接続されるものとして説明したが、面板作成装置10
1の構成はこれに限られない。
【0149】加工データ作成装置103は、位置測定装
置102または加工装置104に組み込むこともでき
る。また、図16に示すように、位置測定装置160
2、加工データ作成装置1603、加工装置1604等
をインターネット等のネットワーク1605を介して接
続し、面板作成システム1601を形成してもよい。例
えば、加工データ作成装置1603をサーバコンピュー
タとして、位置測定装置1602及び加工装置1604
をクライアントコンピュータとして、それぞれ、ネット
ワーク1605に接続するようにしてもよい。この場
合、位置測定装置1602、加工装置1604がそれぞ
れ複数台であっても、加工データ作成装置1603を複
数台設ける必要がない。
【0150】また、図3、図6等に示す処理を行うプロ
グラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通さ
せてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受
することもできる。
【0151】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、高精度の面板の自動作成を可能とする面板作成装
置、面板作成方法、位置測定装置、位置測定方法等を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 面板作成装置101の概略構成図
【図2】 面板作成装置101による面板作成の全体的
な流れを示す図
【図3】 面板作成装置101の動作を示すフローチャ
ート
【図4】 位置測定装置102による抜型の測定の例
【図5】 位置測定装置102の概略構成図
【図6】 本実施の形態に係る位置測定装置102の動
作を示すフローチャート
【図7】 刃に取り付けられたキャップ701の例を示
す図
【図8】 刃に取り付けられたキャップ801の例を示
す図
【図9】 刃に取り付けられたキャップ901の例を示
す図
【図10】 抜型1010及びグラフ1020を示す図
【図11】 抜型1110及びグラフ1120を示す図
【図12】 抜型1210及びグラフ1220を示す図
【図13】 測定対象の刃及びキャップの位置関係を示
す概略図
【図14】 抜型1410及び取込画像1420を示す
【図15】 抜型1501及びグラフ1507を示す図
【図16】 面板作成システム1601の概略図
【図17】 打抜機による打抜工程を示す図
【図18】 打抜機による打抜工程を示すフローチャー
【図19】 抜型及び面板による打抜について説明する
【図20】 良品の抜型及び面板の状態を示す図
【図21】 不良品の抜型及び面板の状態を示す図
【図22】 良品の抜型及び面板により作成された製品
2201を示す図
【図23】 不良品の抜型及び面板により作成された製
品2301を示す図
【符号の説明】
101………面板作成装置 102………位置測定装置 103………加工データ作成装置 104………加工装置 105………コンピュータ 106………データベース 107………抜型位置データ 108………測定データ 109………面板位置データ 110………加工条件データ 501………第1センサ 502………第2センサ 503………制御部 504………スケール 701………キャップ(上面が平面状であるもの) 801………キャップ(上面に凸部を有するもの) 901………キャップ(上面に凹部を有するもの) 1601………面板作成システム 1602………位置測定装置 1603………加工データ作成装置 1604………加工装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01B 21/16 G01B 21/16 Fターム(参考) 2F065 AA02 AA03 AA06 AA09 AA22 BB27 CC10 DD06 FF16 FF41 FF61 FF67 HH13 NN20 PP02 QQ00 QQ23 QQ25 2F069 AA02 AA03 AA06 AA44 BB02 GG04 GG07 GG11 GG63 HH14 MM04 3C060 AA20 BA03 BC01

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と前記基材に概直角に埋め込まれそ
    の一部が前記基材から一定長突出する少なくとも1の刃
    とから構成される打抜機の抜型の刃位置を示す抜型作成
    用の抜型位置データと、実際の抜型の刃位置に関する測
    定データと、前記抜型と組される面板の表面の加工位置
    を示す面板作成用の面板位置データと、前記面板の表面
    の加工条件を示す加工条件データと、を保持する保持手
    段と、 前記測定データに基づいて、前記抜型位置データを前記
    面板位置データに変換する面板位置データ作成手段と、 前記面板位置データ及び前記加工条件データに基づい
    て、前記面板の表面を加工するための加工データを作成
    する加工データ作成手段と、を具備することを特徴とす
    る面板作成装置。
  2. 【請求項2】 前記測定データは、刃間のピッチを含
    み、前記面板位置データ作成手段は、前記刃間のピッチ
    に基づいて、前記抜型位置データを前記面板位置データ
    に変換することを特徴とする請求項1に記載の面板作成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記実際の抜型の刃位置に関する測定を
    行う位置測定手段を具備することを特徴とする請求項1
    に記載の面板作成装置。
  4. 【請求項4】 前記位置測定手段は、前記抜型の刃間の
    ピッチを測定することを特徴とする請求項3に記載の面
    板作成装置。
  5. 【請求項5】 前記加工データに基づいて前記面板の表
    面を加工する加工手段を具備することを特徴とする請求
    項1に記載の面板作成装置。
  6. 【請求項6】 前記加工データは、罫線溝の形成に関す
    るデータを含み、前記加工手段は、前記罫線溝の形成に
    関するデータに基づいて、前記面板の表面に罫線溝を形
    成することを特徴とする請求項5に記載の面板作成装
    置。
  7. 【請求項7】 基材と前記基材に概直角に埋め込まれそ
    の一部が前記基材から一定長突出する少なくとも1の刃
    とから構成される打抜機の抜型を測定する位置測定装置
    であって、 前記抜型上を移動し、対象物を検出する第1センサと、 前記第1センサの移動量を測定する第2センサと、 前記移動量に基づいて、前記対象物の位置を算出する位
    置算出手段と、を具備することを特徴とする位置測定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1センサは、前記抜型に垂直に光
    を照射し、反射光により前記抜型の表面までの距離を測
    定し、この測定値及び前記対象物の形状を比較すること
    により、当該対象物を検出することを特徴とする請求項
    7に記載の位置測定装置。
  9. 【請求項9】 前記第1センサは、前記抜型の画像を撮
    像し、当該画像に基づいて、前記対象物を検出すること
    を特徴とする請求項7に記載の位置測定装置。
  10. 【請求項10】 基材と前記基材に概直角に埋め込まれ
    その一部が前記基材から一定長突出する少なくとも1の
    刃とから構成される打抜機の抜型を測定する位置測定装
    置であって、 前記抜型の刃位置を示す抜型作成用の抜型位置データに
    基づく対象物の推測位置に予め移動し、当該推測位置近
    傍において対象物を検出する第1センサと、 前記推測位置と前記対象物の検出位置との差を測定する
    第2センサと、 前記抜型位置データ及び前記差に基づいて、前記対象物
    の位置を算出する位置算出手段と、を具備することを特
    徴とする位置測定装置。
  11. 【請求項11】 前記第1センサは、前記抜型に垂直に
    光を照射し、反射光により前記抜型の表面までの距離を
    測定し、この測定値及び前記対象物の形状を比較するこ
    とにより、当該対象物を検出することを特徴とする請求
    項10に記載の位置測定装置。
  12. 【請求項12】 前記第1センサは、前記抜型の画像を
    撮像し、当該画像に基づいて、前記対象物を検出するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の位置測定装置。
  13. 【請求項13】 前記対象物は、前記刃であることを特
    徴とする請求項7から請求項12までのいずれかに記載
    の位置測定装置。
  14. 【請求項14】 前記対象物は、前記刃に装着されるキ
    ャップの上面の所定の部位であり、前記位置算出手段
    は、当該所定の部位の位置に基づいて、前記刃の位置を
    算出することを特徴とする請求項7から請求項12まで
    のいずれかに記載の位置測定装置。
  15. 【請求項15】 基材と前記基材に概直角に埋め込まれ
    その一部が前記基材から一定長突出する少なくとも1の
    刃とから構成される打抜機の抜型の刃位置を示す抜型作
    成用の抜型位置データと、実際の抜型の刃位置に関する
    測定データと、前記抜型と組される面板の表面の加工位
    置を示す面板作成用の面板位置データと、前記面板の表
    面の加工条件を示す加工条件データと、を保持手段に保
    持するステップと、 前記測定データに基づいて、前記抜型位置データを前記
    面板位置データに変換する面板位置データ作成ステップ
    と、 前記面板位置データ及び前記加工条件データに基づい
    て、前記面板の表面を加工するための加工データを作成
    する加工データ作成ステップと、を有することを特徴と
    する面板作成方法。
  16. 【請求項16】 前記測定データは、刃間のピッチを含
    み、前記面板位置データ作成ステップは、前記刃間のピ
    ッチに基づいて、前記抜型位置データを前記面板位置デ
    ータに変換することを特徴とする請求項15に記載の面
    板作成方法。
  17. 【請求項17】 前記実際の抜型の刃位置に関する測定
    を行う位置測定ステップを有することを特徴とする請求
    項15に記載の面板作成方法。
  18. 【請求項18】 前記位置測定ステップは、前記抜型の
    刃間のピッチを測定することを特徴とする請求項17に
    記載の面板作成方法。
  19. 【請求項19】 前記加工データに基づいて前記面板の
    表面を加工する加工ステップを有することを特徴とする
    請求項15に記載の面板作成方法。
  20. 【請求項20】 前記加工データは、罫線溝の形成に関
    するデータを含み、前記加工ステップは、前記罫線溝の
    形成に関するデータに基づいて、前記面板の表面に罫線
    溝を形成することを特徴とする請求項19に記載の面板
    作成方法。
  21. 【請求項21】 基材と前記基材に概直角に埋め込まれ
    その一部が前記基材から一定長突出する少なくとも1の
    刃とから構成される打抜機の抜型を測定する、第1セン
    サ及び第2センサを有する位置測定装置の位置測定方法
    であって、 第1センサが前記抜型上を移動し、対象物を検出する検
    出ステップと、 第2センサが前記対象物を検出するまでの移動量を測定
    する測定ステップと、 前記移動量に基づいて、前記対象物の位置を算出する位
    置算出ステップと、を有することを特徴とする位置測定
    方法。
  22. 【請求項22】 前記検出ステップは、前記抜型に垂直
    に光を照射し、反射光により前記抜型の表面までの距離
    を測定し、この測定値及び前記対象物の形状を比較する
    ことにより、当該対象物を検出することを特徴とする請
    求項21に記載の位置測定方法。
  23. 【請求項23】 前記検出ステップは、前記抜型の画像
    を撮像し、当該画像に基づいて、前記対象物を検出する
    ことを特徴とする請求項21に記載の位置測定方法。
  24. 【請求項24】 基材と前記基材に概直角に埋め込まれ
    その一部が前記基材から一定長突出する少なくとも1の
    刃とから構成される打抜機の抜型を測定する、第1セン
    サ及び第2センサを有する位置測定装置の位置測定方法
    であって、 第1センサが前記抜型の刃位置を示す抜型作成用の抜型
    位置データに基づく対象物の推測位置に予め移動し、当
    該推測位置近傍において対象物を検出する検出ステップ
    と、 第2センサが前記推測位置と前記対象物の検出位置との
    差を測定する測定ステップと、 前記抜型位置データ及び前記差に基づいて、前記対象物
    の位置を算出する位置算出ステップと、を有することを
    特徴とする位置測定方法。
  25. 【請求項25】 前記検出ステップは、前記抜型に垂直
    に光を照射し、反射光により前記抜型の表面までの距離
    を測定し、この測定値及び前記対象物の形状を比較する
    ことにより、当該対象物を検出することを特徴とする請
    求項24に記載の位置測定方法。
  26. 【請求項26】 前記検出ステップは、前記抜型の画像
    を撮像し、当該画像に基づいて、前記対象物を検出する
    ことを特徴とする請求項24に記載の位置測定方法。
  27. 【請求項27】 前記対象物は、前記刃であることを特
    徴とする請求項21から請求項26までのいずれかに記
    載の位置測定方法。
  28. 【請求項28】 前記対象物は、前記刃に装着されるキ
    ャップの上面の所定の部位であり、前記位置算出ステッ
    プは、当該所定の部位の位置に基づいて、前記刃の位置
    を算出することを特徴とする請求項21から請求項26
    までのいずれかに記載の位置測定方法。
  29. 【請求項29】 コンピュータを請求項1から6に記載
    の面板作成装置として機能させるプログラム。
  30. 【請求項30】 コンピュータを請求項1から6に記載
    の面板作成装置として機能させるプログラムを記録した
    記録媒体。
  31. 【請求項31】 コンピュータを請求項7から14に記
    載の位置測定装置として機能させるプログラム。
  32. 【請求項32】 コンピュータを請求項7から14に記
    載の位置測定装置として機能させるプログラムを記録し
    た記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283521A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Meiwa Nukigata Kk 合成樹脂シート製包装容器における折り込み罫線の形成型版
CN117415883A (zh) * 2023-12-18 2024-01-19 工业云制造(四川)创新中心有限公司 一种云制造环境下的工艺智能决策优化方法

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