JP2003245315A - 転落骨折防止用エアバッグ - Google Patents

転落骨折防止用エアバッグ

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JP2003245315A
JP2003245315A JP2002049304A JP2002049304A JP2003245315A JP 2003245315 A JP2003245315 A JP 2003245315A JP 2002049304 A JP2002049304 A JP 2002049304A JP 2002049304 A JP2002049304 A JP 2002049304A JP 2003245315 A JP2003245315 A JP 2003245315A
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air
airbag
bed
chambers
fallen
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JP2002049304A
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Takeshi Terao
威 寺尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベッドからの転落によるけがを防止することで
ある。 【解決手段】エアバッグ11は、隔壁で仕切られた複数
の室を有し、各室の空気が隔壁に設けられた空気孔を介
して流通する構造となっている。エアバッグ11に空気
を注入した状態でベッドの横に設置する。ベッドから人
が転落した場合には、人の載っている部分の室の空気が
圧縮され、その室の内部の空気が空気孔を介して徐々に
隣接する室に流入する。これにより、ベッド12から転
落した人を包み込むように受け止めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッドからの転落
によるけがを防止するエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化とともに介護を必要とする人が増
加している。介護な必要な人がベッドに寝ている場合、
夜間など介護者が少ないときに、一人でベッドから降り
ようとして、ベッドから転落する事故が発生している。
また、幼児がベッドから転落する等の事故も発生してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自分で行動を制御でき
ない痴ほう症の人に対しても、ベッドから降りられない
ように行動を抑制することは禁止されている。しかしな
がら、特に夜間などの介護者の人数が少ないときに、ベ
ッドから転落してけがをすることが現実に発生してい
る。
【0004】本発明の課題は、ベッドからの転落による
けがを防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の転落骨折防止用
エアバッグは、ベッドの横に設置されるエアバッグであ
って、隔壁で仕切られた複数の室を有し、該隔壁に空気
が流通する空気孔が設けられ、各室の空気が該空気孔を
介して流通する構造を有する。
【0006】この発明によれば、ベッドからエアバッグ
の上に人が転落した場合、人が乗った部分の下部の室の
空気が隣の室に流入することで、転落時の衝撃が吸収さ
れる。さらに、空気が徐々に隣の室に流入することで、
転落した人を包み込むような形にエアバッグが変形し、
転落した人を安全に受け止めることができる。これによ
り、エアバッグの反発力が強すぎて、転落した人がエア
バッグの上から床に再度転落するのを防止できる。
【0007】上記の発明において、マトリックス状に隔
壁を配置して、マトリックス状に複数の室を設ける。こ
のように構成することで、エアバッグの上に人が転落し
た場合に、マトリックス状に配置された室に空気が徐々
に流入するので、転落した人に加わる衝撃をさらに和ら
げることができる。また、転落した人が載っている部分
の室の周りの室に空気が徐々に流入するので、人間を包
み込むように受け止めることができ、床の上に再度転落
するのをより確実に防止できる。
【0008】上記の発明において、エアバッグの中央部
を凹状に傾斜した形状にする。このように構成すること
で、ベッドからエアバッグのどの部分に転落しても、転
落した人がエアバッグの中央部に収容されるので、エア
バッグから床に再度転落するのを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態の
転落骨折防止用エアバッグ11をベッド12の横に設置
したときの状態を示している。
【0010】この転落骨折防止用エアバッグ(以下、エ
アバッグという)11は、隔壁で仕切られた複数の室を
有し、各室の空気が隔壁に設けられた空気孔を介して流
通する構造となっている。エアバッグ11に空気を注入
するときには、電動式のコンプレッサ13をエアバッグ
11の空気注入孔11aに接続し、コンプレッサ13の
プラグ14を交流100Vに差し込み、コンプレッサ1
3を起動させて空気を注入する。空気の注入が完了した
なら、コンプレッサ13は、エアバッグ11の空気注入
孔11aから取り外しておく。
【0011】昼間等の介護者が十分面倒を見られるとき
には、ベッド12の下にエアバッグ11を収納してお
き、夜間等介護者が少ないとき、ベッド12の横に設置
し、ベルクロ等の容易に着脱できるテープ15によりベ
ッド12の脚に固定する。また、エアバッグ11の左右
(図1の正面から見て)の側面には、排気バルブ16が
設けられており、エアバッグ11の上に人が転落してエ
アバッグ11内部の空気圧が上昇すると、排気バルブ1
6から空気が外部に放出される。この排気バルブ16
は、空気が外部に放出されるとき音が発生する構造とな
っている。これにより、離れた位置にいる介護者が、誰
かがベッドから転落したことに気づくことができる。
【0012】なお、排気バルブ16に圧力の変化を検出
するセンサ等を取り付け、空気が排気されたことをセン
サで検出したなら、その検出信号をナースステーション
に無線、あるいは有線により送信して転落したことを報
知するようにしても良い。図2(A)、(B)は、エア
バッグ11の上面図及び正面図、図3は、右側面図であ
る。
【0013】図2(A)に示すように、エアバッグ11
は、垂直方向(図2の正面から見て)に延びる3列の隔
壁21〜23と、水平方向に延びる2列の隔壁24,2
5とにより仕切られた複数の室を有し、各室は隔壁21
〜25に設けられた空気孔により空気が流通する構造と
なっている。
【0014】また、図3に示すようにエアバッグ11
は、断面形状が、周辺部から中央に向かって傾斜した船
底型の形状をしており、ベッド12から転落した人がエ
アバッグ11の中央部に自然ととどまるようになってい
る。図4は、エアバッグ11の内部構造を示す図であ
る。図4に示すように、中央の水平方向の列には、隔壁
で仕切られて4つの室26a〜26dが形成され、その
上下の列にも、それぞれ4つの室27a〜27d、28
a〜28dが形成されている。
【0015】中央の列の室26a〜26dを垂直方向に
仕切る隔壁21,22,23には、左右の室との間で空
気を流通させるための空気孔21b、22b、23bが
設けられている。なお、隣接する室の空気孔どうし、つ
まり空気孔21bと空気孔22b、空気孔22bと空気
孔23bは、空気孔どうしが直接向き合わないように、
垂直方向の位置をずらして配置してある。
【0016】その理由は、隔壁の空気孔が互いに対向す
る位置にあると、例えば、左側の室から空気孔を介して
流入した空気が、中間の室を循環せずに、直接その隣の
室に流入する可能性があるからである。流入した空気が
空気孔を通って直接隣の室に流出するのを防止すること
で、人が転落した場合に、エアバッグ11のそれぞれの
室が徐々に変形するようして、転落した人がエアバッグ
の中央部に包み込まれるようにしている。
【0017】上側の列の室27a〜27dを垂直方向に
仕切る隔壁21〜23にも、隣接する室との間で空気を
流通させるための空気孔21a、22a、23aが設け
られている。上側の列の空気孔21〜23aも、隣接す
る室の空気孔どうし、つまり空気孔21aと空気孔22
a、空気孔22aと空気孔23aは、空気孔どうしが直
接向き合わないように、垂直方向の位置をずらして配置
してある。
【0018】また、下側の列の室28a〜28dを垂直
方向に仕切る隔壁21〜23にも、隣接する室との間で
空気を流通させるための空気孔21c、22c、23c
が設けられている。下側の列の空気孔21c〜23c
も、隣接する空気孔どうしが直接向き合わないように垂
直方向の位置をずらして配置してある。
【0019】さらに、各室を水平方向に仕切る上側の隔
壁24には、中央の列の室26a〜26dと上側の列の
室27a〜27dとの間で空気を流通させるための空気
孔24a〜24dが設けられている。また、各室を水平
方向に仕切る下側の隔壁25には、中央の列の室26a
〜26dと、下側の列の室28a〜28dとの間で空気
を流通させるための空気孔25a〜25dが設けられて
いる。
【0020】次に、以上のような構成のエアバッグ11
に、ベッド12の上から人が転落した場合について説明
する。ベッド12からエアバッグ11の上に人が転落す
ると、人間の体重を支える部分のエアバッグ11の室の
空気が圧縮され空気圧が高くなる。特定の室の空気圧が
高くなると、その室の空気が空気孔から隣の室に流入す
る。そして、隣の室に空気が徐々に流入して隣の室の空
気圧がある程度高くなると、隔壁に設けられている空気
孔から、さらに、その隣の室に空気が流入する。このよ
うにして各室が徐々に変形することで、ベッド12から
転落した人をエアバッグ11で包みこむように受け止め
ることができる。
【0021】上述した実施の形態によれば、人が転落し
た部分を中心して、その周囲の室に空気が徐々に流入す
るので、転落した人の受ける衝撃を緩和できる。また、
転落した人を受け止めた部分の周囲の室に徐々に空気が
流入する構造になっているので、転落した人を包み込む
ようにして受け止めることができる。従って、ベッド1
2からエアバッグ11の上に転落した人が、エアバッグ
11の空気の反発力で床の上に再度転落するという二次
的な事故を防ぐことができる。
【0022】さらに、エアバッグ11の形状を船底型に
することで、エアバッグ11の周辺部に転落した場合で
も、傾斜に沿って中央部に移動するので、エアバッグ1
1から床に再転落するのを防止できる。また、エアバッ
グ11の長手方向の中央の列に複数の室26a〜26d
を設け、その上下に複数の室27a〜27dと28a〜
28dとを設けたので、ベッド12から人が転落した場
合に、中央の列の室26a〜26dのどれかが最初に圧
縮され、その後、上下の列の室27a〜27dと28a
〜28dと中央の列の他の室に空気が流入するので、ベ
ッド12から転落した人をエアバッグ11の中央に包み
こむように受け止めることができる。
【0023】次に、図5は、本発明の第2の実施の形態
のエアバッグ31の構造を示す図である。この第2の実
施の形態のエアバッグ31は、エアバッグ31の長手方
向と直交する方向に4つの隔壁32〜35を設け、エア
バッグ31を5つの室に仕切ってある。隔壁32〜35
には、それぞれ空気孔32a〜35aが設けられてお
り、対向する隔壁32〜35の空気孔32a〜35aど
うしが直接向き合わないように配置している。これは、
ベッド12からエアバッグ31の上に人が転落したとき
に、人の転落した位置の室の空気がその隣の室に流入し
て、隣の室が膨張する前に、その隣の室に直接流入する
のを防止するためである。
【0024】このように、空気孔32a〜35aを位置
をずらすとで、エアバッグ31を隔壁32〜35により
5つの室に仕切った場合でも、人が載った部分の室の空
気が、空気孔を通り隣の室に流入し、隣の室の空気圧が
ある程度高くなった段階で、その隣の室に空気が流入す
るというように、エアバッグ31が徐々に変形する。こ
れにより、ベッド12から転落した人がエアバッグ31
に包み込まれるように受け止められるので、エアバッグ
31から床に再度転落してけがをする等の事故を防止で
きる。
【0025】本発明は、上述した実施の形態に限らず、
以下のように構成しても良い。隔壁に設ける空気孔は1
個に限らず複数個でも良い。1つの隔壁に複数個の空気
孔を設ける場合には、1つの空気孔による空気の流入、
流出量を少なくすることで、空気孔の配置の制限をなく
しても良い。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ベッドから転落して骨
折等のけがをするのを防止できる。また、エアバッグを
複数の室に区切り、それぞれの室に徐々に空気が流入す
ることで、転落した人を包み込むように受け止めること
ができるので、床の上に再度転落するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のエアバッグの外観斜視図で
ある。
【図2】図2(A)、(B)は、エアバッグの上面図及
び正面図である。
【図3】エアバッグの側面図である。
【図4】エアバッグの内部構造を示す図である。
【図5】第2の実施の形態のエアバッグの外観斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 エアバッグ 12 ベッド 21〜25 隔壁 16 排気バルブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッドの横に設置されるエアバッグであっ
    て、 隔壁で仕切られた複数の室を有し、該隔壁に空気が流通
    する空気孔が設けられ、各室の空気が該空気孔を介して
    流通する構造を有することを特徴とする転落骨折防止用
    エアバッグ。
  2. 【請求項2】マトリックス状に隔壁を配置し、マトリッ
    クス状に複数の室を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の転落骨折防止用エアバッグ。
  3. 【請求項3】エアバッグの中央部を凹状にしたことを特
    徴とする請求項1または2記載の転落骨折防止用エアバ
    ッグ。
  4. 【請求項4】空気が排出される方向に順に配置された隔
    壁の空気孔を、隣接する室の空気孔と空気孔との間で空
    気が直接流れないように位置をずらして配置したことを
    特徴とする請求項1,2または3記載の転落骨折防止用
    エアバッグ。
  5. 【請求項5】エアバッグ内部の空気の圧力が上昇したと
    き、空気を外部に放出する空気圧調整機構と、 前記空気圧調整機構から外部に空気が放出されたとき、
    報知する報知部を有することを特徴とする請求項1,
    2,3または4記載の転落骨折防止用エアバッグ。
  6. 【請求項6】前記報知部は、ベッドからエアバッグの上
    に人が転落してエアバッグ内部の圧力が上昇し、前記空
    気圧調整機構から空気が外部に放出されたとき、音によ
    り報知することを特徴とする請求項5記載の転落骨折防
    止用エアバッグ。
  7. 【請求項7】前記エアバッグをベッドの脚に固定するた
    めの固定部材を有することを特徴とする請求項1乃至6
    の何れか1つに記載の転落骨折防止用エアバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108814855A (zh) * 2018-07-06 2018-11-16 南通安企熙医疗科技有限公司 一种病床防摔倒系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108814855A (zh) * 2018-07-06 2018-11-16 南通安企熙医疗科技有限公司 一种病床防摔倒系统
CN108814855B (zh) * 2018-07-06 2023-08-18 北京亿家老小科技有限公司 一种病床防摔倒系统

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