JP2003244452A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003244452A
JP2003244452A JP2002040592A JP2002040592A JP2003244452A JP 2003244452 A JP2003244452 A JP 2003244452A JP 2002040592 A JP2002040592 A JP 2002040592A JP 2002040592 A JP2002040592 A JP 2002040592A JP 2003244452 A JP2003244452 A JP 2003244452A
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color
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color difference
image data
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JP2002040592A
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English (en)
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Yutaro Nishimura
勇太郎 西村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像処理装置に関し、消費する画
像メモリを最小限にとどめ、他の画像処理プロセスが十
分な画像メモリを使用して動作することを可能にする画
像処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 カラー画像判定回路111は、画像メモ
リ105に格納されている画像データのYMCK4色分の画
素値を取得し、取得した画素データの画素値を基に、CI
ELAB、CIEXYZ空間などの均等色差空間に変換し、色空間
変換後の画素データに対して、色成分の色差を計算し、
求めた色差と閾値とを比較し、色差が閾値よりも大きい
場合は、この画像がカラー画像であると判定し、全ての
画素データの色差が設定されている閾値以下の場合は、
この画像データがモノクロ画像であると判定し、モノク
ロ画像と判定された画像データのYMCの各プレーンの情
報を削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナやプロッ
タといった画像入出力エンジンを装備する画像処理装置
に関し、詳しくは、コピープロセスやプリントプロセス
といった画像入出力処理プロセスを複数同時に動作させ
るプロセス実行環境における画像用のメモリの管理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MFP(Multi Function Peripheral)
機と呼ばれる画像処理装置には、例えばプリント機能、
スキャン機能、画像蓄積機能、ファックス機能、ネット
ワークを介した蓄積画像抽出機能などの複数の画像処理
機能が搭載されている。そして、これらの機能は各々独
立して動作できるようになっている。
【0003】また、例えばプリントプロセスとスキャン
プロセスのように、お互いのプロセスがプロッタやスキ
ャナ等の画像処理装置のリソースを同時に使うことのな
いプロセスは、コントローラにおいて両プロセスの並列
動作を管理することにより、並列動作させてパフォーマ
ンスアップを図っていた。
【0004】コピープロセスとファックス受信プロセス
の間でも、コピープロセスがスキャナおよびプロッタリ
ソースを消費するのに対し、ファックス受信による画像
保存プロセスではこれらのリソースを使用しないのでリ
ソースの奪い合いが無く、プロセスの並列動作が可能と
なる。
【0005】一方、このような画像処理装置には画像を
保持するための画像メモリが用意されており、各プロセ
スは動作時に自身のプロセスの動作のために画像メモリ
をリザーブし、この画像メモリを使用することによって
画像処理を行なっている。
【0006】しかし、MFP機では複数のプロセスが並列
動作するため、各プロセスが同時に画像メモリをリザー
ブすることがあり、あるプロセスが大量の画像メモリを
リザーブしていた場合には、他のプロセスが必要とする
画像メモリを獲得することができず、動作を中断しなけ
ればならないことがある。これによりプロセスが即時に
動作できなくなり、システム全体のパフォーマンスが落
ちることになる。
【0007】このような問題点を解決するため、例えば
特開2000−59587号公報に記載されているよう
に、画像処理プロセスごとにメモリを配分することが提
案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メモリ
は有限であるので、各プロセスに配分できる画像メモリ
量は制限されることになる。このため、あるプロセスで
カラー画像のようなデータ量の大きい画像を複数ページ
分メモリに展開した場合に、そのプロセスに配分された
画像メモリ量では不足してしまい、プロセスが動作を中
断しなければならなくなるという問題があった。
【0009】ここで、例えばプリント系の画像処理を有
する画像処理装置では、一般にカラー画像をYMCK(Yell
ow Magenta Cyan blacK)の4プレーンで表現し、画像メ
モリやハードディスクに保持している。これに対してモ
ノクロ画像はKのみの1プレーンで表現することができ
る。つまり、カラー画像はYMCKの4プレーン分の画像メ
モリを消費するのに対し、モノクロ画像は1プレーン分
の画像メモリだけでよいことになる。
【0010】そこで、本発明は、色情報がないと判定し
たカラー画像に対して、色成分の画像メモリを解放する
ことにより、消費する画像メモリを最小限にとどめ、他
の画像処理プロセスが十分な画像メモリを使用して動作
することを可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、処理する画像データの各画素データを均等色
差空間に変換し、各画素データの色差を算出し、該色差
に基づいて前記画像データがモノクロ画像であるかを判
定し、前記画像データがモノクロ画像であるとき、該画
像データの色成分のデータを削除するカラー画像判定手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】この発明では、画素データが均等色差空間
に変換され、この均等色差空間の色差に基づいてモノク
ロ画像か判定され、モノクロ画像と判定された画像デー
タの色成分のデータが削除される。したがって、モノク
ロに近いカラー画像の色成分のデータが削除される。
【0013】上記課題を解決する第2の発明は、上記第
1の発明の構成に加え、前記カラー画像判定手段は、全
ての画素について前記色差の絶対値が予め設定された閾
値以下であるとき、前記画像データをモノクロ画像と判
断することを特徴とするものである。
【0014】この発明では、全ての画素データの色差が
閾値以下であるとき、モノクロ画像と判定され、モノク
ロ画像と判定された画像データの色成分のデータが削除
される。したがって、全画素で色成分が少ない画像デー
タの色成分のデータが削除される。
【0015】上記課題を解決する第3の発明は、上記第
1の発明の構成に加え、前記カラー画像判定手段は、全
ての画素の前記色差の平均値を求め、該平均値が予め設
定された閾値以下であるとき、前記画像データをモノク
ロ画像と判断することを特徴とするものである。
【0016】この発明では、全ての画素データの色差の
平均値が閾値以下であるとき、モノクロ画像と判定さ
れ、モノクロ画像と判定された画像データの色成分のデ
ータが削除される。したがって、一部の画素に色成分が
有る画像データも色成分のデータが削除される。
【0017】上記課題を解決する第4の発明は、上記第
1から第3の発明の構成に加え、前記カラー画像判定手
段の前記閾値を設定変更する閾値変更手段を設けること
を特徴とするものである。
【0018】この発明では、モノクロ画像かどうかを判
定する閾値が変更される。したがって、状況に合わせて
モノクロ画像の判断基準が変更される。
【0019】上記課題を解決する第5の発明は、上記第
1から第4の発明の構成に加え、前記カラー画像判定手
段の処理を無効化するカラー画像判定無効化手段を設け
ることを特徴とするものである。
【0020】この発明では、カラー画像判定手段のカラ
ー画像判定処理が無効化される。したがって、状況に合
わせてカラー画像判定処理が無効化される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1〜図7は本発明の一実施形態の画像処理装
置を示す図である。
【0022】図1において、コントローラ10は、スキ
ャナインターフェース(I/F)20aを介して接続され
たスキャナエンジン20や、プロッタI/F30aを介し
て接続されたプロッタエンジン30などを制御して、画
像処理装置の所定の動作を実行するもので、ネットワー
クI/F40を介してネットワークに接続されている。
【0023】このコントローラ10においては、CPU
(Central Processing Unit)101、ROM(Read On
ly Memory)102、RAM(Random Access Memory)
103、ブリッジ104がCPUバス121を介して接続
されており、ブリッジ104、画像メモリ105、DMAC
(DMA Controller)106、NIC(Network InterfaceCo
ntroller)107、スキャナバッファ108、プロッタ
バッファ109、ハードディスク110が画像転送用バ
ス122を介して接続されている。
【0024】CPU101は、ROM102内に格納さ
れているプログラムに従って、装置各部を制御してコン
トローラ10の所定の動作を実行するものである。
【0025】RAM103は、装置各部の駆動条件や管
理データ等の各種情報を記憶するとともに動作する上で
必要なデータを記憶するものである。
【0026】CPUバス121は、CPU101の命令を
転送したり、ROM102、RAM103などのデータ
を転送するものである。
【0027】画像転送用バス122は、画像データを高
速に転送するためのバスであり、汎用の高速なバスを使
用しても、画像データを効率良く転送するように設計し
た専用のバスを使用してもよい。
【0028】ブリッジ104は、CPUバス121と画像
転送用バス122を仲介しており、2つのバスの速度差
やバス幅の違いを吸収するとともに、エンディアンの変
換などを行なっている。例えばCPU101が画像メモ
リ105をアクセスする場合は、CPU101によるCP
Uバスアクセスサイクルを、ブリッジ104が画像転送
用バスアクセスに変換することによって画像メモリ10
5へのアクセスを実現している。
【0029】画像メモリ105は、スキャナエンジン2
0などの画像入力部から入力された画像データや、NIC
107を介してネットワークから送られてきた画像デー
タを保存するものである。この画像データはどのような
種類の画像でも良く、例えば、白黒/カラー、二値/多
値、圧縮/非圧縮、低解像度/高解像度など各種多様なフ
ォーマットの画像が考えられる。
【0030】また、画像メモリ105上に保存した画像
データは、プロッタエンジン30に転送してプリントし
たり、NIC107を通じてネットワーク上に送信した
り、ハードディスク110へ保存するなどの処理が行な
われる。
【0031】画像メモリ105にはカラー画像判定回路
111が接続されており、このカラー画像判定回路11
1は、画像メモリ105上に保存されている画像データ
の色情報を参照して、その画像データがカラー画像であ
るかモノクロ画像であるかを判断し、モノクロ画像であ
ると判断した場合は、色成分の画像メモリを解放するよ
うになっている。
【0032】DMAC106は、画像転送用バス122上を
流れる画像データを高速に転送するコントローラであ
り、例えば、スキャン時にスキャナI/F20aから送ら
れてくるデータを一旦蓄積したスキャナバッファ108
から、画像転送用バス122を介して画像メモリ105
の指定された領域に書き込むときなど、まとめて大量の
データを転送するときの処理を行なう。画像メモリ10
5上のアドレスや転送サイズはあらかじめCPU101
からDMAC106に指定される。
【0033】NIC107は、ネットワークとのインター
フェースを制御するモジュールで、ネットワークI/F4
0を介してネットワークから画像データおよびその他の
データを受信し、画像転送用バス122からの要求に従
って画像転送用バス122にデータを流す処理を行な
う。また、データをネットワークI/F40を介してネッ
トワーク上の他の装置へ送信する処理も行なう。
【0034】NIC107を介して接続するネットワーク
は、汎用的なネットワークでもよいし、画像処理装置に
特化したネットワークでもよく、シリアルインターフェ
ースで接続されるネットワークなどでもよい。
【0035】スキャナバッファ108は、スキャナエン
ジン20が読み込んだ画像データを一時的に保存し、画
像転送用バス122のバスサイクルに合わせて保存した
画像データを出力するものである。
【0036】プロッタバッファ109は、画像転送用バ
ス122から送られてきた画像データを一時的に保存
し、プロッタI/F30aの速度に応じてデータを出力す
るものである。
【0037】ハードディスク110は、スキャナエンジ
ン20で読み取った画像データや、ネットワークI/F4
0を介して受信した画像データなどを蓄積するものであ
る。
【0038】スキャナエンジン20は、画像を読取入力
するモジュールで、読み取った画像データをスキャナI/
F20aを通じてスキャナバッファ108に転送するも
のである。
【0039】プロッタエンジン30は、画像を出力する
モジュールで、プロッタバッファ109からプロッタI/
F30aを介して画像データを取り込み、プリントする
ものである。
【0040】次に、カラー画像判定回路111の構成に
ついて図2を参照して説明する。図2に示すように、カ
ラー画像判定回路111は、画像ポインタ111aと、
色変換回路111bと、色差計算回路111cと、閾値
設定回路111dとを備えている。
【0041】画像ポインタ111aは、YMCKのそれぞれ
のプレーンの画像メモリ105上の画像データへのポイ
ンタを格納するものである。
【0042】色変換回路111bは、画像ポインタ11
1aの指すアドレスの画像メモリ105上の画像データ
を取得し、予め設定された色空間への変換を行うもので
ある。
【0043】色差計算回路111cは、色変換回路11
1bで変換された色空間で、色成分があるかどうかの指
標である色差を計算するものである。
【0044】閾値設定回路111dは、色差計算回路1
11cが求めた色差に基づいてカラー画像であるかモノ
クロ画像であるかを判定する際の閾値を設定するもので
ある。
【0045】このような画像処理装置において、スキャ
ナエンジン20で読み取った画像を画像メモリ105に
蓄積し、画像メモリ105上のデータをプロッタエンジ
ン30に出力するコピープロセスの動作例を、図3のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0046】図3のフローチャートに示すように、まず
CPU101が、スキャナエンジン20にスキャン開始
を要求し、スキャナエンジン20が読み込んだ画像デー
タをスキャナバッファ108に保存していく(S1
1)。
【0047】続いてCPU101は、DMAC106にDMA
転送を要求し(S12)、DMAC106は、予め設定され
ているサイズ分だけスキャナバッファ108から画像メ
モリ105へ画像転送用バス122を介して画像データ
を転送する(S13)。
【0048】スキャナエンジン20で全ての画像を読み
込み、画像メモリ105に全ての画像データを転送する
まで処理を繰り返す(S14)。
【0049】全ての画像データの転送が終了すると、C
PU101は、スキャナエンジン20にスキャン終了を
要求し(S15)、続いてDMAC106にDMA転送終了を
要求する(S16)。
【0050】次に、CPU101は、DMAC106に、読
み込んだ画像データを画像メモリ105からプロッタバ
ッファ109へ転送するようDMA転送開始を要求し(S
17)、続いてプロッタエンジン30にプリント開始を
要求する(S18)。
【0051】DMAC106は、予め設定されているサイズ
分だけ画像メモリ105からプロッタバッファ109へ
画像転送用バス122を介して画像データを転送し、プ
ロッタエンジン30はプロッタバッファ109からデー
タを取り込み用紙に記録出力する(S19)。
【0052】画像メモリ105に蓄積した画像データが
全て転送され、全ての画像データがプロッタエンジン3
0により記録出力されるまで処理を繰り返す(S2
0)。
【0053】全ての画像データの転送と出力が終了する
と、CPU101は、DMAC106にDMA転送終了を要求
し(S21)、プロッタエンジン30にプリント終了を
要求する(S22)。
【0054】以上のようにして、スキャナエンジン20
で読み取った画像をプロッタエンジン30に出力するコ
ピープロセスが実行される。
【0055】次に、本実施形態の画像処理装置は、カラ
ー画像として画像メモリ105に蓄積した画像データで
も、その色合いが小さい(モノクロに近い)画像の場
合、モノクロ画像としてYMCプレーンの画像情報を削除
するようになっている。
【0056】具体的には、カラー画像を画像メモリ10
5に展開する場合、CPU101は、図2に示すよう
に、画像メモリ105上にYMCKの各プレーンが保存でき
るだけの大きさの領域を確保する。この時、各プレーン
の画像メモリ105上の先頭アドレスをカラー画像判定
回路111の各プレーンの画像ポインタ111aに保存
する。
【0057】実際には、図4に示すように、各プレーン
は画像メモリ105上の連続したアドレスに取られるこ
とになる。図4では、画像メモリ105のサイズが32
Mバイトで、1プレーンの大きさが4Mバイト必要とす
る画像を1ページ分展開する場合を示している。この場
合、YMCKの4プレーンで16Mバイトの領域を必要とす
るので、他のプロセスで使用できる画像メモリ105の
領域は16Mバイトとなる。
【0058】次に、CPU101は、各プレーン毎に確
保した画像メモリ105に対して、プリントプロセスの
場合は各プレーンの画像を描画し、コピープロセスの場
合はスキャナエンジン20で読み取った画像データを先
頭アドレスから順次格納していく。
【0059】ここで、カラー画像判定回路111は、図
5のフローチャートに示すように画像メモリ105に格
納されている画像データがカラー画像であるかを判定す
る。
【0060】まず、色変換回路111bは、画像ポイン
タ111aの各プレーンのポインタが示すアドレスか
ら、画像データのYMCK4色分の画素値を取得する(S3
1)。プレーンの階調が4ビットの場合は、画素値は0〜
15となり、プレーンの階調が8ビットの場合は、画素値
は0〜255になる。
【0061】YMCKの色空間はデバイスディペンドな空間
のため、正しく色の違いを表現できていない。そこで、
取得した画素データの画素値を基に、例えばCIELAB、CI
EXYZ空間などの均等色差空間に変換する(S32)。
【0062】次いで、色差計算回路111cは、色空間
変換後の画素データに対して、色成分の色差を計算する
(S33)。
【0063】均等色差空間では2点間の距離が色の違い
を表しているため、以下のような方法を使用する。
【0064】CIELAB空間は、色情報をL*、a*、b*の3つ
の軸で表現しており、2点間の距離である色差は次の式
で求めることができる。 色差=(L*2 + a*2 + b*2)1/2
【0065】CIELAB空間は、L*が輝度、a*とb*が色差を
表しているため、色成分の大きさは例えば以下のような
式で考えることができる。 色差=(a*2 + b*2)1/2
【0066】色差計算回路111cは、このようにして
求めた色差と、閾値設定回路111dに設定されている
閾値とを比較する(S34)。ここで、閾値設定回路1
11dには、予めカラー画素であると判断できる色差の
下限値が閾値として設定されており、この閾値は、画像
処理装置の初期設定時に設定するようにしてもよいし、
ユーザが設定するインターフェースを作ってユーザから
自由に設定できるようにしてもよい。
【0067】色差が設定されている閾値よりも大きい場
合は、この画像がカラー画像であると判定し(S3
5)、処理を終了する。
【0068】色差が設定されている閾値以下の場合は、
次の画素が存在するかを判定し(S36)、次の画素が
無い場合は、この画像データがモノクロ画像であると判
定し(S37)、処理を終了する。
【0069】次の画素が存在する場合は、画像ポインタ
111aの各プレーンのポインタの値を、それぞれ1画
素分進め、ポインタが次の画素の画素値を示すようにし
て(S38)、S31の処理からカラー画像判定の処理
を繰り返す。
【0070】図5の処理によりカラー画像と判定された
画像データは、通常のカラー画像として処理される。
【0071】図5の処理によりモノクロ画像と判定され
た画像データは、図4に示すような画像メモリ105上
に展開されているYMCの各プレーン(色成分)の情報は
必要なくなるので、カラー画像判定回路111は、図6
に示すように、Kプレーンの情報のみを残して、他のプ
レーンの情報を画像メモリ105から解放し、CPU1
01は、この画像データに対し通常のモノクロ画像の動
作を行う。
【0072】モノクロ画像と判定されると、図4に示す
ように4プレーン分で16Mバイトの領域を占有してい
る画像ファイルも、図6に示すようにYMCプレーンの領
域が解放され、他のプロセスで使用できる画像メモリ1
05の領域が28Mバイトとなる。
【0073】このように本実施形態においては、YMCKの
色空間を均等色差空間に変換して色差を求めることで、
より正確に色成分の大きさを算出することができ、この
値が小さい場合にモノクロ画像であると判定し、モノク
ロ画像と判定された画像の色情報プレーンを画像メモリ
から解放することで、通常よりも他のプロセスがより大
きなメモリを使用して動作することができるとともに、
画像ファイルも元の画像とほとんど差異のない画像を得
ることができる。
【0074】また、ハードディスク110に画像ファイ
ルを蓄積しておく場合にも、ハードディスク110の使
用容量を削減することができる。
【0075】また、閾値設定回路111dでカラー画像
判定のための閾値をユーザーが設定可能にすれば、ユー
ザーが必要とする画像品質を得ることができる。
【0076】また、プロッタエンジン30としてカラー
の1ドラム機を使用している場合、印刷速度を上げるこ
とができる。
【0077】本実施形態の第1の他の態様としては、図
5のフローチャートのようなカラー画像判定処理を図7
のフローチャートに示すようにする。
【0078】具体的には、まず、色差計算回路111c
は、色差値の合計値を格納するsumに0を設定する(S4
1)。
【0079】次いで、色変換回路111bは、画像ポイ
ンタ111aの各プレーンのポインタが示すアドレスか
ら、画像データのYMCK4色分の画素値を取得し(S4
2)、取得した画素データの画素値を基に、例えばCIEL
AB、CIEXYZ空間などの均等色差空間に変換する(S4
3)。
【0080】次いで、色差計算回路111cは、色空間
変換後の画素データに対して、色成分の色差を計算し、
算出した値を色差値の合計値を格納するsumに加算する
(S44)。
【0081】次いで、次の画素が存在するかを判定し
(S45)、次の画素が存在する場合は、画像ポインタ
111aの各プレーンのポインタの値を、それぞれ1画
素分進め、ポインタが次の画素の画素値を示すようにし
て(S46)、S42から処理を繰り返す。
【0082】次の画素が無い場合、全画素の色差の平均
値を算出するため、色差の合計値sumを画素数で除算し
平均値を算出する(S47)。
【0083】次いで、色差計算回路111cは、このよ
うにして求めた色差の平均値と、閾値設定回路111d
に設定されている閾値とを比較する(S48)。
【0084】色差の平均値が閾値よりも大きい場合は、
この画像ファイルがカラー画像であると判定し(S4
9)、処理を終了する。
【0085】色差の平均値が閾値以下の場合は、この画
像がモノクロ画像であると判定し(S50)、処理を終
了する。
【0086】このように構成することによって、一部の
画素のみ色成分が大きい画像ファイルをモノクロ画像と
判定できる。
【0087】本実施形態の第2の他の態様としては、R
OM102またはRAM103内にビット情報を設け、
このビット情報が“0”であった場合は、上述の通りカ
ラー画像判定処理を行い、ビット情報が“1”であった
場合は、カラー画像判定処理を行わず、そのままカラー
画像として処理するようにする。なお、このビット情報
は、ユーザーが適宜設定変更可能にしてもよい。
【0088】このように構成することによって、画像メ
モリ105を節約したい場合のみカラー画像判定処理を
行うようにすることができる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、画素データを均等色差
空間に変換し、変換した均等色差空間で画素データの色
成分の有無を判定し、色成分が無い場合は画像データの
色成分のデータを削除しているので、画像データを蓄積
する画像メモリやハードディスクの使用容量を削減する
ことができる。
【0090】また、予めカラー画素であると判断する色
差の下限値を閾値として設定し、全画素の色差がこの閾
値以下であるとき、この画像データをモノクロ画像であ
ると判定すれば、全画素に均一に色差が小さい画像デー
タのみをモノクロ画像と判定でき、少しでも色成分の有
る画像データをカラー画像として処理できる。
【0091】また、予めカラー画素であると判断する色
差の下限値を閾値として設定し、全画素の色差の平均値
がこの閾値以下であるとき、この画像データをモノクロ
画像であると判定すれば、一部分のみ色差が大きい画素
があるだけの画像データもモノクロ画像と判定でき、全
体に色差が有る画像データのみカラー画像として処理で
きる。
【0092】また、予めカラー画素であると判断する色
差の下限値である閾値を設定変更可能にすれば、処理す
る画像データに応じてカラー画像であると判断する色差
の下限値を変えることができ、使用者の要求に応じた画
像品質を得ることができる。
【0093】また、カラー画像データ判定処理を行なう
か行なわないかを設定可能にすれば、カラー画像はその
ままカラー画像として処理させることができ、僅かに色
が有る画像情報もカラー画像として処理させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像処理装置を示す図で
あり、その要部の構成図である。
【図2】そのカラー画像判定回路の概略ブロック図であ
る。
【図3】そのコピー処理を説明するフローチャートであ
る。
【図4】そのカラー画像を展開したときの画像メモリの
使用量を示す図である。
【図5】そのカラー画像判定処理を説明するフローチャ
ートである。
【図6】その色成分の情報を削除した後の画像メモリの
使用量を示す図である。
【図7】その第1の他の態様のカラー画像判定処理を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 コントローラ 20 スキャナエンジン 20a スキャナI/F 30 プロッタエンジン 30a プロッタI/F 40 ネットワークI/F 101 CPU(Central Processing Unit) 102 ROM(Read Only Memory) 103 RAM(Random Access Memory) 104 ブリッジ 105 画像メモリ 106 DMAC(DMA Controller) 107 NIC(Network Interface Controller) 108 スキャナバッファ 109 プロッタバッファ 110 ハードディスク 111 カラー画像判定回路 111a 画像ポインタ 111b 色変換回路 111c 色差計算回路 111d 閾値設定回路 121 CPUバス 122 画像転送用バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 510 H04N 1/40 D 5C079 H04N 1/60 B41J 3/00 B Fターム(参考) 2C087 AA15 AB05 BA08 BB10 BC07 BD31 2C262 AB20 BA11 BA12 BA14 BA17 BB03 BC19 CA07 CA09 GA01 GA13 GA14 GA15 5B021 AA01 DD00 LG07 5B057 AA11 BA02 BA30 CA01 CA02 CA06 CA08 CA12 CA16 CE16 CE18 CH08 CH11 CH18 5C077 LL17 MP08 NP05 PP21 PP32 PP33 PP36 PP38 PP46 PQ08 PQ12 PQ22 RR11 TT10 5C079 HA13 HB01 HB03 HB08 HB12 LA03 LA31 LA39 MA02 MA11 NA10 NA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理する画像データの各画素データを均等
    色差空間に変換し、各画素データの色差を算出し、該色
    差に基づいて前記画像データがモノクロ画像であるかを
    判定し、前記画像データがモノクロ画像であるとき、該
    画像データの色成分のデータを削除するカラー画像判定
    手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記カラー画像判定手段は、全ての画素に
    ついて前記色差の絶対値が予め設定された閾値以下であ
    るとき、前記画像データをモノクロ画像と判断すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記カラー画像判定手段は、全ての画素の
    前記色差の平均値を求め、該平均値が予め設定された閾
    値以下であるとき、前記画像データをモノクロ画像と判
    断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記カラー画像判定手段の前記閾値を設定
    変更する閾値変更手段を設けることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記カラー画像判定手段の処理を無効化す
    るカラー画像判定無効化手段を設けることを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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