JP2003244172A - 電源電力給電型通信線を有する通信装置 - Google Patents

電源電力給電型通信線を有する通信装置

Info

Publication number
JP2003244172A
JP2003244172A JP2002037970A JP2002037970A JP2003244172A JP 2003244172 A JP2003244172 A JP 2003244172A JP 2002037970 A JP2002037970 A JP 2002037970A JP 2002037970 A JP2002037970 A JP 2002037970A JP 2003244172 A JP2003244172 A JP 2003244172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
communication line
communication
power supply
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002037970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3856299B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Iwasaki
伸幸 岩崎
Norio Mima
紀雄 三摩
Akira Kondo
晶 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2002037970A priority Critical patent/JP3856299B2/ja
Publication of JP2003244172A publication Critical patent/JP2003244172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3856299B2 publication Critical patent/JP3856299B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】放射ノイズを低減した電源電力給電型通信線を
有する通信装置を提供すること。 【解決手段】マスターコントローラ1は通信線2、3か
らなる通信バスを通じてスレーブコントローラ4、5に
第一電位で電源電力を給電する。マスターコントローラ
1とスレーブコントローラ4、5とは、通信線電位を第
一電位、第二電位として通常通信モードでのデジタル通
信を行う。更に、マスタコントローラ1は通信線2の電
位を第一電位又は第二電位から第三電位に強制的に遷移
させることによりスレーブコントローラ4又は5へ緊急
の送信を行う。第二電位時におけるマスターコントロー
ラ1のインピーダンスが通信バスの特性インピーダンス
と一致しているため、電流の多重反射が防止され、放射
ノイズが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源電力給電型通
信線を有する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多数の
ローカル装置を個別に制御する多数のスレーブコントロ
ーラにマスタコントローラから給電し、かつ、各スレー
ブコントローラを統括するマスタコントローラと各スレ
ーブコントローラとをバス接続する従来のネットワーク
方式では、マスタコントローラは、基準電位(たとえば
接地電位)の基準線と電源線との間に電源電圧を印加し
て各スレーブコントローラに電源電圧を印加する。した
がって、バス(通信線)と基準線との間に多数のスレー
ブコントローラを接続しても、それらへの電源電力給電
量の増大により、通信線のハイレベル電位が低下するこ
とがなく、通信に障害が発生することがない。
【0003】このような三線方式は配線負担が増大する
ので、マスタコントローラと各スレーブコントローラと
を、各スレーブコントローラへの電源電力給電機能と、
両コントローラ間の通信機能との両方の機能をもつ二線
構造の採用が期待される。
【0004】しかし、このようなバス方式の通信線を通
じて各スレーブコントローラに電源電力を給電する場
合、バスすなわち通信線に接続するスレーブコントロー
ラ数が増大すると、通信線の電位が低下し、通信に支障
を与える可能性がある。
【0005】もちろん、マスタコントローラの出力イン
ピーダンスを小さく設定すれば、スレーブコントローラ
接続数を増大しても通信線電位の低下が無視できる。し
かし、この場合には、マスタコントローラ又はスレーブ
コントローラがパルス通信のために通信線電位をローレ
ベル電位に低下させるために、通線から大量の電流を吸
収する必要があり、電力消費、発熱が非常に増加し、か
つ、マスタコントローラやスレーブコントローラの上記
電位低下用の回路の大型化が必要となるという不具合が
あった。
【0006】また、上記したバス型の通信線を用いた双
方向パルス通信方式では、スレーブコントローラからマ
スタコントローラへの送信中に、マスタコントローラか
らスレーブコントローラへの緊急に送信したい場合があ
ったが、これら両方向の送信を同時に行うことは原理的
にできず、マスタコントローラはスレーブコントローラ
の送信終了を待つ必要があった。
【0007】そして、このような問題点に鑑みて、本願
出願人は、特願2001−211216号において、簡
素な構成で性能に優れた電源電力給電型通信線を有する
通信装置を提案している。
【0008】しかしながら、特願2001−21121
6号にて提案された通信装置においては、マスタコント
ローラ−バス間、スレーブコントローラ−バス間のイン
ピーダンスが一致していないため、電圧を第一電位(1
2V)から第二電位(6V)に切換えるときに、マスタ
コントローラとスレーブコントローラとの間で多重反射
が発生する。このとき、図9に示すように、電流波形の
立ち下がり部分で周波数の高い減衰振動が発生し、これ
が原因でノイズを放射するという問題があった。すなわ
ち、バスから見たマスタコントローラのインピーダンス
はバスの特性インピーダンスに比べて極めて低くなって
いる。逆に、バスから見たスレーブコントローラのイン
ピーダンスは等価的に開放状態となっている。電圧が第
一電位(12V)から第二電位(6V)に変化した直
後、バスには電流が流れるが、その電流がスレーブコン
トローラ側に達したとき、スレーブコントローラが開放
状態にあるため、その電流は、マスタコントローラ側に
向かって反射していく。そして、反射電流がマスタコン
トローラ側に到達したとき、マスタコントローラ側のイ
ンピーダンスが低いために、ほぼ全反射に近い状態で電
流がスレーブコントローラに向かって戻っていく。この
一連の流れが複数回繰り返されることにより、図9のよ
うに電流立ち下がり時に乱れを含んだ電流波形となるの
である。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、電流立ち下がり時における多重反射の発生を防
止して放射ノイズを低減した電源電力給電型通信線を有
する通信装置を提供することをその目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電源電力
給電型通信線を有する通信装置は、バスをなす通信線
と、前記通信線に接続される通信インターフェイス回路
を有して前記通信線から給電される直流電源電力により
作動してローカル装置を駆動制御するスレーブコントロ
ーラと、直流電源に接続され、前記通信線に接続される
通信インターフェイス回路を有して前記バスに前記直流
電源電力を給電するとともに前記通信線の第一電位と第
二電位との間で遷移するパルス電圧により所定の前記ス
レーブコントローラと交信を行うように構成され、前記
スレーブコントローラが前記通信線に前記第一電位、第
二電位を与えて前記マスタコントローラへのデータ送信
を行っている、いないにかかわらず、前記通信線の電位
を前記第一電位又は前記第二電位から第三電位に強制的
に遷移させることにより前記スレーブコントローラへの
緊急送信を行う緊急送信手段を有するマスタコントロー
ラと、を備える電力給電兼用通信線を有する通信装置で
あって、前記マスタコントローラは、所定の出力電流範
囲内で前記通信線に前記第一電位を与え、かつ、前記通
信線を通じて各スレーブコントローラに電源電力を給電
する通信線給電兼第一電位形成回路と、前記直流電源の
出力電圧を分圧することにより生成した前記第二電位を
前記通信線に与える第二電位形成回路と、前記通信線給
電兼第一電位形成回路が前記通信線に給電する電流を吸
収して前記通信線に前記第三電位を与える第三電位形成
回路と、を有し、前記スレーブコントローラは、前記通
信線給電兼第一電位形成回路が前記通信線に給電する電
流を吸収して前記通信線に前記第二電位を与える第二電
位形成回路を有し、前記マスタコントローラの前記第二
電位形成回路が前記通信線に前記第二電位を与えている
とき、前記マスタコントローラのインピーダンスが前記
バスの特性インピーダンスに一致するように構成された
ことを特徴としている。
【0011】すなわち、本構成では、通信線すなわちバ
スは、第一電位と第二電位とにより0、1を送信する通
常通信モードの他に、第一電位又は第二電位と第三電位
とにより0、1を送信する緊急通信モードをもつ。当
然、緊急通信モードの0は、通常交信モードの0又は1
とオーバラップするが、実質上、緊急通信モードの有意
の情報は、その1すなわち第三電位で伝達されることが
できるので、緊急通信モードにおける交信上の問題は生
じない。ただし、緊急通信モードの1すなわち第三電位
が送信される間、通常通信モードは遮断されることにな
る。
【0012】なお、マスタコントローラは、緊急通信モ
ードへの移行を通信線の電位低下又は自己の内部信号な
どにより容易に認識することができるので、緊急通信モ
ード発生時点に通常通信モードが実行されている場合
に、マスタコントローラは、この時の通常通信モードを
緊急通信モードの終了時点まで一時中止し、マスタコン
トローラやスレーブコントローラは通常通信モードでそ
れまで送受信したデータを廃棄し、その後、マスタコン
トローラは、緊急通信モードの終了時点において、再
度、上記一時中断した通常通信モードを最初から実行す
ればよい。
【0013】さらに、マスタコントローラの第二電位形
成回路が通信線に第二電位を与えているとき、マスタコ
ントローラのインピーダンスがバスの特性インピーダン
スに一致するように構成されているので、第二電位に切
換えられた直後にマスタコントローラから流れる電流が
スレーブコントローラ側で一度反射してマスタコントロ
ーラに戻るが、反射電流がマスタコントローラにおいて
吸収されるため、電流の多重反射が防止される。
【0014】上記の結果、本発明によれば、きわめて簡
素な通信ネットワーク構造をもつ分散処理型の制御系を
実現することができるとともに、電流立ち下がり時にお
ける高周波の減衰振動を防止して、放射ノイズの低減を
図ることができる。
【0015】請求項2記載の構成は請求項1記載の電源
電力給電型通信線を有する通信装置において更に、前記
第一電位は所定の第一しきい値以上の電位であり、第三
電位は、前記第一しきい値より小さい所定の第二しきい
値以下の電位であり、前記第二電位は前記両しきい値間
の電位であることを特徴としている。
【0016】本構成によれば、たとえば、マスタコント
ローラからその所定の出力インピーダンスを通じての直
流電源電力給電のみを行う場合の通信線の電位状態とし
て第一電位を設定し、通信線を低オン抵抗のスイッチで
基準電位に接続することにより第二電位を、通信線を更
に低オン抵抗のスイッチで基準電位に接続することによ
り第三電位を、容易に形成することができ、回路構成を
簡素化することができる。
【0017】請求項3記載の構成は請求項1又は2記載
の電源電力給電型通信線を有する通信装置において更
に、前記スレーブコントローラの前記第二電位形成回路
が、基準電位を有する基準線と前記通信線との間を定電
圧ダイオードを通じて短絡するスイッチを有し、前記第
三電位形成回路が、基準電位を有する基準線と前記通信
線との間を直接短絡するスイッチを有することを特徴と
している。
【0018】本構成によれば、マスタコントローラから
その所定の出力インピーダンスを通じての直流電源電力
給電のみを行う場合の通信線の電位状態として第一電位
を設定し、スレーブコントローラにおいては通信線を低
オン抵抗のスイッチと定電圧ダイオードを通じて基準電
位に接続することにより第二電位を、通信線を定電圧ダ
イオードを介することなく直接低オン抵抗のスイッチで
基準電位に接続することにより第三電位を形成するの
で、中間電位である第二電位を高精度に作成することが
できる。
【0019】請求項4記載の電源電力給電型通信線を有
する通信装置は、バスをなす通信線と、前記通信線に接
続される通信インターフェイス回路を有して前記通信線
から給電される直流電源電力により作動してローカル装
置を駆動制御するスレーブコントローラと、直流電源に
接続され、前記通信線に接続される通信インターフェイ
ス回路を有して前記バスに前記直流電源電力を給電する
とともに前記通信線の第一電位と第二電位との間で遷移
するパルス電圧により所定の前記スレーブコントローラ
と交信を行うマスタコントローラと、を備える電力給電
兼用通信線を有する通信装置であって、前記マスターコ
ントローラは、所定の出力電流範囲内で前記通信線に前
記第一電位を与え、かつ、前記通信線を通じて各スレー
ブコントローラに電源電力を給電する通信線給電兼第一
電位形成回路と、前記直流電源の出力電圧を分圧するこ
とにより生成した前記第二電位を前記通信線に与える第
二電位形成回路と、を有し、前記スレーブコントローラ
は、前記通信線給電兼第一電位形成回路が前記通信線に
給電する電流を吸収して前記通信線に前記第二電位を与
える第二電位形成回路を有し、前記マスタコントローラ
の前記第二電位形成回路が前記通信線に前記第二電位を
与えているとき、前記マスタコントローラのインピーダ
ンスが前記バスの特性インピーダンスに一致するように
構成されたことを特徴としている。
【0020】すなわち、本構成では、マスタコントロー
ラの通信線給電兼第一電位形成回路は、所定の出力電流
範囲内で通信線に第一電位を与える定電圧出力機能を有
するので、上記出力電流範囲内で可能な任意のスレーブ
コントローラをバスすなわち通信線に接続することがで
きる。
【0021】また、マスタコントローラは、直流電源の
出力電圧を分圧することにより第二電位を形成し、スレ
ーブコントローラは通信線から電流を吸収することによ
り、上記通信線給電兼第一電位形成回路の出力インピー
ダンス(インピーダンス)に電圧降下を生じさせて、第
二電位を形成することができ、簡素な構成で双方向通信
を実現することができる。
【0022】さらに、マスタコントローラの第二電位形
成回路が通信線に第二電位を与えているとき、マスタコ
ントローラのインピーダンスがバスの特性インピーダン
スに一致するように構成されているので、第二電位に切
換えられた直後にマスタコントローラから流れる電流が
スレーブコントローラ側で一度反射してマスタコントロ
ーラに戻るが、反射電流がマスタコントローラにおいて
吸収されるため、電流の多重反射が防止される。よっ
て、電流立ち下がり時における高周波の減衰振動を防止
して、放射ノイズの低減を図ることができる。
【0023】請求項5記載の構成によれば、請求項1乃
至4のいずれか記載の電源電力給電型通信線を有する通
信装置において、更に、前記マスタコントローラの前記
第二電位形成回路が、前記直流電源と前記通信線との間
を第一の抵抗を通じて短絡するスイッチと、基準電位を
有する基準線と前記通信線との間を第二の抵抗を通じて
短絡するスイッチとを含む抵抗分圧回路と、前記第二電
位形成回路が前記通信線に前記第二電位を与えようとし
ているときに、前記直流電源から前記通信線給電兼第一
電位形成回路への給電を切断するスイッチと、を有し、
前記第一の抵抗の抵抗値Z1および前記第二の抵抗の抵
抗値Z2は、前記バスの特性インピーダンスをZ0とした
とき、1/Z1+1/Z2=1/Z0の関係が成立するよ
うに設定されたことを特徴としている。
【0024】すなわち、本構成によれば、直流電源から
通信線給電兼第一電位形成回路への給電をスイッチによ
り切断するとともに、抵抗分圧回路が直流電源と通信線
との間を第一の抵抗を通じて短絡し、且つ基準電位を有
する基準線と前記通信線との間を第二の抵抗を通じて短
絡することにより、マスタコントローラの第二電位形成
回路は通信線に第二電位を与える。そして、第一の抵抗
の抵抗値Z1および前記第二の抵抗の抵抗値Z2は、前記
バスの特性インピーダンスをZ0としたとき、1/Z1
1/Z2=1/Z0の関係が成立するように設定されてい
るので、マスタコントローラのインピーダンスをバスの
特性インピーダンスに確実に一致させることができる。
【0025】請求項6記載の構成によれば請求項1乃至
5のいずれか記載の電源電力給電型通信線を有する通信
装置において更に、前記スレーブコントローラが、前記
通信線電位が前記第一電位である場合に前記マスタコン
トローラから充電され、前記通信線電位が前記第二電位
又は第三電位である場合に自己に電源電力を給電する蓄
電回路を有することを特徴としている。
【0026】すなわち、本構成によれば、たとえば、ス
レーブコントローラは、通信線が第一電位である場合に
通信線により充電されるコンデンサと、通信線からこの
コンデンサへの通電だけを許可するダイオードとからな
る蓄電回路をもつ。この蓄電回路は、通信線電位が上記
第二電位又は第三電位に低下した場合でも所定期間はス
レーブコントローラの回路動作を確保する。上記第二電
位又は第三電位が継続する時間は、比較的短く、その後
かならず、通信線は第一電位に復帰してスレーブコント
ローラへの作動電源電力給電とコンデンサの再チャージ
を行うので、コンデンサの容量は十分に小さくすること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の電源電力給電型通信線を
有する通信装置の好適な態様を以下の実施例により詳細
に説明する。
【0028】(構成)この実施例の通信装置をもつ制御
装置の回路構成を図1〜図3を参照して以下に説明す
る。
【0029】1はマスタコントローラ、2は一対の通信
線(通信バス、又は、単にバスとも称する)の一方であ
る駆動線、3は一対の通信線の他方である基準線、4、
5はスレーブコントローラ、6はバッテリ、7、8はセ
ンサやアクチエータからなるローカル装置である。
【0030】マスタコントローラ1は、マイコン構成の
中央制御回路11、インターフェイス回路12を有して
いる。中央制御回路11は、インターフェイス回路12
を通じて通信線2、3にデータ通信可能に接続されてい
る。更に、インターフェイス回路12は、通信線2,3
間に電源電力を給電している。バッテリ6は、中央制御
回路11及びインターフェイス回路12に電源電力を給
電している。
【0031】スレーブコントローラ4は、インターフェ
イス回路41と、マイコン構成のセンサ制御回路42か
らなり、センサ制御回路42は、センサであるローカル
装置7の出力信号をマスタコントローラ1の指令に応じ
てインターフェイス回路41を通じて通信線2,3に送
信している。更にインターフェイス回路41は通信線
2,3から得た電源電力をセンサ制御回路42に給電し
ている。
【0032】スレーブコントローラ5は、インターフェ
イス回路51と、マイコン構成のアクチエータ制御回路
52からなり、アクチエータ制御回路52は、アクチエ
ータであるローカル装置8を駆動制御する制御信号をマ
スタコントローラ1の指令に応じてインターフェイス回
路51を通じて通信線2,3から受信している。
【0033】通信線2,3間には、その他、マスタコン
トローラ1の電源能力給電機能が許す範囲で多数のスレ
ーブコントローラが接続され、これら各スレーブコント
ローラはそれぞれのローカル装置に接続されている。通
信線の他方である基準線3はバッテリ6の負端に接続さ
れ、接地されている。
【0034】マスタコントローラ1のインターフェイス
回路12は、図2に示すように、定電圧回路121、バ
ッテリ6と定電圧回路121との接続を開閉するスイッ
チ121a、中央制御回路11とスイッチ121aとの
間に設けられたインバータ121b、第二電位設定用の
スイッチ122a、122b、抵抗値Z1を持つ第一の
抵抗r1、抵抗値Z2を持つ第二の抵抗r2、第三電位
設定用の短絡スイッチ124、通信線の一方である駆動
線2の電位を検出するコンパレータ125を備えてい
る。尚、抵抗値Z1、Z2は、通信線2,3からなるバス
の特性インピーダンスをZ0としたとき、1/Z1+1/
2=1/Z0の関係が成立するように設定されるため、
本実施形態では、Z1=Z2=2Z0に設定されている。
【0035】定電圧回路121は、バッテリ6の正端か
ら受電した電力を駆動線2に給電している。第二電位設
定用のスイッチ122aと第一の抵抗r1とは、直列接
続されてバッテリ6、駆動線2間を接続し、第二電位設
定用のスイッチ122bと第二の抵抗r2とは、直列接
続されて通信線2,3間を接続し、第三電位設定用の短
絡スイッチ124は、通信線2,3間を接続している。
コンパレータ125は駆動線2の電位をしきい値電圧7
Vと比較して、比較結果を中央制御回路11に送信し、
中央制御回路11は定電圧回路121を制御してその出
力インピーダンスを切り替えている。定電圧回路121
は、車載バッテリ6の電圧を12Vの定電圧に変換する
通常の定電圧回路である。定電圧回路121はその出力
電圧を常に12V(所定の電流範囲で)とするべく、そ
の出力電流に応じて内部の出力インピーダンスriを調整
する。それにより、駆動線2からみた電源インピーダン
スは、定電圧回路121の内部出力インピーダンスriと
なる。インターフェイス回路12、41、51が通信を
行わず、駆動線2がインターフェイス回路41、51に
電源電力だけを給電している状態では、インターフェイ
ス回路41,51には12Vが給電される。スレーブコ
ントローラを増減しても、定電圧回路121が出力可能
な電流範囲では駆動線2の電圧は12Vに保たれてい
る。尚、スイッチ122a、122b、抵抗r1、r2
が本発明の請求項5における抵抗分圧回路を構成するも
のである。
【0036】マスタコントローラ1の中央制御回路11
は、コンパレータ125の出力信号により、又は、内部
制御信号により、スイッチ121a、122a、122
b、124を開閉する。
【0037】スレーブコントローラ4のインターフェイ
ス回路41は、図3に示すように、定電圧ダイオード4
01と、第二電位設定用の短絡スイッチ402と、コン
デンサ403と、ダイオード404と、コンパレータ4
05と、406と、抵抗分圧回路407とからなる。ス
レーブコントローラ5のインターフェイス回路51はイ
ンターフェイス回路41と同じであるので、説明を省略
する。
【0038】コンデンサ403とダイオード404と
は、ローカル蓄電回路を構成しており、コンデンサ40
3は駆動線2からダイオード404を通じて充電され
て、センサ制御回路42やコンパレータ405、406
に所定の直流電源電圧を印加している。
【0039】抵抗分圧回路407は、3つの抵抗素子を
直列接続してなり、コンデンサ403の電圧を抵抗分圧
して略7Vと略3Vという2つのしきい値電圧を形成
し、前者をコンパレータ405に、後者をコンパレータ
406に出力している。
【0040】スレーブコントローラ4のセンサ制御回路
42は、センサ7の検出信号、及び、コンパレータ40
5、406の出力信号に基づいて、短絡スイッチ402
を開閉制御する。
【0041】(通常通信動作)上記装置の通常通信動作
を図4〜図6を参照して以下に説明する。
【0042】図4はマスタコントローラ1とスレーブコ
ントローラ4又は5との間の通常モードでの通信順序を
示すプロトコルである。
【0043】マスタコントローラ1が、スレーブコント
ローラ特定情報と要求情報とを含む送信を行うと、上記
スレーブコントローラ特定情報に該当するスレーブコン
トローラ(ここではスレーブコントローラ4と仮定す
る)が上記要求情報を受信し、その後、スレーブコント
ローラ4が上記要求情報に適合する情報をマスタコント
ローラ1に送信し、マスタコントローラ1はそれを受信
する。
【0044】更に具体的に説明する。
【0045】(中央制御回路11からスレーブコントロ
ーラ4への通常モード送信動作)中央制御回路11は、
スイッチ122a、122bをオンして”1”を、スイ
ッチ122a、122bをオフして”0”を送信する。
また、スイッチ122a、122bがオンされて”1”
が送信された時、インバータ121bの作用によりスイ
ッチ121aには”0”が入力されてオフされ、定電圧
回路121への給電が切断される。一方、スイッチ12
2a、122bがオフされて”0”が送信された時、イ
ンバータ121bの作用によりスイッチ121aには”
1”が入力され、オンされる。スイッチ122a、12
2bがオンされ、且つ、スイッチ121aがオフされる
と、駆動線2の電位は、バッテリ6の電圧(12V)が
直列接続された第1の抵抗r1及び第2の抵抗r2を有
する抵抗分圧回路により分圧されて、第二電位Vm(ここ
では6V)となる。
【0046】すなわち、第1の抵抗r1及び第2の抵抗
r2は、それぞれ同一の抵抗値Z1=Z2=2Z0を持
ち、駆動線2の電位が第一電位Vh(12V)よりも低い
ときマスタコントローラ1からスレーブコントローラ4
への電流は0になることから駆動線2の電位は第二電位
Vm(6V)となる。このとき、通信バス側から見たマス
タコントローラ1のインピーダンスZは、抵抗値Z1
2の抵抗が駆動線2と基準線3との間に並列接続され
ているのに等しい状態となるため、1/Z1+1/Z2
1/Zの関係が成立する。ここで、Z1=Z2=2Z0
あるため、マスタコントローラ1のインピーダンスZは
Z=Z0となり、通信バスの特性インピーダンスと一致
する。
【0047】従って、電圧を第一電位Vh(12V)から
第二電位Vm(6V)に切換えた直後に、マスタコントロ
ーラ1から流れる電流はスレーブコントローラ4で一度
反射し、再びマスタコントローラ1へ戻ってくるが、通
信バスの特性インピーダンスとマスタコントローラ1の
インピーダンスとが一致するように構成されており、反
射電流はマスタコントローラ1で吸収されるため、マス
タコントローラ1において反射は起こらず、電流の多重
反射は発生しない。この結果、図8のチャートに示すよ
うに、電流の立ち下がり時における高周波の減衰振動は
発生せず、放射ノイズを低減することができる。
【0048】尚、抵抗値Z1、Z2の値は、所望とする第
二電位Vmの値により異なるが、要するに、通信バスの特
性インピーダンスZ0に対して、1/Z1+1/Z2=1
/Z0の関係が成立するように設定されればよいのであ
る。
【0049】(スレーブコントローラ4の通常モード受
信動作)駆動線2の電位が第二電位Vm、たとえば6Vと
なると、各コンデンサ403は略11Vに充電されてい
るため、駆動線2から各コンデンサ403への電源電力
給電が遮断される。また、駆動線2の電位はコンパレー
タ405、406でしきい値電圧3V、7Vと比較さ
れ、その結果、コンパレータ405はハイレベル、コン
パレータ406はローレベルとなって、センサ制御回路
42は、第二電位Vmを受信する。なお、駆動線2の電位
が第一電位Vh(ここでは定電圧回路121の出力電圧に
ほぼ等しい)であれば、コンパレータ405、406は
それぞれローレベルを出力し、センサ制御回路42やア
クチエータ制御回路52はそれを認識することができ
る。
【0050】(スレーブコントローラ4の通常モード送
信動作)センサ制御回路42は、駆動線2の電位が第一
電位Vhであることを確認してスイッチ402をオンする
と、駆動線2の電位は定電圧ダイオード401のしきい
値が決定する第二電位Vm(ここでは6V)となり、スイ
ッチ401をオフすれば駆動線2の電位は12Vに復帰
する。
【0051】結局、第一電位Vh(12V)と第二電位Vm
(6V)との二値により、マスタコントローラ1とスレ
ーブコントローラ4又は5間で通常通信モードの交信が
なされる。
【0052】スレーブコントローラ4により駆動線2の
電位が第二電位Vmとなると、コンパレータ125がそれ
を検出し、マスタコントローラ1は、通常通信モードで
の受信に成功する。
【0053】(中央制御回路11からスレーブコントロ
ーラ4への緊急モード送信動作)中央制御回路11は、
スイッチ124をオンして緊急通信モードでの”1”
を、スイッチ124をオフして緊急通信モードでの”
0”を送信する。スイッチ124がオンされると、駆動
線2の電位は、電圧降下により少なくとも5V未満、好
適には1V未満である第三電位Vlに低下する。
【0054】(スレーブコントローラ4の緊急モード受
信動作)駆動線2の電位が第三電位Vlたとえば1Vに低
下すると、コンパレータ405、406はともにハイレ
ベルとなり、センサ制御回路42は、マスタコントロー
ラ1が第三電位Vlを出力したことを認識することができ
る。
【0055】通常モード通信時の駆動線2の電位変化を
図5に示し、緊急モード通信時の駆動線2の電位変化を
図6に示す。なお、図6では緊急モード通信時の電位変
化(パルスエッジ)が、通常通信モード通信時のそれと
一致しているが、もちろん一致していなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源電力給電型通信線を有する通信装
置の一実施例を用いた制御装置のブロック図である。
【図2】図1のマスタコントローラの一実施例回路図で
ある。
【図3】図1のスレーブコントローラの一実施例回路図
である。
【図4】図1のマスタコントローラとスレーブコントロ
ーラとの間の通信手順を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】図1のマスタコントローラとスレーブコントロ
ーラとの間の通常通信モードでの通信時の駆動線電位変
化を示すタイミングチャートである。
【図6】図1のマスタコントローラとスレーブコントロ
ーラとの間の緊急通信モードでの通信時の駆動線電位変
化を示すタイミングチャートである。
【図7】図2の定電圧回路の一例を示す回路図である。
【図8】通常通信モードにおける電圧切換えに伴う電流
波形の一例を示すチャートである。
【図9】従来の通信装置の通常通信モードにおける電圧
切換えに伴う電流波形の一例を示すチャートである。
【符号の説明】
1 マスタコントローラ 2 駆動線(通信線、バス) 3 基準線(通信線、バス) 4 スレーブコントローラ 5 スレーブコントローラ 12 インターフェイス回路(通信インターフェイス回
路) 41 インターフェイス回路(通信インターフェイス回
路) 51 インターフェイス回路(通信インターフェイス回
路) 124 スイッチ(緊急送信手段) 121 定電圧回路(通信線給電兼第一電位形成回路) 121a スイッチ(マスタコントローラの第二電位形
成回路) 121b インバータ(マスタコントローラの第二電位
形成回路) 122a スイッチ(マスタコントローラの第二電位形
成回路、抵抗分圧回路) 122b スイッチ(マスタコントローラの第二電位形
成回路、抵抗分圧回路) r1 第一の抵抗(マスタコントローラの第二電位形成
回路、抵抗分圧回路) r2 第二の抵抗(マスタコントローラの第二電位形成
回路、抵抗分圧回路) 124 スイッチ(第三電位形成回路) 401 定電圧ダイオード(スレーブコントローラの第
二電位形成回路) 402 スイッチ(スレーブコントローラの第二電位形
成回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三摩 紀雄 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 近藤 晶 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5K032 DA01 DB03 DB31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バスをなす通信線と、 前記通信線に接続される通信インターフェイス回路を有
    して前記通信線から給電される直流電源電力により作動
    してローカル装置を駆動制御するスレーブコントローラ
    と、 直流電源に接続され、前記通信線に接続される通信イン
    ターフェイス回路を有して前記バスに前記直流電源電力
    を給電するとともに前記通信線の第一電位と第二電位と
    の間で遷移するパルス電圧により所定の前記スレーブコ
    ントローラと交信を行うように構成され、前記スレーブ
    コントローラが前記通信線に前記第一電位、第二電位を
    与えて前記マスタコントローラへのデータ送信を行って
    いる、いないにかかわらず、前記通信線の電位を前記第
    一電位又は前記第二電位から第三電位に強制的に遷移さ
    せることにより前記スレーブコントローラへの緊急送信
    を行う緊急送信手段を有するマスタコントローラと、 を備える電力給電兼用通信線を有する通信装置であっ
    て、 前記マスタコントローラは、 所定の出力電流範囲内で前記通信線に前記第一電位を与
    え、かつ、前記通信線を通じて各スレーブコントローラ
    に電源電力を給電する通信線給電兼第一電位形成回路
    と、 前記直流電源の出力電圧を分圧することにより生成した
    前記第二電位を前記通信線に与える第二電位形成回路
    と、 前記通信線給電兼第一電位形成回路が前記通信線に給電
    する電流を吸収して前記通信線に前記第三電位を与える
    第三電位形成回路と、 を有し、 前記スレーブコントローラは、 前記通信線給電兼第一電位形成回路が前記通信線に給電
    する電流を吸収して前記通信線に前記第二電位を与える
    第二電位形成回路を有し、 前記マスタコントローラの前記第二電位形成回路が前記
    通信線に前記第二電位を与えているとき、前記マスタコ
    ントローラのインピーダンスが前記バスの特性インピー
    ダンスに一致するように構成されたことを特徴とする電
    源電力給電型通信線を有する通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電源電力給電型通信線を有
    する通信装置において、 前記第一電位は所定の第一しきい値以上の電位であり、
    第三電位は、前記第一しきい値より小さい所定の第二し
    きい値以下の電位であり、前記第二電位は前記両しきい
    値間の電位であることを特徴とする電源電力給電型通信
    線を有する通信装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の電源電力給電型通信
    線を有する通信装置において、 前記スレーブコントローラの前記第二電位形成回路は、
    基準電位を有する基準線と前記通信線との間を定電圧ダ
    イオードを通じて短絡するスイッチを有し、 前記第三電位形成回路は、基準電位を有する基準線と前
    記通信線との間を直接短絡するスイッチを有することを
    特徴とする電源電力給電型通信線を有する通信装置。
  4. 【請求項4】バスをなす通信線と、 前記通信線に接続される通信インターフェイス回路を有
    して前記通信線から給電される直流電源電力により作動
    してローカル装置を駆動制御するスレーブコントローラ
    と、 直流電源に接続され、前記通信線に接続される通信イン
    ターフェイス回路を有して前記バスに前記直流電源電力
    を給電するとともに前記通信線の第一電位と第二電位と
    の間で遷移するパルス電圧により所定の前記スレーブコ
    ントローラと交信を行うマスタコントローラと、 を備える電力給電兼用通信線を有する通信装置であっ
    て、 前記マスターコントローラは、 所定の出力電流範囲内で前記通信線に前記第一電位を与
    え、かつ、前記通信線を通じて各スレーブコントローラ
    に電源電力を給電する通信線給電兼第一電位形成回路
    と、 前記直流電源の出力電圧を分圧することにより生成した
    前記第二電位を前記通信線に与える第二電位形成回路
    と、 を有し、 前記スレーブコントローラは、 前記通信線給電兼第一電位形成回路が前記通信線に給電
    する電流を吸収して前記通信線に前記第二電位を与える
    第二電位形成回路を有し、 前記マスタコントローラの前記第二電位形成回路が前記
    通信線に前記第二電位を与えているとき、前記マスタコ
    ントローラのインピーダンスが前記バスの特性インピー
    ダンスに一致するように構成されたことを特徴とする電
    源電力給電型通信線を有する通信装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか記載の電源電力
    給電型通信線を有する通信装置において、 前記マスタコントローラの前記第二電位形成回路は、 前記直流電源と前記通信線との間を第一の抵抗を通じて
    短絡するスイッチと、基準電位を有する基準線と前記通
    信線との間を第二の抵抗を通じて短絡するスイッチとを
    含む抵抗分圧回路と、 前記第二電位形成回路が前記通信線に前記第二電位を与
    えようとしているときに、前記直流電源から前記通信線
    給電兼第一電位形成回路への給電を切断するスイッチ
    と、 を有し、 前記第一の抵抗の抵抗値Z1および前記第二の抵抗の抵
    抗値Z2は、前記バスの特性インピーダンスをZ0とした
    とき、1/Z1+1/Z2=1/Z0の関係が成立するよ
    うに設定されたことを特徴とする電源電力給電型通信線
    を有する通信装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか記載の電源電力
    給電型通信線を有する通信装置において、 前記スレーブコントローラは、 前記通信線電位が前記第一電位である場合に前記マスタ
    コントローラから充電され、前記通信線電位が前記第二
    電位又は第三電位である場合に自己に電源電力を給電す
    る蓄電回路を有することを特徴とする電源電力給電型通
    信線を有する通信装置。
JP2002037970A 2002-02-15 2002-02-15 電源電力給電型通信線を有する通信装置 Expired - Fee Related JP3856299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002037970A JP3856299B2 (ja) 2002-02-15 2002-02-15 電源電力給電型通信線を有する通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002037970A JP3856299B2 (ja) 2002-02-15 2002-02-15 電源電力給電型通信線を有する通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003244172A true JP2003244172A (ja) 2003-08-29
JP3856299B2 JP3856299B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=27779409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002037970A Expired - Fee Related JP3856299B2 (ja) 2002-02-15 2002-02-15 電源電力給電型通信線を有する通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3856299B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8125293B2 (en) 2006-07-31 2012-02-28 Denso Corporation Communication system using differential two-wire type of communication line

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8125293B2 (en) 2006-07-31 2012-02-28 Denso Corporation Communication system using differential two-wire type of communication line

Also Published As

Publication number Publication date
JP3856299B2 (ja) 2006-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101767314B1 (ko) 이더넷 PoDL용 1-와이어 버스 PD 검출 및 분류 기법
CN106797307B (zh) 车载电子设备、通信方法及系统
KR101960163B1 (ko) PoE 또는 PoDL 시스템의 전원 인터페이스의 유지 전력 특성 컨트롤러
US7859314B2 (en) Method and system for a signal driver using capacitive feedback
US20130322463A1 (en) Device and method for serial data transmission at a high data rate
SE507021C2 (sv) Metod och arrangemang för kombinerad data och kraftöverföring på kommunikationsbussar
US9450419B2 (en) Combined power supply and input/output system with boost capability
US9270505B2 (en) Communication system
US9929671B2 (en) Power converter in powered device of power-over-ethernet system and control method thereof
EP4026404B1 (en) A power supply device, a power receiving device and power supply and receipt methods
JP4328295B2 (ja) 通信線上の被切換信号のための受信機
JP7168332B2 (ja) リンギング抑制回路
JP5397188B2 (ja) 制御装置の起動/休止方法、制御システム及び制御装置
JP2003032159A (ja) 電源電力給電型通信線を有する通信装置
US11867730B2 (en) Adjustable low current in a sensor network
JP4410008B2 (ja) 電源電力給電型通信線を有する通信装置
US9819371B2 (en) Electronic device
US7492189B2 (en) Current mode bus interface system, method of performing a mode transition and mode control signal generator for the same
WO2004040758A1 (en) Transmitter for a controlled-shape switched signal on a communication line
JP2003244172A (ja) 電源電力給電型通信線を有する通信装置
JP2005229643A (ja) 電源電力給電型通信線を有する通信装置
JP5391854B2 (ja) 車内通信制御装置
EP0297932B1 (en) Bus transmitter having controlled trapezoidal slew rate
US11552677B2 (en) Transmitter for power line communication
JPH07273780A (ja) バス回路およびバスの終端抵抗切り替え方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060907

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees