JP2003244017A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

Info

Publication number
JP2003244017A
JP2003244017A JP2002041177A JP2002041177A JP2003244017A JP 2003244017 A JP2003244017 A JP 2003244017A JP 2002041177 A JP2002041177 A JP 2002041177A JP 2002041177 A JP2002041177 A JP 2002041177A JP 2003244017 A JP2003244017 A JP 2003244017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
wireless communication
wireless
communication
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002041177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3813100B2 (ja
Inventor
Toru Ueda
徹 上田
Kazuya Oyama
和也 尾山
Kazuto Maruyama
一人 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002041177A priority Critical patent/JP3813100B2/ja
Publication of JP2003244017A publication Critical patent/JP2003244017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3813100B2 publication Critical patent/JP3813100B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、非同期データ信号の通信と同期デ
ータ信号の通信との切り換えを行うことができる、無線
通信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 無線LAN通信システムによる通信を行
う時は、スイッチSWの接点aを接続して、LAN通信
制御部14をONとするとともにAV通信制御部15を
OFFとする。又、無線AV伝送通信システムによる通
信を行う時は、スイッチSWの接点bを接続して、LA
N通信制御部14をOFFとするとともにAV通信制御
部15をONとする。このようにして、アンテナ11、
無線アナログ部12,変復調部13及びバス制御部16
を共通のものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号を電
子電気機器に対して無線伝送を行う無線通信装置に関す
るもので、特に、LAN(Local Area Network)などで
用いられる非同期データ信号とチューナ、ビデオ、DV
DなどのAV(Audio Visual)機器で用いられる同期デ
ータ信号との無線伝送を行う無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、IEEE802.11bに代表さ
れる無線通信装置による無線LANシステムによるデー
タ通信は広く一般化している。又、近年、高画質の映像
データをQoS(Quality of Service)を保証して送受
信する手段を利用することによって、2.4GHzにて
安定した高画質無線AV伝送が可能となっている。尚、
「QoS」とは、データ通信帯域を一定量確保して、品
質の高いデータ通信を行うシステムを提供することをい
う。
【0003】従来の無線LANシステムは、図35のよ
うに、LANを構成する2台のPC(Personal Compute
r)101,117によって構成される際、このPC1
01,117に備えられたバス102,116を介し
て、それぞれ無線LANの無線通信装置として働くLA
Nカード108,118が接続される。PC101内の
データがバス102を介してLANカード108に与え
られると、バス制御部103を介してデータがLAN通
信制御部104に与えられて、所定のデータ長のデータ
に分割されるなどして、LANの非同期データ信号に変
換される。
【0004】そして、この非同期データ信号が変復調部
105で変調された後、無線アナログ部106で更に拡
散変調されることで、所定のチャンネルの非同期データ
信号としてアンテナ107を介して送信される。この非
同期データ信号が、LANカード118のアンテナ11
1で受信されると、無線アナログ部112で所定チャン
ネルの非同期データ信号として選局されるため、LAN
カード108から送信された非同期データ信号が変復調
部113で復調される。その後、LAN通信制御部11
4で元データに戻されて、バス制御部115及びバス1
16を介してPC117へ伝送される。
【0005】又、従来の無線AV伝送システムは、図3
6のように、AVソース側のAV機器121が発生する
アナログAVデータが、AVデータ送信機128のA/
D変換部122でデジタルデータに変換された後、AV
エンコード部123でMPEG2等の圧縮符号化方式で
符号化される。この圧縮符号化されたデジタルデータが
AV通信制御部124で、所定のデータ長のデータに分
割されるなどして、AV用の同期データ信号に変換され
る。
【0006】そして、この同期データ信号が変復調部1
25で変調された後、無線アナログ部126で更に拡散
変調されることで、所定のチャンネルの同期データ信号
としてアンテナ127を介して送信される。この同期デ
ータ信号が、AVデータ受信機138のアンテナ131
で受信されると、無線アナログ部132で所定チャンネ
ルの同期データ信号として選局されるため、AVデータ
送信機128から送信された同期データ信号が変復調部
133で復調される。その後、AV通信制御部134で
処理されて得られたMPEG2方式などによるデータ
が、AVデコード部135でデコードされ、D/A変換
部136で通常のアナログAVデータに変換された後、
ディスプレイなどのAV再生装置に設けられたAV入力
部137へ出力される。
【0007】これらの異なったシステム双方を用いて、
上述の無線LANシステムと無線AV伝送システムが並
列して利用される場合、図37のような構成となる。P
C101とPC117は無線LANカード108,11
8を介して無線LAN通信を行い、AVソースとなるビ
デオデッキ121のAVデータはAVデータ送信機12
8で送信され、AVデータ受信機138で受信され、P
C117のAV入力部137に出力される。
【0008】又、特開2001−217853号公報の
ように、Bluetooth及びIEEE802.11
のような異なる2つのプロトコルの非同期データを送受
信できる通信装置が提案されている。この通信装置にお
いて、それぞれの非同期データに対して、同じ周波数帯
を使用するが、異なる物理層を使用する。よって、物理
層部分で共用できない部分はそれぞれ専用のものを使用
し、物理層部分及びその他のバス等の共用部分は、共用
して無線通信システムを構成するようなものが使用され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IEE
E802.11bを利用した通信システムでは、途切れ
ることなく一定容量以上のデータを常時送信する必要の
ある無線AV通信システムを、安定して実現することは
出来ない。更に、高画質のAVデータを送信するために
は、6Mbps程度の実伝送レートが必要であるが、I
EEE802.11bのLAN通信では最高通信レート
である11Mbpsを使用したとしても、物理層などを
省いたAVデータ自身に利用される実伝送レートは6M
bpsよりも低くなるため、高画質AV伝送が実現でき
ない。
【0010】一方、前述のQoSを確保する技術を利用
したデバイスであれば、6Mbpsを越えるAV伝送も
可能であるが、IEEE802.11bのように多数の
機器と同時に通信可能な無線LANシステムにおける機
能を同時に有していない。よって、図37のように、無
線LANシステムと無線AV伝送システムの両方を1台
のPCやAV機器で使用する場合は、これら2種の異な
ったシステム用のデバイスを双方とも備える必要があっ
た。
【0011】このため、無線LANシステムと無線AV
伝送システムの両システムを利用する機器内には、デバ
イススペース、電力、アンテナ、接続コネクタなどがそ
れぞれのシステムに対して必要となるものもあり、機器
本体に対する、コスト、重量、消費電力のそれぞれが増
大するという問題があった。
【0012】又、図38および図39に、IEEE80
2.11などの直接拡散方式を用いた通信システム及び
Bluetoothなどの周波数ホッピング方式を用い
た通信システムそれぞれの周波数使用帯域を示す。無線
LANシステムや無線AV伝送システムでは、図38の
ように、2.4GHzの周波数帯を数チャンネルに分け
て使用する。即ち、11Mbps(物理層)の通信を3
チャンネル独立して同時に使用することができ、例え
ば、固定的に2チャンネルの無線LANシステムと1チ
ャンネルの無線AV伝送システムとを同時に使用すると
いうように、無線LANシステムと無線AV伝送システ
ムとを併せて3チャンネルまで、完全に独立して使用で
きる。
【0013】それに対して、Bluetoothの場
合、図39のように、無線LANシステムや無線AV伝
送システムに利用される全てのチャンネルと重なる広い
周波数帯をホッピングしながら使用する。よって、その
使用周波数帯域が広くなり、Bluetoothを使用
したとき、他の無線LANシステムや無線AV伝送シス
テムを利用した通信を妨害してしまうことになる。
【0014】よって、特開2001−217853号公
報で提供される通信装置において、Bluetooth
を利用した通信に切り換えたとき、切り換える前まで共
存可能であった近接した無線LANシステム又は無線A
V伝送システムを利用した他の通信ネットワークに影響
を与え、それぞれの通信ネットワークが共存できない状
態となる。
【0015】更に、特開2001−217853号公報
では、2種類の非同期データの通信を行う際に同じ周波
数帯を使用するが、BluetoothとIEEE80
2.11のように異なる非同期転送プロトコル及び物理
層を使用するため、それぞれ専用のデバイスを用意する
必要がある。そのため、直接拡散方式を用いた無線LA
Nシステムと無線AV伝送システムとを利用する通信機
器に比べて、その共用部分が少ない。
【0016】このような問題を鑑みて、本発明は、非同
期データ信号の通信と同期データ信号の通信との切り換
えを行うことができる、無線通信装置を提供することを
目的とする。又、本発明の他の目的は、同期データ信号
の通信を行う際に、QoSに対応した通信が行うことの
できる無線通信装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線通信装置は、複数種類の無線通信シス
テムによる通信を行う無線通信装置において、前記各無
線通信システムに対するデータの符号化処理及び複合化
処理の少なくともいずれか一方のデータ処理を行うデー
タ通信制御部を、前記無線通信システム毎に複数備える
ことを特徴とする。
【0018】このような無線通信装置において、前記複
数のデータ通信制御部を、LANデータなどの非同期デ
ータのパケットを扱うデータ処理を行う第1データ通信
制御部と、AVデータなどの同期データのパケットを扱
うデータ処理を行う第2データ通信制御部と、によって
構成するようにしても構わない。
【0019】このとき、無線通信装置が信号を送信する
場合、第1及び第2データ通信制御部は、バスなどを介
して外部から与えられるLANデータ及びAVデータを
送信するためにパケットの生成を行う。又、無線通信装
置が信号を受信する場合、第1及び第2データ通信制御
部は、受信した信号より得られたパケットから元のLA
Nデータ及びAVデータの生成を行う。又、第2データ
通信制御部では、誤り符号化及び誤り複合化が行われる
とともに、QoSを保証するために、再送要求信号処理
が行われるようにしても構わない。
【0020】又、前記第2データ通信制御部が、更に、
データの圧縮符号化及び伸長複合化の少なくともいずれ
か一方の処理を行うデータ処理部を備えるようにしても
構わない。即ち、無線通信装置がAVデータを再生する
AV再生装置にデータを出力する場合、前記第2データ
通信制御部において、受信したパケットからAVデータ
を生成した後、備えられたデータ処理部によって圧縮符
号化方式に従って伸長複合化処理を行う。逆に、無線通
信装置がAVソースからAVデータが与えられたとき
は、備えられたデータ処理部によって圧縮符号化方式に
従って圧縮符号化処理を行った後に、パケットの生成を
行う。
【0021】更に、前記データ処理部を並列的に複数備
えるようにすることで、一度に複数のAVデータの圧縮
符号化又は伸長複合化を行うことができるため、広い周
波数帯域で複数のAVデータの送受信が行うことが可能
となる。又、複数のデータ処理部それぞれを複数種類の
圧縮符号化処理に対応させることによって、各種の圧縮
符号化処理に応じたAVデータの送受信を行うことがで
きる。
【0022】上述の無線通信装置において、前記非同期
データに対する無線通信システム又は前記同期データに
対する無線通信システムのいずれか一方のみによる通信
を行うように、通信の切換を行うとともに、前記非同期
データに対する無線通信システムによる通信を行うと
き、前記第1データ通信制御部をONとするとともに前
記第2のデータ通信制御部をOFFとし、前記同期デー
タに対する無線通信システムによる通信を行うとき、前
記第1のデータ通信制御部をOFFとするとともに前記
第2データ通信制御部をONとする。
【0023】又、前記第1データ通信制御部とデータの
やり取りを行う第1データバスと、前記第2データ通信
制御部とデータのやり取りを行う第2データバスと、を
有し、前記第1及び第2データバスによって、外部の電
子機器とデータの入出力を行う。このとき、第1及び第
2データバスを共通のバスとしても構わない。
【0024】又、前記第1データ通信制御部とデータの
やり取りを行う第1データバスと、アナログデータの外
部入力及び外部出力の少なくとも一方を行うアナログ端
子と、前記第2データ通信制御部からのデジタルデータ
のD/A変換及び前記アナログ端子からのアナログデー
タのA/D変換の少なくとも一方の変換処理を行うデー
タ変換部と、を有するようにしても構わない。即ち、A
Vデータを受信するときは、第2データ通信制御部のデ
ータ処理部で伸長複合化されたデジタルデータをD/A
変換した後、アナログデータとしてアナログ端子より出
力し、又、AVデータを送信するときは、アナログ端子
より入力されたアナログデータであるAVデータをA/
D変換した後、第2データ通信制御部に与えられる。
【0025】このとき、更に、前記第2データ通信制御
部とデータのやり取りを行う第2データバスを設けて、
前記第2データ通信制御部で処理されるデジタルデータ
の入出力を第2データバスより行うようにしても構わな
い。又、前記データバスと前記アナログ端子とを共通の
コネクタで構成するようにしても構わないし、別の端子
としても構わない。又、前記第1データバス及び前記第
2データバスを共通のデータバスとしても構わない。
【0026】上述のようにデータバスが設けられると
き、前記非同期データに対する無線通信システムによる
通信動作と前記同期データに対する無線通信システムに
よる通信動作との切り換えが、前記データバスを通じて
外部より制御されるようにしても構わない。
【0027】又、前記非同期データに対する無線通信シ
ステムによる通信動作と前記同期データに対する無線通
信システムによる通信動作との切り換えを行うための切
換制御部を別に設けるようにしても構わない。このと
き、前記切換制御部において、受信した信号が前記非同
期データか又は前記同期データかを判定するとともに、
該判定結果に基づいて、それぞれの無線通信システムに
よる通信動作を行うように切り換えるようにしても構わ
ない。又、手動のスイッチなどによって切換制御部に信
号が与えられて、切換動作が行われるようにしても構わ
ない。
【0028】又、無線信号を送受信するアンテナと、該
アンテナで所望のチャンネル周波数の無線信号を送受信
するためにチャンネル周波数設定を行う無線アナログ部
と、前記アンテナ及び前記無線アナログ部によって送信
するデータの変調を行うとともに前記アンテナ及び前記
無線アナログ部によって受信した無線信号の復調を行う
変復調部と、を有し、前記変復調部が、前記第1データ
通信制御部と接続された前記非同期データ用の第1変復
調部と、前記第2データ通信制御部と接続された前記同
期データ用の第2変復調部とによって構成されるように
しても構わない。
【0029】無線信号を送受信するアンテナと、該アン
テナで所望のチャンネル周波数の無線信号を送受信する
ためにチャンネル周波数設定を行う無線アナログ部と、
前記アンテナ及び前記無線アナログ部によって送信する
データの変調を行うとともに前記アンテナ及び前記無線
アナログ部によって受信した無線信号の復調を行う変復
調部と、を有し、前記無線アナログ部が、前記非同期デ
ータ用のチャンネル周波数設定を行う第1無線アナログ
部と、前記同期データ用のチャンネル周波数設定を行う
第2無線アナログ部とによって構成されるようにしても
構わない。
【0030】又、無線信号を送受信するアンテナと、該
アンテナで所望のチャンネル周波数の無線信号を送受信
するためにチャンネル周波数設定を行う無線アナログ部
と、前記アンテナ及び前記無線アナログ部によって送信
するデータの変調を行うとともに前記アンテナ及び前記
無線アナログ部によって受信した無線信号の復調を行う
変復調部と、を有し、前記アンテナが、前記非同期デー
タを受信する第1アンテナと、前記同期データを受信す
る第2アンテナとによって構成されるようにしても構わ
ない。
【0031】上述のような各無線通信装置において、前
記非同期データ信号に対する通信の要求がある場合は、
現在前記非同期データ信号の通信中であるかを判定し、
前記非同期データ信号の通信中であれば、そのまま通信
を続行し、又、前記非同期データ信号の通信中でない場
合は、前記同期データ信号の通信を行う状態となってい
るか否かを判定し、前記同期データ信号の通信を行う状
態であれば前記第2データ通信制御部を停止させた後、
前記非同期データ信号の通信を行う状態に切り換えると
ともに、無線通信に使用するチャンネル周波数を非同期
データ信号用の周波数に切り換えた後、前記第1データ
通信制御部の動作を開始する。
【0032】又、前記同期データ信号に対する通信の要
求がある場合は、現在前記同期データ信号の通信中であ
るかを判定し、前記同期データ信号の通信中であれば、
そのまま通信を続行し、又、前記同期データ信号の通信
中でない場合は、前記非同期データ信号の通信を行う状
態となっているか否かを判定し、前記非同期データ信号
の通信を行う状態であれば前記第1データ通信制御部を
停止させた後、前記同期データ信号の通信を行う状態に
切り換えるとともに、無線通信に使用するチャンネル周
波数を同期データ信号用の周波数に切り換えた後、前記
第2データ通信制御部の動作を開始する。
【0033】上述の各無線通信装置において、前記非同
期データ信号の通信を行う際に使用するチャンネル周波
数と、前記同期データ信号の通信を行う際に使用するチ
ャンネル周波数とが異なるものとしても構わない。又、
前記非同期データ信号の通信を行う際に使用するチャン
ネル周波数と、前記同期データ信号の通信を行う際に使
用するチャンネル周波数とが同一であるものとしても構
わない。
【0034】又、前記無線通信システムに使用する周波
数帯を2.4GHz帯としても構わないし、5GHz帯
としても構わない。又、複数のアンテナ又は無線アナロ
グ部を有する場合、各アンテナ又は各無線アナログ部を
異なる周波数帯又は周波数チャンネルを受信するための
ものとしても構わない。
【0035】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>本発明の第1
の実施形態について、図面を参照して説明する。図1
は、本実施形態の無線通信装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【0036】図1に示す無線通信装置は、アンテナ11
と、直接拡散方式のスペクトラム拡散及び逆拡散を行う
無線アナログ部12と、信号の変調及び復調を行う変復
調部13と、非同期データ信号の信号処理を行うLAN
通信制御部14と、同期データ信号の信号処理を行うA
V通信制御部15と、PCなどに備えられたバスと接続
されるバス制御部16と、バス制御部16によって接点
a〜cの接続が切り換えられるスイッチSWとを有す
る。
【0037】図1の無線通信装置は、アンテナ11で受
信された信号は、無線アナログ部12で所定チャンネル
の信号が選局されて得られた後に逆拡散処理が行われ、
変復調部13で復調される。このとき、無線LANシス
テムでの通信動作が行われる場合は、スイッチSWの接
点aが接続されて、変復調部13がLAN通信制御部1
4と接続される。そして、得られた信号が非同期データ
信号であり、LAN通信制御部14においてIEEE8
02.11bプロトコルに従ってMAC(Media Access
Control)層で規定される処理を行ってデータを得る。
そして、バス制御部16にデータが与えられ、接続され
たバスを介してPCなどに送出される。
【0038】又、PCなどからバスを介してバス制御部
16にLANのデータが与えられると、IEEE80
2.11bプロトコルに従ってMAC層で規定される処
理を行って、非同期データ信号を生成する。この非同期
データ信号をパケット毎に、変復調部13で変調した
後、無線アナログ部12で拡散処理を行って、アンテナ
11より送信する。
【0039】このような無線LANシステムによる通信
が行われるとき、データに誤り訂正符号などが付加され
ないため、受信側は、受信したパケット全体がエラ−で
あることを送信側に通知するのみである。この無線LA
Nシステムにおけるパケット例を図2に示す。送信側の
無線通信装置では、LAN通信制御部14において、送
信するデータを分割して得られたデータパケットである
データ伝送部51にヘッダ52が付加されてデータパケ
ット50が生成される。このデータパケット50が変復
調部13で変調された後、所定チャンネルの非同期デー
タ信号として送信されるように、無線アナログ部12に
おいてスペクトラム拡散が施され、送信される。
【0040】このデータパケット50が、受信側の無線
通信装置で受信されると、無線アナログ部12で逆拡散
が施された後に変復調部13で復調される。そして、L
AN通信制御部14において、得られた非同期データ信
号を復号化してデータ伝送部51より元のデータが得ら
れると、この得られたデータが正しいと判断された場合
にのみ、LAN通信制御部14においてAck部54を
生成してヘッダ55を付加した応答データ用のデータパ
ケット53を生成する。又、受信されたデータは、バス
制御部16及びバスを介してPCに与えられる。
【0041】このデータパケット53が変復調部13、
無線アナログ部12、及びアンテナ11を介して送信さ
れ、送信側の無線通信装置のアンテナ11で受信された
後、無線アナログ部12及び変復調部13を介して、L
AN通信制御部14に与えられると、送信したデータが
正常に受信されたことが確認される。よって、次のデー
タパケットが同様にして送信側の無線通信装置から送信
される。
【0042】又、受信側の無線通信装置で受信されたデ
ータに誤りがある場合には、Ack部54が生成されず
応答データとなる非同期データ信号が送信されないの
で、送信側の無線通信装置では、所定時間の間、この応
答データを受信することがない。よって、所定時間信号
を受信しないとき、送信側の無線通信装置は、次のデー
タを送信せずに同じデータを送信する。
【0043】このように無線LANシステムにおける通
信が行われるとき、バス制御部16によって、AV通信
制御部15がOFFとされる。
【0044】又、無線AV伝送が行われるとき、チュー
ナなどのAVソース装置からAVデータ信号を得る送信
側の無線通信装置と、AV再生装置として利用されるP
CにAVデータ信号を与える受信側の無線通信装置とに
よってシステムが構成される。このとき、図3のよう
に、送信側から受信側へのパケット90の送信時間及び
受信側から送信側へのパケット91の送信時間それぞれ
を管理することによって、QoSを確保している。
【0045】送信側の無線通信装置は、AVソース装置
からAVデータ信号がバス制御部16を介して与えられ
ると、AV通信制御部15において規定された処理を行
うことでパケット毎にデータ分割して同期データ信号を
生成する。このとき、バス制御部16によってスイッチ
SWの接点bが接続される。よって、AV通信制御部1
5から送出される同期データ信号を変復調部13で変調
した後に、無線アナログ部12でスペクトラム拡散処理
を行い、アンテナ11より送信する。
【0046】この送信側から受信側に送信する同期デー
タ信号用のパケット90は、ヘッダ92、Asyncデ
ータ部93、AVデータ伝送部94、AVデータ再送部
95の各部に分かれており、所定単位数のパケット毎
に、誤り訂正符号(不図示)が付加される。
【0047】このとき、送信側の無線通信装置における
AV通信制御部15は、図4のように、AVソース装置
から与えられたAVデータを一定時間記憶するメモリ部
501と、メモリ部501から読み出したAVデータに
対して所定のデータ量毎に誤り訂正符号を付加する誤り
訂正符号化処理部502と、誤り訂正符号化処理部50
2を通じて与えられるAVデータ伝送部94やAVデー
タ再送部95にヘッダ92などを付加した後に多重化し
て変復調部13に与える送信信号生成部503と、受信
側の無線通信装置から送信されるAVデータ信号が受信
された後に変復調部13で復調されて得られたAVデー
タより再送要求通信部97を確認する再送要求確認部5
04と、再送要求確認部504で得られた再送要求通信
部97より再送要求されたパケットを解析する再送要求
パケット解析部505とを有する。
【0048】よって、誤り訂正符号化処理部分502に
入力されたAVデータに対し、再送要求用のタグ情報を
付加し、CRCやRS符号などの誤り訂正符号の付加を
行った後、送信信号生成部503において、ヘッダ92
の付加、データ多重化などを行って、同期データを生成
すると、変復調部13に送出する。そして、変復調部1
3で変調した後、無線アナログ部12で拡散処理を行っ
て、アンテナ11より同期データ信号を送信する。
【0049】そして、受信側の無線通信装置のアンテナ
11において、パケット90による同期データ信号が受
信されると、無線アナログ部12で所定チャンネルの信
号が選局されて得られると逆拡散処理が行われた後、変
復調部13で復調される。このとき、バス制御部16に
よってスイッチSWの接点bが接続されるため、変復調
部13で復調された同期データ信号が、AV通信制御部
15において、パケット90が解析処理されて、正常な
AVデータが得られたか否かの確認が行われるととも
に、得られたAVデータがバス制御部16を介してAV
再生装置のデータ入力部に与えられる。
【0050】この受信側から送信側へのパケット91
は、ヘッダ96、再送要求通信部97、Asyncデー
タ部98の各部に分かれている。
【0051】このとき、受信側の無線通信装置における
AV通信制御部15は、図5のように、変復調部13よ
り与えられた同期データのヘッダ92を解析してAVデ
ータ部分のみを後段に出力するデータ抽出部601と、
データ抽出部601で抽出されたAVデータに対し誤り
訂正復号化を行う誤り訂正復号化処理部602と、正し
く復号化されたAVデータを記憶するメモリ部603
と、訂正不能となったAVデータが与えられるデータ解
析部604と、データ解析部604で認識された再送要
求するAVデータに対する再送要求通信部97を生成す
る再送要求データ生成部605と、再送要求通信部97
にヘッダ96を付加した後に多重化して変復調部13に
与える再送要求パケット出力部606とを有する。
【0052】よって、誤り訂正復号化処理部602にお
いて、AVデータ伝送部94及びAVデータ再送部95
によるAVデータの内、正しく復号化されたAVデータ
をメモリ部603に送出するとともに、訂正不能となっ
たAVデータをデータ解析部604に送出する。そし
て、メモリ部603から、正しく復号化されたAVデー
タがそのデータ送出時間にバス制御部16に与えられ
て、AV再生装置に出力される。
【0053】又、データ解析部604では、誤り訂正復
号化処理部602より与えられるAVデータによって、
訂正不能となった部分を認識する。そして、データ解析
部604で認識された部分のAVデータの再送要求を行
うために、再送要求データ生成部605において、再送
要求するAVデータの情報によって成る再送要求通信部
97が生成される。尚、訂正不能となったAVデータが
ない場合は正常に受信されたことを示す再送要求通信部
97が生成される。又、この再送要求データ生成部60
5において、CRCやRS符号などの誤り訂正符号化処
理を行うようにしても構わない。
【0054】そして、再送要求パケット出力部606に
おいて、再送要求データ生成部605で生成された再送
要求通信部97に基づいて再送要求パケット91が生成
されると、変復調部13で変調された後、無線アナログ
部12で拡散処理が成されて、アンテナ11より送信さ
れる。
【0055】又、送信側の無線通信装置において、この
再送要求パケット91による同期データ信号が受信され
ると、再送要求確認部504で再送要求パケット91が
確認された後、再送要求パケット解析部505で再送要
求されたAVデータの解析を行い、解析結果に従ってメ
モリ部501から再送要求されたAVデータの読み出し
制御を行う。
【0056】この再送要求されたAVデータが、誤り訂
正符号化処理部502に送出された後、送信信号生成部
503で生成されるとともに、パケットの90の一部と
され、変復調部13及び無線アナログ部12及びアンテ
ナ11を介して送信される。尚、送信側の無線通信装置
において、入力されるAVデータはそのデータが再送さ
れ得る時間まではメモリ部501で記憶されているが、
この時間が経過するとそのデータは破棄される。
【0057】このようにして無線AV伝送システムによ
る通信が行われるとき、Asyncデータ部93,98
でリモコンデータ信号などの制御信号を送受信すること
ができる。このように、送信側から送信されるパケット
90と受信側から送信されるパケット91が交互に送受
信されることで、双方向通信が行われる。
【0058】このように無線AV伝送システムにおける
通信が行われるとき、バス制御部16によって、LAN
通信制御部14がOFFとされるとともに、AV通信制
部15をONとされる。又、送信側と受信側それぞれの
無線通信装置におけるAV通信制御部15が図4及び図
5のように構成されるものとしたが、送信側及び受信側
それぞれの動作を簡単に示すために図示したものであ
り、送信側及び受信側のいずれも図4及び図5両方の構
成を有するようにしても構わない。
【0059】更に、この無線AV伝送システムによる通
信が行われるときの詳細なパケットの相互通信の例を図
6に示す。パケットP1〜P8が、送信側の無線通信装
置から受信側の無線通信装置に、パケットA1〜A8が
受信の無線通信装置から送信の無線通信装置に送信され
ている。このとき、パケットP1〜P8に対する応答信
号となる再送要求パケットがそれぞれ、パケットA1〜
A8となる。又、パケットPに含まれるAVデータは、
それぞれ誤り訂正符号化された複数のAVデータブロッ
クBによって成る。
【0060】まず、AVデータブロックB11〜B16
によって成るパケットP1による同期データ信号が送信
される。受信側では、AVデータブロックB11〜B1
6全てが正しく受信されたため、正しく受信したことを
示すパケットA1による同期データ信号を送信する。そ
して、送信側で受信側が正しく受信したことをパケット
A1より認識すると、次に、AVデータブロックB21
〜B26によって成るパケットP2による同期データ信
号を送信する。
【0061】そして、受信側でAVデータブロックB2
3が訂正不能であることが確認されると、受信側は、A
VデータブロックB23の再送要求通信部R23を含む
パケットA2による同期データ信号を送信する。このパ
ケットA2による同期データ信号を受信した送信側の無
線通信装置は、次のAVデータブロックB31〜B36
に再送するAVデータブロックB23を加えたパケット
P3による同期データ信号を送信する。
【0062】よって、パケットP3を受信側の無線通信
装置が受信すると、再送されたAVデータブロックB2
3が、パケットP2を受信した時に得られたAVデータ
ブロックB22の後に再生するデータとしてメモリ部6
03に記憶される。尚、このとき、AVデータブロック
B23,B31〜B36が正しく受信されたため、正し
く受信されたことを示すパケットA3による同期データ
信号が送信される。
【0063】そして、送信側の無線通信装置において、
AVデータブロックB41〜B46を含むパケットP4
による同期データ信号が送信された後にパケットA4に
よる同期データ信号が受信され、更に、AVデータブロ
ックB51〜B56を含むパケットP5による同期デー
タ信号が送信される。そして、受信側の無線通信装置に
おいて、AVデータブロックB54,B55が訂正不能
であることが確認されると、AVデータブロックB5
4,B55の再送要求通信部R54,R55を含むパケ
ットA5による同期データ信号を送信する。
【0064】このパケットA5による同期データ信号を
受信した送信側の無線通信装置は、次のAVデータブロ
ックB61〜B65に再送するAVデータブロックB5
4,B55を加えたパケットP6による同期データ信号
を送信する。尚、このとき、パケットPは、最大7ブロ
ックのAVデータブロックしか含むことができない。よ
って、本来、パケットP6には、AVデータブロックB
61〜B66が含まれるが、本例では、AVデータブロ
ックB54,B55の再送要求が成されるため、AVデ
ータブロックB66がパケットP6に含まれない。
【0065】このようにして、パケットP6による同期
データ信号が送信されると、受信側の無線通信装置にお
いて、AVデータブロックB54,B55,B61〜B
65全て正しく復号化され、AVデータブロックB5
4,B55がAVデータブロックB53に続いて再生さ
れるデータブロックとしてメモリ部603に記録され
る。そして、パケットA6による同期データ信号が送信
側の無線通信装置で受信されると、AVデータブロック
B66,B71〜B76を含むパケットP7による同期
データ信号が送信される。
【0066】このパケットP7内の全AVデータブロッ
クを正しく受信したことを示すパケットA7による同期
データ信号が受信側の無線通信装置から送信されると、
送信側の無線通信装置からAVデータブロックB81〜
B86を含むパケットP8による同期データ信号が送信
される。その後、このパケットP8内の全AVデータブ
ロックが正しく受信され、受信側の無線通信装置からパ
ケットA8による同期データ信号が送信される。
【0067】このような伝送プロトコルを使用すること
により、高効率でリアルタイムな再送を実現している。
結果、ブロック単位で効率良く再送を行なうことで、無
線通信環境が多少不安定な場でも全く途切れることのな
いAV伝送が可能となっている。さらに、固定的なデー
タ通信領域のリモコン制御等に対するデータ送受信部が
あるため、この部分で、AV機器のリモコン操作情報な
どを送受信することができ、AV機器の遠隔操作を実現
している。
【0068】このように無線LANシステム及び無線A
V伝送システムそれぞれにおける通信を行うことができ
る無線通信装置における、LAN通信制御部14とAV
通信制部15の切換動作を以下に示す。図7は、図1の
無線通信装置のLAN通信制御部14とAV通信制部1
5の切換動作を示すフローチャートである。
【0069】バス制御部16を通じて無線AV伝送シス
テムによる通信が要求されたか否かの判定が行われる
(STEP1)。このとき、無線AV伝送システムによ
る通信の要求がある場合(Yes)、AV通信制御部1
5をONとしているか否かが判定される(STEP2
1)。そして、AV通信制御部15がONで無線AV伝
送システムによる通信が行われているとき(Yes)、
切換動作を終了する。逆に、AV通信制御部15がOF
Fである場合(No)、無線LANシステムによる通信
が行われているか否かを判定する(STEP22)。
【0070】その結果、無線LANシステムによる通信
が行われている場合(Yes)、LAN通信制御部14
をOFFとする(STEP23)。このとき、LAN通
信制御部14において、無線LANシステムによる通信
で使用していたチャンネル周波数が記憶される。このよ
うにSTEP23でLAN通信制御部14をOFFにし
たとき、又は、STEP22で無線LANシステムによ
る通信が行われていなかったとき(No)、無線AV伝
送システムによる通信が行われるように、スイッチSW
の接点bに接続を切り換える(STEP24)。
【0071】このとき、スイッチSWによって、変復調
部13とAV通信制御部15とが接続されるとともに、
バス制御部16によって、AV通信制御部15とバス制
御部16とが接続される。そして、使用するチャンネル
周波数をAV通信制御部15に記憶されていたチャンネ
ル周波数に切り換えた後(STEP25)、AV通信制
御部15をONとして(STEP26)、切換動作を終
了する。
【0072】又、STEP1において、無線AV伝送シ
ステムによる通信の要求がない場合(No)、無線LA
Nシステムによる通信が要求されたか否かが確認される
(STEP2)。このとき、無線LANシステムによる
通信の要求がある場合(Yes)、LAN通信制御部1
4をONとしているか否かが判定される(STEP1
1)。そして、LAN通信制御部14がONで無線LA
Nシステムによる通信が行われているとき(Yes)、
切換動作を終了する。逆に、LAN通信制御部14がO
FFである場合(No)、無線AV伝送システムによる
通信が行われているか否かを判定する(STEP1
2)。
【0073】その結果、無線AV伝送システムによる通
信が行われている場合(Yes)、AV通信制御部15
をOFFとする(STEP13)。このとき、AV通信
制御部15において、無線AV伝送システムによる通信
で使用していたチャンネル周波数が記憶される。このよ
うにSTEP13でAV通信制御部15をOFFにした
とき、又は、STEP12で無線AV伝送システムによ
る通信が行われていなかったとき(No)、無線LAN
システムによる通信が行われるように、スイッチSWの
接点aに接続を切り換える(STEP14)。
【0074】このとき、スイッチSWによって、変復調
部13とLAN通信制御部14とが接続されるととも
に、バス制御部16によって、LAN通信制御部14と
バス制御部16とが接続される。そして、使用するチャ
ンネル周波数をLAN通信制御部14に記憶されていた
チャンネル周波数に切り換えた後(STEP15)、L
AN通信制御部14をONとして(STEP16)、切
換動作を終了する。
【0075】更に、STEP2において、無線LANシ
ステムによる通信の要求がない場合(No)、無線LA
Nシステムによる通信動作中であるかが確認され(ST
EP3)、動作中であれば(Yes)、無線LANシス
テムによる通信動作を停止し(STEP4)、切換動作
を終了する。このとき、STEP23と同様、LAN通
信制御部14において、無線LANシステムによる通信
で使用していたチャンネル周波数が記憶される。
【0076】STEP2で無線LANシステムによる通
信が行われていないと判断されると(No)、無線AV
伝送システムによる通信動作中であるかが確認され(S
TEP5)、動作中であれば(Yes)、無線AV伝送
システムによる通信動作を停止し(STEP6)、切換
動作を終了する。このとき、STEP13と同様、AV
通信制御部15において、無線AV伝送システムによる
通信で使用していたチャンネル周波数が記憶される。
【0077】尚、STEP4及びSTEP6において通
信動作を停止するとき、無線LANシステム及び無線A
V伝送システムのいずれの通信動作も行われないため、
スイッチSWの接続を接点cに切り換えるとともに、無
線アナログ部12、変復調部13も同時に停止させれば
よい。このとき、完全に電源を切断するようにしても構
わないし、最低限の状態を保持したスリープ状態として
も構わない。
【0078】又、本実施形態において、無線LANシス
テムで使用されるチャンネル周波数と、無線AV伝送シ
ステムで使用されるチャンネル周波数が異なるものとし
たが、無線無線LANシステム及び無線AV伝送システ
ムの双方において、同一のチャンネル周波数が使用され
る場合は、そのチャンネル周波数を切り換える必要がな
い。
【0079】このような無線LANシステム及び無線A
V伝送システムそれぞれの通信を行うことのできる無線
通信装置を用いて、無線LANシステム及び無線AV伝
送システムの両システム環境を構築したときの動作の概
略を、以下に説明する。
【0080】図8のように、図1の無線通信装置が無線
カード143であり、無線カード143は、バス制御部
16に接続されたカードバスコネクタ144がPC14
0のPCカードバス141と接続されることで、PC1
40から給電されて動作する。更に、無線カード143
は、PC140の内部回路142に内蔵されたソフトウ
ェアによって制御される。尚、無線カード143の給電
や制御がPC140側にあることは現状のPCでは標準
的なことであるため、詳細は記載しない。
【0081】図8のようにして無線カード143が接続
されたPC140は、図9のように、図35のようなL
ANカード108が接続されたPC101と無線LAN
システムによる通信環境を構築するとともに、図36の
ようなAVデータ送信機128が接続されたAVソース
側のAV機器121と無線AV伝送システムを構築す
る。
【0082】そして、この無線カード143において、
PC101とPC140とが無線LANシステムによる
通信を行う場合は、LAN通信制御部14が動作し、
又、AV機器121からのAVデータをPC140が再
生表示するような無線AV伝送システムによる通信を行
う場合は、AV通信制御部15が動作する。このように
することで1枚の無線カード143で、PC140によ
るLAN通信とAV視聴の両方が可能となる。
【0083】尚、図9のような通信環境において、本実
施形態の無線通信装置を無線AV伝送システムで利用し
たとき、AVデータを再生するPC140に接続された
無線カード143として用いられるため、本例において
は、無線通信装置のAV通信制御部の内部構成が、図5
のみの構成であっても構わない。又、逆に、AVソース
となるAV機器に本実施形態の無線通信装置が接続され
るようにしても構わない。このとき、無線通信装置のA
V通信制御部の内部構成が、図4のみの構成であっても
構わない。
【0084】尚、本実施形態において、図1のように、
スイッチSWによって、LAN通信制御部14とAV通
信制御部15を切り換える構成としたが、無線を構成す
るチップセットの形体等により、LAN通信制御部と変
復調部が一体とされる場合がある。この場合、図10の
ように、LAN用の変復調部13a及びLAN通信制御
部14と、AV用の変復調部13b及びAV通信制御部
15とが、無線アナログ部12と変復調部13a,13
bとの間の接続を切り換えるスイッチSWによって切り
換えられる。
【0085】又、LAN通信制御部と一体化されるもの
には、無線アナログ部も含める場合もある。この場合
は、図11のように、LAN用の無線アナログ部12a
及びLAN用の変復調部13a及びLAN通信制御部1
4と、AV用の無線アナログ部12b及びAV用の変復
調部13b及びAV通信制御部15とが、アンテナ11
と無線アナログ部12a,12bとの間の接続を切り換
えるスイッチSWによって切り換えられる。
【0086】搬送周波数は、本実施形態のようにLAN
通信制御部としてIEEE802.11bに応じたもの
を使用する場合、2.4GHzとなるが、2.4GHz
帯の電波は5GHz帯に比べてより遠くまで電波が届
き、屋外でも使用できるなどの特徴をもつ。尚、使用す
る周波数および変調方式は、本発明を規定するものでは
なく、どの周波数帯および変調方式を組み合わせて使っ
ても良い。
【0087】本実施形態のように、同一の動作を行う部
分を共通とするとともに、動作する必要のない部分は停
止させることで、電力消費を抑えた通信切換システムが
実現できる。又、無線通信装置のアンテナから送信する
データをバス制御部にて判定し、LAN通信制御部及び
AV通信制御部のいずれの制御部にデータを伝えるかの
切り換えをすることによって、送信時にも自動判断する
ことが可能である。
【0088】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について、図面を参照して説明する。図12は、本実
施形態の無線通信装置の内部構成を示すブロック図であ
る。図12の無線通信装置において、図1の無線通信装
置と同一の部分については同一の符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0089】図12の無線通信装置は、アンテナ11
と、無線アナログ部12と、変復調部13と、LAN通
信制御部14と、AV通信制御部15と、スイッチSW
と、データバス16aと、無線LANシステムと無線A
V伝送システムとの切換を設定する切換制御部17とを
有する。
【0090】この無線通信装置において、切換制御部1
7によって無線LANシステムによる通信を行うように
指示されると、第1の実施形態と同様、スイッチSWの
接点aが接続されるとともに、LAN通信制御部14が
ONとされる。このとき、AV通信制御部15がOFF
とされる。更に、データバス16aについてもLAN通
信制御部14とデータのやり取りを行うように、切換制
御部17によって制御される。
【0091】又、切換制御部17によって無線AV伝送
システムによる通信を行うように指示されると、スイッ
チSWの接点bが接続されるとともに、LAN通信制御
部14がOFFとされ、又、AV通信制御部15がON
とされる。更に、データバス16aがAV通信制御部1
5とデータのやり取りを行うように、切換制御部17に
よって制御される。
【0092】更に、無線LANシステム及び無線AV伝
送システムそれぞれによる通信が行われないときは、切
換制御部17によってスイッチSWの接点cが接続され
るように制御されるとともに、無線アナログ部12、変
復調部13、LAN通信制御部14、及びAV通信制御
部15を同時に停止させればよい。このとき、完全に電
源を切断するようにしても構わないし、最低限の状態を
保持したスリープ状態としても構わない。
【0093】このように動作する図12の無線通信装置
において、切換制御部17を、使用するシステムを決定
するための手動スイッチとしても構わない。
【0094】又、図13のように、切換制御部17の代
わりに、受信データ判定部17aが用いられるようにし
ても構わない。この受信データ判定部17aにおいて、
変復調部13で復調されて得られたデータ内のパケット
を解析することによって、無線LANシステム又は無線
AV伝送システムのいずれによる通信が行われているか
が判断される。このとき、受信されたデータのヘッダ部
分などに記録された宛先やデータの種類や受信したデー
タのパケットの長さなどを元に、LAN用のデータであ
るか、AVデータであるかの判定をすることができる。
【0095】このように、受信データ判定部17aで判
定されると、その判定結果に従って、図12の無線通信
装置と同様のスイッチSWの切換制御及び各ブロック1
1〜15,16aの動作制御が行われる。尚、このと
き、受信データ判定部17aで所定時間データの受信が
確認されなかったとき、無線LANシステム又は無線A
V伝送システムのいずれの通信も行われていないものと
判断される。
【0096】尚、本実施形態において、第1の実施形態
と同様に、図12又は図13において共通のブロックと
している部分を、図10又は図11の無線通信装置のよ
うに、無線LANシステム用と無線AV伝送システム用
とで別体のものとしても構わない。
【0097】本実施形態によると、無線通信装置に無線
LANシステム及び無線AV伝送システムそれぞれによ
る通信の切り換えを行うための制御部が設けられるた
め、第1の実施形態のように、通信の切り換えを行うた
めのソフトウェアを備えたPCなどの電子機器以外の機
器にも接続することが可能となる。
【0098】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態について、図面を参照して説明する。図14は、本実
施形態の無線通信装置の内部構成を示すブロック図であ
る。図14の無線通信装置において、図1の無線通信装
置と同一の部分については同一の符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0099】図14の無線通信装置は、アンテナ11
と、無線アナログ部12と、変復調部13と、LAN通
信制御部14と、AV通信制御部15と、変復調部13
とLAN通信制御部14との間の接離を行うスイッチS
Waと、変復調部13とAV通信制御部15との間の接
離を行うスイッチSWbと、無線LANシステムによる
通信が行われる際に使用するデータバス制御部16b
と、無線AV伝送システムによる通信が行われる際に使
用するAVバス制御部16cとを有する。この無線通信
装置において、スイッチSWaがデータバス制御部16
bによって切換制御されるとともに、スイッチSWbが
AVバス制御部16cによって切換制御される。
【0100】このとき、無線LANシステムによる通信
が行われる場合、無線通信装置が接続されたPCなどの
電子機器に備えられたソフトウェアによってデータバス
制御部16b及びAVバス制御部16cに制御信号が与
えられる。よって、データバス制御部16bによってス
イッチSWa及びLAN通信制御部14がONとされる
とともに、AVバス制御部16cによってスイッチSW
b及びAV通信制御部15がOFFとされる。
【0101】又、無線AV伝送システムによる通信が行
われる場合、同様に、電子機器に備えられたソフトウェ
アによってデータバス制御部16b及びAVバス制御部
16cに制御信号が与えられ、データバス制御部16b
によってスイッチSWa及びLAN通信制御部14がO
FFとされるとともに、AVバス制御部16cによって
スイッチSWb及びAV通信制御部15がONとされ
る。
【0102】更に、無線LANシステム及び無線AV伝
送システムそれぞれによる通信が行われない場合、同様
に、電子機器に備えられたソフトウェアによってデータ
バス制御部16b及びAVバス制御部16cに制御信号
が与えられ、データバス制御部16bによってスイッチ
SWa及びLAN通信制御部14がOFFとされるとと
もに、AVバス制御部16cによってスイッチSWb及
びAV通信制御部15がOFFとされる。そして、第1
の実施形態と同様、無線アナログ部12及び変復調部1
3も同時に停止させればよい。このとき、完全に電源を
切断するようにしても構わないし、最低限の状態を保持
したスリープ状態としても構わない。
【0103】又、本実施形態において、第1の実施形態
における図10の無線通信装置のように、変復調部につ
いても、無線LANシステム用と無線AV伝送システム
用とで別体のものとなるようにしても構わない。
【0104】<第4の実施形態>本発明の第4の実施形
態について、図面を参照して説明する。図15は、本実
施形態の無線通信装置の内部構成を示すブロック図であ
る。図15の無線通信装置において、図1の無線通信装
置と同一の部分については同一の符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0105】図15の無線通信装置は、図1の無線通信
装置に対して、AV通信制御部15とバス制御部16と
の間にデコード部18を付加した構成となる。このデコ
ード部18では、AV通信制御部15で得られたMPE
G(Moving Picture ExpertsGroup)2方式などで圧縮
符号化されたAVデータのデータ伸長を行う。このよう
にデータ伸長されて得られたデジタルデータであるAV
データがバス制御部16を介して、無線通信装置が接続
されたPCなどの電子機器に出力される。
【0106】尚、本実施形態において、無線AV伝送シ
ステムによる通信を行うときのみ、デコード部18をO
Nとすること以外、第1の実施形態と同様の動作を行う
ため、その動作の説明については省略する。又、本実施
形態の場合、デコード部18が付加されているため、無
線AV伝送システムによる通信が行われる場合、同期デ
ータ信号の受信装置として動作する。よって、AV通信
制御部15の構成を図5のみの構成としても構わない。
【0107】又、本実施形態において、デコード部18
を、図16のように複数のデコード部18-1〜18-nと
しても構わない。例えば、IEEE802.11aやI
EEE802.11e等の規格によると、使用周波数帯
域が広がり、30Mbps以上のデータの通信が可能と
なるため、6〜11MbpsのAVデータを複数本同時
に送信することが可能となる。
【0108】このように、AVデータによる同期データ
信号が複数同時に同じチャンネル周波数によって送信さ
れてくる場合、複数のデコード部が必要となる。よっ
て、図16のように複数のデコード部18-1〜18-nを
備えることで、AVデータが複数同時に送信されてくる
場合でも復号化が可能となる。又、受信したAVデータ
を送信するAVソースによって圧縮方式が異なる場合に
おいても、デコード部18-1〜18-nが、それぞれの圧
縮方式に応じたデコード部として構成することで、対応
することができる。
【0109】尚、本実施形態において、無線AV伝送シ
ステムで受信装置として動作するものとしたが、AVソ
ースとなる電子機器に接続される送信装置として動作す
る場合、図17又は図18のように、デコード部の代わ
りにエンコード部18a又はエンコード部18a-1〜1
8a-nが設けられる。又、このとき、AV通信制御部1
5の構成を図4のみの構成としても構わない。
【0110】又、図19又は図20のように、デコード
部の代わりにデコード・エンコード部18b又はデコー
ド・エンコード部18b-1〜18b-nを設けて、無線A
V伝送システムにおいて、送信装置及び受信装置のいず
れでも利用可能となるようにしても構わない。このと
き、AV通信制御部15は図4及び図5の両方の構成を
有するものとされる。
【0111】又、第2の実施形態のように、バス制御部
16をデータバス16aとし、切換制御部や受信データ
判定部などを設けて、接続された電子機器からでなく、
無線通信装置自身でシステムの切り換えを行えるように
しても構わない。更に、本実施形態において共通のブロ
ックとしている部分を、図10又は図11の無線通信装
置のように、無線LANシステム用と無線AV伝送シス
テム用とで別体のものとしても構わない。
【0112】<第5の実施形態>本発明の第5の実施形
態について、図面を参照して説明する。図21は、本実
施形態の無線通信装置の内部構成を示すブロック図であ
る。図21の無線通信装置において、図12の無線通信
装置と同一の部分については同一の符号を付して、その
詳細な説明は省略する。
【0113】図21の無線通信装置は、図1の無線通信
装置に設けられたバス制御部16に代わり、LAN通信
制御部14と接続されたLAN用のデータバス16d
と、AV通信制御部15と接続されたAV用のAVバス
16eが設けられるとともに、LAN通信制御部14と
データバス16dとの接続及びAV通信制御部15とA
Vバス16eとの接続が切換制御部17によって制御さ
れる。
【0114】図21に無線通信装置は、無線LANシス
テムによる通信を行う際にデータバス16dからデータ
が出力されるように、又、無線AV伝送システムによる
通信を行う際にAVバス16eからデータが出力される
ように、切換制御部17がデータバス16d及びAVバ
ス16eを制御する。この制御動作以外、第2の実施形
態と同様の動作を行うため、本実施形態の無線通信装置
の動作について、詳細な説明は省略する。
【0115】このようにすることで、例えば、AVバス
16eがIEEE1394バスなどである場合は、AV
バス16eからは無線で受信したAVデジタル信号を出
力し、データバス16dからはLANでのデータのやり
とりを行えばよい。このデータバス16eは、USB
(Universal Serial Bus)であってもPCI(Peripher
al Component Interconnect)バスであってもデータ通
信が可能なものであればいずれでもよい。
【0116】又、図22ように、図21の無線通信装置
が無線カード160であるものとする。この無線カード
160は、LAN用のデータの入出力が行われるデータ
バス161と、AVデータの入出力が行われるAVバス
162とが同一面に配置される。このような無線カード
160をPCなどのカードバスコネクタに挿入して接続
することで、データバス161及びAVバス162の両
端子が同時に接続できる。このとき、データバス161
及びAVバス162が、図21のデータバス16dとA
Vバス16eに対応する。
【0117】尚、第3の実施形態及び第5の実施形態に
おいて、第4の実施形態の無線通信装置のように、AV
通信制御部の後段にデコード部、エンコード部、又はデ
コード・エンコード部のいずれかが設けられるようにし
ても構わない。
【0118】<第6の実施形態>本発明の第6の実施形
態について、図面を参照して説明する。図23は、本実
施形態の無線通信装置の内部構成を示すブロック図であ
る。図23の無線通信装置において、図21の無線通信
装置と同一の部分については同一の符号を付して、その
詳細な説明は省略する。
【0119】図23の無線通信装置は、図21の無線通
信装置に対して、AV通信制御部15の後段に接続され
たデコード部18と、デコード部18の後段に接続され
たD/A変換部19とが付加されるとともに、AVバス
16eに代わりD/A変換部19の後段に接続されたA
Vアナログ端子16fが設けられる。尚、デコード部1
8は、第4の実施形態のデコード部と同様の動作を行う
ものとする。
【0120】図23の無線通信装置は、切換制御部17
が、無線LANシステムによる通信を行う際にLAN通
信制御部14からのデータがデータバス16dより出力
されるように制御するとともに、無線AV伝送システム
による通信を行う際にAV通信制御部15からのデータ
がデコード部18で復号化された後にD/A変換部19
でアナログ信号に変換されてAVアナログ端子16fか
ら出力されるように制御する。この制御動作以外、第5
の実施形態と同様の動作を行うため、本実施形態の無線
通信装置の動作について、詳細な説明は省略する。
【0121】このようにすることで、無線AV伝送シス
テムによる通信が行われているとき、AV通信制御部1
5の出力が、デコード部18でデータ伸長された後、D
/A変換部19でアナログデータに変換されるため、A
Vアナログ端子16fよりアナログ信号となるAVデー
タが出力される。よって、AVアナログ端子16fによ
って、通常のアナログAV機器に接続可能となる。
【0122】即ち、図24のように、図23の無線通信
装置がデータバス153を有する無線カード152とし
たとき、アナログAV機器155に設けられたAVアナ
ログ入力端子156にケーブル157を介して接続され
るAVアナログ出力端子154が無線カード152に設
けられる。このとき、データバス153及びAVアナロ
グ出力端子154が、図23のデータバス16dとAV
アナログ端子16fに対応する。
【0123】尚、第5の実施形態と同様、図22に示す
ような無線カード160とし、AVバス162がアナロ
グ端子16fに対応した構成となるようにしても構わな
い。又、本実施形態において、図23のように、デコー
ド部18とD/A変換部19が設けられるような構成と
したが、図25のように、デコード部18とD/A変換
部19の代わりに、エンコード部18aとA/D変換部
19aが設けられるようにしても構わないし、図26の
ように、デコード・エンコード部18bとD/A・A/
D変換部19bが設けられるようにしても構わない。
【0124】<第7の実施形態>本発明の第7の実施形
態について、図面を参照して説明する。図27は、本実
施形態の無線通信装置の内部構成を示すブロック図であ
る。図27の無線通信装置において、図23の無線通信
装置と同一の部分については同一の符号を付して、その
詳細な説明は省略する。
【0125】図27の無線通信装置は、図23の無線通
信装置に対して、データバス16dに代わり、LAN通
信制御部14及びデコード部18と接続されたバス制御
部16を有する。即ち、本実施形態の無線通信装置は、
第4の実施形態における無線通信装置の構成と第6の実
施形態における無線通信装置の構成とを組み合わせた構
成となる。
【0126】よって、無線AV伝送システムによる通信
が行われたとき、デジタルデータとなるAVデータをバ
ス制御部16より出力することができるとともに、又、
アナログデータとなるAVデータをAVアナログ端子1
6fより出力することができる。このとき、デコード部
18から与えられるデジタルデータとなるAVデータの
出力がバス制御部16によって制御されるとともに、D
/A変換部19の動作が切換制御部17によって制御さ
れることで、バス制御部16及びAVアナログ端子16
fそれぞれからのAVデータの出力が制御される。
【0127】即ち、バス制御部16及びAVアナログ端
子16fの両方から出力可能であるとともに、バス制御
部16又はAVアナログ端子16fのいずれか一方から
の出力選択も可能である。よって、AVデータをアナロ
グデータ又はデジタルデータとして出力するか選択する
ことができるとともに、アナログデータ及びデジタルデ
ータを同時に出力することが可能となる。
【0128】又、図28のように、図21の無線通信装
置がPC145に接続された場合、無線通信装置のバス
制御部16に接続されたバスコネクタ149がPC14
5のPCバス146と接続される。よって、図8の場合
と同様に、無線通信装置はPC145より給電されて動
作することができるとともに、バス制御部16の出力す
るデータの切り換えは、PC145の内部回路142に
内蔵されたソフトウェアによって制御される。更に、A
Vアナログ端子16fがケーブル148を通じてディス
プレイ150のアナログ入力端子147に接続される。
【0129】このように接続することによって、ディス
プレイ150に直接アナログデータとなるAVデータを
出力することができるので、AV視聴時にPC145内
に与えられるデータを最小限に抑えることができる。よ
って、PC145の負荷を軽減できる。
【0130】尚、第5の実施形態と同様、図22に示す
ような無線カード160とし、データバス161がバス
制御部16に対応するとともにAVバス162がアナロ
グ端子16fに対応した構成となるようにしても構わな
い。又、第6の実施形態と同様、図24に示すような無
線カード152とし、データバス153がバス制御部1
6に対応した構成となるようにしても構わない。
【0131】又、本実施形態において、図27のよう
に、デコード部18とD/A変換部19が設けられるよ
うな構成としたが、図29のように、デコード部18と
D/A変換部19の代わりに、エンコード部18aとA
/D変換部19aが設けられるようにしても構わない
し、図30のように、デコード・エンコード部18bと
D/A・A/D変換部19bが設けられるようにしても
構わない。
【0132】更に、第5〜第7の実施形態において、第
1の実施形態における図10の無線通信装置のように、
変復調部についても、無線LANシステム用と無線AV
伝送システム用とで別体のものとなるようにしても構わ
ない。
【0133】<第8の実施形態>本発明の第8の実施形
態について、図面を参照して説明する。図31は、本実
施形態の無線通信装置の内部構成を示すブロック図であ
る。図31の無線通信装置において、図1の無線通信装
置と同一の部分については同一の符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0134】図31の無線通信装置は、図1の無線通信
装置が備えるアンテナ11と無線アナログ部12の代わ
りに、アンテナ11a,11bと無線アナログ部12
a,12bと変復調部13に接続される無線アナログ部
12a,12bの切換を行うスイッチSWcとが設けら
れる。このように、本実施形態の無線通信装置は、複数
のアンテナと無線アナログ部とを複数持つ。
【0135】図31のような構成にすることで、無線ア
ナログ部12aとアンテナ11aで2.4GHz帯の信
号を送受信し、無線アナログ部12bとアンテナ11b
で5GHz帯の信号を送受信することが可能になる。こ
れにより、無線LANシステムで使用する周波数帯と無
線AV伝送システムで使用する周波数帯とを異なるもの
としたとき、バス制御部16でスイッチSWcを切り換
えることで、無線アナログ部12a,12bのいずれか
を変復調部13に接続させることができる。
【0136】尚、本文では2.4GHz帯と5GHz帯
という例を挙げたが、この周波数帯に限るものではな
い。又、アンテナ11a,11bそれぞれを、無線LA
Nシステム用のアンテナ及び無線AV伝送システム用の
アンテナとして、指向性を持たせるようにすれば、受信
感度を上昇させることできる。
【0137】このように、アンテナ11a,11bに指
向性を持たせることにより、図32のように、アンテナ
11a,11bとするとともに、無線アナログ部12を
共通とすることができる。このとき、アンテナ11a,
11bと無線アナログ部12との接続を切り換えるため
のスイッチSWdを設け、バス制御部16でスイッチS
Wdの接点を切り換えることでアンテナ11a,11b
との接続を切り換えることができる。又、このとき、周
波数帯はアンテナ11a,11bで受信する信号が同じ
周波数帯の信号としても構わない。
【0138】<無線通信装置の第1の使用例>本例で
は、AVデータが同時に複数のPCで受信されるものと
する。図33の通信環境において、LANカード108
が接続されたPC101は無線LANシステムのアクセ
スポイントとなるとともに、AVソース側のAV機器1
21にAVデータ送信機128が接続される。又、LA
Nカード108又はAVデータ送信機128と通信を行
う無線カード143a〜143cが接続されたPC14
0a〜140cを備える。尚、無線カード143a〜1
43cは、第1〜第8のいずれかの実施形態の無線通信
装置によるものである。
【0139】このとき、無線カード143a〜143c
が無線LANシステムによる通信を行うように制御され
ると、PC140a〜140c がPC101とデータ
のやり取りを行って、無線LANシステムによる通信ネ
ットワークを構築する。又、PC140a〜140c
は、それぞれ、AVデータ送信機128から送信される
AV機器121からのAVデータの受信も選択可能であ
る。これにより、LANと小規模放送の受信の選択が可
能な通信システムを構築できる。
【0140】尚、QoSを確保してAVデータを送受信
する場合でも、AVデータ以外に数百Kbps程度のデ
ータ通信は可能である。このAVデータ以外の数百Kb
ps程度のデータ通信機能を、リモコンなどの制御デー
タによるデータ通信を含む他のデータ通信(例えばTC
P/IPなど)に用いてもかまわない。
【0141】<無線通信装置の第2の使用例>本例で
は、AVソースとなるAV機器が複数あるものとする。
図34の通信環境は、図33の通信環境に対して、更
に、AVデータ送信機128aが接続されたAVソース
側のAV機器121aが備えられる。このような通信環
境において、PC140a〜140cは、それぞれ、A
Vデータ送信機128,128aそれぞれから送信され
るAV機器121,121aからの2種類のAVデータ
の受信が選択可能である。このとき、盗聴防止のため
に、暗号化やスクランブルなどを使用して、AVデータ
の受信装置となる無線カードIC143a〜143c
は、AV機器121,121aそれぞれからのAVデー
タのどちらか一方しか受信できないようになっていても
良い。又、本例では、AVソース側のAV機器を2台と
したが、複数台としても構わない。
【0142】上述の各実施形態において、無線LANシ
ステムによる機能を行うブロックと無線AV伝送システ
ムによる機能を行うブロックとを物理的に異なるものと
したが、これら2つに分けられた機能が物理的に分かれ
ている必要はなく、1つの半導体集積回路装置やソフト
ウェアにおいて機能的に分かれているものとしても構わ
ない。又、各通信制御部は、2個以上あっても同様の構
成で実現できる。
【0143】
【発明の効果】本発明によると、1つの無線通信装置に
よって、複数の無線通信システムに応じてデータ通信制
御部を切り換えることで、複数の無線通信システムに対
応した通信を行うことができる。よって、例えば、1つ
の無線通信装置を、LANとして使用する場合と、AV
データ視聴時の双方に使用できるようになる。更に、複
数の無線通信システムにおいて、同じ周波数を使用する
ことも可能になり、また、排他的に使用することによ
り、使用可能な周波数を無駄に消費することを防ぐこと
や他の無線機器に影響が出ないようにすることが出来
る。又、類似した無線通信システムに対応しているの
で、共用する部分が多くを占め装置の小型化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の無線通信装置の内部構成を
示すブロック図。
【図2】 無線LANシステムによる信号の状態を示す
図。
【図3】 無線AV伝送システムによる信号の状態を示
す図。
【図4】 送信側のAV通信制御部の内部構成を示すブ
ロック図。
【図5】 受信側のAV通信制御部の内部構成を示すブ
ロック図。
【図6】 無線AV伝送システム時におけるデータ再送
を説明するための図。
【図7】 切換動作を示すためのフローチャート。
【図8】 図1の無線通信装置をPCと接続したときの
様子を示すブロック図。
【図9】 図1の無線通信装置を利用した通信環境を示
す図。
【図10】 第1の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図11】 第1の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図12】 第2の実施形態の無線通信装置の内部構成
を示すブロック図。
【図13】 第2の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図14】 第3の実施形態の無線通信装置の内部構成
を示すブロック図。
【図15】 第4の実施形態の無線通信装置の内部構成
を示すブロック図。
【図16】 第4の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図17】 第4の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図18】 第4の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図19】 第4の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図20】 第4の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図21】 第5の実施形態の無線通信装置の内部構成
を示すブロック図。
【図22】 無線カードに適用したときの外観図。
【図23】 第6の実施形態の無線通信装置の内部構成
を示すブロック図。
【図24】 無線通信装置におけるアナログ端子の様子
を示すための図。
【図25】 第6の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図26】 第6の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図27】 第7の実施形態の無線通信装置の内部構成
を示すブロック図。
【図28】 図27の無線通信装置をPCと接続したと
きの様子を示すブロック図。
【図29】 第7の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図30】 第7の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図31】 第8の実施形態の無線通信装置の内部構成
を示すブロック図。
【図32】 第8の実施形態の無線通信装置の別の内部
構成を示すブロック図。
【図33】 本発明の無線通信装置を利用した無線通信
システムの様子を示す図。
【図34】 本発明の無線通信装置を利用した無線通信
システムの様子を示す図。
【図35】 従来の無線LANシステムにおける無線通
信装置の内部構成を示す図。
【図36】 従来の無線AV伝送システムにおける無線
通信装置の内部構成を示す図。
【図37】 従来の無線通信装置を用いて無線LANシ
ステム及び無線AV伝送システムの両システムを利用し
たときの様子を示す図。
【図38】 直接拡散方式を説明するための図。
【図39】 周波数ホッピング方式を説明するための
図。
【符号の説明】
11 アンテナ 12 無線アナログ部 13 変復調部 14 LAN通信制御部 15 AV通信制御部 16 バス制御部 17 切換制御部 18 デコード部 19 D/A変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 一人 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5K011 BA04 BA10 CA01 EA01 JA03 JA12 KA01 5K034 AA10 AA20 EE03 EE10 FF02 FF11 FF13 HH01 HH02 HH63

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の無線通信システムによる通信
    を行う無線通信装置において、 前記各無線通信システムに対するデータの符号化処理及
    び複合化処理の少なくともいずれか一方のデータ処理を
    行うデータ通信制御部を、前記無線通信システム毎に複
    数備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のデータ通信制御部が、 LANデータなどの非同期データのパケットを扱うデー
    タ処理を行う第1データ通信制御部と、 AVデータなどの同期データのパケットを扱うデータ処
    理を行う第2データ通信制御部と、であることを特徴と
    する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第2データ通信制御部が、更に、デ
    ータの圧縮符号化及び伸長複合化の少なくともいずれか
    一方の処理を行うデータ処理部を備えることを特徴とす
    る請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第2データ通信制御部が、前記デー
    タ処理部を並列的に複数備えることを特徴とする請求項
    3に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記非同期データに対する無線通信シス
    テム又は前記同期データに対する無線通信システムのい
    ずれか一方のみによる通信を行うように、通信の切換を
    行うとともに、 前記非同期データに対する無線通信システムによる通信
    を行うとき、前記第1データ通信制御部をONとすると
    ともに前記第2のデータ通信制御部をOFFとし、 前記同期データに対する無線通信システムによる通信を
    行うとき、前記第1のデータ通信制御部をOFFとする
    とともに前記第2データ通信制御部をONとすることを
    特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の無線
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記第1データ通信制御部とデータのや
    り取りを行う第1データバスと、前記第2データ通信制
    御部とデータのやり取りを行う第2データバスと、を有
    し、 前記第1及び第2データバスによって、外部の電子機器
    とデータの入出力を行うことを特徴とする請求項2〜請
    求項5のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1データ通信制御部とデータのや
    り取りを行う第1データバスと、 アナログデータの外部入力及び外部出力の少なくとも一
    方を行うアナログ端子と、 前記第2データ通信制御部からのデジタルデータのD/
    A変換及び前記アナログ端子からのアナログデータのA
    /D変換の少なくとも一方の変換処理を行うデータ変換
    部と、 を有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載
    の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記第2データ通信制御部とデータのや
    り取りを行う第2データバスを有することを特徴とする
    請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 前記データバスと前記アナログ端子とを
    共通のコネクタで構成することを特徴とする請求項7又
    は請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】 前記第1データバス及び前記第2デー
    タバスを共通のデータバスとすることを特徴とする請求
    項6又は請求項8に記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】 前記非同期データに対する無線通信シ
    ステムによる通信動作と前記同期データに対する無線通
    信システムによる通信動作との切り換えが、前記データ
    バスを通じて外部より制御されることを特徴とする請求
    項6〜請求項10のいずれかに記載の無線通信装置。
  12. 【請求項12】 前記非同期データに対する無線通信シ
    ステムによる通信動作と前記同期データに対する無線通
    信システムによる通信動作との切り換えを行うための切
    換制御部を有することを特徴とする請求項2〜請求項1
    0のいずれかに記載の無線通信装置。
  13. 【請求項13】 前記切換制御部において、受信した信
    号が前記非同期データか又は前記同期データかを判定す
    るとともに、該判定結果に基づいて、それぞれの無線通
    信システムによる通信動作を行うように切り換えること
    を特徴とする請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 【請求項14】 無線信号を送受信するアンテナと、該
    アンテナで所望のチャンネル周波数の無線信号を送受信
    するためにチャンネル周波数設定を行う無線アナログ部
    と、前記アンテナ及び前記無線アナログ部によって送信
    するデータの変調を行うとともに前記アンテナ及び前記
    無線アナログ部によって受信した無線信号の復調を行う
    変復調部と、を有し、 前記変復調部が、前記第1データ通信制御部と接続され
    た前記非同期データ用の第1変復調部と、前記第2デー
    タ通信制御部と接続された前記同期データ用の第2変復
    調部とによって構成されることを特徴とする請求項2〜
    請求項13のいずれかに記載の無線通信装置。
  15. 【請求項15】 無線信号を送受信するアンテナと、該
    アンテナで所望のチャンネル周波数の無線信号を送受信
    するためにチャンネル周波数設定を行う無線アナログ部
    と、前記アンテナ及び前記無線アナログ部によって送信
    するデータの変調を行うとともに前記アンテナ及び前記
    無線アナログ部によって受信した無線信号の復調を行う
    変復調部と、を有し、 前記無線アナログ部が、前記非同期データ用のチャンネ
    ル周波数設定を行う第1無線アナログ部と、前記同期デ
    ータ用のチャンネル周波数設定を行う第2無線アナログ
    部とによって構成されることを特徴とする請求項2〜請
    求項13のいずれかに記載の無線通信装置。
  16. 【請求項16】 無線信号を送受信するアンテナと、該
    アンテナで所望のチャンネル周波数の無線信号を送受信
    するためにチャンネル周波数設定を行う無線アナログ部
    と、前記アンテナ及び前記無線アナログ部によって送信
    するデータの変調を行うとともに前記アンテナ及び前記
    無線アナログ部によって受信した無線信号の復調を行う
    変復調部と、を有し、 前記アンテナが、前記非同期データを受信する第1アン
    テナと、前記同期データを受信する第2アンテナとによ
    って構成されることを特徴とする請求項2〜請求項13
    のいずれかに記載の無線通信装置。
  17. 【請求項17】 前記非同期データ信号に対する通信の
    要求がある場合は、現在前記非同期データ信号の通信中
    であるかを判定し、 前記非同期データ信号の通信中であれば、そのまま通信
    を続行し、 又、前記非同期データ信号の通信中でない場合は、前記
    同期データ信号の通信を行う状態となっているか否かを
    判定し、前記同期データ信号の通信を行う状態であれば
    前記第2データ通信制御部を停止させた後、前記非同期
    データ信号の通信を行う状態に切り換えるとともに、無
    線通信に使用するチャンネル周波数を非同期データ信号
    用の周波数に切り換えた後、前記第1データ通信制御部
    の動作を開始することを特徴とする請求項2〜請求項1
    6のいずれかに記載の無線通信装置。
  18. 【請求項18】 前記同期データ信号に対する通信の要
    求がある場合は、現在前記同期データ信号の通信中であ
    るかを判定し、 前記同期データ信号の通信中であれば、そのまま通信を
    続行し、 又、前記同期データ信号の通信中でない場合は、前記非
    同期データ信号の通信を行う状態となっているか否かを
    判定し、前記非同期データ信号の通信を行う状態であれ
    ば前記第1データ通信制御部を停止させた後、前記同期
    データ信号の通信を行う状態に切り換えるとともに、無
    線通信に使用するチャンネル周波数を同期データ信号用
    の周波数に切り換えた後、前記第2データ通信制御部の
    動作を開始することを特徴とする請求項2〜請求項17
    のいずれかに記載の無線通信装置。
  19. 【請求項19】 前記非同期データ信号の通信を行う際
    に使用するチャンネル周波数と、前記同期データ信号の
    通信を行う際に使用するチャンネル周波数とが異なるこ
    とを特徴とする請求項2〜請求項18のいずれかに記載
    の無線通信装置。
  20. 【請求項20】 前記非同期データ信号の通信を行う際
    に使用するチャンネル周波数と、前記同期データ信号の
    通信を行う際に使用するチャンネル周波数とが同一であ
    ることを特徴とする請求項2〜請求項18のいずれかに
    記載の無線通信装置。
  21. 【請求項21】 前記無線通信システムに使用する周波
    数帯が2.4GHz帯であることを特徴とする請求項1
    〜20の無線伝送装置。
  22. 【請求項22】 前記無線通信システムに使用する周波
    数帯が5GHz帯であることを特徴とする請求項1〜2
    0の無線伝送装置。
JP2002041177A 2002-02-19 2002-02-19 無線通信装置 Expired - Fee Related JP3813100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002041177A JP3813100B2 (ja) 2002-02-19 2002-02-19 無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002041177A JP3813100B2 (ja) 2002-02-19 2002-02-19 無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003244017A true JP2003244017A (ja) 2003-08-29
JP3813100B2 JP3813100B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=27781667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002041177A Expired - Fee Related JP3813100B2 (ja) 2002-02-19 2002-02-19 無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3813100B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211486A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kyocera Corp 無線通信モジュール、情報処理装置、通信システム、及びバス接続切替方法
US7463203B2 (en) 2006-11-30 2008-12-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device
JP2011530368A (ja) * 2008-08-11 2011-12-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 身体領域ネットワークにおける同期および非同期動作モードの間の動的切り換え技法
WO2015118771A1 (ja) * 2014-02-10 2015-08-13 株式会社 東芝 無線通信装置および無線通信方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8115689B2 (en) 2004-05-04 2012-02-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device
JP2006211486A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kyocera Corp 無線通信モジュール、情報処理装置、通信システム、及びバス接続切替方法
JP4611761B2 (ja) * 2005-01-31 2011-01-12 京セラ株式会社 無線通信モジュール、情報処理装置、通信システム、及びバス接続切替方法
US7463203B2 (en) 2006-11-30 2008-12-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device
JP2011530368A (ja) * 2008-08-11 2011-12-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 身体領域ネットワークにおける同期および非同期動作モードの間の動的切り換え技法
WO2015118771A1 (ja) * 2014-02-10 2015-08-13 株式会社 東芝 無線通信装置および無線通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3813100B2 (ja) 2006-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8875193B2 (en) Wireless multimedia system
US7966045B2 (en) WLAN communications system
US6947736B2 (en) Universal broadband home network for scalable IEEE 802.11 based wireless and wireline networking
KR100953789B1 (ko) 신호 처리 장치, 신호 처리 방법, 신호 처리 시스템, 및 컴퓨터 판독 가능 기록 매체
US8396028B2 (en) System and method for multi-link communication in home network
EP2265078B1 (en) Method for receiving status information of a device
US10979900B2 (en) Information processing device and information processing method
US9337915B2 (en) Outdoor wireless modem and signal processing method thereof
CN105580489A (zh) 信息处理装置、通信方法以及程序
CN101304302A (zh) 视频数据的传输方法及其系统
CN108112091A (zh) 一种通过wifi实现实时传输音视频的方法及系统
US8862748B2 (en) Method and system for optimizing power consumption and reducing MIPS requirements for wireless communication
JP3813100B2 (ja) 無線通信装置
WO2022149316A1 (ja) 基地局、通信装置及び通信方法
KR101608772B1 (ko) 메시지 교환 방법 및 싱크 디바이스
JP2003046540A (ja) 無線通信システム及び無線通信方法
JPH10271146A (ja) データ伝送システム及びデータ伝送方法
CN1331344C (zh) 数字电视ci接口接入到家庭网络的转换设备及其实现方法
CN100473048C (zh) 可接收视讯的无线网络存取装置
WO2006080403A1 (ja) 通信機器、通信システム、通信方法、通信プログラム、通信回路
EP1550229B1 (en) Wlan communications system
JP2001086484A (ja) 無線監視システムならびに表示装置および監視装置
JP2002135273A (ja) 無線伝送方法および無線伝送装置
JP2007174594A (ja) 電子機器、テレビジョン受像機及びテレビジョンチューナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees