JP2003242723A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003242723A
JP2003242723A JP2002041123A JP2002041123A JP2003242723A JP 2003242723 A JP2003242723 A JP 2003242723A JP 2002041123 A JP2002041123 A JP 2002041123A JP 2002041123 A JP2002041123 A JP 2002041123A JP 2003242723 A JP2003242723 A JP 2003242723A
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Japan
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replacement
area
sector
optical disk
packet
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Application number
JP2002041123A
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English (en)
Inventor
Eiji Ikeda
栄司 池田
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Hitachi LG Data Storage Inc
Original Assignee
Hitachi LG Data Storage Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生あるいは記録チェック時の再生エラーに
対するリトライ処理によって再生可能となった欠陥セク
タ情報を交替セクタに書換える為の時間短縮を実現する
ことにより、データ記録にかかる全体の性能を向上させ
る。 【解決手段】 CD−RWドライブ装置100に光ディ
スク101を挿入した際に、光ディスク101の交替領
域に保存されている交替セクタを含むパケット情報を、
光学ヘッド102を用いて読み取り、バッファメモリ1
06に記憶させるとともに、光ディスク101の再生あ
るいは記録チェックに伴うリトライ処理によって再生可
能となった欠陥セクタ情報を、バッファメモリ106の
未使用の交替セクタに記憶していき、再生あるいは記録
終了後にバッファメモリ106に蓄積された欠陥セクタ
情報を光ディスク101の交替領域に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に記
録することができる光ディスク装置に係わり、特に、C
D−RWディスクの記録再生技術に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−RW(CD−ReWritabl
e)の書き込み方式の一つとしてパケットライト方式が
ある。パケットライト方式とは、光ディスクのトラック
を複数のパケットに分割し、そのパケット毎にデータを
記録する方式であり、パケット長をトラック内で固定す
る固定長パケットライトと、トラック内にさまざまなパ
ケット長のパケットを混在させる可変長パケットライト
の2種類がある。この固定長パケットライト方式にユニ
バーサルディスクフォーマット(Universal
Disk Format:UDF)ファイルシステムを
組み合わせて、光ディスク上にユーザー情報に関するフ
ァイルを保存することにより、パーソナルコンピュータ
上でCD−RWディスクにフレキシブルディスクと同じ
ような感覚でファイルをコピーしたり、削除したりする
ことを可能としている。
【0003】また、データ記録はパケット単位で行い、
データ再生はセクタ単位で行うランダムUDFを採用し
ており、光ディスクに記録された情報が再生エラーを生
じた場合は、まず、Cross Interleave
Read−SolomonCode(CIRC)によ
る訂正を行い、訂正不可能な場合は、更にLayere
d−ECCによる訂正を行っている。この2段階の訂正
にも係わらずデータエラーとなった場合は、再度ピック
アップを駆動して当該セクタを読み直すリトライ処理が
行なわれる。
【0004】そして、Layered−ECCによる訂
正、あるいは、再生リトライ処理を行ったセクタは欠陥
(ディフェクト)がある欠陥セクタと判断して、予備の
セクタに置き換える交替処理が行われる。これまで、こ
のような媒体のディフェクト管理はホストコンピュータ
によって行なわれ、その管理情報はUDFファイルシス
テムを使ってCD−RWディスクに記録することによ
り、記録装置側はディフェクト管理について特別な機構
や処理を必要としなかった。これは、既存のCD−RO
Mドライブといった読み出し専用の情報装置との互換を
考慮したことによる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、DVD−RAM
やDVD−MO等といった情報装置の外部情報記録に主
眼をおいた記録装置では、記録装置が媒体のディフェク
ト管理を行うのが一般的であることから、近年、CD−
RWにおいても、光ディスク上にディフェクト管理領域
とともに交替領域を設けて記録装置側でディフェクト管
理を行うことを可能とするMount Rainier
規格が発表され、CD−RWディスクを外部情報記録媒
体として使いやすくする動きが活発化している。
【0006】このようなパケットライト方式の光ディス
クに対して、記録装置でディフェクト管理を行う例とし
ては特開平11−66751号公報に記載の技術があ
る。この例では、読み取りエラーが発生した場合、リト
ライ処理によって獲得した再生可能な情報を光ディスク
の最外周部に設けた交替パケット領域に交替処理するこ
とを提案している。
【0007】ところが、この交替処理を行うにあたっ
て、CD―RWディスク上の記録データは、CIRC方
式に基づいて原信号列を並び替えて複数セクタにまたが
って記録するインターリーブ方式を採用していることか
ら、欠陥セクタを生じた場合、この欠陥セクタをバッフ
ァメモリに格納する。交替先のパケットの全データを光
学ヘッドを用いて光ディスクから読み出してバッファメ
モリに格納し、バッファメモリ上で欠陥セクタに対して
読み取り可能としたデータを書き替えて、再び、光学ヘ
ッドを用いて光ディスクにパケットのすべてのデータを
記録するという2度手間の処理を行う必要があった。従
って、媒体に対して読み出しと記録で2度光学ヘッドを
用いたアクセスしなければならず、交替処理に時間を要
する欠点があった。
【0008】本発明の目的は、上記の点に鑑みてなされ
たものであり、交替処理を高速に行って、交替処理にか
かる時間を短縮することが出来る光ディスクの記録技術
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明による光ディスク装置は、媒体の記録管
理領域と、ユーザーがアクセス可能なデータ領域と、前
記データ領域に生じた欠陥セクタに対する交替セクタを
提供する交替領域とを有する光ディスクに対して光学ヘ
ッドを用いてパケット単位で情報の記録および再生を行
う光ディスク装置であって、前記光ディスクの交替領域
に有する前記交替セクタを含むパケット情報を読み出し
て保持する記憶手段を設け、前記光ディスクの再生ある
いは記録チェック時に生じた再生エラー情報に対して、
前記光学ヘッドを用いて前記光ディスクの読み取りを行
うことによって再生可能とした欠陥セクタ情報を前記記
憶手段の未使用交替セクタに記憶し、かつ、再生あるい
は記録チェック終了後に、前記記憶手段に記憶している
交替セクタを含むパケット情報を前記光学ヘッドを用い
て前記光ディスクの交替領域に記録する。
【0010】また、他の発明では、光ディスク装置は、
媒体の記録管理領域、ユーザーがアクセス可能なデータ
領域、前記データ領域に生じた欠陥セクタに対する交替
セクタを提供する交替領域を有する光ディスクから前記
光ディスクの交替領域に有する前記交替セクタを含むパ
ケット情報を読み出して保持する記憶手段と、前記光デ
ィスクに対してパケット単位で情報の記録及び再生を行
う手段と、前記光ディスクの再生あるいは記録チェック
時に生じた再生エラー情報に対して、再生可能とした欠
陥セクタ情報を前記記憶手段の前記交替パケットデータ
記憶領域にある未使用交替セクタに記憶する手段とを備
える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例を用い、図を参照して説明する。
【0012】図1は本発明による光ディスク装置の概略
構成の一実施例を示すブロック図であり、本実施例では
CD−RWドライブ装置を例にとって説明する。CD−
RWドライブ装置100は、光学ヘッド102、RFア
ンプ103、デコーダ104、外部インタフェース10
5、バッファメモリ106、システムコントローラ10
7、エンコーダ108、レーザ駆動回路109、スピン
ドルモータ110から構成されている。そしてCD−R
Wドライブ装置100は、外部インタフェース105を
介してホストコンピュータ111に接続され、ホストコ
ンピュータ111から入力されるデータをCD−RW規
格の書き込み可能な光ディスク101に記録すると共
に、光ディスク101から再生したデータをホストコン
ピュータ111へ出力する。また、スピンドルモータ1
10は光ディスク101を回転駆動する。
【0013】光学ヘッド102は、光ディスク101か
ら記録データを再生する再生動作時には、光ディスク1
01に対して弱いレーザビームを照射し、そのレーザビ
ームの反射光により、光ディスク101に既に記録され
ている記録データを再生し、当該記録データに対応する
RF信号を出力する。また、光学ヘッド102は、光デ
ィスク101に記録データを記録する記録動作時には、
光ディスク101に対して再生時より強いレーザビーム
を照射することにより、レーザ光熱による相変化により
記録層に記録ピットを形成し、記録層の反射率を変化さ
せて記録データを記録する。RFアンプ103は、光学
ヘッド102の出力するRF信号を増幅し、そのRF信
号を2値化してデジタルデータとして出力する。
【0014】デコーダ104は、RFアンプ103から
出力されるデジタルデータをCDフォーマットおよびC
D−ROMフォーマットに従って復調し、データエラー
訂正およびエラー検出を行いバッファメモリ106に一
時記録する。外部インタフェース105は、接続される
ホストコンピュータ111とCD−RWドライブ装置1
00とのデータの受け渡しを制御する。
【0015】バッファメモリ106は、ホストコンピュ
ータ111から外部インタフェース105を介して入力
される、光ディスク101への記録データも一時記憶す
る。エンコーダ108は、バッファメモリ106に一時
記憶された、ホストコンピュータ111からの入力デー
タをCD−ROMフォーマットおよびCDフォーマット
に従って変調する。レーザ駆動回路109は、光学ヘッ
ド102のレーザ光源を駆動するための駆動信号を出力
する。
【0016】システムコントローラ107は、CD−R
Wドライブ装置100の全動作を制御するCPUであ
り、デコーダ104、エンコーダ108、外部インタフ
ェース105の動作制御などを行う。また、バッファメ
モリ106に一時記憶されたデータの読み込み、および
バッファメモリ106へのデータの書き込みを行う。
【0017】次に、図2を用いて本実施例にかかわるC
D−RWドライブ装置100で使用するMount−R
ainier規格に基づく書き込み可能な光ディスク1
01の記録領域のフォーマットについて説明する。図2
は図1の光ディスク装置で使用する光ディスクの記録領
域のフォーマット例を示す模式図であり、具体的には、
CD−RWドライブ装置100で使用する光ディスク1
01の記録領域のフォーマット例である。図において、
リードインエリア201は、セッション204の開始を
示すエリアであり、セッション204内のトラック20
2のスタート位置を示すトラック情報(TOC)をサブ
コードデータに記録する。欠陥管理テーブルエリア20
5aはリードインエリア201内にあり、欠陥セクタの
位置とそれに対する交替セクタの位置の情報や、欠陥セ
クタが割り当てられていない未使用交替セクタの位置の
情報などがメインチャネルに記録されている。
【0018】トラック202は、ユーザーの情報を記録
する第1、第2のデータエリア206a、206bと、
第1、第2のデータエリア206a、206bで検出さ
れた欠陥セクタに代替的な交替セクタを提供する第1、
第2の交替エリア207a、207bと、欠陥管理テー
ブルエリア205bから成る。1つのデータエリア20
6に対して1つの交替エリア207が存在し、データエ
リア206と交替エリア207は、光ディスク101の
ディスク容量によって、それぞれ1個もしくは複数個ず
つ存在する。本実施例において、データエリア206は
第1、第2のデータエリア206a、206bの2個が
存在し、交替エリア207は第1、第2の交替エリア2
07a、207bの2個が存在する。
【0019】また、トラック202にある欠陥管理テー
ブルエリア205bは、リードインエリア201にある
欠陥管理テーブルエリア205aと同じ内容のものであ
り、フェール・セーフのために設けられる。リードアウ
トエリア203は、セッション204の終わりを示すエ
リアである。セッション204は、リードインエリア2
01とトラック202とリードアウト203とからなる
1つの単位である。
【0020】本実施例にかかわるCD−RWドライブ装
置100におけるデータエリア206および交替エリア
207に対する情報の書き込み方式は固定長パケットラ
イト方式である。この固定長パケットライト方式は、図
3に示すように、データエリア206や交替エリア20
7を複数の同じ大きさのパケット301で構成し、パケ
ット毎に情報を記録する方式である。
【0021】図3は図2に示すデータエリア又は交替エ
リアの例を示す模式図であり、図において、データエリ
ア206はデータエリア206a、又はデータエリア2
06bを示し、交替エリア207は交替エリア207
a、交替エリア207bを示す。データエリア206又
は交替エリア207は、例えば、パケット301a〜3
01eから構成され、各パケット301a〜301eは
同様に構成されている。例えばパケット301bは1ブ
ロックのリンクブロック302と、4ブロックのランイ
ンブロック303と、予め決められたセクタ数のユーザ
ーデータブロック304と、2ブロックのランアウトブ
ロック305とからなり、ユーザーデータはユーザーデ
ータブロック304に記録される。また、交替エリア2
07においては、交替セクタを記録するエリアはユーザ
ーデータブロック304の部分にあたる。
【0022】次に、図4を用いて欠陥管理テーブルエリ
ア205のフォーマットについて説明する。図4は図2
に示す欠陥管理テーブルエリアの内容例を示す模式図で
ある。欠陥管理テーブルエリア205、例えば欠陥管理
テーブルエリア205a又は欠陥管理テーブルエリア2
05bは、1つまたは複数の欠陥管理テーブル401
a、401bを含み、1つの交替エリア207に対して
1つの欠陥管理テーブル401が割り当てられる。本実
施例においては、交替エリア207は交替エリア207
a、207bの2個としているので、図4では欠陥管理
テーブル401は第1の欠陥管理テーブル401a、第
2の欠陥管理テーブル401bの2個が割り当てられて
いる。
【0023】欠陥管理テーブル401は、図5に示すよ
うに構成されている。図5は欠陥管理テーブルの内容例
を示す模式図である。欠陥管理テーブル205は使用済
交替セクタリスト501と、未使用交替セクタリスト5
02と、使用不可能交替セクタリスト503から成って
いる。使用済交替セクタリスト501には、欠陥セクタ
の位置504a〜504cと、それに対して割り当てら
れた交替セクタの位置505a〜505cが記録されて
いる。使用不可能交替セクタリスト503には、欠陥と
なって使えなくなった交替セクタの位置が記録されてい
る。
【0024】未使用交替セクタリスト502には、対応
する交替エリア207における、欠陥セクタが割り当て
られていない未使用の交替セクタの位置が、若い順に並
べて記録されている。本実施例にかかわるCD−RWド
ライブ装置100において、欠陥セクタに対して交替セ
クタを割り当てるとき、交替セクタはその位置が若い方
から順に欠陥セクタに割り当てる。よって、未使用交替
セクタリスト502の先頭に記録されている交替セクタ
の位置が、次に欠陥セクタに割り当てる未使用交替セク
タの位置を示している。
【0025】図6は図1に示す光ディスク装置のバッフ
ァメモリの内容例を示す模式図であり、本実施例にかか
わるCD−RWドライブ装置100のバッファメモリ1
06の内容を示す。なお、図において、302a、30
3a、304a、305aはそれぞれ図3のリンクブロ
ック302、ランインブロック303、ユーザーデータ
ブロック304、ランアウトブロック305に対応する
ように構成されている。読み出し・書き込み用エリア6
01は、光ディスク101からの読み出し動作のときに
は、光ディスク101から読み出したデータを一時記憶
するエリアであり、光ディスク101への書き込み動作
のときには、ホストコンピュータ111からインタフェ
ース105を介して送られてくる、光ディスク101に
書き込むデータを一時記憶するエリアである。
【0026】交替パケットエリア用交替パケットデータ
記憶エリア602は、1つの交替エリア207a又は2
07bに対して1つずつ存在ため、第1の交替パケット
エリア用交替パケットデータ記憶エリア602aと第2
の交替パケットエリア用交替パケットデータ記憶エリア
602bの2個のエリアが存在する。そしてこれらデー
タ記憶エリア602a、602bは、交替エリア207
a又は207bにおいて、欠陥セクタに対して次に割り
当てる未使用交替セクタを含むパケットのデータを一時
記憶し、保持するエリアである。この第1、第2の交替
エリア交替パケットデータ記憶エリア602a、602
bは、図3で示した交替エリア207の1パケットの構
成と同じである。 未使用交替セクタ603は、交替パ
ケットデータ記憶エリア602に読み込んだ交替パケッ
トデータの中で、欠陥セクタに対して次に割り当てる未
使用交替セクタのエリアを示す。図6では、交替パケッ
トデータの中に4つの未使用交替セクタがある場合を示
している。
【0027】以下、本実施例にかかわるCD−RWドラ
イブ装置100において、光ディスク再生中に第1のデ
ータエリア206aで欠陥セクタが検出され、この欠陥
セクタに対して交替セクタを第1の交替エリア207a
から割り当てて交替処理をする場合の、システムコント
ローラによる処理動作を、図7を用いて説明する。図7
は光ディスク再生中の交替処理動作の一実施例を示すフ
ローチャートである。まず、光ディスク101をCD−
RWドライブ装置100に挿入した際、光ディスク10
1の全ての交替エリアにおいて次に使う未使用交替パケ
ットを読みだしてバッファメモリに格納する。光ディス
ク再生においては、光学ヘッド102によって光ディス
ク101から取得したデータは、RFアンプ103で増
幅された後デコーダ104によって復号化処理が行わ
れ、バッファメモリ106の読み出し・書き込み用エリ
アに一次保管される。その復号化処理において、CIR
CとLayered−ECCの2段階の訂正にも係わら
ずデータエラーとなった場合は、再度ピックアップを駆
動して当該セクタを読み直す再生リトライ処理を次の手
順で行う。
【0028】ステップ701で、再生リトライ処理によ
って再生可能となったセクタを欠陥セクタとして検出す
る。欠陥セクタを検出した場合、ステップ702で、バ
ッファメモリ106の、例えば第1の交替パケットデー
タ記憶エリア602aの中で未使用交替セクタのエリア
603に、再生リトライ処理によって再生可能となった
欠陥セクタのデータをコピーする。このとき、未使用交
替セクタは当該パケットの未使用交替セクタの中で最も
若い位置のセクタを割り当てる。ステップ703にて光
ディスク再生中であればステップ701に戻り、次の欠
陥セクタの検出を行う。このようにして、光ディスクの
再生が終了するまで行い、その再生中に検出した欠陥セ
クタは、バッファメモリ106の交替パケットデータ記
憶エリア602aに次々と記録していく。ステップ70
1で欠陥が検出されない場合には、直接ステップ703
に移行する。ステップ703にて光ディスクの再生が終
了すると、次にステップ704で、前述の、例えば第1
の交替パケットデータ記憶エリア602aの未使用交替
セクタに納められている再生可能となったデータを含む
パケットデータを、光学ヘッド102を用いて光ディス
ク101に記録する。最後にステップ705で、光学ヘ
ッド102を用いて光ディスク101のリードインエリ
ア201とトラック202の欠陥管理テーブルエリア2
05a、205bの第1の交替エリア管理テーブル40
1bを更新する。
【0029】以上、第1のデータエリア206aに欠陥
セクタが検出された場合を説明したが、第2のデータエ
リア206bに欠陥セクタが検出された場合も同様の処
理が可能であることは明白である。また、本実施例にお
いては、第1のデータエリア206aで検出した欠陥セ
クタの交替セクタは第1の交替エリア207aから割り
当てた。しかし、第1の交替エリア207aに未使用交
替セクタが全く無い場合は、異なるエリア、例えば第2
の交替エリア207bから未使用交替セクタを割り当て
ることも可能である。本発明において、第1のデータエ
リア206aの欠陥セクタに対しては第1の交替エリア
207aから交替セクタを割り当てなければならない、
という必然性はなく、別のエリアの交替エリアから交替
セクタを割り当てる場合でも本発明は有効であることは
明白である。また、ステップ702で、欠陥セクタのデ
ータは、リトライ又は誤り訂正によってデータが正常に
読めた場合に、バッファの交替パケットデータ記憶エリ
ア内の未使用交替セクタ603に記憶されるが、欠陥セ
クタの欠陥データが復元できない場合には、バッファの
交替パケットデータ記憶エリア内の未使用交替セクタ6
03に記憶されない。
【0030】次に、本実施例にかかわるCD−RWドラ
イブ装置100において、光ディスク記録中に第1のデ
ータエリア206aで欠陥セクタが検出され、この欠陥
セクタに対して交替セクタを第1の交替エリア207a
から割り当てて交替処理をする場合の、システムコント
ローラによる処理動作を、図8を用いて説明する。図8
は光ディスク記録中の交替処理動作の一実施例を示すフ
ローチャートである。まず、光ディスク101をCD−
RWドライブ装置100に挿入した際、光ディスク10
1の全ての交替エリアにおいて次に使う未使用交替パケ
ットを読みだしてバッファメモリ106に格納する。そ
して、ホストコンピュータ111から送られてくる、光
ディスク101に記録するデータをバッファメモリ10
6の読み出し・書き込み用エリア601に一時記憶して
から、一時記憶された記録データを光ディスク101に
記録する。そして、記録終了後にデータが正しく記録さ
れているかの記録チェックを行う。
【0031】この記録チェック処理中、ステップ801
で、データエラーとなったセクタを欠陥セクタとして検
出する。欠陥セクタを検出した場合、ステップ802
で、バッファメモリ106の第1の交替エリア用交替パ
ケットデータ記憶エリア602aの中で未使用交替セク
タのエリア603に、データエラーとなったセクタの情
報をコピーして記憶する。このデータエラーとなったセ
クタの情報は、バッファメモリ106の読み出し・書き
込み用エリア601に一時記憶されたままとなっている
ので、この記録データからコピーする。このとき、未使
用交替セクタ603としては当該パケットの未使用交替
セクタの中で最も若い位置のセクタを割り当てる。
【0032】ステップ803にて記録チェック中であれ
ばステップ701に戻り、次の欠陥セクタの検出を行
う。このようにして、記録チェックが終了するまで、そ
の記録チェック中に検出した欠陥セクタは、バッファメ
モリ106の第1の交替エリア用交替パケットデータ記
憶エリア602aに次々と記録していく。ステップ80
3にて記録チェックが終了すると、次にステップ804
で、第1の交替エリア用交替パケットデータ記憶エリア
602aの未使用交替セクタ603に納められているデ
ータエラーとなったデータを含むパケットデータ、即
ち、データエラーとなったが、バッファメモリ106の
読出し・書き込み用エリア601に記憶されているデー
タを含むパケットデータを、光学ヘッド102を用いて
光ディスク101に記録する。最後にステップ805
で、光学ヘッド102を用いて光ディスク101のリー
ドインエリア201とトラック202の欠陥管理テーブ
ルエリア205a、205bの第1の交替エリア管理テ
ーブル401aを更新する。
【0033】本実施例によれば、次に欠陥セクタに割り
当てる未使用交替セクタを含むパケットが常にバッファ
メモリ上に保持されているため、データエリアに欠陥セ
クタが検出され、交替エリアに交替処理をする際に、交
替処理が間欠的に発生した場合でも、交替先の交替セク
タを含むパケットデータを、交替処理を行う度に光ディ
スクから読み出す必要がないため、交替処理を高速に行
うことが可能となる。
【0034】また、光ディスクの再生中や記録チェック
中に検出した欠陥セクタは、バッファメモリ上に保持さ
れた交替パケットエリア上で交替セクタを割り当てて交
替処理を行うため、交替処理が発生する度に光ディスク
の再生動作や記録チェック動作を中断する必要がなく、
光ディスクの再生動作をスムーズに行うことが可能とな
る。
【0035】また、複数の欠陥セクタを検出した場合で
も、バッファメモリ上に保持された交替パケットエリア
上で交替セクタを次々と割り当てて交替処理を行うだけ
で、交替セクタを含む交替パケットデータをその都度光
ディスクに記録せず、あとでまとめて記録することが可
能となるため、交替処理を高速に行うことが可能とな
る。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、デ
ータエリアに欠陥セクタが検出され、交替処理が間欠的
に発生した場合でも、交替先の交替セクタを含むパケッ
トのデータを交替処理の度に光ディスクから読み出す必
要がないので、交替処理を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の概略構成の一実
施例を示すブロック図である。
【図2】図1の光ディスク装置で使用する光ディスクの
記録領域のフォーマット例を示す模式図である。
【図3】図2に示すデータエリア又は交替エリアの例を
示す模式図である。
【図4】図2に示す欠陥管理テーブルエリアの内容例を
示す模式図である。
【図5】欠陥管理テーブルの内容例を示す模式図であ
る。
【図6】図1に示す光ディスク装置のバッファメモリの
内容例を示す模式図である。
【図7】光ディスク再生中の交替処理動作の一実施例を
示すフローチャートである。
【図8】光ディスク記録中の交替処理動作の一実施例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…光ディスク、102…光学ヘッド、103…R
Fアンプ、104…デコーダ、105…外部インタフェ
ース、106…バッファメモリ、107…システムコン
トローラ、108…エンコーダ、109…レーザ駆動回
路、110…スピンドルモータ、111…ホストコンピ
ュータ、201…リードインエリア、202…トラッ
ク、203…リードアウトエリア、204…セッショ
ン、205…欠陥管理テーブルエリア、301…パケッ
ト、302…リンクブロック、303…ランインブロッ
ク、304…ユーザーデータブロック、305…ランア
ウトブロック、401…欠陥管理テーブル、501…使
用済交替セクタリスト、502…未使用交替セクタリス
ト、503…使用不可交替セクタリスト、601…読み
出し・書き込み用エリア、602…交替パケットデータ
記憶エリア、603…未使用交替セクタ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体の記録管理領域と、ユーザーがアクセ
    ス可能なデータ領域と、前記データ領域に生じた欠陥セ
    クタに対する交替セクタを提供する交替領域とを有する
    光ディスクに対して光学ヘッドを用いてパケット単位で
    情報の記録および再生を行う光ディスク装置であって、
    前記光ディスクの交替領域に有する前記交替セクタを含
    むパケット情報を読み出して保持する記憶手段を設け、
    前記光ディスクの再生あるいは記録チェック時に生じた
    再生エラー情報に対して、前記光学ヘッドを用いて前記
    光ディスクの読み取りを行うことによって再生可能とし
    た欠陥セクタ情報を前記記憶手段の未使用交替セクタに
    記憶し、かつ、再生あるいは記録チェック終了後に、前
    記記憶手段に記憶している交替セクタを含むパケット情
    報を前記光学ヘッドを用いて前記光ディスクの交替領域
    に記録することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】媒体の記録管理領域、ユーザーがアクセス
    可能なデータ領域、前記データ領域に生じた欠陥セクタ
    に対する交替セクタを提供する交替領域を有する光ディ
    スクから前記光ディスクの交替領域に有する前記交替セ
    クタを含むパケット情報を読み出して保持する記憶手段
    と、前記光ディスクに対してパケット単位で情報の記録
    及び再生を行う手段と、前記光ディスクの再生あるいは
    記録チェック時に生じた再生エラー情報に対して、再生
    可能とした欠陥セクタ情報を前記記憶手段の前記交替パ
    ケットデータ記憶領域にある未使用交替セクタに記憶す
    る手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光ディスク装置において、
    前記記憶手段の前記未使用領域には、再生あるいは記録
    チェックが終了するまで前記再生可能とした欠陥セクタ
    情報を記憶し、再生あるいは記録チェックが終了した後
    に、前記記憶手段の前記未使用領域に記憶している交替
    セクタを含むパケット情報を、前記光ディスクの前記交
    替領域に記録する手段を備えることを特徴とする光ディ
    スク装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の光ディスク装置にお
    いて、前記記憶手段は、読出し・書き込み用領域及び交
    替パケットデータ記憶領域を有し、前記交替パケットデ
    ータ記憶領域に前記光ディスクの交替領域に有する前記
    交替セクタを含む前記パケット情報を読み出して保持す
    ることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項2又は3記載の光ディスク装置にお
    いて、前記光ディスクから再生する場合に生じた再生エ
    ラー情報に対して、前記光学ヘッドを用いて前記光ディ
    スクの読み取りを行うことによって再生可能とした欠陥
    セクタ情報を前記記憶手段の前記未使用交替セクタに記
    憶することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項2、3又は4記載の光ディスク装置
    において、再生可能とした前記欠陥セクタ情報を、前記
    記憶手段の前記交替パケットデータ記憶領域にある複数
    の未使用交替セクタに順序良く記憶することを特徴とす
    る光ディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の光ディスク装置において、
    更に、前記光ディスクの前記交替領域にある欠陥管理テ
    ーブルを更新する手段とを備えることを特徴とする光デ
    ィスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005041186A1 (ja) * 2003-10-24 2005-05-06 Ricoh Company, Ltd. 情報記録装置と情報記録方法と記録媒体

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