JP2003240494A - 訓練システム - Google Patents

訓練システム

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JP2003240494A
JP2003240494A JP2002036531A JP2002036531A JP2003240494A JP 2003240494 A JP2003240494 A JP 2003240494A JP 2002036531 A JP2002036531 A JP 2002036531A JP 2002036531 A JP2002036531 A JP 2002036531A JP 2003240494 A JP2003240494 A JP 2003240494A
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training system
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JP2002036531A
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Yasuhisa Tamaki
靖久 玉木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】臨場感を持ってダイナミックに対話的に訓練す
ること。 【解決手段】行為対象映像を生成する生成器2と、行為
対象映像を表示する表示器6と、行為者Mの行為を光学
的に検出する検出器11と、行為対象映像を見る行為者
Mの行為に基づいて行為対象映像を変更する変更器14
とから構成されている。行為者の行為に基づいて行為対
象映像が変更されるので、ダイナミックに訓練が行われ
得る。表示器6に表示される行為対象映像と行為者の位
置は、共通3次元座標系で記述されることが特に重要で
ある。映像と訓練者Mの位置的関係がダイナミックに3
次元化され、映像の奥行きに対する訓練者の3次元的行
為を含む訓練が可能になる。ダイナミックに対話型の訓
練を可能にし、映像があたかもリアルな現実物体である
かのように実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、訓練システムに関
し、特に、射撃行為を含む訓練システムに関する。
【0002】
【従来の技術】射撃訓練には、実弾射撃と、これを補完
する模擬訓練とがある。模擬訓練では、射撃対象がバー
チャルに生成される。模擬訓練で用いられる射撃銃とし
ては、実弾射撃銃と光線銃とが用いられる。
【0003】光線銃を用いる場合、図5に示されるよう
に、映像投影器101から犯人の挙動を含む模擬訓練用
映像がスクリーン102に投影される。訓練者103
は、スクリーン102に投影されている射撃対象特に公
務執行妨害の現行犯に対して威嚇射撃の振りをしてピス
トルに代わる光線銃(例示:レーザー光線銃)104を
向ける。訓練者のそのような行為を想定する模擬映像作
成器106は、バーチャルに訓練者のその行為に対応す
る犯人の行為を生成して、その行為を映像投影器101
を介してスクリーン102に投影する。訓練者は、犯人
の動向次第(例示:警官に対する反抗的行為)では、光
線105を空中に発射する。犯人は、その発射に対応す
る発射音に対応して、逃亡を図り、又は、更に反抗的に
警官に向かう。このようなシミュレーションのための映
像が、スクリーン102に時系列的に投影されて生成さ
れる。
【0004】日本では、スペース又は保安の点で定位置
の訓練がほとんどである。更に、訓練者が映像に合わせ
る訓練がほとんどである。公知のこのような訓練装置で
は、模擬映像作成器106は警官の動向をバーチャルに
推定しているだけであり、警官のリアルな行為に対応し
ておらず、臨場感がない。凶悪犯罪が増加している近年
では、犯人側から発砲を受けて警官が死傷する事例が増
加しており、射撃の正確さの訓練だけでなく、発砲時の
保身にも気を配った臨場感がある訓練が求められる。
【0005】臨場感を持ってダイナミックに対話的に訓
練することができることが望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、臨場
感を持って対話的に訓練することができる訓練システム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0008】本発明による訓練システムは、行為対象映
像を生成する生成器(2)と、行為対象映像を表示する
表示器(6)と、行為者(M)の行為を光学的に検出す
る検出器(11)と、行為対象映像を見る行為者(M)
の行為に基づいて行為対象映像を変更する変更器(1
4)とから構成されている。行為者の行為に基づいて行
為対象映像のストーリが変更されので、ダイナミックに
訓練が行われ得る。検出器としては、複数のCCDカメ
ラが好適である。実物を2次元座標系で位置的に検出す
る複数のカメラは、その撮影対象の3次元位置情報を計
算により求めることができる。光学的な検出器(11)
に代えられて身体の複数部位に装着されるジャイロが用
いられ得るが、ジャイロが検出する情報の累積誤差は、
高精度な訓練の障害になり、行為の邪魔になる。光学的
検出器は、そのような累積誤差がなく、且つ、無接触検
出が可能であり行為の邪魔にならない。ストーリの変更
は、映像変更の信号(13)がなければ規定された通り
の時系列映像が投影されるが、何らかの信号(13)が
あれば、他の規定された時系列映像が投影されることを
意味している。
【0009】表示器(6)に表示される行為対象映像と
行為者の位置は、共通3次元座標系で記述されることが
特に重要である。映像と訓練者(M)の位置的関係がダ
イナミックに3次元化され、映像の奥行きに対する訓練
者の3次元的行為(例示:犯人に対する退却・後退)を
含む訓練が可能になる。
【0010】行為対象映像は、敵(例示:兵隊、犯罪
者)と、敵が持つ武器(例示:ナイフ、銃、ライフル
銃、戦車の大砲)とを含む。武器の位置と武器が向く方
向の単位ベクトルが共通3次元座標系で記述されてい
る。検出器は、行為者の身体の複数部位の位置を検出
し、複数部位の位置に基づいて、行為者の行為を判定す
る。行為者の行為は行為者が持つ道具(7)の運動を含
む。従って、検出器(11)は道具(7)の位置を光学
的に検出する。
【0011】道具としては、光線銃(7)が好適に例示
される。光線銃(7)の使用により、映像に対して更に
ダイナミックである訓練が可能になる。光線銃(7)に
代えられて実弾を発射するピストルが用いられることは
当然である。光線銃(7)から発射された光弾(8)の
着弾点(Q)が共通3次元座標系で記述される。光弾又
は弾丸(8)の着弾点(Q)の座標がフィードバックさ
れ、映像の変更が行われる。映像と訓練者(M)のダイ
ナミックに完全な双方向(対話的)訓練を可能にするシ
ミュレータ又はダイナミックナなシミュレーションの技
術が確立される。
【0012】表示器(6)に表示される行為対象映像を
検出する映像検出器(17)が追加される。この場合、
表示器は、行為対象映像を物理的に形成する形成器
(4)と、形成器(4)に形成されている行為対象映像
をスクリーン(6)に投影する投影器とから形成されて
いる。このような投影器は、ビデオプロジェクタとして
周知である。映像検出器(17)が検出する検出映像と
行為対象映像とが共通座標化されることにより、表示器
(6)に表示される行為対象映像と行為者の位置が共通
3次元座標系で記述されることにより、着弾点(Q)が
共通3次元座標系で記述されることになり、既述のダイ
ナミックなシミュレーションの技術が具体的に実現す
る。映像検出器(17)は、CCDカメラが好適に用い
られ得る。
【0013】行為者(M)の行為は行為者が持つ道具
(7)の運動を含み、検出器(11)は、道具(7)の
位置を光学的に検出する。光線銃(7)の位置と向き
は、共通3次元座標系で記述されている。3次元的に更
にダイナミックに対話型訓練システムが完成する。
【0014】本発明による訓練システムは、行為対象映
像を表示するスクリーン(6)と、スクリーン(6)を
見る訓練者(M)を検出する検出器(11)とを具え、
行為対象映像と訓練者(M)は共通座標系で記述されて
いる。この表現は、映像と人との間のダイナミックな対
話型訓練システムの普遍的定義であり、このようなシス
テムは本発明者には知られていない。ここで、検出器
(11)が検出する訓練者(M)の位置情報は、スクリ
ーン(6)に表示するための映像信号が持つ数値情報で
はなく、その数値情報の情報源(例示:投影用影像の液
晶画面上の2次元座標値)とは無関係な情報源(例示:
スクリーンを撮影するCCDカメラの2次元座標画面の
2次元座標値)から得られるものであることが決定的に
重要である。
【0015】共通座標系で記述される行為対象映像は人
を含み、共通座標系で記述される訓練者は武器を含む。
共通座標系で記述される行為対象映像は人が持つ映像武
器を更に含み、映像武器が向く方向の単位ベクトルは共
通座標系で3次元情報として記述されている。座標系の
共有化により、スクリーン上の2次元情報を実質的に3
次元情報化することができる。訓練者の銃が発射する光
弾のスクリーン上の着弾点は共通座標系で記述される。
訓練者の武器が向く方向と人の位置とに基づいて得点が
計算される。得点の計算により、訓練者の訓練程度の評
価を行うことができ、ゲームセンタの遊興機械として実
現することができる。訓練は、警官の射撃訓練の他に、
航空機のコクピット内のパイロットの棍棒による抵抗の
訓練が例示される。
【0016】着弾点の位置と人の位置とに基づいて得点
が計算されることも重要である。
【0017】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による訓練
システムの実施の形態は、映像投影器がスクリーンとと
もに設けられている。その映像投影器1には、図1に示
されるように、模擬映像生成器2が接続している。模擬
映像生成器2は、プログラムの人為的途中選択、又は、
物理的状態変化に伴う自動的電気信号発生に基づいて、
模擬映像信号3を生成する。映像投影器1は、画像を表
示する液晶表示面4を有し、液晶表示面(スライド)4
に光透過照射することにより、模擬映像信号3を訓練用
投影映像5に変換してスクリーン6に映写する。
【0018】訓練者Mは、射撃銃7により模擬弾を発射
する。射撃銃7として、光線銃が好適に例示される。模
擬弾として、光弾8が好適に例示される。訓練者Mと射
撃銃7は、定められた3次元空間領域の中で自由に移動
することが許容されている。訓練者Mは、その領域内で
自由に運動して自由な姿勢で射撃銃7を手に持って自由
に選択する位置にある射撃銃7から任意の角度で光弾8
を発射することができる。
【0019】模擬映像生成器2は、射撃銃7の位置を含
む訓練者Mの行為状態を認識する物理状態認識器9を含
んでいる。その3次元空間領域の外側に、射撃銃7の位
置を含む訓練者Mの物理状態を検出する物理状態検出器
11が配置されている。物理状態検出器11は、訓練者
Mと射撃銃7を撮影して訓練者Mと射撃銃7の光学的実
像を2次元電気信号である行為信号12に変換して出力
するCCDカメラを含んでいる。
【0020】行為信号12と物理状態検出器11である
自動焦点カメラのズームレンズのレンズ位置は、物理状
態認識器9に入力する。物理状態検出器11は、訓練者
M又は射撃銃7を追尾することができる追尾型自動焦点
カメラであることが好ましい。物理状態認識器9は、行
為信号12に基づいて、射撃銃7の位置と、訓練者Mと
射撃銃7の位置関係とを認識する。物理状態検出器11
の1次元レンズ位置と2次元時系列映像の大小関係に基
づいて、物理状態認識器9は、訓練者Mと射撃銃7の移
動方向と、訓練者Mと射撃銃7の3次元的相対的位置関
係とを計算により割り出すことができる。このような認
識のためには、画像認識の常套技術が適用されている。
物理状態認識器9は、訓練者Mと射撃銃7の移動方向
と、訓練者Mと射撃銃7の3次元的相対的位置関係とに
基づいて、訓練者Mの行動パターン13を推定して出力
する。
【0021】行動パターン13は、模擬映像生成器2の
模擬映像ダイナミック生成器14に入力する。模擬映像
ダイナミック生成器14は、図2に示されるように、固
定的時系列映像を固定的に生成する固定プログラム15
と、固定的時系列映像を選択的に生成する選択プログラ
ム16とを有している。選択プログラム16は、教官の
指導方針(例示:上級、中級のようなレベル選択)又は
乱数信号に基づいて映像組み替えを行う静的選択プログ
ラム16−1と、行動パターン13に基づいて固定的時
系列映像を組み替え自在に繋ぎ変える動的選択プログラ
ム16−2とから構成されている。動的選択プログラム
16−2は、行動パターン13と乱数信号に基づいて動
的選択プログラム16−2を起動するかどうかを選択す
る副次的プログラム16−2’を有している。
【0022】スクリーン6に映写される映像には、原点
を示す原点規定映像が含まれている。原点規定映像とし
て、3位置の十字映像が好ましい。3つの十字映像は、
スクリーンに固定されているのではなく、スクリーンに
映写される映像に含まれていることが好ましく、液晶表
示面4に生成されている。光弾8とスクリーン6とが交
叉する着弾点Qは、着弾点位置検出器17により検出さ
れる。着弾点位置検出器17は、スクリーン6の前方に
固定的に配置されるCCDカメラが好適に例示される。
スクリーン6に着弾点位置検出機能を持たせることは、
可能である。着弾点位置検出器17は、3つの十字線映
像に基づいて2次元座標系を設定して、その2次元座標
系上で着弾点Qの位置座標を計算により求めることがで
きる。
【0023】図3は、既述の機器系統の回路ブロックを
示している。固定プログラム15は、時系列映像フレー
ムの時系列的集合である。その部分集合の選択的組合せ
は、模擬映像生成器2により生成されて、映像投影器1
の液晶表示面4に形成され、液晶表示面4の映像がスク
リーン6に映写される。訓練用投影映像5は、液晶表示
面4に生成される映像の投影画像である。
【0024】スクリーン6に映写される映像は、訓練者
Mの目に入る。訓練者Mの目に入る映像には、犯人の映
像が含まれている。犯人を規定する外郭線は、マーキン
グされて映像化されている。マーキングとしては、符号
化点列が好適に例示され、犯人の足領域、腕領域、腹部
領域、頭領域のように領域別の複数種類の符号化点列が
用いられる。
【0025】訓練用投影映像5を見て行動する訓練者M
と射撃銃7は、物理状態検出器11により撮影される。
射撃銃7の運動を含む訓練者Mの行為に対応する行為信
号12は、物理状態検出器11から出力されて模擬映像
生成器2の物理状態認識器9に入力される。訓練者Mが
着ているスーツにも、符号化点列の訓練者身体表示が行
われることが好ましい。訓練者身体表示は、物理状態認
識器9が訓練者Mの基本的行動要素を認識することを容
易化することができる。物理状態認識器9は、訓練者M
の基本的行動要素の組合せに基づいて、射撃態勢、座り
姿勢のような警戒態勢、後ろ向きのような消極姿勢、銃
口を空中に向ける威嚇姿勢、射撃銃7を手に持っていな
い無作為姿勢のような行動パターン13を推定する。
【0026】訓練者Mの複数領域の位置と射撃銃7の3
次元的位置は、図4に示されるように、物理状態検出器
11を構成する複数のCCDカメラ11−1,2により
計算的に求められる。物理状態認識器9は、それぞれの
CCDカメラ11−1,2の電荷結合素子面に結像する
訓練者Mの複数領域(図では頭領域18が示されてい
る)の基準点Pの座標と電荷結合素子面の原点O1,O
2とに基づいて、頭領域18の基準点Pと電荷結合素子
面の原点O1,O2とを結ぶそれぞれの直線と、CCD
カメラ11−1,2の光軸19−1,2との間の2つの
2次元角度θ1,θ2を算出する。
【0027】物理状態認識器9は、それらの2次元角度
θ1,θ2に基づいて、頭領域18の基準点Pの3次元
位置を割り出すことができる。同様に、物理状態認識器
9は、射撃銃7の基準点P’と電荷結合素子面の原点O
1,O2とを結ぶそれぞれの直線と、CCDカメラ11
−1,2の光軸19−1,2との間の2つの2次元角度
θ’1,θ’2を算出する。物理状態認識器9は、それ
らの2次元角度θ’1,θ’2に基づいて、射撃銃7の
基準点P’の3次元位置を割り出すことができる。行為
信号12は、物理状態検出器11により、訓練者Mの各
部分の3次元身体位置座標信号12−1と3次元銃位置
信号12−2に変換されて模擬映像生成器2の物理状態
認識器9に入力される。
【0028】射撃銃7から発射される光弾8がスクリー
ン6に光点的に入射する着弾点Q(図3参照)は、着弾
点位置検出器17ののCCD画面上に実像として結像す
る。着弾点Qの座標は、液晶表示面4の生成映像を記述
する2次元座標系で定義されている。着弾点Qの着弾点
座標21は、3次元身体位置座標信号12−1と3次元
銃位置信号12−2を記述する座標系で記述されてい
る。着弾点座標21は、着弾点位置検出器17から出力
されて模擬映像生成器2の物理状態認識器9に入力す
る。物理状態認識器9は、3次元身体位置座標信号12
−1,2と着弾点座標21とに基づいて、模擬映像ダイ
ナミック生成器14を選択的に起動する。
【0029】図5は、本発明による訓練システムの実施
の形態を示す動作フローを示している。訓練は、教官の
訓練テーマの選択の指示により開始される(ステップS
1)。その指示により、訓練用投影映像5がスクリーン
6に映写される。2度目の指示がなければ、既に映写さ
れている時系列映像5−jの次の時系列点の時系列映像
5−(j+1)が映写される(ステップS2)。物理状
態認識器9は、人の行為に対応する3次元身体位置座標
信号12−1と訓練用投影映像5とに基づいて、訓練用
投影映像5を組み換えて映像転換を行うかどうかを判定
する。
【0030】訓練者Mの態度が積極的攻撃姿勢であり訓
練用投影映像5の犯人がその訓練者Mを注視しているが
銃を犯人に向けていない場合、ステップS3で、物理状
態認識器9は行動パターン13として第1組替信号13
−1を生成して模擬映像ダイナミック生成器14に出力
する。模擬映像ダイナミック生成器14は、第1組替信
号13−1に基づいて動的選択プログラム16−2を起
動し(ステップS5)、犯人が警官である訓練者Mに向
かってくる映像5−k(k=1)に変更する。
【0031】訓練者Mの態度が積極的攻撃姿勢であり訓
練用投影映像5の犯人がその訓練者Mを注視していて、
且つ、訓練者Mが銃を犯人に向けている場合、ステップ
S4で、物理状態認識器9は行動パターン13として第
2組替信号13−2を生成して模擬映像ダイナミック生
成器14に出力する。模擬映像ダイナミック生成器14
は、第2組替信号13−2に基づいて動的選択プログラ
ム16−2を起動し、犯人が警官から逃走する映像5−
s(s=1)に変更する。この場合、乱数的に処理し
て、副次的プログラム16−2’を起動し(ステップS
5)、犯人が警官に対して向かってくる映像に変更する
ことがあり得る。犯人が攻撃的でない場合、物理状態認
識器9は、映像不変更信号13−0を生成し、時系列映
像5−(j+1)の次の時系列点の映像5−(j+2)
を生成するように動的選択プログラム16−2を動作さ
せる(ステップS5)。
【0032】次に、訓練者Mの発砲行為の有無が判定さ
れる。ステップS6で訓練者Mに発砲行為がないと判定
されれば、第1組替信号13−1、第2組替信号13−
2又は映像不変更信号13−0に基づいて、ステップS
2で、変更後映像又は不変更映像が映写される。第1組
替信号13−1、第2組替信号13−2又は映像不変更
信号13−0が出力されて暫時の間は、ステップS3と
ステップS4では、同じ判断が繰り返される。暫時の間
を過ぎて依然として犯人が攻撃的であり警官に対して発
砲する姿勢を明らかに示していて、且つ、警官が犯人に
対して発砲しない場合、訓練は終了し、訓練者には著し
く大きい減点評価が行われる。本装置がゲームとして用
いられている場合には、ゲームオーバーである。
【0033】訓練者Mの発砲があれば、公知のプログラ
ムである静的選択プログラム16−1が模擬映像ダイナ
ミック生成器14により起動される(ステップS7)。
静的選択プログラム16−1の公知プログラムは、犯人
が逃走を開始し、又は、警官に足を打たれた犯人が倒れ
るシーンを生成する。犯人の死亡のような行為(ステッ
プS8)により、本シミュレータの動的シミュレーショ
ンは終了する。このようなステップから形成されるプロ
セスの任意のステップの間に、ステップS1と同じよう
な教官の指示に基づく映像変更ステップを挿入すること
ができる。
【0034】射撃銃7は、照準器を持つことができる。
照準器は、射撃銃7に固定されている固定光軸上に出射
される光線を常態的に発射することができる。この場
合、その光線の照射点の座標に基づいて、物理状態認識
器9は射撃銃7の銃口が向く方向を計算することができ
る。射撃銃7の引き金が引かれた場合には、引き金動作
信号が無線で物理状態認識器9に送信される。引き金動
作信号を受信した物理状態認識器9は、光線の照射点を
着弾点Qとして判断する。
【0035】犯人の行動と、訓練者Mの身体的行動と、
訓練者Mの射撃行動と、着弾点とに基づいて、訓練者M
に対する評価点が計算される。犯人が警官に向かって発
砲するプログラム上の時刻とその時刻の前であり警官が
発砲した時刻との間の時刻差がより短く、着弾点がより
適性であれば、より高得点の評価を受ける。射撃領域に
は、犯人から身を隠す物影のような現実に近い物理環境
が用意されることが好ましい。発砲時の保身に気を配っ
た姿勢、犯人から物影に身を隠す姿勢は、身体の複数分
割領域の相対的位置から判断が容易であり、このような
高度な姿勢を採りながら犯人の白旗行為に至らせる行為
連鎖には、最も高い評点が与えられ、瞬間的に高度な判
断と行為と犯人とのダイナミックな関係行動の訓練を可
能にすることができる。
【0036】図3は、本発明による訓練システムの実施
の他の形態を含んでいる。点Qは、犯人のピストル又は
ライフルの弾丸発射軸心線方向Lを示すようにスクリー
ン6に映像化されている。弾丸発射軸心線方向Lの始発
点と弾丸発射軸心線方向Lにある犯人弾丸発射軌跡は、
模擬映像ダイナミック生成器14の映像信号に含まれて
いる。訓練者Mが発砲する前に時間的に先行して射撃犯
人が弾丸を発射した場合、弾丸発射軸心線方向Lの上に
訓練者Mが存在していれば、訓練者Mは犯人から命中射
撃されることになる。犯人の射撃の命中・非命中は、弾
丸発射軸心線方向Lと訓練者Mの位置とに基づいて、物
理状態認識器9により判断される。
【0037】図5のステップS7とステップS8との間
に、ステップS9が追加挿入される。ステップS9で、
犯人発砲により犯人発砲弾丸が訓練者Mに命中しなけれ
ば、プロセスはステップS8を介してステップS1に戻
る。ステップS9で、犯人発砲により犯人発砲弾丸が訓
練者Mに命中すれば、本シミュレーションは終了し、又
は、ゲームオーバーである。
【0038】光弾を物理的に発射する光線銃に代えられ
て、いわゆるポインタが用いられる。ポインタは、銃の
弾丸発射方向を検出する方向検出器(例示:ジャイロ、
2点で電磁波を放出するELの装着)を持つ銃である。
ポインタである銃(道具)は、行為者の一部であり、そ
の道具を含んで行為者の姿勢を計算により検出すること
により、弾丸を計算的に(仮想的に)に発射することが
できる。
【0039】
【発明の効果】本発明による訓練システムは、ダイナミ
ックに対話型の訓練を可能にし、映像があたかもリアル
な現実物体であるかのように実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による訓練システムの実施の形
態を示す正面図である。
【図2】図2は、プログラムを示す仮想図である。
【図3】図3は、本発明による訓練システムの実施の形
態の具体的な回路を示す回路ブロック図である。
【図4】図4は、検出器を示す正面図である。
【図5】図5は、本発明による訓練方法の実施の形態を
示す動作フロー図である。
【図6】図6は、公知装置を示す正面図である。
【符号の説明】
2…生成器 4…形成器 6…表示器(スクリーン) 7…道具(武器、光線銃) 8…光弾 11…検出器 14…変更器 17…映像検出器 M…行為者(訓練者)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行為対象映像を生成する生成器と、 前記行為対象映像を表示する表示器と、 行為者の行為を検出する検出器と、 前記行為対象映像を見る前記行為者の行為に基づいて前
    記行為対象映像のストーリを変更する変更器とを具える
    訓練システム。
  2. 【請求項2】前記表示器に表示される前記行為対象映像
    と前記行為者の位置は、共通座標系で記述されている請
    求項1の訓練システム。
  3. 【請求項3】前記行為対象映像は、 敵と、 前記敵が持つ武器とを含み、 前記行為者の位置と前記武器が向く方向の単位ベクトル
    が前記共通座標系で記述され、 前記共通座標系は3次元である請求項2の訓練システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記検出器は、前記行為者の身体の複数部
    位の位置を検出し、前記複数部位の位置に基づいて、前
    記行為者の行為を判定する請求項1〜3から選択される
    1請求項の訓練システム。
  5. 【請求項5】前記行為者の行為は前記行為者が持つ道具
    の運動を含み、 前記検出器は、前記道具の位置を検出する請求項1〜4
    から選択される1請求項の訓練システム。
  6. 【請求項6】前記道具は光線銃である請求項5の訓練シ
    ステム。
  7. 【請求項7】前記道具から発射された弾丸の着弾点が前
    記共通座標系で記述される請求項5の訓練システム。
  8. 【請求項8】前記表示器に表示される前記行為対象映像
    を検出する映像検出器を備え、 前記表示器は、 前記行為対象映像を物理的に形成する形成器と、 前記形成器に形成されている前記行為対象映像をスクリ
    ーンに投影する投影器を具え、 前記映像検出器が検出する検出映像と前記行為対象映像
    とが共通座標化されることにより、前記着弾点が前記共
    通座標系で記述される請求項7の訓練システム。
  9. 【請求項9】前記映像検出器はCCDカメラである請求
    項8の訓練システム。
  10. 【請求項10】前記行為者の行為は前記行為者が持つ道
    具の運動を含み、 前記検出器は、前記道具の位置を光学的に検出し、 前記光線銃の位置と向きは、前記共通座標系で記述され
    ている請求項8の訓練システム。
  11. 【請求項11】行為対象映像を表示するスクリーンと、 前記スクリーンを見る行為者を検出する検出器とを具
    え、 前記行為対象映像と前記行為者は共通座標系で記述され
    ている訓練システム。
  12. 【請求項12】前記共通座標系で記述される行為対象映
    像は人を含み、 前記共通座標系で記述される前記行為対象映像は武器を
    含む請求項11の訓練システム。
  13. 【請求項13】前記映像武器が向く方向の単位ベクトル
    は前記共通座標系で3次元情報として記述されている請
    求項12の訓練システム。
  14. 【請求項14】前記行為者の銃が発射する弾丸の前記ス
    クリーン上の着弾点は前記共通座標系で記述される請求
    項12の訓練システム。
  15. 【請求項15】前記行為者の銃が向く方向と前記人の位
    置とに基づいて得点が計算される請求項12の訓練シス
    テム。
  16. 【請求項16】前記着弾点の位置と前記人の位置とに基
    づいて得点が計算される請求項14の訓練システム。
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