JP2003240322A - 空気流挙動予測方法 - Google Patents
空気流挙動予測方法Info
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- JP2003240322A JP2003240322A JP2002045160A JP2002045160A JP2003240322A JP 2003240322 A JP2003240322 A JP 2003240322A JP 2002045160 A JP2002045160 A JP 2002045160A JP 2002045160 A JP2002045160 A JP 2002045160A JP 2003240322 A JP2003240322 A JP 2003240322A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気流挙動予測を容易かつ短時間で行う方法
を得る。また、この方法を用いることで、3次元CAE
を用いた空気流挙動予測の時間を短縮する。 【解決手段】 パソコン用のCAEソフトを提供する。
このCAEソフトは、装置の温度コントロール特性を、
特徴的な2次元配置図で計算、予測する(図4)。この
CAEソフトは、簡便な操作性があり、短時間に計算で
きる。パソコン用CAEソフトと第2ステップの3次元
CAEソフトの計算結果とは定性的によい一致を示す。
パソコン用CAEによる簡便な方法により良好な特性を
持つと思われる候補を選択する。この絞り込んだ候補を
3次元CAEソフトにかけて、高精度の空気流の挙動予
測を行う。3次元CAEソフトによる計算回数を低減す
ることにより、空気流挙動予測に要する全体の時間を短
縮することができる。
を得る。また、この方法を用いることで、3次元CAE
を用いた空気流挙動予測の時間を短縮する。 【解決手段】 パソコン用のCAEソフトを提供する。
このCAEソフトは、装置の温度コントロール特性を、
特徴的な2次元配置図で計算、予測する(図4)。この
CAEソフトは、簡便な操作性があり、短時間に計算で
きる。パソコン用CAEソフトと第2ステップの3次元
CAEソフトの計算結果とは定性的によい一致を示す。
パソコン用CAEによる簡便な方法により良好な特性を
持つと思われる候補を選択する。この絞り込んだ候補を
3次元CAEソフトにかけて、高精度の空気流の挙動予
測を行う。3次元CAEソフトによる計算回数を低減す
ることにより、空気流挙動予測に要する全体の時間を短
縮することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に空気流を通
す装置における空気流の挙動を予測する方法に関する。
す装置における空気流の挙動を予測する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用エアコンユニットでは、操作者が
操作器のレバーを好みの温度を示す目盛りに合わせるこ
とにより温度コントロールが行われる。このレバーの動
きによりエアコンユニット内の空気流経路に設けたドア
が回転駆動され、エバポレータにより冷却した空気と、
ヒータコアにより加熱した空気との混合比が変わり、エ
アコン出口の吹出し温度が変わる。
操作器のレバーを好みの温度を示す目盛りに合わせるこ
とにより温度コントロールが行われる。このレバーの動
きによりエアコンユニット内の空気流経路に設けたドア
が回転駆動され、エバポレータにより冷却した空気と、
ヒータコアにより加熱した空気との混合比が変わり、エ
アコン出口の吹出し温度が変わる。
【0003】車両用エアコンユニットを設計する際に
は、上記の操作者の操作量とエアコン温度の変化量との
関係を表す温度コントロール特性が重要な要素となる。
従来、車両用エアコンユニットを設計する際には、試
作、試験を行うことで温度コントロール特性を測定し、
良好な結果が得られなかった場合は、試作品手直し、試
験という手順を繰り返していた。このような方法で温度
コントロール特性を改良するのでは、短期開発が要求さ
れた場合、上記の試作、試験といった各手順を速くして
も、要求に応えるには限界があった。
は、上記の操作者の操作量とエアコン温度の変化量との
関係を表す温度コントロール特性が重要な要素となる。
従来、車両用エアコンユニットを設計する際には、試
作、試験を行うことで温度コントロール特性を測定し、
良好な結果が得られなかった場合は、試作品手直し、試
験という手順を繰り返していた。このような方法で温度
コントロール特性を改良するのでは、短期開発が要求さ
れた場合、上記の試作、試験といった各手順を速くして
も、要求に応えるには限界があった。
【0004】これに対し、近年、大型コンピュータによ
る3次元CAE(Computer Aided Engineering)を用いる
ことによって、熱流体の挙動を数値解析できるようにな
った。この3次元CAEを用いてエアコンユニット内部
の熱流体の挙動を予測することにより、温度コントロー
ル特性が予測でき、エアコンユニット設計を容易にする
ことができる。
る3次元CAE(Computer Aided Engineering)を用いる
ことによって、熱流体の挙動を数値解析できるようにな
った。この3次元CAEを用いてエアコンユニット内部
の熱流体の挙動を予測することにより、温度コントロー
ル特性が予測でき、エアコンユニット設計を容易にする
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
3次元CAEによる数値解析の計算時間は、例えば、数
時間から数10時間というように非常に長い。また、エ
アコンユニットのモデル作成にも時間がかかる。車両用
エアコンユニットの設計には、モデル作成、数値解析、
モデル手直し、数値解析の繰り返しが必要になる。した
がって、3次元CAEを使用しても、これらの合計時間
は依然として大きく、設計に使用するには実用的な時間
ではない。
3次元CAEによる数値解析の計算時間は、例えば、数
時間から数10時間というように非常に長い。また、エ
アコンユニットのモデル作成にも時間がかかる。車両用
エアコンユニットの設計には、モデル作成、数値解析、
モデル手直し、数値解析の繰り返しが必要になる。した
がって、3次元CAEを使用しても、これらの合計時間
は依然として大きく、設計に使用するには実用的な時間
ではない。
【0006】また、3次元CAEによる数値解析を行う
場合、形状モデル作成及び計算条件設定などの方法を設
計者自身が短期間に習得するのは困難であり、訓練され
た専任者が必要である。上記のように、車両用エアコン
ユニットの基本的な配置から過去の蓄積ノウハウを活か
して、温度コントロール特性の改良方向を早期に設計者
が見出すことのできる手法が、従来はなかった。
場合、形状モデル作成及び計算条件設定などの方法を設
計者自身が短期間に習得するのは困難であり、訓練され
た専任者が必要である。上記のように、車両用エアコン
ユニットの基本的な配置から過去の蓄積ノウハウを活か
して、温度コントロール特性の改良方向を早期に設計者
が見出すことのできる手法が、従来はなかった。
【0007】上記の問題点は、車両用エアコンユニット
の温度コントロール特性の改良をするとき発生するだけ
ではない。例えば、通常の熱交換を行うエアコンユニッ
ト又は、エアコンユニットの吹出しダクトなどにおいて
も、ユニット内部の圧損の発生による空気流の挙動を予
測する簡便な手法はなかった。
の温度コントロール特性の改良をするとき発生するだけ
ではない。例えば、通常の熱交換を行うエアコンユニッ
ト又は、エアコンユニットの吹出しダクトなどにおいて
も、ユニット内部の圧損の発生による空気流の挙動を予
測する簡便な手法はなかった。
【0008】本発明は、空気流挙動予測を容易かつ短時
間で行う方法を得ることを目的とするものである。ま
た、本発明は、上記空気流挙動予測方法を用いることに
よって、3次元CAEを用いた空気流挙動予測の計算時
間を短縮することを目的とするものである。
間で行う方法を得ることを目的とするものである。ま
た、本発明は、上記空気流挙動予測方法を用いることに
よって、3次元CAEを用いた空気流挙動予測の計算時
間を短縮することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。本発明は、第1ステ
ップとして、設計者でも使用できるパーソナルコンピュ
ータ用のCAEソフトを提供する。このCAEソフト
は、装置の温度コントロール特性を、特徴的な2次元配
置図で計算予測する。このCAEソフトは、設計者が自
ら使える程度に簡便な操作性があり、大型コンピュータ
用3次元CAEソフトと比較して、極めて短時間に計算
できる。
成するためになされたものである。本発明は、第1ステ
ップとして、設計者でも使用できるパーソナルコンピュ
ータ用のCAEソフトを提供する。このCAEソフト
は、装置の温度コントロール特性を、特徴的な2次元配
置図で計算予測する。このCAEソフトは、設計者が自
ら使える程度に簡便な操作性があり、大型コンピュータ
用3次元CAEソフトと比較して、極めて短時間に計算
できる。
【0010】上記パソコン用CAEソフトの計算結果
を、第2ステップとしての3次元CAEソフトに引き継
ぐことができる。上記パソコン用CAEソフトと第2ス
テップの3次元CAEソフトの計算結果とは定性的に良
い一致を示す。したがって、第1ステップの簡便な方法
を繰り返し行い、良好な特性を持つと思われる候補を選
択する。この絞り込んだ候補を3次元CAEソフトにか
けて、高精度の空気流の挙動予測を行う。このようにす
ることで、3次元CAEソフトによる1回の計算時間が
長くても、その計算回数を低減することができるので、
空気流挙動予測に要する全体の時間を短縮することがで
きる。
を、第2ステップとしての3次元CAEソフトに引き継
ぐことができる。上記パソコン用CAEソフトと第2ス
テップの3次元CAEソフトの計算結果とは定性的に良
い一致を示す。したがって、第1ステップの簡便な方法
を繰り返し行い、良好な特性を持つと思われる候補を選
択する。この絞り込んだ候補を3次元CAEソフトにか
けて、高精度の空気流の挙動予測を行う。このようにす
ることで、3次元CAEソフトによる1回の計算時間が
長くても、その計算回数を低減することができるので、
空気流挙動予測に要する全体の時間を短縮することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の空気流挙動予測方法を、
車両用エアコンユニットの設計に適用した例について、
図を用いて説明する。最初に、車両用エアコンユニット
(以下、単に「ユニット」という。)における温度コン
トロール特性について説明をする。
車両用エアコンユニットの設計に適用した例について、
図を用いて説明する。最初に、車両用エアコンユニット
(以下、単に「ユニット」という。)における温度コン
トロール特性について説明をする。
【0012】図1はユニットの側面断面を示し、図2は
温度調整操作部の外観を示し、図3は温度コントロール
特性を示す。図1において、外部から導入され、シロッ
コファン1により送風された空気は、エバポレータ2に
より冷却され、ユニット3へ流入する。ユニット3内
は、入り口4から直接出口5へ進む第1の経路6と、ヒ
ータコア7を通る第2の経路8が形成される。したがっ
て、第2の経路8を通過する空気は高温となる。
温度調整操作部の外観を示し、図3は温度コントロール
特性を示す。図1において、外部から導入され、シロッ
コファン1により送風された空気は、エバポレータ2に
より冷却され、ユニット3へ流入する。ユニット3内
は、入り口4から直接出口5へ進む第1の経路6と、ヒ
ータコア7を通る第2の経路8が形成される。したがっ
て、第2の経路8を通過する空気は高温となる。
【0013】外部からの操作により回転駆動されるドア
9が設けられる。ドア9は、入り口4から流入した空気
流を第1の経路6と第2の経路8とに分配する。ドア9
の回転角度θを変化させることにより、第1の経路6と
第2の経路8を通る空気流の比率が変わり、これにより
出口5から吐き出される空気温度が調整される。ドア9
の回転角度θが0のとき、第2の経路8が塞がれるの
で、冷却空気はすべて第1の経路6を通って出口5から
吐き出される。したがって、エアコンの温度は最低とな
る。
9が設けられる。ドア9は、入り口4から流入した空気
流を第1の経路6と第2の経路8とに分配する。ドア9
の回転角度θを変化させることにより、第1の経路6と
第2の経路8を通る空気流の比率が変わり、これにより
出口5から吐き出される空気温度が調整される。ドア9
の回転角度θが0のとき、第2の経路8が塞がれるの
で、冷却空気はすべて第1の経路6を通って出口5から
吐き出される。したがって、エアコンの温度は最低とな
る。
【0014】角度θが最大のとき、第1の経路6が塞が
れるので、冷却空気はすべて第2の経路8においてヒー
タコア7により加熱されることになる。したがって、エ
アコンの温度は最高となる。エアコンの温度調整は、図
2に示すように、車内に設けられたエアコン調整用の操
作部10のレバー11を高温から低温までの好みの目盛
り12に合わせることにより行われる。レバー11の位
置を変えるとドアの回転角度θが変化し、エアコン温度
が最低値から最大値まで変化する。
れるので、冷却空気はすべて第2の経路8においてヒー
タコア7により加熱されることになる。したがって、エ
アコンの温度は最高となる。エアコンの温度調整は、図
2に示すように、車内に設けられたエアコン調整用の操
作部10のレバー11を高温から低温までの好みの目盛
り12に合わせることにより行われる。レバー11の位
置を変えるとドアの回転角度θが変化し、エアコン温度
が最低値から最大値まで変化する。
【0015】図3は、ユニット3の温度コントロール特
性を示すグラフである。グラフの横軸はドア9の回転角
度θ(レバー11の目盛り位置)を表し、縦軸は出口5
での吐き出し温度を表す。特性A〜Dは温度コントロー
ル特性を示す。特性Aは、理想的な特性であり、ドア角
度θ(レバー11の目盛り位置)の変化と温度の変化が
一致している。
性を示すグラフである。グラフの横軸はドア9の回転角
度θ(レバー11の目盛り位置)を表し、縦軸は出口5
での吐き出し温度を表す。特性A〜Dは温度コントロー
ル特性を示す。特性Aは、理想的な特性であり、ドア角
度θ(レバー11の目盛り位置)の変化と温度の変化が
一致している。
【0016】特性B、Cは、悪い特性を示す。この場合
は、レバー11を動かしても温度変化が少ない領域が多
く、全閉又は全開位置に近づくと急激に温度が変化す
る。このような特性では、操作者が希望する温度に調整
することは困難である。特性Dは、特性Aに近く、製品
に採用可能な特性である。
は、レバー11を動かしても温度変化が少ない領域が多
く、全閉又は全開位置に近づくと急激に温度が変化す
る。このような特性では、操作者が希望する温度に調整
することは困難である。特性Dは、特性Aに近く、製品
に採用可能な特性である。
【0017】上記のような温度コントロール特性は、ユ
ニット3内の空気流の挙動を予測することにより、予測
することができる。以下に、空気流挙動予測方法を組み
入れたユニットの設計方法を説明する。図4〜図6は、
ユニット(車両用エアコンユニット)の設計手順を示
す。図4〜図6は、全体で1つの手順を示す。図4は、
2次元データを使用して表計算ソフト(例、EXCE
L)により温度コントロール特性の予測を短時間で行う
手順を示し、図5は、3次元CAEにより温度コントロ
ール特性予測を高精度で行う手順を示し、図6は、試作
を含む詳細設計の手順を示す。
ニット3内の空気流の挙動を予測することにより、予測
することができる。以下に、空気流挙動予測方法を組み
入れたユニットの設計方法を説明する。図4〜図6は、
ユニット(車両用エアコンユニット)の設計手順を示
す。図4〜図6は、全体で1つの手順を示す。図4は、
2次元データを使用して表計算ソフト(例、EXCE
L)により温度コントロール特性の予測を短時間で行う
手順を示し、図5は、3次元CAEにより温度コントロ
ール特性予測を高精度で行う手順を示し、図6は、試作
を含む詳細設計の手順を示す。
【0018】ユニット3の設計は、車両のモデルチェン
ジなどに応じて行われる。図4において、最初に車両の
仕様が決まると、それに伴うユニット計画図が得られる
(S1)。デザインレビューでこの計画図に基づいて配
置図のラフスケッチが作成され、BMPデータ(ビッド
マップデータ)に変換される(S2)。
ジなどに応じて行われる。図4において、最初に車両の
仕様が決まると、それに伴うユニット計画図が得られる
(S1)。デザインレビューでこの計画図に基づいて配
置図のラフスケッチが作成され、BMPデータ(ビッド
マップデータ)に変換される(S2)。
【0019】図7にラフスケッチの例を示す。ラフスケ
ッチは、ユニット3の側面断面形状を2次元で表したも
のである。このラフスケッチが読み取られ、BMPデー
タに変換される。このとき、ユニット形状の各部の物性
として、入り口4、出口5、熱流体経路13、ヒータコ
ア7が指定される。なお、ドア9は、物性としては固体
と同様に取り扱われる。このラフスケッチは、ドア9の
角度θを変えて複数枚作成される。
ッチは、ユニット3の側面断面形状を2次元で表したも
のである。このラフスケッチが読み取られ、BMPデー
タに変換される。このとき、ユニット形状の各部の物性
として、入り口4、出口5、熱流体経路13、ヒータコ
ア7が指定される。なお、ドア9は、物性としては固体
と同様に取り扱われる。このラフスケッチは、ドア9の
角度θを変えて複数枚作成される。
【0020】BMPデータをパーソナルコンピュータに
内蔵した表計算ソフトに取り込む(S3)。この取り込
みのための具体的手順については後述するが、独自のプ
ログラムを使用することにより、設計者が実施すること
ができる。この取り込みにより、デジタルデータの各ピ
クセルの位置と色の情報が表計算ソフトの各セルに当て
はめられる。表計算ソフトの各セルに熱流体の基本式が
埋め込まれる。
内蔵した表計算ソフトに取り込む(S3)。この取り込
みのための具体的手順については後述するが、独自のプ
ログラムを使用することにより、設計者が実施すること
ができる。この取り込みにより、デジタルデータの各ピ
クセルの位置と色の情報が表計算ソフトの各セルに当て
はめられる。表計算ソフトの各セルに熱流体の基本式が
埋め込まれる。
【0021】また、表計算ソフトに取り込まれたデータ
は、画像としてディスプレイに表示される。図8は、表
計算ソフトに取り込まれたデータの画像を示す。この画
像では、入り口4、出口5、熱流体経路13、ヒータコ
ア7がそれぞれ異なった色で表示される。例えば、入り
口4が青、出口5が黄色、経路13が緑、ヒートコア7
が赤で指定される。なお、図では、異なる色を異なるハ
ッチングで表している。
は、画像としてディスプレイに表示される。図8は、表
計算ソフトに取り込まれたデータの画像を示す。この画
像では、入り口4、出口5、熱流体経路13、ヒータコ
ア7がそれぞれ異なった色で表示される。例えば、入り
口4が青、出口5が黄色、経路13が緑、ヒートコア7
が赤で指定される。なお、図では、異なる色を異なるハ
ッチングで表している。
【0022】表計算ソフトにより、各セルに埋め込まれ
た熱流体の基本式を用いた計算が実行される(S4)。
この計算方法は公知のものであるので、ここでの詳細な
説明は省略する。計算結果が表示される(S5)。図9
〜図11に、計算結果の例を示す。図9は、速度ベクト
ルを表示している。ここでは、ユニット3内の各部にお
ける空気流について、流れの方向が矢印の向きで、流速
の大きさが矢印の長さで表示されている。
た熱流体の基本式を用いた計算が実行される(S4)。
この計算方法は公知のものであるので、ここでの詳細な
説明は省略する。計算結果が表示される(S5)。図9
〜図11に、計算結果の例を示す。図9は、速度ベクト
ルを表示している。ここでは、ユニット3内の各部にお
ける空気流について、流れの方向が矢印の向きで、流速
の大きさが矢印の長さで表示されている。
【0023】図10は、速度スカラーを表示している。
ここでは、ユニット3内の各部における空気流につい
て、流速の大きさが色により区別して表示される。例え
ば、赤が高速、青が低速、そのほかの色が中間速を表
す。図では、異なる色を異なるハッチングで示してい
る。図11は、温度分布を表示している。ここでは、ユ
ニット3内の各空間の温度が異なる色で表示される。図
では、異なる温度を異なるハッチングで示している。
ここでは、ユニット3内の各部における空気流につい
て、流速の大きさが色により区別して表示される。例え
ば、赤が高速、青が低速、そのほかの色が中間速を表
す。図では、異なる色を異なるハッチングで示してい
る。図11は、温度分布を表示している。ここでは、ユ
ニット3内の各空間の温度が異なる色で表示される。図
では、異なる温度を異なるハッチングで示している。
【0024】計算結果に基づいて、評価が行われる(S
6)。ここでは、温度コントロール特性として、ドア9
の角度θと出口5における熱流体の温度の関係を調べ
る。この結果、温度コントロール特性として図3の特性
A又はDに近い特性が得られていればOKとし、そうで
なければNGとする。また、圧損の発生状況なども調べ
られる。
6)。ここでは、温度コントロール特性として、ドア9
の角度θと出口5における熱流体の温度の関係を調べ
る。この結果、温度コントロール特性として図3の特性
A又はDに近い特性が得られていればOKとし、そうで
なければNGとする。また、圧損の発生状況なども調べ
られる。
【0025】ステップS6でOKであれば候補の1つと
する。NGであれば候補から外し、修正案を作成する
(S7)。この修正案を用いて、再度ステップS1〜6
の手順を繰り返す。ステップS1〜3のいずれの手順に
戻るかは、ステップS6の評価の際に決められる。以上
の図4の手順によれば、ステップS1〜6までの手順
は、1回当たり5〜15分で完了することができる。
する。NGであれば候補から外し、修正案を作成する
(S7)。この修正案を用いて、再度ステップS1〜6
の手順を繰り返す。ステップS1〜3のいずれの手順に
戻るかは、ステップS6の評価の際に決められる。以上
の図4の手順によれば、ステップS1〜6までの手順
は、1回当たり5〜15分で完了することができる。
【0026】図4に示す手順を繰り返すことにより、必
要数の候補を取得する。図4の手順による計算結果は、
3次元CAEによるものよりも精度は落ちるが、定性的
には一致する。つまり、図4の手順で良好な結果が得ら
れなかった場合は、3次元CAEによっても良好な結果
は得られない。したがって、図4の手順により候補数を
絞ることで、3次元CAEで詳細計算を行う回数を低減
し、温度コントロール特性予測のための全体の計算時間
を短縮することができる。
要数の候補を取得する。図4の手順による計算結果は、
3次元CAEによるものよりも精度は落ちるが、定性的
には一致する。つまり、図4の手順で良好な結果が得ら
れなかった場合は、3次元CAEによっても良好な結果
は得られない。したがって、図4の手順により候補数を
絞ることで、3次元CAEで詳細計算を行う回数を低減
し、温度コントロール特性予測のための全体の計算時間
を短縮することができる。
【0027】図4の手順で得られた複数の候補は、図5
の大型コンピュータによる3次元CAEによる温度コン
トロール特性改良の処理に渡される(S21)。以下の
手順は、大型コンピュータを用いて従来行われていた公
知のものであるので、詳細な説明は省略する。各候補の
ラフスケッチのBMPデータが、3次元形状認識データ
(例、IGES)に変換された後に、CADソフト用の
データに変換される(S22)。
の大型コンピュータによる3次元CAEによる温度コン
トロール特性改良の処理に渡される(S21)。以下の
手順は、大型コンピュータを用いて従来行われていた公
知のものであるので、詳細な説明は省略する。各候補の
ラフスケッチのBMPデータが、3次元形状認識データ
(例、IGES)に変換された後に、CADソフト用の
データに変換される(S22)。
【0028】製図用CADソフト(例、UG/CATI
A)を用いて、空気モデリングが作成される(S2
3)。3次元CAEにおけるメッシュ、BC(境界条
件)の設定(例、PATRAN/ICEM)が行われる
(S24)。熱流体の基本式を用いた計算ソフトによ
り、熱流体の挙動の計算(例、STAR−CD)がされ
る(S25)。結果がグラフィック表示(例、Fiel
dview)される(S26)。
A)を用いて、空気モデリングが作成される(S2
3)。3次元CAEにおけるメッシュ、BC(境界条
件)の設定(例、PATRAN/ICEM)が行われる
(S24)。熱流体の基本式を用いた計算ソフトによ
り、熱流体の挙動の計算(例、STAR−CD)がされ
る(S25)。結果がグラフィック表示(例、Fiel
dview)される(S26)。
【0029】結果が評価される(S27)。ここでは、
図4のステップS6と同様に、各候補について、ドア9
の角度θと出口5における熱流体の温度の関係などを調
べる。評価の結果、良好な特性が得られなければNGと
し、修正案を作成する(S28)。この修正案を用い
て、ステップS23以下の手順が繰り返えされる。良好
な温度コントロール特性が得られれば、ステップS27
でOKとなり、最終案として出力される(S29)。
図4のステップS6と同様に、各候補について、ドア9
の角度θと出口5における熱流体の温度の関係などを調
べる。評価の結果、良好な特性が得られなければNGと
し、修正案を作成する(S28)。この修正案を用い
て、ステップS23以下の手順が繰り返えされる。良好
な温度コントロール特性が得られれば、ステップS27
でOKとなり、最終案として出力される(S29)。
【0030】この最終案は、3次元CAEにより温度コ
ントロール特性が高精度で評価されている。また、3次
元CAEによる計算は非常に時間がかかるが、本例では
絞られた数の候補に対してのみ計算を行っているので、
計算回数が低減されていて、全体の温度コントロール特
性評価時間は短縮されている。
ントロール特性が高精度で評価されている。また、3次
元CAEによる計算は非常に時間がかかるが、本例では
絞られた数の候補に対してのみ計算を行っているので、
計算回数が低減されていて、全体の温度コントロール特
性評価時間は短縮されている。
【0031】最終案が、図6の詳細設計に使用される
(S41)。製図用CADソフト(例、UG/CATI
A)により、最終案から詳細モデル図面が作成される
(S42)。高速造形装置(例、高速FDM)を用い
て、試作モデルが作成される(S43)。
(S41)。製図用CADソフト(例、UG/CATI
A)により、最終案から詳細モデル図面が作成される
(S42)。高速造形装置(例、高速FDM)を用い
て、試作モデルが作成される(S43)。
【0032】作成したモデルを改造(手作業)して(S
44)、実験を行う(S45)。この結果、NGであれ
ば、モデルの修正案を作成し(S46)、モデルを改造
した(S44)上で、再度実験を行う(S45)。実験
の結果OKとなれば、必要に応じて詳細モデル図面を修
正して(例、UG/CATIA)(S47)、最終図面
の出図をする(S48)。
44)、実験を行う(S45)。この結果、NGであれ
ば、モデルの修正案を作成し(S46)、モデルを改造
した(S44)上で、再度実験を行う(S45)。実験
の結果OKとなれば、必要に応じて詳細モデル図面を修
正して(例、UG/CATIA)(S47)、最終図面
の出図をする(S48)。
【0033】以上、図4〜図6を用いてユニットの設計
手順を説明したが、次に、図4のステップS3の、ラフ
スケッチから得たBMPデータを表計算ソフトへ取り込
む方法について詳細を説明する。図12は、BMPデー
タを表計算ソフトへ取り込む手順を示す。ステップS6
1で、BMPファイルをテキスト化する。この手順は、
以下のように行われる。
手順を説明したが、次に、図4のステップS3の、ラフ
スケッチから得たBMPデータを表計算ソフトへ取り込
む方法について詳細を説明する。図12は、BMPデー
タを表計算ソフトへ取り込む手順を示す。ステップS6
1で、BMPファイルをテキスト化する。この手順は、
以下のように行われる。
【0034】(1)BMPファイルを読み取る。
(2)ユニット3の全高寸法を入力する。この全高寸法
を入力することにより、BMPデータの縮尺を求めるこ
とができる。 (3)BMPデータの各ピクセルについて、その位置
(座標)ごとに、ユニット3の各部の熱流体に対する物
性を表す色が指定される。例えば、入り口4が青、出口
5が黄色、経路13が緑、ヒートコア7が赤で指定され
る。 (4)以上のようにしてピクセルごとに指定された位置
及び色が、全高と共にテキストファイルへ書き出され
る。
を入力することにより、BMPデータの縮尺を求めるこ
とができる。 (3)BMPデータの各ピクセルについて、その位置
(座標)ごとに、ユニット3の各部の熱流体に対する物
性を表す色が指定される。例えば、入り口4が青、出口
5が黄色、経路13が緑、ヒートコア7が赤で指定され
る。 (4)以上のようにしてピクセルごとに指定された位置
及び色が、全高と共にテキストファイルへ書き出され
る。
【0035】ステップS62で、テキストファイルが表
計算用のデータに変換される。 (1)テキストファイルの読み込みが行われる。ここで
は、テキストデータ中の最大最小要素の位置からピクセ
ルの高さを取り出して、入力されている全高寸法から、
ピクセル1つあたりの実高さを計算する。そして、表計
算ソフト上で取り扱いやすい大きさとするため、ユニッ
ト3のBMPデータの縦横サイズを展開する予定の表計
算ソフトの縦横のセル個数に縮小フィットさせた位置を
計算する。これを各ピクセルの位置決め補助データとす
る。
計算用のデータに変換される。 (1)テキストファイルの読み込みが行われる。ここで
は、テキストデータ中の最大最小要素の位置からピクセ
ルの高さを取り出して、入力されている全高寸法から、
ピクセル1つあたりの実高さを計算する。そして、表計
算ソフト上で取り扱いやすい大きさとするため、ユニッ
ト3のBMPデータの縦横サイズを展開する予定の表計
算ソフトの縦横のセル個数に縮小フィットさせた位置を
計算する。これを各ピクセルの位置決め補助データとす
る。
【0036】(2)テキストデータを表計算ソフト上へ
数値データとして展開する。このとき、表計算データが
オーバーフローしないような工夫を行う。つまり、縮小
フィットさせた場合のセル位置の補助データを参照し、
各ピクセルに対する同一色の連続データなどを排除す
る。
数値データとして展開する。このとき、表計算データが
オーバーフローしないような工夫を行う。つまり、縮小
フィットさせた場合のセル位置の補助データを参照し、
各ピクセルに対する同一色の連続データなどを排除す
る。
【0037】以上の(1)(2)の処理により、各ピク
セルは、展開される表計算のセル位置、物性などをあら
わす色データ、同一色の連続性データ、実データ変換時
のXYでなどを保持する。これにより、ラフスケッチの
読み込みから得られたデータが、表計算ソフト上のデー
タに展開される。
セルは、展開される表計算のセル位置、物性などをあら
わす色データ、同一色の連続性データ、実データ変換時
のXYでなどを保持する。これにより、ラフスケッチの
読み込みから得られたデータが、表計算ソフト上のデー
タに展開される。
【0038】ステップS63で、表計算データをグラフ
ィック化する。 (1)表計算ソフト上に数値データとして展開された、
各ピクセルデータに付随する位置及び連続性データか
ら、描画位置を割り出す。これにより、ディスプレイ上
に適切な位置と大きさで表示されることとなる。 (2)表示計算ソフトの各セルに、色データを展開す
る。これにより、図8に示した色分けされた画像がディ
スプレイ上に表示される。
ィック化する。 (1)表計算ソフト上に数値データとして展開された、
各ピクセルデータに付随する位置及び連続性データか
ら、描画位置を割り出す。これにより、ディスプレイ上
に適切な位置と大きさで表示されることとなる。 (2)表示計算ソフトの各セルに、色データを展開す
る。これにより、図8に示した色分けされた画像がディ
スプレイ上に表示される。
【0039】以上、本発明を車両用エアコンユニットの
設計に用いた例について説明をしてきたが、本発明の空
気流挙動予測方法は、車両用エアコンユニット以外のそ
のほかの装置の空気流挙動予測にも有効である。例え
ば、加熱空気と冷却空気の混合を行わず、通常の熱交換
のみを行うエアコンユニット又は、エアコンユニットの
吹出しダクトなどにおいても有効である。これらのユニ
ットでは、空気流の圧損の発生状況を予測して、効率の
よいユニットの設計に役立てることができる。
設計に用いた例について説明をしてきたが、本発明の空
気流挙動予測方法は、車両用エアコンユニット以外のそ
のほかの装置の空気流挙動予測にも有効である。例え
ば、加熱空気と冷却空気の混合を行わず、通常の熱交換
のみを行うエアコンユニット又は、エアコンユニットの
吹出しダクトなどにおいても有効である。これらのユニ
ットでは、空気流の圧損の発生状況を予測して、効率の
よいユニットの設計に役立てることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、2次元データにより空
気流の挙動予測を容易に行う方法が得られる。また、2
次元データによる空気流挙動予測方法を用いることで、
従来長時間を要していた3次元CAEを用いた、空気流
挙動解析の計算時間を短縮することができる。
気流の挙動予測を容易に行う方法が得られる。また、2
次元データによる空気流挙動予測方法を用いることで、
従来長時間を要していた3次元CAEを用いた、空気流
挙動解析の計算時間を短縮することができる。
【図1】本発明を適用する車両用エアコンユニットの側
面断面図である。
面断面図である。
【図2】図1のユニットの温度調整を行う操作部の外観
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図1のユニットの温度コントロール特性を示す
図である。
図である。
【図4】本発明を適用した車両用エアコンユニットの設
計手順を示すフローチャート(その1)である。
計手順を示すフローチャート(その1)である。
【図5】本発明を適用した車両用エアコンユニットの設
計手順を示すフローチャート(その2)である。
計手順を示すフローチャート(その2)である。
【図6】本発明を適用した車両用エアコンユニットの設
計手順を示すフローチャート(その3)である。
計手順を示すフローチャート(その3)である。
【図7】図4の処理で作成されるラフスケッチを示す図
である。
である。
【図8】図4の処理で作成される表計算ソフトに取り込
まれたデータを表示した図である。
まれたデータを表示した図である。
【図9】図4の手順で計算された結果(その1)を示す
図である。
図である。
【図10】図4の手順で計算された結果(その2)を示
す図である。
す図である。
【図11】図4の手順で計算された結果(その3)を示
す図である。
す図である。
【図12】図4の表計算ソフトへの取り込み手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
1…シロッコファン
2…エバポレータ
3…エアコンユニット
4…入り口
5…出口
6…第1の経路
7…ヒータコア
8…第2の経路
9…ドア
10…操作部
11…レバー
12…目盛り
13…熱流体経路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 片岡 拓也
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソー内
(72)発明者 北田 基博
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソー内
(72)発明者 平山 俊作
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソー内
Fターム(参考) 3L061 BE04 BF07
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に空気流を通す装置の2次元形状を
示す2次元データを作成するステップと、 前記2次元データを表計算ソフトに読み込ませるステッ
プと、 前記表計算ソフトにより、流体の基本式を用いて空気流
の挙動を計算し、予測結果として出力するステップと、 を具備することを特徴とする空気流挙動予測方法。 - 【請求項2】 内部に空気流を通す装置の2次元形状を
示す2次元データを作成するステップと、 前記2次元データを表計算ソフトに読み込ませるステッ
プと、 前記表計算ソフトにより、流体の基本式を用いて空気流
の挙動を計算し、計算結果を出力するステップと、 前記計算結果に基づいて、複数の2次元形状の候補を選
択するステップと、 前記2次元形状の各候補について、3次元CAEを用い
て、空気流の挙動の計算を行い、予測結果として出力す
るステップと、 を具備することを特徴とする空気流挙動予測方法。 - 【請求項3】 前記装置は、空気流の熱交換を行う装置
である請求項1又は2に記載の空気流挙動予測方法。 - 【請求項4】 前記装置は、エアコンである請求項1又
は2に記載の空気流挙動予測方法。 - 【請求項5】 内部に空気流を通す装置の2次元形状を
パーソナルコンピュータで扱う2次元データに変換する
ステップと、 前記2次元データの構成ピクセルを順次取り出し、テキ
ストデータ化するステップと、 前記テキストデータを、表計算ソフトの各セルに数値デ
ータとして展開するステップと、 を具備することを特徴とする、空気流挙動予測方法にお
ける表示計算ソフトへの読み込み方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002045160A JP2003240322A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 空気流挙動予測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002045160A JP2003240322A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 空気流挙動予測方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003240322A true JP2003240322A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27784236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002045160A Pending JP2003240322A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 空気流挙動予測方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003240322A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006208000A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 熱/電力管理装置 |
-
2002
- 2002-02-21 JP JP2002045160A patent/JP2003240322A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006208000A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 熱/電力管理装置 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040603 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060622 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060718 |