JP2003237649A - 無限軌道式磁気走行装置 - Google Patents

無限軌道式磁気走行装置

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JP2003237649A
JP2003237649A JP2002044781A JP2002044781A JP2003237649A JP 2003237649 A JP2003237649 A JP 2003237649A JP 2002044781 A JP2002044781 A JP 2002044781A JP 2002044781 A JP2002044781 A JP 2002044781A JP 2003237649 A JP2003237649 A JP 2003237649A
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endless track
track type
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JP2002044781A
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English (en)
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Yoji Takasu
洋司 高須
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の形状、大きさを変えることなくビード
上に、色テープ等の倣い補助設備を設けず、更に高所、
狭隘部での走行で段取り時間を少なくし、倣い走行を遠
隔操作で精度良く行うことができる無限軌道式磁気走行
装置を提供すること。 【解決手段】 無限軌道式磁気走行装置1にCCDカメ
ラ3等の撮像装置を設け、走行面に走行装置外からレー
ザー光等の目標線を投影し、走行面上に投影した目標線
を撮像装置で画像を取り込み、画像処理装置5で画像処
理することにより、走行中不意に発生する横滑り等を感
知し補正することにより、走行直線性(倣い精度)を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石により無
限軌道を構成し、鋼鉄構造物等の磁性材の壁面を垂直走
行や天井走行する無限軌道式磁気走行装置に関し、特
に、超音波探傷装置やテレビカメラ等を設置して遠隔操
作することにより人間がアクセスできない、例えば配管
の中、大型圧力容器での高所部位、放射線雰囲気内での
検査・物の運搬等を行う無限軌道式磁気走行装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ボイラ、原子力関連設備、化学プラン
ト、船舶等は構造物やシステムの健全性を維持するため
に定期的に点検・保守作業を実施するが、このような大
型構造物での作業は高所での作業、高温度雰囲気内での
作業、又は放射線照射環境下での作業等の劣悪な作業環
境で実施することが多く、安全確保のための対策や事前
作業に多くの人員、時間及び費用を費やしている。一
方、経済的見地から、保守作業期間の短縮や点検保守作
業の精度向上が強く要求されており、安全、迅速且つ高
精度な点検・保守作業の実施が求められている。
【0003】この解決策の一つとして、上記構造物の垂
直面や天井面等を含む構成面上や配管表面上を重力方向
に制限されずに自走し、点検・保守作業を実施するいわ
ゆる点検ロボットと呼ばれる装置の開発が関係方面で進
められている。これらの装置において、従来の技術とし
て、特開平8−2455号公報記載の「独立無限軌道式
磁気走行装置」があり、この走行装置は、例えば超音波
探傷検査を実施する場合においては、走行面上にある削
り取られていない溶接部に倣い補助設備として色テープ
を設け、この色テープをセンサーで認識しながら倣い走
行を実施していた。
【0004】前記従来の無限軌道式磁気走行装置の例を
図4(a)の平面図、図4(b)の要部正面図及び図4
(c)の溶接部断面図により説明する。前記無限軌道式
磁気走行装置1は、用途に応じて、例えば無限軌道式磁
気走行装置1の前部に超音波探傷検査の深触子走査駆動
部7を設置し、溶接部の探傷を実施する場合に溶接部ビ
ード11にならって走行する必要があり、例えば倣い走
行させる溶接部ビード11に倣い補助設備として色テー
プ8を設けて倣い走行を実施していたため、高所作業で
は足場の組み立て等を行って探傷前に色テープ8の取り
付けが必要になり、段取りに時間と費用がかかってい
た。また、溶接部ビード11に色テープ8を取り付けて
いるため、溶接部をグラインダー等で削り取っている場
合、深触子9がビード11上の探索範囲10を走査する
必要があっても、深触子9を走査させることができない
という問題があった。さらに、前述のような状況を避け
るために、深触子9の走査範囲外に色テープ8を設けて
実施することが考えられるが、無限軌道式磁気走行装置
1の外形寸法が大きくなり、実用的な大きさ又は形状で
なくなるという問題があった。また、曲率面を走行させ
る際にはレーザー光が見えなくなるため、レーザー光源
を付け替えする必要がある。
【0005】また、前記従来技術の装置は、深触子9の
走査面に色テープ8を設けるため、溶接部のビード11
部分を削り取って平滑面にしてしまうと、ビード11部
分が外から見えなくなり、ビード11上に深触子9を走
査させる必要のある探傷部位は探傷不可能であった。ま
た、深触子9の走査面外に色テープ8を取り付けた場
合、装置外形寸法が大きくなり実用的ではなかった。
【0006】また、図5(a)の側面図、図5(b)の
平面図に示すように他の従来の無限軌道式磁気走行装置
1では、走行装置1の走行方向延長線上または走行面上
にレーザー発生装置3のレーザー光源を取り付けるため
走行面が平面であると有利であるが、図5(a)に示す
ような曲率走行面においては、走行装置1の走行方向と
レーザー光の照射方向の違いによりCCDカメラ2を用
いてスクリーン4上でレーザー光を確認できなくなるこ
とがあり、このような時にはレーザー光源をたびたび付
け替えることが必要となり、段取り作業が多くなり遠隔
装置としてのメリットがなくなってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では下
記に示す問題点があった。まず、無限軌道式磁気走行装
置1に倣い走行を実施させようとする走行面や、走行位
置近くに倣い補助設備を追設しなくてはならず、例えば
高所での走行の場合、倣い補助設備を追設するための時
間および費用がかかるという問題がある。また、狭隘部
等の倣い補助設備を取付ることができない場所もあるの
で、無限軌道式磁気走行装置1を適用できない場所が存
在するという問題がある。
【0008】他方で、前述のように深触子9による走査
面の溶接部上に色テープ8を設けるため、無限軌道式磁
気走行装置1に取り付けた深触子9を走査する際に、ビ
ード11上の深触子9を用いての走行ができないという
問題がある。このような状況を避けるために、深触子走
査面外に色テープ8を設けて実施することが考えられる
が、無限軌道式磁気走行装置1の外形寸法が大きくな
り、実用的な大きさ又は形状でなくなるという問題があ
る。
【0009】さらに、上記従来技術では、無限軌道式磁
気走行装置1が曲率面上を走行する際に、前記走行装置
1の走行方向とレーザー光の照射方向の違いにより、C
CDカメラ2を用いてレーザー光を確認できなくなるた
め、レーザー光源をしばしば取り替える必要がある。
【0010】本発明の課題は、装置の形状、大きさを変
えることなくビード上に、色テープ等の倣い補助設備を
設けず、更に高所、狭隘部での走行で段取り時間を少な
くし、倣い走行を遠隔操作で精度良く行うことができる
無限軌道式磁気走行装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成により解決される。すなわち、複数の永久磁石を連
接して車体の両側に設けた一対の無限軌道を備えた(鋼
鉄構造物等)磁性材の壁面を走行する無限軌道式磁気走
行装置において、ビジコン、CCD等の撮像装置と、走
行装置外にある光源から走行装置の計画走行進路に投射
された光束線を前記撮像装置で撮像して得られた画像デ
ータから走行装置の実進路と計画進路の偏差を検出する
画像処理装置と、該画像処理装置で検出した実進路と計
画進路の偏差に基づき走行装置の進路偏差を解消させる
駆動制御装置とを搭載した無限軌道式磁気走行装置であ
る。
【0012】このとき走行装置外にある光源としてレー
ザ発生装置を用いることができる。
【0013】また、撮像装置を走行装置の前後にそれぞ
れ設けても良い。
【0014】
【作用】本発明の無限軌道式磁気走行装置にCCDカメ
ラ等の撮像装置を設けてあるので、走行面に走行装置外
からレーザー光等の目標線を投影し、走行面上に投影し
た目標線を撮像装置で画像を取り込み、画像処理装置で
画像処理することにより、走行装置の実進路と計画進路
の偏差を検出して、走行中不意に発生する横滑り等を感
知し補正することにより、走行直線性(倣い精度)を向
上させることができる。
【0015】また、無限軌道式磁気走行装置にCCDカ
メラ等の撮像装置を設けて、走行しようとする走行面に
走行装置外からレーザー光等の目標線を投影し、レーザ
ー光を直接撮像装置で画像を取り込み、画像処理装置で
画像処理することにより、走行中不意に発生する横滑り
等を感知し、補正することにより、走行直線性(倣い精
度)を向上させることができる。
【0016】また、無限軌道式磁気走行装置の前後にC
CDカメラを取り付け、走行前方と後方に投影した目標
線を撮像装置で画像の取り込みを行い、画像処理装置で
画像処理することにより、倣い精度や走行装置の傾きを
更に精度良く向上させることが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
と共に説明する。以下、本実施の形態の無限軌道式磁気
走行装置を図1のシステム構成図及び図2の曲率走行面
上の走行時の側面図(図2(a))と平面図(図2
(b))及び図3の無限軌道式磁気走行装置の側面図
(図3(a))と正面図(図3(b))により説明す
る。
【0018】本実施の形態の走行装置1は、二車輪で構
成された無限軌道式磁気走行装置1にCCDカメラ2を
設けることにより、無限軌道式磁気走行装置1が走行し
ようとする走行面を撮像する。この走行面に走行装置1
の外から、レーザー発光装置3を用いて走行させようと
する走行線を投影し、得られたレーザー投影線13をC
CDカメラ2で撮像し、画像処理装置5で処理し、処理
画像から計画進路と実進路の偏差を検出し、走行装置1
が計画進路を維持するように偏差分を走行装置1の駆動
制御装置6にフィードバックし、実際の進路が計画進路
からずれている場合には補正する。
【0019】このように、本発明の実施の形態の無限軌
道式磁気走行装置1は、走行面や走行位置近くに倣い補
助設備等を設置することなく、倣い走行を可能にするこ
とができる。上記走行装置1を用いれば走行面に光源を
着ける必要がないため、曲率面を走行させる場合などに
有効である。
【0020】また、本発明の実施の形態の無限軌道式磁
気走行装置1に、例えば超音波探傷検査の深触子走査駆
動部7(図4(a)参照)を設置して検査を実施する場
合、走行面に倣い補助設備を追設する必要がないため、
ビード上も深触子が走査することを可能にし、探傷範囲
(深触子駆動範囲)を拡大することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の無限軌道式磁気走行装置を用い
ることにより、従来の技術のように倣い走行を実施させ
ようとする走行面や、走行位置近くに倣い補助装置を追
設せず、倣い走行が可能となる。このことにより、高所
・狭隘部においても事前作業が少なくなり走行直線性
(倣い精度)を向上させることが可能である。
【0022】また、本発明により、従来の無限軌道式磁
気走行装置で不可能だった探傷範囲を探傷することも可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の無限軌道式磁気走行装
置システム構成図
【図2】 本発明の実施の形態の無限軌道式磁気走行装
置の概略図である。
【図3】 図1の無限軌道式磁気走行装置の側面図(図
3(a))と平面図(図3(b))である。
【図4】 従来の無限軌道式磁気走行装置の例である。
【図5】 従来の無限軌道式磁気走行装置の例である。
【符号の説明】
1 無限軌道走行装置 2 CCDカメラ 3 レーザー発生装置 4 スクリーン 5 画像処理装置 6 駆動制御装置 7 探触子駆動装置 8 色テープ 9 深触子 10 探傷範囲 11 ビード 12 色テープ検
出センサ 13 レーザー投影線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の永久磁石を連接して車体の両側に
    設けた一対の無限軌道を備えた磁性材の壁面を走行する
    無限軌道式磁気走行装置において、 撮像装置と、走行装置外にある光源から走行装置の計画
    走行進路に投射された光束線を前記撮像装置で撮像して
    得られた画像データから走行装置の実進路と計画進路の
    偏差を検出する画像処理装置と、該画像処理装置で検出
    した実進路と計画進路の偏差に基づき走行装置の進路偏
    差を解消させる駆動制御装置とを搭載したことを特徴と
    する無限軌道式磁気走行装置。
  2. 【請求項2】 走行装置外にある光源としてレーザ発生
    装置を用いることを特徴とする請求項1記載の無限軌道
    式磁気走行装置。
  3. 【請求項3】 撮像装置を走行装置の前後にそれぞれ設
    けたことを特徴とする請求項1記載の無限軌道式磁気走
    行装置。
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