JP2003236581A - 曝気攪拌装置 - Google Patents
曝気攪拌装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 曝気機本体を昇降させることなく、簡単な機
構で、曝気機により攪拌されて噴出される汚水の吹出口
の位置を浮沈させて切り替えるだけで、水中に空気を供
給する好気運転と、水中に空気を供給しない嫌気運転と
を簡易に選択して効率的に行うことができるようにした
曝気攪拌装置を提供すること。 【解決手段】 電動機Ｍにより回転駆動される攪拌軸２
に攪拌羽根３を取り付け、汚水を曝気又は攪拌するよう
にした曝気機本体１と、攪拌軸２の外周を覆うように配
設した筒体７とよりなる曝気攪拌装置において、曝気機
本体１を地上側１４に固定するとともに、下部を水中側
に固定し、上端に吹出口９を備えた筒体７の上部を、浮
沈に応じて伸縮する伸縮部６を介してフロート５に取り
付ける。
構で、曝気機により攪拌されて噴出される汚水の吹出口
の位置を浮沈させて切り替えるだけで、水中に空気を供
給する好気運転と、水中に空気を供給しない嫌気運転と
を簡易に選択して効率的に行うことができるようにした
曝気攪拌装置を提供すること。 【解決手段】 電動機Ｍにより回転駆動される攪拌軸２
に攪拌羽根３を取り付け、汚水を曝気又は攪拌するよう
にした曝気機本体１と、攪拌軸２の外周を覆うように配
設した筒体７とよりなる曝気攪拌装置において、曝気機
本体１を地上側１４に固定するとともに、下部を水中側
に固定し、上端に吹出口９を備えた筒体７の上部を、浮
沈に応じて伸縮する伸縮部６を介してフロート５に取り
付ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、曝気攪拌装置に関
し、特に、水中に空気（酸素）を供給する好気運転（曝
気運転）と、水中に空気（酸素）を供給しない嫌気運転
（攪拌運転）とを、曝気機本体を昇降させることなく、
上部に吹出口を備えた筒体を、簡単な機構で浮沈させる
ことにより、簡易に切り替えることができるようにした
曝気攪拌装置に関するものである。
し、特に、水中に空気（酸素）を供給する好気運転（曝
気運転）と、水中に空気（酸素）を供給しない嫌気運転
（攪拌運転）とを、曝気機本体を昇降させることなく、
上部に吹出口を備えた筒体を、簡単な機構で浮沈させる
ことにより、簡易に切り替えることができるようにした
曝気攪拌装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、水中に空気を供給する好気運転
と、水中に空気を供給しない嫌気運転とを、交互に切り
替えて汚水処理を行う場合、汚水処理槽の水面付近に曝
気機を設置して、好気運転時には、電動機により回転駆
動される回転軸を上昇させて、一方向に回転させること
により、汚水を吸い上げ、噴水のように汚水を周囲に飛
散させて汚水の落下により水中に空気を送り込んでエア
レーション（曝気）を行い、一方、嫌気運転時には、回
転軸を降下させて、逆方向に回転させることにより、汚
水中に水流を発生させて攪拌を行うようにしていた。
と、水中に空気を供給しない嫌気運転とを、交互に切り
替えて汚水処理を行う場合、汚水処理槽の水面付近に曝
気機を設置して、好気運転時には、電動機により回転駆
動される回転軸を上昇させて、一方向に回転させること
により、汚水を吸い上げ、噴水のように汚水を周囲に飛
散させて汚水の落下により水中に空気を送り込んでエア
レーション（曝気）を行い、一方、嫌気運転時には、回
転軸を降下させて、逆方向に回転させることにより、汚
水中に水流を発生させて攪拌を行うようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
曝気攪拌装置においては、好気運転と嫌気運転とを切り
替える場合、電動機により回転駆動される回転軸の回転
方向を切り替えることに加えて、好気運転時には、汚水
を吸い上げ、噴水のように汚水を周囲に飛散させ、一
方、嫌気運転時には、汚水中に水流を発生させるため、
攪拌羽根を取り付けた回転軸を昇降させるための機械的
な昇降機構を配設しているので、曝気機の構造が複雑に
なるとともに装置が大型化するという問題があった。
曝気攪拌装置においては、好気運転と嫌気運転とを切り
替える場合、電動機により回転駆動される回転軸の回転
方向を切り替えることに加えて、好気運転時には、汚水
を吸い上げ、噴水のように汚水を周囲に飛散させ、一
方、嫌気運転時には、汚水中に水流を発生させるため、
攪拌羽根を取り付けた回転軸を昇降させるための機械的
な昇降機構を配設しているので、曝気機の構造が複雑に
なるとともに装置が大型化するという問題があった。
【０００４】本発明は、上記従来の曝気攪拌装置の有す
る問題点に鑑み、曝気機本体を昇降させることなく、簡
単な機構で、曝気機により攪拌されて噴出される汚水の
吹出口の位置を浮沈させて切り替えるだけで、水中に空
気を供給する好気運転と、水中に空気を供給しない嫌気
運転とを簡易に選択して効率的に行うことができるよう
にした曝気攪拌装置を提供することを目的とする。
る問題点に鑑み、曝気機本体を昇降させることなく、簡
単な機構で、曝気機により攪拌されて噴出される汚水の
吹出口の位置を浮沈させて切り替えるだけで、水中に空
気を供給する好気運転と、水中に空気を供給しない嫌気
運転とを簡易に選択して効率的に行うことができるよう
にした曝気攪拌装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の曝気攪拌装置は、電動機により回転駆動さ
れる攪拌軸に攪拌羽根を取り付け、汚水を曝気又は攪拌
するようにした曝気機本体と、前記攪拌軸の外周を覆う
ように配設した筒体とよりなる曝気攪拌装置において、
曝気機本体を地上側に固定するとともに、下部を水中側
に固定し、上端に吹出口を備えた筒体の上部を、浮沈に
応じて伸縮する伸縮部を介してフロートに取り付けたこ
とを特徴とする。
め、本発明の曝気攪拌装置は、電動機により回転駆動さ
れる攪拌軸に攪拌羽根を取り付け、汚水を曝気又は攪拌
するようにした曝気機本体と、前記攪拌軸の外周を覆う
ように配設した筒体とよりなる曝気攪拌装置において、
曝気機本体を地上側に固定するとともに、下部を水中側
に固定し、上端に吹出口を備えた筒体の上部を、浮沈に
応じて伸縮する伸縮部を介してフロートに取り付けたこ
とを特徴とする。
【０００６】この曝気攪拌装置は、曝気機本体を地上側
に固定し、好気運転時と嫌気運転時とによる電動機の回
転方向の切り替えるとともに、上端に吹出口を備え、攪
拌軸及び攪拌羽根の外周を覆うように配設した筒体の下
部を水中側に固定し、上部を浮沈に応じて伸縮する伸縮
部を介してフロートに取り付け、これを供給空気量に応
じて浮沈させて切り替えるようにしているから、好気運
転の起動時には、空気をフロート内に送り込むだけでフ
ロート及び筒体を浮上させ簡単に筒体を上部に形成した
吹出口を上昇させ、電動機により回転駆動される攪拌軸
を一方向に回転することにより、攪拌羽根によって、汚
水をこの上昇した筒体上部の吹出口から継続的に噴水の
ように汚水を周囲に飛散させて汚水の落下により水中に
空気を送り込んでエアレーションによる好気運転が容易
に行うことができ、一方、嫌気運転時には、攪拌軸を逆
方向に回転するとともにフロートの空気を抜くようにす
ることによりフロート及び筒体を沈降させ吹出口の位置
を水面下とすることにより、汚水中に空気を吹き込むこ
となく逆回転する攪拌羽根によって、下方向の水流を発
生させて汚水の攪拌を行うことができる。
に固定し、好気運転時と嫌気運転時とによる電動機の回
転方向の切り替えるとともに、上端に吹出口を備え、攪
拌軸及び攪拌羽根の外周を覆うように配設した筒体の下
部を水中側に固定し、上部を浮沈に応じて伸縮する伸縮
部を介してフロートに取り付け、これを供給空気量に応
じて浮沈させて切り替えるようにしているから、好気運
転の起動時には、空気をフロート内に送り込むだけでフ
ロート及び筒体を浮上させ簡単に筒体を上部に形成した
吹出口を上昇させ、電動機により回転駆動される攪拌軸
を一方向に回転することにより、攪拌羽根によって、汚
水をこの上昇した筒体上部の吹出口から継続的に噴水の
ように汚水を周囲に飛散させて汚水の落下により水中に
空気を送り込んでエアレーションによる好気運転が容易
に行うことができ、一方、嫌気運転時には、攪拌軸を逆
方向に回転するとともにフロートの空気を抜くようにす
ることによりフロート及び筒体を沈降させ吹出口の位置
を水面下とすることにより、汚水中に空気を吹き込むこ
となく逆回転する攪拌羽根によって、下方向の水流を発
生させて汚水の攪拌を行うことができる。
【０００７】この場合において、フロートを、エアーポ
ンプから供給する空気量に応じて浮沈するように構成す
ることができる。
ンプから供給する空気量に応じて浮沈するように構成す
ることができる。
【０００８】これにより、エアーポンプからの供給空気
量に応じてフロートを浮沈させ、かつ水位の変化により
微細な浮沈調整が簡単に行うことができるので、水中に
機械的な昇降装置を要することなく、好気運転と嫌気運
転との切り替えが、簡単な機構で行えるとともに、メン
テナンスも簡易に行える。
量に応じてフロートを浮沈させ、かつ水位の変化により
微細な浮沈調整が簡単に行うことができるので、水中に
機械的な昇降装置を要することなく、好気運転と嫌気運
転との切り替えが、簡単な機構で行えるとともに、メン
テナンスも簡易に行える。
【０００９】また、フロートに、供給する空気量に応じ
て汚水が出入りして浮沈するよう水面下に水流出入口を
形成することができる。
て汚水が出入りして浮沈するよう水面下に水流出入口を
形成することができる。
【００１０】これにより、フロートの浮力の調整が簡単
に、微妙に行えるので、水位に関係なく、吹出口の位置
を適正に保持し、フロートの浮力を安定させることがで
きる。
に、微妙に行えるので、水位に関係なく、吹出口の位置
を適正に保持し、フロートの浮力を安定させることがで
きる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の曝気攪拌装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１２】図１〜図２に、本発明の曝気攪拌装置の一
実施例を示す。図１は、曝気攪拌装置Ｂを所要形状の汚
水処理槽に設置し、好気運転を行っている状態を、ま
た、図２は、嫌気運転を行っている状態を、それぞれ示
す。
実施例を示す。図１は、曝気攪拌装置Ｂを所要形状の汚
水処理槽に設置し、好気運転を行っている状態を、ま
た、図２は、嫌気運転を行っている状態を、それぞれ示
す。
【００１３】ところで、この曝気攪拌装置Ｂが設置され
る汚水処理槽は、特に限定されるものではないが、汚水
処理を行うために汎用されている矩形形状をした所要容
量を有するもので、汚水処理槽の所定位置、例えば、中
央部等に曝気攪拌装置Ｂが設置される。
る汚水処理槽は、特に限定されるものではないが、汚水
処理を行うために汎用されている矩形形状をした所要容
量を有するもので、汚水処理槽の所定位置、例えば、中
央部等に曝気攪拌装置Ｂが設置される。
【００１４】この曝気攪拌装置Ｂは、汚水処理槽の上部
に配設される蓋、フレーム、架台等１４（以下、「架台
等１４」という。）の地上側に固定する曝気機本体１
と、空気圧により浮沈するフロート５にて吊垂支持さ
れ、曝気機本体１にて攪拌される汚水を導くようにした
筒体７とより構成する。
に配設される蓋、フレーム、架台等１４（以下、「架台
等１４」という。）の地上側に固定する曝気機本体１
と、空気圧により浮沈するフロート５にて吊垂支持さ
れ、曝気機本体１にて攪拌される汚水を導くようにした
筒体７とより構成する。
【００１５】この曝気機本体１は、架台等１４に設置す
る電動機Ｍに、所定の深度に達する長さを有し、電動機
軸に接続されて回転駆動される攪拌軸２に攪拌羽根３を
固定するとともに、この攪拌羽根３の上部位置に逆円錐
体４を取り付けて構成する。これにより、電動機Ｍを一
方向の回転駆動することにより、筒体７内で回転する攪
拌羽根３で汚水を攪拌しつつ、筒体７内に上方向の水流
を発生させ、逆円錐体４により水流方向を上昇方向から
水平方向に切り替え、フロート側に形成した吹出口９か
ら水面上方で放射方向に噴射し、所要の曝気を行うよう
にする。また、この電動機Ｍは、一方向に回転するだけ
でなく、回転方向を切り替えることができるものを採用
する。これにより、電動機Ｍの回転方向を切り替え、逆
回転させるようにすることにより、攪拌羽根３で汚水を
攪拌しつつ、筒体７内に下方向の水流を発生させ、筒体
下端７１の開口部１２より攪拌汚水を槽内へ吐出するよ
うにする。なお、この攪拌羽根３の形状は、水流を発生
することができるものであれば、特に限定されるもので
はなく、例えば図示のように、スクリュー形とすること
ができるし、また上下の２つに分割して配設することも
できる。
る電動機Ｍに、所定の深度に達する長さを有し、電動機
軸に接続されて回転駆動される攪拌軸２に攪拌羽根３を
固定するとともに、この攪拌羽根３の上部位置に逆円錐
体４を取り付けて構成する。これにより、電動機Ｍを一
方向の回転駆動することにより、筒体７内で回転する攪
拌羽根３で汚水を攪拌しつつ、筒体７内に上方向の水流
を発生させ、逆円錐体４により水流方向を上昇方向から
水平方向に切り替え、フロート側に形成した吹出口９か
ら水面上方で放射方向に噴射し、所要の曝気を行うよう
にする。また、この電動機Ｍは、一方向に回転するだけ
でなく、回転方向を切り替えることができるものを採用
する。これにより、電動機Ｍの回転方向を切り替え、逆
回転させるようにすることにより、攪拌羽根３で汚水を
攪拌しつつ、筒体７内に下方向の水流を発生させ、筒体
下端７１の開口部１２より攪拌汚水を槽内へ吐出するよ
うにする。なお、この攪拌羽根３の形状は、水流を発生
することができるものであれば、特に限定されるもので
はなく、例えば図示のように、スクリュー形とすること
ができるし、また上下の２つに分割して配設することも
できる。
【００１６】筒体７は、筒体下端７１を水中側（本実施
例においては槽底１３）に固定し、上端に吹出口９を備
え、上部をフロート５に取り付けるようにしている。筒
体７の適宜位置（本実施例においては上部）には、浮沈
に応じて伸縮する伸縮部６を介在するようにする。この
伸縮部６は、本実施例のように、ゴム、合成樹脂等の容
易に縦方向に伸縮する可撓管のほか、摺動可能な二重管
で構成することもできる。伸縮部６は、どのような形態
においても、その内径及び筒体７の内径は、少なくとも
前記攪拌羽根３の外径より少し大きくし、攪拌羽根３と
の間に所定の間隔をあけるようにし、かつその間隔を筒
体７内で回転する攪拌羽根３にて筒体７内の汚水を攪拌
し、上向き又は下向きの水流を発生するようにして設定
し、これにより、汚水処理槽全体の汚水の曝気・攪拌を
均一に行えるようにする。
例においては槽底１３）に固定し、上端に吹出口９を備
え、上部をフロート５に取り付けるようにしている。筒
体７の適宜位置（本実施例においては上部）には、浮沈
に応じて伸縮する伸縮部６を介在するようにする。この
伸縮部６は、本実施例のように、ゴム、合成樹脂等の容
易に縦方向に伸縮する可撓管のほか、摺動可能な二重管
で構成することもできる。伸縮部６は、どのような形態
においても、その内径及び筒体７の内径は、少なくとも
前記攪拌羽根３の外径より少し大きくし、攪拌羽根３と
の間に所定の間隔をあけるようにし、かつその間隔を筒
体７内で回転する攪拌羽根３にて筒体７内の汚水を攪拌
し、上向き又は下向きの水流を発生するようにして設定
し、これにより、汚水処理槽全体の汚水の曝気・攪拌を
均一に行えるようにする。
【００１７】また、筒体７の上端は、フロート５の上面
に沿って屈曲させ水平放射方向に拡開するようにガイド
部６１を形成するとともに、フロート上方にてこのガイ
ド部６１と上下に対向するように配設したガイド板８と
により所定空間を有するようにして流通路を形成し、こ
の流通路の先端を開口して吹出口９を形成し、これによ
り汚水を筒体７の外周部水面上に、放射方向へ飛散させ
るようにする。また、筒体下端７１は、図示するように
漏斗状にやや拡開するように形成するようにするととも
に、その全長をほぼ槽底１３の近傍に達する長さを有す
るようにし、これにより攪拌羽根３が一方向へ回転する
とき、槽底部に滞留している汚水が筒体７の開口部１２
から筒体７内へ円滑に吸い込まれるようにする。
に沿って屈曲させ水平放射方向に拡開するようにガイド
部６１を形成するとともに、フロート上方にてこのガイ
ド部６１と上下に対向するように配設したガイド板８と
により所定空間を有するようにして流通路を形成し、こ
の流通路の先端を開口して吹出口９を形成し、これによ
り汚水を筒体７の外周部水面上に、放射方向へ飛散させ
るようにする。また、筒体下端７１は、図示するように
漏斗状にやや拡開するように形成するようにするととも
に、その全長をほぼ槽底１３の近傍に達する長さを有す
るようにし、これにより攪拌羽根３が一方向へ回転する
とき、槽底部に滞留している汚水が筒体７の開口部１２
から筒体７内へ円滑に吸い込まれるようにする。
【００１８】また、フロート５は、特に限定されるもの
ではないが、合成樹脂、ゴムその他容易に膨縮する材
質、或いはＦＲＰ等の硬質合成樹脂、金属等を用いてド
ーナツ形に形成され、その中央部に形成した開口部の内
周面に添うように伸縮部６の上部を貫通し、望ましくは
伸縮部６と接着などにて一体とするとともに、フロート
５の水面下、例えば、底面側に水流出入口５１を形成す
る。この水流出入口５１の開口面積、及び開口数は、フ
ロート５内に空気を供給又は排出する際、空気の供給又
は排出量に応じて槽内の汚水が、フロート５内に円滑に
流入又は排出するようにして設定する。
ではないが、合成樹脂、ゴムその他容易に膨縮する材
質、或いはＦＲＰ等の硬質合成樹脂、金属等を用いてド
ーナツ形に形成され、その中央部に形成した開口部の内
周面に添うように伸縮部６の上部を貫通し、望ましくは
伸縮部６と接着などにて一体とするとともに、フロート
５の水面下、例えば、底面側に水流出入口５１を形成す
る。この水流出入口５１の開口面積、及び開口数は、フ
ロート５内に空気を供給又は排出する際、空気の供給又
は排出量に応じて槽内の汚水が、フロート５内に円滑に
流入又は排出するようにして設定する。
【００１９】このフロート５には、水面上、例えば架台
等１４上に配設したエアーポンプ１０よりホース１１を
介して空気を供給又は排気するようにし、この空気の供
給量に応じてフロート５は浮沈するようにする。なお、
排気時には排気弁（図示省略）にて行う。
等１４上に配設したエアーポンプ１０よりホース１１を
介して空気を供給又は排気するようにし、この空気の供
給量に応じてフロート５は浮沈するようにする。なお、
排気時には排気弁（図示省略）にて行う。
【００２０】次に、この実施例の動作について説明す
る。好気（曝気）運転をするときは、図１に示すよう
に、エアーポンプ１０より空気をフロート５内に供給す
ることにより、フロート内に浸入している汚水を水流出
入口５１より供給空気量に応じて排水し、該フロート５
に浮力を作用させる。このフロートが浮上することによ
り伸縮部６を伸張するようにし、フロート５に伸縮部６
を介して吊垂支持した筒体７を一定の水深位置で支持し
つつ、フロート５を水面上に浮遊させて、吹出口９を水
面上方位置になるようにする。
る。好気（曝気）運転をするときは、図１に示すよう
に、エアーポンプ１０より空気をフロート５内に供給す
ることにより、フロート内に浸入している汚水を水流出
入口５１より供給空気量に応じて排水し、該フロート５
に浮力を作用させる。このフロートが浮上することによ
り伸縮部６を伸張するようにし、フロート５に伸縮部６
を介して吊垂支持した筒体７を一定の水深位置で支持し
つつ、フロート５を水面上に浮遊させて、吹出口９を水
面上方位置になるようにする。
【００２１】この状態で、電動機Ｍを一方向に回転駆動
すると、筒体７内の汚水は攪拌羽根３にて攪拌されつ
つ、該筒体７内を押し上げられるよう上昇し、攪拌羽根
上方位置に配設されている逆円錐体４にて汚水を上昇方
向から水面に対して水平の放射方向へ変換され、ガイド
部６１とガイド板８との間に形成した流通路先端の吹出
口９より、汚水を筒体７の外周部の放射方向へ飛散させ
る。この汚水が飛散することにより、さらには汚水が槽
内の水面に落下する際、空気中の酸素を溶解し、所要の
エアレーションを行うものである。
すると、筒体７内の汚水は攪拌羽根３にて攪拌されつ
つ、該筒体７内を押し上げられるよう上昇し、攪拌羽根
上方位置に配設されている逆円錐体４にて汚水を上昇方
向から水面に対して水平の放射方向へ変換され、ガイド
部６１とガイド板８との間に形成した流通路先端の吹出
口９より、汚水を筒体７の外周部の放射方向へ飛散させ
る。この汚水が飛散することにより、さらには汚水が槽
内の水面に落下する際、空気中の酸素を溶解し、所要の
エアレーションを行うものである。
【００２２】また、嫌気運転をするときには、図２に示
すように、フロート５内に供給されている空気を排気す
ることにより、その排気量に応じてフロート５内に汚水
が流入し、これによりフロート上面に形成した吹出口９
が水面より下方位置となるようフロート５の浮力を調整
する。この状態で、電動機Ｍを好気運転時と反対の逆方
向に回転駆動すると、筒体７内の汚水は攪拌羽根３にて
攪拌されつつ筒体７内を押し下げられるよう降下する。
これにより、水面位置の汚水は、水面下にある吹出口９
又はその上部より筒体７内に吸い込まれるようになり筒
体７内を流下し、筒体下端７１より汚水中に吹き出され
る。このようにして槽内の汚水は曝気されることなく槽
内全体にて攪拌されるものとなる。
すように、フロート５内に供給されている空気を排気す
ることにより、その排気量に応じてフロート５内に汚水
が流入し、これによりフロート上面に形成した吹出口９
が水面より下方位置となるようフロート５の浮力を調整
する。この状態で、電動機Ｍを好気運転時と反対の逆方
向に回転駆動すると、筒体７内の汚水は攪拌羽根３にて
攪拌されつつ筒体７内を押し下げられるよう降下する。
これにより、水面位置の汚水は、水面下にある吹出口９
又はその上部より筒体７内に吸い込まれるようになり筒
体７内を流下し、筒体下端７１より汚水中に吹き出され
る。このようにして槽内の汚水は曝気されることなく槽
内全体にて攪拌されるものとなる。
【００２３】このように、曝気機本体１の配設位置を変
えることなく、フロートを浮沈させて筒体上端に接続し
た伸縮部６を伸縮することにより吹出口９の位置を水面
上と水面下とに変更し、かつ電動機の回転方向の切り替
えることにより、簡単な方法で好気運転と嫌気運転とを
簡易に切り替えて運転するすることができる。なお、こ
の場合、好気運転と曝気運転との切り替えを、電動機Ｍ
を駆動しつつ、フロート５へ空気を供給或いは排気する
ことを同時に行うことも可能である。
えることなく、フロートを浮沈させて筒体上端に接続し
た伸縮部６を伸縮することにより吹出口９の位置を水面
上と水面下とに変更し、かつ電動機の回転方向の切り替
えることにより、簡単な方法で好気運転と嫌気運転とを
簡易に切り替えて運転するすることができる。なお、こ
の場合、好気運転と曝気運転との切り替えを、電動機Ｍ
を駆動しつつ、フロート５へ空気を供給或いは排気する
ことを同時に行うことも可能である。
【００２４】以上、本発明の曝気攪拌装置について、一
つの実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例
に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を
逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することが
できるものである。
つの実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例
に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を
逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することが
できるものである。
【００２５】
【発明の効果】本発明の曝気攪拌装置によれば、曝気機
本体を地上側に固定し、好気運転時と嫌気運転時とによ
る電動機の回転方向の切り替えるとともに、上端に吹出
口を備え、攪拌軸及び攪拌羽根の外周を覆うように配設
した筒体の下部を水中側に固定し、上部を浮沈に応じて
伸縮する伸縮部を介してフロートに取り付け、これを供
給空気量に応じて浮沈させて切り替えるようにしている
から、好気運転の起動時には、空気をフロート内に送り
込むだけでフロート及び筒体を浮上させ簡単に筒体を上
部に形成した吹出口を上昇させ、電動機により回転駆動
される攪拌軸を一方向に回転することにより、攪拌羽根
によって、汚水をこの上昇した筒体上部の吹出口から継
続的に噴水のように汚水を周囲に飛散させて汚水の落下
により水中に空気を送り込んでエアレーションによる好
気運転が容易に行うことができ、一方、嫌気運転時に
は、攪拌軸を逆方向に回転するとともにフロートの空気
を抜くようにすることによりフロート及び筒体を沈降さ
せ吹出口の位置を水面下とすることにより、汚水中に空
気を吹き込むことなく逆回転する攪拌羽根によって、下
方向の水流を発生させて汚水の攪拌を行うことができ、
好気運転及び嫌気運転を安定して、効率的に行うことが
できる。
本体を地上側に固定し、好気運転時と嫌気運転時とによ
る電動機の回転方向の切り替えるとともに、上端に吹出
口を備え、攪拌軸及び攪拌羽根の外周を覆うように配設
した筒体の下部を水中側に固定し、上部を浮沈に応じて
伸縮する伸縮部を介してフロートに取り付け、これを供
給空気量に応じて浮沈させて切り替えるようにしている
から、好気運転の起動時には、空気をフロート内に送り
込むだけでフロート及び筒体を浮上させ簡単に筒体を上
部に形成した吹出口を上昇させ、電動機により回転駆動
される攪拌軸を一方向に回転することにより、攪拌羽根
によって、汚水をこの上昇した筒体上部の吹出口から継
続的に噴水のように汚水を周囲に飛散させて汚水の落下
により水中に空気を送り込んでエアレーションによる好
気運転が容易に行うことができ、一方、嫌気運転時に
は、攪拌軸を逆方向に回転するとともにフロートの空気
を抜くようにすることによりフロート及び筒体を沈降さ
せ吹出口の位置を水面下とすることにより、汚水中に空
気を吹き込むことなく逆回転する攪拌羽根によって、下
方向の水流を発生させて汚水の攪拌を行うことができ、
好気運転及び嫌気運転を安定して、効率的に行うことが
できる。
【００２６】また、フロートを、エアーポンプから供給
する空気量に応じて浮沈するように構成することによ
り、エアーポンプからの供給空気量に応じてフロートを
浮沈させ、かつ水位の変化により微細な浮沈調整が簡単
に行うことができるので、水中に機械的な昇降装置を要
することなく、好気運転と嫌気運転との切り替えが、簡
単な機構で行えるとともに、メンテナンスも簡易に行え
る。
する空気量に応じて浮沈するように構成することによ
り、エアーポンプからの供給空気量に応じてフロートを
浮沈させ、かつ水位の変化により微細な浮沈調整が簡単
に行うことができるので、水中に機械的な昇降装置を要
することなく、好気運転と嫌気運転との切り替えが、簡
単な機構で行えるとともに、メンテナンスも簡易に行え
る。
【００２７】また、フロートに、供給する空気量に応じ
て汚水が出入りして浮沈するよう水面下に水流出入口を
形成することにより、フロートの浮力の調整が簡単に、
微妙に行えるので、水位に関係なく、吹出口の位置を適
正に保持し、フロートの浮力を安定させることができ
る。
て汚水が出入りして浮沈するよう水面下に水流出入口を
形成することにより、フロートの浮力の調整が簡単に、
微妙に行えるので、水位に関係なく、吹出口の位置を適
正に保持し、フロートの浮力を安定させることができ
る。
【図１】本発明の曝気攪拌装置の一実施例を示し、好気
運転を行っている状態を示す断面図である。
運転を行っている状態を示す断面図である。
【図２】同嫌気運転を行っている状態を示す断面図であ
る。
る。
Ｂ 曝気攪拌装置
Ｍ 電動機
１ 曝気機本体
２ 攪拌軸
３ 攪拌羽根
４ 逆円錐体
５ フロート
５１ 水流出入口
６ 伸縮部（可撓管）
６１ ガイド部
７ 筒体
８ ガイド板
９ 吹出口
１０ エアーポンプ
１１ ホース
１２ 開口部
１３ 槽底
１４ 架台等（地上側）
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｃ０２Ｆ 3/30 Ｃ０２Ｆ 3/30 Ａ
(72)発明者 廣瀬 圭介
兵庫県尼崎市下坂部３丁目４番１号 日立
機電工業株式会社内
(72)発明者 嶋田 栄二
兵庫県尼崎市下坂部３丁目４番１号 日立
機電工業株式会社内
(72)発明者 飯沼 肇
兵庫県尼崎市下坂部３丁目４番１号 日立
機電工業株式会社内
Ｆターム(参考） 4D029 AA05 BB10 CC03 CC06
4D040 AA55 BB91
4G035 AB25
4G078 AA13 AB20 BA05 CA10 CA12
CA19 DA09 DB08 EA15
Claims (3)
- 【請求項１】 電動機により回転駆動される攪拌軸に攪
拌羽根を取り付け、汚水を曝気又は攪拌するようにした
曝気機本体と、前記攪拌軸の外周を覆うように配設した
筒体とよりなる曝気攪拌装置において、曝気機本体を地
上側に固定するとともに、下部を水中側に固定し、上端
に吹出口を備えた筒体の上部を浮沈に応じて伸縮する伸
縮部を介してフロートに取り付けたことを特徴とする曝
気攪拌装置。 - 【請求項２】 フロートを、エアーポンプから供給する
空気量に応じて浮沈するように構成したことを特徴とす
る請求項１記載の曝気攪拌装置。 - 【請求項３】 フロートに、供給する空気量に応じて汚
水が出入りして浮沈するよう水面下に水流出入口を形成
したことを特徴とする請求項１又は２記載の曝気攪拌装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002036182A JP2003236581A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 曝気攪拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002036182A JP2003236581A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 曝気攪拌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003236581A true JP2003236581A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27778135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002036182A Pending JP2003236581A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 曝気攪拌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003236581A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US11008238B2 (en) | 2018-03-20 | 2021-05-18 | Symphonic Water Solutions, Inc. | Mixer support assembly for use in an integrated cover and mixer apparatus and anaerobic digester system incorporating same |
-
2002
- 2002-02-14 JP JP2002036182A patent/JP2003236581A/ja active Pending
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