JP2003234680A - 光海底ケーブル通信システム - Google Patents

光海底ケーブル通信システム

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JP2003234680A
JP2003234680A JP2002032327A JP2002032327A JP2003234680A JP 2003234680 A JP2003234680 A JP 2003234680A JP 2002032327 A JP2002032327 A JP 2002032327A JP 2002032327 A JP2002032327 A JP 2002032327A JP 2003234680 A JP2003234680 A JP 2003234680A
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cable
surge
optical submarine
land
optical
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Application number
JP2002032327A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Horinouchi
克彦 堀之内
Hirotaka Muto
浩隆 武藤
Satoshi Kumayasu
敏 熊安
Masaki Nakaoka
正喜 中岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/80Optical aspects relating to the use of optical transmission for specific applications, not provided for in groups H04B10/03 - H04B10/70, e.g. optical power feeding or optical transmission through water
    • H04B10/806Arrangements for feeding power

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陸上ケーブル側から雷や絶縁障害によって発
生したサージが中継器に損傷を与えることを抑制できる
光海底通信システムを得る。 【解決手段】 陸地A,B,Cの海岸近傍に設置され、
光信号及び電力を送信する端局装置1に接続した陸上ケ
ーブル2が、ビーチマンホール4を介して光海底ケーブ
ル3に接続され、この光海底ケーブル3に中継器5が接
続される光海底通信システムにおいて、陸上ケーブル2
にサージ抑制器7を設けることにより、端局装置1側で
発生したサージが中継器5に到達するのを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光海底通信システム
に関し、特に、陸上に設置され、光信号及び電力を送信
する端局装置と、この端局装置に接続された陸上ケーブ
ルと、この陸上ケーブルに接続され、端局装置からの光
信号を伝送する光ファイバ及び電力を伝送する給電線を
有する光海底ケーブルと、この光海底ケーブルに接続さ
れ、伝送された電力で駆動すると共に光信号を増幅する
中継器とを有する光海底通信システムにおいて、陸上ケ
ーブル側から雷や絶縁障害によって発生したサージが中
継器に損傷を与えることを抑制する光海底通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は光海底ケーブルを用いた従来の
光海底通信システムの概要を示す説明図、図20は従来
の光海底通信システムにおける陸上端局と陸上ケーブル
と光海底ケーブルとの接続状態を示す説明図である。図
19,20において、1は例えば陸地A,B,Cの海岸
近傍に設置され、光信号及び電力を送信する端局装置、
2は端局装置に接続された陸上ケーブルである。3は陸
上ケーブル2にビーチマンホール4を介して接続される
光海底ケーブルで、端局装置1からの光信号を伝送する
光ファイバ及び電力を伝送する給電線を有する。5は中
継器で、海底に敷設されて光海底ケーブル3に接続さ
れ、光信号を増幅する。6は光海底ケーブル3に接続さ
れ、光信号を分岐する分岐器である。
【0003】端局装置1には、サージ保護装置(図示せ
ず)や端局装置1でのケーブル接地が施されている。こ
のため、ケーブルでの落雷による誘導電流がケーブルへ
侵入することにより発生するサージから、端局装置1の
機器を保護している。また、端局装置1やその周辺にお
ける落雷、あるいは端局装置1内部での断線や機器故障
によって発生するサージが、陸上ケーブル2に侵入する
のを抑制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光海底通信シス
テムでは、海岸から端局装置1までの距離が比較的短か
った(2km程度)ため、陸上ケーブル2の長さも短か
った。しかし、最近では長距離の光海底通信システムが
敷設されるようになり、例えば、KDDI−SCSが敷
設した光海底ケーブルシステムTAT−14のデンマー
ク局のように、陸上ケーブルの距離が長くなる(20k
mを越える)場合がでてきている。陸上ケーブル2の距
離が長くなることによって、落雷の影響を受ける領域が
広くなる。このため、陸上ケーブル2がサージの侵入を
受ける頻度が高くなる。
【0005】また、陸上ケーブル2が比較的短い場合、
端局装置1に備えられているサージ保護装置(図示せ
ず)や端局装置101でのケーブル接地が、陸上ケーブ
ルの途中におけるサージに対する抑制においても有効で
あった。しかし、陸上ケーブル2の距離が長くなること
によって、サージに対する抑制の有効範囲よりも外側に
陸上ケーブル部分が存在するようになった。従って、長
距離の陸上ケーブル2の途中における落雷や断線が原因
となるサージが、中継器5に到達する場合に対して、端
局装置1でのサージ保護装置や接地によってサージを抑
制することができないという問題点があった。
【0006】また、陸上ケーブル2の途中での接地はサ
ージ抑制として効果があり、その目的で設置されている
ので十分であると従来は考えられていた。しかし、侵入
したサージに対して抑制効果がある一方で、サージの侵
入点にもなっている。なぜなら、落雷が接地点近傍であ
ったときには接地点を通して落雷電流が流れ込み接地電
位を上昇させてしまい、この接地電位の上昇が陸上ケー
ブル中にサージ電圧を生むことになるからである。従っ
て、陸上ケーブルに接地を施すだけでは十分なサージ抑
制手段にはならないという問題点があった。
【0007】さらに、通常、中継器5にもサージ保護装
置(図示せず)が設置されている。しかし、このサージ
保護装置は、サージがサージ保護装置を有している経路
を通過し、中継器5の主回路にサージを通さないために
設けられているので、サージを減衰させたりして抑制す
るものではない。従って、第2の中継器に向かってサー
ジは伝搬していくという問題点があった。最終的にはケ
ーブルの抵抗分によって減衰するが、それまでは高電圧
のサージが伝搬する可能性がある。
【0008】このように、長距離の陸上ケーブル2上に
雷や絶縁障害によって発生したサージが、陸上ケーブル
2や光海底ケーブル3の給電線を通じて海底の中継器5
まで伝播し、中継器5に搭載された増幅器内部の素子に
損傷を与えるという問題があった。
【0009】この発明は、上述のような課題を解消する
ためになされたもので、陸上ケーブル側から雷や絶縁障
害によって発生したサージが中継器に損傷を与えること
を抑制できる光海底通信システムを得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光海底通
信システムにおいては、陸上に設置され光信号と電力と
を送信する端局装置に接続された陸上ケーブルと、端局
装置からの光信号を伝送する光ファイバ及び電力を伝送
する給電線を有する光海底ケーブルと、この光海底ケー
ブルに接続され電力で駆動すると共に光信号を増幅する
中継器とを有する光海底通信システムであって、端局装
置と中継器との間に設けられ、端局装置側で発生したサ
ージが中継器に到達するのを抑制するサージ抑制手段を
備えたものである。
【0011】また、サージ抑制手段は陸上ケーブルに設
けられたものである。
【0012】また、サージ抑制手段は光海底ケーブルに
設けられたものである。
【0013】また、サージ抑制手段は陸上ケーブルと光
海底ケーブルとの接続部に設けられたものである。
【0014】また、サージ抑制手段は、50Hz以上の
周波数成分を減衰し、50Hz以下の周波数成分を透過
するフィルタを付加したものである。
【0015】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルの
減衰定数がαであるときは端局装置との間の陸上ケーブ
ル長さが1/αを超えた位置に設けられたものである。
【0016】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルま
たは光海底ケーブルの中心導体側とケーブルシース側の
間に接続された非線形抵抗素子であるものである。
【0017】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されたリアクトルで
あるものである。
【0018】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクト
ルと、このリアクトルが接続された中心導体側と、陸上
ケーブルや光海底ケーブルのケーブルシース側との間に
接続されているキャパシタとを組み合わせてフィルタを
構成しているものである。
【0019】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクト
ルと、このリアクトルが接続された中心導体側と、陸上
ケーブルや光海底ケーブルのケーブルシース側との間に
接続されているキャパシタと、このキャパシタに直列に
接続された減衰用抵抗とを組み合わせてフィルタを構成
していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
に記載の光海底通信システム。
【0020】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクト
ルと、このリアクトルが接続された中心導体側と、陸上
ケーブルや光海底ケーブルのケーブルシース側との間に
接続されているキャパシタと、このキャパシタに直列に
接続された非線形抵抗素子とを組み合わせてフィルタを
構成しているものである。
【0021】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されたリアクトル
と、このリアクトルが接続された中心導体側と陸上ケー
ブルや光海底ケーブルのケーブルシース側との間に接続
され、給電極性と逆極性のサージに高い減衰特性又は低
い透過特性を有するサージ抑制素子ダイオードとを組み
合わせてフィルタを構成しているものである。
【0022】また、サージ抑制手段のケーブルシース側
を対地アースするものである。
【0023】またさらに、サージ抑制手段の筐体に光海
底ケーブルの外装鉄線が接続されるとともに外装鉄線を
海水に接したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1である光海底通信システムの概要を示す説
明図、図2は光海底通信システムにおける陸上端局と陸
上ケーブルと光海底ケーブルとの接続状態を示す説明図
である。図1,2において、1は例えば陸地A,B,C
の海岸近傍に設置され、光信号及び電力を送信する端局
装置、2は端局装置1とビーチマンホール4との間に接
続された陸上ケーブルで、この陸上ケーブル2には後述
するサージ抑制器7を設けている。
【0025】3は陸上ケーブル2にビーチマンホール4
を介して接続される光海底ケーブルで、端局装置1から
の光信号を伝送する光ファイバ及び電力を伝送する給電
線を有する。5は海底に敷設されて光海底ケーブル3に
接続された中継器で、光信号を増幅する。6は光海底ケ
ーブル3に接続され、光信号を分岐する分岐器である。
端局装置1には、サージ保護装置(図示せず)や端局装
置1でのケーブル接地が施されている。
【0026】図3は陸上ケーブル2の斜視図を示し、複
数の光ファイバからなる中心導体2aが絶縁体2bにて
絶縁され、その周囲にはシース導体2cが施されてい
る。端局装置1からの光信号は中心導体2aで伝送さ
れ、また電力は光ファイバ内部に設けた給電線(図示せ
ず)で伝送されている。
【0027】図4は光海底ケーブル3の断面図を示し、
複数の光ファイバからなる中心導体3aが、鋼線さらに
銅パイプからなる給電線3bで覆われ、その周囲には絶
縁体3cを介してシース導体3dが設けられている。ま
た、シース導体3dは外装鉄線(ァーマー)3eにて覆
われており、その周囲には外被3fが施されている。端
局装置1からの光信号は光ファイバ3aで伝送され、ま
た電力は給電線3bで伝送されている。
【0028】サージ抑制装置7は端局装置1と中継器5
との間に設けられ、その設置位置として、図1,2に示
すように陸上ケーブル2に設けられるケースと、図5に
示すように光海底ケーブル3に設けられるケースとがあ
る。両ケースとも、端局装置1とサージ抑制装置7との
間の陸上ケーブル2に、雷や絶縁障害などによりサージ
が発生しても、そのサージがサージ抑制装置7により減
衰される。このため、長距離の陸上ケーブル2上に雷や
絶縁障害によって発生したサージが、陸上ケーブル2や
光海底ケーブル3の給電線を通じて海底の中継器5まで
伝播することを抑制し、中継器5に搭載された増幅器内
部の素子に損傷を与えることを防ぐことが可能となる。
【0029】さらに、サージ抑制装置7を陸上ケーブル
2に設ける場合には、光海底ケーブル3に設ける場合よ
りも設置工事や点検・保守が容易となる。また、サージ
抑制装置7に用いる素子の寿命についても、海中に設置
する装置ほどの信頼性を要求されない。また、サージ抑
制装置7を光海底ケーブル3に設ける場合には、サージ
抑制装置7を接地するとき、陸上であれば十分な接地抵
抗を得るための特別な工事が必要であるが、海中であれ
ば周囲が海水であるので接地抵抗を下げる工事が不要と
なる。
【0030】なお、端局装置1には、サージ保護装置
(図示せず)や端局装置1でのケーブル接地が施されて
いるので、ケーブルでの落雷による誘導電流がケーブル
へ侵入することにより発生するサージから、端局装置1
の機器を保護している。また、端局装置1やその周辺に
おける落雷、あるいは端局装置1内部での断線や機器故
障によって発生するサージが、陸上ケーブル2に侵入す
るのを抑制している。
【0031】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2である光海底通信システムの概要を示す説明図であ
る。図6において、図1,2と同一符号は、同じまたは
相当を示し、その説明を省略する。この実施の形態1が
実施の形態1と異なるところは、陸上ケーブル2と光海
底ケーブル3とが接続されるビーチマンホール4のとこ
ろで、サージ抑制器を設けているところである。
【0032】このようにサージ抑制装置7をビーチマン
ホール4にて、陸上ケーブル2と光海底ケーブル3とに
接続することにより、端局装置1とサージ抑制装置7と
の間の陸上ケーブル2に、雷や絶縁障害などによりサー
ジが発生しても、そのサージがサージ抑制装置7により
減衰される。このため、長距離の陸上ケーブル2上に雷
や絶縁障害によって発生したサージが、陸上ケーブル2
や光海底ケーブル3の給電線を通じて海底の中継器5ま
で伝播し、中継器5に搭載された増幅器内部の素子に損
傷を与えることを抑制できる。
【0033】また、陸上ケーブル2と光海底ケーブル3
との接続点であるビーチマンホール4のところでサージ
抑制装置7を接続しているので、サージ抑制装置7を設
置するために、わざわざ陸上ケーブル2や光海底ケーブ
ル3を途中で切断しなくてもよく、例えば、既存の光海
底通信システムに適用する場合でも設置が容易となる。
【0034】さらに、ビーチマンホール4のところでサ
ージ抑制装置7を接地する場合には、ビーチマンホール
4が海岸に設けられているので、その地面がある程度海
水を含んでいる。このため、地面の抵抗が比較的低いの
で接地工事も簡便なもので十分な接地抵抗が得られる。
なお、陸上ケーブル2の途中でサージ抑制装置7を挿入
すると、その設置位置から海岸までのところで落雷等に
よるサージが侵入する可能性が残されているが、ビーチ
マンホール4から先の部分は海中であるため、サージが
侵入する可能性は低い。
【0035】実施の形態3.この発明による実施の形態
3のサージ抑制装置を説明する。ケーブルに切断事故が
あった場合に切断箇所を探測するため、50Hz以下の
計測信号を送って反射してもどってくるまでの時間を計
測することにより、測定点から切断箇所までの距離を割
り出している。この計測信号を通過させるために、50
Hz以下については減衰させないようなサージ抑制装置
について説明する。このサージ抑制装置7には、周波数
が50Hz以上の成分を減衰し、50Hz以下の成分を
透過するフィルタを付加している。このようなサージ抑
制装置を備えた光海底通信システムに、少なくとも給電
電流の基本周波数が50Hz以下のシステムに用いるこ
とで、給電線を用いて制御信号などを伝送することがで
きる。
【0036】実施の形態4.この発明による実施の形態
4のサージ抑制装置を説明する。端局装置1と例えば後
述するリアクトルを用いたローパスフィルターによって
構成されているサージ抑制装置7との間にサージが発生
した場合に、そのサージ波は端局装置1とサージ抑制装
置7との双方向に進行し、それぞれ、端局装置1および
サージ抑制装置7において反射をする。サージ波は陸上
ケーブル2を伝搬中に減衰する。
【0037】しかし、端局装置1とサージ抑制装置7と
の間が比較的短い場合には、サージ波の減衰量が少ない
ために、何度も往復反射を起こすことになり定在状態と
なる。特に、サージ波の周波数成分のうち、線路長に共
振する成分は定在波となる。さらに、双方向に進行した
サージによって作られた定在波が互いに強め合う場合が
ある。この定在波の大きさによっては、サージ抑制装置
7により抑制されてもなお大きなエネルギーを有する比
較的低い周波数成分をもつサージ波が中継器5に進行す
る場合がある。
【0038】この発明による実施の形態4のサージ抑制
装置7は、陸上ケーブル2の減衰定数がαの場合、端局
装置1とサージ抑制装置7間の陸上ケーブル2の長さL
が1/αを超えた位置に、サージ抑制装置7を設けてい
る。このため、端局装置1とサージ抑制装置7との間に
サージ波が発生しても、その伝播中に1/e(eは自然
対数の底)に減衰するので、往復反射によって生じる定
在波の大きさが小さくなり、海底の中継器5に対して悪
影響を与えるのを抑制できる。さらに、端局装置1およ
びサージ抑制装置7自体の定在波による悪影響もまた抑
えることができる。
【0039】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5であるサージ抑制装置を示す説明図である。図7に
おいて、○は陸上端局1と中継器5との間に設けられた
サージ抑制装置7と、陸上ケーブル2や光海底ケーブル
3のケーブル中心導体との接続点、またはケーブルシー
スとの接続点を示す。11はサージ抑制装置7として設
けられた非線形抵抗素子のアレスターで、陸上ケーブル
2や光海底ケーブル3の中心導体側とケーブルシース側
の間に接続されている。
【0040】このように構成することにより、長距離の
陸上ケーブル2上に雷や絶縁障害によって発生したサー
ジが、陸上ケーブル2や光海底ケーブル3の給電線を通
じて海底の中継器5まで伝播することを抑制し、中継器
5に搭載された増幅器内部の素子に損傷を与えることを
防ぐことが可能となり、特に高い電圧を発生するサージ
波を抑制することができる。
【0041】一例として、酸化亜鉛素子のような非線形
抵抗素子で作られたアレスター、例えば、直流1500
v回路用三菱MDH−PA形酸化亜鉛形避雷器を、ビー
チマンホール4に設置したサージ抑制装置7に設けた場
合、中継器5に印加されるサージ電圧のピークがどれく
らい抑制されるかを計算によって求めた結果を、図8に
示している。3直はアレスター3つを直列につないだ場
合で、4直は4つつないだ場合である。図8に示してい
るように、対策前(サージ抑制装置にアレスターを設け
ていない)に比べて、対策後(サージ抑制装置7にアレ
スター11を設けている)の方が、10kV近く減衰で
きる。
【0042】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6であるサージ抑制装置を示す説明図である。図9に
おいて、図7と同符号は同じを示し、その説明を省略す
る。12はサージ抑制装置7として設けられたリアクト
ルで、陸上ケーブル2や光海底ケーブル3の中心導体側
に接続されている。このように構成することより、長距
離の陸上ケーブル2上に雷や絶縁障害によって発生した
サージが、陸上ケーブル2や光海底ケーブル3の給電線
を通じて海底の中継器5まで伝播することを抑制し、中
継器5に搭載された増幅器内部の素子に損傷を与えるこ
とを防ぐことが可能となり、特にサージ波の高い周波数
成分を中継器5側に伝搬することを抑制することができ
る。
【0043】一例として、リアクトル12をビーチマン
ホール4に設置したサージ抑制装置7に設けた場合、中
継器5に印加されるサージ電圧のピークがどれくらい抑
制されるかを計算によって求めた結果を、図10に示し
ている。対策前(サージ抑制装置にリアクトルを設けて
いない)に比べて、対策後(サージ抑制装置7にリアク
トル12を設けている)の方が、最大で20kV程度抑
制可能である。
【0044】実施の形態7.図11(a),図11
(b),図11(c)はこの発明の実施の形態7である
サージ抑制装置を示す説明図である。図11(a),図
11(b),図11(c)において、12,12a,1
2bは陸上ケーブル2や光海底ケーブル3の中心導体側
に接続されているリアクトル、13,13a,13bは
陸上ケーブル2や光海底ケーブル3の中心導体側とケー
ブルシース側との間に接続されているキャパシタで、サ
ージ抑制装置7としてそれらを組み合わせて、L形また
はT形あるいはπ形のフィルタを構成している。
【0045】このようなフィルタを構成することによ
り、長距離の陸上ケーブル2上に雷や絶縁障害によって
発生したサージが、陸上ケーブル2や光海底ケーブル3
の給電線を通じて海底の中継器5まで伝播することを抑
制し、中継器5に搭載された増幅器内部の素子に損傷を
与えることを防ぐことが可能となり、特にサージ波の高
い周波数成分を中継器5側に伝搬することを抑制するこ
とができる。
【0046】実施の形態8.図12はこの発明の実施の
形態8であるサージ抑制装置を示す説明図である。図1
2において、陸上ケーブル2や光海底ケーブル3の中心
導体側に接続されているリアクトル12と、リアクトル
12が接続された陸上ケーブル2や光海底ケーブル3の
中心導体側とケーブルシース側との間に接続されている
キャパシタ13と、キャパシタ13に直列に接続された
減衰用抵抗14とを組み合わせてサージ抑制装置7とし
てのフィルタを構成している。
【0047】このようなフィルタを構成することによ
り、長距離の陸上ケーブル2上に雷や絶縁障害によって
発生したサージが、陸上ケーブル2や光海底ケーブル3
の給電線を通じて海底の中継器5まで伝播することを抑
制し、中継器5に搭載された増幅器内部の素子に損傷を
与えることを防ぐことが可能となり、特にサージ抑制装
置7で反射された波が端局装置1との間で発生させる定
在波を減衰させることができる。
【0048】なお、この減衰用抵抗14を図11
(a),図11(b),図11(c)に示すキャパシタ
13,13a,13bに直列に接続してもよく、上記と
同様の作用効果を有する。
【0049】実施の形態9.図13はこの発明の実施の
形態9であるサージ抑制装置を示す説明図である。図1
3において、図12と同じ符号は、同一または相当を示
し、その説明を省略する。11はキャパシタ13に直列
に接続された非線形素子であるアレスターで、それらを
組み合わせてサージ抑制装置7としてのフィルタを構成
している。
【0050】このようなフィルタを構成することによ
り、長距離の陸上ケーブル2上に雷や絶縁障害によって
発生したサージが、陸上ケーブル2や光海底ケーブル3
の給電線を通じて海底の中継器5まで伝播することを抑
制し、中継器5に搭載された増幅器内部の素子に損傷を
与えることを防ぐことが可能となる。特にサージ抑制装
置7で反射された波が端局装置1との間で発生させる定
在波を減衰させることが可能となり、さらに、高い電圧
を発生するサージ波を抑制することができる。
【0051】なお、このアレスター11を図11
(b),図11(c)に示すキャパシタ13,13a,
13bに直列に接続してもよく、上記と同様の作用効果
を有する。
【0052】実施の形態10.図14はこの発明の実施
の形態10であるサージ抑制装置を示す説明図である。
図14において、15はリアクトル12が接続された陸
上ケーブル2や光海底ケーブル3の中心導体側とケーブ
ルシース側との間に接続されているダイオード15で、
リアクトル12と組み合わせてサージ抑制装置7として
のフィルタを構成している。ダイオード15は、給電極
性と逆極性の場合には電位差がなくなるように、すなわ
ち、給電極性と逆極性のサージに関して減衰量が高くな
るか、又は透過量が低くなるように接続されている。
【0053】このようなフィルタを構成することによ
り、長距離の陸上ケーブル2上に雷や絶縁障害によって
発生したサージが、陸上ケーブル2や光海底ケーブル3
の給電線を通じて海底の中継器5まで伝播することを抑
制し、中継器5に搭載された増幅器内部の素子に損傷を
与えることを防ぐことが可能となり、特に順極性のサー
ジに対してのみ耐性の高い中継器5を使用することが可
能となる。
【0054】実施の形態11.図15(a),図15
(b)はこの発明の実施の形態11であるサージ抑制装
置を示す説明図である。図15(a),図15(b)に
おいて、図9、図11と同一符号は同じまたは相当を示
し、その説明を省略する。サージ抑制装置7のケーブル
シース側を対地アースすることにより、サージ抑制装置
7自体を介して侵入するサージを低減することができ、
また、それぞれ図9、図11に示すものと同様にサージ
を抑制し、中継器5に悪影響を与えるのを抑制すること
が可能となる。
【0055】実施の形態12.図16はこの発明の実施
の形態12であるサージ抑制装置を示す説明図である。
図16において、12はケーブルの中心導体側に設けら
れたリアクトルで、サージ抑制装置7の接地極側に陸上
ケーブル2のケーブルシース2cを接続することによ
り、サージ抑制装置7自体を介して侵入するサージを低
減することができ、また、図15(a)に示すものと同
様にサージを抑制し、中継器5に悪影響を与えるのを抑
えることが可能となる。
【0056】実施の形態13.図17はこの発明の実施
の形態13であるサージ抑制装置を示す説明図である。
図17において、12はケーブルの中心導体側に設け
られたリアクトルで、サージ抑制装置7接地極側に陸上
ケーブル2のケーブルシース2cと光海底ケーブル3の
外装鉄線(アーマー)3eとを接続することにより、サ
ージ抑制装置7自体を介して侵入するサージを低減する
ことができ、また、図15(a)に示すものと同様にサ
ージを抑制し、中継器5に悪影響を与えるのを抑えるこ
とが可能となる。
【0057】実施の形態14.図18はこの発明の実施
の形態14であるサージ抑制装置を示す説明図である。
図18において、7aはサージ抑制装置7の筐体で、光
海底ケーブル3の外被3fを取り除いて外装鉄線(アー
マー)3e自体が海水に接するようにした状態で、外装
鉄線(アーマー)3eをサージ抑制装置7の筐体7aに
接続している。光海底ケーブル3の外被3fなしの外装
鉄線(アーマー)3eが接地の役目をするので、サージ
抑制装置自体7を対地接地しなくてもアースできる。
【0058】なお、サージ抑制装置7自体はビーチマン
ホール4や海中に設置すればよい。このような構成によ
り、サージ抑制装置7自体を介して侵入するサージを低
減することができ、また、図17示すものと同様にサー
ジを抑制し、中継器5に悪影響を与えるのを抑えること
が可能となる。
【0059】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0060】陸上に設置され光信号と電力とを送信する
端局装置に接続された陸上ケーブルと、端局装置からの
光信号を伝送する光ファイバ及び電力を伝送する給電線
を有する光海底ケーブルと、この光海底ケーブルに接続
され電力で駆動すると共に光信号を増幅する中継器とを
有する光海底通信システムであって、端局装置と中継器
との間に設けられ、端局装置側で発生したサージが中継
器に到達するのを抑制するサージ抑制手段を備えること
により、端局装置とサージ抑制手段との間の陸上ケーブ
ルに、雷や絶縁障害などによりサージが発生しても、そ
のサージがサージ抑制手段により減衰される。このた
め、長距離の陸上ケーブル上に雷や絶縁障害によって発
生したサージが、陸上ケーブルや光海底ケーブルの給電
線を通じて海底の中継器まで伝播することを抑制し、中
継器に搭載された増幅器内部の素子に損傷を与えること
を防ぐことが可能となる。
【0061】また、サージ抑制手段を陸上ケーブルに設
けることにより、光海底ケーブルに設ける場合よりも設
置工事や点検・保守が容易となり、また、サージ抑制手
段に用いる素子の寿命についても、海中に設置する装置
ほどの信頼性を要求されない。
【0062】また、サージ抑制手段を光海底ケーブルに
設けることにより、サージ抑制手段を接地するとき、陸
上であれば十分な接地抵抗を得るための特別な工事が必
要であるが、海中であれば周囲が海水であるため接地抵
抗を下げる工事が不要となる。
【0063】また、サージ抑制手段を陸上ケーブルと光
海底ケーブルとの接続部に設けることにより、接続部が
海岸に設けられているので、その地面がある程度海水を
含んでいる。このため、地面の抵抗が比較的低いので、
接地工事も簡便なもので十分な接地抵抗が得られる。
【0064】また、サージ抑制手段は、50Hz以上の
周波数成分を減衰し、50Hz以下の周波数成分を透過
するフィルタを付加することにより、光海底通信システ
ムに、少なくとも給電電流の基本周波数が50Hz以下
のシステムに用いることで、制御信号などを給電線を用
いて伝送することができる。
【0065】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルの
減衰定数がαであるときは端局装置との間の陸上ケーブ
ル長さが1/αを超えた位置に設けることにより、端局
装置とサージ抑制手段との間に定在波が発生しても、そ
の伝播中に1/eに減衰するので、中継器に対して悪影
響を与えるのを抑制できる。
【0066】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルま
たは光海底ケーブルの中心導体側とケーブルシース側の
間に接続された非線形抵抗素子であることにより、高い
電圧を発生するサージ波を抑制することができる。
【0067】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されたリアクトルで
あることより、サージ波の高い周波数成分を中継器側に
伝搬することを抑制することができる。
【0068】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクト
ルと、このリアクトルが接続された中心導体側と、陸上
ケーブルや光海底ケーブルのケーブルシース側との間に
接続されているキャパシタとを組み合わせてフィルタを
構成することにより、特にサージ波の高い周波数成分を
中継器側に伝搬することを抑制することができる。
【0069】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクト
ルと、このリアクトルが接続された中心導体側と、陸上
ケーブルや光海底ケーブルのケーブルシース側との間に
接続されているキャパシタと、このキャパシタに直列に
接続された減衰用抵抗とを組み合わせてフィルタを構成
することにより、サージ抑制手段で反射された波が端局
装置との間で発生させる定在波を減衰させることができ
る。
【0070】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクト
ルと、このリアクトルが接続された中心導体側と、陸上
ケーブルや光海底ケーブルのケーブルシース側との間に
接続されているキャパシタと、このキャパシタに直列に
接続された非線形抵抗素子とを組み合わせてフィルタを
構成することにより、サージ抑制手段で反射された波が
端局装置との間で発生させる定在波を減衰させることが
可能となり、さらに、高い電圧を発生するサージ波を抑
制することができる。
【0071】また、サージ抑制手段は、陸上ケーブルや
光海底ケーブルの中心導体側に接続されたリアクトル
と、このリアクトルが接続された中心導体側と陸上ケー
ブルや光海底ケーブルのケーブルシース側との間に接続
され、給電極性と逆極性のサージに高い減衰特性又は低
い透過特性を有するサージ抑制素子ダイオードとを組み
合わせてフィルタを構成することにより、順極性のサー
ジに対してのみ耐性の高い中継器を使用することができ
る。
【0072】また、サージ抑制手段のケーブルシース側
を対地アースすることにより、サージ抑制手段自体を介
して侵入するサージを低減することができる。
【0073】またさらに、サージ抑制手段の筐体に光海
底ケーブルの外装鉄線が接続されるとともに外装鉄線を
海水に接することにより、サージ抑制手段自体を対地設
置しなくてもアースでき、サージ抑制手段自体を介して
侵入するサージを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による光海底通信シ
ステムの概要を示す説明図である。
【図2】 図1の光海底通信システムにおける陸上端局
と陸上ケーブルと光海底ケーブルとの接続状態を示す説
明図である。
【図3】 図1の光海底通信システムにおける陸上ケー
ブルの斜視図である。
【図4】 図1の光海底通信システムにおける光海底ケ
ーブルの断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による他の光海底通
信システムの概要を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による光海底通信シ
ステムの概要を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるサージ抑制装
置を示す説明図である。
【図8】 図7の実施例として、直流1500v回路用
三菱MDH−PA形酸化亜鉛形避雷器を、ビーチマンホ
ールに設置したサージ抑制装置に設けた場合、中継器に
印加されるサージ電圧のピークがどれくらい抑制される
かを計算によって求めた結果を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態6によるサージ抑制装
置を示す説明図である。
【図10】 図9の実施例として、リアクトルをビーチ
マンホールに設置したサージ抑制装置に設けた場合、中
継器に印加されるサージ電圧のピークがどれくらい抑制
されるかを計算によって求めた結果を示す説明図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態7によるサージ抑制
装置を示す説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態8によるサージ抑制
装置を示す説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態9によるサージ抑制
装置を示す説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態10によるサージ抑
制装置を示す説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態11によるサージ抑
制装置を示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態12によるサージ抑
制装置を示す説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態13によるサージ抑
制装置の他の態様を示す説明図である。
【図18】 この発明の実施の形態14によるサージ抑
制装置を示す説明図である。
【図19】 光海底ケーブルを用いた従来の光海底通信
システムの概要を示す説明図である。
【図20】 従来の光海底通信システムにおける陸上端
局と陸上ケーブルと光海底ケーブルとの接続状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 端局装置 2 陸上ケーブル 2a 陸上ケーブルの中心導体 2c 陸上ケーブルのケーブルシース 3 光海底ケーブル 3a 光海底ケーブルの中心導体 3d 光海底ケーブルのケーブルシース 3e 光海底ケーブルの外装鉄線 4 接続部(ビーチマンホール) 5 中継器 7 サージ抑制手段 7a サージ抑制手段の筐体 11 非線形抵抗素子 12,12a,12b リアクトル 13,13a,13b キャパシタ 14 減衰用抵抗 15 ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月27日(2003.1.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊安 敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中岡 正喜 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA49 CA67 5K002 AA06 BA04 CA13 EA03 FA01 GA10 5K046 AA03 AA08 BB05 CC08 CC09 CC15 KK07 ZZ02 ZZ04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陸上に設置され光信号と電力とを送信す
    る端局装置に接続された陸上ケーブルと、前記端局装置
    からの前記光信号を伝送する光ファイバ及び前記電力を
    伝送する給電線を有する光海底ケーブルと、この光海底
    ケーブルに接続され前記電力で駆動すると共に前記光信
    号を増幅する中継器とを有する光海底通信システムであ
    って、 前記端局装置と前記中継器との間に設けられ、前記端局
    装置側で発生したサージが前記中継器に到達するのを抑
    制するサージ抑制手段を備えた光海底通信システム。
  2. 【請求項2】 サージ抑制手段は陸上ケーブルに設けら
    れたことを特徴とする請求項1記載の光海底通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 サージ抑制手段は光海底ケーブルに設け
    られたことを特徴とする請求項1記載の光海底通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 サージ抑制手段は陸上ケーブルと光海底
    ケーブルとの接続部に設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の光海底通信システム。
  5. 【請求項5】 サージ抑制手段は、50Hz以上の周波
    数成分を減衰し、50Hz以下の周波数成分を透過する
    フィルタを付加したことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の光海底通信システム。
  6. 【請求項6】 サージ抑制手段は、陸上ケーブルの減衰
    定数がαであるときは端局装置との間の陸上ケーブル長
    さが1/αを超えた位置に設けられたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の光海底通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 サージ抑制手段は、陸上ケーブルまたは
    光海底ケーブルの中心導体側とケーブルシース側の間に
    接続された非線形抵抗素子であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の光海底通信システム。
  8. 【請求項8】 サージ抑制手段は、陸上ケーブルや光海
    底ケーブルの中心導体側に接続されたリアクトルである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    光海底通信システム。
  9. 【請求項9】 サージ抑制手段は、陸上ケーブルや光海
    底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクトル
    と、このリアクトルが接続された前記中心導体側と、前
    記陸上ケーブルや前記光海底ケーブルのケーブルシース
    側との間に接続されているキャパシタとを組み合わせて
    フィルタを構成していることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の光海底通信システム。
  10. 【請求項10】 サージ抑制手段は、陸上ケーブルや光
    海底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクトル
    と、このリアクトルが接続された前記中心導体側と、前
    記陸上ケーブルや前記光海底ケーブルのケーブルシース
    側との間に接続されているキャパシタと、このキャパシ
    タに直列に接続された減衰用抵抗とを組み合わせてフィ
    ルタを構成していることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の光海底通信システム。
  11. 【請求項11】 サージ抑制手段は、陸上ケーブルや光
    海底ケーブルの中心導体側に接続されているリアクトル
    と、このリアクトルが接続された前記中心導体側と、前
    記陸上ケーブルや前記光海底ケーブルのケーブルシース
    側との間に接続されているキャパシタと、このキャパシ
    タに直列に接続された非線形抵抗素子とを組み合わせて
    フィルタを構成していることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の光海底通信システム。
  12. 【請求項12】 サージ抑制手段は、陸上ケーブルや光
    海底ケーブルの中心導体側に接続されたリアクトルと、
    このリアクトルが接続された中心導体側と前記陸上ケー
    ブルや前記光海底ケーブルのケーブルシース側との間に
    接続され、給電極性と逆極性のサージに高い減衰特性又
    は低い透過特性を有するサージ抑制素子ダイオードとを
    組み合わせてフィルタを構成していることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の光海底通信システ
    ム。
  13. 【請求項13】 サージ抑制手段のケーブルシース側を
    対地アースすることを特徴とする請求項8または9記載
    の光海底通信システム。
  14. 【請求項14】 サージ抑制手段の筐体に光海底ケーブ
    ルの外装鉄線が接続されるとともに前記外装鉄線を海水
    に接したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の光海底通信システム。
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