JP2003234632A - 水晶振動子およびその製造方法 - Google Patents

水晶振動子およびその製造方法

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JP2003234632A JP2002032275A JP2002032275A JP2003234632A JP 2003234632 A JP2003234632 A JP 2003234632A JP 2002032275 A JP2002032275 A JP 2002032275A JP 2002032275 A JP2002032275 A JP 2002032275A JP 2003234632 A JP2003234632 A JP 2003234632A
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啓子 千葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度化のため、薄板化した水晶の、副振動
を防ぎ、電極の断線もふせぐ。 【解決手段】 水晶素板上に感光性樹脂からなる被膜を
形成し、マスクをもちいて露光光により前記樹脂を感光
させることによって、所望の形状を形成し、前記樹脂形
状を用いて水晶素板をエッチングし製造されたすべらか
な角をもつ段差形状かつ/およびベベル加工形状また
は、コンベックス加工形状を持つことを特徴とする水晶
振動子であって、前記マスクを透過した露光光の透過率
分布が制御されていることを特徴とする水晶振動子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水晶振動子の製造方
法、およびその水晶振動子、その水晶振動子を用いたQC
M(Quartz Crystal Microbalance)およびバイオチップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機器の発達にともない高周波
化、データー処理の高速化、大容量化に伴い、高周波圧
電デバイスへの要望が大きくなっている。
【0003】また、重量変化にともなう周波数変換素子
の周波数変化を測定する検出方法に関しても高感度化す
なわち、高周波数化がのぞまれている。さらに、近年成
長の著しいバイオの分野での生化学物質検出技術として
も大きな期待が寄せられている。
【0004】これらの要望を満たすために、高周波圧電
デバイスの検討が進められている。代表的なデバイスと
して、表面弾性波素子(SAW)などの検討も多くすすめ
られているが、温度特性が安定している水晶振動子への
期待も大きい。
【0005】水晶振動子は、周波数が厚さの関数とな
り、厚さが薄いほど、周波数は高くなるので、高周波化
に適している。そのため、水晶の薄板化の検討がすすめ
られてきた。しかし、水晶の機械的強度から、研磨によ
る機械加工は、厚さ30μm程度が限界であった。
【0006】そこで、半導体の微細加工技術を応用した
リソグラフィー工程の応用が検討されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】水晶振動子をリソグラ
フィー工程を介して作製する場合、通常の工程を図7
(図7(a)→(e)または、(f)→(k))を用いて説明す
る。水晶素板71に感光性樹脂であるレジスト72を塗布
する。
【0008】通常用いられるCrマスク73を水銀ランプ
等でレジストを露光する。前記のレジストパターンを元
に薬品を用いてエッチングしたり、プラズマなどを用い
るドライエッチング装置を用いて水晶素板を加工する
(図7(a)→(e))。また、レジストに耐薬品性やドラ
イエッチング耐性が不十分な場合は、途中にエッチング
マスク75として金属膜などを介し、水晶素板をエッチ
ングする(図7(f)→(k)。
【0009】しかし、従来のリソグラフィー工程を用い
て水晶を加工した場合以下の2つの問題が発生した。
【0010】水晶を振動子として用いる場合、両面に電
極を作製し、その電極と導通をとる必要がある。そのた
め、薄板化した水晶に電極を形成するが、薄板化した水
晶上の電極に直接接触して導通をとると、破損したり、
振動に影響を与えたりした。そのため、エッチングされ
ていない水晶上まで、電極を連続的に形成し、導通をと
るのが好ましい。
【0011】しかし、電極の厚さも周波数に影響をあた
えてしまうので、電極の厚さは、できうるかぎり薄い方
が好ましい。そのため、加工形状が急峻な影響で、電極
が断線してしまうという問題が発生した。
【0012】また、水晶振動子は、副振動(スプリアス
振動)を持っている。この副振動が抑制されることな
く、主振動の近傍に存在すると、異常発振を引き起こ
す。そのため、水晶振動子では、中心部に向かうほど厚
みを厚くし、質量の大きい部分に振動エネルギーを集中
させる。このため、水晶振動子はベベル(コンベック
ス)加工が施されるのが、一般的である。しかし、この
ような加工は、通常のリソグラフィー工程では、不可能
だった。そのため、リソグラフィー工程で薄板化したの
ちに、再度機械研磨工程にて、ベベル(コンベックス)
形状に加工されていた(日経メカニカル2000.1 no554
40)。しかし、このベベル加工を行うと、割れや加工
歪が存在する加工変質層を生じ、表面のあらさが悪化
し、振動特性に影響を与えたりした。そのため、再度エ
ッチング加工を行うなど、煩雑な工程が繰り返されてい
た。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題点は下記の本
発明によって解決される。
【0014】即ち、本発明は、水晶素板上に感光性樹脂
からなる被膜を形成し、マスクをもちいて露光光により
前記樹脂を感光させることによって、所望の形状を形成
し、前記樹脂形状を用いて水晶素板を加工する水晶振動
子の製造方法であって、前記マスクを透過した露光光の
透過率分布が制御されていることを特徴とする水晶振動
子の製造方法および、水晶素板上に感光性樹脂からなる
被膜を形成し、マスクをもちいて露光光により前記樹脂
を感光させることによって、所望の形状を形成し、前記
樹脂形状を用いて水晶素板をエッチングし製造されたす
べらかな角をもつ段差形状かつ/およびベベル加工形状
または、コンベックス加工形状を持つことを特徴とする
水晶振動子であって、前記マスクを透過した露光光の透
過率分布が制御されていることを特徴とする水晶振動子
により、電極の断線や、副振動の発生などの問題を解決
できる。
【0015】更に,本発明に係る第1から8による水晶
振動子のうち少なくとも1つを用いるQCMまたさらに、
前記QCMを用いるバイオチップにより,高感度高性能なQ
CMセンサーおよびバイオチップを提供できる。特に、生
化学物質を固定化し、それに特異的に吸着する酵素、抗
体、たんぱく質、ホルモンなどの化学物質を測定を高感
度高性能にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の実施
例を表す図面である。同図において11は40μm厚ま
で、機械加工により加工され、研磨されたATカット水晶
素板である。水晶素板11に感光性樹脂である厚膜レジ
スト(AZ-P4620(クラリアント製))12を10μmの厚さに
塗布し、図1(a)とする。
【0017】図1(b)のように、最終的に望ましい段
差形状(例えば、角がすべらかで傾斜角度が75°)が得
られるように、レジスト12を、透過した露光光の透過
率分布が制御されるよう設計されたマスク13を介して
水銀ランプ等で露光し、12Aのようなレジスト形状を
得、図1(c)となる。
【0018】そのためには、マスクの透過率分布とレジ
ストの形状の相関、および、レジストと水晶のエッチン
グ選択比を先に求めておく必要がある。これらの条件を
もとに設計されたマスク13を用意する。マスク13
は、透過率の分布をもつものであれば、13Aのように
露光光を吸収する吸収材の膜厚が制御されているもので
も構わない。13Bのように、吸収材の濃度が制御され
ているものでもかまわない。13Cのように、厚さも素
材も同じ材料の吸収材で、用いる露光光で解像不可能な
小さな面積の空間分布によって制御されているものでも
かまわない。
【0019】レジスト12Aを元に、RIE(リアクテ
ィブイオンエッチング)装置内にて、反応性ガス例えば
CHF3をもちいて、エッチングする。レジストに対
し、水晶を3倍の深さにエッチングすることができるの
で、30μmの水晶をエッチング除去し、図1(d)の
ように厚さ10μm程度の水晶振動子を得ることができ
た。段差の傾斜角度は75°更に、角は、ゆるやかに設
計され、設計どおりに形成されている。
【0020】更に、水晶振動子の両面に0.1μm厚の
電極14を形成し、図1(e)とする(平面図、図1
(f))。水晶の発振は、電極が両面に形成されている
薄膜部のみで起こり、かつ薄い電極でも断線することな
く、導通をとることができた。以上のような製法で作製
した水晶振動子により、基本波で145MHzの高周波
を得ることができた。
【0021】(実施例2)図2は第2の実施例を表す図
面であり,同図において21は200μm厚まで、機械加
工により加工され、研磨されたATカット水晶素板であ
る。水晶素板21にエッチングマスク25となるアルミ
ナ(エッチング耐性が得られれば金属膜などでもよい)
を成膜する。感光性樹脂である通常よく用いられている
レジスト(OFPR-800(東京応化製))22を1μmの厚
さに塗布し、図2(a)とする。
【0022】図2(b)のように、通常用いられるCrマ
スク23(透過率制御なし)を水銀ランプ等でレジストを
露光し、図2(c)のようにレジストをパターニングす
る。前記のレジストパターンを元にまず、薬品(レジス
ト現像液または熱リン酸)を用いてエッチングしたり、
プラズマなどを用いるドライエッチング装置を用いてま
ずエッチングマスク25であるアルミナを加工し、図2
(d)とする。図2(e)のように、エッチングマスク
25を元に水晶素板21を加工し、15μm厚の水晶を
得る。
【0023】通常、水晶素板エッチング時にレジストも
エッチングされる。エッチングには、実施例1と同様に
ドライエッチング装置をもちいてもよいが、フッ酸、フ
ッ化アンモニウム混合液などを用いて、ウエットエッチ
ングしてもよい。
【0024】更に、図2(f)のように、レジスト22
‘(OFPR-800(東京応化製))を1μmの厚さに塗布
し、透過率が制御されたマスク23’を用いて、レジス
ト22‘を露光する。その結果、図2(g)のようなレ
ジスト形状が得られる。
【0025】そのレジスト形状を元にドライエッチング
し、図2(h)のような、ベベル形状を得ることができ
る。レジストや水晶のエッチング比率を変えることによ
って、所望のベベル形状を得ることができる。更に、エ
ッチングマスク25を剥離し、図2(i)とする。
【0026】エッチングマスク25が残存している場合
を説明したが、レジストをマスクとしても構わない。
【0027】更に、図2(j)のように、水晶振動子の
両面に断線しないように、少し厚めの電極24を形成す
る。以上のような製法で作製した水晶振動子により、副
振動もなく、基本波で100MHzの良好な高周波を得
ることができた。
【0028】(実施例3)図3は第3の実施例を表す図
面である。
【0029】実施例1と同様(図1(a)〜(d))
に、水晶板31を断面の傾斜部をもつよう加工し、図3
(a)とし、実施例2(図2(f)〜(j))のように
して、ベベル加工を形成し、図3(b)とする。また、
図3(c)の33のようなマスクを用いて、傾斜部とベ
ベル加工を同時に形成しても構わない。本実施例では、
30μm厚まで、機械加工により加工され、研磨されたA
Tカット水晶素板を5μmの厚さに加工した。
【0030】更に、図3(d)のように水晶振動子の両
面に電極34を形成する。以上のような製法で作製した
水晶振動子により、薄い電極でも断線することなく、導
通をとることができ、副振動もなく、基本波で255M
Hzの高周波を得ることができた。
【0031】(実施例4)図1(f)、図4、5は第4
の実施例を説明する図面である。本実施例1から3のい
ずれか1つの水晶振動子を用いてQCM型センサを、バイ
オセンサとしてたとえば抗原―抗体反応に応用する。セ
ンサ部が1つのときの代表的なQCMセンサは図1
(f)のようであり、センサ部を複数もつマルチチャン
ネルQCMセンサは図4に示す。
【0032】マルチチャンネルQCMセンサを作製する場
合にも、実施例1〜3のプロセスは、マスクデザインを
かえるのみで同じ工程で作製することができる。検出用
チャネル2(または電極部14)には、特定の抗体7の
みを捕獲する抗原を含む膜6をチャネル電極上に固定化
する(図5参照)。
【0033】このバイオセンサの応用例には、抗原-抗
体反応のほか、さまざまな生化学反応に応用できるが、
この電極上に固定化する膜には、分析対象となる物質の
みに吸着することのできる物質を用いる。
【0034】センサ振動子をサンプル溶液(あるいいは
ガス)8に浸漬し、サンプル溶液(あるいはガス)8中
に、前述したようなチャネル上に固定化した膜によって
捕獲可能な物質が含まれている場合、該当するチャネル
上にその物質が捕獲され、その結果としてチャネル電極
上の質量変化が生じ、共振周波数の変化を通じて、対象
物の捕獲量を同定することができる。
【0035】なおマルチチャンネルQCMセンサの各チ
ャネルの共振周波数における発振動作は、同時に行って
もよい。同時に行わなくても、チャネルごとに順次発振
させてもよい。この場合真のリアルタイム計測ではない
が、チャネル相互間の干渉を軽減することができる。
【0036】このようなバイオセンサとして、QCM(Quar
tz Crystal Microbalance)を用い、更にその水晶振動子
として、本発明の透過率を制御したマスクをもちいて加
工した水晶を用いることによって、高感度、高性能なバ
イオセンサを得ることができた。
【0037】(実施例5)図6は実施例5を説明する図
である。図6は、マルチチャネルQCMバイオセンサを、La
b-on-a-Chipのような、多機能型の小型システムに組み
込んだ例の概要を示している。この例では、サンプル導
入口3から分析対象の溶液あるいはガスをセンサシステ
ムに入れ、前処理要素4においてサンプルの分離、抽出
処理を施し、センサ部に導入される。
【0038】前処理工程には、その他混合/反応、フィ
ルタ、バルブなどさまざまな機能が必要な場合がある
が、ここではそれらの詳細は述べない。また前処理工程
に、反応など特別な試薬が必要な場合があり、別途その
試薬を導入する経路や導入口が必要な場合もある。一
方、サンプルの移動には、ポンプによる機械的なもの
や、電気浸透などを利用した電気的なものなどが広く用
いられる。
【0039】センサ部には、マルチチャネル用に配列さ
れたQCMセンサがあり、それぞれのチャネルには配線が
施してある(図6では、裏面側の配線は示していな
い)。検出を終えたあとのサンプル溶液あるいはガス
は、排出口5より排出される。
【0040】以上のようなLab-on-a-Chipに、本発明の
水晶をセンサとしてもちいることによって、高感度、高
性能なバイオセンサシステムを得ることができた。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように水晶素板上に感光性
樹脂からなる被膜を形成し、マスクをもちいて露光光に
より前記樹脂を感光させることによって、所望の形状を
形成し、前記樹脂形状を用いて水晶素板を加工する水晶
振動子の製造方法であって、前記マスクを透過した露光
光の透過率分布が制御されていることを特徴とする水晶
振動子の製造方法および、水晶素板上に感光性樹脂から
なる被膜を形成し、マスクをもちいて露光光により前記
樹脂を感光させることによって、所望の形状を形成し、
前記樹脂形状を用いて水晶素板をエッチングし製造され
たすべらかな角をもつ段差形状かつ/およびベベル加工
形状または、コンベックス加工形状を持つことを特徴と
する水晶振動子であって、前記マスクを透過した露光光
の透過率分布が制御されていることを特徴とする水晶振
動子により、電極の断線や、副振動の発生などの問題を
解決できる。
【0042】更に,本発明に係る第1から8による水晶
振動子のうち少なくとも1つを用いるQCMセンサまたさ
らに、前記QCMセンサを用いるバイオチップにより,高
感度高性能なQCMセンサおよびバイオチップを提供する
ことが可能となる.
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る製造工程と構造
を説明する図である。
【図2】 本発明の第2の実施例に係る製造工程と構造
を説明する図である。
【図3】 本発明の第3の実施例に係る構造を説明する
図である。
【図4】 本発明の第4の実施例に係る構造を説明する
図である。
【図5】 本発明の第4の実施例に係るバイオチップ上
の化学反応の概要図である。
【図6】 本発明の第5の実施例に係る構造を説明する
ための図である.
【図7】 従来の製造工程と構造を説明する図である。
【符号の説明】
1、11,21、31、71 水晶板 2 検出用チャネル 3 サンプル導入口 4 前処理要素 5 廃出口 6 捕獲膜 7 分析対象物質 8 サンプル溶液 12,22、72 レジスト 13,23,33、73 マスク 14、24、34 電極 25、75 エッチングマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 3/02 H01L 41/08 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水晶素板上に感光性樹脂からなる被膜を形
    成し、マスクをもちいて露光光により前記樹脂を感光さ
    せることによって、所望の形状を形成し、前記樹脂形状
    を用いて水晶素板を加工する水晶振動子の製造方法であ
    って、前記マスクを透過した露光光の透過率分布が制御
    されていることを特徴とする水晶振動子の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の水晶振動子の製造方法にお
    いて、前記マスク上の露光光を制御する材料の濃度また
    は厚さを変化させることにより、透過した露光光の透過
    率分布が制御されていることを特徴とする水晶振動子の
    製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の水晶振動子の製造方法にお
    いて、前記マスク上の露光光を制御する材料の面積を変
    化させることにより、透過した露光光の透過率分布が制
    御されていることを特徴とする水晶振動子の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3に記載の水晶素板上に
    感光性樹脂からなる被膜を形成し、マスクをもちいて露
    光光により前記樹脂を感光させることによって、所望の
    形状を形成し、前記樹脂形状を用いて水晶素板をエッチ
    ングし製造された段差を持つ水晶振動子であって、前記
    マスクを透過した露光光の透過率分布が制御されている
    ことを特徴とする水晶振動子。
  5. 【請求項5】請求項4記載の水晶振動子において、前記
    段差形状の角がすべらかに形成されていることを特徴と
    する水晶振動子。
  6. 【請求項6】水晶素板上に感光性樹脂からなる被膜を形
    成し、マスクをもちいて露光光により前記樹脂を感光さ
    せることによって、所望の形状を形成し、前記樹脂形状
    を用いて水晶素板をエッチングし製造されたベベル加工
    形状または、コンベックス加工形状を持つことを特徴と
    する水晶振動子であって、前記マスクを透過した露光光
    の透過率分布が制御されていることを特徴とする水晶振
    動子。
  7. 【請求項7】水晶素板上に感光性樹脂からなる被膜を形
    成し、マスクをもちいて露光光により前記樹脂を感光さ
    せることによって、所望の形状を形成し、前記樹脂形状
    を用いて水晶素板をエッチングし製造されたすべらかな
    角をもつ段差形状とベベル加工形状または、コンベック
    ス加工形状を持つことを特徴とする水晶振動子であっ
    て、前記マスクを透過した露光光の透過率分布が制御さ
    れていることを特徴とする水晶振動子。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7記載の水晶振動子の製造方
    法または水晶振動子を少なくとも1つ採用したことを特
    徴とするQCMセンサ。
  9. 【請求項9】請求項8記載のQCMセンサを少なくとも1
    つ採用したことを特徴とするバイオチップ。
  10. 【請求項10】請求項8記載のQCMセンサを複数個同一
    基板上に並べたことを特徴とするマルチチャンネルバイ
    オチップ
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