JP2003233988A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003233988A
JP2003233988A JP2002031257A JP2002031257A JP2003233988A JP 2003233988 A JP2003233988 A JP 2003233988A JP 2002031257 A JP2002031257 A JP 2002031257A JP 2002031257 A JP2002031257 A JP 2002031257A JP 2003233988 A JP2003233988 A JP 2003233988A
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potential
supply circuit
memory cells
potential supply
electrode
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JP2002031257A
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Yoshio Sato
誉夫 佐藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定データをDRAMに速やかに保持させる
ことを可能とし、DRAMの特性を有しながら、ROM
のように固定データの速やかな提供も可能な半導体メモ
リを提供することにある。 【解決手段】 情報電荷を保持する容量C0〜C3およ
び該容量C0〜C3の一方の電極とビット線BL0,B
L1とを接続または非接続にする選択用スイッチトラン
ジスタTr0〜Tr3とからなるメモリセルMCが複数
設けられた半導体メモリにおいて、複数のメモリセルM
Cのうち予め定められた第1グループの各容量C0,C
3に接続されるプレート電位供給線PL0に複数レベル
の電位を供給可能な第1電位供給回路と、予め定められ
た第2グループの各容量C1,C2に接続されるプレー
ト電位供給線PL1に複数レベルの電位を供給可能な第
2電位供給回路とを有し、第1グループと第2グループ
のメモリセルMCの各容量C0〜C1のプレート電位を
切り換えることで、これら複数のメモリセルに予め定め
られたデータを保持させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DRAM(Dyna
mic Random Access Memory)およびDRAMやプロセッ
サなどを内蔵した半導体集積回路に適用して有用な技術
に関し、例えばワンチップマイクロコンピュータやDS
P(Digital Signal Processor)などに利用して特に有
用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMやCPU(Central Processing
Unit )などを搭載したワンチップコンピュータやDS
Pなどの半導体集積回路では、CPUが毎回実行する基
本プログラムなどは、例えばROM或いはフラッシュメ
モリのような書換え可能な不揮発メモリなどに格納して
用いたり、または、起動時に外部記憶装置から内蔵RA
Mに毎回ロードして用いるなどの方式が一般に採用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ROM
を用いた場合には、製造工程以降にデータの書き換えが
出来ず、流動性に欠けるという課題がある。また、フラ
ッシュメモリでは書込み速度が遅いと云った問題や書込
み耐用回数の制限などの問題がある。また、近年、上記
のような集積回路は携帯型の装置に搭載されることが多
く、このような装置においては実装スペースの縮小や消
費電流の低減が課題になっていることから、集積回路が
形成されるチップの大きさも小さくしたいという要求が
ある。そのためには、集積回路において内蔵ROMや内
蔵のフラッシュメモリなどを削減することが有効であ
る。一方、起動時に基本プログラムを外部記憶装置から
DRAMに毎回ロードして用いる方式では、システムの
起動時間が無駄に長くなるという課題を有する。
【0004】この発明の目的は、固定データをDRAM
に速やかに保持させることを可能とし、低コストで高速
な読み書き性能が得られるDRAMの特徴を有しなが
ら、ROMのように固定データの速やかな提供も可能な
メモリを備えた半導体集積回路を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴に
ついては、本明細書の記述および添附図面から明らかに
なるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、データを保持する容量および該
容量の一方の電極とビット線とを接続または非接続にす
る選択用スイッチトランジスタからなるメモリセルが複
数設けられた半導体メモリにおいて、複数のメモリセル
のうち予め定められた第1グループのメモリセルの各容
量の他方の電極に複数レベルの電位を供給可能な第1電
位供給回路と、上記複数のメモリセルのうち予め定めら
れた第2グループのメモリセルの各容量の他方の電極に
複数レベルの電位を供給可能な第2電位供給回路と、こ
れら第1電位供給回路および第2電位供給回路を制御す
る電極電位制御手段とを有し、該電極電位制御手段によ
り複数のメモリセルの各容量の他電極の電位を切り換え
ることで、これら複数のメモリセルに予め定められたデ
ータを保持させるように構成したものである。
【0006】このような手段によれば、通常時は上記メ
モリセルの容量における他方の電極の電位を固定してお
くことで通常のDRAMとして使用することが出来る一
方、上記電極電位制御手段の制御により容量の電極電位
を制御することで上記複数のメモリセルに固定データを
短時間に保持させることが出来る。また、固定データに
バグがあった場合などは、修正個所のみデータを上書き
することで短時間に修正することも可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係るメ
モリセルを示す回路図、図2は本発明の実施例に係る第
1電位供給回路および第2電位供給回路を含んだプレー
ト電位供給回路を示す回路図である。図1中、MCはメ
モリセル、BL0,BL1はデータが入出力されるビッ
ト線(一対の相補ビット線ではなくそれぞれ独立したビ
ット線)、WL0,WL1はワード線、C0〜C3は情
報電荷が保持される容量、Tr0〜Tr3は対応するワ
ード線WL0,WL1の信号レベルに応じてそれぞれ対
応付けられた容量C0〜C3の一方の電極(蓄積ノード
sn0〜sn3)と対応するビット線BL0,BL1と
を接続または非接続にするMOSFET(選択用スイッ
チトランジスタ)である。そして、各MOSFET T
r0〜Tr3のゲート端子は対応するワード線WL0〜
WL1に結合されている。
【0008】このようなメモリアレイにおいて、各メモ
リセルMCは予め定められたパターンで2グループに分
けられ(例えば容量C0,C3を有するメモリセルMC
と容量C1,C2を有するメモリセルMC)、その第1
グループの容量C0,C3の他方電極には第1プレート
電位供給線PL0が接続され、第2グループの容量C
1,C2の他方電極には第2プレート電位供給線PL1
が接続される。上記第1グループの容量C0,C3の他
方電極の電位を第1プレート電位VPL0、第2グルー
プの容量C1,C2の他方電極の電位を第2プレート電
位VPL1と記す。なお、複数のメモリセルのグループ
分けのパターンは、固定データのデータパターンが反映
されるように任意に設計されるものである。
【0009】図2のプレート電位供給回路20は、図1
のメモリセルMCを有した半導体メモリと同一のチップ
上に設けられるものである。そして、図示しない制御回
路(電極電位制御手段)からの制御信号Ctl0〜Ct
l2に基づき、上記第1および第2プレート電位供給線
PL0,PL1に複数レベルの電極電位を供給するよう
になっている。また、このプレート電位供給回路20に
は、供給電位としてビット線BL0,BL1で“0”を
表わす低電位(第1電位)Vssと、“1”を表わす高
電位(第2電位)Vddと、通常時のプレート電位とな
る中間電位Vpl(={Vdd−Vss}/2)とが供
給されている。これらの供給電位Vdd,Vss,Vp
lは集積回路内の電源装置により生成しても良いし、外
部入力としても良い。
【0010】図2中、Q1,Q2はコントロール信号C
tl0の信号レベルに応じて第1プレート電位供給線P
L0にそれぞれ電位Vss,Vplを供給するPチャネ
ル形のスイッチMOSFETとNチャネル形のスイッチ
MOSFET、Rp0とRn0は電位の遷移時間を長く
するための緩衝抵抗である。緩衝抵抗Rp0,Rn0は
メモリセルMCの容量と組み合わされて時定数回路を構
成し、上記遷移時間を長くする。また、Q3,Q4はコ
ントロール信号Ctl1の信号レベルに応じて第2プレ
ート電位供給線PL1にそれぞれ電位Vss,Vplを
供給するPチャネル形のスイッチMOSFETとNチャ
ネル形のスイッチMOSFET、Rp1とRn0は電位
の遷移時間を長くするための緩衝抵抗である。Q5はコ
ントロール信号Ctl2の信号レベルに応じて第2プレ
ート電位供給線PL1に高電位Vddを供給するNチャ
ネル形のスイッチMOSFETである。高電位Vddの
供給経路には緩衝抵抗が設けられず、速やかに電位Vd
dへ遷移するように構成されている。
【0011】図3〜図5には、上記プレート電位供給回
路の制御に基づく固定データ一斉書込み処理の第1〜第
3段階の動作を説明するタイムチャートを示す。固定デ
ータの一斉書込みを行うには、先ず、図3に示すよう
に、ワード線WL0,WL1を順に選択レベルVdhに
するとともにビット線BL0,BL1に“0”を表す電
位Vssを供給することで、すべてのメモリセルMCに
“0”を書き込む。なお、この書込み処理は、容量C0
〜C3の蓄積ノードsn0〜sn3の電位を安定させて
各メモリセルMCのMOSFET Tr0〜Tr3や容
量C0〜C3の絶縁膜等を保護するために行うものであ
る。したがって、保護の必要がなく信頼性が確保される
のであれば省略可能である。また、“0”の書込みでは
なく“1”の書込みを行うようにしても良い。
【0012】次に、図4のタイミングT0の前段に示す
ように、ワード線WL0,WL1が非選択レベルのとき
に、コントロール信号Ctl0,Ctl1をハイレベル
にすることで、第1および第2プレート電位供給線PL
0,PL1が中間電位Vplから電位Vssにやや緩や
かに遷移する。そして、それに伴って各容量C0〜C3
の蓄積ノードsn0〜sn3が“0”の電位Vssから
さらに低い電位Vbb(論理状態“−0”と表す)に遷
移する。さらに、この状態で、再び、すべてのメモリセ
ルMCに“0”の書込みを行う(図4のタイミングT
0,T1)。それにより、各メモリセルMCのプレート
電位プレート電位VPL0,VPL1は低電位Vssの
まま、蓄積ノードsn0〜sn3は“0”を表わす電位
Vssにされる。
【0013】次いで、図5のタイミングT2の前段に示
すように、ワード線WL0,WL1が非選択状態のとき
にコントロール信号Ctl2をハイレベルにする。それ
により、第2グループのメモリセルMCのプレート電位
VPL1が高電位Vddにされると共に、該グループの
メモリセルMCの蓄積ノードsn1,sn2の電位が高
電位Vddに押し上げられる。そして、高電位Vddに
たたき上げされたら、コントロール信号Ctr0〜Ct
r2をローレベルVssに戻す。それにより、すべての
メモリセルMCのプレート電位VPL0,VPL1が中
間電位Vplに緩やかに遷移する。そして、この遷移期
間に各メモリセルMCのリフレッシュ動作が何回か行わ
れるようにする(図5のタイミングT3〜T5)。
【0014】このリフレッシュ動作は、プレート電位V
PL0,VPL1の遷移に伴って蓄積ノードsn0〜s
n1の電位も中間電位に近づいていくのを、ビット線B
L0,BL1の電位を中間電位Vdd/2と比較して差
がある方へ電位を増幅するセンスアンプ(図示略)の作
用により、元の“1”の電位Vddまたは“0”の電位
Vssに書き戻しを行なうものである。従って、このリ
フレッシュ動作により、プレート電位VPL0,VPL
1が中間電位Vplに戻ったタイミングT6において
も、各蓄積ノードsn0〜sn1の電位は中間電位Vd
d/2に至らず、“0”か“1”の論理状態が検出可能
な電位に保たれる。そして、最終的なりフレッシュ動作
(図5のタイミングT7)等により、第1グループのメ
モリセルMCの蓄積ノードsn0,sn3は“0”の電
位Vssに、第2グループのメモリセルMCの蓄積ノー
ドsn1,sn2は“1”の電位Vddにされて、プレ
ート電位供給線PL0,PL1の接続パターンに応じた
固定データの一斉書込みが完了する。
【0015】図1のメモリアレイは、例えば、ワンチッ
プマイクロコンピュータやDSPなどの半導体IC(集
積回路)に備わる内蔵DRAMに設けられるものであ
る。そして、例えばこれら半導体ICの起動時に例えば
基礎プログラムなど固定データの一斉書込みを行って、
速やかにプロセッサにプログラムコードを提供し、プロ
セッサの動作を開始させることが出来る。
【0016】図6には、第1電位供給回路および第2電
位供給回路を含んだ第2実施例のプレート電位供給回路
40の回路図を示す。
【0017】図2〜図5に示した第1実施例では、各メ
モリセルMCのプレート電位VPL0,VPL1の制
御、並びに、一般的なメモリセルMCへの書込み処理お
よびリフレッシュ動作により、固定データの一斉書込み
を行う例を説明したが、この第2実施例においては、さ
らに、全てのメモリセルMCへ“0”と“1”の中間の
論理状態“1/2”の書き込みを行うワード・ビット線
制御機構を設け、該書込み制御を付加することで、さら
に、高速な固定データの一斉書込みを行うものである。
【0018】上記のワード・ビット線制御機構は、図示
は省略するが、DRAMの従来構成であるプリチャージ
回路を利用し、該プリチャージ回路とワード線WL0,
WL1の動作タイミングを制御する論理機構として構成
することが出来る。すなわち、プリチャージ回路とは、
ビット線BL0,BL1にメモリセルMCのデータを出
力させる前に、一旦、ビット線BL0,BL1の電位を
中間電位Vdd/2にする回路であるが、このプリチャ
ージ回路によりすべてのビット線BL0,BL1の電位
を中間電位Vdd/2にしたまま、すべてのワード線W
L0,WL1を選択レベルVdhにすることで、すべて
のメモリセルMCに中間の論理状態を書き込むことが出
来る。そして、このようなタイミングでプリチャージ回
路とワード線選択回路とを制御する論理機構によりワー
ド・ビット線制御機構が構成される。
【0019】第2実施例のプレート電位供給回路40
は、図6に示すように、第1プレート電位供給線PL0
に中間電位Vplと低電位Vssとをそれぞれ供給する
Pチャネル形のスイッチMOSFET Q10およびN
チャネル形のスイッチMOSFET Q11と、第2プ
レート電位供給線PL1に中間電位Vplと高電位Vd
dとをそれぞれ供給するPチャネル形のスイッチMOS
FET Q12およびNチャネル形のスイッチMOSF
ET Q13と、中間電位Vplの供給経路上にそれぞ
れ設けられ中間電位Vplへの遷移時間を長くする緩衝
抵抗Rp0,Rp1とを備えている。そして、第1プレ
ート電位供給線PL0の電位を切り換えるスイッチMO
SFET Q10,Q11はコントロール信号Ctl1
0によりオン・オフ制御され、第2プレート電位供給線
PL1の電位を切り換えるスイッチMOSFET Q1
2,Q13はコントロール信号Ctl11によりオン・
オフ制御されるようになっている。これらコントロール
信号Ctl10,Ctl11は電極電位制御手段として
の図示しない制御回路により所定のタイミングで供給さ
れる。
【0020】図7と図8には、第2実施例の固定データ
の一斉書込み処理の動作を説明するタイムチャートを示
す。第2実施例の一斉書込み処理においては、先ず、図
7のタイミングT10に示すように、上述のワード・ビ
ット線制御機構により、すべてのメモリセルMCの蓄積
ノードsn0,sn1,sn2,sn3が“0”と
“1”の中間値“1/2”を表わすVdd/2にされ
る。次に、図8のタイミングT11の前段に示すよう
に、コントロール信号Ctl0,Ctl1をハイレベル
にすることで、第1グループのメモリセルMCのプレー
ト電位VPL0が低電位Vssに降下する一方、第2グ
ループのメモリセルMCのプレート電位VPL0が高電
位Vddに遷移する。そして、それらに伴なって第1グ
ループのメモリセルMCの蓄積ノードsn0,sn3の
電位が降下する一方、第2グループのメモリセルMCの
蓄積ノードsn1,sn2の電位が上昇する。
【0021】次いで、図8のタイミングT11に示され
るように、コントロール信号Ctl0,Ctl1がロー
レベルにされることで、全てのメモリセルMCのプレー
ト電位VPL0,VPL1が緩やかに中間電位Vplに
遷移していく。さらに、この遷移期間において、第1実
施例の場合と同様に、全てのメモリセルMCにリフレッ
シュ動作が何回か繰り返し行なわれ(タイミングT1
2,T13,T14)、さらに、中間電位Vplに遷移
したタイミングT15以降もリフレッシュ動作が何回か
行なわれる(タイミングT16)。それにより、リフレ
ッシュ完了時において第1グループのメモリセルMCに
は“0”が、第2グループのメモリセルMCには“1”
が書き込まれた状態、すなわち、各メモリセルに予め定
められた固定データが書き込まれた状態となる。
【0022】図9には、ビット線に一対の相補ビット線
を用いたメモリアレイにおける適用例の説明図を示す。
同図において、BL0TとBL0B、BL1TとBL0
Bはそれぞれ相補関係にある一対のビット線であり、B
L0T,BL1Tが正論理のビット線、BL0B,BL
1Bが負論理のビット線である。相補ビット線を用いた
メモリアレイでは、負論理のビット線BL0B,BL1
Bに接続されたメモリセルMCの蓄積ノードsn12,
sn13,sn16,sn17において、その電位レベ
ルと論理値との関係が正論理の場合と逆転する。従っ
て、相補ビット線を用いたメモリアレイでは、負論理の
メモリセルMCに固定データとして“0”を書き込みた
い場合には第2プレート電位供給線VPL1が接続さ
れ、且つ、“1”を書き込みたい場合には第1プレート
電位供給線VPL0が接続されるように配線設計を行な
うことで対応することが出来る。
【0023】以上のように、上記第1および第2実施例
で示したDRAMを備えた半導体集積回路(ワンチップ
マイクロコンピュータやDSPなど)によれば、半導体
ICの起動時などに例えば基礎プログラムなどの固定デ
ータを上記DRAMに一斉書込みを行い、プロセッサに
プログラムコードを提供することで、速やかに、プロセ
ッサの動作を開始させることが出来る。また、このよう
にDRAMに固定データの一斉書込みを行なうことが出
来るので、基礎プログラムを格納したROMなどを搭載
する必要がなく、それによりチップ面積や消費電力の削
減を図ることが出来る。また、固定データにバグがあっ
た場合には、そのバグの箇所のみ外部メモリから読み出
された正しいデータに書き換えを行なわせることで、バ
グの修正も可能である。また、DRAMに固定データを
書き込むのに、固定データを備えた外付けのメモリなど
も不要であり、この半導体集積回路を搭載したシステム
の軽量コンパクト化を図ることも出来る。
【0024】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図
2や図6に示したプレート電位供給回路20,40など
の具体的構成は適宜変更可能である。また、図2〜図5
の第1実施例において、低電位Vssと高電位Vddと
を入れ替えて、はじめに全てのメモリセルMCのプレー
ト電位VPL0,VPL1を高電位Vddにしてから第
2グループのみ低電位Vssに下げるような制御を行っ
ても同様に固定データを書き込むことが出来る。
【0025】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるワンチ
ップマイクロコンピュータやDSPに適用した例ついて
説明したがこの発明はそれに限定されるものでなく、例
えばASIC(ApplicationSpecific IC)などDRAM
を内蔵した半導体集積回路並びにメモリ単体のDRAM
などに広く利用することができる。
【0026】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明に従うと、配線パタ
ーンにより恒久的に固定されたデータを各メモリセルに
速やかに保持させることが可能なので、通常時にはDR
AMとして、特定の時には固定データを有したROMの
ように使用することが出来るという効果がある。それに
より、集積回路にROMを内蔵しなくても、ROM内蔵
の集積回路と同様の動作を行なわせることが出来たり、
固定データにバグがある場合にその箇所の修正データを
外部メモリなどからロードして使用することが出来た
り、さらに、外部メモリから内蔵RAMにデータをロー
ドして動作するものに較べて、同様の動作を行なうのに
外部メモリが不要で且つより高速な動作が可能であると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るメモリセルを示す回路図
である。
【図2】本発明の実施例に係るプレート電位供給回路を
示す回路図である。
【図3】固定データ一斉書込み処理の第1段階を示すタ
イムチャートである。
【図4】固定データ一斉書込み処理の第2段階を示すタ
イムチャートである。
【図5】固定データ一斉書込み処理の第3段階を示すタ
イムチャートである。
【図6】本発明の第2実施例に係るプレート電位供給回
路を示す回路図である。
【図7】第2実施例の固定データ一斉書込み処理の第1
段階を示すタイムチャートである。
【図8】第2実施例の固定データ一斉書込み処理の第2
段階を示すタイムチャートである。
【図9】一対の相補ビット線を用いたメモリアレイにお
ける適用例を説明する図である。
【符号の説明】
20,40 プレート電位供給回路 MC メモリセル BL0,BL1 ビット線 WL0,WL1 ワード線 C0〜C3 容量 Tr0〜Tr3 MOSFET Rp0,Rp1 緩衝抵抗 Rn0,Rn1 緩衝抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 誉夫 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5M024 AA41 AA90 BB02 BB35 CC13 PP03 PP07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報電荷蓄積用の容量および該容量の一
    方の電極と列方向のビット線との間に設けられた選択用
    のスイッチトランジスタとをそれぞれ有する複数のメモ
    リセルが配列され、同一行のメモリセルの選択用スイッ
    チトランジスタの制御端子が共通のワード線に接続され
    ているメモリアレイを備えた半導体集積回路において、 上記複数のメモリセルのうち予め定められた第1グルー
    プのメモリセルの各容量の他方の電極に複数レベルの電
    位を供給可能な第1電位供給回路と、上記複数のメモリ
    セルのうち予め定められた第2グループのメモリセルの
    各容量の他方の電極に複数レベルの電位を供給可能な第
    2電位供給回路と、これら第1電位供給回路および第2
    電位供給回路を制御する電極電位制御手段とを有し、該
    電極電位制御手段により複数のメモリセルの各容量の他
    電極の電位を切り換えることで、これら複数のメモリセ
    ルに予め定められたデータを保持させるように構成され
    ていることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記第1電位供給回路は中間電位、該中
    間電位より低い第1電位を供給可能であり、上記第2電
    位供給回路は上記中間電位と上記第1電位と上記中間電
    位より高い第2電位とを供給可能であり、 上記電極電位制御手段は、先ず、上記複数のメモリセル
    のワード線が選択状態のときに上記第1電位供給回路お
    よび第2電位供給回路に上記第1電位を供給させた後、
    ワード線が非選択状態のときに上記第2電位供給回路に
    上記第2電位を供給させ、その後、上記第1電位供給回
    路および第2電位供給回路の供給電位を上記中間電位に
    戻し、該中間電位に戻される間に上記複数のメモリセル
    のリフレッシュ動作が行なわれるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 上記ビット線を2値論理の中間電位にし
    たままワード線の選択状態を切り換えることで上記複数
    のメモリセルの論理状態を2値論理の中間状態にするワ
    ード・ビット線制御手段を備え、 上記該電極電位制御手段および上記ワード・ビット線制
    御手段の両制御により上記複数のメモリセルに予め定め
    られたデータを保持させるように構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記第1電位供給回路は中間電位と該中
    間電位より低い第1電位を供給可能であり、上記第2電
    位供給回路は上記中間電位と該中間電位より高い第2電
    位を供給可能であり、 上記ワード・ビット線制御手段により上記複数のメモリ
    セルの論理状態が中間状態にされた後、上記電極電位制
    御手段によりワード線が非選択状態のときに上記第1電
    位供給回路に上記第1電位を、上記第2電位供給回路に
    上記第2電位をそれぞれ供給させ、その後、上記電極電
    位制御手段により上記第1電位供給回路および第2電位
    供給回路の供給電位が上記中間電位に戻される間に上記
    複数のメモリセルのリフレッシュ動作が行なわれるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項3記載の半導
    体集積回路。
  5. 【請求項5】 上記第1電位供給回路および第2電位供
    給回路には供給電位の遷移時間を長くする抵抗が設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    の半導体集積回路。
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