JP2003230868A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2003230868A
JP2003230868A JP2002032258A JP2002032258A JP2003230868A JP 2003230868 A JP2003230868 A JP 2003230868A JP 2002032258 A JP2002032258 A JP 2002032258A JP 2002032258 A JP2002032258 A JP 2002032258A JP 2003230868 A JP2003230868 A JP 2003230868A
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JP
Japan
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tube
liquid
liquid level
level sensor
cleaning
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JP2002032258A
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English (en)
Inventor
Shinobu Nakatamari
忍 中玉利
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液面センサ用チューブが詰まったとき、ある
いは定期的に、簡単な操作で反応生成物の除去を行い、
液面センサが誤動作することを未然に防止する。 【解決手段】 薬液7が供給される処理槽3と、処理槽
3内に設置されたチューブ4,5と、チューブ4,5内
にガスを一定の圧力で送り、薬液7中の圧力と大気の圧
力との差圧を検出して処理槽7内の液面レベル信号を出
力する液面センサ6と、液面センサ6によって出力され
た液面レベル信号により処理槽3内への薬液の供給、停
止を行う薬液供給部15とを備えた自動洗浄装置におい
て、チューブ4,5に流体を圧送するチューブ清掃手段
8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエーハ等
の被洗浄物を洗浄する処理槽を備えた洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造工程において、酸化膜エッ
チングやレジスト剥離後のウエーハ洗浄を行う手段とし
て、洗浄装置がある。洗浄装置は、処理槽に各種の薬液
を満たし、その薬液の中に、カセット内にセットされた
半導体用ウエーハを浸すことで、エッチングや洗浄を行
うものである。
【0003】この洗浄装置としては、例えば特許第30
4762号公報に開示されたものがあり、その構成を図
5に示す。処理槽23は高さを異ならせて設置した第1
のチューブ24,第2のチューブ25,第3のチューブ
26と、ヒータ27、浸漬装置部28、液面センサ2
9、排液バルブ30、薬液供給部31、本体制御部32
で構成されている。浸漬装置部28を駆動することによ
り、処理槽23内に満たされた薬液33中に、ウエーハ
21を入れたカセット22を浸して洗浄する。
【0004】このとき、薬液33はカセット22が完全
に浸されるように基準液面位置に第2のチューブ25が
配置され、液量オーバーの上限位置に第1のチューブ2
4が配置されている。さらに、処理槽23の底部から少
し上に第3のチューブ26が配置され、使用済みの薬液
33が処理槽23から排出されたことを検知している。
液面センサ29においては、第1〜第3のチューブ2
4,25,26に、薬液33に対して不活性な窒素ガス
を一定の圧力で送り、薬液33中と大気へ排出される圧
力の差を検知して薬液33のレベルを検出し、本体制御
部32にレベル信号を送る。本体制御部32では、薬液
供給部31および排液バルブ30を駆動し、薬液33の
レベルが低くなれば補給し、また所定の洗浄サイクル毎
に薬液33を排液、供給するように自動制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半導体で使用する薬液
は多品種あり、薬品によっては反応生成物が形成される
場合も少なくない。例えばバッファードフッ酸(BH
F)では、酸化膜を除去する際にフッ化珪素などの反応
生成物が形成される。この反応生成物が形成されると窒
素ガスを送っているチューブ24,25,26が詰ま
り、設備が誤動作を起こす原因となる。特に薬液の交換
時は薬液33が処理槽23から全て排液されているにも
拘わらず、反応物の詰まりにより、液面センサ29は液
があるように感知してしまい、液交換を自動停止させる
というトラブルを発生させることになる。
【0006】このような誤動作を回避するために、従来
は、人手により、定期的にチューブ24,25,26の
詰まりの部分を純水で洗浄するか、もしくはチューブ2
4,25,26の端から窒素ガスまたはエアを送り、チ
ューブ内の反応生成物を除去していた。
【0007】しかしながら、このような人手による反応
生成物の除去作業は半導体製造の自動化を大きく阻害
し、また薬液の種類によっては作業者の健康に影響を与
えるなど作業環境上の問題もある。
【0008】本発明は、チューブが詰まったとき、ある
いは定期的に、簡単な操作で反応生成物の除去を行うこ
とができ、これにより液面センサが誤動作することを未
然に防止することのできる洗浄装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、薬液が供給さ
れる処理槽と、この処理槽内に設置されたチューブと、
このチューブ内にガスを一定の圧力で送り、前記薬液中
の圧力と大気の圧力との差圧を検出して前記処理槽内の
液面レベル信号を出力する液面センサと、この液面セン
サによって出力された液面レベル信号により前記処理槽
内への薬液の供給、停止を行う薬液供給手段とを備えた
洗浄装置において、前記チューブに流体を圧送するチュ
ーブ清掃手段を設けたものである。
【0010】本発明においては、必要なときにチューブ
に流体を圧送することにより反応生成物がチューブ内か
ら除去される。これにより、液面センサの誤動作を未然
に防止することができる。
【0011】洗浄装置で使用する処理槽の薬液は、その
特性を維持するために、ある一定の頻度で液交換を行
う。この液交換は自動で行う場合と手動操作で行う場合
がある。この液交換時に、反応生成物を清掃するための
チューブ清掃手段を作動させることが、半導体の自動洗
浄工程を停止ないし中断しないという面で効果的であ
る。
【0012】なお、「流体」としては、エア(空気)、
窒素ガス、純水などの気体、液体を使用できるが、設備
の簡素化や取り扱いの容易さの点ではエアを用いるのが
好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図1
〜図2を用いて説明する。図1は本発明の実施形態の構
成を示す概略図、図2は本実施形態の薬液交換時におけ
る動作説明図である。
【0014】処理槽3は、高さを異ならせて設置した第
1のチューブ4,第2のチューブ5、液面センサ6、チ
ューブ清掃手段8、本体制御部12、排液バルブ13、
浸漬装置部14、薬液供給部15で構成されている。処
理槽3は石英もしくはテフロン(登録商標)等のフッ素
樹脂で作られており、浸漬装置部14を駆動することに
より、処理槽3内に満たされた薬液7中に、ウエーハ1
を入れたカセット2を浸して洗浄する。
【0015】このとき、薬液7はカセット2が完全に浸
されるように基準液面位置に第1のチューブ4が配置さ
れている。さらに、処理槽3の底部から少し上の位置に
第2のチューブ5が配置されている。液面センサ6にお
いては、第1および第2のチューブ4,5に、薬液7に
対して不活性な窒素ガスを一定の圧力、例えば0.4M
Pa(約4.0kgf/cm2)で送り、薬液7中と大
気へ排出される圧力の差を検知して薬液7のレベルを検
出および表示し、本体制御部12にレベル信号を送る。
【0016】本体制御部12では、薬液供給部15およ
び排液バルブ13を駆動し、薬液7の排液時、第2のチ
ューブ5で液面センサ6が検知すれば、薬液を補給し、
また薬液7の供給時、第1のチューブ4で液面センサ6
が検知すれば、薬液7の供給を停止するように自動制御
する。
【0017】チューブ清掃手段8は、図2に示すように
チューブ9とバルブ10とエア源11とから構成され、
バルブ10は自動的にまたは手動で操作できるように、
操作部にOR(論理和)回路16を接続し、自動操作端
子17への信号入力とスイッチ18の手動操作のいずれ
でもバルブ10を操作できるようにしている。
【0018】清掃に際しては、自動的または手動操作で
バルブ10を開くことによりエア源11からの所定の圧
力のエアをチューブ9を経由して第1および第2のチュ
ーブ4,5に送り、チューブ4,5内の反応生成物を除
去する。エア源11としては、エアポンプを使用するこ
とができる。この清掃作業は、液交換毎の自動操作とし
てシーケンスに組み込んでおく場合と、作業者が判断し
てスイッチ18をマニュアルで操作する場合がある。
【0019】以上の実施形態では、本発明を半導体洗浄
装置に適用する場合について説明したが、半導体製造以
外にも、処理槽を有し、エア式の液面レベルセンサを用
いた自動洗浄機であれば、同様に適用可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、洗浄装置において、チューブ
に流体を圧送するチューブ清掃手段を設けたもので、簡
単な操作で反応生成物の除去を行うことができ、これに
より、液面センサの誤動作を未然に防止することができ
る。したがって、本発明により製造プロセスが改善さ
れ、生産性の向上を図ることができる。
【0021】流体の流体源とチューブとの間の流体回路
に電磁弁を設けることにより、遠隔からの清掃指令が可
能であり、さらに、洗浄工程の薬液交換時に自動的に定
期的に清掃を行うことができる。
【0022】また、手動操作弁を設けることにより、チ
ューブが詰まったときの手動操作が可能で装置の保守が
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成を示す概略図であ
る。
【図2】 本実施形態の薬液交換時における動作説明図
である。
【図3】 従来の洗浄装置の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ウエーハ 2 カセット 3 処理槽 4 第1のチューブ 5 第2のチューブ 6 液面センサ 7 薬液 8 チューブ清掃手段 9 チューブ 10 バルブ 11 エア源 12 本体制御部 13 排液バルブ 14 浸漬装置部 15 薬液供給部 16 OR回路 17 自動操作端子 18 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液が供給される処理槽と、この処理槽
    内に設置されたチューブと、このチューブ内にガスを一
    定の圧力で送り、前記薬液中の圧力と大気の圧力との差
    圧を検出して前記処理槽内の液面レベル信号を出力する
    液面センサと、この液面センサによって出力された液面
    レベル信号により前記処理槽内への薬液の供給、停止を
    行う薬液供給手段とを備えた洗浄装置において、 前記チューブに流体を圧送するチューブ清掃手段を設け
    たことを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記流体の流体源と前記チューブとの間
    の流体回路に電磁弁を設けた請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁弁を洗浄工程の薬液交換時に自
    動的に作動させるようにした請求項2記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記流体の流体源と前記チューブとの間
    の流体回路に手動操作弁を設けた請求項1記載の洗浄装
    置。
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Effective date: 20040817