JP2003230745A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003230745A
JP2003230745A JP2002033774A JP2002033774A JP2003230745A JP 2003230745 A JP2003230745 A JP 2003230745A JP 2002033774 A JP2002033774 A JP 2002033774A JP 2002033774 A JP2002033774 A JP 2002033774A JP 2003230745 A JP2003230745 A JP 2003230745A
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JP2002033774A
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Hiroshi Takahashi
寛 高橋
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球送り装置の電磁駆動源から出される漏れ磁
束により遊技球等が磁化することを防ぎ、球皿の球整流
通路における球止まり等を防止した遊技機を得る。 【解決手段】 球送り部材218を駆動するソレノイド
206を内蔵した球送り装置200には、本体202を
覆う珪素鋼鈑製のシールドカバー238が取り付けら
れ、そのシールドカバー238を取り付けた取付面20
2B側が一体皿26の裏面26Cに取り付けられる。こ
れにより、ソレノイド206の通電によって出された磁
束のうち一体皿26側に及ぶ漏れ磁束Wは、シールドカ
バー238によって磁気シールドされる。よって、球整
列通路84を流下する遊技球280B等が磁化から防が
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球送り装置に設け
られた電磁駆動手段からの漏れ磁束により遊技球等が磁
化することを防止した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機は、機器本体の外
郭を構成して島設備に設置される外枠に、内枠が開閉可
能に取り付けられており、その内枠の前面側に、遊技盤
やガラス枠、打球供給皿、発射ハンドル等が配設され、
遊技盤の右下に配置された打球発射装置から遊技球を左
斜め上方に打ち出して遊技盤面に打ち込むよう構成され
ている。また近年では、打球発射装置を遊技盤の左下に
配置して打球を上方に打ち出す、所謂「左打ち」と呼ば
れる機種の開発が進められている。
【0003】この機種の場合、従来機種の内枠に設けら
れて遊技盤右下に配置された打球発射装置と、その上方
に位置して打球発射装置の駆動源(プランジャー等)に
連動する球送り装置、さらに遊技盤のほぼ真下に位置し
て発射された打球を左斜め上方に案内し遊技盤側へと導
くガイドレール等が不要になるため、その遊技盤下部側
に生じる空きスペースを利用して遊技領域を拡大させや
すい利点がある(遊技性の向上)。またそれに伴い、従
来は二つに分かれていた打球供給皿(上皿)と余剰球受
け皿(下皿)とを、それらの機能を併せ持つ大容量の一
体皿に構成して従来の上皿高さよりも低く配置するとと
もに(特開2001−17706号公報参照)、遊技盤
の左側でも遊技領域を下方に広げられるようにするた
め、遊技盤の左下(内枠側)に配置する打球発射装置か
ら球送り装置を分離し、その球送り装置に専用の電磁的
な駆動源(ソレノイド等)を搭載して一体皿の裏面(球
整流通路の出口側)に取り付け、打球発射装置の前側に
配置することが構想されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記機
種の構成では、球送り装置の電磁駆動手段からの漏れ磁
束によって、球送り装置の近傍に配置される金属部品が
磁化されてしまう問題がある。特に、球送り装置は、上
述した部品レイアウトの都合から球整流通路近傍に配置
されるため、球整流通路の底面に敷設された金属レー
ル、あるいは球整流通路を流下する遊技球等が磁化され
やすくなる。そしてそれらが磁化(帯磁)した場合、球
整流通路で球止まりが発生し易くなる、あるいは、遊技
盤に設けられた金属バンドや遊技釘等と遊技球との接触
において、磁気力(吸引作用)による摩擦抵抗の増加に
より遊技球の落下方向が変わるなどし、遊技に影響が出
る問題がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮して、球送り装置
の電磁駆動手段から出される漏れ磁束により遊技球等の
磁性体金属部品が磁化することを防ぎ、球皿の球整流通
路における球止まり等を防止した遊技機を提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、外枠に側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられ
前面側に遊技盤が着脱可能に取り付けられる内枠と、前
記遊技盤の下側に配置されて前記内枠の前面に突設され
球皿部に貯留した遊技球を一列に整列する球整列通路を
備えた打球供給皿と、前記打球供給皿の裏面に取り付け
られる本体と、その本体に設けられ前記球整列通路から
供給された前記遊技球を前記遊技盤の盤面に打ち込む打
球発射装置に送り出す球送り機構と、その球送り機構を
駆動する駆動力を電磁作用により生じさせる電磁駆動手
段と、を備えた球送り装置と、前記電磁駆動手段から少
なくとも前記本体の取付面側に出される漏れ磁束を磁気
シールドするシールド部材と、を有することを特徴とし
ている。
【0007】請求項1に記載の発明では、内枠は側端部
が外枠に軸支されて開閉可能に取り付けられるととも
に、前面側に遊技盤が着脱可能に設けられ、遊技盤の下
側に位置して打球供給皿が突設されている。打球供給皿
は、球皿部に貯留した遊技球を球整列通路で一列に整列
し、打球供給皿の裏面に取り付けられた球送り装置に供
給する。そして遊技者による発射ハンドル等の操作によ
り、球送り装置から打球発射装置に遊技球が一球づつ所
定の間隔で送り出され、打球発射装置から発射されて遊
技盤の盤面に打ち込まれる。
【0008】球送り装置は、打球供給皿の裏面に取り付
けられる本体に、遊技球を打球発射装置に送り出す球送
り機構と、球送り機構を駆動する駆動力を電磁作用によ
り生じさせるソレノイド等の電磁駆動手段が設けられて
いる。そして、遊技球の送り出し又は送り出し停止動作
時に、電磁駆動手段が通電されると、電磁駆動手段から
出される漏れ磁束のうち、少なくとも本体の取付面側に
出される漏れ磁束は、シールド部材によって磁気シール
ドされる。なお、このシールド部材は、少なくとも本体
の取付面側に出される漏れ磁束を磁気シールドできるも
のであればよく、例えば、本体全面又は部分的に覆う形
状としたり、あるいは、電磁駆動手段の周囲のみを覆う
構造等とすることができる。
【0009】これにより、打球供給皿側に及ぶ磁気力が
弱められ、したがって、打球供給皿の球整流通路に設け
る金属レールや、球整流通路を流下する遊技球等が磁化
することを防止でき、球整列通路での球止まり等が防が
れる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
遊技機において、前記シールド部材が前記本体の取付面
側に取り付けられていることを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明では、球送り装置の
本体にシールド部材を取り付け、シールド部材を装置に
ユニット化することにより、球送り装置を打球供給皿に
組み付ける際の作業性が良好になる。また、本体の取付
面側にシールド部材を配置することで、電磁駆動手段か
ら打球供給皿側(本体の取付面側)に及ぶ漏れ磁束(磁
気力)が効果的に磁気シールドされる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の遊技機において、前記シールド部材は、前
記本体の取付面を覆う基板部と、その基板部の端部から
延出されて少なくとも本体外周面の一部を覆う外周板部
と、を有することを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明では、電磁駆動手段
から打球供給皿側に及んだ漏れ磁束が、本体の取付面を
覆うシールド部材の基板部によって磁気シールドされ、
さらに、本体の外周面を覆う外周板部に導かれて非取付
面側に積極的に逃がされる(磁束が曲げられる)。その
ため、打球供給皿側における磁気シールド効果をより高
めることができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3の何れか1項記載の遊技機において、前記シールド
部材が珪素鋼鈑により形成されていることを特徴として
いる。
【0015】請求項4に記載の発明では、シールド部材
に、帯磁しにくい(残留磁気が小さい)性質を持つ磁性
体金属材料の珪素鋼鈑を用いることで、シールド部材の
帯磁による磁気シールド効果の低下が抑えられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0017】図1及び図2には、本発明の一実施の形態
に係るパチンコ機が示されている。図示のように、パチ
ンコ機10は外枠12を備え、外枠12の前面には、窓
部を有する額縁状の内枠14の一側部が開閉可能に取付
けられている。内枠14の窓部には、ガラス16をガラ
スフレーム18に装着したガラス枠20の一側部が開閉
可能に取付けられており、このガラス枠20と内枠14
は、内枠14の他側部に設けられた施錠装置(シリン
ダ)22により施錠されるようになっている。
【0018】ガラス枠20の下方位置には、賞球や貸球
を貯留して打球発射装置23へと誘導する球皿部24を
備えた一体皿26が一側部を内枠14に開閉可能に取付
けられている。またその賞球等は、パチンコ機本体内の
賞球払出装置(図示省略)から排出されて一体皿26の
裏面側に配置された貯球タンク25を通過し、一体皿2
6前面(正面)の右側上端部近傍に設けられた賞球払出
口27から球皿部24に払い出されるようになってい
る。
【0019】一体皿26の前面下部側には、左側に灰皿
28が配置され、右側に打球発射装置23から発射する
打球の飛距離を調整するための発射ハンドル30と、発
射ハンドル30を操作したままの状態で打球発射を一時
的に停止する発射停止ボタン31が設けられている。さ
らに本実施形態では、一体皿26の裏面に球送り装置2
00が取り付けられている。球送り装置200は、一体
皿26の閉塞状態で打球発射装置23の前面側に配置さ
れるようになっており、この球送り装置200によっ
て、一体皿26の球皿部24に貯留された遊技球(賞球
及び貸球)が、打球発射装置23に送り出される。
【0020】また内枠14の窓部には、遊技盤載置台に
載せて交換可能とされた遊技盤32が窓部を塞ぐように
設置されている。遊技盤32は、ベニヤ板33の表面に
樹脂材料で形成されたシート状のセル34が貼着され
て、盤面32Aに、外バンド36及び内バンド37とレ
ール飾り38、39とによって囲まれた略円形状の遊技
領域40が形成されており、セル34の表面で遊技領域
40と対応する範囲には、背景画像や各種キャラクター
画像等を含む装飾画(図示省略)が印刷されている。
【0021】遊技領域40には、特別図柄表示装置42
や大入賞口(変動入賞装置)44等の役物、始動口46
や入賞口48、風車50等の遊技部品と、左右側端部に
配置されたサイド飾り52A、52Bが取り付けられて
おり、最下位置にアウト口54が配置されている。また
遊技盤32の右側端部に配置されたレール飾り38の右
下隅には、証紙56を貼り付た証紙台58が取り付けら
れており、この証紙台58は、左方に配置されたヒンジ
板60に支持されて、盤面32Aに対して開閉動するよ
うになっている。
【0022】なお、本実施形態のパチンコ機10は、打
球発射装置23を遊技盤32の左側下方に配置して遊技
球を上方に発射する機種であり、従来機種に比べ、アウ
ト口54の位置を下げることにより遊技領域40が拡大
されている。
【0023】またパチンコ機10の正面には、図2に示
すように、ガラス枠20の前面に、賞球表示灯や完了表
示灯等の機能を有する複数の表示灯62、63がガラス
16を取り囲むように配列されており、左上隅近傍と右
側端上部に、遊技の効果音を発生するスピーカー64、
66が配置されている。
【0024】次に、本実施の形態に係る一体皿と球送り
装置の構成ついて詳細に説明する。図3〜図5には、一
体皿26の拡大図が示されており、図6〜図9には、球
送り装置200の拡大図が示されている。
【0025】図示のように、一体皿26の球皿部24略
中央には立壁70及び段差部72、74が設けられてお
り、それらによって球皿部24は、左側領域を占める高
位面部76と右側領域を占める中位面部78、及び略中
央領域を占める低位面部80とに区分けされている。
【0026】高位面部76は、図中右方向に下り傾斜し
ており、台間球貸機の球排出ノズルから出された貸球を
左端側の広域受け面部82で受け止め、低位面部80側
に案内するようになっている。中位面部78と低位面部
80は、図中左方向に下り傾斜しており、上記の貸球と
賞球払出口27から排出された賞球は、その傾斜方向に
転動して、低位面部80の下流側に設けられた球整列通
路84に案内されるようになっている。
【0027】球整列通路84の底面には、鋼板製の金属
レール85が敷設されており、この金属レール85によ
って、通路底面の耐磨耗性を向上させているとともに、
遊技球が帯電した際、その静電気が金属レール85側に
逃がされるようになっている。そして球整列通路84に
案内された遊技球は、球整列通路84で一列に整列さ
れ、球送り装置200へと誘導される。
【0028】また、中位面部78と低位面部80の境界
となる段差部74には、両面部に跨って配置された円形
の球抜き口86が形成されている。この球抜き口86
は、一体皿26の下面26A略中央に設けられた球排出
口88に連通しており、通常は、球抜き板90によって
塞がれている。さらに、一体皿26の正面26B下部側
には球抜きボタン92が埋設されている。
【0029】そして、大当たり時に球を一体皿26から
球箱に移すときなどに、この球抜きボタン92を押圧操
作することで、一体皿26に内蔵された球抜き機構94
が作動し、球抜き板90が右方向(図3の中矢印A方
向)にスライドして、球抜き口86が開放される。これ
により、球抜き口86よりも上流側に貯留されている球
皿部24内の遊技球は、球抜き口86へと落下し、球排
出口88から下方に排出され球箱に移される。また球抜
きボタン92の押圧を解除すると、球抜き機構94に設
けられたバネ部材によって、球抜き板90が元の位置に
付勢され、球排出口88は閉塞されるようになる。
【0030】また、球整列通路84の最下流部底面に
も、球排出口88と連通する球抜き口96が設けられて
いる。この球抜き口96は、通常は、球抜き板98によ
って塞がれており、球抜き板98は、一体皿26に内蔵
され球皿部24の高位面部76下側に配置された球抜き
機構100に連結されている。さらに球抜き機構100
を作動させる球抜きレバー102は、一体皿26の正面
26B左側上部に配置されている。
【0031】そして遊技終了時などに、球抜きレバー1
02を左方向にスライド操作することで、球抜き板98
が右方向(図4の矢印B方向)にスライドし、球抜き口
96が開放され、それにより、球抜き口86よりも下流
側に残されている遊技球が球排出口88から排出される
ようになる。またここでも、球抜きレバー102の操作
を解除することで、球抜き機構100内のバネ部材の弾
性力により、球抜き板98が左方向に付勢されて、球抜
き口96を閉塞する構成である。
【0032】一体皿26の正面26B略中央には、左側
に、貸球の貸し出し操作部となる球貸ボタン104が設
けられており、右側に、台間球貸機からカードを取り出
すための操作部となる返却ボタン106が配設されてい
る。この両ボタンは、ボタン後方に配置されて一体皿2
6に内蔵された操作部基板108と電気的及び機械的に
接続されユニット化されている。また操作方法について
は、左手で一体皿26の上部を掴むようにし、親指でボ
タン表面を押圧するだけであり、これによって、遊技中
でも簡単に操作できるようになっている。
【0033】また、一体皿26の上面26C左側端部に
は、表示ユニット110が設けられている。表示ユニッ
ト110には、セグメント表示器112を搭載した表示
部基板114が設けられており、表示部基板114の表
面は透明樹脂カバー116によって覆われている。この
表示ユニット110(セグメント表示器112)には、
台間球貸機に挿入したカードによる貸し出し可能な球数
が、数字情報で度数表示されるようになっており、その
度数は、上述した球貸ボタン104の操作回数に応じて
減少する構成である。
【0034】また、図5に示すように、一体皿26の裏
面26Cには、内枠14による支持端側(裏面視右側)
の上隅部近傍に、操作・表示部中継基板118が配置さ
れている。操作・表示部中継基板118は、下縁及び右
縁が、一体皿26の裏面26Cに一体的に形成された係
合爪120、121に係合され、上端部がネジ122に
よって固定されている。さらに裏面26Cには、操作・
表示部中継基板118の左方に位置して開口部124が
形成されており、この開口部124から、操作部基板1
08に接続されて一体皿26の内部を配線されたハーネ
ス126が引き出されている。そしてハーネス126
と、表示部基板114に接続されたハーネス128、さ
らにパチンコ機本体側の制御基板(図示省略)に接続さ
れた中継ハーネス130は、操作・表示部中継基板11
8にそれぞれコネクター接続され、各基板間で制御信号
等が通信されるよう構成されている。
【0035】また、裏面26C開放端側には、略L字型
に形成された金属製の補強板132が5本のネジ134
で取り付けられている。補強板132の右下部には、発
射ハンドル30の基端面が3本のネジ136で固定され
ており、左側の上下端部近傍に、矩形のロック孔138
がそれぞれ形成されている。これにより、一体皿26を
内枠14に閉じると、各ロック孔138の上縁が施錠装
置22に設けられた2個のフック140に係合して、一
体皿26を閉塞状態にロックする(図1参照)。さら
に、遊技者が発射ハンドル30を持ったときのハンドル
取付部分に加わる力は、フック140に係合して施錠装
置22に支持された補強板132により受け止められ
る。そのため、本実施形態では、樹脂製且つ開閉式の一
体皿26に発射ハンドル30を設けた構成であるが、ハ
ンドル取付部分の強度を十分に保つことができている。
【0036】また、発射ハンドル30のハーネス142
は、補強板132のハンドル取付部中央に形成された開
口部144から引き出されており、上下ロック孔138
の間に形成された開口部146から、発射停止ボタン3
1のハーネス148が引き出されている。それら両ハー
ネスは、裏面26Cの下端部近傍に設けられて一体皿2
6の幅方向に配列された4個のフック150に固定さ
れ、支持端側に引き回されて、球送り装置200の下方
に配置された発射中継基板152にそれぞれコネクター
接続されている。
【0037】発射中継基板152は、右下縁が、一体皿
26に一体的に形成された係合爪154に係合され、左
上端部がネジ156によって固定されており、打球発射
装置23の裏面側に設けられた発射制御基板(図示省
略)からの中継ハーネス158もコネクター接続されて
いる。そして発射ハンドル30及び発射停止ボタン31
と、発射制御基板との間では、発射中継基板152を介
して制御信号等が通信されるよう構成されている。また
2本の中継ハーネス(130、158)は、操作・表示
部中継基板118の下方に設けられたフック160に固
定されて1本に束ねられ、そのまま一体皿26の支持端
側に引き出されて、内枠14(パチンコ機本体内)に引
き込まれている。
【0038】また、裏面26Cの略中央に形成された開
口部162には、金属レール85の屈曲片部164が位
置して開口部162から露出しており、屈曲片部164
には、アース線166の一端側の端子168がネジ17
0で固定されている。アース線168は、開口部162
の下方に設けられたフック172を経由し、前述したフ
ック150の左側の3個に固定されて一体皿26の開放
端側に引き回され、他端側の端子174が補強板132
を固定しているネジ134に共締め固定されている。こ
れにより、一体皿26の閉塞状態では、金属レール85
が、アース線166及び補強板132を介して施錠装置
22に導通されるようになる。さらに施錠装置22は、
図示しない電源ユニットのアース線に接続されて接地さ
れている。したがって、遊技球の静電気は、球整列通路
84を通過する際、金属レール85に接して除電される
ようになる。
【0039】また、開口部162の左下と、球送り装置
200の左側で球整列通路84と対応する位置には、裏
面26Cにそれぞれ開口部が形成されており、それら開
口部は、開閉可能な蓋部材176、178によって塞が
れている。この蓋部材176、178を開放すると、球
排出口88へと通じる球排出通路及び球整列通路84の
一部が開放されるようになる。これによって、タバコや
ライター等の異物が各通路に入り込んでも、容易に取り
除くことができるようになっている。
【0040】次に、球送り装置200について説明す
る。図6及び図7に示すように、球送り装置200は略
矩形状の本体202を備えている。本体202は樹脂材
料による成形品で、左側端部に設けられた箱状部204
にソレノイド206が内蔵されている。左側面202A
には、フック210が一体的に形成されており、ソレノ
イド206のハーネス208は、そのフック210に引
っ掛け固定されている(図7参照)。さらに左側面20
2Aには、本体202の取付面202B側に2個の突起
部212が形成されており、左側面202Aと右側面2
02Cの下部側略対称位置には、矩形の隆起部214が
それぞれ形成されている(図では右側面202C側を省
略している)。
【0041】また、箱状部204(ソレノイド206)
の右側には、本体202の前後方向に貫通する誘導通路
216が設けられており、誘導通路216内に、上面2
18Aを湾曲面とした略鎌形状の球送り部材218が配
置されている。誘導通路216の左右内壁面には、通路
貫通方向と直行して支持軸が嵌挿されており、球送り部
材218は、その支持軸に挿通されて図中の矢印C方向
に回動自在に支持されている。
【0042】球送り部材218の左側面には、略高さ方
向に所定の間隔で配列された一対の突出部220A、2
20Bが設けられている。この突出部220A、220
Bの間には、磁性体金属材料により形成された金属片2
22が嵌め入れられて保持されており、金属片222
は、先端側の上面がソレノイド206の下方に位置して
いる。
【0043】また、球送り機構の上方には、貫通孔22
4を形成したボス226が設けられており、本体202
の右側端部には、円形孔228を形成した取付板部23
0が突設されて、円形孔228に、係合筒体232にピ
ン234を挿入して構成されるナイロンリベット236
が挿通されている(図7参照)。
【0044】また本実施形態では、本体202の取付面
側に、珪素鋼鈑によって形成されたシールドカバー23
8が取り付けられている。シールドカバー238は、本
体202の取付面202Bを覆う矩形状の基板部240
と、基板部240の上下左右各端部から直角に折り曲が
って設けられた、上板部242、下板部244、左側板
部246、右側板部248とで構成されている。
【0045】基板部240には、誘導通路216の入口
(球整列通路84の出口)と対応する位置に矩形状の切
り欠き250が形成されており、切り欠き250の上方
に、取付孔252が形成されている。左側板部246に
は、本体202の突起部212と対応して矩形状の切り
欠き254が形成されており、また左側板部246と右
側板部248の下部には、各隆起部214と対応する位
置に、隆起部214より少し大きい矩形孔256が形成
されている。
【0046】そして、シールドカバー238を本体20
2に取り付けるには、左側板部246及び右側板部24
8の下部側を外方に撓ませて拡開し、本体202側の各
隆起部214に嵌め込み、基板部240の取付孔252
をネジ258によって、ボス226の貫通孔224にネ
ジ止めすることにより行う(図7の状態)。
【0047】一方、一体皿26の裏面26Cに設けられ
た球送り装置200の取付部260には、上下と左側
に、位置決めリブ262、264、266が形成されて
おり、右側に、円形の取付孔268が形成されたボス2
70が設けられている。さらに左側の位置決めリブ26
6の内壁面には、凹部272が形成されている。
【0048】そして、球送り装置200を一体皿26の
取付部260に取り付けるには、本体202の各突起部
212を位置決めリブ266の凹部272に嵌め入れ、
装置上下面(上板部242、下板部244)を位置決め
リブ262、264に合わせて取付部260にセットす
る。さらに、ナイロンリベット236の先端側をボス2
70の取付孔268に挿入し、ピン234を係合筒体2
32に押し込むと、係合筒体232の先端側に設けられ
た分割爪が拡開して取付孔268に係合し、球送り装置
200が一体皿26に固定される。またソレノイド20
6には、ハーネス208のコネクター274を発射中継
基板152のコネクター276に接続することで(図9
の状態)、発射制御基板から駆動電力が供給されるよう
になっている。
【0049】次に、本実施形態の作用を説明する。図1
0及び図11は、一体皿26に貯留された遊技球が球送
り装置200によって送り出される様子を示す説明図で
ある。
【0050】図10は、遊技球の送り出しが停止されて
いる状態であり、ここでは、ソレノイド206が通電さ
れて上下方向に磁界Hを生じている。その磁気力によ
り、金属片222がソレノイド206側に引き付けら
れ、球送り部材218は、支持軸278を支点に回動し
て(図中矢印D方向)、上面218Aの位置を上昇させ
ている。これにより、誘導通路216の出口216Aで
は、高さ寸法が球径よりも狭められ、したがって、球整
列通路84から球送り装置200に誘導された遊技球2
80Aは、球送り部材218の上面218Aに乗ったま
ま誘導通路216内で待機する。
【0051】遊技球を送り出す際は、ソレノイド206
への通電が止められることにより、磁界Hが消滅する。
それによって、図11のように、球送り部材218は上
面218Aを下降させるよう回動し(図中矢印E方
向)、誘導通路216の出口216Aの高さ寸法が球径
よりも大きくされる。これにより、誘導通路216内で
待機していた遊技球280Aは、球送り部材218の上
面218A傾斜方向に転がって、打球発射装置23に送
り出される。さらに、球整列通路84に貯留されている
遊技球280Bも、球送り装置200の誘導通路216
を通って、順次、打球発射装置23に供給される。
【0052】また、上述の遊技球送り出し停止時には、
ソレノイド206が通電されて磁界Hを発生させてお
り、その磁界Hがソレノイド206の周囲に広がってい
る。そしてその漏れ磁束のうち、球送り装置200の取
付面側(本体202の取付面202B)と、上下左右の
外周面側に出された漏れ磁束Wは、シールドカバー23
8によって磁気シールドされる。
【0053】以上説明したように、本実施形態のパチン
コ機10では、球送り装置200のソレノイド206か
ら装置取付面側に出される漏れ磁束が、シールドカバー
238によって磁気シールドされるため、一体皿26の
球皿部24、特に、球整列通路84に及ぶ磁気力が弱め
られる。これにより、球整列通路84に設けられた金属
レール85や、球整列通路84を流下する遊技球280
B等が磁化することを防止でき、球整列通路84での球
止まり等が防がれる。
【0054】また、本実施形態では、球送り装置200
の本体202にシールドカバー238を取り付けて、シ
ールドカバー238を装置にユニット化したことによ
り、球送り装置200を一体皿26に組み付ける際の作
業性が良好になる。また、本体202の取付面202B
側にシールドカバー238を配置したことで、ソレノイ
ド206から一体皿26側に及ぶ漏れ磁束W(磁気力)
が効果的に磁気シールドされる。
【0055】さらに、本実施形態では、シールドカバー
238が、本体202の取付面202Bに加え、上下面
及び左側面202A、右側面202Cの一部を覆って裏
面側を開放させた形状であるため、ソレノイド206か
ら一体皿26側に及んだ漏れ磁束Wが、本体202の取
付面202Bを覆うシールドカバー238の基板部24
0によって磁気シールドされるとともに、本体202の
外周面(上下左右面)を略覆う上板部242、下板部2
44、左側板部246、右側板部248を通して装置の
裏面側により多く導かれる。そのため、一体皿26側に
おける磁気シールド効果がより高められる。
【0056】また、本実施形態では、磁性体金属材料
で、且つ、帯磁しにくい性質の珪素鋼鈑によりシールド
カバー238を形成したことで、シールドカバー238
が帯磁することによる磁気シールド効果の低下を抑制す
ることができる。
【0057】なお、上述の実施形態では、シールドカバ
ー238を球送り装置200側に取り付け、且つ、球送
り装置200の本体202を覆う構成としたが、シール
ドカバー238の配置や構造は、それらに限定されるも
のではない。例えば、シールドカバーを一体皿26側
(取付部260)に取り付けてもよく、また、ソレノイ
ド206の周囲のみを覆うよう、本体202の取付面2
02B及び箱状部204を被覆する形状等に適宜変更す
ることができる。またシールドカバー238の材質につ
いても、本実施形態に限定されるものではなく、他の磁
性体、非磁性体金属材料に置き換え可能である。また、
球送り機構(球送り部材218)を駆動する電磁駆動手
段についても、本実施形態のようなソレノイド(電磁コ
イル)以外に、プランジャー等を用いることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明の遊技機は上記構成としたので、
球送り装置の電磁駆動手段から出される漏れ磁束で遊技
球等の磁性体金属部品が磁化することが防がれ、球皿の
球整流通路における球止まり等が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示した
斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示した
正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る一体皿を示した正面
図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る一体皿を示した平面
図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る一体皿を示した裏面
図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る球送り装置を示した
分解斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る球送り装置を示した
斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る一体皿裏面の球送り
装置取付部近傍を示した斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る一体皿裏面に球送り
装置が取り付けられた状態の斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る球送り装置での遊
技球送り出し動作を説明する部分側断面図で、遊技球の
送り出しが停止した状態である。
【図11】本発明の一実施形態に係る球送り装置での遊
技球送り出し動作を説明する部分側断面図で、遊技球が
送り出される状態である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 12 外枠 14 内枠 23 打球発射装置 24 球皿部 26 一体皿(打球供給皿) 32 遊技盤 84 球整列通路 200 球送り装置 202 本体 202A 左側面(外周面) 202B 取付面 202C 右側面(外周面) 206 ソレノイド(電磁駆動手段) 218 球送り部材(球送り機構) 222 金属片(球送り機構) 238 シールドカバー(シールド部材) 240 基板部 242 上板部(外周板部) 244 下板部(外周板部) 246 左側板部(外周板部) 248 右側板部(外周板部) 280A、280B 遊技球

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠に側端部が軸支されて開閉可能に取
    り付けられ前面側に遊技盤が着脱可能に取り付けられる
    内枠と、 前記遊技盤の下側に配置されて前記内枠の前面に突設さ
    れ球皿部に貯留した遊技球を一列に整列する球整列通路
    を備えた打球供給皿と、 前記打球供給皿の裏面に取り付けられる本体と、その本
    体に設けられ前記球整列通路から供給された前記遊技球
    を前記遊技盤の盤面に打ち込む打球発射装置に送り出す
    球送り機構と、その球送り機構を駆動する駆動力を電磁
    作用により生じさせる電磁駆動手段と、を備えた球送り
    装置と、 前記電磁駆動手段から少なくとも前記本体の取付面側に
    出される漏れ磁束を磁気シールドするシールド部材と、 を有することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記シールド部材が前記本体の取付面側
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記シールド部材は、前記本体の取付面
    を覆う基板部と、その基板部の端部から延出されて少な
    くとも本体外周面の一部を覆う外周板部と、を有するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記シールド部材が珪素鋼鈑により形成
    されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れ
    か1項記載の遊技機。
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