JP2003230564A - 血管閉塞具 - Google Patents

血管閉塞具

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JP2003230564A
JP2003230564A JP2002033742A JP2002033742A JP2003230564A JP 2003230564 A JP2003230564 A JP 2003230564A JP 2002033742 A JP2002033742 A JP 2002033742A JP 2002033742 A JP2002033742 A JP 2002033742A JP 2003230564 A JP2003230564 A JP 2003230564A
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coil
blood
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Munehiro Maeda
宗宏 前田
Hiroshi Takahashi
博 高橋
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Piolax Medical Devices Inc
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B17/12131Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device
    • A61B17/1214Coils or wires
    • A61B17/12145Coils or wires having a pre-set deployed three-dimensional shape
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    • A61B17/12099Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder
    • A61B17/12109Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder in a blood vessel

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血管の流路を効果的に閉塞して、血流をより
確実に遮断できるようにした血管閉塞具を提供する。 【解決手段】 形状復元性のある線材21をコイル状に
巻いて1次コイル20とし、この1次コイル20を更に
コイル状に巻いて2次コイル30とする。更に、2次コ
イル30は、留置しようとする血管の内径よりも2次コ
イル径が大きく、血管内に圧接されて固定されるストッ
パ部31と、このストッパ部31とは巻軸方向が異な
り、かつ、ストッパ部31よりも2次コイル径が小さい
閉塞部32とで構成する。ストッパ部31をカテーテル
から押出すと、2次コイル形状に復帰して血管の内壁に
固定される。続いて閉塞部32をカテーテルから押出す
と、ストッパ部31よりも径の小さい2次コイル形状に
復帰し、ストッパ部31に係合して血路を効果的に閉塞
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管内の所定箇所
に挿入し留置して、該血管を通る血流を遮断するために
用いられる血管閉塞具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば血管に制癌剤等の薬液を投与する
とき、該薬液が癌組織などの患部に効果的に流れるよう
にするため、分岐して流れる血管の一方を閉塞して、薬
液が患部に向かう血管にだけ流れるようにする手術を行
うことがある。
【0003】このような手術は、経皮的に血管内にカテ
ーテルを挿入し、このカテーテルの先端を血管の閉塞し
たい箇所に至らせた後、このカテーテルを通して血管閉
塞具を血管内に挿入し、留置することによって行われて
いる。
【0004】このような血管閉塞具として、特許第29
86409号には、らせん巻き一次コイルを備えた血管
閉塞具であって、該らせん巻き一次コイルが、らせん巻
き二次形態にまでさらに巻かれ、該二次形態が、少なく
とも2つの該一次コイルの層を備え、該二次形態の層の
少なくとも1つが外部層であり、そして該二次形態の層
の少なくとも1つが該外部層内にあるものが開示されて
いる。
【0005】この血管閉塞具は、主として血管の動脈瘤
内に挿入して動脈瘤を閉塞し、動脈瘤内へ血液が流れ込
まないようにするのに用いることを目的としている。こ
のため、二次形態の層のうち、外部層の内側に配置され
る径の小さい方を先に動脈瘤内に押出し、次いで径の大
きな外部層を押出すことによって、径の小さい部分の外
側に径の大きな外部層が配置されるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特許第2986409
号に記載された血管閉塞具においては、該二次形態の層
の少なくとも1つが外部層であり、そして該二次形態の
層の少なくとも1つが該外部層内にある形状をなすた
め、外部層の内側に配置される径の小さい方を先に押出
す必要がある。
【0007】しかしながら、血管の流路を閉塞しようと
する場合には、上記のように二次形態の層のうち、径の
小さい方を先に押出すと、該部分が所定の位置に止まら
ずに血流によって流されてしまい、その後に径の大きな
方を押出しても、径の小さい方が径の大きな方の内部に
は入らず、血流を効果的に遮断することができないとい
う問題があった。
【0008】したがって、本発明の目的は、血管の流路
を効果的に閉塞して、血流をより確実に遮断できるよう
にした血管閉塞具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、血管の所定箇所に挿入し留置して
血流を遮断するために用いる血管閉塞具において、形状
復元性のある線材をコイル状に巻いて1次コイルとし、
この1次コイルを更にコイル状に巻いて2次コイルとし
たものであって、前記2次コイルが、留置しようとする
血管の内径よりも2次コイル径が大きく、血管内に圧接
されて固定されるストッパ部と、このストッパ部とは巻
軸方向が異なり、かつ、前記ストッパ部よりも2次コイ
ル径が小さく、前記ストッパ部を挿入した後に血管内に
挿入される閉塞部とを有し、前記閉塞部の長さが、前記
ストッパ部の2次コイル内径よりも長くされていること
を特徴とする血管閉塞具を提供するものである。
【0010】上記発明によれば、血管閉塞具を1次コイ
ルの状態まで引き伸ばしてカテーテルに挿入し、ストッ
パ部側の端部から血管の閉塞しようとする箇所に押出す
と、ストッパ部は、血管内で2次コイルに復元し、該2
次コイルのコイル径は該血管の内径よりも大きいので、
血管の内壁に押圧されて血流に流されることなく固定さ
れる。
【0011】その後、続いて閉塞部をカテーテルの先端
から押出すと、閉塞部も血管内で2次コイルに復元す
る。2次コイルに復元した閉塞部は、上記ストッパ部の
内径よりも長くされているので、押出された後に血流に
よって流されても、上記ストッパ部に引っ掛かってその
位置に留置される。
【0012】そして、上記閉塞部は、ストッパ部とは巻
軸方向が異なり、2次コイル径が小さくされているの
で、血管の内壁に沿って押圧配置されたストッパ部に対
して、血管の流路を遮るように、かつ、線材の密度が高
い状態で配置される。その結果、閉塞部によって血路が
閉塞され、血栓が生じて血管が速やかに遮断されること
になる。
【0013】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記2次コイルの前記閉塞部が、U字状をなして伸
びている血管閉塞具を提供するものである。
【0014】上記発明によれば、血管の内壁に押圧固定
されたストッパ部に、閉塞部がU字状をなして係止され
るので、血流方向に見たときの線材による閉塞面積がよ
り大きくなり、血路が効果的に閉塞される。
【0015】本発明の第3は、前記第1の発明におい
て、前記2次コイルの前記閉塞部が、巻軸方向が交差す
るように伸びている血管閉塞具を提供するものである。
【0016】上記発明によれば、血管の内壁に押圧固定
されたストッパ部に、閉塞部が交差するように重なって
係止されるので、血流方向に見たときの線材による閉塞
面積がより大きくなり、血路が効果的に閉塞される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜3には、本発明による血管
閉塞具の一実施形態が示されている。図1は該血管閉塞
具の斜視図、図2は該血管閉塞具を構成する1次コイル
を示す部分断面図、図3は該血管閉塞具をカテーテル内
から血管内に押出して留置させる工程を示す説明図であ
る。
【0018】この血管閉塞具10は、形状復元性のある
線材21で構成されている。ここで形状復元性とは、血
管内に留置したときに、後述する2次コイル形状に復帰
できる程度の復元性を有することを意味する。具体的に
は、ニッケル/チタン合金などの超弾性合金や、ステン
レスが好ましいが、白金、パラジウム、ロジウム、金、
タングステン、及びこれらの合金なども使用することが
できる。また、超弾性合金やステンレスなどの線材の表
面に、白金、パラジウム、ロジウム、金、タングステ
ン、及びそれらの合金などのX線不透過性に優れた金属
膜をメッキ等の方法で被覆したものを用いてもよい。更
には、粉末タンタル、粉末タングステン、酸化ビスマ
ス、硫酸バリウムなどの放射線不透過性材料を添加され
た合成樹脂線などを使用することも可能である。なお、
金属線材を用いる場合、その表面に合成樹脂膜を被覆し
てもよい。
【0019】本発明では、上記線材21を1次コイル2
0に成形し、かつ、該1次コイルを2次コイル30に成
形する。
【0020】図2には、1次コイル20の部分断面が示
されている。この場合、線材21の線径aは、特に限定
されないが、金属線材の場合には30〜70μm程度が
好ましい。1次コイル20の外径D1は、0.20〜
0.90mm程度が好ましい。
【0021】図1には、上記1次コイル20を更に2次
コイル30に成形した状態が示されている。この場合、
2次コイル30は、大きな外径D2で巻かれたストッパ
部31と、小さな外径D3で巻かれた閉塞部32とで構
成されている。
【0022】ここで、ストッパ部31の外径D2は、血
管閉塞具10を留置しようとする血管の内径をdとした
とき、下記数1で示される範囲とされることが好まし
い。
【0023】
【数1】d+1mm<D2<d+4mm ストッパ部31の外径D2が、上記範囲よりも小さい場
合には、血管の内壁に効果的に固定できず、血管の末梢
側へ流れてしまう虞れがあり、上記範囲よりも大きい場
合には、血管の内壁に強い押圧力を与えるため、血管を
損傷する虞れがある。
【0024】なお、血管の内径dは、常法により血管内
に造影剤を注入して撮像し、画像処理をすることによっ
て求めることができる。
【0025】閉塞部32は、ストッパ部31の巻軸方向
Aとは異なる巻軸方向Bを有するように、すなわち方向
を変えて巻かれている。閉塞部32の巻軸方向Bは、ス
トッパ部31の巻軸方向Aに対して、90度±60度の
範囲で交差する方向であることが好ましく、90度±3
0度の範囲で交差する方向であることがより好ましい。
それによって、血路をより効果的に閉塞することができ
る。
【0026】また、閉塞部32の外径D3は、ストッパ
部31の外径D2よりも小さくされており、好ましくは
1〜4mmとされる。閉塞部32の外径D3が大きい
と、閉塞部32が血管の内壁に当って好ましい形状に復
帰せず、血路を効果的に閉塞できなくなる。また、閉塞
部32の外径D3が小さすぎても、血路を効果的に閉塞
できなくなる。
【0027】更に、閉塞部32の長さLは、ストッパ部
31の2次コイル内径よりも大きな長さとされている。
これにより、閉塞部32は、予め血管の内壁に押圧固定
されたストッパ部31に確実に係合し、血路を効果的に
閉塞することができる。
【0028】なお、線材21が超弾性合金やステンレス
からなる場合には、上記のような2次コイル形状に成形
した後、その形状を保持させたまま熱処理(拘束時効処
理)することによって優れた形状復元性を付与すること
ができる。超弾性合金の場合の熱処理は、500〜60
0℃で30分程度が好ましく、ステンレスの場合の熱処
理は、450〜550度で30分程度が好ましい。超弾
性合金の場合は形状記憶により、ステンレスの場合は歪
時効によって形状復元性が得られる。
【0029】また、2次コイルを引き伸ばして1次コイ
ルにした状態での長さ(1次コイルの長さ)は、特に限
定されないが、20〜100mmが好ましく、30〜6
0mmがより好ましい。
【0030】更に、上記血管閉塞具10は、図示しない
有機繊維等を絡ませた状態で血管内に挿入されてもよ
い。それによって血路をより効果的に閉塞し、血栓の形
成を促進して血流を迅速に遮断することができる。上記
有機繊維としては、例えばダクロン(Dacron)(登録商標)
(ポリエステル)、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、フル
オロポリマー(ポリテトラフルオロエチレン)、ナイロ
ン(登録商標)(ポリアミド)、更には絹などが好ましく
使用できる。有機繊維等の繊維径は20μm前後が適当
である。これらの繊維には、前記のような放射線不透過
性材料が添加されていてもよい。
【0031】次に、本発明の血管閉塞具10の使用方法
について説明する。図3(a)に示すように、血管V内
に常法に従ってカテーテル40を経皮的に挿入し、カテ
ーテル40の先端部を血管Vの閉塞させたい箇所に到達
させる。その状態で、血管V内に血管閉塞具10を、2
次コイル30をほぐして、1次コイル20が伸びた状態
にして、ストッパ部31側の端部が先端側に向くように
してカテーテル40に挿入し、カテーテル40の先端部
まで移動させる。
【0032】あるいは、親カテーテルを予め血管V内に
挿入しておき、子カテーテルの先端部内周に血管閉塞具
10を上記の状態で挿入したものを、上記親カテーテル
を通して挿入し、子カテーテルの先端を閉塞させた箇所
に到達させてもよい。
【0033】そして、図3(b)、(c)に示すよう
に、血管閉塞具10を1次コイル20の状態でカテーテ
ル40の先端から、プッシャーや、生理食塩水の注入な
どの方法で押出すと、血管V内に押出された1次コイル
20は、ストッパ部31の2次コイル形状に復帰する。
ストッパ部31は、前記のように、血管Vの内径よりも
大きな外径を有するので、血管Vの内壁に押圧されて、
血流に流されることなく固定される。
【0034】続いて、図3(d)に示すように、血管閉
塞具10の全体をカテーテル40から押出すと、閉塞部
32が2次コイル形状に復帰する。閉塞部32は、スト
ッパ部31に対して巻軸方向が異なっており、ストッパ
部31よりも外径が小さく、しかもストッパ部31の内
径よりも長い長さを有するので、血流に流されようとし
ても、ストッパ部31に引き掛かって係合する。その結
果、閉塞部32が血路を塞ぐように、ストッパ部31の
端部に重なり、血栓を形成させて血流を遮断することが
できる。
【0035】図4には、本発明による血管閉塞具の他の
実施形態が示されている。この血管閉塞具11は、線材
21を1次コイル20に形成し、この1次コイル20を
更に2次コイル30に形成したもので、2次コイル30
は、ストッパ部31と閉塞部32とに分かれている。そ
して、この実施形態での特徴は、上記閉塞部32が、ス
トッパ部31に対して巻軸方向を変えて、かつ、巻軸が
U字状をなすように屈曲させて形成されていることにあ
る。
【0036】したがって、この血管閉塞具11によれ
ば、ストッパ部31が血管内壁に固定された後、閉塞部
32をカテーテルから押出すと、閉塞部32が2字コイ
ル形状に復帰して、ストッパ部31の端部にU字状にな
って重なるため、血流方向に見たときの線材21による
閉塞面積が大きくなり、血栓の形成を促進して血流をよ
り確実かつ迅速に遮断することができる。
【0037】図5には、本発明による血管閉塞具の更に
他の実施形態が示されている。この血管閉塞具12は、
閉塞部32が、ストッパ部31に対して巻軸方向を変え
て、かつ、巻軸が、例えば4の字状に交差するように屈
曲させて形成されている点が、前記実施形態と相違して
いる。
【0038】したがって、この血管閉塞具12によれ
ば、ストッパ部31が血管内壁に固定された後、閉塞部
32をカテーテルから押出すと、閉塞部32が2字コイ
ル形状に復帰して、ストッパ部31の端部に例えば4の
字状に交差して重なるため、血流方向に見たときの線材
21による閉塞面積が大きくなり、血栓の形成を促進し
て血流をより確実かつ迅速に遮断することができる。
【0039】図6は、本発明による血管閉塞具の更に他
の実施形態が示されている。この血管閉塞具13は、閉
塞部32が、ストッパ部31に対して巻軸方向を変え
て、かつ、2字コイル形状が扁平な形状になるように形
成されている点が、前記実施形態と相違している。な
お、閉塞部32の2字コイルは、ストッパ部31の巻軸
方向に対して、扁平な面がほぼ垂直になるように、言い
かえると、扁平な面が血流に対してほぼ垂直になるよう
に配置されている。
【0040】したがって、この血管閉塞具12によれ
ば、ストッパ部31が血管内壁に固定された後、閉塞部
32をカテーテルから押出すと、閉塞部32が扁平な2
字コイル形状に復帰して、ストッパ部31の端部に重な
るため、血流方向に見たときの線材21による閉塞面積
が大きくなり、血栓の形成を促進して血流をより確実か
つ迅速に遮断することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
血管閉塞具を1次コイルの状態まで引き伸ばしてカテー
テルに挿入し、ストッパ部側の端部から血管の閉塞しよ
うとする箇所に押出すと、ストッパ部が血管内で2次コ
イルに復元し、血管の内壁に押圧されるので、血流に流
されることなく確実に固定することができる。
【0042】また、続いて閉塞部をカテーテルの先端か
ら押出すと、閉塞部も血管内で2次コイルに復元し、2
次コイルに復元した閉塞部は、上記ストッパ部の内径よ
りも長くされているので、押出された後に血流によって
流されても、上記ストッパ部に引っ掛かってその位置に
留置することができる。
【0043】そして、上記閉塞部は、ストッパ部とは巻
軸方向が異なり、2次コイル径が小さくされているの
で、血管の内壁に沿って押圧配置されたストッパ部に対
して、血管の流路を遮るように、かつ、線材の密度が高
い状態で配置され、血路を効果的に閉塞して、血流を速
やかに遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による血管閉塞具の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】同血管閉塞具を構成する1次コイルを示す部分
断面図である。
【図3】同血管閉塞具をカテーテル内から血管内に押出
して留置させる工程を示す説明図である。
【図4】本発明による血管閉塞具の他の実施形態を示す
斜視図である。
【図5】本発明による血管閉塞具の更に他の実施形態を
示す斜視図である。
【図6】本発明による血管閉塞具の更にまた他の実施形
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、11、12、13 血管閉塞具 20 1次コイル 21 線材 30 2字コイル 31 ストッパ部 32 閉塞部 A ストッパ部の巻軸方向 B 閉塞部の巻軸方向 D2 ストッパ部の外径 D3 閉塞部の外径 L 閉塞部の長さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血管の所定箇所に挿入し留置して血流を
    遮断するために用いる血管閉塞具において、形状復元性
    のある線材をコイル状に巻いて1次コイルとし、この1
    次コイルを更にコイル状に巻いて2次コイルとしたもの
    であって、前記2次コイルが、留置しようとする血管の
    内径よりも2次コイル径が大きく、血管内に圧接されて
    固定されるストッパ部と、このストッパ部とは巻軸方向
    が異なり、かつ、前記ストッパ部よりも2次コイル径が
    小さく、前記ストッパ部を挿入した後に血管内に挿入さ
    れる閉塞部とを有し、前記閉塞部の長さが、前記ストッ
    パ部の2次コイル内径よりも長くされていることを特徴
    とする血管閉塞具。
  2. 【請求項2】 前記2次コイルの前記閉塞部が、U字状
    をなして伸びている請求項1記載の血管閉塞具。
  3. 【請求項3】 前記2次コイルの前記閉塞部が、巻軸方
    向が交差するように伸びている請求項1記載の血管閉塞
    具。
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