JP2003230035A - カメラモジュール付き携帯電話 - Google Patents

カメラモジュール付き携帯電話

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JP2003230035A
JP2003230035A JP2002026881A JP2002026881A JP2003230035A JP 2003230035 A JP2003230035 A JP 2003230035A JP 2002026881 A JP2002026881 A JP 2002026881A JP 2002026881 A JP2002026881 A JP 2002026881A JP 2003230035 A JP2003230035 A JP 2003230035A
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image
mobile phone
lens
function
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JP2002026881A
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Shuzo Sudo
修三 須藤
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 撮影画像の歪みや解像度および感度向上が可
能なカメラモジュール付き携帯電話を提供すること。 【解決手段】 画像表示部5操作キー部分3が向かい合
わせで折りたためるカメラ付き携帯電話において、カメ
ラモジュール1を操作キー部分3を覆うケース2側に取
り付けて、かつカメラモジュール1による撮像方向を折
りたたみ中心から外側に向かう方向として配置して、画
像表示部5を覆うケース6と操作キー部分3を覆うケー
ス2とで作られる角度が270度以上の回転可能に構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影装置、および
撮影装置によって撮影した被写体の画像を相手側通信装
置に送信する画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図8a,8b,8cに示し、こ
れらにしたがって以下説明する。
【0003】近年、携帯電話は軽量小型化そして低消費
電力が叫ばれているが、機能的には電子メール機能、お
よびインターネット機能、さらにはカメラ機能といった
多機能化が進んでいる。
【0004】具体的には電子メールやインターネット表
示機能などを使いやすくするために、表示画面1005
は3cm角程度あり、操作キーボタン1003も押しや
すく配置しつつ、併せて小型化を達成するのに、携帯電
話は画面と操作部分の間で回転中心1004を設けて開
閉可能として、図8Cに示すように折りたためるように
している。
【0005】携帯電話につけられたカメラモジュール1
001は携帯電話に内臓し、かつ固定されている。これ
は携帯電話がどこにでも持ち歩かれるために必要とされ
る耐久性を損なわないためである。このとき、カメラの
レンズは電話の話者の方を向けるのではなく、図8aで
示すように、表示画面の反対側に撮像面を向けている。
現状の使い方では話者の様子を撮影するよりも、話者の
周囲の状況をとることあるいは、カメラとして使用する
といった使い方が多用されていることによるものであ
る。撮った画像は携帯電話上で閲覧するか、携帯電話か
ら直接電子メールで送信される。
【0006】携帯電話は小型、軽量であるために、それ
に使用されるカメラモジュールは小型化されている。特
にレンズと撮像面との距離を定義する光軸方向における
モジュール厚みが重要となっている。
【0007】現状、モジュールとしては厚み1cm以下
であり、それを達成するために、レンズはF=2.8、
焦点距離は2mm程度を使用している。そして撮像面の
画素数は横350横288のCIFサイズで構成され、
約2mm角の受光素子エリアとなっている。そして撮像
時は静止画が撮影される。
【0008】このように便利である携帯電話はさらに多
機能化していくことが予想される。
【0009】例えば、個人認証機能を付けようとする動
きもかなり具体化してきている。例えば、携帯電話に指
紋センサーを取り付け、指紋による携帯電話機器の管理
や、個人情報へのアクセス認証などに使われるものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話の厚み方向にカメラモジュールを入れているため、現
状ではレンズとしてF=2.8、焦点距離約2mmが使わ
れているが、撮像した画像の歪みが大きい。また、現状
の携帯電話では話者の撮影が不可能といったことに代表
されるように、撮影対象を自由に選択することが困難で
ある。
【0011】また、このカメラモジュール付の携帯電話
は暗いところで撮像することが多いので、この撮像感度
の向上が必須である。しかし現状では、撮像環境が20
lx程度以下ではまったく画像をとることができない。
このとき、モジュール厚みを増やさないように焦点距離
をそのままにして、撮像感度を向上させようとしたと
き、レンズ径を大きくしなければならない。すると、画
像の歪みが大きくなってしまう。
【0012】さらに、この撮像した画像自体はCIFサ
イズであり、携帯電話上で見るうえでは画像解像度とし
て問題ないかもしれないが、パソコンの大画面などで見
る場合にはどうしても画素解像度がないことが目立って
しまっている。しかしVGAなどの高解像のセンサーを
用いると、撮像面が大きくなり、それに使うレンズは大
きくなる。このため、画像歪みは大きくなり、また、焦
点距離も大きくなるため、モジュールの厚みを大きくし
ないようにするのは困難である。
【0013】また、現状では、撮像画像は静止した画像
だけであり、動画の撮像機能および画像圧縮と転送する
機能がない。
【0014】また、指紋読み取りといった応用において
は、カメラと指紋の両方の機能をつけるようにすると、
各デバイスの体積の和が携帯電話に占める割合が膨大と
なり、携帯電話に必須な小型軽量が図れない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、以下のようなモジュールの構成とし
た。
【0016】請求項1において、画像表示部を覆うケー
スと操作キー部分を覆うケースとの接合端部が可動中心
となり使用時以外は該表示部部分と操作キー部分が向か
い合わせで折りたためるカメラモジュール付き携帯電話
において、カメラモジュールは該操作キー部分を覆うケ
ース側に取り付けられ、該カメラモジュールによる撮像
方向が該可動中心から外側に向かう方向であって、画像
表示部を覆うケースと操作キー部分を覆うケースとで作
られる角度は270度以上の回転が可能としたため、従
来の撮影対象だけでなく、話者を含めて、撮影者が観察
しながらにして、自由度の高い撮影を可能としている。
【0017】また、本発明では、カメラモジュールのレ
ンズ方向の厚みは携帯電話の厚み方向とはならないた
め、焦点距離を長くでき、焦点距離が短いことによる画
像歪みを低減可能とている。
【0018】請求項2において、請求項1で、自由度の
高い画像撮影が可能となったために、撮影者が観察困難
とならない様に、前記携帯電話において、操作キー部分
を覆うケースと画像表示部分とを覆うケースとの作る角
度を検知可能な角度センサー、およびそれらの出力信号
を処理して、上下方向の画像表示切換えを可能としてい
る。
【0019】請求項3においては、焦点距離が長くでき
ることから、レンズ調整範囲に余裕ができたため、レン
ズを支える部分とセンサーチップを支える部分の距離調
節により、焦点距離を変化させることで、広角での撮影
と通常撮影を可能としている。 請求項4においては、
センサーとレンズ位置とのあいだに、機械的な操作によ
り、空間フィルターを挿入、交換が可能であることとし
て、画像を通常のカメラとして使用するか、あるいは個
人認証用の指紋画像あるいは脈拍を観測可能としてい
る。
【0020】請求項5においては、具体的に空間フィル
ターとして、IRカットフィルター、IRパスフィルタ
ー付き非球面レンズ、および非球面レンズを回転リング
に取り付けることで、容易に空間フィルターの交換可能
としている。
【0021】請求項6においては、該レンズ近傍に赤色
LED、あるいは赤外LEDが取り付けることで、指紋
画像や、脈拍の観察を可能としている。
【0022】請求項7においては、カメラモジュール
が、CIFサイズ以上の画素数から構成されるセンサーを
採用することでより解像度の高い画像を得ることを可能
としている。
【0023】請求項8においては、カメラモジュールで
の撮像機能と、その撮像画像を格納するメモリ機能とそ
の撮像した画像を表示する表示機能を備えており、動画
撮像後、該携帯電話から外部へ伝送する際のみに、画像
の圧縮機能を働かせ、そのあと、外部へ伝送する機能を
備えており、かつ、外部から圧縮された画像が、伝送さ
れた場合には、まず画像の解凍後、メモリ機能に蓄える
ことで、動画の送受信に対応しつつ、それを低消費で行
なうことを可能にしている。
【0024】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施の形態の基本
的な構造を説明する。カメラモジュール付き携帯電話は
大きくわけて、2つから構成されている。一つはアンテ
ナ、液晶表示部、そしてそれらを覆うケースであり、も
う一つが操作キー、カメラモジュール、そしてそれらを
覆うケースである。これら2つは折りたたみ、回転中心
をそれぞれのケース端部と連結している。
【0025】カメラモジュールは、前述の折りたたみ式
の携帯電話において、操作キー側のケースの一部に内臓
している。操作キー側のケースの回転中心から外側への
方向が撮影方向となる。この操作キー部分のケースの向
きを270度以上に角度を変えることで、表示部分に向い
ている話者を被写体とすることや、従来例で示した表示
部分の反対に位置するものを被写体することができた。
さらには、任意の角度で自由に撮影が可能となった。
【0026】任意の配置でカメラとして有効に機能させ
るために、表示部とカメラとの間に角度センサーを設け
ているので、撮影者の画像確認時に、画像がさかさまに
なるといったことを解消している。
【0027】カメラモジュールにはCIFサイズ、ある
いはVGAサイズのセンサーを使用している。レンズと
しては1枚あるいは2枚の非球面レンズを採用してい
る。IRカットフィルターなどの光ノイズカットフィルタ
ーはガラスなどの透明基板で挿入されるか、上記非球面
レンズ上にコーティングされている。
【0028】個人認証のための生態情報の抽出時には、
専用の光学系を用意することなく、光学系および、セン
サーを画像撮影時と兼用している。具体的にはレンズ位
置の変更あるいはセンサーと前記レンズとの中間に新た
なレンズを挿入することで、実施することができた。た
とえば、指紋認証のための指紋撮像は、携帯電話のレン
ズ部分が観察面あるいはそのレンズ保護のための透明材
料が観察面となるため、その部分が撮像位置となるよう
に新たなレンズを挿入した。指紋の画像撮影時にはレン
ズ近傍に位置させたLEDを光らせることで、レンズ部
分の指紋を読み取ることができた。また、IRカットフィ
ルターがレンズとは独立してカメラモジュールの光学系
に挿入しているときには、前記フィルターを、可視光カ
ットフィルターに交換して、脈拍によって生じる赤外線
の反射強度の経時変化を測定することで、血液の脈動を
感知して、個人認証利用者が生体であることを認識でき
た。次に、静止画および動画の画像処理において、基本
的な形態を以下に述べる。カメラモジュールで撮像され
た画像は、携帯電話内部で処理する上では、画像の圧縮
を行わずに、メモリ機能にすべて蓄えることを行う。表
示する際に、表示装置のドット数が限られているので、
画素の間引きを行い、表示することは行う。
【0029】画像の圧縮を行うのは、画像を携帯電話外
部へ伝送する際に、行う。圧縮するための消費電力は大
きいためである。同様に、画像を転送された場合には、
その画像が圧縮されている場合においては、まずは画像
の解凍を行い、それをメモリ機能に記憶している。
【0030】
【実施例】以下に、例えば本発明によるカメラモジュー
ル付き携帯電話の実施例を図1から図6までを用いて詳
細に説明する。
【0031】まず、本発明の構造を図1aと図1bと図2
を用いて説明する。本発明であるカメラモジュール付き
携帯電話は大きくわけて、2つの部分から構成されてい
る。一つはアンテナ7、液晶表示部5、そしてそれらを覆
うケース6であり、もう一つが操作キー3、カメラモジ
ュール1、そしてそれらを覆うケース2である。これら2
つのケース2、6は端部を回転中心4に接続してあり、液
晶表示部5と操作キー3が向かい合わせとなるように折り
たたむことができる。ここで、切り欠き8はカメラモジ
ュール1の出っ張り部分を逃げるために、へこましてあ
る部分である。これにより、液晶表示部5と操作キー3が
片当たりせずに向かい合わせで折りたたむことができ
た。
【0032】カメラモジュール1のレンズは図1aで示
されているように、操作キー3の下方の端部に配置させ
ている。図2で示すように、回転中心4を軸にケース2
を回転させることで、任意の画像を撮影することができ
た。例えば、ケース21の90度の回転位置では、話者の
ほうを撮影することができた。また、ケース22の270
度回転角では従来と同様の使用ができた。なお、カメラ
モジュール1は操作キー3下方の中央部でもよいが、操
作キー3を効率よく配置させるために、端部としてい
る。
【0033】本実施例で使用しているカメラモジュール
1は、例えば、図4に示す構成を取っている。カメラモ
ジュールはユニット105に組み込まれている。レンズ
104は例えば、2枚の非球面プラスチックレンズを使用し
ている。レンズパラメータとしては、Fナンバーが2.
0、焦点距離が約3.5mmである。このため、レンズの有
効径が2mm程度と大きいため、図1に示すように、若
干ではあるが、カメラモジュール1の部分が操作キー面
と同一とはならずに、凸部ができてしまっている。ここ
で、さらにFナンバーの高いレンズを使用することもで
きる。たとえば、1.3のものを使ったとき、画像撮影で
きる照度は10lx以下でも画像を得ることができた。
画像の歪みは焦点距離が4mm以上を実現していること
と、2枚のレンズを使用していることで、かなり低減す
ることができた。
【0034】空間フィルター103はIRカットフィルタ
ーであり、レンズ104を透過した700nm以上の赤外光を効
率よくカットしている。結像の歪みを少なくするために、
IRカットフィルター103の基材は500umと薄型のパイレ
ックス(登録商標)ガラスを使用したが、BK7などの
他の材料でも構わない。また、この基材の厚みが少ない
ほうがよいでの、直接非球面レンズにIRカットフィル
ターを形成したほうがよい。この場合は、若干コスト高
にはなってくる。
【0035】センサー102はVGAサイズであり、画素
サイズ5.6um角で、画素数は640*480である。本実施例で
は、CMOSセンサーを用いて2.8V単一電源で100mW以下の
低消費電力を実現しているが、100mW程度の低消費
であればCCDを使用してもよい。また、ここではVG
Aセンサーを用いたが、画素数が352*280のCIFサイ
ズであってもよい。CIFサイズでは、センサー面積も
すくないので、デジタル信号処理機能をセンサーと一緒
のチップに配置したものも使用することができた。この
場合には、非球面レンズ1枚で、カメラモジュールとし
てはより小型にすることができ、図1に示すような、カ
メラモジュール部分が凸部を形成しなくてもよくなる。
焦点距離を2.5mm以上と比較的長くできたので、や
はり画像歪みは低減できた。なお、VGAサイズではセ
ンサー面積が大きいので、デジタル信号処理機能は別チ
ップで構成した。
【0036】回転中心4には角度を感知する角度センサ
ーを設けている。このため、折りたたんだ状態を0度と
するならば、そこから180度までは回転中心4に近い
側が表示画像の上側となり、180度をすぎると、回転
中心4に近い側が表示画像の下側となるように、角度セ
ンサーの角度情報を処理することで、自動的に切換るこ
とを可能とした。もちろん、操作キー3の操作により、
画像の上下回転は自由に選択することができるようにし
ている。
【0037】本発明におけるカメラモジュールの別のバ
リエーションについて図5を用いて説明する。カメラモ
ジュールユニットはレンズ1041、空間フィルター1031、
センサー1022、回路基板1011、そして、カメラモジュー
ルのユニット自体は1051、1052の2つの部品から構成さ
ている。このとき、1051と1052はねじ込み式でカメラモ
ジュールユニット自体を伸縮させることができる。この
伸縮により、センサー1022とレンズ1041との距離を変え
ることができた。例えば、前述したFナンバー2、焦点
距離3.5mmのレンズを用いるならば、ユニットの1051と1
052の距離を回転により、若干レンズ1041とセンサー10
22との距離を広げることで、近接した被写体を鮮明に写
すことができた。なお、この回転機構は本発明であるカ
メラモジュール付き携帯電話において、カメラモジュー
ル1部分に手動で回転が容易なように、レンズ周辺のケ
ース部分に浅い溝をいれている。そして、広角撮影と通
常撮影の2段階撮影が可能なように、カメラモジュール
1の外側に、それぞれの回転位置に印をつけて指定して
いる。このとき、センサー1022側のユニット1051は回転
させずに、レンズ1041側のユニット1052を回転させるこ
とで、焦点距離を調整するようにしている。
【0038】次に図6、図7を用いて、本発明における
カメラモジュールのさらに別のバリエーションについて
説明する。カメラモジュールユニット1053はレンズ104
3、空間フィルター1033、センサー1023、赤外線LED
および赤色LED106、そして回路基板1013から構成さ
ている。空間フィルター1033はこのとき、カメラモジュ
ールのユニット1053から脱着可能としておき、本発明で
あるカメラモジュール付き携帯電話の外部から交換可能
としておいた。
【0039】通常のカメラとして使用する場合には、空
間フィルター1033としてIRカットフィルターを挿入し
た。指紋の撮像時には、焦点距離が指を置く位置とな
る。すなわち、レンズ1043の表面あるいは、レンズ1043
に保護ガラスを用いた場合には、それらの表面までが焦
点距離となる。したがって、前記距離が焦点距離となる
ように、空間フィルター1033として球面レンズあるいは
非球面レンズを使用した。このとき、光の散乱強度をす
こしでも有効に活用するために、コーティングはしなか
った。脈拍検知の場合には、やはり、前記指紋の場合と
同様に、指表面が焦点距離となるために、球面レンズあ
るいは非球面レンズを使用した。しかしこの場合は、血
液による赤外線の反射強度を観測するために、可視光を
カットするIRパスフィルターを前記レンズにコーティ
ングして使用した。前述した空間フィルター1023すべて
を回転リング1021上に配置して、その回転リング1021の
中心を軸として回転させることで、容易に空間フィルタ
ーを交換可能となった。この回転リング1021を図6に示
す。ここでは、例えば、IRパスフィルター付きレンズ
10211、レンズ10212、IRカットフィルター10213から
構成することができた。
【0040】赤外線LEDおよび赤色LED106は指紋
画像読み取りと脈拍計測のために使用する. 赤外線LE
Dおよび赤色LED106には背面のレンズ1043に直接光
が入射しないように、LED106の後ろから側面までを
光の透過しないケースで覆われている。ここで、光を遮
るために、ケースでなく、黒色塗料を塗布することでも
よい。あるいはアルミ粉末がはいった塗料にて、光を反
射させるようにするといった方法でもよい。
【0041】指紋の画像の収集方法は、赤色LED106
を光らせて、レンズ1043表面に載せた指の指紋で散乱さ
れた光をセンサー1023で受けるというものである。ここ
で、レンズ表面に指を載せると、レンズ1043に汚れがつ
くため、保護用のガラスをレンズ1043の前面に挿入し
て、その上に指を載せるといった方法を採用してもよ
い。赤色LEDを使用する理由は、発光効率がよいた
め、電力消耗を低く押さえることができるからである。
なお、指紋の画像分解能は100um程度で、ほとんど
2値化されたデータで十分であるため、センサー1023か
らは2bit程度のAD変換結果でよく、画素数は少な
くて済んだ。
【0042】脈拍検知の方法は、赤外LED106を光ら
せて、レンズ1043表面に載せた指の中の血液の反射強度
指紋で散乱された光をセンサー1023で受けるというもの
である。ここで、レンズ表面に指を載せると、レンズ10
43に汚れがつくため、保護用のガラスをレンズ1043の前
面に挿入して、その上に指を載せるといった方法を採用
してもよい。可視光が不要であるため、赤外LED106
を使用する。なお、脈拍の検知方法としては、全画素の
出力を積算した値を経時的に収集して、その積算強度の
変動から脈拍を検知した。ここで、使用するセンサー10
23の画素領域は全領域である必要はない。指の配置のし
かたで、脈拍検知が困難となる場合があるからである。
これは手の指だけに限らず、腕や足などの人体すべてに
適用可能である。
【0043】画像撮像から画像伝送、および画像受信か
ら、画像再生までの主な流れを図3を用いて説明する。
なお、207は画像データの流れを示し、208は制御信号の
流れを示している。
【0044】例えば、カメラモジュールで行われる画像
撮影機能11に撮影された画像データはそのままメモリ機
能201に格納され、制御機能206に制御されて表示機能51
で表示される。この流れで、たとえば、画像がVGAサ
イズの動画であるとき、表示機能51により、画像表示サ
イズに合わせた表示データに間引きされて表示される。
このとき、VGAサイズの動画は圧縮などの加工されな
いまま、メモリ機能201に格納される。実際の動画に対
応したメモリとしては数百Mbite程度必要とした。ま
た、動画としては1秒間に30枚以下のフレームレート
で、約1分のVGA動画を扱うこととしている。
【0045】画像データが携帯電話外部に伝送される場
合には、メモリ機能201から読み出されて、画像圧縮機
能202で始めて画像の圧縮加工がなされる。圧縮加工方
法としては、MPEGなどの技術を用いる。この画像を
圧縮する処理機能は専用のICによってなされるが、消
費電力を低く押さえるために、画像データを外部へ伝送
させるときだけICを働かせ、それ以外は電力供給をス
トップする方法を採用している。例えば、画像がVGA
サイズの動画であるとき、転送先のフレームレートと、
表示サイズを考えて、圧縮を行う。それと同時に、デー
タの伝送が容易なファイルサイズにまで分割する機能
を、画像圧縮機能202ではおこなう。画像圧縮されたデ
ータは伝送機能203で、携帯電話外部に伝送される。こ
こでは、電子メール送信およびその電子メールへの添付
作業と添付ファイルの送信、そして、音声送信などを行
う。たとえば、画像がVGAサイズの動画であるときに
は、画像圧縮機能202で、圧縮分割されたので、伝送す
るのに適当なファイルとなり、電子メールの添付ファイ
ルとして送信することができた。
【0046】画像データを本発明である携帯電話で受信
した場合、ます、受信機能205で受信する。受信するも
のとしては電子メールおよびその添付ファイル、そし
て、音声などがある。添付ファイルは添付状態から解除
されるが、分割された画像ファイルはまだ分割されたま
まの形となる。
【0047】次に画像解凍機能204で解凍処理が行われ
る。このとき、分割された画像データは統合されてる。
やはり、解凍処理についても消費電力をおさえる画像デ
ータが外部から入ってきたときだけICを働かせ、それ
以外は電力供給をストップする方法を採用している。
【0048】解凍された画像データは、メモリ機能201
に格納される。必要であれば、表示機能51で画像が表
示される。これらすべての機能群は制御機能206で制御
される。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によるカメラモジ
ュール付き携帯電話は、カメラモジュールの配置のし方
を変えることで、撮影対象を自由に選択可能となった。
同時にカメラモジュールの厚みに制限されなくなったた
め、その画質において、画素解像度の向上と画像歪みや
撮影感度向上が図れた。
【0050】また、画像圧縮、解凍機能をつけること
で、動画に対応可能となった。さらには、通常のカメラ
機能を兼用することで、従来の小型という利便性を損な
うことなく、指紋読み取りと脈拍検知が可能となり、個
人生体認証技術を携帯電話にとりこむことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明のカメラモジュール付き携帯電話
の実施例における概略図である。 (b)本発明のカメラモジュール付き携帯電話の実施例
における概略側面図である。
【図2】本発明のカメラモジュール付き携帯電話の実施
例における回転可動範囲を示す略側面図である。
【図3】本発明のカメラモジュール付き携帯電話内部の
画像データ処理を示すブロック図である。
【図4】本発明のカメラモジュール付き携帯電話のカメ
ラモジュール構成図である。
【図5】本発明のカメラモジュール付き携帯電話の別の
カメラモジュール構成図である。
【図6】本発明のカメラモジュール付き携帯電話のカメ
ラモジュール内部に使用する空間フィルター複数配置し
た回転リング図である。
【図7】本発明のカメラモジュール付き携帯電話の別の
カメラモジュール構成図である。
【図8】(a)従来例におけるカメラ付き携帯電話の概
略図である。 (b)従来例におけるカメラ付き携帯電話の概略図であ
る。 (c)従来例におけるカメラ付き携帯電話の概略図であ
る。
【符号の説明】
1、1001 カメラモジュール 105、1051、1052、1053 カメラモジュールユニット 101、1011、1013 回路基板 102、1022、1023 センサー 1021 回転リング 10211 IRパスフィルター付きレンズ 10212 レンズ 10213 IRカットフィルター 103、1031、1033 空間フィルター 104、1041、1043 非球面レンズ 106 赤外LEDおよび赤色LED 11 画像撮像機能 2、21 、22 、1002 操作キー側ケース 201 メモリ機能 202 画像圧縮機能 203 伝送機能 204 画像解凍機能 205 受信機能 3、1003 操作キー部 4、1004 回転中心 5、1005 表示部 51 表示機能 6、1006 表示部側ケース 7、1007 アンテナ部 8 凹部切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04M 1/725 H04N 5/238 H04N 5/238 Z Fターム(参考) 5C022 AA13 AB13 AB15 AB34 AC01 AC06 AC32 AC54 AC55 AC77 CA00 5K023 AA07 BB02 BB11 DD08 HH07 LL06 MM25 PP16 5K027 AA11 BB02 FF22 HH29 MM04 MM17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示部を覆うケースと操作キー部分
    を覆うケースとの接合端部が可動中心となり使用時以外
    は該表示部部分と操作キー部分が向かい合わせで折りた
    ためるカメラ付き携帯電話において、カメラモジュール
    は該操作キー部分を覆うケース側に取り付けられ、該カ
    メラモジュールによる撮像方向が該可動中心から外側に
    向かう方向であって、画像表示部を覆うケースと操作キ
    ー部分を覆うケースとで作られる角度は270度以上の
    回転可能なことを特徴とするカメラモジュール付き携帯
    電話。
  2. 【請求項2】 前記携帯電話において、操作キー部分を
    覆うケースと画像表示部分とを覆うケースとの作る角度
    を検知可能な角度センサー、およびそれらの出力信号を
    処理して、画像表示において上下の回転切換え補正を行
    う機能を有することを特徴とするカメラモジュール付き
    携帯電話。
  3. 【請求項3】 前記カメラモジュールにおいて、該モジ
    ュールのケース部分がレンズを支える部分とセンサーチ
    ップを支える部分の組合せから構成され、レンズを支え
    る部分を回転させることで、レンズから被写体までの距
    離を少なくとも2段階に切りかえられることを特徴とす
    るカメラモジュール付き携帯電話。
  4. 【請求項4】 前記カメラモジュールにおいて、センサ
    ーとレンズ位置とのあいだに、機械的な操作により、空
    間フィルターを挿入、交換が可能であることを特徴とす
    るカメラモジュール付き携帯電話。
  5. 【請求項5】 前記空間フィルターは、IRカットフィ
    ルター、IRパスフィルター付きレンズ、およびレンズ
    が装着された回転リングであって、該回転により、空間
    フィルターを交換できることを特徴とするカメラモジュ
    ール付き携帯電話。
  6. 【請求項6】 前記カメラモジュールは、該レンズ近傍
    に赤色LED、あるいは赤外LEDが取り付けらてるこ
    とを特徴とするカメラモジュール付き携帯電話。
  7. 【請求項7】 前記カメラモジュールは、CIFサイズ以
    上の画素数から構成されるセンサーで構成されることを
    特徴とするカメラモジュール付き携帯電話。
  8. 【請求項8】 前記カメラモジュール付き携帯電話にお
    いて、カメラモジュールでの撮像機能と、その撮像画像
    を格納するメモリ機能とその撮像した画像を表示する表
    示機能を備えており、動画撮像後、該携帯電話から外部
    へ伝送する際のみに、画像の圧縮機能を働かせ、そのあ
    と、外部へ伝送する機能を備えており、かつ、外部から
    圧縮された画像が、伝送された場合には、まず画像の解
    凍後、メモリ機能に蓄えること特徴とするカメラモジュ
    ール付き携帯電話。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005159723A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Kyocera Corp 撮像機能付き重ね型携帯端末装置
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JP2006311358A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Nidec Copal Corp カメラ及びカメラ付き携帯情報端末装置
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JP2009147680A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Yamatatsugumi:Kk 携帯電話機

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