JP2003228999A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003228999A
JP2003228999A JP2002025384A JP2002025384A JP2003228999A JP 2003228999 A JP2003228999 A JP 2003228999A JP 2002025384 A JP2002025384 A JP 2002025384A JP 2002025384 A JP2002025384 A JP 2002025384A JP 2003228999 A JP2003228999 A JP 2003228999A
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Japan
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test
memory device
input
pad
jtag
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JP2002025384A
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Kazunobu Torii
万展 鳥居
Yasuyuki Onishi
康之 大西
Michio Nakagawa
道雄 中川
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テスト機能を優先してJTAG機能を搭載
し、かつ機能的には既存の汎用半導体記憶装置とのコン
パチブルを保つことができる半導体記憶装置を提供する
こと。 【解決手段】 半導体記憶装置に、JTAG用制御パッ
ドと、この制御パッドに印加されるデータにしたがって
JTAG動作を制御するためのTAPコントローラと、
複数の入・出力ピンとロジック部との間にそれぞれ配置
されるバウンダリスキャンセルが、チェーン状に接続さ
れているバウンダリスキャンレジスタなどのレジスタ群
とを備え、基板実装後の結線及び動作に関するバウンダ
リスキャンテストを行い得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板実装後の動作
テストを可能とした半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(Large Scale Integrated circu
it)の高集積化に伴い、入出力ピン数が増加する一方、
高密度実装の要求からパッケージの小型化も進んでい
る。このため入出力ピンの間隔が狭まって来ていること
もあり、以前からのテストパッドにテスト針を接触させ
てテストを行うインサーキットテスト法には、物理的限
界が来ている。
【0003】この状態に対応するテスト方法として、バ
ウンダリスキャンテスト法が使用されるようになってき
ている。このバウンダリスキャンテスト法は、LSIデ
バイス内部にテストロジック回路やレジスタ類を内蔵さ
せ、それらをテストピンを介して外部からコントロール
することにより、動作テストなどを行わせるテスト法で
ある。このバウンダリスキャンテストは、IEEE11
49.1の規格で定められており、その規格作成の作業
メンバーの名称であるJTAG(Joint Test Action Gr
oup)として普及しているので、以下JTAGと称する
ことがある。
【0004】このJTAG機能をCPUやロジックIC
に搭載することにより、以前から用いられているインサ
ーキット法ではテストすることができなかった、高密度
実装やBGA(Ball Glid Array)パッケージのLSI
のテストを可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フラッシュメ
モリなどの不揮発性メモリを含む汎用の半導体記憶装置
には現在、JTAG機能は搭載されていない。その理由
としては、汎用の半導体記憶装置の規格が確立した後に
JTAGが登場したため、JTAGを搭載すると既存機
種への完全コンパチブルでなくなってしまうこと等が考
えられる。
【0006】半導体記憶装置にJTAG機能が搭載され
ていないことにより、高密度実装化が進むにつれて基板
搭載後の半導体記憶装置のテストが困難なものとなって
きている。
【0007】この対策として、同一基板上に実装されて
いる他のICのJTAG機能を利用してメモリにアクセ
スし、動作させるテスト方法を採ることはできる。しか
し、この方法は、他のICがJTAGを用いたメモリア
クセス機能に対応していなければならないという制約が
ある。また、特開2000−30499号公報に記載さ
れるように、汎用ポートをJTAGポートとして用いる
ことが考えられているが、この方法は汎用のメモリ装置
には適用することはできなかった。
【0008】そこで、本発明は、既存の汎用半導体記憶
装置との完全コンパチブルは崩すことになるが、テスト
機能を優先してJTAG機能を搭載し、かつ機能的には
既存の汎用半導体記憶装置とのコンパチブルを保つこと
ができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の半導
体記憶装置は、メモリセル部14と、このメモリセル部
へのデータの書き込み、読み出し及び消去を制御するロ
ジック部12と、このロジック部に接続される複数の入
・出力端子P1〜P10とを有する半導体記憶装置にお
いて、テストデータ入力TDI用パッドtdi、テスト
データ出力TDO用パッドtdo、テストクロックTC
K用パッドtck、テストモード選択信号TMS用パッ
ドtmsを含むJTAG用制御パッドと、上記制御パッ
ドに印加されるデータにしたがってJTAG動作を制御
するためのTAPコントローラ16と、前記テストデー
タ入力用パッドと前記テストデータ出力用パッドとの間
に、前記複数の入・出力端子と前記ロジック部との間に
それぞれ配置されるバウンダリスキャンセルBC1〜B
C10が、チェーン状に接続されているバウンダリスキ
ャンレジスタBSRを含む前記TAPコントローラによ
り制御されるレジスタ群とを備え、基板実装後の結線及
び動作に関するバウンダリスキャンテストを行い得るよ
うにしたことを特徴とする。
【0010】この請求項1記載の半導体記憶装置によれ
ば、世界標準仕様の半導体記憶装置に、その標準仕様を
壊すことなくJTAG機能を搭載することができる。そ
して、JTAG機能を搭載させているから、基板実装後
に、プリントパターンの断線やショート或いはボンディ
ングワイヤの接続不良などの結線状態を容易にテストす
ることができる。また、内部のメモリセルの書き込み、
消去及び読み出しの動作テストを行って、内部エレメン
トの物理的状態を検証することができる。また、同一基
板上に設けられている他ICがJTAGに対応していな
くとも、単独で結線テスト、動作テストを行うことがで
きる。
【0011】本発明の請求項2の半導体記憶装置は、請
求項1記載の半導体記憶装置において、前記入・出力端
子の各々と前記各バウンダリスキャンセルとの間に入・
出力バッファBF1〜BF10を設け、この入・出力バ
ッファのイネーブル制御を、外部から入力されるチップ
イネーブル信号CEとJTAG用イネーブル信号との論
理和により行うことを特徴とする。
【0012】この請求項2記載の半導体記憶装置によれ
ば、バウンダリスキャンセルを入・出力バッファの内部
ロジック側に配置して、この入・出力バッファのイネー
ブル制御を、チップイネーブル信号の他に、バウンダリ
スキャンイネーブル信号によっても制御可能としてい
る。これにより、チップイネーブル端子がディスイネー
ブルであっても、バウンダリスキャンセルと入・出力端
子との間でのデータの遣り取りが可能となる。したがっ
て、JTAG機能を実行することができる。
【0013】本発明の請求項3の半導体記憶装置は、請
求項1,2記載の半導体記憶装置において、JTAGの
機能を停止させる機能停止手段を備えることを特徴とす
る。
【0014】この請求項3記載の半導体記憶装置によれ
ば、JTAG機能を必要に応じて停止させることができ
るから、JTAG機能を使用しないユーザは、他の汎用
の不揮発性汎用メモリ装置と全く等価のものとして取り
扱うことができる。
【0015】本発明の請求項4の半導体記憶装置は、請
求項3記載の半導体記憶装置において、前記JTAG用
制御パッドのうちのテストデータ入力用パッドtdi、
テストクロック用パッドtck、テストモード選択信号
用パッドtmsに電位固定用抵抗Rpを接続し、これら
のパッドを所定電位に固定可能にしたことを特徴とす
る。
【0016】この請求項4記載の半導体記憶装置によれ
ば、JTAG用制御パッドをプルダウン抵抗などの電位
固定用抵抗により、グランド電位などの所定電位に固定
可能であるから、外部から各制御パッドに配線しない場
合に、JTAG機能を完全に停止させることができる。
【0017】本発明の請求項5の半導体記憶装置は、請
求項4記載の半導体記憶装置において、更に、前記JT
AG用制御パッドのうちのテストデータ出力用パッドt
doへの出力回路にトライステートバッファを用いるこ
とを特徴とする。
【0018】この請求項5記載の半導体記憶装置によれ
ば、JTAG機能を停止させる場合には、テストデータ
出力用パッドtdoの出力を高抵抗にして、電気的に外
部から完全に切り離すことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のJTAG機能を搭
載した半導体記憶装置の実施の形態について、図1〜図
4を参照して説明する。なお、以下の説明では、半導体
記憶装置としてフラッシュメモリを想定して説明する
が、勿論他の形式の不揮発性メモリや揮発性のメモリで
あっても良い。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態に係る、
JTAG機能を搭載したフラッシュメモリ装置の全体構
成を示す図であり、図2は、バウンダリスキャンセルの
構造を示す図であり、また図3はバウンダリスキャンセ
ルのセル動作を説明する図である。
【0021】図1において、フラッシュメモリ装置10
は、メモリセル部14と、このメモリセル部14へのデ
ータの書き込み、読み出し、消去を制御するためのロジ
ック部12が内蔵されている。このロジック部12へデ
ータやアドレス等を入力し出力するための入力ピン、出
力ピン、或いは入出力ピンP1〜P10を有している。
以下では、これらのピンを総称して、入・出力ピンとす
る。勿論、ピン数などは単なる例示のものである。な
お、入・出力ピンに代えて、入・出力パッドを用いて、
入・出力端子を構成しても良い。
【0022】このフラッシュメモリ装置10には、JT
AG機能を実現するための、JTAG用の構成要素が設
けられている。即ち、バウンダリスキャンレジスタBS
R、バイパスレジスタBPR、インストラクションレジ
スタ(図示省略)、オプションレジスタ(図示省略)の
4つのレジスタと、それらを制御するテストロジックを
持つTAP(Test Accsess Port)コントローラ16が
内蔵されている。なお、インストラクションレジスタ
は、TAPコントローラ16内に設けられている。
【0023】そのテストロジックに対する命令やテスト
データ、テストした結果のデータなどの入出力の制御
は、外部につながりホストとなるCPU20で、後述す
る5つのJTAG用制御端子tdi,tdo,tms,
tck,trstへの信号を制御することにより行われ
る。これにより、フラッシュメモリ装置10のJTAG
が実施される。このCPU20は、テスト制御用ICで
構成される。
【0024】JTAG用制御端子として、本発明では、
パッドを用いることとしている。これにより、汎用のフ
ラッシュメモリ装置には設けられていないピンを追加し
ないで、汎用のフラッシュメモリ装置とのコンパチブル
を保ちながら、JTAG機能を付与することが可能にな
る。5つのJTAG用制御パッドには、汎用メモリの空
き端子に割り当てられているパッドを利用し、基板や他
のICとワイヤボンディング接続する。
【0025】バウンダリスキャンレジスタBSRは、内
部ロジック部12と各入・出力ピンP1〜P10(以
下、代表して、P、とすることもある)との間にチェー
ン状に接続されてシフトレジスタを構成するバウンダリ
スキャンセルBC1〜BC10(以下、代表して、B
C、とすることもある)を有しており、これらのセルB
Cによって各入・出力ピンPで発生する事象を観測した
り制御することが可能となる。
【0026】また、バイパスレジスタBPRは、バウン
ダリスキャンレジスタBSRを使用しない場合にデータ
をダイレクトにテストデータ入力TDIからテストデー
タ出力TDOに移行させるためのものである。インスト
ラクションレジスタは、命令ビットを読み込んでデコー
ドし、その結果にしたがって各種の機能を実行させる。
オプションレジスタは、デバイスの識別等JTAGにそ
の他の付加機能を備える場合に用いられる。
【0027】5つのJTAG用制御パッドtdi〜tr
stを用いて、CPU20からフラッシュメモリ装置1
0に命令、データ、クロックなどを入力し、或いは出力
する。テストデータ入力TDIは、テストロジックに対
して命令やデータをシリアル入力する信号で、テストク
ロックTCKの立ち上がりエッジでサンプリングされ
る。テストデータ出力TDOは、テストロジックからの
データをシリアル出力する信号で、その出力値の変更は
テストクロックTCKの立ち下がりエッジで行う。テス
トクロックTCKは、テストロジックにフラッシュメモ
リ装置10のシステムクロックとは独立しているクロッ
クとして供給される。テストモード選択信号TMSは、
テスト動作を制御する信号で、テストクロックTCKの
立ち上がりエッジでサンプリングされ、その信号はTA
Pコントローラ16がデコードする。テストリセットT
RSTは、TAPコントローラ16を非同期に初期化す
る負論理信号で、オプションである。
【0028】JTAGで中心となって制御するTAPコ
ントローラ16は、テストモード選択信号TMSとテス
トクロックTCKによって各レジスタを制御する16ス
テートマシン(順序回路)であるが、そのうちの主要な
ステートである、「キャプチャ(獲得)ステート」、
「シフトステート」、「アップデート(更新)ステー
ト」時の動作を、バウンダリスキャンレジスタBSRが
選択されている場合について、図2及び図3を参照して
説明する。なお、TAPコントローラ16のその他の各
ステート及び命令などについての詳しい説明は、ここで
は省略する。
【0029】バウンダリスキャンセルBCは、図2
(a)のように、1ビットのシフトレジスタと1ビット
のラッチで構成されている。そして、図2(b)に示さ
れるように、入力が入・出力ピンPに接続され出力が内
部ロジック部12に接続されている場合には入力セルで
あり、入力が内部ロジック回路12に接続され出力が入
・出力ピンPに接続されている場合には出力セルであ
る。なお、入・出力ピンに双方向にデータが流れる場合
には、入力セルと出力セルを用意して選択して使用する
か、入出力用の特別なセルを用意して、それを制御して
使用する。
【0030】キャプチャステートでは、図3(a)のよ
うに、入力からシフトレジスタへデータを獲得する動作
を行う。つまり、バウンダリスキャンレジスタBSRが
選択されているときには、このステートを通過すると入
力セルの場合には入・出力ピンのデータが取り込まれて
シフトレジスタに設定される。また、出力セルの場合に
は内部ロジック12が出力している状態がシフトレジス
タに設定される。
【0031】シフトステートでは、図3(b)のよう
に、シフトレジスタの内容がテストデータ出力TDO側
にシフト出力され、新しいデータがテストデータ入力T
DI側からシフト入力される。つまり、このステートを
1回通過するとレジスタの内容が1ビット分シフトす
る。従って、このステートは、必要なデータや命令のビ
ット列が希望する位置に行き着くまでテストモード選択
信号TMSをLレベルに保って必要な回数だけテストク
ロックTCKを繰り返すことになる。
【0032】アップデートステートでは、図3(c)の
ように、シフトレジスタの内容がラッチに固定される。
固定された内容は、バウンダリスキャンレジスタの場合
には、実際にバウンダリスキャンセルの内容として現れ
る。なお、インストラクションレジスタの場合には、命
令としてデコードされ、その後にその機能が有効とな
る。
【0033】また、このバウンダリスキャンレジスタセ
ルBC1〜BC10は、JTAG機能を使用していない
通常動作時には、入・出力ピンP1〜P10と内部ロジ
ック12間を短絡させており、ないに等しくなってい
る。TAPコントローラ16よりキャプチャ、シフト、
アップデートの動作指示があった場合に、その短絡をや
めて、各動作を行う。
【0034】さて、このフラッシュメモリ装置10は、
JTAGテストを実行させるためのCPU20のICチ
ップや、他のICチップ(図示せず)とともに、プリン
ト基板上に配置される。そして、CPU20は、フラッ
シュメモリ装置10に命令、データ、クロックなどを入
力し、或いは出力する。例えば、CPU20は、バウン
ダリスキャンレジスタBSRのシリアルループのテスト
データ入力TDIの信号パッドtdiへ与える命令やテ
ストデータを作成したり、テストデータ出力TDOの信
号パッドtdoから出力されてきたテスト結果を解析す
る。
【0035】フラッシュメモリ装置10のJTAGテス
トには、外部テストモードと内部テストモードの2つの
動作モードがある。外部テストモードのテストは、フラ
ッシュメモリ装置10の動作に影響を与えない。そのた
めJTAG用制御パッドを通過するデータをフラッシュ
メモリ装置10の動作に影響を与えずに、任意のタイミ
ングでバウンダリスキャンレジスタBSRに取り込む。
取り込んだデータは、何回かシフトしてテストデータ出
力TDOの信号パッドtdoから出力し、CPU20で
受け取って解析し、フラッシュメモリ装置10の結線状
態などの良否を判定する。
【0036】他方の内部テストモードでは、フラッシュ
メモリ装置10の内部動作テスト、すなわちメモリセル
のデータの書き込み、消去及び読みだしの各動作テスト
を、入・出力ピンPから分離して行い、内部エレメント
の物理的状態を検証する。つまり内部ロジック部12、
メモリセル部14は、入・出力ピンPを介しての外部と
の入/出力が本質的にできなくなり、バウンダリスキャ
ンレジスタBSRからのテスト信号だけを与える。
【0037】このようにして、世界標準仕様のフラッシ
ュメモリ装置に、その標準仕様を壊すことがないよう
に、信号を入力したり取り出すためのパッドtdi〜t
rstを設けることによりJTAG機能を搭載すること
ができる。そして、JTAG機能を搭載させるJTAG
用のパッドtdi〜trstをワイヤボンディング接続
することにより、基板実装後に、プリントパターンの断
線やショート或いはボンディングワイヤの接続不良など
の結線状態をテストすることもできる。また、内部のメ
モリセルの書き込み、消去及び読みだしの動作テストと
を行って、内部エレメントの物理的状態を検証すること
もできる。即ち、同一基板上に設けられている他ICが
JTAGに対応していなくとも、単独で結線テスト、動
作テストを行うことができる。
【0038】また、搭載したJTAG機能を使用しない
ユーザのために、そのJTAG機能を停止するように構
成することができる。JTAG機能を必要に応じて停止
させることにより、JTAG機能を使用しないユーザ
は、他の汎用の揮発性メモリや不揮発性汎用メモリ装置
と全く等価のものとして取り扱うことができる。
【0039】その機能停止は、このフラッシュメモリ装
置10が設けられている基板上で、各JTAG用制御パ
ッドtdi〜trstへの配線を行わないことによりな
される。或いはその配線を切断することによりできる。
【0040】この場合に、図1に示されるように、JT
AG用制御パッドのうちのテストデータ入力TDI用パ
ッドtdi、テストクロックTCK用パッドtck、テ
ストモード選択信号TMS用パッドtms、テストリセ
ットTRST用パッドtrstを、それぞれ電位固定用
のプルダウン抵抗Rpを介してグランド電位点Vgnd
に接続し、パッドを接続しない時にはこれらの各パッド
をグランド電位Vgndに固定可能にしている。ここで
はグランド電位点Vgndに固定可能としているが、他
の電位に固定することもできる。このように、グランド
電位Vgndなどの所定電位に固定可能にすることによ
って、それらのJTAG用制御パッドに外部から配線し
ない場合に、JTAG機能を完全に停止させることがで
きる。
【0041】また、JTAG用制御パッドのうちのテス
トデータ出力TDO用パッドtdoへの出力回路にトラ
イステートバッファTSBFを設け、JTAG機能の不
使用時にはこのバッファTSBFを高インピーダンスに
する。これにより、テストデータ出力TDO用パッドt
doを外部と接続している場合でもJTAG機能を使用
しない場合には、テストデータ出力TDO用パッドtd
oを電気的に外部と切り放すことができる。
【0042】図4は本発明の第2の実施の形態に係る、
JTAG機能を搭載したフラッシュメモリ装置10の一
部の構成を示す図である。
【0043】複数のICが設けられたプリント基板上に
配置されることが多い汎用のフラッシュメモリ装置で
は、通常、消費電流の節減などのために、外部からのチ
ップイネーブル信号CEで入・出力ピンP1〜P10と
内部ロジック部12との間に設けられたバッファBF1
〜BF10の動作/不動作をコントロールしている。
【0044】この実施の形態では、これらのバッファB
F1〜BF10を、入・出力ピンP1〜P10とバウン
ダリスキャンセルBC1〜BC10との間にそれぞれ配
置している。チップイネーブル用ピンPceから入力さ
れるチップイネーブル信号CEをバッファBFCEを介
して、オア回路ORの一方の入力とする。このオア回路
ORの他の入力に、TAPコントローラ16からのJT
AG用バウンダリスキャンイネーブル信号を入力する。
そして、このオア回路ORの出力により、バッファBF
1〜BF10の動作/不動作をコントロールするように
している。なお、BCEは、チップイネーブル信号CE
用のバウンダリスキャンセルであり、他のバウンダリス
キャンセルBC1〜BC10と同様に構成されている。
【0045】この構成により、チップイネーブル信号C
Eがディスイネーブル状態であるときには、バッファB
F1〜BF10は不動作となる。しかし、この場合で
も、TAPコントローラ16からのJTAG用バウンダ
リスキャンイネーブル信号が出力されているときには、
バッファBF1〜BF10は動作状態にすることができ
る。したがって、フラッシュメモリ装置10の結線テス
トなどを行う際に、チップイネーブル信号CEがディス
イネーブル状態であってもバウンダリスキャンセルBC
1〜BC10と入・出力ピンP1〜P10との間でのデ
ータのやり取りが可能であるから、JTAGテストを実
施することができる。
【0046】また、この実施の形態においても、第1の
実施の形態におけると同様に、搭載したJTAG機能を
使用しないユーザのために、そのJTAG機能を停止す
るように構成することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の半導体記憶装置によれ
ば、世界標準仕様の半導体記憶装置に、その標準仕様を
壊すことなくJTAG機能を搭載することができる。そ
して、JTAG機能を搭載させているから、ウエハー状
態や、基板にワイヤボンディングした後に、プリントパ
ターンの断線やショート或いはボンディングワイヤの接
続不良などの結線状態をテストすることができる。ま
た、内部のメモリセルの書き込み、消去及び読みだしの
動作テストとを行って、内部エレメントの物理的状態を
検証することができる。また、同一基板上に設けられて
いる他ICがJTAGに対応していなくとも、単独で結
線テスト、動作テストを行うことができる。
【0048】請求項2記載の半導体記憶装置によれば、
バウンダリスキャンセルを入・出力バッファの内部ロジ
ック側に配置して、この入・出力バッファのイネーブル
制御を、チップイネーブル信号の他に、バウンダリスキ
ャンイネーブル信号によっても制御可能としている。こ
れにより、チップイネーブル端子がディスイネーブルで
あっても、バウンダリスキャンセルと入・出力ピンとの
間でのデータの遣り取りが可能となる。したがって、J
TAG機能を実行することができる。
【0049】請求項3記載の半導体記憶装置によれば、
JTAG機能を必要に応じて停止させることができるか
ら、JTAG機能を使用しないユーザは、他の汎用の不
揮発性汎用メモリ装置と全く等価のものとして取り扱う
ことができる。
【0050】請求項4記載の半導体記憶装置によれば、
JTAG用制御パッドをプルダウン抵抗などの電位固定
用抵抗により、グランド電位などの所定電位に固定可能
であるから、各制御パッドを外部と配線しない場合で
も、JTAG機能を完全に停止させることができる。
【0051】請求項5記載の半導体記憶装置によれば、
JTAG機能を停止させる場合には、テストデータ出力
用パッドの出力を高抵抗にして、電気的に外部から完全
に切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る、JTAG機能を搭載
したフラッシュメモリ装置の全体構成を示す図。
【図2】バウンダリスキャンセルの構造を示す図。
【図3】バウンダリスキャンセルの動作を説明する図。
【図4】第2の実施の形態に係る、JTAG機能を搭載
したフラッシュメモリ装置の一部の構成を示す図。
【符号の説明】
10 フラッシュメモリ装置 12 内部ロジック部 14 メモリセル部 16 TAPコントローラ 20 CPU P1〜P10 入・出力ピン BSR バウンダリスキャンレジスタ BC1〜BC10、BCE バウンダリスキャンレジス
タセル TDI テストデータ入力 TDO テストデータ出力 TMS テストモードセレクト TCK テストクロック TRST テストリセット tdi,tdo,tms,tck,trst JTAG
用制御パッド Rp プルダウン抵抗 BF3〜BF5、BFCE バッファ CE チップイネーブル信号 OR オア回路
フロントページの続き (72)発明者 中川 道雄 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 Fターム(参考) 2G132 AA01 AA07 AA08 AA09 AB01 AC14 AC15 AD15 AH04 AK13 AK14 AK15 AK22 AK23 AK24 AL11 AL12 5L106 AA10 DD00 DD08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセル部と、このメモリセル部への
    データの書き込み、読み出し及び消去を制御するロジッ
    ク部と、このロジック部に接続される複数の入・出力端
    子とを有する半導体記憶装置において、 テストデータ入力用パッド、テストデータ出力用パッ
    ド、テストクロック用パッド、テストモード選択信号用
    パッドを含むJTAG用制御パッドと、 上記制御パッドに印加されるデータにしたがってJTA
    G動作を制御するためのTAPコントローラと、 前記テストデータ入力用パッドと前記テストデータ出力
    用パッドとの間に、前記複数の入・出力端子と前記ロジ
    ック部との間にそれぞれ配置されるバウンダリスキャン
    セルが、チェーン状に接続されているバウンダリスキャ
    ンレジスタを含む前記TAPコントローラにより制御さ
    れるレジスタ群とを備え、 基板実装後の結線及び動作に関するバウンダリスキャン
    テストを行い得るようにしたことを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 前記入・出力端子の各々と前記各バウン
    ダリスキャンセルとの間に入・出力バッファを設け、こ
    の入・出力バッファのイネーブル制御を、外部から入力
    されるチップイネーブル信号とJTAG用イネーブル信
    号との論理和により行うことを特徴とする、請求項1記
    載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 JTAGの機能を停止させる機能停止手
    段を備えることを特徴とする、請求項1,2記載の半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記JTAG用制御パッドのうちのテス
    トデータ入力用パッド、テストクロック用パッド、テス
    トモード選択信号用パッドに電位固定用抵抗を接続し、
    これらのパッドを所定電位に固定可能にしたことを特徴
    とする、請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記JTAG用制御パッドのうち
    のテストデータ出力用パッドへの出力回路にトライステ
    ートバッファを用いることを特徴とする、請求項4記載
    の半導体記憶装置。
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