JP2003228689A - コード読取装置 - Google Patents

コード読取装置

Info

Publication number
JP2003228689A
JP2003228689A JP2002054372A JP2002054372A JP2003228689A JP 2003228689 A JP2003228689 A JP 2003228689A JP 2002054372 A JP2002054372 A JP 2002054372A JP 2002054372 A JP2002054372 A JP 2002054372A JP 2003228689 A JP2003228689 A JP 2003228689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
unit
reading
opening
optical unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002054372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003228689A5 (ja
JP3941543B2 (ja
Inventor
Kunihiko Ito
邦彦 伊藤
Takeshi Matsushima
猛 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2002054372A priority Critical patent/JP3941543B2/ja
Publication of JP2003228689A publication Critical patent/JP2003228689A/ja
Publication of JP2003228689A5 publication Critical patent/JP2003228689A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3941543B2 publication Critical patent/JP3941543B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射率の高い表面を有する読取対象に表示さ
れた情報コードを鮮明に読取ることができる。 【解決手段】 2次元コードスキャナの光学ホルダ18
内の鏡筒6の読取対象A側には複数のLED22が実装
されたプリント配線基板28が設けられており、さらに
光軸Eを中心として基板開口部28aが設けられてい
る。プリント配線基板28上に設置されたLED22か
ら光が拡散板29を介して読取対象Aに向けて照射され
ると、読取対象Aで反射して基板開口部28aを介して
受光部24aにおいて受光する。この場合、光量低下防
止手段31は基板開口部28a周辺の結像光学部32に
対応した読取対象Aの明度を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、読取対象に対して
光を照射する照射部と、読取対象からの反射光を受光す
る受光部と、読取対象からの反射光を受光部に導き受光
部に結像させる結像光学部とを具え、読取対象に位置す
る情報コードを読取るコード読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、この種のコード読取装置にお
ける光学系の結像状態を具体的に示している。この種の
コード読取装置においては、LED等により構成される
照射部1が拡散板2を介して読取対象3に光を照射し、
その反射光を開口部4等による結像光学部により受光部
5に結像させて読取るように構成されている。尚、図8
においては、開口部4,鏡筒6および結像レンズ7によ
り結像光学部を構成している。
【0003】一般的に結像光学部は、乱反射等の影響を
他の結像光学部及び受光部に引き起こさないようになっ
ている。このため、受光部等を収納する鏡筒6の全表面
は光を反射しない性質をもつ無光沢黒色に加工される。
またこの場合、被写体深度を深くするため、できる限り
開口部4の開口径を小さく設定することが好ましく、例
えばこの径を1mm程度にする必要がある。このように
することで、読取対象3に記録された情報コードを鮮明
に読取ることができる。
【0004】一方で、このようなコード読取装置にあっ
ては、情報コードが印刷された紙を読取対象3とするこ
とが一般的であったが、近年では例えば携帯電話機やP
DAにおける液晶表示装置(LCD)の画面上に表示さ
れた情報コードを読取るといった使い方が考えられてき
ている。この種の液晶表示装置を読取対象3としたとき
には、従来のコード読取装置にはない新たな不具合が生
じることが明らかとなってきている。
【0005】すなわち、この種の液晶表示装置は、表面
の透明な保護層(プラスチックやガラス)の裏面側に液
晶層が配置され、さらに液晶層の裏面側に反射層(又は
バックライト層)が配置され、そのさらに裏面側にシー
ルド板等が配設され、液晶層に情報コードを記録するよ
うになっている。そして、情報コードを読取るため、照
射部1より照射される光が少なくとも液晶層更に反射層
まで到達してその面で反射した反射光を、開口部4を介
して受光部5に結像して受光させる必要がある。
【0006】しかしながら、保護層の存在により、コー
ド読取装置の前面が保護層の表面に写り込んでしまい、
図11に示すように、照射部1から読取対象3に対して
照射する場合、受光部5が受光する光量は、液晶表示装
置の中央部に対応する部分が暗くなるという結果が得ら
れることがあった。図11には、受光部5において受光
する読取対象3における明暗の状態を、読取対象3の位
置に対応させて示している。
【0007】そこで、発明者らは特に液晶表示装置の読
取対象3に表示された情報コードに光を照射し受光する
際に、受光量の不足による明暗レベルの斑が生じる不具
合は、結像光学部を構成する鏡筒6の読取対象側が黒色
であることが影響していることを実験により明らかとし
ている(図11の明暗レベルの斑参照)。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、読取対象の表面の反射率が大きい場合
であっても、読取対象に位置する情報コードを鮮明に読
取ることができるコード読取装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコード読
取装置によれば、照射部が読取対象に対して光を照射す
ると、読取対象に位置する情報コードからの反射光が結
像光学部により受光部に導かれるので、受光部には読取
対象に位置する情報コードの像が受光される。これによ
り、情報コードを読取ることができる。
【0010】ところで、読取対象の表面の反射率が大き
い場合は、照射部が読取対象の表面に写り込み、その写
り込んだ像を受光部が受光するようになる。このため、
受光部が受光する像のうち結像光学部に対応した像領域
の受光量が少ない場合には、照射部が読取対象の表面に
写り込むことにより、暗くなってしまい、読取対象に位
置する情報コードを正確に読取ることができなくなって
しまう。
【0011】ここで、光量低下防止手段は、例えば結像
光学部の位置に対応する読取対象からの反射光を受光部
に導くことで、結像光学部に対応した像領域の受光量が
低下することによる影響を除去するように構成されてい
るので、読取対象の表面の反射率が大きい場合であって
も、読取対象に位置する情報コードを鮮明に読取ること
ができる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明において、結像光学部の位置に対応する
読取対象からの反射光を受光部に導くための開口部を具
えるように照射部を面光源とし、例えば結像レンズの外
径となる結像光学部の開口径に対して、開口部の開口径
を小さく設定し、面光源が光量低下防止手段として機能
するようにする。したがって、情報コードが読取対象に
存在しない場合に、開口部周辺の結像光学部の位置に対
応して面光源に照射された読取対象の明度が高くなり、
その光を受光部において結像することができるようにな
るため、情報コードが読取対象に位置する場合には情報
コードを鮮明に読取ることができる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明において、受光部に結像した情報コードの像の
面積に対する、開口部が読取対象に写り込んだものが受
光部に結像した面積の比率が、情報コードが有する誤り
訂正機能による誤り訂正可能面積比率を下回るように、
開口部の開口面積が設定されているので、受光部は情報
コードの誤り訂正可能面積以上の像を結像して受光する
ことになる。したがって、開口部に対応した像領域の受
光量がたとえ不足したとしても、読取対象に位置する情
報コードを所定の条件で読取る場合に、情報コードの誤
り訂正機能により情報コードを正しく解読することがで
きる。
【0014】請求項6記載の発明によれば、請求項2な
いし5の何れかに記載の発明において、読取口近傍にも
補助照射部を設けたので、読取対象に対する光の照射量
を増すことができる。この場合請求項7記載の発明によ
れば、補助照射部が読取対象面に対して斜め方向から結
像光学部の光軸方向へ向けて照射するように設定され
る。
【0015】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項5記載の発明において、基板開口部の大きさを適切に
設定することにより、結像光学部に対する開口絞りとし
て機能するように構成されているので、開口絞りを別途
設ける構成に比較して、全体構成を簡単化することがで
きる。
【0016】請求項10記載の発明によれば、請求項8
記載の発明において、パネル開口部の大きさを適切に設
定することにより、結像光学部に対する開口絞りとして
作用するように構成されているので、開口絞りを別途設
ける構成に比較して、全体構成を簡単化することができ
る。
【0017】請求項11記載の発明によれば、請求項1
ないし3の何れかに記載の発明において、結像光学部の
読取対象側が照射部の照射光に対して明るい色に設定さ
れていることにより、光量低下防止手段として機能する
ようになっているので、光量低下防止手段を別部材とし
て設ける必要なく、受光部が受光する受光量が低下する
ことを極力防止することができる。
【0018】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明において、基板貫通孔の開口径を結像光学
部の外形より大きく設定し、結像光学部前端より受光部
側に面光源を配置するので、結像光学部前端より読取対
象側に面光源を配置する構成に比較して、面光源による
光が結像光学部前端から入射することを防止するため、
情報コードの読取りに不必要な光を極力低減することが
できる。
【0019】請求項13記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明において、パネル貫通孔の開口径を結像光
学部の外形より大きく設定し、結像光学部前端より受光
部側に面光源を配置するので、結像光学部前端より読取
対象側に面光源を配置する構成に比較して、面光源によ
る光が結像光学部前端から直接入射することを防止する
ため、情報コードの読取りに不必要な光を極力低減する
ことができる。
【0020】請求項14記載の発明によれば、LEDか
ら照射される光はLEDの指向角に基づいて所定距離だ
け離間した拡散板に達し拡散される。そして、拡散板に
より均一化された光が読取対象に照射されることにな
る。これにより、LEDと拡散板とが近接位置する構成
と比較して、より均一化された光を読取対象に照射する
ことができる。
【0021】請求項15記載の発明によれば、LEDは
白色であるため、LEDが赤色であるものに比較して、
例えばカラー液晶を読取対象として適用した場合に、カ
ラー液晶を構成するカラーフィルタによる光の減衰を抑
制することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下本発明
を、2次元コードスキャナに適用したコード読取装置の
第1の実施形態として図1ないし図4を参照しながら説
明する。図3は、2次元コードスキャナ内の概略的な部
品配置を縦断側面図により示している。2次元コードス
キャナ11は、バーコード・2次元コードハンディター
ミナルと称されるもので、バーコードや2次元コードの
解読のみにとどまらず、解読されたバーコードや2次元
コードのデータ処理や記憶、さらに、外部に接続される
管理コンピュータとの通信機能を具えたものである。
【0023】2次元コードスキャナ11の筐体12内に
は、筐体12のほぼ中央部に設置される平板状のプリン
ト配線基板13と、このプリント配線基板13に搭載さ
れる制御回路14と,液晶表示回路15と、キーパッド
16と、筐体12の後端部のバッテリ17と、先端部近
辺の光学ホルダ18とが配置されており、その他にも図
示はしないが後述する電気的構成等が配置されている。
尚、光学ホルダ18内の構成については後述する。
【0024】図4は、2次元コードスキャナ11の電気
的構成と携帯電話機Bを概略的に示している。2次元コ
ードスキャナ11の電気的構成は、上述した制御回路1
4を主体としてなっている。制御回路14は、マイクロ
コンピュータおよび各種メモリ(ROM,RAM)等か
ら構成されるもので、メモリに予め記憶されたプログラ
ムにしたがって、制御回路14に接続される構成を制御
するようになっている。
【0025】制御回路14には、電源回路26を介して
バッテリ17が接続されておりこのバッテリ17から制
御回路14に給電されるようになっている。また制御回
路14には、キーパッド16を有してなる操作部19が
接続されており、ユーザによりキーパッド16が操作さ
れることにより各種情報入力を受付けるようになってい
る。
【0026】また、制御回路14にはインタフェース回
路20が接続されており、制御回路14と外部の例えば
管理コンピュータ(図示せず)との通信が可能に構成さ
れている。また、液晶表示回路15が制御回路14に接
続されており、各種情報を表示可能に構成されている。
【0027】制御回路14には、駆動回路21を介して
複数の赤色のLED22が接続されており、LED22
は、制御回路14の駆動信号に基づいて読取対象Aに対
して赤色光を照射するようになっている。また制御回路
14には、駆動回路23を介して光学的センサ24が接
続されており、光学的センサ24は、図4には図示しな
い光学ホルダ18内の結像光学部32を介して読取対象
Aに反射する反射光を受光部24aにおいて受光するよ
うになっている。
【0028】このとき、光学的センサ24は、受光した
光を光電変換し、波形整形部25は、増幅,A/D変換
処理等を行うようになっている。制御回路14は、この
信号を入力することで、制御回路14には読取対象Aの
明暗レベルが電気信号として入力されるようになってい
る。そして制御回路14は、情報コードCの誤り訂正機
能を具えており、この明暗レベルにより情報コードCを
解読するように構成されている。情報コードCは、携帯
電話機Bの液晶表示装置Fの読取対象Aに表示されるも
のである。
【0029】図1は、光学ホルダ内の構成と結像状態を
図3における光学ホルダ18内を拡大することにより示
す断面図である。また、図2は、この場合の光学ホルダ
内の構成を読取対象側からみた図を示している。
【0030】光学ホルダ18には、全面が無光沢黒色に
着色設定された円筒状の鏡筒6がネジにより固定されて
いる。この鏡筒6は、前端側(読取対象A側)からのみ
光が入射するように構成されている。この鏡筒6の読取
対象A側、言いかえると、結像光学部32前端の読取対
象側には、読取使用時において読取対象Aに対向するよ
うに例えば0.8mm厚のプリント配線基板28が光軸E
(図1の一点鎖線)に垂直に設けられている。このプリ
ント配線基板28の略中央部には、光軸Eを中心として
基板開口部28a(本発明の開口部に相当)が設けられ
ている。
【0031】そして、このプリント配線基板28におい
て、基板開口部28aの周囲(周辺)の読取対象Aの側
には、複数の赤色LED22が実装されている。
【0032】この場合、この基板開口部28aの読取対
象A側には、複数の赤色LED22が設置されると共
に、効果的であればシルク印刷により一部または全部が
白色に着色設定されているように構成しても良い。この
とき、基板開口部28aの周囲(周辺)の読取対象A側
の一部のみが白色に着色されていてもよい。尚、プリン
ト配線基板28の基板開口部28aの周囲(周辺)の読
取対象A側は白色としてもよいし、照射部33の照射光
に対して明るい色であればどのような色で設定されてい
ても良い。
【0033】赤色LED22が実装されたプリント配線
基板28の読取対象Aの側には、拡散板29が設置され
ている。この拡散板29には、光軸Eを中心として拡散
板開口部29aが設けられている。この拡散板開口部2
9aは、結像光学部32の位置に対応する読取対象Aか
らの反射光を受光部24aに導くために設けられてい
る。拡散板29は、光を透過し拡散して読取対象Aの広
い範囲に導くもので、LED22から照射された光を透
過し拡散して読取対象Aに照射するようになっている。
尚、拡散板29の読取対象A側には、図示しない防塵プ
レートが取りつけられており、図3に示すように図示斜
め下方を向く読取口が形成されている。尚、本発明にお
ける面光源として構成される照射部33は、複数のLE
D22と、プリント配線基板28と、拡散板29とから
構成されている。照射部33のプリント配線基板28
は、結像光学部32の位置に対応する読取対象Aからの
反射光を受光部24aに導くための基板開口部28aを
具えている。尚、結像レンズ30の外径が例えば10m
m程度で設定されており、この外径に対してプリント配
線基板28に具えられた基板開口部28aの開口径が小
さく設定されている。
【0034】鏡筒6の内面には、光軸Eに垂直に例えば
0.8mm厚板状の光制限部6aが設けられており、この光
制限部6aには、光軸Eを中心とする開口部6bが例え
ばφ1mmで設けられている。また、鏡筒6の内面に
は、結像調整部6cが設けられており、この結像調整部
6cに結像レンズ30が係合するように構成されてい
る。結像レンズ30は、例えば3枚の凸レンズおよび凹
レンズ(図面には簡略化して図示)からなるものであ
る。
【0035】また、結像調整部6cは、結像レンズ30
の焦点を合わせるために設けられるもので、結像レンズ
30が操作されることにより焦点調整が行われる。そし
て、結像レンズ30により、開口部6bを通過した光を
光軸E方向に屈折するように構成されている。
【0036】鏡筒6の内部には、光軸Eが受光部24a
の中心となるように光学的センサ24が設置されてお
り、受光部24aが読取動作時に読取対象Aに対向する
ようになっている。尚、結像レンズ30の設定等により
結像光学部32の設定が調整されることで、プリント配
線基板28に具えられた基板開口部28aは、結像光学
部32に対する開口絞りとして機能するようになってお
り、光の結像状態に収差が生じにくくなっている。この
場合、効果的であれば、プリント配線基板28の基板開
口部28aを結像光学部32に対する視野絞りとして機
能するようにし、開口部6bを結像光学部32に対する
開口絞りとして機能するように調整してもよい。
【0037】このようにして、結像光学部32が設定さ
れている。尚、プリント配線基板28の厚さは0.8mmと
設定したが、その他の結像光学部32の設定により0.8m
mより大きくしても小さくしてもよい。尚、本実施形態
においては光量低下防止手段31は、複数のLED2
2,拡散板29を具えて構成されている。照射部33
は、本発明の光量低下防止手段31として機能する。
【0038】図1における読取対象Aの図示下方には、
発明者らが読取対象Aとして携帯電話機Bの液晶表示装
置Fの液晶面を実際に設置した場合の光学的センサ24
が受光する明暗レベルの実験結果の概略を相対的に示し
ている。この場合、結像光学部32を構成する鏡筒6の
設置部分に対向する読取対象A部分の明暗レベルは、そ
の内側もしくは周辺側に比較して明度が高くなるという
実験結果が得られている。
【0039】情報コード(2次元コード)Cは誤り訂正
データ(誤り訂正機能)を有して構成されており、汚れ
や破損などによって一部のデータが破壊されても、その
誤り訂正データを用いて破壊部分を解読することができ
るようになっており、また、情報コードCの所定面積
(例えば情報コードC全体の85%)以上のデータが得
られれば解読することができるようになっている。
【0040】図3に示す設置状態において、すなわち、
例えば2次元コードスキャナ11の筐体12の先端部が
読取対象Aに接触している場合において、光学的センサ
24の受光部24aによって受光可能な情報コードCの
面積が最小となる。
【0041】情報コードCは一般的に、あらかじめその
大きさが種別ごとに規定されており、誤り訂正可能な面
積比率が例えば種別毎に設定されている。2次元コード
スキャナ11は、規定されている中で最大の情報コード
C(読取が想定される情報コード)を、光学的センサ2
4の受光部24aに結像し受光できるように結像光学部
32が設定されている。この場合、基板開口部28a
は、結像光学部32の位置に対応する読取対象Aからの
反射光を受光部24aに導くように大きさが設定されて
いる。
【0042】そして、基板開口部28aに対応した像領
域の受光量がたとえ不足したとしても、受光部24aに
結像した情報コードCの像の面積に対する、開口部6b
が読取対象Aに写り込んだものが受光部24aに結像し
た面積の比率が、情報コードCの誤り訂正可能面積比率
(例えば情報コードC全体の85%)を下回るように、
読取対象A側からみたときの基板開口部28aの開口面
積が設定されている。
【0043】尚、読取対象Aが筐体12の先端部より離
間されれば、受光部24aにより受光可能な情報コード
Cの領域は増加することになる。これにより、受光部2
4aにより情報コードC以上に相当する領域の光情報を
受光することができる。
【0044】上述構成の作用を説明する。上述のように
構成された2次元コードスキャナ11に情報コードCを
読取らせるにあたり、使用者は、2次元コードスキャナ
11の先端部の読取口を携帯電話機Bの読取対象Aに表
示された情報コードCに宛がうように近接させて操作部
19の図示しないトリガスイッチをオン操作する。
【0045】すると、制御回路14は、操作部19を介
してオン操作されたことを検出すると、駆動回路21を
介してLED22に対して駆動信号を出力し、LED2
2は、所定のタイミングで赤色光を照射する。携帯電話
機Bの読取対象Aに反射された光は、基板開口部28a
及び開口部6bにより鏡筒6内への経路が制限され、結
像レンズ30を介して光学的センサ24の受光部24a
において受光する。これにより、光学的センサ24の受
光状態に基づいて携帯電話機Bの読取対象Aに表示され
た情報コードCを読取ることができる。
【0046】ところで、液晶表示装置F表面の読取対象
Aは、例えばガラスのような保護層により保護されてい
るので、読取対象Aを読取る際に、2次元コードスキャ
ナ11の先端部の読取口が液晶表示装置Fの表面に写り
込んでしまうことになる。光学的センサ24が受光する
読取対象Aの像は、液晶表示装置Fが表示する情報コー
ドCの像と液晶表示装置Fの表面に写り込んだ2次元コ
ードスキャナ11の先端部の読取口の像に対応した光量
が少ない場合がある。
【0047】従来例で示したような場合には、光学的セ
ンサ24において結像光学部32に対応した像領域の受
光量不足を招来するものの、本実施形態では、液晶表示
装置Fの表面に写り込んだ2次元コードスキャナ11の
先端部の読取口にはプリント配線基板28に光量低下防
止手段31、照射部33が対応しているので、光学的セ
ンサ24が受光する2次元コードスキャナ11の先端部
の読取口の像が明るくなり、光学的センサ24に対する
受光量不足を招来することを防止することができる。
【0048】情報コードCが読取対象Aに存在しない場
合、基板開口部28a周辺の結像光学部32の位置に対
応して照射部33に照射された読取対象Aの明度が従来
に比べて高くなり、その光を受光部において結像するこ
とができるようになるため、情報コードCが読取対象A
に位置する場合には情報コードCを鮮明に読取ることが
できる。この場合、光量低下防止手段31は、読取対象
Aの表面に写り込むことにより開口部6bを通じて受光
部24aが受光する開口部6bの周辺部位に対応した光
量を均一にすることになる。
【0049】そして、情報コードCが読取対象Aに存在
する場合、光学的センサ24は、走査線を走査する所定
のタイミングで受光部24aにより受光された情報コー
ドCの明暗に応じた反射光を光電変換し、波形整形部2
5を介して、制御回路14は明暗レベルの電気信号を入
力する。この場合、基板開口部28aに対応した像領域
の受光量がたとえ不足したとしても、読取対象Aに位置
する情報コードCを所定の条件で読取る場合に、制御回
路14は、例えば受光した情報コードCの誤り訂正デー
タを含む85%以上のデータを用いて、誤り訂正処理を
行い情報コードCの解読を正しく行うことができる。
【0050】このような第1の実施形態によれば、結像
光学部32の位置に対応する読取対象Aからの反射光を
受光部24aに導くことで、結像光学部32に対応した
受光量が低下することによる影響を除去するように構成
されているので、読取対象Aの表面の反射率が大きい場
合であっても、読取対象Aに位置する情報コードCを鮮
明に読取ることができる。
【0051】情報コードCが読取対象Aに存在しない場
合に、基板開口部28a周辺の結像光学部32の位置に
対応して照射部33に照射された読取対象Aの明度が従
来に比べて高くなり、その光を受光部において結像する
ことができるようになるため、情報コードCが読取対象
Aに位置する場合には、情報コードCを鮮明に読取るこ
とができる。
【0052】受光部24aは情報コードCの誤り訂正可
能面積以上の像を結像して受光するため、読取対象Aに
位置する情報コードCを所定の条件で読取る場合に、情
報コードCの誤り訂正機能により情報コードCを正しく
解読することができる。
【0053】プリント配線基板28に基板開口部28a
を設け、その周囲の読取対象Aの側にLED22を設置
し拡散板29を設置するようにしたので、携帯電話機B
の液晶表示装置Fの表面に写り込んだ開口部6bの周辺
部を明るくすることができる。これにより、読取対象A
の表面の反射率が大きい場合も、読取対象Aに位置する
情報コードCを鮮明に読取ることができる。また、開口
絞りの径を維持したまま、すなわち被写体深度が浅くな
ることによる読取性能の悪化を防ぎながら、比較的反射
率の大きな表面を有する読取対象Aに表示された情報コ
ードCを鮮明に読取ることができる。
【0054】開口部6bを通過した光は、結像レンズ3
0により光軸方向に屈折するので、結像レンズ30がな
い場合に比較して、結像光学部32の小型化を図ること
ができる。
【0055】受光部24aが読取対象Aの表面に写り込
んだ開口部6bの周辺部位を受光した際の光量が不均一
の場合は、情報コードCを正しく読取ることができない
ものの、光量低下防止手段31は、開口部6bを通じて
受光部24aが受光する開口部6bの周辺部位に対応し
た光量を略均一とするので、情報コードCの白黒に対応
する明暗の光量差が得られ、受光部24aの受光に基づ
いて情報コードCを正確に読取ることができる。
【0056】LED22は、プリント配線基板28に実
装されているので、全体構成の簡単化を図ることができ
る。尚、読取対象Aの表面の反射率が低い場合において
も、情報コードCの解読を行うことができるのは勿論で
ある。
【0057】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるとこ
ろは、鏡筒6に光制限部6aによる絞りを設けないもの
を鏡筒6に代えて鏡筒35として設け、基板開口部(ピ
ンホール部)34が開口絞りとして機能するように結像
光学部37を設定したところにある。第1の実施形態と
同一部分については同一符号を付してその説明を省略
し、以下、異なる部分について説明する。
【0058】鏡筒35前端の読取対象Aの側には、プリ
ント配線基板28が設置されている。プリント配線基板
28には、光学的センサ24に導かれる光の光軸Eを中
心として基板開口部34がφ1mmで設けられている。
基板開口部34は、結像光学部37に対する開口絞りと
して機能するように設定されており、図5には、その結
像状態が光軸Eとともに示されている。照射部36は、
プリント配線基板28と,LED22と,拡散板29と
から構成されている。
【0059】また、図5における読取対象Aの図示下方
には、発明者らが読取対象Aとして携帯電話機Bの液晶
表示装置Fの液晶面を実際に設置した場合の光学的セン
サ24が受光する明暗レベルの実験結果の概略を相対的
に示している。
【0060】このような第2の実施形態によっても、第
1の実施形態と略同様な作用効果が得られる。また、基
板開口部34が、適切な大きさで設定されているので、
第1の実施形態において鏡筒6に設けられた開口部6b
が開口絞りとして機能する場合に比較して、この開口部
6bを別体で設置することなく、光の結像状態に収差を
生じにくくすることができる。したがって、読取対象A
に表示された情報コードCを鮮明に読取ることができ
る。
【0061】また、結像光学部37は視野絞りを有して
いないので、反射光の光量が光学的センサ24に対して
多く導かれることになる。このとき、鏡筒35の内面は
無光沢黒色に着色されているので、光学的センサ24は
受光する際に、鏡筒35の内部において乱反射されるこ
とはない。
【0062】(第3の実施形態)図6は、本発明の第3
の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるとこ
ろは、鏡筒6における光制限部6aの読取対象Aの側を
白色に着色して設定して鏡筒40として設け、プリント
配線基板28やLED22,拡散板29を鏡筒40周辺
に配置したところにある。第1の実施形態と同一部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。鏡筒40に
は、第1の実施形態において説明を行った鏡筒6におけ
る光制限部6aが光制限部40aとして設けられてお
り、当該光制限部40aの略中央部には、光軸Eを中心
として開口部(ピンホール部)40c(本発明の開口部
に相当)がφ1mmで設けられている。そして、当該開
口部40cの周辺(周囲)の光制限部40aの読取対象
A側の全てが白色に着色設定されることで反射部40b
(本発明の光量低下防止手段に相当)が構成されてい
る。この場合、効果的であれば光制限部40aの読取対
象A側の一部のみが白色に着色されていてもよい。ま
た、開口部40cは結像光学部41に対して開口絞りと
して機能するようになっている。尚、結像光学部41
は、結像レンズ30,光制限部40a,開口部40cに
より構成されている。
【0063】また、プリント配線基板28には、結像光
学部41に対応して鏡筒40の外形に略一致して係合す
るように基板貫通孔28cが具えられており、プリント
配線基板28には複数のLED22が実装されている。
また、拡散板29には、結像光学部41に対応して鏡筒
40の外形に略一致して係合するように拡散板貫通孔2
9cが具えられており、複数のLED22からの光を透
過し拡散するように構成されている。尚、基板貫通孔2
8cの開口径が、結像光学部41の外形、すなわち、鏡
筒40の外径より大きく設定されており、照射部42
が、鏡筒40の読取対象A側の面(結像光学部41の前
端)より受光部24a側に配置されている。尚、図6に
おける読取対象Aの図示下方には、発明者らが読取対象
Aとして携帯電話機Bの液晶表示装置Fの液晶面を実際
に設置した場合の光学的センサ24が受光する明暗レベ
ルの実験結果の概略を相対的に示している。
【0064】このような構成により、第1の実施形態と
略同様の作用効果が得られることになる。また、このよ
うな第3の実施形態によれば、結像光学部41の読取対
象Aの側の反射部40bが、照射部42の照射光に対し
て明るい色に設定されていることにより、光量低下防止
手段として機能するようになっているので、光量低下防
止手段を別部材として設ける必要なく、受光部24aが
受光する受光量が低下することを極力防止することがで
きる。
【0065】基板貫通孔28cの開口径を鏡筒40(結
像光学部41)の外形より大きく設定し、結像光学部4
1の前端より受光部24a側に照射部42(面光源)を
配置するので、結像光学部41の前端より読取対象A側
に面光源を配置する構成に比較して、照射部42による
光が結像光学部41の前端から入射することを防止する
ことができる。これにより、情報コードCの読取りに不
必要な光を結像光学部41内に入射することを極力防止
することができる。
【0066】また、結像光学部41は視野絞りを有して
いないので、反射光の光量が光学的センサ24に対して
さらに多く導かれることになる。このとき、鏡筒40の
内面は無光沢黒色に着色されているので、光学的センサ
24は受光する際に、鏡筒40の内部において乱反射さ
れることはない。
【0067】(第4の実施形態)図7は、本発明の第4
の実施形態を示すもので、第2の実施形態と異なるとこ
ろは、プリント配線基板28に設置されたLED22と
拡散板29に代えて、EL(Electro Luminescence)パ
ネルにより構成されているところにある。第1または第
2の実施形態と同一部分については同一符号を付してそ
の説明を省略する。鏡筒35の読取対象Aの側(結像光
学部37前端の側)には、ELパネル45が設置されて
いる。ELパネル45(本発明の面光源,照射部,光量
低下防止手段に相当)の中央部には、光軸Eを中心とし
て、パネル開口部45aが例えばφ1mmで設けられて
いる。
【0068】ELパネル45は、シート状の蛍光体が読
取対象A側に位置するように形成されており、例えば交
流電圧が印加されることにより発光するように構成され
ている。また、ELパネル45は、図示しない駆動回路
を介して制御回路14に接続されており、当該制御回路
14の駆動信号に従って読取対象Aの側に発光するよう
に構成されている。
【0069】パネル開口部45aが結像光学部37に対
する開口絞りとして機能するように設定されている。そ
して、光学的センサ24は、パネル開口部45aを介し
て読取対象Aの情報コードCに反射した反射光を結像し
受光するようになっている。このELパネル45は、読
取対象Aの広い範囲に対して均一に照射する。したがっ
て、第2の実施形態における作用効果と略同様の作用効
果が得られる。
【0070】また、本発明における照射部と光量低下防
止手段がELパネル45により一体形成されているの
で、光量低下防止手段を別部材として設ける必要がなく
なり全体構成を簡単化することができる。
【0071】ELパネル45にパネル開口部45aが設
けられることにより、読取対象Aの表面に写り込んだパ
ネル開口部45aの周辺部位の光量低下を防止すること
ができる。これにより、ELパネル45を光量低下防止
手段として機能させることができる。
【0072】パネル開口部45aの大きさが適切に設定
されているので、パネル開口部45aを開口絞りとして
機能させることができ、開口絞りを別途設ける構成に比
較して全体構成を簡単化することができる。
【0073】(第5の実施形態)図8ないし図10は、
本発明の第5の実施形態を示すもので、定置式の2次元
コードスキャナ(光学的情報読取装置)に適用してい
る。第1の実施形態と同一部分については同一符号を付
してその説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説
明する。
【0074】定置式の2次元コードスキャナ50の斜視
図を示す図8において、2次元コードスキャナ50の上
部には、開口されてなる読取口51が設けられており、
2次元コードスキャナ50の側面からケーブルを介して
外部の電源(図示せず)に接続されている。
【0075】図9は、定置式の2次元コードスキャナ5
0の内部構造を概略的に示す断面図であり、図10は、
それぞれ図9の(a)G部分,(b)H部分,(c)I
部分(照明ユニット)の上視図を概略的に示している。
【0076】2次元コードスキャナ50の最下部には、
プリント配線基板52が設けられており、このプリント
配線基板52には、内部に受光部24aが設置された鏡
筒6を有する結像光学部32が固定接続されている。こ
の結像光学部32の周囲には、12個の白色のLED5
3が、第1の実施形態で説明したLED22に代えて実
装されている。白色のLED53は、図9の上方に向け
て照射するように設けられている。このように、光軸E
に対して略垂直な面上に複数のLED53が設けられて
いる。
【0077】図9には、LED53の特性となる指向角
(約60度)をも概略的に示している。鏡筒6の前端部
(図9における鏡筒6の上端部)には、拡散板開口部2
9aを備えた矩形板状の拡散板29が設置されている。
拡散板29は、LED53が実装される面から鏡筒6の
高さ寸法となる数十mm程度だけ離間して設けられてお
り、さらに、直線状の光軸Eに対して略垂直に設けられ
ている。LED53の指向角に基づく光の照射方向は、
図9に示すように、隣り合うLED53の光の照射方向
と拡散板29上で一部が重なり合うように設定されてい
る。
【0078】拡散板29は、拡散板29の下方(後方)
からLED53により照射される光を上方(前方)に向
けて発光強度の照射方向依存性の少ない拡散光とするよ
うになっている。これらプリント配線基板52,LED
53,拡散板29により照射部および面光源として構成
されている。
【0079】この照射部の上方(前方)の読取対象Aの
側に離間して、補助照射部として照明ユニット54が2
次元コードスキャナ50の筐体に固定設置されている。
この照明ユニット54は、読取口51近傍に読取口51
を取り囲むように設けられており、プリント配線基板5
5とこのプリント配線基板55に実装された白色のLE
D53と、拡散板56とを有して構成されている。
【0080】プリント配線基板55は、図10(c)に
示すように、光軸Eの四方に位置して設けられている。
このプリント配線基板55にも、複数のLED53が実
装されており、その読取対象A側の周囲には拡散板56
が設けられている。プリント配線基板52及び55は、
互いにケーブルにより接続されており(図示せず)、照
明ユニット54のLED53にも電源供給されている。
【0081】拡散板56は、想定される読取対象Aの面
(光軸Eに対して垂直な面上)に対して所定角度だけ傾
斜した傾斜面部56bを有している(図9参照)。この
傾斜面部56bの傾斜角度は、読取対象Aとなる携帯電
話機Bの液晶面の視野角内となるように設定されるもの
で、傾斜面部56bの垂直軸は読取対象Aの面に向かう
ように設定されている。その他の構成については第1の
実施形態と略同様のためその説明を省略する。
【0082】上記構成の作用について説明する。ユーザ
が携帯電話機Bの液晶面に表示された情報コードCを読
取らせるにあたり、図8に示すように、携帯電話機Bの
液晶面を読取口51に対して向ける(下方に向ける)。
【0083】制御回路14の制御信号に基づいてLED
53が読取対象Aに向けて光を照射する。プリント配線
基板52に実装されたLED53から照射される光は、
LEDの指向角に基づいて拡散され拡散板29に達する
ことで、拡散板29によりさらに拡散され、拡散板56
の開口部56aを介して読取対象Aに向けて照射され
る。
【0084】一方、プリント配線基板55に実装された
LED53からの光は、拡散板56を介して照射され
る。これらのLED53から照射される光の大部分は、
拡散板56の傾斜面部56bを透過し拡散されて光軸E
方向に向けて照射される。読取対象Aに表示された情報
コードCに反射した反射光は、鏡筒6内に設置された光
学的センサ24の受光部24aに達する。これにより情
報コードCを読取ることができる。
【0085】この場合、一般的に市販されている携帯電
話機Bの液晶面の光の反射特性は、白黒液晶およびカラ
ー液晶で違いが生じており、液晶毎に透過率,視野角,
開口率等が異なることで光学特性が異なることが発明者
らにより判明している。
【0086】そこで、2次元コードスキャナ50の最下
部の結像光学部32の周辺に配置された照射部(プリン
ト配線基板52,LED53,拡散板29)の他にも、
照明ユニット54が読取対象Aに対して斜め方向から光
軸E方向へ向けて照射することにより、特に白黒液晶に
表示された情報コードCの読取りがさらに良化すること
が発明者らにより確認されている。ただし、照明ユニッ
ト54のみの光では、カラー液晶面に表示された情報コ
ードCを読取る場合に、液晶の視野角が狭く、開口率
(液晶の全面積に対する光透過部分の面積の比)が小さ
い場合など、カラーフィルタ等による影響がある場合
に、情報コードCの明暗による読取りが不十分であるこ
とも確認されている。
【0087】この場合、結像光学部32の周辺に配置さ
れた照射部が光軸E周辺から光を照射すると、カラーフ
ィルタ等による光の減衰を抑えつつ液晶面で反射する情
報コードCによる明暗が明確な反射光を受光部24aに
て十分に受光することができる。
【0088】また、白色のLED53の光は、赤色のL
EDの光に比較して、携帯電話機Bのカラー液晶のカラ
ーフィルタによる減衰量が少ないため、情報コードCに
よる明暗が明確となる反射光がより多く受光部24aに
導かれ、より一層読取りを良化することができる。
【0089】このような第5の実施形態によれば、結像
光学部32の周辺に設けられた照射部の位置に対して読
取対象Aの側に離間した読取口51近傍に位置して読取
口51を取り囲むように照明ユニット54を設けたの
で、読取対象に対する光の照射量を増すことができ、よ
り一層読取りを良化することができる。
【0090】照明ユニット54が読取対象Aに対して斜
め方向から光軸E方向へ向けて照射するように設定され
ているので、特に白黒液晶に対する読取りを良化するこ
とができる。
【0091】プリント配線基板52に実装されたLED
53が照射する光はLED53の指向角に基づいて拡散
されて所定距離だけ離間した拡散板29に達するように
構成されているので、より均一化された光を読取対象A
に照射することができる。
【0092】尚、白色のLED53を使用することによ
り、読取対象Aが液晶表示装置Fのように鏡面反射する
ものに限らず、例えば赤色の背景の紙に対して黒色のバ
ーコードや2次元コードが印刷(カラーコード)されて
いたとしても読取ることができる。
【0093】(他の実施形態)上述実施形態において
は、結像レンズ30を光量低下防止手段31と受光部2
4aとの間に介在して設けた実施形態を示したが、これ
に限定されるものではなく、結像レンズ30を設けずに
ピンホールカメラの形態にして構成しても良い。
【0094】上述実施形態において、情報コードCの読
取りが鮮明であれば、誤り訂正処理は必要に応じて行え
ば良い。
【0095】上述実施形態においては、コード読取装置
として2次元コードスキャナ11に適用した実施形態に
ついて示したが、これに限定されるものではなく、当然
バーコードスキャナ等の1次元コードの読取機能を具え
たものに適用しても良い。
【0096】また、第3の実施形態においては、プリン
ト配線基板28および拡散板29には、結像光学部41
に対応して鏡筒40の外形に略一致して係合するように
基板貫通孔28cおよび拡散板貫通孔29cがそれぞれ
具えられLED22と共に照射部42を構成するように
したが、これに限定されるものではなく、第4の実施形
態において説明を行ったELパネル45により照射部を
構成するようにしてもよい。
【0097】この場合、結像光学部41の外径に略一致
して係合するようにして結像光学部41に対応したパネ
ル貫通孔をELパネル45に設け、このパネル貫通孔の
開口径が、鏡筒40(結像光学部41)の前端の外径よ
り大きく設定するようにし、ELパネル45を鏡筒40
(結像光学部41)の前端より受光部24a側に配置す
る。これにより、結像光学部37前端より読取対象A側
に面光源を配置する構成に比較して、ELパネル45に
よる光が結像光学部41前端から入射することを防止す
るため、情報コードCの読取りに不必要な光を極力低減
することができる。
【0098】第1実施形態においては、プリント配線基
板28とLED22と拡散板29とを鏡筒6の前端(結
像光学部32の前端)に設置されるように構成したが、
これに限定されるものではなく、LED22が実装され
たプリント配線基板28を鏡筒6の後端部すなわち受光
部24a近辺において鏡筒6の周囲に係合するように対
応して設置し、拡散板29を鏡筒6の前端に設置するよ
うに構成しても良い。この場合、拡散板29にφ1mm
程度の拡散板開口部を設ける必要がある。尚、効果があ
れば、拡散板開口部を開口絞りとして機能するように構
成してもよい。
【0099】第5の実施形態においては、LED53に
白色のLEDを使用したが、必要に応じて赤色のLED
を使用してもよい。
【0100】照射部は導光板を使用したものであっても
良い。
【0101】読取対象Aとして、反射型の液晶に適用し
て示したが、透過型,半透過型等の液晶にも適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す光学ホルダ内の
縦断側面と光学的センサが受光する読取対象における明
暗レベルとを示す図
【図2】光学ホルダ内を読取対象側からみた図
【図3】2次元コードスキャナの縦断側面図
【図4】2次元コードスキャナの電気的構成図
【図5】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図6】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図7】本発明の第4の実施形態を示す図1相当図
【図8】本発明の第5の実施形態を示す定置式2次元コ
ードスキャナの斜視図
【図9】2次元コードスキャナの断面図
【図10】図9における(a)G部分、(b)H部分、
(c)I部分の上視図
【図11】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
6,35,40は鏡筒、6a,40aは光制限部、11
は2次元コードスキャナ(コード読取装置)、18は光
学ホルダ、22はLED、24は光学的センサ、24a
は受光部、28はプリント配線基板、28a,34は基
板開口部(開口部)、28cは基板貫通孔、29は拡散
板、29aは拡散板開口部、29cは拡散板貫通孔、3
1は光量低下防止手段、32は結像光学部、33,3
6,42は照射部、40bは反射部(光量低下防止手
段)、40cは開口部、45はELパネル(面光源,光
量低下防止手段,照射部)、45aはパネル開口部、5
3は白色のLED、54は照明ユニット、56は拡散
板、56bは傾斜面部、Aは読取対象、Cは情報コー
ド、Fは液晶表示装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B072 AA02 CC21 CC24 DD02 GG07 LL07 LL13 LL18 MM02 MM12 MM18 5F041 AA07 EE25 FF11 5F088 AA01 BA16 BB02 BB03 EA04 JA12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取対象に対して光を照射する照射部
    と、前記読取対象からの反射光を受光する受光部と、前
    記読取対象からの反射光を前記受光部に導き前記受光部
    に結像させるための結像光学部とを具え、前記読取対象
    に位置する情報コードを読取るコード読取装置であっ
    て、 前記照射部が前記読取対象の表面に写り込むことによ
    り、写り込んだ前記照射部の像が重なった前記読取対象
    が、前記受光部に結像され、前記受光部に結像された像
    において写り込んだ前記結像光学部に対応した像領域の
    受光量が低下することによる影響を除去する光量低下防
    止手段を具えたことを特徴とするコード読取装置。
  2. 【請求項2】 前記照射部は、前記結像光学部の位置に
    対応する読取対象からの反射光を前記受光部に導くため
    の開口部を具えた面光源として構成され、 前記開口部の開口径が、前記結像光学部の開口径に対し
    て小さく設定され、 前記面光源は、前記光量低下防止手段として機能するこ
    とを特徴とする請求項1記載のコード読取装置。
  3. 【請求項3】 前記読取対象に位置する情報コードを所
    定の条件で読取る場合に、 前記受光部に結像した前記情報コードの像の面積に対す
    る、前記照射部用開口部が前記読取対象に写り込んだも
    のが前記受光部に結像した面積の比率が、前記情報コー
    ドが有する誤り訂正機能による誤り訂正可能面積比率を
    下回るように、前記開口部の開口面積が設定されている
    ことを特徴とする請求項2記載のコード読取装置。
  4. 【請求項4】 前記照射部を構成する前記面光源は、前
    記結像光学部周辺に設けられ、 前記面光源は、 前記結像光学部の光軸に略垂直な面上に読取対象に向け
    て照射されるように設けられる複数のLEDと、 これらの複数のLEDが実装されるプリント配線基板
    と、 前記結像光学部の位置に対応する読取対象からの反射光
    を前記受光部に導くための拡散板開口部を具え前記複数
    のLEDからの光を発光強度の照射方向依存性の少ない
    拡散光にするための拡散板とから構成されていることを
    特徴とする請求項2または3記載のコード読取装置。
  5. 【請求項5】 前記照射部を構成する前記面光源は、前
    記結像光学部前端より読取対象側に配置されるととも
    に、 前記面光源は、 複数のLEDと、 前記結像光学部の位置に対応する読取対象からの反射光
    を前記受光部に導くための前記照射部用開口部としての
    基板開口部を具え前記複数のLEDが実装されるプリン
    ト配線基板と、 前記結像光学部の位置に対応する読取対象からの反射光
    を前記受光部に導くための拡散板開口部を具え前記複数
    のLEDからの光を透過し拡散する拡散板と、 から構成されていることを特徴とする請求項2または3
    記載のコード読取装置。
  6. 【請求項6】 前記照射部を構成する前記面光源は、 前記照射部の位置に対して前記読取対象側に離間した読
    取口近傍にも読取口を取り囲むように補助照射部として
    設けられることを特徴とする請求項2ないし5の何れか
    に記載のコード読取装置。
  7. 【請求項7】 前記読取口近傍に設けられる補助照射部
    は読取対象に対して斜め方向から前記結像光学部の光軸
    方向へ向けて照射するように設定されていることを特徴
    とする請求項6記載のコード読取装置。
  8. 【請求項8】 前記照射部を構成する前記面光源は、前
    記結像光学部前端より読取対象側に配置されるととも
    に、 前記面光源は、 前記結像光学部の位置に対応する読取対象からの反射光
    を前記受光部に導くためのパネル開口部を具えたELパ
    ネルからなることを特徴とする請求項2または3記載の
    コード読取装置。
  9. 【請求項9】 前記基板開口部は、前記結像光学部に対
    する開口絞りとして機能することを特徴とする請求項5
    記載のコード読取装置。
  10. 【請求項10】 前記パネル開口部は、前記結像光学部
    に対する開口絞りとして機能することを特徴とする請求
    項8記載のコード読取装置。
  11. 【請求項11】 前記結像光学部は、当該結像光学部の
    読取対象側が前記照射部の照射光に対して明るい色に設
    定されていることにより、前記光量低下防止手段として
    機能することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに
    記載のコード読取装置。
  12. 【請求項12】 前記照射部を構成する前記面光源は、 複数のLEDと、 前記結像光学部に対応する基板貫通孔を具え前記複数の
    LEDを実装するプリント配線基板と、 前記結像光学部に対応する拡散板貫通孔を具え前記複数
    のLEDからの光を透過し拡散する拡散板とから構成さ
    れ、 前記基板貫通孔の開口径が、前記結像光学部の外形より
    大きく設定され、 前記面光源は、前記結像光学部前端より受光部側に配置
    されることを特徴とする請求項11記載のコード読取装
    置。
  13. 【請求項13】 前記照射部を構成する前記面光源は、 前記結像光学部に対応するパネル貫通孔を具えたELパ
    ネルから構成され、 前記パネル貫通孔の開口径が、前記結像光学部の外形よ
    り大きく設定され、 前記面光源は、前記結像光学部前端より受光部側に配置
    されることを特徴とする請求項11記載のコード読取装
    置。
  14. 【請求項14】 前記拡散板は、当該複数のLEDから
    照射される光が、隣り合うように配置されたLEDによ
    り照射される光と少なくとも一部が重なり合うように所
    定距離だけ前記LEDの設置位置から読取対象側に離間
    して設けられていることを特徴とする請求項4,5,1
    2の何れかに記載のコード読取装置。
  15. 【請求項15】 前記LEDは白色LEDであることを
    特徴とする請求項4,5,12,14の何れかに記載の
    コード読取装置。
JP2002054372A 2001-11-29 2002-02-28 コード読取装置 Expired - Fee Related JP3941543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054372A JP3941543B2 (ja) 2001-11-29 2002-02-28 コード読取装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-364540 2001-11-29
JP2001364540 2001-11-29
JP2002054372A JP3941543B2 (ja) 2001-11-29 2002-02-28 コード読取装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003228689A true JP2003228689A (ja) 2003-08-15
JP2003228689A5 JP2003228689A5 (ja) 2005-03-10
JP3941543B2 JP3941543B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=27759469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002054372A Expired - Fee Related JP3941543B2 (ja) 2001-11-29 2002-02-28 コード読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3941543B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1320666C (zh) * 2004-07-01 2007-06-06 友达光电股份有限公司 具有支撑件的发光二极管光源模组
JP2009512957A (ja) * 2005-10-24 2009-03-26 コグネックス テクノロジー アンド インベストメント コーポレイション シンボロジーリーダ用の組み込み型照明アセンブリ
JP2011224239A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Nintendo Co Ltd 情報処理システムおよび付属装置
JP2013505491A (ja) * 2009-09-17 2013-02-14 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 医療消耗品のための高密度バーコード
JP2014026371A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Denso Wave Inc 光学的情報読取装置
US9536124B1 (en) 2003-10-24 2017-01-03 Cognex Corporation Integrated illumination assembly for symbology reader
KR20170023141A (ko) * 2014-06-30 2017-03-02 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 이미징 판독기와 근접한 이동 통신 디바이스의 존재를 검출하고, 그러한 검출시에 디바이스 상에 디스플레이되는 전자 코드를 자동적으로 판독기가 판독하도록 구성하는 시스템 및 방법
JP2017091332A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 株式会社キーエンス 携帯型光学読取装置
KR20170121074A (ko) * 2016-04-22 2017-11-01 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 촬상 판독기 내부에 미리 결정된 각도 관계로 인쇄 회로 기판을 지지하기 위한 촬상 모듈, 및 조립 방법

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9536124B1 (en) 2003-10-24 2017-01-03 Cognex Corporation Integrated illumination assembly for symbology reader
CN1320666C (zh) * 2004-07-01 2007-06-06 友达光电股份有限公司 具有支撑件的发光二极管光源模组
JP2009512957A (ja) * 2005-10-24 2009-03-26 コグネックス テクノロジー アンド インベストメント コーポレイション シンボロジーリーダ用の組み込み型照明アセンブリ
JP2013505491A (ja) * 2009-09-17 2013-02-14 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 医療消耗品のための高密度バーコード
JP2011224239A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Nintendo Co Ltd 情報処理システムおよび付属装置
JP2014026371A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Denso Wave Inc 光学的情報読取装置
JP2017527002A (ja) * 2014-06-30 2017-09-14 シンボル テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー イメージングリーダに近接するモバイル通信装置の存在を検出し、その検出時に装置上に表示された電子コードを読み取るようにリーダを自動的に構成するシステム及び方法
KR20170023141A (ko) * 2014-06-30 2017-03-02 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 이미징 판독기와 근접한 이동 통신 디바이스의 존재를 검출하고, 그러한 검출시에 디바이스 상에 디스플레이되는 전자 코드를 자동적으로 판독기가 판독하도록 구성하는 시스템 및 방법
KR101962803B1 (ko) 2014-06-30 2019-03-28 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 이미징 판독기와 근접한 이동 통신 디바이스의 존재를 검출하고, 그러한 검출시에 디바이스 상에 디스플레이되는 전자 코드를 자동적으로 판독기가 판독하도록 구성하는 시스템 및 방법
JP2017091332A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 株式会社キーエンス 携帯型光学読取装置
KR20170121074A (ko) * 2016-04-22 2017-11-01 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 촬상 판독기 내부에 미리 결정된 각도 관계로 인쇄 회로 기판을 지지하기 위한 촬상 모듈, 및 조립 방법
KR20180137460A (ko) * 2016-04-22 2018-12-27 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 촬상 판독기 내부에 미리 결정된 각도 관계로 인쇄 회로 기판을 지지하기 위한 촬상 모듈, 및 조립 방법
KR101932152B1 (ko) 2016-04-22 2019-03-20 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 촬상 판독기 내부에 미리 결정된 각도 관계로 인쇄 회로 기판을 지지하기 위한 촬상 모듈, 및 조립 방법
KR102110695B1 (ko) 2016-04-22 2020-05-13 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 촬상 판독기 내부에 미리 결정된 각도 관계로 인쇄 회로 기판을 지지하기 위한 촬상 모듈, 및 조립 방법
KR20200052862A (ko) * 2016-04-22 2020-05-15 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 촬상 판독기 내부에 미리 결정된 각도 관계로 인쇄 회로 기판을 지지하기 위한 촬상 모듈, 및 조립 방법
KR102227867B1 (ko) 2016-04-22 2021-03-12 심볼 테크놀로지스, 엘엘씨 촬상 판독기 내부에 미리 결정된 각도 관계로 인쇄 회로 기판을 지지하기 위한 촬상 모듈, 및 조립 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3941543B2 (ja) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050194447A1 (en) System and method for illuminating and reading optical codes imprinted or displayed on reflective surfaces
JP7176589B2 (ja) 情報読取装置
US6039256A (en) Optical information reading apparatus having dust-proof plate
JP2009250705A (ja) 照度センサ用光案内機構及び携帯電話機
JPH08329180A (ja) データシンボル読み取り装置
KR100499616B1 (ko) 조명장치 및 화상판독장치
JP3941543B2 (ja) コード読取装置
JP2005065228A (ja) 単一の側に設けられたランプを用いて透過型及び反射型の走査を行うことができるデュアルモードスキャナ
US9172836B2 (en) Optical scanner illumination system and method
JP4216667B2 (ja) 撮像装置
JP5920550B1 (ja) 据置型情報コード読取装置
TWI690855B (zh) 光學資訊讀取裝置
JP3675398B2 (ja) 光学的情報読み取り装置
EP3588928B1 (en) Reading device
US11501098B2 (en) Information code reader
JP7425281B2 (ja) 情報コード読取装置
CN214670622U (zh) 一种防光干扰的光扫描器
JPH09231304A (ja) コード読取装置
JP2003228688A (ja) 光学的情報読取装置
JP2002125093A (ja) 光学式読み取り装置
US20030184869A1 (en) Light focusing and dispersing apparatus of light source module
JPH08315062A (ja) 2次元シンボル読取装置
JP4733557B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
KR101433001B1 (ko) 고품질 스캐너
JP2003099707A (ja) 光学的情報読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040407

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees