JP2003228131A - 背面投写型表示装置 - Google Patents

背面投写型表示装置

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JP2003228131A
JP2003228131A JP2002028968A JP2002028968A JP2003228131A JP 2003228131 A JP2003228131 A JP 2003228131A JP 2002028968 A JP2002028968 A JP 2002028968A JP 2002028968 A JP2002028968 A JP 2002028968A JP 2003228131 A JP2003228131 A JP 2003228131A
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JP
Japan
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screen
sin
display device
fresnel lens
rear projection
Prior art date
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Application number
JP2002028968A
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Inventor
Kazuhiro Arai
一弘 新井
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な薄型化が可能であり、しかも良好な投写
画像を得ることができる背面投写型表示装置を提供す
る。 【解決手段】画像光をスクリーンに背面投写する構成に
おいて、以下の条件式を満足することを特徴とする。 i≒sin-1[nsin〔θ−sin-1{sin(θ+α)/
n}〕] 但し、 i:スクリーン上端部への主光線の入射角度 n:スクリーンを形成するフレネルレンズの素材の屈折
率 θ:スクリーンを形成するフレネルレンズのブレーズ限
界角度 α:スクリーン上端部からの主光線の射出角度 である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、背面投写型表示装
置に関するものであり、特に、斜め投写光学系における
スクリーンの最適な条件に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、背面投写型表示装置における
フレネルスクリーンの設計については、スクリーン面上
から射出される射出光の主光線の向きを、スクリーン面
に対して全て垂直とするか、或いは観察者位置を集光ポ
イントとして一律に集光させるといった、簡易な手法が
用いられていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、背面投
写型表示装置の薄型化を実現するため、画像光をスクリ
ーンの背面に斜め投写する、いわゆる斜め投写光学系を
用いた場合は、スクリーン製作上の制約もあって、単に
集光ポイントを設計目標としただけでは、スクリーン系
として実現不可能な場合も生じていた。 【0004】本発明は、このような問題点に鑑み、十分
な薄型化が可能であり、しかも良好な投写画像を得るこ
とができる背面投写型表示装置を提供することを目的と
する。具体的には、40〜60インチの背面投写型表示
装置の集光ポイントについて最適な設計を行い、特に斜
め投写光学系の設計を行う場合のスクリーン上端への入
射角度を限定するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、画像光をスクリーンに背面投写する構
成において、以下の条件式を満足することを特徴とす
る。 i≒sin-1[nsin〔θ−sin-1{sin(θ+α)/
n}〕] 但し、 i:スクリーン上端部への主光線の入射角度 n:スクリーンを形成するフレネルレンズの素材の屈折
率 θ:スクリーンを形成するフレネルレンズのブレーズ限
界角度 α:スクリーン上端部からの主光線の射出角度 である。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の背
面投写型表示装置の一実施形態に係る、集光ポイント設
定方法について模式的に示す図である。同図において、
Sは画像光が背面投写されるスクリーン、Pはスクリー
ンSからの射出光Loが光軸上で集光する集光ポイント
である。そして、スクリーンSにおける画面垂直方向高
さをhとおく。 【0007】一般に、背面投写型表示装置のフレネルレ
ンズ設計では、画面中央部に比べて上下端部が暗くな
る、いわゆるホットバー現象の発生を抑制するため、観
察位置やディスプレイの設置環境に応じて、同図に示す
ように、スクリーンSの前方Xh(Xは3〜15)即ち
3h〜15hの位置に集光ポイントPを設定する。同図
では特に15hのポイントを図示している。 【0008】ここで、従来の投写光学系では、同図に示
したような設定を行うことは容易であるが、薄型化を目
的とした斜め投写光学系では、後述するフレネルレンズ
のブレーズ角度の制約を受けるので、集光ポイントを任
意のポイントに設定することは困難となる。そこで、フ
レネルレンズの設定を適切に行うためには、予め、斜め
投写光学系によるスクリーン上端部への入射角度を制限
する必要がある。 【0009】ところで、背面投写型表示装置のスクリー
ンの構成としては、基本的に以下の2つのパターンが考
えられる。一つには、拡散スクリーンの裏面にフレネル
スクリーンが構成されている、単体のスクリーンがあ
る。もう一つには、拡散スクリーンの他に透明フレネル
スクリーンが使用され、それら2枚でスクリーンが構成
されるものがある。本実施形態では、後者の透明フレネ
ルスクリーンを使用する構成としているが、原理的には
前者の拡散スクリーンと一体になったものでも適用でき
る。 【0010】図2は、スクリーンに対する入射光と射出
光の関係を模式的に示す図である。同図では、スクリー
ンS上端部への入射光をLiとし、主光線の入射角度を
iとおく。また、スクリーンS上端部からの射出光をL
oとし、主光線の射出角度をαとおく。これらの角度
は、いずれも水平線より下側を正としている。さらに、
同図におけるスクリーン上端部のA部詳細を図3に示
す。 【0011】図3では、上記スクリーンSにおけるフレ
ネルレンズFの詳細な構成を示している。同図に示すよ
うに、フレネルレンズFのブレーズ限界角度をθとお
く。また、フレネルレンズF内部の透過光Ltがブレー
ズ面aに入射するときの主光線の入射角度をj’とお
き、ブレーズ面aから射出する主光線(Loの主光線に
一致)の射出角度をjとおく。一方、フレネルレンズF
の背面bに入射する入射光Liの主光線の入射角度は上
記定義の如くiであり、背面bから射出する透過光Lt
の主光線の射出角度をi’とおく。ここで、フレネルレ
ンズFの素材の屈折率をnとし、周囲の空気の屈折率を
no=1とする。 【0012】このとき、以下の式が成り立つ。まず、ス
ネルの法則より、入射側から見て、 nsini’=sini i’=sin-1(sini/n) (1) となる。また、射出側から見て、 sinj=nsinj’ j’=sin-1(sinj/n) (2) となる。 【0013】ここで図より、 i’+j’=θ,j=θ+α であるから、式(1),(2)より、 sin-1(sini/n)+sin-1{sin(θ+α)/n)=θ sin-1(sini/n)=θ−sin-1{sin(θ+α)/n} (3) となる。 【0014】最後に、式(3)両辺の正弦を求めて変形
すると、 sin{sin-1(sini/n)}=sin〔θ−sin-1{sin(θ+α)/n}〕 sini/n=sin〔θ−sin-1{sin(θ+α)/n}〕 sini=nsin〔θ−sin-1{sin(θ+α)/n}〕 ∴ i=sin-1[nsin〔θ−sin-1{sin(θ+α)/n}〕] (4) となる。故に、スクリーン上端部への入射角度を以下の
条件で設計すればよい。 i≒sin-1[nsin〔θ−sin-1{sin(θ+α)/
n}〕] 【0015】ところで、本実施形態は、50型(16:
9)スクリ−ンの集光ポイントを15hに設定する場合
を想定しており、図2に示したように、 tanα=(1/2)h/(Xh)=1/(2X) となり、X=15であるから、 α=tan-1{1/(2X)}=tan-1{1/30}≒1.
9° となる。 【0016】また、フレネルレンズのブレーズ限界角度
θ=72°、フレネルレンズの素材の屈折率n=1.5
とした場合、射出角度α=1.9°を実現するために
は、式(4)より、スクリーン上端部への主光線の入射
角度をi=53°以下にすれば良い。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
十分な薄型化が可能であり、しかも良好な投写画像を得
ることができる背面投写型表示装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の背面投写型表示装置の一実施形態に係
る、集光ポイント設定方法について模式的に示す図。 【図2】スクリーンに対する入射光と射出光の関係を模
式的に示す図。 【図3】図2におけるスクリーン上端部のA部詳細を示
す図。 【符号の説明】 S スクリーン P 集光ポイント F フレネルレンズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 画像光をスクリーンに背面投写する背面
    投写型表示装置において、以下の条件式を満足すること
    を特徴とする背面投写型表示装置。 i≒sin-1[nsin〔θ−sin-1{sin(θ+α)/
    n}〕] 但し、 i:スクリーン上端部への主光線の入射角度 n:スクリーンを形成するフレネルレンズの素材の屈折
    率 θ:スクリーンを形成するフレネルレンズのブレーズ限
    界角度 α:スクリーン上端部からの主光線の射出角度 である。
JP2002028968A 2002-02-06 2002-02-06 背面投写型表示装置 Pending JP2003228131A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005036260A1 (ja) * 2003-10-14 2007-11-22 凸版印刷株式会社 フレネルレンズ及び透過型スクリーン、並びにこれらを用いた背面投写型ディスプレイ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005036260A1 (ja) * 2003-10-14 2007-11-22 凸版印刷株式会社 フレネルレンズ及び透過型スクリーン、並びにこれらを用いた背面投写型ディスプレイ装置
JP4556872B2 (ja) * 2003-10-14 2010-10-06 凸版印刷株式会社 フレネルレンズ及び透過型スクリーンを用いた背面投写型ディスプレイ装置

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