JP2003227813A - キャピラリー電気泳動装置 - Google Patents

キャピラリー電気泳動装置

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JP2003227813A JP2003056513A JP2003056513A JP2003227813A JP 2003227813 A JP2003227813 A JP 2003227813A JP 2003056513 A JP2003056513 A JP 2003056513A JP 2003056513 A JP2003056513 A JP 2003056513A JP 2003227813 A JP2003227813 A JP 2003227813A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度調整、試料注入の操作が容易で、迅速、
高精度なキャピラリー電気泳動装置を提供する。 【解決手段】 48本のキャピラリー90の各端をキャ
ピラリー保持具91及び92に固定して、試料注入端9
0a、試料流出端90bの両端を切断して揃え、試料流
出端90bを92とともに、シースフローセル83の下
部に取り付ける。92にはの外側に各々ダミーガラス棒
93を90の間隔と同じ間隔で取り付ける。シース液
は、シース液容器80からチューブ81を介し、シース
フローセル固定用保持具82、フローセル83、シース
フローセル固定用保持具84を通り、チューブ85を介
して廃液容器86に流れ込む流路を流れ、90から流出
する試料は90bの近傍に照射されるレーザ光で励起さ
れ蛍光により検出される。 【効果】 キャピラリーを殆ど曲げる必要がなくシース
流中にノイズ成分が残留しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDNA、蛋白質等を
分離分析するキャピラリー電気泳動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DNA、蛋白質等の分析技術は、遺伝子
解析や遺伝子診断を含む医学、生物学の分野で重要で、
特に最近では、高スループットのDNA解析装置の開発
が進んでいる。これらの解析は主にゲル電気泳動によっ
て行なわれている。ゲル電気泳動は電気泳動の分離媒体
にゲル状物質を使う方法で、通常、レーザを泳動する試
料に照射して、試料を標識する蛍光標識から誘起された
蛍光を検出する。例えば、測定試料がDNAの場合、蛍
光標識したDNAを調製し、2枚のガラス板の間に形成
したアクリルアミドゲル(平板ゲル)の上端に蛍光標識
DNA試料を注入する。その後、ゲルの両端に電界を印
加して試料DNAの各成分(断片)を分子量分離しなが
ら下端方向に泳動させ、各成分が一定距離だけ泳動した
上端から所定の位置をレーザで照射し、所定の位置を通
過する各成分からの蛍光を検出する。この結果を解析す
ることによりDNA塩基配列を決定したり、制限酵素断
片の多型性を識別できる。最近では平板ゲルに替わり、
石英毛細管(キャピラリー)内にゲルを重合させたキャ
ピラリーゲルが用いられるようになった。キャピラリー
ゲル電気泳動は、平板ゲル電気泳動と比較して大きな電
界を加えられるため、高速、高分離が可能な方法として
注目を集めている。通常、キャピラリーゲル電気泳動装
置では、1本のキャピラリー管を用い、その下端近傍の
キャピラリー中をレーザ照射し、蛍光検出するオンカラ
ム計測を行なっている(ぶんせき、342頁(199
5))。 また、スループットの向上を目的とし、キャ
ピラリー複数本をアレイ化して多くの試料を同時に分析
するキャピラリーアレイゲル電気泳動装置が報告されて
いる。第1の例では、複数のキャピラリーアレイを順次
移動させ、キャピラリーを1本ずつ順番にレーザ照射
し、オンカラム蛍光計測するものである(Analyt
ical Biochemistry、215、163
−170(1993))。第2の例では、特開平06−
138037号公報に記載のように、シースフローを利
用した方式である。この装置ではキャピラリーアレイ下
端をシース液中に浸し、ゲル電気泳動によって分子量分
離された試料成分をそのままシース液中に溶出させ、キ
ャピラリーの存在しない部分で試料成分からの蛍光を検
出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】キャピラリーゲル電気
泳動では、上部に開口を有する電極槽(正極、負極)内
の電解液にキャピラリーの両端をそれぞれ直接挿入し、
電圧を印加する。同様に測定試料をキャピラリーゲル内
に注入する際にも、上部に開口を有するサンプルチュー
ブ等の容器内に測定試料液を入れ、キャピラリーの一端
を直接測定試料液に接触させ、他端との間に電圧を印加
する。つまり、試料注入端のキャピラリーは、電極槽内
の電解液またはサンプル容器内の測定試料液に対してほ
ぼ垂直上方に配置され、ほぼ垂直に挿入される。同様
に、キャピラリーの他端は、キャピラリーが途中で折り
曲げられ、電極槽内の電解液にほぼ垂直に挿入される配
置を採る。測定試料のキャピラリー内での移動方向は、
キャピラリーの注入端ではまず垂直上方に移動し、キャ
ピラリーの他端では逆に垂直下方に移動し、移動方向が
反転する。この配置により、キャピラリーそのものがピ
ペットの代わりになり、試料液のキャピラリーへの注入
が容易になる。しかし、キャピラリーを屈曲させるた
め、使用できるキャピラリーの長さがある程度必要であ
り、例えば、キャピラリー全長を20cm以下にするこ
とが困難になり、高速の電気泳動に不適となるという問
題がある。また、キャピラリーを複数本並べて使用する
場合、キャピラリー群は3次元の空間配置にならざるを
得ず、キャピラリー群の温度調節には空気循環するしか
なく装置構造が大きくなるという問題がある。さらにゲ
ルキャピラリーの屈曲により、分離性能の低下の可能性
もある。また、一般にキャピラリーは褐色のポリイミド
で被覆されており、アルゴンレーザ光等を励起光とする
蛍光検出時等にポリイミドが蛍光を発し、背景光とな
り、測定感度が低下しやすいという問題がある。さら
に、シースフローを使ったキャピラリーアレイ装置で
は、シース液中のゴミまたは気泡がノイズになる可能性
があり、取り付け時、測定時に注意が必要である。本発
明の目的は、上記の問題を解決し、温度調整、試料注入
の操作が容易で、迅速、高精度なキャピラリー電気泳動
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、各キャピ
ラリーの試料注入端の向きをほぼ垂直に保ち、キャピラ
リーの折り曲げ、特に折り返しのない構造とすることで
達成される。詳しくは、試料注入端のキャピラリーは電
極槽内の電解液またはサンプル容器内の測定試料液に、
ほぼ垂直上方から挿入されるような配置とし、さらに、
試料注入端を除くキャピラリーの任意の位置でのキャピ
ラリーの中心軸と、試料注入端のキャピラリーの中心軸
とが成す角度を±90°以内、より好ましくは、キャピ
ラリーの試料注入端と試料流出端でのキャピラリーの中
心軸をほぼ平行とする構成とする。即ち、試料流出端の
位置を試料注入端より高い位置として、試料注入端が垂
直下方に向き、試料流出端が垂直上方に向いた配置とす
る。このような構成により、単一のキャピラリー、又は
複数のキャピラリーを大きく屈曲させることなく配置で
き、試料は下方から垂直上方に移動し、泳動分離でき
る。
【0005】複数のキャピラリーの各一端(試料流出
端)をシースフローセル中に一直線状に配列させて終端
させ、シースフローセル中でキャピラリー内で分離泳動
された成分を計測する電気泳動装置においても、上述と
同様のキャピラリーの配置をとり、シースフローセルの
下部近傍にキャピラリーの試料流出端の終端面がセル上
方に面して配置され、シースフロー流がセルの下部から
セルの上部に向けて流れる構成とする。また、複数のキ
ャピラリーの長さ方向の大部分をほぼ垂直平面内に配置
し、各キャピラリーの試料注入端を下方に配置し、試料
を上方へ泳動させ、試料の泳動方向を反転させない構成
とする。さらに、キャピラリーの被覆を黒色にして、レ
ーザ光の散乱光又は反射光によるキャピラリーからの蛍
光の発生を防止し、背景光強度を小さくし高感度な検出
ができる。
【0006】さらに詳細に本発明の特徴を説明すると、
本発明のキャピラリー電気泳動装置では、泳動媒体が充
填され、試料が注入される第1の端部と試料に含まれる
成分が流出する第2の端部を有する複数のキャピラリー
と、第2の端部が第1の所定の間隔で直線状に配置され
て終端するシースフローセルと、シースフロー液をシー
スフローセルの下部から上部に流す手段と、シースフロ
ーセル中でキャピラリー内を泳動して分離した成分を第
2の端部の近傍で検出する手段とを有し、シースフロー
液がシースフローセルの下部から上部に流れることを特
徴とする。さらにこのキャピラリー電気泳動装置におい
て、キャピラリーの長さの大部分がほぼ同一平面内に配
置すること、シースフローセルの内部に複数のキャピラ
リーの第2の端部の配列に隣接して、キャピラリーとほ
ぼ同寸法の外形を有する細管又は棒状体が、第1の所定
の間隔で複数配置されること、泳動媒体がアクリルアミ
ドゲル、ポリマー、ポリマーゲルの何れかであること、
第1の端部が第2の端部の下方に配置されること、第1
の端部の配列する第2の所定の間隔で直線状に配置さ
れ、第1の端部の配列と平行して配置される複数の試料
を各々分離して収納する容器を有すること、第1の端部
の配列する第2の所定の間隔で直線状に配置され、第1
の端部の配列と平行して配置される複数の試料を各々分
離して収納する容器を有する試料容器を具備し、試料容
器を移動する手段を有することに特徴がある。
【0007】さらに、本発明のキャピラリー電気泳動装
置は、試料分離部がキャピラリーであるキャピラリー電
気泳動装置において、キャピラリーの試料注入端を除く
キャピラリーの位置でのキャピラリーの中心軸と、試料
注入端のキャピラリーの中心軸とが成す角度が±90°
以内であること、キャピラリーの試料注入端と試料流出
端でのキャピラリーの中心軸の方向をほぼ平行とし、試
料の注入方向と試料のキャピラリーからの流出方向がほ
ぼ一致すること、キャピラリーの試料注入端でのキャピ
ラリーの中心軸の方向と試料流出端でのキャピラリーの
中心軸の方向とが交叉し、試料の注入方向と試料のキャ
ピラリーからの流出方向が交叉する(交叉する角度は1
80°に近い方が複数のキャピラリーを小さい空間に収
納でき、温度制御を簡単な方法で行なうことができ、複
数のキャピラリーをほぼ同一温度に保持できる)ことに
特徴がある。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下では、ゲルを充
填した複数のキャピラリー(即ち、キャピラリーアレ
イ)を使い、シースフローセル内で試料を標識する蛍光
体から蛍光を計測する方式で、DNAの塩基配列を決定
する装置及び方法について説明する。DNAシーケンシ
ング用の試料(蛍光標識されたDNA断片(蛍光標識D
NA断片))を調製する。1本の泳動路(ゲルキャピラ
リー)で蛍光標識DNA断片の末端塩基種を識別するた
めに、末端塩基種が各々A、C、G、TであるA、C、
G、T断片群を得るため互いに異なる蛍光体(蛍光体F
A、FC、FG、FT)で標識する。そこでA、C、
G、T断片群毎に、蛍光極大波長が各々、約550n
m、約520nm、575nm、605nmの蛍光体を
標識したプライマー(各々、プライマーA、プライマー
C、プライマーG、プライマーTと略記)を使用する。
これら標識されたプライマーを使用し、周知のサンガー
(Sanger)らのジデオキシ法により、DNAポリ
メラーゼ反応を各々行ない、蛍光標識DNA断片を調製
する。これらの4つの断片群は最終的に単一サンプルチ
ューブに入れて混合し、エタノール沈殿処理の後、脱イ
オン化ホルムアミド(1/10量のトリス緩衝液を含
む)に溶解させ、試料液とした。ゲルキャピラリーへの
注入前に試料液90℃で2分間加熱して熱変性させ、そ
の後すぐに氷冷し、キャピラリーの試料注入端への注入
操作に使用する。なお、蛍光標識をプライマーにではな
く、ターミネータに標識して試料を調製しても同様の処
理を行ない試料注入端への注入操作に使用する。
【0009】次に、装置について説明する。図1はキャ
ピラリーアレイ、及び蛍光測定部となるシースフローセ
ル部の構成と配置を示す図である。内部にゲルを充填し
たキャピラリーを48本用い(以下に図では簡単のため
に、その一部の本数のみを示す、また液体をシールする
ためのOリング等の部品等は省略している。)、一端を
一直線状に揃えて並べたキャピラリーアレイを作製す
る。ここで使用するキャピラリーは種々の内外径のもの
が使用できるが、例えば、内径0.075mm、外径
0.2mm、長さ約20cmのものを使用し、周知の方
法でその内部にアクリルアミドゲルを充填して使用す
る。ゲル濃度は4%T((アクリルアミド+ビスアクリ
ルアミド)の全溶液量に対する比率)、5%C(ビスア
クリルアミドの(アクリルアミド+ビスアクリルアミ
ド)に対する比率)とする。なお、キャピラリーはその
表面に折り曲げ時の破損を防ぐ等の目的でポリイミドコ
ーティングがされているが、ここでは、ポリイミドにカ
ーボンを混入させる等して黒色のコーティングをしたも
のを使用する。キャピラリー保持具91及び92には各
々2.25mm間隔及び0.4mm間隔の取付溝を形成
してあり、キャピラリー同士の間隔を揃え、キャピラリ
ーアレイの取付等を容易にするために使う。まず、48
本のキャピラリー90を同一平面上に並べ、各端をキャ
ピラリー保持具91及び92に固定して、一端が2.2
5mm間隔、他端が0.4mm間隔に保持して、キャピ
ラリーの両端を切断して揃える。2.25mm間隔に固
定されたキャピラリー端90aは試料注入側の端であ
り、反対側のキャピラリー端90bは泳動分離された試
料断片が流出される試料流出側の端である。キャピラリ
ー端90bはキャピラリー保持具92とともに、シース
フローセルの下部に取り付けられる。キャピラリー保持
具92には48本のキャピラリー90の外側に、各々6
本ずつダミーガラス棒93をキャピラリー90bの間隔
と同じ間隔で取り付けた。このダミーガラス棒93はキ
ャピラリー90のキャピラリー端90bの個々の環境を
全て同じするために設けたもので、キャピラリー90と
ほぼ同等の外径を持っていればよい。ここではキャピラ
リー90と同じ寸法のキャピラリーを用い、その内部を
固形物で埋めて使用した。ダミーガラス棒93の数はシ
ースフローセルの流路の断面の幅に依存し、幅全体にキ
ャピラリーが均一に存在するように調整する。このダミ
ーガラス棒93により、キャピラリー端90bの個々の
シースフローの環境が全て同じになり、キャピラリー9
0の1本目から48本目までのキャピラリー端90bで
安定した均一の流れを形成できる。
【0010】シースフローセル部は、流路の断面が0.
22mm×24.2mmである、石英ガラス製のシース
フローセル83、その上下をシースフローセル固定用の
保持具82、84で固定したものである。保持具82、
84はシース用の液体(シース液)が流れるような空間
を有する。シース液にはアクリルアミドゲルを調製した
ものと同等の緩衝液を使用する。シース液は、シース液
容器80からチューブ81を介し、保持具82、フロー
セル83、保持具84を通り、チューブ85を介して廃
液容器86に流れ込むという流路を流れる。シース液容
器80を廃液容器86より高く配置することで、流路を
シース液がサイホンの原理でゆっくりと安定に流れ、キ
ャピラリー端90bの近傍にシースフローが形成され
る。キャピラリー90のシースフローセル部への取付
は、キャピラリー端90bの端面の乾燥によるダメージ
を可能な限り低減するため、シースフローセル内部をシ
ース液で満たした後に行う。キャピラリー端90aの端
面も乾燥によるダメージを可能な限り低減するため、キ
ャピラリーを切断した後は、緩衝液中に保持する。
【0011】図2は図1に示すキャピラリーアレイを使
った電気泳動装置の構成図である。キャピラリー保持具
92、キャピラリー90、キャピラリー保持具91、シ
ースフローセル83等は平面内に配置され、シースフロ
ーセル83の側が上部になるように垂直に立てて固定さ
れて、シースフローセル83内をシース液は下から上方
に流れる。キャピラリー90の下部には、1列に並んだ
キャピラリー端90aの間隔と同じ間隔に形成された4
8個のウエルを有する試料容器100(各ウエルには測
定する試料液が収納される)、及び緩衝液が収納される
電極槽101、洗浄液が収納される洗浄液槽102が並
び、移動台103により上下、左右(試料容器100、
及び電極槽101、洗浄液槽102が並ぶ方向、即ち複
数のキャピラリー90が成す面とほぼ直交する方向)に
移動させ、キャピラリー端90aを目的によって試料
液、緩衝液、洗浄液に挿入、着脱できる(図2では、移
動台103の移動駆動系は省略してある)。試料容器1
00の48個のウエル内に測定用の試料液をピペットで
注入する。電極槽101には緩衝液を、洗浄液槽102
には洗浄液として蒸留水を注入する。まず、移動台10
3を移動駆動系(図2では、移動駆動系は省略してあ
る)により移動し、キャピラリー端90aを洗浄液槽1
02の上部に置き、移動台103を上下させて洗浄液槽
102内に浸しキャピラリー端90a端に付着している
可能性のあるゴミや緩衝液等を洗浄する。次いで、移動
台103を移動駆動系により移動し、キャピラリー端9
0aを試料容器100の上部に置き、移動台103を上
下させて試料容器100内の試料液をキャピラリー端9
0aに接触させ、試料液側に25V/cmの電界強度と
なる電圧−500V、シースフローセル83内のシース
液側を0Vにして電圧を印加し、キャピラリー端90a
内に試料を注入する。なお、図2では正極、負極の電極
及び高電圧電源を省略している。試料容器100の48
穴のウエル毎に配置した白金電極、又は試料容器をステ
ンレスで作製して試料容器そのものを正極の電極とす
る。ステンレスで作製して保持具84そのもの、又はシ
ースフローセル83内の上部に配置した白金電極、又は
廃液容器86内に配置した白金電極を負極の電極とす
る。
【0012】キャピラリー端90a内への試料注入後、
移動台103を移動駆動系により移動し、キャピラリー
端90aを電極槽101の上部に置き、移動台103を
上下させてキャピラリー端90aを電極槽101に移し
て緩衝液中に挿入する。電極槽101内の緩衝液中に保
持された白金電極に電圧を印加する。印加する電圧は最
初の5分間を25V/cmの電界強度となる電圧−50
0Vで、次に100V/cmの電界強度となる電圧−2
000Vとする。電気泳動の結果、DNA断片が分子量
毎に分離してキャピラリー端90bからシースフローセ
ル中に溶出する。この溶出されるDNA断片をシースフ
ロー状態で蛍光計測する。キャピラリー端90bの近傍
にシースフローを形成するので、各キャピラリー端90
bから溶出するDNA断片同士が混じらないで流れる。
この結果、48試料を別々に各キャピラリーへ同時注入
して同時に電気泳動し、蛍光計測ができる。また、試料
の注入は、予め、試料容器100に試料液を入れておけ
ば、従来の平板ゲルを使用する場合のようにさらにピペ
ッティングにより1試料ずつ手操作で行う必要が無くな
り、操作性を向上できる。次に、蛍光測定法について説
明する。試料を励起するための光源として、2種のレー
ザ装置(波長488nmのアルゴンレーザ装置108、
波長532nmのYAGレーザ装置107)を使用し、
ミラー109とダイクロイックミラー110によりアル
ゴンレーザ光112とYAGレーザ光111を同軸にし
て、1本のレーザ光113として、シースフローセル8
3に焦点距離が約80mmのレンズ(図示せず)で絞っ
て照射した。蛍光標識から生じる蛍光は、集光レンズ1
14、4種の分光フィルタ115a〜d、像分割プリズ
ム116、結像レンズ117により、2次元検出器11
8に結像させ、電気泳動によって分離される各試料のD
NA断片からの蛍光強度の時間波形をデータ処理ユニッ
ト119で解析する構成である。
【0013】蛍光像の検出について、蛍光検出、色分離
部の構成を示す図3により説明する。蛍光発光点220
から発する蛍光を、集光レンズ114により集光し、像
分割プリズム116により4つに分割し、結像レンズ1
17により、各々結像(221a〜b)させる。この
際、4種の分光フィルタ115a〜dを像分割プリズム
の前面、又は後面に配置することで、各々分割された光
が別々の波長成分となる。図3では、1つの蛍光発光点
220について説明したが、全ての発光点についても同
様にして、全ての蛍光発光点からの蛍光が各々同時に分
割され各々分割された光が別々の波長成分となる。以上
説明した蛍光像の検出では、レーザ光走査や検出器の機
械的走査をして蛍光検出する場合のように時間分割して
蛍光検出しないので、蛍光強度の測定間隔が長くなるこ
とは無く、高速に計測でき、リアルタイムで連続的に計
測できる。また、像分割プリズムの前に集光レンズを配
置するので蛍光の集光効率が向上し、検出感度が向上す
る。集光レンズの代わりに円筒レンズを使うこともで
き、1方向のみの光を集光するので通常の凸レンズを使
う場合に比べて効率は約半分になるが、使わない場合に
比べ大幅に検出感度を向上できる。また像分割プリズム
を使う場合、蛍光発光点の位置がずれると分割される像
の強度の比率が大きく変動する。平板ゲルを使う場合
は、ゲルの発熱等により、ゲルに入射したレーザ光の進
行方向が曲がって蛍光発光点の位置がずれ、測定精度が
低下しやすいという問題があるが、本実施例の場合、レ
ーザ光は水溶液中を通るのでレーザ光は曲がることなく
一定位置を照射するので従来に比べ測定精度が向上す
る。なお本実施例では、キャピラリーの被覆の色を黒色
にするので、レーザ光の散乱光又は反射光がキャピラリ
ーに照射されても殆ど蛍光を出さないため、背景光強度
が増大せず高感度な検出ができる。4種の分光フィルタ
115a〜dを、各々蛍光体FA、FC、FG、FTか
らの蛍光を透過するように調整して、A、C、G、T断
片群を識別して計測できる。但し実際には、蛍光体F
A、FC、FG、FTからの蛍光はブロードであり、4
種の蛍光体からの蛍光が重なり合っているので、この重
なりを補正して蛍光体FA、FC、FG、FT単独の蛍
光強度の時間波形が得られる。この時間波形は各々T、
G、A、C断片の泳動スペクトルを与え、通常の方法に
よりDNAの塩基配列が決定できる。
【0014】なお、レーザ光113は、レンズにより絞
って照射するが、焦点距離が約80mmのレンズを使用
するので、キャピラリーアレイの幅(本実施例では約2
0mm)全体に渡って均一に照射できる。本実施例では
以下に説明する各種の変形例が可能である。レーザ光は
同軸にしないで照射できるが、同軸にした場合、2本の
レーザ光が同一個所を照射するので、各々のレーザで励
起されるDNA断片の泳動距離が一定になるので泳動時
間のずれがなくなり、解析精度が向上する。両方のレー
ザ光波長に吸収のある蛍光体の場合、同軸にすると、励
起光強度が増大することになり検出感度が向上する。な
お、1種のみのレーザでも測定は可能である。さらに、
2種の波長のレーザ光を使う場合、レーザ光は平行にず
らして照射してもよい。例えばArレーザ光による水の
ラマン波長が別の波長のレーザで励起できる蛍光体から
の蛍光波長に近い場合に、水のラマン光強度がノイズと
なって測定感度が悪くなるが、2種の波長のレーザ光を
平行にずらし、別々の位置で蛍光強度を測定してこのよ
うなラマン光強度の影響を防止できる。
【0015】本実施例での泳動条件(泳動電圧、時間、
ゲル濃度)、キャピラリーの数、長さ、太さ、キャピラ
リーアレイの上下端の間隔、試料容器の形状(ウエルの
数、間隔、材質を含む)等は種々変更可能である。本実
施例ではキャピラリー端90aは1列であるが、キャピ
ラリー端端90aの部分近傍のみを2列又はそれ以上の
列にすることもでき、この場合、試料容器の形状もキャ
ピラリー端端90aの列に合わせて変更すればよい。さ
らに、本実施例の装置は、DNA塩基配列決定のみでな
く、DNAの制限酵素断片の多型性等のDNA断片一般
の検出・診断に使用できる。蛍光検出の際に、像分割プ
リズムを用いず分光フィルタを1色(1種類)のみとし
て1種類のみ蛍光体からの蛍光の計測に使用できる。レ
ーザ光の照射法も、本実施例に限定されず、レーザ光を
走査する照射法、レーザ光をキャピラリーアレイの幅以
上に拡げて照射する方法が可能であり、レーザ光と光電
子増倍管をペアにして同時に走査して、キャピラリーア
レイからの蛍光を検出できる。
【0016】本実施例によれば、全てのキャピラリーが
同一平面上に配列されているため、平面状の温調パネル
で全てのキャピラリーを挟むことができ、容易に温度調
節が可能となり、キャピラリーの長手方向の大部分(9
0%以上)を温調できる。また、キャピラリーをほぼま
っすぐにして使用できるため、キャピラリー全長を短く
でき、キャピラリー内に作製したゲルに折り曲げ等の負
荷を与えずゲルの分離能の低下の可能性を考える必要が
なくなる。キャピラリー全長を10cm以下にすること
も容易で、試料の高速計測が可能になる。さらに、シー
スフローを下方から上方に流すので、何らかの原因でシ
ースフロー内に気泡が発生した場合でも、気泡が上部に
抜けやすくなり、シース液中に水より重い大きなゴミ等
が混入した場合でも、セル内の下部に沈降し、ゴミ等が
シース液流れに乗ってレーザ光を遮ることがなく測定が
安定する。 (実施例2)ゲルを充填したキャピラリーアレイを使っ
た実施例2の構成の電気泳動装置について説明する。図
4はキャピラリーアレイ及び電気泳動部の実施例2の概
略構成を示す正面図、側面図である。内部にゲルを充填
したキャピラリーを8本用い、一端を一直線状に揃えて
並べたキャピラリーアレイを作製する。ここで使用する
キャピラリーは種々の内外径のものが使用できるが、例
えば、内径0.075mm、外径0.2mm、長さ約2
0cmのものを使用し、実施例1と同様に、周知の方法
でその内部にアクリルアミドゲルを充填して使用する。
但し、キャピラリーの試料注入端から約15cmの位置
に蛍光測定用の窓を予め開けておく。窓はキャピラリー
のポリイミドコーティングを約3mmから5mmの長さ
だけレーザ光を通過させる部位及び蛍光を検出する部
位、あるいは全周に渡り除去して作成し、この部分にレ
ーザ光を照射してオンカラム計測により蛍光の検出を行
なう。即ち、レーザ光を複数のキャピラリーの各窓を通
して照射する。キャピラリー保持具6及び7には各々3
mm間隔及び0.2mm間隔の取付溝を形成してあり、
キャピラリー同士の間隔を揃え、キャピラリーアレイの
取付等を容易にするために使う。まず8本のキャピラリ
ー1の蛍光測定用の窓2の位置が揃うようにして、キャ
ピラリー1を同一平面上に並べ、キャピラリー保持具6
及び7に固定して、一端が3mm間隔、他端が0.2m
m間隔に配置して、各端を切断してほぼ揃える。3mm
間隔に固定されたキャピラリー端1aは試料注入側の端
であり、反対側のキャピラリー端1bは泳動分離された
試料断片が流出される試料流出端である。キャピラリー
保持具6、キャピラリー1、キャピラリー保持具7等は
平面内に配置されており、キャピラリー保持具7側を電
極槽5の下部に取り付け、キャピラリーアレイを垂直に
立てて固定する。キャピラリー1の下部には、1列に並
んだキャピラリー端端1aの間隔と同じ間隔に形成され
た8個のウエルを有する試料容器3(各ウエル4には測
定する試料液が収納される)、及び図示していないが実
施例1と同様に緩衝液が収納される電極槽等が移動台に
固定され、実施例1と同様にして動作する。実施例1と
同様にして各ウエル4に試料を注入し、電圧を印加する
と、試料は下方から電極槽5に向かって垂直上方へ泳動
していき、蛍光測定用の窓2で蛍光計測され、キャピラ
リー端1bから電極槽5内に流出される。蛍光計測は実
施例1と同様にしてレーザ光の照射及び蛍光検出を行な
う。即ち、実施例1では図2に示すシースフローセル8
3にレーザ光が照射されるが、本実施例では、レーザ光
を複数のキャピラリーの各窓を通して照射する。蛍光計
測は複数のキャピラリーの各窓を通して図2に示す蛍光
計測系、又は実施例1に説明した各種の蛍光計測系を使
用して行なう。レーザ光の照射法は実施例1で説明した
各種の方法が可能である。本実施例でも全てのキャピラ
リーが同一平面内に配置されるため、実施例1に記載し
たのと同様の効果がある。 (実施例3)ゲルを充填したキャピラリーアレイを使っ
た実施例3の構成の電気泳動装置について説明する。図
5はキャピラリーアレイ及び電気泳動部の実施例3概略
構成を示す正面図、側面図である。内部にゲルを充填し
たキャピラリーを8本用い、一端を一直線状に揃えて並
べたキャピラリーアレイを作製する。ここで使用するキ
ャピラリーは種々の内外径のものが使用できるが、例え
ば、内径0.075mm、外径0.2mm、長さ約25
cmのものを使用し、実施例1と同様に、周知の方法で
その内部にアクリルアミドゲルを充填して使用する。レ
ーザ光を照射してオンカラム計測により蛍光の検出を行
なために、実施例2と同様の条件で、キャピラリーの試
料注入端から約15cmの位置に窓22を予め開けてお
く。キャピラリー保持具26及び27には各々3mm間
隔及び0.2mm間隔の取付溝を形成してあり、キャピ
ラリー同士の間隔を揃え、キャピラリーアレイの取付等
を容易にするために使う。まず8本のキャピラリー21
の蛍光測定用の窓22位置が揃うようにして、キャピラ
リー21を同一平面上に並べ、キャピラリー保持具26
及び27に固定して、一端が3mm間隔、他端が0.2
mm間隔になるようにし、各端を切断してほぼ揃える。
3mm間隔に固定されたキャピラリー端21aは試料注
入側の端であり、反対側のキャピラリー端21bは泳動
分離された試料断片が流出される試料流出端である。キ
ャピラリー保持具27をキャピラリー端21bと共に電
極槽25の側面の下方に取り付け、キャピラリー21は
キャピラリー端21aから蛍光測定用の窓22までが同
一平面になるようにして垂直に立て、その後曲げて、キ
ャピラリー保持具27をキャピラリー端21bと共に電
極槽25の側面の下方に取り付けて固定する。キャピラ
リー21の下部には、1列に並んだキャピラリー端21
aの間隔と同じ間隔に形成された8個のウエルを有する
試料容器23(各ウエルには測定する試料液が収納され
る)、及び図示していないが実施例1と同様に緩衝液が
収納される電極槽等が移動台に固定され、実施例1と同
様に動作する。実施例1、実施例2と同様にして各ウエ
ル24に試料を注入し、電圧を印加すると、試料は下方
から電極槽25に向かって垂直上方へ泳動していき、蛍
光測定用の窓2で蛍光計測され、その後移動方向が90
度曲がってキャピラリー端21bから電極槽25内に流
出する。蛍光計測は実施例1、及びその変形例と同様に
レーザ照射及び蛍光検出ができる。本実施例についても
全てのキャピラリーが試料注入端から蛍光測定位置まで
同一平面内に配置されるため、実施例1に記載したのと
同様の効果がある。
【0017】以上説明した、各実施例では各キャピラリ
ーに充填する泳動媒体としてアクリルアミドゲルを例に
とり説明したが、ポリマー、ポリマーゲルを充填しても
良いことは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、温度調整、試料注入等
の操作が容易で、高感度で迅速な計測ができるキャピラ
リー電気泳動装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のキャピラリーアレイ、及び
蛍光測定部となるシースフローセル部の構成と配置を示
す図。
【図2】図1に示すキャピラリーアレイを使った電気泳
動装置の構成図。
【図3】本発明の実施例1の蛍光検出、色分離部の構成
を示す図。
【図4】本発明の実施例2のキャピラリーアレイ及び電
気泳動部の概略構成を示す正面図、側面図。
【図5】本発明の実施例3のキャピラリーアレイ及び電
気泳動部の概略構成を示す正面図、側面図。
【符号の説明】
1、21…キャピラリー、1a、1b、21a、21b
…キャピラリー端、2、22…蛍光測定用の窓、3、2
3、100…試料容器、4、24…ウエル、5、25…
電極槽、6、7、26、27、91、92…キャピラリ
ー保持具、80…シース液容器、81、85…チュー
ブ、82、84…シースフローセル固定用の保持具、8
3…シースフローセル、86…廃液容器、90…キャピ
ラリー、90a、90b…キャピラリー端、93…ダミ
ーガラス棒、101…電極槽、102…洗浄液槽、10
3…移動台、107…YAGレーザ装置、108…アル
ゴンレーザ装置、109…ミラー、110…ダイクロイ
ックミラー、111…YAGレーザ光、112…アルゴ
ンレーザ光、113…レーザ光、114…集光レンズ、
115〜d…分光フィルタ、116…像分割プリズム、
117…結像レンズ、118…2次元検出器、119…
データ処理ユニット、220…蛍光発光点、221a〜
d…結像。
フロントページの続き (72)発明者 山田 尚志 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光物質で標識された試料が注入される第
    1の端部と、前記試料が流出する第2の端部とを有する
    複数のキャピラリーと、 前記第1の端部の配列に対応して配列され、複数の前記
    試料を各々分離して収納するための容器と、 緩衝液を収めるセルと、 前記第2の端部の近傍で、前記緩衝液のシースフローを
    生じさせる手段と、 前記試料の蛍光を検出するための検出手段とを有し、 前記第1の端部が、前記検出手段で検出される部位より
    も低い部位に配置されることを特徴とするキャピラリー
    電気泳動装置。
  2. 【請求項2】前記緩衝液を前記セルの下部から上部に流
    す手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載
    のキャピラリー電気泳動装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段は、前記セルの内部で生じる
    蛍光を検出するものであることを特徴とする請求項1に
    記載のキャピラリー電気泳動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016080673A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 アズビル株式会社 液中蛍光検出装置及び液中の蛍光の検出方法

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WO2016056405A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 アズビル株式会社 液中蛍光検出装置及び液中の蛍光の検出方法
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