JP2003227505A - 油圧装置 - Google Patents

油圧装置

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JP2003227505A JP2002347318A JP2002347318A JP2003227505A JP 2003227505 A JP2003227505 A JP 2003227505A JP 2002347318 A JP2002347318 A JP 2002347318A JP 2002347318 A JP2002347318 A JP 2002347318A JP 2003227505 A JP2003227505 A JP 2003227505A
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    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34436Features or method for avoiding malfunction due to foreign matters in oil
    • F01L2001/3444Oil filters

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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動油中の異物により制御弁の作動不良が生
じることを有利に防止することが可能な油圧装置を提供
する。 【解決手段】 油圧源1と、この油圧源1から供給され
る作動油によって作動するアクチュエータ2であるバル
ブタイミング変更装置を設ける。前記油圧源1とバルブ
タイミング変更装置との間に、油圧源1からバルブタイ
ミング制御装置への作動油の供給及びバルブタイミング
変更装置からの作動油の排出を制御する制御弁3を設け
る。前記バルブタイミング制御装置と制御弁3との間と
に、フィルタ38,39を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の運転中
に吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更するため
のバルブタイミング変更装置等の、各種アクチュエータ
を備えた油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧装置は、油圧源と、この油
圧源から供給される作動油によって作動するアクチュエ
ータと、これら油圧源とアクチュエータとの間に配置さ
れ、油圧源からアクチュエータへの作動油の供給及びア
クチュエータからの作動油の排出を制御する制御弁とを
備えている。
【0003】また、前記油圧装置は、作動油中に異物が
混入して、制御弁等の作動不良が生じることを未然に防
止するために、作動油をろ過するフィルタを備えてお
り、このフィルタは、一般に油圧源から制御弁に通じる
通路のみに設けられている(例えば、特開平8−140
15号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、フィルタが油圧源から制御弁に通じる
通路のみに設けられているから、油圧源からの作動油を
ろ過することはできるが、アクチュエータを循環した作
動油をろ過することができない。このため、何らかの理
由によりアクチュエータの内部で生じた異物が制御弁内
に侵入して、この制御弁の作動不良が生じる虞がある。
【0005】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、作動油中の異物により制御弁の作動不良が生
じることを有利に防止することが可能な油圧装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、油圧源と、この油圧源から供給される作動油に
よって吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更する
バルダイミング変更装置と、油圧源とバルブタイミング
変更装置との間に配置され、油圧源からバルブタイミン
グ変更装置への作動油の供給及びバルブタイミング変更
装置からの作動油の排出を制御する制御弁とを備え、バ
ルブタイミング変更装置と制御弁との間に、フィルタを
設けてなる構成にしてある。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記フィルタが、作動油の脈
圧を減衰させる抵抗を有するようにしている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明の構成において、前記フィルタのろ過体をメッ
シュ状に形成するようにしている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1〜
3のいずれかに記載の発明の構成において、前記制御弁
が、油圧源に連通する開口部及びバルブタイミング変更
装置に連通する開口部を有する筒状のバルブボディと、
このバルブボディ内に摺動自在に収容され、バルブボデ
ィの開口部を開閉可能なスプール弁とを備え、ろ過体
と、このろ過体の外周側に設けられた枠体とから形成さ
れてなる前記フィルタが、バルブボディの開口部に設け
られてなる構成にしてある。
【0010】斯かる構成において、前記制御弁が制御装
置等によって制御されることにより、油圧源からバルブ
タイミング変更装置への作動油の供給及びバルブタイミ
ング変更装置からの作動油の排出が制御される。具体的
には、例えば、請求項4記載に発明においては、前記ス
プール弁が駆動されることによって、このスプール弁が
バルブボディの開口部を開閉制御して、それぞれの開口
部を通過する作動油の流量を制御する。
【0011】これによって、前記制御弁を介してバルブ
タイミング変更装置に導かれる作動油が制御されること
になり、バルブタイミング変更装置の作動が制御される
ことになる。
【0012】ここで、前記バルブタイミング変更装置か
ら制御弁を介して排出される作動油は、バルブタイミン
グ変更装置と制御弁との間に設けられたフィルタによっ
て、ろ過される。
【0013】これによって、前記バルブタイミング変更
装置の摩耗等により作動油中に混入した異物はフィルタ
によって取り除かれ、制御弁内に侵入することが防止さ
れる。
【0014】このため、前記制御弁内には清浄な作動油
のみが導かれることになるから、制御弁は円滑に作動す
ることになる。
【0015】したがって、作動油中の異物により制御弁
の作動不良が生じることを有利に防止することが可能な
油圧装置が得られる。
【0016】また、バルブタイミング変更装置と制御弁
との間にフィルタが設けてあるから、このフィルタによ
って、作動油をろ過すると共に、カムシャフトに作用す
る反転トルクによる回転位相の変化を可及的に減じるこ
とができる。即ち、前記バルブタイミング変更装置は、
カムシャフトに作用する反転トルクによって、その内部
で脈圧を生じ、その作動油の脈圧が制御弁に作用して制
御弁から漏れる虞がある。前記制御弁から作動油の漏れ
が生じると、カムシャフトの回転位相が意に反して変更
されるが、本発明にあっては、作動油の脈圧が制御弁に
作用しようとするとき、フィルタが抵抗となって作動油
の脈動を減衰させる。このため、前記カムシャフトに作
用する反転トルクによる影響を減じることができるので
ある。
【0017】また、請求項4記載の発明によれば、前記
フィルタがバルブボディの開口部に設けられているか
ら、フィルタを油圧通路の途中に設ける場合に比較し
て、取付けが容易となると共に、バルブタイミング変更
装置と制御弁との間の油圧通路の全範囲に亘る作動油が
ろ過の対象となって、ろ過される。さらに、前記フィル
タが、ろ過体と、このろ過体の外周側に設けられた枠体
とから形成されているから、取り扱いが容易であると共
に、取付けが容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
【0019】図1は本発明の実施の形態を示す油圧装置
の説明図、図2は図1に示す制御弁の断面図である。
【0020】図において、1は油圧源、2は油圧源1か
ら供給される作動油によって作動するアクチュエータで
ある。3は前記油圧源1とアクチュエータ2との間に配
置された制御弁で、この制御弁3は油圧源1からアクチ
ュエータ2への作動油の供給及びアクチュエータ2から
の作動油の排出を制御するようになっている。
【0021】前記油圧源1は油圧ポンプを主要素として
構成されており、この油圧源1と制御弁3との間は、供
給通路4によって連通している。
【0022】前記アクチュエータ2は、内燃機関のバル
ブタイミング変更装置である。このバルブタイミング変
更装置は、内燃機関の回転に同期して回転されるスプロ
ケット5と、図外の吸気弁または排気弁を駆動するカム
シャフト6との間に設けられ、作動油によって、スプロ
ケット5に対してカムシャフト6を相対回動させて吸気
弁または排気弁の開閉タイミングを変更するようになっ
ている。即ち、前記スプロケット5は外周に巻着された
タイミングチェーン7を介して、図外のクランクシャフ
トに連結駆動されており、また、カムシャフト6は、こ
のカムシャフト6に形成した図外のカムによって吸気弁
または排気弁を開閉駆動するようになっている。また、
前記アクチュエータ2と制御弁3との間は、吸排通路
8,9によって連通している。
【0023】前記制御弁3は筒状のバルブボディ10
と、このバルブボディ10の筒状内部に摺動自在に収容
されるスプール弁11とを備えている。
【0024】前記バルブディ10には、油圧源1に連通
する開口部12、アクチュエータ2に連通する開口部1
3,14が形成してある。即ち、前記開口部12は供給
通路4を介して油圧源1に連通するようになっており、
開口部13は吸排通路8を介してアクチュエータ2に連
通し、開口部14は吸排通路9を介してアクチュエータ
2に連通するようになっている。また、前記バルブボデ
ィ10には開口部15が形成してあり、この開口部15
はドレン通路16を介して貯油タンク17に連通するよ
うになっている。前記開口部12,13,14,15
は、バルブボディ10の胴部外周に形成した周溝22,
23,24,25に臨んでそれぞれ開口している。
【0025】前記スプール弁11は、バルブボディ10
内に設けたばね部材28によって電磁ソレノイド29側
に付勢されており、この電磁ソレノイド29によって駆
動され、バルブボディ10内を摺動可能である。前記ス
プール弁11はバルブボディ10内を摺動することによ
って、バルブボディ10に形成した開口部12,13,
14,15をそのランド部30,31で開閉可能であ
る。
【0026】前記ばね部材28は一端側がばね受け32
によって支持されており、このばね受け32は止め輪3
3によって抜脱が防止されている。また、前記電磁ソレ
ノイド29の接続端には接続端子34が設けられ、図外
の制御装置及び電源に接続されるようになっている。
【0027】また、前記油圧源1と制御弁3との間にフ
ィルタ37が設けられ、アクチュエータ2と制御弁3と
の間にフィルタ38,39が設けられている。詳しく
は、前記フィルタ37は油圧源1と制御弁3との間の供
給通路4の途中に設けられており、フィルタ38はアク
チュエータ2と制御弁3との間の吸排通路8の途中に設
けられており、フィルタ39はアクチュエータ2と制御
弁3との間の吸排通路9の途中に設けられている。
【0028】次に、斯かる構成の油圧装置の作用につい
て説明する。
【0029】先ず、前記電磁ソレノイド29に図外の制
御装置及び電源から制御電流が供給されない状態(非通
電状態)では、スプール弁11はばね部材28のばね力
によって図1において左方向に付勢されており、スプー
ル弁28は所定位置に停止している(図1参照)。
【0030】前記非通電状態では、スプール弁11のラ
ンド部30がバルブボディ10の開口部13を開口部1
2側において所定面積開口すると共に、ランド部31が
開口部14を開口部15側において所定面積開口してい
る。このため、前記油圧源1から供給通路4、開口部1
2を介してバルブボディ10の内部に導かれた作動油
は、開口部13及び吸排通路8を介してアクチュエータ
2に導かれる。一方、吸排通路9は、開口部14、開口
部15及びドレン通路16を介して貯油タンク17に連
通している。
【0031】これによって、前記アクチュエータ2が所
定の動作をし、例えば、カムシャフト6がスプロケット
5に対して進角方向に制御されることになる。
【0032】次に、前記電磁ソレノイド29に制御電流
が供給されると(通電状態)、スプール弁11が駆動さ
れる。
【0033】前記電磁ソレノイド29によってスプール
弁11が駆動され、このスプール弁11が図1において
右方向に移動することによって、スプール弁11のラン
ド部30がバルブボディ10の開口部13を開口部15
側において所定面積開口すると共に、ランド部31が開
口部14を開口部12側において所定面積開口すること
になる。このため、前記油圧源1から供給通路4、開口
部12を介してバルブボディ10の内部に導かれた作動
油は、開口部14及び吸排通路9を介してアクチュエー
タ2に導かれる。一方、吸排通路8は、開口部13、開
口部15及びドレン通路16を介して貯油タンク17に
連通する。
【0034】これによって、前記アクチュエータ2が所
定の動作をし、例えば、カムシャフト6がスプロケット
5に対して遅角方向に制御されることになる。
【0035】ここで、前記油圧源1から制御弁3を介し
てアクチュエータ2に導かれる作動油は、油圧源1と制
御弁3との間に設けられたフィルタ37でろ過されると
共に、アクチュエータ2と制御弁3との間に設けられた
フィルタ38またはフィルタ39によって、ろ過され
る。また、前記アクチュエータ2から制御弁3を介して
排出される作動油は、アクチュエータ2と制御弁3との
間に設けられたフィルタ38またはフィルタ39によっ
て、ろ過される。つまり、前記油圧源1から制御弁3に
向かう作動油はフィルタ37でろ過され、アクチュエー
タ2から制御弁3に向かう作動油はフィルタ38,39
でろ過される。
【0036】これによって、前記アクチュエータ2の摩
耗等により作動油中に混入した異物はフィルタ38また
はフィルタ39によって取り除かれ、制御弁3内に侵入
することが防止される。
【0037】このため、前記制御弁3内には清浄な作動
油のみが導かれることになるから、制御弁3は円滑に作
動することになる。
【0038】したがって、作動油中の異物により制御弁
3の作動不良が生じることを有利に防止することが可能
な油圧装置が得られる。
【0039】また、前記アクチュエータ2がバルブタイ
ミング変更装置であって、このバルブタイミング変更装
置と制御弁3との間にフィルタ38,39が設けてある
から、このフィルタ38,39によって、作動油をろ過
すると共に、カムシャフト6に作用する反転トルクによ
る回転位相の変化を可及的に減じることができる。即
ち、前記バルブタイミング変更装置は、カムシャフト6
に作用する反転トルクによって、その内部で脈圧を生
じ、その作動油の脈圧が制御弁3に作用して制御弁から
漏れる虞がある。前記制御弁3から作動油の漏れが生じ
ると、カムシャフト6の回転位相が意に反して変更され
るが、本発明にあっては、作動油の脈圧が制御弁3に作
用しようとするとき、フィルタ38,39が抵抗となっ
て作動油の脈動を減衰させる。このため、前記カムシャ
フト6に作用する反転トルクによる影響を減じることが
できるのである。
【0040】図3乃至図6は本発明の別の実施の形態を
示す図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変わる
ところは、前記アクチュエータ2と制御弁3との間に設
けるフィルタ38,39を、バルブボディ10の開口部
13,14にそれぞれ設けた点である。以下、この実施
に形態について詳述する。尚、説明に際して、前記実施
の形態と同一構成部分には同一符号を付し、その重複す
る説明を省略する。
【0041】即ち、前記フィルタ38はバルブボディ1
0の開口部13に設けられ、フィルタ39は同じく開口
部14に設けられている。
【0042】前記フィルタ38,39のそれぞれは、ろ
過体41と、このろ過体41の外周側に設けられた枠体
42とからなり、自由状態において略C字状に形成して
ある。前記ろ過体41は金属線材からメッシュ状に形成
され、枠体42は合成樹脂材料から形成される。
【0043】前記フィルタ38,39のそれぞれには、
一端側にフック部43が形成され、他端側にフック係止
部44が形成してある。また、略C字状の内周側に突起
状を呈するように、軸方向の桟部材45が複数個形成し
てあり、この桟部材45の1つは端部に形成され、フッ
ク係止部44を兼ねている(図5参照)。
【0044】前記フィルタ38,39のそれぞれは、バ
ルブボディ10に、詳しくはバルブボディ10の周溝2
3,24内に取付けられるようになっており、バルブボ
ディ10に取付けられた状態では、フック係止部44に
フック部43を係止することによって全体として略環状
となっている。前記フィルタ38,39のそれぞれは、
バルブボディ10の周溝23,24内に取付けられるこ
とによって、バルブボディ10の軸方向に正しく位置決
めされ、バルブボディ10の開口部13,14に対して
正しく配置される。
【0045】また、前記フィルタ38,39のそれぞれ
は、自由状態で略C字状に形成されているから、フック
係止部44にフック部43を係止することによって略環
状とされた状態では、フック部43とフック係止部44
には引張力が作用することになり、強固な係止が成就さ
れる。
【0046】斯かる構成においても、前記制御弁3に向
かう作動油はフィルタ37,37,38によって、ろ過
されるため、制御弁3内には清浄な作動油のみが導かれ
ることになるから、制御弁3は円滑に作動することにな
る。
【0047】したがって、作動油中の異物により制御弁
3の作動不良が生じることを有利に防止することが可能
な油圧装置が得られる。
【0048】加えて、前記フィルタ38,39がバルブ
ボディ10の開口部13,14にそれぞれ設けられてい
るから、フィルタ38,39のそれぞれを吸排通路8,
9の途中に設ける場合に比較して、取付けが容易となる
と共に、アクチュエータ2と制御弁3との間の吸排通路
8,9の全範囲に亘る作動油がろ過の対象となって、ろ
過される。
【0049】また、前記フィルタ38,39のそれぞれ
は、フック係止部44にフック部43を係止することに
よってバルブボディ10に取付けられるから、容易にバ
ルブボディ10に取付けることが可能となる。
【0050】また、前記フィルタ38,39のそれぞれ
は、ろ過体41と、このろ過体41の外周側に設けられ
た枠体42とから形成されているから、取り扱いが容易
であると共に、取付けが容易となる。
【0051】図7及び図8は本発明の別の実施の形態を
示す図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変わる
ところは、前記油圧源1と制御弁との間に設けるフィル
タ37及び、アクチュエータ2と制御弁3との間に設け
るフィルタ38,39を、バルブボディ10の開口部1
2,13,14にそれぞれ設けた点である。以下、この
実施に形態について詳述する。尚、説明に際して、前記
実施の形態と同一構成部分には同一符号を付し、その重
複する説明を省略する。
【0052】即ち、前記フィルタ37はバルブボディ1
0の開口部12に設けられ、フィルタ38は同じく開口
部13に設けられ、フィルタ39は同じく開口部14に
設けられている。
【0053】前記フィルタ37は、前記実施の形態で述
べたフィルタ38,39と同様に構成されている。即
ち、前記フィルタ37,38,39は共通部品として使
用される。
【0054】斯かる構成においても、前記実施の形態と
同様の作用、効果が得られる。
【0055】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、作動油中の異物により制御弁の作動不良が生じ
ることを有利に防止することが可能な油圧装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す油圧装置の説明図で
ある。
【図2】図1に示す制御弁の断面図である。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す油圧装置の説明
図である。
【図4】図3に示す制御弁の断面図である。
【図5】図3に示すフィルタの自由状態を、正面図
(a)、正面図(a)の矢印B方向の拡大矢視図(b)
で示す図面である。
【図6】図3に示すフィルタの装着状態を、正面図
(a)、正面図(a)のB部拡大図(b)で示す図面で
ある。
【図7】本発明の別の実施の形態を示す油圧装置の説明
図である。
【図8】図7に示す制御弁の断面図である。
【符号の説明】
1…油圧源 2…アクチュエータ(バルブタイミング制御装置) 3…制御弁 10… バルブボディ 11…スプール弁 12,13,14…開口部 37,38,39…フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G018 AB16 BA29 BA31 DA00 DA58 DA68 DA71 FA01 FA07 GA23 3H082 AA12 CC02 DA08 DA09 DB13 3H089 AA61 DA02 DB43 DB75 DC03 GG02 4D064 AA23 BM22 DA01 DD14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧源と、この油圧源から供給される作
    動油によって吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変
    更するバルダイミング変更装置と、油圧源とバルブタイ
    ミング変更装置との間に配置され、油圧源からバルブタ
    イミング変更装置への作動油の供給及びバルブタイミン
    グ変更装置からの作動油の排出を制御する制御弁とを備
    え、バルブタイミング変更装置と制御弁との間に、フィ
    ルタを設けてなることを特徴とする油圧装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタは、作動油の脈圧を減衰さ
    せる抵抗を有することを特徴とする請求項1に記載の油
    圧装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタのろ過体は、メッシュ状に
    形成されていることを特徴とする請求項2に記載の油圧
    源。
  4. 【請求項4】 前記制御弁が、油圧源に連通する開口部
    及びバルブタイミング変更装置に連通する開口部を有す
    る筒状のバルブボディと、このバルブボディ内に摺動自
    在に収容され、バルブボディの開口部を開閉可能なスプ
    ール弁とを備え、ろ過体と、このろ過体の外周側に設け
    られた枠体とから形成されてなる前記フィルタが、バル
    ブボディの開口部に設けられてなることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の油圧装置。
JP2002347318A 2002-11-29 2002-11-29 油圧装置 Expired - Lifetime JP3897685B2 (ja)

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