JP2003226686A - 血管新生阻害剤 - Google Patents

血管新生阻害剤

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JP2003226686A
JP2003226686A JP2002346601A JP2002346601A JP2003226686A JP 2003226686 A JP2003226686 A JP 2003226686A JP 2002346601 A JP2002346601 A JP 2002346601A JP 2002346601 A JP2002346601 A JP 2002346601A JP 2003226686 A JP2003226686 A JP 2003226686A
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Toshiyuki Seike
寿之 清家
Hiroyuki Aono
浩之 青野
Masaaki Murai
正明 村井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般式[1]で表される構造を有するウレア
化合物の新たな薬理作用を見出すこと。 【解決手段】一般式[1]で表される構造を有するウレ
ア化合物は、優れた血管新生阻害作用を有する。 【化1】 [式中、Aは−(NR4)−、−(CR56)−または
−O−を、Bはアルキレンまたはアルケニレン基を、R
1、R2、R4、R5およびR6は水素原子、アルキル基、
アルケニル基、アダンチルアルキル基などを、R3はア
リ−ル基または不飽和の複素環を、Xは酸素原子または
硫黄原子をそれぞれ示す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なウレア化合
物を有効成分として含む血管新生阻害剤に関し、特に眼
疾患および癌疾患に有用な薬物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血管の恒常性は内皮細胞の有する多様な
機能によって保たれている。血管内皮細胞は、1)血液
中の栄養物などの必要な成分を組織へ輸送する仲介を
し、不必要に多量の成分が通過することを防ぐ作用、
2)血液が凝固しないで円滑に循環させる作用、3)血
管が離断したときに出血を阻止する作用、および4)血
管の緊張を一定に保つ調節作用を有している。
【0003】血管内皮細胞によって産生されたプロテア
ーゼによる基底膜の分解、血管内皮細胞の遊走・増殖、
血管内皮細胞の管腔形成、基底膜の形成と周皮細胞の取
り囲みという段階で血管新生が生じる。血管新生は種々
の疾患、特に糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、黄斑変性
症、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞症、網膜動脈閉塞
症、翼状片、ルベオーシス、角膜新生血管症、固形腫
瘍、血管腫、腫瘍の増殖・転移などと密接なつながりが
ある。血管新生はさまざまな増殖因子やサイトカイン、
アラキドン酸代謝物、モノブチリンなどによって引き起
こされると考えられている。これらの中でも増殖因子は
もっとも重要な血管新生因子と考えられている(非特許
文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】医学のあゆみ,170, 536-539 (199
4)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、糖尿病性
網膜症、未熟児網膜症、黄斑変性症、血管新生緑内障、
網膜静脈閉塞症、網膜動脈閉塞症、翼状片、ルベオーシ
ス、角膜新生血管症、固形腫瘍、血管腫、腫瘍の増殖・
転移などの治療剤として有用な血管新生阻害作用を有す
る化合物を探索することは意義深い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々の化
学構造を有する化合物を創製して、ヒト血管内皮細胞を
用いた血管新生阻害試験および高酸素負荷誘発網膜血管
新生法による血管新生阻害試験を実施した結果、下記一
般式[1]で表される構造を有する新規なウレア化合物
は、上記in vitroおよびin vivoのいずれの試験におい
ても優れた血管新生阻害作用を有し、血管新生が関与す
る疾患、特に糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、黄斑変性
症、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞症、網膜動脈閉塞
症、翼状片、ルベオーシス、角膜新生血管症等の眼疾患
および固形腫瘍、血管腫、腫瘍の増殖・転移等の癌疾患
の治療剤として有用であることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】本発明は、下記一般式[1]で示される化
合物またはその塩類(以下特記なき限り「本化合物」と
する)を有効成分として含む血管新生阻害剤に関するも
のである。
【0008】
【化6】 [式中、Aは、−(NR4)−、−(CR56)−また
は−O−を示し;Bは鎖中に、−O−、−S−、−(N
)−、−CO−、−N=若しくは
【化7】 を含有してもよいアルキレン基またはアルケニレン基を
示し、該アルキレン基およびアルケニレン基はヒドロキ
シ基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基、
シロキシ基または飽和若しくは不飽和の複素環で置換さ
れていてもよく、Aと結合して飽和の複素環を形成して
もよく;R1、R2、R4、R5およびR6は同一または異
なって水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヒドロ
キシ基、アシル基またはアミノ基を示し、該アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基ま
たはシクロアルケニル基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ
基、アミノ基、シクロアルキル基、アダマンチル基、ア
リール基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、
アリールオキシカルボニル基、アミノカルボニル基、シ
アノ基または飽和若しくは不飽和の複素環で置換されて
いてもよく;R1とR2、R2とR4、R2とR5およびR2
とR6は飽和若しくは不飽和の複素環を形成していても
よく;R3はアリール基または不飽和の複素環を示し;
は水素原子またはアルキル基を示し;Xは=Oまた
は=Sを示し;nは1〜5の整数を示し;上記された各
アミノ基、ヒドロキシ基およびアミノカルボニル基の水
素原子はアルキル基、シクロアルキル基、アダマンチル
基、アダマンチルアルキル基、アリール基、アリールア
ルキル基、アシル基、アルコキシアルキル基、アルコキ
シカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、シクロ
アルキルオキシカルボニル基、アリールアルコキシカル
ボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
基、ハロゲノアルキルオキシカルボニル基、イミダゾリ
ルカルボニル基、ピリジルカルボニル基、飽和若しくは
不飽和の複素環、または飽和若しくは不飽和の複素環で
置換されたアルキル基で置換されていてもよい。以下同
じ。]
【0009】本化合物は、優れた血管新生阻害作用を有
するので、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、黄斑変性
症、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞症、網膜動脈閉塞
症、翼状片、ルベオーシス、角膜新生血管症、固形腫
瘍、血管腫、腫瘍の増殖・転移などの血管新生を伴う疾
患の治療剤の有効成分として作用する。
【0010】
【発明の実施の形態】一般式[1]で規定された各基に
ついて詳しく説明する。
【0011】アルキレン基とはメチレン基、エチレン
基、トリメチレン基、プロピレン基、テトラメチレン
基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチ
レン基、デカメチレン基、ドデカメチレン基、メチルメ
チレン基、エチルエチレン基、ジメチルエチレン基、プ
ロピルエチレン基、イソプロピルエチレン基、メチルト
リメチレン基等の1〜12個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝のアルキレン基を示す。
【0012】アルケニレン基とは、ビニレン基、プロペ
ニレン基、ブテニレン基、ペンテニレン基、ヘキセニレ
ン基、オクテニレン基、ブタンジイリデン基、メチルプ
ロペニレン基等の1個以上の二重結合を有し、2〜12
個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルケニレン基
を示す。
【0013】アルキル基とはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソ
ペンチル基、イソヘキシル基、イソオクチル基、t-ブチ
ル基、3,3−ジメチルブチル基等の1〜12個の炭素
原子を有する直鎖または分枝のアルキル基を示す。
【0014】アルコキシ基とはメトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、オ
クチルオキシ基、デシルオキシ基、ドデシルオキシ基、
イソプロポキシ基、t-ブトキシ基等の1〜12個の炭素
原子を有する直鎖または分枝のアルコキシ基を示す。
【0015】アルケニル基とはビニル基、アリル基、3
−ブテニル基、5−ヘキセニル基、イソプロペニル基等
の2〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアル
ケニル基を示す。
【0016】アルキニル基とは、エチニル基、プロピニ
ル基、ブチニル基等の2〜12個の炭素原子を有する直
鎖または分枝のアルキニル基を示す。
【0017】シクロアルキル基とはシクロプロピル基、
シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロデシ
ル基、シクロドデシル基等の3〜20個の炭素原子を有
するシクロアルキル基を示す。
【0018】シクロアルケニル基とはシクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基、シクロヘプテニル基等の5〜
20個の炭素原子を有するシクロアルケニル基を示す。
【0019】アリール基とはフェニル基、ナフチル基等
の芳香族炭化水素環を示し、それらは1個以上の置換基
を有してもよく、置換基としては、例えばアルキル基、
シクロアルキル基、カルボキシ基、アミノ基、ヒドロキ
シ基、アミノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ニト
ロ基、シアノ基、ハロゲン原子、アルキルオキシ基など
が挙げられる。
【0020】シロキシ基とは、トリアルキルシリルオキ
シ基、ジアルキル(アリール)シリルオキシ基、アルキ
ル(ジアリール)オキシ基、トリアリールシリルオキシ
基などの珪素含有有機基を示す。
【0021】ハロゲン原子とはフッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素を示す。
【0022】複素環とは、例えば窒素原子、酸素原子、
硫黄原子を1〜4個を含む5〜20員環の飽和若しくは
不飽和の単環式複素環または2環式複素環を示し、これ
らの複素環は、1個以上の置換基を有してもよく、その
置換基としては、例えばアルキル基、シクロアルキル
基、カルボキシ基、アミノ基、ヒドロキシ基、アミノア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基、シアノ
基、ハロゲン原子、アルキルオキシ基、アリール基、ア
リールアルキル基、飽和若しくは不飽和の複素環などが
挙げられる。また上記の複素環が環内に窒素原子または
硫黄原子を有するとき、それらの原子が酸化され、N−
オキシド、S−オキシドなどの形になっていてもよい。
【0023】飽和の複素環の具体例としては、窒素原子
を環内に有するピロリジン、ピペリジン、ホモピペリジ
ン、ピペラジン、窒素原子と酸素原子を環内に有するモ
ルホリン、窒素原子と硫黄原子を環内に有するチオモル
ホリンなどの単環式複素環が挙げられ、それらはベンゼ
ン環等と縮合してテトラヒドロキノリン、テトラヒドロ
イソキノリンなどの2環式複素環を形成してもよい。
【0024】不飽和の複素環の具体例としては、窒素原
子を環内に有するピロール、ピリジン、ピラゾール、イ
ミダゾール、ピラジン、ピリダジン、ピリミジンなどの
単環式複素環またはインドール、キノリン、イソキノリ
ン、ベンズイミダゾール、ナフチリジン、ピロロピリジ
ン、イミダゾピリジンなどの2環式複素環、酸素原子を
環内に有するフランなどの単環式複素環またはベンゾフ
ランなどの2環式複素環、硫黄原子を環内に有するチオ
フェンなどの単環式複素環またはベンゾチオフェンなど
の2環式複素環、窒素原子と酸素原子若しくは硫黄原子
を環内に有するオキサゾール、イソオキサゾール、チア
ゾール、イソチアゾールなどの単環式複素環またはベン
ゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、チエノピリジン、
オキサゾロピリジン、チアゾロピリジン、フロピリジン
などの2環式複素環などが挙げられる。さらに、上記の
不飽和複素環は部分的に飽和結合を含む形であってもよ
い。
【0025】本発明における塩類とは医薬として許容さ
れる塩であれば特に制限はなく、塩酸、硝酸、硫酸、リ
ン酸等の無機酸との塩、酢酸、フマル酸、マレイン酸、
コハク酸、酒石酸等の有機酸との塩、また、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム等のアルカリ金属またはアル
カリ土類金属との塩などが挙げられる。また、本化合物
の第四級アンモニウム塩も本発明における塩類に包含さ
れる。さらに、本化合物に幾何異性体または光学異性体
が存在する場合には、それらの異性体も本発明の範囲に
含まれる。なお、本化合物は水和物および溶媒和物の形
態をとっていてもよい。
【0026】本発明の好ましい例としては、下記(1)
〜(3)のものが挙げられる。
【0027】(1)一般式[1]で規定された各基が以
下の基から選択され、またはそれらの組み合わせからな
る化合物またはその塩類 1) R3:ピリジン環。
【0028】2) R1、R2、R4、R5およびR6のう
ちの少なくとも1つ:アダマンチルアルキル基、アダマ
ンチルオキシアルキル基、アダマンチルアミノアルキル
基またはアダマンチルアミノカルボニルアルキル基。
【0029】3) R1およびR2のうちの少なくとも
1つ:アダマンチルアルキル基、アダマンチルオキシア
ルキル基、アダマンチルアミノアルキル基またはアダマ
ンチルアミノカルボニルアルキル基。
【0030】4) R1およびR2のうちの少なくとも
1つ:アダマンチルアルキル基。
【0031】(2)一般式[1]で規定された各基が以
下の基からなる化合物またはその塩類 A:−(NR4)−、−(CR56)−または−O−、 B:鎖中に、−O−、−S−、−(NR)−、−CO
−、−N= 若しくは
【化8】 を含有してもよいアルキレン基またはアルケニレン基で
あって、該アルキレン基はヒドロキシ基、アルコキシ
基、アリール基、シロキシ基または飽和若しくは不飽和
の複素環で置換されていてもよく、Aと結合して飽和の
複素環を形成してもよい、 R1:水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヒドロ
キシ基またはアミノ基であって、該アルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、シクロアルキル基またはシクロ
アルケニル基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ
基、シクロアルキル基、アリール基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル
基、アダマンチル基、アリールオキシカルボニル基、シ
アノ基または飽和若しくは不飽和の複素環で置換されて
いてもよく、R1中の各アミノ基、ヒドロキシ基および
アミノカルボニル基の水素原子はアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アシル
基、アルコキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカ
ルボニル基、アリールアルコキシカルボニル基、ハロゲ
ノアルキルオキシカルボニル基、イミダゾリルカルボニ
ル基、不飽和の複素環または不飽和の複素環で置換され
たアルキル基で置換されていてもよい、 R2:アダマンチルアルキル基、アダマンチルオキシア
ルキル基、アダマンチルアミノアルキル基またはアダマ
ンチルアミノカルボニルアルキル基、 R3:不飽和の複素環、 R4:水素原子、アルキル基、アダマンチルアルキル
基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、
アルコキシカルボニルアルキル基、アミノ基、アルキル
アミノ基、アシルアミノ基またはアルコキシカルボニル
アミノ基、 R5およびR6:同一または異なって水素原子、アルキル
基、アミノ基またはアルコキシカルボニルアミノ基、 R:水素原子またはアルキル基、 X:=Oまたは=S、 n:1〜5の整数。
【0032】これらのうち、R2がアダマンチルアルキ
ル基であって、R3がピリジン環であるものがより好ま
しい。
【0033】さらに、一般式[1]で規定された各基が
以下の基からなる化合物またはその塩類が特に好まし
い。
【0034】A:−(NR4)−、−(CR56)−ま
たは−O−、 B:鎖中に−S−若しくは
【化9】 を含有してもよいアルキレン基またはアルケニレン基、 R1:アルキル基またはアルケニル基であって、該アル
キル基はハロゲン原子またはアミノ基で置換されていて
もよく、さらに該アミノ基はアルキル基、アシル基、ア
リールアルキルオキシカルボニル基、シクロアルキルオ
キシカルボニル基またはアルコキシカルボニル基で置換
されていてもよい、 R2:アダマンチルアルキル基、 R3:ピリジン環、 R4:水素原子、 R5およびR6:水素原子、 X:=O、 n:1〜5の整数。
【0035】(3)一般式[1]で規定された各基が以
下の基からなる化合物またはその塩類 A:−(NR4)−、−(CR56)−または−O−、 B:鎖中に、−O−、−S−、−(NR)−、−N=
若しくは
【化10】 を含有してもよいアルキレン基またはアルケニレン基で
あって、該アルキレン基はヒドロキシ基、アルコキシ
基、アリール基または飽和若しくは不飽和の複素環で置
換されていてもよく、Aと結合して飽和の複素環を形成
してもよい、 R1:水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヒドロ
キシ基またはアミノ基であって、該アルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、シクロアルキル基またはシクロ
アルケニル基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ
基、シクロアルキル基、アリール基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、アミノカルボニル基、シアノ基または飽和若しくは
不飽和の複素環で置換されていてもよく、R1の各アミ
ノ基、ヒドロキシ基およびアミノカルボニル基の水素原
子はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アリ
ールアルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、
シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールアルコキ
シカルボニル基、不飽和の複素環または不飽和の複素環
で置換されたアルキル基で置換されていてもよい、 R2:アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、
シクロアルキルアルキル基またはアリールアルキル基、 R3:ピリジン環、 R4:水素原子、アルキル基、アダマンチルアルキル
基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアル
キル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アシルアミノ基
またはアルコキシカルボニルアミノ基、 R5およびR6:同一または異なって水素原子またはアル
キル基、 R:水素原子またはアルキル基、 X:=Oまたは=S、 n:1〜5の整数。
【0036】これらのうち、一般式[1]で規定された
各基が以下の基からなる化合物またはその塩類がより好
ましい。
【0037】A:−(NR4)−または−(CR56
−、 B:アルキレン基またはアルケニレン基、 R1:アルキル基、アルケニル基であって、該アルキル
基はハロゲン原子、アミノ基、シクロアルキル基、アリ
ール基、イミダゾール基またはピリジン環で置換されて
いてもよく、さらに該アミノ基はアルキル基、アシル
基、アルコキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカ
ルボニル基またはアリールアルコキシカルボニル基で置
換されていてもよい、 R2:アルキル基、アルケニル基またはアリールアルキ
ル基、 R3:ピリジン環、 R4:水素原子、 R5およびR6:水素原子、 X:=O。
【0038】さらに、これらのうち、R1が炭素数3以
上のアルキル基であって、R2がアルキル基またはアリ
ールアルキル基であるものが特に好ましい。
【0039】また、一般式[1]で規定された各基が以
下の基からなる化合物またはその塩類がより好ましい。
【0040】A:−(NR4)−または−(CR56
−、 B:アルキレン基またはアルケニレン基、 R1:アルキル基、アルケニル基またはシクロアルキル
基であって、該アルキル基はハロゲン原子、ヒドロキシ
基、アミノ基、シクロアルキル基、アリール基、カルボ
キシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカ
ルボニル基、アミノカルボニル基、ピリジン環またはチ
オフェン環で置換されていてもよく、さらにR1中の各
アミノ基、ヒドロキシ基およびアミノカルボニル基の水
素原子はアルキル基、アリール基、アリールアルキル
基、アシル基、アルコキシカルボニル基、シクロアルキ
ルオキシカルボニル基、アリールアルコキシカルボニル
基で置換されていてもよい、 R2:シクロアルキル基またはシクロアルキルアルキル
基、 R3:ピリジン環、 R4:水素原子、 R5およびR6:水素原子、 X:=O。
【0041】本化合物の最も好ましい具体例として、下
記化合物およびその塩類が挙げられる。
【0042】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア
【化11】
【0043】○、1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
(3,3,3−トリフルオロプロピル)ウレア
【化12】
【0044】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(2−ブテニル)−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア
【化13】
【0045】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−
N−メチルアミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア
【化14】
【0046】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア
【化15】
【0047】○(Z)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジ
ル)−2−プロペニル]ウレア
【化16】
【0048】○(−)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピル]−1−ペンチルウレア
【化17】
【0049】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[1−メチル−3−(4−ピリジル)プロピ
ル]−1−ペンチルウレア
【化18】
【0050】○(+)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−N−メチルアミノ]エチル]−3−[2−メチ
ル−3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
【化19】
【0051】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド
【化20】
【0052】○3−(4−ピリジルメチルチオ)プロピ
オン酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N
−ペンチルアミド
【化21】
【0053】○2−[2−(4−ピリジル)エチルチ
オ]酢酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−
N−ペンチルアミド
【化22】
【0054】○6−(4−ピリジル)カプロン酸 N−
[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルア
ミド
【化23】
【0055】○cis−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−ペンチル−3−[2−(4−ピリジ
ル)シクロプロピルメチル]ウレア
【化24】
【0056】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[2−メチル−3−(4−ピリジル)プロピ
ル]−1−ペンチルウレア
【化25】
【0057】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−
N−メチルアミノ]エチル]−3−[2−メチル−3−
(4−ピリジル)プロピル]ウレア
【化26】
【0058】○(E)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジ
ル)−2−プロペニル]ウレア
【化27】
【0059】○(+)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピル]−1−ペンチルウレア
【化28】
【0060】○1,1−ジブチル−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア
【化29】
【0061】○3−[2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピル]−1−ペンチル−1−フェネチルウレア
【化30】
【0062】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−ペン
チル−N−フェネチルアミド
【化31】
【0063】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−3
−[2−メチル−3−(4−ピリジル)プロピル]−1
−ペンチルウレア
【化32】
【0064】つぎに、本化合物は例えば下記反応経路1
〜3に従って製造できるが、これらの反応経路に限らず
種々の反応経路によっても製造できる。なお、詳細な合
成方法は後述の実施例で説明する。
【0065】反応経路1
【化33】
【0066】アミド体(A)を還元することにより、ま
た第1アミン(B)と脱離基を有する化合物(C)を反
応させることにより、第2アミン(D)を得ることがで
きる(なお、上記化学反応式においてR1とR2を入れ替
えて合成することができる。)。同様に脱離基を有する
化合物(E)と第1アミン(F)を反応させることによ
り第2アミン(G)を得ることができる。第1アミン
(B)あるいは第2アミン(D)と、第1アミン(F)
あるいは第2アミン(G)を縮合剤(H)[例えば1,
1’−カルボニルジイミダゾール]の存在下で反応させ
れば、本化合物[2]が得られる。
【0067】反応経路2
【化34】
【0068】第1アミン(B)あるいは反応経路1で合
成した第2アミン(D)とカルボン酸(I)を縮合剤
[例えば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩]の存在下で反応させれば、
本化合物[3]が得られる。
【0069】反応経路3
【化35】
【0070】第1アミン(B)あるいは反応経路1で合
成した第2アミン(D)とアルコール体(J)を縮合剤
(K)[例えば炭酸N,N’−ジスクシンイミジルエス
テル]の存在下で反応させれば、本化合物[4]が得ら
れる。
【0071】上記合成方法において、反応物質が分子内
にチオール基、ヒドロキシ基またはアミノ基を有する場
合、それらの基は必要に応じて適当な保護基で保護して
おいてもよく、またそれらの保護基は反応後常法により
除去することもできる。また、反応物質が分子内にカル
ボキシル基を有する場合、カルボキシル基は必要に応じ
てエステル化してもよく、またエステルは加水分解その
他の一般的な方法でカルボン酸にすることもできる。
【0072】上記の合成方法によって得られた化合物
は、常法により前述の様な塩類とすることができる。
【0073】上記合成方法によって得られた本化合物の
有用性を調べるべく、血管新生阻害試験を実施した。詳
細については後述の薬理試験の項で示すが、本化合物
は、血管新生評価モデルであるin vitroのヒト血管内皮
細胞を用いた血管新生およびinvivo の高酸素負荷誘発
の網膜血管新生のいずれに対しても強い阻害作用を示す
ことを見出した。本化合物は、血管新生阻害剤および血
管新生が関与する疾患、特に、糖尿病性網膜症、未熟児
網膜症、黄斑変性症、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞
症、網膜動脈閉塞症、翼状片、ルベオーシス、角膜新生
血管症、固形腫瘍、血管腫、腫瘍の増殖・転移などの予
防剤、治療剤および抑制剤として有用である。
【0074】本化合物の投与は非経口でも経口でも行う
ことができる。投与剤型としては、点眼剤、眼軟膏、結
膜下注射剤等の眼組織注射剤、結膜デポ型製剤、埋め込
み型製剤、結膜嚢内挿入剤、静脈注射剤、錠剤、カプセ
ル剤、散剤、顆粒剤、経皮吸収剤等が挙げられ、これら
はDDS製剤を含めて公知の技術を用いて調製すること
ができる。例えば、点眼剤は、添加物として、等張化
剤、緩衝剤、pH調節剤、可溶化剤、増粘剤、安定化
剤、保存剤、無痛化剤等を適宜配合することにより調製
することができる。また、pH調節剤、増粘剤、分散剤
などを添加し、薬物を懸濁化させることによって、安定
な点眼液を得ることもできる。点眼剤のpHは4.0〜
8.0に設定することが望ましく、また、浸透圧比は
1.0付近に設定することが望ましい。
【0075】等張化剤としては、例えばグリセリン、プ
ロピレングリコール、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
ソルビトール、マンニトール等を挙げることができる。
【0076】緩衝剤としては例えば、リン酸、リン酸
塩、クエン酸、酢酸、ε-アミノカプロン酸、トロメタ
モール等を挙げることができる。
【0077】pH調節剤としては、例えば塩酸、クエン
酸、リン酸、酢酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等を挙げるこ
とができる。
【0078】可溶化剤、分散剤としては、例えばポリソ
ルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、
マクロゴール4000、精製大豆レシチン、ポリオキシ
エチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリ
コール等を挙げることができる。
【0079】増粘剤としては、例えばヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースな
どのセルロース系高分子、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン等を、また、安定化剤としては、例え
ばエデト酸、エデト酸ナトリウム等を挙げることができ
る。
【0080】保存剤(防腐剤)としては、汎用のソルビ
ン酸、ソルビン酸カリウム、塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオ
キシ安息香酸プロピル、クロロブタノール等が挙げら
れ、これらの保存剤を組み合わせて使用することもでき
る。
【0081】無痛化剤としてはクロロブタノール、ベン
ジルアルコール、リドカインなどを挙げることができ
る。
【0082】本化合物の投与量は症状、年齢、剤型等に
よって適宜選択できるが、例えば点眼剤であれば通常
0.001%〜10%(w/v)、好ましくは0.01
〜5%(w/v)の濃度のものを1日1回乃至数回投与
すればよい。
【0083】以下に、中間体の製造例、本化合物の製造
例、製剤例および薬理試験の結果を示すが、これらの例
は本発明をよりよく理解するためのものであり、本発明
の範囲を限定するものではない。
【0084】
【実施例】[A]中間体の製造例 中間体製造例1 ○2−(1−アダマンチル)−N−ペンチルエチルアミ
ン 塩酸塩(中間体1−1) メタンスルホン酸 2−(1−アダマンチル)エチルエ
ステル(2.07g,8.01mmol)のエタノール
(45.8ml)溶液に、ペンチルアミン(2.69m
l,23.2mmol)、炭酸カリウム(2.14g,
15.5mmol)、よう化ナトリウム(2.30g,
15.3mmol)を加え、17時間加熱還流した。反
応溶液を減圧濃縮し、クロロホルム(100ml)で希
釈した。これを1N水酸化ナトリウム水溶液(100m
l)、飽和塩化ナトリウム水溶液(100ml)で洗浄
し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
た。得られた標的化合物のフリー体(1.52g,6.
10mmol)の酢酸エチル(0.50ml)溶液に、
4N塩化水素酢酸エチル溶液(3.1ml)を加えた。
析出した固体を酢酸エチルで洗浄し、濾取すると、標的
化合物1.33g(60%)が得られた。
【0085】IR(KBr):2924,2850,2
519,1456cm-1 mp:263.0−264.5℃
【0086】中間体製造例1と同様の操作を行うことに
より、以下の化合物が得られた。なお、標的化合物を塩
酸塩として単離しないこともある。
【0087】○N’−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N−(ベンジルオキシカルボニル)−N−メチル
エチレンジアミン(中間体1−2) IR(neat):2901,2844,1704cm
-1
【0088】○2−(1−アダマンチル)−N−(シク
ロペンチルメチル)エチルアミン 塩酸塩(中間体1−
3) IR(KBr):2907,2847,1452cm-1 mp:300.0−310.0℃
【0089】○N’−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N−(t−ブトキシカルボニル)−N−メチルエ
チレンジアミン(中間体1−4) IR(neat):3307,2902,2846,1
698cm-1
【0090】○2,2’−ジ(1−アダマンチル)ジエ
チルアミン 塩酸塩(中間体1−5) IR(KBr):2900,2845,2735,24
53cm-1 mp:325℃
【0091】○2−(1−アダマンチル)−N−プロピ
ルエチルアミン(中間体1−6) IR(neat):3276,2903,2846,1
450cm-1
【0092】○N’−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N,N−ジメチルエチレンジアミン 二塩酸塩
(中間体1−7) IR(KBr):3424,2901,2846,24
45cm-1 mp:254.5−259.0℃
【0093】○2−(1−アダマンチル)−N−シクロ
ペンチルエチルアミン 塩酸塩(中間体1−8) IR(KBr):2910,2846,2771,24
50cm-1 mp:300−312℃
【0094】○2−(1−アダマンチル)−N−シクロ
プロピルエチルアミン(中間体1−9) IR(neat):3272,2901,2845cm
-1
【0095】○2−(1−アダマンチル)−N−(2−
メトキシエチル)エチルアミン 塩酸塩(中間体1−1
0) IR(KBr):2909,2846,2792,14
51cm-1 mp:278.5−281.5℃
【0096】○(1−アダマンチル)−N−(2−プロ
ピニル)エチルアミン(中間体1−11) IR(neat):2900,2845,1450cm
-1
【0097】○N−ペンチル−2−(2−ピリジル)エ
チルアミン(中間体1−12) IR(neat):3305,2927,2857,1
591cm-1
【0098】○2−(1−アダマンチル)−N−ベンジ
ルエチルアミン 塩酸塩(中間体1−13) IR(KBr):2900,2846,2750,25
28,2468,2372,1585cm-1 mp:264.0−265.0℃
【0099】○2−(1−アダマンチル)−N−フルフ
リルエチルアミン 塩酸塩(中間体1−14) IR(KBr):3456,2903,2846,27
41,2426cm-1 mp:225.0−233.0℃
【0100】○2−(1−アダマンチル)−N−ブチル
エチルアミン(中間体1−15) IR(neat):2903,1683,1450cm
-1
【0101】○2−シクロヘキシル−N−(2−チエニ
ル)メチルエチルアミン 塩酸塩(中間体1−16)
【0102】○N−ペンチルフェネチルアミン 塩酸塩
(中間体1−17) IR(KBr):3028,2957,2786,14
56cm-1 mp:260.0−285.0℃
【0103】○2−シクロヘキシル−N−ブチルエチル
アミン 塩酸塩(中間体1−18) IR(KBr):2921,2853,2794,27
39,2442,1590,1484,1451cm-1 mp:250℃以上
【0104】○2−シクロヘキシル−N−ペンチルエチ
ルアミン 塩酸塩(中間体1−19) IR(KBr):2924,2793,1451cm-1 mp:250℃以上
【0105】○N−(t−ブトキシカルボニル)−N’
−(2−シクロヘキシルエチル)−N−メチルエチレン
ジアミン(中間体1−20) IR(neat):3350,2923,2850,1
697,1481,1449cm-1
【0106】○N’−(2−シクロヘキシルエチル)−
N,N−ジメチルエチレンジアミン(中間体1−21) IR(neat):3310,2921,2850,2
815,1448cm-1
【0107】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−(4−ピリジル)プロピルアミン(中間体1
−22) IR(neat):3291,2902,2845,1
602,1450cm-1
【0108】○2−(1−アダマンチル)−N−イソプ
ロピルエチルアミン 塩酸塩(中間体1−23) IR(KBr):2909,2846,2754,24
64,1588,1476,1451cm-1 mp:266.0−269.5℃
【0109】○N−(2−ピペリジノエチル)ペンチル
アミン(中間体1−24) IR(neat):2932,2854,1466cm
-1
【0110】○2−(1−アダマンチル)−N−[(2
−メチルチアゾール−4−イル)メチル]エチルアミン
(中間体1−25) IR(neat):2901,2844,1449cm
-1
【0111】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]シンナミルアミン(中間体1−26) IR(neat):2901,2845,1449cm
-1
【0112】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−2−メチル−2−プロペニルアミン(中間体1−
27) IR(neat):2902,2845,1450cm
-1
【0113】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−メチル−2−ブテニルアミン(中間体1−2
8) IR(neat):2903,2846,1450cm
-1
【0114】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]デシルアミン 塩酸塩(中間体1−29) IR(KBr):2926,2849,2778,24
69cm-1 mp:204.0−208.5℃
【0115】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]ヘキシルアミン 塩酸塩(中間体1−30) IR(KBr):2909,2848,2766,24
46cm-1 mp:230.0−243.0℃
【0116】○2−(1−アダマンチル)−N−(ベン
ジルオキシ)エチルアミン(中間体1−31) IR(neat):2901,2846,1452cm
-1
【0117】○2−(1−アダマンチル)−N−[(2
−チエニル)メチル]エチルアミン塩酸塩(中間体1−
32) IR(KBr):2908,2846,2757,24
26cm-1 mp:257.0−260.0℃
【0118】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−2−ブテニルアミン(中間体1−33) IR(neat):2901,1450cm-1
【0119】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]アリルアミン(中間体1−34) IR(neat):2902,1450cm-1
【0120】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]シクロプロピルメチルアミン(中間体1−35) IR(neat):2901,1450cm-1
【0121】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3,3,3−トリフルオロプロピルアミン 塩酸
塩(中間体1−36) IR(KBr):2910,2849,2767,25
98,2457cm-1 mp:300.0−310.0℃
【0122】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−2−(t−ブトキシカルボニル)ヒドラジン(中
間体1−37) IR(KBr): 3288,2899,1705cm
-1 mp:73.5−81.0℃
【0123】○N−(t−ブトキシカルボニル)−N−
メチル−N’−フェネチルエチレンジアミン(中間体1
−38) IR(neat): 3326,3025,2975,
2930,1694,1454cm-1
【0124】○N−(t−ブトキシカルボニル)−N−
メチル−N’−ペンチルエチレンジアミン(中間体1−
39) IR(neat):2958,2929,1694,1
457cm-1
【0125】○N−(ベンジルオキシカルボニル)−N
−メチル−N’−フェネチルエチレンジアミン(中間体
1−40) IR(neat):3309,3027,2936,2
824,1698,1454cm-1
【0126】○N−(ベンジルオキシカルボニル)−N
−メチル−N’−ペンチルエチレンジアミン(中間体1
−41) IR(neat):2928,2858,1703,1
455cm-1
【0127】○2−シクロヘキシル−N−(2−メトキ
シエチル)エチルアミン 塩酸塩(中間体1−42) IR(KBr):2923,2855,2784,24
78,2444cm-1 mp:205.0−208.0℃
【0128】○N−エチル−3,4,5−トリメトキシ
フェネチルアミン(中間体1−43) IR(neat):3300,2936,2828,1
588,1508,1457,1419,1331,1
236,1126,1008cm-1
【0129】○5−[2−(イソペンチルアミノ)エチ
ル]イミダゾール 二塩酸塩(中間体1−44) IR(KBr):2806,2467,1619,16
04,1446,1347,1089,914,82
7,735,627,622cm-1 mp:235.2−238.0℃
【0130】○N−シクロヘキシル−3,4−ジメトキ
シフェネチルアミン(中間体1−45) IR(neat):2928,2852,1591,1
515,1463,1449,1416,1261,1
236,1155,1139,1029,802,76
1cm-1 bp:170℃/210Pa
【0131】○N−シクロプロピル−3,4,5−トリ
メトキシフェネチルアミン(中間体1−46) IR(neat):3304,2932,2832,1
588,1505,1459,1418,1332,1
236,1126,1009cm-1
【0132】○N’−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N−(t−ブトキシカルボニル)−N−メチル−
1,3−プロパンジアミン(中間体1−47) IR(neat):3308,2902,2845,1
698,1480cm-1
【0133】○N−シクロヘキシル(フェニル)メチル
−3−(4−メトキシフェニル)プロピルアミン 塩酸
塩(中間体1−48) IR(KBr):2928,2857,2765,15
92,1510,1455,1230,1064,10
33,817cm-1 mp:187.5−189.5℃
【0134】○N−ジフェニルメチル−3−フェニルプ
ロピルアミン(中間体1−49) IR(neat):3024,2931,1601,1
493,1452cm-1
【0135】○N−ペンチル−3−フェニルプロピルア
ミン 塩酸塩(中間体1−50) IR(KBr):3027,2955,2870,27
80,2492,2413cm-1 mp:230.0−238.0℃
【0136】○N−アセチル−N’−[2−(1−アダ
マンチル)エチル]エチレンジアミン塩酸塩(中間体1
−51) IR(neat):2897,2845,2361,1
826,1707,1567m-1 mp:245.0−247.0℃
【0137】○N−イソペンチル−3,3,3−トリフ
ルオロプロピルアミン 塩酸塩(中間体1−52) IR(KBr):2961,2800,1253,11
73m-1 mp:288℃以上
【0138】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−2,2,2−トリフルオロエチルアミン 塩酸塩
(中間体1−53) IR(KBr):2904,2849,1273,12
33,1176,1145m-1 mp:263.0−265.0℃
【0139】○3−シクロヘキシル−N− プロピルプ
ロピルアミン 塩酸塩(中間体1−54) IR(KBr):2924,2854,2779m-1 mp:234.6−235.4℃
【0140】○N’−[3−(1−アダマンチル)プロ
ピル]−N−(t−ブトキシカルボニル)−N−メチル
エチレンジアミン(中間体1−55) H-NMR (400MHz, CDCl) δ 0.99-
1.10 (m, 2H), 1.32-1.52 (m, 17H),
1.55-1.65 (m, 4H), 1.70 (d, J= 11.
8 Hz, 3H), 1.93 (s, 3H), 2.58 (t,
J = 7.2 Hz, 2H), 2.77 (br, 2H), 2.
91 (s, 3H), 3.33 (br, 2H)
【0141】中間体製造例2 ○4−(3−アミノプロピル)ピリジン(中間体2−
1) N−[3−(4−ピリジル)プロピル]フタルイミド
(67.1g、252mmol)とメタノール(504
ml)とヒドラジン一水和物(18.3ml、378m
mol)を混ぜ、3時間加熱環流した。放冷後不溶物を
濾別し、濾液を減圧濃縮した。残留物にクロロホルム
(1L)と4N水酸化ナトリウム水溶液(500ml)
を加え、分液後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧濃縮後減圧蒸留すると、標的化合物20.5g(6
0%)が無色油状物として得られた。
【0142】IR(neat):3362,2933,
1603cm-1 bp:76.0−79.0℃/40Pa
【0143】中間体製造例2と同様の操作を行うことに
より、以下の化合物が得られた。
【0144】○3−(4−ピリジル)−2−プロペニル
アミン(中間体2−2) IR(neat):3280,3024,1599cm
-1
【0145】○2−(4−ピリジルオキシ)エチルアミ
ン(中間体2−3) IR(KBr):3298,3102,1610,12
16,1049cm-1 mp:108.0−111.5℃
【0146】○3−(4−キノリル)−2−プロペニル
アミン(中間体2−4) IR(neat):3270,2944,1585,1
568,1508cm-1
【0147】中間体製造例3 ○2−(1−アダマンチル)−N−メチルエチルアミン
(中間体3−1) 水素化リチウムアルミニウム(569mg,15.0m
mol)のジエチルエーテル(34.0ml)溶液に、
氷冷下、1−アダマンタン酢酸N−メチルアミド(1.
54g,7.45mmol)のテトラヒドロフラン(1
5.0ml)溶液を5分間で滴下した。6時間加熱還流
した後、再び氷冷下で撹拌し、酢酸エチルを加えて過剰
の水素化リチウムアルミニウムを処理した後、反応溶液
を1N塩酸(50ml)で2回抽出した。抽出液を4N
水酸化ナトリウム水溶液の添加で塩基性にし、ジエチル
エーテル(80ml)で抽出した。有機層を飽和塩化ナ
トリウム水溶液(60ml)で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、標的化合物890
mg(66%)を得た。
【0148】IR(neat):2902,2845,
1449cm-1
【0149】中間体製造例3と同様の操作を行うことに
より、以下の化合物が得られた。
【0150】なお、4N塩化水素酢酸エチル溶液によ
り、該化合物を塩酸塩にすることもできた。
【0151】○2−(1−アダマンチル)−N−エチル
エチルアミン 塩酸塩(中間体3−2) IR(KBr):2896,2847,2753,24
68,1610cm-1 mp:230−245℃
【0152】○N−メチル−3−(4−ピリジル)プロ
ピルアミン(中間体3−3) IR(neat):3292,2934,1602cm
-1
【0153】○1−アダマンチル−N−プロピルメチル
アミン 塩酸塩(中間体3−4) IR(KBr):2905,1584,1451cm-1 mp:340℃
【0154】○2−(1−アダマンチル)−N−メチル
エチルアミン 塩酸塩(中間体3−5) IR(KBr):3422,2900,2846,26
76,2450,1630cm-1 mp:200−220℃
【0155】○3−(1−アダマンチル)−N−プロピ
ルプロピルアミン 塩酸塩(中間体3−6) IR(KBr):2899,2467,1449cm-1 mp:159.5−162.0℃
【0156】○1−アダマンチル−N−ペンチルメチル
アミン 塩酸塩(中間体3−7) IR(KBr):2916,2603,2509,24
18,1477cm-1 mp:170−235℃
【0157】○N−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]ペンチルアミン 塩酸塩(中間体3−8) IR(KBr):2901,2847,1466,14
53cm-1 mp:199−224℃
【0158】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−4,4,4−トリフルオロブチルアミン 塩酸塩
(中間体3−9) IR(KBr):3422,2908,2852,27
70,2518,1452,1255,1148cm-1 mp:243−274℃
【0159】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−5,5,5−トリフルオロペンチルアミン(中間
体3−10) IR(neat):2903,2846,1450,1
255,1142cm-1
【0160】○N−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]ブチルアミン 塩酸塩(中間体3−11) IR(KBr):2904,2847,2756,14
53cm-1 mp:275.0−276.8℃
【0161】○3−(1−アダマンチル)−N−(2,
2,2−トリフルオロエチル)プロピルアミン 塩酸塩
(中間体3−12) IR(KBr):2902,2850,2739,12
74,1258,1176,1139cm-1 mp:262.0−268.0℃
【0162】○4−(1−アダマンチル)−N−エチル
ブチルアミン 塩酸塩(中間体3−13) IR(KBr):2901,2847,2457,14
51cm-1 mp:224−230℃
【0163】○4−(1−アダマンチル)−N−プロピ
ルブチルアミン 塩酸塩(中間体3−14) IR(KBr):2899,2848,2751,24
10,1451cm-1 mp:234−249℃
【0164】○N−(1−アダマンチル)−N’−プロ
ピルエチレンジアミン 二塩酸塩(中間体3−15) IR(KBr):2927,2719,2508,24
29,1471cm-1 mp:288.5−289.5℃
【0165】中間体製造例4 ○3−[N−[2−(1−アダマンチル)エチル]アミ
ノ]プロピオン酸t−ブチルエステル 塩酸塩(中間体
4−1) 2−(1−アダマンチル)エチルアミン塩酸塩(1.0
g,4.6mmol)をエタノール(10ml)に溶解
し、氷冷下トリエチルアミン(0.65ml,4.6m
mol)及びアクリル酸t−ブチルエステル(0.75
ml,5.1mmol)を加えた後、混合物を室温に戻
し一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残留物に1N
水酸化ナトリウム水溶液(30ml)と酢酸エチル(5
0ml)を加え、分液した。酢酸エチル層を水(50m
l)、飽和塩化ナトリウム水溶液(50ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行った。
得られた油状物(0.50g,1.6mmol)をジエ
チルエーテル(20ml)に溶解し、氷冷下4N塩化水
素酢酸エチル溶液(1.0ml,4.0mmol)を加
えると固体が析出した。これをジエチルエーテルで濾取
すると標的化合物0.33g(23%)が得られた。
【0166】IR(KBr):2902,2846,1
733,1166cm-1 mp:210℃
【0167】中間体製造例4と同様の操作を行うことに
より、以下の化合物が得られた。なお、標的化合物を塩
酸塩として単離しないこともある。
【0168】○3−[N−(2−シクロヘキシルエチ
ル)アミノ]プロピオン酸メチルエステル 塩酸塩(中
間体4−2) IR(KBr):2924,2853,2792,17
36,1455,1439cm-1 mp:185.0−187.5℃
【0169】○3−[N−(2−シクロヘキシルエチ
ル)アミノ]プロピオン酸t−ブチルエステル(中間体
4−3) IR(neat):2977,2922,2850,1
728,1449cm-1
【0170】○3−[N−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]アミノ]プロピオン酸t−ブチルエステル塩酸塩
(中間体4−4) IR(neat):3322,2977,2933,1
724,1602,1367,1153cm-1
【0171】中間体製造例5 ○5−(4−ピリジル)吉草酸(中間体5−1) 臭化(ベンジルオキシカルボニルメチル)トリフェニル
ホスホニウム(4.60g、9.36mmol)、β−
(4−ピリジル)アクロレインしゅう酸塩(1.90
g、8.51mmol)にN,N−ジメチルホルムアミ
ド(17ml)を加え、氷冷下攪拌した。炭酸カリウム
(4.70g、34.0mmol)を加え、反応溶液を
室温とした。これを一夜攪拌後酢酸エチル(100m
l)で希釈し、水(100ml)2回、飽和食塩水(5
0ml)の順で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後酢酸
エチルを減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで分離精製すると、5−(4−ピリジ
ル)吉草酸−2,4−ジエンベンジルエステル2.29
g(定量的)が淡黄色油状物として得られた。
【0172】つぎに、5−(4−ピリジル)吉草酸−
2,4−ジエンベンジルエステル(2.25g、8.4
8mmol)にメタノール(42ml)、酢酸(1.0
ml、18mmol)を加え、窒素ガスを10分間通気
した。触媒量の水酸化パラジウムオンカーボンを加え、
水素雰囲気下室温で一夜攪拌した。セライト濾過により
不溶物を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。固化した残
留物に酢酸エチル(50ml)を加え、室温で3時間攪
拌した。結晶を濾取すると、標的化合物1.00g(6
6%)が淡黄色結晶として得られた。
【0173】IR(KBr):2943,1719,1
636,1605cm-1 mp:155.0−180.0℃
【0174】中間体製造例6 ○3−[ N−(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]
プロピオン酸アミド 塩酸塩(中間体6−1) 氷冷下、中間体4−3の3−[N−(2−シクロヘキシ
ルエチル)アミノ]プロピオン酸t−ブチルエステル
(2.0g、7.8mmol)にトリフルオロ酢酸(6
ml)を加えた。一夜攪拌後、減圧濃縮した。残留物に
4N塩化水素酢酸エチル溶液を加え、減圧濃縮後、生じ
た結晶をジエチルエーテルで濾取すると、3−[N−
(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]プロピオン酸塩
酸塩1.5g(96%)が得られた。
【0175】つぎに、3−[N−(2−シクロヘキシル
エチル)アミノ]プロピオン酸塩酸塩(1.0g、4.
2mmol)にテトラヒドロフラン(8ml)を加え、
室温で攪拌した。炭酸ジ−t−ブチルエステル(1.1
g、5.1mmol)及びトリエチルアミン(1.3m
l、9.3mmol)を加え一夜攪拌後、5%クエン酸
水溶液(10ml)を加えた。クロロホルム(60m
l)で抽出後、有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄
した。硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
と、3−[N−(t−ブトキシカルボニル)−N−(2
−シクロヘキシルエチル)アミノ]プロピオン酸0.7
9g(62%)が無色油状物として得られた。
【0176】つぎに、3−[N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−N−(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]プ
ロピオン酸(0.59g、2.0mmol)に無水テト
ラヒドロフラン(7ml)を加え、−78℃で攪拌し
た。N−メチルモルホリン(0.22ml、2.0mm
ol)次いでクロロ蟻酸イソブチルエステル(0.38
ml、2.9mmol)のテトラヒドロフラン(3m
l)溶液を加えた。1時間後28%アンモニア水溶液
(6.0ml、9.8mmol)を加え、1.5時間攪
拌した。クロロホルム(50ml)を加え室温とし、飽
和重曹水(20ml)、飽和食塩水(20ml)の順で
洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し、残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
と、3−[N−(t−ブトキシカルボニル)−N−(2
−シクロヘキシルエチル)アミノ]プロピオン酸アミド
0.34g(58%)が無色結晶として得られた。
【0177】つぎに、3−[N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−N−(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]プ
ロピオン酸アミド(0.37g、1.2mmol)に4
N塩化水素1,4−ジオキサン溶液(3.1ml)を加
え室温で一夜攪拌した。減圧濃縮後、生じた固体にジイ
ソプロピルエーテルを加え濾取すると、標的化合物0.
30g(定量的)が無色結晶として得られた。
【0178】IR(KBr):3386,3196,2
921,2852,2808,1705,1656,1
452cm-1 mp:165.0℃
【0179】中間体製造例7 ○ジ−5−ヘキセニルアミン(中間体7−1) 3−アミノプロピオニトリル(0.98g、14mmo
l)にN,N−ジメチルホルムアミド(28ml)を加
え、室温で攪拌した。6−ブロモ−1−ヘキセン(5.
0g、31mmol)、ヨウ化ナトリウム(11g、7
3mmol)、炭酸カリウム(5.8g、42mmo
l)を加え、一夜攪拌した。ジエチルエーテル(100
ml)で希釈し、水(100ml、2回)、飽和食塩水
(50ml)の順で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥
後、有機層を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで分離精製すると、3−(ジ−5−
ヘキセニル)アミノプロピオニトリル2.2g(66
%)が無色油状物として得られた。
【0180】つぎに、3−(ジ−5−ヘキセニル)アミ
ノプロピオニトリル(2.0g、8.6mmol)にエ
タノール(8.6ml)と水酸化カリウム(0.85
g、13mmol)を加え7.5時間加熱環流した。放
冷後水(150ml)、クロロホルム(150ml)を
加え分配し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
濃縮後残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで分離精製すると、標的化合物0.32g(21
%)が淡黄色油状物として得られた。
【0181】IR(neat):3076,2976,
2928,2856,1679,1640cm-1
【0182】中間体製造例7と同様の操作を行うことに
より、以下の化合物が得られた。
【0183】○ジ−7−オクテニルアミン(中間体7−
2) IR(neat):3075,2976,2926,2
854,1640cm-1
【0184】中間体製造例8 ○N−[2−(1−アダマンチルオキシ)エチル]プロ
ピルアミン 塩酸塩(中間体8−1) 2−(プロピルアミノ)エタノール(2.4g、23m
mol)、1−ブロモアダマンタン(0.50g、2.
3mmol)、トリエチルアミン(0.32ml、2.
3mmol)を混ぜ、外温100℃で2時間、130℃
で5時間、150℃で3時間撹拌した。放冷後酢酸エチ
ル(50ml)を加え、水(50ml)2回、飽和食塩
水(30ml)の順で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで分離後、4N塩化水素酢酸エチル溶
液(2ml)を加え減圧濃縮し、生じた結晶を酢酸エチ
ルで濾取すると、標的化合物0.16g(25%)が無
色結晶として得られた。
【0185】IR(KBr):3544,2907,2
502,1584cm-1 mp:232.0−232.7℃
【0186】中間体製造例9 ○2−プロピルアミノ酢酸 N−(1−アダマンチル)
アミド(中間体9−1)ブロモ酢酸(5.00g、3
6.0mmol)にエタノール(36ml)を加え、氷
水冷下撹拌した。プロピルアミン(14.8ml、18
0mmol)を1分間で加えた後、外温80℃で2.5
時間撹拌した。4N水酸化ナトリウム水溶液(27m
l)を加え減圧濃縮後、水(27ml)とテトラヒドロ
フラン(30ml)を加え室温で撹拌した。炭酸ジ−t
−ブチルエステル(9.43g、43.2mmol)の
テトラヒドロフラン(6ml)溶液を加え、15分後ク
エン酸一水和物を加え弱酸性にした。酢酸エチル(15
0ml)で抽出後、水(100ml)、飽和食塩水(5
0ml)の順で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾
燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで分離すると、2−[N−(t−ブトキシカ
ルボニル)−N−プロピルアミノ]酢酸5.06g(6
5%)が無色固体として得られた。
【0187】つぎに、2−[N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−N−プロピルアミノ]酢酸(4.52g、2
0.8mmol)、1−アダマンタンアミン(3.46
g、22.9mmol)に塩化メチレン(208ml)
を加え、室温で撹拌した。N、N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(7.25ml、41.6mmol)次いでO
−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,
N,N’,N’−テトラメチルウロニウム六フッ化燐酸
塩(8.71g、22.9mmol)を加え、一夜撹拌
した。反応溶液を減圧濃縮後、残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで分離すると、2−[N’−(t
−ブトキシカルボニル)−N’−プロピルアミノ]酢酸
N−(1−アダマンチル)アミド7.88g(定量
的)が無色油状物として得られた。得られた油状物は室
温で固化した。
【0188】つぎに、2−[N’−(t−ブトキシカル
ボニル)−N’−プロピルアミノ]酢酸 N−(1−ア
ダマンチル)アミド(7.68g、21.9mmol)
に4N塩化水素酢酸エチル溶液(55ml、0.22m
ol)を加え、室温で1時間撹拌した。生じた結晶に酢
酸エチルを濾取後酢酸エチルで洗浄すると、標的化合物
5.97g(95%)が無色結晶として得られた。
【0189】IR(KBr):3272,2906,2
848,2589,1676,1562cm-1 mp:278.0−279.2℃
【0190】中間体製造例10 ○N−(t−ブトキシカルボニル)−2−(4−ピリジ
ルオキシ)エチルアミン(中間体10−1) 氷冷下、中間体2−4(200g,1.45mmol)
のテトラヒドロフラン(5ml)溶液にジ−t−ブチル
ジカルボナート(380mg,1.74mmol)とト
リエチルアミン(240μl,1.74mmol)を加
え、室温にして25分攪拌した。反応液を減圧下溶媒留
去した後、酢酸エチル(50ml)と飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液(50ml)で分配した。水層をさらにク
ロロホルム(50ml)で抽出し、あわせた有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒留去して得
た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
すると標的化合物70mg(20.2%)が得られた。
【0191】IR(neat):3230,2976,
1706,1596cm-1
【0192】中間体製造例11 ○(RS)−2−メチル−3−(4−ピリジル)プロピ
ルアミン(中間体11-1) 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(5.36g、134
mmol)にN,N−ジメチルホルムアミド(143m
l)を加え、氷冷下攪拌した。メチルマロン酸ジエチル
エステル(11.7g、67.1mmol)のN,N−
ジメチルホルムアミド(40ml)溶液を5分間で滴下
し、10分後4−塩化ピコリル塩酸塩(10.0g、6
1.0mmol)を少しずつ5分間かけて加え室温とし
た。1時間後飽和重曹水(500ml)を加え、ジエチ
ルエーテル(400ml)で抽出した。有機層を水(1
00ml)飽和食塩水(50ml)で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧濃縮すると、2−メチル−2
−(4−ピリジルメチル)マロン酸ジエチルエステル1
7.2g(定量的、水素化ナトリウムオイルを含む)が
茶色油状物として得られた。
【0193】つぎに、2−メチル−2−(4−ピリジル
メチル)マロン酸ジエチルエステル(17.2g、6
4.6mmol)に6N塩酸(96.8ml、581m
mol)を加え一夜加熱環流した。放冷後ヘキサン(1
00ml)で洗浄することにより2−メチル−2−(4
−ピリジルメチル)マロン酸ジエチルエステルに含まれ
ていた水素化ナトリウムオイルを除去し減圧濃縮した。
生じた結晶を酢酸エチルで濾取すると、2−メチル−3
−(4−ピリジル)プロピオン酸10.7g(82%)
が薄ピンク色結晶として得られた。
【0194】つぎに、2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピオン酸(1.69g、10.2mmol)に
クロロホルム(8ml)、塩化チオニル(2.2ml、
30.6mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド
(1滴)を加え、攪拌しながら1時間加熱環流した。減
圧濃縮後クロロホルム(8ml)を加え、氷冷下攪拌し
ている28%アンモニア水溶液にゆっくり加えた。10
分後室温とし、一夜攪拌した。減圧濃縮後酢酸エチル
(100ml)を加え、生じた不溶物を濾去した。濾液
を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで分離精製し、生じた結晶をジエチルエーテルで
濾取すると、2−メチル−3−(4−ピリジル)プロピ
オン酸アミド0.72g(43%)が淡黄色結晶として
得られた。
【0195】つぎに、窒素雰囲気下、水素化リチウムア
ルミニウム(0.45g、12mmol)に無水ジエチ
ルエーテル(20ml)を加え氷冷下攪拌した。2−メ
チル−3−(4−ピリジル)プロピオン酸アミド(0.
68g、4.1mmol)の無水塩化メチレン(20m
l)溶液を5分間で滴下し、室温として一夜攪拌した。
再び氷冷下とし、酢酸エチル(5ml)をゆっくり加
え、次いで1N水酸化ナトリウム水溶液を初めはゆっく
り加え、全量100ml加えた。クロロホルム(100
ml)で抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し減圧
濃縮すると、標的化合物0.56g(90%)が淡黄色
油状物として得られた。
【0196】IR(neat):3293,2957,
2925,1602cm-1
【0197】中間体製造例11と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。また、光学活性な酸
を用いて光学分割することにより、光学活性体を得るこ
とができた。
【0198】○ 2−(4−ピリジルメチル)ブチ
ルアミン(中間体11−2) IR(neat):3296,3025,2960,2
874,1602cm -1
【0199】○ 2−ベンジル−3−(4−ピリジ
ル)プロピルアミン(中間体11−3) IR(neat):3296,3062,3025,1
602cm-1
【0200】○2,2−ビス(4−ピリジルメチル)エ
チルアミン(中間体11−4) IR(neat):3290,3026,2924,1
602,1557cm-1
【0201】○(−)−2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピルアミン(中間体11−5) IR(neat):3362,3301,2958,1
603cm-1 [α]20 D:−10.6°(MeOH,C1.0)
【0202】○(+)−2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピルアミン(中間体11−6) IR(neat):3362,3294,2958,1
603cm-1 [α]20 D:+9.9°(MeOH,C1.0)
【0203】中間体製造例12 ○3−(4−キノリル)プロピルアミン(中間体12−
1) 室温窒素雰囲気下、 中間体製造例2で得られた3−
(4−キノリル)−2−プロペニルアミン(中間体2−
4)(188mg,1.02mmol)のメタノール
(3ml)溶液に触媒量の10%パラジウムオンカーボ
ンを加え、水素雰囲気下一晩撹拌した。反応液をセライ
ト濾過した後、減圧下溶媒留去して得られた残留物を酢
酸エチル(30ml)と飽和塩化アンモニウム水溶液
(30ml)で分配した。水層に4N水酸化ナトリウム
水溶液(30ml)を加え、クロロホルム(100m
l)で抽出し、得られた有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下溶媒留去することにより、標的化合
物145mg(76.3%)が得られた。
【0204】IR(neat):3350,2938,
1591,1510cm-1
【0205】中間体製造例13 ○3−(4−ピリジル)ブチルアミン(中間体13−
1) 4−アセチルピリジン(2.00g、16.5mmo
l)、臭化(ベンジルオキシカルボニル)トリフェニル
ホスホニウム(8.94g、18.2mmol)にN,
N−ジメチルホルムアミド(33ml)を加え、氷冷下
攪拌した。炭酸カリウム(9.12g、66.0mmo
l)を加え外温70℃とし、一夜攪拌した。ジエチルエ
ーテル(100ml)で希釈後、水(100ml、2
回)、飽和食塩水(50ml)の順で洗浄した。硫酸マ
グネシウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで分離精製すると、3−(4
−ピリジル)−2−ブテン酸ベンジルエステル1.77
g(42%:E体とZ体の混合物)が淡黄色油状物とし
て得られた。
【0206】つぎに3−(4−ピリジル)−2−ブテン
酸ベンジルエステル(1.75g、6.20mmol)
にメタノール(31ml)、酢酸(0.71ml、1
2.4mmol)を加え、室温で10分間窒素ガスを通
気した。触媒量の10%−パラジウムオンカーボンを加
え、水素雰囲気下室温で一夜攪拌した。不溶物を濾去
後、濾液を減圧濃縮した。生じた結晶をアセトンで濾取
すると、3−(4−ピリジル)酪酸0.61g(60
%)が淡黄色結晶として得られた。
【0207】つぎに、3−(4−ピリジル)酪酸(0.
60g、3.6mmol)にクロロホルム(5ml)、
塩化チオニル(0.80ml、11mmol)、N,N
−ジメチルホルムアミド(1滴)を加え、攪拌しながら
1時間加熱環流した。減圧濃縮後クロロホルム(5m
l)を加え、氷冷下攪拌している飽和アンモニア/テト
ラヒドロフラン(5ml)溶液にゆっくり加えた。2.
5時間後不溶物を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製する
と、3−(4−ピリジル)酪酸アミドとその酸化オレフ
ィン体の混合物0.34gが淡黄色結晶として得られ
た。
【0208】つぎに、窒素雰囲気下、水素化リチウムア
ルミニウム(0.16g、4.2mmol)に無水エー
テル(8ml)を加え、氷冷下攪拌した。3−(4−ピ
リジル)酪酸アミド(0.22g、1.4mmol)の
無水塩化メチレン(8ml)溶液を2分間で滴下後室温
とし、一夜攪拌した。酢酸エチル(1ml)、1N水酸
化ナトリウム水溶液(20ml)を加えた後クロロホル
ム(50ml)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで分離精製すると、標的化合物0.1
5g(75%)が淡黄色油状物として得られた。
【0209】IR(neat):3350,2963,
2873,1601cm-1
【0210】中間体製造例14 ○N−(4−ピリジル)エチレンジアミン(中間体14
−1) 窒素雰囲気下、4−ブロモピリジン塩酸塩(3.00
g、15.5mmol)にエチレンジアミン(10.4
ml、155mmol)を加え1.5時間加熱還流し
た。室温とし、炭酸カリウム(8.57g、62.0m
mol)を加えて10分間撹拌後固体を濾別し、固体を
トルエン、2−プロパノールで洗浄した。濾液を減圧濃
縮後、残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで分離精製後、生じた固体をジイソプロピルエーテ
ルで濾取すると、標的化合物1.63g(77%)が淡
黄色固体として得られた。
【0211】IR(KBr):3320,3240,3
028,2930,1615cm-1 mp:114.0−116.5℃
【0212】中間体製造例15 ○4−(3−アミノブチル)ピリジン(中間体15−
1) 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(2.81g、70.
3mmol)に無水N,N−ジメチルホルムアミド(4
1ml)を加え、氷水冷下撹拌した。アセト酢酸t−ブ
チルエステル(6.33g、40.0mmol)のN,
N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を10分間
で滴下し、更に10分後窒素気流下として4−(クロロ
メチル)ピリジン塩酸塩(5.00g、30.5mmo
l)を少しずつ3分間で加えて室温とした。2時間後飽
和重曹水(150ml)を加え、酢酸エチル(100m
l)で抽出した。有機層を水(100ml)、飽和食塩
水(50ml)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧濃縮後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで分離精製すると、2−アセチル−3−(4−
ピリジル)プロピオン酸エチルエステル1.34g(1
8%)が淡黄色油状物として得られた。
【0213】つぎに、2−アセチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピオン酸エチルエステル(1.20g、4.8
1mmol)に6N塩酸(8ml)を加え、1.5時間
加熱還流した。減圧濃縮後2−プロパノール(10m
l)を加え、再度減圧濃縮した。生じた固体に酢酸エチ
ルを加え濾取すると、4−(4−ピリジル)−2−ブタ
ノン0.79g(89%)が淡黄色固体として得られ
た。
【0214】つぎに、4−(4−ピリジル)−2−ブタ
ノン(736mg、3.96mmol)に水(12m
l)、テトラヒドロフラン(1.2ml)を加え、室温
で撹拌した。炭酸ナトリウム(483mg、4.56m
mol)とヒドロキシルアミン塩酸塩(358mg、
5.15mmol)を加え、1.5時間攪拌後酢酸エチ
ル(50ml)を加えて希釈した。炭酸水素ナトリウム
を加え分液後飽和食塩水(10ml)で洗浄した。有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。生じた
結晶にシクロヘキサンを加え濾取すると、4−(4−ピ
リジル)−2−ブタノンオキシム584mg(90%)
が淡黄色結晶として得られた。
【0215】つぎに、窒素雰囲気下、水素化リチウムア
ルミニウム(257mg、6.77mmol)に無水エ
ーテル(19ml)を加え、氷冷下撹拌した。4−(4
−ピリジル)−2−ブタノンオキシム(556mg、
3.38mmol)のエーテル(15ml)溶液を7分
間で滴下後室温とし一夜撹拌した。更に二日間加熱還流
後氷冷下撹拌した。酢酸エチルをゆっくり加えた後1N
水酸化ナトリウム水溶液(最初はゆっくり、全20m
l)を加えた。クロロホルム(80ml)を加え不溶物
をセライトで濾去し、分液後クロロホルムを減圧濃縮し
た。残留物と水層を合わせ、テトラヒドロフラン(20
ml)を加え、室温で撹拌した。炭酸ジ−t−ブチルエ
ステル(1.48g、6.78mmol)を加え一夜撹
拌した。クロロホルム(50ml)を加え抽出後無水硫
酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製した。残留物
に4N塩化水素酢酸エチル溶液(3ml)とエタノール
(1ml)を加え室温で撹拌した。3時間後減圧濃縮
し、残留物にクロロホルム(5ml)、メタノール(5
ml)、トリエチルアミン(1ml)を加え減圧濃縮
後、残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで分離精製すると、標的化合物161mg(32%)
が茶色油状物として得られた。
【0216】IR(neat):3354,3280,
2958,2925,2866,1602cm-1
【0217】中間体製造例15と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。
【0218】○1,2−ジメチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピルアミン(中間体15−2) IR(neat):3360,3287,2963,2
930,2876,1602cm-1
【0219】○1−エチル−3−(4−ピリジル)プロ
ピルアミン(中間体15−3) IR(neat):3357,2963,2934,2
875,1605cm-1
【0220】中間体製造例16 ○2,2−ジメチル−3−(4−ピリジル)プロピルア
ミン(中間体16−1)窒素雰囲気下、ジイソプロピル
アミン(10.0ml、71.5mmol)のテトラヒ
ドロフラン(150ml)溶液を−78℃に冷却し、ブ
チルリチウムのヘキサン溶液(1.6N)を10分間か
けて滴下した。氷冷水で20分間冷却後、再度−78℃
に冷却し、イソブチロニトリル(3.03ml,33.
3mmol)を5分間かけて滴下した。更に4−ピリジ
ンカルボキシアルデヒド(3.18ml,33.3mm
ol)を5分間かけて滴下し、1時間20分攪拌した。
水(100ml)を加え、反応混合物を3日間連続抽出
装置にかけ、酢酸エチル(200ml)で抽出した。得
られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧下濃
縮し、得られた固体をジエチルエーテルで濾取すること
により3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−3−(4−
ピリジル)プロピオニトリル4.20g(71.6%)
が無色固体として得られた。
【0221】室温下、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチ
ル−3−(4−ピリジル)プロピオニトリル(1.00
g、5.67mmol)のジクロロメタン(20ml)
溶液にトリエチルアミン(1.57ml、11.3mm
ol)を加えた。更に塩化p−トルエンスルホニル
(1.30g、6.80mmol)を加え、50℃で3
日間過熱攪拌した。放冷後、反応混合物を減圧濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると2,
2−ジメチル−3−(4−ピリジル)−3−(p−トリ
ルスルホニルオキシ)プロピオニトリル699mg(3
7.4%)が淡黄色固体として得られた。
【0222】窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウ
ム(345mg,9.10mmol)を加え、氷水冷
下、無水ジエチルエーテル(10ml)を滴下した。続
いて2,2−ジメチル−3−(4−ピリジル)−3−
(p−トリルスルホニルオキシ)プロピオニトリル(6
00mg,1.82mmol)のテトラヒドロフラン
(10ml)溶液を滴下した。室温下、一夜攪拌し、氷
水冷下、反応混合物を激しく攪拌しながら、水(324
μl)、15%水酸化ナトリウム水溶液(324μ
l)、水(972μl)を順次加えた。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製すると標的化合物(83.0mg,
0.505mmol,28%)が淡黄色油状物として得
られた。
【0223】IR(neat):3290,3074,
2960,1652,1602,1417cm-1
【0224】中間体製造例17 ○(RS)−2−メチル−3−(4−ピリジル)プロパ
ノール(中間体17−1) 中間体製造例11の合成過程で得られた2−メチル−3
−(4−ピリジル)プロピオン酸(136g,0.67
6mol)をテトラヒドロフラン(1500ml)に溶
解し、氷水冷下、水素化ホウ素ナトリウム(56.2
g,1.49mol)を加えた。30分後、ヨウ素(8
5.8g,0.338mol)、テトラヒドロフラン
(500ml)の混合液を氷水冷却下滴下し、室温とし
た。2時間後氷水冷下とし、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液(100ml)を滴下した。飽和塩化ナトリウム水
溶液(900ml)、水(400ml)を加え、クロロ
ホルム(1L×2)で抽出した。有機層を0.01%チ
オ硫酸ナトリウム水溶液(1L)、飽和塩化ナトリウム
水溶液(500ml)の順で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧濃縮すると、標的化合物127.1
g(定量的)が黄色油状物として得られた。
【0225】IR(neat):3292,2928,
1606,1558,1419cm-1
【0226】中間体製造例18 ○3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−3−
(4−ピリジル)プロピルアミン(中間体18−1) −80℃下,ブチルリチウムヘキサン溶液(10.5m
l,16.8mmol)の無水テトラヒドロフラン(2
0ml)溶液にジイソプロピルアミン(1.98g,1
9.6mmol)を5分かけて滴下し,0℃に昇温して
30分間攪拌した。再び−80℃に冷却後,アセトニト
リル(573mg,14.0mmol)を7分かけて滴
下し,さらに20分後,4-ピリジンカルボキシアルデ
ヒド(758mg,7.08mmol)を10分かけて
滴下した。50分後,飽和塩化アンモニウム水溶液(2
0ml)を加えて室温に戻した。反応液を4日間連続抽
出(酢酸エチル,水)した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後,溶媒を減圧留去してシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製すると,3−ヒドロキシ−3−
(4−ピリジル)プロピオニトリル(666mg,無色
結晶,63.5%)が得られた。
【0227】つぎに、得られた3−ヒドロキシ−3−
(4−ピリジル)プロピオニトリル(1.00g、6.
75mmol)にイミダゾール(4.60g、67.5
mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(30m
l)を加え、室温で撹拌した。t−ブチルジフェニルク
ロロシラン(2.23g、8.10mmol)を加え一
日撹拌後、外温50℃で更に3時間撹拌した。酢酸エチ
ル(50ml)エーテル(50ml)を加え、水(20
ml)3回、飽和食塩水(30ml)の順で洗浄後、有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮後、
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精
製すると、3−(t−ブチルジフェニルシロキシ)−3
−(4−ピリジル)プロピオニトリル2.58g(9
8.9%)が無色油状物として得られた。
【0228】窒素雰囲気下,水素化リチウムアルミニウ
ム(299mg,7.87mmol)を無水ジエチルエ
ーテル(10ml)に懸濁させ、氷冷下攪拌しながら、
得られた3−(t−ブチルジフェニルシロキシ)−3−
(4−ピリジル)プロピオニトリル(1.00g,2.
59mmol)の無水ジエチルエーテル(15ml)溶
液を8分かけて滴下し,室温に戻して75分間攪拌し
た。氷冷にして酢酸エチル(15ml)を加えてから,
水(0.28ml),15%水酸化ナトリウム水溶液
(0.28ml),水(0.85ml)を順番に加え,
室温に戻して10分間攪拌した。反応液に無水硫酸マグ
ネシウムを加えて乾燥後,溶媒を減圧留去してシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製すると,標的化合物
(180.0mg,黄色油状物,17.8%)が得られ
た。
【0229】IR(neat):3286,3071,
2932,2858,1601,1428cm-1
【0230】中間体製造例18と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。
【0231】○3−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−3−(4−ピリジル)プロピルアミン(中間体1
8−2)
【0232】中間体製造例19 ○N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−2−ブチ
ニルアミン(中間体19−1) 2−ブチン−1−オール(3.0ml、40mmol)
にジメチルスルホキシド(60ml)とトリエチルアミ
ン(8.4ml、60mmol)を加え、氷水冷下撹拌
した。三酸化硫黄ピリジン錯体(4.2g、26mmo
l)を加え15分後、更に三酸化硫黄ピリジン錯体
(5.1g、32mmol)を加えて1.5時間撹拌し
た。反応溶液に水(40ml)を加え、塩化メチレン
(40ml)で2回抽出し、1N塩酸(30ml)2
回、水(40ml)2回の順で洗浄後、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去すると、2
−ブチナール1.0g(37%)が褐色油状物として得
られた。
【0233】ついで、2−(1−アダマンチル)エチル
アミン塩酸塩(2.0g、9.3mmol)をクロロホ
ルム(30ml)と1N水酸化ナトリウム水溶液(40
ml)で分配し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥、減圧濃縮することにより得られた2−(1−アダマ
ンチル)エチルアミンにメタノール(15ml)、トリ
エチルアミン(2.6ml、19mmol)を加え、室
温で撹拌した。次に前反応で得られた2−ブチナール
(0.80g、12mmol)のメタノール(10m
l)溶液を加え、3時間後氷水冷下水素化ホウ素ナトリ
ウム(1.9g、50mmol)を加えた。1時間後水
(40ml)を加え、クロロホルム(60ml)で抽出
後飽和食塩水(40ml)で洗浄し、有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮後、残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製すると、標的
化合物0.48g(22%)が褐色油状物として得られ
た。
【0234】IR(neat):3302,2902,
2846,2279,2244cm-1
【0235】[B]本化合物の製造例 本化合物製造例1 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−ペン
チル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
(化合物1−1) 中間体2−1の4−(3−アミノプロピル)ピリジン
(285mg,2.09mmol)のテトラヒドロフラン
(10ml)溶液に1,1’−カルボニルジイミダゾー
ル(427mg,2.63mmol)を加え、室温で2
0分間攪拌した。中間体1−1の2−(1−アダマンチ
ル)−N−ペンチルエチルアミン塩酸塩(571mg,
2.00mmol)を加え、1時間加熱還流した。酢酸
エチル(50ml)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液(50ml)、飽和塩化ナトリウム水溶液(50
ml)で洗浄後、硫酸マグネシウムを加え乾燥した。溶
媒を減圧留去し、析出した固体をジイソプロピルエーテ
ルで洗浄後濾取すると、標的化合物606mg(73
%)が得られた。
【0236】IR(KBr):2900,2845,1
618,1534cm-1 mp:124.0−124.7℃
【0237】本化合物製造例1と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。
【0238】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジル)−2
−プロペニル]ウレア(化合物1−2) IR(neat):3339,2902,2846,1
626,1530cm-1
【0239】○N−[3−(4−ピリジル)プロピル]
−1−ピペリジンカルボキサミド(化合物1−3) IR(neat):3339,2934,2854,1
621,1538cm-1
【0240】○N−[3−(4−ピリジル)プロピル]
−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−カルボ
キサミド(化合物1−4) IR(neat):3337,2922,2858,1
624,1537,1414cm-1
【0241】○N−[3−(4−ピリジル)プロピル]
−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カ
ルボキサミド(化合物1−5) IR(KBr):3342,2925,1614,15
43,1489cm-1 mp:76.0−79.0℃
【0242】○N−[3−(4−ピリジル)プロピル]
−4−モルホリンカルボキサミド(化合物1−6) IR(KBr):3347,2968,1626,15
46,1115cm-1 mp:94.0−98.0℃
【0243】○N−[3−(4−ピリジル)プロピル]
−1−ホモピペリジンカルボキサミド(化合物1−7) IR(neat):3343,2927,1625,1
537cm-1
【0244】○1,1−ジアリル−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア(化合物1−8) IR(neat):3350,2928,1628,1
603,1535cm-1
【0245】○N−[3−(4−ピリジル)プロピル]
−2−デカヒドロイソキノリンカルボキサミド(化合物
1−9) IR(neat):3343,2855,2622,1
621,1539cm-1
【0246】○1,1−ジブチル−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア(化合物1−10) IR(neat):3347,2957,2872,1
626,1537cm-1
【0247】○1,1−ジヘキシル−3−[3−(4−
ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−11) IR(neat):3348,2928,2857,1
626,1532cm-1
【0248】○1,1−ジイソペンチル−3−[3−
(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−12) IR(neat):3344,2955,2869,1
626,1533cm-1
【0249】○1,1−ジデシル−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア(化合物1−13) IR(neat):3346,2925,2854,1
626,1537cm-1
【0250】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(N−ベンジルオキシカルボニル−N
−メチルアミノ)エチル]−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−14) IR(neat):3360,2902,2846,1
772,1699,1634,1532cm-1
【0251】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−
[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−
15) IR(KBr):3322,2900,2845,16
21,1526cm-1 mp:104.0−106.5℃
【0252】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−16) IR(KBr):3331,2901,2846,16
22,1602,1534cm-1 mp:99.0−103.0℃
【0253】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(2−プロピニル)−3−[3−(4−ピリ
ジル)プロピル]ウレア(化合物1−17) IR(KBr):3322,3204,2899,28
45,2112,1626,1605,1543,14
44cm-1 mp:152.0−154.0℃
【0254】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(2−メトキシエチル)−3−[3−(4−
ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−18) IR(KBr):3321,2900,2846,16
25,1602,1534,1451cm-1 mp:101.5−104.5℃
【0255】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−シクロプロピル−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−19) IR(KBr):3365,2900,1633cm-1 mp:108.0−115.5℃
【0256】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−シアノメチル−3−[3−(4−ピリジル)
プロピル]ウレア(化合物1−20) IR(neat):3350,2903,2247,1
644cm-1
【0257】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−シクロペンチルメチル−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア(化合物1−21) IR(KBr):3328,2906,2845,16
15,1450cm-1 mp:155.0−158.0℃
【0258】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−シクロプロピルメチル−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア(化合物1−22) IR(KBr):3328,2900,2845,16
18,1534cm-1 mp:123.0−125.0℃
【0259】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−アリル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−23) IR(KBr):3329,2900,1625,15
38cm-1 mp:99.0−102.0℃
【0260】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
(3,3,3−トリフルオロプロピル)ウレア(化合物
1−24) IR(KBr):3310,2900,2847,16
22,1543cm-1 mp:107.5−109.0℃
【0261】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(2−ブテニル)−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−25) IR(KBr):3328,2900,1619cm-1 mp:89.5−93.5℃
【0262】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−
N−メチルアミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−26) IR(neat):3350,2903,2846,1
694,1633,1537cm-1
【0263】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
(2−チエニル)メチルウレア(化合物1−27) IR(KBr):3328,2900,2845,16
26,1544cm-1 mp:142.5−144.5℃
【0264】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ベンジルオキシ−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−28) IR(neat):3444,3350,2902,2
846,1666,1517cm-1
【0265】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ヘキシル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−29) IR(KBr):3354,2901,2845,16
19,1538cm-1 mp:119.5−121.5℃
【0266】○1−(1−アダマンチル)メチル−1−
プロピル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレ
ア(化合物1−30) IR(neat):3350,2902,1626cm
-1
【0267】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(3−メチル−2−ブテニル)−3−[3−
(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−31) IR(KBr):3358,2900,2845,16
22,1526cm-1 mp:93.0−96.0℃
【0268】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−デシル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−32) IR(KBr):3340,2924,2846,16
26,1602,1534cm-1 mp:75.0−76.0℃
【0269】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(2−メチル−2−プロペニル)−3−[3
−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−3
3) IR(KBr):3336,2905,2846,16
24,1544cm-1 mp:108.0−109.0℃
【0270】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−シンナミル−3−[3−(4−ピリジル)プ
ロピル]ウレア(化合物1−34) IR(KBr):3374,2899,2844,16
19,1534cm-1 mp:130.0−134.5℃
【0271】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−35) IR(neat):3349,2901,1626,1
536cm-1
【0272】○1−(1−アダマンチル)メチル−1−
ペンチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレ
ア(化合物1−36) IR(neat):3349,2903,1625,1
531cm-1
【0273】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(2−メチルチアゾール−4−イル)メチル
−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合
物1−37) IR(neat):3337,2901,1632,1
536cm-1
【0274】○1,1−ジペンチル−3−[3−(4−
ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−38) IR(neat):3347,2929,2859,1
626,1537cm-1
【0275】○1−ペンチル−1−(2−ピペリジノエ
チル)−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
(化合物1−39) IR(neat):3350,2933,2856,1
640,1533cm-1
【0276】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−メチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−40) IR(KBr):3334,2901,2846,16
26,1604,1534cm-1 mp:99.0−109.0℃
【0277】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−エチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−41) IR(KBr):3324,2901,2845,16
22,1540cm-1 mp:106.0−115.0℃
【0278】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−フルフリル−3−[3−(4−ピリジル)プ
ロピル]ウレア(化合物1−42) IR(KBr):3331,2900,2846,16
18,1538cm-1 mp:128.0−130.0℃
【0279】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ベンジル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−43) IR(KBr):3335,2901,2847,16
19,1538cm-1 mp:130.5−135.0℃
【0280】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−1
−ペンチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウ
レア(化合物1−44) IR(neat):3345,2923,1625,1
603,1531cm-1
【0281】○1−ペンチル−1−フェネチル−3−
[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−
45) IR(neat):3345,3063,2929,1
625,1533cm-1
【0282】○1−ブチル−1−(2−シクロヘキシル
エチル)−3−(4−ピリジル)メチルウレア(化合物
1−46) IR(neat):3342,2922,2851,1
629,1602,1563,1530,1448cm
-1
【0283】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−
1,3−ビス[(4−ピリジル)メチル]ウレア(化合
物1−47) IR(neat):3337,3029,2922,2
850,1633,1602,1534,1445cm
-1
【0284】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−3
−(4−ピリジル)メチル−1−(2−チエニル)メチ
ルウレア(化合物1−48) IR(neat):3342,2921,2850,1
631,1602,1562,1536,1415,1
267,1227cm-1
【0285】○1−[2−(t−ブトキシカルボニル)
エチル]−1−(2−シクロヘキシルエチル)−3−
(4−ピリジル)メチルウレア(化合物1−49) IR(neat):3347,2977,2923,2
851,1727,1633,1602,1563,1
531,1449cm-1
【0286】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−1
−[2−(メトキシカルボニル)エチル]−3−(4−
ピリジル)メチルウレア(化合物1−50) IR(neat):3348,2923,2850,1
737,1633,1603,1563,1532,1
437cm-1
【0287】○1−(2−カルバモイルエチル)−1−
(2−シクロヘキシルエチル)−3−(4−ピリジル)
メチルウレア(化合物1−51) IR(neat):3324,2922,2850,1
673,1632,1606,1563,1530,1
448cm-1
【0288】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−1
−ペンチル−3−(4−ピリジル)メチルウレア(化合
物1−52) IR(KBr):3313,2925,1627,16
02,1527,1410cm-1 mp:64.7−65.8℃
【0289】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−1
−(2−ジメチルアミノエチル)−3−(4−ピリジ
ル)メチルウレア(化合物1−53) IR(KBr):3346,2922,2850,27
78,1635,1562,1533,1448cm-1
【0290】○1−[2−[N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−N−メチルアミノ]エチル]−1−(2−シク
ロヘキシルエチル)−3−(4−ピリジル)メチルウレ
ア(化合物1−54) IR(neat):3338,2976,2924,2
851,1694,1633,1602,1563,1
531,1484,1450cm-1
【0291】○1−ペンチル−1−[2−(2−ピリジ
ル)エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア(化合物1−55) IR(neat):3350,2929,2859,1
633,1602,1537cm-1
【0292】○1,1−ビス[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア(化合物1−56) IR(neat):3358,2901,2845,1
625,1530cm-1 mp:80℃
【0293】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ブチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−57) IR(KBr):3315,2901,1618,15
34cm-1 mp:109.5−118.0℃
【0294】○1,1−ビス(2−ヒドロキシプロピ
ル)−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
塩酸塩(化合物1−58) IR(neat):3350,1688,1638,1
538cm-1
【0295】○1−[ビス(t−ブトキシカルボニルア
ミノメチル)]メチル−1−イソペンチル−3−[3−
(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−59) IR(neat):3326,2960,1698,1
631,1525cm-1
【0296】○1−シクロヘキシル(フェニル)メチル
−1−(3−フェニルプロピル)−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア(化合物1−60) IR(KBr):3352,2931,1619,15
22cm-1 mp:107.0−112.0℃
【0297】○1,1−ジシクロヘキシル−3−[3−
(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−61) IR(KBr):3304,2930,2848,16
38,1602,1533cm-1 mp:143.0−145.5℃
【0298】○1−[2−[N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−N−メチルアミノ]エチル]−1−フェネチル
−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合
物1−62) IR(neat):3350,1694,1633,1
532,1166cm-1
【0299】○1−[2−[N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−N−メチルアミノ]エチル]−1−ペンチル−
3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物
1−63) IR(neat):3350,1694,1632,1
537,1167cm-1
【0300】○1−[2−(N−ベンジルオキシカルボ
ニル−N−メチルアミノ)エチル]−1−フェネチル−
3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物
1−64) IR(neat):3350,1698,1632,1
531cm-1
【0301】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−65) IR(KBr):3333,2901,2844,16
23,1602,1543cm-1
【0302】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−ペンチル−1−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−66) IR(KBr):3370,3322,2903,28
46,1618,1534cm-1 mp:47.0−50.0℃
【0303】○3−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(t−ブトキシカルボニル)エチル]
−1−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合
物1−67) IR(neat):3348,2902,2846,1
726,1627,1538,1367,1152cm
-1
【0304】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−イソプロピル−3−[3−(4−ピリジル)
プロピル]ウレア(化合物1−68) IR(KBr):3330,2903,2845,16
14,1533cm-1 mp:132.0−134.0℃
【0305】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(t−ブトキシカルボニル)エチル]
−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合
物1−69) IR(KBr):3356,2903,1720,16
22,1538,1156cm-1 mp:124.5−127.0℃
【0306】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−シクロペンチル−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−70) IR(KBr):3297,2906,2844,16
18,1544cm-1 mp:135.5−137.5℃
【0307】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−3−
[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−
71) IR(neat):3231,2903,1732,1
650cm-1
【0308】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−(2−ピリジル)メチルウレ
ア(化合物1−72) IR(KBr):3333,2900,2844,16
25,1535cm-1 mp:87.5−92.0℃
【0309】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−(3−ピリジル)メチルウレ
ア(化合物1−73) IR(KBr):3328,2901,2846,16
22,1530cm-1 mp:88.5−101.5℃
【0310】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−(4−ピリジル)メチルウレ
ア(化合物1−74) IR(KBr):3331,2900,2845,16
26,1538cm-1 mp:96.5−108.0℃
【0311】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[2−(2−ピリジル)エチ
ル]ウレア(化合物1−75) IR(KBr):3346,2904,2845,16
22,1539cm-1 mp:80.0−100.0℃
【0312】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[2−(3−ピリジル)エチ
ル]ウレア(化合物1−76) IR(KBr):3334,2900,2845,16
18,1541cm-1 mp:112.5−114.5℃
【0313】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−1
−(2−メトキシエチル)−3−(4−ピリジル)メチ
ルウレア(化合物1−77) IR(neat):3350,2922,2850,1
633,1603,1534cm-1
【0314】○1−[2−(N−ベンジルオキシカルボ
ニル−N−メチルアミノ)エチル]−1−ペンチル−3
−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1
−78) IR(neat):3358,2930,1701,1
633,1534cm-1
【0315】○1−エチル−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]−1−(3,4,5−トリメトキシフェ
ネチル)ウレア(化合物1−79) IR(neat):3350,2936,1626,1
590,1530,1239cm-1
【0316】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[2−(4−ピリジル)エチ
ル]ウレア(化合物1−80) IR(KBr):3346,2901,2844,16
22,1538cm-1 mp:107−118℃
【0317】○1−[2−(1H−5−イミダゾリル)
エチル]−1−イソペンチル−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−81) IR(neat):3117,2954,1606,1
537cm-1
【0318】○1−シクロヘキシル−1−(3,4−ジ
メトキシフェネチル)−3−[3−(4−ピリジル)プ
ロピル]ウレア(化合物1−82) IR(neat):3353,2931,1621,1
515,1236,1029cm-1
【0319】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[3−(2−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−83) IR(KBr):3324,2900,2845,16
22,1538cm-1 mp:84.4−85.7℃
【0320】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[3−(3−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−84) IR(KBr):3355,2902,2845,16
15,1526cm-1 mp:99.9−105.2℃
【0321】○1−シクロプロピル−3−[3−(4−
ピリジル)プロピル]−1−(3,4,5−トリメトキ
シフェネチル)ウレア(化合物1−85) IR(neat):3400,2938,1644,1
590,1510,1239,1128cm-1
【0322】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−(4−ジメチルアミノ)フェネチル−1−ペ
ンチルウレア(化合物1−86) IR(KBr):3341,2900,2845,16
19,1526cm-1 mp:115.8−118.1℃
【0323】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[4−(4−ピリジル)ブチ
ル]ウレア(化合物1−87) IR(KBr):3354,2900,2844,16
18,1538cm-1 mp:74.1−78.1℃
【0324】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−(t−ブトキシカルボニル)−1−ペンチル
−3−[2−(4−ピリジル)オキシエチル]ウレア
(化合物1−88) IR(neat):2903,2847,1704,1
590cm-1
【0325】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[3−[N−(t−ブトキシカルボニル)−
N−メチルアミノ]プロピル]−3−[3−(4−ピリ
ジル)プロピル]ウレア(化合物1−89) IR(neat):3350,2903,2847,1
694,1632,1531cm-1
【0326】○1−シクロヘキシル(フェニル)メチル
−1−[3−(4−メトキシフェノキシ)プロピル]−
3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物
1−90) IR(neat):3369,2930,1626,1
510,1231cm-1
【0327】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[3−(4−キノリル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−91) IR(KBr):3354,2902,2845,16
22,1534cm-1 mp:80.2−102.0℃
【0328】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(1−イミダゾリルカルボニ
ル)−N−メチルアミノ]エチル]−3−[3−(4−
ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−92) IR(neat):3366,2902,2846,1
695,1635,1604,1531cm-1
【0329】○1−ジフェニルメチル−1−(3−フェ
ニルプロピル)−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−93) IR(KBr):3334,3026,2927,16
21,1522cm-1 mp:123.0−124.8℃
【0330】○1,1−ジ−(5−ヘキセニル)−3−
[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−
94) IR(neat):3350,3074,2930,2
859,1621,1538cm-1
【0331】○1,1−ジ−(7−オクテニル)−3−
[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−
95) IR(neat):3349,3074,2927,2
856,1625,1537cm-1
【0332】○4−[2−[3−[2−(1−アダマン
チル)エチル]−3−ペンチル]ウレイドエチル]ベン
ゼンスルホン酸アミド(化合物1−96) IR(KBr):3423,2906,2847,15
98,1540,1161cm-1 mp:85.0−120.7℃
【0333】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−(1−イミダゾリル)プロピル−1−ペンチ
ルウレア(化合物1−97) IR(KBr):3340,2902,2845,16
18,1534cm-1 mp:97.0−100.0℃
【0334】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1−ペンチ
ルウレア(化合物1−98) IR(KBr):3392,2902,2845,16
14,1535,1515cm-1 mp:96.3−99.4℃
【0335】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(3−t−ブチル−1−メチルウレイ
ド)エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア(化合物1−99) IR(neat):3310,2903,1632,1
537cm-1
【0336】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[2−メチル−3−(4−ピリジル)プロピ
ル]−1−ペンチルウレア(化合物1−100) IR(KBr):3347,2957,2902,28
46,1621,1604,1539cm-1 mp:105.3−112.3℃
【0337】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(1−メチル−3−プロピルウレイ
ド)エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア(化合物1−101) IR(neat):3316,2902,1631,1
537cm-1
【0338】○1−ペンチル−1−(3−フェニルプロ
ピル)−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
(化合物1−102) IR(neat):3348,2929,1625,1
537cm-1
【0339】○1−[2−(アセチルアミノ)エチル]
−1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−10
3) IR(neat):3291,2902,2846,1
632,1556,753cm-1
【0340】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジル)ブチ
ル]ウレア(化合物1−104) IR(KBr):3346,2901,2845,16
18,1601,1539cm-1 mp:93.0−98.0℃
【0341】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
(4,4,4−トリフルオロブチル)ウレア(化合物1
−105) IR(KBr):3317,2901,2846,16
18,1538,1255,1123cm-1 mp:142.6−145.0℃
【0342】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
(5,5,5−トリフルオロペンチル)ウレア(化合物
1−106) IR(KBr):3333,2900,2846,16
18,1534,1259,1140cm-1 mp:116.9−118.9℃
【0343】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−
N−メチルアミノ]エチル]−3−[2−メチル−3−
(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−10
7) IR(neat):3350,2902,2846,1
694,1672,1633,1603,1537cm
-1
【0344】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[2−(4−ピリジルメチ
ル)ブチル]ウレア(化合物1−108) IR(KBr):3347,2900,2845,16
22,1538cm-1 mp:72.0−77.0℃
【0345】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[2−ベンジル−3−(4−ピリジル)プロ
ピル]−1−ペンチルウレア(化合物1−109) IR(KBr):3329,2902,2846,16
22,1544cm-1 mp:111.0−116.0℃
【0346】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[2,2−ビス(4−ピリジルメチル)エチ
ル]−1−ペンチルウレア(化合物1−110) IR(KBr):3330,2905,2845,16
19,1602,1534cm-1 mp:124.0−136.0℃
【0347】○(Z)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジ
ル)−2−プロペニル]ウレア(化合物1−111) IR(neat):3338,2901,2846,1
625,1596,1530cm-1
【0348】○(E)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジ
ル)−2−プロペニル]ウレア(化合物1−112) IR(KBr):3315,2900,2845,16
23,1526cm-1 mp:90−118℃
【0349】○1−イソペンチル−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]−1−(3,3,3−トリフルオロ
プロピル)ウレア(化合物1−113) IR(neat):3342,2956,1628,1
604,1539cm-1
【0350】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア(化合物1
−114) IR(KBr):3346,2901,2847,16
30,1604,1544,1145,1108cm-1 mp:106.2−107.3℃
【0351】○3−[2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピル]−1−ペンチル−1−フェネチルウレア
(化合物1−115) IR(KBr):3352,2927,2858,16
22,1530,1496,1453,1416,12
76cm-1 mp:49.0−50.0℃
【0352】○1,1−ジブチル−3−[2−メチル−
3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1−1
16) IR(neat):3347,2957,2929,1
624,1534cm-1
【0353】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[2−メチル−3−(4−ピリジル)プロピ
ル]−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ウレ
ア(化合物1−117) IR(KBr):3354,2901,2847,16
26,1540cm-1 mp:81.1−84.1℃
【0354】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−3
−[2−メチル−3−(4−ピリジル)プロピル]−1
−ペンチルウレア(化合物1−118) IR(neat):3346,2923,2852,1
625,1533cm-1
【0355】○1−(3−シクロヘキシルプロピル)−
1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア(化合物1−119) IR(neat):3346,2922,1626,1
537cm-1
【0356】○(−)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピル]−1−ペンチルウレア(化合物1−12
0) IR(KBr):3337,2900,1616,15
26cm-1 mp:103.0−104.0℃ [α]20 D:−4.6°(MeOH,C1.0)
【0357】○(+)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピル]−1−ペンチルウレア(化合物1−12
1) IR(KBr):3336,2900,1616,15
26cm-1 mp:102.9−103.5℃ [α]20 D:+4.2°(MeOH,C1.0)
【0358】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−ブチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−122) IR(KBr):3323,2954,2904,28
46,1624,1603,1548cm-1 mp:79.8−80.4℃
【0359】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア(化合物1
−123) IR(KBr):3355,2902,2848,16
27,1605,1545,1145,1112cm-1 mp:88.9−90.0℃
【0360】○1−[4−(1−アダマンチル)ブチ
ル]−1−エチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−124) IR(KBr):3352,2897,2847,16
26,1604,1539cm-1 mp:92.7−93.7℃
【0361】○1−[4−(1−アダマンチル)ブチ
ル]−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物1−125) IR(KBr):3343,2900,2847,16
25,1604,1544cm-1 mp:110.0−110.5℃
【0362】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[2−(4−ピリジルアミ
ノ)エチル]ウレア(化合物1−126) IR(KBr):3301,2904,2848,16
28,1602,1527cm-1 mp:133.9−134.5℃
【0363】○(+)−1−[3−(1−アダマンチ
ル)プロピル]−3−[2−メチル−3−(4−ピリジ
ル)プロピル]−1−プロピルウレア(化合物1−12
7) IR(neat):3350,2902,2846,1
625,1534cm-1 [α]20 D:+4.2°(MeOH,C0.51)
【0364】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−プロピル−3−(4−ピリジル)メチルウレ
ア(化合物1−128) IR(KBr):3319,2902,1630,16
04,1537cm-1 mp:96.0−98.0℃
【0365】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−プロピル−3−[2−(4−ピリジル)エチ
ル]ウレア(化合物1−129) IR(neat):3345,2901,1634,1
538cm-1
【0366】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−エチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物1−130) IR(KBr):3345,2969,2905,28
45,1622,1605,1535cm-1 mp:97.5−98.2℃
【0367】○1−[2−(1−アダマンチルオキシ)
エチル]−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)
プロピル]ウレア(化合物1−131) IR(neat):3344,2911,2853,1
642,1603,1534cm-1
【0368】○1−(1−アダマンチル)アミノカルボ
ニルメチル−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−132) IR(KBr):3335,3261,2910,28
53,1662,1622,1543cm-1 mp:132.0−132.5℃
【0369】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−プロピル−3−[4−(4−ピリジル)ブチ
ル]ウレア(化合物1−133) IR(neat):3350,2901,1623,1
532cm-1
【0370】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−
N−メチルアミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−134) IR(neat):3347,2902,2846,1
696,1632,1603,1534,1167cm
-1
【0371】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[2,2−ジメチル−3−(4−ピリジル)
プロピル]−1−ペンチルウレア(化合物1−135) IR(KBr):3338,2905,1620,16
00,1541cm-1 mp:82.5−84.9℃
【0372】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
(3,3,3−トリフルオロプロピル)ウレア(化合物
1−136) IR(neat):3349,2902,1628,1
538cm-1
【0373】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[1−メチル−3−(4−ピリジル)プロピ
ル]−1−ペンチルウレア(化合物1−137) IR(KBr):3338,2902,2847,16
15,1533cm-1 mp:128.5−129.0℃
【0374】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)
−3−(4−ピリジル)プロピル]−1−ペンチルウレ
ア(化合物1−138) IR(neat):3355,2904,2849,1
628,1600,1532,1099cm-1
【0375】○(+)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−N−メチルアミノ]エチル]−3−[2−メチ
ル−3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物1
−139) IR(KBr):3345,2910,2848,16
93,1622,1602,1538,1248cm-1 mp:122.7−123.7℃ [α]20 D:+2.8°(MeOH,C1.0)
【0376】○1−[2−(1−アダマンチル)アミノ
エチル]−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)
プロピル]ウレア(化合物1−140) IR(neat):3275,2908,2849,1
636,1536cm-1
【0377】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(2−ブチニル)−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物1−141) IR(neat):3351,2903,2847,2
290,2221,1630,1605,1538cm
-1
【0378】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[1,2−ジメチル−3−(4−ピリジル)
プロピル]−1−ペンチルウレア(化合物1−142) IR(neat):3354,2904,2847,1
623,1604,1525cm-1
【0379】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[1−エチル−3−(4−ピリジル)プロピ
ル]−1−ペンチルウレア(化合物1−143) IR(neat):3352,2904,2847,1
622,1605,1529cm-1
【0380】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキ
シ)−3−(4−ピリジル)プロピル]−1−ペンチル
ウレア(化合物1−144) IR(neat):3360,3072,3050,2
903,2849,1634,1602,1532,1
428cm-1
【0381】本化合物製造例2 ○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2−(1−アダ
マンチル)エチル]−N−プロピルアミド(化合物2−
1) 中間体1−6の2−(1−アダマンチル)−N−プロピ
ルエチルアミン(0.37g、1.7mmol)、 中
間体5−1の5−(4−ピリジル)吉草酸(0.30
g、1.7mmol)にN,N−ジメチルホルムアミド
(8.4ml)を加え、室温で攪拌した。N−メチルモ
ルホリン(0.27ml、2.5mmol)、次いで1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩(0.38g、2.0mmol)を加え
て一夜攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残留物に酢酸
エチル(20ml)を加え、飽和重曹水(20ml)飽
和食塩水(5ml)の順で洗浄した。硫酸ナトリウムで
乾燥後酢酸エチルを減圧留去した。残留物を塩基性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製すると、標
的化合物0.21g(33%)が無色油状物として得ら
れた。
【0382】IR(neat):2092,2846,
1644,1602cm-1 本化合物製造例2と同様の操作を行うことにより、以下
の化合物が得られた。
【0383】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−(1
−アダマンチル)メチル−N−プロピルアミド(化合物
2−2) IR(neat):3067,2903,2847,1
644,1602cm-1
【0384】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−(1
−アダマンチル)メチル−N−ペンチルアミド(化合物
2−3) IR(neat):2903,2847,1644,1
601,1454cm-1
【0385】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N,N−
ジブチルアミド(化合物2−4) IR(neat):2958,2932,1641,1
602cm-1
【0386】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N,N−
ジイソペンチルアミド(化合物2−5) IR(neat):2956,2870,1639,1
603cm-1
【0387】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−(2−ブテニ
ル)アミド(化合物2−6) IR(neat):2903,2847,1642,1
602cm-1
【0388】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−[2−[N’−
(t−ブトキシカルボニル)−N’−メチルアミノ]エ
チル]アミド(化合物2−7) IR(neat):2904,2847,1695,1
644,1602cm-1
【0389】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[3
−(1−アダマンチル)プロピル]−N−プロピルアミ
ド(化合物2−8) IR(neat):2902,2846,1643,1
602cm-1
【0390】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−ペン
チル−N−フェネチルアミド(化合物2−9) IR(neat):2930,2860,1642,1
602cm-1
【0391】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−(2−ジメチル
アミノエチル)アミド(化合物2−10) IR(neat):2903,2847,1639,1
605cm-1
【0392】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−(2
−シクロヘキシルエチル)−N−ペンチルアミド(化合
物2−11) IR(neat):2924,2853,1644,1
601cm-1
【0393】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N,N−
ビス[2−(1−アダマンチル)エチル]アミド(化合
物2−12) IR(neat):2901,2846,1643,1
602cm-1
【0394】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−(3,3,3−
トリフルオロプロピル)アミド(化合物2−13) IR(neat):2904,2848,1647,1
602cm-1
【0395】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド
(化合物2−14) IR(neat):2903,2847,1736,1
643,1602cm-1
【0396】○3−(4−ピリジルメチルチオ)プロピ
オン酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N
−ペンチルアミド(化合物2−15) IR(neat):2903,1643,1599cm
-1
【0397】○2−メチル−3−(4−ピリジルメチル
チオ)プロピオン酸 N−[2−(1−アダマンチル)
エチル]−N−ペンチルアミド(化合物2−16) IR(neat):2903,1639,1600cm
-1
【0398】○2−(t−ブトキシカルボニル)アミノ
−3−(4−ピリジルメチルチオ)プロピオン酸 N−
[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルア
ミド(化合物2−17) IR(neat):3284,2903,1705,1
644cm-1
【0399】○2−[2−(4−ピリジル)エチルチ
オ]酢酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−
N−ペンチルアミド(化合物2−18) IR(neat):2902,1635,1602cm
-1
【0400】○(2R)−2−(t−ブトキシカルボニ
ル)アミノ−3−[2−(4−ピリジル)エチルチオ]
プロピオン酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N−ペンチルアミド(化合物2−19) IR(neat):3287,2903,1705,1
644,1602cm-1 [α]20 D:−19.0°(MeOH,C0.43)
【0401】○ 6−(4−ピリジル)カプロン酸
N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペン
チルアミド(化合物2−20) IR(neat):2903,1644,1602cm
-1
【0402】○4−(4−ピリジル)酪酸 N−[2−
(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド
(化合物2−21) IR(neat):2903,1644,1602cm
-1
【0403】本化合物製造例3 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−(2
−メチルアミノエチル)−3−[3−(4−ピリジル)
プロピル]ウレア 二塩酸塩(化合物3−1) 化合物1−26の1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−
N−メチルアミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(0.30g、0.60mmo
l)にメタノール(4.4ml)を加え、塩化カルシウ
ム管を付けて室温で攪拌した。10%塩化水素メタノー
ル溶液(4.4ml)を加え一日攪拌後減圧濃縮する
と、標的化合物0.30g(定量的)が淡黄色非結晶性
粉末として得られた。
【0404】IR(neat):3351,2904,
2846,1634,1538cm-1
【0405】本化合物製造例3と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。
【0406】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−1
−(2−メチルアミノエチル)−3−(4−ピリジル)
メチルウレア 二塩酸塩(化合物3−2) IR(neat):3323,2923,2850,1
638,1529,1449cm-1
【0407】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−アミノ−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア 二塩酸塩(化合物3−3) IR(KBr):3410,2902,1637cm-1 mp:約100℃
【0408】○2−アミノ−3−(4−ピリジルメチル
チオ)プロピオン酸 N−[2−(1−アダマンチル)
エチル]−N−ペンチルアミド 二塩酸塩(化合物3−
4) IR(neat):3402,2901,1638,1
608,1503cm-1
【0409】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−(2−メチルア
ミノエチル)アミド (化合物3−5) IR(neat):3312,2902,2846,1
643,1602,1450,1416cm-1
【0410】○(2R)−2−アミノ−3−[2−(4
−ピリジル)エチルチオ]プロピオン酸 N−[2−
(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド
二塩酸塩(化合物3−6) IR(KBr):3423,2902,1638,16
09cm-1 [α]20 D:−4.9°(HO,C0.52)
【0411】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[2−(4−ピリジル)オキ
シエチル]ウレア(化合物3−7) IR(neat):3246,2903,2846,1
698,1604cm-1
【0412】本化合物製造例4 ○4−[3−[3−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−ペンチルウレイド]プロピル]−1−メチル
ピリジニウム ヨード塩(化合物4−1) 室温下、化合物1−1の1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(0.30g,0.73mmo
l)のアセトン(1.5ml)溶液にヨウ化メチル(9
0μl,1.5mmol)を加え、一晩攪拌した。反応
液を減圧下溶媒留去した後、酢酸エチルで析出した結晶
を濾取すると標的化合物389mg(96%)が得られ
た。
【0413】IR(KBr):3374,2926,2
900,1616,1526cm-1 mp:168.0−171.0℃
【0414】本化合物製造例4と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。
【0415】○4−[3−[3−[2−(1−アダマン
チル)エチル]−3−[2−[N−(t−ブトキシカル
ボニル)−N−メチルアミノ]エチル]ウレイド]プロ
ピル]−1−メチルピリジニウム ヨード塩(化合物4
−2) IR(neat):3342,2903,2846,1
682,1644,1520,1235,1166cm
-1
【0416】○4−[3−[3−[2−(1−アダマン
チル)エチル]−3−[2−[N−(t−ブトキシカル
ボニル)アミノ]エチル]ウレイド]プロピル]−1−
ベンジルピリジニウム 臭素塩(化合物4−3) IR(KBr):3312,2907,2846,17
14,1694,1625,1534,1246,11
71cm-1 mp:97℃
【0417】本化合物製造例5 ○N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペン
チルカルバミン酸 3−(4−ピリジル)プロピルエス
テル(化合物5−1) 室温下、4−ピリジンプロパノール(528mg,3.
85mmol)をアセトニトリル(20ml)に溶解
し、次にトリエチルアミン(1.61ml,11.6m
mol)を加えた。さらに炭酸N,N’−ジスクシンイ
ミジルエステル(1.48g,5.87mmol)を加
え、2.5時間攪拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、
残留物に酢酸エチル(100ml)、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液(50ml)を加えて分液後、得られた有
機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50ml)で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
た。残留物を減圧乾燥後、無水塩化メチレン(10m
l)に溶解した。次に中間体1−1の2−(1−アダマ
ンチル)−N−ペンチルエチルアミン塩酸塩(1.32
g,4.62mmol)とトリエチルアミン(0.80
ml,5.7mmol)の塩化メチレン(90ml)溶
液を加え、1.5時間攪拌した。反応混合物を、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液(50ml)、飽和塩化ナトリ
ウム水溶液(50ml)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、標的化合
物1.54g(97%)が油状物として得られた。
【0418】IR(neat):2903,2847,
1742,1698cm-1
【0419】本化合物製造例5と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。
【0420】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(N−シクロヘキシルオキシカルボニ
ル−N−メチルアミノ)エチル]−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア(化合物5−2) IR(neat):3350,2904,2847,1
682,1633,1604,1531cm-1
【0421】○N−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−N−プロピルカルバミン酸 3−(4−ピリジ
ル)プロピルエステル(化合物5−3) IR(neat):2901,2846,1740,1
695,1645,1602,1451,1423cm
-1
【0422】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)カル
バミン酸 3−(4−ピリジル)プロピルエステル(化
合物5−4) IR(neat):2903,2847,1705,1
603,1482,1451,1425cm-1
【0423】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N−[2−[N’−(t−ブトキシカルボニル)
−N’−メチルアミノ]エチル]カルバミン酸 3−
(4−ピリジル)プロピルエステル(化合物5−5) IR(neat):2903,2847,1699,1
603,1480,1424cm-1
【0424】○N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N−ペンチルカルバミン酸 2−メチル−3−
(4−ピリジル)プロピルエステル(化合物5−6) IR(neat):2904,2847,1701,1
602,1450,1424,1381cm-1
【0425】本化合物製造例6 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−(4−ピリジル)プロピル]ヘキサヒドロ−2,4−
ピリミジンジオン 塩酸塩(化合物6−1) 化合物1−69の1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(t−ブトキシカルボニル)エチル]
−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(0.
23g,0.49mmol)に4N塩化水素1,4−ジ
オキサン溶液(2.5ml)を加え室温で一晩攪拌し
た。反応後減圧濃縮し、残査に1N水酸化ナトリウム水
溶液(20ml)と酢酸エチル(30ml)を加え分液
した。酢酸エチル層を水(20ml)、飽和塩化ナトリ
ウム水溶液(20ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧濃縮後得られた油状物をジエチルエ
ーテル(20ml)に溶解し4N塩化水素酢酸エチル溶
液(0.50ml,2.00mol)を氷冷下加えた後
減圧濃縮し、析出した固体を酢酸エチルで濾取すると、
標的化合物0.17g(79%)が得られた。
【0426】IR(KBr):2902,2437,1
710,1666cm-1 mp:177.0−178.5℃
【0427】本化合物製造例6と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。
【0428】○1−[2−(シクロヘキシル)エチル]
−3−(4−ピリジル)メチルヘキサヒドロ−2,4−
ピリミジンジオン 塩酸塩(化合物6−2) IR(KBr):2925,2850,1718,16
71,1600,1493,1450cm-1 mp:64.0−74.5℃
【0429】○3−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[3−(4−ピリジル)プロピル]ヘキサヒ
ドロ−2,4−ピリミジンジオン 塩酸塩(化合物6−
3) IR(KBr):2906,2845,1716,16
96,1658,1486cm-1 mp:170℃
【0430】本化合物製造例7 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−ペン
チル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]チオウレ
ア(化合物7−1) 窒素雰囲気下1,1’−チオカルボニルジイミダゾール
(0.31g,1.8mmol)に中間体2−1の4−
(3−アミノプロピル)ピリジン(0.24g,1.8
mmol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液
を加え室温で攪拌した。1時間後、中間体1−1の2−
(1−アダマンチル)−N−ペンチルエチルアミン塩酸
塩(0.50g,1.8mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(10ml)溶液を加え2.5時間加熱還流し
た。放冷後反応液に酢酸エチル(50ml)と飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液(50ml)を加え分液した。酢
酸エチル層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50ml)で
洗浄したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を
行うと標的化合物0.18g(24%)が得られた。
【0431】IR(neat):3304,2902,
2846,1603,1530,1345cm-1
【0432】本化合物製造例7と同様の操作を行うこと
により、以下の化合物が得られた。
【0433】○1−(2−ヒドロキシエチル)−1−フ
ェネチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]チオ
ウレア(化合物7−2) IR(KBr):3022,2920,2876,16
06,1585cm-1 mp:105.6−107.1℃
【0434】本化合物製造例8 ○1−フェネチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]−2−イミダゾリジンチオン(化合物8−1) 化合物7−2の1−(2−ヒドロキシエチル)−1−フ
ェネチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]チオ
ウレア(601mg、1.75mmol)、トリフェニ
ルホスフィン(913mg、3.49mmol)に無水
テトラヒドロフラン(2.5ml)を加え、氷/メタノ
ール下攪拌した。アゾジカルボン酸ジイソプロピルエス
テル(710mg、3.49mmol)の無水テトラヒ
ドロフラン溶液を滴下し、10分後酢酸エチル(100
ml)を加えた。飽和重曹水(40ml)、飽和食塩水
(40ml)の順で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、
有機層を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製し、得られた固体をヘキサンで濾
取すると、標的化合物107mg(19%)が結晶とし
て得られた。
【0435】IR(KBr):3064,3018,2
926,2858,1601,1560,1498,1
456cm-1 mp:99.5−104.0℃
【0436】本化合物製造例9 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−(4−ピリジル)プロピル]ヘキサヒドロピリミジン
−2−オン(化合物9−1) 1−アダマンタン酢酸(1.50g,7.72mmo
l)の無水塩化メチレン(30.0ml)溶液に1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール(1.15g,8.49m
mol)、β−アラニンエチルエステル塩酸塩(1.3
0g,8.49mmol)、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.6
3g,8.49mmol)、N −メチルモルホリン
(2.05ml,18.7mmol)を氷冷下加えた
後、室温で一夜攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残
留物に酢酸エチル(50ml)を加えた。10%クエン
酸水溶液(50ml)、水(50ml)、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液(50ml)、水(50ml)、飽和
塩化ナトリウム水溶液(50ml)の順で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮すると、3−
[1−(アダマンチル)メチルカルボキサミド]プロピ
オン酸エチルエステル2.48g(定量的)が白色個体
として得られた。
【0437】ついで、3−[(1−アダマンチル)メチ
ルカルボキサミド]プロピオン酸エチルエステル(2.
40g,8.18mmol)をエタノール(5ml)に
溶解し、2N水酸化ナトリウム水溶液(4.50ml,
9.00mmol)を氷冷下加えた後室温で2時間攪拌
した。反応溶液に氷冷下2N塩酸(15ml)を加え弱
酸性とした後、酢酸エチル(70ml)を加え抽出し
た。有機層を水(50ml)、飽和塩化ナトリウム水溶
液(50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下濃縮後析出する固体をジエチルエーテルを
用いて濾取すると、3−[(1−アダマンチル)メチル
カルボキサミド]プロピオン酸1.43g(70.1
%)が得られた。
【0438】ついで、3−[(1−アダマンチル)メチ
ルカルボキサミド]プロピオン酸(1.4g,5.6m
mol)の無水塩化メチレン(10ml)溶液に1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール(0.83g,6.2mm
ol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩(1.2g,6.2mmo
l)、中間体2−1の4−(3−アミノプロピル)ピリ
ジン(0.80g,5.9mmol)、N −メチルモ
ルホリン(0.68ml,6.2mmol)を氷冷下加
えた後、室温で一夜攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮
し、残留物に酢酸エチル(50ml)を加え、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液(30ml)、水(30ml)、
飽和塩化ナトリウム水溶液(30ml)の順で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し析出し
た固体をジエチルエーテルを用いて濾取すると、3−
[(1−アダマンチル)メチルカルボキサミド]プロピ
オン酸3−(4−ピリジル)プロピルアミド1.9g
(88%)が得られた。
【0439】水素化リチウムアルミニウム(0.45
g,12mmol)に氷冷下無水ジエチルエーテル(2
0ml)を加えた。次いで得られた3−[(1−アダマ
ンチル)メチルカルボキサミド]プロピオン酸 3−
(4−ピリジル)プロピルアミド(0.50g,1.3
mmol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液
を15分間で滴下後、室温で一夜攪拌し、さらに4.5
時間加熱環流後、反応溶液に氷冷下2N水酸化ナトリウ
ム水溶液(30ml)および酢酸エチル(30ml)を
注意深く加えたのち分液した。酢酸エチル層を水(30
ml)および飽和塩化ナトリウム水溶液(30ml)で
洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製すると、N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−
N’ −[3−(4−ピリジル)プロピル]−1,3−
プロパンジアミン0.05g(10%)が得られた。
【0440】得られたN −[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−N ’−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]−1,3−プロパンジアミン(80mg,0.23
mmol)の無水塩化メチレン(10ml)溶液と1,
1’−カルボニルジイミダゾール(40mg,0.26
mmol)の無水塩化メチレン(10ml)溶液を無水
塩化メチレン(50ml)に20分間かけて室温で攪拌
しながら同時に滴下した。一夜攪拌した後減圧下濃縮
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製し、標的化合物8.0mg(9.4%)を得た。
【0441】IR(neat):3400,2902,
2846,1625,1531,1451cm-1
【0442】本化合物製造例10 ○1−アセチルアミノ−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア(化合物10−1) 室温下、化合物3−3の1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−アミノ−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア二塩酸塩(0.20g, 0.4
7mmol)にピリジン(2.0ml)と無水酢酸
(1.0ml)を加え、15分攪拌した。反応液を減圧
下溶媒留去後、酢酸エチル(10ml)と水(10m
l)で分配した。有機層を飽和重曹水(10ml)と飽
和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下溶媒留去し、残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し、標的化合物0.
11g(58%)を得た。
【0443】IR(KBr):3374,3163,2
907,1694,1638cm-1mp:140.0−
146.0℃
【0444】本化合物製造例10と同様の操作を行うこ
とにより、以下の化合物が得られた。なお、必要に応じ
て酸塩化物を用いた。
【0445】○1−[2−(N−アセチル−N−メチル
アミノ)エチル]−1−[2−(1−アダマンチル)エ
チル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
(化合物10−2) IR(neat):3337,2902,1632,1
535,1492cm-1
【0446】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−( N−イソニコチノイル−N−メチ
ルアミノ)エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物10−3) IR(neat):3350,2902,2846,1
633,1531,1450,1408cm-1
【0447】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[ N−メチル−N−(メチルスルホ
ニル)アミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジル)
プロピル]ウレア(化合物10−4) IR(KBr):3319,2902,2845,16
16,1540,1326,1142cm-1 mp:164.9−167.2℃
【0448】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[ N−メチル−N−(p−トリルス
ルホニル)アミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物10−5) IR(neat):3358,2902,2846,1
633,1603,1531,1343,1161cm
-1
【0449】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(3,3−ジメチルブチリル)
−N−メチルアミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリ
ジル)プロピル]ウレア(化合物10−6) IR(KBr):3325,2906,2845,16
52,1616,1534cm-1 mp:101.4−102.4℃
【0450】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(N−エトキシカルボニル−N−メチ
ルアミノ)エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(化合物10−7) IR(neat): 3350,2902,2846,
1698,1633,1532cm-1
【0451】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)ア
ミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物10−8) IR(KBr):3312,2905,2845,17
10,1637,1606,1534,1269,12
49,1174cm-1 mp:158.0−160.5℃
【0452】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−
N−エチルアミノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物10−9) IR(neat): 3349,2902,2846,
1693,1667,1633,1603,1531,
1452,1416cm-1
【0453】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(1,1−ジメチル−2,2,
2−トリクロロエトキシカルボニル)−N−メチルアミ
ノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア(化合物10−10) IR(neat): 3359,2903,2846,
1707,1636,1603,1534cm-1 mp:47.0−52.0℃
【0454】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(1,1−ジメチルプロポキシ
カルボニル)−N−メチルアミノ]エチル]−3−[3
−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物10−1
1) IR(neat): 3349,2972,2902,
2846,1695,1631,1603,1534,
1226,1159cm-1
【0455】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−(N−イソプロポキシカルボニル−N
−メチルアミノ)エチル]−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(化合物10−12) IR(neat): 3350,2903,2846,
1696,1632,1603,1530cm-1
【0456】○(−)−1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−1−[2−(N−メントキシカルボニル
−N−メチルアミノ)エチル]−3−[3−(4−ピリ
ジル)プロピル]ウレア(化合物10−13) IR(neat): 3350,2904,2847,
1694,1633,1603,1530cm-1 [α]20 D:−27.5°(MeOH,C1.0)
【0457】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−[2−[N−(3,3−ジメチルブチリル)
−N−メチルアミノ]エチル]−3−[2−メチル−3
−(4−ピリジル)プロピル]ウレア(化合物10−1
4) IR(neat): 3324,2902,2846,
1633,1537cm- 1
【0458】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−[2−(N’−
イソプロポキシカルボニル−N’−メチルアミノ)エチ
ル]アミド(化合物10−15) IR(neat): 3553,2978,2903,
2847,1697,1646cm-1
【0459】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−[2−(N’−
ベンジルオキシカルボニル−N’−メチルアミノ)エチ
ル]アミド(化合物10−16) IR(neat): 3387,3030,2903,
2847,1701,1646,1602,1453,
1422cm-1
【0460】○5−(4−ピリジル)吉草酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−N−[2−[N’−
(3,3−ジメチルブチリル)−N’−メチルアミノ]
エチル]アミド(化合物10−17) IR(neat): 3501,2903,2847,
1645,1603,1455,1417cm-1
【0461】本化合物製造例11 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1,3−
ジメチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレ
ア(化合物11−1) 窒素雰囲気下、トリホスゲン(190mg,0.640
mmol)のジクロロメタン(6.0ml)溶液を室温
で撹拌した。中間体3−1の2−(1−アダマンチル)
−N−メチルエチルアミン(330mg,1.71mm
ol)とジイソプロピルエチルアミン(0.357m
l,2.05mmol)のジクロロメタン(6.0m
l)溶液を、17分間で滴下した。8分後、中間体3−
3のN−メチル−3−(4−ピリジル)プロピルアミン
(264mg,1.78mmol)とジイソプロピルエ
チルアミン(0.357ml,2.05mmol)のジ
クロロメタン(5.1ml)溶液を一度に加え、20時
間撹拌した。ジエチルエーテル(40ml)で希釈し、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40ml)で2回、次
いで飽和塩化ナトリウム水溶液(40ml)で洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、標的化
合物335mg(54%)が得られた。
【0462】IR(neat): 2903,284
6,1638,1602,1492cm-
【0463】本化合物製造例12 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−ヒド
ロキシ−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
(化合物12−1) 化合物1−28の1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ベンジルオキシ−3−[3−(4−ピリジ
ル)プロピル]ウレア(438mg,0.978mmo
l)のメタノール(9.78ml)溶液に2N塩酸
(4.0ml)を加え、窒素ガスを通気した。10%パ
ラジウムオンカーボン(43mg)を加え、1気圧水素
下3日間撹拌した。パラジウムオンカーボンを濾去し、
濾液を減圧濃縮後、ジエチルエーテル(30ml)で希
釈した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30ml)、
飽和塩化ナトリウム水溶液(30ml)で洗浄後、硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製すると、標的化合物
119mg(34%)が得られた。
【0464】IR(KBr): 3438,3152,
2903,2847,1650cm-1mp:101.0
−102.5℃
【0465】本化合物製造例13 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−ペン
チル−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
塩酸塩(化合物13−1) 化合物1−1の1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア(200mg,0.486mmol)のク
ロロホルム(0.3ml)溶液に、4N塩化水素酢酸エ
チル溶液(0.400ml,1.60mmol)を加え
た。溶媒を減圧留去し、析出した固体を酢酸エチルで洗
浄し濾取した。得られた粗結晶を2−ブタノン(5.0
ml)から再結晶すると、標的化合物94mg(43
%)が得られた。
【0466】IR(KBr):3322,3050,2
902,2496,1621,1534,1450cm
-1 mp:157.0−158.0℃
【0467】本化合物製造例13と同様の操作を行うこ
とにより、以下の化合物が得られた。
【0468】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア 塩酸塩(化合物13−2) IR(neat):3338,2901,2845,1
620,1450cm-1
【0469】○1−(2−シクロヘキシルエチル)−3
−(4−ピリジル)メチル−1−(2−チエニル)メチ
ルウレア 塩酸塩(化合物13−3) IR(KBr):3296,2923,1635,15
99,1518cm-1 mp:161.8−164.4℃
【0470】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ブチル−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア 塩酸塩(化合物13−4) IR(neat):3331,2901,2845,1
754,1636,1537cm-1
【0471】○1,1−ビス[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア 塩酸塩(化合物13−5) IR(KBr):3289,2900,2844,16
37,1560cm-1 mp:120.0−122.5℃
【0472】○1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−(2−アミノエチル)−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア 二塩酸塩(化合物13−
6) IR(neat):3358,2902,2846,1
634,1538,756cm-1
【0473】○2−[2−(4−ピリジル)エチルアミ
ノ]酢酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−
N−ペンチルアミド 二塩酸塩(化合物13−7) IR(KBr): 3424,2902,1651cm
-1 mp:133.7−137.0℃
【0474】○3−[N’−メチル−N’−(4−ピリ
ジルメチル)アミノ]プロピオン酸N−[2−(1−ア
ダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド 二塩酸塩
(化合物13−8) IR(KBr): 3424,2901,2846,1
641cm-1
【0475】○1,1−ジイソペンチル−3−[3−
(4−ピリジル)プロピル]ウレア 塩酸塩(化合物1
3−9) IR(KBr):3082,2956,2869,26
14,1626,1526cm-1 mp:120.5−131.7℃
【0476】○1−[3−(1−アダマンチル)プロピ
ル]−1−プロピル−3−[3−(4−ピリジル)プロ
ピル]ウレア リン酸塩(化合物13−10) IR(KBr):3517,3423,1642,15
94,1539,1508cm-1 mp:148.0−149.0℃
【0477】本化合物製造例14 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−ヒドロキシ−3−(4−ピリジル)プロピル]−1−
ペンチルウレア(化合物14−1) 化合物1−138の1−[2−(1−アダマンチル)エ
チル]−3−[3−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−3−(4−ピリジル)プロピル]−1−ペンチル
ウレア(136mg,0.250mmol)の10%塩
化水素-メタノール溶液(2.3ml)を室温で3日間
攪拌した。溶媒を減圧留去後,酢酸エチル(50m
l),水(30ml),1N水酸化ナトリウム水溶液
(20ml)で分配し,有機層を飽和塩化ナトリウム水
溶液(40ml)で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾
燥後,溶媒を減圧留去してその残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製すると,標的化合物(5
9.2mg,無色非結晶性粉末,55.3%)が得られ
た。
【0478】IR(neat):3339,2904,
2847,1622,1605,1532cm-1
【0479】本化合物製造例15 ○cis−1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−
1−ペンチル−3−[2−(4−ピリジル)シクロプロ
ピルメチル]ウレア(化合物15−1) 窒素雰囲気氷冷下、化合物1−111の(Z)−1−
[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−ペンチル−
3−[3−(4−ピリジル)−2−プロペニル]ウレア
(0.25g、0.61mmol)の無水1,2−ジク
ロロエタン(3ml)溶液に、ジエチル亜鉛1.0M
ヘキサン溶液(3.1ml、3.1mmol)とクロロ
ヨードメタン(0.44ml、6.1mol)を加え、
1時間攪拌した。反応液に氷冷下、飽和塩化アンモニウ
ム水溶液(10ml)を加え、20分間室温で攪拌した
後、酢酸エチル(20ml)と飽和塩化アンモニウム水
溶液(10ml)で分配した。有機層を飽和塩化ナトリ
ウム水溶液(10ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒留去し、得られた残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによ
り標的化合物9.0mg(3.5%)が無色結晶として
得られた。
【0480】IR(KBr):3340,3025,2
903,2847,1617,1603,1525cm
-1 mp:128.0−130.0℃
【0481】本化合物製造例16 ○4−[3−[3−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−ペンチルウレイド]プロピル]ピリジン N
−オキシド(化合物16−1) 室温窒素雰囲気下、化合物1−1の1−[2−(1−ア
ダマンチル)エチル]−1−ペンチル−3−[3−(4
−ピリジル)プロピル]ウレア(3.0g,7.3mm
ol)の無水ジクロロメタン(24ml)溶液にm−ク
ロロ過安息香酸(2.5g,15mmol)を加え、一
晩撹拌した。反応液をクロロホルム(20ml)と1N
水酸化ナトリウム水溶液(60ml)で分配した。有機
層を水(10ml)と飽和塩化ナトリウム水溶液(10
ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下溶媒留去して得られた残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製することにより、標的化合物
2.92g(94.2%)が得られた。
【0482】IR(KBr):3346,2902,2
845,1622,1538,1217,1178cm
-1 mp:97.8−127.0℃
【0483】本化合物製造例17 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−[2
−[ N−(2−メトキシエチル)− N−メチルアミ
ノ]エチル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]
ウレア(化合物17−1) 室温下、N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に
化合物3−1のフリー塩基体である1−[2−(1−ア
ダマンチル)エチル]−1−(2−メチルアミノエチ
ル)−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
(1.50g,3.76mmol)、炭酸カリウム
(1.56g,11.3mmol)、ヨウ化ナトリウム
(1.69g,11.3mmol)を加え、続いて2−
クロロエチルメチルエーテル(412μl,4.51m
mol)を加えて、80℃に加熱した。一夜攪拌の後、
反応混合物にジエチルエーテル(50ml) 、水 (1
00ml)を加えて抽出し、得られた有機層を水 (1
00mL)、飽和塩化ナトリウム水溶液 (50ml)
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製すると、標的化合物552mg(32.1%)が淡
黄色油状物として得られた。
【0484】IR(neat):3350,2901,
1643,1602,1531cm-1
【0485】本化合物製造例18 ○2−[2−(4−ピリジル)エチルアミノ]酢酸 N
−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチル
アミド(化合物18−1) ブロモ酢酸(0.50g,3.6mmol)を無水テト
ラヒドロフラン(20ml)に溶解し、窒素雰囲気下−
15℃にて攪拌した。これにN−メチルモルホリン
(0.40ml,3.6mmol)、クロロ炭酸イソブ
チル(0.45ml,3.5mmol)を加えた。次い
で中間体1−1である2−(1−アダマンチル)−N−
ペンチルエチルアミン塩酸塩(1.0g,3.5mmo
l)のフリー塩基体の無水テトラヒドロフラン(20m
l)溶液を滴下した。0℃で1.5時間攪拌した後、反
応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(70ml)と酢
酸エチル(70ml)を加え分配した。酢酸エチル層を
水(70ml)、飽和塩化ナトリウム水溶液(70m
l)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
濃縮すると2−ブロモ酢酸 N−[2−(1−アダマン
チル)エチル]−N−ペンチルアミド1.3g(定量
的)が油状物として得られた。
【0486】つぎに、2−ブロモ酢酸 N−[2−(1
−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド(1.
3g,3.5mmol)を無水N,N−ジメチルホルム
アミド(30ml)に溶解し、炭酸カリウム(1.5
g,11mmol)、ヨウ化メチル(1.6g,11m
mol)、4-(2-アミノエチル)ピリジン(0.43
g,3.5mmol)を加え、外温75℃で一晩撹拌し
た。反応液に水(100ml)、ジエチルエーテル(1
00ml)を加え分配し、ジエチルエーテル層を水(7
0ml)で2回、飽和塩化ナトリウム水溶液(120m
l)で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製を行うと標的化合物0.6g(40%)が油状物と
して得られた。
【0487】IR(neat):3312,2902,
2846,1651,1602,1454cm-1
【0488】本化合物製造例18と同様の操作を行うこ
とにより、以下の化合物が得られた。
【0489】○3−[N’−メチル−N’−(4−ピリ
ジルメチル)]アミノプロピオン酸N−[2−(1−ア
ダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド(化合物1
8−2) IR(neat):2902,2846,1643cm
-1
【0490】○2−[2−(4−ピリジル)エトキシ]
酢酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−
ペンチルアミド(化合物18−3) IR(neat):2902,2846,1650,1
602,1451,1113cm-1
【0491】本化合物製造例19 ○(R)−1−[2−(4−ピリジル)エチル]−2−
ピロリジンカルボン酸N−[2−(1−アダマンチル)
エチル]−N−ペンチルアミド 塩酸塩(化合物19−
1) N−t−ブトキシカルボニル−L−プロリン(1.7
g,8.0mmol)を無水テトラヒドロフラン(20
ml)に溶解し、窒素雰囲気下−15℃にて攪拌した。
これにN−メチルモルホリン(0.90ml,8.0m
mol)、クロロ炭酸イソブチル(1.0ml,8.0
mmol)を加えた。10分後中間体1−1のフリー塩
基体(2.0g,8.0mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(20ml)溶液を5分間かけて滴下した。0℃
で45分間攪拌した後、室温に戻し一晩撹拌した。反応
液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50ml)と酢酸
エチル(50ml)を加え分配した。酢酸エチル層を1
0%クエン酸水溶液(50ml)、水(50ml)、飽
和塩化ナトリウム水溶液(50ml)で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製を行うと標的化合物の
(R)−1−(t−ブトキシカルボニル)−2−ピロリ
ジンカルボン酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−N−ペンチルアミド1.9g(52%)が油状物
として得られた。
【0492】つぎに、(R)−1−(t−ブトキシカル
ボニル)−2−ピロリジンカルボン酸 N−[2−(1
−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド(1.
8g,4.0mmol)に氷冷下4N塩化水素/ジオキ
サン(20ml,81mmol)を加えた後、室温に戻
し1.5時間撹拌した。減圧濃縮すると(R)−2−ピ
ロリジンカルボン酸 N−[2−(1−アダマンチル)
エチル]−N−ペンチルアミド 塩酸塩1.5g(定量
的)が無晶形として得られた。
【0493】つぎに、(R)−2−ピロリジンカルボン
酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペ
ンチルアミド 塩酸塩(1.4g,3.7mmol)を
無水N,N−ジメチルホルムアミド(40ml)に溶解
し、炭酸カリウム(2.6g,19mmol)、ヨウ化
メチル(1.7g,11mmol)、4−(2−クロロ
エチル)ピリジン塩酸塩(0.70g,3.7mmo
l)を加えた後外温80℃で一晩撹拌した。反応液に2
N水酸化ナトリウム水溶液(70ml)、ジエチルエー
テル(70ml)を加え分配し、ジエチルエーテル層を
水(70ml)、飽和塩化ナトリウム水溶液(70m
l)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
を行うと標的化合物0.80g(47%)が油状物とし
て得られた。
【0494】IR(neat):2902,2846,
1644cm-1 [α]20 D:−48.1°(MeOH,C1.0)
【0495】本化合物製造例19と同様の操作を行うこ
とにより、以下の化合物が得られた。
【0496】○(S)−1−[2−(4−ピリジル)エ
チル]−2−ピロリジンカルボン酸N−[2−(1−ア
ダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド 塩酸塩
(化合物19−2) IR(neat):2902,2846,1644,1
601cm-1 [α]20 D:+41.6°(MeOH,C1.0)
【0497】本化合物製造例20 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−[2
−(N−エチルアミノ)エチル]−3−[3−(4−ピ
リジル)プロピル]ウレア(化合物20−1)窒素雰囲
気下,水素化リチウムアルミニウム(890mg,2
3.5mmol)を無水ジエチルエーテル(10ml)
に懸濁させ、氷冷下、攪拌しながら化合物1−103の
1−[2−(アセチルアミノ)エチル]−1−[2−
(1−アダマンチル)エチル]−3−[3−(4−ピリ
ジル)プロピル]ウレア(4.86g,11.4mmo
l)の無水テトラヒドロフラン(60ml)溶液を2時
間かけて滴下し,室温に戻して70時間攪拌した。氷冷
にして酢酸エチル(25ml)を加えてから1N水酸化
ナトリウム水溶液(25ml)を加え,セライト濾過で
不溶物を除去した。ろ液を酢酸エチル(25ml),水
(25ml)で分配し,その有機層を飽和塩化ナトリウ
ム水溶液(20ml)で洗浄した。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後,溶媒を減圧留去して残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製すると,標的化合物
(2.33g,無色結晶,49.8%)が得られた。
【0498】IR(KBr):3309,2901,2
845,1615,1534cm-1 mp:96.8−104.9℃
【0499】本化合物製造例21 ○3−(4−ピリジルメチリデンアミノ)プロピオン酸
N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペン
チルアミド(化合物23−1) 3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピオン酸
(1.0g,5.3mmol)を無水テトラヒドロフラ
ン(15ml)に溶解しN−メチルモルホリン(0.6
ml,5.5mmol)を加え−15℃で攪拌し、クロ
ロ炭酸イソブチル(0.7ml,5.4mmol)を加
えた。つぎに中間体1−1の2−(1−アダマンチル)
−N−ペンチルエチルアミン塩酸塩(1.5g,5.3
mmol)のフリー塩基体の無水テトラヒドロフラン
(15ml)溶液を−18℃で加えた。0℃で1.5時
間撹拌後、酢酸エチル(100ml)および飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液(100ml)を加え分配した。1
0%クエン酸水溶液(100ml)、水(100m
l)、飽和塩化ナトリウム水溶液(100ml)で順に
洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮しシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行うと3
−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピオン酸N−
[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルア
ミド1.9g(85%)が油状物質として得られた。
【0500】3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プ
ロピオン酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]
−N−ペンチルアミド(1.9g,4.4mmol)に
氷冷下4.0N塩化水素/1,4-ジオキサン溶液(22
ml,88mmol)を加えた後、室温に戻し1時間15
分撹拌した。減圧濃縮すると目的物の塩酸塩1.4g
(89%)が得られた。これに1N水酸化ナトリウム水
溶液(80ml)を加えクロロホルム(80ml)で抽
出した。クロロホルム層を飽和塩化ナトリウム水溶液
(80ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用い乾
燥した。減圧濃縮すると3−アミノプロピオン酸 N−
[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルア
ミドが油状物で得られた。
【0501】3−アミノプロピオン酸 N−[2−(1
−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルアミド(1.
3g,3.9mmol)を無水テトラヒドロフラン(1
0ml)に溶解し、氷冷下攪拌した。これに4−ピリジ
ンカルボキシアルデヒド(0.42ml,4.3mmo
l)を加えた後室温で3時間攪拌した。減圧濃縮すると
標的化合物1.7g(定量的)が油状物として得られ
た。
【0502】IR(neat):2901,1713,
1644,1454cm-1
【0503】本化合物製造例22 ○3−(4−ピリジルメチルアミノ)プロピオン酸 N
−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチル
アミド(化合物22−1) 化合物21−1の3−(4−ピリジルメチリデンアミ
ノ)プロピオン酸 N−[2−(1−アダマンチル)エ
チル]−N−ペンチルアミド(1.6g,3.9mmo
l)をメタノールに溶解し、触媒量の10%パラジウム
オンカーボンを加えて1気圧水素下7時間室温で攪拌し
た。10%パラジウムオンカーボンを濾去した後、減圧
濃縮しシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を
行うと標的化合物0.58g(36%)が油状物として
得られた。
【0504】IR(neat):3313,2902,
2846,1636,1451cm-1
【0505】本化合物製造例23 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−[4−(2−シアノ)ピリジル]プロピル]−1−ペ
ンチルウレア(化合物23−1) 室温窒素雰囲気下、化合物16−1の4−[3−[3−
[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−ペンチルウ
レイド]プロピル]ピリジン N−オキシド(1.0
g,2.3mmol)の無水アセトニトリル(1.5m
l)溶液にシアン化トリメチルシリル(1.2ml,
9.4mmol)とトリエチルアミン(0.65ml,
4.7mmol)を加え、一晩加熱還流した。反応液を
クロロホルム(40ml)と飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液(40ml)で分配した。有機層を飽和塩化ナトリ
ウム水溶液(10ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒留去して得られた残留物をジ
イソプロピルエーテルで結晶を濾取することにより、標
的化合物730mg(73.0%)が得られた。
【0506】IR(KBr):3334,2900,2
845,2234,1621,1534cm-1 mp:112.0−123.0℃
【0507】本化合物製造例24 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−[4−(2−アミノメチル)ピリジル]プロピル]−
1−ペンチルウレア(化合物24−1) 室温窒素雰囲気下、化合物23−1の1−[2−(1−
アダマンチル)エチル]−3−[3−[4−(2−シア
ノ)ピリジル]プロピル]−1−ペンチルウレア(0.
20g,0.46mmol)のメタノール(2.0m
l)溶液に触媒量の10%パラジウムオンカーボンを加
え、水素雰囲気下一晩攪拌した。反応液をセライト濾過
後減圧下溶媒留去し、得られた残留物をジエチルエーテ
ル(50ml)と水(50ml)で分配した。水層に2
N水酸化ナトリウム水溶液(10ml)を加えた後、さ
らにジエチルエーテル(50ml)で抽出した。あわせ
た有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(10ml)で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒留
去して得られた残留物をジイソプロピルエーテルで結晶
濾取することにより、標的化合物151mg(74.4
%)が得られた。
【0508】IR(KBr):3346,2901,2
845,1621,1538cm-1 mp:88.0−95.0℃
【0509】本化合物製造例25 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−[4−(2−カルボキシ)ピリジル]プロピル]−1
−ペンチルウレア(化合物25−1) 室温下、化合物23−1の1−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[3−[4−(2−シアノ)ピリジ
ル]プロピル]−1−ペンチルウレア(0.20g,
0.46mmol)に6N塩酸(1.5ml,9.2m
mol)を加え、一晩加熱還流した。反応液を減圧下溶
媒留去し、アセトンで結晶を濾取した。クロロホルム
(40ml)に溶解させ、水(40ml)と飽和塩化ナ
トリウム水溶液(10ml)で洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下溶媒留去すること
により、標的化合物132mg(63.0%)が得られ
た。
【0510】IR(KBr):3326,2905,2
848,1704,1621,1539cm-1 mp:130℃
【0511】本化合物製造例26 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−[4−(2−ヒドロキシメチル)ピリジル]プロピ
ル]−1−ペンチルウレア(化合物26−1) 窒素雰囲気氷冷下、 化合物25−1の1−[2−(1
−アダマンチル)エチル]−3−[3−[4−(2−カ
ルボキシ)ピリジル]プロピル]−1−ペンチルウレア
(0.10g、0.22mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(0.7ml)溶液に、ボラン−テトラヒドロフ
ラン錯体1.0Mテトラヒドロフラン溶液(0.66m
l、0.66mmol)を加え、室温下4.5時間攪拌
した。反応液に氷冷下、水(3ml)を加えた後、酢酸
エチル(15ml)と0.1%水酸化ナトリウム水溶液
(10ml)で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム
水溶液(10ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒留去し、得られた残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより標
的化合物のボラン錯塩53mgが油状物として得られ
た。
【0512】IR(neat):3342,2904,
1630,1531cm-1
【0513】本化合物製造例27 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−[4−(2−メチル)ピリジル]プロピル]−1−ペ
ンチルウレア(化合物27−1) 室温下、 化合物26−1の1−[2−(1−アダマン
チル)エチル]−3−[3−[4−(2−ヒドロキシメ
チル)ピリジル]プロピル]−1−ペンチルウレア(5
0mg、0.11mmol)とトリエチルアミン(20
μl、0.13mmol)の無水ジクロロメタン(1.
0ml)溶液に、塩化p−トルエンスルホニル(23m
g、0.12mmol)を加え、室温下一晩攪拌した。
反応液をクロロホルム(9ml)と水(10ml)で分
配し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製した。得られたp−トルエンスル
ホニル体のメタノール(1ml)溶液に触媒量の10%
パラジウムオンカーボンを加え、水素雰囲気下7日攪拌
することにより標的化合物18mg(38%)が油状物
として得られた。
【0514】IR(neat):3345,2903,
2847,1624,1534cm-1
【0515】本化合物製造例28 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−(2
−アミノエチル)−3−[3−(4−ピリジル)プロピ
ル]ウレア(化合物28−1) 氷冷下、化合物1−103の1−[2−(アセチルアミ
ノ)エチル]−1−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−3−[3−(4−ピリジル)プロピル]ウレア
(1.02g,2.39mmol)のメタノール(10
ml)溶液に6N塩酸(15ml)を加えてから90℃
で3日間加熱、攪拌した。反応液を1N水酸化ナトリウ
ム水溶液(10ml)で中和し、クロロホルム(50m
l)、水(10ml)を加えて分配した。有機層を飽和
塩化ナトリウム水溶液(50ml)で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、標的
化合物200mg(21.7%)が油状物で得られた。
【0516】IR(neat):3306,2902,
2846,1629,1605,1537,753cm
-1
【0517】本化合物製造例29 ○ 4−[2−[N−[2−(1−アダマンチル)
エチル]−N−ペンチルカルボニルメトキシ]エトキ
シ]ピリジン N−オキシド(化合物29−1) 氷冷下、ジグリコリルクロライド(0.31ml、2.
6mmol)とトリエチルアミン(0.70ml、5.
1mmol)の無水ジクロロメタン(6ml)溶液に、
中間体1−1の2−(1−アダマンチル)−N−ペンチ
ルエチルアミン塩酸塩(0.50g、1.7mmol)
を加え、室温下一晩攪拌した。反応液にメタノール(5
ml)を加え3時間攪拌した。減圧下溶媒留去した後、
酢酸エチルと水(各15ml)で分配し、有機層を飽和
塩化ナトリウム水溶液(5ml)で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥する。減圧下溶媒留去し、得られた残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
ことにより2−メトキシカルボニルメトキシ酢酸 N−
[2−(1−アダマンチル)エチル]−1−ペンチルア
ミド0.39g(60%)が油状物として得られた。
【0518】つぎに、氷冷下、N−[2−(1−アダマ
ンチル)エチル]−1−ペンチルアミド(0.37g、
0.96mmol)のメタノール(3ml)溶液に、水
素化ホウ素ナトリウム(0.18g、4.8mmol)
を加え、室温下一晩攪拌した。反応液に水(10ml)
を加えて10分攪拌した後、水(20ml)と酢酸エチ
ル(30ml)を加えて分配した。有機層を飽和塩化ナ
トリウム水溶液(10ml)で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒留去し、得られた残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すること
により2−(2−ヒドロキシエトキシ)酢酸 N−[2
−(1−アダマンチル)エチル]−1−ペンチルアミド
74mg(22%)が油状物として得られた。
【0519】つぎに、室温下、2−(2−ヒドロキシエ
トキシ)酢酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチ
ル]−1−ペンチルアミド(60mg、0.17mmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4ml)溶
液に、4−ニトロピリジン N−オキシド(24mg、
0.17mmol)と炭酸カリウム(28mg、0.2
0mmol)を加え、60℃で2日攪拌した。反応液を
減圧下溶媒留去し、得られた残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製することにより標的化合
物39mgが油状物として得られた。
【0520】H-NMR (400MHz, CDCl)
δ0.87-0.93 (m, 3H), 1.20-1.40
(m, 6H), 1.47-1.60 (m, 8H), 1.61-
1.67 (m, 3H), 1.68-1.76 (m, 3H),
1.97 (brs, 3H), 3.10-3.19 (m, 2
H), 3.25-3.36 (m, 2H), 3.94-3.98
(m, 2H),4.20-4.27 (m, 4H), 6.81-6.
86 (m, 2H), 8.10-8.15(m, 2H)
【0521】本化合物製造例30 ○ 2−[2−(4−ピリジルオキシ)エトキシ]
酢酸 N−[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−
ペンチルアミド(化合物30−1) 窒素雰囲気室温下、化合物29−1の4−[2−[N−
[2−(1−アダマンチル)エチル]−N−ペンチルカ
ルボニルメトキシ]エトキシ]ピリジン N−オキシド
(39mg、0.088mmol)と無水酢酸(20μ
l、0.18mmol)のメタノール(0.4ml)と
酢酸(0.1ml)の混合溶液に、触媒量の10%パラ
ジウムオンカーボンを加え、水素雰囲気下4日攪拌し
た。セライト濾過の後、反応液を減圧下溶媒留去し、酢
酸エチル(20ml)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(20ml)で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム
水溶液(10ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒留去により得られた残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製することにより標
的化合物16mg(42%)が油状物として得られた。
【0522】IR(neat):2903,1651,
1592cm-1
【0523】本化合物製造例31 ○1−[2−(1−アダマンチル)エチル]−3−[3
−オキソ−3−(4−ピリジル)プロピル]−1−ペン
チルウレア(化合物31−1) 氷冷下、化合物14−11−[2−(1−アダマンチ
ル)エチル]−3−[3−ヒドロキシ−3−(4−ピリ
ジル)プロピル]−1−ペンチルウレア(100mg,
0.234mmol)の無水ジクロロメタン(2ml)
溶液に1,1,1−トリアセトキシ−1,1−ジヒドロ
−1,2−ベンズヨードキソール−3(1H)−オン
(221mg,0.520mmol)を加えて、室温に
戻して1時間撹拌した。再び氷冷下とし、酢酸エチル
(10ml)、飽和亜硫酸ナトリウム水溶液(5m
l)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5ml)を加え
て15分間撹拌した。反応液を酢酸エチル(50m
l)、水(10ml)で分配し、有機層を飽和亜硫酸ナ
トリウム水溶液(5ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液(5ml)、飽和塩化ナトリウム水溶液(25m
l)の順で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥後,溶媒を減圧留去すると,標的化合物が87.3
mg(87.8%)無色結晶で得られた。
【0524】IR(KBr):3328,2901,2
847,1710,1619,1540cm−1 mp:103.5−104.0℃
【0525】[C]製剤例 本化合物の点眼剤処方の一例を以下に示す。
【0526】 処方1(100ml中) 本化合物 100mg 塩化ナトリウム 900mg ポリソルベート80 適量 水酸化ナトリウム 適量 塩酸 適量 滅菌精製水 適量
【0527】本化合物および添加物の混合比を適宜変更
することにより、所望の点眼剤を得ることができる。
【0528】[D]薬理試験 (1)ヒト血管内皮細胞を用いた血管新生阻害試験 in vitroにおける血管新生評価モデルとして、正常ヒト
さい帯静脈血管由来血管内皮細胞 (human umbilical ve
in endotherial cell, HUVEC)に血管内皮増殖因子(vas
cular endothelial growth factor, VEGF) を処置する
ことにより誘導される細胞増殖反応に対する薬物の阻害
効果を測定するVEGF誘発HUVEC増殖反応評価系がCancer
Res., 59, 99-106 (1999)に報告されている。そこで、
上記文献記載の方法に準じた方法で、本化合物の血管新
生評価系における効果を検討した。
【0529】(被験化合物の調製)本化合物をDMSOに溶
解後、培地にて希釈して40μMの各被験化合物溶液を
得た。
【0530】(実験方法)4×10 cells /mL に調
製したHUVECをI型コラーゲンでコートした96穴プレー
トに50μLずつ播種して、2×10 cells/wellとし
た。1日後、被験化合物の0.8%DMSO溶液およびコン
トロールとして0.8%DMSO溶液を各wellに25μLず
つ添加した (最終濃度として、10μMの各被験化合物
および0.2%のDMSOを含有)。薬物を添加してから1時
間後に、40 ng/mLのVEGF溶液を各wellに25μLずつ
添加した (最終濃度として、10ng/mLのVEGFを含有)。
VEGF添加3日後に、WST-8アッセイ試薬 (同仁化学)を各
wellに10μL添加し、450nmによる吸光度を測定し
た。
【0531】(血管新生の評価結果)コントロールに対
する細胞増殖阻害率(%)を算出したところ、多くの被
験化合物の血管新生阻害率は80%以上であった。これ
らの結果を表1に示す。
【0532】
【表1】
【0533】(2)高酸素負荷誘発網膜血管新生法によ
る血管新生阻害試験 in vivo における網膜血管新生評価モデルとして新生児
ラットに高酸素を負荷することにより誘発される薬物の
血管新生阻害効果を測定する高酸素負荷誘発網膜血管新
生評価モデルがArch Ophthalmol,114,1210-1217 (1996)
に報告されている。そこで、上記文献に記載された方法
に従って、本化合物の血管新生評価モデルにおける効果
を検討した。
【0534】(被験化合物の調製)本化合物を0.4%
Tween 80を含有するリン酸緩衝液(PBS)に懸濁し
て10mg/mlの被験化合物懸濁液を得た。
【0535】(実験方法)生後0日齢の新生児ラットを
親ラットとともに80%酸素条件に保たれた高酸素負荷
用飼育箱内にて11日間飼育し、生後11日目に通常の
飼育条件に戻した(なお、高酸素負荷期間中は一日一
回、30分間、通常の飼育条件に戻した。)。
【0536】生後11日目より7日間、被験化合物(2
00μg/20μl/eye)をアベルチン麻酔下にて結
膜下に投与した。生後18日(P18)にラットをネン
ブタール投与により安楽死させ、眼球を摘出した。摘出
した眼球を4%パラホルムアルデヒドで固定した後、網
膜を分離した。分離した網膜をADPaseで染色し、
下記の血管新生評価法により、血管新生の程度を評価し
た。なお、モデルラットのコントロールとして、被験化
合物の代わりに0.4%Tween 80を含有するPBS
(2μl/eye)を結膜下に投与し、上記と同様の操作
を行った。
【0537】ADPaseで染色した網膜を4象限に分
割し、光学顕微鏡下で観察し評価した。評価はつぎの評
価基準に従って各象限を採点することにより行った。
【0538】(評価基準) 0:新生血管芽および連続した血管隆起がなかった 1:5個以下の新生血管芽があった 2:6個以上の新生血管芽、または短い血管隆起があっ
た 3:1象限の半分に満たない血管隆起があった 4:1象限の半分を超える血管隆起があった
【0539】(血管新生の評価結果)各象限の点数を加
算した合計点から血管新生阻害率[%]を算出したとこ
ろ(なお、血管新生阻害率は各9−12例の平均値とし
た)、多くの被験化合物の血管新生阻害率は40%以上
であった。
【0540】
【発明の効果】上記の薬理試験の結果から明らかなよう
に、本化合物は、in vitroおよびin vivoのいずれの試
験においても優れた血管新生阻害作用を有するので、血
管新生が関与する疾患、特に、糖尿病性網膜症、未熟児
網膜症、黄斑変性症、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞
症、網膜動脈閉塞症、翼状片、ルベオーシス、角膜新生
血管症、固形腫瘍、血管腫、腫瘍の増殖・転移などの予
防剤および治療剤として適用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4545 A61K 31/4545 31/472 31/472 31/5377 31/5377 A61P 9/10 A61P 9/10 27/02 27/02 35/00 35/00 C07D 213/38 C07D 213/38 213/56 213/56 213/63 213/63 233/61 103 233/61 103 401/06 401/06 401/12 401/12 417/12 417/12 (72)発明者 清家 寿之 奈良県生駒市高山町8916番−16 参天製薬 株式会社研究所内 (72)発明者 青野 浩之 大阪府大阪市東淀川区下新庄3丁目9番19 号 参天製薬株式会社内 (72)発明者 村井 正明 大阪府大阪市東淀川区下新庄3丁目9番19 号 参天製薬株式会社内 Fターム(参考) 4C055 AA01 BA01 CA01 DA28 DB02 DB04 DB17 4C063 AA01 BB04 BB08 BB09 CC12 CC25 CC31 CC62 DD11 DD12 EE01 4C086 AA01 AA03 BC16 BC17 BC21 BC30 BC38 BC42 BC73 BC82 MA01 MA04 NA14 ZA33 ZA36 ZB26

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[1]で表される化合物また
    はその塩類を有効成分として含む血管新生阻害剤。 【化1】 [式中、Aは、−(NR4)−、−(CR56)−また
    は−O−を示し;Bは鎖中に、−O−、−S−、−(N
    )−、−CO−、−N=若しくは 【化2】 を含有してもよいアルキレン基またはアルケニレン基を
    示し、該アルキレン基およびアルケニレン基はヒドロキ
    シ基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基、
    シロキシ基または飽和若しくは不飽和の複素環で置換さ
    れていてもよく、Aと結合して飽和の複素環を形成して
    もよく;R1、R2、R4、R5およびR6は同一または異
    なって水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニ
    ル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヒドロ
    キシ基、アシル基またはアミノ基を示し、該アルキル
    基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基ま
    たはシクロアルケニル基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ
    基、アミノ基、シクロアルキル基、アダマンチル基、ア
    リール基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、
    アリールオキシカルボニル基、アミノカルボニル基、シ
    アノ基または飽和若しくは不飽和の複素環で置換されて
    いてもよく;R1とR2、R2とR4、R2とR5およびR2
    とR6は飽和若しくは不飽和の複素環を形成していても
    よく;R3はアリール基または不飽和の複素環を示し;
    は水素原子またはアルキル基を示し;Xは=Oまた
    は=Sを示し;nは1〜5の整数を示し;上記された各
    アミノ基、ヒドロキシ基およびアミノカルボニル基の水
    素原子はアルキル基、シクロアルキル基、アダマンチル
    基、アダマンチルアルキル基、アリール基、アリールア
    ルキル基、アシル基、アルコキシアルキル基、アルコキ
    シカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、シクロ
    アルキルオキシカルボニル基、アリールアルコキシカル
    ボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
    基、ハロゲノアルキルオキシカルボニル基、イミダゾリ
    ルカルボニル基、ピリジルカルボニル基、飽和若しくは
    不飽和の複素環、または飽和若しくは不飽和の複素環で
    置換されたアルキル基で置換されていてもよい。]
  2. 【請求項2】 R3がピリジン環である請求項1記載の
    化合物またはその塩類を有効成分として含む血管新生阻
    害剤。
  3. 【請求項3】 R1、R2、R4、R5およびR6の少なく
    とも1つが、アダマンチルアルキル基、アダマンチルオ
    キシアルキル基、アダマンチルアミノアルキル基または
    アダマンチルアミノカルボニルアルキル基である請求項
    1記載の化合物またはその塩類を有効成分として含む血
    管新生阻害剤。
  4. 【請求項4】 R1およびR2の少なくとも1つが、アダ
    マンチルアルキル基、アダマンチルオキシアルキル基、
    アダマンチルアミノアルキル基またはアダマンチルアミ
    ノカルボニルアルキル基である請求項1記載の化合物ま
    たはその塩類を有効成分として含む血管新生阻害剤。
  5. 【請求項5】 R1およびR2の少なくとも1つが、アダ
    マンチルアルキル基である請求項1記載の化合物または
    その塩類を有効成分として含む血管新生阻害剤。
  6. 【請求項6】 Aが−(NR4)−、−(CR56)−
    または−O−を示し;Bが鎖中に、−O−、−S−、−
    (NR)−、−CO−、−N=若しくは 【化3】 を含有してもよいアルキレン基またはアルケニレン基を
    示し、該アルキレン基はヒドロキシ基、アルコキシ基、
    アリール基、シロキシ基または飽和若しくは不飽和の複
    素環で置換されていてもよく、Aと結合して飽和の複素
    環を形成してもよく;R1が水素原子、アルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロ
    アルケニル基、ヒドロキシ基またはアミノ基を示し、該
    アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアル
    キル基またはシクロアルケニル基は、ハロゲン原子、ヒ
    ドロキシ基、アミノ基、シクロアルキル基、アリール
    基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキ
    ルアミノカルボニル基、アダマンチル基、アリールオキ
    シカルボニル基、シアノ基または飽和若しくは不飽和の
    複素環で置換されていてもよく、上記された各アミノ
    基、ヒドロキシ基およびアミノカルボニル基の水素原子
    はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アリー
    ルアルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、シ
    クロアルキルオキシカルボニル基、アリールアルコキシ
    カルボニル基、ハロゲノアルキルオキシカルボニル基、
    イミダゾリルカルボニル基、不飽和の複素環または不飽
    和の複素環で置換されたアルキル基で置換されていても
    よく;R2がアダマンチルアルキル基、アダマンチルオ
    キシアルキル基、アダマンチルアミノアルキル基または
    アダマンチルアミノカルボニルアルキル基を示し;R3
    が不飽和の複素環を示し;R4が水素原子、アルキル
    基、アダマンチルアルキル基、カルボキシアルキル基、
    アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキ
    ル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アシルアミノ基ま
    たはアルコキシカルボニルアミノ基を示し;R5および
    6が同一または異なって水素原子、アルキル基、アミ
    ノ基またはアルコキシカルボニルアミノ基を示し;R
    が水素原子またはアルキル基を示し;Xが=Oまたは=
    Sを示し;nが1〜5の整数を示す請求項1記載の化合
    物またはその塩類を有効成分として含む血管新生阻害
    剤。
  7. 【請求項7】 R2がアダマンチルアルキル基を示し、
    3がピリジン環を示す請求項6記載の化合物またはそ
    の塩類を有効成分として含む血管新生阻害剤。
  8. 【請求項8】 Aが−(NR4)−、−(CR56)−
    または−O−を示し;Bが鎖中に−S−若しくは 【化4】 を含有してもよいアルキレン基またはアルケニレン基を
    示し;R1がアルキル基またはアルケニル基を示し、該
    アルキル基はハロゲン原子またはアミノ基で置換されて
    いてもよく、さらに該アミノ基はアルキル基、アシル
    基、アリールアルキルオキシカルボニル基、シクロアル
    キルオキシカルボニル基またはアルコキシカルボニル基
    で置換されていてもよく;R2がアダマンチルアルキル
    基を示し;R3がピリジン環を示し;R4が水素原子を示
    し;R5およびR6が水素原子を示し;Xが=Oを示し;
    nが1〜5の整数を示す請求項6記載の化合物またはそ
    の塩類を有効成分として含む血管新生阻害剤。
  9. 【請求項9】 Aが、−(NR4)−、−(CR56
    −または−O−を示し;Bが鎖中に、−O−、−S−、
    −(NR)−、−N=若しくは 【化5】 を含有してもよいアルキレン基またはアルケニレン基を
    示し、該アルキレン基はヒドロキシ基、アルコキシ基、
    アリール基または飽和若しくは不飽和の複素環で置換さ
    れていてもよく、Aと結合して飽和の複素環を形成して
    もよく;R1が水素原子、アルキル基、アルケニル基、
    アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル
    基、ヒドロキシ基またはアミノ基を示し、該アルキル
    基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基ま
    たはシクロアルケニル基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ
    基、アミノ基、シクロアルキル基、アリール基、カルボ
    キシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカ
    ルボニル基、アミノカルボニル基、シアノ基または飽和
    若しくは不飽和の複素環で置換されていてもよく、上記
    された各アミノ基、ヒドロキシ基およびアミノカルボニ
    ル基の水素原子はアルキル基、シクロアルキル基、アリ
    ール基、アリールアルキル基、アシル基、アルコキシカ
    ルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ
    ールアルコキシカルボニル基、不飽和の複素環または不
    飽和の複素環で置換されたアルキル基で置換されていて
    もよく;R2がアルキル基、アルケニル基、シクロアル
    キル基、シクロアルキルアルキル基またはアリールアル
    キル基を示し;R3がピリジン環を示し;R4が水素原
    子、アルキル基、アダマンチルアルキル基、カルボキシ
    アルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アミノ
    基、アルキルアミノ基、アシルアミノ基またはアルコキ
    シカルボニルアミノ基を示し;R5およびR6が同一また
    は異なって水素原子またはアルキル基を示し;Rが水
    素原子またはアルキル基を示し;Xが=Oまたは=Sを
    示し;nが1〜5の整数を示す請求項1記載の化合物ま
    たはその塩類を有効成分として含む血管新生阻害剤。
  10. 【請求項10】 Aが、−(NR4)−または−(CR5
    6)−を示し;Bがアルキレン基またはアルケニレン
    基を示し;R1がアルキル基、アルケニル基を示し、該
    アルキル基はハロゲン原子、アミノ基、シクロアルキル
    基、アリール基、イミダゾール基またはピリジン環で置
    換されていてもよく、さらに該アミノ基はアルキル基、
    アシル基、アルコキシカルボニル基、シクロアルキルオ
    キシカルボニル基またはアリールアルコキシカルボニル
    基で置換されていてもよく;R2がアルキル基、アルケ
    ニル基またはアリールアルキル基を示し;R3がピリジ
    ン環を示し;R4が水素原子を示し;R5およびR6が水
    素原子を示し;Xが=Oを示す請求項9記載の化合物ま
    たはその塩類を有効成分として含む血管新生阻害剤。
  11. 【請求項11】 R1がアルキル基を示し、R2がアルキ
    ル基またはアリールアルキル基を示す請求項10記載の
    化合物またはその塩類を有効成分として含む血管新生阻
    害剤。
  12. 【請求項12】 Aが、−(NR4)−または−(CR5
    6)−を示し;Bがアルキレン基またはアルケニレン
    基を示し;R1がアルキル基、アルケニル基またはシク
    ロアルキル基を示し、該アルキル基はハロゲン原子、ヒ
    ドロキシ基、アミノ基、シクロアルキル基、アリール
    基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリー
    ルオキシカルボニル基、アミノカルボニル基、ピリジン
    環またはチオフェン環で置換されていてもよく、さらに
    上記された各アミノ基、ヒドロキシ基およびアミノカル
    ボニル基の水素原子はアルキル基、アリール基、アリー
    ルアルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、シ
    クロアルキルオキシカルボニル基、アリールアルコキシ
    カルボニル基で置換されていてもよく;R2がシクロア
    ルキル基またはシクロアルキルアルキル基を示し;R3
    がピリジン環を示し;R4が水素原子を示し;R5および
    6が水素原子を示し;Xが=Oを示す請求項9記載の
    化合物またはその塩類を有効成分として含む血管新生阻
    害剤。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の化
    合物またはその塩類を有効成分として含む血管新生を伴
    う眼科疾患の治療剤。
  14. 【請求項14】 眼科疾患が糖尿病性網膜症、未熟児網
    膜症、黄斑変性症、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞症、
    網膜動脈閉塞症、翼状片、ルベオーシスまたは角膜新生
    血管症である請求項13記載の治療剤。
  15. 【請求項15】 請求項1〜12のいずれかに記載の化
    合物またはその塩類を有効成分として含む血管新生を伴
    う癌疾患の治療剤。
  16. 【請求項16】 癌疾患が固形腫瘍、血管腫、または腫
    瘍の増殖・転移である請求項15記載の治療剤。
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