JP2003226389A - 小型ディスクの郵送又は保存ケースの組立シート - Google Patents

小型ディスクの郵送又は保存ケースの組立シート

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JP2003226389A
JP2003226389A JP2002024749A JP2002024749A JP2003226389A JP 2003226389 A JP2003226389 A JP 2003226389A JP 2002024749 A JP2002024749 A JP 2002024749A JP 2002024749 A JP2002024749 A JP 2002024749A JP 2003226389 A JP2003226389 A JP 2003226389A
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small
disc
sheet
disk
back cover
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JP2002024749A
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Seiichi Shiromoto
誠一 城本
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STAR MAIL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 8cmサイズのCD(CD−ROM),CD−
R,CD−RW,DVD(記憶書込み及び書換え可能な
ものも含む)等の小型ディスクを収納して、ハガキとし
ての取扱とし、郵送料を定形郵便物の最小値段とするこ
とができ、所望の文字,絵柄等をプリンターにて印刷自
在であり、且つ開封後には収納されたディスクの保管,
管理を簡単に行なうことができるケースとして使用で
き、且つ容易に組み立てるようにすること。 【解決手段】 官製ハガキ大の表紙1と、官製ハガキ大
の裏表紙2と、小型ディスクを装着する切込み3aを有
するディスク保持体3とからなり、前記表紙1と裏表紙
2とディスク保持体3とが適宜の順序でシート状に形成
されてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、8cmサイズのCD(C
D−ROM),CD−R,CD−RW,DVD(記憶書
込み及び書換え可能なものも含む)等の小型ディスクを
収納して、ハガキとしての取扱とし、郵送料を定形郵便
物の最小値段とすることができ、所望の文字,絵柄等を
プリンターにて印刷自在であり、且つ開封後には収納さ
れたディスクの保管,管理を簡単に行なうことができる
ケースを容易に組み立てることができる小型ディスクの
郵送又は保存ケースの組立シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、12cmCD(CD−ROM,CD
−R,CD−RWを含む),DVD(記憶書換え可能な
ものを含む)等の記憶媒体としてのディスクは、郵送す
る場合に封書として送付していたが、CD−ROM自体
の直径が12cmで、且つ重さも20グラム程度であるた
め、定形郵便物にした場合でも郵便料金は、90円かか
っている。このような状況のために、たとえばソフトウ
ェアメーカーでは、販売したソフトウェアのバージョン
アップの際に、その媒体であるCD−ROM等のディス
クを多数のユーザーに送付しなければならないが、そめ
の郵送料は、莫大となっており、その費用負担は大きな
ものであった。
【0003】このようなことから、CD,DVD等の記
憶媒体として、8cm(直径)サイズの小型ディスクを使
用することが増えている。この小型ディスクでは、ハガ
キと同様に取扱うことができるサイズのパッケージング
ケースに収納することができるので、そのために定形郵
便物の最小料金(80円程度)として安価に郵送するこ
とが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その小型デ
ィスク専用のパッケージケースは、そのほとんどが完成
品として提供されるものであり、また、一旦,郵送等に
使用した後は、それを再利用することがほとんどなかっ
たし、また再利用に適した構造のものではなかったの
で、新たにケースを用意することが多かった。さらに、
このような小型ディスクの郵送用のパッケージケース
は、予め絵柄模様,文字等が記載されているか、無地な
ものが多く、極めて無味乾燥なものであった。特に、個
人仕様(パーソナルユース)では、好みの絵柄,文字を
記載することが期待されており、最近では、パソコンと
プリンターがあれば、比較的簡単にイラスト等が描ける
ような状況になっている。
【0005】しかしながら、従来のパッケージケースで
は、プリンターに適合する形状ではなく、そのために好
みの絵柄,文字をパッケージケースに記載することがで
きなかった。本発明の目的は、小型ディスクに好適なパ
ッケージケースとし、且つ好みの絵柄,文字等をパソコ
ン及びプリンター等を使用して簡単に描くことができる
ようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、官製ハガキ大の表紙と、官製ハガキ大の裏表紙と、
小型ディスクを装着する切込みを有するディスク保持体
とからなり、前記表紙と裏表紙とディスク保持体とが適
宜の順序で連続形成された組立て紙板が長方形状のシー
ト材から適宜に切り取り自在となるように第1ミシン線
状孔部が形成されてなる小型ディスクの郵送又は保存ケ
ースの組立シートとしたことにより、8cmサイズの小型
ディスクを内部に入れてハガキ的な取扱として送付する
ことができ、郵送料を定形郵便物の最小の値段(80
円)とすることができるとともに、好みの絵柄,文字等
をパソコン及びプリンター等にて簡単に記載することが
でき、前記の課題を解決したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明の構成は、主に表紙
1と、裏表紙2と、ディスク保持体3とから構成され、
これらが1枚の組立て紙板A1 として連続形成され、さ
らに、該組立て紙板A1 が1枚の長方形のシート材Aか
ら第1ミシン線状孔部m1 にて切り取り自在に構成され
ている〔図1(A),(B)及び図2等参照〕。そして
表紙1,裏表紙2及びディスク保持体3を折り畳むよう
に工作することで小型ディスク5(8cmCD等)を郵送
し且つ保存することができるケースを組み立てることが
できる。本発明においてこの組立て紙板A1 から形成さ
れる小型ディスク5を郵送することができるケース又は
保存することができるケースを総称して「ディスクケー
ス」という。
【0008】ここで、本発明において収納される小型デ
ィスク5とは、CD又はDVD等のディスクであって、
CDはCD−ROM,或いは書き込み可能なCD−R,
CD−RW等が含まれる。また、DVDはDVD−RO
M,或いは書き込み可能なDVD−R,DVD−RW等
も含まれるものであり、さらには今後出現する可能性の
ある小型ディスク5が全て含まれるものとする。さら
に、小型ディスク5の形状は、通常の円板状(8cmCD
−ROM等)として形成されたもの以外に、図12
(A)に示すように、直径方向の両側端が平行な直線状
に形成されたほぼ「たる」形状,「0」字形状或いは楕
円形状等としたものが存在する。さらに、図12(B)
に示すように、ほぼ名刺サイズの長方形に形成された
「名刺形」或いは「カード形」等も含まれる。すなわ
ち、本発明のケースに納まるディスクの類は、上記小型
ディスク5の概念に含まれる。
【0009】前記シート材Aの第1実施形態としては、
図1(A)及び図3等に示すように、前記組立て紙板A
1 と余白部A2 とからなり、前記シート材Aから前記第
1ミシン線状孔部m1 を介して組立て紙板A1 を切り取
った残りが余白部A2 となる。すなわち、前記組立て紙
板A1 と余白部A2 とにより長方形状のシート材Aが構
成されることになる。
【0010】該シート材Aに対して、前記組立て紙板A
1 は、図1(A)に示すように、その中央箇所に左右対
称となるように配置されており、表紙1,裏表紙2及び
ディスク保持体3等に絵柄,文字等をプリンター10に
て印刷しやすい状態となっている。また、前記表紙1又
は裏表紙2のいずれかは、宛先記入欄として使用され、
他方に所望の絵柄,文字等が記載される。また、前記シ
ート材Aのサイズは、プリンター10にて印刷されやす
いサイズとなっており、具体的には、A4サイズ等のよ
うに、種々のA判サイズが好適である。また、種々のB
判サイズとしてもよい。
【0011】図1では、前記表紙1を絵柄,文字の記載
欄とし、前記裏表紙2を宛先記入欄としている。図11
(B)は、前記裏表紙2を絵柄,文字記載可能とし、表
紙1を宛先記入欄としている。さらに、図14に示すよ
うに、組立てシートは、前記組立て紙板A1 のみからな
るものも存在する。これは、組立て紙板A1 に余白部A
2 が付属していないタイプのものである。すなわち、前
記シート材Aとして形成されないものであり、あらかじ
めシート材Aから余白部A2 が除かれた状態で販売又は
提供されるものである。
【0012】図14(A)は、表紙1,裏表紙2及びデ
ィスク保持体3が横方向に連続したタイプであり、図1
4(B)は、表紙1,裏表紙2及びディスク保持体3が
縦方向に連続したタイプである。このような組立て紙板
1 のみからなる場合であっても、プリンター10で印
刷することは可能であり、該プリンター10のフィーダ
ーに設けた用紙送りガイド幅を狭くして、前記組立て紙
板A1 の幅寸法に合わせ、組立て紙板A1 がプリンター
10内に適正に移送されるように設定されればよい。
【0013】その組立て紙板A1 において、前記表紙
1,裏表紙2は、何れも官製はがき大(縦約15cm,横
約10cm)をなしている。その表紙1は、郵便番号及び
宛て名欄が記載されている。前記裏表紙2は、自由な使
用法があり、絵柄(イラスト等)の他に、例えば使用説
明欄,メッセージ欄を設けてもよい。前記ディスク保持
体3は、図1(A),(B)等に示すように、複数の切
込み3aを有し、8cmCD−ROM等の小型ディスク5
を切込み3aを介して装着することができるようになっ
ている。
【0014】そのディスク保持体3は、表紙1や裏表紙
2よりも一回り小さく形成されている。さらに、具体的
には、図1(A),(B)に示すように、前記裏表紙2
に形成された開封蓋部2aの面積よりも狭く形成されて
いる。そして、表紙1の横方向に隣接して裏表紙2が連
続形成されており、さらに裏表紙2の横方向に隣接して
ディスク保持体3が連続形成されている。その表紙1と
裏表紙2との境目には、第1折返し線部f1 が形成さ
れ、同様に裏表紙2とディスク保持体3との境目には第
2折返し線部f2 が形成されている。そして第1折返し
線部f1 により表紙1と裏表紙2との折り畳みを容易に
し、また第2折返し線部f2 により裏表紙2とディスク
保持体3との折り畳みを容易にしている(図2参照)。
【0015】そのディスク保持体3は、前述したよう
に、表紙1及び裏表紙2よりも縦,横寸法が僅かに小さ
く形成されているものであり、その紙面には、前記小型
ディスク5を保持するための切込み3aが形成されてい
る。該切込み3aは、種々のタイプが存在しており、図
1(A),(B)に示すように、直線状切込み3a1
3a1 ,…が2箇所設けられている。該直線状切込み3
1 ,3a1 は、図1(A),(B)に示すように、前
記ディスク保持体3に、その組立て紙板A1 の長手方向
〔図1(A)の横方向〕に沿って直線状に形成された
り,或いは図3に示すように、その組立て紙板A1 の長
手方向〔図11(A),(B)の上下方向〕に沿って直
線状に形成されたものが存在する。
【0016】また、2箇所の直線状切込み3a1 ,3a
1 とは、8cmCD−ROM等の小型ディスク5の直径又
はたる(樽)形,名刺(カード)形の幅寸法よりも僅か
に小さい間隔としたもので、前記直線状切込み3a1
3a1 が対向して形成される。そして、前記小型ディス
ク5の直径方向或いは幅方向の両端が前記直線状切込み
3a1 ,3a1 に差し込まれるようにして固定されるも
のである。
【0017】また、その両直線状切込み3a1 ,3a1
の中間には、図11(A),(B)に示すように、中間
切込み3a2 ,3a2 が形成されることもある。この中
間切込み3a2 ,3a2 は、前記小型ディスク5の中央
箇所を固定するものである。また、図12(B)に示す
ように、略長方形状の4隅に位置する箇所に小切込み3
3 ,3a3 ,…が形成されることもある。該小切込み
3a3 ,3a3 ,…は、前述の長方形状の小型ディスク
5に対応するものとして好適であるが、円板状の小型デ
ィスク5にも勿論対応しうるものである。
【0018】そのディスク保持体3が前記第2折返し線
部f2 を折曲げ箇所として前記裏表紙2側に折り返され
る。次に、前記表紙1は、第1折返し線部f1 を介して
すでに折り畳まれたディスク保持体3と裏表紙2との上
に折り返される。このようにして前記ディスク保持体3
が裏表紙2と表紙1との間に挟まれた状態となる(図2
参照)。そして、表紙1又は裏表紙2の何れか一方の外
周には、糊付け部4が設けられ、表紙1と裏表紙2とが
糊付け部4を介して貼着される。また、前記ディスク保
持体3にも糊付け部4を設けてもよい。その糊付け部4
の具体例としては、両面接着テープが使用される。該両
面接着テープが表紙1,裏表紙2又はディスク保持体3
のいずれかの外周面に沿って貼着される(図2参照)。
或いは、前記糊付け部4として、糊剤を表紙1又は裏表
紙2のいずれかに予め塗布しておくタイプも存在する。
このタイプは、組立て紙板A1 からディスクケースを組
み立てるときに、その糊付け部4を水等の液体で濡らし
て粘性のある糊状として使用するものである。
【0019】次に、前記裏表紙2には、開封蓋部2aが
形成される実施形態が存在する。該開封蓋部2aは、裏
表紙2に形成した第2ミシン線状孔部m2 を介して裏表
紙2からオープン(開閉)自在としたものである。その
第2ミシン線状孔部m2 は、裏表紙2の第1折返し線部
1 付近を残して外周付近に略長方形状の周囲を形成す
るようにして設けられる。そして、第2ミシン線状孔部
2 に沿って切り離すことで裏表紙2から開封蓋部2a
が形成され、図8(A),(B)に示すように、該開封
蓋部2aが裏表紙2箇所から開閉自在となる。その開封
蓋部2aの大きさ及び形状は、前記ディスク保持体3よ
り僅かに大きく形成されており、前記開封蓋部2aを開
いたときに内部に小型ディスク5が装着されたディスク
保持体3全体が現れるようになっている。
【0020】また、前記開封蓋部2aを裏表紙2から切
り取る作業を行い易くするために、前記引抜き部2a1
が形成されている。該引抜き部2a1 は、前記開封蓋部
2aの端縁より凸状の突出した形状である(図1参
照)。また、前記引抜き部2a1と裏表紙2とは、点線
状のミシン線としないで、完全に切り離された状態すな
わち線状切断とするほうが抜き取りやすくなる。図9
(A)は、その引抜き部2a 1 箇所を拡大したもので、
その周囲は完全に切り離された状態で、その他は第2ミ
シン線状孔部m2 となっている。
【0021】また、前記ディスク保持体3には、図1
(A),(B)に示すように、前記開封蓋部2aの引抜
き部2a1 を差し込み自在な差込み孔3bが形成されて
いる。この差込み孔3bには、図9(C)に示すよう
に、前記開封蓋部2aの引抜き部2a1 を差し込むこと
で、開封蓋部2aの閉じた状態を安定させることがで
き、ケースの保管をより一層良好にすることができる。
前記差込み孔3bは、線状に形成されたものであり、具
体的には線状切断部である。
【0022】また、その差込み孔3bは、前記引抜き部
2a1 の差込み方向に沿って小寸法の補助切断線3b1
が形成されることもある〔図9(A),(B),(C)
参照〕。そして、図9(C)に示すように、前記差込み
孔3bは、引抜き部2a1 が差し込まれるときには、そ
の開いたときの開口が補助切断線3b1 によって僅かに
大きくなり、前記引抜き部2a1 の差込みを行いやすく
することができるものである。また、前記差込み孔3b
には、貫通孔形状に形成されたものも存在し、このタイ
プの差込み孔3bは、図13に示すように、略楕円形状
の貫通孔としたものが好適である。
【0023】次に、本発明の第2実施形態として、前記
第1実施形態における前記ディスク保持体3に、図3,
図4,図5(A),(B)等に示すように、保護片3c
が形成されたものである。該保護片3cは、前記切込み
3aを介してディスク保持体3に装着された小型ディス
ク5を開封蓋部2aから保護する役目をなすものであ
る。その保護片3cは、前記ディスク保持体3の一部が
適宜に折り曲げられて、図6(A),(B)に示すよう
に、前記小型ディスク5の開封蓋部2a側面すなわち開
封蓋部2aを開いたときに露出する面を保護することが
できる。
【0024】具体的には、図3乃至図5等に示すよう
に、前記ディスク保持体3が前記表紙1,裏表紙2と連
続する方向に対して直交する方向を幅方向とすると、こ
の幅方向の両側箇所より小型ディスク5の表面側に向け
て折り曲げ可能な保護片3c,3cが形成されている。
そして、該保護片3cは、前記ディスク保持体3に形成
された保護片形成切断線3c1 を介して折曲げ自在とな
るものである。該保護片形成切断線3c1 は、前記ディ
スク保持体3の表紙1側寄りに幅方向に沿って適宜の寸
法に形成された切込み線であり、図5(A),(B),
(C)に示すように、ディスク保持体3から保護片形成
切断線3c1 によって、保護片3cを形成することがで
きる。また、その保護片3c,3cを形成するために、
ディスク保持体3には、第3折返し線部f3 が形成さ
れ、該第3折返し線部f3 に沿って折り返すのみで保護
片3cが形成されるようにしてもよい。
【0025】その両保護片3c,3cは、図6(A),
(B)に示すように、前記小型ディスク5を部分的に覆
うものであり、前記開封蓋部2aを有する裏表紙2と小
型ディスク5との間に位置し、前記開封蓋部2aが小型
ディスク5に直接,接触しにくいようにして、小型ディ
スク5の面を保護しようとするものである。また、前記
両保護片3c,3cは、クッション材の役目もなすこと
が可能である。これは、両保護片3c,3cが折り返し
部分において、素材の持つ僅かながらの復元性を利用し
たものであり、両保護片3c,3cが常時,折り返し側
に対して反対側に戻ろうとする力を前記開封蓋部2a側
に向けるようにしたものである。
【0026】これによって、開封蓋部2aは、前記保護
片3c,3cの復元力を介して小型ディスク5から離れ
る方向に付勢される。図6(B)では、その保護片3
c,3cの弾性により裏表紙2(開封蓋部2a)が上下
幅(振幅)hなる範囲で移動可能で、小型ディスク5を
保護する状態を示すものである。このときに保護片3
c,3cは、小型ディスク5を保護するクッションとし
ての役目をなすことができる。
【0027】その第2実施形態の第2タイプとして、前
記両保護片3c,3cには、図7(A),(B)に示す
ように、さらに幅方向の中間位置に中間折返し部3c2
が形成されることもある。該中間折返し部3c2 によっ
て、前記保護片3cは、ほぼ「く」字形状に形成され
る。これによって、前記開封蓋部2aと小型ディスク5
との間の空隙はより一層大きくすることができる。ま
た、中間折返し部3c2 により、その保護片3cのクッ
ション性もより弾性力が強くなり、郵送時に生じるある
程度の衝撃や圧迫に対しては、耐えうることができるも
のである。
【0028】なお、前述の第1実施形態(第2実施形態
も含む)では、図1(A),図11(A)等に示すよう
に、ディスク保持体3を裏表紙2に隣接して連続形成し
たものであるが、これとは別に、図11(B)に示すよ
うに、前記ディスク保持体3を表紙1に連続形成しても
よい。即ち、該表紙1を中央にして、その両側に裏表紙
2とディスク保持体3が位置するものである。
【0029】また、図13のように、表紙1,裏表紙2
及びディスク保持体3を縦方向に連続形成する実施形態
も存在する。この実施形態により組み立てた本発明にお
いて、開封蓋部2aを開いた状態図である。なお、本発
明のシート材A(組立て紙板A1 のみとすることもあ
る)は、販売される場合に複数枚でセットされ、前記糊
付け部4として両面接着テープが同梱されることもあ
る。
【0030】
【作用】まず、シート材Aの表紙1又は裏表紙2のいず
れか一方が宛て先記入欄となり、他方が絵柄,文字記載
欄となる。絵柄,文字記載欄は、図10(A)に示すよ
うに、パソコンを利用して作成したデータを絵柄,文字
をプリンター10を介して印刷する。また、宛て先も同
時にプリンター10にて印刷してもよい。その印刷が完
了したら、シート材Aから組立て紙板A1 を切り取る
〔図10(B)参照〕。その切取り作業は、シート材A
の第1ミシン線状孔部m1 に沿って行えば簡単にでき
る。
【0031】そして、組立て紙板A1 の表紙1,裏表紙
2及びディスク保持体3を展開した状態で、図2に示す
ように、ディスク保持体3に小型ディスク5を装着し、
そのディスク保持体3を第2折返し線部f2 を介して裏
表紙2側に折り畳む。次に、そのディスク保持体3が裏
表紙2に折り畳まれた状態で、ディスク保持体3を挟む
ようにして表紙1を裏表紙2側に第1折返し線部f1
介して折り畳む。その表紙1と裏表紙2とは、両面接着
テープ等とした糊付け部4を介して接着する。このよう
にして、組み立てられたディスクケースは、小型ディス
ク5を葉書扱いとして郵送することができる。
【0032】次に、郵便の受取り側は、図8(A),
(B)に示すように、その裏表紙2の第2ミシン線状孔
部m2 を切り離し、裏表紙2から形成される開封蓋部2
aを開く。該開封蓋部2aを開くことにより表紙1と裏
表紙2との間に挟まれるようにして収納されたディスク
保持体3と該ディスク保持体3に装着された小型ディス
ク5が露出する。該小型ディスク5には、タイトルを記
載した表面側と,記録媒体である記録面とがあり、開封
蓋部2aを開いたときに、小型ディスク5の表面側が確
認されるようにディスク保持体3に装着されることが好
ましい。
【0033】そのディスク保持体3は、表紙1との連続
部位にて折り曲げ自在であり、そのディスク保持体3を
折り曲げると表紙1の裏面側が現れて、その部分を見る
ことができる。ここで、表紙1の裏面側に説明書,仕様
書等を記載しておけば、別紙等の説明書が不要となる。
なお、裏表紙2から第2ミシン線状孔部m2 に沿って一
旦,引き抜いた開封蓋部2aは、その引抜き部2a
1 を、前記ディスク保持体3に形成された差込み孔3b
に差し込むことにより開封蓋部2aの閉じ状態を維持す
ることができる。このようにして、ディスクケースは郵
送に使用した後は、小型ディスク5の保存,保管を行う
こともできる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明は、官製ハガキ大の表紙
1と、官製ハガキ大の裏表紙2と、小型ディスク5を装
着する切込み3aを有するディスク保持体3とからな
り、前記表紙1と裏表紙2とディスク保持体3とが適宜
の順序でシート状に形成されてなることを特徴とする小
型ディスクの郵送又は保存ケースの組立シートとしたこ
とにより、まず第1に小型ディスク5を内部に入れてハ
ガキと同様に扱って郵送し、郵送料を定形郵便物の最小
の値段(80円)とすることができるケースを簡単に組
み立てることができるし、第2に組み立てたケースに収
納した小型ディスク5の保管,管理を行ない易くするこ
とができる。
【0035】これらの効果を詳述すると、組立シート
は、官製ハガキ大の裏表紙2と、小型ディスクを装着す
る切込み3aを有するディスク保持体3とからなり、前
記表紙1と裏表紙2とディスク保持体3が適宜の順序で
シート状に形成されているので、そのシートを単に折り
曲げるのみで簡単に組み立てることができる。このよう
にして組み立てられたケースは、重さが14グラム程度
で、小型ディスク5の重さは約10グラムであり、郵送
するときの総重量が全体で25グラム以下となるし、そ
の全体の厚みが1cm以下で定形郵便物に該当するため、
一番安価な80円で郵送することができる。さらに、小
型ディスク5は、ディスク保持体3に装着したまま、保
管することにより、小型ディスク5を保護,保存する簡
易なケースとしての役目もなすことができる。
【0036】次に、請求項2の発明は、官製ハガキ大の
表紙1と、官製ハガキ大の裏表紙2と、小型ディスクを
装着する切込み3aを有するディスク保持体3とからな
り、前記表紙1と裏表紙2とディスク保持体3とが適宜
の順序で連続形成された組立て紙板A1 が長方形状のシ
ート材Aから適宜に切り取り自在となるように第1ミシ
ン線状孔部m1 が形成されてなる小型ディスクの郵送又
は保存ケースの組立シートとしたことにより、その組立
シートは、プリンター10にて印刷するのみ極めて適合
したものとなり、前記表紙1,裏表紙2又はディスク保
持体3に、所望の絵柄,文字等を簡単に記載することが
できる。さらに、シート材Aには、第1ミシン線状孔部
1 が形成され、該第1ミシン線状孔部m1 に沿って、
組立て紙板A1 を容易に切り取ることができ、ケースの
組立作業を効率的に行うことができる。
【0037】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記ディスク保持体3は、表紙1及び裏表紙2より
も僅かに小さくするとともに、前記裏表紙2には、第2
ミシン線状孔部m2 を介してオープン自在な開封蓋部2
aを形成してなる小型ディスクの郵送又は保存ケースの
組立シートとしたことにより、ディスク保持体3を表紙
1と裏表紙2との間に挟むように折り畳み成形した状態
であっても、表紙1と裏表紙2との糊付領域を十分に確
保することができ、前記ディスク保持体3を前記表紙1
と裏表紙2との間に納めながらも糊付けを十分に行なう
ことができ、ケース全体を強固なるものにすることがで
きる。
【0038】次に、請求項4の発明は、請求項1,2又
は3において、前記開封蓋部2aには小突起形状の引抜
き部2a1 が形成され、且つ前記ディスク保持体3には
前記引抜き部2a1 と対応する位置に該引抜き部2a1
の差込み孔3bが形成されてなる小型ディスクの郵送又
は保存ケースの組立シートとしたことにより、さらに一
層扱いやすいものにすることができる。
【0039】上記効果を詳述すると、その第2ミシン線
状孔部m2 に沿って切り離すことにより開封蓋部2aが
形成されているので、前記裏表紙2と表紙1とをわざわ
ざ切り離さなくても、前記開封蓋部2aを開くのみで内
部に収納された小型ディスク5を簡単に取り出すことが
できる。また、前記ディスク保持体3には前記引抜き部
2a1 と対応する位置に該引抜き部2a1 の差込み孔3
bが形成されているので、その引抜き部2a1 を差込み
孔3bに差し込むことで、開封蓋部2aの閉じた状態を
安定させることができ、ひいては前記小型ディスク5の
保管状態をより一層良好にすることができる。
【0040】次に、請求項5の発明は、請求項1,2,
3又は4において、前記ディスク保持体3には、前記切
込み3aを介して装着される小型ディスク面に折り返し
状にして覆う保護片3cが形成されてなること小型ディ
スクの郵送又は保存ケースの組立シートとしたことによ
り、保存状態を良好にできるし、郵送時においてもある
程度の衝撃,圧迫等に耐えうるものにできる。
【0041】上記効果を詳述すると、その保護片3cが
ディスク保持体3に装着された小型ディスク5を覆うこ
とで、小型ディスク5と開封蓋部2aとの間に保護片3
cが存在することになり、開封蓋部2aが小型ディスク
5に直接,接触しにくい状態となり、開封蓋部2aと小
型ディスク5とを離間させた状態にすることができ、前
記小型ディスク5を良好な状態で保護,保存することが
できる。さらに、保護片3cには、折り曲げ箇所におい
て折り返し方向と反対側に復元しようとする僅かな弾性
力を有するものであり、この復元性がクッションの役割
をなし、郵送時における小型ディスク5にかかる衝撃を
吸収し、圧迫に対してクッション性を発揮し、小型ディ
スク5のより一層良好に保護することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施形態の平面図 (B)はシート材から余白部を除いて組立て紙板を取り
出す状態の斜視図
【図2】第1実施形態における組立て紙板からディスク
ケースを組み立てる工程を示す斜視図
【図3】本発明の第2実施形態の平面図
【図4】第2実施形態における組立て紙板の斜視図
【図5】(A)は第2実施形態における組立て紙板にお
いて保護片を形成しようとする工程の斜視図 (B)は小型ディスクを保護片で覆った状態の一部切除
した斜視図 (C)は組立て紙板からディスクケースの組み立てが完
了した斜視図
【図6】(A)は第2実施形態の組立て紙板から形成し
たディスクケースの略示断面図 (B)は(A)の要部拡大断面図
【図7】(A)は第2実施形態の第2タイプの要部斜視
図 (B)は第2実施形態の第2タイプの要部拡大断面図
【図8】(A)は裏表紙側から見た正面斜視図 (B)は裏表紙側から見た開封蓋部を開き始めた状態の
正面斜視図
【図9】(A)は引抜き部の拡大正面斜視図 (B)は引抜き部を裏表紙から引き抜いた状態の拡大正
面斜視図 (C)は引抜き部を差込み孔に差し込んだ状態の拡大正
面斜視図
【図10】(A)はプリンターにて絵柄,文字等を印刷
した状態の斜視図 (B)はプリンターにて絵柄,文字等を印刷した状態の
組立て紙板の平面図
【図11】(A)は本発明において表紙を宛て先欄とし
た実施形態の平面図 (B)は本発明においてディスク保持体と表紙とを隣接
する配列とした実施形態の平面図
【図12】(A)は本発明においてたる(樽)形状の小
型ディスクを収納したディスクケースの正面斜視図 (B)は本発明においてたる名刺(カード)形状の小型
ディスクを収納したディスクケースの正面斜視図
【図13】(A)は本発明において表紙,裏表紙及びデ
ィスク保持体を縦方向に連続形成した実施形態のシート
材の平面図 (B)は(A)のシート材からディスクケースを組み立
てる状態の斜視図 (C)は組立が完了したディスクケースの斜視図
【図14】(A)は本発明において表紙,裏表紙,ディ
スク保持体が横方向に連続した組立て紙板のみからなる
平面図 (B)は本発明において表紙,裏表紙,ディスク保持体
が縦方向に連続した組立て紙板のみからなる平面図
【符号の説明】
1…表紙 2…裏表紙 3a…切込み 3…ディスク保持体 A1 …組立て紙板 A…シート材 m1 …第1ミシン線状孔部 m2 …第2ミシン線状孔部 2a…開封蓋部 2a1 …引抜き部 3b…差込み孔 3c…保護片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 27/36 B65D 27/36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 官製ハガキ大の表紙と、官製ハガキ大の
    裏表紙と、小型ディスクを装着する切込みを有するディ
    スク保持体とからなり、前記表紙と裏表紙とディスク保
    持体とが適宜の順序でシート状に形成されてなることを
    特徴とする小型ディスクの郵送又は保存ケースの組立シ
    ート。
  2. 【請求項2】 官製ハガキ大の表紙と、官製ハガキ大の
    裏表紙と、小型ディスクを装着する切込みを有するディ
    スク保持体とからなり、前記表紙と裏表紙とディスク保
    持体とが適宜の順序で連続形成された組立て紙板が長方
    形状のシート材から適宜に切り取り自在となるように第
    1ミシン線状孔部が形成されてなることを特徴とする小
    型ディスクの郵送又は保存ケースの組立シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記裏表紙に
    は、第2ミシン線状孔部を介してオープン自在な開封蓋
    部を形成するとともに、前記ディスク保持体は、前記開
    封蓋部よりもそのサイズが小さく形成されてなることを
    特徴とする小型ディスクの郵送又は保存ケースの組立シ
    ート。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記開封
    蓋部には小突起形状の引抜き部が形成され、且つ前記デ
    ィスク保持体には前記引抜き部と対応する位置に該引抜
    き部の差込み孔が形成されてなることを特徴とする小型
    ディスクの郵送又は保存ケースの組立シート。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    ディスク保持体には、小型ディスク保持側面に折返し自
    在な保護片が具備されてなることを特徴とする小型ディ
    スクの郵送又は保存ケースの組立シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014055022A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Toppan Forms Co Ltd 封書

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