JP2003226270A - 作業車両とその移動方法 - Google Patents

作業車両とその移動方法

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JP2003226270A
JP2003226270A JP2002025841A JP2002025841A JP2003226270A JP 2003226270 A JP2003226270 A JP 2003226270A JP 2002025841 A JP2002025841 A JP 2002025841A JP 2002025841 A JP2002025841 A JP 2002025841A JP 2003226270 A JP2003226270 A JP 2003226270A
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Japan
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wheel
tractor
vehicle
wheels
bogie
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English (en)
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Isao Fukazawa
深澤  功
Hiroshi Goto
普司 後藤
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公道ではトラクタによって牽引される方式を
とりながら、車両台車構造を簡素化、軽量化する。 【解決手段】 操舵機能及び自走機能を備えた前輪14
を有する車輪台車15を車両台車1に対して着脱自在と
し、この車輪台車15を、公道での牽引走行に際して車
両台車1から取外し、現場等での自力走行時に車両台車
1に取付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自力での公道走行に
制限を受ける大型の作業車両(ホイールクレーン等)と
その移動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オールテレーンクレーン等の大型のホイ
ール式クレーンは、公道を移動する場合に、橋梁保護を
主目的とする車両制限令の規制を受け、自力で自由に公
道走行することができない。
【0003】このため、下部走行体と上部旋回体とに上
下分解して別輸送する等の対策をとっているが、分解・
組立のために輸送時間が多くかかるとともに輸送コスト
が高くつく等の欠点があった。
【0004】一方、この点の対策として、特開昭51−
126618号、実開昭56−144082号両公報に
示されているように、トラクタ側の車輪(前輪)を昇降
機構によって昇降自在に支持し、公道走行時には前輪を
上昇させた状態でクレーン台車をトラクタに連結するこ
とにより、前輪を路面から浮かせ、実質的に軸間距離を
広げて車両制限令に適合させる技術が提案された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知技
術によると、前輪サスペンション機構に昇降機構を付加
しなければならない分、サスペンション機構を含む台車
構造の大がかりな改造が必要となり、台車構造が複雑化
して台車のコストが高くなるとともに、台車車重が大幅
に増加する。また、車両全体の重量が重くなる結果、公
道での牽引走行時走行時及び現場での自力走行時の性能
が悪くなり、登坂能力が低下したり泥地で動かなくなっ
たりし易く、また燃費が悪くなる等の種々の弊害が生じ
る。
【0006】そこで本発明は、公道走行時にはトラクタ
に連結する牽引方式をとりながら、車両台車構造が簡
単、軽量ですむ作業車両を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車輪
によって走行する車両台車と、この車両台車上に搭載さ
れた運転室を含む上部構造体とによって構成され、か
つ、次の要件を具備するものである。
【0008】(A)上記車両台車の前後方向の一端部
に、牽引用のトラクタの連結器に対して着脱自在でかつ
連結器を中心として縦軸まわりに相対回動可能な状態で
連結されるトラクタ連結部が設けられていること。
【0009】(B)上記車輪としての左右の前輪及び後
輪のうち、上記トラクタに近いトラクタ側車輪が車輪フ
レームに取付けられて車輪台車が構成されていること。
【0010】(C)上記車両台車におけるトラクタ側車
輪が取付けられる部分に、上記車輪台車が着脱自在に連
結される車輪連結部が設けられ、車輪台車がこの連結部
により、自力走行時には上記車両台車に取付けられ、上
記トラクタによる牽引走行時には車両台車から取外され
るように構成されていること。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、車両台車上に上部構造体としての上部旋回体が旋回
自在に搭載され、この上部旋回体に、ブームが起伏自在
に設けられたものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、上部構造体または車両台車に動力源が搭載
され、この動力源からの動力をトラクタ側車輪に伝達す
る動力伝達手段が設けられたものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、車輪台車に、トラクタ側車輪を操
舵する操舵機構が設けられ、車両台車にこの操舵機構の
駆動源としての操舵アクチュエータが設けられたもので
ある。
【0014】請求項5の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、車輪台車に、トラクタ側車輪を操
舵する操舵機構と、この操舵機構の駆動源としての操舵
アクチュエータが設けられたものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項4または5の構
成において、操舵アクチュエータとして油圧シリンダが
用いられたものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかの構成において、トラクタ側車輪が、走行駆動源に
よって自力で走行回転する駆動輪として構成されたもの
である。
【0017】請求項8の発明は、請求項7の構成におい
て、走行駆動源としての走行モータが車輪台車に設けら
れたものである。
【0018】請求項9の発明は、請求項4乃至8のいず
れかの構成において、車輪台車の外部に設けられた操作
手段と、この操作手段の操作に基づいて操舵アクチュエ
ータ及び走行駆動源を制御する制御手段とを具備するも
のである。
【0019】請求項10の発明は、請求項1乃至9のい
ずれかの構成において、トラクタ側車輪が車輪台車に対
して油圧によって伸縮するサスペンションシリンダによ
って支持されたものである。
【0020】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
いずれかの構成において、左右のトラクタ側車輪が、複
輪でかつ車両幅方向を向く着脱姿勢まで操舵可能に構成
されたものである。
【0021】請求項12の発明は、請求項1乃至11の
いずれかの構成において、車両台車及び車輪台車にそれ
ぞれ連結ブラケットが設けられ、この連結ブラケット同
士が抜き差し自在な連結ピンにより着脱自在に連結され
るように構成されたものである。
【0022】請求項13の発明は、請求項12の構成に
おいて、連結ピンが油圧式の連結シリンダにより両連結
ブラケットに対して抜き差しされるように構成されたも
のである。
【0023】請求項14の発明は、請求項1乃至13の
いずれかの構成において、トラクタ連結部としての連結
フレームが車輪台車に対して、車輪台車からトラクタ側
に突出する連結位置と、車両台車側に後退する格納位置
との間で移動し得るように構成されたものである。
【0024】請求項15の発明(作業車両の移動方法)
は、車輪によって走行する車両台車と、この車両台車上
に搭載された運転室を含む上部構造体とによって構成さ
れ、トラクタによって牽引される牽引走行モードと、上
記トラクタから切り離された自力走行モードの二つの走
行モードで走行する作業車両の移動方法であって、上記
車輪としての左右の前輪及び後輪のうちトラクタに近い
トラクタ側車輪を車輪フレームに取付けて車輪台車を構
成し、上記自力走行モードでこの車輪台車を車両台車に
取付け、上記牽引走行モードでは車輪台車を車両台車か
ら取外すものである。
【0025】このように、左右のトラクタ側車輪(前向
きで牽引する場合は前輪)を車輪フレームに取付けて車
輪台車を構成し、この車輪台車を、現場等での自力走行
時には車両台車に取付け、公道走行のための牽引時には
車両台車から取外すため、公道と現場の双方を走行でき
ること、及び狭い現場では自力走行することという、作
業車両(請求項2ではホイール式クレーン)に求められ
る条件を満たしながら、トラクタ側車輪を昇降させるた
めの昇降機構を車両台車に付加する必要がない。
【0026】すなわち、車両台車には、車輪台車を取付
ける車輪連結部という簡単な構造を付加するだけでよ
く、昇降機構を含むサスペンション機構を改造する場合
のような車輪台車構造の複雑化、大幅な重量増加を招か
ない。
【0027】また、ホイール式クレーンに適用した請求
項2の構成によると、トラクタ連結部を張り出し・格納
する請求項14の構成をとる場合に、クレーン自身の吊
り機能を利用してトラクタ連結部を簡単・迅速に張り出
し、格納することができる。
【0028】請求項3の構成によると、車両が持つ動力
をトラクタ側車輪の操舵や走行回転等の動力として利用
できるため、車輪台車の構造を小形・軽量化することが
できる。
【0029】請求項4,5の構成によると、トラクタ側
車輪が、着脱式でありながら、通常の作業車両の前輪と
同様に操舵輪として機能するため、自力でスムーズに曲
折走行することができる。
【0030】この場合、請求項5の構成によると、車輪
台車自身が操舵駆動源(操舵アクチュエータ)を有する
ため、操舵駆動力を車両台車側から伝達する場合と比較
して車輪台車の着脱作業が容易で、操舵機構の構造も簡
単となる。
【0031】また、操舵アクチュエータとして油圧シリ
ンダを用いた請求項6の構成によると、牽引走行時に、
取外した車輪台車を、牽引状態での車両後端側に連結し
て追従走行させる場合に、油圧シリンダの油圧ロック作
用によってトラクタ側車輪を簡単かつ確実に操舵ロック
することができる。
【0032】請求項7,8の構成によると、トラクタ側
車輪が、着脱式でありながら駆動輪として機能するた
め、車両全体として通常の作業車両と殆ど遜色のない走
行能力を確保し、現場の走行路面の状況が悪い場合(泥
地や悪路)でも確実に自力走行できる。
【0033】この場合、請求項8の構成によると、車輪
台車が自走機能を有するため、走行駆動力を車両側から
伝達する場合と比較して、走行機構の構造を小形・軽量
化及び簡略化することができるとともに、走行駆動力伝
達部分の着脱を要しないため、車輪台車の着脱作業が簡
単となる。
【0034】請求項9の構成によると、車輪台車の操舵
及び走行機能を車輪台車の外部から遠隔制御できるた
め、自力走行時の運転が容易となる。
【0035】請求項10の構成によると、とくにホイー
ル式クレーンにおいてアウトリガを張り出さずにオンタ
イヤで吊り作業を行う場合に、サスペンションシリンダ
によりトラクタ側車輪を沈まないようにロック(所謂サ
スペンションロック)することができる。
【0036】また、車輪台車の着脱時に、サスペンショ
ンシリンダでトラクタ側車輪を車輪フレーム側に引き寄
せて車輪台車の全高を低くした状態で車体下方に潜らせ
ることができるため、着脱作業が容易となる。
【0037】請求項11の構成によると、車輪台車の着
脱時に、トラクタ側車輪を横向きにして自立させた状態
で車輪台車を車両側方と下方の取付位置との間で横向き
に移動させることができるため、同台車の着脱作業が容
易となる。
【0038】請求項12の構成によると、車両台車と車
輪台車をピンで連結するため、車輪台車の着脱作業が一
層容易となる。
【0039】とくに、連結ピンを連結シリンダで抜き差
しする請求項13の構成によると、この着脱作業がさら
に容易となり、かつ、作業員が車両下方に潜り込んでピ
ンの着脱作業を行う必要がないため安全となる。
【0040】請求項14の構成によると、トラクタ連結
部としての連結フレームをトラクタ側に突出する状態で
固定して設ける場合と比較して、車両台車の全長が長く
ならず、作業対象への接近や狭所への進入といった作業
の邪魔にならない。
【0041】また、車両台車から突出した連結フレーム
をトラクタに連結するという、通常のトラクタとトレー
ラの連結構造と同じ連結構造をとるため、汎用のトラク
タを改造しないでそのまま牽引車として用いることがで
きる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図によって説
明する。
【0043】以下の実施形態では大型のホイール式クレ
ーンを適用対象として例にとっている。
【0044】図1にクレーンCとトラクタTを連結した
牽引走行時の状態、図2にクレーン単独での自力走行時
の状態をそれぞれ示している。
【0045】クレーンCの基本構成は従来のホイール式
クレーンと同じで、車輪によって走行する車両台車(ク
レーンでは下部走行体と称される)1上に上部旋回体2
が縦軸Oまわりに旋回自在に搭載されて構成されてい
る。
【0046】また、上部旋回体2には、クレーン作業時
と走行時とに兼用される運転室3と、伸縮及び図示しな
い起伏シリンダによって起伏するブーム4が設けられる
ほか、動力源としてのエンジン、このエンジンによって
駆動される油圧源としての油圧ポンプ、それに電源とし
てのバッテリ(いずれも図示しない)等が設置されてい
る。
【0047】車両台車1は走行フレーム5を有し、この
走行フレーム5の後部に、前後に間隔を置いて二本の後
部車軸6,7が設けられ、この後部車軸6,7の左右両
側(図では片側のみを示す)に操舵輪であって駆動輪で
ある後輪8,9が設けられている。
【0048】また、走行フレーム5の前端に前部アウト
リガ10、後端に後部アウトリガ11がそれぞれ設けら
れ、クレーン作業時にこれら各アウトリガ10,11が
左右両側に張り出されて車体が支持される。
【0049】このクレーンCにおいては、車両台車1
(走行フレーム5)の前端部に、トラクタTに対する連
結手段(トラクタ連結部)としての連結フレーム12
が、たとえば図示しないボルトやピンによって着脱自在
に取付けられている。
【0050】この連結フレーム12は、その先端部下面
に突設されたキングピン(図示しない)と、トラクタT
に設けられた連結器(所謂カプラー)13とから成る公
知の連結機構によってトラクタTに連結される。
【0051】これにより、クレーンCがトラクタTに所
謂セミトレーラ式、すなわち、クレーン荷重の一部がト
ラクタTとの連結部分で支持され、かつ、連結器中心X
を中心として縦軸まわりに相対回動可能な状態で連結さ
れ、トラクタTで牽引されて、高速を含む任意の速度で
公道を走行する。このとき、トラクタTの後輪T1がク
レーンCの前輪として機能する。
【0052】一方、クレーンCは、現場での自力走行に
際して図2に示すようにトラクタTから切り離されて単
独状態となる。
【0053】このとき、車両台車1の前部に、左右の前
輪14を備えた車輪台車15が取付けられ、クレーンC
が前後輪揃った状態で作業現場内を自力走行する。
【0054】このクレーンC単独の状態では、連結フレ
ーム12は車両台車1から取外して同台車1上の余剰ス
ペース部分等に格納しておくのが望ましい。この連結フ
レーム12取外し及び取付けは、ブーム4によるクレー
ンC自身の吊り機能を利用して簡単・迅速に行うことが
できる。
【0055】このように、自力走行時(クレーン作業
時)には連結フレーム12を取外しておけば、連結フレ
ーム12をトラクタ側に突出する状態で固定する場合と
比較して、車両台車1(クレーンC)の全長が長くなら
ず、作業対象への接近や狭所への進入といった作業の邪
魔にならない。
【0056】一方、牽引走行時には、連結フレーム12
を車両台車1から突出して取付け、この連結フレーム1
2をトラクタTに連結するという、通常のトラクタとト
レーラの連結構造と同じ連結構造をとるため、汎用のト
ラクタTを改造しないでそのまま牽引車として用いるこ
とができる。
【0057】車輪台車15の構成と取付構造を図3〜図
5によって詳述する。
【0058】左右の前輪14,14はともに複輪として
構成され、この前輪14,14を支持する車輪支持体1
6,16が、車輪フレーム17に縦軸Yまわりに回転
(操向)可能に取付けられている。
【0059】車輪フレーム17には、両前輪14,14
の操舵駆動源である操舵アクチュエータとしての操舵シ
リンダ(油圧シリンダ)18,18が設けられ、この操
舵シリンダ18,18の伸縮力がスイングアーム19,
19を介して車輪支持体16,16に操舵力として加え
られる。
【0060】これにより、自力走行時に左右の前輪1
4,14が操舵される。
【0061】ここで、両前輪14,14は、車両長さ方
向を向いた通常姿勢(図3,4の右側に示す前輪14の
姿勢)から、車両幅方向を向いた横向きの着脱姿勢(同
左側に示す前輪14の姿勢)まで操舵可能に構成され、
後述するように車輪台車15の着脱時に着脱姿勢とされ
て蟹歩きのように横向きに移動する。
【0062】さらに、両前輪14,14の車輪支持体1
6,16に走行駆動源としての走行モータ(油圧モー
タ)20,20が設けられ、この走行モータ20,20
の回転力が図示しない伝動機構(たとえばチェーン伝動
機構)を介して両前輪14,14に走行駆動力として伝
えられる。
【0063】このように、前輪14,14は操舵輪であ
って、かつ、駆動輪として構成され、自力で操舵及び走
行する。
【0064】また、図3,5に示すように、車輪支持体
16と、前輪14に取付けられたサスペンションリンク
21との間にサスペンションシリンダ(油圧シリンダ)
22が設けられ、このサスペンションシリンダ22の伸
長作動によって前輪14が車輪フレーム17に対して下
降し、縮小作動によって上昇する(引き寄せられる)よ
うに構成されている。
【0065】車輪台車15を車両台車1(走行フレーム
5)に取付ける構造として、走行フレーム5の前部下面
に車輪連結部としての取付フレーム23が取付けられ、
この取付フレーム23における幅方向中心部であって車
幅方向の中心部の前後二個所に板状でかつピン穴付きの
連結ブラケット24,24が下向きに突設されている。
【0066】一方、車輪台車15には、車輪フレーム1
7の中央部前後二個所に、上向き凹状に形成されたピン
穴付きの連結ブラケット25,25が突設され、この連
結ブラケット24,25同士が上下方向にかみ合った状
態で、連結シリンダ(油圧シリンダ)26,26で抜き
差し駆動される連結ピン27,27によって連結され
る。
【0067】こうして、自力走行に際して図2に示すよ
うに車輪台車15が車両台車1の前部に取付けられる一
方、公道での牽引走行に際して、連結ピン27,27が
抜かれて連結ブラケット24,25同士が切り離される
ことにより、車輪台車15が車両台車1から取外され、
この状態で図1に示すように車両台車1にトラクタTが
連結される。
【0068】図5中、28は油圧継手、29はこの油圧
継手28に着脱自在に連結される外部油圧配管で、この
外部油圧配管29が、車両台車1を介して、図1,2の
上部旋回体2に搭載された油圧ポンプ及びタンクに接続
される。また、油圧継手26には、図示しない車輪台車
側の内部配管が接続され、同配管が操舵シリンダ18、
サスペンションシリンダ22、連結シリンダ26に接続
される(この点は後に詳述する)。
【0069】車輪台車15の取付方法を図6,7を併用
してさらに詳しく説明する。
【0070】自力走行に際して車輪台車15を車両台車
1(走行フレーム5)の取付フレーム23に取付けると
きは、図6の左側に示すように車輪台車15を取付位置
(車両台車1の前部)側方に配置し、この位置で左右の
前輪14,14を横向きの着脱姿勢にセットする。
【0071】この状態で、図6右側に示すように車輪台
車15を走行フレーム5の下方に潜り込ませて取付フレ
ーム23の下方位置まで移動させる。
【0072】この場合、図3,5に示すサスペンション
シリンダ22を縮小させて、前輪14を車輪フレーム1
7側に引き寄せておくことにより、車輪台車15の全高
を低くし、走行フレーム下方に潜り込ませ易くすること
ができる。
【0073】また、このとき左右の前輪14,14が複
輪かつ横向きであることから自立して走行させることが
できるため、車輪台車15を取付位置までスムーズに移
動させることができる。
【0074】次いで、図7に示すように車輪台車15を
少し後方に移動させて、図3,4の連結ブラケット2
4,25の位置合わせをした後、前記のように連結シリ
ンダ26で連結ピン27を両ブラケット24,25に跨
って差し込むことにより、両ブラケット24,25、す
なわち、車輪台車15と車両台車1とを連結する。
【0075】図3〜5中、30,31はこのとき車輪台
車15を取付位置に位置決めするためのストッパであ
る。
【0076】一方、牽引走行に際しては、上記取付時と
逆の手順、操作によって車輪台車15を車両台車1から
取外すことができる。
【0077】この取外した車輪台車15は、輸送先まで
別輸送してもよいし、図1に示すように車両台車1の後
端部に接地状態かつ車両長さ方向を向いた状態で連結
し、車両台車1に追従して走行させてもよい。
【0078】上記のようにこのクレーンCにおいては、
上記のように前輪14を備えた車輪台車15を、現場等
での自力走行時には車両台車1に取付け、公道での牽引
走行時には車両台車1から取外すため、公道と現場の双
方を走行できること、及び狭い現場では自力走行するこ
とという、ホイール式クレーンに求められる条件を満た
しながら、公知技術と異なり、前輪14を昇降させるた
めの昇降機構を車両台車1に付加する必要がない。
【0079】すなわち、車両台車1には、車輪台車15
を取付ける取付フレーム23のみを付加するだけでよ
く、昇降機構を含むサスペンション機構を改造する場合
のような車輪台車構造の複雑化、大幅な重量増加を招か
ない。
【0080】また、このクレーン構成によると、次の作
用効果を得ることができる。
【0081】 前輪14が着脱式でありながら操舵輪
かつ駆動輪として機能するため、自力走行時に、曲折走
行性や登坂性、踏破性等の走行性能において通常のクレ
ーンと遜色のない能力を確保することができる。
【0082】 しかも、車輪台車15自身が操舵駆動
源である操舵シリンダ18を有するため、操舵駆動力を
車両台車1側から伝達する場合と比較して車輪台車1の
着脱作業が容易で、操舵機構の構造も簡単となる。
【0083】 牽引走行時に、図1に示すように取外
した車輪台車15を車両台車1の後端部に連結して追従
走行させる場合に、操舵シリンダ18の油圧ロック作用
によって前輪14を簡単かつ確実に操舵ロックすること
ができる。
【0084】 車輪台車1が走行モータ20によって
自走するため、走行駆動力を車両側から伝達する場合と
比較して、走行機構の構造を小形・軽量化及び簡略化す
ることができるとともに、走行駆動力伝達部分の着脱を
要しないため、車輪台車の着脱作業が簡単となる。
【0085】 前輪14をサスペンションシリンダ2
2によって昇降させることができるため、クレーンC単
独状態で、アウトリガ10,11を張り出さずにオンタ
イヤで吊り作業を行う場合に、サスペンションシリンダ
22により前輪14が沈まないようにロック(所謂サス
ペンションロック)することができる。
【0086】次に、車輪台車15の操舵、走行等の各機
能を制御する制御系の構成を図9によって説明する。
【0087】上部旋回体2には、ステアリングホイール
32と、走行速度を指令するアクセルペダル33、それ
に走行速度や操舵角等の各種情報を表示しかつ必要に応
じて警報を発する表示・警報装置34が運転室3に設け
られるとともに、運転室後方の機械室内に電源(バッテ
リ)35、及び油圧源(油圧ポンプ及びタンク)36が
設けられている。
【0088】また、このクレーンCにおいては、ステア
リングホイール32の操作による操舵角信号、及びアク
セルペダル33の踏み操作による速度信号を無線信号に
変換する信号変換器37と、車輪台車15側との間で情
報をやり取りするアンテナ付きの送受信機38が設けら
れている。
【0089】一方、車輪台車15側には、センサとし
て、車輪台車15が連結されたことを検出する連結セン
サ39、サスペンションシリンダ22によるサスペンシ
ョンロック状態を検出するサスロックセンサ40、車両
台車1と車輪台車15とが正常に連結できる位置にある
ことを検出する連結位置センサ41、サスペンションシ
リンダ22の伸縮状態を検出するサスシリンダ伸縮セン
サ42、車輪台車15の走行速度を検出する走行速度セ
ンサ43、前輪14の操舵角を検出する操舵角センサ4
4が設けられるともに、これらセンサ信号が入力される
コントローラ45が設けられ、このコントローラ45及
びアンテナ付きの送受信機46を介して上部旋回体2側
と車輪台車15側との間で情報が授受される。
【0090】また、車輪台車15には、油圧アクチュエ
ータ回路として、走行モータ20の回転運動を制御する
走行モータ回路47と、操舵シリンダ18の伸縮作動を
制御する操舵シリンダ回路48と、サスペンションシリ
ンダ22の伸縮作動を制御するサスペンションシリンダ
回路49と、連結シリンダ26の伸縮作動を制御する連
結シリンダ回路50が設けられ、これら各アクチュエー
タ回路47,48,49,50がコントローラ45から
の信号によって制御される。
【0091】具体的にいうと、各アクチュエータ回路4
7〜50はそれぞれの作動を制御するコントロールバル
ブを有し、コントローラ45からの指令信号によりこの
コントロールバルブが切換わり作動する。
【0092】なお、電源35からの電気配線51は、車
輪台車15側の電源端子52、電源回路53、内部配線
54を介してコントローラ45に接続され、油圧源36
からの外部油圧配管29は前記油圧継手28、内部油圧
配管55を介して各アクチュエータ回路47〜50に接
続される。
【0093】この制御系により、次の作用が行われる。
【0094】i.ステアリングホイール32が操作され
ると、後輪8,9がその操舵機構(図示しない)によっ
て操舵されると同時に、操作信号に基づくコントローラ
45からの制御信号により操舵シリンダ回路48が制御
されて、前輪14が後輪8,9と連動して操舵される。
【0095】ii.アクセルペダル33が踏み操作され
ると、後輪8,9の回転速度が制御されると同時に、そ
の操作信号に基づくコントローラ45からの制御信号に
より走行モータ回路47が制御されて、前輪14の回転
速度(車輪台車15の走行速度)が後輪8,9(車両台
車1の走行速度)と同一に制御される。
【0096】また、各センサ39〜44によって検出さ
れた各部の作動状態がコントローラ45及び送受信機4
6,38を介して運転室3内の表示・警報装置34に表
示され、各部の作動状況に異常が発生した場合(たとえ
ば連結シリンダ26が正常に伸長または縮小していない
場合)等にブザー等による警報が発せられる。
【0097】なお、ここではサスペンションシリンダ回
路49及び連結シリンダ回路50に対する操作手段の図
示を省略しているが、これらはスイッチ等によって運転
室3側から行ってもよいし、車輪台車15側で行っても
よい。
【0098】他の実施形態 (1)操舵機能について 上記実施形態では、図3〜図5に示すように操舵シ
リンダ18を車輪台車15側に設けたが、図10に示す
ようにこの操舵シリンダ18を走行フレーム5の取付フ
レーム23に設けてもよい。
【0099】図示の実施形態では、車輪支持体16の上
端部に筒状の操舵アーム56を垂直上向きに設け、この
操舵アーム56を車輪フレーム17に回転軸受57によ
って回転自在に支持するとともに、同アーム56にスイ
ングアーム19を取付け、操舵シリンダ18のロッド端
をこのスイングアーム19に連結している。
【0100】なお、図中、58はスイベルジョイント
で、油圧継手28に接続された内部油圧配管がこのスイ
ベルジョイント58を介して操舵シリンダ18に接続さ
れる。
【0101】 上記実施形態では、図9に示すように
上部旋回体2(運転室3)側のステアリングホイール3
2の操作を無線信号に変換して車輪台車15側に送り、
この信号に基づいてコントローラ45で操舵シリンダ回
路48を制御する構成をとったが、ステアリングホイー
ル32によって切換操作されるステアリングバルブを設
け、このステアリングバルブの動作によって操舵シリン
ダ回路48を直接油圧制御する構成をとってもよい。
【0102】 操舵シリンダ回路48をステアリング
ホイール32とは別の操作手段で遠隔制御し得るように
構成してもよい。
【0103】 上記実施形態では前輪14を油圧式の
操舵シリンダ18で操舵する構成をとったが、これに代
えて、車両台車1に機械式の前輪操舵機構を設け、車輪
台車15を取付けた状態でこの前輪操舵機構を前輪14
側の操舵機構(スイングアーム)に連結する構成をとっ
てもよい。
【0104】 牽引走行時に、トラクタTと車両台車
1のなす角度(連結角度)を検出し、この連結角度に応
じて後輪8,9を自動操舵するようにしてもよい。この
場合、後輪8,9をステアリングホイール32の操作に
応じて操舵する自力走行時と、上記牽引走行時とに応じ
て操舵系統を切換える機構を設ければよい。
【0105】(2)走行機能について 上記実施形態では、図9に示すように上部旋回体2
(運転室3)側のアクセルペダル33の操作を無線信号
に変換して車輪台車15側に送り、この信号に基づいて
油圧式の走行モータ回路47を制御する構成をとった
が、アクセルペダル33でリモコン弁を操作し、このリ
モコン弁からのリモコン圧によって走行モータ回路47
を油圧制御する構成をとってもよい。
【0106】 走行モータ回路47をアクセルペダル
33とは別の操作手段で遠隔操作し得るように構成して
もよい。
【0107】 走行モータ20を走行フレーム5の取
付フレーム23に設け、同モータ20の回転力をチェー
ン式、歯車式等の伝動機構によって前輪14に伝達する
構成をとってもよい。
【0108】 走行モータとして油圧モータに代えて
電動機を用い、この電動機をアクセルペダル33等の操
作に基づいて電気制御する構成をとってもよい。
【0109】 自力走行時に前輪14を駆動輪として
機能させる構成をとる場合、後輪8,9を遊動輪として
構成してもよい。こうすれば、全体重量を軽減すること
ができる。
【0110】また、前輪14と後輪8,9の一方または
双方を、牽引走行時には遊動輪として機能させる一方、
自力走行時は切換機構によって駆動輪と遊動輪との間で
切換え得るようにしてもよい。
【0111】(3)牽引構成について 上記実施形態では、図1,2に示すように連結フレ
ーム12を車両台車1に対して着脱する構成をとった
が、図11に示すように連結フレーム12を車両台車1
にヒンジ59によって回動可能に取付け、図中実線で示
すようにトラクタT側に突出する連結位置と、同二点鎖
線で示すように車両台車1上に格納される格納位置との
間で回動させるようにしてもよい。図では、ブーム4を
起こし、クレーン自身の吊り機能を利用してこの連結フ
レーム12の回動操作を行っている状況を示している。
【0112】 上記実施形態では、前輪14について
車輪台車15を構成し、クレーンCを前向きで牽引する
場合について説明したが、後輪について車輪台車を構成
し、クレーンCを後向きで牽引する構成をとってもよ
い。
【0113】(4)その他 上記実施形態では、後輪側を二軸構成としたが、1軸ま
たは3軸構成としてもよい。また、上記実施形態ではホ
イール式クレーンを適用対象として例にとったが、本発
明は大型のショベルや解体機等、公道走行時に牽引され
る作業車両に広く適用することができる。
【0114】
【発明の効果】上記のように本発明によると、トラクタ
側車輪を車輪フレームに取付けて車輪台車を構成し、こ
の車輪台車を、現場等での自力走行時には車両台車に取
付け、公道走行のための牽引時には車両台車から取外す
構成としたから、自力走行及び牽引走行の双方が可能で
ありながら、トラクタ側車輪を昇降させるための昇降機
構を車両台車に追加する必要がない。
【0115】すなわち、車両台車には、車輪台車を取付
ける車輪連結部という簡単な構造を付加するだけでよ
く、昇降機構を含むサスペンション機構を改造する場合
のような車輪台車構造の複雑化、大幅な重量増加を招か
ない。
【0116】このため、牽引及び自力両走行時のブレー
キ、加速、登坂、踏破等の走行性能を向上させ、燃費を
良くすることができる。
【0117】また、請求項4,5の発明によるとトラク
タ側車輪が操舵輪として機能し、請求項7,8の発明に
よるとトラクタ側車輪が駆動輪として機能するため、ト
ラクタ側車輪が着脱式でありながら、自力走行時に通常
の作業車両と遜色のない走行能力を確保することができ
る。
【0118】請求項9の発明によると、車輪台車の操舵
及び走行機能を車輪台車の外部から遠隔制御できるた
め、自力走行時の運転が容易となる。
【0119】請求項10の発明によると、とくにホイー
ル式クレーンにおいてアウトリガを張り出さずにオンタ
イヤで吊り作業を行う場合に、サスペンションシリンダ
によりトラクタ側車輪を沈まないようにロック(所謂サ
スペンションロック)することができるとともに、車輪
台車の着脱時に、サスペンションシリンダでトラクタ側
車輪を車輪フレーム側に引き寄せて車輪台車の全高を低
くした状態で車体下方に潜らせることができるため、着
脱作業が容易となる。
【0120】請求項11の発明によると、車輪台車の着
脱時に、トラクタ側車輪を横向きにして自立させた状態
で車輪台車を車両側方と下方の取付位置との間で横向き
に移動させることができるため、同台車の着脱作業が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるクレーンの牽引走行
時の状態を示す全体概略側面図である。
【図2】クレーンをトラクタから切り離した自力走行時
の状態を示す全体概略側面図である。
【図3】同クレーンの前輪に適用された車輪台車とその
取付部分を拡大した一部断面正面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】同一部断面側面図である。
【図6】車輪台車の取付手順の1を示す概略平面図であ
る。
【図7】車輪台車の取付手順の2を示す概略平面図であ
る。
【図8】車輪台車の取付手順の3を示す概略平面図であ
る。
【図9】同実施形態における制御系のブロック構成図で
ある。
【図10】本発明の他の実施形態を示す図5相当図であ
る。
【図11】本発明のまた別の実施形態を示す図2相当図
である。
【符号の説明】
T トラクタ 13 トラクタの連結器 C クレーン 1 クレーンの車両台車 2 クレーンの上部旋回体(上部構造体) 3 クレーンの運転室 4 クレーンのブーム 5 車両台車を構成する走行フレーム 12 トラクタ連結部としての連結フレーム 23 走行フレームの車輪連結部としての取付フレーム 8,9 後輪 14 前輪 15 前輪を有する車輪台車 17 車輪フレーム 18 操舵アクチュエータとしての操舵シリンダ 19 操舵機構を構成するスイングアーム 16 同車輪支持体 20 走行モータ 22 サスペンションシリンダ 24,25 車両台車と車輪台車を連結する連結ブラケ
ット 27 同連結ピン 26 連結ピンを抜き差し駆動する連結シリンダ 36 動力源である油圧源 28 動力伝達手段としての油圧継手 29 同外部油圧配管 55 同内部油圧配管 32 操作手段としてのステアリングホイール 33 同アクセルペダル 37 制御手段を構成する信号変換器 38,46 同送受信機 47 同コントローラ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪によって走行する車両台車と、この
    車両台車上に搭載された運転室を含む上部構造体とによ
    って構成され、かつ、次の要件を具備することを特徴と
    する作業車両。 (A)上記車両台車の前後方向の一端部に、牽引用のト
    ラクタの連結器に対して着脱自在でかつ連結器を中心と
    して縦軸まわりに相対回動可能な状態で連結されるトラ
    クタ連結部が設けられていること。 (B)上記車輪としての左右の前輪及び後輪のうち、上
    記トラクタに近いトラクタ側車輪が車輪フレームに取付
    けられて車輪台車が構成されていること。 (C)上記車両台車におけるトラクタ側車輪が取付けら
    れる部分に、上記車輪台車が着脱自在に連結される車輪
    連結部が設けられ、車輪台車がこの連結部により、自力
    走行時には上記車両台車に取付けられ、上記トラクタに
    よる牽引走行時には車両台車から取外されるように構成
    されていること。
  2. 【請求項2】 車両台車上に上部構造体としての上部旋
    回体が旋回自在に搭載され、この上部旋回体に、ブーム
    が起伏自在に設けられたことを特徴とする請求項1記載
    の作業車両。
  3. 【請求項3】 上部構造体または車両台車に動力源が搭
    載され、この動力源からの動力をトラクタ側車輪に伝達
    する動力伝達手段が設けられたことを特徴とする請求項
    1または2記載の作業車両。
  4. 【請求項4】 車輪台車に、トラクタ側車輪を操舵する
    操舵機構が設けられ、車両台車にこの操舵機構の駆動源
    としての操舵アクチュエータが設けられたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の作業車両。
  5. 【請求項5】 車輪台車に、トラクタ側車輪を操舵する
    操舵機構と、この操舵機構の駆動源としての操舵アクチ
    ュエータが設けられたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の作業車両。
  6. 【請求項6】 操舵アクチュエータとして油圧シリンダ
    が用いられたことを特徴とする請求項4または5記載の
    作業車両。
  7. 【請求項7】 トラクタ側車輪が、走行駆動源によって
    自力で走行回転する駆動輪として構成されたことを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載の作業車両。
  8. 【請求項8】 走行駆動源としての走行モータが車輪台
    車に設けられたことを特徴とする請求項7記載の作業車
    両。
  9. 【請求項9】 車輪台車の外部に設けられた操作手段
    と、この操作手段の操作に基づいて操舵アクチュエータ
    及び走行駆動源を制御する制御手段とを具備することを
    特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載の作業車
    両。
  10. 【請求項10】 トラクタ側車輪が車輪台車に対して油
    圧によって伸縮するサスペンションシリンダによって支
    持されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに
    記載の作業車両。
  11. 【請求項11】 左右のトラクタ側車輪が、複輪でかつ
    車両幅方向を向く着脱姿勢まで操舵可能に構成されたこ
    とを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の作
    業車両。
  12. 【請求項12】 車両台車及び車輪台車にそれぞれ連結
    ブラケットが設けられ、この連結ブラケット同士が抜き
    差し自在な連結ピンにより着脱自在に連結されるように
    構成されたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれ
    かに記載の作業車両。
  13. 【請求項13】 連結ピンが油圧式の連結シリンダによ
    り両連結ブラケットに対して抜き差しされるように構成
    されたことを特徴とする請求項12記載の作業車両。
  14. 【請求項14】 トラクタ連結部としての連結フレーム
    が車輪台車に対して、車輪台車からトラクタ側に突出す
    る連結位置と、車両台車側に後退する格納位置との間で
    移動し得るように構成されたことを特徴とする請求項1
    乃至13のいずれかに記載の作業車両。
  15. 【請求項15】 車輪によって走行する車両台車と、こ
    の車両台車上に搭載された運転室を含む上部構造体とに
    よって構成され、トラクタによって牽引される牽引走行
    モードと、上記トラクタから切り離された自力走行モー
    ドの二つの走行モードで走行する作業車両の移動方法で
    あって、上記車輪としての左右の前輪及び後輪のうちト
    ラクタに近いトラクタ側車輪を車輪フレームに取付けて
    車輪台車を構成し、上記自力走行モードでこの車輪台車
    を車両台車に取付け、上記牽引走行モードでは車輪台車
    を車両台車から取外すことを特徴とする作業車両の移動
    方法。
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