JP2003225549A - 撹拌伝熱装置 - Google Patents

撹拌伝熱装置

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JP2003225549A
JP2003225549A JP2002024530A JP2002024530A JP2003225549A JP 2003225549 A JP2003225549 A JP 2003225549A JP 2002024530 A JP2002024530 A JP 2002024530A JP 2002024530 A JP2002024530 A JP 2002024530A JP 2003225549 A JP2003225549 A JP 2003225549A
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Japan
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casing
jacket
stirring
heat transfer
transfer device
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Application number
JP2002024530A
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English (en)
Inventor
Sumuto Sato
澄人 佐藤
Akihiro Yoshida
明弘 吉田
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Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーシングの外周にディンプル状の複数個のジ
ャケットを備え、該ジャケットの剛性及び耐高温性を高
め、もって小型かつ軽量の撹拌伝熱装置を提供する。 【解決手段】本撹拌伝熱装置Aの該ケーシング1の外周
にはディンプル状のジャケット2を複数個長手方向に備
え、該ジャケット2は略縦方向横方向に所定間隔を有し
て配置した一連の凹部2a群を形成し、その凹部2aの
内にスチームや温水又は冷水等の熱交換媒体P1を通過
させている。該ジャケット2の凹部2aの全体としての
底面部2cは前記ケーシング1の底面部1dと略同一の
曲面体で形成してあって、各凹部2a間周辺は外縁部2
bを形成し、この外縁部2bの中心をアーク溶接等の溶
着手段等により当該ジャケット2をケーシング1の外表
面1eに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシング内に複
数の中空軸を平行かつ回転可能に隔置すると共に各中空
軸に複数の中空状の撹拌板を傾斜させて配置し、更に、
該ケーシングの外周に熱交換媒体を流過するディンプル
プレート状で構成したジャケットを備え、上記ケーシン
グ内に供給された被処理物を撹拌しつつ熱交換処理及び
処理済みの乾燥品やケーキ等の円滑な排出を行う撹拌伝
熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の撹拌伝熱装置としては、
例えば、外周がジャケット構造とされた略水平のケーシ
ング内に平行に隔置された複数の回転軸と、これらの回
転軸上に隔置された撹拌板を有し、この回転軸及び撹拌
板を中空として、それらの内部と上記ジャケット内に熱
交換媒体を通過させて当該撹拌伝熱装置内に供給された
粉粒体や粘着性の高い汚泥等の被処理物を撹拌しながら
加熱又は冷却する装置が知られている。そして、当該撹
拌伝熱装置に於いて、単位容量当りの伝熱面積を大きく
し、かつ、撹拌効果を向上させるために、上記回転軸を
2軸ないし多数軸として一方の軸上の各撹拌板を他方の
軸上の隣接する撹拌板の間に部分的に入り込むように隔
置した構成もすでに採用されている。
【0003】ところで、前記撹拌板は従来の技術に示す
ように、前記回転軸の長手方向軸線に直角の平面に対し
て傾斜させて当該回転軸の前端から後端まで一列に配置
する構成であった。当該構成は、該撹拌伝熱装置の供給
口から供給された被処理物を効果的に撹拌しながら加熱
又は冷却し、更に迅速に移送する必要性のためである。
そして、当該ケーシングの外周には平板状のジャケット
を設け、前記ケーシングの外面から被処理物を伝熱する
ために、このジャケットの外から熱交換媒体が流入流出
する熱交換媒体導入管及び熱交換媒体導出管を当該平板
状ジャケット又はその外周に備えたケース体に設けた構
成であった。
【0004】また、一方、従来の技術に於ける撹拌伝熱
装置のように撹拌板の後縁に小さな掻上げ羽根を配置し
た構成のものがある。当該構成は、この小さな掻上げ羽
根により該撹拌伝熱装置の供給口から供給された被処理
物をケーシング内部に掻き込み、当該撹拌板の撹拌動作
を助長すると共に、当該被処理物の移送を更に推進する
ためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術に於ける撹
拌伝熱装置は叙上の構成であるので、次の課題が存在す
るものである。従来の技術によれば、撹拌伝熱装置の供
給口から供給された被処理物は撹拌しながら加熱又は冷
却されつつ当該装置内を移送され、排出口から処理済み
の製品や乾燥品として取出されるが、当該被処理物をケ
ーシング内で処理するに際し、ケーシングの外面に備え
たジャケットから高温高圧のスチームや冷水等熱交換媒
体を通過させて、当該ケーシング外表面に伝熱又は加熱
若しくは冷却する必要がある。このため、当該ジャケッ
トは圧力容器としての機能や適正な強度を保持する必要
があり、例えば10(mm)以上の厚さを有する鋼板で
製作しなければならず、このようなジャケットは高価で
あって、当該撹拌伝熱装置のケーシング部分が大型化す
るに加え、重量が嵩むという問題点があった。しかも、
当該ケーシング底面部は曲面体を構成しており、このケ
ーシングの曲面体の製作に際しては、更に高度な加工技
術が要求される結果、ジャケットの厚さが更に厚くなる
という問題点が存在した。
【0006】また、従来の技術に於いて、当該撹拌板の
すべてが回転軸の長手方向軸線に対して直角の平面から
傾斜した構成であり、また当該ジャケットを極めて薄い
平板状に構成すれば、当該製品や乾燥品が当該撹拌伝熱
装置のケーシングの後端や底部に強く押し付けられるこ
とに伴い、最悪の場合、ジャケットもこれにより変形
し、当該処理済みの乾燥品等が排出口から排出し難くな
るという惧れがあった。また、前記撹拌板の撹拌動作に
より当該乾燥品等のケーシングへの強く押付け動作が繰
返されることにより、ケーシングの側面部分や底部が磨
耗して亀裂や穴開き等損傷が惹起され、ジャケットの外
面に備えたケース体又はジャケット等から送出される熱
交換媒体、例えば、スチームや温水又は冷水等がケーシ
ング内部等へ漏洩する現象を誘発する等問題点があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、叙上の背景の
下になされたもので、第一の目的としては、ケーシング
の外周に備えたジャケットを単一ないし複数個のディン
プルプレート状で構成し、軽量であって被処理物への伝
熱効果を向上させる撹拌伝熱装置を提供することであ
る。本発明の第二の目的としては、ジャケットが裏面側
に一連の凹部を形成して表面側の該凹部周縁をケーシン
グの外周面に溶接等で固定し、当該ジャケットの剛性強
度や耐高温性を高めもって小型軽量及び高品質の撹拌伝
熱装置を提供することである。
【0008】本発明はこのような目的を達成するために
次の構成、手段を採用した。請求項1記載の発明によれ
ば、供給口と排出口を有する略水平方向のケーシング
と、該ケーシングの外周にジャケットを有しかつ長手方
向に回転自在に平行に隔置された複数の中空軸と、該中
空軸上に於ける一方及び他方中空軸上に互いに傾斜させ
て隔置された複数の中空状の撹拌板と、前記中空軸の内
部に熱交換媒体を通過させる装置とを備えた撹拌伝熱装
置であって、前記ジャケットを熱交換媒体流通のディン
プルプレート状で構成したことを特徴とする撹拌伝熱装
置である。従って、このように構成された撹拌伝熱装置
に於いては、排出口近傍の少なくともいずれか一つの中
空軸部分に於ける前記中空状の撹拌板を前記中空軸長に
対して略垂直に配置すると共に、ケーシングの外周に当
該ジャケットをディンプルプレート状で構成したので、
当該ジャケットを極めて薄く設計することができ軽量化
できる作用を奏する。
【0009】請求項2記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、複数個であって熱交換媒体流通のディンプルプ
レート状でなることを特徴とする請求項1記載の撹拌伝
熱装置である。このように構成された撹拌伝熱装置に於
いては、ケーシングの外周に複数個のジャケットをディ
ンプルプレート状で構成することができ、当該ケーシン
グ全域又は必要部位及び被処理物への伝熱度合に応じて
所望数であって合理的に配置できるので、ジャケットの
設置工数や製作工数及び部品管理工数等の削減を可能と
する作用を奏する。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、極薄に形成したことを特徴とする請求項1記載
の撹拌伝熱装置である。このように構成された撹拌伝熱
装置に於いては、ジャケットを例えば2〜4(mm)以
下の極めて薄いディンプルプレート状とし、ジャケット
を構成する材料費の削減に加えてその剛性強度や耐高温
性及び耐冷温性を確保すると共に、組立や運搬を容易に
する作用を奏する。
【0011】請求項4記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、前記ケーシング固定側(裏面側)に前記熱交換
媒体を流通する一連の凹部を形成すると共に該凹部の周
縁部を前記ケーシングに固定したディンプルプレート状
で構成したことを特徴とする請求項1記載の撹拌伝熱装
置である。このように構成された撹拌伝熱装置に於いて
は、ケーシングの外周に備えた該ジャケットの断面形状
が凹凸状を形成したディンプルプレート状でなるので凹
部及び周縁部の剛性を極めて高める作用を奏する。
【0012】請求項5記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、前記一連の凹部の周縁部をケーシング外周に溶
着固定したディンプルプレート状で構成したことを特徴
とする請求項4記載の撹拌伝熱装置である。このように
構成された撹拌伝熱装置に於いては、ケーシングの外周
に該ジャケットを強固であって簡単な溶接手段等で固定
できると共に、熱交換媒体がその固定部分等から漏洩す
ることがない高品質のジャケット構造を提供する作用を
奏する。
【0013】請求項6記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、前記凹部に熱交換媒体導入管及び熱交換媒体導
出管を備えたことを特徴とする請求項4記載の撹拌伝熱
装置である。このように構成された撹拌伝熱装置に於い
ては、各個のディンプルプレート状の凹部に熱交換媒体
導入管及び熱交換媒体導出管を備えたので、外部から適
切に熱交換媒体の導入、導出を行うと共に、各ジャケッ
ト毎の伝熱配管回りの故障等及び撤去や追加があれば各
ジャケット毎に対応して修理や改善を行い得、かつジャ
ケットの増大等の設計変更にも対処できる作用を奏す
る。
【0014】請求項7記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、前記凹部に空気抜き管を備えたことを特徴とす
る請求項4記載の撹拌伝熱装置である。このように構成
された撹拌伝熱装置に於いては、各個のディンプルプレ
ート状ジャケットの凹部に空気抜き管を設けたので本機
初動の際、ケーシング外面とジャケット間の隙間に存在
する空気を完全に除去し伝熱効果を高める作用を奏す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る撹拌伝熱装置の実施
の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【発明の実施の形態1】図1ないし図5(a)、(b)
は本発明に係る撹拌伝熱装置の実施の形態1を示すもの
であり、これについて説明する。
【0016】本実施の形態1に於いて、Aは撹拌伝熱装
置であり、上部カバー1c及びケーシング1を備えてい
て、該ケーシング1の外周には、ディンプルプレートジ
ャケット2を複数個長手方向に備えている。そして、該
ジャケット2は後述のように、例えば、図5(a)、
(b)に示すようにケーシング1外表面1e側、つまり
その裏面側(ケーシング側の取付面側)に略縦方向横方
向に所定間隔を有して配置した一連の凹部2a群を形成
し、その凹部2aの内にスチームや温水又は冷水等の熱
交換媒体P1を通過させるための後述する熱交換媒体導
入管14a及び図4に示す熱交換媒体導出管15aを備
えている。該ジャケット2の外周がケース体3を構成
し、図1及び図3に示すようにこのケース体3のジャケ
ット側面への熱交換媒体入口4aから、また、このケー
ス体3を設けない場合は当該ジャケット2に図4に示す
前記熱交換媒体導入管14aを設け、熱交換媒体P、P
1が流通可能となっている。そして、熱交換媒体P、P
1はジャケット側面からの熱交換媒体出口4b及び熱交
換媒体導出管15aに排出している。また、図3に示す
ように、ケーシング1及びジャケット2の底面側部は4
つの中空状の撹拌板13を包囲するように波状に形成し
ている。前記ケーシング1は外形略直方体状の箱型で構
成しており、その長手方向一端(前端)側が他端(後
端)側よりも僅かに高くなるように傾斜する等略水平方
向に配置されている。尚、前記ケーシング1及びジャケ
ット2とケース体3の間に断熱材等を介在させて当該撹
拌伝熱装置の放熱を最小限にする機能を具備している。
【0017】当該ケーシング1の一方の上部には図1に
示すように、粉粒体や汚泥物質等の被処理物を連続的に
供給可能な供給口5が設けられている。当該ケーシング
1の他の下部や側部には堰板を介して被処理物を連続的
に排出可能な一つないし複数個の排出口7が設けられて
いる。前記ケーシング1の一端(前端)側が他端(後
端)側よりも僅かに高くなるように傾斜して配置した場
合は、前記供給口5はケーシング1の一端(前端)側上
部中央に、又、前記排出口7はケーシング1の他端(後
端)側下部又は側部近傍にそれぞれ配置することが被処
理物を撹拌、伝熱処理及び移送することから望ましいも
のである。尚、排出口7は図1及び図3に示すようにそ
の開口部6に遠隔自動制御可能な自動昇降装置7bによ
って動作する堰7aを設け、これを制御することにより
被処理物又は製品の排出量を調整する。また、堰7aは
ハンドル7cを回転することによって手動昇降すること
もできる。図中、7dは被処理物や製品を外部に取出す
開放閉止可能な開閉扉である。
【0018】前記ケーシング1内には図2に示すよう
に、例えば、同径同長の外形略円柱状の4つの中空軸8
a、8b、8c、8dが該ケーシング1の長手方向に沿
わせて回転自在に平行に隔置すること、すなわち、水平
方向に並列となるように横置されている。当該中空軸8
a〜8dの両端部は、ケーシング1の一端面1a、他端
面1bから密封状態に突設され、軸受部9a、9bによ
り回転可能に支持されている。前記中空軸8a〜8dの
一端(前端)部は互いに噛合う歯車機構10及びモータ
11が取り付けられており、当該歯車機構10やモータ
11等で前記中空軸8a〜8dの回転駆動手段12を構
成している。当該回転駆動手段12により中空軸8a〜
8dは互いに等しい回転数で回転するものであって、図
3に示すように互いに隣接する中空軸8a及び8bは逆
向きの回転方向T1、T2に、互いに隣接する中空軸8
c及び8dは逆向きの回転方向T3、T4にそれぞれ回
転する。
【0019】前記中空軸8a〜8dの外周には、図2及
び図3に示すように外形略円盤状を形成した一連の中空
状の撹拌板13を設けている。該中空状の撹拌板13は
図2に示すように互いに傾斜させて隔置されており、し
かも、前記中空軸8a、8b間に於いては、一方の中空
軸8aの長手軸線方向に隣接する中空状の撹拌板13、
13の中央に他方の中空軸8bの中空状の撹拌板13が
位置するように長手軸線方向に向けて互い違いに配置し
ている。また、当該中空状の撹拌板13は断面形状が図
示するように矩形に形成するほか、外周側に向かうに従
いその厚さが次第に小さくなる、三角形ないし山形やそ
の他の形状、例えばくさび形、菱形、逆三角形等各種の
形状であってもよい。また、前記中空状の撹拌板13は
内部が中空状とされており、当該中空状の撹拌板13に
中空軸8a〜8dの中空部8eから供給された熱交換媒
体Pが行き渡るように構成されている。また、前記各中
空状の撹拌板13、13は図3に示すように、周方向に
それぞれが例えば30°の角度で開口した一対の切欠部
13A、13Bが長手方向軸線を挟んで互いに反対方向
に対称にかつ各中空軸8a〜8dの長手方向に隣接する
中空状の撹拌板13、13同士でその位相を90°ずら
すようにして形成されており、該切欠部13Aの回転方
向T1〜T4側を向く端面の外周部には長手方向軸線に
対して傾斜した他の小さい羽根13Cが設けられてい
る。
【0020】図2及び図3中、18、19はグランドボ
ックスであり、これらの部品により前記撹拌伝熱装置A
の一端(前端)及び他端(後端)の前記シール部材を構
成する。また、20はロータリージョイントであり、中
空軸への熱交換媒体導入管14及び中空軸からの熱交換
媒体導出管15を連結するものである。21aは駆動側
のシャフトであり、前記回転駆動手段12に連結されて
中空軸8a〜8dの一端(前端)に連結し、該回転駆動
手段12の動作により回転させる。また、21bは従動
側シャフトであり、中空軸8a〜8dの他端(後端)に
連結している。
【0021】前記中空軸8a〜8dの他端(後端)に於
けるケーシング1やジャケット2またはケース体3の下
部や側部等の近傍部位には排出口7が適宜数設置されて
おり、当該排出口7近傍に於ける中空軸8a〜8dの部
分には図2に示すように複数個すなわち2〜3枚の前記
中空状の撹拌板13、13、13を傾斜させることなく
中空軸長手方向軸線に対して略垂直方向に配置してい
る。しかも、該中空状の撹拌板13、13、13の表裏
面は平面状に形成されるものである。
【0022】次に、図2に基づき、前記中空状の撹拌板
13と前記排出口7の好適な配置関係について詳述す
る。図2に示す撹拌伝熱装置Aの排出口7は当該撹拌伝
熱装置Aの他端(後端)部の左右側部であって、ケース
体3等に2個配置した例を示すものである。そして、該
排出口7は位置的には中空軸8a及び8dに隣接してお
り、該中空軸8d部分で説明すると、該排出口7の開口
部6幅に相当する水平幅長Bと略同一軸長Cの中空軸8
dの軸長部分に於ける3個の中空状の撹拌板13、1
3、13を長手方向軸線すなわち中空軸長に対して略垂
直方向に配置している。また、本実施の形態では、前記
と同様に中空軸8b、8cに有する中空状の撹拌板13
に於いても中空軸長に対して略垂直に配置した例を示し
ている。
【0023】次に図4及び図5(a)、(b)に基づき
本発明に係る撹拌伝熱装置の実施の形態1の要部につい
て詳細に説明する。図4は図3に於ける前記撹拌伝熱装
置Aのケーシング1及びジャケット2を示す拡大断面図
である。また、図5はケーシング1とジャケット2との
取付構成を示す拡大図であって、(a)はケーシング1
へジャケット2を取付け状態を示す拡大断面図、(b)
はジャケット2の取付面を示す拡大平面図である。
【0024】1dはケーシング1の底面部であって曲面
体を形成している。該ケーシング1の外表面1eは前記
ジャケット2により被覆固定されている。該ジャケット
2の凹部2aの底面部2cは前記ケーシング1の底面部
1dと全体として略同一の曲面体で形成してあって、一
連の凹部2aを図4及び図5(a)、(b)に示すよう
に互いが所定幅、例えば50〜60(mm)の間隔で縦
軸及び横軸に一連にディンプル状に形成している。そし
て、各凹部2a間周辺は外縁部2bを形成し、この外縁
部2bの中心に貫通孔2hを穿設している。該貫通孔2
hは当該ジャケット2をケーシング1の外表面1eに固
定するとき、溶接等の溶着手段により使用されるアーク
溶接部2g等で盲孔に成形される。このようにジャケッ
ト2は、ケーシング1の外表面1eに堅固に固定され長
年月の使用に際しても当該ケーシング1から剥離するこ
とはない。
【0025】また、前記凹部2aは図5(a)に示すよ
うに断面形状がいわゆる矩形状に形成してあって、その
底面部2cから頂部2dに渉り左右対称に同一角度で拡
開するように傾斜させた斜面2eを当該外縁部2bの表
面に沿っていわゆる擂鉢状に形成し、その頂部2dは僅
かな平坦面2fを備えている。そして、当該ケーシング
1の外表面1eに当該ジャケット2を前記貫通孔2h内
に前記溶接等で固定した際、該外縁部2b表面すなわち
斜面2eが水平方向に対し角度θが略45°に設定され
ており、圧力に対する強度を高めてある。而して、図4
に示す熱交換媒体P1が高温高圧の例えば100〜19
0℃、0.1〜1.0MPaのスチームや温水が当該凹
部2aに流過された場合でも該凹部2aは十分な耐久性
を有している。図4中、14aは熱交換媒体導入管であ
り、前記ケーシング1の最低位置の部位よりも比較的高
い位置であって、ジャケット2中央下部に設定し、前記
凹部2aの底面部2cに配管してあり外部から熱交換媒
体P1を導入する構成としている。15aは熱交換媒体
導出管であり、前記ケーシング1の最低位置の部位等で
あって、ジャケット2中央下部に設定し、前記凹部2a
の底面部2cに配管してあり外部へ熱交換媒体P2を導
出する構成としている。16は空気抜き管であって、当
該熱交換媒体P1を凹部2aに流過すると同時に充満さ
れている残留空気を抜き取るために設けてあり、ジャケ
ット2の所望部位に配管されている。尚、上記熱交換媒
体導入管14a、熱交換媒体導出管15a及び空気抜き
管16は、前記ケーシング1の外周に設けられた複数で
構成される前記ジャケット2に於いて、各ジャケット2
にそれぞれ備えられている。
【0026】また、図3及び図4に於いて、17はI型
支持部材であり、前記ケーシング1の曲面体で形成され
た底面部1d、1dの相互間に配設し、当該ケーシング
1等を支持している。また、前記ジャケット2はケーシ
ング1の底面部1dから側面部等に渉り配置しており、
該ケーシング1内に供給される被処理物の種類や性状そ
の他条件等に応じてケーシング1の外周の適宜の位置に
設置される。またジャケット2の外周には図1に示すよ
うに必要に応じてケース体3等を設置し、当該撹拌伝熱
装置Aを外部から保護している。尚、図中、18a、1
8bはそれぞれ支持部材であり、その一方がジャケット
2に、その他方が前記熱交換媒体導入管14a及び熱交
換媒体導出管15aに1つ又は複数個放射状に固定して
支持している。
【0027】次に本発明に係る撹拌伝熱装置の実施の形
態1について、その動作を説明する。
【0028】先ず本発明に係る撹拌伝熱装置Aを運転動
作するために、例えば別置した当該撹拌伝熱装置Aの制
御盤等をスイッチオン操作することにより、回転駆動手
段12を駆動し、中空軸8a〜8dを例えば4〜12
(rpm)の回転速度で動作させる。そして、中空軸へ
の熱交換媒体導入管14からスチームや温水又は冷水等
の熱交換媒体Pが当該中空軸8a〜8dの中空部8eを
介して中空状の撹拌板13の中空状内に導入される。そ
して、所定の温度になってから前記ケーシング1内に供
給された被処理物は、前記中空軸8a〜8dの長手軸線
方向に対して傾斜して一連に配置された中空状の撹拌板
13、13……によって撹拌される。
【0029】先ず、図4に示すように、前記熱交換媒体
導入管14aから熱交換媒体P1をジャケット2に導入
すると、前記ジャケット2のいずれか一つの凹部2aの
底面部2cに設けている図4に示す空気抜き管16から
バイメタル式エアトラップ(図示せず)を通して該凹部
2aに充満している残留空気を排出する。この場合、該
凹部2aはジャケット2の裏面側に形成している他の多
数の凹部2a群と連通しており、当該空気抜き管16に
より一斉に残留空気等が排出されることとなる。
【0030】次に、前記ケーシング1内で中空撹拌板1
3により撹拌されている被処理物を伝熱させる動作につ
いて詳述する。ジャケット2に設けた前記熱交換媒体導
入管14aから当該熱交換媒体P1が図4に示すように
導入される。当該熱交換媒体P1は前記ジャケット2の
凹部2a内に流過され、そして該凹部2aは隣接する他
のすべての凹部2aと連通しており、ケーシング1の外
周に配設された1つのジャケット2に形成されたすべて
の凹部2aに流過することとなる。熱交換媒体P1がす
べての凹部2aへ行き渉り当該熱交換媒体P1、例えば
スチームや温水等が保有する熱量がケーシング1の外表
面1eに伝熱されて、ケーシング1内の被処理物へ伝熱
される。特に、被処理物は中空撹拌板13によりケーシ
ング1内で撹拌されているのに合せて当該被処理物へ伝
熱されるので、被処理物は前記熱交換媒体P1でもって
万遍に伝熱処理される。
【0031】ここに於いて、前記熱交換媒体P1が、例
えば約100〜200℃の高温であって約0.1〜1.
0MPaの高圧を有するスチーム等である場合、これが
該熱交換媒体導入管14aからジャケット2の凹部2a
に導入されると、該凹部2aの内壁全域つまり該凹部2
aの底面部2c、斜面2eや外縁部2b更にはケーシン
グ1の外表面1e等に前記条件を備えた強大な高温及び
高圧の保有熱エネルギー若しくは熱量が付与されると共
に、該凹部2a内を流過する。しかし、該凹部2aの外
縁部2bの端面間すなわち本実施例では、その平面形状
が略円形の貫通孔2hである端面内をアーク溶接によっ
ていわゆる盲孔として溶接され、前記ケーシング1の外
表面1eと凹部2aの外縁部2bの頂部2d又は平坦面
2fが堅固に密着固定されているので、該ジャケット2
がケーシング1から剥離することはなく、しかもそのア
ーク溶接部2gでなる溶接部分及び該凹部2aに亀裂や
破壊等が惹起しないものである。そして、被処理物の伝
熱処理工程が完了すれば、熱交換媒体P1は前記熱交換
媒体導出管15aからケーシング1の外部に導出され
る。
【0032】ところで、前記ケーシング1の外周に設け
られた他のジャケット2についても前記と同一の動作を
行い、また前記図1に示すジャケット側面への熱交換媒
体入口4aからも熱交換媒体Pが導入され、ケーシング
1の外周に設けられたすべてのジャケット2に対して前
記熱交換媒体P、P1が導入導出され、そして被処理物
への伝熱処理工程を完了させる。また、本発明に係る撹
拌伝熱装置Aではケーシング1内の被処理物の種類や性
質等により前記ジャケット2の各々へ必要に応じて熱交
換媒体P1を順次又は特定のジャケット2のみへ導入か
つ導出してもよいが、好適な実施例としては、中空軸8
a〜8dを回転させながら各ジャケット2へ配備された
熱交換媒体導入管14aに一斉に熱交換媒体P1の導入
を行い、ケーシング1の温度が所定の温度になってから
被処理物を供給し、被処理物への伝熱効率を向上させ
る。
【0033】前記したように当該撹拌伝熱装置Aの供給
口5から供給された被処理物は自動的に適宜に撹拌され
かつ加熱又は伝熱及び移送される。そしてケーシング1
の他端(後端)に設置した開口部6から製品又は乾燥品
又はケーキ等として排出口7に備えた開閉扉7dを開放
することにより自由に取出すことができる。また、被処
理物の排出量は、前記堰7aを遠隔自動制御可能な自動
昇降装置7bで前記堰7aを制御することにより、開口
部6の開口度合いを調整することができる。また前記堰
7aを手動昇降することもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る撹拌伝熱装置は叙上の構
成、動作を備えるので次の効果がある。
【0035】請求項1記載の発明によれば、供給口と排
出口を有する略水平方向のケーシングと、該ケーシング
の外周にジャケットを有しかつ長手方向に回転自在に平
行に隔置された複数の中空軸と、該中空軸上に於ける一
方及び他方中空軸上に互いに傾斜させて隔置された複数
の中空状の撹拌板と、前記中空軸の内部に熱交換媒体を
通過させる装置とを備えた撹拌伝熱装置であって、前記
ジャケットを熱交換媒体流通のディンプルプレート状で
構成したことを特徴とする撹拌伝熱装置を提供する。従
って、このように構成された撹拌伝熱装置に於いては、
排出口近傍の少なくともいずれか一つの中空軸部分に於
ける前記撹拌板を前記中空軸長に対して略垂直に配置す
ると共に、ケーシングの外周に当該ジャケットをディン
プルプレート状で構成したので、当該ジャケットを極め
て薄く設計することができ軽量化できる特有な効果があ
る。
【0036】請求項2記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、複数個であって熱交換媒体流体流通のディンプ
ルプレート状でなることを特徴とする請求項1記載の撹
拌伝熱装置を提供する。このように構成された撹拌伝熱
装置に於いては、ケーシングの外周に複数個のジャケッ
トをディンプルプレート状で構成することができ、当該
ケーシング全域又は必要部位及び被処理物への伝熱度合
に応じて所望数であって合理的に配置できるので、ジャ
ケットの設置工数や製作工数及び部品管理工数等の削減
を可能とする効果がある。
【0037】請求項3記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、極薄に形成したことを特徴とする請求項1記載
の撹拌伝熱装置を提供する。このように構成された撹拌
伝熱装置に於いては、ジャケットを例えば2〜4(m
m)以下の極めて薄いディンプルプレート状とし、ジャ
ケットを構成する材料費の削減に加えてその剛性強度や
耐高温性及び耐冷温性を確保すると共に、組立や運搬を
容易にする効果がある。
【0038】請求項4記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、前記ケーシング固定側(裏面側)に前記熱交換
媒体を流通する一連の凹部を形成すると共に該凹部の周
縁部を前記ケーシングに固定したディンプルプレート状
で構成したことを特徴とする請求項1記載の撹拌伝熱装
置を提供する。このように構成された撹拌伝熱装置に於
いては、ケーシングの外周に該ジャケットの断面形状が
凹凸状を形成したディンプルプレート状でなるので凹部
及び周縁部の剛性を極めて高める効果がある。
【0039】請求項5記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、前記一連の凹部の周縁部をケーシング外周に溶
着固定したディンプルプレート状で構成したことを特徴
とする請求項3又は4記載の撹拌伝熱装置を提供する。
このように構成された撹拌伝熱装置に於いては、ケーシ
ングの外周に該ジャケットを強固であって簡単なアーク
溶接等の溶接手段等で固定できると共に、熱交換媒体が
その固定部分等から漏洩することがない高品質のジャケ
ット構造を提供する効果がある。
【0040】請求項6記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、前記凹部に熱交換媒体導入管及び熱交換媒体導
出管を備えたことを特徴とする請求項4記載の撹拌伝熱
装置を提供する。このように構成された撹拌伝熱装置に
於いては、各個のディンプルプレート状の凹部に熱交換
媒体導入管及び熱交換媒体導出管を備えたので、外部か
ら適切に熱交換媒体の導入、導出を行うと共に、各ジャ
ケット毎の伝熱配管回りの故障等及び撤去や追加があれ
ば各ジャケット毎に対応して修理や改善を行い得、かつ
ジャケットの増大等の設計変更にも対処できる効果があ
る。
【0041】請求項7記載の発明によれば、前記ジャケ
ットは、前記凹部に空気抜き管を備えたことを特徴とす
る請求項4記載の撹拌伝熱装置を提供する。このように
構成された撹拌伝熱装置に於いては、ディンプルプレー
ト状ジャケットの凹部に空気抜き管を設けたので本機初
動の際、ケーシング外面とジャケット間の隙間に存在す
る空気を完全に除去し伝熱効果を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撹拌伝熱装置の全体概要を示す要
部を切欠した側面図である。
【図2】本発明に係る撹拌伝熱装置を示すものであっ
て、ケーシングの内部構造を示す平面図である。
【図3】本発明に係る撹拌伝熱装置を示すものであっ
て、前記図2に於ける矢視D−D方向の断面図である。
【図4】本発明に係る撹拌伝熱装置の底部を示す断面図
であって、図3に示すケーシング及びジャケットの要部
拡大断面図である。
【図5】本発明に係る撹拌伝熱装置に於けるケーシング
とジャケットとの取付構成を示す拡大断面図であって、
(a)はケーシングとジャケットとの取付状態を示す拡
大断面図、(b)は(a)の矢視E−E方向の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a ケーシングの一端面 1b ケーシングの他端面 1c ケーシングの上部カバー 1d ケーシングの底面部 1e ケーシングの外表面 2 ジャケット 2a ジャケットの凹部 2b 凹部の外縁部 2c 凹部の底面部 2d 凹部の頂部 2e 凹部の斜面 2f 凹部の頂部の平坦面 2g アーク溶接部 2h 貫通孔 3 ケース体 4a ジャケット側面への熱交換媒体入口 4b ジャケット側面からの熱交換媒体出
口 5 供給口 6 排出口の開口部 7 排出口 7a 堰 7b 自動昇降装置 7c ハンドル 7d 開閉扉 8a〜8d 中空軸 8e 中空部 9a、9b 軸受部 10 歯車機構 11 モータ 12 回転駆動手段 13 中空状の撹拌板 13A、13B 中空状の撹拌板の切欠部 13C 中空状の撹拌板に備えた小さい羽根 14 中空軸への熱交換媒体導入管 14a ジャケット中央下部への熱交換媒体
導入管 15 中空軸からの熱交換媒体導出管 15a ジャケット中央下部からの熱交換媒
体導出管 16 空気抜き管 17 I型支持部材 18、19 グランドボックス 18a、18b 支持部材 20 ロータリージョイント 21a 駆動側シャフト 21b 従動側シャフト A 撹拌伝熱装置 B 排出口の開口部幅に相当する水平幅
長 C 上記Bと略同一の軸長 P、P1 熱交換媒体 T1〜T4 中空軸の回転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 23/10 F26B 23/10 Z Fターム(参考) 3L113 AA07 AB06 AC05 AC58 AC67 BA37 DA04 4D059 AA03 BD12 BD15 BD21 BJ17 4G037 CA03 CA05 EA03 4G078 AA13 BA01 BA07 CA01 DA23 DC08 EA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給口と排出口を有する略水平方向のケー
    シングと、該ケーシングの外周にジャケットを有しかつ
    長手方向に回転自在に平行に隔置された複数の中空軸
    と、該中空軸上に於ける一方及び他方中空軸上に互いに
    傾斜させて隔置された複数の中空状の撹拌板と、前記中
    空軸の内部に熱交換媒体を通過させる装置とを備えた撹
    拌伝熱装置であって、前記ジャケットを熱交換媒体流通
    のディンプルプレート状で構成したことを特徴とする撹
    拌伝熱装置。
  2. 【請求項2】前記ジャケットは、複数個であって熱交換
    媒体流通のディンプルプレート状でなることを特徴とす
    る請求項1記載の撹拌伝熱装置。
  3. 【請求項3】前記ジャケットは、極薄に形成したことを
    特徴とする請求項1記載の撹拌伝熱装置。
  4. 【請求項4】前記ジャケットは、前記ケーシング固定側
    (裏面側)に前記熱交換媒体を流通する一連の凹部を形
    成すると共に該凹部の周縁部を前記ケーシングに固定し
    たディンプルプレート状で構成したことを特徴とする請
    求項1記載の撹拌伝熱装置。
  5. 【請求項5】前記ジャケットは、前記一連の凹部の周縁
    部をケーシング外周に溶着固定したディンプルプレート
    状で構成したことを特徴とする請求項4記載の撹拌伝熱
    装置。
  6. 【請求項6】前記ジャケットは、前記凹部に熱交換媒体
    導入管及び熱交換媒体導出管を備えたことを特徴とする
    請求項4記載の撹拌伝熱装置。
  7. 【請求項7】前記ジャケットは、前記凹部に空気抜き管
    を備えたことを特徴とする請求項4記載の撹拌伝熱装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112728906A (zh) * 2021-01-27 2021-04-30 南京西普环保科技有限公司 一种利用热空气穿透物料的干燥装置及干燥方法

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