JP2003225138A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2003225138A
JP2003225138A JP2002027802A JP2002027802A JP2003225138A JP 2003225138 A JP2003225138 A JP 2003225138A JP 2002027802 A JP2002027802 A JP 2002027802A JP 2002027802 A JP2002027802 A JP 2002027802A JP 2003225138 A JP2003225138 A JP 2003225138A
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JP
Japan
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seat
cushion
backboard
seat cushion
frame
Prior art date
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Application number
JP2002027802A
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English (en)
Inventor
Manabu Nakamura
学 中村
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートクッションとシートバックとを薄くし
てもクッション性を確保できるようにする。 【解決手段】 シートクッション6またはシートバック
7の背面に、着座時に乗員の体重が作用したときに、バ
ックボード15,23がシートクッション6またはシー
トバック7の背面から離間可能に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のような車両用シー
トには、シートクッションまたはシートバックの背面に
バックボードが固定されたものが提案されている(実開
平3−91237号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
クッションとシートバックを薄くすると、着座時に乗員
の体重が作用したときに、パッド受け材がバックボード
に当たって底付き感が発生し、クッション性を損なうお
それがある。
【0004】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、シートクッションとシートバックとを薄く
してもクッション性を確保することができる車両用シー
トを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、シートクッションまたはシートバックの
背面に、着座時に乗員の体重が作用したときに、バック
ボードがシートクッションまたはシートバックの背面か
ら離間可能に支持されていることを特徴とする車両用シ
ートを提供するものである。
【0006】本発明によれば、バックボードは、シート
クッションまたはシートバックの背面から離間可能に支
持されているから、着座時にパッド受け台に乗員の体重
が作用すると、バックボードがシートクッションまたは
シートバックの背面から離間するので、薄いクッション
用パッドを用いていてもクッション性が確保できるよう
になる。また、シート後方の荷室の荷物が前方に移動し
ても、シートクッションまたはシートバックの背面に
は、バックボードがあるので、乗員の安全性も確保でき
るようになる。
【0007】上記バックボードは、パッド受け材で支持
されている(請求項2)、またはクッションフレームま
たはバックフレームで支持されている(請求項3)構成
とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0009】図1〜図3に示すように、自動車用格納式
シート1は、ハッチバックドア2を備えた車体3の後部
に設置されていて、この車体3のフロア4には、格納用
シート1の設置部4aが形成され、この設置部4aの後
部には、上記ハッチバックドア2の開口部3aの下縁を
形成する凸部4bが形成されている。このフロア4の上
にはマット4cが貼られている。
【0010】上記ハッチバックドア2は、図3(a)の
閉止状態と図3(b)の開放状態のように、例えば上部
をヒンジ支点として上方に跳ね上げるタイプである。
【0011】上記格納式シート1は、例えば横長状であ
って(6:4等の分割状でも可)、シートクッション6
とシートバック7とで構成されている。
【0012】上記シートクッション6には、太いパイプ
材を横長枠状に折り曲げて形成したクッションフレーム
(シートフレーム)8が設けられ、このクッションフレ
ーム8内には、細い棒材を横長枠状に折り曲げて形成し
たパッド受け材9が配置され、このパッド受け材9内に
は、幅方向に一定の間隔で多数本のバネ線10が張設さ
れている。
【0013】上記パッド受け材9の前部9aは、クッシ
ョンフレーム8の前部にヒンジ部8aで上下揺動可能に
支持されるとともに、このパッド受け材9の後部9b
は、クッションフレーム8の後部との間に幅方向に一定
の間隔で張設された多数本のコイルバネ11で弾性支持
されている。
【0014】上記パッド受け材9の上部(前部)には従
来よりも薄いクッション用パッド12が重ねられ、この
パッド12と上記クッションフレーム8とが表皮13で
被覆されている。
【0015】上記シートクッション6の下面(背面)に
はハードなバックボード15が配置され、このバックボ
ード15の少なくとも一部は、上記クッションフレーム
8の内幅よりも広幅に設定されている。
【0016】上記バックボード15には、図4に示すよ
うに、複数のクリップ部15aが形成され、この各クリ
ップ部15aは、上記シートクッション6の下面の裏皮
14を貫通して上記パッド受け材9の棒材部分に嵌め込
み支持されている。このバックボード15の背面には、
上記フロア4のマット4cと同じマット15bが貼られ
ている。
【0017】上記シートクッション6は、上記フロア4
に取付けられたブラケット16で前端部のヒンジ軸6a
が支持されて、このヒンジ軸6aを中心にして、図3
(a)の着座位置から図3(b)の格納位置に約180
度で前倒しされるようになる。
【0018】上記シートバック7には、太いパイプ材を
横長枠状に折り曲げて形成したバックフレーム(シート
フレーム)17が設けられ、このバックフレーム17内
には、細い棒材を横長枠状に折り曲げて形成したパッド
受け材18が配置され、このパッド受け材18内には、
上下方向に一定の間隔で多数本のバネ線19が張設され
ている。
【0019】上記パッド受け材18の上部18aと下部
18bは、バックフレーム17の上部と下部に固定され
ている。
【0020】上記パッド受け材9の前部には従来よりも
薄いバック用パッド20が重ねられ、このパッド20と
上記バックフレーム17とが表皮21で被覆されてい
る。
【0021】上記シートバック7の背面にはハードなバ
ックボード23が配置され、このバックボード23の少
なくとも一部は、上記バックフレーム17の内幅よりも
広幅に設定されている。
【0022】上記バックボード23には、図4(b)に
示すように、複数のクリップ部23aが形成され、この
各クリップ部23aは、上記シートバック7の背面の裏
皮22を貫通して上記パッド受け材18のバネ線19に
嵌め込み支持されている。このバックボード23の背面
には、上記フロア4のマット4cと同じマット23bが
貼られている。
【0023】このように、シートクッション6とシート
バック7の各バックボード15,23の背面に、フロア
4のマット4cと同じマット15b,23bを貼ると、
シート格納時のデザイン上の違和感が少なくなる。
【0024】上記シートバック7は、上記フロア4に取
付けられたブラケット24で下端部のヒンジ軸7aが支
持されて、このヒンジ軸7aを中心にして、図3(a)
の着座位置から、約180度で前倒しされたシートクッ
ション6の跡である図3(b)の格納位置に約90度で
前倒しされるようになる。
【0025】上記シートクッション6とシートバック7
とが前倒しされた時には、各バックボード15,23が
上を向いたフラットな状態でフロア4の載置部4aの上
に格納されるようになり、この状態で、各バックボード
15,23の高さ位置は、上記ハッチバックドア2の開
口部3aの下縁の凸部4bとほぼ同じ高さとなるよう
に、上各パッド12,20の厚みが調整されている。
【0026】上記のように格納式シート1を構成すれ
ば、図3(a)の着座位置において、シートクッション
6とシートバック7の各パッド12,20を介してパッ
ド受け台9,18に乗員の体重が作用すると、シートク
ッション6では、パッド受け台9の下揺動(撓み)に追
従してバックボード15が下移動し(二点鎖線a参
照)、シートバック7では、パッド受け材18のバネ線
10の後撓みに追従してバックボード23が後移動する
ので(二点鎖線b参照)、薄いパッド12,20を用い
ていてもクッション性が確保できるようになる。この結
果、シートクッション6とシートバック7の厚みを薄く
することができる。
【0027】また、シート格納時には、シートクッショ
ン6とシートバック7の背面には、ハードなバックボー
ド15,23が位置しており、この各バックボード1
5,23の少なくとも一部は、各フレーム8,17の内
幅よりも広幅に設定されているから、各バックボード1
5,23が各フレーム8,17で当て止められるので、
各バックボード15,23の上に荷物30(図3(b)
参照)を安定に載せることができる。
【0028】さらに、シートクッション6とシートバッ
ク7の厚みが薄くてもクッション性が確保できることか
ら、シート格納時には、シートクッション6とシートバ
ック7のバックボード15,23の高さ位置をハッチバ
ックドア2の開口部3aの下縁の凸部4aとほぼ同じ高
さとなるように設定できるので、凸部4aとの段差が少
なくなる。因みに、上記凸部4aの高さは、例えば約1
00mmであり、従来のシートクッションとシートバッ
クの厚みがそれぞれ約140〜150mmであったの
で、凸部4aから約40〜50mmが出っ張るのに対し
て、本実施形態では、シートクッション6とシートバッ
ク7の厚みをそれぞれ約100mm以内に押さえること
が可能になるので、凸部4aからの出っ張りを無くすこ
とができる。
【0029】図5に示すように、シートクッション6の
パッド受け材9の前部9aと後部9bは、クッションフ
レーム8との間に張設された多数本のコイルバネ11で
弾性支持することもできる。
【0030】また、図6(a)(b)に示すように、バ
ックボード15の前部に逆U字状ヒンジ金具26の両端
部を止め金具26aで固定するとともに、クッションフ
レーム8の前部に溶接したヒンジブラケット27でヒン
ジ金具26を上下回動自在に支持すれば、クッションフ
レーム8でバックボード15を支持することができる。
【0031】図5に示すように、シートバック7のパッ
ド受け材18の上部18aと下部18bは、バックフレ
ーム17との間に張設された多数本のコイルバネ11で
弾性支持することもできる。
【0032】また、図6(c)に示すように、バックフ
レーム17の上部とバックボード23の上部とを、図6
(a)(b)と同様のヒンジ構造28で前後回動自在に
支持すれば、バックフレーム17でバックボード23を
支持することができる。
【0033】上記実施形態では、約180度で前倒しさ
れたシートクッション6の跡にシートバック7を約90
度で前倒しして、各バックボード15,23が上を向い
たフラットな状態でフロア4の載置部4aの上に格納す
るようにしたが、これ以外の格納構造であっても良く、
また、格納式でないシートにも適用できることは言うま
でもない。
【0034】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、バックボードは、シートクッションまたはシート
バックの背面から離間可能に支持されているから、着座
時にパッド受け台に乗員の体重が作用すると、バックボ
ードがシートクッションまたはシートバックの背面から
離間するので、薄いクッション用パッドを用いていても
クッション性が確保できるようになる。また、シート後
方の荷室の荷物が前方に移動しても、シートクッション
またはシートバックの背面には、バックボードがあるの
で、乗員の安全性も確保できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 格納式シートの側面断面図である。
【図2】 格納式シートの要部破断斜視図である。
【図3】 車体の後部に設置された格納式シートであ
り、(a)は着座位置の側面図、(b)は格納位置の側
面図である。
【図4】 (a)は図1のA−A線に相当する断面図、
(b)はクリップ部の拡大図である。
【図5】 変形例の格納式シートの側面断面図である。
【図6】 (a)は変形例のシートクッションのバック
ボード支持構造の要部断面図、(b)は(a)の斜視
図、(c)は変形例のシートバックのバックボード支持
構造の要部断面図である。
【符号の説明】
1 格納式シート 2 ハッチバックドア 3 車体 3a 開口部 4 フロア 4b 凸部 4c マット 6 シートクッション 7 シートバック 8 クッションフレーム 9 パッド受け材 12 パッド 13 表皮 15 バックボード 15b マット 17 バックフレーム 18 パッド受け材 20 パッド 21 表皮 23 バックボード 23b マット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションまたはシートバックの
    背面に、着座時に乗員の体重が作用したときに、バック
    ボードがシートクッションまたはシートバックの背面か
    ら離間可能に支持されていることを特徴とする車両用シ
    ート。
  2. 【請求項2】 上記バックボードは、パッド受け材で支
    持されている請求項1記載の車両用シート。
  3. 【請求項3】 上記バックボードは、クッションフレー
    ムまたはバックフレームで支持されている請求項1記載
    の車両用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210542A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Aisin Seiki Co Ltd 自動ドア及び自動シート連携システム、並びに操作方法
GB2441207A (en) * 2006-08-21 2008-02-27 Lear Corp Movable back panel for a vehicle seat

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