JP2003223946A - ケーブル用コネクタ - Google Patents

ケーブル用コネクタ

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JP2003223946A
JP2003223946A JP2003046884A JP2003046884A JP2003223946A JP 2003223946 A JP2003223946 A JP 2003223946A JP 2003046884 A JP2003046884 A JP 2003046884A JP 2003046884 A JP2003046884 A JP 2003046884A JP 2003223946 A JP2003223946 A JP 2003223946A
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JP
Japan
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contact
cable
operator
fpc
side projection
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Application number
JP2003046884A
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English (en)
Inventor
Toru Hashiguchi
徹 橋口
Yu Takebe
祐 建部
Kanji Inoue
幹嗣 井上
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続の信頼性を高めて、ケーブルの芯数が多
い場合でも操作力が小さく設定できかつ動作が確実なケ
ーブル用コネクタを提供すること。 【解決手段】 コンタクト13の接触部15に一面を対
向させたケーブル11の反対面を回転式の操作子34に
より接触部に向けて押圧することでコンタクトとケーブ
ルとの接続を得る。接触部には少なくとも2つのコンタ
クト側突起15aを設ける。一方、操作子には操作子側
突起34aを設ける。ケーブルの接続時には、操作子側
突起がケーブルを介してコンタクト側突起の間に対向し
かつコンタクト側突起にかみ合う。これによりケーブル
をコンタクト側突起及び操作子側突起に係止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル用コネク
タに関し、特に、フラットリボンケーブルやFPC(Fl
exible Printed Circuit)などのケーブルを接続するの
に適したケーブル用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のケーブル用コネクタは、例えば
特開平9−35828号公報や特開平9−92411号
公報等に開示されている。図1及び図2を参照して、そ
れらのケーブル用コネクタについて説明する。図示のケ
ーブル用コネクタは、FPC1を受けるインシュレータ
2と、インシュレータ2に所定のピッチでそれぞれ固定
保持された複数の導電性コンタクト3と、FPC1をコ
ンタクト3に圧接させるための操作子4とを含んでい
る。
【0003】コンタクト3はFPC1の一面に対向する
接触部5とこのFPC1の反対面に対向する枢支部6と
を一体に有する。枢支部6の外周は円弧状に形成されて
おり、操作子4に形成された円弧状の凹部7が枢支部6
に嵌合されている。これにより、操作子4は、枢支部6
を回転中心として、図1に示した第1の位置と図2に示
した第2の位置との間で回動可能となっている。
【0004】操作子4が第1の位置にあるときには、F
PC1はインシュレータ2のケーブル挿入部8に容易に
挿入され得る。FPC1がケーブル挿入部8に挿入され
た状態で、操作子4を第1の位置から第2の位置に回動
させると、FPC1が操作子4のくさび部9により押圧
される。この結果、接触部5の弾性変形を伴い、FPC
1は接触部5に圧接され、電気的に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したケーブル用コ
ネクタは、FPC1の芯数が多い場合には、操作子4の
くさび部9とFPC1及び接触部5との間の摩擦により
操作子4の操作力が増大する。
【0006】その上、操作子4の回転軸は操作子4の両
端にしか設けられないため、芯数が多い場合には、図3
に示すような状態が生じ、上述した摩擦により操作子4
のくさび部9が有効に作用しなかったり、FPC1に対
する係止力が十分に得られなかったりすることがある。
【0007】また図4に示すように、FPC1が上方、
即ち、枢支部6側に引っ張られると、FPC1を持ち上
げる力がそのまま操作子4に持ち上げ力として伝わる。
この場合、操作子4は第1の位置に戻るおそれがあるた
め、接続の信頼性に問題がある。
【0008】それ故に本発明の課題は、接続の信頼性を
高めて、ケーブルの芯数が多い場合でも操作力が小さく
設定できかつ動作が確実なケーブル用コネクタを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コンタ
クトの接触部に一面を対向させたケーブルの反対面を回
転式の操作子により前記接触部に向けて押圧することで
前記コンタクトと前記ケーブルとの接続を得るケーブル
用コネクタにおいて、前記接触部に少なくとも2つのコ
ンタクト側突起を設け、一方、前記操作子には操作子側
突起を設け、前記操作子側突起が前記ケーブルを介して
前記少なくとも2つのコンタクト側突起の間に対向しか
つ前記コンタクト側突起にかみ合い、これにより前記ケ
ーブルを前記コンタクト側突起及び前記操作子側突起に
係止させるようにしたことを特徴とするケーブル用コネ
クタが得られる。
【0010】前記コンタクトは前記ケーブルの反対面に
対向する枢支部を有し、前記操作子は前記枢支部と前記
ケーブルとの間に位置するカム部を有し、前記カム部に
前記操作子側突起を設けてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図5〜図7を参照して、本発明の
第1の実施の形態に係るケーブル用コネクタについて説
明する。このケーブル用コネクタは、平板状ケーブルの
一種であるFPC11を受けるインシュレータ12と、
インシュレータ12に所定のピッチで左右に一列に並べ
られかつそれぞれ固定保持された多数の導電性コンタク
ト13と、FPC11をコンタクト13に圧接させるた
めのアクチュエータ即ち操作子14とを含んでいる。
【0012】コンタクト13はFPC11の一面に対向
する接点部又は接触部15とこのFPC11の反対面に
対向する枢支部16とを一体に有する。即ち、接触部1
5と枢支部16とは、上下方向で互いに間隔をおいて対
向している。枢支部16には接触部15に対向した位置
に凹部17が形成されている。
【0013】インシュレータ12には、接触部15と枢
支部16との間隔に合わせてケーブル挿入部18が形成
されている。このケーブル挿入部18にFPC11が挿
入される。接触部15と枢支部16との間隔はFPC1
1の厚み寸法よりも十分に大きいため、FPC11の挿
入は容易に行われる。
【0014】操作子14は左右に長い板状の部材であ
り、コンタクト13の枢支部16に一対一で対応して多
数の穴19が形成されている。これらの穴19に枢支部
16を挿入した状態で、操作子14をインシュレータ1
2に組み付ける。なお穴19は枢支部16が隙間をもっ
て挿入される寸法に作る。
【0015】操作子14は、インシュレータ12に組み
付けられたときに枢支部16の凹部17に位置するカム
部21を有する。カム部21はその横断面が二つの半円
形間を二本の直線で結んだ形状を呈しているが、様々な
変形が可能である。こうして操作子14を枢支部16に
対しカム部21を中心として回動自在なように係合させ
ている。
【0016】コンタクト13の接触部15に、少なくと
も2つのコンタクト側突起15a,15bを設ける。一
方、操作子14のカム部21には、コンタクト側突起1
5a,15b間に対応する操作子側突起14aを設け
る。
【0017】さらに、操作子14の左右方向両端には出
張部22が設けられている。一方、インシュレータ12
には、出張部22に対応した位置に上方へ隆起した出張
受け23が設けられている。また出張受け23には出張
係止溝24が形成されている。この出張係止溝24は操
作子14の出張部22を係止するための係止部を構成す
る。
【0018】操作子14が図5に示すように開いた第1
の位置にあるときには、出張部22が出張受け23上で
出張係止溝24に係止されることにより、この第1の位
置に操作子14を保持すると共に、カム部21は凹部1
7内で横になった状態に保持する。この結果、コンタク
ト13の接触部15とカム部21との間に、FPC11
の厚み寸法よりも広い間隔25が維持される。したがっ
て、操作子14が第1の位置にあるときには、FPC1
1はインシュレータ12のケーブル挿入部18に容易に
挿入され得る。
【0019】FPC11の挿入状態で操作子14を回動
させてカム部21によりFPC11を押圧させると、コ
ンタクト13の接触部15の弾性変形を伴い、FPC1
1は接触部15に圧接され、電気的な接続が得られる。
その際、コンタクト側突起15a,15bの間に操作子
側突起14aが対向し、両突起が互いにかみ合う。この
結果、コンタクト13とFPC11との接点が増加する
ので接触不良の起きる確率は減少する。その上、コンタ
クト側突起15a,15bと操作子側突起14aとがか
み合ってFPC11を係止させる働きをする。したがっ
てコネクタの接触信頼性が向上する。
【0020】このケーブル用コネクタによると、テコの
倍力を利用して、少ない操作力で充分な接触力を得るこ
とができるため、ある程度多芯数化しても適度な操作性
を維持できる。また操作子14のカム部21がコンタク
ト13の枢支部16により上、左、右の3方向の動きを
規制されるので、芯数が増大してもカム部21がFPC
11との摩擦により掃きだされることはなく、全芯を確
実に接続できる。さらに操作子14が第1の位置にある
状態では、操作子14の両端の出張部22をインシュレ
ータ12の両端で支えているので、カム部21とコンタ
クト13の接触部15との間隔25を常にFPC11の
厚さ分以上に維持できる。
【0021】図8及び図9を参照して、本発明の第2の
実施の形態に係るケーブル用コネクタについて説明す
る。このケーブル用コネクタは、平板状ケーブルの一種
であるFPC11を受けるインシュレータ12と、イン
シュレータ12に所定のピッチで左右(紙面に垂直な方
向)に一列に並べられかつそれぞれ固定保持された多数
の導電性コンタクト13と、FPC11をコンタクト1
3に圧接させるためのアクチュエータ即ち操作子34と
を含んでいる。
【0022】このケーブル用コネクタにおいて、コンタ
クト13はFPC11の一面に対向する接触部15とこ
のFPC11の反対面に対向する枢支部16とを一体に
有する。接触部15と枢支部16とは、上下方向で互い
に間隔をおいて対向している。枢支部16の外周は円弧
状に形成されており、操作子34に形成された円弧状の
凹部37が枢支部16に嵌合されている。これにより、
操作子34は、枢支部16を回転中心として、図8に示
した第1の位置と図9に示した第2の位置との間で回動
可能となっている。即ち、このケーブル用コネクタは、
コンタクト13の接触部15に一面を対向させたFPC
11の反対面を回転式の操作子34により接触部15に
向けて押圧することでコンタクト13とFPC11との
接続を得るものである。したがって、テコの倍力を利用
して、少ない操作力で充分な接触力を得ることができる
ため、ある程度多芯数化しても適度な操作性を維持でき
る。
【0023】インシュレータ12には、接触部15と枢
支部16との間隔に合わせてケーブル挿入部18が形成
されている。このケーブル挿入部18にFPC11が挿
入される。接触部15と枢支部16との間隔はFPC1
1の厚み寸法よりも十分に大きいため、FPC11の挿
入は容易に行われる。
【0024】このケーブル用コネクタにおいて、コンタ
クト13の接触部15に、少なくとも2つのコンタクト
側突起15a,15bを設ける。一方、操作子34のカ
ム部として働くくさび部39には、コンタクト側突起1
5a,15b間に対応する操作子側突起34aを設け
る。
【0025】操作子34が第1の位置にあるときには、
FPC11はインシュレータ12のケーブル挿入部18
に容易に挿入され得る。FPC11がケーブル挿入部1
8に挿入された状態で、操作子34を第1の位置から第
2の位置に回動させると、FPC11が操作子34のく
さび部39により押圧される。この結果、接触部15の
弾性変形を伴い、FPC11は接触部15に圧接され、
電気的に接続される。
【0026】電気的接続が得られた状態では、コンタク
ト側突起15a,15bの間に操作子側突起34aが対
向し、両突起が互いにかみ合う。この結果、コンタクト
13とFPC11との接点が増加するので接触不良の起
きる確率は減少する。その上、コンタクト側突起15
a,15bと操作子側突起34aとがかみ合ってFPC
11を係止させる働きをする。したがってコネクタの接
触信頼性が向上するので、ケーブルの芯数が多い場合で
も操作力を小さく設定できかつ確実な動作を得ることが
できる。
【0027】なお上述ではFPCを接続する場合につい
て説明したが、他の平板状ケーブルにも適用できること
は勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るケー
ブル用コネクタによれば、接続の信頼性を高めて、ケー
ブルの芯数が多い場合でも操作力が小さく設定できかつ
確実な動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のケーブル用コネクタの横断面図。
【図2】図1のケーブル用コネクタのケーブル接続時の
状態を示した横断面図。
【図3】図1のケーブル用コネクタの一つの問題を説明
するための横断面図。
【図4】図1のケーブル用コネクタの他の一つの問題を
説明するための横断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るケーブル用コ
ネクタの斜視図。
【図6】図5のケーブル用コネクタのケーブル接続時の
状態を示した斜視図。
【図7】図6のケーブル用コネクタのケーブル接続時の
横断面図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るケーブル用コ
ネクタの横断面図。
【図9】図8のケーブル用コネクタのケーブル接続時の
横断面図。
【符号の説明】
11 FPC 12 インシュレータ 13 コンタクト 14 操作子 14a 操作子側突起 15 接触部 15a コンタクト側突起 16 枢支部 18 ケーブル挿入部 21 カム部 22 出張部 23 出張受け 24 出張係止溝 34 操作子 34a コンタクト側突起 37 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 幹嗣 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番2号 日本 航空電子工業株式会社内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 BB01 BB06 BB11 BB23 CC23 DD11 DD25 EE04 GG02 GG11 HH08 HH18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトの接触部に一面を対向させた
    ケーブルの反対面を回転式の操作子により前記接触部に
    向けて押圧することで前記コンタクトと前記ケーブルと
    の接続を得るケーブル用コネクタにおいて、前記接触部
    に少なくとも2つのコンタクト側突起を設け、一方、前
    記操作子には操作子側突起を設け、前記操作子側突起が
    前記ケーブルを介して前記少なくとも2つのコンタクト
    側突起の間に対向しかつ前記コンタクト側突起にかみ合
    い、これにより前記ケーブルを前記コンタクト側突起及
    び前記操作子側突起に係止させるようにしたことを特徴
    とするケーブル用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトは前記ケーブルの反対面
    に対向する枢支部を有し、前記操作子は前記枢支部と前
    記ケーブルとの間に位置するカム部を有し、前記カム部
    に前記操作子側突起を設けた請求項1に記載のケーブル
    用コネクタ。
JP2003046884A 1998-07-31 2003-02-25 ケーブル用コネクタ Pending JP2003223946A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102683928A (zh) * 2012-05-18 2012-09-19 昆山嘉华电子有限公司 柔性电路板连接器
CN102709736A (zh) * 2012-06-14 2012-10-03 昆山嘉华电子有限公司 Fpc连接器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102683928A (zh) * 2012-05-18 2012-09-19 昆山嘉华电子有限公司 柔性电路板连接器
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