JP2003223495A - 需給管理システム - Google Patents

需給管理システム

Info

Publication number
JP2003223495A
JP2003223495A JP2002021678A JP2002021678A JP2003223495A JP 2003223495 A JP2003223495 A JP 2003223495A JP 2002021678 A JP2002021678 A JP 2002021678A JP 2002021678 A JP2002021678 A JP 2002021678A JP 2003223495 A JP2003223495 A JP 2003223495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
transportation
day
goods
leveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002021678A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Takechi
朝裕 武市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP2002021678A priority Critical patent/JP2003223495A/ja
Publication of JP2003223495A publication Critical patent/JP2003223495A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送量の大幅な変動を伴うことなく効率的な
輸送を実現するに好適な輸送計画を立案することのでき
る需給管理システムを提供する。 【解決手段】 連続して商品の輸送が発生している期間
における平均商品輸送量と上記期間における最終日の商
品輸送量とを比較して、該商品輸送量が上記平均商品輸
送量を下回る最終日を上記所定期間から除外しながら平
準化期間を設定する平準化期間設定手段と、上記平準化
期間における初日から順に、その着目日の商品輸送量が
該着目日から上記平準化対象期間の最終日までの平均商
品輸送量よりも少ないとき、その翌日の商品輸送量の一
部を前記着目日の商品輸送量が上記平均商品輸送量とな
るまで前倒しする輸送量平準化手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の工場にて生
産された商品を複数の基地にその需要量に応じて供給す
るに際して、工場からの商品の払出量、および基地での
商品の受入量の平準化を図るに好適な需給管理システム
に関する。
【0002】
【関連する背景技術】複数の工場にて多品種(多銘柄)
に亘ってそれぞれ生産される商品、例えばたばこは、図
1に示すように所定の地域毎に設けられた物流基地に輸
送され、更にこれらの各物流基地からその地域内のター
ミナル倉庫(TD)や倉庫(デポ)を経て個々の販売店
へと輸送される。この際、各工場においては、商品の賞
味期限を考慮しながら、その需要量に応じた生産計画の
下で商品の生産が行われる。また各物流基地において
は、その地域での需要に応じた銘柄の商品を過不足なく
担保(保管)することが重要である。従って各物流基地
に対しては、その需要量に応じて前記各工場から商品の
輸送が行われる。
【0003】ちなみに各工場から複数の物流基地への商
品の輸送は、専ら、各工場にてそれぞれ生産される複数
銘柄に亘る各商品の生産量と、各基地での各銘柄毎の需
要量とに応じて作成される輸送計画に基づいて実行され
る。この際、工場毎に生産商品の銘柄とその生産量が異
なることを考慮し、また工場と基地との間の商品輸送コ
スト等を考慮して上述した輸送計画を立案することが重
要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで工場から基地
に対する商品の輸送は、専ら、トラックまたはコンテナ
を用いて行われる。ちなみに商品の輸送は、基本的には
所定数の商品を段ボール箱に梱包したものを最小の取扱
単位(輸送単位)として行われる。そして上記トラック
またはコンテナによる商品の大量輸送は、上記段ボール
箱を所定数ずつ搭載したパレットを、その輸送単位とし
て管理される。尚、一般的には1パレット当たり32個
の段ボール箱が搭載され、また商品長が長い為に段ボー
ル箱自体も大型となっている特殊銘柄の商品について
は、1パレット当たり24個の段ボール箱が搭載され
る。
【0005】そしてトラック輸送にあっては、例えば1
0トン積みトラックにおいては最大16パレットを、ま
た8トン積みトラックにおいては最大14パレットを、
更に6トン積みトラックにおいては最大12パレットを
それぞれ1台の車両(トラック)に搭載して、その輸送
が行われる。またコンテナ輸送にあっては最大6パレッ
トを1台の車両(コンテナ)に搭載して、その輸送が行
われる。従って商品の効率的な輸送を実現するには、ト
ラックまたはコンテナに最大量のパレットを搭載し、満
車状態として商品の輸送を行うことが望ましい。
【0006】しかしながら工場から基地に輸送する商品
量は、毎日の基地需要量等に応じて変化し、その商品銘
柄も変化する。これ故、輸送コストを抑えて効率的に商
品を輸送するには、商品需要量に応じてどのような輸送
形態をとれば良いかを最適に決定し、その輸送形態に応
じた商品輸送ロットを作成することが重要となる。この
際、基地での商品の受け入れ能力や、輸送車両の効率的
な運用等を配慮して、特定の日に商品の輸送量が集中し
ないように調整することも重要である。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、工場から基地への商品需要量に
応じた輸送を、輸送量の大幅な変動を伴うことなく効率
的に行うに好適な輸送計画を立案することのできる需給
管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る需給管理システムは、工場にて生産さ
れた商品を基地の需要量に応じて供給するに際して、上
記商品の日々の輸送量を調整した輸送計画を作成するも
のであって、 連続して商品の輸送が発生している所定期間におけ
る平均商品輸送量と上記期間における最終日の商品輸送
量とを比較して、該商品輸送量が上記平均商品輸送量を
下回る最終日を上記所定期間から除外しながら平準化期
間を設定する平準化期間設定手段と、 上記平準化期間における初日から順に、その着目日
の商品輸送量が該着目日から上記平準化対象期間の最終
日までの平均商品輸送量よりも少ないとき、その翌日の
商品輸送量の一部を前記着目日の商品輸送量が上記平均
商品輸送量となるまで前倒しする輸送量平準化手段とを
備えたことを特徴としている。
【0009】即ち、本発明は、工場から基地への商品の
輸送ロットを日別の商品需要量に応じて編成したとき、
基地において連続して商品の受け入れが発生している期
間における平均商品受入量と日別の商品受入量(輸送
量)とを比較し、受け入れ過剰となる日が存在する場合
には、その日の輸送量の一部を前倒しして輸送すること
で基地における商品の受入量を平準化し、また手配すべ
き輸送用の車両が特定の日に集中することがないように
して、その効率的な運用を図ることを特徴としている。
【0010】好ましくは前記商品輸送量の平準化は、輸
送用の車両であるトラックまたはコンテナ1台当たりの
商品輸送量を1単位として、或いはパレットに搭載され
る商品量を1単位としてその商品輸送量を調整するもの
であって、商品需要量に応じて作成された商品の輸送ロ
ット編成により示される日別の輸送車台数またはパレッ
ト数を前倒し調整することにより行われる。この前倒し
調整は、その調整日数を制限して行うことが好ましい。
【0011】また本発明に係る需給管理システムは、更
に工場から基地への商品輸送形態とその商品輸送に必要
な日数とに応じて、前記基地における商品の受入日を調
整すると共に、調整された受入日を担保し得る商品の発
送日を決定する発着日調整手段を備え、調整された商品
受入日の下で前記平準化期間設定手段により平準化期間
を設定し、前記輸送量平準化手段により上記平準化期間
における商品輸送量を調整することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る需給管理システムについて、たばこの輸
送計画の作成を例に説明する。この需給管理システムが
備える輸送計画の立案手段は、概略的には図2に示すよ
うに工場にて生産される商品の生産量1と基地における
商品の需要量2とに従って、商品銘柄毎にどの工場から
どの基地に対して商品を輸送するかを決定する結びつけ
処理手段3と、この処理により結びつけられた工場と基
地との対毎に、その工場から基地へと商品を輸送する上
での商品輸送ロットを作成するロット編成手段4と、上
記工場における日々の商品払出し量および/または基地
における商品輸送れ量を調整して、特定の日に大量の商
品輸送(輸送)が集中することがないように調整する平
準化手段5とからなる。
【0013】特にこの発明に係る需給管理システムが特
徴とするところは、前記結びつけ処理手段3により結び
つきが決定された工場と基地との間での商品を輸送する
に際して、後述するように工場からの商品の払出量が、
或いは基地における受入量が特定の日に集中しないよう
に調整する平準化手段5を備え、これによって基地にお
ける日々の商品の受入量(輸送量)を平準化し、また手
配すべき輸送用の車両の集中化を防いで、その効率的な
運用を図る点にある。
【0014】好ましくは上記平準化処理は、前記ロット
編成手段4にて基地需要量に応じて最適な輸送形態を決
定する共に、決定した輸送形態に応じて作成される輸送
ロット編成の下で実行される。尚、前記結びつけ処理手
段3は、工場における商品生産量(商品供給可能量)と
基地における商品需要量とに応じて、商品銘柄毎にどの
工場からどの基地へ商品を輸送すれば良いかを決定する
役割を担う。
【0015】ここで前記ロット編成手段4によるロット
編成について簡単に説明すると、このロット編成は、結
びつけ処理により決定された工場から基地へと商品を輸
送するに際して、商品銘柄毎に求められる毎日(営業日
毎)の商品需要量(輸送量)に従い、トラックまたはコ
ンテナ1台当たりに積み込み得る最大パレット数毎に商
品をまとめて商品輸送ロットを作成する処理からなる。
【0016】尚、上記商品需要量は、例えば所定数ずつ
段ボール箱に梱包されて取り扱われる商品の梱包数(段
ボール箱数;DB数)として求められる。そしてロット
編成処理は、商品需要量を示す梱包数(段ボール箱数;
DB数)を、例えばパレットへの搭載に適した標準的な
梱包数(段ボール箱数)、つまり標準的には32個を1
単位として、またはその半分の16個を1つの処理単位
として変換(換算)したもの(パレット換算値)を用い
て実行される。
【0017】ちなみにロット編成は、各種の輸送形態の
仕様を登録した輸送オンレールテーブルに示される優先
順に従って、日別の、或いは所定の期間における商品需
要量に応じた最適な輸送形態を判定しながら行われる。
そして、例えばコンテナによる輸送の場合には、その商
品量(DB数)が[192]個(6パレット分)となる
ように、各銘柄の商品を輸送日(需要日)の早いものか
ら順にまとめることによって行われる。またその輸送に
8トン積みトラックを用いる場合には、商品量(DB
数)が[448]個(14パレット分)となるように、
各銘柄の商品を輸送日(需要日)の早いものから順にま
とめることによって行われる。
【0018】さて、上述したようにして作成される商品
輸送のロット編成に対する前述した平準化処理は、概略
的には、例えば1週間(月〜金)に亘る日々の商品輸送
量が図3(a)に示すように大きく変化するとき、これを
図3(b)に示すように日々の商品輸送量が略等しくなる
ように平準化する役割を担う。尚、この平準化は、日別
の商品需要量を確保するべく、商品輸送量の多い日の商
品をその日よりも前に輸送するように前倒しすることだ
けによって行われる。
【0019】図4は平準化手段5による平準化処理の概
略的な処理手順を示している。この平準化処理は、先ず
前述したロット編成の下で、基地における商品需要日
(受入日)と、商品の輸送形態に応じた所要輸送日数
と、工場および基地の営業日とに従って工場からの商品
の発送日を決定することから開始される(発着日決定手
段5a)。次いで連続して商品の払い出し(発送)が発
生している期間を平準化期間として設定し(平準化期間
設定手段5b)、更にこの平準化期間中の輸送量を平準
化すべき日(平準化対象期間)を決定する(平準化対象
日判定手段5c)。しかる後、上記平準化対象期間にお
ける1日当たりの平均輸送量に応じて、その対象日の輸
送量を前倒しして(平準化算定手段5d)、その平準化
を図ることにより行われる。
【0020】より具体的に説明すると上記発着日決定手
段5aは、図5および図6にそれぞれ示すような輸送オ
ンレールテーブルを参照し、基地における商品需要日を
基準として工場からの商品の発送日を決定する役割を担
う。尚、上記輸送オンレールテーブルは、その輸送形態
と輸送距離とにより定まる所要輸送日数、具体的には当
日配達(0日),翌日配達(1日),翌々日配達(2
日),〜1週間配達(7日)からなる輸送日数に応じ
て、8通りの基本パターンとして設定されており、更に
図5(d)〜(k)にそれぞれ示すように工場および基地の
営業日(土曜日に営業するか否か)に応じてそれぞれ複
数種類設けられている。
【0021】ちなみに図5および図6においては、◎印
は当日配達の発送日と受入日との関係を示しており、ま
た●印は基地における受入日を、また○印は上記●印で
示される基地における受入日を基準とした工場からの発
送日をそれぞれ示している。しかして商品の発着日は、
オンレールテーブルにより示される輸送日数に従い、例
えばトラック輸送の場合には、工場での営業日の中で、
基地での受入日を担保し得る最も早い日を発送日として
決定される。またコンテナ輸送の場合には、基地での受
入日から工場の営業日を輸送日数分遡ることで、その発
送日が決定される。この場合、その発送日が前々週まで
遡ることがないように調整することが望ましい。
【0022】このようにして前述したロット編成の下で
工場から基地に対して輸送する商品の発着日を決定した
ならば、次に平準化期間設定手段5bにより連続して商
品の発送が続いている期間を調べ、平準化対象日判定手
段5cにより上記平準化期間中の輸送量を平準化すべき
日(平準化対象期間)を求める。そして平準化算定手段
5dにより、輸送量の多い日における輸送量の一部をそ
の前日に前倒しすることで、発送日が連続する期間にお
ける日々の輸送量を平準化する。
【0023】具体的には図7(a)に示すように工場にお
ける日別の商品発送量(輸送量)がトラックによる輸送
台数(車数)として決定されたとき、先ず発送日(受入
日)が連続する期間をそれぞれ検出する。そして各平準
化期間における日別の商品輸送量(車数)を調べ、その
最終日が平準化の対象となり得るか否かを判定する。即
ち、最終日における商品輸送量(車数)が少ない場合に
は、その日の輸送量の一部を前倒ししても、当該平準化
期間における商品輸送量の平準化には全く寄与すること
がないので、平準化の対象から除外する。その後、平準
化対象期間の初日から順に、その着目日の輸送量と上記
平準化対象期間における平均輸送量とを比較して、上記
着目日が輸送量の前倒しを受け入れる余裕がある場合に
は、その着目日の輸送量を増やすことで、翌日以降の輸
送量の平準化を図る。
【0024】より具体的には上記平準化処理は、図8に
示す処理手順に従って実行される。即ち、先ず平準化期
間の設定処理として連続して商品が輸送される期間を抽
出する〈ステップS1〉。次いで平準化の対象日を設定
するべく、先ず上記連続輸送期間における輸送量の平均
値を求める〈ステップS2〉。例えば図7(a)に示す
[7/13(月)]〜[7/18(土)]からなる連続輸送
期間に着目した場合、その平均輸送量を(25+27+
20+25+34+1)/6=22として求める。そし
て上記連続輸送期間の最終日[7/18(土)]の輸送量
と上記平均輸送量とを比較し〈ステップS3〉、平均輸
送量よりも上記最終日の輸送量が小さい場合には、その
最終日を平準化の対象(連続輸送期間)から除外する
〈ステップS4〉。その後、最終日の除外によって設定
される新たな連続輸送期間について、上述したステップ
S2,S3の処理を繰り返し実行し、その最終日を平準
化の対象とするか否かを判定する。
【0025】従ってこの例においては、[7/13
(月)]〜[7/18(土)]からなる期間の最終日[7/
18(土)]の輸送量が[1]であり、上記期間の平均輸送
量が[22]であるので、上記最終日[7/18(土)]を
平準化の対象(連続輸送期間)から除外する。次いで
[7/13(月)]〜[7/17(金)]からなる期間の平
均輸送量を、(25+27+20+25+34)/5≒
26.2として求め、その最終日[7/17(金)]の輸
送量が[34]と比較する。この場合、最終日[7/17
(金)]の輸送量[34]が上記平均輸送量[26.2]を上
回るので、上記[7/13(月)]〜[7/17(金)]か
らなる連続輸送期間を平準化の対象日(平準化対象期
間)として決定する〈ステップS5〉。
【0026】しかる後、上記平準化対象期間における初
日[7/13(月)]を着目日として設定する〈ステップ
S6〉。そしてこの着目日が最終日でないことを確認し
て〈ステップS7〉、その着目日の輸送量を増やすか否
かを判定する。具体的には上記着目日から上記平準化対
象期間の最終日までの平均輸送量を算出し〈ステップS
8〉、着目日の輸送量が上記平均輸送量よりも少ないか
否かを判定する〈ステップS9〉。そして着目日の輸送
量が上記平均輸送量よりも多い場合には、その翌日以降
の輸送量の一部を受け入れて輸送量を平準化する余裕が
ないと判断し、着目日をその翌日に変更する〈ステップ
S10〉。そして変更した着目日について上述したステ
ップS8,S9の処理を繰り返し実行する。
【0027】また着目日の輸送量が上記平均輸送量より
も少ない場合には、その翌日以降の輸送量の一部を受け
入れる余裕があるので、その翌日分の輸送量の一部を、
着目日の輸送量が平均輸送量に達するまで前倒しする
〈ステップS11〉。そして翌日分の輸送量について
は、着目日に前倒しした分だけ減らすことで修正する
〈ステップS12〉。その後、その着目日を翌日に変更
して〈ステップS10〉、前述したステップS7からの
処理を、その最終日に至るまで繰り返し実行する。つま
り平準化対象期間の初日からその最終日まで、上述した
平準化処理を繰り替え実行する。
【0028】かくしてこのような平準化処理によれば、
前述した[7/13(月)]〜[7/17(金)]からなる
平準化対象期間においては、先ず初日[7/13(月)]
に着目して、その日の輸送量[25]と上記平準化対象期
間の平均輸送量[26.2]とが比較される。この場合、
初日[7/13(月)]の輸送量の方が小さいので、その
翌日[7/14(火)]から輸送量[1]を前倒しして当該
初日[7/13(月)]の輸送量を[26]に変更する。そ
して翌日[7/14(火)]の輸送量[27]から上記前倒
しの分だけ差し引いて、その輸送量を[26]に修正する
(図7(b))。
【0029】次にその翌日[7/14(火)]を着目日と
して[7/14(火)]〜[7/17(金)]からなる期間
の平均輸送量を (26+20+25+34)/4≒26.2 として求める。そして上記着目日[7/14(火)]の輸
送量[26]と比較する。この場合には着目日[7/14
(火)]の輸送量と変わりがないので、その平準化を行わ
ず、当該着目日[7/14(火)]の輸送量を、そのまま
[26]として決定する。
【0030】次にその翌日[7/15(水)]を着目日と
すると、[7/15(火)]〜[7/17(金)]からなる
期間の平均輸送量が (20+25+34)/3≒26.3 として求められる。するとその着目日[7/15(水)]
の輸送量が[20]であり、上記平均輸送量[26.3]よ
りも小さいので、上記着目日[7/15(水)]の輸送量
が平均輸送量[26]に達するまで、その翌日[7/16
(木)]から輸送量[6]を前倒しする。そして着目日[7
/15(水)]の輸送量を[26]に変更し、またその翌日
[7/16(木)]の輸送量を上記前倒しの分だけ差し引
いて[19]に修正する(図7(c))。
【0031】しかる後、その翌日[7/16(木)]に着
目し、[7/16(木)]〜[7/17(金)]からなる期
間の平均輸送量を (19+34)/2≒26.5 として求める。そして着目日[7/16(木)]の輸送量
[19]と比較する。この場合には、着目日[7/15
(水)]の輸送量が上記平均輸送量[26.5]よりも小さ
いので、上記着目日[7/16(木)]の輸送量が平均輸
送量[26]に達するまで、その翌日[7/17(金)]か
ら輸送量[7]を前倒しして、着目日[7/15(水)]の
輸送量を[26]に変更する。そしてその翌日[7/17
(金)]の輸送量を上記前倒しの分だけ差し引いて[27]
に修正する(図7(d))。
【0032】この結果、[7/13(月)]〜[7/17
(金)]からなる平準化対象送期間における日別の輸送量
が、図7(d)に示すように[26],[26],[26],[2
6],[27]として略等しくなるように平準化されること
になる。尚、輸送日が連続する他の期間においても同様
にして、その輸送量の平準化が行われる。この結果、図
7(e)〜(h)にそれぞれ示すように、上記各期間毎にそ
の輸送量が平準化される。
【0033】かくして上述した如くして工場から基地へ
と輸送する商品の輸送量を平準化する機能を備えた需給
管理システムによれば、基地での商品需要量に応じてロ
ット編成され、基地における需要日に応じて決定された
発着日の下でトラックまたはコンテナを用いて商品を輸
送する際の、輸送日が連続する期間における日毎の輸送
量を簡易にして効果的に略同じくすることができる。し
かも輸送量の前倒しにより日々の輸送量の平準化を図る
ので、基地における日別の商品需要量を確保しながら、
その輸送量を調整することができる。
【0034】従って特定の日に工場における商品の発送
量が大幅に増えたり、また基地における商品の受入量が
大幅に増えることがないので、その発送処理や受入処理
の円滑化を図ることができる。またその輸送に用いるト
ラックやコンテナを、特定の日に大量に手配する必要も
なくなるので、限られた台数の輸送用車両を効率的に運
用することが可能となる等の効果も奏せられる。
【0035】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。ここでは工場における商品の発送量に
着目して平準化処理したが、基地における商品の受入量
に着目して平準化処理することも勿論可能である。また
休日を挟む複数の連続発送期間、例えば2週間を1つの
平準化対象期間として設定し、休日を除く日を連続発送
日と看做して、その平準化を行うようにしても良い。そ
の他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
品需要に応じて工場から基地へと所定期間に亘って連続
して商品を輸送する際、日別の商品輸送量を平準化して
その輸送計画を立案するので、特定の日にその輸送量が
増大する等の不具合を招くことがない。従って日々の輸
送量を略等しくすることができ、また輸送用の車両の効
率的な運用を図ることが可能となる等の実用上多大なる
効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の工場から複数の物流基地、更には物流基
地から小売店への商品の輸送形態を模式的に示す図。
【図2】本発明に係る需給管理システムにおける輸送計
画作成の概略的な処理手順を示す図。
【図3】輸送量の平準化の概念を示す図。
【図4】平準化処理の概略的な処理手順を示す図。
【図5】平準化処理に先立つ商品輸送の発着日の決定に
用いるオンレールテーブルの例を示す図。
【図6】平準化処理に先立つ商品輸送の発着日の決定に
用いるオンレールテーブルの例を示す図。
【図7】本発明に係る商品輸送量の平準化の例を示す
図。
【図8】本発明に係る平準化処理の具体的な処理手順の
例を示す図。
【符号の説明】
1 工場生産量(集約単位別商品供給可能量) 2 基地需要量(集約単位別基地需要量) 5 平準化処理 5a 発着日決定手段 5b 平準化期間設定手段 5c 平準化対象日判定手段 5d 平準化算定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場にて生産された商品を基地の需要量
    に応じて供給するに際して、上記商品の日々の輸送量を
    調整する需給管理システムであって、 連続して商品の輸送が発生している所定期間における平
    均商品輸送量と上記期間における最終日の商品輸送量と
    を比較し、商品輸送量が上記平均商品輸送量を下回る最
    終日を上記所定期間から除外しながら平準化期間を設定
    する平準化期間設定手段と、 上記平準化期間における初日から順に、その着目日の商
    品輸送量が該着目日から上記平準化対象期間の最終日ま
    での平均商品輸送量よりも少ないとき、その翌日の商品
    輸送量の一部を前記着目日の商品輸送量が上記平均商品
    輸送量となるまで前倒しする輸送量平準化手段とを具備
    したことを特徴とする需給管理システム。
  2. 【請求項2】 前記商品輸送量の平準化は、トラックま
    たはコンテナ1台当たりの商品輸送量を1単位として、
    或いはパレットに搭載される商品量を1単位として商品
    輸送量を調整するものである請求項1に記載の需給管理
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の需給管理システムであ
    って、 工場から基地への商品輸送形態とその商品輸送に必要な
    日数とに応じて、前記基地における商品の受入日を調整
    すると共に、調整された受入日を担保し得る商品の発送
    日を決定する発着日調整手段を備え、 調整された商品受入日の下で前記平準化期間設定手段に
    より平準化期間を設定し、前記輸送量平準化手段により
    上記平準化期間における商品輸送量を調整することを特
    徴とする需給管理システム。
JP2002021678A 2002-01-30 2002-01-30 需給管理システム Pending JP2003223495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002021678A JP2003223495A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 需給管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002021678A JP2003223495A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 需給管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003223495A true JP2003223495A (ja) 2003-08-08

Family

ID=27744847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002021678A Pending JP2003223495A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 需給管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003223495A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014058405A (ja) * 2013-12-19 2014-04-03 Nippon Gas Co Ltd 配送本数の平準化方法
JP2014182495A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Fujitsu Ltd 発注変更方法、発注システム、および発注変更プログラム
US20150127572A1 (en) * 2012-06-08 2015-05-07 Nippon Gas Co., Ltd. Method for Leveling Delivery Volumes
JP2020077336A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 受付制御装置、受付制御システム、受付制御方法および受付制御プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150127572A1 (en) * 2012-06-08 2015-05-07 Nippon Gas Co., Ltd. Method for Leveling Delivery Volumes
US20180101812A1 (en) * 2012-06-08 2018-04-12 Nippon Gas Co., Ltd. Method for leveling delivery counts
JP2014182495A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Fujitsu Ltd 発注変更方法、発注システム、および発注変更プログラム
JP2014058405A (ja) * 2013-12-19 2014-04-03 Nippon Gas Co Ltd 配送本数の平準化方法
JP2020077336A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 受付制御装置、受付制御システム、受付制御方法および受付制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10824991B2 (en) Order filling system
JP4883616B2 (ja) 仕分装置
US12082718B2 (en) System for efficiently supplying, transporting and dispensing consumable merchandise and novel racks therefor
ES2952418T3 (es) Método de suministro para paletizadoras en centros de distribución
TWI331310B (en) Method for optimal multi-vehicle dispatch and system for the same
US8311905B1 (en) Computerized system and method for automated demand-based parts delivery
US6560508B1 (en) Standard parts metering system
JP2003223495A (ja) 需給管理システム
US7236937B2 (en) Method for consigning ordered commodities
Satoglu et al. Redesigning the material supply system of the automotive suppliers based on lean principles and an application
US20040064385A1 (en) Method of centralized parts segregation
JP4030465B2 (ja) 製品の在庫管理システム
US20110066576A1 (en) Supply Chain Management System
JP6844402B2 (ja) 物品保管設備及び物品保管設備における容器の入庫方法
JP2004299861A (ja) 製品出荷管理システム
Ramnath et al. Inventory optimization using kanban system: A case study
JP2003108754A (ja) 需給計画システム
JP2003223604A (ja) 需給管理システム
JP2003223494A (ja) 需給管理システム
US20220343265A1 (en) System And Method For Controlling The Movement Of Items
JP2013216437A (ja) 出荷待機設備及びその方法
JP2003223574A (ja) オークションによる輸送手段決定方法
JP2005157562A (ja) 製品発注装置
JPH0820410A (ja) 製造ラインに払い出す部品箱の管理方法
JP2002053212A (ja) 物流管理システム及び物流管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070307