JP2003223374A - 情報端末装置、プログラム、記憶媒体、ネットワークシステム - Google Patents

情報端末装置、プログラム、記憶媒体、ネットワークシステム

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JP2003223374A
JP2003223374A JP2002023368A JP2002023368A JP2003223374A JP 2003223374 A JP2003223374 A JP 2003223374A JP 2002023368 A JP2002023368 A JP 2002023368A JP 2002023368 A JP2002023368 A JP 2002023368A JP 2003223374 A JP2003223374 A JP 2003223374A
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健 中島
Masahiro Esashi
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智 寺田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク利用時の利便性が向上した情報
端末装置、プログラム、記憶媒体、ネットワークを提供
する。 【解決手段】 ネットワークシステムを構成するための
通信手段としての、プロトコル処理部207及び信号送
受信部208を設ける。自局の属するネットワーク接続
情報や、エラー発生率等の動作状況を示す現況情報を、
色彩や点滅間隔等の知覚情報に変換する知覚情報変換部
206を設ける。該知覚情報を利用者に提示するための
知覚情報提示部203を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスや家庭な
どで利用されるネットワークを構成する情報端末装置、
プログラム、記憶媒体、ネットワークシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネットワークのメンテナンスを行う際等
に、各情報端末装置の動作状況に関する情報(例えば、
エラー発生率や電波強度等)を利用者に提示するために
は、何らかの表示手段が必要である。
【0003】特開平7−210477号公報において
は、各情報端末装置の位置を無線により検出し、その位
置情報を元に部屋等の配置図の上に情報端末装置のアイ
コンを表示させたレイアウト画面を各情報端末装置の表
示部に表示し、レイアウト画面中で動作状況を表示させ
たい情報端末装置に対応するアイコンをクリックする事
でその情報端末装置の動作状況に関する情報を表示する
ことができる。
【0004】また、ある情報端末装置が複数存在するネ
ットワークの内の1つを選択してそれに参加するために
は、そのネットワークを構成する情報端末装置が通信に
使用しているネットワーク識別子(複数存在するネット
ワークの中から1つのネットワークを特定するための識
別子)等を知る必要がある。
【0005】このようなネットワークに接続する際に必
要となる情報を、以下「ネットワーク接続情報」と呼
ぶ。ある情報端末装置の利用者が自分の所望するネット
ワークのネットワーク接続情報を知るためには、特開平
7−210477号公報の方法によれば、レイアウト画
面上で所望するネットワークのアイコンをクリックす
る。そこで表示されたネットワーク接続情報を利用者自
身が情報端末装置に入力し、接続処理を行う事で所望の
情報端末装置に接続することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報端末装置においては、操作に手間取るという問
題を有している。つまり、上記従来の情報端末装置で
は、動作状況に関する情報を参照するためには所望の情
報端末装置のアイコンをクリックするという操作が必要
である。また、動作状況に関する情報が同時に表示され
るのは、1つの情報端末装置についてのみであるので、
ネットワーク全体としての動作状況がわかりにくい。ま
た、ある情報端末装置が複数存在するネットワークの内
の1つを選択してそれに参加する際には、利用者自身が
ネットワーク接続情報を入力する必要があるが、一般に
ネットワーク接続情報は文字列や数値等で表されるた
め、これを入力するのは手間がかかる上、誤った情報を
入力してしまってネットワークの参加に失敗する場合も
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報端末装置
は、上記課題を解決するために、ネットワークを構成す
るための通信手段を有する情報端末装置であって、自局
の属するネットワーク接続情報を知覚情報に変換する第
一変換手段と、該知覚情報を利用者に提示するための提
示手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、ネットワーク名等を知
覚情報に変換して提示できるので、利用者にとってネッ
トワーク接続情報を知覚情報によって、より容易に識別
できてネットワーク接続を確実化でき、操作の手間を簡
便化できる。
【0009】上記情報端末装置においては、知覚情報か
らネットワーク接続情報に再変換する再変換手段と、他
の情報端末装置(以下、他局と記す)から通信手段を介
して提示された知覚情報の中から1つを選択する第一選
択手段と、選択された知覚情報をネットワーク接続情報
に再変換した上で、該ネットワーク接続情報を元にネッ
トワークヘの接続処理を行う接続処理手段とを備えてい
てもよい。
【0010】上記構成によれば、他局が提示手段を用い
て提示している知覚情報から1つを選択して、それを元
にネットワークに接続できてネットワーク接続を確実化
できる。
【0011】本発明の他の情報端末装置は、上記課題を
解決するために、ネットワークを構成するための通信手
段を有する情報端末装置であって、自局の動作状況に関
する現況情報を知覚情報に変換する第二変換手段と、該
知覚情報を利用者に提示するための提示手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、エラー発生率等の自局
の動作状況に関する現況情報を知覚情報に変換して提示
できるので、利用者にとって自局の動作状況を知覚情報
によって、より容易に識別できて自局の動作状況をより
確実に把握でき、操作の手間を簡便化できる。
【0013】本発明のさらに他の情報端末装置は、上記
課題を解決するために、ネットワークを構成するための
通信手段を有する情報端末装置であって、自局が配信し
ているコンテンツの種類を知覚情報に変換する第三変換
手段と、該知覚情報を利用者に提示するための提示手段
とを備えていることを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、コンテンツの種類を知
覚情報に変換して提示できるので、利用者にとってコン
テンツを知覚情報によって、より容易に識別できてコン
テンツをより確実に把握でき、操作の手間を簡便化でき
る。
【0015】上記情報端末装置においては、知覚情報と
して提示させたい情報の種類を利用者が指定するための
指定手段と、指定された情報の種類を提示するように提
示手段を制御すると共に他局へ配信するように通信手段
を制御する提示制御手段とを備えていてもよい。
【0016】上記構成によれば、他局に対し、知覚情報
として提示する情報の種類を指定し、自局も知覚情報の
種類を提示するので、指定を確実化できると共に知覚情
報の指定に関する無駄を低減できる。
【0017】上記情報端末装置では、知覚情報として提
示させたい情報の種類を利用者が指定するための指定手
段と、指定された情報の種類を他局へ配信するように通
信手段を制御する配信制御手段とを備えていてもよい。
【0018】上記構成によれば、指定手段と配信制御手
段とによって、他局に知覚情報として提示する情報の種
類を指定するので、送り手の利用者が知覚情報として提
示することを望んでいる情報の種類を受け手である他局
に対し通知できる。これにより、不要な知覚情報を配信
することを抑制できる。
【0019】上記情報端末装置においては、配信された
情報の種類に合致する内容を知覚情報として利用者に提
示するように提示手段を制御する着信制御手段を有して
いてもよい。
【0020】上記構成によれば、提示する情報の種類
を、送り手側に利用者から指定されると該当する情報を
知覚情報として、他局の受け手側の利用者に提示するの
で、指定された知覚情報を上記利用者が容易に把握でき
る。
【0021】上記情報端末装置では、自局で使用してい
る知覚情報を他局に通知するように通信手段を制御する
第一通知制御手段を備えていてもよい。
【0022】上記構成によれば、自局の使っている知覚
情報を他局に通知、または定期的に通知するので、他局
において使用されている知覚情報を容易に把握できる。
【0023】上記情報端末装置においては、通知された
知覚情報を保持する保持手段と、保持している知覚情報
以外の知覚情報を自局で使用するように選択する第二選
択手段とを備えていてもよい。
【0024】上記構成によれば、他局から教わった知覚
情報を保持しておいて、使用されていない知覚情報を自
局で使用できる。
【0025】上記情報端末装置では、自局が使用してい
る知覚情報の通知が要求されたときに、自局で使用して
いる知覚情報を他局に通知するように通信手段を制御す
る第二通知制御手段を備えていてもよい。
【0026】上記構成によれば、他局からの要求に応え
て、自局が使用している知覚情報を通知、つまり要求さ
れた時だけ応えるので、知覚情報の通知に関する無駄を
軽減できる。
【0027】上記情報端末装置においては、他局に対し
て使用している知覚情報の通知を要求する要求手段を備
えていてもよい。
【0028】上記構成によれば、何れの知覚情報を使用
しているかを通知するように、他の端末に対して要求す
るので、知覚情報の通知に関する無駄を軽減できる。
【0029】上記情報端末装置では、通知された知覚情
報を保持する保持手段と、他局から問い合わせを受けた
ときに、使用している知覚情報以外の知覚情報を問い合
わせをした他局に対して通知するように通信手段を制御
する第三通知制御手段とを備えていてもよい。
【0030】上記構成によれば、他局から教わった知覚
情報を保持しておいて、他局からの要求に応えて使用さ
れていない知覚情報を他局に通知するので、異なる局に
おいて同一の知覚情報を使用することを防止するといっ
た、知覚情報の使用をネットワークシステムにて管理で
きる。
【0031】上記情報端末装置においては、通知された
知覚情報を保持する保持手段と、他局から問い合わせを
受けると、使用している知覚情報以外の知覚情報を問い
合わせをした他局に対して通知するように通信手段を制
御すると共に上記知覚情報を利用者に提示するように提
示手段を制御する第四通知制御手段を備えていてもよ
い。
【0032】上記構成によれば、他局から教わった知覚
情報を保持しておいて、他局からの要求に応えて使用さ
れていない知覚情報を他局に通知するので、異なる局に
おいて同一の知覚情報を使用することを防止するといっ
た、知覚情報の使用をネットワークシステムにて管理で
きる。また、自局は管理するだけでなく提示も行うので
利用者に対する利便性も発揮できる。
【0033】上記情報端末装置では、知覚情報は、色情
報であることが好ましい。上記構成によれば、知覚情報
として、色情報を用いることで、利用者にとって知覚情
報の識別性を向上できるから、操作の手間の簡便化をよ
り確実化できる。
【0034】上記情報端末装置においては、知覚情報
は、点滅間隔情報であってもよい。上記構成によれば、
知覚情報として、点滅間隔情報を用いることで、利用者
にとって知覚情報に対する識別性を向上できるから、操
作の手間の簡便化をより確実化できる。
【0035】本発明のネットワーク用のプログラムは、
前記の課題を解決するために、上記の何れかに記載の情
報端末装置をコンピュータにより実現させるためのもの
であることを特徴としている。
【0036】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、前記の課題を解決するために、上記の何れかに
記載の情報端末装置をコンピュータにより実現させるた
めのプログラムを記録したことを特徴としている。
【0037】本発明のネットワークシステムは、前記の
課題を解決するために、上記の何れかに記載の情報端末
装置を複数有することを特徴としている。
【0038】上記プログラム、記録媒体およびネットワ
ークシステムによれば、ネットワークにおける操作性を
改善できる。
【0039】
【発明の実施の形態】(実施の第一形態)本発明の実施
の第一形態として、知覚情報に色情報を使用し、動作状
況に関する情報を色情報に変換して利用者に提示するネ
ットワークシステムについて記述する。本発明は有線、
無線を問わずさまざまな形態のネットワークシステムに
て利用が可能である。なお、以下の説明においては無線
ネットワークシステムを例として取り上げる。
【0040】本実施の形態とする無線ネットワークシス
テムの構成例を図1と図2を用いて説明する。無線ネッ
トワークシステムを構成する端末装置(情報端末装置)
の機器構成を示すブロック図を図1に示す。
【0041】端末装置200は、利用者に対して端末装
置側から情報を提示するためのCRTや液晶ディスプレ
イ等による表示部201、利用者が端末装置に対して入
力操作を行うためのキーボードやマウス等による入力部
202、知覚情報として色情報を利用者に提示するため
の発光素子等による知覚情報提示部203、端末装置全
体の動作の取りまとめを行う中央処理装置204、端末
装置の動作状況に関する情報等を保存するための記憶装
置205、動作状況に関する情報を色情報に変換する処
理を行う知覚情報変換部206、パケットの送受信処理
や端末装置の内部時計の同期処理等の通信プロトコルに
関連する処理を行うプロトコル処理部207、電波信号
の信号送受信部208、現況を監視(モニター)して中
央処理装置204に出力しているモニター部209等か
らなる。
【0042】図2に示す無線ネットワークシステムにお
いて、各端末装置101、103、105、107は全
て無線ネットワークシステムの端末装置200の様なも
のである。これら端末装置はそれぞれ図1の知覚情報提
示部203に相当する知覚情報提示部102、104、
106、108を備えている(図2参照)。
【0043】ある端末装置の利用者が、知覚情報提示部
203に特定の情報を提示させたい時には、利用者は図
3のような提示情報変更画面300上で自分の所望する
情報を選択する。提示情報変更画面300は利用者が何
らかの操作(マウスによるメニュー選択やキー入力等の
入力部202による)を行った時に端末装置の表示部2
01に表示される。
【0044】提示情報変更画面300は、他の端末装置
に提示させる情報の候補を表示するための提示情報候補
表示部301、選択した候補を決定するための実行ボタ
ン303、提示情報変更画面300での操作を取り消す
取消ボタン304等から成る。なお、提示情報変更画面
300を提示させる端末装置は、知覚情報提示部203
を備えていても、知覚情報提示部203を備えていなく
てもよい。
【0045】利用者がマウスクリックやキー入力によっ
て提示情報候補表示部301を操作すると、選択された
候補が、表示画面302のような選択状態となる。同時
に選択できるのは1つの候補だけである。実行ボタン3
03を押した時点で選択状態となっている候補が利用者
の所望する提示情報であると認識され、中央処理装置2
04に通知される。
【0046】それぞれの提示情報には提示情報識別子が
一意に割り当てられており、この割り当ての情報は端末
装置200の記憶装置205に製造時に保存する等の方
法で全ての端末装置で共通の情報としておくことが好ま
しい。
【0047】中央処理装置204では提示情報識別子を
挿入した「提示情報変更信号」を作成する。提示情報変
更信号はネットワークシステムが準拠する通信用のプロ
トコルに則った信号であり、この信号をプロトコル処理
部207に通知すると、信号送受信部208を経て、別
の全ての端末装置に向けて送信される。別の端末装置で
提示情報変更信号が信号送受信部208において受信さ
れると、プロトコル処理部を経て中央処理装置204に
通知される。
【0048】中央処理装置204では記憶装置205に
保存されている提示情報識別子を参照し、提示情報変更
信号に挿入されている提示情報識別子から提示情報を認
識する。中央処理装置204では認識された提示情報に
該当する情報を記憶装置205から読み出し、知覚情報
変換部206に通知する。
【0049】知覚情報変換部206では後ほど述べる方
法で提示情報を知覚情報に変換し、知覚情報提示部20
3に該知覚情報を提示させる。この際、知覚情報提示部
203にどのような種類の情報が提示されているかを利
用者に知らせるために、各端末装置の表示部201にア
イコンや文字等で、提示情報の種類を表示することも考
えられる。
【0050】提示情報としては、ネットワーク接続処理
に用いる「ネットワーク識別子」や「通信チャネル」、
自局の動作状況に関する情報として「エラー発生率」、
「電波強度」、「転送速度」、「暗号化のレベル」、
「妨害電波の強度」等といった情報が考えられる。
【0051】上記自局の動作状況(現況)については、
前述のモニター部209にて、常時または間欠的にモニ
ターされ、そのモニター結果が中央処理装置204に出
力され、必要に応じて記憶装置205に保存されていて
もよい。
【0052】ネットワーク接続処理に用いる情報や動作
状況に関する情報ではなく、自局の配信しているコンテ
ンツの種類を色情報として利用者に提示する事も考えら
れる。将来的に無線ネットワーク装置が家庭用電化製品
に内蔵され、家庭内で一般的に無線ネットワークシステ
ムが使用されるようになる事を想定すると、各端末装置
が動画や音楽等どのようなコンテンツを配信しているか
という情報を知りたいという需要が現れると考えられ
る。
【0053】しかし、このような場合全ての端末装置に
表示装置が内蔵されているとは限らず、どのようなコン
テンツが配信されているかを表示装置を利用して利用者
に提示することはできない。
【0054】そこで、各端末装置が配信しているコンテ
ンツの種類によって、知覚情報として提示する色を変更
すれば、一目でどのようなコンテンツが配信されている
かがわかる。たとえば、音楽を配信している端末装置は
赤色を提示すると決めておけば、音楽を聴きたい利用者
は赤色の端末装置に接続することで所望のコンテンツを
選択できる。
【0055】次に、知覚情報変換部206において、提
示情報を色情報に変換する方法について記述する。提示
情報としては「エラー発生率」、「電波強度」、「転送
速度」、「暗号化のレベル」、「妨害電波の強度」と言
った情報を使用する事が考えられるが、これらの情報
は、全て、値の大小で表される数値なので、例えば値が
小さいほど緑色に近い色となり、値が大きいほど赤色に
近い色となるように知覚情報提示部203を発光させれ
ば、利用者にとって識別し易くなる。
【0056】例えば、知覚情報提示部203として赤色
成分、緑色成分、青色成分を各N段階に変化させる事が
可能な発光素子を使用する場合に、現在の値がMであ
り、M min からMmax の範囲で値が変化するような情報
を提示する時は、予め設定しておいた式で発光させる色
の赤色成分CR 、緑色成分CG 、青色成分CB をそれぞ
れ計算できる。
【0057】(実施の第二形態)本発明の実施の第二形
態として、知覚情報として色情報を使用し、ある端末装
置が複数存在するネットワークの内の1つに参加する際
に、色情報を用いて接続するネットワークを選択する方
法について記述する。一般的に複数のネットワークが同
時に存在し得るネットワークシステムにおいては、各ネ
ットワークを識別するために、1つのネットワークに1
つずつ数字列や文字列で規定されるネットワーク識別子
が割り当てられる。
【0058】利用者が複数存在するネットワークの中か
ら1つを識別するためには、このネットワーク識別子を
参照する必要が有る。本実施の形態では同じネットワー
ク識別子を持つ端末装置の知覚情報提示部203を同じ
色で発光させることで、利用者に同じネットワークに所
属する端末装置を識別し易くする。本実施の第二形態と
する無線ネットワークシステムの構成例を図4と図1を
用いて説明する。無線ネットワークシステムを構成する
端末装置の機器構成は実施の第一形態と同様であり、図
1の通りである。
【0059】図4において、各端末装置401、40
3、405、407、409はすべて無線ネットワーク
システムの端末装置200に相当するものであるであ
る。これらの端末装置は図1の知覚情報提示部203に
該当する知覚情報提示部402、404、406、40
8、410をそれぞれ備えている。本実施の第二形態で
は、端末装置401…に内蔵された知覚情報提示部40
2…の発光させる色を変化させる事で色情報を提示す
る。
【0060】端末装置401と407はネットワークA
(411)に所属するので同じネットワーク識別子Aを
持つ、また端末装置403と端末装置405はネットワ
ークB(412)に所属するので同じネットワーク識別
子Bを持つ。すなわち、知覚情報提示部402と知覚情
報提示部408は同じ色で発光させ、知覚情報提示部4
04と知覚情報提示部406は同じ色で発光させる。
【0061】今新たにネットワークに参加しようとする
端末装置409がある場合、この端末装置409の知覚
情報提示部410は発光させず、この端末装置409が
ネットワークの接続に成功した時点で、そのネットワー
クに所属する他の端末装置が知覚情報提示部410を発
光させている色に、自局の知覚情報提示部410を発光
させる。
【0062】端末装置409がネットワークに参加する
際の処理の流れを以下に説明することで本発明の実施の
形態とする。本実施の形態を記述するに当たり、本実施
の形態で取り上げる通信用のプロトコルのIEEE80
2.11について記述する。IEEEは、アメリカの電
気・電子工学会(Institution of Electrical and Elec
trinics Engineers)の略称である。IEEE802.1
1では1つのネットワークに1つのネットワーク識別子
が与えられ、ネットワーク識別子が等しい者同士だけが
通信を許される。また、1つの端末装置が所持できるネ
ットワーク識別子は1つだけである、つまり、1つの端
末装置は同時に複数のネットワークに参加することは出
来ない。
【0063】各ネットワークにはそれぞれネットワーク
を代表する端末装置が設けられ、ネットワーク識別子の
作成等のネットワーク全体の取りまとめ(制御、管理)
は、この端末装置によって行われる。このような端末装
置を以下では「代表端末装置」と呼ぶ。代表端末装置の
機器構成は、前述した通常の端末装置と同様である。
【0064】IEEE802.11において、ある端末
装置がネットワークに参加する際には以下の処理が行わ
れる。参加希望端末装置は自局からの無線信量を受信で
きる全ての代表端末装置に「Probe Request パケット」
と呼ばれる信号を送信し、その後ある一定期間は受信の
みを行う状態となる。
【0065】Probe Request パケットを受信した全ての
代表端末装置は参加希望端末装置に向けて「Probe Resp
onseパケット」と呼ばれる信号を返信する。Probe Resp
onseパケットには送信した代表端末装置の所属するネッ
トワークのネットワーク識別子や通信チャネルや通信速
度等のネットワーク接続情報が含まれている。以上の処
理を「SCAN処理」と呼ぶ。
【0066】参加希望端末装置では接続するネットワー
クの候補として、受信した全てのProbe Responseパケッ
トから抽出したネットワーク識別子が利用者に提示され
る(この際、同時に各ネットワークの通信状況などの情
報を提示する場合も有る)。参加希望端末装置の利用者
が提示されたネットワーク識別子の中から、参加を希望
するネットワークを1つ選択すると、参加希望端末装置
は自局の通信チャネルや通信速度を先ほどのProbe Resp
onseパケットから抽出した値に変更し、接続待ち状態と
なる。
【0067】各ネットワークの代表端末装置は「Beacon
パケット」と呼ばれる信号をある一定の期間ごとに全端
末装置宛に送信しており、参加希望端末装置は接続先の
ネットワークからのBeaconパケットを受信した事をもっ
て、接続が完了した事を認識する。以上の処理を「JO
IN処理」と呼ぶ。
【0068】新たにネットワークを開始しようとする端
末装置(以下START端末装置と呼ぶ)はネットワー
ク識別子を作成する必要が有るが、本発明においては、
この作成方法に左右されない方法で知覚情報への変換を
行うので、本実施の形態ではネットワーク識別子の作成
方法については記述しない。
【0069】ネットワーク識別子を色情報に変換する方
法の例について記述する。IEEE802.11では、
ネットワーク識別子は6バイトの数字列から成る。これ
らを図5のように、2バイトずつに区切り、上位の2バ
イトを1つとした値を赤色成分、真中の2バイトを1つ
とした値を青色成分、下位の2バイトを1つとした値を
緑色成分とするような色に変換する。これらの計算は知
覚情報変換部206において行い、知覚情報提示部20
3をこの色に発光させる。
【0070】しかし、ネットワーク識別子が近い値の場
合、色の変化として現れるのはほんの僅かな差異だけな
ので、人間の目の識別能力ではその差異を認識すること
は困難である。
【0071】よって実際の使用に際しては、使用する色
は人間が容易に識別できる個数に抑える必要が有る。こ
のために色番号という概念を用いて色を管理する。色番
号とは使用する色に付けた識別番号のことで、例えば、
赤、青、緑、紫、黄の5種類の色をシステムで使用する
場合は、赤に色番号1を、青に色番号2を、緑に色番号
3を、紫に色番号4を、黄に色番号5を割り当てる。色
番号と知覚情報提示部203を発光させる色の対応情
報、及び、色番号の最大値は記憶装置205に製造時に
保存するなどの方法で記録しておく。ある特定の番号
(例えば0番等)は色が割り当てられていない事を示す
ための特殊な番号としておく。
【0072】2つ以上のネットワークに対して同じ色が
割り当てられると、利用者がネットワークを識別する事
はできない。IEEE802.11ではネットワーク識
別子は重複しないように作成されるので、先のネットワ
ーク識別子から色情報に直接変換する方法ならば、全く
同じ色が複数のネットワークに割り当てられる事は無
い。しかし、ネットワーク識別子から色番号に変換する
際には、異なるネットワークに同じ色が割り当てられて
しまう事を回避するための何らかの手段が必要となる。
【0073】その手段としてここでは2つの例を記述す
る。1つ目の方法として、使用中の色情報を他の端末装
置に問い合わせて、使用可能な色を自分で判断する方法
について記述する。START端末装置はIEEE80
2.11に準拠すれば、SCAN処理を行う必要は無い
が、本実施の形態では使用可能な色情報を知るためにS
CAN処理を行う。本来のSCAN処理においては代表
端末装置から送信されるProbe Responseパケットにはそ
のネットワークで使用している色番号を示す情報は含ま
れていないが、本実施の形態ではこの中に自局の所属す
るネットワークが使用している色番号を含めて送信する
ようにさせる。
【0074】START端末装置では受信したすべての
Probe Responseパケットから色番号を抽出し記憶装置2
05に保存しておく。これにより、START端末装置
は他の端末装置が使用している全ての色番号を知ること
ができるので、使用されていない色番号の中で最小のも
のを、自局が開始するネットワークで使用する色番号と
することで、他の端末装置で使用されている色番号と同
じ色番号を使用してしまうという問題を回避できる。
【0075】色番号の最大値を記憶装置205から読み
出して、もし、全ての色番号が使用されていた場合は、
自局の開始するネットワークの色番号を、ネットワーク
に対し色が割り当てられていないという意味の特殊な色
番号(例えば0等)にし、知覚情報提示部203を発光
させない。この例ではSCAN処理が行われた時、すな
わち、ある端末装置が色番号の通知を要求した時に各端
末装置が色情報を通知するが、例えば全ての端末装置で
統一された時計に基づいて、ある時間が経過すると全て
の端末装置が順次色情報を通知する等、別のタイミング
で色情報を通知することも考えられる。
【0076】2つ目の方法として、ある1つの端末装置
を色番号の使用状況を管理するための管理端末装置と
し、START端末装置は、この管理端末装置に問い合
わせることでまだ使用されていない色番号を知るという
方法について記述する。例えば幾つか有る代表端末装置
のうちの1つを「管理端末装置」とし、START端末
装置は最初にこの管理端末装置に対して、「空き色番号
要求パケット」と呼ぶ信号を送信する。
【0077】管理端末装置には色番号管理テーブルが保
存されており、ここには各色番号の使用状況が記録され
ている。管理端末装置は空き色番号要求パケットを受信
すると、「空き色番号通知パケット」をSTART端末
装置に返信する。「空き色番号通知パケット」の中には
色番号管理テーブルで未使用の色番号のうちで最小のも
のを含めて、発信先に返信し、ここに入れた色番号は色
番号管理用のテーブルで使用中のフラグを立てる。全て
の色番号が使用中だった場合は、色番号として0を挿入
して返信する。
【0078】START端末装置は空き色番号通知パケ
ットに入っている色番号を自局の所属するネットワーク
に割り当てられた色番号とする。管理端末装置として
は、ここでは代表端末装置のうちの1つとしたが、管理
端末装置自体はネットワークに参加せず、知覚情報提示
部203や知覚情報変換部206を備えていない端末装
置でも構わない。
【0079】色情報を用いてネットワークに参加すると
きの処理の流れの例を図6及び図7を用いて記述する。
まず、SCAN処理を行う。参加希望端末装置は全端末
装置宛にProbe Request パケットを送信し(ステップ6
01、以下、ステップをSと記す)、端末装置の中央処
理装置204の時計機能を利用したSCANタイマを開
始させる(S602)。
【0080】このタイマがどれだけの時間で終了するか
はIEEE802.11に準拠する。Probe Request パ
ケットを受信した全ての代表端末装置は参加希望端末装
置に向けてProbe Responseパケットを返信する。Probe
Responseパケットには通常、送信元の代表端末装置が所
属するネットワークのネットワーク接続情報だけが含ま
れているが、ここに所属するネットワークが使用してい
る色番号を含めて返信する。
【0081】参加希望端末装置では、このProbe Respon
seパケットが受信されると、ネットワーク接続情報(設
定情報)と色番号をProbe Responseパケットより抽出
し、記憶装置205に保存する。これらの手順はSCA
Nタイマが終了するまでの間に受信した全てのProbe Re
sponseパケットに対して適用される(S603〜S60
5)。
【0082】SCANタイマの終了後、参加希望端末装
置はS604で保存しておいた全ての色番号について、
記憶装置205から色番号と知覚情報提示部203を発
光させる色の対応を読み取り、色番号を実際の色情報に
変換し(S606)、図8に示すようなネットワーク識
別子と色情報の選択画面800を端末装置の表示部に表
示する(S607)。(この際、同時に各ネットワーク
の通信状況などの情報を選択画面800に提示すること
も考えられる。) この選択画面800は、それぞれのネットワークを選択
するためのGUI(Graphic User Interface)を設置する
ための選択ボタン表示領域(801)、各ネットワーク
に所属する端末装置の知覚情報提示部203が何色に発
光しているかを表示するための色表示領域(802)、
各ネットワークのネットワーク識別子を表示するための
ネットワーク識別子表示領域(803)から成り、ネッ
トワーク識別子と発光している色の対応が示されてい
る。
【0083】利用者(ユーザ)は選択したいネットワー
ク識別子と同じ行にある選択ボタンをクリックする等の
操作を行う事でそのネットワークを選択できる。通常な
らば利用者はネットワーク識別子だけを見て参加するネ
ットワークを選択するが、この場合どの端末装置がどの
ネットワークに所属しているかということは容易には識
別できない。そのため、利用者がある特定の端末装置の
所属するネットワークに参加したいような場合(例え
ば、ある端末装置にファイルを転送したいような場合)
に、自分の所望するネットワークを選択することは困難
である。
【0084】しかし、本実施の形態では、各端末装置の
知覚情報提示部203を見ればその端末装置が所属して
いるネットワークは容易に識別される。利用者は目標の
端末装置の知覚情報提示部203の発光している色を判
断材料として選択画面(800)からネットワークを選
択すればよい(S608)。
【0085】その後、参加希望端末装置はJOIN処理
を行う。選択画面(800)により選択されたネットワ
ーク接続情報と色番号をS604にて保存した値に変更
し(S701)、JOINタイマを開始する(S70
2)。このタイマがどれだけの時間で終了するかはIE
EE802.11に準拠する。参加希望端末装置は接続
を試みているネットワークの代表端末装置からのBeacon
パケットを受信した事をもって、接続が成功したと判定
する(S703)。
【0086】Beaconパケットを受信する前にJOINタ
イマが終了した場合は、接続に失敗したと判定し(S7
04)、場合によっては利用者に対してエラーメッセー
ジ等を提示する。知覚情報として提示するネットワーク
接続情報としては、ネットワーク識別子を例として取り
上げたが、ネットワーク接続情報としては「通信チャネ
ル」や「通信速度」等といった情報も考えられる。
【0087】以上、実施の第一形態と第二形態において
は、知覚情報として色情報を提示する例を示したが、色
情報ではなく点滅間隔情報を知覚情報として提示する事
でも同様のシステムを構築できる。
【0088】(実施の第三形態)本発明の実施の第三形
態として、知覚情報に点滅間隔情報を使用し、動作状況
に関する情報を点滅間隔情報に変換して利用者に提示す
るネットワークシステムについて記述する。端末装置に
内蔵された知覚情報提示部203の発光させる時間間隔
を変化させる事で点滅間隔情報を提示する。
【0089】ある端末装置の利用者が動作状況に関する
情報の中で特定の情報を知りたい時には、知覚情報とし
て色情報を用いる場合と同様に、利用者が提示情報変更
画面300上で自分の所望する情報を選択すると、提示
情報変更信号を用いて他の端末装置(他局)に利用者の
指定した提示情報が通知されるようになっている。例え
ば、知覚情報としてエラー率を提示している他の端末装
置(他局)に対し、例えば電波強度の知覚情報を提示す
るように、自局の端末装置から変更させることができ
る。
【0090】以下に、知覚情報変換部206において、
提示情報を点滅間隔情報に変換する方法について記述す
る。提示情報として考えられる情報は、知覚情報として
色情報を用いる場合と同様に、すべて値の大小で表され
る数値であるので、例えば値が小さいほど点滅間隔が短
くなり、値が大きいほど点滅間隔が長くなるように知覚
情報提示部203を発光させれば、利用者にとって知覚
情報を識別し易くなる。例えば、0%から100%の間
で値が変化するエラー発生率を点滅間隔で提示する場
合、エラー発生率が20%であれば、点滅間隔を2秒に
し、エラー発生率が40%であれば、点滅間隔を4秒に
する等の方法が考えられる。
【0091】(実施の第四形態)本発明の実施の第四形
態として、知覚情報に点滅間隔情報を使用し、ある端末
装置が複数存在するネットワークの内の1つに参加する
際、点滅間隔情報を用いて接続するネットワークを選択
するネットワークシステムについて記述する。
【0092】接続するネットワークを点滅間隔情報を用
いて選択できるようにするためには、あるネットワーク
識別子を持つ全ての端末装置の知覚情報提示部203が
同時に発光するようにそれぞれの点滅周期を調整する。
【0093】次に、ネットワーク識別子を点滅間隔情報
に変換する方法の例について記述する。IEEE80
2.11では、ネットワーク識別子は6バイトの数字列
から成る。これら6バイトを1つとした値の最大値(つ
まり2566 )を一周期とするタイマを全ての端末装置
で同時に開始させる。各端末装置はタイマの値が、自局
の所属するネットワークのネットワーク識別子の6バイ
トを1つとした値と等しくなった時に、自局の知覚情報
提示部203を発光させる。
【0094】IEEE802.11では、ネットワーク
識別子は重複しないように作成されるので、この方法な
らばネットワークが異なるなら、複数のネットワークが
同じタイミングで発光する事は無い。また、各端末装置
の内部時計を同期させる仕組みは802.11のプロト
コルに含まれているので、特別に同期の機構は必要無
い。
【0095】しかし、実際の使用に際しては、タイマの
単位の設定が問題となる。タイマの単位を小さくし過ぎ
ると、各端末装置が知覚情報提示部203を発光させる
時間が短くなってしまい、利用者が確認する前に発光が
終わってしまう。逆に、タイマの単位を大きくし過ぎる
と、所望の端末装置が発光するまでの待ち時間が長くな
ってしまう。
【0096】実際の使用に際しては、現在存在している
ネットワークの個数を周期としてネットワークをひとつ
ずつ順番に発光させて行けば十分である。新たなネット
ワークを開始しようとする時に、START端末装置は
IEEE802.11に準拠すれば、SCAN処理を行
う必要は無いが、本実施の形態では既存のネットワーク
が幾つ存在するかを知るために、SCAN処理を行う。
この時にProbe Request を返信してきた、ネットワーク
の個数を保存しておけば、存在するネットワークの個数
がわかり、自局の開始するネットワークに所属する端末
装置が何番目に発光すれば良いかがわかる。
【0097】1つのネットワークが発光する期間を端末
装置の製造時に記憶装置205に保存する等の方法で全
ての端末装置で統一された情報としておけば自局の属す
るネットワークの端末装置が発光するべき期間が計算で
きる。1つのネットワークが発光する期間は、各端末装
置の記憶装置205に保存する。
【0098】ただし、存在するネットワークの個数が変
わった時には、別のネットワークにもその事を伝えなけ
れば、発光する期間の計算にずれが生じてしまうので、
「ネットワーク数変更信号」を送信する。この信号は新
たなネットワークが開始されたり、既存のネットワーク
が終了した際に発信される信号で、これを受信した端末
装置は発光の期間を再計算する。
【0099】点滅間隔情報を用いてネットワークに参加
するときの処理の流れの例を図9及び図6を用いて記述
する。まず、SCAN処理を行う。参加希望端末装置は
全端末装置宛にProbe Request パケットを送信し(S9
01)、端末装置の中央処理装置の時計機能を利用した
SCANタイマを開始させる(S902)。このタイマ
がどれだけの時間で終了するかはIEEE802.11
に準拠する。
【0100】Probe Request パケットを受信した全ての
代表端末装置は参加希望端末装置に向けてProbe Respon
seパケットを返信する。Probe Responseパケットには送
信した代表端末装置の所属するネットワークのネットワ
ーク接続情報等が含まれているが、ここに発光順序も含
めて返信する。
【0101】参加希望端末装置では、このProbe Respon
seパケットが受信されると、ネットワーク接続情報と発
光順序を中央処理装置204を介して記憶装置205に
保存する。この手順はSCANタイマが終了するまでの
間に受信した全てのProbe Responseパケットに対して適
用される(S903〜S905)。
【0102】SCANタイマの終了後、参加希望端末装
置は保存しておいた全ての発光順序について、記憶装置
205から1つのネットワークが発光する期間を読み出
し、どのネットワークがどの時間帯で発光するかと言う
発光期間情報に変換する(S906)。図10のような
ネットワーク識別子と発光順序の選択画面1000を端
末装置の表示部201に表示する(S907)。(この
際、同時に各ネットワークの通信状況などの情報を提示
することも考えられる。)この選択画面1000は、そ
れぞれのネットワークを選択するためのGUIを設置す
るための選択ボタン表示領域(1001)、各ネットワ
ークのネットワーク識別子を表示するためのネットワー
ク識別子表示領域(1002)から成る。この選択画面
1000では、利用者(ユーザ)は選択したいネットワ
ーク識別子と同じ行にある選択ボタンをクリックする等
の操作を行うことで、そのネットワークを選択できる。
【0103】また、発光期間情報と中央処理装置204
の内部時計から現在発光しているネットワークを割り出
し、ネットワーク識別子がハイライト表示される(10
03)等の方法により、発光しているネットワークを判
別できるようになっている。所望するネットワークが発
光している期間に現在のネットワークを選択ボタン10
04をクリックすることによってネットワークを選択す
る事もできる(S908)。
【0104】ハイライト表示は、S906において求め
た発光期間を元に、時間を追って変化する。通常ならば
利用者はネットワーク識別子だけを見て参加するネット
ワークを選択するが、この場合どの端末装置がどのネッ
トワークに所属しているかということは容易には確認で
きない。そのため、利用者がある特定の端末装置の所属
するネットワークに参加したいような場合(例えば、あ
る端末装置にファイルを転送したいような場合)に、自
分の所望するネットワークを選択することは困難であ
る。
【0105】しかし、本実施の形態では、所望の端末装
置に設置されている知覚情報提示部203が発光してい
る期間に現在のネットワークを選択ボタン1004をク
リックする等の操作を行う事で、そのネットワークを選
択することができる。その後、参加希望端末装置はJO
IN処理を行うが、これは色情報を用いてネットワーク
に参加するときの処理の流れと同じである(図7参
照)。知覚情報として提示するネットワーク接続情報と
しては、ネットワーク識別子を例として取り上げたが、
「通信チャネル」や「通信速度」等といった情報も考え
られる。
【0106】以上のように、本発明では、各情報端末装
置に動作状況に関する情報やネットワーク接続情報等
を、利用者がより容易に判別できるような色情報や点滅
間隔情報等の知覚情報に変換する手段と、該知覚情報を
情報端末装置の表示部、あるいは別の機構を用いて利用
者に提示する手段と、他の情報端末装置に対して知覚情
報として提示させたい情報の種類を指定する手段と、知
覚情報として提示させる情報の種類を指定する信号を受
信した際に、該信号から知覚情報を抽出して認識する手
段を設け、ある情報端末装置の利用者が動作状況に関す
る情報やネットワーク接続情報等の中で知りたい情報を
指定すると、各情報端末装置がその情報を色情報や点滅
間隔情報等に変換して、全ての情報端末装置に同時にそ
れらの情報を提示させるようにする。
【0107】さらに、各情報端末装置に他の情報端末装
置が提示している知覚情報の中から1つを選択する手段
と、知覚情報からネットワーク接続情報に再変換する手
段を設け、ある情報端末装置が複数存在するネットワー
クの内の1つに参加する際には、利用者が他の情報端末
装置の提示している知覚情報を目視し、その中から所望
のネットワークに所属する情報端末装置の提示している
知覚情報を選択すると、自動的に知覚情報をネットワー
ク接続情報に再変換して、該ネットワーク接続情報を元
にして接続処理を行わせるようにする。
【0108】
【発明の効果】以上に記述したように、本発明によれ
ば、ネットワーク接続情報や各情報端末装置の動作状況
に関する情報、及び各情報端末装置がどのようなコンテ
ンツを配信しているかと言った情報を、従来の文字列や
数値等ではなく色彩情報や点滅間隔情報等の知覚情報に
変換して利用者に提示するので、利用者はより直感的に
これらの情報を識別する事が可能となる。この結果、上
記構成では、操作の手間を低減できるという効果を奏す
る。
【0109】また、知覚情報として提示させたい情報を
一度指定するだけで、全ての情報端末装置が所望の知覚
情報を提示するので、操作が簡略化され、全ての情報端
末装置の情報を同時に参照できるので、ネットワーク全
体としての状況も識別し易くなる。
【0110】さらに、知覚情報は情報端末装置自身にも
提示するように設定できるため、情報端末装置の設置位
置とエラー発生率等の対応もわかりやすくなる。
【0111】ネットワークヘの参加手続き時には、参加
希望の情報端末装置の利用者は、文字列や数値等で表さ
れたネットワーク接続情報を意識する事無く、自分の参
加したいネットワークに所属する情報端末装置の知覚情
報を自局の情報端末装置上の選択画面内で選択するだけ
で、所望のネットワークに接続することが可能となり、
操作が簡略化される上に、利用者の入力誤りによるネッ
トワーク接続処理の失敗も無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の各形態に係る情報端末装
置の機器構成を示すブロック図である。
【図2】上記情報端末装置を用いたネットワークシステ
ムの構成図である。
【図3】上記情報端末装置における提示情報変更画面の
説明図である。
【図4】上記ネットワークシステムの一説明図である。
【図5】上記ネットワークシステムにおけるネットワー
ク識別子から色情報への変換方法の例を示した説明図で
ある。
【図6】上記情報端末装置の、実施の第二形態における
SCAN処理のフローチャートである。
【図7】上記情報端末装置の、実施の第二及び第四形態
におけるJOIN処理のフローチャートである。
【図8】上記情報端末装置の、実施の第二形態における
ネットワーク識別子選択画面の説明図である。
【図9】上記情報端末装置の、実施の第四形態における
SCAN処理のフローチャートである。
【図10】上記情報端末装置の、実施の第四形態におけ
るネットワーク識別子選択画面の説明図である。
【符号の説明】
203 知覚情報提示部(提示手段) 206 知覚情報変換部(変換手段) 207 プロトコル処理部(通信手段) 208 信号送受信部(通信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 智 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中吉 功 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA21 GB02 JA36 JB16 JB17 KA13 LB17 MC02 5E501 AA02 AB15 AC32 BA06 CA03 EA32 FA13 FB28 FB30 5K033 BA01 BA08 DA17 5K042 AA01 DA19 DA27 HA11

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを構成するための通信手段を
    有する情報端末装置であって、 自局の属するネットワーク接続情報を知覚情報に変換す
    る第一変換手段と、 該知覚情報を利用者に提示するための提示手段とを備え
    ていることを特徴とする情報端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報端末装置において、 知覚情報からネットワーク接続情報に再変換する再変換
    手段と、他局から通信手段を介して提示された知覚情報
    の中から1つを選択する第一選択手段と、選択された知
    覚情報をネットワーク接続情報に再変換した上で、該ネ
    ットワーク接続情報を元にネットワークヘの接続処理を
    行う接続処理手段とを備えていることを特徴とする情報
    端末装置。
  3. 【請求項3】ネットワークを構成するための通信手段を
    有する情報端末装置であって、 自局の動作状況に関する現況情報を知覚情報に変換する
    第二変換手段と、 該知覚情報を利用者に提示するための提示手段とを備え
    ていることを特徴とする情報端末装置。
  4. 【請求項4】ネットワークを構成するための通信手段を
    有する情報端末装置であって、 自局が配信しているコンテンツの種類を知覚情報に変換
    する第三変換手段と、 該知覚情報を利用者に提示するための提示手段とを備え
    ていることを特徴とする情報端末装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4の何れかに記載の情報端
    末装置であって、 知覚情報として提示させたい情報の種類を利用者が指定
    するための指定手段と、 指定された情報の種類を提示するように提示手段を制御
    すると共に他局へ配信するように通信手段を制御する提
    示制御手段とを備えていることを特徴とする情報端末装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし4の何れかに記載の情報端
    末装置において、 知覚情報として提示させたい情報の種類を利用者が指定
    するための指定手段と、 指定された情報の種類を他局へ配信するように通信手段
    を制御する配信制御手段とを備えていることを特徴とす
    る情報端末装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載の情報端末装置に
    おいて、 配信された情報の種類に合致する内容を知覚情報として
    利用者に提示するように提示手段を制御する着信制御手
    段を有することを特徴とする情報端末装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7の何れかに記載の情報端
    末装置において、 自局で使用している知覚情報を他局に通知するように通
    信手段を制御する第一通知制御手段を備えていることを
    特徴とする情報端末装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の情報端末装置において、 通知された知覚情報を保持する保持手段と、 保持している知覚情報以外の知覚情報を自局で使用する
    ように選択する第二選択手段とを備えていることを特徴
    とする情報端末装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9の何れかに記載の情報
    端末装置において、 自局が使用している知覚情報の通知が要求されたとき
    に、自局で使用している知覚情報を他局に通知するよう
    に通信手段を制御する第二通知制御手段を備えているこ
    とを特徴とする情報端末装置。
  11. 【請求項11】請求項9に記載の情報端末装置におい
    て、 他局に対して使用している知覚情報の通知を要求する要
    求手段を備えていることを特徴とする情報端末装置。
  12. 【請求項12】請求項8または10に記載の情報端末装
    置において、 通知された知覚情報を保持する保持手段と、 他局から問い合わせを受けたときに、使用している知覚
    情報以外の知覚情報を問い合わせをした他局に対して通
    知するように通信手段を制御する第三通知制御手段とを
    備えていることを特徴とする情報端末装置。
  13. 【請求項13】請求項8または10に記載の情報端末装
    置において、 通知された知覚情報を保持する保持手段と、 他局から問い合わせを受けると、使用している知覚情報
    以外の知覚情報を問い合わせをした他局に対して通知す
    るように通信手段を制御すると共に上記知覚情報を利用
    者に提示するように提示手段を制御する第四通知制御手
    段を備えていることを特徴とする情報端末装置。
  14. 【請求項14】請求項1ないし13の何れかに記載の情
    報端末装置において、 知覚情報は、色情報であることを特徴とする情報端末装
    置。
  15. 【請求項15】請求項1ないし13の何れかに記載の情
    報端末装置において、 知覚情報は、点滅間隔情報であることを特徴とする情報
    端末装置。
  16. 【請求項16】請求項1ないし15の何れかに記載の情
    報端末装置をコンピュータにより実現させることを特徴
    とするプログラム。
  17. 【請求項17】請求項1ないし15の何れかに記載の情
    報端末装置をコンピュータにより実現させるためのプロ
    グラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】請求項1ないし15の何れかに記載の情
    報端末装置を複数有することを特徴とするネットワーク
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010011064A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Kyocera Corp 無線通信端末、無線通信システム

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