JP2003223205A - 工作機械制御装置 - Google Patents

工作機械制御装置

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JP2003223205A
JP2003223205A JP2003010875A JP2003010875A JP2003223205A JP 2003223205 A JP2003223205 A JP 2003223205A JP 2003010875 A JP2003010875 A JP 2003010875A JP 2003010875 A JP2003010875 A JP 2003010875A JP 2003223205 A JP2003223205 A JP 2003223205A
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tool
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JP2003010875A
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Takashi Iwasaki
隆至 岩崎
Atsushi Morita
温 森田
Tomonori Sato
智典 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱に影響されることなく高精度の制御が可
能な工作機械制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 工作機械66の動作を指令する指令値を生成
する指令値生成部64と、工作機械66に取り付けられ
たワークおよび/または工具の、各位置および/または
回転角度を変数とする補正値を予め設定して記憶し、工
作機械66の動作中におけるワークまたは工具の在る位
置または回転角度に応じてそれぞれ対応する上記補正値
を出力する補正データ記憶部67と、補正データ記憶部
67から出力される上記補正値に基づいて工作機械66
を動作させる動作制御部65とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば旋盤、フライ
ス盤等のような工作機械を駆動制御する工作機械制御装
置に係り、特に加工の状態の認識、信頼性の高い異常検
知および精度の良い指令値への追従をそれぞれ可能にす
る工作機械制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図26は例えば三菱電機株式会社製工作
機械制御装置(MELDAS−330HM−V)等に適
用されている従来の工作機械制御装置の要部の概略構成
を示す図である。図において、1は工作機械制御装置の
本体、2はこの本体1の前面に具備された画面、3はメ
ニューの選択、英数字等を入力するための入力キー、4
は画面2に表示される工具マーク、5は工具の移動によ
って描画、表示される機械位置の軌跡である。
【0003】次に動作について説明する。まず、オペレ
ータが入力キー3を操作してトレースモードを選択する
と、画面2上に工具マーク4が表示される。そして、プ
ログラムによる自動運転あるいは手動運転によって工作
機械が駆動されると、画面2上の工具マーク4が移動
し、その移動経路に機械位置の軌跡5が描画される。図
26は工具マーク4が初期位置から移動を始め、最終的
に元の位置に戻ってきた場合を示している。このように
上記従来の工作機械制御装置によれば、トレースモード
を持つことにより、オペレータは工作機械動作経路のチ
ェックが容易に行え、プログラムの作成ミス等も簡単に
発見できるようになされている。
【0004】又、図27は例えば特開昭58−5105
4号公報に示された従来の工作機械制御に適用される工
具異常検知装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、6は制御対象としての工作機械、7はこの工作機
械6上に装着される電動機、8はこの電動機7の駆動力
を伝達する駆動力伝達装置。9は刃物台、10はこの刃
物台9に固定される工具、11は電動機7を駆動制御す
る制御装置、12は電流測定器、13はAD変換器、1
4は積算器、15は切換回路、16は記憶装置、17は
比率演算器、18は比較器、19は設定器、20は警報
装置である。
【0005】次に動作について説明する。まず、工具、
ワーク等が正常な状態で、制御装置11の駆動制御によ
り工作機械6を動作させてモデル加工を行い、ある動作
状態において電動機7を流れる電流値の積算値を、電流
測定器12、AD変換器13および積算器14により求
め、切換回路15を記憶装置16側に切り換えて記憶装
置16にその値を記憶する。そして、実際の加工時に
は、モデル加工時における上記動作状態と同様の状態に
おいて電動機7を流れる電流値の積算値を、上記と同様
の手順で求め、比率演算器17においてこの積算値と記
憶装置16に記憶されている積算値との比を求める。
【0006】次に、比較器18において比率演算器17
で求められた比と、設定器19で予め設定された異常と
見なさない許容範囲の比とを比較し、比率演算器17で
求められた比の方が上回っている場合は警報装置20に
より工具異常の警報を出力する。このように上記従来の
工具異常検知装置によれば、モデル加工時の正常な状態
で、電動機7を流れる電流値を基準値とし、実際の加工
時に電動機7を流れる電流値が基準値からどのくらいず
れるかにより工具異常を判断するようにしているので、
単純なしきい値による判断よりは信頼性の高い判断がで
きるようになされている。
【0007】さらに又、図28は例えば特開昭63−2
69211号公報に示された工作機械制御装置の制御系
の構成を示すブロック図である。図において、21は指
令値発生部、22は制御部、23は補正値推定部、24
は制御対象としての工作機械、25は指令値発生部21
から出力される指令値、26は制御部22から出力され
るモータ電圧等の操作量、27は補正値推定部23から
出力される補正値、28は工作機械24から得れる位
置、速度、電流等の状態量、29は工作機械24の位置
等の出力である。
【0008】上記従来の工作機械制御装置は以上のよう
に構成され、補正値推定部23により工作機械24から
出力される状態量28を基に、この状態量28に応じた
クーロン摩擦量を推定し、この値を工作機械24のいず
れかの軸の進行方向が反転する際に、補正値27として
制御部22に出力し、制御部22はこの補正値27を加
味した操作量26で工作機械24を駆動制御することに
より、進行方向反転時に生じる位置誤差を減少させるよ
うになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図26に示す従来の工
作機械制御装置は以上のように構成され、工具マーク4
の軌跡5を描画するようにしているので、画面2上の表
示からは工具位置の幾何学的な情報しか得られず、加工
状態に関する情報を得ることができないという問題点が
あった。
【0010】又、図27に示す従来の工作機械制御装置
は以上のように構成され、モデル加工時の正常な状態で
電動機7を流れる電流値の積算値を基準値とし、実際の
加工時に流れる電流値の積算値をこの基準値と比較する
ことにより工具異常を判断するようにしているので、電
動機7にノイズが入ると異常と見なしてしまい、また、
電動機7が加工反力の影響を受けにくい場合には異常と
見なされないため、異常検知の信頼性が低くなるという
問題点があった。
【0011】さらに又、図28に示す従来の工作機械制
御装置は以上のように構成され、工作機械24が動作中
の状態量28に基づき、補正値推定部23で補正値を推
定し、制御部22はこの補正値により指令値25を補正
して工作機械を駆動制御するようにしているので、他の
軸の影響や加工等の外乱が加わると正確な補正値が得ら
れず、また、補正値をその都度新たに推定し直している
ので、推定値が雑音の影響を受け易い等という問題点が
あった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、オペレータが画面上の表示から
加工の状態を容易に認識することが可能な工作機械制御
装置を提供することを目的とするものであり、又、より
信頼性の高い異常検知を行うとともに、異常を検知した
場合でもその異常が軽微で修復可能な場合には自動的に
加工再開できるような制御が可能な工作機械制御装置を
提供することを目的とするものであり、さらに又、外乱
に影響されることなく高精度の制御が可能な工作機械制
御装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る工作機械
制御装置は、工作機械の動作を指令する指令値を生成す
る指令値生成部と、上記工作機械に取り付けられたワー
クおよび/または工具の、各位置および/または回転角
度を変数とする補正値を予め設定して記憶し、上記工作
機械の動作中における上記ワークまたは工具の在る位置
または回転角度に応じてそれぞれ対応する上記補正値を
出力する補正データ記憶部と、上記補正データ記憶部か
ら出力される上記補正値に基づいて上記工作機械を動作
させる動作制御部とを備えたものである。
【0014】
【作用】この発明における工作機械制御装置の補正デー
タ記憶部は、工作機械に取り付けられたワークおよび/
または工具の各位置および/または回転角度を変数とす
る補正値を予め設定して記憶し工作機械の動作中におけ
るワークまたは工具の在る位置または回転角度に応じて
それぞれ対応する補正値を出力する。
【0015】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図に基
づいて説明する。図1はこの発明の実施例1における工
作機械制御装置の概略構成を示す図、図2は図1におけ
る画面表示部の構成を示す図、図3は図2における画面
表示部の工作機械稼動中の状態を示す図である。
【0016】図において、31はワーク、32はこのワ
ーク31を加工するための工具、33はこの工具32を
移動するための移動テーブル、34は工具32と移動テ
ーブル33との間に介在される力センサで、例えばスト
レンゲージを組み合わせて3軸方向の力が測定できるよ
うになっている。35は力センサ34で測定された力を
もとに、ワーク31と工具32との間にかかる加工反力
の力ベクトルの方向と大きさを求める力ベクトル計算
部、36は画面表示部、37はこの画面表示部36の前
面に形成される画面、37aは画面37に表示されたワ
ーク画像、37bは画面37に表示された工具画像、3
7cは画面37に表示された力ベクトル画像、38はメ
ニューの選択、英数字等を入力するための入力キーであ
る。
【0017】次に、上記のように構成された実施例1に
おける工作機械制御装置の動作について工作機械が旋盤
の場合を例に説明する。まず、オペレータが入力キー3
8を操作して力ベクトル表示モードを選択すると、図2
に示すように、画面表示部36の画面37にはワーク画
像37a、工具画像37bおよび力ベクトル画像37c
が表示される。次いで、ワーク31が回転駆動され、工
具32が移動テーブル33によって所望の位置に設定さ
れると加工が開始される。
【0018】そうすると、ワーク31と工具32との間
には加工反力が作用し、この加工反力は力センサ34に
よって検出され電気信号として出力される。そして、こ
の電気信号を基にベクトル計算部35においては、力ベ
クトルの方向および大きさが算出される。このようにし
て求められた力ベクトルは、図3に示すように、ワーク
画像37aと実際の工具32に同期して移動する工具画
像37bとの当接位置から、方向と大きさが加味された
力ベクトル画像37cが表示され、これらの工具画像3
7bおよび力ベクトル画像37cは時々刻々変化する加
工状態に伴って変化し表示される。なお、画面37上の
ワーク画像37aおよび工具画像37bは、上位コント
ローラ(図示せず)あるいは装置内に持つCAMデータ
および工作機械を動作させるプログラムの情報をもとに
表示するか、オペレータが好みの形状を入力できるよう
な入力機能を装置内に備えて表示するようにしても良
い。
【0019】このように上記実施例1によれば、画面表
示部36の画面37に、ワーク画像37a、工具画像3
7bおよび力ベクトル画像37cを、加工状態の変化に
応じて表示するようにしているので、オペレータは画面
37上から視覚的に確認できるため、加工状態のチェッ
ク、加工中の異常の発見および加工条件の修正が容易に
行えるようになる。
【0020】実施例2.図4はこの発明の実施例2にお
ける工作機械制御装置の要部の構成を示すブロック図、
図5は図4に示す画面表示部の構成を示す図、図6は図
5に示す力ベクトルを3方向に分解した成分を示す図で
ある。図において、39は工作機械の動作を指令する指
令値を生成して出力する指令値生成部、40a、40
b、40cは位置/速度制御部、41a、41b、41
cは電流制御部である。
【0021】42aはワーク31を回転させる主軸43
aを駆動するための主軸モータ、42bは工具を移動さ
せるX方向送り軸(以下X軸と称す)43bを駆動する
ためのX軸モータ、42cは工具を移動させるZ方向送
り軸(以下Z軸と称す)43cを駆動するためのZ軸モ
ータ、44a、44b、44cは加工時に各モータ42
a、42b、42cを流れる電流から、非加工時に流れ
る電流(以下駆動電流と称す)を分離し、加工に実際に
費やされる電流の値を出力する駆動電流分離部、45は
各駆動電流分離部44a、44b、44cの出力に基づ
いて力ベクトルの方向および大きさを算出する力ベクト
ル計算部、37dは力ベクトルの方向を示すための座標
系、37eはこの座標系37d上に力ベクトル計算部4
5で算出される方向および大きさで表示される力ベクト
ル画像である。
【0022】次に、上記のように構成された実施例2に
おける工作機械制御装置の動作について工作機械が旋盤
の場合を例に説明する。まず、指令値生成部39から指
令が送出されると、各位置/速度制御部40a、40
b、40cおよび各電流制御部41a、41b、41c
を介して、主軸モータ42a、X軸モータ42bおよび
Z軸モータ42cが駆動され、主軸43aが回転してワ
ーク31を回転させるとともに、X軸43bおよびZ軸
43cが回転して工具を所望の位置に移動させ加工が開
始される。
【0023】この時、加工は主軸43aの回転中心に対
して水平方向から行われるため、加工中の主軸モータ4
2a、X軸モータ42bおよびZ軸モータ42cには、
空送り動作時(非加工動作時)に比べて、Y方向、X方
向およびZ方向の切削力に対応するトルクがそれぞれ加
わる。このため、主軸モータ42a、X軸モータ42b
およびZ軸モータ42cには、この加工による電流分が
駆動電流に加算された電流が流れる。
【0024】今、図5に示す力ベクトル37eは、図6
に示すように、X、Y、Z方向の各成分F、F、F
にそれぞれ分解される。そして、これら各成分F
、Fは、それぞれX軸43b、主軸43aおよび
Z軸43cの加工中の切削力による電流増加分から求め
られるということは容易に理解し得るところである。
【0025】したがって、各駆動電流分離部44a、4
4b、44cでは、予め非加工動作時に必要な各モータ
電流、すなわち駆動電流を測定しておき、加工時に主軸
モータ42a、X軸42bおよびZ軸モータ42cに流
れる電流から各駆動電流を減算することにより、加工に
よる各電流増加分を求めて出力し、この出力から力ベク
トル計算部45では切削点における力の各成分F、F
、Fを下記式(1)、(2)、(3)によって求
め、この結果に基づいて画面表示部36の画面37上に
は力ベクトル画像37eが表示される。
【0026】すなわち、 F=i・T・n・・・・・(1) F=i・T/Y ・・・・・(2) F=i・T・n・・・・・(3) 但し、i、i、iはそれぞれX軸モータ42b、
主軸モータ42a、Z軸モータ42cをそれぞれ流れる
電流の増加分、T、T、TはそれぞれX軸モータ
42b、主軸モータ42a、Z軸モータ42cの各トル
ク定数、n、nはそれぞれX軸43b、Z軸43c
の減速比、すなわち機械を単位量移動させるためのモー
タ回転量、Yはワークの半径である。
【0027】このように上記実施例2によれば、力ベク
トル37eを単なる座標系37d上のベクトルとして表
示するようにしたので、オペレータは工具とワークとの
位置関係を意識しながら力ベクトルを確認する必要があ
るが、力の情報を視覚的に確認できるため、加工状態の
チェック、加工中の異常の発見、加工条件の修正等に十
分な効果が得られる。又、力ベクトル37eの各成分F
、F、Fを、それぞれX軸43b、主軸43a、
Z軸43cの加工中の切削力による電流増加分から求め
るようにしているので、上記式(1)、(2)、(3)
で示すように簡単な計算で算出することができる。
【0028】実施例3.なお、上記実施例2によれば、
加工中の切削力による電流増加分から力ベクトルを求め
る場合について説明したが、同一出願人が先に出願した
特願平5−77404号に示される電流フィードフォワ
ードを用いたサーボ系のフィードバック側電流指令値を
用いても良く、上記実施例2の場合と同様に式(1)、
(2)、(3)による簡単な計算で力ベクトルを求める
ことができる。
【0029】実施例4.なお、上記各実施例は旋盤によ
る旋削加工を例にした場合について説明したが、その他
の切削加工においても力ベクトルの表示を行うことがで
きる。図7はエンドミル加工において力ベクトル表示を
行った例を示す図であり、図中、37fは工具としての
エンドミル画像、37gはワーク画像、37hは力ベク
トル画像である。
【0030】このように、例えばマシニングセンタによ
るミーリング加工における力ベクトル画像37hの表示
も、マシニングセンタでは少なくともX、Y、Z方向の
送り軸が存在するため、上記実施例3と同様に加工中の
切削力による電流増加分から求めることから可能にな
る。さらに、主軸モータやC軸等の付加軸モータの電流
値を用いることにより、必要最少限以上の情報が得ら
れ、より信頼性の高い力ベクトル表示が可能となる。
【0031】実施例5.又、エンドミル等のように複数
の刃を持つ工具を回転させて行う加工では、工具の回転
角度により工具から見た刃とワークとの接触点の位置が
変化するため、力ベクトルの方向は正常な切削時でも、
主軸の回転数と工具の刃数の積の周波数fとで周期的に
変化する。したがって、この周波数fあるいはfの整数
分の1倍の周波数に同期したタイミングで力ベクトルを
表示するようにすれば、力ベクトルの変化が少なくなり
切削状況の判断が容易になる。
【0032】実施例6.又、上記実施例5では主軸の回
転数と工具の刃数の積の周波数fあるいはfの整数分の
1倍の周波数に同期したタイミングで力ベクトルを表示
する場合について説明したが、同等の周波数に相当する
時間間隔内における複数の力ベクトルを平均したものを
表示するようにしても、上記実施例5の場合と同様に、
力ベクトルの変化が少なくなり切削状況の判断が容易に
なる。
【0033】実施例7.又、上記各実施例において表示
される各力ベクトルのうち、いずれかを組み合わせて同
時に表示するようにすれば、より多くの情報を得ること
ができさらに有効となる。
【0034】実施例8.又、上記各実施例においては、
工具とワークの接触点に加わる3次元空間上の力ベクト
ルを表示する場合について説明したが、表示するベクト
ルは厳密な空間上ベクトルである必要はなく、複数方向
の力の情報を含むものであればよく、たとえば各モータ
軸に流れる電流値をそのまま仮想的な空間上にプロット
したものや次元の異なるトルクをそのまま1つの画面に
プロットしたものであってもよい。そして、このような
表示を行うことにより、多面的な表示ができるようにな
り状況把握がより有効となる。
【0035】実施例9.図8はこの発明の実施例9にお
ける工作機械制御装置の要部の構成を示す図である。図
において、図4に示す実施例2におけると同様な部分は
同一符号を付して説明を省略する。46は力ベクトル計
算部45で得られる力ベクトルを解析することにより、
加工中における工具の折損、チッピング、工具とワーク
との通常加工開始時以外の衝突、加工中のビビリといっ
た異常状態および工具の摩耗量の状態を認識する加工状
況判定部である。
【0036】以下、加工状況判定部46で行われる各状
態の認識動作について説明する。まず、工具の摩耗が生
じると、切削力は大きくなりベクトルの方向も変化す
る。この変化は緩やかで僅かであるため、ある時間間隔
の切削力ベクトルを平均して高周波の変動成分を取り除
き、その平均ベクトルの時間変化から工具摩耗の大きさ
を認識して出力する。そして、図示しない表示装置によ
り、認識された工具摩耗の大きさは表示される。すなわ
ち、このようにすれば、工具摩耗の様子から工具寿命を
予め判断して、異常に至る前に工具を交換することがで
きる。
【0037】又、工具の折損が生じると、プログラム通
りに工作機械が動作しても工具とワークが離れて加工が
行われない場合がある。このような場合には正常時に比
べ切削力ベクトルが小さくなり、また、刃先のチッピン
グのように軽微な損傷で通常の加工が行われる場合に
は、切削力ベクトルに工具摩耗が急激に進行したような
現象が現れるので、これらをそれぞれ検知して工具の折
損およびチッピングであることを認識して出力し、図示
しない表示装置によって表示する。すなわち、このよう
にすれば、工具の折損およびチッピングが容易に検出で
き、タイミングの良い工具交換が可能になる。
【0038】又、ビビリが生じると、切削力ベクトルは
周波数が高くなり、且つベクトルの大きさおよび方向に
大きなバラツキが生じる。したがってベクトルの大きさ
および方向のバラツキを表す指標となる分散を求め、ま
た、通常の切削状態では、切削力ベクトルの変動にはカ
オス性が見られるが、ビビリが発生すると周期的な成分
が多く見られるため、切削力ベクトルのカオス性を判定
することによってビビリを認識し出力する。又、ビビリ
が生じると、切削力ベクトルの大きさおよび方向に大き
なバラツキが生じ、且つその周波数が高くなる。したが
ってベクトルの大きさおよび方向のバラツキを表す指標
となる分散を求め、ビビリを認識し出力する。そして、
これを図示しない表示装置によって表示する。すなわ
ち、このようにすれば、ビビリを容易に検知することが
でき、例えば切削速度の減少あるいは切り込み量の削減
等といった加工条件の修正を行う等の対策が可能にな
る。又、通常の切削状態では、切削力ベクトルの変動に
はカオス性が見られるが、ビビリが発生すると周期的な
成分が多く見られるため、切削力ベクトルのカオス性を
判定することによってビビリを認識し出力することも可
能である。
【0039】又、工具とワークの通常加工開始時以外の
衝突が生じると、切削力ベクトルは急激に大きく変化す
る。したがって、サンプリング時間毎の切削力ベクトル
の大きさまたは方向が大きく変化した場合、これにより
衝突が発生したことを認識して出力し、これを図示しな
い表示装置によって表示する。すなわち、このようにす
れば、衝突を容易に察知して適切な対策を速やかに行
い、工作機械を早急に停止することができる。
【0040】実施例10.なお、上記実施例9では、各
状態の認識表示については詳しく説明しなかったが、図
9に示すように、画面37にワーク画像37a、工具画
像37bおよび力ベクトル画像37cとともに、認識さ
れた異常、すなわち、例えば衝突であることを示す衝突
マーク37iを表示する。なお、異常マークは予め各認
識内容にそれぞれ応じて特有のマークが設定されてい
る。すなわち、このようにすれば、視覚を通して加工中
の異常の内容を容易に認識することができ、適切な対策
を速やかに実行することができる。
【0041】実施例11.又、上記実施例10では、各
状態の認識表示を予め設定された特有のマークで表示す
る場合について説明したが、例えば画面37に表示され
た工具画像37bあるいは力ベクトル画像37cの色を
変える、点滅させる等、画面37上で視覚的に各現象を
区別して認識できるような手段を採用することにより、
上記実施例10の場合と同様の効果を奏することは言う
までもない。
【0042】実施例12.図10はこの発明の実施例1
2における工作機械制御装置の概略構成を示すブロック
図である。図において、47は加工の動作を記述したプ
ログラム、48はこのプログラム47に基づいて各軸の
動作指令値を生成し出力する指令値生成部、49はこの
指令値生成部48で生成された動作指令値に従って各軸
を動作させ加工を実行する主軸・送り軸駆動部、50は
この主軸・送り軸駆動部49のモータ電流を基に動作中
の異常を検知する異常検知部、51は異常が検知される
と動作シーケンスを開始し、順次その動作指令を指令値
生成部に送出する動作確認シーケンス制御部、52はこ
の動作確認シーケンス制御部51の動作指令と、主軸・
送り軸駆動部49からの動作情報とを基に、機械や工具
の損傷度合いを把握して加工を中止するか、加工のため
のプログラム47を修正するか、あるいはワークや工具
を交換するか等を決定して実行する機械状況判断部であ
る。
【0043】次に、上記のように構成された実施例12
における工作機械制御装置の動作について説明する。ま
ず、指令値生成部48でプログラム47を解釈し、各軸
モータへの動作指令値を生成して出力する。次いで、主
軸・送り軸駆動部49では指令値生成部48から出力さ
れる動作指令値に従って各軸を動作させ加工を実行す
る。一方、異常検知部50では主軸・送り軸駆動部49
のモータ電流を基に、加工動作中の異常、すなわち、衝
突、工具摩耗大、工具損傷、ビビリ等の発生を監視す
る。
【0044】そして、監視の結果、異常検知部50で異
常が検知されると、異常検知部50は指令値生成部48
に異常の状況を送出する。次いで指令値生成部48では
異常の状況に応じて、例えば衝突、工具損傷を検知した
場合には速やかに機械を停止、ビビリを検知した場合に
は加工速度を低下、工具摩耗が許容値に近づいてきた場
合には現加工終了後に工具交換等というように動作指令
値を変更する。
【0045】又、異常検知部50では検知された異常が
衝突、工具損傷といった機械や工具に関する損傷である
場合には、動作確認シーケンス制御部51へもその情報
を送出する。この情報を受けると、動作確認シーケンス
制御部51では動作確認シーケンスを開始し、順次その
動作命令を指令値生成部48に送出する。一方、機械状
況判断部52では、動作確認シーケンス制御部51の動
作命令と主軸・送り軸駆動部49からの情報とを基に、
機械や工具の損傷度合いを把握し、加工を中止するか、
加工のためのプログラム47を修正するか、あるいはワ
ークや工具を交換するか等を決定し実行する。
【0046】次に、動作確認シーケンス制御部51およ
び機械状況判断部52の動作を、図11および図12に
示すフローにしたがって詳細に説明する。動作確認シー
ケンス制御部51により動作確認シーケンスが開始(ス
テップS )されると、まず、エンコーダが正常に動作
しているか否かのエンコーダチェック(ステップS
を行い、異常の場合はその後の加工の実行は不可能と判
断し、機械を停止(ステップS)して動作確認シーケ
ンスを終了する。
【0047】次いで、エンコーダチェック(ステップS
)の結果が正常な場合は、送り軸をこれまで動作させ
てきた方向とは逆方向に1パルス送って1パルス送りチ
ェック(ステップS)を行い、送り軸の動作を確認す
る。そして、異常の場合は上記と同様にその後の加工の
実行は不可能と判断し、機械を停止(ステップS)し
て動作確認シーケンスを終了する。1パルス送りチェッ
ク(ステップS)の結果が正常な場合は、送り軸をこ
れまで動作させてきた方向とは逆方向に、予め設定され
た一定距離だけ送って一定距離送り動作チェック(ステ
ップS)を行い、さらに送り軸の動作を確認する。
【0048】一定距離送り動作チェック(ステップ
)の結果、異常の場合には異常の度合いを評価して
加工動作可能か否かを判断(ステップS)し、加工動
作可能と判断された場合は、異常の度合いから動作の制
限値を設定(ステップS)する。なお、異常の度合い
の評価は、動作指令値に対する位置誤差の大きさ、およ
び必要電流の大きさにより行う。例えば、機械に損傷が
起こり摩擦がやや大きくなった場合、増加した摩擦量は
必要電流の変化分により推定できる。又、動作の制限値
は、摩擦の増加分が僅かである場合、その増加量に応じ
て最大速度、最大加速度の限界値を修正して設定する。
一方、ステップSにより加工動作が不可能と判断され
た場合は、機械を停止(ステップS)して動作確認シ
ーケンスを終了する。
【0049】以上説明したエンコーダチェック(ステッ
プS)、1パルス送りチェック(ステップS)およ
び一定距離送り動作チェック(ステップS)により、
ワークと工具の食い込み等がなく移動が可能であること
が確認できる。次に、送り軸を例えば座標原点等のよう
な安全な位置まで移動(ステップS)させ、その後、
ワークおよび工具をアンロード(ステップS)し、送
り軸動作の衝突の起こらない領域を確保する。そして、
送り軸を予め設定されたシーケンスにより衝突の起こら
ない全域で動作させ、全領域送り動作チェック(ステッ
プS10)を行う。
【0050】全領域送り動作チェック(ステップ
10)の結果、異常の場合には異常の度合いを評価し
て加工動作が可能か否かを判断(ステップS11)し、
加工可能と判断された場合は、異常の度合いから動作の
制限値を設定(ステップS12)する。そして、加工不
可能と判断された場合は、機械を停止(ステップS
し動作確認シーケンスを終了する。一方、全領域送り動
作チェック(ステップS10)の結果、正常と判断され
ると、次いで主軸を回転させて動作指令通りに動作して
いるか否かの主軸動作チェック(ステップS13)を行
う。
【0051】主軸動作チェック(ステップS13)の結
果、異常の場合には異常の度合いを評価して加工動作が
可能か否かを判断(ステップS14)し、加工可能と判
断された場合は、異常の度合いから動作の制限値を設定
(ステップS15)する。そして、加工可能と判断され
た場合は、機械を停止(ステップS)し動作確認シー
ケンスを終了する。一方、主軸動作チェック(ステップ
13)の結果正常と判断されると、ステップSでア
ンロードされたワークおよび工具を再度ロード(ステッ
プS16)させ、工具長さのチェック(ステップ
17)を行う。
【0052】そして、工具が異常であれば工具を交換
(ステップS18)し、再度工具長さのチェック(ステ
ップS18)を行って工具が正常であることを確認した
後、ワーク位置およびワーク形状を予め設定された手順
によりワークチェック(ステップS19)し、異常があ
ればワークを交換(ステップS20)して再度ワークチ
ェック(ステップS19)を行いワークが正常であると
確認されると、工作機械に用意された動作確認ワークを
用いて、ステップS18で確認できた正常な工具により
予め設定された手順で試し削りチェック(ステップS
21)を行い、正常な加工ができるか否かの確認を行
う。
【0053】試し削りチェック(ステップS21)の結
果、正常な加工が実現できなければ、加工動作が不可能
と判断して機械を停止(ステップS)し動作確認シー
ケンスを終了する。一方、正常な加工ができた場合は、
動作確認シーケンスを終了して通常の加工に復旧(ステ
ップS22)する。そしてこの復旧に際しては、動作確
認シーケンス中の各ステップS、S12、S15にお
いて制限値の設定が行われている場合には、その後の加
工は制限値の大きさに応じて加工速度を低下して行う。
【0054】このように上記実施例12によれば、加工
中に異常が検知されると動作確認シーケンスにより機械
の各動作チェックを順次実行し、加工動作が不可能と判
断される場合は機械を停止し、加工動作が可能と判断さ
れる場合には異常の度合いに応じてそれぞれ動作の制限
値を設定し、この制限値の大きさに応じて加工速度を低
下させ復旧するようにしているので、無人運転中に多量
の不良品を発生させることもなく、又、些細な異常で加
工を中止させて生産性を低下させる等といったことも防
止される。
【0055】実施例13.なお、上記実施例12では、
工作機械の加工の段階で発生する可能性のある全ての損
傷を順にチェックする場合について説明したが、検知さ
れる異常の種類に応じて複数の動作確認シーケンスを予
め設定しておき、異常の種類に応じて使い分けるように
しても良い。図13は工具異常を検知した場合の動作確
認シーケンスの例を示すフロー図である。まず、工具異
常検知時動作確認シーケンスが開始(ステップS31
されると、工具チェック(ステップS32)が行われ、
工具が異常であれば工具を交換(ステップS34)して
再度工具チェック(ステップS32)を行って工具が正
常であることを確認する。
【0056】工具が正常であることが確認されると、ワ
ーク位置およびワーク形状を予め設定された手順により
ワークチェック(ステップS35)し、異常があればワ
ークを交換(ステップS36)して再度ワークチェック
(ステップS35)を行いワークが正常であると確認さ
れると、工作機械に用意された動作確認ワークを用い
て、ステップS35で確認できた正常な工具により予め
設定された手順で試し削りチェック(ステップS37
を行い、正常な加工ができるか否かの確認を行う。
【0057】試し削りチェック(ステップS37)の結
果、正常な加工ができた場合は、動作確認シーケンスを
終了して通常の加工に復旧(ステップS39)し、異常
が確認された場合は、工具、ワーク以外の異常が存在す
ると考えられるため、図11に示した全体動作確認シー
ケンスに移行(ステップS38)して他の異常のチェッ
クを行う。このように上記実施例13によれば、検知さ
れる異常の種類に応じて複数の動作確認シーケンスを予
め設定しておき、検知された異常の種類に応じた動作確
認シーケンスにより動作のチェックを実行するようにし
ているので、上記実施例12におけると同様の効果を奏
することは勿論のこと、動作のチェックを短時間で済ま
せることができ、チェック効率ならびに生産性の向上を
図ることが可能になる。
【0058】実施例14.又、上記各実施例12、13
では、試し削りチェックを行うための動作確認用ワーク
については詳しく説明しなかったが、この実施例ではも
う少し詳しく説明する。図14はこの発明の実施例14
における工作機械の要部の構成を示す斜視図であり、図
において、53はマシニングセンタ、54は主軸に取り
付けられた工具、55はワーク、56は通常加工中には
加工の妨げにならない場所に設置され移動可能なワーク
台、57はこのワーク台56に取り付けられた動作確認
用ワークで常備されている。
【0059】試し削りチェックを行う場合、正規のワー
ク55は安全な位置に移動して待避させ、次にワーク台
56を移動させて動作確認用ワーク57を試し削り実行
位置に固定する。そして、この動作確認用ワーク57の
試し削りを行い、加工中における各軸モータ電流、位置
情報等を予め行われた正常加工時のデータと比較するこ
とにより、工作機械の正常、異常の判定を行う。このよ
うに上記実施例14によれば、工作機械自身にワーク5
5とは別に動作確認用ワーク57を常備するようにした
ので、試し削りに手間がかからず、ひいては生産性の向
上に寄与することができる。
【0060】実施例15.図15はこの発明の実施例1
5における工作機械制御装置の概略構成を示すブロック
図である。図において、58は加工の動作を記述したプ
ログラム、59はこのプログラム58を基に通常モード
の動作指令値を生成する通常モード指令値生成部、60
は慎重モードの動作指令値を生成する慎重モード指令値
生成部、61は現状の工作機械の運転状況を判断し、通
常モードあるいは慎重モードのいずれの動作指令値を使
用するかを決める運転状況判断部、62はこの運転状況
判断部61からの情報により動作指令値を選択して出力
する指令値選択部、63はこの指令値選択部62で選択
された動作指令値に従って各軸を動作させる主軸・送り
軸駆動部である。
【0061】次に、上記のように構成された実施例15
における工作機械制御装置の動作について説明する。ま
ず、通常モード指令値生成部59ではプログラム58を
解釈し、各軸モータへの通常モード動作指令値を生成し
て出力する。一方、慎重モード指令値生成部60では予
め設定された慎重モードのパラメータとプログラム58
を基に、通常モード動作指令値より単位時間当たりの切
削量を所望の値だけ低く、すなわち、具体的に例えば送
り速度や加工速度を低下させて設定された慎重モード動
作指令値を生成して出力する。そして、運転状況判断部
61では現在行われている工作機械の運転状況を判断し
て、通常モード動作指令値と慎重モード動作指令値のど
ちらを使用すべきかを決定する。
【0062】このいずれのモードの動作指令値を使用す
べきかの判断は、例えば新たなプログラムで初めて工作
機械を動作させる場合、加工中に異常が検知され復旧後
初めて加工が行われる場合等は慎重モード動作指令値の
方が選択される。このようにして運転状況判断部61で
いずれのモードの動作指令値を使用するかが決められる
と、指令値選択部62ではこの決定を基に動作指令値を
選択して出力する。そして、主軸・送り軸駆動部63は
この選択された動作指令値に従って各軸を動作させ加工
を実行する。このように上記実施例15によれば、通常
モードの動作指令値と慎重モードの動作指令値とを生成
し、運転状況に応じて動作指令値を選択しているので、
些細な異常が発生している場合には、通常モードより例
えば送り速度や加工速度を低下させた慎重モードで運転
されるため、無理な加工が行われることもなく、事故の
発生を防止することができる。
【0063】実施例16.なお、上記実施例15では慎
重モード指令値生成部60が1台で、設定される慎重モ
ード動作指令値が1つの場合について説明したが、慎重
モード指令値生成部を複数台設けて、それぞれにおいて
異なる慎重モード動作指令値を生成し、工作機械の運転
状況に応じてそれらを選択するようにしても良く、上記
実施例15の場合と同様の効果を発揮し得ることは勿論
のこと、さらに細かく異常の状況に対応することができ
るようになる。
【0064】実施例17.又、例えば上記実施例12に
おいて各チェック毎に設定される各制限値を、慎重モー
ド動作指令値として用いるようにしても良く、上記実施
例15の場合と同様の効果を発揮し得ることは勿論のこ
と、慎重モード指令値生成部でわざわざ指令値を生成す
る手間が省けて制御が簡単になる。
【0065】実施例18.図16はこの発明の実施例1
8における工作機械制御装置の概略構成を示すブロック
図、図17は図16における補正データ記憶部に記憶さ
れた補正値を示す図である。図において、64は指令値
発生部、65は制御部、66は制御対象としての工作機
械、67はこの工作機械66に取り付けられたワークま
たは工具の各位置または回転角度に応じて変化する例え
ばクーロン摩擦やバックラッシュの上記各位置にそれぞ
れ対応して設定された補正値を記憶し、工作機械66の
動作中の状態に応じて各補正値を制御部65に送出する
補正データ記憶部である。
【0066】次に、上記のように構成された実施例18
における工作機械制御装置の動作を図18および図19
のフローに基づいて説明する。まず、補正データ記憶部
67は図18に示すように制御が開始されると、工作機
械66からの情報を順次取り込んで、現在の動作位置
(X、Y)の入力(ステップS41)を行い、現在の動
作位置(X、Y)における摩擦の補正値〔F(x、
y)、F(x、y)〕と、バックラッシュの補正値
〔B(x、y)、B (x、y)〕とを、予め設定し
て記憶した図17(A)、(B)から求め(ステップS
42)て、その値を制御部65に順次出力(ステップS
43)する。
【0067】一方、制御部65では図19に示すように
制御が開始されると、指令値発生部64からの動作指令
値を基に、摩擦やバックラッシュの値を考慮に入れて工
作機械66の動作を制御するわけであるが、補正データ
記憶部67から順次出力される摩擦とバックラッシュの
補正値を入力(ステップS51)すると、この補正値を
元来の摩擦やバックラッシュの値にそれぞれ置き換え
(ステップS52、S )て、トルク補正値および位
置補正値とし工作機械66の動作を制御する。
【0068】このように上記実施例15によれば、補正
データ記憶部67に、工作機械66に取り付けられたワ
ークまたは工具の各位置または回転角度に、それぞれ応
じたクーロン摩擦やバックラッシュの補正値を記憶して
おき、この補正値により動作状態にそれぞれ対応した補
正制御を行っているので、例えば状態観測器のモデル化
誤差によって生じる補正値推定誤差等に影響されること
なく、正確な動作制御ができるようになる。
【0069】実施例19.なお、クーロン摩擦やバック
ラッシュは、各軸の回転方向が反転する時に大きく変動
し、同方向の回転を続行している間はあまり変動しない
ので、図20のフロー図に示すように、図19のフロー
図において、ステップS51の動作を行う前に軸の回転
方向が反転したか否かの判断(ステップS61)をし、
反転した時にのみ以下の各ステップS51〜S53を実
行するようにしても良く、上記実施例18と同様の効果
を奏することは勿論のこと、制御が簡略化されるという
効果が得られる。
【0070】実施例20.なお、上記実施例18では、
摩擦やバックラッシュの補正値を、図17(A)、
(B)に示すように動作の領域を有限の区域に分割して
その中心での値としているが、その周辺の値を補完する
ようにすれば、領域の変化点で補正値が急激に変化する
こともなくなり、なめらかな補正制御が可能になる。
【0071】実施例21.図21はこの発明の実施例2
1における工作機械制御装置の概略構成を示すブロック
図である。図において、指令値発生部64、制御部65
および工作機械66は、図16に示す実施例18におけ
ると同様なので同一符号を付して説明を省略する。68
は予め例えば被加工材がアルミニウム、鋼材等というよ
うに加工の内容に対応して設定されたクーロン摩擦やバ
ックラッシュの補正値を記憶し、実行される加工の内容
に応じた補正値を出力する補正データ記憶部、69は実
行される加工の内容を察知して順次補正データ記憶部6
8へ出力する加工仕様記憶部である。
【0072】上記のように構成された実施例21によれ
ば、補正データ記憶部68において、工作機械66に取
り付けられたワークや工具の各位置または回転角度に応
じて変化する例えばクーロン摩擦やバックラッシュの各
位置または回転角度にそれぞれ対応した補正値を、加工
の内容毎に設定して記憶しておき、加工仕様記憶部69
で遂一察知され送出されてくる加工の内容に応じた補正
値を、順次制御部65に出力するようにしているので、
加工内容に影響されることなく正確な制御が可能にな
る。
【0073】実施例22.なお、上記実施例21では、
補正データ記憶部68から制御部65へ出力される補正
値は、工具の位置またはこれに加えて加工の内容にそれ
ぞれ対応したものとして説明したが、例えば補正値の例
として示した図17において、縦軸に工具の種類、横軸
に被加工材料を設定し、これらパラメータにそれぞれ応
じた補正値を予め設定して記憶するようにしても良く、
上記実施例21と同様の効果を奏することは勿論であ
る。
【0074】実施例23.又、上記各実施例では、工具
の位置や回転角度あるいは加工の内容に応じて補正値を
設定する場合について説明したが、これらに加えて工具
の姿勢、工作機械本体の温度、室温、電源投入後の経過
時間等をパラメータとして設定しても良く、さらに木目
細やかな加工制御が可能になる。
【0075】実施例24.又、上記各実施例では、状態
量としてクーロン摩擦やバックラッシュを適用した場合
について説明したが、ロストモーション、移動形状に応
じたドループ量、加工形状や材質に応じて変わるオーバ
ライド量等を状態量として適用できることは言うまでも
ない。
【0076】実施例25.図22はこの発明の実施例2
5における工作機械制御装置の概略構成を示すブロック
図である。図において、図21に示す実施例2における
と同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。70
は図23にフローで示すように複数点での測定に必要な
動作指令値を発生して出力する指令値発生部、71はこ
の指令値発生部からの開始指令により、図24にフロー
で示すように上記複数点でのバックラッシュおよびクー
ロン摩擦の値を求め、この値を補正データ記憶部68に
順次入力して、予め記憶されている補正値を更新する補
正データ更新部である。
【0077】まず、図23に示すように、指令値発生部
70は開始点(Xmin、Ymin)、終了点(X
max、Ymax)および変化量(ΔX、ΔY)を補正
データ更新部71から入力(ステップS71)し、開始
点近傍でX軸およびY軸に対して微小円(φ5mm)運
動指令を与える(ステップS72)とともに、補正デー
タ更新部71へ測定開始を指示(ステップS73)す
る。そして、X軸方向に開始点(Xmin)から終了点
(Xmax)に到達するまで、予め設定された複数の測
定点における運動指令を与える(ステップS74)。次
いで、Y軸方向に開始点(Ymin)から終了点(Y
max)に到達するまで、予め設定された複数の測定点
における運動指令を与え(ステップS75)、両軸方向
の測定が終了すると補正データ更新部72へ測定終了を
指示(ステップS76)する。
【0078】一方、補正データ更新部71では図24に
示すように、まず、指令値発生部70からの測定開始の
指示を確認(ステップS81)する。次いで、軸の方向
が反転(ステップS82)した時のモータ電流の変化か
ら摩擦の大きさを判定(ステップS83)するととも
に、モータに取り付けられたエンコーダとリニアスケー
ルでそれぞれ検出される値の差からバックラッシュを演
算(ステップS84)する。次いで、さらに軸の方向が
反転(ステップS85)した時のモータ電流の変化から
摩擦の大きさを判定(ステップS86)するとともに、
モータに取り付けられたエンコーダとリニアスケールで
それぞれ検出される値の差からバックラッシュを演算
(ステップS87)する。次いで、上記のようにして判
定、演算された各測定点における両反転方向の摩擦およ
びバックラッシュの平均値を求め、補正データ記憶部6
8に順次送出(ステップS88)して記憶させ、補正デ
ータの更新を行う。そして、指令値発生部70からの測
定終了指示が確認(ステップS 89)されると測定を終
了する。
【0079】このように上記実施例25によれば、工作
機械に測定のための動作を実行させ、補正データ更新部
71によりこの動作中における各測定点の摩擦およびバ
ックラッシュを判定、演算し、この値を補正データ記憶
部68に順次記憶させることにより、補正データの更新
を行うようにしているので、工作機械の設置される環境
が変化しても常に正確な動作制御を実行することができ
る。
【0080】実施例26.なお、上記実施例25では、
補正値を求める際に1回の円運動により実行するように
しているが、複数回実行して平均をとるようにすれば、
さらに正確な補正値を得ることができ、正確な動作制御
が可能になる。
【0081】実施例27.又、上記実施例25では、補
正値として両反転方向の値を平均して求めるようにして
いるが、それぞれの方向に対する補正値を別個に記憶さ
せるようにしても良く、上記実施例25と同様の効果を
得ることができる。
【0082】実施例28.図25はこの発明の実施例2
8における工作機械制御装置の概略構成を示すブロック
図である。図において、図22に示す実施例25におけ
ると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。7
2は指令値発生部70で生成される指令値と、工作機械
66の動作状態とから工作機械66の動作誤差を検出
し、この誤差が予め設定された所定の値を越えるとその
結果を補正データ更新部71へ送出して、補正データ更
新を指示する誤差判定部である。
【0083】このように上記実施例28によれば、誤差
判定部72で工作機械66の動作誤差を検出し、この誤
差が予め設定された値を越えると、補正データ更新部7
1に補正データ更新を指示して、上記実施例25で説明
したと同様の動作過程を経て補正データ記憶部に記憶さ
れた補正データを更新するようにしているので、常に適
切な補正値を自動的に生成することができ、さらに正確
な動作制御が可能になる。
【0084】実施例29.なお、上記実施例28では、
工作機械66の動作誤差が所定の値を越えると補正デー
タを更新するようにしているが、誤差の程度に応じて補
正値の更新方法を変更するようにしても良く、例えば誤
差が設定値をやや越えた場合には、すぐには補正値の更
新をせず、しばらく動作を継続し動作中の値から補正値
を学習させ、又、誤差が設定値を大きく越えた場合に
は、すぐに補正値の更新を実施し、又、誤差が設定値を
さらに大きく越えた場合には、補正値の更新はせず、異
常と判断して工作機械66の動作を中止というような方
法をとっても上記実施例28と同様の効果を発揮するこ
とが可能である。
【0085】
【発明の効果】以上のように、この発明の工作機械制御
装置によれば、工作機械の動作を指令する指令値を生成
する指令値生成部と、上記工作機械に取り付けられたワ
ークおよび/または工具の、各位置および/または回転
角度を変数とする補正値を予め設定して記憶し、上記工
作機械の動作中における上記ワークまたは工具の在る位
置または回転角度に応じてそれぞれ対応する上記補正値
を出力する補正データ記憶部と、上記補正データ記憶部
から出力される上記補正値に基づいて上記工作機械を動
作させる動作制御部とを備えたので、補正値推定誤差等
に影響されることなく正確な動作制御が可能な工作機械
制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における工作機械制御装置
の概略構成を示す図である。
【図2】図1における画面表示部の構成を示す図であ
る。
【図3】図2における画面表示部の工作機械稼動中の状
態を示す図である。
【図4】この発明の実施例2における工作機械制御装置
の要部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4における画面表示部の構成を示す図であ
る。
【図6】図5に示す力ベクトルを3方向に分解した成分
を示す図である。
【図7】エンドミル加工において力ベクトル表示を行っ
た例を示す図である。
【図8】この発明の実施例9における工作機械制御装置
の要部の構成を示す図である。
【図9】この発明の実施例10における工作機械制御装
置の画面表示部の表示状態を示す図である。
【図10】この発明の実施例12における工作機械制御
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図11】図10における動作確認シーケンス制御部お
よび機械状況判断部の動作の一部を示すフロー図であ
る。
【図12】図11に示す動作確認シーケンス制御部およ
び機械状況判断部の動作の残部を示すフロー図である。
【図13】工具異常を検知した場合の動作確認シーケン
スの例を示すフロー図である。
【図14】この発明の実施例14における工作機械の要
部の構成を示す斜視図である。
【図15】この発明の実施例15における工作機械制御
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図16】この発明の実施例18における工作機械制御
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図17】図16における補正データ記憶部に記憶され
た補正値を示す図である。
【図18】図16における補正データ記憶部の動作を示
すフロー図である。
【図19】図16における制御部の動作を示すフロー図
である。
【図20】この発明の実施例19における工作機械制御
装置の制御部の動作を示すフロー図である。
【図21】この発明の実施例21における工作機械制御
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図22】この発明の実施例25における工作機械制御
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図23】図22における指令値発生部の動作を示すフ
ロー図である。
【図24】図22における補正データ更新部の動作を示
すフロー図である。
【図25】この発明の実施例28における工作機械制御
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図26】従来の工作機械制御装置の要部の概略構成を
示す図である。
【図27】従来の工作機械制御に適用される工具異常検
知装置の構成を示すブロック図である。
【図28】従来の工作機械制御装置の制御系の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
31、55 ワーク、32、54 工具、35、45
力ベクトル計算部、36 画面表示部、37 画面、3
7a ワーク画像、37b 工具画像、37c 力ベク
トル画像、37d 座標系、37e 力ベクトル、3
9、48 指令値生成部、40a、40b、40c 位
置/速度制御部、41a、41b、41c 電流制御
部、42a 主軸モータ、42b X軸モータ、42c
Z軸モータ、43a 主軸、43b X軸、43c
Z軸、44a、44b、44c 駆動電流分離部、46
加工状況判定部、47、58 プログラム、49、6
3 主軸・送り軸駆動部、50 異常検知部、51 動
作確認シーケンス制御部、52 機械状況判断部、57
動作確認用ワーク、59 通常モード指令値生成部、
60 慎重モード指令値生成部、61 運転状況判断
部、62 指令値選択部、64、70 指令値発生部
(指令値生成部)、65 制御部、66 工作機械、6
7、68 補正データ記憶部、69 加工仕様記憶部、
71 補正データ更新部、72 誤差判定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 智典 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H269 AB01 AB31 BB03 EE06 EE11 FF06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の動作を指令する指令値を生成
    する指令値生成部と、 上記工作機械に取り付けられたワークおよび/または工
    具の、各位置および/または回転角度を変数とする補正
    値を予め設定して記憶し、上記工作機械の動作中におけ
    る上記ワークまたは工具の在る位置または回転角度に応
    じてそれぞれ対応する上記補正値を出力する補正データ
    記憶部と、 上記補正データ記憶部から出力される上記補正値に基づ
    いて上記工作機械を動作させる動作制御部とを備えたこ
    とを特徴とする工作機械制御装置。
  2. 【請求項2】 上記工作機械の設置される環境の変化に
    応じて上記補正データ記憶部に記憶された上記補正値の
    更新を行う補正データ更新部を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の工作機械制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ワークおよび/または工具の複数の
    位置における上記工作機械の動作状態と上記指令値生成
    部で生成される指令値とから上記工作機械の誤差を検出
    し、誤差あるいは誤差の評価値を演算し、その演算結果
    を出力する誤差判定部と、 上記誤差判定部の出力に応じて上記補正データ記憶部に
    記憶された上記補正値の更新を行う補正データ更新部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の工作機械制御
    装置。
  4. 【請求項4】 上記誤差判定部は、上記工作機械の動作
    状態から工作機械の動作誤差を検出し、上記動作誤差が
    予め設定された所定の値を越えるとその結果を上記補正
    データ更新部へ送出して、上記補正データ更新を指示す
    ることを特徴とする請求項3記載の工作機械制御装置。
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