JP2003223055A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003223055A
JP2003223055A JP2002021703A JP2002021703A JP2003223055A JP 2003223055 A JP2003223055 A JP 2003223055A JP 2002021703 A JP2002021703 A JP 2002021703A JP 2002021703 A JP2002021703 A JP 2002021703A JP 2003223055 A JP2003223055 A JP 2003223055A
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bias
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image forming
forming apparatus
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JP2002021703A
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English (en)
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Kazuchika Saeki
和親 佐伯
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、高品質なフルカラー画像形
成装置を提供することである。 【解決手段】 潜像担持体10と、トナー像を形成する
露光手段20と、トナー像を中間転写体40に転写する
一次転写バイアスローラ45と、転写材90に接触して
トナー像を転写材90に二次転写する二次転写ユニット
50と、中間転写体40に接触し二次転写後の残トナー
を正規の帯電極性の逆極性に帯電させるバイアスローラ
42bとを有し、逆極性に帯電させた残トナーを潜像担
持体10に転移させることでクリーニングを行なう画像
形成装置1において、中間転写体40の体積抵抗値をR
v、中間転写体の表面抵抗値をRs、二次転写手段の抵
抗値をR2、帯電手段の抵抗値をRc、二次転写手段に印
加されるバイアス値をV2、クリーニングバイアスロー
ラ42bに印加されるバイアス値をVcとしたとき、R
s>Rv≧R2、Rs>Rv≧Rc、V2≧Vcが成り立つよ
うに設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装
置に関し、詳細には中間転写体を用いたフルカラー画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置では、像担持体(以
下感光体)上に形成されたトナー画像を転写材に転写
し、その後転写材上のトナー画像を定着器により加熱圧
着し定着させる。また、フルカラー画像を形成する装置
としては転写材を転写ドラムなどの転写材担持体に保持
させた状態で、感光体に現像されたイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色を転写材に順次転写し、そ
の後転写材担持体から剥離させた転写材を定着器により
加熱圧着して定着している。
【0003】一方、トナー画像を転写材担持体上の転写
材に転写するのではなく、例えば特開平5−11562
号公報に開示されているように、一旦中間転写体上に重
ねあわせた4色のトナー画像を転写材に一括転写した
後、定着器によって定着する画像形成装置もある。この
装置においては転写材を転写材担持体に保持させる必要
が無いため薄紙(40g/m)や厚紙(200g/
)、はがき、封筒などさまざまな種類の転写材が使
用可能であり、汎用性が高いという利点を有する。中間
転写体としては中間転写ドラム、又は中間転写ベルトが
一般的に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た中間転写体を用いた画像形成装置には次のような問題
点があった。中間転写体に形成されたトナー像は二次転
写手段によって転写材に転移される。このとき、転写材
に転移しきれず中間転写体上に残った残トナーを除去す
る必要がある。この残トナーを除去する方法としては、
特開平5−303310号公報において、中間転写体に
弾性体からなるクリーニングブレードを当接させ、転写
残トナーを掻き取る方法が提案されている。しかしなが
ら、この方法ではブレードの当接時、または離間時の摩
擦抵抗により中間転写体の回動に変動をきたすため、色
ずれやバンディングの発生原因となっていた。また、ク
リーニングブレードによるビビリ音の発生等の異音が問
題となることもあった。これは摩擦係数の上昇する高温
高湿の環境下で顕著である。さらに、長期間の使用にお
いては中間転写体の表層削れという問題も生じる場合が
あった。
【0005】このような課題を解決するための1つの方
法として、残トナー帯電手段を用いて中間転写体上の残
トナーの極性を正規の帯電極性と反対の極性になるよう
に帯電を行ない、一次転写部位にて感光体に転移させ、
感光体側に設けられたクリーニング手段によって回収す
るというものがある。
【0006】しかしながら、この方法を用いた場合にお
いても次のような問題点があった。 二次転写部位から残トナー帯電手段までの距離が、転
写材の送り方向長さよりも短い場合、二次転写が終了す
るまでの間は二次転写電流が中間転写体を通じて残トナ
ー帯電手段に流れこみ、残トナー帯電不足によるクリー
ニング不良が発生する。 上記と同様の条件において、二次転写が終了するま
での間において残トナー帯電手段から二次転写手段に中
間転写体を通じて電流が流れ込み、二次転写不良が発生
する。 残トナー帯電手段として、ファーブラシを用いた場
合、長期の使用においてブラシ内部にトナーが入り込
み、ブラシ抵抗上昇によるクリーニング不良や、溜まっ
たトナーがブラシから落下することでトナー落ち画像の
発生を招く。 クリーニングバイアスとして直流に交流を重畳させる
場合、画像形成装置のプロセススピードによって、その
最適な周波数域が異なる。中間転写体上の残トナーをク
リーニングする際、これらの問題により画像品質の低下
をきたしていた。
【0007】本発明は、高品質なフルカラー画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の像担持体と、第1の像担持体にトナー像を形
成するトナー像形成手段と、第1の像担持体上に形成さ
れたトナー像を中間転写体上に一次転写する一次転写手
段と、第2の像担持体に接触して中間転写体上のトナー
像を第2の像担持体に二次転写する二次転写手段と、中
間転写体に接触し二次転写後の中間転写体上の残トナー
を正規の帯電極性の逆極性に帯電させる帯電手段とを有
し、逆極性に帯電させた残トナーが一次転写部位を通過
する際に第1の像担持体に転移させることで中間転写体
のクリーニングを行う画像形成装置において、中間転写
体の体積抵抗値をRv、中間転写体の表面抵抗値をRs、
二次転写手段の抵抗値をR2、帯電手段の抵抗値をRc、
二次転写手段に印加されるバイアス値をV2、帯電手段
に印加されるバイアス値をVcとしたとき、
【0009】
【式2】Rs>Rv≧R2・・・(1) Rs>Rv≧Rc・・・(2) V2≧Vc・・・・・(3)
【0010】が成り立つことを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の発明では、第1の像
担持体上に形成されたトナー像は、一次転写手段によ
り、第1の像担持体から中間転写体上に転写される。さ
らに第二転写手段により、中間転写体上のトナー像は第
2の像担持体に転写される。第2の像担持体に転写され
なかったトナーは、中間転写体上に残留トナーとして残
る。ところで、トナーの帯電極性は二次転写前と後では
極性の割合が異なり、例えば二次転写前に−極性のトナ
ーであった場合、二次転写後には+極性の残トナーが多
くなる。これは、二次転写時の放電により極性反転する
ためである。そして残トナーは中間転写体の帯電手段に
より、一方の極性の残トナーはクリーニングされるが、
他方の極性の残トナーは、帯電手段により電荷注入が行
われ、さらに電荷量が増大し、第1の像担持体と中間転
写体との接触部において第1の像担持体側へ逆転写され
る。そして、第1の像担持体上のクリーニング装置で残
トナーが除去される。
【0012】(1)のように、中間転写体の表面抵抗値
Rsは、体積抵抗値Rvよりも高くなるようにした。これ
は、表面抵抗値Rsが、体積抵抗値Rvより低いと、二次
転写時の電流が中間転写体の厚み方向に流れ難くなる。
そのため、電流が転写体表面を流れて帯電手段に電流が
流れ込み、中間転写体表面と帯電手段との電位差が小さ
くなるため、残トナーに十分な電荷が注入できず、中間
転写体から第1の像担持体上に残トナーを逆転写できな
いからである。
【0013】また、二次転写手段の抵抗値R2は、中間転
写体の表面抵抗値Rsよりも小さくなるようにした。こ
れは、二次転写手段に高電圧を印加する場合、残トナー
が非常に強く帯電した残トナーとなり、そのため中間転
写体から残トナーが離れなくなり、第1の像担持体上に
逆転写できなくなるからである。これは、帯電手段の抵
抗値Rcについても同様であり、(2)のように帯電手
段の抵抗値Rcは中間転写体の表面抵抗値Rsよりも小さ
くなるようにした。
【0014】さらに、(3)のように、帯電手段に印加
されるバイアスVcは二次転写バイアスV2よりも低く
するようにした。これは、残トナーに非常に強く一方の
極性に帯電したトナーが発生し、中間転写体から残トナ
ーが離れなくなり、第1の像担持体に逆転写できないば
かりでなく、一方の極性に帯電したトナーが、次のプリ
ントのトナー画像が一次転写手段により中間転写体上に
転写されることを阻害するために、次のプリントの画像
に前のプリントと同じネガ残像が発生してしまうからで
ある。
【0015】以上に説明したように、中間転写体、二次
転写手段、帯電手段の抵抗値及び、二次転写手段と帯電
手段のバイアス値を設定することにより、中間転写体上
の残トナーを効率よく第1の像担持体上に逆転写して、
第1の像担持体のクリーニング装置で残トナーをクリー
ニングすることができる。従って、クリーニング不良や
ネガ残像の発生しない高品質なフルカラー画像を得るこ
とができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、帯電手段は中間
転写体に対し接離可能な回転体であることを特徴とす
る。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明と同様の作用効果を奏するとともに、中間転写体
上の残トナーをクリーニングする際には、バイアスロー
ラによって一方の極性に帯電させた回転体を中間転写体
に接触させ、残トナーを掻き取る。残トナーのクリーニ
ングが終了後は、回転体を中間転写体から退避させる。
このように、必要に応じて帯電手段が中間転写体に対し
て接離可能なので、帯電手段による中間転写体の表面の
磨耗を防止でき、従って転写体表面の残トナーのクリー
ニングを効果的にでき、また中間転写体の表面の磨耗に
よる画像の汚れを防ぐことができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、帯電手段の抵抗
値Rcは10〜10Ωであることを特徴とする。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載に発明と同様の作用効果を奏するとともに、帯電
手段である回転体の抵抗値が10Ωより小さいと、回
転体とバイアスローラとの電位差が少なくなるため、残
トナーの回収性能、即ち回転体からバイアスローラへの
残トナーの転移性が低下する。従って、回転体に残トナ
ーが滞留してしまい、−極性の残トナーの回収が低下す
るとともに、帯電量が0に近いトナーや、+極性に帯電
している残トナーへの電荷注入が十分に行われずに、ク
リーニング不良が発生する。一方、回転体の抵抗値が1
Ωを超えると、通常の印加バイアスの範囲では電流
不足により電荷注入が十分行われず、クリーニング不良
となる。また、電圧を上げると電流は流れるようになる
が、高電圧による放電が発生し、部分的に+帯電量の大
きい残トナーが発生する。このように強く+帯電した残
トナーは中間転写体との間に静電的吸着力が強く発生
し、第1の像担持体への転移ができなくなり、クリーニ
ング不良となる。従って、帯電手段の抵抗値を10
10Ωの範囲とすることで、クリーニング不良のない
良好な画像を得ることができた。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
の何れかに記載の画像形成装置において、二次転写手段
は中間転写体に対し接離可能な回転体であることを特徴
とする。
【0021】この請求項4に記載の発明では、請求項1
から3の何れかに記載の発明と同様の作用効果を奏する
とともに、二次転写手段の回転体は通常中間転写体から
離間しているが、中間転写体に形成された4色の重ね画
像を第2の像担持体に一括転写するときにタイミングを
取って押圧され、高圧電源によって所定のバイアス電圧
を印加することにより第2の像担持体への転写を行う。
【0022】第2の像担持体に転写された4色重ね画像
は定着手段で定着されたあと排紙される。複数色のカラ
ー連続プリント時には、第2の像担持体の後端が二次転
写手段を十分通過するタイミングでバイアス電圧がオフ
され、その後次ページの中間転写体上のトナーを二次転
写手段に付着させないために、接離機構によって中間転
写体より離間される。また、単枚プリント又は連続プリ
ント時の最終頁の二次転写終了時には、二次転写手段の
回転体を中間転写体に接したまま、転写バイアスとは逆
極性のバイアスを印加する。そして転写バイアスと同極
性のバイアスを印加することにより、二次転写手段に付
着したトナーのクリーニングを行うことができる。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
の何れかに記載の画像形成装置において、二次転写手段
の抵抗値R2は10〜1010Ωであることを特徴とす
る。
【0024】この請求項5に記載の発明では、請求項1
から4の何れかに記載の発明と同様の作用効果を奏する
とともに、試験の結果、二次転写手段の抵抗値を10
〜1010Ωとすることにより、二次転写位置での良好
な転写性を得ることができるとともに、効果的に残トナ
ーのクリーニングを行うことができた。
【0025】請求項6に記載の発明は、請求項1から5
の何れかに記載の画像形成装置において、中間転写体の
体積抵抗値Rvが10〜1012Ω、かつ表面抵抗値R
sが1010〜1015Ωの範囲であることを特徴とす
る。
【0026】この請求項6に記載の発明では、請求項1
から5の何れかに記載の発明と同様の作用効果を奏する
とともに、中間転写体上で残トナーへの+帯電化が平均
的に行われず、第1の像担持体へ残トナーがスムーズに
逆転写されず、従ってクリーニング不良が生じていた。
これは、中間転写体の体積抵抗値Rvが1012Ωを超
えるか、又は表面抵抗値Rsが1015Ωを超えると、
一次転写手段又は二次転写手段により印加される電圧の
影響により、中間転写体が帯電してしまう。中間転写体
が帯電してしまうと、帯電手段が中間転写体表面に接触
して残トナーをクリーニングする際に、帯電手段のクリ
ーニングローラと中間転写体との間に電位差が小さくな
るために、残トナーに十分な電荷注入ができなかったか
らである。
【0027】また、中間転写体の体積抵抗値Rvが10
Ωを下回ると、帯電手段のクリーニングローラから中
間転写体表面に電流が流れ易くなるが、安定した電位差
を保つことができず、残トナーへの電荷注入が不安定と
なり、残トナーの+帯電化が平均的に行われず、同じ理
由によりクリーニング不良が発生するので、体積抵抗値
Rvを10Ω以上とした。さらに、表面抵抗値Rsが1
10Ωを下回ると、二次転写時の電流が中間転写体の
厚み方向に流れ難くなり、電流が転写体表面を流れて帯
電手段に電流が流れ込み、中間転写体表面と帯電手段と
の電位差が小さくなるため、残トナーに十分な電荷が注
入できず、そのため中間転写体から第1の像担持体上に
残トナーを逆転写できず、クリーニング不良が発生する
ので、表面抵抗値Rsを1010Ω以上とした。以上の
理由により、中間転写体の体積抵抗値Rvが10〜1
12Ω、かつ表面抵抗値Rsが1010〜1015Ω
の範囲とすることで、クリーニング不良のない良好な画
像が得られた。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
の何れかに記載の画像形成装置において、帯電手段に印
加されるバイアスは、直流バイアスであることを特徴と
する。
【0029】この請求項7に記載の発明では、請求項1
から6の何れかに記載の発明と同様の作用効果を奏する
とともに、帯電手段に印加されるバイアスを直流バイア
スとすることにより、交流バイアスを重畳印加させる場
合に比べ低コスト化が図れる。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項1から6
の何れかに記載の画像形成装置において、帯電手段に印
加されるバイアスは、直流バイアスと交流バイアスを重
畳させ、その周波数はプロセス速度の5〜30倍である
ことを特徴とする。
【0031】この請求項8に記載の発明では、請求項1
から6の何れかに記載の発明と同様の作用効果を奏する
とともに、帯電手段に印加されるバイアスを直流バイア
スと交流バイアスを重畳させることにより、残トナー層
を交番電界によって攪拌し、電荷注入をまんべんなく行
うことができ、また交番電界によって過帯電トナーの発
生を防止できる。この2点について検討した結果、プロ
セス速度に対する周波数の比が重要であることが分かっ
た。実験の結果、周波数はプロセス速度の5倍以上、好
ましくはプロセス速度の7倍以上必要であることが分か
った。また逆にプロセス速度の30倍を超えると、交番
電界のかかる間隔が短くすぎて、トナー攪拌効果が劣る
ことが分かった。このように、帯電手段に印加されるバ
イアスを直流バイアスと交流バイアスを重畳させ、その
周波数をプロセス速度の5〜30倍とすることで、クリ
ーニング不良のない良好な画像が得られた。
【0032】
【発明の実施の形態】
【実施例1】図11は中間転写体を中間転写ベルトとし
た、この発明の一実施例を示すカラー画像形成装置であ
る。10はトナー像を形成する潜像担持体であり、潜像
担持体10は図において矢印の方向に回転する感光体ベ
ルト11と、駆動ローラ14および従動ローラ15、1
6が設けられており、この感光体ベルト11の回りには
感光体クリーニングユニット12、帯電器13、露光手
段20、中間転写体40、などが配置されている。
【0033】現像手段30はイエロー現像器31Y、マ
ゼンタ現像器31M、シアン現像器31C、ブラック現
像器31Kの4個の現像器から構成される。フルカラー
画像形成時はイエロー現像器31Y、マゼンタ現像器3
1M、シアン現像器31C、ブラック現像器31Kの順
で可視像を形成し、各色の可視像が中間転写ベルト41
に順次重ね転写(以下一次転写と呼ぶ)されることでフ
ルカラー画像が形成される。中間転写体40は、中間転
写ベルト41と、駆動ローラ44、一次転写バイアスロ
ーラ45、および従動ローラ46および47により構成
されており、図示しない駆動モータによって駆動される
ようになっている。
【0034】中間転写ベルト41の端部にはベルト位置
検出マーク49が設けられており、マークセンサ43に
よってマークが検出されたタイミングで各色の画像形成
プロセスを開始することにより、各色画像の正確な色重
ねが可能となる。二次転写ユニット50は、二次転写バ
イアスローラ51、および二次転写バイアスローラ51
を中間転写ベルト41に対して接離させる図示しない接
離機構などで構成されており、転写材90の裏面に当接
しバイアスを印加することで二次転写を行う。
【0035】二次転写バイアスローラ51はSUS等の
金属製芯金上に、導電性材料によって10〜1010
Ωの抵抗値に調整されたウレタン等の弾性体を被覆する
ことで構成されており、この構成のまま使用しても良い
し、必要に応じてその表面にフッ素樹脂等の高離型性フ
ィルムを被覆しても良い。
【0036】なお、高圧電源100は、図1に示すよう
に、極性の異なるバイアスを印加するバイアス印加手段
102と極性を制御するバイアス極性制御手段101と
から構成されている。転写材90は給紙ローラ81a、
レジストローラ82によって,中間転写ベルト41面の
4色重ね画像の先端部が二次転写位置に到達するタイミ
ングに合わせて給紙される。
【0037】二次転写バイアスローラ51は駆動ギヤ
(図示しない)によって駆動力が与えられており、その
周速は中間転写ベルト41の周速に対して、略同一とな
るよう調整されている。二次転写バイアスローラ51は
通常中間転写ベルト41面から離間しているが、中間転
写ベルト41面に形成された4色の重ね画像を転写材9
0に一括転写するときにタイミングを取って押圧され、
高圧電源100によって所定のバイアス電圧を印加する
ことにより転写材90への転写を行う。
【0038】転写材90に転写された4色重ね画像は、
定着手段17で定着されたあと排紙される。複数色のカ
ラー連続プリント時には、転写材90後端が二次転写バ
イアスローラ51を十分通過するタイミングでバイアス
電圧がオフされ、その後、次ページの中間転写ベルト4
1上のトナーを付着させないために、接離機構によって
中間転写ベルト41より離間される。
【0039】また、単枚プリントあるいは連続プリント
時の最終ページの二次転写終了時には、二次転写バイア
スローラ51を中間転写ベルト41面から離間させず、
転写バイアスとは逆極性のクリーニングバイアス(本実
施例では−1kV)を一定時間印加(本実施例では転写
ローラ4回転相当時間)し、さらに続けて転写バイアス
と同極性のバイアス(本実施例では1kV)を一定時間
印加(本実施例では転写ローラ2回転相当時間)するこ
とで、二次転写バイアスローラ51表面に付着したトナ
ーを中間転写ベルト41に転移させ、二次転写バイアス
ローラ51表面に付着したトナーのクリーニングを行
う。なお、二次転写バイアスローラ51から中間転写ベ
ルト41に転移させられたトナーはベルトクリーニング
ユニット42によって中間転写ベルト41から回収され
る。
【0040】ベルトクリーニングユニット42は、クリ
ーニングブラシ42a、バイアスローラ42b、クリー
ニングブレード42cおよびクリーニングブラシ42a
を中間転写ベルト41に対して接離させる図示しない接
離機構などで構成されている。本実施例で用いたクリー
ニングブラシ42aは、200テックス/50フィラメ
ント、密度は100000本/inch(15500本/
cm)、ブラシ径はφ16mm、芯金径φ10mm、
毛足長さは6mmとした。ブラシ材質としてPETにカ
ーボンブラックを混錬して抵抗調整した繊維を用いた。
ブラシ抵抗の測定は金属平板にブラシを、その毛先が1
mm食込むように固定し、芯金に1kV印加した時の電
流値から算出した。本実施例のブラシ抵抗値は前述した
方法で5×10Ωと測定されたものを用いた。ブラシ
抵抗値の使用可能範囲は検討の結果、10〜10Ω
であることが分かった。
【0041】ここで、ベルトクリーニングユニット42
の動作を説明する。フルカラー画像を形成するときは、
中間転写ベルト41上に4色のトナー画像が形成される
まで、接離機構によって中間転写ベルト41面から離間
させられており、中間転写ベルト41上の画像が転写材
90に二次転写された後の残トナーがベルトクリーニン
グユニット42に到達するタイミングに合わせ、中間転
写ベルト41に当接される。クリーニングブラシ42a
は当接するタイミングに合わせ、図示しないクラッチに
より回動されると同時に、バイアスローラ42bには高
圧電源110によってクリーニングバイアスが印加され
る。本実施例ではクリーニングバイアスとして、800
Vの定電圧印加を行った。
【0042】なお、クリーニングバイアスの検討を行っ
た結果、600〜1300Vの範囲で使用可能なことが
わかった。ところでトナーの帯電極性は本実施例の場
合、二次転写前までは−極性であるが二次転写後の残ト
ナー極性は+極性が多く含まれる。これは二次転写時の
放電により極性反転するためで、二次転写バイアスを高
くすると+極性トナーの割合も多くなる。このように+
極性に帯電した残トナーが一次転写ニップ部に到達する
と、一次転写バイアスローラ45により形成された転写
電界により、通常の一次転写とは逆に中間転写ベルト4
1から感光体ベルト11に転移する。
【0043】二次転写後の残トナーの極性は必ずしも全
てが+極性ではなく、−極性や帯電量が0に近いものも
混在しており、残トナー帯電量を測定したところ−10
〜+10[μC/g]であった。これは転写材90の材質
やその吸湿状態、二次転写が行われる環境などによって
残トナーの受ける放電状態が変化するからである。この
ため、前述したようにクリーニングブラシ42aに正極
のクリーニングバイアスを印加することによって、−極
性の残トナーはクリーニングブラシ42aに吸着し、そ
の後クリーニングブラシ42aとバイアスローラ42b
との電位差で残トナーはバイアスローラ42bに移動す
る。
【0044】バイアスローラ42bに移動した残トナー
は、クリーニングブレード42cによって掻き落とされ
る。帯電量が0に近いものや、+極性に帯電している残
トナーは、クリーニングブラシ42aには吸着されない
ため電荷注入のみが行われ、平均的に+極性に帯電され
ることで中間転写ベルト41上の残トナーを感光体ベル
ト11に転移させることが可能となる。本実施例では、
クリーニングブラシ42a通過後の残トナー帯電量は+
20〜+40[μC/g]であった。この一連の動作の概
略を図2に示した。また、クリーニングバイアスとクリ
ーニングブラシ42a通過後のトナー帯電量の関係を図
3に示した。
【0045】ところで、クリーニングブラシ42aの抵
抗値は、前述したように10Ω以下にすると、バイア
スローラ42bとの電位差が小さくなるため、トナー回
収性能、即ちクリーニングブラシ42aからバイアスロ
ーラ42bへの残トナーの転移性が低下してしまう。そ
の結果、クリーニングブラシ42aに残トナーが滞留し
てしまい、−極性に帯電している残トナーの回収が困難
になると同時に、帯電量が0に近いものや、+極性に帯
電している残トナーへの電荷注入が十分に行えず、感光
体ベルト11への転移ができなくなるためクリーニング
不良が発生する。
【0046】一方、クリーニングブラシ42aの抵抗値
が10Ωを超えると、前述した印加バイアスの範囲で
は電流不足により残トナーへの電荷注入が十分に行われ
ず感光体ベルト11への転移ができなくなるためクリー
ニング不良となる。ここで、電圧を上げると電流は流れ
るようになるが、高電圧による放電が発生し部分的に+
帯電量の大きい、具体的には60[μC/g]以上の残ト
ナーが発生してしまう。このように強く+帯電した残ト
ナーは中間転写ベルト41との間に静電的吸着力が強く
発生し、中間転写ベルト41から残トナーが離れなくな
り、感光体ベルト11への転移ができなくなるためクリ
ーニング不良となる。したがって、クリーニングブラシ
42aの抵抗値範囲は10〜10Ωであることが望
ましい。
【0047】ところで、中間転写ベルト41に用いる材
質としては、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE
(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリ
イミド)、PC(ポリカーボネート)等にカーボンブラ
ック等の導電性材料を分散させ樹脂フィルム状のエンド
レスベルトとしたものを用いることができる。なお、必
要に応じて中間転写ベルト41の表面に離型層をコート
しても良い。コートに用いる材料としては、ETFE
(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE
(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデ
ン)、PEA(パ−フルオロアルコキシフッ素樹脂)、
FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合
体)、PVF(フッ化ビニル)等のフッ素樹脂が使用で
きるが、これに限定されるものではない。また、上述し
たような樹脂フィルムベルト以外に、弾性層を有する中
間転写体を用いることも可能である。
【0048】弾性層を有する中間転写ベルト41の材料
としてはゴム、エラストマー、樹脂等が使用可能であ
り、例えばゴム、エラストマーとしては、天然ゴム、エ
ピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、
イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエ
ンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチ
レン−プロピレンコポリマー、クロロプレンゴム、クロ
ロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、アク
リロニトリルブタジエンゴム、ウレタンゴム、シンジオ
タクチック1,2−ポリブタジエン、水素化ニトリルゴ
ム及び熱可塑性エラストマー(例えばポリスチレン系、
ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン
系、ポリアミド系、ポリエステル系及びフッ素樹脂系)
等から1種類あるいは2種類以上を用いることができ
る。
【0049】また、樹脂としてはフェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリウレタ
ン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエ
ン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、ポリウレ
タン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ケトン樹脂、
ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチル
スチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸
エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−
アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オク
チル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合
体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(ス
チレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸エチル共重合体及びスチレン−メタクリル酸フ
ェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸
メチル共重合体及びスチレンアクリロニトリル−アクリ
ル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンま
たはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、
メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、ア
クリル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アク
リル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂変性アクリル樹脂及びアクリル・ウレタン樹脂等)、
塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹
脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂及び
変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等から1種類あるい
は2種類以上を用いることができる。
【0050】また、中間転写ベルト41の抵抗を調整す
るために、前述したゴム、エラストマーおよび樹脂に各
種導電剤を添加することも可能である。導電剤として
は、カーボン、アルミニウムやニッケル等の金属粉末、
酸化チタン等の金属酸化物、4級アンモニウム塩含有ポ
リメタクリル酸メチル、ポリビニルアニリン、ポリビニ
ルピロール、ポリジアセチレン、ポリエチレンイミン、
含硼素高分子化合物及びポリピロール等の導電性高分子
化合物等から1種類あるいは2種類以上を用いることが
できる。
【0051】ところで弾性を有する前述した材質を中間
転写ベルト41として用いる場合には、その伸びを防止
するために芯体層120を設けることが好ましい。図4
に示すように、弾性層121を芯体層120上に積層し
たり、図5に示すように弾性体層中に芯体層120を埋
設したりすることにより、弾性層121を補強してベル
ト状とする。芯体層120としては、樹脂をフィルム形
状にしたものや繊維を用いることが好ましい。
【0052】樹脂をフィルム形状にした芯体層120に
は、公知の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー及び熱
硬化性樹脂等を挙げることができ、具体的には、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエーテル樹
脂、ポリビニル系樹脂、ポリビニリデン系樹脂、ポリエ
ーテルエーテルケトン樹脂、ポリスルホン樹脂等の樹脂
を使用することができる。この場合、上記樹脂芯体層1
20は、上述した樹脂を複数積層して形成してもよく、
また、後述する繊維層と併用することも可能である。
【0053】繊維を用いた芯体層120には、公知の織
布や不織布を用いて形成することができ、具体的には、
麻,毛,絹,綿等の天然繊維、ビスコース等の再生繊
維、ポリエステル,ナイロン(ナイロン6、66、46
等),ビニロン、塩化ビニリデン,ポリオレフィン(ポ
リエチレン,ポリプロピレン等),ポリクラーク等の合
成繊維、アセテート等の半合成繊維、アラミド繊維、ポ
リビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維等
の所謂高機能性繊維の織布や不織布を使用することがで
きる。この場合、織布の布構造としては、平織、斜文
織、朱子織、及びこれらを組み合わせたものなど、適宜
選択することができるが、特に堅牢性、経済性等の点か
ら平織構造の織布が好ましく用いられる。
【0054】繊維芯体層120は、織布や不職布を複数
積層した複数層構造の芯体層120としてもよく、その
際、繊維芯体層120の厚みは、0.01〜1.5mm
の範囲が好ましく、とくに0.05〜0.5mmの範囲
であることがより好ましい。繊維芯体層120の厚みが
0.01mm未満であると、この繊維芯体層120の伸
び防止としての機能が乏しくなり、伸び等の変形が生じ
てしまうため位置ずれ等の画質不良の原因となる。一
方、1.5mmを超えるとベルトとしての柔軟性が損な
われ、ベルトの回転駆動がスムーズに行うことができな
くなる。
【0055】さらに、弾性体層上に感光体の汚染(ブリ
ード)防止、トナー固着(フィルミング)防止、トナー
の帯電制御、表面抵抗の調整、摩擦係数の制御等の目的
で、種々の樹脂からなる表面被覆層122を形成するこ
とが好ましい。この表面被覆層122を形成する樹脂と
しては、公知の材料から適宜選定して用いることがで
き、具体的には、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹
脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、
エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、アル
キッド樹脂、メラミン樹脂、ケトン樹脂、アイオノマー
樹脂、ポリブタジエン樹脂、塩素化ポリエチレン、塩化
ビニリデン樹脂、アクリル・ウレタン樹脂、アクリル・
シリコーン樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂、塩化ビニ
ル・酢酸ビニル樹脂、スチレン・アクリル樹脂、スチレ
ン・ブタジエン樹脂、スチレン・マレイン酸樹脂、エチ
レン・アクリル樹脂などが使用でき、これらの1種又は
2種以上を混合して用いることができる。
【0056】本実施例で用いた中間転写ベルト41は、
NBRゴムとEPDMゴムをそれぞれ75重量部、25
重量部混錬させたゴムコンパウンドを用いた。導電剤と
してはカーボンブラックを20重量部添加した。このゴ
ムコンパウンドのチューブを円筒状の金型の外周に被せ
た後、接着剤を塗布した直径100μmのポリエステル
糸を平織にしたエンドレス形状の芯体層120を被せ、
さらに上記ゴムコンパウンドを積層させ加硫を行った。
加硫終了後、その表面にMEK(メチルエチルケトン)
中にポリウレタン100重量部、PTFE微粉末60重
量部を混錬させた塗料をスプレー塗工し、溶液除去のた
めの乾燥工程経て表面被覆層122を形成した中間転写
ベルト41を得た。
【0057】次に、中間転写ベルト41の体積抵抗値R
vおよび表面抵抗値Rsについて説明する。中間転写ベ
ルト41の抵抗測定方法は、デジタル超高抵抗微少電流
計(アドバンテスト社製:R8340A)にプローブ
(内側電極直径50mm,リング電極内径60mm:J
IS-K6911準拠)を接続し、中間転写ベルト41
の表裏に1000V(表面抵抗値は500V)の電圧を印
加してdischarge5sec、charge 1
0secで測定を行った。その結果、中間転写ベルト4
1の体積抵抗値Rvおよび表面抵抗値Rsは、体積抵抗値
Rvが10〜10 12Ω、かつ表面抵抗値Rsが10
10〜1015Ωの範囲で、中間転写ベルト41上のク
リーニングが良好に行えることが分かった。
【0058】つまり、中間転写ベルト41の体積抵抗値
Rvが上記範囲を超えると、一次転写バイアスローラ4
5又は二次転写バイアスローラ51の影響により中間転
写ベルト41が帯電してしまう。この帯電電位によって
ベルトクリーニングユニット42のバイアスバイアスロ
ーラ42bと中間転写ベルト41との電位差が小さくな
るため、残トナーに十分な電荷注入ができず、感光体ベ
ルト11への転移が困難となるためクリーニング不良が
発生する。
【0059】また、体積抵抗値Rvが上記範囲を下回る
と、帯電電位の減衰が早くなるメリットが生じるが、電
流が流れ易くなる一方、クリーニングブラシ42aと中
間転写ベルト41との電位差が保持しにくくなり、残ト
ナーへの電荷注入が不安定となる。このため、残トナー
の+帯電化が平均的に行われず、感光体ベルト11への
転移が困難となるためクリーニング不良が発生してしま
う。
【0060】また、表面抵抗値Rsが上記範囲を超える
と、体積抵抗値Rvと同様に表面に帯電電位が残留する
ためクリーニング不良が発生したり、本実施例のように
残トナー帯電手段としてクリーニングブラシ42aを用
いたりした場合には、ブラシが中間転写ベルト41の表
面を摺刷した跡が残留電位として残り、次プリント時の
画像にブラシ掃き目が発生することがわかった。
【0061】逆に表面抵抗値Rsが上記範囲を下回った
り、表面抵抗値Rsが体積抵抗値Rvより低くなったりす
ると、二次転写バイアスローラ51で発生した電流が中
間転写ベルト41の厚み方向に流れにくく、中間転写ベ
ルト41の表面上を流れる。二次転写と中間転写ベルト
41のクリーニングが同時に行なわれている間は、クリ
ーニングブラシ42aに転写電流が回り込み、見かけ上
バイアスバイアスローラ42bと中間転写ベルト41と
の電位差が小さくなるため、残トナーに十分な電荷注入
ができずクリーニング不良が発生する。二次転写からク
リーニングブラシ42aへの流入電流と、中間転写ベル
ト41の表面抵抗値Rsと体積抵抗値Rvの差との関係を
図6に示した。
【0062】ここで、二次転写バイアスローラ51の抵
抗値R2について説明する。二次転写バイアスローラ5
1の抵抗値は10〜1010Ωの範囲が望ましい。こ
の範囲を超えると電流が流れ難くなるため、必要な転写
性を得る為にはより高電圧を印加しなければならなくな
り、二次転写バイアスローラ51にて放電が起こり、残
トナーに非常に強く+帯電したトナーが発生する。その
ため、中間転写ベルト41との静電吸着力により感光体
ベルト11に転移できずクリーニング不良となる。この
現象は二次転写バイアスローラ51の抵抗値R2よりも
中間転写ベルト41の表面抵抗値Rsが低いとより顕著
となる。したがって、二次転写バイアスローラ51の抵
抗値R2と中間転写ベルト41の表面抵抗値Rsの関係
は、Rs>R2でなければならない(図7)。
【0063】ところで、二次転写バイアスローラ51の
抵抗値R2の測定は、導電性の金属製板に二次転写バイ
アスローラ51を設置し、芯金両端部に片側4.9N
(両側で合計9.8N)の荷重を掛けた状態にて、芯金
と前記金属製板との間に1000Vの電圧を印加した時
に流れる電流値から算出した。また、ベルトクリーニン
グユニット42のクリーニングバイアスローラ42bの
抵抗値Rcも二次転写バイアスローラ51の抵抗値R2
と同様に、中間転写ベルト41の表面抵抗値Rsよりも
低くなければならない。
【0064】さらに、クリーニングバイアスVcは二次
転写バイアスV2よりも低く設定する必要がある。これ
は残トナーに非常に強く+帯電したトナーが発生し、中
間転写ベルト41との静電吸着力により感光体ベルト1
1に転移できずクリーニング不良が発生するだけでな
く、この+帯電したトナーが、本来の正規帯電トナー画
像の中間転写ベルト41への一次転写を阻害するため、
次プリントの画像に前プリントの画像と同じネガ(反
転)残像が発生してしまうからである。表1に二次転写
バイアスとクリーニングバイアスとの差とネガ残像との
関係を示した。
【0065】
【表1】 (○はネガ残像発生、△はネガ残像微かに発生、×はネ
ガ残像発生せず。)
【0066】以上のように中間転写ベルト、二次転写バ
イアスローラ、クリーニングブラシの抵抗値およびバイ
アス値を設定することで、クリーニング不良およびネガ
残像の発生しない画像が得られた。
【0067】
【実施例2】実施例1との違いは、クリーニングバイア
スVcとして直流バイアスと交流バイアスを重畳させた
ものを用いたことである。この時、重畳させる交流バイ
アスは定電流で制御され、その周波数は画像形成装置の
プロセス速度の5倍以上、好ましくは周波数がプロセス
速度の7倍以上30倍以下とした。他の部分は全て同様
であるため省略する。
【0068】直流バイアスと交流バイアスを重畳させる
利点を以下に挙げる。 残トナー層を交番電界によって攪拌し、電荷注入をま
んべんなく行うことができる。 交番電界によって過帯電トナーの発生を防止できる。 実施例1のように、クリーニングブラシ42aを用い
た場合にはブラシ内部に入り込んだ残トナーを吐き出さ
せることができるので、常にトナー汚れの無い状態でク
リーニングが可能となる(図8)。 これらは、特に残トナーが多い場合や、紙詰まり等によ
って中間転写ベルト41上のトナーが転写されずにその
まま残った場合において有効である。
【0069】上記およびに関して検討を進めた結
果、プロセス速度(mm/sec)に対する周波数の比が重要
であることが判明した。すなわち1sec当りに何回の交番
電界が掛かるかによって、上記及びの効果に差が生
じた。前述した観点から実験を行った結果、周波数は画
像形成装置のプロセス速度の5倍以上、好ましくは周波
数がプロセス速度の7倍以上必要であることが明らかに
なった。逆にプロセス速度の30倍を越えると交番電界
の掛かる間隔が短すぎて、トナー攪拌効果が劣ることが
判明した。これはトナー粒子が電界に対し追従できない
ためと推測される。したがって周波数はプロセス速度の
30倍以下でなければならない。以上説明したようにク
リーニングバイアスVcとして直流バイアスと交流バイ
アスを重畳し、その周波数を画像形成装置1のプロセス
速度の5倍以上30倍以下に設定することで、クリーニ
ング不良の無い良好な画像が長期に渡って得られた。
【0070】
【実施例3】実施例1および実施例2との違いは、クリ
ーニングブラシ42aの代わりにクリーニングローラ1
30を用いた点であり、他の部分は全て同様であり、実
施例1および実施例2と同様の作用効果が得られた。ク
リーニングローラ130は二次転写バイアスローラ51
と同様、SUS等の金属製芯金上に、導電性材料によっ
て10〜1010Ωの抵抗値に調整されたウレタン等
の弾性体を被覆することで構成されており、この構成の
まま使用しても良いし、必要に応じてその表面にフッ素
樹脂等の高離型性フィルムを被覆しても良い。図9に示
すように、クリーニングローラ130として発泡弾性体
ローラを用いた場合には、その発泡セル内にトナーが入
り込みやすい。この場合には、前述した実施例2の如く
交流バイアスを重畳することで、セル内に入り込んだ残
トナーも容易に取り除くことができる。
【0071】
【実施例4】実施例1乃至3との違いは、中間転写体と
して中間転写ドラム140を用いたことである(図1
0)。中間転写ドラム140に用いる円筒形状の導電性
基体141は、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅等の
金属または合金、またカーボン等を含有させた導電性樹
脂を用いることが可能であり、その製造方法としては、
前述した円筒形状の導電性基体141上にゴム、エラス
トマーまたは樹脂を注入成形、溶融成形、スプレー塗工
することで弾性層142を形成する。実施例1で述べた
ように弾性層121上に表面被覆層122を設けること
が望ましい。本実施例のように中間転写体に中間転写ド
ラム140を用いた場合においても、実施例1と同様の
各抵抗値とバイアスの関係を維持することでクリーニン
グ不良の無い良好な画像が長期に渡って得られた。
【0072】尚、以上説明した実施例は、本発明の理解
を容易にするために記載されたものであって、本発明を
限定するものではない。たとえば、上述した実施例で
は、第1の像担持体として感光体ベルトを用いて説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、感光体
ドラム等、全ての像担持体に適用可能である。さらに、
二次転写手段として転写ローラを用いたが、回転型転写
ブラシなどの回転型接触転写方式はもちろんのこと、転
写ブラシ、転写ブレード、転写プレートなどの転写方式
でも本発明を適用可能である。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、中間転写
体、二次転写手段、帯電手段の抵抗値及び、二次転写手
段と帯電手段のバイアス値を設定することにより、中間
転写体上の残トナーを効率よく第1の像担持体上に逆転
写して、第1の像担持体のクリーニング装置で残トナー
をクリーニングすることができる。従って、クリーニン
グ不良やネガ残像の発生しない高品質なフルカラー画像
を得ることができる。
【0074】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様の効果を奏するとともに、必要に応じて
帯電手段が中間転写体に対して接離可能なので、帯電手
段による中間転写体の表面の磨耗を防止でき、従って転
写体表面の残トナーのクリーニングを効果的にでき、ま
た中間転写体の表面の磨耗による画像の汚れを防ぐこと
ができる。
【0075】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載に発明と同様の効果を奏するとともに、帯電手
段の抵抗値を10〜10Ωの範囲とすることで、ク
リーニング不良のない良好な画像を得ることができた。
【0076】請求項4に記載の発明では、請求項1から
3の何れかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、二次転写手段に付着したトナーのクリーニングを行
うことができる。
【0077】請求項5に記載の発明では、請求項1から
4の何れかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、二次転写手段の抵抗値を10〜1010Ωとする
ことにより、二次転写位置での良好な転写性を得ること
ができるとともに、残トナーのクリーニングも効果的に
できた。
【0078】請求項6に記載の発明では、請求項1から
5の何れかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、中間転写体の体積抵抗値が10〜1012Ω、か
つ表面抵抗値が1010〜1015Ωの範囲とすること
で、クリーニング不良のない良好な画像が得られた。
【0079】請求項7に記載の発明では、請求項1から
6の何れかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、帯電手段に印加されるバイアスを直流バイアスとす
ることにより、交流バイアスを重畳印加させる場合に比
べ低コスト化が図れる。
【0080】請求項8に記載の発明では、請求項1から
6の何れかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、帯電手段に印加されるバイアスを直流バイアスと交
流バイアスを重畳させ、その周波数をプロセス速度の5
〜30倍とすることで、クリーニング不良のない良好な
画像が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図11の二次転写手段の構成を概略的に示す図
である。
【図2】本実施例のクリーニング動作を示す図である。
【図3】本実施例のクリーニングバイアスとクリーニン
グブラシ通過後のトナー帯電量との関係を示すグラフ図
である。
【図4】本実施例の中間転写ベルトの一形態を示すグラ
フ図である。
【図5】本実施例の中間転写ベルトの一形態を示すグラ
フ図である。
【図6】二次転写からクリーニングブラシへの流入電流
と、中間転写ベルトの表面抵抗と体積抵抗の差との関係
を示す図である。
【図7】残トナー量と、中間転写ベルトの表面抵抗と二
次転写ローラの抵抗との差の関係を示すグラフ図であ
る。
【図8】交流バイアスを重畳した時のブラシ内部のトナ
ー挙動を説明する図である。
【図9】実施例3に用いるクリーニングローラの斜視図
である。
【図10】実施例4の中間転写ドラムを概略的に示す断
面図である。
【図11】本発明のフルカラー画像形成装置の全体図で
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置 10 潜像担持体(第1の像担持体) 20 露光手段(トナー像形成手段) 40 中間転写体 42b クリーニングバイアスローラ(帯電手段) 45 一次転写バイアスローラ(一次転写手段) 50 二次転写ユニット(二次転写手段) 90 転写材(第2の像担持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H200 FA02 FA04 GA24 GA34 GA44 GA47 GB13 GB25 HA02 HB12 JA02 JA25 JA26 JA27 JA28 JB10 JC04 JC09 JC12 JC15 JC16 JC17 LA17 LA29 LB12 LB18 LB35 LB36 LB38 MA03 MA04 MB01 MB04 MB05 MB06 MC01 MC11 NA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の像担持体と、第1の像担持体にト
    ナー像を形成するトナー像形成手段と、第1の像担持体
    上に形成されたトナー像を中間転写体上に一次転写する
    一次転写手段と、第2の像担持体に接触して中間転写体
    上のトナー像を第2の像担持体に二次転写する二次転写
    手段と、中間転写体に接触し二次転写後の中間転写体上
    の残トナーを正規の帯電極性の逆極性に帯電させる帯電
    手段とを有し、逆極性に帯電させた残トナーが一次転写
    部位を通過する際に第1の像担持体に転移させることで
    中間転写体のクリーニングを行う画像形成装置におい
    て、中間転写体の体積抵抗値をRv、中間転写体の表面
    抵抗値をRs、二次転写手段の抵抗値をR2、帯電手段の
    抵抗値をRc、二次転写手段に印加されるバイアス値を
    V2、帯電手段に印加されるバイアス値をVcとしたと
    き、 【式1】Rs>Rv≧R2・・・(1) Rs>Rv≧Rc・・・(2) V2≧Vc・・・・・(3) が成り立つことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 帯電手段は、中間転写体に対し接離可能
    な回転体であることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 帯電手段の抵抗値Rcは、10〜10
    Ωであることを特徴とする請求項1乃至2記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 二次転写手段は、中間転写体に対し接離
    可能な回転体であることを特徴とする請求項1乃至3記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 二次転写手段の抵抗値R2は、10〜1
    10Ωであることを特徴とする請求項1乃至4記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 中間転写体の体積抵抗値Rvが、10
    〜1012Ω、かつ表面抵抗値Rsが1010〜10
    15Ωの範囲であることを特徴とする請求項1乃至5記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 帯電手段に印加されるバイアスは、直流
    バイアスであることを特徴とする請求項1乃至6記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 帯電手段に印加されるバイアスは、直流
    バイアスと交流バイアスを重畳させ、その周波数はプロ
    セス速度の5〜30倍であることを特徴とする請求項1
    乃至6記載の画像形成装置。
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