JP2003222490A - 顕熱交換器 - Google Patents

顕熱交換器

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Publication number
JP2003222490A
JP2003222490A JP2002023082A JP2002023082A JP2003222490A JP 2003222490 A JP2003222490 A JP 2003222490A JP 2002023082 A JP2002023082 A JP 2002023082A JP 2002023082 A JP2002023082 A JP 2002023082A JP 2003222490 A JP2003222490 A JP 2003222490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
folded
sheet
heat exchanger
sensible heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002023082A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Okano
浩志 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seibu Giken Co Ltd
Original Assignee
Seibu Giken Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seibu Giken Co Ltd filed Critical Seibu Giken Co Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】互いに熱交換する2つの気体相互の混合のない
顕熱交換器を提供しようとするものである。 【解決手段】ライナーシート1とコルゲートシート2と
を交互に積層し、かつコルゲートの方向が交互に異なる
ように積層されたものであって、ライナーシート1の端
部を折り返して折り曲げ部4を形成する。この折り曲げ
部4でコルゲートシート2の端部を覆うようにし、折り
返したライナーシート1の端部と重ねられた他のライナ
ーシート1とを接着するようにした。互いに積層された
ライナーシート1同士は端部の折り返し部4で接着さ
れ、折り返し部4の大きさを確実な接着に必要な面積と
設定することができ、確実な接着を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば除湿空調
装置や他の産業用などに用いられる 顕熱交換器に関す
るものである。そして本発明の顕熱交換器は特に内部で
水を気化させる冷却装置への応用に特に適する。
【0002】
【従来の技術】顕熱交換器には回転式などの蓄熱媒体が
移動するものと直交型などの蓄熱媒体が静止したものに
区分されている。これらの顕熱交換器のうち回転式のも
のは一般的には熱交換効率が高い反面、熱交換を行う2
つの気体流の間で数%の混合が発生するとされ、直交型
のものは熱交換効率が低い反面、熱交換を行う2つの気
体流の間で混合がないとされている。
【0003】直交型のものには多くの種類があるが、こ
こで典型的なコルゲートタイプの説明を行う。コルゲー
トタイプのものは図3にしめすように、合成樹脂フィル
ムやアルミニウムなどの金属箔よりなるライナーシート
1とコルゲートシート2とを交互に積層し、またコルゲ
ートシート2の方向を交互に90度異ならせたものであ
る。
【0004】このためライナーシート1とコルゲートシ
ート2とを互いに接着しておけば熱交換を行う2つの気
体間では全く混合が生じない筈のものである。しかもこ
のような形状の直交型顕熱交換器は量産性が高いため多
用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ライナ
ーシート1とコルゲートシート2とを互いに接着する場
合に隙間のない完全な接着が困難である。つまり一般的
なコルゲート成型装置はシート材をその断面がサインカ
ーブ状になるように成型するものであり、コルゲートシ
ート2の頂点とライナーシート1とは線接触になるた
め、接着面積が小さく部分的に接着されていないことが
ある。このため2つの気体流路の間で混合を生じ、相互
に気体が混合する場合があるという問題がある。
【0006】特に熱交換器の一方の通路内部に水を噴霧
し、水を熱交換器内部で気化させて他方を通過する気体
を冷却させるようなものにあっては、相互に気体が混合
すると他方の通路内の気体の湿度が上がったり、甚だし
い場合は水が他方の通路内に漏れることがある。
【0007】本発明は以上の問題点に着目したものであ
り、2つの気体流路間で相互に混合のない直交型の顕熱
交換器を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本件発明は以上のような
課題を解決するため、ライナーシートの端部を折り返し
て、その折り返し部で積層された他のライナーシートの
端部と接着するようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は
ライナーシートとコルゲートシートとを交互に積層し、
かつコルゲートの方向が交互に異なるように積層された
ものであって、ライナーシートの端部を折り返してコル
ゲートシートの端部を覆うようにし、折り返したライナ
ーシートの端部と重ねられた他のライナーシートとを接
着するようにしたものであり、互いに積層されたライナ
ーシート同士は端部において折り返し部で接着され、折
り返し部の大きさを確実な接着に必要な面積と設定する
ことができるという作用を有する。
【0010】
【実施例】以下本発明の顕熱交換器の実施例について図
に沿って詳細に説明する。図1は本発明の顕熱交換器の
実施例における斜視図であり、図2は同部分拡大図であ
る。図1及び図2において1はライナーシートであり、
2はコルゲートシートである。
【0011】ライナーシート1の端部3は直角に2個所
で曲げられ、折り返し部4を形成している。端部3の高
さh1はコルゲートシート2の波高h2とほぼ等しく形成
されている。そして折り返し部4は積層されたライナー
シート1と確実に接着するのに十分な面積に設定されて
いる。
【0012】つまりライナーシート1は平坦なシートの
両端を直角に2箇所曲げることによって両端を折り返
し、端部3と折り返し部4を形成されている。この状態
では折り返し部4の先端は固定されていない。そしてこ
のようにして形成された凹部内にコルゲートシート2が
挿入されている。
【0013】コルゲートシート2が挿入されたライナー
シート1は複数段、ライナーシート1の方向が交互に9
0度ずれるように積層される。そして積層された後で各
端面に接着剤が塗布される。ライナーシート1の折り返
し部4は積層されたライナーシート1と接しており、こ
の接触部分には部分的に隙間を生じるため毛細管が形成
される。塗布された接着剤は毛管現象によって上記隙間
に入って行き、ライナーシート1同士が確実に接着され
る。あるいは折り返し部4の上面に接着剤を塗布しなが
ら積層する方法によることもできる。
【0014】つまりライナーシート1の折り返し部4は
平面であり、積層されたライナーシート1も平面である
ため平面同士の接着となり、しかもライナーシート1の
折り返し部4はライナーシート1の原反からの切り出し
長さを長くすることよって要求される面積を確保するこ
とができるため、この接着は確実なものとすることがで
きる。
【0015】このようにライナーシート1同士を端部に
おいて確実に接着することによって、2つの通路間の空
気の混合をなくすことができる。万一、接着後に2つの
通路間の混合が発見された場合は、ライナーシート1の
折り返し部4と積層されたライナーシート1との間の隙
間が接着剤によって完全に塞がれていないのであり、再
度接着剤を塗布することによって簡単に混合を塞ぐこと
ができる。
【0016】以上の接着工程で使用される接着剤として
は、ライナーシート1が硬い場合は硬化によって体積の
あまり変化しないエポキシ系接着剤が適する。ライナー
シート1の折り返し部4は先端が固定されていないた
め、ライナーシート1として特別硬い材料を用いなかっ
た場合、先端は自由に曲がる状態である。
【0017】従って接着工程で使用される接着剤として
硬化の際に体積が減少方向に変化しても折り返し部4は
先端が接着剤に追随して容易に曲がり、隙間が生じるこ
とはない。また以上の実施例ではライナーシート1の間
にコルゲートシート2を入れる例を示したが、コルゲー
トシート2はライナーシート1間のスペーサーとして機
能しているのであり、これ以外にパイプを並べてライナ
ーシート1間のスペーサーとしてもよい。
【0018】さらにライナーシート1の折り返し部4の
曲げを直角より少なく曲げることによって組立前の状態
では折り返し部4の先端が浮いた状態にしておき、折り
返し部4に接着剤を塗布して積層した時に上から押し下
げる力を加えるようにすると、折り返し部4の先端はそ
れが接するライナーシート1と密着するため、隙間のな
い接着ができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の顕熱交換器は上記の如く構成し
たので、ライナーシートの折り曲げ部と積層されたライ
ナーシートを接着することができ、ライナーシート同士
の接着によって直交型の顕熱交換器を得ることができる
ため、平面同士の接着となり確実に接着することができ
る。このため2つの通路間で気体の混合を完全に無くす
ことができる。
【0020】またライナーシートの折り曲げ部の面積は
自由に設定可能であるため、接着性を考慮して面積を設
定することができる。
【0021】また上記のように組立前に折り曲げ部の先
端が浮く状態にし、接着時に顕熱交換器全体を押し縮め
るようにすると折り曲げ部の先端が接着相手のライナー
シートと密着するため、隙間のない確実な接着が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顕熱交換器の実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の顕熱交換器の実施例を示す部分拡大図
である。
【図3】従来の顕熱交換器の斜視図である。
【符号の説明】
1 ライナーシート 2 コルゲートシート 3 端部 4 折り返し部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライナーシートとスペーサーとを交互に積
    層したものであって、前記ライナーシートの端部を折り
    返して前記スペーサーの端部を覆うようにし、前記折り
    返したライナーシートの端部と重ねられた他のライナー
    シートとを接着するようにした顕熱交換器。
  2. 【請求項2】接着は積層したライナーシートの端部に接
    着剤を塗布することによって積層されたライナーシート
    間に接着剤が毛管現象で入るようにした請求項1記載の
    顕熱交換器。
  3. 【請求項3】スペーサーはシート材をコルゲート加工し
    たものである請求項1記載の顕熱交換器。
JP2002023082A 2002-01-31 2002-01-31 顕熱交換器 Pending JP2003222490A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008088159A1 (en) * 2007-01-16 2008-07-24 Chan Bong Lee Heat conduction unit with improved laminar

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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