JP2003222022A - エンジン冷却構造 - Google Patents

エンジン冷却構造

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JP2003222022A
JP2003222022A JP2003002544A JP2003002544A JP2003222022A JP 2003222022 A JP2003222022 A JP 2003222022A JP 2003002544 A JP2003002544 A JP 2003002544A JP 2003002544 A JP2003002544 A JP 2003002544A JP 2003222022 A JP2003222022 A JP 2003222022A
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JP
Japan
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cooling water
engine
cylinder block
passage
engine body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2003002544A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kubo
雅彦 久保
Hirobumi Azuma
博文 東
Kiyoshi Hatano
清 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの冷態始動時における暖機時間を容
易に短縮させる。 【解決手段】 エンジンのシリンダブロック3には、そ
の長手方向に延びる冷却水ジャケット5、6と冷却水通
路9とが一体的に形成され、エンジンの冷態始動時に
は、冷却水ポンプから吐出された冷却水は冷却水ジャケ
ット5、6内及びシリンダヘッドに形成された冷却水ジ
ャケット内を図の左方から右方へ流れた後、冷却水通路
9の他端13から冷却水通路9内を図の右方から左方へ
流れて、冷却水ポンプに吸い込まれ、冷却水が循環す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷エンジンの構
成、とくに、冷態始動時におけるエンジンの暖機時間を
短縮させるための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの冷態始動時に暖機時間を短縮
化することは、排気浄化触媒の昇温促進及び冷却水を利
用した暖房性能の向上をもたらすことができるが、エン
ジンの一側面、例えば、前面からエンジンへ冷却水を供
給して、エンジンの他側面、例えば、後面から冷却水を
排出させる従来のクロスフロー式エンジンにおいては、
実公平6−14030号公報に例示されているように、
シリンダヘッドの後側端面から排出された冷却水を、エ
ンジン本体から離れてエンジンの長手方向に沿い設置さ
れた冷却水出口配管により、エンジン前側のラジエータ
へ導き、あるいは、サーモスタットからラジエータをバ
イパスして冷却水ポンプへ導くように構成されており、
この場合、冷却水は比較的長い冷却水出口配管内を流れ
ながら放熱するため、冷却水温度の上昇が抑制されて、
エンジンの暖機が遅れるという不具合があった。
【0003】また、シリンダブロックにおける冷却水ジ
ャケットを比較的浅くして、冷却水ジャケットを小容量
化することにより循環する冷却水量を低減させ、エンジ
ンの冷態始動時における冷却水の昇温を早めることも考
えられるが、冷却水ジャケットの小容量化は冷却水の受
熱面積を狭めることとなって、冷却水の昇温作用が必ず
しも良好とはならないので、実際にはエンジンの暖機促
進効果は不十分となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エン
ジンの冷態始動時における暖機時間を容易に短縮させよ
うとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るエンジン冷却構造は、エンジン本体の一端に配置され
た冷却水ポンプと、上記エンジン本体に形成されて上記
冷却水ポンプから吐出された冷却水を上記エンジン本体
の上記一端側から他端側に向かって導く冷却水ジャケッ
トと、上記冷却水ジャケットの下方で上記エンジン本体
のシリンダブロックと一体的に形成されて上記冷却水ジ
ャケット内を流通した上記冷却水を上記エンジン本体の
上記他端側から上記冷却水ポンプへ導く冷却水通路とを
有している。
【0006】すなわち、エンジン本体の一端に配置され
た冷却水ポンプから吐出された冷却水は、エンジン本体
に形成された冷却水ジャケットによりエンジン本体の一
端側から他端側に向かって導かれ、冷却水ジャケット内
を流通した冷却水は冷却水通路により冷却水ポンプへ導
かれるが、冷却水通路が冷却水ジャケットの下方でエン
ジン本体のシリンダブロックと一体的に形成されている
ため、冷却水通路を流れる冷却水は従来装置のように放
熱することが抑制される結果、エンジンの冷態始動時に
冷却水温度を比較的早く上昇させることができて、暖機
時間を容易に短縮させることが可能となり、また、エン
ジン全体をコンパクトに構成させることができるように
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施形
態例について説明する。車両1に搭載された水冷式横置
き直列4シリンダエンジン2はシリンダブロック3及び
シリンダヘッド4からなるエンジン本体をそなえ、シリ
ンダブロック3には、シリンダヘッド4に隣接してその
長手方向に延びる冷却水ジャケット5、6が一体成形さ
れており、この場合、冷却水ジャケット5、6は比較的
浅く、例えば、図示しないピストンの下死点時における
ピストンリングの位置より上方に冷却水ジャケット5、
6の下端が配置されるように形成されている。
【0008】また、冷却水ジャケット5、6の長手方向
に適宜間隔をおいてシリンダブロック3に形成された多
数の連通路7により、シリンダヘッド4に一体成形され
てその長手方向に延びる冷却水ジャケット8と冷却水ジ
ャケット5、6とがそれぞれ連通されている。
【0009】さらに、シリンダブロック3には、冷却水
ジャケット5に沿ってその下方に冷却水通路9が一体的
に形成されて、シリンダブロック3の前面に配設された
冷却水ポンプ10の吸入口に冷却水通路9の一端11が
連結されている一方、シリンダブロック3の後面側に配
設されたサーモスタット12に冷却水通路9の他端13
が連結され、サーモスタット12はシリンダヘッド4に
おける冷却水ジャケット8の後端側と連結されると共
に、ラジエータ14のアッパータンクへ連結され、ラジ
エータ14のロアタンクと冷却水通路9の他端13とが
連結され、冷却水ポンプ10の吐出口と冷却水ジャケッ
ト5、6の前端側とが連結されている。
【0010】従って、図中に矢印で示されているよう
に、エンジン2の稼動時に冷却水ポンプ10から吐出さ
れた冷却水は、シリンダブロック3の冷却水ジャケット
5、6内をその長手方向に沿ってシリンダブロック3の
後面側へ流れると同時に、各連通路7を通ってシリンダ
ヘッド4の冷却水ジャケット8内へ流入し、さらに冷却
水ジャケット8内をその長手方向に沿ってシリンダヘッ
ド4の後面側へ流れるが、エンジン2の冷態始動時には
サーモスタット12によりラジエータ14への流れが遮
断されているので、冷却水は冷却水通路9の他端13か
ら冷却水通路9内を通って冷却水ポンプ10の吸入口へ
戻され、冷却水が循環する。
【0011】すなわち、冷却水通路9がシリンダブロッ
ク3と一体的に形成されているため、冷却水が冷却水通
路9内を流れるときの冷却水の放熱は最小限に抑制され
るので、エンジン2の冷態始動時における冷却水温度の
上昇が効果的に促進されて、エンジン2の暖機が容易に
早められる結果、排気浄化触媒の昇温時間を短縮させ
て、触媒による排気浄化特性を確実に向上させることが
でき、かつ、冷却水を利用した暖房性能の向上を図るこ
とができる長所がある。
【0012】また、冷却水ジャケット5、6は比較的浅
く形成されて、冷却水ジャケット5、6を循環する冷却
水量が比較的少ないため、この面からもエンジン2の冷
態始動時における暖機の促進を助長できると同時に、エ
ンジン2の軽量化を図ることができる。
【0013】さらに、冷却水ジャケット5、6が比較的
浅く形成されていても、シリンダブロック3には冷却水
ジャケット5の下方に冷却水通路9が一体的に形成され
ているため、シリンダブロック3の剛性低下を容易に防
止することが可能となる特別な効果がある外、冷却水通
路9がシリンダブロック3と一体的に形成されているた
め、シリンダブロックの外側に冷却水の戻り通路が設け
られた上記従来装置と比較すると、エンジン2全体をコ
ンパクトに構成して、車両1への搭載が容易となる利点
がある。
【0014】なお、図6によく示されているように、各
シリンダボア間に入り込んだ冷却水通路9の内壁面9a
は水平面内における曲率が比較的大きく設定されている
ので、各シリンダボア間に冷却水が淀んで、シリンダラ
イナの温度分布が不均一となるおそれをなくしている。
【0015】
【発明の効果】本発明にかかるエンジン冷却構造にあっ
ては、冷却水ジャケット内を流通した冷却水は、冷却水
ジャケットの下方でシリンダブロックと一体的に形成さ
れた冷却水通路により冷却水ポンプへ導かれ、冷却水通
路を流れる冷却水は従来装置のように放熱することが抑
制されるため、エンジンの冷態始動時に冷却水温度を比
較的早く上昇させることができて、暖機時間を容易に短
縮させることにより、触媒による排気浄化機能を確実に
高め、かつ、冷却水を利用した暖房性能の向上を図るこ
とが可能となり、また、エンジン全体をコンパクトに構
成させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略上面図。
【図2】上記実施形態例の要部斜視図。
【図3】図2の III−III 縦断面図。
【図4】上記実施形態例における冷却水路の概念的説明
図。
【図5】上記実施形態例における冷却水路の斜視図。
【図6】図3のVI−VI横断面図。
【符号の説明】
2 エンジン 3 シリンダブロック 4 シリンダヘッド 5、6、8 冷却水ジャケット 9 冷却水通路 10 冷却水ポンプ 12 サーモスタット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 清 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3G024 AA33 CA05 DA18 FA00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体の一端に配置された冷却水
    ポンプと、上記エンジン本体に形成されて上記冷却水ポ
    ンプから吐出された冷却水を上記エンジン本体の上記一
    端側から他端側に向かって導く冷却水ジャケットと、上
    記冷却水ジャケットの下方で上記エンジン本体のシリン
    ダブロックと一体的に形成されて上記冷却水ジャケット
    内を流通した上記冷却水を上記エンジン本体の上記他端
    側から上記冷却水ポンプへ導く冷却水通路とを有するエ
    ンジン冷却構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記冷却水ジャケッ
    トの下端が、上記シリンダブロックのシリンダボア内を
    上下動するピストンの下死点時におけるピストンリング
    の位置より上方に配置されたエンジン冷却構造。
JP2003002544A 2003-01-08 2003-01-08 エンジン冷却構造 Pending JP2003222022A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100350138C (zh) * 2003-12-25 2007-11-21 三菱自动车工业株式会社 发动机冷却系统
JP2013204524A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Honda Motor Co Ltd 車両用水冷式内燃機関の冷却系構造
US10161289B2 (en) 2015-09-11 2018-12-25 Hyundai Motor Company Cooling system of engine

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013204524A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Honda Motor Co Ltd 車両用水冷式内燃機関の冷却系構造
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