JP2003222004A - エンジンの楕円カム - Google Patents

エンジンの楕円カム

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JP2003222004A
JP2003222004A JP2002061200A JP2002061200A JP2003222004A JP 2003222004 A JP2003222004 A JP 2003222004A JP 2002061200 A JP2002061200 A JP 2002061200A JP 2002061200 A JP2002061200 A JP 2002061200A JP 2003222004 A JP2003222004 A JP 2003222004A
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JP
Japan
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valve
cam
engine
crankshaft
elliptical cam
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JP2002061200A
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Hiroshi Furuumi
洋 古海
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルブの開閉動作を、カム軸一回転に対して、
二回駆動する。 【解決手段】クランク軸の回転数に対して四分の一の減
速比にて、連動して回転するカム軸に、カム軸外周にカ
ム面14aを配置し、カム軸中心に対してカム面14a
の二分の一回転方向にカム面14bを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4サイクルエンジンに
おいて、クランク軸の回転数に対し四分の一の減速比に
て前記クランクシャフトの回転に連動して回転される楕
円カムにより、直接、或いはプッスロッド、及び又はロ
ッカーアームを介してバルブを開閉動作させるエンジン
のバルブ駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンは、クランク軸が、
二回転する間に、吸入、圧縮、爆発、排気の4行程を行
い、それを繰り返すことで運転されるが、吸入及び排気
の際には、吸排気用の各バルブを開閉動作させる必要が
ある。前記バルブの開閉動作手段にはカムが有効に利用
されていて、クランク軸の近くに配置されたカムによ
り、プッシュロッド、ロッカーアーム等を介して間接的
に押し開かせるロッカーアーム方式、カム軸をシリンダ
ーヘッドに配置し、ロッカーアームを介して或いは介さ
ないでバルブを押し開くオーバーヘッドカム(OHC)
方式、吸排気夫々のバルブに対して独立したカム軸を設
け、カム面で直接バルブを押し開くダブルオーバーヘッ
ドカム(DOHC)方式が知られている。自動車用のガ
ソリンエンジンでは、高速回転の要求に応えるべくOH
C,或いはDOHC方式が、圧倒的に多い。又、ディー
ゼルエンジンにあってもOHC方式の採用が進んでお
り、高速回転を必要としない産業機械用や大型船舶用と
しては、依然としてロッカーアーム方式が主流で、いず
れの方式も現役として活躍している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バルブはカム面で押し
開かれるが、カム軸1回転でバルブ開閉動作1回するこ
とによりカム軸受の負担、回転抵抗、カム面とバルブと
の滑り摩擦抵抗等のエネルギーロスが発生し、このエネ
ルギロスによって出力低下を招き、燃料消費量にも影響
するし、高速回転においては、カム形状にバルブが、追
従できず、バルブタイミングが正確に実行されなくな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エネルギーロ
スの低減と、バルブ動作の確実性を追及した楕円カム機
構の提供にあり、その機構は、クランク軸の回転数に対
して四分の一の減速比にて前記クランク軸の回転に連動
して回転される楕円カムにより、バルブを直接開閉動作
するエンジンの楕円カム駆動機構にあって、クランク軸
の回転数に対して四分の一の減速比にて前記クランク軸
の回転数に連動して回転される楕円カムにより、ロッカ
ーアームを介してバルブを開閉動作するエンジンの楕円
カム駆動機構にあって、或はクランク軸の回転数に対し
て四分の一の減速比にて前記クランク軸の回転に連動し
て回転される楕円カムにより、プッシュロッド及びロッ
カーアームを介してバルブを開閉動作するエンジンの楕
円カム駆動機構にあってロッカーアームの端部をバルブ
開動作方向に押しつけ動作する楕円カム面を形成したこ
とにある。
【0005】
【作用】請求項1〜3の構成によれば、楕円カムの回転
に伴ない、カム面でプッシュロッド、ロッカーアーム、
バルブステムの何れかがバルブを開作動する方向に移動
するよう押しつけられるが、接触面の滑り速度が、二分
の一に減速され、摩擦抵抗が軽減され、カム軸の軸受に
対する負担が、軽減されるため信頼性に富む。請求項の
構成を、実施対象となるエンジンに最適な状態となるよ
う選択してバルブの追従性を高めれば、そのエンジンの
性能をより向上させることができる。
【0006】
【実施例】本発明に係る楕円カム機構の実施例を図面に
基づいて説明する。先ず、楕円カムによりバルブを直接
開閉作動させるDOHC方式の実施した一例から説明す
ると、図1において1はシリンダーブロック2に形成上
下解放のシリンダであり、このシリンダ1内にはピスト
ン3が往復運動自在に組み込まれ、屋根型凹部を有した
シリンダヘッド4で前記シリンダの上端面を閉塞するこ
とにより、ピストン3が上死点位置にて、そのピストン
3の上面とシリンダヘッド4との間に燃焼室5が形成さ
れる。前記シリンダヘッド4には、燃焼室5に対して開
口した吸気ポート6及び排気ポート7が形成され、それ
ら吸気及び排気ポート6,7の開口部にはバルブシート
6a,7aが周設されている。又、シリンダヘッド4に
は、吸気バルブ8と排気バルブ9とを、夫々ステム8
a,9aを各吸排気ポート6,7の開口面に対して直交
するよう組み込むと共に、ステム8a,9aの延長上に
夫々楕円カム軸10,11を配置し、それら各楕円カム
軸10,11に設けられた楕円カム12,13によっ
て、前記各バルブ8,9を進退運動せいめ、それらバル
ブ8,9における傘部8b,9bを夫々バルブシート6
a,7aに密着させ、或はバルブシート6a,7aから
離反させることによって各6,7が開閉動作可能となっ
ている。
【0007】尚、吸気側楕円カム12と排気側楕円カム
13の各駆動機構における基本構造は共通するので、以
下吸気側楕円カムのみについて説明する。図2におい
て、楕円カム12は、楕円カム軸10と一体回転可能に
設けられたカム面14aが、バルブ8を開口させ、クラ
ンク軸が2回転動作すると、楕円カム軸10が二分の一
回転動作してカム面14bが、バルブ8を開口させる。
【0008】このように構成された楕円カム駆動機構で
は、楕円カム軸10の回転に伴って、カム面14a,1
4b押されて、ステム8aの軸方向に進退運動するの
で、吸気バルブ8は、吸気ポート6の開閉を行なう(図
3のa,b)。そしてこの楕円カム機構は、カム軸の回
転を二分の一にすることで、エネルギロスの要因が減
り、カム面とバルブとの滑り摩擦抵抗の低下する。排気
バルブも同様であることはいうまでもない。
【0009】これらの実施例において、カム面の形状、
数、大きさ、形態等は、本発明の前記目的の達成された
範囲内において適宜変更して差し支えない。前記実施例
は、DOHCエンジンについて説明したが、図4に例示
するように、一本の楕円カム軸に設けられた楕円カム1
2,13により両バルブ8,9を直接駆動可能なサイド
バルブ式エンジンや、図5に例示するように、シリンダ
の上方に楕円カム12,13を配置し、その楕円カム1
2,13と各バルブ8,9との間にロッカーアーム1
6、16を介在させたOHCエンジン、或は図6に例示
するように、クランク軸の側方に楕円カム12,13を
配置し、その楕円カム12,13によりプッシュロッド
17及びロッカーアーム16を介してバルブ8,9を開
閉動作させるプッシュロッド式エンジンにも採用でき
る。
【0010】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、バルブの開
閉動作をクランク軸回転数の四分の一回転(従来は二分
の一)で楕円カムが動作するので、駆動機構からエネル
ギロスの要因であるカム面とバルブとの滑り摩擦抵抗、
カム軸の回転抵抗等の減少が可能となり、バルブは確実
に楕円カムに追従する。更に高速回転が可能になり、用
途にあった構造を選択すれことで、バルブ駆動の改善
や、信頼性を高めることができる。既成のエンジンにお
けるシリンダヘッドの一部設計変更(減速比、楕円カム
軸)により対応でき、そのまま流用できる部分が多くす
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る楕円カム機構を備えたエンジンの
部分説明図である。
【図2】楕円カムとバルブとの関係を示す説明図であ
る。
【図3】(a)、(b)は楕円カム動作の説明図であ
る。
【図4】サイドバルブ(SV)式エンジンに実施した説
明図である。
【図5】オーバーヘッドカム(OHC)式エンジンに実
施した説明図である。
【図6】オーバーヘッドバルブ(OHV)式エンジンに
実施した説明図である。
【符号の説明】
1…シリンダ、2…シリンダブロック、3…ピストン、
4…シリンダヘッド、5…燃焼室、6…吸気ポート、7
…排気ポート、8…吸気バルブ、8a…ステム、8b…
傘部、9…排気バルブ、9b…傘部、10、11…楕円
カム軸、12,13…楕円カム、14a,14b…カム
面、15…ばね、16…ロッカーアーム、17…プッシ
ュロッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸の回転数に対して四分の一の減
    速比にて前記クランク軸の回転数に連動して回転される
    楕円カムにより、バルブを直接開閉動作するエンジンの
    バルブ駆動機構にあって、バルブの開作動方向に押しつ
    け動作する楕円カム面とを形成したエンジンの楕円カム
    によるバルブ駆動機構。
  2. 【請求項2】クランク軸の回転数に対して四分の一の減
    速比にて前記クランク軸の回転数に連動して回転される
    楕円カムにより、ロッカーアームを介してバルブを開閉
    動作するエンジンのバルブ駆動機構にあって、ロッカー
    アームの端部をバルブの開作動方向に押しつけ動作する
    楕円カム面とを形成したエンジンの楕円カムによるバル
    ブ駆動機構。
  3. 【請求項3】クランク軸の回転数に対して四分の一の減
    速比にて前記クランク軸の回転数に連動して回転される
    楕円カムにより、プッシュロッド及びロッカーアームを
    介してバルブを開閉動作するエンジンのバルブ駆動機構
    にあって、ロッカーアームの端部をバルブの開作動方向
    に押しつけ動作する楕円カム面とを形成したエンジンの
    楕円カムによるバルブ駆動機構。
JP2002061200A 2002-01-29 2002-01-29 エンジンの楕円カム Pending JP2003222004A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100959172B1 (ko) * 2007-07-27 2010-05-24 주식회사 에너진물산 양면캠이 구비된 공압식 엔진

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100959172B1 (ko) * 2007-07-27 2010-05-24 주식회사 에너진물산 양면캠이 구비된 공압식 엔진

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