JP2003220690A - 両面印刷機における色調制御方法 - Google Patents

両面印刷機における色調制御方法

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JP2003220690A
JP2003220690A JP2002023105A JP2002023105A JP2003220690A JP 2003220690 A JP2003220690 A JP 2003220690A JP 2002023105 A JP2002023105 A JP 2002023105A JP 2002023105 A JP2002023105 A JP 2002023105A JP 2003220690 A JP2003220690 A JP 2003220690A
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Hideaki Nagai
秀明 永井
Masahito Kaneko
雅仁 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先刷り面と後刷り面における網状態を同一と
して作成した刷版を用い、両面印刷機により印刷する場
合でも、先刷り面と後刷り面の色調を略均一にする両面
印刷機における色調制御方法の提供。 【解決手段】 前記先刷り面のベタ濃度補償量を、圧胴
で生じる白抜けに起因する先刷り面の濃度低下により、
先刷り面におけるベタ濃度が後刷り面におけるベタ濃度
より低くなる値とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先刷り面用と後刷
り面用の印刷装置を備えた両面印刷機における色調制御
方法に関し、特に、後刷り面用の印刷装置に備えられた
先刷り面における未乾燥インキの付着防止処理を施した
圧胴で生じる白抜けに起因する先刷り面の濃度低下を補
償し、表裏で均一な色調を得られるようにした両面印刷
機における色調制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一台で印刷用紙の表裏を印刷するように
した両面印刷機においては、先刷り面における未乾燥の
印刷インキが後刷り面用印刷装置に設けられた圧胴に付
着するのを防ぐため、圧胴に細かい凹凸の表面を持つセ
ラミックジャケットを巻いて先刷り面の接着面積を小さ
くすることが行われている。しかしながらこのようにし
ても、この圧胴に巻いたセラミックジャケットの細かい
凹凸の表面にインキが付着し、インキが取られて白抜け
が生じ、先刷り面の濃度が低下するという現象が生じ
る。すなわち後刷り面と先刷り面の印刷面を模式的に拡
大して示した図4のように、後刷り面には図4(A)の
ように一様にインキが載るが、先刷り面として示した図
4(B)においてはところどころに白抜けが生じ、後刷
り面と濃度が異なってくる。
【0003】すなわち図5(A)に示したように、先刷
り面における刷版のインキ膜厚を後刷り面における刷版
のインキ膜厚と同一とすると、表裏の印刷が完了した時
の先刷り面には図4(B)のように白抜けが生じ、図5
(B)のように両面印刷後の先刷り面のベタ濃度(点
線)が後刷り面より低くなってしまう。こういったこと
を解決するため従来では、色調管理装置を用い、先刷り
面と後刷り面の印刷後のベタ濃度が一致するように制御
して印刷していた。すなわち図5(C)のように、先刷
り面における刷版のインキ膜厚(点線)を後刷り面にお
ける刷版のインキ膜厚(実線)より高くなるようにし、
図4(B)のように白抜けが生じても、図5(D)のよ
うに両面印刷後の先刷り面(点線)と後刷り面(実線)
のベタ濃度が同一となるようにして白抜けによる濃度低
下の補償をするようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な補償方法では、先刷り面のドットゲインが全域にわた
って大きくなり、黒や濃紺などの暗い部分の多い絵柄に
おいては例え図4(B)のように白抜けが生じても、図
5(D)に示したようにベタ部の濃度が一致するため有
効であるが、この図5(D)からもわかるように、中間
調の部分が多い絵柄においては、中間調部もドットゲイ
ンが増加するため先刷り面(点線)と後刷り面(実線)
で中間調部の色調が合わずに異なってしまうという現象
が生じる。
【0005】こういったことに対処するためには、例え
ば、先刷り面を印刷する印刷装置の発色特性データ(以
下プロファイルと略称する)を後刷り面のプロファイル
とは別個に作成し、それによって先刷り面用の刷版と後
刷り面用の刷版を別々に作成することで先刷り面が白抜
けによってインキ濃度が低下する分を補償する方法があ
り、このようにすると、先刷り面に白抜けが生じても表
裏同一の色調の印刷物を得ることができる。しかしなが
ら、このようにして刷版を作成した場合、使用する印刷
機、先刷り、後刷りの順序などを固定する必要がある
が、一般的な印刷会社における作業はスケジュールや各
機械の稼働状況に応じ、通常の片面用印刷機を用いて表
面、裏面を片面ずつ別の機械で印刷するような場合もあ
り、先刷り面と後刷り面における刷版の網状態が異なる
場合、こういった融通が利かないことになる。
【0006】そのため本発明においては、先刷り面と後
刷り面における網状態を同一として作成した刷版を用
い、両面印刷機により印刷する場合でも、先刷り面と後
刷り面の色調を略均一にする両面印刷機における色調制
御方法を提供することが課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明においては、請求項1に記載したように、先刷り
面用の印刷装置と、先刷り面における未乾燥インキの付
着防止処理を施した圧胴を有する後刷り面用の印刷装置
とを備え、前記圧胴で生じる白抜けに起因する先刷り
面、後刷り面の色の差を、表裏で均一な色調が得られる
よう補償するようにした両面印刷機における色調制御方
法において、前記先刷り面のベタ濃度補償量を、先刷り
面におけるベタ濃度が後刷り面におけるベタ濃度より低
くなる値としたことを特徴とする。
【0008】このように、先刷り面における白抜けに伴
う濃度低下に対する補償量を、先刷り面におけるベタ濃
度が後刷り面におけるベタ濃度より低くなる値とするこ
とにより、中間調部における色調のズレを小さくするこ
とができ、中間調部の割合が大きく、ベタ黒や濃紺な
ど、白抜けが目立つ部分が少ないか全くないような印刷
物においても、表面と裏面の色調を略同一にすることが
できる。
【0009】そしてさらにこの補償量を絵柄にあったも
のとするため、請求項2に記載したように、前記先刷り
面印刷時におけるベタ濃度補償量を、色合わせを行う色
の画線率で指定することを特徴とする。
【0010】このように、例えばお客が指定した部分の
色調に対する画線率を正確に再現するよう先刷り面にお
けるベタ濃度の補償量を定めれば、その部分については
表裏でほぼ同じ色調を得ることができ、よりお客に満足
してもらえる白抜け補償を行うことができる。
【0011】またこの補償量を、一般的な中間調に合わ
せる場合は請求項3に記載したように、前記先刷り面印
刷時におけるベタ濃度補償量を、前記先刷り面と後刷り
面に付加した50〜90%の網パッチにおける色調が表
裏の印刷完了時に略一致する値としたことを特徴とす
る。
【0012】このようにすることにより、一般的にこう
いった変化に対して最も目立つ中間調部分の色調を合わ
せることができ、より効果的な補償が可能となる。
【0013】さらにこの補償量は請求項4に記載したよ
うに、前記先刷り面印刷時におけるベタ濃度補償量を、
前記先刷り面と後刷り面に配したグレイパッチの色調が
表裏の印刷完了時に略一致する値としたことを特徴とす
る。
【0014】このようにするとグレイは色空間の中央に
位置し、かつ、イエロー、マゼンタ、シアンの三色を使
っているから、グレイ以外の色も同時に色調を合わせる
ことができ、より効果的な補償が可能となる。
【0015】また請求項5に記載したように、前記先刷
り面印刷時におけるベタ濃度補償量を、前記先刷り面と
後刷り面に配したグレイパッチと50〜90%のブラッ
クパッチの色調が表裏の印刷完了時に略一致する値とし
たことを特徴とする。
【0016】このようにすることにより、白抜けが最も
目立つブラックと色空間の中央に位置しているグレイの
色調を同時に調整することができると共に、イエロー、
マゼンタ、シアンの三色についても色調調整ができ、さ
らに効果的な補償が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
【0018】図1は本発明になる両面印刷機における色
調制御方法を説明するための図であり、図2は本発明に
なる両面印刷機における色調制御方法のフロー図、図3
は両面印刷機の概略構成図である。
【0019】図3は両面印刷機40の構成概略を示した
図であり、この図3に示したのは、印刷用紙の表裏を反
転させる反転装置41を挟んで先刷り面用印刷装置42
と後刷り面用印刷装置43とを備え、表(おもて)2
色、裏2色の両面印刷機である。図中41は印刷用紙5
1の反転装置、42は先刷り面用印刷装置、43は後刷
り面用印刷装置、44は刷版を装着する版胴、45はブ
ランケット胴、46は圧胴、47、48、49は反転装
置41を構成する反転中間胴、反転倍胴、反転胴、50
は給紙装置、51は印刷用紙、52は中間胴、53は排
紙装置、54、55は圧胴であり、この圧胴54、55
には、前記したように先刷り面における未乾燥のインキ
が付着するのを防止するため細かい凹凸の表面を有する
セラミックジャケットなどを巻き、先刷り面における未
乾燥インキの接着面積を小さくするようにしている。
【0020】このように構成された両面印刷機におい
て、給紙装置50から供給された印刷用紙51が中間胴
52を介して圧胴46とブランケット胴45の間を通過
するとき、版胴44からブランケット胴45に転写され
た画像が印刷用紙51に印刷される。そして反転装置4
1で印刷用紙51の表裏が反転されて後刷り面用の印刷
機43で後刷り面が印刷され、その後排紙装置53で排
紙される。そして、後刷り面用印刷装置43で後刷り面
を印刷する際、圧胴54、55に巻かれたセラミックジ
ャケットの細かい凹凸の表面に先刷り面における未乾燥
インキが付着し、白抜けが生じるわけである。
【0021】そのため本発明においては図1(A)に示
したように、従来と同様先刷り面における刷版のインキ
膜厚を後刷り面における刷版のインキ膜厚より厚くする
が、両面印刷後に圧胴54で生じる白抜けに起因する先
刷り面の濃度低下が起こったとき、図1(B)に示した
ように、先刷り面におけるベタ濃度が後刷り面における
ベタ濃度より低くなる値となるようにし、先刷り面と後
刷り面における中間調部の色調が合うように白抜けに対
する補償を行うようにした。
【0022】この白抜けに対する補償はいろいろな方法
が考えられるが、例えば色合わせを行いたい色の画線率
で指定する方法、50〜90%の網パッチを先刷り面と
後刷り面に付加し、その色調が表裏の印刷完了時に略一
致するようにする方法、グレイパッチを先刷り面と後刷
り面に付加し、その色調が表裏の印刷完了時に略一致す
るようにする方法、グレイパッチと50〜90%のブラ
ックパッチを先刷り面と後刷り面に配し、その色調が表
裏の印刷完了時に略一致するようにする方法などが考え
られる。
【0023】まず色合わせを行いたい色の画線率で指定
する方法は、例えばお客が指定した色における画線率の
インキ濃度を表裏で略同一になるようベタ濃度の補償量
を定める。すなわち、指定した画線率の色が白抜けによ
ってインキ濃度が低下したとき、後刷り面における同一
画線率の部分の色調と略一致するように先刷り面におけ
るベタ濃度を補償するもので、このようにすることで、
よりお客に満足してもらえる白抜け補償を行うことがで
きる。
【0024】次に50〜90%の単色毎の網パッチを先
刷り面と後刷り面に付加し、その色調が表裏の印刷完了
時に略一致するようにする方法は、中間調が多い絵柄の
場合に有効であり、特に何色と指定するのではなく、一
般的に濃度差が目立つ中間調部分の色調を合わせること
ができ、より効果的な補償が可能となる。
【0025】そしてグレイパッチを先刷り面と後刷り面
に付加し、その色調が表裏の印刷完了時に略一致するよ
うにする方法は、グレイバランス制御などが行われてい
ることからもわかるとおり、グレイの色調を合わせるこ
とによって印刷物の色調をほぼ全般にわたって合わせる
ことができる。すなわち、グレイは色空間の中央に位置
し、かつ、イエロー、マゼンタ、シアンの三色を使って
いるからであり、より効果的な補償が可能となる。
【0026】さらにこのグレイパッチと50〜90%の
ブラックパッチを使う方法は、白抜けが最も目立つブラ
ックと色空間の中央に位置しているグレイの色調を同時
に調整することができ、かつ、イエロー、マゼンタ、シ
アンの三色の色調も調整できるからさらに効果的な補償
が可能となる。
【0027】以下本発明の両面印刷機における色調制御
方法につき、図2のフロー図を用いて更に詳細に説明す
る。
【0028】まずステップS20において、絵柄の状態
を見てベタ色、網色のどちらを中心に白抜けに対する補
償を行うかを決める。そしてベタ色の場合はステップS
21に進み、表裏同一の目標濃度を設定してステップS
22で濃度制御、すなわち先刷り面の濃度を高め、印刷
した結果、表裏の濃度が許容範囲内に入っているかどう
かをステップS23で確認し、入っていない場合はステ
ップS22に戻って更に濃度制御し、許容範囲に入った
ら終了する。
【0029】一方、前記した色合わせを行いたい色の画
線率で指定する方法、50〜90%の網パッチを先刷り
面と後刷り面に付加し、その色調が表裏の印刷完了時に
略一致するようにする方法、グレイパッチを先刷り面と
後刷り面に付加し、その色調が表裏の印刷完了時に略一
致するようにする方法、グレイパッチと50〜90%の
ブラックパッチを先刷り面と後刷り面に配し、その色調
が表裏の印刷完了時に略一致するようにする方法等、網
色で色調を合わせる場合は、ステップS20からステッ
プS25に進んで先刷り面と後刷り面で別の目標濃度を
設定し、ステップS26でこれらに合致した濃度制御を
行う。そして印刷した結果、ステップS27で表裏の濃
度が許容範囲内か否かを判断し、入っていない場合は再
度ステップS26に戻って濃度を調整し、入った場合は
ステップS28に進む。
【0030】そしてこのステップS28で、評価パッチ
色差が表裏で許容範囲内か否か、すなわち先刷り面にお
ける後刷り面と合わせようとしている色のパッチが、白
抜けが生じても後刷り面と合っているかどうかを判断
し、合っている場合はステップS29で色合わせを終了
し、合っていない場合はステップS32に進む。そして
このステップS32で目標評価パッチ色を設定し、例え
ば後刷り面を基準面としてステップS30で評価パッチ
色を、ステップS31で先刷り面の評価パッチ色をそれ
ぞれ測色する。そしてステップS33でこの測色値を基
に、例えば後刷り面(基準面)の評価パッチ色を目標に
先刷り面の濃度を制御する。
【0031】そしてステップS34でこの評価パッチ色
差が表裏で許容範囲内かどうかを判断し、範囲外の場合
は再度ステップS33に戻って濃度の制御をおこない、
範囲内の場合はステップS35でその濃度が印刷適正範
囲内かどうかを判断して範囲内の場合は終了し、範囲外
の場合は色調の制御ができないとしてステップS36で
オペレータに警告を出す。なおこの警告は、濃度を変え
ても表裏の色調を合わせることができないことを示すも
のであるから、印刷機のプロファイルを作成し直して刷
版を再作成するか、制御可能な範囲で我慢するかの判断
をオペレータに求めるものである。
【0032】このようにして両面印刷機における先刷り
面の未乾燥インキ付着防止処理を施した圧胴により白抜
けが生じても、従来問題となった先刷り面のインキ濃度
を高めることによる中間調の色調の異なりを防止するこ
とができ、良好な印刷物を得ることができる。
【0033】なお以上の説明では、両面印刷機として図
3に表(おもて)2色、裏2色の場合を示したが、両面
印刷機には表(おもて)4色、裏4色などの印刷機や、
さらに色数を増減させた印刷機があり、また、先刷り
面、後刷り面の印刷装置の配置についても種々のものが
あるが、後刷り用の印刷装置に先刷り面における未乾燥
インキの付着防止処理を施した圧胴を用いているものな
らどのような配置のものにも適用できることは明らかで
ある。
【0034】
【発明の効果】以上記載の如く請求項1に記載した本発
明によれば、先刷り面における白抜けに伴う濃度低下に
対する補償量を、先刷り面におけるベタ濃度が後刷り面
におけるベタ濃度より低くなる値とすることにより、中
間調部における色調のズレを小さくすることができ、中
間調部の割合が大きく、ベタ黒や濃紺など、白抜けが目
立つ部分が少ないか全くないような印刷物においても、
表面と裏面の色調を略同一にすることができる。
【0035】そして請求項2に記載した本発明によれ
ば、例えばお客が指定した部分の色調に対する画線率を
正確に再現するよう先刷り面におけるベタ濃度の補償量
を定めれば、その部分については表裏ほぼ同じ色調を得
ることができ、よりお客に満足してもらえる白抜け補償
を行うことができる。
【0036】そして請求項3に記載した本発明によれ
ば、先刷り面と後刷り面に付加した50〜90%の網パ
ッチにおける色調が表裏の印刷完了時に略一致する値と
することにより、色調変化が最も目立つ中間調部分の色
調を合わせることができ、より効果的な補償が可能とな
る。
【0037】そして請求項4に記載した本発明によれ
ば、グレイは色空間の中央に位置し、かつ、イエロー、
マゼンタ、シアンの三色を使っているから、グレイ以外
の色も同時に色調を合わせることができ、より効果的な
補償が可能となる。
【0038】さらに請求項5に記載した本発明によれ
ば、白抜けが最も目立つブラックと色空間の中央に位置
しているグレイの色調を同時に調整することができると
共に、イエロー、マゼンタ、シアンの三色についても色
調調整ができ、さらに効果的な補償が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる両面印刷機における色調制御方
法の原理を説明するための図である。
【図2】 本発明になる両面印刷機における色調制御方
法のフロー図である。
【図3】 両面印刷機の概略構成図である。
【図4】 先刷り面に白抜けが生じる状態を説明する模
式図である。
【図5】 従来の両面印刷機における白抜けに起因する
インキ濃度低下を補償する方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
40 両面印刷機 41 反転装置 42 先刷り面用印刷装置 43 後刷り面用印刷装置 44 版胴 45 ブランケット胴 46 圧胴 47 反転中間胴 48 反転倍胴 49 反転胴 50 給紙装置 51 印刷用紙 52 中間胴 53 排紙装置 54、55 圧胴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先刷り面用の印刷装置と、先刷り面にお
    ける未乾燥インキの付着防止処理を施した圧胴を有する
    後刷り面用の印刷装置とを備え、前記圧胴で生じる白抜
    けに起因する先刷り面、後刷り面の色の差を、表裏で均
    一な色調が得られるよう補償するようにした両面印刷機
    における色調制御方法において、 前記先刷り面のベタ濃度補償量を、先刷り面におけるベ
    タ濃度が後刷り面におけるベタ濃度より低くなる値とし
    たことを特徴とする両面印刷機における色調制御方法。
  2. 【請求項2】 前記先刷り面印刷時におけるベタ濃度補
    償量を、色合わせを行う色の画線率で指定することを特
    徴とする請求項1に記載した両面印刷機における色調制
    御方法。
  3. 【請求項3】 前記先刷り面印刷時におけるベタ濃度補
    償量を、前記先刷り面と後刷り面に付加した50〜90
    %の網パッチにおける色調が表裏の印刷完了時に略一致
    する値としたことを特徴とする請求項1に記載した両面
    印刷機における色調制御方法。
  4. 【請求項4】 前記先刷り面印刷時におけるベタ濃度補
    償量を、前記先刷り面と後刷り面に配したグレイパッチ
    の色調が表裏の印刷完了時に略一致する値としたことを
    特徴とする請求項1に記載した両面印刷機における色調
    制御方法。
  5. 【請求項5】 前記先刷り面印刷時におけるベタ濃度補
    償量を、前記先刷り面と後刷り面に配したグレイパッチ
    と50〜90%のブラックパッチの色調が表裏の印刷完
    了時に略一致する値としたことを特徴とする請求項1に
    記載した両面印刷機における色調制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103978783A (zh) * 2014-05-31 2014-08-13 齐鲁工业大学 一种用于静电数字印刷网点阶调的控制方法

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