JP2003219909A - 毛髪処理具 - Google Patents
毛髪処理具Info
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Abstract
て毛髪のキューティクルが開き或いは閉じるのを促進
し、毛髪への薬剤の浸透を促進すると共に、毛髪に浸透
した薬剤を確実に保持させることができる毛髪処理具を
提供する。 【解決手段】 本発明の毛髪処理具Aは、毛髪に接触さ
せ且つ正又は負の電極となる毛髪当て部11を備えた毛髪
処理具本体1と、毛髪を処理される者の身体に接触させ
且つ上記電極と反対の電極となる接触部2とを直流電源
3を介して電気的に接続してなるので、毛髪に負電圧を
印加させ、キューティクルを積極的に開くことによっ
て、薬剤の毛髪内への浸透を促進させることができ、逆
に、毛髪に正電圧を印加させ、キューティクルを積極的
に閉じることによって、毛髪内に浸透させた薬剤を毛髪
内に確実に保持させ、薬剤処理効果を効果的に且つ確実
に発現させることができる。
Description
することによって毛髪への薬剤の浸透又は保持向上を図
る毛髪処理具に関する。
リング処理が一般化している。この毛髪のパーマネント
処理やカラーリング処理では、先ず、毛髪に第一の薬剤
を塗布して毛髪の表面を形成しているキューティクルを
開かせると共に開いたキューティクル間から上記薬剤を
毛髪内部に浸透させ、パーマネント処理の場合には毛髪
内部の蛋白質構造を切断して毛髪を所望のカールに形成
し、カラーリング処理の場合にはカラーリング剤を毛髪
内部に浸透させ、しかる後、第二の薬剤を毛髪に塗布
し、開いたキューティクルを閉じ、毛髪に所望のカール
を保持させ或いは毛髪を所望色に着色、保持させてい
る。
の薬剤が毛髪に浸透し、毛髪の表面を形成しているキュ
ーティクルに十分に作用させるまでに比較的長い時間を
要し、パーマネント処理やカラーリング処理を受けてい
る者に大きな負担となっていると共に、薬剤の毛髪への
浸透が不十分となって所望のパーマネントやカラーリン
グが発現しないといった問題点があった。
理やカラーリング処理を施すと、毛髪が損傷するため、
トリートメント処理を施すことが多くなってきている。
このトリートメント処理は、トリートメント薬剤を毛髪
内部に浸透させることによって行われる。
ルが覆っていることから、トリートメント薬剤の毛髪内
部への浸透は容易ではなく、トリートメント薬剤の毛髪
内部への浸透を促進するために、トリートメント薬剤を
毛髪に塗布した後に毛髪を加温したり或いは毛髪にトリ
ートメント薬剤を塗布した状態のまま長時間に亘って放
置することが行われており、上述と同様に、トリートメ
ント処理を受けている者に大きな負担となっていると共
に、毛髪に思ったようにトリートメント効果があらわれ
ないといった問題点があった。
を印加することによって毛髪の表面を形成しているキュ
ーティクルが開き又は閉じるのを促進し、毛髪への薬剤
の浸透を促進し又は毛髪に浸透した薬剤を確実に保持さ
せることができる毛髪処理具を提供する。
は、毛髪に接触させ且つ正又は負の電極となる毛髪当て
部を備えた毛髪処理具本体と、毛髪を処理される者の身
体に接触させ且つ上記電極と反対の電極となる接触部と
を直流電源を介して電気的に接続してなることを特徴と
する。
に記載の毛髪処理具において、直流電源の電流方向を切
り替え可能に構成していることを特徴とする。
に記載の毛髪処理具において、直流電源の電流方向を所
定周波数で反転可能に構成していることを特徴とする。
乃至請求項3の何れか1項に記載の毛髪処理具におい
て、毛髪処理具本体と接触部とを別体に構成してなるこ
とを特徴とする。
ず、薬剤の毛髪への浸透を促進させる場合には、毛髪処
理具本体の毛髪当て部が負電極に、接触部が正電極にな
るように直流電源における電流の流れを設定する。
処理される者の身体の一部に接触させると共に、毛髪処
理具本体の毛髪当て部を薬剤を予め塗布してなる毛髪に
接触させる。すると、直流電源から出た直流電流は、毛
髪処理具の接触部から身体及び毛髪を介して毛髪処理具
本体の毛髪当て部を通って直流電源に戻る。
加され、毛髪は膨潤、軟化し、毛髪の表面を形成してい
るキューティクルは開く。このように、負電極とされた
毛髪処理具本体の毛髪当て部を毛髪に接触させることに
よって、一本一本の毛髪のキューティクルを確実に開か
せ、毛髪内に薬剤を確実に浸透させることができる。
表面のキューティクルを閉じさせて薬剤の保持を図る場
合には、毛髪処理具本体の毛髪当て部が正電極に、接触
部が負電極になるように直流電源における電流の流れを
設定する。
理される者の身体の一部に接触させると共に、毛髪処理
具本体の毛髪当て部を毛髪に接触させる。すると、直流
電源から出た直流電流は、毛髪処理具の毛髪当て部から
毛髪及び身体を介して接触部を通って直流電源に戻る。
加され、毛髪は引き締められ、毛髪の表面を形成してい
るキューティクルは閉じる。このように、正電極とされ
た毛髪処理具本体の毛髪当て部を毛髪に接触させること
によって、一本一本の毛髪のキューティクルを確実に閉
じさせ、毛髪内に浸透させた薬剤を確実に保持させるこ
とができる。
を参照しつつ説明する。毛髪処理具Aは、図1に示した
ように、毛髪に接触させ且つ正又は負の電極となる毛髪
当て部11を備えた毛髪処理具本体1と、毛髪を処理され
る者の身体に接触させ且つ上記電極と反対の電極となる
接触部2とを直流電源3を介して電気的に接続してな
る。
樹脂等の電気絶縁性材料から形成された一定長さを有す
る円柱状の把手部12と、この把手部12の先端部から該把
手部12の長さ方向に突設した毛髪当て部11とからなる。
有する棒状の当て基体110 の外周面に該当て基体110 の
長さ方向に小間隔毎に複数本の一定長さの櫛歯111 、11
1 ・・・を同一方向に突設することによって形成されて
いる。そして、上記櫛歯111は、少なくとも表面が金属
等の導電性材料から形成されて正又は負の電極となる。
1とは別体に形成され、少なくとも表面が金属等の導電
性材料から形成された一定長さを有する円柱状体からな
り、上記毛髪処理具本体1における毛髪当て部11の櫛歯
111 とは反対の電極となる。
電源3とが導線4によって電気的に接続されていると共
に、上記接触部2と上記直流電源3とが導線5によって
電気的に接続されて、上記毛髪処理具本体1における毛
髪当て部11の櫛歯111 、111・・・と上記接触部2とが
直流電源3を介して電気的に接続されている。
れ方向を切り換えるための電流スイッチ31が設けられて
いる。この電流スイッチ31には、直流電流の流れ方向を
一定方向に常時維持するモードと、直流電流の流れ方向
を所定周波数でもって連続的に反転させるモードを有す
る。なお、上記毛髪処理具本体1の櫛歯111 と上記接触
部2との間の電圧(V)は、上記直流電源3に一体的に
設けられた出力スイッチ32によって調整される。
れ方向を一定方向に常時維持するモードにセットするこ
とによって、上記毛髪処理具本体1における毛髪当て部
11の櫛歯111 を常時、正電極又は負電極に維持すると共
に、上記接触部2を櫛歯111の電極とは反対の電極に常
時、維持することができる。
れ方向を所定周波数でもって反転させるモードとするこ
とによって、上記毛髪処理具本体1における毛髪当て部
11の櫛歯111 と上記接触部2との間において、正電極と
負電極とを所定の周波数でもって反転させることができ
る。なお、上記周波数は、上記直流電源3に一体的に設
けられた周波数調整スイッチ33によって調整される。
て説明する。先ず、上記毛髪処理具Aを用いて、薬剤の
毛髪への浸透を促進させる要領について説明する。始め
に、上記直流電源3の電源を入れた上で、上記直流電源
3の電流スイッチ31を調整して、上記直流電源3から上
記接触部2方向に向かって直流電流が常時流れるよう
に、即ち、上記毛髪処理具本体1における毛髪当て部11
の櫛歯111 が常時、負電極に、上記接触部2が常時、正
電極となるように設定する。なお、上記毛髪処理具本体
1の櫛歯111 と上記接触部2との間の電圧(V)を直流
電源3の出力スイッチ32によって調整しておく。この
時、上記毛髪処理具本体1の櫛歯111 と上記接触部2と
の間の電圧(V)としては2〜30Vが好ましく、12
〜18Vがより好ましい。
記接触部2との間の電圧(V)は、櫛歯111 が負電極
で、接触部2が正電極である限り、一定であっても、所
定周波数で変動させてもよいが、電圧(V)を変動させ
ることによって毛髪に刺激を与え、毛髪にうるおいを与
えることができることから、所定周波数で変動させるの
が好ましい。
触部2との間の電圧(V)を所定周波数で変動させる場
合の周波数としては、0.1〜100Hzが好ましく、
6〜12Hzがより好ましい。
処理具Aの接触部2を、毛髪を処理される者Bに握らせ
る一方、上記毛髪処理具Aにおける毛髪処理具本体1の
把持部12を、例えば、美容師Cが把持して、薬剤を予め
塗布してなる毛髪Hを毛髪処理具本体1の櫛歯111 で梳
く。なお、毛髪処理具本体1を把持し操作する者は、毛
髪を処理される者であってもよい。
毛髪処理具Aの接触部2から身体及び毛髪を介して毛髪
処理具本体1の櫛歯111 を通って直流電源3に戻る。即
ち、このような状態においては、上記毛髪処理具本体1
の櫛歯111 には負電圧が印加され、この櫛歯111 が接触
している毛髪には負電圧が印加されており、毛髪は膨
潤、軟化し、毛髪の表面を形成しているキューティクル
は開く。
体1の櫛歯111 によって毛髪を梳くことにより、一本一
本の毛髪のキューティクルを確実に開かせ、毛髪に塗布
した薬剤の毛髪内への浸透を促進させることができる。
ーリング処理において用いられる薬剤、トリートメント
処理において用いられるトリートメント薬剤或いは育毛
(発毛)処理において用いられる育毛(発毛)薬剤の毛
髪への浸透を促進させて、薬剤の毛髪への浸透を短時間
のうちに確実に行って、毛髪の処理を受ける者の負担を
軽減させることができると共に、薬剤の毛髪への浸透を
より毛髪内部に且つ均質に行うことができる。
実に保持させる際の上記毛髪処理具Aの使用要領につい
て説明する。始めに、上記直流電源3の電源を入れた上
で、上記直流電源3の電流スイッチ31を調整して、上記
直流電源3から上記毛髪処理具本体1の櫛歯111 方向に
向かって直流電流が常時流れるように、即ち、上記毛髪
処理具本体1における毛髪当て部11の櫛歯111 が常時、
正電極に、上記接触部2が常時、負電極となるように設
定する。なお、上記毛髪処理具本体1の櫛歯111 と上記
接触部2との間の電圧(V)を直流電源3の出力スイッ
チ32によって調整しておく。この時、上記毛髪処理具本
体1の櫛歯111 と上記接触部2との間の電圧(V)とし
ては2〜30Vが好ましく、12〜18Vがより好まし
い。
記接触部2との間の電圧(V)は、櫛歯111 が正電極
で、接触部2が負電極である限り、一定であっても、所
定周波数で変動させてもよいが、電圧(V)を変動させ
ることによって毛髪に刺激を与え、毛髪にうるおいを与
えることができることから、所定周波数で変動させるこ
とが好ましい。
触部2との間の電圧(V)を所定周波数で変動させる場
合の周波数としては、0.1〜100Hzが好ましく、
6〜12Hzがより好ましい。
理具Aの接触部2を、毛髪を処理される者Bに握らせる
一方、上記毛髪処理具Aにおける毛髪処理具本体1の把
持部12を、例えば、美容師Cが把持して、薬剤を浸透さ
せてある毛髪Hを毛髪処理具本体1の櫛歯111 で梳く。
なお、毛髪処理具本体1を把持し操作する者は、毛髪を
処理される者であってもよい。
毛髪処理具Aにおける毛髪処理具本体1の櫛歯111 から
毛髪及び身体を介して毛髪処理具Aの接触部2を通って
直流電源3に戻る。即ち、このような状態においては、
上記毛髪処理具本体1の櫛歯111 には正電圧が印加さ
れ、この櫛歯111 が接触している毛髪には正電圧が印加
されており、毛髪は引き締められ、毛髪の表面を形成し
ているキューティクルは閉じる。
ューティクルが閉じるのを促進させることによって、毛
髪内に浸透させた、例えば、パーマネント処理やカラー
リング処理で用いられる薬剤、トリートメント処理で用
いられるトリートメント薬剤或いは育毛(発毛)処理で
用いられる育毛(発毛)薬剤等を毛髪内に確実に保持さ
せて、これら処理効果を効果的に発揮させることができ
る。
理においては、上記直流電源3の電流スイッチ31を、直
流電流の流れ方向を所定の周波数でもって連続的に反転
させるモードに設定した状態で、上記毛髪処理具Aを用
いることができる。
設定することによって、上記毛髪処理具本体1における
毛髪当て部11の櫛歯111 と上記接触部2との間におい
て、正電極と負電極とを所定の周波数でもって反転させ
ることができる。
波数調整スイッチ33によって調整することができ、0.
1〜100Hzが好ましく、6〜12Hzがより好まし
い。又、上記毛髪処理具本体1の櫛歯111 と上記接触部
2との間の電圧(V)を直流電源3の出力スイッチ32に
よって調整しておく。この時、上記毛髪処理具本体1の
櫛歯111 と上記接触部2との間の電圧(V)としては2
〜30Vが好ましく、12〜18Vがより好ましい。
理具Aの接触部2を、毛髪を処理される者Bに握らせる
一方、上記毛髪処理具Aにおける毛髪処理具本体1の把
持部12を、例えば、美容師Cが把持して、薬剤を予め塗
布してなる毛髪Hを毛髪処理具本体1の櫛歯111 で梳
く。なお、毛髪処理具本体1を把持し操作する者は、毛
髪を処理される者であってもよい。
本体1の櫛歯111 は、正電圧と負電圧とが所定周波数で
反転、印加され、この櫛歯111 が接触している毛髪は、
正電圧と負電圧とが所定周波数で交互に印加される。
は、上述の如く、毛髪が膨潤、軟化して、毛髪表面のキ
ューティクルが開いてトリートメント薬剤や育毛(発
毛)薬剤の毛髪への浸透が促進されると共に、正電圧が
毛髪に印加されている時は、毛髪が引き締められて、毛
髪表面のキューティクルが閉じて、毛髪に浸透させたト
リートメント薬剤や育毛(発毛)薬剤を毛髪内に確実に
維持させることができる。
皮に接触させながら髪を梳くことによって、頭皮に正電
圧と負電圧とを所定周波数でもって交互に印加させ、頭
皮内の生体電解質に刺激を与えて頭皮にマッサージ作用
を施し、頭皮内の血流を活発化させることができ、上記
毛髪処理具Aによって育毛(発毛)処理を行っている場
合には、毛髪への育毛(発毛)薬剤の浸透保持効果と、
頭皮のマッサージ効果とを同時に行うことができ、育毛
(発毛)処理による育毛(発毛)効果を効果的なものと
することができる。
における毛髪当て部11の櫛歯111 と上記接触部2との間
において、正電極と負電極とを所定の周波数でもって反
転させた場合には、処理の最後に、上記直流電源3の電
流スイッチ31を調整して、上記毛髪処理具本体1におけ
る毛髪当て部11の櫛歯111 が常時、正電極に、上記接触
部2が常時、負電極となるように設定し、櫛歯111 が接
触している毛髪に正電圧を印加して、毛髪の表面を形成
しているキューティクルを確実に閉じさせて、毛髪に浸
透させたトリートメント薬剤や育毛(発毛)薬剤を毛髪
内に確実に保持させるようにするのが好ましい。
本体1と接触部2とを別体としたものを説明したが、毛
髪処理具本体と接触部とを一体化したものであってもよ
い。
処理具本体6は、図1に示した毛髪処理具Aと同様に、
合成樹脂等の電気絶縁性材料から形成された一定長さを
有する円柱状の把手部61と、この把手部61の先端部から
該把手部61の長さ方向に突設した毛髪当て部62とからな
る。
有する棒状の当て基体620 の外周面に該当て基体620 の
長さ方向に小間隔毎に複数本の一定長さの櫛歯621 、62
1 ・・・を同一方向に突設することによって形成されて
いる。そして、上記櫛歯621は、少なくとも表面が金属
等の導電性材料から形成されて正又は負の電極となる。
の導電性材料から形成された板状体に形成され、上記毛
髪処理具本体6の把手部61の基端部外周面に一体的に設
けられており、上記毛髪処理具本体1における毛髪当て
部62の櫛歯621 とは反対の電極となる。
部には直流電源64、例えば、全体の電圧が電気回路によ
り昇降可能に構成された直列状態の複数個の乾電池が収
納されてあり、上記毛髪当て部62の櫛歯621 と上記接触
部63とは直流電源64を介して電気的に接続されている。
電流の流れ方向を切り換えるための電流スイッチ65が一
体的に設けられている。この電流スイッチ65には、図1
に示した毛髪処理具と同様に、直流電流の流れ方向を一
定方向に常時維持するモードと、直流電流の流れ方向を
所定の周波数でもって連続的に反転させるモードを有す
る。なお、上記櫛歯621 と上記接触部63との間の電圧
(V)は毛髪処理具本体6の把手部61に一体に設けられ
た出力スイッチ(図示せず)によって調整される。この
時、上記毛髪処理具本体6の櫛歯621 と上記接触部63と
の間の電圧(V)としては2〜30Vが好ましく、12
〜18Vがより好ましい。
向を一定方向に常時維持するモードにセットすることに
よって、上記毛髪処理具本体6における毛髪当て部62の
櫛歯621 を常時、正電極又は負電極に維持すると共に、
上記接触部63を櫛歯621 の電極とは反対の電極に常時、
維持することができる。
れ方向を所定の周波数でもって反転させるモードとする
ことによって、上記毛髪処理具本体6における毛髪当て
部62の櫛歯621 と上記接触部63との間において、正電極
と負電極とを所定の周波数でもって反転させることがで
きる。なお、上記周波数は、上記毛髪処理具本体6の把
手部61に一体的に設けられた周波数調整スイッチ(図示
せず)によって調整され、0.1〜100Hzが好まし
く、6〜12Hzがより好ましい。
が、図4に示したように、毛髪を処理したい者B自身が
上記毛髪処理具本体6の把手部61を接触部63に掌を接触
させた状態に把持しなければならないこと以外は、図1
に示した毛髪処理具Aと同様であるので、図3に示した
毛髪処理具Aの使用要領の説明は省略する。
では、その毛髪当て部を棒状の当て基体の外周面に該当
て基体の長さ方向に小間隔毎に複数本の一定長さの櫛歯
111、111 ・・・を同一方向に突設することによって形
成した場合を説明したが、毛髪当て部によって毛髪に正
電圧又は負電圧を印加することができれば、毛髪当て部
の形状は特に限定されない。
方形状の板状先部710 とこの先部710 の基端面に突設さ
れた基部711 とからなる当て基体71における先部710 の
片面全面に、複数の一定長さの櫛歯72、72・・・を縦横
に小間隔毎に格子状に同一方向に突設してなる毛髪当て
部7であってもよい。なお、上記櫛歯72の少なくとも表
面は、金属等の導電性材料から形成され、又、上記櫛歯
72は接触部2(63)と直流電源3(64)を介して電気的
に接続される。
の当て基体81の先部に、ローラ82を当て基体81の軸芯回
りに回転自在に被嵌させてなる毛髪当て部8であっても
よく、この場合には、ローラ82が正又は負の電極とな
り、直流電源3(64)を介して接触部2(63)と電気的
に接続される。なお、上記ローラ82の少なくとも外周面
は、金属等の導電性材料から形成される。
くとも金属等の導電性材料から形成された一定長さの棒
状の毛髪当て部9であってもよく、この場合には、棒状
の毛髪当て部9が正又は負の電極となり、直流電源3
(64)を介して接触部2(63)と電気的に接続される。
せ且つ正又は負の電極となる毛髪当て部を備えた毛髪処
理具本体と、毛髪を処理される者の身体に接触させ且つ
上記電極と反対の電極となる接触部とを直流電源を介し
て電気的に接続してなることを特徴とするので、毛髪に
負電圧を印加させ、毛髪の表面を形成しているキューテ
ィクルを積極的に開くことによって、薬剤の毛髪内への
浸透を促進させることができ、よって、薬剤を毛髪内に
浸透させるために要する時間を短縮して毛髪の処理を受
ける者の負担を軽減させることができると共に、薬剤を
毛髪内のより内部に且つ均質に浸透させることができ、
薬剤処理効果を効果的に且つ確実に発現させることがで
きる。
面を形成しているキューティクルを積極的に閉じること
によって、毛髪内に浸透させた薬剤を毛髪内に確実に保
持させ、薬剤処理効果を効果的に且つ確実に発現させる
ことができる。
に記載の毛髪処理具において、直流電源の電流方向を切
り替え可能に構成していることを特徴とするので、使用
タイミングに応じて毛髪に正電圧又は負電圧を印加する
ことができ、毛髪内に薬剤をより確実に且つ効果的に浸
透、保持させることができる。
に記載の毛髪処理具において、直流電源の電流方向を所
定周波数で反転可能に構成していることを特徴とするの
で、毛髪処理具本体の毛髪当て部を頭皮に触れさせなが
ら髪に接触させることによって、頭皮内の血流を改善、
促進させて頭皮にマッサージ作用を施すことができ、育
毛、発毛効果を発揮させることができる。
乃至請求項3の何れか1項に記載の毛髪処理具におい
て、毛髪処理具本体と接触部とを別体に構成してなるこ
とを特徴とするので、毛髪処理具本体を、例えば、理容
師といった毛髪を処理される者とは別の者が把持して毛
髪の処理を行うことができ、よって、毛髪処理具による
毛髪処理をより丁寧に且つ細かく行うことができ、薬剤
による毛髪処理効果をより確実に且つ効果的に発現させ
ることができる。
ある。
断面図である。
ある。
視図である。
面図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 毛髪に接触させ且つ正又は負の電極とな
る毛髪当て部を備えた毛髪処理具本体と、毛髪を処理さ
れる者の身体に接触させ且つ上記電極と反対の電極とな
る接触部とを直流電源を介して電気的に接続してなるこ
とを特徴とする毛髪処理具。 - 【請求項2】 直流電源の電流方向を切り替え可能に構
成していることを特徴とする請求項1に記載の毛髪処理
具。 - 【請求項3】 直流電源の電流方向を所定周波数で反転
可能に構成していることを特徴とする請求項2に記載の
毛髪処理具。 - 【請求項4】 毛髪処理具本体と接触部とを別体に構成
してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
か1項に記載の毛髪処理具。
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JP2002021809A JP3995487B2 (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 毛髪処理方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020200273A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 株式会社グランクラス | 美髪剤及び美髪方法並びに美髪装置 |
EP4223176A1 (en) * | 2020-02-28 | 2023-08-09 | L'oreal | Shampoo applicator and remover for cleansing hair to near dry conditions |
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- 2002-01-30 JP JP2002021809A patent/JP3995487B2/ja not_active Expired - Fee Related
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