JP2003219396A - 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び監視システム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び監視システム

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JP2003219396A
JP2003219396A JP2002008792A JP2002008792A JP2003219396A JP 2003219396 A JP2003219396 A JP 2003219396A JP 2002008792 A JP2002008792 A JP 2002008792A JP 2002008792 A JP2002008792 A JP 2002008792A JP 2003219396 A JP2003219396 A JP 2003219396A
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Mari Yasuda
真理 安田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラで撮影された動画像の中で来訪者の顔
や宅内に侵入した人物などの映像を携帯端末の小さいモ
ニタの画面上で鮮明に表示できる画像処理装置を提供す
る。 【解決手段】 カメラ101、102で撮影された動画像の部
分高画質符号化や部分拡大符号化を行う画像処理装置10
4と、画像データを公衆網106に伝送する通信部105と、
その動画像を表示するTVモニタ付き携帯端末108とで
監視システムを構成する。画像処理装置104は、カメラ1
01、102で撮影された動画像の現フレームから顔や人体
を含む領域を検出して検出領域とし、この検出領域の正
誤を過去のフレームの補正領域と比較して判定し、検出
領域が正しければ検出領域を現フレームの補正領域と
し、検出領域が誤りであれば、過去のフレームの補正領
域を基に現フレームの補正領域を設定し、補正領域に対
して部分高画質符号化等を行う。携帯端末の小さい画面
上に来訪者の顔や不審人物を鮮明に表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視カメラで撮影
された動画像をモニタ付き携帯端末に伝送して表示する
監視システムと、その画像処理を行う画像処理装置及び
画像処理方法と、その方法を規定する画像処理プログラ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型施設などには、施設内の各所
にカメラを設置して、それらの映像を施設内のセンター
で集中的に監視する監視システムが配備されている。ま
た、宅内やその他の場所に異常検知センサを設置し、こ
のセンサからの通報を受けて警備会社が異常発生場所に
駆けつけるサービスも普及している。
【0003】近年、宅内やその他の場所に設置されたカ
メラで撮影した動画像を利用者のTVモニタ付き携帯端
末に伝送する監視システムが開発されている。このシス
テムでは、外出中の利用者でも、携帯端末の画面を通し
て自宅の様子を監視することができる。この場合、カメ
ラで撮影した画像データを携帯端末に伝送するために、
カメラの解像度を携帯端末の解像度に落として画像デー
タの符号化が行われる。ただし、画像全体の解像度を一
様に落とすと、携帯端末の小さいモニタでは視認性が悪
くなる。こうした点を改善する画像処理方法として、人
物や顔などが映っている特定領域に対して符号量を多く
割り当て、この特定領域以外は符号量を少なくする“部
分高画質符号化”や、特定領域を拡大表示する“部分拡
大符号化”の手法が知られている。
【0004】例えば、特開平7−288806号公報に
は、テレビ会議システムやテレビ電話システムなどにお
いて、ユーザがモニタに表示された画像を見て、詳しく
観察したい領域をマウスで指定すると、その指定領域の
解像度を高め、それ以外の領域の解像度を低くする画像
処理方法が開示されており、また、指定領域内の指定さ
れた映像の動きに追従して指定領域を移動させる方法が
開示されている。また、特願2001−222719号
公報には、動画像から人物の外郭や顔の輪郭を抽出する
画像処理方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カメラの映像
を携帯端末の画面で監視する場合には、部分高画質符号
化を行う特定領域が利用者の希望する対象物から外れて
しまうと、利用者の希望する部分が返って低画質とな
り、その結果、携帯端末の小さいモニタでは所望の対象
物が鮮明に見えなくなり、例えば、来訪者の識別や宅内
に侵入した人物の詳細な状態が把握できないと言う問題
が発生する。
【0006】本発明は、こうした問題点を解決するもの
であり、カメラで撮影された動画像の中で来訪者の顔や
宅内に侵入した人物などの映像を携帯端末の小さいモニ
タの画面上で常に鮮明に表示することができる画像処理
方法を提供し、また、その方法を実施する画像処理装
置、プログラム及び監視システムを提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、モ
ニタ付き携帯端末で表示する画像データを生成する画像
処理方法として、カメラで撮影された動画像の現フレー
ムから特定の被写体を含む領域を検出して検出領域と
し、この検出領域の正誤を過去のフレームにおける補正
領域と比較して判定し、検出領域が正しければその検出
領域を現フレームの補正領域として設定し、検出領域が
誤っていれば、過去のフレームの補正領域を基に現フレ
ームの補正領域を設定し、設定した補正領域が他の領域
に比べて明瞭に表示できるように符号化処理を行うよう
にしている。
【0008】また、本発明の画像処理装置には、カメラ
で撮影された動画像の現フレームから特定の被写体を含
む領域を検出する領域検出部と、領域検出部で検出され
た検出領域の正誤を過去のフレームにおける補正領域と
比較して判定し、検出領域が正しければその検出領域を
現フレームの補正領域として設定し、検出領域が誤って
いれば、過去のフレームの補正領域を基に現フレームの
補正領域を設定する領域補正部と、領域補正部が設定し
た補正領域を他の領域に比べて明瞭に表示できるように
符号化する符号化部とを設けている。
【0009】また、宅内またはその周囲に設置された監
視カメラと、監視カメラで撮影された動画像の部分高画
質符号化または部分拡大符号化を行う画像処理装置と、
画像処理装置で処理された画像データを公衆網に伝送す
る通信部と、画像データを無線回線を介して受信し、そ
の動画像を表示するTVモニタ付き携帯端末とで監視シ
ステムを構成している。
【0010】また、宅内またはその周囲に設置された監
視カメラと、監視カメラで撮影された動画像の画像デー
タを公衆網に伝送する通信部と、サービスプロバイダの
サーバに設けられた、公衆網を介して受信した動画像の
部分高画質符号化または部分拡大符号化を行う画像処理
装置と、画像処理装置で処理された画像データを無線回
線を介して受信し、前記動画像を表示するTVモニタ付
き携帯端末とで監視システムを構成している。
【0011】また、コンピュータプログラムは、コンピ
ュータに、カメラで撮影された動画像の現フレームから
特定の被写体を含む領域を検出し、検出領域として決定
する手順と、この検出領域の正誤を過去のフレームにお
ける補正領域と比較して判定し、検出領域が正しければ
その検出領域を現フレームの補正領域として設定し、検
出領域が誤っていれば、過去のフレームの補正領域を基
に現フレームの補正領域を設定する手順と、設定した補
正領域が他の領域に比べて明瞭に表示できるように符号
化処理を行う手順とを実行させるようにしている。
【0012】こうした画像処理を行うことにより、利用
者は、携帯端末の小さい画面上で符号化、復号化を経た
画像を見るにも関わらず、所望の対象物を鮮明に、また
は大きく見ることができる。そのため、遠隔地にいて
も、宅内やその他の情況を的確に把握することができ
る。
【0013】また、検出領域として、所望の対象物を全
く含まない、あるいは、一部しか含まない領域が決定さ
れた場合でも、補正領域を求める処理により、正しい領
域を設定して、携帯端末の画面上に所望の対象物を表示
させることができ、携帯端末の視認性を保つことができ
る。また、検出領域が所望の対象物に対して大き過ぎ、
携帯端末の画面上で拡大効果が薄れる場合でも、対象物
に対して適当なサイズの領域に補正され、携帯端末での
視認性を保つことが可能となる。こうした補正は、利用
者が指定しなくても、自動的に行われる。
【0014】また、こうした画像処理を行う画像処理装
置を監視システムに組み入れることにより、遠隔地にい
ながら、来訪者の確認や対応、宅内やその他の状態の把
握が可能となり、携帯端末の小さい画面上においても、
来訪者、家族や不審人物といった所望の対象物を鮮明に
見ることができる。
【0015】また、この画像処理装置をサービスプロバ
イダのサーバ上に設けることにより、システム導入の際
に利用者に掛かる負担を軽減できる。また、モニタ付き
携帯端末を警備会社の警備員に持たせる場合には、異常
発生場所に急行する警備員が現場に到着する前にその状
態を把握できる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の実施の形態1における宅内監視システムを示してい
る。このシステムでは、玄関に設置された来訪者撮影用
のドアホンカメラ102と、宅内やその周囲を撮影するた
めに宅内や屋外などに設置された住居用監視カメラ101
と、住居用監視カメラ101及びドアホンカメラ102で撮影
された動画像を切り替えて出力する切り替え器103と、
切り替え器103から出力された画像データの部分高画質
符号化や部分拡大符号化を行う画像処理装置104と、画
像処理装置104で処理された画像データを送信する通信
部105とが利用者の住居100に設けられている。この通信
部105から送信された画像データは、公衆網106を通じて
基地局107に伝送され、基地局107から無線回線で利用者
が携帯するTVモニタ付き携帯端末108に伝送される。
携帯端末108は、受信した画像データを復号化して、そ
の画面にドアホンカメラ102または住居用監視カメラ101
で撮影された動画像を表示する。
【0017】画像処理装置104は、図2に示すように、
入力する動画像の各フレームから顔部分や人物を含む領
域を検出する領域検出部111(領域検出部111が検出した
領域を“検出領域”と言う)と、各フレームの検出領域
の位置や大きさと比較して、領域検出部111で検出され
た最新の検出領域が正解であるかどうかをチェックし、
正解であれば、その検出領域をそのまま出力し、不正解
であれば、それに代わる検出領域を“補正領域”として
出力する領域補正部112と、入力画像を符号化するとと
もに検出領域または補正領域への部分高画質符号化や部
分拡大符号化を行う符号化部110とを備えている。
【0018】この装置の符号化部110は、切り替え器103
から出力された動画像を領域検出部111へ送る。領域検
出部111は、入力する各フレームの画像から顔部分を検
出し、その領域を確定する、例えば特開2001−22
2719号公報に記載された顔検出処理、または、入力
画像から人物部分を検出しその領域を確定する人物検出
処理を行い、その検出領域を領域補正部112へ出力す
る。
【0019】領域補正部112は、領域検出部111から出力
された検出領域が、それ以前の各フレームでの検出領域
の位置や大きさから見て、正解か不正解かをチェック
し、正解であれば検出領域を補正領域として、また、不
正解であれば検索領域に代わる補正領域を符号化部110
に出力する。ここで言う正解とは、検出領域に検出すべ
き対象物が包含されており、例えば、検出領域内で来訪
者の顔が識別でき、または人物の状態が把握できる状態
を意味する。この領域補正部112における処理の詳細は
後述する。
【0020】符号化部110は、領域補正部112より出力さ
れた補正領域に対して符号量を多く割り当て、その他の
領域は符号量を少なくする部分高画質符号化や、その補
正領域を拡大した後に符号化する部分拡大符号化による
画像データの符号化を行い、符号化した画像データを通
信部105に出力する。
【0021】図16のフローチャートは、この画像処理
装置の処理手順を示している。まず、処理対象となる画
像を取得する(ST1)。次に、領域検出部111が、領
域検出処理により、入力画像から顔部分を検出する顔検
出処理(ST2)、または、入力画像から人物部分を検
出する人物検出処理(ST3)を行い、検出領域を確定
する。画像がドアホンカメラ画像の場合は、顔検出処理
の結果が検出領域となり、住居用監視カメラの場合は、
人物検出結果が検出領域となる。次に、領域補正部112
が、領域補正処理により、領域検出処理で確定した検出
領域を補正する(ST4)。次に、符号化部110は、符
号化処理により、補正領域の符号量を多く割り当てる部
分高画質符号化(ST5)、または、領域を拡大した後
符号化する部分拡大符号化(ST6)を行う。
【0022】図3は、領域補正部112の構成を示してい
る。この領域補正部112は、領域検出部111から入力する
検出領域の中心点座標、半径、その他の検出領域データ
を格納するメモリ120と、過去のフレームにおける検出
領域のデータから最新フレームの検出領域の移動量を算
出し、その移動量が適正範囲内にあるかどうかを判定す
る移動量算出部122と、過去のフレームにおける検出領
域のデータから最新フレームの検出領域のサイズ変動量
を算出し、そのサイズ変動量が適正範囲内にあるかどう
かを判定するサイズ変動量算出部123と、過去のフレー
ムにおける検出領域の位置及びサイズから、最新フレー
ムの検出領域の位置及びサイズが適正かどうかを判定す
る特徴算出部121と、特徴算出部121、移動量算出部122
及びサイズ変動量算出部123で算出された結果に基づき
最新フレームの検出領域が正解であるか否かの判断を行
う正解判定部124と、正解判定部124の判定結果をカウン
トするカウンタ125と、検出領域データの初期値を格納
するメモリ126と、補正領域として採用するデータを選
択し、a倍に拡大して符号化部110へ出力する切り替え
部127とを備えている。
【0023】この領域補正部112では、領域検出部111で
作成された検出領域データが入力すると、この検出領域
データが、メモリ120に格納されるとともに、特徴算出
部121、移動量算出部122及びサイズ変動量算出部123に
送られる。特徴算出部121は、メモリ120に格納されてい
る最新を含む任意のフレームでの検出領域の位置とサイ
ズとの関係から、検出すべき対象物の画面上の座標にお
ける特徴を求め、検出領域の移動範囲とサイズの上下限
値とを決定し、最新の検出領域がこの条件を満たしてい
るか否かの判断を行う。
【0024】移動量算出部122は、メモリ120に格納され
ている最新を含む任意のフレーム間での検出領域の位置
変化量と方向とを求め、その位置変化量及び方向が任意
に定めた閾値以内であるか否かの判定を行う。サイズ変
動量算出部123は、メモリ120に格納されている最新を含
む任意のフレーム間での検出領域のサイズ変動量と方向
とを求め、そのサイズ変動量及び方向が任意に定めた閾
値以内であるか否かの判定を行う。
【0025】正解判定部124は、特徴算出部121、移動量
算出部122及びサイズ変動量算出部123における判定結果
の一部またはすべてに基づき最新の検出領域が正解であ
るか否かの判断を行う。カウンタ125は、正解判定部124
で連続して誤り(不正解)と判断された回数をカウント
する。
【0026】切り替え部127は、カウンタ125の値に応じ
て、メモリ126に格納された検出領域の初期値を選択
し、あるいは、移動量算出部122で求めた検出領域の中
心点やサイズ変動量算出部123で求めた検出領域の半径
を補正領域の中心点及び半径として選択し、予め定めら
れた値a倍に拡大して、補正領域として符号化部110に
出力する。
【0027】図17のフローチャートは、領域補正部11
2の処理手順を示している。まず、領域検出部111から検
出領域を取得する(ST1)。移動量算出部122は、移
動量算出処理により、最新の検出領域データを含む任意
のフレーム間での検出領域データの位置変化量と方向と
を求め、その位置変化量と方向とが任意に定めた閾値以
内であるか否かの判定を行う(ST2)。サイズ変動量
算出部123は、サイズ変動量算出処理により、最新の検
出領域データを含む任意のフレーム間での検出領域デー
タのサイズ変動量と方向とを求め、そのサイズ変動量と
方向とが任意に定めた閾値以内であるか否かを判定する
(ST3)。特徴算出部121は、特徴算出処理により、
最新の検出領域データを含む任意のフレームでの検出領
域の位置とサイズとの関係から、検出されるべき対象物
の画面上の座標における特徴を求め、検出領域の移動範
囲とサイズとの上下限値を決定し、最新の検出領域がこ
の条件を満たしているかの判断をする(ST4)。
【0028】正解判定部124は、移動量算出処理、サイ
ズ変動量算出処理及び特徴算出処理での判定結果の一部
またはすべてに基づき、最新の検出領域が正解であるか
否かの正解判定処理を行い、その判定結果に基づいて、
補正領域としてどのデータを採用するかを決定する(S
T5)。検出領域が正解であれば、これを補正領域とし
て採用する(ST6)。検出領域が不正解のときは、正
解判定処理で連続して誤りと判定した回数をカウンタ12
5で数え、その値が任意に定めた回数に一致したとき
は、補正領域として、メモリ126に格納されている初期
値を採用し(ST7)、そうでない場合は、前フレーム
で採用した補正領域データを採用する(ST8)。次
に、補正領域を任意の倍率に拡大する(ST9)。
【0029】図4は、移動量算出部122の構成を示して
いる。この移動量算出部122は、メモリ120に格納された
前フレームの検出領域の中心点座標と領域検出部111か
ら入力する最新フレームの検出領域の中心点座標との差
分を算出する減算器130と、メモリ120に格納された前々
フレームの検出領域の中心点座標と領域検出部111から
入力する最新フレームの検出領域の中心点座標との差分
を算出する減算器132と、最新フレームの検出領域の中
心点座標が正解であるか否かを決定する判定部131と、
出力する中心点座標の選択を行う切り替え器133とを備
えている。
【0030】この移動量算出部122では、まず、検出領
域の中心点の移動量を求めるため、減算器130で、領域
検出部111から出力される検出領域の中心点座標とメモ
リ120に格納された前フレームの検出領域の中心点座標
との差分を求める。次に、検出領域の移動方向の変位を
求めるため、ここでは前フレーム及び前々フレームから
の検出領域の中心点座標の移動方向を比較する。そのた
めに、減算器132で、最新フレームの中心点座標とメモ
リ120に格納された2フレーム前の中心点座標との差分
を算出する。
【0031】判定部131は、減算器130及び132の結果か
ら、前フレームからの検出領域の移動量である減算器13
0の出力が任意に設定した閾値b以下であり、且つ、過
去2フレーム前からの前記中心点座標の移動方向が同じ
であるときに、最新フレームにおける検出領域の中心点
座標を正解とし、それ以外であれば誤りとする。例え
ば、図5に示すように、2フレーム前の検出領域が領域
300であり、前フレームの検出領域が領域301であり、最
新フレームの検出領域が領域302であるとすると、それ
らの領域における中心点の移動方向が一定ではないの
で、検出領域302は誤りと判断される。判定部131は、移
動量判定結果を出力する。また、この移動量判定結果に
より切り替え器133が切り替えられ、正解の場合は、領
域検出部111から入力した最新フレームの検出領域の中
心点座標が出力され、不正解の場合は、メモリ120に格
納された前フレームの補正領域の中心点座標が出力され
る。
【0032】図18のフローチャートは、この移動量算
出部122の移動量算出処理手順を示している。まず、領
域検出部111で検出された検出領域の中心点座標を取得
する(ST1)。次に、過去の任意のフレーム間での検
出領域の座標移動量を算出する。ここでは、過去2フレ
ーム分の中心点座標を用いる方法を説明する。まず、最
新フレームにおける検出領域の中心点座標と、前フレー
ムにおける検出領域の中心点座標との差分を求め(ST
2)、差分が予め設定した閾値内であるか否かを判断す
る(ST3)。前記差分が閾値内でない場合は、最新フ
レームの検出領域の中心点が誤りと判断され、前フレー
ムの補正領域の中心点座標が本処理の中心点座標として
採用される(ST7)。
【0033】次に、最新フレームの検出領域の中心点座
標と2フレーム前の検出領域の中心点座標との差分を求
め(ST4)、ST4で求めた差分とST2で求めた差
分とを用いて、2フレーム前から最新フレームまでの検
出領域の移動方向と、前フレームから最新フレームまで
の検出領域の移動方向とが同じであるか否かを判断する
(ST5)。移動方向が同じである場合は正解と判断さ
れ、最新フレームの検出領域の中心点座標が本処理の中
心点座標として採用され(ST6)、同じでない場合
は、不正解と判断され、前フレームの補正領域の中心点
座標が本処理の中心点座標として採用される(ST
7)。
【0034】図6は、サイズ変動量算出部123の構成を
示している。このサイズ変動量算出部123は、メモリ120
に格納された前フレームの検出領域の半径と領域検出部
111から入力する最新フレームの検出領域の半径との差
分を算出する減算器140と、メモリ120に格納された前々
フレームの検出領域の半径と領域検出部111から入力す
る最新フレームの検出領域の半径との差分を算出する減
算器142と、最新フレームの検出領域の半径が正解であ
るか否かを決定する判定部141と、出力する検出領域の
半径の選択を行う切り替え器143とを備えている。
【0035】判定部141は、減算器140及び142の結果か
ら、前フレームからの検出領域のサイズ変動量を表す減
算器140の出力が任意に設定した閾値c以下であり、且
つ、過去2フレーム前からの半径の変動方向が同じであ
るときに、最新フレームにおける検出領域の半径を正解
とし、それ以外であれば誤りとする。例えば、図7に示
すように、2フレーム前の検出領域が領域303であり、
前フレームの検出領域が領域304であり、最新フレーム
の検出領域が領域305であるとすると、領域304では半径
が長くなり、領域305では短くなっていて、半径の変動
方向が一定ではないので、この場合には、最新フレーム
の検出領域305の半径は不正解と判断される。
【0036】判定部141は、サイズ変動量判定結果を出
力する。また、このサイズ変動量判定結果により切り替
え器143が切り替えられ、正解の場合は、領域検出部111
から入力した最新フレームの検出領域の半径が出力さ
れ、不正解の場合は、メモリ120に格納された前フレー
ムの補正領域の半径が出力される。
【0037】図19のフローチャートは、このサイズ変
動量算出部123のサイズ変動量算出処理手順を示してい
る。まず、領域検出部111で検出された検出領域の半径
を取得する(ST1)。次に、最新フレームにおける検
出領域の半径と、前フレームにおける検出領域の半径と
の差分を求め(ST2)、差分が予め設定した閾値内で
あるか否かを判断する(ST3)。前記差分が閾値内で
ない場合は、最新フレームの検出領域の半径が誤りと判
断され、前フレームの補正領域の半径が本処理の半径と
して採用される(ST7)。
【0038】次に、最新フレームの検出領域の半径と2
フレーム前の検出領域の半径との差分を求め(ST
4)、ST4で求めた差分とST2で求めた差分との正
負が同じであり、ST4で求めた差分の絶対値がST2
で求めた差分の絶対値以上であるか否か、即ち、検出領
域のサイズ変動の方向が同じであるか否か、を判断する
(ST5)。サイズ変動の方向が同じである場合は正解
と判断され、最新フレームの検出領域の半径が本処理の
半径として採用され(ST6)、同じでない場合は、不
正解と判断され、前フレームの補正領域の半径が本処理
の半径として採用される(ST7)。
【0039】次に、特徴算出部121の構成について説明
する。図9に示すように、ドアホンカメラ102で来訪者
を撮影する場合、画面上における来訪者の顔の位置は、
カメラと来訪者との距離によって変わるが、画面上で顔
領域の中心点位置が移動し得る範囲は来訪者の身長によ
って決まる。また、画面上での顔領域の中心点位置と顔
領域のサイズとの関係は、来訪者の顔の大きさと身長と
の特徴によって決まる。
【0040】いま、図10に示すように画面をエリアに
区切り、同一人物がドアホンカメラからの距離を変えて
顔領域の中心点位置をそれぞれのエリアに移動したとき
の顔領域のサイズを求め、こうした測定を多数の人物に
ついて行うことにより、図24に示すように、顔領域の
中心点が位置するエリアと、顔領域のサイズ(X半径)
と、人物の特徴(顔の大きさと身長)を識別する特徴ナ
ンバーとを対応付けたデータベースを得ることができ
る。
【0041】特徴算出部121は、図8に示すように、過
去のフレームの検出領域データから特徴ナンバーが決定
された図10のデータベースを格納するメモリ120と、
最新フレームで得られた特徴データが有効であるか否か
を判定する判定部150と、判定部150の判定回数をカウン
トするカウンタ153と、判定部150の判定結果が正解であ
る判定回数をカウントするカウンタ151と、カウンタ153
の値がmになる前にカウンタ151の値がpになったと
き、最新フレームの特徴ナンバーを出力する切り替え器
152とを備えている。
【0042】この特徴算出部121には、移動量算出部122
から出力された最新フレームの検出領域の中心点座標
と、サイズ変動量算出部123から出力された最新フレー
ムの検出領域の半径とがメモリ120に入力し、移動量算
出部122及びサイズ変動量算出部12から出力された移動
量判定結果及び変動量判定結果が判定部150に入力す
る。メモリ120からは、格納するデータベースより、入
力した中心点座標が位置するエリアの中で、入力した半
径に対応する特徴ナンバーが読み出される。
【0043】判定部150は、移動量算出部122及びサイズ
変動量算出部123より得られた判定結果が双方とも正解
であれば、メモリ120から読み出した特徴ナンバーを有
効とし、カウンタ151とカウンタ153とを更新する。ま
た、移動量算出部122及びサイズ変動量算出部123より得
られた判定結果の一方でも不正解であれば、メモリ120
から読み出した特徴ナンバーを無効とし、カウンタ153
のみを更新する。こうしてカウンタ153は、判定の処理
回数をカウントし、カウンタ151は正解と判定した処理
回数をカウントする。カウンタ153の値がmとなる前に
カウンタ151の値がpとなると切り替え器152を閉じ、最
新フレームの特徴ナンバーが最終的な特徴ナンバーとし
て決定する。
【0044】図20のフローチャートは、この特徴算出
部121の処理手順を示している。最新フレームの検出領
域を取得して(ST1)、移動量算出部122で移動量算
出処理が行われ(ST2)、サイズ変動量算出部123で
サイズ変動量算出処理が行われると(ST3)、それら
の処理の判定結果を基に特徴ナンバー取得のステップに
進むか否かを判断する(ST4)。ST2及びST3で
今回の検出領域が正解と判断された場合には、特徴ナン
バー取得のステップ処理に進み、図24のテーブルか
ら、移動量算出処理で得られた中心点座標に該当するエ
リアを参照し、その中からサイズ変動量算出処理で得ら
れた半径に対応する特徴ナンバーを取得する(ST
5)。そして、カウンタ151とカウンタ153とのカウント
値から、任意の割合以上同じ特徴ナンバーを取得したこ
とが判明した場合に(ST6)、最終的な特徴ナンバー
として決定する(ST7)。
【0045】図11は、図3のカウンタ125と切り替え
部127とを用いて補正領域を決定する補正領域決定部の
詳細を示している。この補正領域決定部は、カウンタと
して、移動量判定結果の不正解回数をカウントするカウ
ンタ125-1と、サイズ変動量判定結果の不正解回数をカ
ウントするカウンタ125-2とを備え、切り替え部とし
て、補正領域の中心点座標を選択して出力する切り替え
部127-1と、補正領域の半径を選択して出力する切り替
え部127-2とを備え、さらに、カウンタ125-1及び125-2
のカウント値を基に、切り替え部127-1及び127-2の切り
替えを制御する制御信号を出力する制御信号作成部162
を備えている。
【0046】この補正領域決定部のカウンタ125-1及び1
25-2は、正解判定部124の制御信号で制御される。正解
判定部124には、移動量算出部122、サイズ変動量算出部
123及び特徴算出部121の判定結果が入力し、正解判定部
124は、移動量判定結果及び特徴判定結果の少なくとも
一方が誤りであればカウンタ125-1の値を更新し、どち
らも正解であればリセットするカウンタの制御信号を出
力する。同時に判定部124は、サイズ変動量判定結果及
び特徴判定結果の少なくとも一方が不正解であればカウ
ンタ125-2の値を更新し、どちらも正解であればリセッ
トするカウンタの制御信号を出力する。
【0047】切り替え制御信号作成部162は、カウンタ1
25-1の値が任意に定めた値に達していればメモリ126-1
に格納された初期値の中心点座標を選択し、そうでなけ
れば、移動量算出部122が移動量算出処理で求めた中心
点座標160を選択する切り替え器127-1の切り替え制御信
号を作成し、切り替え器127-1は、この制御信号に基づ
いて補正領域の中心点座標を出力する。
【0048】同時に切り替え制御信号作成部162は、カ
ウンタ125-2の値が任意に定めた値に達していればメモ
リ126-2に格納された初期値の半径を選択し、そうでな
ければサイズ変動量算出部123がサイズ変動量算出処理
で求めた半径161を選択する切り替え器127-2の切り替え
制御信号を作成し、切り替え器127-2は、この制御信号
に基づいて補正領域の半径を出力する。
【0049】図21のフローチャートは、この領域補正
処理部での中心点座標の補正処理手順を示している。こ
こではmフレーム分の判定結果から、最終的な補正領域
の中心点座標を判断するものとして説明する。まず、特
徴算出処理及び移動量算出処理から双方の最新フレーム
の正解判定結果を取得する(ST1)。次に、取得した
判定結果の少なくともどちらか一方が誤りであればカウ
ンタ値を更新し(ST3)、どちらも正解であればカウ
ンタをリセットする。カウンタの値が任意に定めた値m
に達しているか否かを判断し(ST5)、mであれば補
正領域の中心点は初期値として定めた座標とし(ST
6)、mに達していなければ補正領域の中心点を前記移
動算出処理で求めた値とする(ST7)。
【0050】また、図22のフローチャートは、この領
域補正処理部での半径の補正処理手順を示している。こ
こではmフレーム分の判定結果から、最終的な補正領域
の半径を判断するものとして説明する。まず、特徴算出
処理及びサイズ変動量算出処理から双方の最新フレーム
の正解判定結果を取得する(ST1)。次に、取得した
判定結果の少なくともどちらか一方が誤りであればカウ
ンタ値を更新し(ST3)、どちらも正解であればカウ
ンタをリセットする。カウンタの値が任意に定めた値m
に達したか否かを判断し(ST5)、mであれば補正領
域の半径は初期値として定めた値にし(ST6)、mに
達していなければ補正領域の半径を前記サイズ変動量算
出処理で求めた値とする(ST7)。
【0051】この領域補正処理で、不正解な検出領域に
代えて、前フレームの補正領域における中心点と、前フ
レームの補正領域における半径とを持つ領域(即ち、前
フレームでの補正領域)を採用することにより、検出領
域が所望の対象物を全く含まなかったり一部しか含まな
かったりした場合、あるいは、所望の対象物に対して大
き過ぎたり小さ過ぎたりした場合でも、対象物を適切に
含む領域に補正することができる。
【0052】また、検出領域が不正解と判断される期間
が長い場合には、所望の対象物の画面上における位置や
サイズも変化している可能性があり、領域補正処理で保
持しているデータの信頼性が落ちてくることになるが、
このとき(不正解がmフレーム続いたとき)には、一
旦、初期値の中心点と初期値の半径とを持つ初期状態の
領域に戻すことにより、以降の領域補正処理を正常化す
ることができる。
【0053】なお、ここでは、不正解がmフレーム続く
ときに、補正領域として初期領域を採用しているが、そ
れに代えて、検出領域を補正せずに、そのまま補正領域
として採用するようにしても良い。
【0054】前述するように、検出領域が誤りと判断さ
れる期間が長い場合には、所望の対象物の画面上におけ
る位置やサイズも変化している可能性があり、検出領域
が所望の対象物を含む正しい領域を指定していても、領
域補正処理ではそれを知ることが出来ない。しかし、こ
のように補正領域を、一旦、検出領域に戻す処理によ
り、補正領域自体の誤りを防ぐことができ、所望の対象
物の視認性を保つことが可能となる。
【0055】なお、図17の処理手順では、検出領域が
正解であるときにのみ、これを補正領域として採用する
こととしたが、正解判定部の判定結果が不正解である回
数をカウントするカウンタを設け、このカウンタでカウ
ントする不正解回数が所定値mに達するまでは、検出領
域を補正領域として採用するようにしても良い。この場
合の処理手順を図23のフローチャートに示している。
まず、特徴算出処理、移動量算出処理及びサイズ変動量
算出処理から最新フレームの正解判定結果を取得する
(ST1)。次に、取得した判定結果の少なくともどれ
か1つが誤りであるか否かを判断し(ST2)、1つで
も誤りが有ればカウンタ値を更新し(ST3)、すべて
正解であればカウンタをリセットする。カウンタの値が
任意に定めた値mに達しているか否かを判断し(ST
5)、m未満であれば、補正領域は検出領域と同じ中心
点座標、半径を採用し(ST6)、mであれば、補正領
域の中心点座標を前記移動量算出処理、半径を前記サイ
ズ変動量算出処理で求めた値とする(ST7)。
【0056】なお、領域補正部112の各部の機能は、画
像処理装置104が内蔵するコンピュータにプログラムで
規定した処理を行わせることにより実現できる。また、
このプログラムを記録媒体に記録して他の画像処理装置
にダウンロードし、同じ機能を持たせることができる。
【0057】このように、この実施形態の監視システム
では、画像処理装置が、部分高画質符号化や部分拡大符
号化すべき領域を領域検出処理で検出した後、さらに補
正処理を実施して、検出された領域が不適正な場合にそ
れを補正しているため、携帯端末の小さい画面上で符号
化、復号化を経た動画像を表示するにも関わらず、所望
の対象物を含む特定領域を常に鮮明に見ることができ
る。そのため、遠隔地に居ても、宅内やその他の情況を
的確に把握することができる。
【0058】また、利用者は、携帯端末の小さい画面上
で、人物領域を指定するような操作を行わなくとも、来
訪者の顔や宅内の家族の様子、宅内に侵入した不審人物
などを鮮明に見ることができる。
【0059】(実施の形態2)図12は、本発明の実施
の形態2における宅内監視システムを示している。この
システムでは、画像処理装置104をサービスプロバイダ
のサーバ109に設置している。その他の構成は実施の形
態1(図1)と変わりがない。
【0060】このシステムでは、住居用監視カメラ101
やドアホンカメラ102で撮影された画像が切り替え器103
に送られ、切り替え器103で選択された画像が通信部105
から公衆網106を経て、サービスプロバイダのサーバ109
上に備えられた画像処理装置104に送られる。画像処理
装置104は、実施の形態1の場合と同様に、画像データ
から特定領域の検出、領域補正、部分高画質符号化また
は部分拡大符号化を行い、画像処理装置104で画像処理
された画像データは、基地局107を介してTVモニタ付
き携帯端末108に伝送され、携帯端末108の画面に表示さ
れる。このように、画像処理装置をサービスプロバイダ
のサーバに設けることにより、システム導入の際に利用
者に掛かる負担が軽減される。
【0061】(実施の形態3)図13は、本発明の実施
の形態3における宅内監視システムを示している。この
システムでは、宅内または屋外に設置された異常検知セ
ンサ200を備えており、また、この家を警備する警備会
社201の警備員がTVモニタ付き携帯端末108を所持して
いる。その他の構成は実施の形態1と同様である。この
システムでは、異常検知センサ200が異常を検知した
際、異常通報を発し、異常通報は、通信部105から、公
衆網106、基地局107を経て警備会社201及びTVモニタ
付き携帯端末108に伝送通報される。
【0062】一方、住居用監視カメラ101やドアホンカ
メラ102で撮影された画像は切り替え器103に送られ、切
り替え器103で選択された画像は画像処理装置104で特定
領域の検出、領域補正、部分高画質符号化または部分拡
大符号化が行われた後、通信部105から公衆網106、基地
局107を介して、警備会社201と、異常発生場所に出向く
警備員が所持するTVモニタ付き携帯端末108とに伝送
される。また、伝送画像は警備会社201の端末画面にも
表示される。
【0063】このシステムでは、警備員が異常発生場所
に到着する前に、携帯端末108の画面でその状況を把握
することができ、例えば異常検知センサ200の通報が誤
報であるときは、現場に駆けつけなくて済む。また、現
場での不審人物との鉢合わせを回避することができ、警
備員の安全を確保することができる。
【0064】(実施の形態4)実施の形態4では、TV
モニタ付き携帯端末から領域を指定して、その領域の部
分高画質符号化や部分拡大符号化を行わせることが可能
な宅内監視システムについて説明する。このシステムで
は、図14に示すように、画像処理装置が、領域補正部
112への入力を選択する切り替え器170を備えており、こ
の切り替え器170が、領域検出部111で検出された検出領
域、または、TVモニタ付き携帯端末108で指定された
指定領域を選択して領域補正部112へ出力する。
【0065】このシステムでは、領域検出部111が、符
号化部110経由で画像を入力し、特定部分を検出して検
出領域を出力する。一方、携帯端末108は、TVモニタ
の画面における特定領域を後述の方法によりテンキーで
指定し、指定領域を切り替え器170に入力する。切り替
え器170は、前記検出領域と指定領域とを切り替えて領
域補正部112に出力し、領域補正部112は、必要に応じ
て、切り替え器170で選択された領域に対し補正を行
い、符号化部110に出力する。符号化部110は、領域補正
部112から出力された領域に対し部分高画質符号化また
は部分拡大符号化を行い、出力する。
【0066】図15は、TVモニタ付き携帯端末108の
テンキーで領域を指定する方法を示している。175はカ
メラで撮影した画像が表示されている携帯端末のTVモ
ニタである。171は領域検出部111で検出された検出領域
であり、この領域内に対して符号化部110で部分高画質
符号化がなされているものとする。この検出領域171に
は人物の顔部分が包含されていないため、利用者は、携
帯端末108のテンキーを用いて、顔部分を包含するよう
な領域を指定する。172、173に示すようにテンキーで画
面上に領域の始点、終点を指定すると、174に示すよう
な領域が指定領域となり、符号化部110で指定領域174に
対して部分高画質符号化が行われ、顔部分が鮮明に見え
るようになる。このように、このシステムでは、利用者
が、携帯端末の画面上で鮮明に見たい部分を指定するこ
とができる。
【0067】この処理により、画像処理装置が検出領域
を決定する処理において、誤って所望の対象物がまった
く、または、一部しか含まれない領域を指定した場合で
も、利用者が正しい領域を指定し直すことにより、携帯
端末の画面上で所望の対象物を鮮明に表示させることが
でき、携帯端末の画面上での視認性を高めることができ
る。また、画像処理装置が所望の対象物に対して大き過
ぎる領域を指定し、そのために部分拡大符号化による拡
大効果が薄れてしまう場合でも、利用者が対象物に対し
て適当なサイズの領域を指定することによって、利用者
が見たい部分を携帯端末の画面に大きく表示させること
ができ、携帯端末の視認性を高めることができる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像処理装置及び画像処理方法を用いることにより、
監視カメラの映像をモニタ付き携帯端末で見る監視シス
テムにおいて、携帯端末の画面上の視認性を高めること
ができ、この携帯端末を保持する利用者や警備員は、遠
隔地にいても、来訪者や宅内の様子、異常発生場所の状
況などを鮮明な画像で見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における宅内監視システ
ムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における画像処理装置の
構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1における領域補正部の構
成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1における移動量算出部の
構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1における検出領域の移動
【図6】本発明の実施の形態1におけるサイズ変動量算
出部の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態1における検出領域のサイ
ズ変動例
【図8】本発明の実施の形態1における特徴算出部の構
成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態1における特徴算出部にお
ける来訪者の特徴例
【図10】本発明の実施の形態1における特徴算出部で
使用する画面のエリア分割例
【図11】本発明の実施の形態1における補正領域決定
部の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態2における宅内監視シス
テムの構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態3における宅内監視シス
テムの構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態4における携帯端末と画
像処理部の関係を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態4における携帯端末の表
示画面
【図16】本発明の実施の形態1における画像処理方法
のフローチャート
【図17】本発明の実施の形態1における領域補正処理
方法のフローチャート
【図18】本発明の実施の形態1における移動量算出処
理のフローチャート
【図19】本発明の実施の形態1におけるサイズ変動量
算出処理のフローチャート
【図20】本発明の実施の形態1における特徴算出処理
のフローチャート
【図21】本発明の実施の形態1における中心点座標正
解判定処理のフローチャート
【図22】本発明の実施の形態1における領域半径正解
判定処理のフローチャート
【図23】本発明の実施の形態1における領域補正処理
のフローチャート
【図24】本発明の実施の形態1における特徴算出部で
使用する特徴ナンバーのテーブル
【符号の説明】
100 住居 101 住居用監視カメラ 102 ドアホンカメラ 103、133、152、170 切り替え器 104 画像処理装置 105 通信部 106 公衆網 107 交換機 108 TVモニタ付き携帯端末 109 サービスプロバイダのサーバ 110、182 符号化部 111、181 領域検出部 112 領域補正部 120、126 メモリ 121 特徴算出部 122 移動量算出部 123 サイズ変動量算出部 124、131、141、150 正解判定部 125、151、153 カウンタ 130、132、140、142 減算器 160 中心点座標 161 半径 162 切り替え制御信号作成部 171、300、301、302 検出領域 172 領域の始点 173 領域の終点 174 指定領域 180 カメラ 200 異常検知センサ 201 警備会社 303、304、305 検出領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 H04N 7/13 Z Fターム(参考) 5B057 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CD02 CD05 CH08 DA08 DB02 DB09 DC30 5C054 AA01 CC05 CH02 DA07 EA05 EG10 EJ07 FC01 FC12 FC13 FD07 FE28 FF06 HA18 5C059 MB01 MB12 ME00 NN01 NN26 PP04 PP26 PP28 SS10 TA60 TB18 TC34 TD12 UA02 UA05 UA38 5L096 BA02 BA18 CA02 FA59 FA64 HA04 JA11

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラで撮影された動画像の現フレーム
    から特定の被写体を含む領域を検出して検出領域とし、
    前記検出領域の正誤を過去のフレームにおける補正領域
    と比較して判定し、前記検出領域が正しければ前記検出
    領域を現フレームの前記補正領域として設定し、前記検
    出領域が誤っていれば、過去のフレームの前記補正領域
    を基に現フレームの補正領域を設定し、設定した前記補
    正領域が他の領域に比べて明瞭に表示できるように符号
    化処理を行い、モニタ付き携帯端末で表示する画像デー
    タを生成することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記符号化処理として、前記補正領域に
    符号を多く割り当てる部分高画質符号化を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記符号化処理として、前記補正領域を
    拡大して符号化する部分拡大符号化を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記検出領域に含まれる前記被写体とし
    て、人間の顔を含む領域を検出することを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記検出領域に含まれる前記被写体とし
    て、人体を含む領域を検出することを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前フレームの前記補正領域から現フレー
    ムの前記検出領域への座標移動量と、過去のフレーム間
    における前記補正領域の座標移動量とを比較して前記検
    出領域の正誤を判定することを特徴とする請求項1から
    請求項5のいずれかに記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記検出領域が誤っていれば、前フレー
    ムの前記補正領域の座標位置を現フレームの前記補正領
    域の座標位置として設定することを特徴とする請求項6
    に記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 現フレームに至る連続する所定数のフレ
    ームの前記検出領域が誤っていたときは、初期値を現フ
    レームの前記補正領域の中心点座標として設定すること
    を特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前フレームの前記補正領域のサイズと現
    フレームの前記検出領域のサイズとのサイズ変化量と、
    過去のフレーム間における前記補正領域のサイズ変化量
    とを比較して前記検出領域の正誤を判定することを特徴
    とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像処
    理方法。
  10. 【請求項10】 前記検出領域が誤っていれば、前フレ
    ームの前記補正領域のサイズを現フレームの前記補正領
    域のサイズとして設定することを特徴とする請求項9に
    記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 現フレームに至る連続する所定数のフ
    レームの前記検出領域が誤っていたときは、初期値を現
    フレームの前記補正領域のサイズとして設定することを
    特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 過去のフレームにおける前記補正領域
    の座標位置とサイズとから前記補正領域に含まれる被写
    体の特徴を判断して、前記被写体を含む検出領域が正解
    と判定される座標範囲とサイズの上下限値とを決定し、
    現フレームの前記検出領域が前記座標範囲と前記サイズ
    の上下限値との条件を満たしているか否かを識別して、
    前記検出領域の正誤を判定することを特徴とする請求項
    1から5のいずれかに記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 現フレームに至る連続する所定数のフ
    レームの前記検出領域が誤っていたときは、現フレーム
    の前記検出領域を現フレームの前記補正領域として設定
    することを特徴とする請求項6または請求項9に記載の
    画像処理方法。
  14. 【請求項14】 カメラで撮影された動画像の現フレー
    ムから特定の被写体を含む領域を検出する領域検出部
    と、 前記領域検出部で検出された検出領域の正誤を過去のフ
    レームにおける補正領域と比較して判定し、前記検出領
    域が正しければ前記検出領域を現フレームの前記補正領
    域として設定し、前記検出領域が誤っていれば、過去の
    フレームの前記補正領域を基に現フレームの補正領域を
    設定する領域補正部と、 前記領域補正部が設定した前記補正領域を他の領域に比
    べて明瞭に表示できるように符号化する符号化部とを備
    え、モニタ付き携帯端末で表示する画像データを生成す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記符号化部は、前記補正領域に符号
    を多く割り当てる部分高画質符号化を行うことを特徴と
    する請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記符号化部は、前記補正領域を拡大
    して符号化する部分拡大符号化を行うことを特徴とする
    請求項14に記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記領域検出部は、前記被写体として
    人間の顔を含む領域を検出することを特徴とする請求項
    14に記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記領域検出部は、前記被写体として
    人体を含む領域を検出することを特徴とする請求項14
    に記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記領域補正部は、前フレームの前記
    補正領域から現フレームの前記検出領域への座標移動量
    と、過去のフレーム間における前記補正領域の座標移動
    量とを比較して前記検出領域の正誤を判定し、その判定
    結果とともに、前記検出領域が正しければ前記検出領域
    の座標位置を出力し、前記検出領域が誤っていれば現フ
    レームの前記補正領域の座標位置を出力する移動量算出
    部を備えることを特徴とする請求項14に記載の画像処
    理装置。
  20. 【請求項20】 前記領域補正部は、前フレームの前記
    補正領域のサイズと現フレームの前記検出領域のサイズ
    とのサイズ変化量と、過去のフレーム間における前記補
    正領域のサイズ変化量とを比較して前記検出領域の正誤
    を判定し、その判定結果とともに、前記検出領域が正し
    ければ前記検出領域のサイズを出力し、前記検出領域が
    誤っていれば、現フレームの前記補正領域のサイズを出
    力するサイズ変動量算出部を備えることを特徴とする請
    求項14に記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記領域補正部は、前記検出領域がそ
    の座標位置とサイズとから前記検出領域に含まれる被写
    体の特徴を表しているか否かを判定し、前記検出領域が
    前記被写体の特徴を表しているとき、前記検出領域の座
    標位置及びサイズが入力するごとに前記特徴を表す情報
    を出力する特徴算出部を備えることを特徴とする請求項
    14に記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記領域補正部は、現フレームに至る
    連続する所定数のフレームの前記検出領域が誤っていた
    ときに、初期値を現フレームの前記補正領域における中
    心点の座標として設定することを特徴とする請求項14
    に記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記領域補正部は、現フレームに至る
    連続する所定数のフレームの前記検出領域が誤っていた
    ときに、初期値を現フレームの前記補正領域のサイズと
    して設定することを特徴とする請求項14に記載の画像
    処理装置。
  24. 【請求項24】 前記領域補正部は、現フレームに至る
    連続する所定数のフレームの前記検出領域が誤っていた
    ときに、現フレームの前記検出領域を現フレームの前記
    補正領域として設定することを特徴とする請求項14に
    記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 宅内またはその周囲に設置された監視
    カメラと、前記監視カメラで撮影された動画像の符号化
    を行う画像処理装置と、前記画像処理装置で処理された
    画像データを公衆網に伝送する通信部と、前記画像デー
    タを前記無線回線を介して受信し、前記動画像を表示す
    るTVモニタ付き携帯端末とを備え、前記画像処理装置
    が、請求項14から請求項24のいずれかに記載の画像
    処理装置から成る監視システム。
  26. 【請求項26】 宅内またはその周囲に設置された監視
    カメラと、前記監視カメラで撮影された動画像の画像デ
    ータを公衆網に伝送する通信部と、サービスプロバイダ
    のサーバに設けられた、前記公衆網を介して受信した前
    記動画像の符号化を行う画像処理装置と、前記画像処理
    装置で処理された画像データを無線回線を介して受信
    し、前記動画像を表示するTVモニタ付き携帯端末とを
    備え、前記画像処理装置が、請求項14から請求項24
    のいずれかに記載の画像処理装置から成る監視システ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記画像処理装置は、前記携帯端末か
    ら送られた領域情報に基づいて部分高画質符号化または
    部分拡大符号化を行う動画像の領域を変更することを特
    徴とする請求項26に記載の監視システム。
  28. 【請求項28】 宅内またはその周囲に設置された異常
    検知センサと、前記異常検知センサが異常を検知したと
    きに警備会社に通報する通報装置とを備え、前記TVモ
    ニタ付き携帯端末を前記警備会社の警備員が持つことを
    特徴とする請求項25から請求項27のいずれかに記載
    の監視システム。
  29. 【請求項29】 コンピュータに、 カメラで撮影された動画像の現フレームから特定の被写
    体を含む領域を検出し、検出領域として決定する手順
    と、 前記検出領域の正誤を過去のフレームにおける補正領域
    と比較して判定し、前記検出領域が正しければ前記検出
    領域を現フレームの前記補正領域として設定し、前記検
    出領域が誤っていれば、過去のフレームの前記補正領域
    を基に現フレームの補正領域を設定する手順と、 設定した前記補正領域が他の領域に比べて明瞭に表示で
    きるように符号化処理を行う手順とを実行させるための
    プログラム。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のプログラムを記録
    した記録媒体。
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