JP2003218930A - 通信品質管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムと記録媒体 - Google Patents

通信品質管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムと記録媒体

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JP2003218930A
JP2003218930A JP2002016330A JP2002016330A JP2003218930A JP 2003218930 A JP2003218930 A JP 2003218930A JP 2002016330 A JP2002016330 A JP 2002016330A JP 2002016330 A JP2002016330 A JP 2002016330A JP 2003218930 A JP2003218930 A JP 2003218930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定が簡易なリンク平均使用率及び平均同時
接続フロー数という値のみから当該リンクにおける通信
品質劣化度を算出する。 【解決手段】 予め定められた時間間隔におけるリンク
平均使用率が予め定められた第1のリンク平均使用率未
満である場合に、リンク平均使用率当たりの平均同時接
続フロー数を算出するステップと、前記算出したリンク
平均使用率が予め定められた第2のリンク平均使用率以
上であり、前記リンクを通過する平均同時接続フロー数
が、前記算出したリンク平均使用率当たりの平均同時接
続フロー数と前記算出したリンク平均使用率との積より
も大きいリンク平均使用率及び平均同時接続フロー数の
組を抽出し、ユーザフローの品質劣化度を算出するステ
ップとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークの通信
品質状態を管理する通信品質管理装置に関し、特にIP
ネットワークの通信品質状態を管理する通信品質管理装
置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IP(Internet Protocol)ネットワーク
が広く利用されてくるに伴って、IPネットワーク上で
の通信品質保証に対する要求が高まっている。現状のI
Pネットワーク管理においては、あるリンクが輻輳して
いるか否かは主にリンク平均使用率から判定している。
しかし、リンク平均使用率とユーザの体感するファイル
転送時間やスループット等の品質との関連が不明である
ため、輻輳状態と判定する使用率を具体的に特定するこ
とが困難であった。
【0003】またリンクを通過するフローのファイル転
送時間やスループットを測定し、その平均等の統計値が
ある閾値以下になった場合を輻輳状態と判定する方法
は、1)ファイル転送時間やスループットといったユー
ザ品質測定は、当該リンク上を通過する全てのパケット
をキャプチャしフローを組み上げて算出するか、若しく
は当該リンクの前段か後段若しくは両方に試験パケット
送受信機を設置して、試験パケットを送信することによ
って品質測定を能動的に行う必要があり、一般的にこれ
は困難である、2)当該リンクがボトルネックでない場
合であっても、当該リンクを通過するフローの通過する
前後のネットワークの状態によって平均スループットは
ネットワーク毎に異なり、ファイル転送時間やスループ
ットに対する具体的な閾値の設定が困難である、という
問題があった。
【0004】そのため、本発明の発明者らは、本願出願
人が先に出願した特願2001−050811号「リン
ク輻輳判定方法及びその実施装置並びにその処理プログ
ラムと記憶媒体」において、測定が簡易な同時接続フロ
ー数と使用率若しくはパケット損失率という値のみから
当該リンクが輻輳しているか否か、当該リンクにおいて
品質が劣化しているか否かを判定する方法を提案した。
この方法では、リンク平均使用率や平均スループットに
対して予めしきい値を設けることなく、同時接続フロー
数の挙動から品質が劣化しているか否かを判定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
方法ではある時点において輻輳しているか否か(品質が
劣化しているか否か)を判定するのみに留まっており、
その時点の品質劣化が運用期間中における通信品質に対
して、どの程度の影響を及ぼしているかといった管理方
法までは規定していなかった。
【0006】本発明の目的は上記問題を解決し、測定が
簡易なリンク平均使用率及び平均同時接続フロー数とい
う値のみから当該リンクにおける通信品質劣化度を算出
することが可能な技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信網におけ
るあるリンクを経由するユーザフローの通信品質を管理
する通信品質管理装置において、リンクがボトルネック
となっていない場合の関係から外れるリンク平均使用率
及び平均同時接続フロー数の組を抽出してユーザフロー
の品質劣化度を算出するものである。
【0008】本発明では上記の目的を達成する為、ある
リンクを通過するフローのスループットの平均は当該リ
ンクがボトルネックとなっていない場合には負荷に係わ
らず一定であり、かつ同時接続フロー数とリンク平均使
用率は比例関係となること、また当該リンクがボトルネ
ックとなる場合には平均スループットの劣化が観測さ
れ、同時接続フロー数がリンク平均使用率に対して、非
線形的に増加するという現象を用いて、同時接続フロー
数とリンク平均使用率の関係を観測することにより、当
該リンクを経由するユーザフローの品質劣化度を算出す
る。
【0009】すなわち本発明では、予め定められた時間
間隔におけるリンク平均使用率を算出すると共に、前記
リンクを通過する平均同時接続フロー数を算出し、前記
算出したリンク平均使用率が、予め定められた、ボトル
ネックと成りえない第1のリンク平均使用率未満である
場合に、リンク平均使用率当たりの平均同時接続フロー
数を算出しておく。
【0010】次に、前記算出したリンク平均使用率が予
め定められた第2のリンク平均使用率以上であり、前記
算出した平均同時接続フロー数が、前記算出したリンク
平均使用率当たりの平均同時接続フロー数と前記算出し
たリンク平均使用率との積よりも大きい場合にリンク平
均使用率及び平均同時接続フロー数の組を抽出し、前記
算出したリンク平均使用率及び平均同時接続フロー数の
組数に対する前記抽出した組数の割合、前記算出したリ
ンク平均使用率の合計に対する前記抽出した組中のリン
ク平均使用率の割合の合計、または前記算出した平均同
時接続フロー数の合計に対する前記抽出した組中の平均
同時接続フロー数の割合の合計のいずれかを、当該リン
クを経由するユーザフローの品質劣化度として算出す
る。
【0011】また当該リンクにおけるパケット損失率を
用い、そのリンクにおけるパケット損失率が予め定めら
れた第1のパケット損失率未満の場合に前記リンク平均
使用率当たりの平均同時接続フロー数を算出したり、そ
のリンクにおけるパケット損失率が予め定められた第2
のパケット損失率以上である場合にユーザフローの品質
劣化度を算出することとしても良い。
【0012】以上の様に本発明の通信品質管理装置によ
れば、リンクがボトルネックとなっていない場合の関係
から外れるリンク平均使用率及び平均同時接続フロー数
の組を抽出してユーザフローの品質劣化度を算出するの
で、測定が簡易なリンク平均使用率及び平均同時接続フ
ロー数という値のみから当該リンクにおける通信品質劣
化度を算出することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に通信網におけるあるリンク
を経由するユーザフローの通信品質を管理する一実施形
態の通信品質管理装置について説明する。
【0014】特願2001−050811号「リンク輻
輳判定方法及びその実施装置並びにその処理プログラム
と記憶媒体」においては、あるリンクを通過するフロー
の品質(平均ファイル転送時間やスループットの平均)
は当該リンクがボトルネックとなっていない場合には負
荷に係わらず一定であり、かつ平均同時接続フロー数と
リンク平均使用率は比例関係となること、また当該リン
クがボトルネックとなる場合には品質の劣化が観測さ
れ、平均同時接続フロー数がリンク平均使用率に対し
て、非線形的に増加するという現象を用いて(図1)、
平均同時接続フロー数とリンク平均使用率の関係を観測
することにより当該リンクがボトルネックか否かを判定
している。
【0015】図1は本実施形態のリンク平均使用率に対
して平均同時接続フロー数と平均ファイル転送時間の関
係を示す図である。図1はあるリンクを通過するフロー
の平均同時接続数、その平均ファイル転送時間、またリ
ンク平均使用率の関係を表すグラフであり、あるリンク
に多重されている各ユーザのアクセス回線速度が当該リ
ンク速度よりも小さい場合に一般的に得られるものであ
る。
【0016】あるリンクがボトルネックとなっていな
い、リンク平均使用率がある値以下の領域では、当該リ
ンクを通過するフローのファイル転送時間の平均はほぼ
一定であり、かつ平均同時接続フロー数とリンク平均使
用率はほぼ比例関係となる。また当該リンクがボトルネ
ックとなる高使用率の領域では平均ファイル転送時間が
劣化し、平均同時接続フロー数がリンク平均使用率に対
して非線形的に増加する。従って、リンクが輻輳してい
るか否かはリンク平均使用率と平均同時接続フロー数の
関係を分析することによって判定可能である。
【0017】本実施形態では、この現象を用いて品質劣
化度の算出を行う。すなわち、本実施形態の第1の通信
品質管理方法においては、所定時間間隔でリンク平均使
用率ρiと当該リンクを通過するフローの平均同時接続
数Ni(i=1、...、n)を測定し、品質劣化とな
り得ない第1のリンク平均使用率ρ_0を予め定めてお
き、ρi<ρ_0となる測定値(ρi、Ni)からρj<
ρ_0となる測定値(ρj、Nj)を用いてリンク平均使
用率当たりの平均同時接続フロー数Rを求めておく。n
個の組み合わせ(ρi、Ni)、R、及び予め定めた閾
値εを用いて、リンク平均使用率ρk>ρ_1かつ平均同
時接続フロー数Nkが以下の数1を満たす組(ρk、N
k)を抽出し、その組の数m(≦n)を計測し、当該リ
ンクを経由するユーザフローの品質劣化度を数2により
算出する。
【0018】
【数1】N>ρ×R×(1+ε)
【0019】
【数2】品質劣化度=m/n 本実施形態の第2の通信品質管理方法においては、第1
の方法と同様に(ρi、Ni)の測定及びRの算出を行
い、n個の組み合わせ(ρi、Ni)、R、及び予め定
めた閾値εを用いて、リンク平均使用率ρk>ρ_1かつ
平均同時接続フロー数Nkが数1を満たす組(ρk、N
k)を抽出し、その組が属する集合をSとし、当該リン
クを経由するユーザフローの品質劣化度を以下の数3に
より算出する。
【0020】
【数3】品質劣化度=Σk∈Sρk/(ρ1+ρ2
+...+ρn) 本実施形態の第3の通信品質管理方法においては、第1
の方法と同様に(ρi、Ni)の測定及びRの算出を行
い、n個の組み合わせ(ρi、Ni)、R、及び予め定
めた閾値εを用いて、リンク平均使用率ρk>ρ_1かつ
平均同時接続フロー数Nkが数1を満たす組(ρk、N
k)を抽出し、その組が属する集合をSとし、当該リン
クを経由するユーザフローの品質劣化度を以下の数4に
より算出する。
【0021】
【数4】品質劣化度=Σk∈SNk/(N1+N2
+...+Nn) また本実施形態の通信品質管理方法においては、第1の
方法で測定する平均同時接続フロー数とリンク平均使用
率の測定と共に当該リンクにおけるパケット損失率Li
も測定し、予め定めた閾値L0に対してLj<L0とな
る測定値(ρj、Nj)を用いてリンク平均使用率当た
りの平均同時接続フロー数Rを算出し、そのRを用いて
前記のいずれかの方法で品質劣化度を算出したり、或い
は、第1の方法で測定する平均同時接続フロー数とリン
ク平均使用率の測定と共に当該リンクにおけるパケット
損失率Liも測定し、予め定めた閾値L1に対してパケ
ット損失率Lk>L1かつ予め定めた閾値εに対して平
均同時接続フロー数Nkが数1を満たす組(ρk、N
k)を抽出し、前記のいずれかの方法で品質劣化度を算
出しても良い。
【0022】更に本実施形態の通信品質管理方法におい
ては、第1の方法で測定する平均同時接続フロー数とリ
ンク平均使用率の測定と共に同時に当該リンクにおける
パケット損失率Liも測定し、予め定めた閾値L0に対
してLj<L0となる測定値(ρj、Nj)を用いてリ
ンク平均使用率当たりの平均同時接続フロー数Rを算出
し、予め定めた閾値L1に対してパケット損失率Lk>
L1かつ予め定めた閾値εに対して平均同時接続フロー
数Nkが数1を満たす組(ρk、Nk)を抽出し、前記
のいずれかの方法で品質劣化度を算出しても良い。
【0023】また本実施形態の通信品質管理方法におい
ては、前記の様に、予め定めた閾値εに対して平均同時
接続フロー数Nkが数1を満たす組(ρk、Nk)を抽
出する代わりに、予め定めた閾値ε’に対して平均同時
接続フロー数Nkが以下の数5を満たす組(ρk、N
k)を抽出することとしても良い。
【0024】
【数5】N>ρ×R+ε’ 図2は本実施形態の品質劣化度の計算例を示す図であ
る。例えば(ρi、Ni)を10回測定し、その内の2
回(1回目と10回目)が図2の様に非線形領域に含ま
れた場合、品質劣化度を2/10=0.2と算出したり
(第1の方法に相当)、(ρ1+ρ10)/(ρ1+ρ
2+...+ρ10)により品質劣化度を算出したり
(第2の方法に相当)、或いは、(N1+N10)/
(N1+N2+...+N10)により品質劣化度を算
出する(第3の方法に相当)。
【0025】第1の方法は、品質が劣化している時間の
割合によって品質劣化度を定めており、第2の方法は、
品質が劣化しているユーザフロー数の割合によって品質
劣化度を定めている。これは、発生ユーザフロー数(或
いはユーザパケット数)がリンク平均使用率に比例して
いることから導ける。第3の方法は、品質が劣化してい
るユーザ数の割合をそのときの品質劣化度合いで重み付
けすることによって品質劣化度を定めている。これは、
ファイル転送時間がNi/ρiに比例することから、
(N1/ρ1×ρ1+N10/ρ10×ρ10)/(N
1/ρ1×ρ1+...+N10/ρ10×ρ10)=
(N1+N10)/(N1+...+N10)となるこ
とから確認できる。
【0026】図3は本実施形態のIPネットワークの基
本構成の一例を示す図である。図3に示す様に通信品質
管理装置300はノード間のリンクに挿入される形態で
利用され、予め定められた時間間隔におけるリンク平均
使用率とそのリンクを通過する平均同時接続フロー数を
観測して通信品質劣化度を算出する。
【0027】図4は本実施形態の通信品質管理装置30
0の概略構成を示す図である。図4に示す様に本実施形
態の通信品質管理装置300は、パケットヘッダ解析部
401と、リンク使用率算出部402と、同時接続フロ
ー数算出部403と、同時接続フロー数及び使用率管理
部404と、使用率当たりの同時接続フロー数算出部4
05と、品質劣化度算出部406とを有している。
【0028】パケットヘッダ解析部401は、前段ノー
ドから到着したパケットのヘッダを解析してヘッダ情報
を読み取った後に当該パケットを後段ノードへ送信する
処理部である。リンク使用率算出部402は、予め定め
られた時間間隔におけるリンク平均使用率を算出する処
理部である。
【0029】同時接続フロー数算出部403は、前記リ
ンクを通過する平均同時接続フロー数を算出する処理部
である。同時接続フロー数及び使用率管理部404は、
前記算出したリンク平均使用率及び平均同時接続フロー
数を管理する処理部である。
【0030】使用率当たりの同時接続フロー数算出部4
05は、前記算出したリンク平均使用率が予め定められ
た第1のリンク平均使用率未満である場合に、リンク平
均使用率当たりの平均同時接続フロー数を算出する処理
部である。
【0031】品質劣化度算出部406は、前記算出した
リンク平均使用率が予め定められた第2のリンク平均使
用率以上であり、前記算出した平均同時接続フロー数
が、前記算出したリンク平均使用率当たりの平均同時接
続フロー数と前記算出したリンク平均使用率との積より
も大きいリンク平均使用率及び平均同時接続フロー数の
組を抽出し、その抽出したリンク平均使用率及び平均同
時接続フロー数の情報を用いて、当該リンクを経由する
ユーザフローの品質劣化度を算出する処理部である。
【0032】通信品質管理装置300をパケットヘッダ
解析部401、リンク使用率算出部402、同時接続フ
ロー数算出部403、同時接続フロー数及び使用率管理
部404、使用率当たりの同時接続フロー数算出部40
5及び品質劣化度算出部406として機能させる為のプ
ログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気
ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行
されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録
媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また
前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にイン
ストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて
当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用する
ものとしても良い。
【0033】図4に示されている通り、前段ノードから
到着したパケットはパケットヘッダ解析部401によっ
てパケットサイズ、パケットのヘッダ情報やTCP(Tra
nsmission Control Protocol)フラグ情報を読み取られ
た後、後段ノードへ送信される。
【0034】パケットヘッダ解析部401によって読み
取られたパケットサイズはリンク使用率算出部402へ
通知され、リンク使用率算出部402は所定時間t0の間
に通過したパケットのサイズの和をt0で割ったものを更
にリンク帯域で割ることによってt0毎のリンク平均使用
率ρiを算出し、これをt0時間毎に同時接続フロー数及
び使用率管理部404に通知する。
【0035】一方、パケットのヘッダ情報やTCPフラ
グ情報は同時接続フロー数算出部403に通知され、新
規のヘッダ情報や、TCPフローの開始を示すSYNフ
ラグビットが立っているパケットを検出したら、新しい
フロー発生と判断し、同時接続フロー数カウンタを
「1」増加する。また既存フローに属するパケットが所
定の時間到着していない場合や、TCPフロー終了を表
すFINフラグビットが立っているパケットを検出した
ら、同時接続フロー数カウンタを「1」減ずる。t0時間
毎にこのカウンタ値の平均値Niを算出し、同時接続フ
ロー数及び使用率管理部404に通知する。
【0036】使用率当たりの同時接続フロー数算出部4
05は、所定時間T(>t0)毎に同時接続フロー数及び
使用率管理部404から、平均同時接続フロー数Ni及
びリンク平均使用率ρi(i=1、...、n)を読み
出して、リンク平均使用率ρjが予め定めておいた閾値
ρ_0未満かどうかをチェックし、ρ_0未満である(ρ
j、Nj)を用いて、最小2乗法によりリンク平均使用
率当たりの平均同時接続フロー数Rを算出する(すなわ
ち、N=R×ρという線形近似式におけるRを求め
る)。そして、計算したRを品質劣化度算出部406に
通知する。
【0037】品質劣化度算出部406は、同時接続フロ
ー数及び使用率管理部404から、平均同時接続フロー
数Ni及びリンク平均使用率ρi(i=1、...、
n)を読み出し、n個の組み合わせ(ρi、Ni)、
R、及び予め定めた閾値εを用いて、リンク平均使用率
ρk>ρ_1かつ平均同時接続フロー数Nkが数1を満た
す組(ρk、Nk)を抽出し、前記数2乃至数4の何れ
かにより品質劣化度を算出する。
【0038】図5は本実施形態のパケットヘッダ解析処
理の処理手順を示すフローチャートである。図5に示す
様に通信品質管理装置300のパケットヘッダ解析部4
01は、前段ノードから到着したパケットのヘッダを解
析してヘッダ情報を読み取った後に当該パケットを後段
ノードへ送信する処理を行う。
【0039】ステップ501で通信品質管理装置300
のパケットヘッダ解析部401は、前段ノードからパケ
ットが到着しているかどうかを調べ、パケットが到着し
ている場合にはステップ502へ進む。
【0040】ステップ502では、前記到着したパケッ
トのパケットヘッダを解析して、パケットサイズ、送信
IPアドレス、受信IPアドレス、トランスポートプロ
トコル種別、送信ポート番号、受信ポート番号、TCP
フラグ等のヘッダ情報を読み取る。ステップ503で
は、前記ヘッダ情報の読み取りを行ったパケットを後段
ノードへ送信する。
【0041】ステップ504では、前記読み取ったパケ
ットサイズをリンク使用率算出部402へ通知する。ス
テップ505では、前記読み取った送信IPアドレス、
受信IPアドレス、トランスポートプロトコル種別、送
信ポート番号、受信ポート番号、TCPフラグといった
ヘッダ情報を同時接続フロー数算出部403に通知す
る。
【0042】図6は本実施形態のリンク使用率算出処理
の処理手順を示すフローチャートである。図6に示す様
に通信品質管理装置300のリンク使用率算出部402
は、予め定められた時間間隔におけるリンク平均使用率
を算出する処理を行う。
【0043】ステップ601で通信品質管理装置300
のリンク使用率算出部402は、パケットヘッダ解析部
401からパケットサイズが通知されているかどうかを
調べ、パケットサイズが通知されている場合にはステッ
プ602へ進む。ステップ602では、前記通知された
パケットサイズと以前に通知されているパケットサイズ
との和を求める。
【0044】ステップ603では、予め定められた所定
の時間t0が経過しているかどうかを調べ、所定の時間t0
が経過している場合にはステップ604へ進む。
【0045】ステップ604では、所定の時間t0の間に
通過したパケットサイズの和をt0で割ったものを更にリ
ンク帯域で割ることによってt0毎のリンク平均使用率ρ
を算出する。ステップ605では、前記算出したリンク
平均使用率ρを、同時接続フロー数及び使用率管理部4
04に通知する。ステップ606では、前記算出したパ
ケットサイズの和を格納している変数を初期化してステ
ップ601へ戻る。
【0046】図7は本実施形態の同時接続フロー数算出
処理の処理手順を示すフローチャートである。図7に示
す様に通信品質管理装置300の同時接続フロー数算出
部403は、前記リンクを通過する平均同時接続フロー
数を算出する処理を行う。
【0047】ステップ701で通信品質管理装置300
の同時接続フロー数算出部403は、パケットヘッダ解
析部401から送信IPアドレス、受信IPアドレス、
トランスポートプロトコル種別、送信ポート番号、受信
ポート番号、TCPフラグといったヘッダ情報が通知さ
れているかどうかを調べ、前記ヘッダ情報が通知されて
いる場合にはステップ702へ進む。
【0048】ステップ702では、前記通知されたヘッ
ダ情報と以前に通知されたヘッダ情報とを比較して、前
記通知された送信IPアドレス、受信IPアドレス、ト
ランスポートプロトコル種別、送信ポート番号、受信ポ
ート番号の5つの値が新規のものであるかどうかを調
べ、新規のものである場合には新しいフローの発生と判
断してステップ703へ進み、ステップ703では、同
時接続フロー数カウンタを「1」増加させる。
【0049】ステップ704では、既存フローに属する
パケットが予め定めておいたt_fl時間到着していないか
どうかを調べ、前記パケットがt_fl時間到着していない
場合には当該フローが終了したと判断してステップ70
5へ進み、同時接続フロー数カウンタを「1」減ずる。
なおTCPフラグ情報のSYNフラグビットやFINフ
ラグビットにより、同時接続フロー数カウンタの増減を
行っても良い。
【0050】ステップ706では、予め定められた所定
の時間t0が経過しているかどうかを調べ、所定の時間t0
が経過している場合にはステップ707へ進む。ステッ
プ707では、前記の同時接続フロー数カウンタの平均
値を算出して平均同時接続フロー数Nとし、ステップ7
08では、前記算出した平均同時接続フロー数Nを同時
接続フロー数及び使用率管理部404に通知する。
【0051】図8は本実施形態の使用率当たりの同時接
続フロー数算出処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。図8に示す様に通信品質管理装置300の使用率
当たりの同時接続フロー数算出部405は、前記算出し
たリンク平均使用率が予め定められた第1のリンク平均
使用率未満である場合に、リンク平均使用率当たりの平
均同時接続フロー数を算出する処理を行う。
【0052】ステップ801で通信品質管理装置300
の使用率当たりの同時接続フロー数算出部405は、所
定時間T(>t0)毎に同時接続フロー数及び使用率管理
部404から、平均同時接続フロー数Ni及びリンク平
均使用率ρi(i=1、...、n)を読み出す。
【0053】ステップ802では、前記読み出したリン
ク平均使用率ρjが予め定めておいた第1のリンク平均
使用率である閾値ρ_0未満であるかどうかを調べ、リン
ク平均使用率ρjが閾値ρ_0未満である場合にはステッ
プ803へ進む。ここで前記閾値ρ_0はボトルネックと
成り得ないリンク平均使用率であるものとする。
【0054】ステップ803では、前記閾値ρ_0未満で
ある値の組(ρj、Nj)を抽出を用いて、最小2乗法
によりN=R×ρという線形近似式におけるRを求め、
リンク平均使用率当たりの平均同時接続フロー数Rを算
出する。そしてステップ804では、前記算出した平均
同時接続フロー数Rを品質劣化度算出部406に通知す
る。
【0055】図9は本実施形態の品質劣化度算出処理の
処理手順を示すフローチャートである。図9に示す様に
通信品質管理装置300の品質劣化度算出部406は、
前記算出したリンク平均使用率が予め定められた第2の
リンク平均使用率以上であり、前記算出した平均同時接
続フロー数が、前記算出したリンク平均使用率当たりの
平均同時接続フロー数と前記算出したリンク平均使用率
との積よりも大きい場合に品質劣化度を算出する処理を
行う。
【0056】ステップ901で通信品質管理装置300
の品質劣化度算出部406は、同時接続フロー数及び使
用率管理部404から、平均同時接続フロー数Ni及び
リンク平均使用率ρi(i=1、...、n)を読み出
す。
【0057】ステップ902では、前記読み出したリン
ク平均使用率ρkが予め定めておいた第2のリンク平均
使用率である閾値ρ_1以上であるかどうかを調べ、リン
ク平均使用率ρkが閾値ρ_1以上である場合にはステッ
プ903へ進む。ここで閾値ρ_1は前記閾値ρ_0よりも
大きい値であるものとするが、閾値ρ_0と同じ値を用い
ても良い。
【0058】ステップ903では、前記読み出した平均
同時接続フロー数Nkが前記数1を満たすかどうかを調
べ、数1を満たす場合にはステップ904へ進む。ここ
で数1の代わりに数5を用いても良い。
【0059】ステップ904では、リンク平均使用率ρ
k>ρ_1かつ平均同時接続フロー数Nkが数1を満たす
組(ρk、Nk)を抽出し、前記読み出した(ρi、N
i)の組数nに対する前記抽出した(ρk、Nk)の組
数mの割合、すなわち数2による品質劣化度を算出す
る。ここで、前記読み出したリンク平均使用率ρiの合
計(ρ1+ρ2+...+ρn)に対する前記抽出した
組中のリンク平均使用率ρkの割合の合計を数3により
算出したり、または前記読み出した平均同時接続フロー
数Niの合計(N1+N2+...+Nn)に対する前
記抽出した組中の平均同時接続フロー数Nkの割合の合
計を数4により算出し、そのいずれかを当該リンクを経
由するユーザフローの品質劣化度としても良い。
【0060】図10は本実施形態のパケット損失率を考
慮した使用率当たりの同時接続フロー数算出処理の処理
手順を示すフローチャートである。図10に示す様に通
信品質管理装置300の使用率当たりの同時接続フロー
数算出部405は、そのリンクにおけるパケット損失率
が予め定められた第1のパケット損失率未満であるかを
考慮して、リンク平均使用率当たりの平均同時接続フロ
ー数を算出する処理を行っても良い。
【0061】すなわちステップ1001で使用率当たり
の同時接続フロー数算出部405は、通信品質管理装置
300に接続されているノードから通知されたパケット
損失率Lが予め定めておいた第1のパケット損失率であ
る閾値L0未満であるかどうかを調べ、パケット損失率
Lが閾値L0未満である場合にはステップ803へ進
む。なお他の処理ステップは図8で説明したものと同様
の処理を行うものとする。
【0062】図11は本実施形態のパケット損失率を考
慮した品質劣化度算出処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。図11に示す様に通信品質管理装置300
の品質劣化度算出部406は、そのリンクにおけるパケ
ット損失率が予め定められた第2のパケット損失率以上
であるかを考慮して、品質劣化度の算出を行っても良
い。
【0063】すなわちステップ1101で品質劣化度算
出部406は、通信品質管理装置300に接続されてい
るノードから通知されたパケット損失率Lが予め定めて
おいた第2のパケット損失率である閾値L1以上である
かどうかを調べ、パケット損失率Lが閾値L1以上であ
る場合にはステップ903へ進む。ここで閾値L1は前
記閾値L0よりも大きい値であるものとするが、閾値L0
と同じ値を用いても良い。なお他の処理ステップは図9
で説明したものと同様の処理を行うものとする。
【0064】また図10のパケット損失率を考慮した使
用率当たりの同時接続フロー数算出処理と、図11のパ
ケット損失率を考慮した品質劣化度算出処理とを組み合
わせても良い。
【0065】以上説明した様に本実施形態の通信品質管
理装置によれば、リンクがボトルネックとなっていない
場合の関係から外れるリンク平均使用率及び平均同時接
続フロー数の組を抽出してユーザフローの品質劣化度を
算出するので、測定が簡易なリンク平均使用率及び平均
同時接続フロー数という値のみから当該リンクにおける
通信品質劣化度を算出することが可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明によればリンクがボトルネックと
なっていない場合の関係から外れるリンク平均使用率及
び平均同時接続フロー数の組を抽出してユーザフローの
品質劣化度を算出するので、測定が簡易なリンク平均使
用率及び平均同時接続フロー数という値のみから当該リ
ンクにおける通信品質劣化度を算出することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のリンク平均使用率に対して平均同
時接続フロー数と平均ファイル転送時間の関係を示す図
である。
【図2】本実施形態の品質劣化度の計算例を示す図であ
る。
【図3】本実施形態のIPネットワークの基本構成の一
例を示す図である。
【図4】本実施形態の通信品質管理装置300の概略構
成を示す図である。
【図5】本実施形態のパケットヘッダ解析処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態のリンク使用率算出処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態の同時接続フロー数算出処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態の使用率当たりの同時接続フロー数
算出処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態の品質劣化度算出処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図10】本実施形態のパケット損失率を考慮した使用
率当たりの同時接続フロー数算出処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【図11】本実施形態のパケット損失率を考慮した品質
劣化度算出処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
300…通信品質管理装置、401…パケットヘッダ解
析部、402…リンク使用率算出部、403…同時接続
フロー数算出部、404…同時接続フロー数及び使用率
管理部、405…使用率当たりの同時接続フロー数算出
部、406…品質劣化度算出部。
フロントページの続き (72)発明者 石橋 圭介 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA13 HA08 HC01 JA10 LC04 MA04 MB02 MB09 MC08 5K035 BB01 CC08 DD01 EE25

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網におけるあるリンクを経由するユ
    ーザフローの通信品質を管理する通信品質管理方法にお
    いて、 予め定められた時間間隔におけるリンク平均使用率を算
    出するステップと、前記リンクを通過する平均同時接続
    フロー数を算出するステップと、前記算出したリンク平
    均使用率が予め定められた第1のリンク平均使用率未満
    である場合に、リンク平均使用率当たりの平均同時接続
    フロー数を算出するステップと、 前記算出したリンク平均使用率が予め定められた第2の
    リンク平均使用率以上であり、前記算出した平均同時接
    続フロー数が、前記算出したリンク平均使用率当たりの
    平均同時接続フロー数と前記算出したリンク平均使用率
    との積よりも大きいリンク平均使用率及び平均同時接続
    フロー数の組を抽出するステップと、前記抽出したリン
    ク平均使用率及び平均同時接続フロー数の情報を用い
    て、当該リンクを経由するユーザフローの品質劣化度を
    算出するステップとを有することを特徴とする通信品質
    管理方法。
  2. 【請求項2】 前記算出したリンク平均使用率及び平均
    同時接続フロー数の組数に対する前記抽出した組数の割
    合、前記算出したリンク平均使用率の合計に対する前記
    抽出した組中のリンク平均使用率の割合の合計、または
    前記算出した平均同時接続フロー数の合計に対する前記
    抽出した組中の平均同時接続フロー数の割合の合計のい
    ずれかを、当該リンクを経由するユーザフローの品質劣
    化度として算出することを特徴とする請求項1に記載さ
    れた通信品質管理方法。
  3. 【請求項3】 前記リンクにおけるパケット損失率が予
    め定められた第1のパケット損失率未満の場合に、前記
    リンク平均使用率当たりの平均同時接続フロー数を算出
    することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれ
    かに記載された通信品質管理方法。
  4. 【請求項4】 前記リンクにおけるパケット損失率が予
    め定められた第2のパケット損失率以上であり、前記算
    出した平均同時接続フロー数が、前記算出したリンク平
    均使用率当たりの平均同時接続フロー数と前記算出した
    リンク平均使用率との積よりも大きい場合に、そのリン
    ク平均使用率及び平均同時接続フロー数の組を抽出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項
    に記載された通信品質管理方法。
  5. 【請求項5】 前記算出したリンク平均使用率をρ、前
    記算出した平均同時接続フロー数をN、前記算出したリ
    ンク平均使用率当たりの平均同時接続フロー数をR、予
    め定められた閾値をεまたはε’として、N>ρ×R×
    (1+ε)またはN>ρ×R+ε’である組(ρ、N)
    を前記リンク平均使用率及び平均同時接続フロー数の組
    として抽出することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項に記載された通信品質管理方法。
  6. 【請求項6】 通信網におけるあるリンクを経由するユ
    ーザフローの通信品質を管理する通信品質管理装置にお
    いて、 予め定められた時間間隔におけるリンク平均使用率を算
    出するリンク使用率算出部と、前記リンクを通過する平
    均同時接続フロー数を算出する同時接続フロー数算出部
    と、前記算出したリンク平均使用率が予め定められた第
    1のリンク平均使用率未満である場合に、リンク平均使
    用率当たりの平均同時接続フロー数を算出する使用率当
    たりの同時接続フロー数算出部と、 前記算出したリンク平均使用率が予め定められた第2の
    リンク平均使用率以上であり、前記算出した平均同時接
    続フロー数が、前記算出したリンク平均使用率当たりの
    平均同時接続フロー数と前記算出したリンク平均使用率
    との積よりも大きいリンク平均使用率及び平均同時接続
    フロー数の組を抽出し、その抽出したリンク平均使用率
    及び平均同時接続フロー数の情報を用いて、当該リンク
    を経由するユーザフローの品質劣化度を算出する品質劣
    化度算出部とを備えることを特徴とする通信品質管理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記品質劣化度算出部は、前記算出した
    リンク平均使用率及び平均同時接続フロー数の組数に対
    する前記抽出した組数の割合、前記算出したリンク平均
    使用率の合計に対する前記抽出した組中のリンク平均使
    用率の割合の合計、または前記算出した平均同時接続フ
    ロー数の合計に対する前記抽出した組中の平均同時接続
    フロー数の割合の合計のいずれかを、当該リンクを経由
    するユーザフローの品質劣化度として算出するものであ
    ることを特徴とする請求項6に記載された通信品質管理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記使用率当たりの同時接続フロー数算
    出部は、前記リンクにおけるパケット損失率が予め定め
    られた第1のパケット損失率未満の場合に、前記リンク
    平均使用率当たりの平均同時接続フロー数を算出するも
    のであることを特徴とする請求項6または請求項7のい
    ずれかに記載された通信品質管理装置。
  9. 【請求項9】 前記品質劣化度算出部は、前記リンクに
    おけるパケット損失率が予め定められた第2のパケット
    損失率以上であり、前記算出した平均同時接続フロー数
    が、前記算出したリンク平均使用率当たりの平均同時接
    続フロー数と前記算出したリンク平均使用率との積より
    も大きい場合に、そのリンク平均使用率及び平均同時接
    続フロー数の組を抽出するものであることを特徴とする
    請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載された通信
    品質管理装置。
  10. 【請求項10】 前記品質劣化度算出部は、前記算出し
    たリンク平均使用率をρ、前記算出した平均同時接続フ
    ロー数をN、前記算出したリンク平均使用率当たりの平
    均同時接続フロー数をR、予め定められた閾値をεまた
    はε’として、N>ρ×R×(1+ε)またはN>ρ×
    R+ε’である組(ρ、N)を前記リンク平均使用率及
    び平均同時接続フロー数の組として抽出するものである
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項
    に記載された通信品質管理装置。
  11. 【請求項11】 通信網におけるあるリンクを経由する
    ユーザフローの通信品質を管理する通信品質管理装置と
    してコンピュータを機能させる為のプログラムにおい
    て、 予め定められた時間間隔におけるリンク平均使用率を算
    出するリンク使用率算出部と、前記リンクを通過する平
    均同時接続フロー数を算出する同時接続フロー数算出部
    と、前記算出したリンク平均使用率が予め定められた第
    1のリンク平均使用率未満である場合に、リンク平均使
    用率当たりの平均同時接続フロー数を算出する使用率当
    たりの同時接続フロー数算出部と、 前記算出したリンク平均使用率が予め定められた第2の
    リンク平均使用率以上であり、前記算出した平均同時接
    続フロー数が、前記算出したリンク平均使用率当たりの
    平均同時接続フロー数と前記算出したリンク平均使用率
    との積よりも大きいリンク平均使用率及び平均同時接続
    フロー数の組を抽出し、その抽出したリンク平均使用率
    及び平均同時接続フロー数の情報を用いて、当該リンク
    を経由するユーザフローの品質劣化度を算出する品質劣
    化度算出部としてコンピュータを機能させることを特徴
    とするプログラム。
  12. 【請求項12】 前記品質劣化度算出部は、前記算出し
    たリンク平均使用率及び平均同時接続フロー数の組数に
    対する前記抽出した組数の割合、前記算出したリンク平
    均使用率の合計に対する前記抽出した組中のリンク平均
    使用率の割合の合計、または前記算出した平均同時接続
    フロー数の合計に対する前記抽出した組中の平均同時接
    続フロー数の割合の合計のいずれかを、当該リンクを経
    由するユーザフローの品質劣化度として算出するもので
    あることを特徴とする請求項11に記載されたプログラ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記使用率当たりの同時接続フロー数
    算出部は、前記リンクにおけるパケット損失率が予め定
    められた第1のパケット損失率未満の場合に、前記リン
    ク平均使用率当たりの平均同時接続フロー数を算出する
    ものであることを特徴とする請求項11または請求項1
    2のいずれかに記載されたプログラム。
  14. 【請求項14】 前記品質劣化度算出部は、前記リンク
    におけるパケット損失率が予め定められた第2のパケッ
    ト損失率以上であり、前記算出した平均同時接続フロー
    数が、前記算出したリンク平均使用率当たりの平均同時
    接続フロー数と前記算出したリンク平均使用率との積よ
    りも大きい場合に、そのリンク平均使用率及び平均同時
    接続フロー数の組を抽出するものであることを特徴とす
    る請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載され
    たプログラム。
  15. 【請求項15】 前記品質劣化度算出部は、前記算出し
    たリンク平均使用率をρ、前記算出した平均同時接続フ
    ロー数をN、前記算出したリンク平均使用率当たりの平
    均同時接続フロー数をR、予め定められた閾値をεまた
    はε’として、N>ρ×R×(1+ε)またはN>ρ×
    R+ε’である組(ρ、N)を前記リンク平均使用率及
    び平均同時接続フロー数の組として抽出するものである
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか
    1項に記載されたプログラム。
  16. 【請求項16】 前記請求項11乃至請求項15に記載
    のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
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