JP2003218713A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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JP2003218713A
JP2003218713A JP2002016469A JP2002016469A JP2003218713A JP 2003218713 A JP2003218713 A JP 2003218713A JP 2002016469 A JP2002016469 A JP 2002016469A JP 2002016469 A JP2002016469 A JP 2002016469A JP 2003218713 A JP2003218713 A JP 2003218713A
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JP
Japan
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signal
digital broadcast
broadcast receiver
filter
surface acoustic
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JP2002016469A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takenouchi
敦 竹之内
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】隣接妨害信号の悪影響を防止したデジタル放送
受信機を提供する。 【解決手段】デジタル放送の受信信号が変換された中間
周波数の信号を通過させるフィルタ1、2に複数の特性
が準備されており、妨害電波に応じて前記特性を選定し
て用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデジタル放送受信
機に係わり、特に、妨害電波の影響を少くしたデジタル
放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】放送および通信の受信機では、中間周波
に変換された所望の周波数を通過するフィルタまたは不
要な周波数の信号を除去するためのフィルタが用いられ
る。このようなデジタル放送受信機の例を図6により説
明する。図6に示すように、アンテナで受信された受信
信号はミキサ9により所望の中間周波に変換される。
【0003】この中間周波信号は図8の実線で示す特性
の表面弾性波フィルタ8を通すことにより図9(b)に
示すように不要な妨害信号が減衰されて中間周波増幅器
4で増幅され復調器5に入力される。復調器5は入力さ
れた信号から映像信号や音声信号を復調し、夫々図示し
ていない映像装置および音声装置に出力する。また、映
像信号や音声信号以外のデジタル放送の情報は制御部6
に出力される。
【0004】図7に示す従来の他のデジタル放送受信機
では図6に示すものと同様の中間周波増幅器4の主力信
号が2段目の表面弾性波フィルタ10を通して増幅器1
1で増幅され復調器5に入力される。復調器5の出力信
号は図6に示すものと同様に処理される。このデジタル
放送受信機では図6に示すものよりも妨害信号がさらに
減衰される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のデジタ
ル放送受信機の表面弾性波フィルタ8は図8の実線で示
す周波数特性をもっており、図9に斜線で示す希望信号
および妨害信号を図9(a)に示すフィルタ通過前の振
幅から図9(b)に示すフィルタ通過後の振幅に変化さ
せる。すなわち、表面弾性波フィルタ8は数MHzの広
い通過帯域と数十dBの帯域外減衰量を有する比較的急
峻な周波数特性であり、この表面弾性波フィルタ8で希
望信号は減衰されないが、妨害信号は大きく減衰され
る。
【0006】図9は妨害信号の周波数が希望信号の周波
数から大きく離れている場合を示しており、表面弾性波
フィルタ8通過後の妨害信号は図9(b)に示すように
減衰されている。
【0007】しかしながら、図10に示すように妨害信
号の周波数が希望信号の周波数と極めて近い周波数であ
る場合は、妨害信号の希望信号の周波数に近い部分はあ
まり減衰されない。
【0008】図7に示すように中間周波をフィルタ2段
に用いるものは妨害信号は図6に示すものよりも減衰さ
れるが希望信号に近接する周波数の減衰は不十分であ
る。このような妨害信号を隣接妨害信号と呼ぶ。このよ
うに隣接妨害信号を十分に除去することができないの
で、漏れた隣接妨害信号により受信性能の悪化を招いて
いた。隣接妨害信号が希望信号より低周波側に存在する
場合も同様である。
【0009】上記のような表面弾性波フィルタ8より
も、さらに急峻な周波数特性を持つ表面弾性波フィルタ
を用いることはコストおよびサイズの面で現実的でな
い。また、コイルやコンデンサを用いたフィルタで所望
の周波数特性を得ることも同様に非常に困難である。
【0010】このような問題に対して、信号を送信する
放送局側で信号の送信周波数を隣接妨害信号から僅かに
オフセットさせ、希望信号と隣接妨害信号とを離すこと
により影響が少くなるような対策がとられているが十分
な効果が得られていなかった。
【0011】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、隣接妨害信号の
悪影響を防止したデジタル放送受信機を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のデジタル放送
受信機は、デジタル放送の受信信号が変換された中間周
波数の信号を通過させるフィルタに複数の特性が準備さ
れており、妨害電波に応じて前記特性を選定して用いる
ものである。
【0013】また、前記デジタル放送受信機において、
デジタル放送の受信信号に含まれている中心周波数の情
報により妨害電波の存在を判断して前記特性を選定する
ものである。
【0014】また、前記各デジタル放送受信機におい
て、妨害電波の周波数が受信周波数の近傍にあるとき、
前記フィルタの通過帯域のゲインの高い帯域が狭い特性
が用いられるものである。
【0015】また、前記各デジタル放送受信機におい
て、前記フィルタに2in1タイプ表面弾性波フィルタ
が用いられたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図1はこの発明の第1の実施例であるデジ
タル放送受信機を示すブロック図である。図において、
従来例で示したものと同様の機能を有する部分は同一の
符号が付されており、その詳細な説明を省略する。
【0017】図1に示すように、ミキサ9より後段の中
間周波数帯域において、希望信号を減衰させることなく
通過させる広い通過帯域幅を持つ表面弾性波フィルタ1
とそれよりも若干狭い通過帯域幅を持つ表面弾性波フィ
ルタ2とを切替えスイッチ3a、3bにより選択して使
用するようになっている。切替えスイッチ3a、3bは
制御部6からの指令に基づきスイッチ制御回路7が動作
させる。
【0018】表面弾性波フィルタ1の周波数特性は図2
(a)の点線で示されており、表面弾性波フィルタ2の
周波数特性は図2(a)の実線で示されている。表面弾
性波フィルタ2は表面弾性波フィルタ1と比較すると、
通過帯域幅が若干狭く、希望信号の両端を多少減衰させ
てしまうが、挿入損失および帯域外減衰量は表面弾性波
フィルタ1と同等である。
【0019】受信機の電源が投入されれた初期状態で
は、切替えスイッチ3a、3bは広い通過帯域を持つ表
面弾性波フィルタ1を選択している。受信された信号は
復調器5で復調され、デジタル放送の情報が制御部6に
送られる。
【0020】デジタル放送の信号の中には、放送局から
送られた様々な情報が含まれており、この情報の中に放
送中心周波数の情報がある。各放送チャンネルの中心周
波数およびオフセットされるときの周波数は放送方式の
規格によって予め分かっているので、この情報を基に制
御部6は受信周波数がオフセットされたものか否かを判
定できる。
【0021】制御部6は放送中心周波数がオフセットさ
れていると判断すれば、切替えスイッチ3a、3bを表
面弾性波フィルタ2側に切替える信号をスイッチ制御回
路7に出力する。その信号によりスイッチ制御回路7は
切替えスイッチ3a、3bを表面弾性波フィルタ2側に
切替える。この場合、図2(a)に実線で示すフィルタ
特性が用いられ、図2(b)に示すように妨害信号が大
きく減衰される。
【0022】制御部6が放送中心周波数がオフセットさ
れていないと判断したときは、希望信号に対する隣接妨
害信号がない場合であり、初期状態の表面弾性波フィル
タ1が選択された状態が継続される。
【0023】図3はこの発明の第2の実施例であるデジ
タル放送受信機を示すブロック図である。この例ではミ
キサ9より後段の中間周波数帯域において、広い通過帯
域を持つ周波数特性の表面弾性波フィルタと狭い通過帯
域を持つ周波数特性の表面弾性波フィルタとの2種類の
フィルタを1チップに内蔵したいわゆる2in1タイプ
の表面弾性波フィルタ12が用いられる。
【0024】2in1タイプ表面弾性波フィルタ12は
外部端子を接地するか入力端子と接続するかによりフィ
ルタ特性の切替えができる。フィルタ特性の差異は、通
過帯域の幅の違いだけで挿入損失および帯域外減衰量は
殆ど変わらない。そして、第1の実施例と同様にスイッ
チ制御回路7により切替えスイッチ13aが動作されて
隣接妨害信号の影響が防止される。
【0025】図4はこの発明の第3の実施例であるデジ
タル放送受信機を示すブロック図である。この例では第
1の実施例の表面弾性波フィルタ1および2の組みが2
段に配置され、切替えスイッチ3a、3b、3c、3d
により切替えられて用いられる。表面弾性波フィルタが
2段に用いられるので、妨害信号をさらに大きく減衰す
ることができる。
【0026】図5はこの発明の第4の実施例であるデジ
タル放送受信機を示すブロック図である。この例では第
2の実施例の2in1タイプ表面弾性波フィルタ12が
2段に配置され、切替えスイッチ13a、13bにより
切替えられて用いられる。2in1タイプ表面弾性波が
2段に用いられるので、妨害信号をさらに大きく減衰す
ることができる。
【0027】実施例は以上のように構成されているが発
明はこれに限られず、例えば、通過中心周波数が僅かに
オフセットされたフィルタの組みを用いてこの発明を実
施することもできる。
【0028】
【発明の効果】この発明のデジタル放送受信機によれ
ば、希望信号の減衰をできるだけ抑えるながら、隣接妨
害信号を十分に減衰することができるので、受信性能の
悪化を改善できる。
【0029】また、フィルタの切替え信号の生成に受信
したデジタル信号に含まれる中心周波数の情報を利用す
れば、別に隣接妨害信号の有無を検出する回路を必要と
しないので全体の回路が複雑となることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるデジタル放送受
信機を示すブロック図である。
【図2】同デジタル放送受信機のフィルタ特性を示す図
である。
【図3】この発明の第2の実施例であるデジタル放送受
信機を示すブロック図である。
【図4】この発明の第3の実施例であるデジタル放送受
信機を示すブロック図である。
【図5】この発明の第4の実施例であるデジタル放送受
信機を示すブロック図である。
【図6】従来のデジタル放送受信機の例を示すブロック
図である。
【図7】従来のデジタル放送受信機の他の例を示すブロ
ック図である。
【図8】同デジタル放送受信機のフィルタ特性を示す図
である。
【図9】同デジタル放送受信機のフィルタの性能を説明
するための図である。
【図10】同デジタル放送受信機のフィルタの性能を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 表面弾性波フィルタ 2 表面弾性波フィルタ 3a、3b、3c、3d 切替えスイッチ 4 中間周波増幅器 5 復調器 6 制御部 7 スイッチ制御回路 8 表面弾性波フィルタ 9 ミキサ 10 表面弾性波フィルタ 11 増幅器 12 2in1タイプ表面弾性波フィルタ 13a、13b 切替えスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送の受信信号が変換された中
    間周波数の信号を通過させるフィルタに複数の特性が準
    備されており、妨害電波に応じて前記特性を選定して用
    いることを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 デジタル放送の受信信号に含まれている
    中心周波数の情報により妨害電波の存在を判断して前記
    特性を選定する請求項1のデジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 妨害電波の周波数が受信周波数の近傍に
    あるとき、前記フィルタの通過帯域のゲインの高い帯域
    が狭い特性が用いられる請求項1または2のデジタル放
    送受信機。
  4. 【請求項4】 前記フィルタに2in1タイプ表面弾性
    波フィルタが用いられた請求項1から3のいずれかに記
    載されたデジタル放送受信機。
JP2002016469A 2002-01-25 2002-01-25 デジタル放送受信機 Pending JP2003218713A (ja)

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