JPH09154074A - テレビジョン受像機の中間周波回路 - Google Patents

テレビジョン受像機の中間周波回路

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JPH09154074A
JPH09154074A JP7336007A JP33600795A JPH09154074A JP H09154074 A JPH09154074 A JP H09154074A JP 7336007 A JP7336007 A JP 7336007A JP 33600795 A JP33600795 A JP 33600795A JP H09154074 A JPH09154074 A JP H09154074A
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JP
Japan
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signal
circuit
audio
intermediate frequency
video
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Application number
JP7336007A
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English (en)
Inventor
Fuyuki Okubo
冬樹 大久保
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PAL方式,SECAM方式のテレビジョン
信号用のテレビジョン受像機の中間周波回路において、
NICAM信号の誤判別を無くする。 【解決手段】 AM音声信号を減衰させるトラップ回路
22の出力を入力信号とする音声用の弾性表面波フィル
タ24と、映像用の弾性表面波フィルタ19の各出力信
号を入力信号とする映像検波回路25とよりなるテレビ
ジョン受像機の中間周波回路であり、映像検波回路25
に入力の段階でNICAM信号とAM音声信号をほぼ同
レベルにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PAL方式,SE
CAM方式のテレビジョン信号を受信,復調することの
できるテレビジョン受像機の中間周波回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパにおけるテレビジョン放送に
おいては、QPSK変調(Quadrature Ph
ase Shift Keying)されたディジタル
音声信号であるNICAM(Near Instant
aneous CompandAudio Multi
plex)信号が放送されている。例えば、イギリスで
はNICAM信号は、テレビジョン信号の第1音声であ
るFM音声信号に比べ送信出力は10db弱い。また、
フランスではNICAM信号は、テレビジョン信号の第
1音声であるAM音声信号に比べ送信出力は17db弱
い。そこで従来からNICAM信号の誤判別エラーを防
止するために、いろいろな工夫がなされている(特開平
5−14836号公報参照)。
【0003】以下、上記のNICAM信号の誤判別エラ
ーを防止するためのテレビジョン受像機の中間周波回路
を、フランスのSECAM方式テレビジョン信号を受信
する場合について説明する。図2は上記従来のテレビジ
ョン受像機の中間周波回路の構成を示すブロック図であ
り、SECAM方式テレビジョン信号の入力されるチュ
ーナ1の出力端は映像用の弾性表面波フィルタ2および
スイッチ回路3の各入力端に接続し、映像用の弾性表面
波フィルタ2の出力端は映像検波回路4の入力端に、ま
たスイッチ回路3の出力端は第1音声であるAM音声用
(SECAML)の弾性表面波フィルタ5または第2音
声であるVHF LOWチャンネルにおけるAM音声用
(SECAM L’)の弾性表面波フィルタ6を介して
映像検波回路4の入力端にそれぞれ接続している。ま
た、映像検波回路4の、映像信号出力端子7は映像信号
増幅回路8に、第1音声または第2音声のAM音声信号
出力端子9はAM音声信号復調回路10に、インターキ
ャリア信号出力端子12はNICAM信号だけを通過さ
せるバンドパスフィルタ13にそれぞれ接続し、バンド
パスフィルタ13の出力端はAM音声信号周波数トラッ
プ回路14,QPSK判別復調回路15,PCM(Pu
lse Code Modulation)デコード回
路16を順次介して、またAM音声信号復調回路10の
出力端は直接にAM,PCM切替コントロール回路17
にそれぞれ接続している。
【0004】上記従来の中間周波回路の動作を説明する
と、まず、チューナ1で選局された中間周波帯の映像信
号は、映像用の弾性表面波フィルタ2を通過し、他の中
間周波帯の音声信号成分が除去され映像検波回路4で復
調される。他方、音声信号は、VHF LOWチャンネ
ルの時は、フランスのVHF LOWチャンネルにおけ
る第2のAM音声信号(SECAM L’)を受信する
ための弾性表面波フィルタ6を、それ以外の時は、第1
のAM音声信号(SECAM L)を受信するための弾
性表面波フィルタ5を通るようにスイッチ回路3により
切り替えられ、映像検波回路4に入力される。映像検波
回路4により作り出されたインターキャリア信号は出力
端子12より出力され、バンドパスフィルタ13により
NICAM信号だけが通過するようにされているが、更
に、バンドパスフィルタ13の出力であるNICAM信
号の中に残っている第1または第2のAM音声信号をA
M音声信号周波数トラップ回路14により減衰させるこ
とにより、次段のQPSK判別復調回路15におけるN
ICAM信号の判別に際してAM音声信号の影響を無く
し、PCMデコード回路16でデコードしたNICAM
信号をAM,PCM切替コントロール回路17に入力
し、別途、AM音声信号復調回路10から入力されたA
M音声信号とAM,PCM切替コントロール回路17で
切り替え出力されるようになっている。上記従来例はフ
ランスのSECAM方式の場合におけるAM音声信号
(SECAM L,SECAM L’)の場合に付き説
明したが、PAL方式におけるFM音声信号(PAL
I)の場合も動作は同一である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の中間周波回路では、映像検波回路4に入力される
第1AM音声信号(SECAM L)と第2AM音声信
号(SECAM L’)の入力レベルは変わらず、例え
ば、フランスの場合のようにNICAM信号の送信出力
が第1AM音声信号(SECAM L)の送信出力に比
べて17dbも低く、映像検波回路4に入力されるNI
CAM信号の入力レベルがAM音声信号に比べて極端に
低い場合、映像検波回路4のAGC機能によりインター
キャリア信号の時点で既にNICAM信号が抑圧される
ため、AM音声信号周波数トラップ回路14によりNI
CAM信号の中に残っているAM音声信号成分を減衰さ
せただけでは弱電界等においてNICAM信号判別にお
けるエラーを無くすることは難しかった。
【0006】本発明は上記の従来の問題点を解決するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、チューナから得られるUHF/VH
Fの中間周波信号を入力信号とする映像用のSAWフィ
ルタと、チューナから得られるUHF/VHFの中間周
波信号を入力信号とする増幅器と、前記増幅器の出力信
号において音声中間周波信号を減衰させるトラップ回路
と、前記トラップ回路の出力信号を入力信号とする音声
用のSAWフィルタと、前記映像用のSAWフィルタと
音声用のSAWフィルタの出力信号を入力信号とする映
像検波回路とよりなるテレビジョン受像機の中間周波回
路であり、弱電界等においてもNICAM信号判別にお
けるエラーを無くすることができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、チューナから得られるUHF/VHFの中間周波信
号を入力信号とする映像用のSAWフィルタと、チュー
ナから得られるUHF/VHFの中間周波信号を入力信
号とする増幅器と、前記増幅器の出力信号において音声
中間周波信号を減衰させるトラップ回路と、前記トラッ
プ回路の出力信号を入力信号とする音声用のSAWフィ
ルタと、前記映像用のSAWフィルタと音声用のSAW
フィルタの出力信号を入力信号とする映像検波回路とよ
りなるテレビジョン受像機の中間周波回路であり、トラ
ップ回路によりNICAM信号を減衰させることなく、
増幅器の出力信号において音声中間周波信号を減衰させ
ることができるので、映像検波回路に入力する時、NI
CAM信号と音声信号をほぼ同レベルにすることがで
き、また音声用のSAWフィルタにより映像信号を減衰
させることができるので映像検波回路のAGC機能によ
りインターキャリア信号の時点でNICAM信号が抑圧
されるということがなくなる。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、映像検
波回路のインターキャリア信号出力端子をNICAM信
号バンドパスフィルタ,AM音声信号周波数トラップ回
路,QPSK復調回路,PCMデコード回路を介してA
M,PCM切替コントロール回路に接続し、映像検波回
路のAM音声信号出力端子をAM音声信号復調回路を介
してAM,PCM切替コントロール回路に接続した請求
項1記載のテレビジョン受像機の中間周波回路であり、
映像検波回路に入力前のトラップ回路による音声中間周
波信号の減衰と、映像検波回路のインターキャリア信号
出力後のAM音声信号周波数トラップ回路によるAM音
声信号の減衰の二重の減衰により、NICAM信号の誤
判別をより確実に防止することができる。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態)図1は本発明のテレビジョン受像機の中
間周波回路において、フランスのSECAM−NICA
M信号を受信した場合におけるブロック図であり、SE
CAM方式テレビジョン信号の入力されるチューナ18
の出力端は、映像用SAWフィルタとしての映像用の弾
性表面波フィルタ19と増幅回路20の各入力端にそれ
ぞれ接続し、増幅回路20の出力端は、スイッチ回路2
1を介してフランスのAM音声の中間周波数帯である3
2.4MHZ(中間周波数が38.9MHZである場
合)を減衰させるトラップ回路22と第2音声であるV
HF LOWチャンネルにおけるAM音声用(SECA
M L’)の音声用SAWフィルタである弾性表面波フ
ィルタ23の各入力端にそれぞれ接続し、トラップ回路
22の出力端は第1音声であるAM音声用(SECAM
L)とFM音声用(PAL B/G,PAL I)の
音声用SAWフィルタである弾性表面波フィルタ24の
入力端に接続し、映像用の弾性表面波フィルタ19、音
声用の弾性表面波フィルタ23、音声用の弾性表面波フ
ィルタ24の各出力端は映像検波回路25の入力端に接
続し、映像検波回路25の映像信号出力端子26,第1
音声または第2音声のAM音声信号出力端子27,イン
ターキャリア信号出力端子28以降は従来例を示す図2
における構成と同じで、映像信号出力端子26には映像
信号増幅回路8が、AM音声信号出力端子27にはAM
音声信号復調回路10が、インターキャリア信号出力端
子28にはバンドパスフィルタ13,AM音声信号周波
数トラップ回路14,QPSK判別復調回路15,PC
Mデコード回路16がそれぞれ接続されており、AM音
声信号復調回路10とPCMデコード回路16の各出力
端はAM,PCM切替コントロール回路17を介して出
力されている。
【0011】以下、上記実施の形態における中間周波回
路の動作について説明する。アンテナに受信されたテレ
ビジョン信号はチューナ18で選局される。そこで中間
周波数帯の映像信号は映像用の弾性表面波フィルタ19
を通過し、他の中間周波数帯の音声信号成分が除去さ
れ、その後、映像検波回路25で復調される。他方、チ
ューナ18で選局された中間周波数帯の音声信号は増幅
回路20で約10db程度増幅され、その音声信号の内
から、切替スイッチ回路21で第1音声のAM音声信号
が選択された時はトラップ回路22で約7db減衰さ
れ、トラップ回路22の出力はAM音声用(SECAM
L)とFM音声用(PAL B/G,PAL I)の
弾性表面波フィルタ24により他の中間周波数帯の映像
信号成分が除去され、第2音声のAM音声信号が選択さ
れた時は直接にAM音声用(SECAM L’)の弾性
表面波フィルタ23に入力され、他の中間周波数帯の映
像信号成分が除去され、映像検波回路25に入力され
る。その後、映像検波回路25より5.85MHZのイ
ンターキャリア信号が出力端子28より出力される。
【0012】以降は従来例を示す図2における動作と同
じであり、インターキャリア信号出力端子28の出力は
バンドパスフィルタ13を通った後、NICAM信号の
中に残っている第1または第2のAM音声信号をAM音
声信号周波数トラップ回路14により減衰させることに
より、次段のQPSK判別復調回路15におけるNIC
AM信号の判別に際してAM音声信号の影響を無くし、
PCMデコード回路16でデコードしたNICAM信号
をAM,PCM切替コントロール回路17に入力し、別
途、AM音声信号復調回路10から入力されたAM音声
信号とAM,PCM切替コントロール回路17で切り替
え出力されるようになっている。この時、放送局で送信
されるレベルを映像信号レベルに比べて、AM音声信号
のレベルは10db低く、NICAM信号のレベルは2
7db低いとすると、AM音声信号から、切替スイッチ
回路21で第1音声のAM音声信号が選択された時は、
そのAM音声信号はトラップ回路22で約7db減衰さ
れるから、映像検波回路25に入力されるNICAM信
号のレベルは他のイギリスや北欧におけると同じように
AM音声信号のレベルに比し10db低いだけとなり、
映像検波回路25のAGC機能が働いても、NICAM
のインターキャリア信号レベルは抑圧されることがなく
安定したNICAM信号の受信ができる。なお、本実施
の形態においては相互変調歪みを考慮して増幅回路20
のゲインを約10dbとし、AM音声のS/Nを考慮し
てトラップ回路22の減衰度を約7dbとした。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明のテレビジョン受
像機の中間周波回路によれば、映像検波回路に入力され
る前に、NICAM信号とAM音声信号をほぼ同レベル
にすることができ、インターキャリア信号においてNI
CAM信号が抑圧されることなく安定したNICAM信
号の受信ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン受像機の中間周波回路の
一実施の形態におけるブロック図
【図2】従来のテレビジョン受像機の中間周波回路のブ
ロック図
【符号の説明】
1,18 チューナ 2,19 映像用の弾性表面波フィルタ 3,21 スイッチ回路 4,25 映像検波回路 5 AM音声用(SECAM L)の弾性表面波フィル
タ 6,23 AM音声用(SECAM L’)の弾性表面
波フィルタ 7,26 映像信号出力端子 8 映像信号増幅回路 9,27 AM音声信号出力端子 10 AM音声信号復調回路 12,28 インターキャリア信号出力端子 13 バンドパスフィルタ 14 AM音声信号周波数トラップ回路 15 QPSK判別復調回路 16 PCMデコード回路 17 AM,PCM切替コントロール回路 20 増幅回路 22 トラップ回路 24 AM音声用(SECAM L)とFM音声用(P
AL B/G,PALI)の弾性表面波フィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューナから得られるUHF/VHFの
    中間周波信号を入力信号とする映像用のSAWフィルタ
    と、チューナから得られるUHF/VHFの中間周波信
    号を入力信号とする増幅器と、前記増幅器の出力信号に
    おいて音声中間周波信号を減衰させるトラップ回路と、
    前記トラップ回路の出力信号を入力信号とする音声用の
    SAWフィルタと、前記映像用のSAWフィルタと音声
    用のSAWフィルタの出力信号を入力信号とする映像検
    波回路とよりなるテレビジョン受像機の中間周波回路。
  2. 【請求項2】 映像検波回路のインターキャリア信号出
    力端子をNICAM信号バンドパスフィルタ,AM音声
    信号周波数トラップ回路,QPSK復調回路,PCMデ
    コード回路を介してAM,PCM切替コントロール回路
    に接続し、映像検波回路のAM音声信号出力端子をAM
    音声信号復調回路を介してAM,PCM切替コントロー
    ル回路に接続した請求項1記載のテレビジョン受像機の
    中間周波回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542731A (ja) * 1999-04-20 2002-12-10 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム If信号処理装置
JP2005176288A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Himax Optelectronics Corp テレビチューナー

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