JP2003218213A - 三次元ソレノイドの製造方法および同方法によるデバイス - Google Patents
三次元ソレノイドの製造方法および同方法によるデバイスInfo
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Abstract
グを使用しないバック・エンド処理を利用する三次元ソ
レノイドの製造方法を開示する。 【解決手段】 この方法では、異なる残留応力ないし熱
膨張係数を有する金属からなる二重層金属構造で各々形
成された二つのサスペンド・アームが、二つのアームの
中間にAlCuに形成された誘導コイルに結合されるよ
うに利用される。二酸化シリコンの絶縁層がサスペンド
・アームから除去されると、アームの自由端が上方に湾
曲し、誘導コイルが半導体基板の表面から三次元構造に
立ち上がる。
Description
併用する三次元ソレノイドを製造する方法およびその方
法によって製造されたデバイスに関し、より詳しくはC
MOS技法によって製造される三次元誘導コイルがマイ
クロ電子機械システム(MEMS)による3−Dソレノ
イドを製造するための方法およびこの方法によって製造
されたデバイスに関する。
械パーツの小型化は、これらの小さいサイズのために、
これらのデバイスの新規な使用を可能にするための増大
する注目を受けている。付加的に、これらのデバイスは
低廉なパーツ価格で大量に製造することができる。小型
化機械パーツの現在の設計はサイズとスケールに基づい
て分類することができる。巨視的機械パーツが約1から
10インチの範囲の長さを有しており、一方時おりME
MS(マイクロ電子機械システム)と呼ばれる、微視的
機械パーツは、0.01から1インチの範囲の長さを有
している。
ズ両方の既存の小型化アクチュエータおよびモータは、
本質的に大型のモータ、従って、巻線、固定子、歯車、
送信回線などのような要素パーツを含むレプリカであ
る。これらの小型化パーツは、例えば他のパーツと機械
的に係合して動作を誘起するような電気的な作動要素の
運動のような所望の機能を提供する可動デバイスを生成
するために高精度で組み立てなければならない。係合形
態に依存して、この運動は数本の軸のいずれかが直線、
回転、円形等になる。多数の複雑なパーツを高い制度で
組み立てなければならないので、目標とする仕様と性能
に一致したパーツを生産するのに、現在の製造工程を使
用することは比較的低い。これらの低い生産が次にパー
ツのコストを上げることになる。従って、上述の問題を
なくす微視的または巨視的スケールの物体の動作を誘起
する新しい形態のアクチュエータと関連する方法を提供
することが望まれている。
拡大されている。当該技術の現在の状況において、半導
体デバイスは通常平板構造に形成され、またこれがため
に半導体デバイスを製造するための処理は、概して平面
処理である。例えば、異なる物質の層、すなわち、絶縁
物質および金属導電性物質のような層は、一つの層の頂
部に他の層が蒸着され、デバイスの外形が種々の層を介
してエッチングされる。ほとんどの半導体素子およびデ
バイスの製造に適している平面製造処理は、三次元のあ
る一定するデバイスの製造にはまったく適していない。
例えば、3−Dソレノイド、すなわち、あるいは3−D
誘導コイルは、多数の層を底部から頂部へ積層すること
によって製造しなければならず、タスクを完了するのに
多数のフォトマスクを必要とする。例えば、CMOS技
術がこの種の3−Dソレノイドを形成するのに使用され
ると、製造処理を完了させるために、フォトマスクを利
用する少なくとも四つの他の工程を組み入れなければな
らない。さらに、層と層間のインターフェースに発生す
る種々の処理の問題を回避するために、層間の正確なア
ライメントが必要である。
限は、正方形または長方形の3−Dソレノイドのみを製
造することが可能なことである。円形の3−Dソレノイ
ドはこの種の技術によっては製造することができない。
半導体基板から3−Dソレノイドを成形するためには、
非常に厚いフォトレジスト層と大きいアスペクト比の構
造を満たすための電気メッキ技術も使用しなければなら
ず、これがまた製造処理の複雑さをさらに増すことにな
る。
周波数(RF)通信技術において広範囲に使用されてい
る。特に、高い性質係数のインダクタに必要とされるR
F受動電気通信デバイスにとって重大である。例えば、
この種の高い性質係数のインダクタには、RFフィルタ
またはRF発信機内に利用されるものが含まれる。現
在、RF電気通信デバイスは、デバイス基板と直交する
磁界を生成する平板誘導コイルである誘導コイルが利用
されている。結果として、誘導電流がシリコン基板内に
生成され、次に相当なエネルギー損失を生じることにな
り、結局、低い性質係数となる。このことが高い無線周
波数においてさえもこの種のデバイスの使用を妨げてい
る。例えば、誘導コイル、コンデンサおよび抵抗器のよ
うな受動素子のような電気通信機器のために現在製造さ
れている要素は、能動素子を伴う同じシリコン基板上に
製造することができない。その代わりに、この種の受動
素子は能動素子と一緒に、回路板上に組み入れられ、受
動素子を収容するのに非常に大きいエリアの回路板を生
成する。受動素子が同じ半導体基板上に能動素子と一緒
に組み入れられる場合は、通信モジュールのサイズは相
当縮小できる。
は、従来の製造方法の欠点ないし欠陥のない3−Dソレ
ノイドを製造する方法を提供することである。
て製造できる3−Dソレノイドを提供することである。
によって半導体基板上に製造できる3−Dソレノイドを
提供することである。
付加的な操作ないしモニターの必要性なしに自己組み入
れできるようなMEMS技術によって製造される3−D
ソレノイドを提供することである。
上にCMOS技術によって3−Dソレノイドを製造し、
次に基板からインダクタの平板スパイラルを取り出すと
ともに3−Dコイルに分ける方法を提供することであ
る。
ノリッシク的に3−Dソレノイドを製造し、次に、製造
された平板スパイラルを自動的に取り出す方法を提供す
ることである。
ソレノイドを製造する方法およびこの方法で製造された
ソレノイド・デバイスを開示する。
ドを製造する方法は、事前処理半導体基板を用意する工
程と、前記第1二酸化シリコン層上に第1金属層を蒸着
する工程と、前記第1金属層を誘導コイルにパターン化
し、前記誘導コイルの中央近くに第1端を、またその外
周縁に第2端を有するようにする工程と、前記誘導コイ
ルと第1二酸化シリコン層の頂部上に第2二酸化シリコ
ン層を蒸着する工程と、前記誘導コイルの前記第1およ
び第2端を露呈する前記第2二酸化シリコン層内にヴァ
イア開口部をパターン化する工程と、誘導コイルのそれ
ぞれ前記第1および第2端上を二つのヴァイアを形成す
る第2金属で前記ヴァイア開口部を充填する工程と、前
記二つのヴァイアと前記第2二酸化シリコン層上に第3
二酸化シリコン層を蒸着する工程と、前記第3二酸化シ
リコン層内でサスペンド・アームのための第1トレンチ
開口部をパターン化し、前記第1トレンチ開口部の内端
を前記二つのヴァイアに露呈する工程と、前記第1金属
層を、二つのサスペンド・アームを形成する前記トレン
チ内に蒸着する工程と、前記二つのサスペンド・アーム
と前記第3二酸化シリコン層上に第4二酸化シリコン層
を蒸着する工程と、前記二つのサスペンド・アーム上に
第2トレンチ開口部をパターン化するとともに露呈する
工程と、前記第2トレンチ開口部内に、2重層サスペン
ド・アームを形成する前記第1金属の熱膨張係数よりも
小さい熱膨張係数を有する第3金属を蒸着する工程と、
前記第1、第2、第3および第4二酸化シリコン層を前
記基板の頂面から除去し、前記誘導コイル、前記ヴァイ
アおよび前記2重層サスペンド・アームを露呈する処理
工程によって実行することができる。
イア開口部をWで充填する工程、またはヴァイア開口部
をW CVD処理によって充填する工程をさらに含んで
いる。この方法は二重層サスペンド・アームを形成する
第1金属AlCuと第3金属Niを蒸着する工程をさら
に含んでいる。この方法は二重層サスペンド・アームを
形成する第1金属AlCuと第3金属Crを蒸着する工
程をさらに含んでいる。誘導コイルを形成する第1金属
がAlCuである。この方法はさらに第1、第2、第3
および第4二酸化シリコン層を湿式エッチング法によっ
て、または反応イオン・エッチング法によって除去する
工程をさらに含んでいる。この方法はさらに、化学メッ
キ法によって第3金属Niを蒸着する工程、または、ス
パッタリング法によって第3金属Crを蒸着する工程を
さらに含んでいる。
と、基板の頂面から隔置された自由端と基板の頂面に固
定された固定端を各々有する二つのサスペンド・アーム
であって、各々二重層金属積層体で形成され、その金属
底層が第1金属からなり、また金属頂層が第1金属の熱
膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する第2金属から
なり、該サスペンド・アームの両端が上方向に湾曲する
二つのサスペンド・アームと、サスペンド・アームのそ
れぞれ自由端の一つに各々結合された二つの端を有し、
前記サスペンド・アームの二つの固定端間に電気的な連
絡を提供する導電性金属からなる誘導コイルとを具備す
る三次元ソレノイドに向けられている。
板であり、金属底層を形成する湾曲第1金属アームがA
lCuであり、金属頂層を形成する第2金属がNiまた
はCrであり、また誘導コイルがAlCuから形成され
る。三次元ソレノイドが、サスペンド・アームの自由端
と誘導コイルの二つの端をそれぞれ中間的に連結するヴ
ァイア手段をさらに含んでいる。このソレノイドが、R
F通信のための接地−信号−接地形態に形成されてい
る。この誘導コイルが円形状または長方形状に形成され
ている。ヴァイア手段が金属で形成されている。
徴と利点は次の詳細な説明と添付図面から明白となろ
う。
導体基板上に誘導コイルによって形成された3−Dソレ
ノイドおよびこの方法で形成された3−Dソレノイドを
開示する。
された二酸化シリコン層をまず提供する。次に、誘導コ
イルが、AlCuのような金属から写真製版によって二
酸化シリコン層上に形成される。次に、誘導コイルの二
つの端部において、タングステン化学蒸着技術によって
金属ヴァイアが形成される。互いにその内端で金属ヴァ
イアに連結された二つのサスペンド・アームが、二酸化
シリコン層上に形成され、この二酸化シリコン層によっ
て絶縁される。サスペンド・アームを形成する第1金属
物質よりも小さい熱膨張係数、またはこれよりも大きい
残留応力を有する第2金属物質が、アームの頂部に蒸着
される。適切な第2金属物質はNiまたはCr、あるい
は他の適切な金属である。絶縁物質の種々の層、すなわ
ち、二酸化シリコン層が湿式エッチング技術によって、
または反応イオン・エッチングの乾式エッチング技術に
よって除去され、形成された三次元ソレノイドが露呈さ
れる。金属ヴァイアに結合された自由端が基板の表面か
ら湾曲するように、二重層サスペンド・アームが湾曲
し、誘導コイルが基板上方のスペース内に立ち上がり、
すなわち、三次元ソレノイドが形成される。
り、多角形または円形の3−Dソレノイドを製造するこ
とができる。製造処理の初期において、CMOS技術が
利用される。処理の後期はフォトマスキング工程の必要
性なしに実行することができる。従って、本発明の新規
な方法は、従来の製造処理の複雑さをなくすとともに、
本発明の新規な方法によって製造された3−Dソレノイ
ドは、次の利点を有する。すなわち、 1. 3−Dソレノイドが半導体基板から二つのサスペ
ンド・アームによって立ち上げられ、これによってソレ
ノイドと基板間の距離が長くなり、ソレノイドと基板間
の寄生容量が小さくなる。 2. 円形ソレノイドが本発明の新規な方法によって製
造されると、長方形ソレノイド内に存在する90°回転
でのエネルギー損失が低減され、ソレノイドの品質を改
善することができる。 3. 本発明の3−Dソレノイドにおいて、発生された
磁界の方向が基板の表面と平行であり、これによって基
板上の不要な誘導電流の生成の確率と、生じるエネルギ
ー損失を低減することができる。
動化でき、従って、付加的な操作またはモニター操作を
必要としない。例えば、図1は機構の解放前に、基板1
2上に製造された本発明の3−Dソレノイド10の平面
図を示す。このソレノイド10は、インダクタの適用例
のためのAlCu、または他の適切な金属のような金属
物質から形成される。誘導コイル10のそれぞれ中央近
傍と外周にある二つの端14、16が、それぞれ二つの
サスペンド・アーム18、20に連結されている。自由
端14、16の他端は、半導体基板12に固定された固
定端22と24である。本発明の誘導コイル10は、サ
スペンド・アーム18、20を形成するのに使用される
ものと同じ金属物質で形成された二つの金属バー26、
28で囲まれている。金属バー26、28は各々固定端
30、32、34および36に連結されている。
(A)−図2(G)に示す。本発明の新規な方法は、図
2(A)に示したように、その上に蒸着された二酸化シ
リコン層42を伴うシリコン基板40から開始すること
ができる。図2(B)に示したように処理の次の工程に
おいて、金属層(図示省略)がまず蒸着され、次に誘導
コイル10にパターン化され、また次に第2の二酸化シ
リコン層44によって覆われる。ヴァイア開口部(図示
省略)が第2二酸化シリコン層44に形成された後、金
属ヴァイア46、48が、第2金属をヴァイア開口部に
蒸着されて形成され、こうしてヴァイアが形成される。
ヴァイア46、48を形成するための最適な処理はタン
グステンCVD方法、または他の適切な金属の蒸着であ
る。次に、タングステン・ヴァイア46、48の頂部
に、図2(D)に示したようにサスペンド・アーム5
2、54を形成するために第3二酸化シリコン層50が
蒸着される。次に、第4二酸化シリコン層56が、第2
金属層の頂部上に蒸着され、またサスペンド・アーム5
2、54が形成される。
2(F)に示したように、トレンチ開口部58、60
が、第4二酸化シリコン層56に写真製版的に形成され
る。次に第3金属物質が蒸着され、サスペンド・アーム
52、54に積層される金属層62、64が形成され
る。金属層62、64を形成する第3金属物質は、サス
ペンド・アーム52、54を形成するのに使用される第
2金属物質のCTEまたは熱応力とは異なるCTE、ま
たは熱応力を有している。例えば、AlCuはサスペン
ド・アーム52、54を形成するのに使用され、また第
3金属物質はAlCuと比較してより低いCTEまたは
より高い残留応力を有するNiまたはCrでなければな
らない。一度二酸化シリコン層42、44および56が
湿式エッチング処理によって、または反応イオン・エッ
チング処理によって除去されると、サスペンド・アーム
52、54のより大きいCTEまたはより低い残留応
力、すなわち、第3金属物質によって形成された金属層
62、64とサスペンド・アーム52、54間の差CT
Eまたは残留応力が、アームをして基板の頂面から上方
へ湾曲せしめる。これを図2(G)と図3に示す。
ンド・アーム18と20の二重層構造は示していない
が、NiまたはCrの金属層はAlCuのベース金属層
上に蒸着され、アームの湾曲作用を許容することに注意
しなければならない。一度、サスペンド・アーム18、
20がその自由端14、16で上方に湾曲すると、誘導
コイル10がシリコン基板40の頂面12から引き上げ
られ、次に、コイル10が二つのサスペンド・アーム1
8と20によって引き分けられると、3−D形態にな
る。
Cr/Al厚比に基づくAlの頂部上に積層されたCr
層によって形成される。所与の例において、蒸着された
ベース金属層Alの厚みは約0.8μm厚である。Cr
の頂層の厚みは、Alの厚みの0.05と0.4の間で
ある。
る本発明の新規な方法および製造されたソレノイドにつ
き上記説明と添付図面1から4で説明した。
使用した用語はこれに限定するものではなく、表現上の
語句そのものの意味を意図している。
明したが、当該技術に習熟した人にとっては、これらの
技術を本発明の他の可能な変形例に容易に適用できるこ
とは理解できる。
の平面図。
ンの第1層を伴う本発明の基板の拡大断面図。(B)二
酸化シリコン層に蒸着され、形成された誘導コイルを伴
う図2(A)に示す本発明の半導体基板の拡大断面図。
(C)誘導コイルの二つの端部上に形成された金属ヴァ
イアを伴う図2(B)に示す本発明の半導体基板の拡大
断面図。(D)二つのヴァイアにそれぞれ結合されるよ
うに形成された二つのサスペンド・アームを伴う図2
(C)に示す本発明の半導体基板の拡大断面図。(E)
パターン化されたSiO2層を伴う図2(D)に示す本
発明の半導体基板の拡大断面図。(F)二重層構造を形
成するサスペンド・アームの頂部上に蒸着された異なる
金属を伴う図2(E)に示す本発明の半導体基板の拡大
断面図。(G)二酸化シリコン層を全てエッチング処理
によって除去した図2(F)に示す本発明の半導体基板
の拡大断面図。
またはサスペンド・アームを形成する残留応力のため
に、自由端で立ち上げられた後の本発明の3―Dソレノ
イドを示す斜視図。
Claims (20)
- 【請求項1】事前処理された半導体基板を用意する工程
と、 前記基板の頂面上に第1二酸化シリコン層を蒸着する工
程と、 前記第1二酸化シリコン層上に第1金属層を蒸着する工
程と、 前記第1金属層を誘導コイルにパターン化し、前記誘導
コイルの中央近くに第1端を、またその外周縁に第2端
を有するようにする工程と、 前記誘導コイルと第1二酸化シリコン層の頂部上に第2
二酸化シリコン層を蒸着する工程と、 前記誘導コイルの前記第1および第2端を露呈する前記
第2二酸化シリコン層内にヴァイア開口部をパターン化
する工程と、 誘導コイルのそれぞれ前記第1および第2端上を二つの
ヴァイアを形成する第2金属で前記ヴァイア開口部を充
填する工程と、 前記二つのヴァイアと前記第2二酸化シリコン層上に第
3二酸化シリコン層を蒸着する工程と、 前記第3二酸化シリコン層内でサスペンド・アームのた
めの第1トレンチ開口部をパターン化し、前記第1トレ
ンチ開口部の内端を前記二つのヴァイアに露呈する工程
と、 前記第1金属層を、二つのサスペンド・アームを形成す
る前記トレンチ内に蒸着する工程と、 前記二つのサスペンド・アームと前記第3二酸化シリコ
ン層上に第4二酸化シリコン層を蒸着する工程と、 前記二つのサスペンド・アーム上に第2トレンチ開口部
をパターン化するとともに露呈する工程と、 前記第2トレンチ開口部内に、2重層サスペンド・アー
ムを形成する前記第1金属の熱膨張係数よりも小さい熱
膨張係数を有する第3金属を蒸着する工程と、 前記第1、第2、第3および第4二酸化シリコン層を前
記基板の頂面から除去し、前記誘導コイル、前記ヴァイ
アおよび前記2重層サスペンド・アームを露呈する工程
と、を含む三次元ソレノイドを製造する方法。 - 【請求項2】前記ヴァイア開口部をWで充填する工程を
さらに含む請求項1に記載の三次元ソレノイドの製造方
法。 - 【請求項3】前記ヴァイア開口部をW CVD処理で充
填する工程をさらに含む請求項1に記載の三次元ソレノ
イドの製造方法。 - 【請求項4】前記二重層サスペンド・アームを形成する
前記第1金属AlCuと前記第3金属Niを蒸着する工
程をさらに含む請求項1に記載の三次元ソレノイドの製
造方法。 - 【請求項5】前記二重層サスペンド・アームを形成する
前記第1金属AlCuと前記第3金属Crを蒸着する工
程をさらに含む請求項1に記載の三次元ソレノイドの製
造方法。 - 【請求項6】前記誘導コイルを形成する前記第1金属が
AlCuである請求項1に記載の三次元ソレノイドの製
造方法。 - 【請求項7】前記第1、第2、第3および第4二酸化シ
リコン層を湿式エッチング法によって除去する工程をさ
らに含む請求項1に記載の三次元ソレノイドを製造する
方法。 - 【請求項8】前記第1、第2、第3および第4二酸化シ
リコン層を反応イオン・エッチング法によって除去する
工程をさらに含む請求項1に記載の三次元ソレノイドを
製造する方法。 - 【請求項9】化学メッキ法によって前記第3金属Niを
蒸着する工程をさらに含む請求項1に記載の三次元ソレ
ノイドの製造方法。 - 【請求項10】スパッタリング法によって前記第3金属
Crを蒸着する工程をさらに含む請求項1に記載の三次
元ソレノイドの製造方法。 - 【請求項11】事前処理された半導体基板と、 前記基板の頂面から隔置された自由端と基板の頂面に固
定された固定端を各々有する二つのサスペンド・アーム
であって、各々二重層金属積層体で形成され、その金属
底層が第1金属からなり、また金属頂層が第1金属の熱
膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する第2金属から
なり、該サスペンド・アームの両端が上方向に湾曲する
二つのサスペンド・アームと、 サスペンド・アームのそれぞれ前記自由端の一つに各々
結合された二つの端を有し、前記サスペンド・アームの
前記二つの固定端間に電気的な連絡を提供する導電性金
属からなる誘導コイルと、を具備する三次元ソレノイ
ド。 - 【請求項12】前記基板がSi基板である請求項11に
記載の三次元ソレノイド。 - 【請求項13】前記金属底層を形成する前記第1金属が
AlCuである請求項11に記載の三次元ソレノイド。 - 【請求項14】前記頂層を形成する前記第2金属がNi
またはCrである三次元ソレノイド。 - 【請求項15】前記誘導コイルがAlCuから形成され
る請求項11に記載の三次元ソレノイド。 - 【請求項16】前記サスペンド・アームの前記自由端と
前記誘導コイルの二つの端をそれぞれ中間的に連結する
ヴァイア手段をさらに含む請求項11に記載の三次元ソ
レノイド。 - 【請求項17】前記ソレノイドが、RF通信のための接
地−信号−接地形態に形成された請求項11に記載の三
次元ソレノイド。 - 【請求項18】前記誘導コイルが円形状に形成された請
求項11に記載の三次元ソレノイド。 - 【請求項19】前記誘導コイルが矩形状に形成された請
求項11に記載の三次元ソレノイド。 - 【請求項20】前記ヴァイア手段が金属で形成された請
求項11に記載の三次元ソレノイド。
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---|---|---|---|---|
JP2007324494A (ja) * | 2006-06-03 | 2007-12-13 | Nikon Corp | 高周波回路コンポーネント |
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- 2002-01-16 JP JP2002007816A patent/JP4036651B2/ja not_active Expired - Fee Related
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