JP2003217925A - リニアアクチュエータ装置および駆動制御方法 - Google Patents

リニアアクチュエータ装置および駆動制御方法

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JP2003217925A
JP2003217925A JP2002011884A JP2002011884A JP2003217925A JP 2003217925 A JP2003217925 A JP 2003217925A JP 2002011884 A JP2002011884 A JP 2002011884A JP 2002011884 A JP2002011884 A JP 2002011884A JP 2003217925 A JP2003217925 A JP 2003217925A
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linear actuator
energy
accumulator
movable element
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Tetsuro Muraji
哲朗 連
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Mikuni Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷部材を高速で開閉させることができるこ
とと、エネルギー効率が良いことと、耐久性が向上する
ことを目的とする。 【解決手段】 第1リニアアクチュエータ11の作動に
より第1可動子15を介して吸気バルブ7を開閉させる
際に、第2リニアアクチュエータ12の作動で第1スプ
リング42または第2スプリング43に蓄えられたエネ
ルギーを放出し、そのエネルギーを第2可動子27およ
び第1可動子15を介して吸気バルブ7に伝達する。こ
のために、吸気バルブ7を高速で開閉させることがで
き、エネルギー効率が良く、耐久性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リニアアクチュ
エータ装置、および、その駆動制御方法にかかるもので
ある。特に、この発明は、負荷部材の直線往復移動を高
速化することができ、また、エネルギー効率が良く、さ
らに、耐久性が向上されたリニアアクチュエータ装置お
よび駆動制御方法に関するものである。負荷部材として
は、たとえば、自動車のガソリンエンジンの吸気バルブ
または排気バルブまたは燃料噴射バルブなどがある。
【0002】
【従来の技術】この種のリニアアクチュエータ装置とし
ては、たとえば、特開2000−199411号公報に
記載のものがある。このリニアアクチュエータ装置は、
たとえば、自動車のガソリンエンジンの吸気バルブまた
は排気バルブを直線往復移動、すなわち、開閉させる駆
動装置として使用されている。
【0003】まず、前記リニアアクチュエータ装置の構
成について説明する。前記リニアアクチュエータは、電
磁コイルが巻装されて磁束を生成する磁束生成部と、少
なくとも2つの磁極片を有して前記磁束を分布させて少
なくとも一つの磁場領域を形成する磁場形成部と、から
なる磁路部材を含む駆動手段と、前記可動子に取り付け
られ、互いに異なる極性の2つの着磁面を有する着磁部
材と、前記電磁コイルに前記可動子を往方向・復方向の
いずれかに対応した磁性の駆動電流を供給する電流供給
手段と、前記可動子との一体の弁軸および弁体と、から
構成されている。
【0004】次に、前記リニアアクチュエータ装置の作
用について説明する。電磁コイルに電流が供給されてい
ない場合においては、弁体が所定の位置(基準位置)に
位置している。前記電磁コイルに所定の方向に流れる直
流電流を供給すると、磁束密度の大きさに応じて、弁体
が所定の方向に移動して開位置に位置する。また、前記
電磁コイルに所定の方向と逆に流れる直流電流を供給す
ると、磁束密度の大きさに応じて、弁体が所定の方向と
逆に移動して閉位置に位置する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記リニ
アアクチュエータ装置の改良にかかり、その目的とする
ところは、負荷部材の直線往復移動を高速化することが
でき、エネルギー効率が良く、耐久性が向上されたリニ
アアクチュエータ装置および駆動制御方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、直線往復移動可能の第
1可動子に前記負荷部材が連結される第1リニアアクチ
ュエータと、直線往復移動可能の第2可動子にアキュム
レータが装備された第2リニアアクチュエータと、前記
第1可動子と前記第2可動子とをそれらの直線往復移動
方向において相対移動可能に連結した連結手段と、を備
え、前記第1可動子の移動量が前記第2可動子の移動量
よりも大であり、前記アキュムレータが、前記第2可動
子が往方向または復方向のいずれか一方向に移動するこ
とによりエネルギーを蓄え、かつ、蓄えたエネルギーを
放出することにより前記第2可動子を他方向に移動させ
る構造をなし、前記第1可動子と前記第2可動子とが、
前記アキュムレータのエネルギーの蓄積または放出のと
きに相互に当接して、前記アキュムレータを介してエネ
ルギーを相互に伝達する当接面を有することを特徴とす
る。
【0007】この結果、請求項1にかかる発明は、第1
リニアアクチュエータの作動により第1可動子を介して
負荷部材を他方向に移動させる際に、アキュムレータに
蓄えられたエネルギーを放出し、そのエネルギーを第2
可動子および第1可動子を介して負荷部材に伝達するこ
とができる。このために、請求項1にかかる発明は、負
荷部材を高速で他方向に移動させることができる。
【0008】また、請求項1にかかる発明は、負荷部材
を直線往復移動させる機能を第1リニアアクチュエータ
に、また、エネルギーを蓄えたり放出したりする機能を
第2リニアアクチュエータに、それぞれ分担させるもの
である。このために、請求項1にかかる発明は、蓄える
エネルギー量を大きくすることができる。これにより、
負荷部材を高速に移動できることと相俟って、エネルギ
ー効率が良い。
【0009】さらに、請求項1にかかる発明は、負荷部
材を直線往復移動させる機能とエネルギーを蓄えたり放
出したりする機能とを第1リニアアクチュエータと第2
リニアアクチュエータとにそれぞれ分担させるので、第
1可動子の質量を小さくすることができる。このため
に、請求項1にかかる発明は、耐久性が向上する。しか
も、請求項1にかかる発明は、第1可動子の質量を小さ
くすることにより、負荷部材をさらに高速に移動させる
ことができ、また、第1リニアアクチュエータおよび第
2リニアアクチュエータの駆動エネルギーをそれぞれ小
さくすることができ、エネルギー効率が良い。
【0010】さらにまた、請求項1にかかる発明は、第
1可動子の質量を小さくすることによって、負荷部材を
高速に移動させることができるので、第1可動子すなわ
ち負荷部材の移動量を大きくすることができる。その
上、請求項1にかかる発明は、第1可動子の移動量を第
2可動子の移動量よりも大であるから、第2リニアアク
チュエータの駆動エネルギーを小さくすることができ、
エネルギー効率が良い。
【0011】さらにまた、請求項1にかかる発明は、第
2可動子すなわち負荷部材を一方向に移動させる際に、
アキュムレータにエネルギーを蓄えるので、緩衝作用を
も果たすことができ、耐久性が向上する。
【0012】また、請求項2にかかる発明は、第2リニ
アアクチュエータが、励磁されることにより、第2可動
子を一方向に移動させその移動させた位置に保持させ、
消磁されることにより、第2可動子の保持状態を解除さ
せるソレノイドから構成されており、アキュムレータ
が、第2可動子の一方向の移動により圧縮または伸長し
てエネルギーを蓄え、かつ、伸長または圧縮してエネル
ギーを放出することにより第2可動子を他方向に移動さ
せるスプリングから構成されていることを特徴とする。
【0013】この結果、請求項2にかかる発明は、前記
請求項1にかかる発明と同様に、負荷部材の直線往復移
動を高速化することができ、電気エネルギー効率が良
く、耐久性が向上される。
【0014】また、請求項3にかかる発明は、直線往復
移動可能の第1可動子に負荷部材が連結される第1リニ
アアクチュエータと、直線往復移動可能の第2可動子に
アキュムレータが装備された第2リニアアクチュエータ
と、前記第1可動子と前記第2可動子とをそれらの直線
往復移動方向において相対移動可能に連結した連結手段
と、を備え、前記第1可動子の移動量が前記第2可動子
の移動量よりも大であり、前記アキュムレータが、前記
第2リニアアクチュエータの作動で前記第2可動子が復
方向に移動することによりエネルギーを蓄え、かつ、前
記第2リニアアクチュエータの作動で蓄えたエネルギー
を放出することにより前記第2可動子を往方向に移動さ
せる構造をなす第1アキュムレータと、前記第2リニア
アクチュエータの作動で前記第2可動子が往方向に移動
することによりエネルギーを蓄え、かつ、前記第2リニ
アアクチュエータの作動で蓄えたエネルギーを放出する
ことにより前記第2可動子を復方向に移動させる構造を
なす第2アキュムレータと、から構成されており、前記
第1可動子と前記第2可動子とが、前記第1アキュムレ
ータのエネルギーの放出により前記第2可動子が往方向
に移動したときに相互に当接して、前記第1アキュムレ
ータから放出されるエネルギーを前記負荷部材に伝達す
る第1当接面と、前記第2アキュムレータのエネルギー
の放出により前記第2可動子が復方向に移動したときに
相互に当接して、前記第2アキュムレータから放出され
るエネルギーを前記負荷部材に伝達する第2当接面と、
を有することを特徴とする。
【0015】この結果、請求項3にかかる発明は、第1
リニアアクチュエータの作動により第1可動子を介して
負荷部材を往方向または復方向に移動させる際に、第2
リニアアクチュエータの作動で第1アキュムレータまた
は第2アキュムレータに蓄えられたエネルギーを放出
し、そのエネルギーを第2可動子および第1可動子を介
して負荷部材に伝達する。このために、請求項3にかか
る発明は、負荷部材を高速で往方向または復方向に移動
させることができる。
【0016】また、請求項3にかかる発明は、負荷部材
を直線往復移動させる機能を第1リニアアクチュエータ
に、また、エネルギーを蓄えたり放出したりする機能を
第2リニアアクチュエータに、それぞれ分担させるもの
である。このために、請求項3にかかる発明は、蓄える
エネルギー量を大きくすることができる。これにより、
負荷部材を高速に移動できることと相俟って、エネルギ
ー効率が良い。
【0017】さらに、請求項3にかかる発明は、負荷部
材を直線往復移動させる機能とエネルギーを蓄えたり放
出したりする機能とを第1リニアアクチュエータと第2
リニアアクチュエータとにそれぞれ分担させるので、第
1可動子の質量を小さくすることができる。このため
に、請求項3にかかる発明は、耐久性が向上する。しか
も、請求項3にかかる発明は、第1可動子の質量を小さ
くすることにより、負荷部材をさらに高速に移動させる
ことができ、また、第1リニアアクチュエータおよび第
2リニアアクチュエータの駆動エネルギーをそれぞれ小
さくすることができてエネルギー効率が良い。
【0018】さらにまた、請求項3にかかる発明は、第
1可動子の質量を小さくすることによって、負荷部材を
高速に移動させることができるので、第1可動子すなわ
ち負荷部材の移動量を大きくすることができる。その
上、請求項3にかかる発明は、第1可動子の移動量を第
2可動子の移動量よりも大であるから、第2リニアアク
チュエータの駆動エネルギーを小さくすることができ、
エネルギー効率が良い。
【0019】さらにまた、請求項3にかかる発明は、第
2可動子すなわち負荷部材を往方向または復方向に移動
させる際に、第1アキュムレータまたは第2アキュムレ
ータにエネルギーを蓄えるので、緩衝作用をも果たすこ
とができ、耐久性が向上する。
【0020】さらにまた、請求項3にかかる発明は、第
1アキュムレータおよび第2アキュムレータの作用によ
り、第2リニアアクチュエータの作動が停止した場合で
も、第2可動子がイニシャル位置に位置するので、フェ
イルセーフを確保できる。しかも、第1リニアアクチュ
エータにおいても、同様に、第1リニアアクチュエータ
の作動が停止した場合に、第1可動子をイニシャル位置
に位置させるように構成すれば、フェイルセーフを確保
できる。
【0021】また、請求項4にかかる発明は、第2リニ
アアクチュエータが、励磁されることにより、第2可動
子を復方向に移動させその移動させた位置に保持させ、
消磁されることにより、第2可動子の保持状態を解除さ
せる第1ソレノイドと、励磁されることにより、第2可
動子を往方向に移動させその移動させた位置に保持さ
せ、消磁されることにより、第2可動子の保持状態を解
除させる第2ソレノイドと、から構成されており、第1
アキュムレータが、第2可動子の復方向の移動により圧
縮してエネルギーを蓄え、かつ、伸長してエネルギーを
放出することにより第2可動子を往方向に移動させる第
1スプリングから構成されており、第2アキュムレータ
が、第2可動子の往方向の移動により圧縮してエネルギ
ーを蓄え、かつ、伸長してエネルギーを放出することに
より第2可動子を復方向に移動させる第2スプリングか
ら構成されていることを特徴とする。
【0022】この結果、請求項4にかかる発明は、前記
請求項3にかかる発明と同様に、負荷部材の直線往復移
動を高速化することができ、電気エネルギー効率が良
く、耐久性が向上される。
【0023】また、請求項4にかかる発明は、第2可動
子の移動量が第1可動子の移動量よりも小さいので、起
動時の第2可動子の復方向の移動量が小さくて済み、第
2可動子を復方向に移動させる第1ソレノイドの起磁力
を小さくすることができる。すなわち、電気エネルギー
効率が良い。
【0024】また、請求項4にかかる発明は、連結手段
を介して第1可動子と第2可動子とをそれらの直線往復
移動方向において相対移動可能に連結したので、自動車
のガソリンエンジンの吸気バルブまたは排気バルブを直
線往復移動(開閉)させる駆動装置として使用した場合
において、弁体とシートの当接と、第2可動子と第1ソ
レノイドまたは第2ソレノイドの当接とが両立できる。
このために、請求項4にかかる発明は、第2可動子と第
1ソレノイドまたは第2ソレノイドとを当接させること
ができるので、第1ソレノイドまたは第2ソレノイドの
保持電流を小さくすることができる。すなわち、電気エ
ネルギー効率が良い。
【0025】また、請求項5にかかる発明は、第1リニ
アアクチュエータが、電磁コイルが巻装されて磁束を生
成する磁束生成部と、少なくとも2つの磁極片を有して
磁束を分布させて少なくとも一つの磁場領域を形成する
磁場形成部と、からなる磁路部材を含む駆動手段と、第
1可動子に取り付けられ、互いに異なる極性の2つの着
磁面を有する着磁部材と、電磁コイルに第1可動子を往
方向・復方向のいずれかに対応した磁性の駆動電流を供
給する電流供給手段と、からなることを特徴とする。
【0026】この結果、請求項5にかかる発明は、第1
リニアアクチュエータの電気エネルギー効率が良い。し
かも、請求項5にかかる発明は、第1リニアアクチュエ
ータの構造を簡単にすることができ、第1可動子を介し
て負荷部材の停止時における衝撃を低減することがで
き、第1可動子を介して負荷部材の移動を正確に制御す
ることができる。
【0027】また、請求項6にかかる発明は、負荷部材
が、エンジンの吸気バルブまたは排気バルブまたは燃料
噴射バルブであることを特徴とする。
【0028】この結果、請求項6にかかる発明は、負荷
部材を高速に開閉することができるので、エンジンの各
種弁体に採用することができる。
【0029】また、請求項7にかかる発明は、起動時
に、第2リニアアクチュエータを駆動させて前記第2可
動子を移動させるときに、第1リニアアクチュエータを
駆動させて第1可動子も同方向に移動させることを特徴
とする。
【0030】この結果、請求項7にかかる発明は、最も
駆動エネルギーを必要とする起動時に第1リニアアクチ
ュエータを駆動させることで、第2リニアアクチュエー
タを小型化できる。
【0031】また、請求項8にかかる発明は、第2リニ
アアクチュエータの駆動を制御して、アキュムレータの
エネルギーを蓄える作用により、第1可動子の移動をダ
ンピングすることを特徴とする。
【0032】この結果、請求項8にかかる発明は、ダン
ピング作用により、耐久性が向上する。
【0033】また、請求項9にかかる発明は、リニアア
クチュエータ装置の駆動制御方法において、起動時に、
第2リニアアクチュエータを駆動させて第2可動子を移
動させるときに、第1リニアアクチュエータを駆動させ
て第1可動子も同方向に移動させることを特徴とする。
【0034】この結果、請求項9にかかる発明は、前記
請求項7にかかる発明と同様に、最も駆動エネルギーを
必要とする起動時に第1リニアアクチュエータを駆動さ
せることで、第2リニアアクチュエータを小型化でき
る。
【0035】また、請求項10にかかる発明は、リニア
アクチュエータ装置の駆動制御方法において、第2リニ
アアクチュエータの駆動を制御して、アキュムレータの
エネルギーを蓄える作用により、第1可動子の移動をダ
ンピングすることを特徴とする。
【0036】この結果、請求項10にかかる発明は、前
記請求項8にかかる発明と同様に、ダンピング作用によ
り、耐久性が向上する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるリニアア
クチュエータ装置および駆動制御方法の実施の形態の一
例を添付図面を参照して説明する。この実施の形態にか
かるリニアアクチュエータ装置は、たとえば、自動車の
ガソリンエンジンの吸気バルブを直線往復移動、すなわ
ち、開閉移動させる駆動装置として使用されている。な
お、この実施の形態によりこの発明が限定されるもので
はない。
【0038】(全体構成の説明)図1において、1は自
動車のガソリンエンジンのシリンダヘッドである。前記
シリンダヘッド1には、燃焼室2と、吸気通路3と、排
気通路4とがそれぞれ設けられている。前記燃焼室2と
前記吸気通路3との間には、吸気ポート5が、また、前
記燃焼室2と前記排気通路4との間には、排気ポート6
が、それぞれ設けられている。
【0039】前記シリンダヘッド1には、吸気バルブ7
と排気バルブ8とがそれぞれ開閉移動可能に装備されて
いる。また、前記シリンダヘッド1には、この実施の形
態にかかるリニアアクチュエータ装置9と、カム機構1
0とがそれぞれ装備されている。
【0040】前記吸気バルブ7は、前記リニアアクチュ
エータ装置9に連結されている。前記吸気バルブ7は、
前記リニアアクチュエータ装置9の駆動制御により、開
閉移動して前記吸気ポート5を開閉する。すなわち、前
記吸気バルブ7は、前記リニアアクチュエータ装置9に
より、開閉移動が直接制御される直動弁である。
【0041】一方、前記排気バルブ8は、前記カム機構
10に連結されている。前記排気バルブ8は、前記カム
機構10のカムの回転により、開閉移動して前記排気ポ
ート6を開閉する。前記カム機構10は、自動車のガソ
リンエンジンのクランク軸(図示せず)の回転と同期し
て前記カムが回転するように構成されている。
【0042】前記リニアアクチュエータ装置9は、第1
リニアアクチュエータ11と、第2リニアアクチュエー
タ12と、連結手段13とを備える。前記第1リニアア
クチュエータ11および前記第2リニアアクチュエータ
12は、電磁石式のリニアアクチュエータである。
【0043】(第1リニアアクチュエータ11の説明)
前記第1リニアアクチュエータ11としては、たとえ
ば、特開2000−199411号公報に記載のものが
使用されている。図2および図3に示すように、前記第
1リニアアクチュエータ11は、ホルダ14を具備す
る。前記ホルダ14には、第1可動子15が直線往復移
動、すなわち、開閉移動可能に保持されている。なお、
図中、「矢印開」は、開方向すなわち往方向を示し、ま
た、「矢印閉」は、閉方向すなわち復方向を示す。
【0044】前記第1可動子15には、2個の固定孔
(貫通孔)が開閉移動方向に間を開けてそれぞれ設けら
れている。前記2個の固定孔には、2個のマグネット1
6、17がそれぞれ固定されている。前記2個のマグネ
ット16、17の両面は、前記第1可動子15の両面と
ほぼ面一である。前記2個のマグネット16、17の両
面は、互いに異なる極性の2つの着磁面にそれぞれ着磁
形成されている。すなわち、図3に示すように、第1マ
グネット16の左側着磁面はN極に、第1マグネット1
6の右側着磁面はS極に、第2マグネット17の左側着
磁面はS極に、第2マグネット17の右側着磁面はN極
にそれぞれ着磁されている。
【0045】前記ホルダ14には、C形状の第1ヨーク
18およびコア19と、板形状の第2ヨーク20とがそ
れぞれ固定されている。前記第1ヨーク18および前記
コア19と、前記第2ヨーク20との間には、前記第1
可動子15の2個のマグネット16、17が開閉移動可
能に配置されている。
【0046】また、前記第1ヨーク18の両端および前
記コア19には、3個の磁極片21、22および23
が、前記第1可動子15の開閉移動方向にそれぞれ配置
されている。前記コア19には、電磁コイル24が巻装
されている。前記電磁コイル24には、電流供給手段
(図示せず)が電気的に接続されている。
【0047】前記コア19は、前記電磁コイル24が巻
装されて磁束を生成する磁束生成部を構成する。前記磁
極片21、23の近傍と前記磁極片22、23の近傍と
は、2個の磁場領域を構成する。前記第1ヨーク18
は、少なくとも2つの磁極片(この例では、3個の磁極
片21、22、23)を有して前記磁束を分布させて少
なくとも一つ(この例では、2個)の磁場領域を形成す
る磁場形成部を構成する。前記第2ヨーク20は、磁路
部材を構成する。前記2個のマグネット16、17は、
前記2個の磁場領域に対応して設けられた着磁部材を構
成する。
【0048】前記第1可動子15の一端には、負荷部材
としての2本の前記吸気バルブ7が連結されている。前
記吸気バルブ7は、軸部25と、前記軸部25の一端に
一体に形成された弁体26とから構成されている。前記
軸部25の他端は、前記第1可動子15の一端に固定さ
れている。
【0049】前記電磁コイル24に電流が供給されてい
ない場合においては、図5に示すように、前記弁体26
が所定の位置(基準位置、イニシャル状態)に位置して
いる。前記電磁コイル24に所定の方向に流れる直流電
流を供給すると、磁束密度の大きさに応じて、前記弁体
26が開方向に移動する。また、前記電磁コイル24に
所定の方向と逆に流れる直流電流を供給すると、磁束密
度の大きさに応じて、前記弁体26が閉方向に移動す
る。そして、供給する直流電流の大きさと、前記第1可
動子15(および吸気バルブ7)を開閉移動させるとき
の駆動力の大きさとは、ほぼ比例する。
【0050】(第2リニアアクチュエータ12の説明)
図2および図3に示すように、前記第2リニアアクチュ
エータ12には、第2可動子27が前記第1可動子15
と同方向に開閉移動可能に装備されている。前記第2可
動子27は、ロッド28と、前記ロッド28のほぼ中間
に一体に設けられたアーマチュア29とから構成されて
いる。
【0051】前記第2リニアアクチュエータ12は、第
1ソレノイド30と、第2ソレノイド31とから構成さ
れている。前記第1ソレノイド30および前記第2ソレ
ノイド31は、第1コア32および第2コア33と、前
記第1コア32および前記第2コア33にそれぞれ巻装
された第1コイル34および第2コイル35とからそれ
ぞれ構成されている。前記第1ソレノイド30と前記第
2ソレノイド31との間には、前記第2可動子27の前
記アーマチュア29が開閉移動可能に配置されている。
【0052】前記第1ソレノイド30は、前記第1コイ
ル34に通電することにより、励磁され、前記第2可動
子27(前記第1可動子15および前記吸気バルブ7)
を、閉方向に移動させその移動させた閉位置に保持させ
る。また、前記第1ソレノイド30は、前記第1コイル
34への通電を遮断することにより、消磁され、前記第
2可動子27(前記第1可動子15および前記吸気バル
ブ7)の閉位置における保持状態を解除させるものであ
る。
【0053】一方、前記第2ソレノイド31は、前記第
2コイル35に通電することにより、励磁され、前記第
2可動子27(前記第1可動子15および前記吸気バル
ブ7)を、開方向に移動させその移動させた開位置に保
持させる。また、前記第2ソレノイド31は、前記第2
コイル35への通電を遮断することにより、消磁され、
前記第2可動子27(前記第1可動子15および前記吸
気バルブ7)の開位置における保持状態を解除させるも
のである。
【0054】前記第2可動子27には、アキュムレータ
36が装備されている。前記アキュムレータ36は、一
端(下端)が開口しかつ他端(上端)が閉塞した中空円
筒形状をなすケーシング37を有する。前記ケーシング
37の下端は、前記第2コア33に固定されている。前
記ケーシング37中には、両端がそれぞれ開口した中空
円筒形状の中ケーシング38が固定されている。前記中
ケーシング38の中間には、中仕切り壁39が一体に設
けられている。
【0055】図4に示すように、前記中仕切り壁39に
は、十字形状の孔40が設けられている。一方、前記第
2可動子27のロッド28の一端には、十字形状の押し
板41が固定されている。前記押し板41は、前記孔4
0を通過し得る。
【0056】前記ケーシング37の上端と前記中仕切り
壁39との間には、第1アキュムレータとしての第1ス
プリング42が配置されている。また、前記第2コア3
3と前記中仕切り壁39との間には、第2アキュムレー
タとしての第2スプリング43が配置されている。
【0057】前記第1スプリング42は、前記第2可動
子27(前記第1可動子15および前記吸気バルブ7)
の閉方向の移動により、圧縮してエネルギーを蓄え、か
つ、伸長してエネルギーを放出することにより、前記第
2可動子27(前記第1可動子15および前記吸気バル
ブ7)を開方向に移動させるものである。前記第2スプ
リング43は、前記第2可動子27(前記第1可動子1
5および前記吸気バルブ7)の開方向の移動により、圧
縮してエネルギーを蓄え、かつ、伸長してエネルギーを
放出することにより、前記第2可動子27(前記第1可
動子15および前記吸気バルブ7)を閉方向に移動させ
るものである。
【0058】前記第1スプリング42および前記第2ス
プリング43の素線の断面は、図1〜図3に示すよう
に、長円形状をなしている。なお、スプリング42、4
3の素線の断面は、図5〜図9に示すように、円形状を
なしているものであっても良い。
【0059】(連結手段13の説明)前記第1可動子1
5の他端と前記第2可動子27の他端とは、前記連結手
段13を介して、開閉移動方向において相対移動可能に
連結されている。すなわち、図2に示すように、前記第
1可動子15の他端には、内形寸法が大の係合孔45と
内形寸法が小の貫通溝46とが、それぞれ設けられてい
る。前記第2可動子27のロッド28の他端には、外形
寸法が大の係合凸部47と外形寸法が小の貫通部48と
が、それぞれ設けられている。前記係合孔45中には、
前記係合凸部47が開閉方向に移動可能に係合されてい
る。また、前記貫通溝46中には、前記貫通部48が同
じく開閉方向に移動可能に貫通されている。
【0060】図5〜図9に示すように、前記第1可動子
15は、前記ホルダ14に対して、第1ストッパ49、
50が当接する位置(図6参照)から第2ストッパ5
1、52が当接する位置(図8参照)までの間を開閉移
動可能である。前記第2可動子27は、前記第2リニア
アクチュエータ12に対して、前記アーマチュア29が
前記第1ソレノイド30に当接する位置(図6参照)か
ら前記アーマチュア29が前記第2ソレノイド31に当
接する位置(図8参照)までの間を開閉移動可能であ
る。
【0061】前記第1可動子15の移動量は、第1スト
ッパ49、50が当接している状態において、第2スト
ッパ51と52との間の距離T1(図6参照)、また
は、第2ストッパ51、52が当接している状態におい
て、第1ストッパ49と50との間の距離T1(図8参
照)である。前記第2可動子27の移動量は、前記アー
マチュア29が前記第1ソレノイド30に当接する状態
において、前記アーマチュア29と前記第2ソレノイド
31との間の距離T2(図6参照)、または、前記アー
マチュア29が前記第2ソレノイド31に当接する状態
において、前記アーマチュア29と前記第1ソレノイド
30との間の距離T2(図8参照)である。
【0062】前記第1可動子15の移動量T1は、前記
第2可動子27の移動量T2よりも大である。この例に
おいては、前記第1可動子15の移動量T1が6mmで
あり、前記第2可動子27の移動量T2が4mmであ
る。この結果、前記第1可動子15の他端と前記第2可
動子27の他端とは、前記移動量の差T1−T2=2m
m分、前記連結手段13において開閉移動方向に相対的
に移動できることとなる。
【0063】前記第1可動子15の他端および前記第2
可動子27の他端には、第1当接面53と第2当接面5
4とがそれぞれ設けられている。前記第1当接面53
は、図7に示すように、前記係合孔45の一内面(下
面)と、前記係合凸部47の一面(下面)とからなる。
前記第2当接面54は、図9に示すように、前記係合孔
45の他内面(上面)と、前記係合凸部47の他面(上
面)とからなる。
【0064】前記第1当接面53、すなわち、前記係合
孔45の下面と前記係合凸部47の下面とは、前記第1
スプリング42のエネルギーの放出により前記第2可動
子27が開方向に移動したときに、相互に当接して、前
記第1スプリング42から放出されるエネルギーを前記
吸気バルブ7に伝達する。前記第2当接面54、すなわ
ち、前記係合孔45の上面と前記係合凸部47の上面と
は、前記第2スプリング43のエネルギーの放出により
前記第2可動子27が閉方向に移動したときに、相互に
当接して、前記第2スプリング43から放出されるエネ
ルギーを前記吸気バルブ7に伝達する。
【0065】この実施の形態にかかるリニアアクチュエ
ータ装置9は、以上のごとき構成からなり、以下、その
作用について図5〜図10を参照して説明する。
【0066】(イニシャル状態の説明)イニシャル状態
においては、図5および図10に示すように、第1コイ
ル34および第2コイル35に電流が供給されていない
状態、すなわち、図10中の(B)第1コイル34の通
電と(C)第2コイル35の通電とがそれぞれOFFの
状態である。この結果、第1ソレノイド30および第2
ソレノイド31は、励磁されていない状態、すなわち、
消磁状態にある。
【0067】一方、第2可動子27の押し板41の上下
面は、スプリング力が均等にある第1スプリング42と
第2スプリング43とによりそれぞれ押圧されている。
この結果、第2可動子27のアーマチュア29は、第1
ソレノイド30と第2ソレノイド31との間の中間位置
に位置する。すなわち、図10中の(E)第2可動子2
7のストロークの0の位置に位置する。
【0068】また、電磁コイル24に電流が供給されて
いない状態、すなわち、図10中の(D)電磁コイル2
4の目標電流が0の状態である。この結果、第1可動子
15は、所定の位置、すなわち、図10中の(F)第1
可動子15のストロークの+2mmの位置に位置してい
る。この第1可動子15と一体の吸気バルブ7の弁体2
6は、半開きの状態にある。
【0069】さらに、第1当接面53の係合孔45の下
面と係合凸部47の下面とが当接した状態にある。
【0070】(起動、閉作動、閉保持の説明)起動時に
は、図10中の(A)タイミング信号をONにすると、
第1ソレノイド30の第1コイル34が通電される。す
なわち、第1コイル34の通電がONとなる。また、電
磁コイル24は、閉側に通電される。すなわち、電磁コ
イル24の目標電流は、−となる。
【0071】この結果、図6に示すように、第1可動子
15は、閉方向に移動して第1ストッパ49、50が当
接して停止する。また、第2可動子27は、同じく、閉
方向に移動してアーマチュア29が第1ソレノイド30
に吸着されて停止する。さらに、第2可動子27が閉方
向に移動して押し板41の上面が第1スプリング42を
押圧することにより、第1スプリング42は、圧縮され
てエネルギーを蓄える。
【0072】すなわち、第2可動子27のストローク
は、0から−2に移動(図10中の閉作動)する。ま
た、第1可動子15のストロークは、+2から0に移動
(図10中の閉作動)する。図6に示すように、弁体2
6は、吸気ポート5を閉じる。
【0073】起動から閉作動を経て閉状態となったとこ
ろで、電磁コイル24に供給する電流量を小さくする。
すなわち、電磁コイル24の目標電流を−から0に近づ
ける。この結果、第1可動子15が保持され、弁体26
が吸気ポート5を閉じている状態が保持される(図10
中の閉保持)。なお、この閉保持において、第1コイル
34に供給する電流量を、起動時の電流(起動電流)よ
り小さくして、この小さい電流(保持電流)で第2可動
子27を保持するようにしても良い。
【0074】この閉保持の状態においては、連結手段1
3における相対移動の距離2mm分、第1可動子15を
介して吸気バルブ7は、リフト可能である。この結果、
アイドル制御方法(特願2001−036795)を実
行することができる。
【0075】(開作動、開ブレーキ、開保持の説明)タ
イミング信号がONからOFFとなると、図10中の開
作動が始まる。すなわち、第1コイル34の通電がON
からOFFとなる。すると、圧縮されていた第1スプリ
ング42が伸長して、蓄えていたエネルギーが放出され
る。そのエネルギーは、第2可動子27、および、第1
当接面53を介して第1可動子15に伝達される。この
結果、第1可動子15は、開方向に付勢される。
【0076】それと同時に、電磁コイル24の目標電流
を、0に近い−から+にする。すると、最初は、第2可
動子27と第1可動子15が一体で開方向に移動する
(図10中の開作動)。すなわち、第2可動子27のス
トロークが−2から0となり、第1可動子15のストロ
ークが0から+2となる。
【0077】図7に示すように、押し板41の下面が第
2スプリング43に当接した時点で、図10中の開ブレ
ーキが始まる。すなわち、電磁コイル24の目標電流が
+から−になる。また、押し板41の下面が第2スプリ
ング43を押圧して、第2スプリング43が圧縮されて
エネルギーを蓄え始める。すると、開ブレーキが作用し
始めて、第2可動子27の開方向の移動が減速され、第
1可動子15が開方向に先行する。
【0078】このために、第1当接面53の係合孔45
の下面と係合凸部47の下面とが離れる。すなわち、第
2可動子27のストロークが0から+2となり、第1可
動子15のストロークが+2から+6となる。また、こ
の開ブレーキにおいて、電磁コイル24の目標電流を+
から−とする。
【0079】減速された第2可動子27の係合凸部47
の上面と、先行する第1可動子15の係合孔45の上面
とが当接する。すなわち、図8に示すように、第2当接
面54が当接して、吸気バルブ7が全開の状態となる。
また、第1可動子15は、第2ストッパ51、52が当
接して停止する。このとき、第2コイル35がOFFか
らONとなる。また、電磁コイル24に供給する電流量
を小さくする。すなわち、電磁コイル24の目標電流を
−から0に近い+とする。
【0080】この結果、アーマチュア29の下面が第2
ソレノイド31に吸着され、吸気バルブ7の全開状態が
保持される(図10中の開保持)。第2コイル35の電
流を調整することにより、吸気バルブ7の全開時におけ
る第1可動子15(吸気バルブ7)の開方向の移動速度
を調整できる。
【0081】(閉作動、閉ブレーキ、閉保持の説明)タ
イミング信号がOFFからONとなると、図10中の閉
作動が始まる。すなわち、第2コイル35の通電がON
からOFFとなる。すると、圧縮されていた第2スプリ
ング43が伸長して、蓄えていたエネルギーが放出され
る。そのエネルギーは、第2可動子27、および、第2
当接面54を介して第1可動子15に伝達される。この
結果、第1可動子15は、閉方向に付勢される。
【0082】それと同時に、電磁コイル24の目標電流
を、0に近い+から−にする。すると、最初は、第2可
動子27と第1可動子15が一体で閉方向に移動する
(図10中の閉作動)。すなわち、第2可動子27のス
トロークが+2から0となり、第1可動子15のストロ
ークが+6から+4となる。
【0083】図9に示すように、押し板41の上面が第
1スプリング42に当接した時点で、図10中の閉ブレ
ーキが始まる。すなわち、電磁コイル24の目標電流が
−から+になる。また、押し板41の上面が第1スプリ
ング42を押圧して、第1スプリング42が圧縮されて
エネルギーを蓄え始める。すると、閉ブレーキが作用し
始めて、第2可動子27の閉方向の移動が減速され、第
1可動子15が閉方向に先行する。
【0084】このために、第2当接面54の係合孔45
の上面と係合凸部47の上面とが離れる。すなわち、第
2可動子27のストロークが0から−2となり、第1可
動子15のストロークが+4から0となる。また、この
閉ブレーキにおいて、電磁コイル24の目標電流を−か
ら+とする。
【0085】減速された第2可動子27の係合凸部47
の下面と、先行する第1可動子15の係合孔45の下面
とが当接する。すなわち、図6に示すように、第1当接
面53が当接して、吸気バルブ7が全閉の状態となる。
また、第1可動子15は、第1ストッパ49、50が当
接して停止する。このとき、第1コイル34がOFFか
らONとなる。また、電磁コイル24に供給する電流量
を小さくする。すなわち、電磁コイル24の目標電流を
−から0に近い+とする。
【0086】この結果、アーマチュア29の上面が第1
ソレノイド30に吸着され、吸気バルブ7の全閉状態が
保持される(図10中の閉保持)。第1コイル34の電
流を調整することにより、吸気バルブ7の全閉時におけ
る第1可動子15(吸気バルブ7)の閉方向の移動速度
を調整できる。
【0087】以下、開作動、開ブレーキ、開保持、閉作
動、閉ブレーキ、閉保持が繰り返されて、吸気バルブ7
が所定の時間に基づいて開閉する。なお、前記作用にお
いて、第1コイル34の通電のONは、閉保持開始時で
あるが、図10中の一点鎖線にて示すように、閉作動開
始時であっても良い。また、第2コイル35の通電のO
Nは、開保持開始時であるが、図10中の一点鎖線にて
示すように、開作動開始時であっても良い。
【0088】(実施の形態の以外の例の説明)前記実施
の形態においては、請求項3にかかる発明および請求項
4にかかる発明に対応しており、吸気バルブ7の開方向
(往方向)の移動時と閉方向(復方向)の移動時との両
方向の移動時にそれぞれ作用するように構成されたもの
である。ところが、この発明においては、請求項1にか
かる発明および請求項2にかかる発明のように、負荷部
材の開方向(往方向)の移動時または閉方向(復方向)
の移動時の一方向の移動時にのみ作用するように構成さ
れたものであっても良い。この場合、スプリングは、第
1スプリング42または第2スプリング43のいずれか
一方があれば良い。たとえば、上側の第1スプリング4
2があるときには、下側の第2スプリング43の代わり
に単なるストッパだけであっても、吸気バルブ7の開方
向への移動を高速化できるとともに、吸気バルブ7の着
座時における衝撃を低減することができる。
【0089】また、前記実施の形態においては、第2リ
ニアアクチュエータ12として、第1ソレノイド30と
第2ソレノイド31から構成されているが、この発明に
おいては、第1ソレノイド30と第2ソレノイド31以
外のリニアアクチュエータから構成されていても良い。
【0090】また、前記実施の形態においては、第1ア
キュムレータおよび第2アキュムレータとして、第1ス
プリング42および第2スプリング43を使用したが、
この発明においては、第1スプリング42および第2ス
プリング43以外のアキュムレータを使用しても良い。
しかも、前記実施の形態においては、第1スプリング4
2および第2スプリング43は、圧縮スプリングである
が、この発明は、引張スプリングであっても良い。
【0091】また、前記実施の形態においては、第1リ
ニアアクチュエータ11として、特開2000−199
411号公報に記載のリニアアクチュエータ装置を使用
したが、この発明においては、特開2000−1994
11号公報に記載のもの以外のリニアアクチュエータ装
置を使用しても良い。
【0092】前記実施の形態においては、吸気バルブ7
を負荷部材としたものであるが、この発明は、負荷部材
として、吸気バルブ7以外のもの、たとえば、エンジン
の排気バルブや燃料噴射バルブやその他のものであって
も良い。
【0093】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明によ
れば、アキュムレータが第1可動子と第2可動子の運動
エネルギーを効率良く蓄積あるいは放出することによ
り、負荷部材を高速で移動させることができる。また、
負荷部材が移動を開始した後は、第2リニアアクチュエ
ータに対して常に電流を供給する必要がないため、駆動
エネルギーの増加も抑制できる。また、アキュムレータ
は蓄えたエネルギーを緩衝作用にも用いることができる
ため、リニアアクチュエータや負荷部材の耐久性を向上
させることができる。さらに、第1可動子と第2可動子
とを相対移動可能に連結し、第1可動子の移動量を第2
可動子の移動量よりも大としたことで、第1可動子と第
2可動子とが移動を開始するときに運動エネルギーを重
畳させることができるため、単一のリニアアクチュエー
タでは応答速度に関して対応できない可動子の移動量を
も可能とすることができる。これによって、負荷部材の
直線往復移動を高速化することができ、エネルギー効率
が良く、耐久性が向上されたリニアアクチュエータ装置
および駆動制御方法が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のリニアアクチュエータ装置の実施の
形態を示す使用状態の断面図である。
【図2】この発明のリニアアクチュエータ装置の実施の
形態を示す使用状態の要部を示す断面図である。
【図3】この発明のリニアアクチュエータ装置の実施の
形態を示す使用状態の要部を示す断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図3におけるイニシャル状態を示す断面図であ
る。
【図6】図3における閉保持状態を示す断面図である。
【図7】図3における開作動状態を示す断面図である。
【図8】図3における開保持状態を示す断面図である。
【図9】図3における閉作動状態を示す断面図である。
【図10】タイミング信号、第1コイルの通電、第2コ
イルの通電、電磁コイルの目標電流、第2可動子のスト
ローク、第1可動子のストロークの作動波形を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 燃焼室 3 吸気通路 4 排気通路 5 吸気ポート 6 排気ポート 7 吸気バルブ 8 排気バルブ 9 リニアアクチュエータ装置 10 カム機構 11 第1リニアアクチュエータ 12 第2リニアアクチュエータ 13 連結手段 14 ホルダ 15 第1可動子 16 第1マグネット 17 第2マグネット 18 第1ヨーク 19 コア 20 第2ヨーク 21、22、23 磁極片 24 電磁コイル 25 軸部 26 弁体 27 第2可動子 28 ロッド 29 アーマチュア 30 第1ソレノイド 31 第2ソレノイド 32 第1コア 33 第2コア 34 第1コイル 35 第2コイル 36 アキュムレータ 37 ケーシング 38 中ケーシング 39 中仕切り壁 40 孔 41 押し板 42 第1スプリング(第1アキュムレータ) 43 第2スプリング(第2アキュムレータ) 45 係合孔 46 貫通溝 47 係合凸部 48 貫通部 49、50 第1ストッパ 51、52 第2ストッパ 53 第1当接面 54 第2当接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/06 385 H01F 7/16 D R Fターム(参考) 3G018 AB09 BA38 CA12 DA24 DA36 DA40 DA41 DA44 3G066 BA19 BA31 BA46 CC05U CE22 CE34 3G092 AA11 DA01 DA02 DA07 DG09 FA06 FA13 3H106 DA25 DA26 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DC17 DD04 EE01 EE04 EE19 EE22 FA07 GA15 KK17 5E048 AB01 AC06 AD07 BA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷部材を直線往復移動させるリニアア
    クチュエータ装置であって、 直線往復移動可能の第1可動子に前記負荷部材が連結さ
    れる第1リニアアクチュエータと、 直線往復移動可能の第2可動子にアキュムレータが装備
    された第2リニアアクチュエータと、 前記第1可動子と前記第2可動子とをそれらの直線往復
    移動方向において相対移動可能に連結した連結手段と、 を備え、 前記第1可動子の移動量は、前記第2可動子の移動量よ
    りも大であり、 前記アキュムレータは、前記第2可動子が往方向または
    復方向のいずれか一方向に移動することによりエネルギ
    ーを蓄え、かつ、蓄えたエネルギーを放出することによ
    り前記第2可動子を他方向に移動させる構造をなし、 前記第1可動子と前記第2可動子とは、前記アキュムレ
    ータのエネルギーの蓄積または放出のときに相互に当接
    して、前記アキュムレータを介してエネルギーを相互に
    伝達する当接面を有する、 ことを特徴とするリニアアクチュエータ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2リニアアクチュエータは、励磁
    されることにより、前記第2可動子を一方向に移動させ
    その移動させた位置に保持させ、消磁されることによ
    り、前記第2可動子の保持状態を解除させるソレノイド
    から構成されており、 前記アキュムレータは、前記第2可動子の一方向の移動
    により圧縮または伸長してエネルギーを蓄え、かつ、伸
    長または圧縮してエネルギーを放出することにより前記
    第2可動子を他方向に移動させるスプリングから構成さ
    れている、 ことを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエー
    タ装置。
  3. 【請求項3】 負荷部材を直線往復移動させるリニアア
    クチュエータ装置であって、 直線往復移動可能の第1可動子に前記負荷部材が連結さ
    れる第1リニアアクチュエータと、 直線往復移動可能の第2可動子にアキュムレータが装備
    された第2リニアアクチュエータと、 前記第1可動子と前記第2可動子とをそれらの直線往復
    移動方向において相対移動可能に連結した連結手段と、 を備え、 前記第1可動子の移動量は、前記第2可動子の移動量よ
    りも大であり、 前記アキュムレータは、前記第2リニアアクチュエータ
    の作動で前記第2可動子が復方向に移動することにより
    エネルギーを蓄え、かつ、前記第2リニアアクチュエー
    タの作動で蓄えたエネルギーを放出することにより前記
    第2可動子を往方向に移動させる構造をなす第1アキュ
    ムレータと、前記第2リニアアクチュエータの作動で前
    記第2可動子が往方向に移動することによりエネルギー
    を蓄え、かつ、前記第2リニアアクチュエータの作動で
    蓄えたエネルギーを放出することにより前記第2可動子
    を復方向に移動させる構造をなす第2アキュムレータ
    と、から構成されており、 前記第1可動子と前記第2可動子とは、前記第1アキュ
    ムレータのエネルギーの放出により前記第2可動子が往
    方向に移動したときに相互に当接して、前記第1アキュ
    ムレータから放出されるエネルギーを前記負荷部材に伝
    達する第1当接面と、前記第2アキュムレータのエネル
    ギーの放出により前記第2可動子が復方向に移動したと
    きに相互に当接して、前記第2アキュムレータから放出
    されるエネルギーを前記負荷部材に伝達する第2当接面
    と、を有する、 ことを特徴とするリニアアクチュエータ装置。
  4. 【請求項4】 前記第2リニアアクチュエータは、励磁
    されることにより、前記第2可動子を復方向に移動させ
    その移動させた位置に保持させ、消磁されることによ
    り、前記第2可動子の保持状態を解除させる第1ソレノ
    イドと、励磁されることにより、前記第2可動子を往方
    向に移動させその移動させた位置に保持させ、消磁され
    ることにより、前記第2可動子の保持状態を解除させる
    第2ソレノイドと、から構成されており、 前記第1アキュムレータは、前記第2可動子の復方向の
    移動により圧縮してエネルギーを蓄え、かつ、伸長して
    エネルギーを放出することにより前記第2可動子を往方
    向に移動させる第1スプリングから構成されており、 前記第2アキュムレータは、前記第2可動子の往方向の
    移動により圧縮してエネルギーを蓄え、かつ、伸長して
    エネルギーを放出することにより前記第2可動子を復方
    向に移動させる第2スプリングから構成されている、 ことを特徴とする請求項3に記載のリニアアクチュエー
    タ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1リニアアクチュエータは、 電磁コイルが巻装されて磁束を生成する磁束生成部と、
    少なくとも2つの磁極片を有して前記磁束を分布させて
    少なくとも一つの磁場領域を形成する磁場形成部と、か
    らなる磁路部材を含む駆動手段と、 前記第1可動子に取り付けられ、互いに異なる極性の2
    つの着磁面を有する着磁部材と、 前記電磁コイルに前記第1可動子を往方向・復方向のい
    ずれかに対応した磁性の駆動電流を供給する電流供給手
    段と、 からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載のリニアアクチュエータ装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷部材は、エンジンの吸気バルブ
    または排気バルブまたは燃料噴射バルブであることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のリニアア
    クチュエータ装置。
  7. 【請求項7】 起動時に、前記第2リニアアクチュエー
    タを駆動させて前記第2可動子を移動させるときに、前
    記第1リニアアクチュエータを駆動させて前記第1可動
    子も同方向に移動させることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか一つに記載のリニアアクチュエータ装置。
  8. 【請求項8】 前記第2リニアアクチュエータの駆動を
    制御して、前記アキュムレータのエネルギーを蓄える作
    用により、前記第1可動子の移動をダンピングすること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のリニ
    アアクチュエータ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれか一つに記載のリ
    ニアアクチュエータ装置の駆動制御方法において、 起動時に、前記第2リニアアクチュエータを駆動させて
    前記第2可動子を移動させるときに、前記第1リニアア
    クチュエータを駆動させて前記第1可動子も同方向に移
    動させることを特徴とする駆動制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6のいずれか一つに記載の
    リニアアクチュエータ装置の駆動制御方法において、 前記第2リニアアクチュエータの駆動を制御して、前記
    アキュムレータのエネルギーを蓄える作用により、前記
    第1可動子の移動をダンピングすることを特徴とする駆
    動制御方法。
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