JP2003217880A - 放電ランプ点灯装置,光源装置及び投射型表示装置 - Google Patents
放電ランプ点灯装置,光源装置及び投射型表示装置Info
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Abstract
し、放電ランプを短時間で点灯させるとともに、放電ラ
ンプの寿命を延ばす。 【解決手段】 放電ランプ11に放電用高電圧パルス
(イグニッション電圧)を供給する手段7と、放電ラン
プ11に交流駆動電流を供給する手段5と、イグニッシ
ョン電圧の供給時に、交流駆動電流の波形を、プラスに
なる期間がマイナスになる期間よりも長い波形に変換す
る手段6とを備えた。
Description
装置や、放電ランプを光源として使用する液晶プロジェ
クタ等に関し、特に点灯性能の向上を図ったものに関す
る。
照射するための光源として、放電ランプが一般に使用さ
れている。
状のガラス内に低圧気体を封入したものであり、放電用
の高電圧パルス(イグニッション電圧)を供給して気体
をイオン化するとともに駆動電流を供給することによ
り、イオン化した気体に定常的に電流が流れて発光(点
灯)するようにしたものである。
は、放電ランプに駆動電流として直流電流を供給するも
の(DC駆動方式)と交流電流を供給するもの(AC駆
動方式)とが存在するが、液晶プロジェクタではAC駆
動方式のものも多用されている。
点灯装置における、イグニッション電圧の波形と交流駆
動電流の波形との関係を示す。
プ点灯装置から、図1Aに示すようなイグニッション電
圧が放電ランプに供給される。イグニッション電圧の周
波数(パルス繰り返し周波数)は、イグニッション電圧
を発生させる回路に用いられる素子との関係で一定以上
高くすることはできず、10〜100Hz程度になって
いる。
に示すような、対称な(プラスになる期間とマイナスに
なる期間とが等しい)波形の交流駆動電流が、点灯前及
び点灯後に放電ランプに供給される。交流駆動電流の周
波数は、フリッカの防止等のために一定以上低くするこ
とはできず、100〜300Hz程度になっている。
電流の波形がプラスになっており且つその後一定時間以
上交流駆動電流の波形がプラスを維持するタイミングで
イグニッション電圧の波形がプラスになった(放電ラン
プ内の気体がイオン化された)場合には、プラスの向き
の交流駆動電流が一定時間以上供給されることにより、
イオン化した気体に定常的に電流が流れるようになるの
で、放電ランプが点灯する。
のような、交流駆動電流の波形がマイナスになっている
タイミングでイグニッション電圧の波形がプラスになっ
た場合には、放電ランプは点灯しない。
に、交流駆動電流の波形がプラスになっているがその後
すぐに交流駆動電流の波形がマイナスに転じるタイミン
グでイグニッション電圧の波形がプラスになった場合に
も、放電ランプは点灯しない。
は、イグニッション電圧の波形がプラスになるタイミン
グによって決定される。
点灯装置では、図1にも表れているように、放電ランプ
が点灯するタイミングでイグニッション電圧の波形がプ
ラスになる確率がかなり低くなっている。
が点灯する確率が低いと、放電ランプが点灯するまでに
長時間イグニッション電圧を供給しなければならなくな
るので、液晶プロジェクタの電源を投入してから放電ラ
ンプが点灯する(映像が投影されるようになる)までに
時間がかかってしまう。
(例えば数秒間)以上イグニッション電圧を供給し続け
ても放電ランプが点灯しなかった場合には安全等のため
に自動的にイグニッション電圧の供給を中断するように
なっているものも存在している。そのような液晶プロジ
ェクタでは、ユーザーは、イグニッション電圧の供給が
再開されるのを待つか、または再び電源を投入し直さな
ければならないという不便を強いられることになる。
圧を供給することは、放電ランプの電極の劣化を招くの
で、放電ランプの寿命を縮めてしまう。
で放電ランプを点灯させるに際し、放電ランプを短時間
で点灯させることや、放電ランプの寿命を延ばすことを
課題としてなされたものである。
に、本出願人は、放電ランプに放電用高電圧パルス(イ
グニッション電圧)を供給する手段と、この放電ランプ
に交流駆動電流を供給する手段と、このイグニッション
電圧の供給時に、この交流駆動電流の波形を、プラスに
なる期間がマイナスになる期間よりも長い波形に変換す
る手段とを備えた放電ランプ点灯装置を提案する。
へのイグニッション電圧の供給時(すなわち放電ランプ
を点灯させる際)に、対称な波形の交流駆動電流ではな
く、プラスになる期間がマイナスになる期間よりも長い
非対称な波形に変換された交流駆動電流が放電ランプに
供給される。
なる期間がマイナスになる期間よりも長くなると、放電
ランプが点灯するタイミング(前述の図1のt5のよう
な、交流駆動電流の波形がプラスになっており且つその
後一定時間以上交流駆動電流の波形がプラスを維持する
タイミング)でイグニッション電圧の波形がプラスにな
る確率が高くなる。
電ランプを点灯させると、短時間で放電ランプが点灯す
るようになる。
供給する時間が短くなることにより、高電圧による放電
ランプの電極の劣化の度合いが小さくなるので、放電ラ
ンプの寿命が延びるようになる。
電ランプにイグニッション電圧を供給する手段と、この
放電ランプに交流駆動電流を供給する手段と、このイグ
ニッション電圧の供給時に、この交流駆動電流の波形
を、プラスになる期間がマイナスになる期間よりも長い
波形に変換する手段とを備えた光源装置(放電ランプと
放電ランプ点灯装置とが一体となった装置)を提案す
る。
る放電ランプ点灯装置と全く同様にして、光源装置内の
放電ランプが短時間で点灯するとともに、放電ランプの
寿命が延びるようになる。
て使用する投射型表示装置において、この放電ランプに
イグニッション電圧を供給する手段と、この放電ランプ
に交流駆動電流を供給する手段と、このイグニッション
電圧の供給時に、この交流駆動電流の波形を、プラスに
なる期間がマイナスになる期間よりも長い波形に変換す
る手段とを備えた投射型表示装置を提案する。
明に係る放電ランプ点灯装置と全く同様にして、投射型
表示装置の電源を投入してから短時間で放電ランプが点
灯する(したがって、電源を投入してから短時間で映像
が投影されるようになるので、ユーザーにとって投射型
表示装置の使い勝手がよくなる)ともに、放電ランプの
寿命が延びるようになる。
に適用した例について、図面を用いて具体的に説明す
る。
タ内に設けられた放電ランプ点灯装置の全体構成とその
周辺部分とを示す。この放電ランプ点灯装置1では、ア
クティブフィルタ等で構成されたDC電源2から、約3
70Vの直流電圧がダウンコンバータ3に供給される。
グ電源であり、この直流電圧を、コントローラ4で決定
される周波数(50〜100kHzの範囲内の周波数)
でスイッチングした後平滑することによって降圧する。
する際(液晶プロジェクタの電源が投入された直後)
は、このスイッチング周波数を、約300V(後述のイ
グニッション回路7で高電圧パルスを発生させるために
必要な電圧)にまで降圧する周波数に決定する。
点灯後は、このスイッチング周波数を、約50〜100
V(放電ランプ11の点灯を維持するのに足りる電圧)
にまで降圧する周波数に決定する。
は、フルブリッジ5に供給される。フルブリッジ5は、
ダウンコンバータ3からの直流電圧を、コントローラ6
で決定される周波数の交流電流(放電ランプ11の駆動
電流)に変換する。
す。電源Vccの電源ラインが、抵抗器R2(100k
Ω)及び抵抗器R3(100kΩ)を介して接地されて
いる。抵抗器R2とR3との接続中点は、OPアンプ2
1の+(プラス)入力端に接続されている。
(100kΩ)及びキャパシタC1(0.1μF)を介
して接地されている。抵抗器R1とキャパシタC1との
接続中点は、OPアンプ21の−(マイナス)入力端に
接続されている。OPアンプ21の出力信号は、出力端
子22を通してフルブリッジ5に供給される。
R4(10kΩ)を介してトランジスタQ1のコレクタ
にも接続されている。トランジスタQ1のエミッタは、
接地されている。
液晶プロジェクタの電源が投入されたことに基づき、液
晶プロジェクタ内の制御系のタイマ回路12から、トラ
ンジスタQ1をオンにするための信号sが数秒間(例え
ば2秒間)供給される。図3に示すように、トランジス
タQ1のベースには、この信号sがコントローラ6の入
力端子23を通して供給される。
抗値とキャパシタC1の静電容量とが基本周波数を決定
する定数になっている。そして、これらの値と抵抗器R
2,R3の抵抗値とで、トランジスタQ1のオフ時のO
Pアンプ21の出力波形(すなわちフルブリッジ5の出
力波形)が決定される。
ルブリッジ5から出力される交流駆動電流の波形を示
す。このときの出力波形は、周波数約170Hzの対称
な(プラスになる期間とマイナスになる期間とが等し
い)波形になる。
抗器R2とR3との接続中点の電位(OPアンプ21の
+入力端の電位)が変化することにより、フルブリッジ
5の出力波形は、図4Cに示すように、周波数がトラン
ジスタQ1のオフ時よりも低くなるとともに、プラスに
なる期間がマイナスになる期間よりも大幅に長い非対称
な波形に変化する。
びトランジスタQ1を除く回路部分は、従来のAC駆動
方式の放電ランプ点灯装置において交流駆動電流の周波
数を決定するために用いられているコントローラと同様
の構成であり、図4Bの波形も、従来のAC駆動方式の
放電ランプ点灯装置における交流駆動電流の波形と同様
なものである。
4及びトランジスタQ1という回路を従来のコントロー
ラに付加するだけで、交流駆動電流の波形を、プラスに
なる期間がマイナスになる期間よりも大幅に長い非対称
な波形に変化させることができるようになっている。
はイグニッション回路7に送られる。また、フルブリッ
ジ5の出力電圧, 出力電流がそれぞれ電圧検出回路8,
電流検出回路9で検出され、これらの検出結果からフル
ブリッジ5の出力電力が電力検出回路10で検出され
る。電力検出回路10の検出結果を示す信号は、前述の
コントローラ4に送られる。
を示す。ダウンコンバータ3からフルブリッジ5を介し
て直流電圧が供給される電源ラインが、抵抗器R1(1
8kΩ)及びキャパシタC1(0.022μF)を介し
て接地されている。
は、サイダック等の放電素子H1を介して、巻線比3:
10の昇圧トランスT1の1次側巻線の一端に接続され
ている。放電素子H1の放電開始電圧は、約200Vに
なっている。昇圧トランスT1の1次側巻線の他端は、
接地されている。
接地され、他端がダイオードD1を介して巻線比1:2
0の昇圧トランスT2の1次側巻線の一端に接続されて
いる。昇圧トランスT2の1次側巻線の他端は、三端子
サイリスタQ2のアノードに接続されている。三端子サ
イリスタQ2のカソードは、接地されている。
続中点は、キャパシタC2(0.047μF)を介して
接地されている。また、ダイオードD1と昇圧トランス
T2との接続中点(キャパシタC2を介して接地された
接続中点よりも昇圧トランスT2寄りの接続中点)は、
抵抗器R2(300kΩ)及びサーミスタR3を介して
接地されている。
しており、常温では抵抗値が約20kΩであるのに対
し、長時間点灯した直後の放電ランプ11の近傍の温度
のような高温になると、抵抗値が約10Ωになる。
Pは、サイダック等の放電素子H3を介して、三端子サ
イリスタQ2のゲートに接続されている。放電素子H3
の放電開始電圧は、10〜20V程度になっている。放
電素子H3と三端子サイリスタQ2との接続中点は、三
端子サイリスタQ2のゲートでのノイズ対策用に、抵抗
器R4を介して接地されている。
に取り付けることにより、2本の電極のうちの一方の電
極が昇圧トランスT2の2次側巻線の一端に接続されて
いる。
を放電ランプ11に供給する信号ラインが、昇圧トラン
スT2の2次側巻線に接続されている。
ち、図5の左側からみて昇圧トランスT1の2次側巻線
の接地箇所から昇圧トランスT2の1次側巻線の接地箇
所までは、それ以外の接地箇所とは絶縁された状態にな
っている。
プ11を点灯する際(液晶プロジェクタの電源の投入直
後)には、ダウンコンバータ3からの約300Vの直流
電圧が、抵抗器R1を通してキャパシタC1に充電され
る。そして、キャパシタC1の充電電圧が放電素子H1
の放電開始電圧に達すると、キャパシタC1から放電素
子H1を介して昇圧トランスT1の1次側に電圧が供給
され、昇圧トランスT1の2次側で10/3倍に昇圧さ
れた電圧がダイオードD1を通してキャパシタC2に充
電される。
抵抗器R2とサーミスタR3との接続中点Pの電圧が放
電素子H3の放電開始電圧に達すると、放電素子H3か
ら三端子サイリスタQ2のゲートに電圧が供給されるこ
とにより三端子サイリスタQ2がオンになるので、キャ
パシタC2から昇圧トランスT2の1次側に電圧パルス
が供給され、昇圧トランスT2の2次側で20倍に昇圧
された電圧パルスがイグニッション電圧として放電ラン
プ11に供給される。
11に供給されるこのイグニッション電圧の周波数(パ
ルス繰り返し周波数)は、約30Hzになっている。
タR3の抵抗値が約20kΩから約10kΩにまで減少
していくので、高温時には、接続中点Pの電圧は常温時
の約1/2になる。
は、高温時には、接続中点Pの電圧が放電素子H3の放
電開始電圧に達したときのキャパシタC2の充電電圧が
常温時の約2倍になるので、常温時の約2倍の電圧レベ
ルのイグニッション電圧が放電ランプ11に供給される
ようになっている。
ベルは、常温の放電ランプ11を点灯するのに十分な高
さになっている。また、この高温時のイグニッション電
圧の電圧レベルは、長時間点灯した直後の高温の放電ラ
ンプ11を点灯することのできる高さになっている。
ランプ11の点灯動作を、放電ランプ11の常温時と高
温時とで共通の動作と、放電ランプ11の常温時と高温
時とで異なる動作とに分けて説明する。
ーが液晶プロジェクタの電源を投入した直後には、タイ
マー回路12(図2)からの信号sによって放電ランプ
点灯装置1のコントローラ6のトランジスタQ1(図
3)がオンになるので、図4Cに示したように、プラス
になる期間がマイナスになる期間よりも大幅に長い非対
称な波形の交流駆動電流が放電ランプ11に供給され
る。
には、ダウンコンバータ3からフルブリッジ5を介して
イグニッション回路7に供給される約300Vの直流電
圧に基づき、イグニッション電圧が放電ランプ11に供
給される。
ニッション電圧の波形を、図4B,Cと同じタイミング
スケールで示したものである。
っており且つその後一定時間以上交流駆動電流の波形が
プラスを維持するタイミングでイグニッション電圧の波
形がプラスになった(放電ランプ内の気体がイオン化さ
れた)場合には、プラスの向きの交流駆動電流が一定時
間以上供給されることにより、イオン化した気体に定常
的に電流が流れるようになるので、放電ランプが点灯す
る。
スになっているタイミングでイグニッション電圧の波形
がプラスになった場合には、放電ランプは点灯しない。
ているがその後すぐに交流駆動電流の波形がマイナスに
転じるタイミングでイグニッション電圧の波形がプラス
になった場合にも、放電ランプは点灯しない。
は、イグニッション電圧の波形がプラスになるタイミン
グによって決定される。
図4にも表れているように、イグニッション電圧の波形
がプラスになった全てのタイミングt1〜t5で、交流
駆動電流の波形がプラスになっており且つその後一定時
間以上交流駆動電流の波形がプラスを維持している。し
たがって、放電ランプが点灯するタイミングでイグニッ
ション電圧の波形がプラスになる確率がかなり高くなっ
ている。
示したが、放電ランプ11の高温時のイグニッション電
圧についても、交流駆動電流が図4Cのような非対称な
波形になることにより、全く同様にして、放電ランプが
点灯するタイミングでイグニッション電圧の波形がプラ
スになる確率がかなり高くなる。
Q1がオフのときには、図4Bに示したような波形の交
流駆動電流が放電ランプ11に供給されるが、この波形
は、従来のAC駆動方式の放電ランプ点灯装置における
交流駆動電流と同様な波形である。
にこの図4Bのような波形の交流駆動電流が放電ランプ
11に供給されたとすると、交流駆動電流の波形がプラ
スになっており且つその後一定時間以上交流駆動電流の
波形がプラスを維持するタイミングでイグニッション電
圧の波形がプラスになるのは図4のタイミングt5だけ
になる(タイミングt1, t3では交流駆動電流の波形
がマイナスになっており、タイミングt2, t4では交
流駆動電流の波形はプラスになっているがその後すぐに
マイナスに転じてしまう)ので、放電ランプ11が点灯
するタイミングでイグニッション電圧の波形がプラスに
なる確率がかなり低くなってしまう。
が低いと、放電ランプ11が点灯するまでに長時間イグ
ニッション電圧を供給しなければならなくなるので、液
晶プロジェクタの電源を投入してから放電ランプ11が
点灯する(映像が投影されるようになる)までに時間が
かかってしまう。
入されてから数秒間以上イグニッション電圧を供給し続
けても放電ランプ1が点灯しなかった場合には自動的に
イグニッション電圧の供給が中断されるようになってい
る場合には、ユーザーは、イグニッション電圧の供給が
再開されるのを待つか、または再び電源を投入し直さな
ければならないという不便を強いられることになる。
の不都合を解消するために、電源の投入直後に、対称な
波形の交流駆動電流ではなく、プラスになる期間がマイ
ナスになる期間よりも長い非対称な波形に変換された交
流駆動電流を放電ランプ11に供給することにより、放
電ランプ11が点灯するタイミングでイグニッション電
圧の波形がプラスになる確率をかなり高くしている。
確実に、タイマー回路12からの信号sによってコント
ローラ6内のトランジスタQ1がオンになっている数秒
間以内に)、放電ランプ11が点灯して映像が投影され
るようになっている。したがって、ユーザーにとって液
晶プロジェクタの使い勝手がよくなっている。
1に供給する時間が短くなることにより、高電圧による
放電ランプ11の電極の劣化の度合いが小さくなるの
で、放電ランプ11の寿命が延びるようになっている。
したがって、ユーザーが放電ランプ11の交換のために
アフターケアを依頼する頻度が少なくて済むとともに、
液晶プロジェクタのランニングコストが少なくて済むよ
うになっている。
ンジスタQ1という簡単な回路を従来のコントローラに
付加した構成のコントローラ6を用いるだけで、これら
の効果が得られるようになっている。
ロジェクタを最後に使用してからかなり時間が経った後
に液晶プロジェクタの電源を投入した場合には、放電ラ
ンプ11が常温なので、放電ランプ11の近傍にあるイ
グニッション回路7のサーミスタR3も常温になる。
用した後に一度電源を切ってからすぐにまた液晶プロジ
ェクタの電源を投入した場合(例えば、液晶プロジェク
タを或る部屋で使用した直後に隣の部屋に運んで使用す
るような場合)には、放電ランプ11が発熱して高温に
なっているので、サーミスタR3も高温になる。
は、常温時の約2倍の電圧レベルのイグニッション電圧
が放電ランプ11に供給される。
11のガラス内に封入された低圧気体の圧力が上昇する
ので、常温時よりも高い電圧レベルのイグニッション電
圧を放電ランプ11に供給しなければ、放電ランプ11
を点灯することができない。
プ11の高温時には常温時よりも高い電圧レベルのイグ
ニッション電圧が放電ランプ11に供給されるので、液
晶プロジェクタを長時間使用した後に一度電源を切って
からすぐにまた液晶プロジェクタの電源を投入した場合
にも、放電ランプ11が点灯する。
低い電圧レベルのイグニッション電圧が放電ランプ11
に供給されるが、常温時にはこうした低い電圧レベルの
イグニッション電圧でも十分に放電ランプ11が点灯す
る。
では、イグニッション電圧の電圧レベルは固定されてい
たが、この固定電圧レベルが低い場合には、放電ランプ
の高温時には放電ランプが点灯しない(放電ランプの温
度が下がるまで待たなければならない)という不都合が
あり、またこの固定電圧レベルが高い場合には、放電ラ
ンプの常温時に不必要に高い電圧レベルのイグニッショ
ン電圧を供給してしまうことにより、放電ランプの寿命
を徒に縮めてしまうという不都合があった。
の不都合を解消するために、放電ランプ11の発熱に由
来する温度に応じてイグニッション電圧の電圧レベルを
変化させることにより、放電ランプ11の高温時には、
高温時に放電ランプ11を点灯するのに必要な高い電圧
レベルのイグニッション電圧が放電ランプ11に供給さ
れ、他方、放電ランプ11の常温時には、常温時に放電
ランプ11を点灯するのに十分な低い電圧レベルのイグ
ニッション電圧が放電ランプ11に供給されるようにし
ている。
用した後に一度電源を切ってからすぐにまた液晶プロジ
ェクタの電源を投入した場合にも、すぐに放電ランプ1
1が点灯して映像が投影されるようになっている。した
がって、この点でもユーザーにとって液晶プロジェクタ
の使い勝手がよくなっている。
高い電圧レベルのイグニッション電圧を放電ランプ11
に供給しないことにより、高電圧による放電ランプ11
の電極の劣化の度合いが小さくなるので、放電ランプ1
1の寿命が延びるようになっている。したがって、この
点でも、ユーザーが放電ランプ11の交換のためにアフ
ターケアを依頼する頻度が少なくて済むとともに、液晶
プロジェクタのランニングコストが少なくて済むように
なっている。
タQ2や放電ギャップに代わる放電素子H3という簡単
な回路をイグニッション回路内に付加するだけで、放電
ランプ11の発熱に由来する温度に応じてイグニッショ
ン電圧の電圧レベルを変化させることができるようにな
っている。
ように、コントローラ6は、放電ランプを点灯する際
に、フルブリッジ5から出力される交流駆動電流の波形
を、周波数が低くなるとともに、プラスになる期間がマ
イナスになる期間よりも長い非対称な波形に変化させて
いる。
する際に、フルブリッジ5から出力される交流駆動電流
の波形を、周波数を一定のままで、プラスになる期間が
マイナスになる期間よりも長い非対称な波形に変化させ
るようにしてもよい。
灯する際に、交流駆動電流の波形を非対称な波形に変化
させることによって、放電ランプ11が点灯するタイミ
ングでイグニッション電圧の波形がプラスになる確率を
高くしている。
点灯する際に、交流駆動電流をイグニッション電圧に対
して同期制御する(イグニッション電圧の波形がプラス
になるタイミングで交流駆動電流の波形がプラスになっ
ており且つその後一定時間以上交流駆動電流の波形がプ
ラスを維持するように制御する)ことにより、放電ラン
プ11が点灯するタイミングでイグニッション電圧の波
形がプラスになる確率を高くしてもよい。
温時の抵抗値との比が約1:2のサーミスタをイグニッ
ション回路7に設けているが、この比が約1:2以外の
サーミスタを設けてもよい。
に、ダイオードD1と昇圧トランスT2との接続中点
を、抵抗器R2及びサーミスタR3を介して接地してい
る。しかし、別の例として、この接続中点を、正の抵抗
温度係数を有するポジスタ及び抵抗器を介して接地し、
このポジスタと抵抗器との接続中点を、図5の放電素子
H3を介して三端子サイリスタQ2のゲートに接続する
ようにしてもよい。
に、イグニッション回路7に、放電ランプ11の発熱に
由来する温度を検知する手段と、その検知結果に応じて
イグニッション電圧の電圧レベルを変化させる(接続中
点Pの電圧を変化させる)手段とを兼ねた素子としての
サーミスタR3を設けている。
3の位置に抵抗器を設けるとともに、放電ランプ11の
発熱に由来する温度を温度センサで検知し、この温度セ
ンサで検知された温度が高いときには、この抵抗器に別
の抵抗器を並列に接続することによって接続中点Pの電
圧を低下させるようにしてもよい。
変抵抗器を設けるとともに、放電ランプ11の発熱に由
来する温度を温度センサで検知し、この温度センサで検
知された温度が高いときには、この可変抵抗器の抵抗値
を小さくすることによって接続中点Pの電圧を低下させ
るようにしてもよい。
必ずしもイグニッション回路7内や放電ランプ点灯装置
1内に設ける必要はなく、例えば、液晶プロジェクタ内
の排気ファンの近傍や、液晶プロジェクタの排気口(放
熱口)の近傍や、液晶プロジェクタのキャビネットの内
壁等のような、液晶プロジェクタ内において放電ランプ
11の発熱に由来する温度を検知することのできる適宜
の場所に設けてもよい。
に、イグニッション回路7は、放電ランプ11の高温時
に、キャパシタC2から昇圧トランスT2の1次側に供
給する電圧を高くすることにより、イグニッション電圧
の電圧レベルを高くしている。
高温時に、昇圧トランスT2での昇圧の比率を大きくす
ることによってイグニッション電圧の電圧レベルを高く
してもよい。
ちのダイオードD1よりも後段の部分の構成を、高温時
に昇圧トランスT2の昇圧比を大きくするように変更し
た例を示すものであり、図5と共通する部分には同一の
符号を付している。
ランスT2の1次側との間に放電ギャップH2が介在し
ており、ダイオードD1と放電ギャップH2との接続中
点がキャパシタC2を介して接地されている。放電ギャ
ップH2の放電開始電圧は、800V〜1kV程度にな
っている。
ンスT2の1次側巻線の途中の箇所に接続されている。
トランジスタQ3のエミッタは接地されており、トラン
ジスタQ3のベースはコンパレータ31の出力端に接続
されている。
度センサ(図示略)で検知され、この検知結果を示す信
号がコンパレータ31の一方の入力端に入力する。コン
パレータ31のもう一方の入力端には、基準となる温度
として、常温以上の温度を示す信号Refが入力する。
は、コンパレータ31からの出力信号がトランジスタQ
3のベースに供給されることにより、トランジスタQ3
がオンになる。したがってこのとき、昇圧トランスT2
の昇圧比は、昇圧トランスT2の1次側巻線のうちトラ
ンジスタQ3との接続箇所よりも放電ギャップH2寄り
の部分の巻線数と、昇圧トランスT2の2次側巻線との
比になる(1:20よりも大きくなる)。
昇圧トランスT2での昇圧比が大きくなるのでイグニッ
ション電圧の電圧レベルが高くなる。
動電流を供給する放電ランプ点灯装置を設けた液晶プロ
ジェクタに本発明を適用している。しかし、放電ランプ
の高温時にイグニッション電圧の電圧レベルを高くする
点に関しては、放電ランプに直流駆動電流を供給する放
電ランプ点灯装置を設けた液晶プロジェクタにも適用し
てよい。
発明を適用しているが、液晶プロジェクタ以外の投射型
表示装置にも本発明を適用してよい。さらには、放電ラ
ンプ点灯装置自体や、放電ランプと放電ランプ点灯装置
とが一体となった光源装置にも本発明を適用してよい。
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
動方式で放電ランプを点灯させるに際し、放電ランプが
点灯するタイミングでイグニッション電圧の波形がプラ
スになる確率が高くなるので、放電ランプを短時間で点
灯させることができるという効果が得られる。
供給する時間が短くなることにより、高電圧による放電
ランプの電極の劣化の度合いが小さくなるので、放電ラ
ンプの寿命を延ばすことができるという効果が得られ
る。
よれば、電源を投入してから短時間で映像が投影される
ようになるので、ユーザーにとって投射型表示装置の使
い勝手がよくなるという効果が得られる。
ける、イグニッション電圧の波形と交流駆動電流の波形
との関係を示す波形図である。
プ点灯装置の全体構成とその周辺部分とを示す図であ
る。
る。
ッション電圧の波形と交流駆動電流の波形との関係を示
す波形図である。
である。
示す図である。
ンコンバータ、 4,6 コントローラ、 5 フルブ
リッジ、 7 イグニッション回路、 8 電圧検出回
路、 9 電流検出回路、 10 電力検出回路、 1
1 放電ランプ、 12 タイマー回路
Claims (3)
- 【請求項1】 放電ランプに放電用高電圧パルスを供給
する手段と、 前記放電ランプに交流駆動電流を供給する手段と、 前記放電用高電圧パルスの供給時に、前記交流駆動電流
の波形を、プラスになる期間がマイナスになる期間より
も長い波形に変換する手段とを備えたことを特徴とする
放電ランプ点灯装置。 - 【請求項2】 放電ランプと、 前記放電ランプに放電用高電圧パルスを供給する手段
と、 前記放電ランプに交流駆動電流を供給する手段と、 前記放電用高電圧パルスの供給時に、前記交流駆動電流
の波形を、プラスになる期間がマイナスになる期間より
も長い波形に変換する手段とを備えたことを特徴とする
光源装置。 - 【請求項3】 放電ランプを光源として使用する投射型
表示装置において、 前記放電ランプに放電用高電圧パルスを供給する手段
と、 前記放電ランプに交流駆動電流を供給する手段と、 前記放電用高電圧パルスの供給時に、前記交流駆動電流
の波形を、プラスになる期間がマイナスになる期間より
も長い波形に変換する手段とを備えたことを特徴とする
投射型表示装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002009003A JP2003217880A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 放電ランプ点灯装置,光源装置及び投射型表示装置 |
CNB031221076A CN1252690C (zh) | 2002-01-17 | 2003-04-18 | 信息记录再现装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002009003A JP2003217880A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 放電ランプ点灯装置,光源装置及び投射型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003217880A true JP2003217880A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=27647116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002009003A Pending JP2003217880A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 放電ランプ点灯装置,光源装置及び投射型表示装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003217880A (ja) |
CN (1) | CN1252690C (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007149239A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Hitachi Ltd | 光ディスク装置及び情報記録方法 |
JP5136352B2 (ja) * | 2008-10-15 | 2013-02-06 | ティアック株式会社 | 光ディスク検査装置及び検査方法 |
-
2002
- 2002-01-17 JP JP2002009003A patent/JP2003217880A/ja active Pending
-
2003
- 2003-04-18 CN CNB031221076A patent/CN1252690C/zh not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
CN1452160A (zh) | 2003-10-29 |
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